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JP2002156550A - 接続装置、光信号ケーブルおよび光通信ケーブルの製造方法 - Google Patents

接続装置、光信号ケーブルおよび光通信ケーブルの製造方法

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Publication number
JP2002156550A
JP2002156550A JP2001226429A JP2001226429A JP2002156550A JP 2002156550 A JP2002156550 A JP 2002156550A JP 2001226429 A JP2001226429 A JP 2001226429A JP 2001226429 A JP2001226429 A JP 2001226429A JP 2002156550 A JP2002156550 A JP 2002156550A
Authority
JP
Japan
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optical fiber
optical signal
fixing
heating
signal cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001226429A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Yasuda
安田  信行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001226429A priority Critical patent/JP2002156550A/ja
Priority to US09/944,319 priority patent/US6588941B2/en
Priority to EP01307459A priority patent/EP1189086B1/en
Priority to DE60104497T priority patent/DE60104497T2/de
Publication of JP2002156550A publication Critical patent/JP2002156550A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3847Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture with means preventing fibre end damage, e.g. recessed fibre surfaces
    • GPHYSICS
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号が伝送される光ファイバの端部を溶融
させて生ずる膨大部が他の装置に接続されるプラグに設
けられた固定部に流入して固化することによって光ファ
イバとプラグとを固定することを目的とする。 【解決手段】 プラグ2の先端部のテーパ部2aには、
その円周上の所定位置にプラスチック光ファイバ固定溝
3が設けられている。プラスチック光ファイバ端面加熱
成型器5によって溶融されて形成されたプラスチック光
ファイバ1先端部4の成形バリ部1aは、固定溝3に流
入して固まり、プラスチック光ファイバ1とプラグ2を
固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、光信号を伝送す
る光ファイバと光ファイバの端部を他の装置に接続する
ためのプラグとを固定するための接続装置、光信号ケー
ブルおよび光通信ケーブルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来複数の電子機器を接続する場合は専
用の信号ケーブルが用いられ、信号ケーブルと電子機器
との間の接続にはコネクタが利用されている。例えば、
通常、信号ケーブルの端部に取り付けられているプラグ
又はジャックを、機器側に設けられているジャック又は
プラグに差し込むことで、信号ケーブルと電子機器間の
接続が行えるようになっている。
【0003】また、近年、各種電子機器の接続に用いら
れる信号ケーブルは、従来よく知られている電気信号ケ
ーブルばかりでなく、例えば光を利用して情報伝送を行
う光信号ケーブル等も利用されている。
【0004】光信号ケーブル用の光ファイバは石英ガラ
ス、多成分ガラスあるいはプラスチックを利用して製造
されている。特に、プラスチック光ファイバ同士の接
続、あるいは、発光部、受光部などの部品や装置類との
接続には、一般に特有のコネクタが用いられる。
【0005】図6に示す光信号を伝送することができる
光ケーブル10の接続装置を構成するコネクタは、プラ
グ2とジャック12によって構成され、プラグ2は、光
ケーブル10の端部に取り付けられ、ジャック12が電
子機器11の例えば背面側等に取り付けられている。こ
のようなコネクタは、プラグ2をジャック12に差し込
むことで、プラグ2先端近傍に達する光ケーブル10の
芯線先端と、ジャック12の内部において、この図には
示していない電子機器11側の受発光部との間で光信号
が送受信される。
【0006】コネクタとしてのプラグ2は、光ファイバ
を、受発光素子などと光学的に接続する時に用いられる
中空部を有する部品で、この中空部に光ファイバを挿入
し、光ファイバの先端を固定して使用され、接続の信頼
性を高めるものである。材質は、アルミニウム、ステン
レス、しんちゅうなどの金属や、エンジニアリングプラ
スチックなどが使用され、特に、端面を加熱平板に押し
つけて光ファイバの固定処理をするので、耐熱性のある
ものが好ましい。
【0007】従来、プラグと光ファイバ先端との固定
は、光ファイバ被覆材部分をコネクタでカシメて止着し
たり、コネクタの先端部のフェルール部ferrule と光フ
ァイバとの間を接着剤で埋めて接着固定したり、プラグ
内部に歯型等の引掛け部を形成し挿入された光ファイバ
が引掛かるようにして固定した後にプラグ先端より出た
光ファイバの端面を加工する方法が行われていた。
【0008】図7は、光ファイバ、特に光ファイバから
なる光信号ケーブル10と電子機器側の受光部との接続
状態を示す一部断面図である。光ファイバ1は、先端部
分の被覆6を切除して光ファイバを表出させ、プラグ2
の貫通孔に挿入し、光ファイバの被覆6の端部と、プラ
グ2の貫通孔の小径部分と大径部分の境界に形成された
段部に当つた状態で、被覆6のある部分にカシメ部7が
施されて、プラグ2と光ファイバ1が固定されている。
【0009】LEDやレーザによって発光されて光ファ
イバ1の内部に伝送された光は、光ファイバ1の先端よ
り発光され電子機器の受光素子13のレンズ13aで集
光されて受光部13bに光信号として受光されるように
なっている。なお、レンズ13aは必ずしも受光素子1
3に設けられているものではない。
【0010】光ファイバ1の芯線の先端とプラグ2のフ
ェルール部の固定は、上述のように光ファイバの被覆6
とプラグ2の重なった部分にカシメ部7を施すか、接着
固定して行われるが、ケーブル10を曲げたり伸ばした
りするとプラグ2の先端のフェルール部から光ファイバ
の芯線が突き出したりへっこんだりするピストニングと
称される現象として図7のdで示される距離で1mm程
度の出入りが生じて電子機器側の受光部13が破壊され
たり、透過光量の大幅低下が生じることがある。また、
接着剤の使用は、光学的に悪影響を与える場合があっ
た。
【0011】ピストニングを防ぐための対策として、図
8に示すように、光ファイバ1の芯線の先端をキノコ状
にして凸部を形成することも行われていた。光ファイバ
1の先端部分の被覆を切除して芯線を表出させ、プラグ
2の貫通孔に挿入し、被覆を取り除いた部分の光ファイ
バ1の長さを図7に示したプラグ1の貫通孔の小径部分
の長さよりも僅かに長くしておく。これによって光ファ
イバの被覆の端部と、プラグ2の貫通孔の小径部分と大
径部分の境界に形成された段部に当たった状態で光ファ
イバ1の先端が一部外に出るようにする。
【0012】ここで加熱器5の成型用凹面部にプラグ1
の先端から突出している芯線を押し当てれば、加熱され
た光ファイバ1の表面が溶融して加熱器5の凹面部によ
り光ファイバ1の端部に凸部が形成され、キノコ状にプ
ラグの先端部を覆い、固化することになる。このように
成型すると、先端のキノコ状の笠の部分とプラグ2の先
端が当接するため、芯線が戻りにくくなる。しかし、こ
の方法では突き出しを防ぐことは困難であり、さらに光
ファイバ1の内部を伝搬してきた光信号が発光される光
ファイバ1の端部でキノコ状の先端部が露出するため傷
がつきやすかった。
【0013】なお、光ファイバの先端をキノコ状に成型
してドーム型にするのは、先端の形状を曲面にすると出
射した光が戻りにくくなるので、双方向通信の精度を上
げるためでもある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
ファイバの芯線の端面とプラグの固定方法は、光ファイ
バの芯線を直接カシメることが光学特性を劣化させるた
め、光ファイバを保護している被覆6上からプラグ2を
カシメてカシメ部7を施すことや留め金を押付ける等で
間接的に行っていた。しかしながら、光学的な制約等か
ら芯線の光ファイバ部分とケーブル被覆部分とは強固に
接着固定できないため、上記ケーブルの被覆上からのプ
ラグの固定では、ケーブルの屈曲や引っ張り等により光
ファイバの芯線は軸方向に微妙に移動してしまい、コネ
クタの接続位置精度を低下させていた。
【0015】これを防止するには、接着剤でプラグ等と
光ファイバを直接接着する等の方法もあるが、作業コス
トがかかる上、光学的悪影響も少なからずあった。その
ため、従来は光ファイバとプラグの固定は、芯線の出入
りを完全に防ぐことはできず、最近の高速に信号を送受
信する電子機器には対応しきれないという問題が生じて
いた。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願発明は、光信号が伝
送される光ファイバを把持するとともに他の装置と上記
光ファイバとの間で光信号を伝達させる接続装置におい
て、上記光ファイバが挿通されるとともに少なくとも一
方の端部近傍内径部に傾斜部を備える挿通手段と、上記
挿通手段の上記傾斜部に設けられ、上記挿通手段に挿通
された上記光ファイバの端部が溶融されることによって
生ずる膨大部が流入して固化することで上記光ファイバ
が上記接続装置に固定される固定溝手段とを備える接続
装置を提供することを目的とする。
【0017】更に本願発明は、光信号を伝送して他の装
置と上記光信号の発光および/または受光を行う光信号
ケーブルにおいて、光信号を伝送する光ファイバ手段
と、上記光ファイバ手段を把持するとともに他の装置と
着脱可能に接続される接続手段とを備え、上記接続手段
は、上記光ファイバ手段を内部に挿通するための挿通部
と、上記挿通部の少なくとも一端の内周に外向きの傾斜
部と、上記傾斜部の一部に上記光ファイバの端部を溶融
することによって生じる肥大部が流入して固化する少な
くとも一つの固定溝部とを備える光信号ケーブルを提供
することを目的とする。更に本願発明は、光信号を伝送
する光ファイバーを内部に挿通可能とする貫通孔を備え
るとともに上記貫通孔の一端の内部が外向きに傾斜した
傾斜部の一部に上記光ファイバを固定するための固定部
を備える上記光ファイバを把持する接続装置に上記光フ
ァイバを加熱成型器を用いて固定する光通信ケーブルの
製造方法において、上記光ファイバを上記接続装置の貫
通孔に挿通するステップと、上記挿通された光ファイバ
の端部を上記加熱成型器によって加熱するステップと、
上記加熱成型器による上記光ファイバの端部の加熱によ
って上記光ファイバの端部が溶融することによって生じ
る膨大部が上記固定部に流入した場合に上記加熱成型器
による加熱を停止するステップとを備える光通信ケーブ
ルの製造方法を提供することを目的とする。
【0018】本発明の接続装置の固定溝手段は、上記傾
斜部の円周に沿って環状に設けられるている。更に、固
定溝手段は、上記傾斜部の円周上に沿って複数に分割さ
れて設けられている。本発明の接続装置の挿通手段の傾
斜部近傍の外周部に第2の傾斜部を更に備えている。更
に、挿通手段の上記傾斜部を備える端部近傍の内径と他
の端部近傍の内径とが異なっている。本発明の接続装置
の傾斜部を備える端部とは異なる上記挿通手段の端部近
傍の内径は少なくとも上記光ファイバの被覆の非除去部
が挿通可能な内径となっている。
【0019】本発明の光信号ケーブルの接続手段の固定
溝部は、上記接続手段の傾斜部の円周に沿った環状の固
定溝である。本発明の光信号ケーブルの接続手段の固定
溝部は、上記接続手段の傾斜部の円周に沿って複数に分
割された固定溝である。更に、接続手段に把持された上
記光ファイバの端面は上記溶融されることによって曲面
をなしている。本発明の光信号ケーブルは上記接続手段
の固定溝部で固化した光ファイバの肥大部を上記固定溝
に固定する補助固定手段を更に備えている。上記固定溝
部は、上記傾斜部の円周に沿った環状であって、上記固
定補助手段は、上記環状の固定溝部と上記固定溝部に流
入して固化した膨大部との間隙に挿入される弾性を持つ
環状である。本発明の光信号ケーブルの光ファイバは、
プラスチック光ファイバである。更に、光ファイバが溶
融する融点温度は、上記接続手段の融点温度よりも低く
設定されている。
【0020】本発明の光信号ケーブルの製造方法は、加
熱時の停止時に上記加熱成型器を冷却する。本発明の光
信号ケーブルの製造方法の加熱成型器による加熱は、上
記加熱成型器を高周波振動させることによって行ってい
る。本発明の光信号ケーブルの製造方法の加熱成型器の
上記光ファイバの端部に接する形成部は、凹面であっ
て、上記溶融されて成型された光ファイバの端面は曲面
に成型される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1(a)、図1(b)は、本発
明の実施の形態の第1の例を特に、プラスチック光ファ
イバに適用した例を示し、図1(a)はプラスチック光
ファイバケーブルの先端部の断面の構造のみを示し、図
1(b)はプラグ2の正面図を示し、図示されていない
部分の光信号ケーブルの構造は、前述の図6、図7に示
したものと同様である。
【0022】プラグ2の先端部の内径部には、外向きに
傾斜するテーパ部2aを設け、該テーパ部2aには、そ
の円周上の所定位置に環状のプラスチック光ファイバ固
定溝3が設けられている。該環状のプラスチック光ファ
イバ固定溝3には、図2(a)に示すプラスチック光フ
ァイバ端面加熱成型器5によって溶融されて形成された
プラスチック光ファイバ1先端部の成型バリ部1aが流
入して固化した固定部を形成している。
【0023】図2(a)、図2(b)、図2(c)、図
2(d)は、本発明のプラスチック光ファイバケーブル
をプラスチック光ファイバ端面加熱成型器5を使用して
プラグに固定する方法を示す断面図であって、図2
(a)はプラスチック光ファイバ端面成形前の先端部
を、図2(b)は成型後の先端部の断面図をそれぞれ示
し、図2(c)、図2(d)はプラスチック光ファイバ
固定溝を示す部分拡大図を示している。
【0024】プラグ2には、その先端部の内径部分にテ
ーパ部2aが設けられ、そのテーパ部2aの所定部分の
周面には、プラスチック光ファイバ1の固定用のプラス
チック光ファイバ固定溝3が設けられている。
【0025】プラスチック光ファイバ固定溝3の形状
は、図2(c)、図2(d)に示されるように窪み状の
角形、円形の何れでもよい。窪み形状の固定溝3の溝の
大きさとしての体積、テーパ部2の位置は、プラスチッ
ク光ファイバの材質、直径等によって設定される。より
具体的には、加熱成型の際に溶融あるいは膨大化したプ
ラスチック光ファイバの成形バリ3が流入して固まると
楔(くさび)のように働き、光ファイバが軸方向に移動
することを防止するできるように、適宜設定すればよ
い。
【0026】プラスチック光ファイバ端面加熱成型器5
は、ヒータ5a、凹面状の成形面5b、気体または液体
の冷却用媒質が流れる冷却用通路5c、5dより構成さ
れている。ヒータ5aの加熱温度は、プラスチック光フ
ァイバの材質により適宜適温に制御されるように設定さ
れる。プラスチック光ファイバ端面加熱成型器5の形状
や寸法及び動作工程は、プラスチック光ファイバの成形
バリ1aが固定溝3に速やかに流入するように適宜設定
する。
【0027】まず、図2(a)に示されるように、プラ
スチック光ファイバ1をプラグ2の貫通孔に挿入し、プ
ラグ2のテーパ部2aの固定溝3から所定長さ残してカ
ットする。このとき、プラスチック光ファイバ1を図7
に示すカシメ部7によって形成しておいてもよく、また
端面の成形後にカシメるようにしてもよい。
【0028】次いで、図2(b)に示されるように、プ
ラスチック光ファイバ端面加熱成型器5のヒータ5aを
通電して加熱してから、加熱成型器5の凹面状の成形面
5bを、プラスチック光ファイバ1のカットした先端部
に押し当てて、芯線1をテーパ部2aの形状に合わせ膨
大させつつ、溶融して、加熱成型器5の凹面状の成形面
5bによりはみ出した成形バリ部1aがプラスチック光
ファイバ固定溝3に侵入させ、プラスチック光ファイバ
1とプラグ2の固定が行われるとともに、同時に、プラ
スチック光ファイバの先端面を凸状に成形し、球面状の
先端面4に仕上げる。
【0029】プラスチック光ファイバを成形後、ヒータ
5aの通電を停止し、気体または液体の冷却用媒質を冷
却用通路5c、5dに流し、空冷または水冷により成型
器を冷却し、プラスチック光ファイバ端面4が固まる温
度で加熱成型器5を外し、プラスチック光ファイバ1と
プラグ2とが固定される。なお、光ファイバの整形のた
めに光ファイバの端面を溶融するためにヒータを用いる
のでなく、高周波振動を光ファイバ端面加熱成形機5の
凹面上の成形面5bに与えることで高周波振動による光
ファイバ端面を溶融させることも可能である。
【0030】図3(a)、図3(b)は、本発明の実施
の態様の第2の例を示し、プラスチック光ファイバ固定
溝3aは、第1の例のように円周上の全てに環状の溝を
切るのではなく、複数の溝に分割し、複数固定溝3aに
よって、プラスチック光ファイバ1の端部とプラグ2を
固定する。このように構成することにより、プラスチッ
ク光ファイバ端面の成形時のプラスチック光ファイバ端
面の溶融化、及び膨大化の量が少なくてすみ、成型時間
の短縮、コストの低減を図ることができる。
【0031】図4は、本発明の実施の態様の第3の例を
示し、固定溝3を成形バリ1aによって完全に埋まらな
いように幅や深さを第1の例より大きくな溝として形成
しておき、弾性リング3bをプラグ2先端側より挿入し
てプラスチック光ファイバ1先端部が矢印で示すA方向
に抜け出ることを強固に防止することができ、プラスチ
ック光ファイバ端面の溶融化、及び膨大化の量が少なく
ても、プラスチック光ファイバとプラグを強固に固定す
ることができる。
【0032】図5(a)、図5(b)、図5(c)、図
5(d)は、本発明の実施の態様の第4の例を示し、図
8に示した従来例の改良といえるものである。図5
(a)で示すステップ1において、プラスチック光ファ
イバを成形加熱器5によってキノコ状の先端部4を成形
し、プラグ2の先端部とキノコ状先端部4の周辺部1a
が重なるようにする。図5(c)で示すステップ2にお
いて、キャップ3cをプラグ2の前端側よりかぶせて、
プラグ2とプラスチック光ファイバ1の先端部のキノコ
状の周辺部1aと固定して、プラスチック光ファイバ1
の端面の保護とA方向、B方向へのファイバの移動を防
止する。この実施の態様では、プラスチック光ファイバ
1の成形バリ部1aは、プラスチック光ファイバ1の先
端部のキノコ状の周辺の笠の部分に相当し、プラグ2の
先端部とキャップ3cとで形成される溝状部分に固定さ
れることになる。
【0033】キャップ3cとプラグ2の先端部の固定
は、接着剤にて双方を固定する方法、双方にそれぞれ凸
部、凹部を形成し嵌め込んで固定する方法、キャップ3
cとプラスチック光ファイバ1の先端部のキノコ状の周
辺部1aをカシメて固定する方法等がある。
【0034】
【発明の効果】本発明は、プラグ2の溝部分にプラスチ
ック光ファイバ1の溶融した成形バリ部が流入して固化
するため、プラグ2とプラスチック光ファイバ1相互は
しっかりと固定され、ビストニングを防ぐことができ
る。また、プラスチック光ファイバ1とプラグ2の固定
が光ファイバ端面成形と同時にできるため、量産性があ
り、コスト低減にもなる。プラスチック光ファイバの先
端部分を接着やカシメることがなく、そのうえ、プラス
チック光ファイバ先端面4が露出することがないので、
光ファイバの光学特性を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様の第1の例の光信号ケーブ
ルの先端部の断面図、及び先端部の平面図。
【図2】本発明の光信号ケーブルのプラスチック光ファ
イバとプラグの固定方法を示し、(a)は成形前の先端
部分の断面図、(b)は成形後の先端部分の断面図、
(c)はテーパ部とプラスチック光ファイバの固定され
た状態を示す部分拡大図。
【図3】本発明の実施の態様の第2の例を示す断面図。
【図4】本発明の実施の態様の第3の例を示す断面図。
【図5】本発明の実施の態様の第4の例を示す断面図。
【図6】光信号ケーブルと電子機器の接続例を示す概念
図。
【図7】従来の光信号ケーブルのプラスチック光ファイ
バとプラグの固定方法を示す断面図。
【図8】従来の光信号ケーブルのプラスチック光ファイ
バとプラグの固定方法の別の例を示す断面図。
【符号の説明】
1 プラスチック光ファイバ、1a プラスチック光フ
ァイバ成形バリ部、2 プラグ、2a プラグのテーパ
部、3 プラグのプラスチック光ファイバ固定溝、4
プラスチック光ファイバ先端部、5 プラスチック光フ
ァイバ端面加熱成型器

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号が伝送される光ファイバを把持す
    るとともに他の装置と上記光ファイバとの間で光信号を
    伝達させる接続装置において、 上記光ファイバが挿通されるとともに少なくとも一方の
    端部近傍内径部に傾斜部を備える挿通手段と、 上記挿通手段の上記傾斜部に設けられ、上記挿通手段に
    挿通された上記光ファイバの端部が溶融されることによ
    って生ずる膨大部が流入して固化することで上記光ファ
    イバが上記接続装置に固定される固定溝手段と、 からなることを特徴とする接続装置。
  2. 【請求項2】 上記固定溝手段は、上記傾斜部の円周に
    沿って環状に設けられる請求項1記載の接続装置。
  3. 【請求項3】 上記固定溝手段は、上記傾斜部の円周上
    に沿って複数に分割されて設けられている請求項1記載
    の接続装置。
  4. 【請求項4】 上記挿通手段の傾斜部近傍の外周部に第
    2の傾斜部を更に備える請求項1記載の接続装置。
  5. 【請求項5】 上記挿通手段の上記傾斜部を備える端部
    近傍の内径と他の端部近傍の内径とが異なる請求項1記
    載の接続装置。
  6. 【請求項6】 上記傾斜部を備える端部とは異なる上記
    挿通手段の端部近傍の内径は少なくとも上記光ファイバ
    の被覆の非除去部が挿通可能な内径である請求項1記載
    の接続装置。
  7. 【請求項7】 光信号を伝送して他の装置と上記光信号
    の発光および/または受光を行う光信号ケーブルにおい
    て、 光信号を伝送する光ファイバ手段と、 上記光ファイバ手段を把持するとともに他の装置と着脱
    可能に接続される接続手段を備え、 上記接続手段は、 上記光ファイバ手段を内部に挿通するための挿通部と、 上記挿通部の少なくとも一端の内周に外向きの傾斜部
    と、 上記傾斜部の一部に上記光ファイバの端部を溶融するこ
    とによって生ずる肥大部が流入して固化する少なくとも
    一つの固定溝部と、 を有する光信号ケーブル。
  8. 【請求項8】 上記接続手段の固定溝部は、上記接続手
    段の傾斜部の円周に沿った環状の固定溝である請求項7
    記載の光信号ケーブル。
  9. 【請求項9】 上記接続手段の固定溝部は、上記接続手
    段の傾斜部の円周に沿って複数に分割された固定溝であ
    る請求項7記載の光信号ケーブル。
  10. 【請求項10】 上記接続手段に把持された上記光ファ
    イバの端面は上記溶融されることによって曲面をなす請
    求項7記載の光信号ケーブル。
  11. 【請求項11】 上記光信号ケーブルは上記接続手段の
    固定溝部で固化した光ファイバの肥大部を上記固定溝に
    固定する補助固定手段を更に備える請求項7記載の光信
    号ケーブル。
  12. 【請求項12】 上記固定溝部は、上記傾斜部の円周に
    沿った環状であって、 上記固定補助手段は、上記環状の固定溝部と上記固定溝
    部に流入して固化した膨大部との間隙に挿入される弾性
    を持つ環状である請求項11記載の光信号ケーブル。
  13. 【請求項13】 上記光ファイバは、プラスチック光フ
    ァイバである請求項7記載の光信号ケーブル。
  14. 【請求項14】 上記光ファイバが溶融する融点温度
    は、上記接続手段の融点温度よりも低い請求項7記載の
    光信号ケーブル。
  15. 【請求項15】 光信号を伝送する光ファイバーを内部
    に挿通可能とする貫通孔を備えるとともに上記貫通孔の
    一端の内部が外向きに傾斜した傾斜部の一部に上記光フ
    ァイバを固定するための固定部を備える上記光ファイバ
    を把持する接続装置に上記光ファイバを加熱成型器を用
    いて固定する光信号ケーブルの製造方法において、 上記光ファイバを上記接続装置の貫通孔に挿通するステ
    ップと、 上記挿通された光ファイバの端部を上記加熱成型器によ
    って加熱するステップと、 上記加熱成型器による上記光ファイバの端部の加熱によ
    って上記光ファイバの端部が溶融することによって生ず
    る膨大部が上記固定部に流入した場合に上記加熱成型器
    による加熱を停止するステップと、 からなる光信号ケーブルの製造方法。
  16. 【請求項16】 上記加熱の停止時に上記加熱成型器を
    冷却する請求項15記載の光通信ケーブルの製造方法。
  17. 【請求項17】 上記加熱成型器による加熱は、上記加
    熱成型器を高周波振動させることによって行う請求項1
    5記載の光通信ケーブルの製造方法。
  18. 【請求項18】 加熱成型器の上記光ファイバの端部に
    接する形成部は、凹面であって、上記溶融されて成型さ
    れた光ファイバの端面は曲面に成型される請求項15記
    載の光通信ケーブルの製造方法。
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