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JP2002149622A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

Info

Publication number
JP2002149622A
JP2002149622A JP2000348893A JP2000348893A JP2002149622A JP 2002149622 A JP2002149622 A JP 2002149622A JP 2000348893 A JP2000348893 A JP 2000348893A JP 2000348893 A JP2000348893 A JP 2000348893A JP 2002149622 A JP2002149622 A JP 2002149622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
cluster
inter
timer
clusters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000348893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Shiraishi
久 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP2000348893A priority Critical patent/JP2002149622A/ja
Publication of JP2002149622A publication Critical patent/JP2002149622A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的にクラスタ間通信を実行可能とし、C
PUにかける負担を軽減するとともに、クラスタ間通信
性能を飛躍的に向上可能な情報処理システムを提供す
る。 【解決手段】 クラスタ間通信を行う情報処理システム
には、時間監視用のタイマ値をクラスタ番号及び通信命
令単位に追加した管理テーブル46−1〜46−nと、
管理テーブル46−1〜46−nの全てのタイマ値を更
新するタイマカウント制御部43−1〜43−nとを備
え、連続したクラスタ間通信をクラスタ番号、通信命令
毎にタイマ監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システムに
関し、特にクラスタ間通信を行う情報処理システムにお
けるクラスタ間通信命令制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理システムとしては、図6
に示すように、CPU(中央処理装置)2−1〜2−n
と、装置間の通信等の通信情報を記憶している記憶装置
3−1〜3−nとを備える情報処理装置の構成単位を1
つのクラスタとし、該クラスタを複数個有することとも
に、これらのクラスタ(#1〜#n)5−1〜5−nが
伝送路100で接続されているシステムがある。
【0003】上記のシステムにおいて、これらのクラス
タ5−1〜5−nはCPU2−1〜2−n及び記憶装置
3−1〜3−nに接続される通信命令制御部6−1〜6
−nを備えており、通信命令制御部6−1〜6−nには
タイマ部61−1〜61−nと、通信管理部62−1〜
62−nと、応答監視部63−1〜63−nとが配設さ
れている。
【0004】タイマ部61−1〜61−nは任意の監視
時間が設定可能であり、その監視時間が経過するとタイ
マ割込みを発生させる。通信管理部62−1〜62−n
はCPU2−1〜2−nの指示でクラスタ間通信処理を
起動し、応答クラスタ間通信がないことを想定して時間
監視を行うためにタイマ部61−1〜61−nを起動
し、タイマ部61−1〜61−nからのタイマ割込みに
よってタイムアウト処理を行う。
【0005】応答監視部63−1〜63−nはクラスタ
間通信で送信先から応答クラスタ間通信が返ってくる
と、その応答データから正常終了か異常終了かを識別し
てCPU2−1〜2−nに通知を行い、また伝送路10
0で異常が発生して応答クラスタ間通信がなくてタイム
アウトした場合、リトライ処理を行って再度クラスタ間
通信を実行後、その結果をCPU2−1〜2−nに通知
する。
【0006】上記のシステムの処理動作について図7を
参照して説明する。CPU2−1からクラスタ#2への
クラスタ間通信処理が要求されると、通信命令制御部6
−1の通信管理部62−1が起動され、クラスタ#2か
らの応答クラスタ間通信がないことを想定して時間監視
を行うためにタイマ部61−1を起動する。この時、タ
イマ部61−1は任意の時間で時間監視を始める。
【0007】その後、通信管理部62−1はクラスタ#
2に対してクラスタ通信を行う。クラスタ#2はクラス
タ#1からのクラスタ間通信を受取って終了すると、ク
ラスタ#1へのクラスタ間処理を行い、応答クラスタ間
通信をクラスタ#1へと送る。この時、クラスタ#1で
は応答クラスタ間通信がくるまで時間監視を実行してい
るので、クラスタ#2からの応答クラスタ間通信がない
限り、他のクラスタ#3〜#nへのクラスタ間通信を行
うことができない。
【0008】これは図7に示す後続のクラスタ間通信の
実行が不可能な区間である。上記のシステムは同時期に
複数のクラスタ間通信命令を処理することがないことが
前提にあるため、このようなクラスタ間通信命令制御方
式をとっている。
【0009】上記のようなクラスタ間通信命令制御方式
では、命令単位に監視することができるように、図8に
示すような管理テーブル7を具備する方法もある。図8
において、管理テーブル7にはクラスタ番号71と、通
信命令72と、データ部73とが互いに対応して蓄積さ
れている。
【0010】従来のクラスタ間通信命令制御方式として
は、特開平7−262110号公報に開示された技術
(第1の技術)がある。第1の技術では同時期に複数の
クラスタ間通信命令を処理することがないことを前提と
しており、送信側クラスタ:受信側クラスタが1:1の
クラスタ間通信命令制御方式である。
【0011】また、上記の通信命令処理の中断を検出す
るには記憶制御装置にて通信が何らかの障害か、受信待
ちタイムアウトが発生した時である。これは1つのクラ
スタにクラスタ間通信を送信して応答クラスタ間通信が
返ってくるか、伝送路で異常が発生してクラスタ間通信
が中断するまでは他のホストに通信ができない方式であ
る。
【0012】さらに、従来のクラスタ間通信命令制御方
式としては、特開平8−190536号公報に開示され
た技術(第2の技術)がある。第2の技術では、その構
成にクラスタ間のデータ転送を制御する複数のシステム
記憶装置を有している。
【0013】これは伝送路100を制御するためにシス
テム記憶装置を複数持ち、伝送路100で異常が発生し
た場合、システム記憶装置を動的に切替えることで、シ
ステム記憶装置を動的に変更する場合にCPUによって
動的変更を指示し、クラスタ間通信命令に使用するシス
テム記憶装置を別のものに設定するためである。また、
クラスタ間通信命令のリトライを実行する場合にもCP
Uの指示によって実行している。
【0014】さらにまた、従来のクラスタ間通信命令制
御方式としては、特開平9−101921号公報に開示
された技術(第3の技術)がある。第3の技術では伝送
路で異常が発生した場合、瞬間的にデータの送受信を停
止して伝送路100の異常が復旧した時、オペレータ操
作作業を行うことなく、データ通信を続行することがで
きるようにしている。第3の技術ではEPUでの負荷の
軽減を図ることができる情報処理装置を提供することを
目的としている。
【0015】第3の技術では一定時間タイマを起動し、
そのタイマが起動されている間に繰り返しリトライを行
い、伝送路100が復旧するか、タイムオーバするまで
送受信処理を停止することで、瞬間的にデータの送受信
を停止している。
【0016】一方、従来のクラスタ間通信命令制御方式
としては、特開平8−179969号公報に開示された
技術(第4の技術)がある。第4の技術では命令単位に
監視することができるように管理テーブルを持ってい
る。この管理テーブルはジョブ名、通知条件、通知情報
及び通知先が登録されている。この方式ではシステム上
で動作するジョブ(業務)が障害になった時の障害の通
知方法を上記の管理テーブルで管理している。
【0017】また、従来のクラスタ間通信命令制御方式
としては、特開平4−301945号公報に開示された
技術(第5の技術)がある。第5の技術ではマルチキャ
スト通信不可能な通信網で接続されたコンピュータ・シ
ステムにおいて、マルチキャスト通信を行っている。管
理テーブルはデータ送信を指示する際の宛先と、終了報
告の受取りとの確認を行うことに使われている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクラス
タ間通信命令制御方式では、第1の技術の場合、複数の
クラスタが伝送路で接続されているシステムにおいて、
接続されているクラスタが増えてしまうと、論理分割構
成等では複数のクラスタに対して非同期のクラスタ間通
信が頻繁に行われる。
【0019】この構成で複数のクラスタ間通信がないと
いうことはあり得ない。これは送信側クラスタ:受信側
クラスタが1:nというクラスタ間通信になりえる。ま
た、クラスタ間通信はどうしても伝送路の性能等から応
答が非常に遅いために、送信側は伝送路の性能も考慮し
た待ち時間を設定している。この時に二つ以上のクラス
タに順次クラスタ間通信を行う場合、前のクラスタ間通
信が終了していないと、後続のクラスタ間通信が待たさ
れてしまう。
【0020】これではクラスタ間通信を複数のクラスタ
に対して連続的に発行すると、後続のクラスタ間通信が
保留される。よって、送信路で異常が検出されていなく
とも、クラスタ通信処理が保留されて遅くなり、クラス
タ間通信性能が低下し、システムの処理性能にも影響が
でる可能性が高い。
【0021】第2の技術の場合には、システム記憶装置
を動的に変更する時やクラスタ間通信のリトライ処理を
行う時にCPUの起動で実行している。これではクラス
タ間通信処理で異常が発生するたびにCPUにかかる負
担が増加するという問題がある。
【0022】第3の技術の場合には、一定時間タイマを
起動し、そのタイマが起動されている間に繰り返しリト
ライを行って伝送路が復旧するか、タイムオーバするま
で送受信を停止することで、瞬間的にデータの送受信を
停止している。これでは上記の第1の技術と同様に、ク
ラスタ間通信の発行が連続すると、クラスタ間通信を発
行する度に保留していき、クラスタ通信処理が遅くなっ
てシステムの処理性能にも影響がでるという問題が発生
する。
【0023】第4の技術の場合には、テーブルを管理す
るのが、ジョブ(業務)の障害が発生した時に障害の通
知方法を参照する時のみで、ジョブで行う通信等や命令
の時間監視機能がないため、細かい命令単位の時間監視
ができない。
【0024】第5の技術の場合には、複数の装置にマル
チキャスト通信を出すが、その完了応答通知が全て終了
するか、時間監視でタイムアウトにならない限り終了し
ない。これは複数の装置に同じ通信を実行する場合に効
率が良いが、1つの装置でも違う通信を実行しようとす
ると、効率が低下する。また、違う通信を連続的に実行
することを迅速に行うことができない。
【0025】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、連続的にクラスタ間通信を実行することができ、
CPUにかける負担を軽減させることができるととも
に、クラスタ間通信性能を飛躍的に向上させることがで
きる情報処理システムを提供することにある。
【0026】また、本発明の他の目的は、システムの運
用上の問題でタイムアウト時間を通信命令の優先順位に
伴って設定する必要がある場合に、その設定を容易に変
更することができる情報処理システムを提供することに
ある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明による情報処理シ
ステムは、中央処理装置と、装置間の通信等の通信情報
を記憶している記憶装置とを備える情報処理装置の構成
単位を1つのクラスタとし、そのクラスタを複数個有
し、これらのクラスタが伝送路で接続され、クラスタ間
通信を実行して応答クラスタ間通信がない時に時間監視
によってタイムアウトを検出するタイマ手段と、前記タ
イマ手段によってタイムアウトや通信異常が発生した時
にリトライを行わせるために前記クラスタ間通信の処理
の通信相手クラスタ番号とクラスタ間通信命令とデータ
部とを管理テーブルに設定する通信管理手段と、前記ク
ラスタ間通信の通信異常を監視して前記タイマ手段から
タイムアウトが通知された時に前記クラスタ間通信命令
をリトライする応答監視手段とを前記複数のクラスタ各
々に含む情報処理システムであって、前記時間監視用の
タイマ値を相手先クラスタ番号及び通信命令単位に追加
した管理テーブルと、前記管理テーブルの全てのタイマ
値を更新してタイムアウトした通信命令を前記応答監視
手段に通知するタイマカウント制御手段とを前記複数の
クラスタ各々に備えている。
【0028】本発明による他の情報処理システムは、上
記の構成の他に、前記通信命令単位に変更が可能な初期
タイマ値の情報を格納するテーブルを持つ時間設定手段
と、前記通信命令を参照して前記管理テーブルのタイマ
値に前記時間設定手段の初期タイマ値を設定する通信管
理手段とを前記複数のクラスタ各々に具備している。
【0029】すなわち、本発明の情報処理システムは、
複数個設定自在としかつ各々時間監視用のタイマ値を相
手先クラスタ番号及び通信命令単位に追加した管理テー
ブルと、管理テーブルの全てのタイマ値を更新するタイ
マカウント制御部とを有している。
【0030】これによって、連続したクラスタ間通信を
クラスタ、通信命令毎にタイマ監視することが可能とな
るため、クラスタ間通信処理が通信を出せずに保留され
ることもなくなり、クラスタ間通信性能が低下すること
もなく、システムの処理性能にも影響がなく、クラスタ
間通信性能が飛躍的に向上する。
【0031】また、本発明のクラスタ間通信命令制御方
式は、通信命令単位に変更が可能な初期タイマ値の情報
をテーブルで持つ時間設定部を設けることで、システム
の運用上の問題で、タイムアウト時間を通信命令の優先
順位に伴って設定する必要がある場合に、その設定を容
易に変更することが可能となる。
【0032】したがって、通信相手のクラスタによって
はシステム性能が著しく遅く、クラスタ間通信の応答が
遅くなる場合や、クラスタ間通信時に伝送路に異常が発
生した場合があるが、その場合でも次のクラスタ間通信
が保留されず、クラスタ間通信が連続的に実行可能とな
るので、CPUにかける負担を軽減させることが可能と
なる。
【0033】また、受信側クラスタの応答クラスタ間通
信がなく、タイムアウトして伝送路で異常が発生した場
合、CPUの起動なしに通信命令制御部の応答監視部が
判断してリトライ処理を行い、再度実行後、その最終的
な結果のみをCPUに送信するので、CPUに負荷をか
けることがなくなる。
【0034】さらに、クラスタ間通信を実行した時に、
通信相手のクラスタによってはクラスタ間通信の伝送路
の性能等から応答が非常に遅い場合や、伝送路で異常が
発生した場合でも、連続的なクラスタ間通信が実行可能
となり、クラスタ通信処理が保留することなく、クラス
タ間通信性能が飛躍的に向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る情報処理システムの構成を示すブロック図である。図
1において、本発明の一実施例による情報処理システム
はCPU(中央処理装置)2−1〜2−nと、装置間の
通信等の通信情報を記憶している記憶装置3−1〜3−
nとを備える情報処理装置の構成単位を1つのクラスタ
とし、該クラスタを複数個有することともに、これらの
クラスタ(#1〜#n)1−1〜1−nが伝送路100
で接続されているシステムである。
【0036】上記のシステムにおいて、これらのクラス
タ1−1〜1−nはCPU2−1〜2−n及び記憶装置
3−1〜3−nに接続される通信命令制御部4−1〜4
−nを備えており、通信命令制御部4−1〜4−nには
タイマ部41−1〜41−nと、時間設定部42−1〜
42−nと、タイマカウンタ制御部43−1〜43−n
と、通信管理部44−1〜44−nと、応答監視部45
−1〜45−nと、管理テーブル46−1〜46−nと
が配設されている。
【0037】タイマ部41−1〜41−nは任意の監視
時間が設定自在となっており、監視時間が経過するとタ
イマ割込みを発生させる。時間設定部42−1〜42−
nは通信命令単位に変更可能なタイムアウト時間の初期
タイマ値を持つ。
【0038】タイマカウンタ制御部43−1〜43−n
は管理テーブル46−1〜46−nの全てのタイマ値を
更新し、タイムアウトした通信命令を応答監視部45−
1〜45−nに通知する。通信管理部44−1〜44−
nは管理テーブル46−1〜46−nのタイマ値に時間
設定部42−1〜42−nからの通信命令を参照し、初
期タイマ値を基にタイマ値を設定する。
【0039】応答監視部45−1〜45−nは通信管理
部44−1〜44−n及びCPU2−1〜2−nの指示
でクラスタ間通信処理を起動し、応答クラスタ間通信が
ないことを想定して時間監視を行うためにタイマ部41
−1〜41−nを起動し、タイマ部41−1〜41−n
からのタイマ割込みによってタイムアウト処理を行う。
【0040】また、応答監視部45−1〜45−nはク
ラスタ間通信で送信先クラスタから応答クラスタ間通信
が返ってくると、その応答データから正常終了か異常終
了かを識別してCPU2−1〜2−nに通知を行い、ま
た伝送路100で異常が発生して応答クラスタ間通信が
なく、タイムアウトした場合にリトライ処理を行い、再
度クラスタ間通信を実行後、その結果をCPU2−1〜
2−nに通知する。
【0041】管理テーブル46−1〜46−nは同時に
複数のクラスタ間通信が実行されても、相手先クラスタ
番号及び通信命令単位に時間監視を行うことができるよ
うに時間監視用のタイマ値を追加している。
【0042】図2は図1の時間設定部42のテーブルの
構成を示す図である。図2において、時間設定部42の
テーブルにはその格納位置T1〜Tn毎に、通信命令4
2aと、通信命令42a毎に優先順位を考慮した待ち時
間の初期タイマ値42bとが格納されている。尚、図1
に示す時間設定部42−1〜42−nのテーブルの構成
は図2に示す時間設定部42のテーブルと同様の構成と
なっている。
【0043】図3は図1の管理テーブル46の構成を示
す図である。図3において、管理テーブル46には格納
位置K1〜Kn毎に、クラスタ番号46aと、通信命令
46bと、タイマ値46cと、データ部46dとが格納
されている。尚、図1に示す管理テーブル46−1〜4
6−nの構成は図3に示す管理テーブル46と同様の構
成となっている。
【0044】図4は本発明の一実施例による情報処理シ
ステムにおけるクラスタ間通信の簡易動作を示す図であ
り、図5は本発明の一実施例によるクラスタ間通信命令
制御方式のクラスタ間通信の詳細な動作を示す図であ
る。これら図1〜図5を参照して本発明の一実施例によ
る情報処理システムにおけるクラスタ間通信命令制御に
ついて説明する。
【0045】クラスタ1−1のCPU2−1はクラスタ
間通信用のデータを記憶装置3−1に設定し(図5ステ
ップS11)、その後に通信命令制御部4−1の通信管
理部44−1へクラスタ間通信の要求を行う(図5ステ
ップS1)。通信管理部44−1はCPU2−1からク
ラスタ間通信の要求を受取ると、管理テーブル46−1
を作成する(図5ステップS52)。
【0046】通信管理部44−1はまず管理テーブル4
6−1を参照して空いている格納位置(図3のK1〜K
nの一カ所)を検索する(図5ステップS53)。管理
テーブル46−1の格納位置が決定すると、管理テーブ
ル46−1にある4つの項目、クラスタ番号46a、通
信命令46b、タイマ値46c、データ部46dを設定
する(図5ステップS54)。
【0047】この場合、クラスタ番号46a、通信命令
46bの情報は既にわかっているので即座に設定する。
タイマ値46cについては時間設定部44−1の通信命
令42aと管理テーブル46bとを参照し、それらが同
じ値であれば、時間設定部42の初期タイマ値42bを
読出して設定する。データ部46dについてはCPU2
−1が記憶装置3−1に書込んだデータを読出して設定
する。
【0048】通信管理部44−1は管理テーブル46−
1に情報を設定し終えると、タイマ部41−1に対して
任意の時間を設定後、タイマ起動を指示する(図5ステ
ップS55,S21)。通信管理部44−1はクラスタ
1−2(図示せず)へ伝送路100を使い、クラスタ間
通信処理を通信命令付きで発行する(図5ステップS5
6)。この時、クラスタ間通信が成功したならば、通信
管理部44−1は処理を終了する。この時点で他のクラ
スタ#3〜#n[クラスタ#3〜#(n−1)は図示せ
ず]へのクラスタ間通信があれば、再度、上記と同じ処
理を行う。
【0049】通信管理部44−1から起動されたタイマ
部41−1は設定された任意の時間経過すると(図5ス
テップS22)、タイマカウント制御部43−1へタイ
マ割込みを発生させる。タイマカウント制御部43−1
は管理テーブル46−1のタイマ値46cをタイマ部4
1−1に設定された任意の時間分だけ減算する。
【0050】その後に、タイマカウント制御部43−1
は任意の時間をタイマ部41−1に設定し、再度、タイ
マ起動を指示する(図5ステップS41)。その結果、
タイマカウント制御部43−1は管理テーブル46−1
のタイマ値46cと同じ時間かかってタイムアウトであ
るかどうかを判定する(図5ステップS42)。その結
果が‘0’でない場合、タイマカウント制御部43−1
は管理テーブル46−1で登録されている全てのタイマ
値を減算したかどうかを判定する(図5ステップS4
3)。
【0051】タイマカウント制御部43−1は管理テー
ブル46−1で登録されているものがあれば、まだタイ
マ割込みが発生してから1回も減算されていないテーブ
ルがなくなるまで、上記の処理が繰り返される。タイマ
カウント制御部43−1は登録されているものがないな
らば、処理を終了する。また、タイマカウント制御部4
3−1は減算した結果が‘0’である場合、応答監視部
45−1にタイムアウトを通知する。
【0052】応答監視部45−1はタイムアウト通知を
受取ると、管理テーブル46−1の中のタイマ値46c
が‘0’になっているテーブルをゼロクリアして削除す
る(図5ステップS61)。その後、応答監視部45−
1はリトライ処理を実行する(図5ステップS62)。
応答監視部45−1はリトライ処理を実行する時に、既
にリトライ処理を実行したかどうかを確認する(図5ス
テップS63)。
【0053】応答監視部45−1は既に、リトライ処理
を行っていないならば、通信管理部44−1にリトライ
起動通知を行い、通信管理部44−1によってリトライ
処理を行う(図5ステップS57)。応答監視部45−
1は既に、リトライ処理を行っていたならば、通信管理
部44−1へ異常終了通知を行い、CPU2−1へ異常
終了通知を行う(図5ステップS58)。
【0054】CPU2−1は異常終了通知を受取ると、
異常終了処理を行って(図5ステップS3)、処理を終
了する。CPU2−1は通信管理部44−1からのクラ
スタ間通信発行時に、伝送路100になんらかの異常が
発生した場合、応答監視部45−1に失敗通知を行う
(図5ステップS81)。失敗通知を受取った応答監視
部45−1はタイムアウト通知を受けた時と同じ動作を
行う(図5ステップS61)。
【0055】CPU2−1からクラスタ1−2へのクラ
スタ間通信処理が終了した場合、クラスタ1−2からは
応答監視部45−1へ応答クラスタ間通信が発行する。
応答監視部45−1は応答クラスタ間通信を受取ると、
応答クラスタ間通信の情報からクラスタ番号及び通信命
令を取得する。応答監視部45−1は取得したクラスタ
番号及び通信命令を、管理テーブル46−1のクラスタ
番号46a及び通信命令46bと比較し、一致したテー
ブルを削除する(図5ステップS64)。
【0056】その後、応答監視部45−1では応答クラ
スタ間通信のデータを基に、通信管理部44−1へ正常
終了通知または異常終了通知を行う。通信管理部44−
1は正常終了通知または異常終了通知を受取ると、CP
U2−1へ正常終了通知または異常終了通知を行い(図
5ステップS59,S60)、CPU2−1で正常終了
処理または異常終了処理を行う(図5ステップS4,S
5)。
【0057】複数のクラスタ1−1〜1−nが伝送路1
00で接続される情報処理システムにおいて、時間設定
部42,42−1〜42−nのテーブルに、通信命令4
2a毎に優先順位を考慮した待ち時間の初期タイマ値4
2bを設定し、クラスタ間通信を実行すると同時に、初
期タイマ値42bの値が設定されているタイマ値46c
を持つ管理テーブル46,46−1〜46−nを複数
個、設定管理することで、クラスタ間通信処理(CPU
2−1→通信管理部44−1→管理テーブル46−1、
通信管理部44−1→タイマ部41−1、通信管理部4
4−1→クラスタ1−2)と、タイマ部41−1での時
間監視処理と、応答クラスタ間通信を受信後の処理(ク
ラスタ1−2→応答監視部45−1→CPU2−1)と
を独立に動作させることが可能となる。
【0058】これによって、新たにクラスタが追加さ
れ、クラスタ間通信が可能になり、クラスタが増えて
も、クラスタ間通信の伝送路100の性能等で、応答ク
ラスタ通信に時間がかかったり、伝送路100が異常に
なっても問題なく連続的なクラスタ間通信を実行するこ
とができる。
【0059】上記の監視方式によって、全ての連続した
クラスタ間通信をクラスタ、通信命令毎にタイマ監視す
ることができるため、クラスタ間通信処理が通信を出せ
ずに保留されることもなくなり、クラスタ間通信性能が
低下することもなく、システムの処理性能にも影響がな
く、クラスタ間通信性能を飛躍的に向上させることがで
きる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報処理シ
ステムによれば、時間監視用のタイマ値を相手先クラス
タ番号及び通信命令単位に管理テーブルに追加し、管理
テーブルの全てのタイマ値を更新してタイムアウトした
通信命令を応答監視手段に通知することによって、連続
的にクラスタ間通信を実行することができ、CPUにか
ける負担を軽減させることができるとともに、クラスタ
間通信性能を飛躍的に向上させることができるという効
果がある。
【0061】また、本発明の他の情報処理システムによ
れば、通信命令を参照して管理テーブルのタイマ値に、
通信命令単位に変更が可能な初期タイマ値の情報を格納
するテーブルを持つ時間設定手段の初期タイマ値を設定
することによって、システムの運用上の問題でタイムア
ウト時間を通信命令の優先順位に伴って設定する必要が
ある場合に、その設定を容易に変更することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による情報処理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の時間設定部のテーブルの構成を示す図で
ある。
【図3】図1の管理テーブルの構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による情報処理システムにお
けるクラスタ間通信の簡易動作を示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるクラスタ間通信命令制
御方式のクラスタ間通信の詳細な動作を示す図である。
【図6】従来例による情報処理システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図7】従来例による情報処理システムにおけるクラス
タ間通信の簡易動作を示す図である。
【図8】従来のクラスタ間通信命令制御方式の管理テー
ブルの構成を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n クラスタ(#1〜#n) 2−1〜2−n 中央処理装置 3−1〜3−n 記憶装置 4−1〜4−n 通信命令制御部 41−1〜41−n タイマ部 42,42−1〜42−n 時間設定部 43−1〜43−n タイマカウント制御部 44−1〜44−n 通信管理部 45−1〜45−n 応答監視部 46,46−1〜46−n 管理テーブル 42a,46b クラスタ間通信命令 42b 初期タイマ値 46a クラスタ番号 46c タイマ値 46d データ部 100 伝送路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置と、装置間の通信等の通信
    情報を記憶している記憶装置とを備える情報処理装置の
    構成単位を1つのクラスタとし、そのクラスタを複数個
    有し、これらのクラスタが伝送路で接続され、クラスタ
    間通信を実行して応答クラスタ間通信がない時に時間監
    視によってタイムアウトを検出するタイマ手段と、前記
    タイマ手段によってタイムアウトや通信異常が発生した
    時にリトライを行わせるために前記クラスタ間通信の処
    理の通信相手クラスタ番号とクラスタ間通信命令とデー
    タ部とを管理テーブルに設定する通信管理手段と、前記
    クラスタ間通信の通信異常を監視して前記タイマ手段か
    らタイムアウトが通知された時に前記クラスタ間通信命
    令をリトライする応答監視手段とを前記複数のクラスタ
    各々に含む情報処理システムであって、 前記時間監視用のタイマ値を相手先クラスタ番号及び通
    信命令単位に追加した管理テーブルと、 前記管理テーブルの全てのタイマ値を更新してタイムア
    ウトした通信命令を前記応答監視手段に通知するタイマ
    カウント制御手段とを前記複数のクラスタ各々に有する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記通信命令単位に変更が可能な初期タ
    イマ値の情報を格納するテーブルを持つ時間設定手段
    と、前記通信命令を参照して前記管理テーブルのタイマ
    値に前記時間設定手段の初期タイマ値を設定する通信管
    理手段とを前記複数のクラスタ各々に含むことを特徴と
    する請求項1記載の情報処理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013140445A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置、制御方法および制御プログラム
JP2014197402A (ja) * 2014-05-26 2014-10-16 富士通株式会社 情報処理装置、制御方法および制御プログラム

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