JP3708602B2 - コネクション管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,サーバ/クライアント・システム等における通信制御プログラムのコネクション管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13はコネクション管理方法を用いる通信制御システムの説明図である。
TCP/IP等による通信機能を持つサーバ/クライアント・システムにおける通信制御システムでは,例えば図13(A)に示すように,サーバ装置90のアプリケーション(APL)91とクライアント装置92のアプリケーション(APL)93との間の通信は,与えられたポート94を介して行われる。通常,各ポート94は通信を要求する各アプリケーション(APL)93に対して与えられ,クライアント装置92の通信制御プログラム95は,各ポート94を用いた通信の制御を行う。
【0003】
TCP/IP等による通信制御システムでは,図13(B)に示すように,通信制御プログラム95間の通信は,まず相手ポートと自側ポートとのコネクションを確立することにより行われる。通信制御プログラム95は,このコネクションの状態を管理するコネクション管理制御表98a,98b,…を持ち,このコネクション管理制御表98a,98b,…の検索を高速化するために,ハッシュテーブル97を用いている。ハッシュテーブル97では,相手ポート番号からハッシュ関数でテーブルエントリを決め,そのエントリから該当する相手ポート番号のコネクション管理制御表98をポイントしている。
【0004】
図14は,従来のコネクション管理制御表を管理するためのハッシュテーブルを説明する図である。
従来のハッシュテーブル97には,相手ポート番号をキーにしてハッシュ関数を適用したエントリごとにエントリ域とオーバーフロー域が設けられ,エントリ域から自側ポート番号と相手ポート番号との組で表されるコネクション対応のコネクション管理制御表98をポイントするようにしている。
【0005】
ここで,例えば「128」の相手ポート番号に対して複数のコネクションが存在し重複した場合には,通信要求分だけオーバーフローハッシュテーブル97’が作成され,オーバーフローハッシュテーブル97’から相手ポート番号「128」のコネクション管理制御表98’がポイントされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図14に示すような従来のコネクション管理方法では,ハッシュテーブル97のオーバーフロー域からオーバーフローハッシュテーブル97’へのリンクは単純なリンク構造であるため,相手ポート番号が多数重複するような場合に,該当するコネクション管理制御表98を検索するときの効率が悪いという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点の解決を図り,通信制御プログラムにおいて多数のコネクションを管理する場合のコネクション管理制御表の検索処理を高速化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図であり,図中,10はハッシュテーブル,11〜14は,同一エントリに属するコネクション管理制御表(CNCB)を表す。
【0009】
本発明のコネクション管理方法は,上記の問題を解決するため,コネクションの相手ポート番号をキーにしたハッシュテーブル10によって,同じエントリに属するコネクション管理制御表11〜14の中の先頭のコネクション管理制御表11をポイントし,コネクション管理制御表11〜14には,コネクションの状態に応じた複数のキューポインタを設け,ハッシュテーブル10のエントリからポイントされる先頭のコネクション管理制御表11から,同じエントリに属する他のコネクション管理制御表12〜14を,前記コネクションの状態に応じた複数のキューポインタを用いてマルチリンクでポイントするようにしている。
【0010】
また,コネクション管理制御表11〜14に,少なくともコネクションの未確立・確立済・会話中のコネクションの状態情報を格納する領域と,自側ポート番号を格納する領域と,相手ポート番号を格納する領域と,未確立のコネクション管理制御表をリンクするキューポインタの領域(NXT1)と,確立済のコネクション管理制御表を会話中のコネクション管理制御表より優先させてリンクするキューポインタの領域(NXT2)と,会話中のコネクション管理制御表を確立済のコネクション管理制御表より優先させてリンクするキューポインタの領域(PRV2)とを設けている。
【0011】
さらに,コネクション管理制御表11〜14の検索時には,相手ポート番号によって該当するハッシュテーブル10のエントリを求め,求めたハッシュテーブル10のエントリからポイントされる先頭のコネクション管理制御表11およびそのコネクション管理制御表11の該当する状態のキューポインタ(NXT1,NXT2,PRV2)によってポイントされるコネクション管理制御表12〜14を順次検索するようにしている。
【0012】
図1では,ハッシュテーブル10のCNCB(2)のエントリに相手ポート番号「128」のコネクション管理制御表11〜14がつながれている。このエントリは,相手ポート番号「128」に所定のハッシュ関数を適用して得られたものである。コネクション管理制御表11,13のコネクション状態が会話中,コネクション管理制御表12のコネクション状態が確立済,コネクション管理制御表14のコネクション状態が未確立となっている。
【0013】
この場合に,コネクション管理制御表11のNXT1(未確立)のキューポインタは,コネクション管理制御表14をポイントし,コネクション管理制御表14のNXT1(未確立)のキューポインタは,図1には図示しないが,コネクション状態が未確立であるコネクション管理制御表(CNCB)をポイントしている。これを未確立リンクという。
【0014】
また,コネクション管理制御表11のNXT2(確立済)のキューポインタは,状態が確立済であるコネクション管理制御表12をポイントし,コネクション管理制御表12のNXT2(確立済)のキューポインタは,他に確立済のコネクション管理制御表(CNCB)がないので,状態が会話中であるコネクション管理制御表13をポイントし,コネクション管理制御表13は,先頭のコネクション管理制御表11をポイントしたリンク構造となっている。これをFreeリンクという。
【0015】
また,コネクション管理制御表11のPRV2(会話中)のキューポインタは,状態が会話中のコネクション管理制御表13をポイントし,コネクション管理制御表13は,他に会話中のコネクション管理制御表がないので,状態が確立済であるコネクション管理制御表12をポイントし,コネクション管理制御表12は先頭のコネクション管理制御表11をポイントしたリンク構造となっている。これをBusyリンクという。このようにして,コネクション管理制御表11〜14は,例えば,未確立リンク,Freeリンク,Busyリンクで,マルチリンクされる。
【0016】
図2は,図1に示す場合の各コネクション管理制御表のリンク関係を示す図である。ここで,未確立のキューポインタのリンクは,コネクション管理制御表11,コネクション管理制御表14の順でリンクされている。また,確立済のコネクション管理制御表を会話中のコネクション管理制御表より優先させてリンクするFreeリンクは,コネクション管理制御表11,コネクション管理制御表12,コネクション管理制御表13の順でリンクされている。さらに,会話中のコネクション管理制御表を確立済のコネクション管理制御表より優先させてリンクするBusyリンクは,コネクション管理制御表11,コネクション管理制御表13,コネクション管理制御表12の順でリンクされている。
【0017】
ここで,BusyリンクとFreeリンクとは,逆方向へポイントするリンクとなっている。
なお,先頭のコネクション管理制御表11は,状態の如何にかかわらずハッシュテーブル10からポイントされ,固定となっている。これは実際には相手ポート番号が1個の場合が多いので,キューの管理を容易にするためである。また,ハッシュテーブル10内にコネクションの状態に応じた複数のキューポインタを設けると,1エントリの領域サイズが大きくなるので,そのメモリ容量の節約のためでもある。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態について説明する。
図3は,コネクション管理制御表の構成例を示す図である。「コネクション状態情報領域」は,コネクションの状態に関する情報を格納する領域である。「自側ポート番号」は,通信を行う自側のポート番号を格納する領域である。「相手ポート番号」は,通信相手のポート番号を格納する領域である。「未確立コネクションのキュー領域(NXT1)」は,未確立のコネクション管理制御表をリンクするキューポインタの領域である。「確立済コネクションのキュー領域(NXT2)」は,確立済のコネクション管理制御表を会話中のコネクション管理制御表より優先させてリンクするキューポインタの領域である。「会話中コネクションのキュー領域(PRV2)」は,会話中のコネクション管理制御表を確立済のコネクション管理制御表より優先させてリンクするキューポインタの領域である。
【0019】
図4,図5は,相手システムが3つの場合(相手ポート番号「128」に対してコネクション管理制御表が3つの場合)のマルチリンクの処理の説明図である。
【0020】
図4(A)は,初期状態を示している。ハッシュテーブル10のCNCB(2)は,ポート番号=128のエントリであり,先頭のコネクション管理制御表21をポイントしている。初期状態が各ポートとも未確立であるので,先頭のコネクション管理制御表21のNXT1のキューポインタにより,コネクション管理制御表22,コネクション管理制御表23の順にキューポイントされ,未確立リンクでリンクされている。
【0021】
図4(B)は,あるアプリケーションからコネクション確立要求(自側ポート=200,相手ポート=128)があり,コネクション管理制御表22が確立済となる場合のリンク構造を示している。
【0022】
コネクション確立要求があると,ハッシュテーブル10における相手ポート番号=128のエントリを検索し,最初にコネクション管理制御表21の自側ポート番号が「200」であるかどうかをチェックする。コネクション管理制御表21の自側ポート番号は「10」で,要求の自側ポート=200と一致しないので,NXT1のキューポインタでコネクション管理制御表22のチェックへ移る。再度,コネクション管理制御表22の自側ポート番号をチェックする。ここでは,コネクション管理制御表22の自側ポート番号と一致するので,コネクション管理制御表22のコネクション状態情報領域に確立済を設定し,コネクション管理制御表21のNXT2のキューポインタでコネクション管理制御表22へポイントし,さらに,コネクション管理制御表22のNXT2のキューポインタでコネクション管理制御表21をポイントする。同時に,コネクション管理制御表21のNXT1のキューポインタを書き換え,コネクション管理制御表23をポイントする。
【0023】
図5(A)は,他のコネクション管理制御表21,23もコネクション確立要求により,確立済となった場合のリンク構造を示している。全てのコネクション管理制御表21,22,23に確立済の状態が設定され,各々がNXT2で順次ポイントされている。
【0024】
図5(B)は,図5(A)に示すリンク状態において,コネクション管理制御表22が会話中の状態に遷移した場合のリンク構造を示している。
コネクション管理制御表22のコネクションの状態が確立済から会話中に変わると,コネクション管理制御表21のPRV2のキューポインタで,コネクション管理制御表22をポイントし,NXT2のキューポインタをコネクション管理制御表22からコネクション管理制御表23へ書き換える。また,コネクション管理制御表22のPRV2のキューポインタで,コネクション管理制御表23をポイントし,NXT2のキューポインタをコネクション管理制御表23からコネクション管理制御表21へ書き換える。また,コネクション管理制御表23のPRV2のキューポインタで,コネクション管理制御表21をポイントし,NXT2のキューポインタをコネクション管理制御表21からコネクション管理制御表22へ書き換える。
【0025】
したがって,各コネクション管理制御表は,コネクション管理制御表21→コネクション管理制御表22→コネクション管理制御表23→コネクション管理制御表21の順でリンクされたBusyリンクと,コネクション管理制御表21→コネクション管理制御表23→コネクション管理制御表22→コネクション管理制御表21の順でリンクされたFreeリンクとでリンクされることになる。
【0026】
このように,NXT1,NXT2,PRV2の3つのキューポインタにより未確立,Busy,Freeリンクでマルチリンクすることで,目的ごとのキューを効率良く処理することが可能となる。
【0027】
図6は,コネクション確立要求に対する検索及びリンク処理(未確立から確立済)の処理フローチャートである。
ステップS11では,要求のあった相手ポート番号をキーとして,ハッシュテーブルから該当エントリを検出する。例えば,相手ポート番号=「128」であれば,それにハッシュ関数を適用してポート番号「128」のエントリを検出し,同じエントリに属するコネクション管理制御表のうち,先頭のコネクション管理制御表を得る。
【0028】
ステップS12では,コネクション管理制御表の自側ポート番号と,要求の自側ポート番号が一致するかどうかを判定する。自側ポート番号が一致しない場合には,ステップS13へ進み,自側ポート番号が一致する場合にはステップS14へ進む。ステップS13では,NXT1をサーチして,未確立キューにリンクされた次のコネクション管理制御表を得る。
【0029】
自側ポート番号が一致した場合,ステップS14では,コネクション管理制御表のコネクション状態領域に確立済を設定する。その後,ステップS15では,NXT2にNXT1の値を設定するなどしてキューポインタを書き換え,キューの張り替えを行う。
【0030】
図6に示す処理フローチャートは,自側ポート番号を判定するように処理した場合の例であるが,アプリケーションが自側ポート番号を指定せずにコネクションの確立を要求する場合には,自側ポート番号の判定の処理ステップで,自側ポート番号が一致するとして処理を行えばよい。この場合,通信制御プログラムは,コネクションが確立したならば,そのときの自側ポート番号をコネクション管理制御表から得て,要求元のアプリケーションに通知する。
【0031】
図7は,図5(A)に示す状態において「自側ポート番号=200,相手ポート番号=128」のコネクション管理制御表を検索して,確立済から会話中に遷移する場合の検索及びリンク処理の処理フローチャートである。
【0032】
ステップS21では,要求のあった相手ポート番号をキーとして,ハッシュテーブルから該当エントリを検出し,エントリの先頭のコネクション管理制御表を得る。ステップS22では,コネクション管理制御表の自側ポート番号と,要求の自側ポート番号が一致するかどうかを判定する。自側ポート番号が一致しない場合にはステップS23へ進み,自側ポート番号が一致する場合にはステップS24へ進む。ステップS23では,NXT2をサーチして,確立済キューにリンクされた次のコネクション管理制御表を得る。
【0033】
自側ポート番号が一致する場合,ステップS24では,コネクション管理制御表のコネクション状態領域に会話中を設定する。その後,ステップS25では,PRV2にNXT2の値を設定するなどしてキューポインタを書き換え,キューの張り替えを行う。
【0034】
例えば,ステップS21で,相手ポート番号=128のエントリから先頭のコネクション管理制御表21を参照し,ステップS22で,コネクション管理制御表21の自側ポート番号を判定する。判定の結果,自側ポート番号は一致しないので,ステップS23で,NXT2により,コネクション管理制御表22へ移る。再度,ステップS22で,コネクション管理制御表22の自側ポート番号を判定する。判定の結果,自側ポート番号が一致するので,ステップS24で,コネクション管理制御表22のコネクション状態情報を会話中に設定し,ステップS25で,PRV2にNXT2の値を設定する処理等を行う。
【0035】
この処理により,リンク構造は図5(B)に示すようになる。
図8は,図5(B)に示す状態において「自側ポート番号=200,相手ポート番号=128」のコネクション管理制御表を検索して会話を終了する場合の検索及びリンク処理の処理フローチャートである。
【0036】
ステップS31では,要求のあった相手ポート番号をキーとして,ハッシュテーブルから該当エントリを検出する。検出結果から,同じエントリに属するコネクション管理制御表のうち,先頭のコネクション管理制御表へのポインタを得る。ステップS32では,コネクション管理制御表の自側ポート番号と,要求の自側ポート番号が一致するかどうかを判定する。自側ポート番号が一致しない場合にはステップS33へ進み,自側ポート番号が一致する場合にはステップS34へ進む。ステップS33では,PRV2をサーチして,会話中キューにリンクされた次のコネクション管理制御表を得る。
【0037】
ステップS34では,コネクション管理制御表のコネクション状態領域に確立済を設定する。その後,ステップS35では,NXT2にPRV2の値を設定するなどしてキューポインタを書き換え,キューの張り替えを行う。
【0038】
例えば,ステップS31で,相手ポート番号=128のエントリから,先頭のコネクション管理制御表21を参照し,ステップS32で,コネクション管理制御表21の自側ポート番号を判定する。判定の結果,自側ポート番号は一致しないので,ステップS33で,PRV2によりコネクション管理制御表22へ移る。再度,ステップS32で,コネクション管理制御表22の自側ポート番号が判定される。判定の結果,自側ポート番号が一致するので,ステップS34で,コネクション管理制御表22のコネクション状態情報を確立済に設定し,ステップS35で,NXT2にPRV2の値を設定する処理等を行う。
【0039】
【実施例】
図9は,本発明の実施例を説明するためのコネクション管理制御表の状態を示す図である。
【0040】
図9に示すように,同一エントリ(同一相手ポート番号)に属するコネクション管理制御表が,確立済リンク,Busyリンク,Freeリンクでリンクされ,Busyリンクは,コネクション管理制御表31→コネクション管理制御表33→コネクション管理制御表32→コネクション管理制御表31の順で,Freeリンクは,コネクション管理制御表31→コネクション管理制御表32→コネクション管理制御表33→コネクション管理制御表31の順で,さらに未確立リンクはコネクション管理制御表31→コネクション管理制御表34→コネクション管理制御表35の順でリンクされているとする。
【0041】
図10は,図9に示す状態から新たなコネクションが確立された場合のリンク状態を示す図である。
図9に示す状態からコネクション確立要求により,図10に示すようにコネクション管理制御表34のコネクション状態が確立済となり,キューポインタの設定が変更されて,Busyリンクは,コネクション管理制御表31→コネクション管理制御表33→コネクション管理制御表32→コネクション管理制御表34→コネクション管理制御表31の順,Freeリンクは,コネクション管理制御表31→コネクション管理制御表34→コネクション管理制御表32→コネクション管理制御表33→コネクション管理制御表31の順,未確立リンクはコネクション管理制御表31→コネクション管理制御表35の順となる。
【0042】
図11は,図9に示す状態で,コネクション管理制御表32が会話に使用された場合のリンク状態を示す図である。
図9に示す状態から会話の開始により,図11に示すようにコネクション管理制御表32のコネクション状態が会話中となると,Busyリンクは,コネクション管理制御表31→コネクション管理制御表32→コネクション管理制御表33→コネクション管理制御表31の順,Freeリンクは,コネクション管理制御表31→コネクション管理制御表33→コネクション管理制御表32→コネクション管理制御表31の順,さらに未確立リンクはコネクション管理制御表31→コネクション管理制御表34→コネクション管理制御表35の順となる。
【0043】
図12は,図11に示すリンク状態で,コネクション管理制御表32の会話が終了した場合のリンク状態を示している。
図11に示す状態から会話の終了により,コネクション管理制御表32のコネクション状態が確立済となる。各キューポインタの設定は,図12に示すように変更される。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように,コネクション管理制御表を,例えば会話中,確立済,未確立の3つの状態に応じて,3つのキューポインタでリンクすることにより,また,キューポインタをダイナミックに切り替えることにより,目的ごとのキューを効率よく検索することが可能となる。
【0045】
また,ハッシュテーブルは,常に同一エントリに属するコネクション管理制御表の1つをポイントするようにするため,オーバーフローハッシュテーブルを持つ必要がなくなり,オーバーフローハッシュテーブルの領域を削減でき,また,オーバーフローハッシュテーブルの検索により生じる検索効率の低下をなくすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 コネクション管理制御表のリンク関係を示す図である。
【図3】 コネクション管理制御表の構成例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態におけるマルチリンクの処理を説明する図である。
【図5】 本発明の実施の形態におけるマルチリンクの処理を説明する図である。
【図6】 コネクション確立要求に対する検索及びリンク処理(未確立から確立済)の処理フローチャートである。
【図7】 会話開始要求に対する検索及びリンク処理(確立済から会話中)の処理フローチャートである。
【図8】 会話終了要求に対する検索及びリンク処理(会話中から確立済)の処理フローチャートである。
【図9】 本発明の実施例を説明する図である。
【図10】 本発明の実施例を説明する図である。
【図11】 本発明の実施例を説明する図である。
【図12】 本発明の実施例を説明する図である。
【図13】 コネクション管理方法を用いる通信制御システムの説明図である。
【図14】 従来のハッシュテーブルを説明する図である。
【符号の説明】
10 ハッシュテーブル
11〜14 コネクション管理制御表(CNCB)
Claims (1)
- 通信のコネクション毎にコネクション管理制御表によってコネクションの状態を管理する通信制御システムにおけるコネクション管理方法において,
コネクションの相手ポート番号をキーにしたハッシュテーブルによって,同じエントリに属するコネクション管理制御表の中の先頭のコネクション管理制御表をポイントし,
各コネクション管理制御表には,コネクションの状態に応じた複数のキューポインタを設け,
前記ハッシュテーブルのエントリからポイントされる先頭のコネクション管理制御表から,同じエントリに属する他のコネクション管理制御表を,前記コネクションの状態に応じた複数のキューポインタを用いてマルチリンクでポイントし,
かつ,前記コネクション管理制御表に,少なくともコネクションの未確立・確立済・会話中のコネクションの状態情報を格納する領域と,自側ポート番号を格納する領域と,相手ポート番号を格納する領域と,未確立のコネクション管理制御表をリンクするキューポインタの領域と,確立済のコネクション管理制御表を会話中のコネクション管理制御表より優先させてリンクするキューポインタの領域と,会話中のコネクション管理制御表を確立済のコネクション管理制御表より優先させてリンクするキューポインタの領域とを設け,
コネクション管理制御表の検索時には,相手ポート番号によって該当するハッシュテーブルのエントリを求め,求めたハッシュテーブルのエントリからポイントされる先頭のコネクション管理制御表およびそのコネクション管理制御表の該当する状態のキューポインタによってポイントされるコネクション管理制御表を順次検索する
ことを特徴とするコネクション管理方法。
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