JP2002144284A - 連続帯状材の切断装置及び切断方法 - Google Patents
連続帯状材の切断装置及び切断方法Info
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Abstract
あるいは金属箔やプラスチックフイルム等の表面に他の
物質を塗布あるいは接着した複合帯状材等のような薄い
帯状材をスリットするときに、切断されて切断点近傍に
ある帯状材に不規則な張力や圧縮が作用してその帯状材
に反りや捻れが起こり、その結果、帯状材の切り口にバ
リやハイエッジ、あるいは粉落ち等の有害な欠陥が生じ
てしまうと言うような欠陥を防ぐことが出来る材料押え
装置を備えた帯状材の切断装置を提供する。 【解決手段】 上丸刃8と下丸刃9の切断点でスリット
された帯状材24を上丸刃8と下丸刃9の帯状材24の
入り側の交点X(切断点)から少なくとも出側の交点Y
までの間で帯状材24を上丸刃8の外周面あるいは下丸
刃9の外周面に沿うように押し付けることが出来る押え
リング14,15をそれぞれ隣り合う丸刃の間に設けて
やる。そして、その材料押えリングは薄板部材からなる
円筒状リングとする。
Description
箔のような金属箔やプラスチックフイルム等の帯状材、
あるいは金属箔やプラスチックフイルム等の表面に他の
物質を塗布あるいは接着した複合帯状材等の原反を多数
条にスリットするための連続帯状材の切断装置及び切断
方法に関するものであり、特に薄い帯状材をスリットす
るときに帯状材を有効に案内することができる材料押え
装置を備えた帯状材の切断装置及びその切断装置による
切断方法に関する。
刃と下側回転軸に嵌装固定された複数の下丸刃とによっ
て帯状材を複数条にスリットする切断装置の切断点近傍
に設けられて帯状材を案内するための材料押え装置の従
来技術としては、実開昭62−88523号公報や実開
平1−26121号公報、あるいは特開平7−6841
1号公報等に示されている材料押え装置が知られてい
る。
いる材料押え装置は、図4に示すようにエンドレスベル
ト25と、そのエンドレスベルト25がフラット状をな
して回転するように両端で回転自在に支持する2組の回
転ロール26と、その2組の回転ロール26を支えるフ
レーム27とを有するエンドレスベルトタイプとした材
料押え装置である。
れている材料押え装置は、前記の実開昭62−8852
3号公報と同様にエンドレスベルトタイプとした材料押
え装置に対し、エンドレスベルトの循環動速度をスリッ
ター板の移動速度と同一に駆動調整するための駆動プー
リーを加えたものであり、分割切断されたスリッター板
を押えるエンドレスベルトの循環動速度をスリッター板
の移動速度と同一にすることができ、これによって循環
するエンドレスベルトと移動するスリッター板との間で
相対的に滑りが発生するのを確実に阻止しながら、スリ
ッター板の浮き上がりを防ぐと共に、浮き上がりを防ぐ
エンドレスベルトによってスリッター板の表面に紋様や
疵が付くのを防ぐことができるようにした材料押え装置
である。
れている材料押え装置は、図5に示すように、上下回転
軸6、7の上側回転軸用はその軸上部に、下側回転軸用
はその軸下部に、それぞれ軸長に対応する長さの複数本
の受けローラー28を設け、そのローラー28と上下そ
れぞれ別体に回転軸に押えリング14、15を設け、そ
の押えリング14、15を複数本の受けローラー28と
通板する板24とにより固定し、複数本の受けローラー
28の芯間距離を変えることによって、押えリング1
4、15の芯間距離を変え、板厚による押え量の変化を
制御することが出来るようにしたバックアップリングに
よる材料押え装置である。
プラスチックフイルム等のような薄い帯状材をスリット
する場合には、図6に示すように、上丸刃8と下丸刃9
は相対的に上下方向に押し込まれ、所定量のラップ部分
Tを確保することが必要とされている。その結果入り側
から進入して行く帯状材24は上丸刃8と下丸刃9の入
り側の交点Xで切断され、切断された帯状材24はそれ
ぞれ隣り合う上丸刃8、8、あるいはそれぞれ隣り合う
下丸刃9、9,の間に挟まれた状態で出側の交点Yまで
進み、出側の交点Yを過ぎたところで隣り合う両丸刃の
側面間から開放される必要がある。
24には不規則な張力や圧縮が作用することになり、帯
状材24には反りや捻れが発生し、その結果、帯状材2
4の切り口にはバリやハイエッジ、あるいは粉落ちなど
の有害な欠陥が生じてしまうという問題があった。また
上丸刃8と下丸刃9とによる出側の交点Yの近傍におい
ては、隣り合う両丸刃の側面間にある帯状材24は両丸
刃の側面間に挟まれた状態でそのまま丸刃の回転に引き
ずられて回転方向に進んでしまうと言う厄介な問題もあ
った。そしてこの問題を解決するためには上丸刃8と下
丸刃9の入り側の交点X、即ち上下丸刃による切断点の
近傍から少なくとも出側の交点Yまでの間、より好まし
くは上下丸刃による切断点の近傍から出側の交点Yを越
えた所定の位置までの間で、帯状材24が上丸刃8の外
周面、あるいは下丸刃9の外周面に一様な状態で沿うよ
うにその帯状材24を材料押え手段によってそれぞれの
丸刃の外周面に押し付けてやることが有効であることが
知られている。
23号公報や実開平1−26121号公報に示されてい
るような材料押え装置を備えたスリッターによって例え
ば金属箔のような薄い帯状材をスリットしようとする場
合、エンドレスベルトをフラット状に支持するための前
後1対の回転ロール、または前後1対のプーリーがスリ
ットすべき帯状材の全幅に亘って帯状材の上面側と下面
側の両方に設けられているので、上下の回転ロール、ま
たは上下のプーリーを帯状材を横切ってまで上下に移動
調整することは不可能であり、エンドレスベルトを各丸
刃の外周面に沿わせることはできず、その結果エンドレ
スベルトによって薄い帯状材を各丸刃の外周面にある長
さの範囲で沿うよう押し付けることは不可能であり、こ
のような従来のエンドレスベルトタイプの材料押え装置
を備えたスリッターは金属箔等のような薄い帯状材のス
リットには不向きであった。
れているような押えリングによる材料押え装置を備えた
剪断装置では剛性体からなるリングによって帯状材を押
えることになるので、リングの外周面は丸刃の外周面に
対しては線接触状態となり、帯状材を丸刃の外周面に対
して所定の範囲で沿うように押し付けることは不可能で
あり、前述した従来技術と同様に金属箔等のような薄い
帯状材のスリットには採用できなかった。
示されているような剛性体からなる押えリングの外周面
にゴム等の弾性体をライニングした押えリングを形成し
て帯状材を押えるようにする材料押え装置も考えられる
が、このような構成とした材料押え装置では、丸刃の外
周面に弾性体がある長さの範囲で沿うように弾性体を丸
刃の外周面に押し付けたときに弾性体は軸心方向へ圧縮
されるが、この軸心方向への圧縮に伴って弾性体リング
の圧縮部付近の外周面には円周方向での引き寄せ変形も
生じることになるので帯状材には長手方向の有害な張力
が作用することになり、薄い帯状材の切断での切り口に
対しては好ましい結果は得られない。
されたものであり、金属箔やプラスチックフイルム等の
帯状材、あるいは金属箔やプラスチックフイルム等の表
面に他の物質を塗布あるいは接着した複合帯状材等のよ
うな薄い帯状材の原反を上側回転軸に嵌装固定された上
丸刃と下側回転軸に嵌装固定された下丸刃とによって多
数条に切断するときに、上丸刃と下丸刃とによってスリ
ットされた帯状材が上丸刃と下丸刃の帯状材の入り側の
交点X、即ち上下丸刃による切断点の近傍から出側の交
点Yまでの間、あるいは上下丸刃による切断点の近傍か
ら出側の交点Yを過ぎた位置までの間で、上丸刃の外周
面、あるいは下丸刃の外周面に一様な状態で沿いながら
進んで行くことが出来るようにその帯状材をそれぞれの
丸刃の外周面に所定の範囲で確実に押し付けることが出
来る材料押え装置を備えた連続帯状材の切断装置及びそ
の切断装置による切断方法を提供することを目的として
いる。
めに本発明の請求項1に係る発明は、外周縁に刃先を有
する複数の上丸刃が所定間隔で嵌装固定されている上側
回転軸と、外周縁に刃先を有する複数の下丸刃が所定間
隔で嵌装固定されている下側回転軸と、前記上側回転軸
の軸心に対して偏心状態で、かつそれぞれ隣り合う前記
上丸刃の間に設けられて、前記下丸刃の外周面に被切断
材を間に挟んで押接される上側押えリングと、前記下側
回転軸の軸心に対して偏心状態で、かつそれぞれ隣り合
う前記下丸刃の間に設けられて、前記上丸刃の外周面に
被切断材を間に挟んで押接される下側押えリングと、前
記上側押えリングを前記下丸刃の切断点近傍の外周面に
押接させるための上側押し込み調整手段と、前記下側押
えリングを前記上丸刃の切断点近傍の外周面に押接させ
るための下側押し込み調整手段とを備えた連続帯状材の
切断装置であって、前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃
先とが上下で互いに向かい合うように、前記上丸刃が前
記上側回転軸に、前記下丸刃が前記下側回転軸に、それ
ぞれ嵌装固定され、前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃
先とによって前記上側回転軸と前記下側回転軸との間に
通された連続帯状材を複数条にスリットする連続帯状材
の切断装置において、前記上側押えリングと前記下側押
えリングを薄板部材からなる円筒状リングによって形成
した連続帯状材の切断装置である。
リットされた帯状材を間に挟んで上側押し込み手段によ
って下丸刃の外周面に押接される上側押えリングと、同
じく上下の丸刃によって切断された帯状材を間に挟んで
下側押し込み手段によって上丸刃の外周面に押接される
下側押えリングを薄板部材からなる円筒状リングとした
ので、上側押し込み手段、あるいは下側押し込み手段に
よって所定の力でそれぞれの丸刃の外周面に押し込まれ
る各押えリングは、その相対するそれぞれの丸刃の外周
面に沿って所定の範囲で変形することが出来るので、上
側押し込み手段と下側押し込み手段をそれぞれ上下左右
に適宜調整してやることによって、上丸刃と下丸刃の入
り側の交点Xの近傍から出側の交点Yを越えた位置まで
の間で帯状材をそれぞれの相対する丸刃の外周面に一様
な状態で沿わせるように押し付けてやることが可能にな
る。
縁に刃先を有する複数の上丸刃が所定間隔で嵌装固定さ
れている上側回転軸と、外周縁に刃先を有する複数の下
丸刃が所定間隔で嵌装固定されている下側回転軸と、前
記上側回転軸の軸心に対して偏心状態で、かつそれぞれ
隣り合う前記上丸刃の間に設けられて、前記下丸刃の外
周面に被切断材を間に挟んで押接される上側押えリング
と、前記下側回転軸の軸心に対して偏心状態で、かつそ
れぞれ隣り合う前記下丸刃の間に設けられて、前記上丸
刃の外周面に被切断材を間に挟んで押接される下側押え
リングと、前記上側押えリングを前記下丸刃の切断点近
傍の外周面に押接させるための上側押し込み調整手段
と、前記下側押えリングを前記上丸刃の切断点近傍の外
周面に押接させるための下側押し込み調整手段とを備
え、前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃先とが上下で互
いに向かい合うように、前記上丸刃が前記上側回転軸
に、前記下丸刃が前記下側回転軸に、それぞれ嵌装固定
され、前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃先とによって
前記上側回転軸と前記下側回転軸との間に通された連続
帯状材を複数条にスリットする切断装置による連続帯状
材の切断方法において、前記上側押えリングと前記下側
押えリングを薄板部材からなる円筒状リングによって形
成し、前記上丸刃と前記下丸刃による切断点近傍から少
なくとも前記上丸刃と前記下丸刃の出側の交点までの間
で前記上側押えリングと前記下側押えリングを連続帯状
材を介在させて前記上丸刃または前記下丸刃の外周面に
沿うように押し付けて切断する連続帯状材の切断方法で
ある。
側の交点X、即ち切断点で切断された連続帯状材は、切
断点近傍から上丸刃と下丸刃の出側の交点Yを過ぎる迄
は上側押えリング及び下側押えリングによって下丸刃、
あるいは上丸刃の外周面に沿うように押し付けられて進
むので、切断された帯状材には不規則な張力や圧縮が作
用することがなく、また隣り合う丸刃の側面間に挟まれ
たまま丸刃の回転に引きずられて回転方向に進んでしま
うという現象もなくなる。
て図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明を適
用してなる連続帯状物の切断装置の正面図であり、図2
はその側面図である。図において上側回転軸6と下側回
転軸7は本体1の左右のフレーム2、3に設けられてい
る軸受け手段によって平行かつ回転自在に軸支されてお
り、外部に設けられた駆動手段(図示せず)によって互
いに反対方向の回転が与えられるようになっている。そ
して、上側回転軸6にはその上側回転軸6の一方側に設
けられてストッパーの役目をするフランジ部16と他方
側に組み込まれた締め付け手段18とによって、第1ス
ペーサ10とその第1スペーサによって所定の間隔とさ
れた上丸刃8と上側端部スペーサ12とが嵌合固定さ
れ、同様に、下側回転軸7にはその下側回転軸7の一方
側に設けられてストッパーの役目をするフランジ部17
と他方側に組み込まれた締め付け手段19とによって、
第2スペーサ11とその第2スペーサ11によって所定
の間隔とされた下丸刃9と下側端部スペーサ13とが嵌
合固定されている。
スペーサ10と第2スペーサ11の厚さは帯状材24の
スリット幅寸法や帯状材24をスリットするのに必要と
されるクリアランス量(ゼロの場合もある)等によって
それぞれ適宜決定され、また上側回転軸6と下側回転軸
7との軸間距離Sは上丸刃8と下丸刃9とによって帯状
材をスリットするのに必要とされるラップ量Tだけ上丸
刃6と下丸刃7とが相対的に上下方向で噛み合うような
寸法とされており、上丸刃6の外周縁に設けられた刃先
と下丸刃7の外周縁に設けられた刃先とによって帯状材
24をスリットすることができるようにそれぞれが調整
されている。
は、薄い金属板で形成され、上丸刃8の外径よりも大き
い径とされ、その隣り合う2枚の上丸刃8、8の間隔よ
り少しだけ小さい幅、即ち隣り合う2枚の上丸刃8、8
の間にある第1スペーサ10の幅よりも少しだけ小さい
幅とされた円筒状リングからなる上側押えリング14が
その第1スペーサ10を偏心状態で包囲する形で回転自
在に設けられており、その上側押えリング14は本体1
の上側フレーム4の下面に設けられた上側押し込み調整
手段20の左右の押しローラー22,22によって上部
が受けられており、上側押し込み調整手段20を調整す
ることによって上側押えリング14をその上側押えリン
グ14と相対している下丸刃9の外周面に所定の圧力で
押し付けることが出来るようになっている。
には、薄い金属板で形成され、下丸刃9の外径よりも大
きい径とされ、その隣り合う2枚の下丸刃9,9の間隔
より少しだけ小さい幅、即ち隣り合う2枚の下丸刃9,
9の間にある第2スペーサ11の幅よりも少しだけ小さ
い幅とされた円筒状リングからなる下側押えリング15
がその第2スペーサ11を偏心状態で包囲する形で回転
自在に設けられており、その下側押えリング15は本体
1の下側フレーム5の上面に設けられた下側押し込み調
整手段21の左右の押しローラー23,23によって下
部が受けられており、下側押し込み調整手段21を調整
することによって下側押えリング15をその下側押えリ
ング15と相対している上丸刃8の外周面に所定の圧力
で押し付けることが出来るようになっている。
押しローラー22、22、及び下側押し込み調整手段2
1の左右の押しローラー23,23はそれぞれ左右方向
及び上下方向に微調整することが出来るようになってお
り、上下の回転軸6、7の垂直方向の中心線A−Aに対
して上側押えリング14及び下側押えリング15をそれ
ぞれ左右のいずれの方向にもずらすことが出来るように
なっている。尚、図2においては、上側押えリング14
及び下側押えリング15は真円であるかのように表して
いるが、実際には、それぞれの押しローラーの位置、及
び押し付け圧力の違いによって調整後の形態は一様でな
く変形したリングとなる。
ットされた帯状材24、と所定の圧力で帯状材24を挟
んで下丸刃9の外周面に沿うように押し付けられている
上側押えリング14の状態を説明するための一部拡大図
であり、所定の圧力で下丸刃9の外周面に押し付けられ
た上側押えリング14の下部はその上側押えリング14
が柔軟性及び復元性のある薄い金属部材で形成されてい
るので、所定の長さに亘り下丸刃9の外周面に倣うよう
に当接する。そして、この上側押えリング14と下丸刃
9の外周面との当接部分が上丸刃8と下丸刃9の入り側
の交点X(切断点)の近傍から出側の交点Yを越える位
置までとなるように、上側押し込み調整手段20によっ
て上側押えリング14を押し込んでおけば、上丸刃8と
下丸刃9によってスリットされた帯状材24は切断点か
ら上丸刃8と下丸刃9の出側の交点Yまでは上側押えリ
ング14によって下丸刃9の外周面に沿うように押し付
けられるので、帯状材24には不規則な張力や圧縮が作
用することはなくなる。また、帯状材24は少なくとも
上丸刃8と下丸刃9の出側の交点Yを越えるまでは上側
押えリング14と下丸刃9の外周面とによって押えられ
ているので、帯状材24は隣り合う上丸刃8,8の側面
間に挟まれたまま上丸刃8の回転に引きずられて回転方
向に進んでしまうと言うトラブルも起こらない。
よってスリットされた帯状材24と、所定の圧力で帯状
材24を挟んで下丸刃9の外周面に沿うように押し付け
られた上側押えリング14の状態を説明したが、上丸刃
8と下丸刃9とによってスリットされた帯状材24と、
所定の圧力で帯状材24を挟んで上丸刃8の外周面に沿
うように押し付けられた下側押えリング15との関係も
前述の上側押えリング14と同じ状態としてやれば、前
記同様に帯状材24には不規則な張力や圧縮が作用する
ことはなくなり、また帯状材24が隣り合う下丸刃9、
9の側面間に挟まれたまま下丸刃9の回転に引きずられ
て下丸刃9の回転方向に挟まれたまま進んでしまうと言
う問題も起こらない。
グが薄い金属部材で形成された上側押えリング14、及
び下側押えリング15について記述したが、この上側押
えリング、及び下側押えリングには柔軟性と復元性が要
求されるので、焼入鋼製リングやステンレス製リング、
チタン合金製リング等の金属製リングの他に樹脂やグラ
スファイバー等の薄板部材からなる円筒状リングを用い
ることも出来る。また以上に記述した材料に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成するための柔軟性と
復元性が備わっている円筒状リングを形成することが出
来る部材であれば他の材料でもよいことは当然である。
8、及び下丸刃9をそれぞれ上下の回転軸6,7に所定
の間隔で嵌装固定するのに、第1スペーサ10または第
2スペーサ11,及び上下の各端部スペーサ12,1
3,そして上下の回転軸に設けられたフランジ部16,
17と上下の締め付け手段18,19とを用いて嵌装固
定するように構成された切断装置について記述したが、
このようなスペーサや締め付け手段を用いずに、上下の
回転軸の軸心方向に摺動可能に嵌装された複数の移動式
刃物ホルダーを利用してその移動式刃物ホルダーを上下
の回転軸の所定の位置に固定するようにして上丸刃及び
下丸刃を所定の間隔に配置する構成とした切断装置であ
ってもよく、また上丸刃あるいは下丸刃の形状も本実施
の形態で記述した形状に限定されるものではなく、上下
丸刃のうちの一方の丸刃が刃物ホルダーに組み付けられ
た薄丸刃であってもよく、また皿形薄丸刃であってもよ
い。そして、この場合には上側押えリングと下側押えリ
ングのうちの一方の押えリングが不要となる。
丸刃と下丸刃によってスリットされた薄い帯状材は切断
点から少なくとも上丸刃と下丸刃の出側の交点まではそ
れぞれ上下の押えリングによって下丸刃の外周面または
上丸刃の外周面に沿うように押し付けられて進むので、
帯状材には不規則な張力や圧縮が作用しなくなり、その
結果帯状材には反りや捻れが発生することがなくなる。
また帯状材は隣り合う丸刃の側面間に挾まれたまま丸刃
の回転に引きずられて丸刃の回転方向に進んでしまうこ
ともなくなり、帯状材の切り口にはバリやハイエッジ、
あるいは粉落ち等の有害な欠陥が誘発されるようなこと
はなくなる。
ある。
ある。
傍の拡大図である。
示す図である。
部を示す図である。
断点近傍の拡大図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 外周縁に刃先を有する複数の上丸刃が所
定間隔で嵌装固定されている上側回転軸と、 外周縁に刃先を有する複数の下丸刃が所定間隔で嵌装固
定されている下側回転軸と、 前記上側回転軸の軸心に対して偏心状態で、かつそれぞ
れ隣り合う前記上丸刃の間に設けられて、前記下丸刃の
外周面に被切断材を間に挟んで押接される上側押えリン
グと、 前記下側回転軸の軸心に対して偏心状態で、かつそれぞ
れ隣り合う前記下丸刃の間に設けられて、前記上丸刃の
外周面に被切断材を間に挟んで押接される下側押えリン
グと、 前記上側押えリングを前記下丸刃の切断点近傍の外周面
に押接させるための上側押し込み調整手段と、 前記下側押えリングを前記上丸刃の切断点近傍の外周面
に押接させるための下側押し込み調整手段とを備えた連
続帯状材の切断装置であって、 前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃先とが上下で互いに
向かい合うように、前記上丸刃が前記上側回転軸に、前
記下丸刃が前記下側回転軸に、それぞれ嵌装固定され、
前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃先とによって前記上
側回転軸と前記下側回転軸との間に通された連続帯状材
を複数条にスリットする連続帯状材の切断装置におい
て、 前記上側押えリングと前記下側押えリングを薄板部材か
らなる円筒状リングによって形成したことを特徴とする
連続帯状材の切断装置。 - 【請求項2】 外周縁に刃先を有する複数の上丸刃が所
定間隔で嵌装固定されている上側回転軸と、 外周縁に刃先を有する複数の下丸刃が所定間隔で嵌装固
定されている下側回転軸と、 前記上側回転軸の軸心に対して偏心状態で、かつそれぞ
れ隣り合う前記上丸刃の間に設けられて、前記下丸刃の
外周面に被切断材を間に挟んで押接される上側押えリン
グと、 前記下側回転軸の軸心に対して偏心状態で、かつそれぞ
れ隣り合う前記下丸刃の間に設けられて、前記上丸刃の
外周面に被切断材を間に挟んで押接される下側押えリン
グと、 前記上側押えリングを前記下丸刃の切断点近傍の外周面
に押接させるための上側押し込み調整手段と、 前記下側押えリングを前記上丸刃の切断点近傍の外周面
に押接させるための下側押し込み調整手段とを備え、 前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃先とが上下で互いに
向かい合うように、前記上丸刃が前記上側回転軸に、前
記下丸刃が前記下側回転軸に、それぞれ嵌装固定され、
前記上丸刃の刃先と前記下丸刃の刃先とによって前記上
側回転軸と前記下側回転軸との間に通された連続帯状材
を複数条にスリットする切断装置による連続帯状材の切
断方法において、 前記上側押えリングと前記下側押えリングを薄板部材か
らなる円筒状リングによって形成し、 前記上丸刃と前記下丸刃による切断点近傍から少なくと
も前記上丸刃と前記下丸刃の出側の交点までの間で前記
上側押えリングと前記下側押えリングを連続帯状材を介
在させて前記上丸刃または前記下丸刃の外周面に沿うよ
うに押し付けて切断することを特徴とする連続帯状材の
切断方法。
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JP2000344093A JP4611508B2 (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 連続帯状材の切断装置及び切断方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2000
- 2000-11-10 JP JP2000344093A patent/JP4611508B2/ja not_active Expired - Fee Related
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