JP2002124339A - キャップ付電気コネクタ - Google Patents
キャップ付電気コネクタInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スモールサイズとなったコンプレッションタ
イプの電気コネクタであって、キャップ付とすることに
より、自動化された取り付けに対応できるようにする。 【解決手段】 スリット14を有する絶縁性のハウジン
グ2と、スリット14内に収容され、ハウジング2の一
端側11から突出するリード部21とハウジング2の他
端側12から突出する変位可能な接点部29とを有する
導電性のアームコンタクト3とを備える電気コネクタ
に、接点部29を覆うキャップ4を取り付ける。このキ
ャップ4は、ハウジング2に他端側12から着脱自在に
嵌められるケース部41と、このケース部41の頂上を
覆う蓋部42との一体成形品とする。キャップ4が取り
付けられた電気コネクタは、リード部21は露出してい
るが、接点部29は覆われている。
イプの電気コネクタであって、キャップ付とすることに
より、自動化された取り付けに対応できるようにする。 【解決手段】 スリット14を有する絶縁性のハウジン
グ2と、スリット14内に収容され、ハウジング2の一
端側11から突出するリード部21とハウジング2の他
端側12から突出する変位可能な接点部29とを有する
導電性のアームコンタクト3とを備える電気コネクタ
に、接点部29を覆うキャップ4を取り付ける。このキ
ャップ4は、ハウジング2に他端側12から着脱自在に
嵌められるケース部41と、このケース部41の頂上を
覆う蓋部42との一体成形品とする。キャップ4が取り
付けられた電気コネクタは、リード部21は露出してい
るが、接点部29は覆われている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッション
タイプのキャップ付電気コネクタに関し、より詳細に
は、デジタルビデオカメラのシリンダヘッドなどに用い
られるスモールサイズのキャップ付電気コネクタに関す
る。
タイプのキャップ付電気コネクタに関し、より詳細に
は、デジタルビデオカメラのシリンダヘッドなどに用い
られるスモールサイズのキャップ付電気コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルビデオカメラのような手持ち操
作される撮像機器には、小型のシリンダヘッドが用いら
れる。この小型シリンダヘッドには、第1の回路基板と
第2の回路基板とを接続するコンプレッションタイプの
電気コネクタが用いられる。
作される撮像機器には、小型のシリンダヘッドが用いら
れる。この小型シリンダヘッドには、第1の回路基板と
第2の回路基板とを接続するコンプレッションタイプの
電気コネクタが用いられる。
【0003】通常のコンプレッションタイプの電気コネ
クタは、絶縁性のハウジングと導電性のアームコンタク
トとを備え、前記ハウジングは前記アームコンタクトを
収容するスロットを有し、前記コンタクトは、前記ハウ
ジングの一端から突出するリード部と、前記ハウジング
に対する圧入部と、前記スロット内の変位を許容する湾
曲部と、前記スロットを出て前記ハウジングの他端から
突出する接点部とを順に有し、前記リード部が第1の回
路基板にロー付けなどにより固定され、前記接点部が第
2の回路基板の導電面に対して圧接される構造となって
いる。
クタは、絶縁性のハウジングと導電性のアームコンタク
トとを備え、前記ハウジングは前記アームコンタクトを
収容するスロットを有し、前記コンタクトは、前記ハウ
ジングの一端から突出するリード部と、前記ハウジング
に対する圧入部と、前記スロット内の変位を許容する湾
曲部と、前記スロットを出て前記ハウジングの他端から
突出する接点部とを順に有し、前記リード部が第1の回
路基板にロー付けなどにより固定され、前記接点部が第
2の回路基板の導電面に対して圧接される構造となって
いる。
【0004】第1の回路基板の片面上の所定位置に、複
数の電気コネクタをコンタクトのリード部のロー付けな
どにより固定する。この第1の回路基板を第2の回路基
板に前記電気コネクタを介して対向させ、第1の回路基
板と第2の回路基板とを押圧する。電気コネクタのアー
ムコンタクトの接点部が第2の回路基板の導電面に対し
て圧接され、アームコンタクトの湾曲部が変形し、接点
部が第2の回路基板上の導電面をワイピングしながら圧
接され、接点部と導電面が電気的に接続される。
数の電気コネクタをコンタクトのリード部のロー付けな
どにより固定する。この第1の回路基板を第2の回路基
板に前記電気コネクタを介して対向させ、第1の回路基
板と第2の回路基板とを押圧する。電気コネクタのアー
ムコンタクトの接点部が第2の回路基板の導電面に対し
て圧接され、アームコンタクトの湾曲部が変形し、接点
部が第2の回路基板上の導電面をワイピングしながら圧
接され、接点部と導電面が電気的に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の撮像機器の小型
化の急激な変化に伴ってシリンダヘッドも小型になり、
第1の回路基板、第2の回路基板及びこれらを接続する
電気コネクタも著しくスモールサイズになってきた。電
気コネクタがスモールサイズになると、電気コネクタの
リード部を第1の回路基板に取り付けるときに、位置決
めが難しくなり、取り扱い難くなる。スモールサイズの
電気コネクタであっても、第1の回路基板への固定は自
動的に行う必要があるため、自動化された取り付けに対
応できる取り扱い易い電気コネクタが求められるように
なった。
化の急激な変化に伴ってシリンダヘッドも小型になり、
第1の回路基板、第2の回路基板及びこれらを接続する
電気コネクタも著しくスモールサイズになってきた。電
気コネクタがスモールサイズになると、電気コネクタの
リード部を第1の回路基板に取り付けるときに、位置決
めが難しくなり、取り扱い難くなる。スモールサイズの
電気コネクタであっても、第1の回路基板への固定は自
動的に行う必要があるため、自動化された取り付けに対
応できる取り扱い易い電気コネクタが求められるように
なった。
【0006】そこで、本発明は、スモールサイズとなっ
たコンプレッションタイプの電気コネクタであって、キ
ャップ付とすることにより、自動化された取り付けに対
応できるキャップ付電気コネクタを提供することを目的
とする。
たコンプレッションタイプの電気コネクタであって、キ
ャップ付とすることにより、自動化された取り付けに対
応できるキャップ付電気コネクタを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1のキャップ付電気コネクタは、絶縁性のハウジング
と、前記ハウジングに保持され、前記ハウジングの一端
から突出するリード部と前記ハウジングの他端から突出
する変位可能な接点部とを有する導電性のアームコンタ
クトとを備える電気コネクタに、前記接点部を覆うキャ
ップが取り付けられたキャップ付電気コネクタであっ
て、前記キャップは、前記ハウジングに前記他端側から
着脱自在に嵌められるケース部と、このケース部の頂上
を覆う蓋部との一体成形品となったものである。ハウジ
ングに前記他端側から嵌められるケース部と、このケー
ス部の頂上を覆う蓋部からなるキャップは、ハウジング
のリード部を露出させた状態でハウジングに嵌められ
る。そのため、リード部の回路基板への固定時には、キ
ャップ付電気コネクタのキャップの部分を保持して、電
気コネクタのリード部を回路基板に押しつけ、リード部
を回路基板に固定する。キャップのケース部はハウジン
グに対して着脱自在であるため、リード部を回路基板に
固定した後、キャップを外すことにより、変位可能な接
点部を露出させる状態にできる。このように、キャップ
は、接点部の回路基板への取り付け前の保護だけではな
く、リード部を回路基板に固定する際の治具として機能
する。出来るだけ小型にされたハウジングに嵌められた
キャップであるため、キャップの特に蓋部を保持して、
小型の電気コネクタの取り扱い性を向上させる。
項1のキャップ付電気コネクタは、絶縁性のハウジング
と、前記ハウジングに保持され、前記ハウジングの一端
から突出するリード部と前記ハウジングの他端から突出
する変位可能な接点部とを有する導電性のアームコンタ
クトとを備える電気コネクタに、前記接点部を覆うキャ
ップが取り付けられたキャップ付電気コネクタであっ
て、前記キャップは、前記ハウジングに前記他端側から
着脱自在に嵌められるケース部と、このケース部の頂上
を覆う蓋部との一体成形品となったものである。ハウジ
ングに前記他端側から嵌められるケース部と、このケー
ス部の頂上を覆う蓋部からなるキャップは、ハウジング
のリード部を露出させた状態でハウジングに嵌められ
る。そのため、リード部の回路基板への固定時には、キ
ャップ付電気コネクタのキャップの部分を保持して、電
気コネクタのリード部を回路基板に押しつけ、リード部
を回路基板に固定する。キャップのケース部はハウジン
グに対して着脱自在であるため、リード部を回路基板に
固定した後、キャップを外すことにより、変位可能な接
点部を露出させる状態にできる。このように、キャップ
は、接点部の回路基板への取り付け前の保護だけではな
く、リード部を回路基板に固定する際の治具として機能
する。出来るだけ小型にされたハウジングに嵌められた
キャップであるため、キャップの特に蓋部を保持して、
小型の電気コネクタの取り扱い性を向上させる。
【0008】請求項2のキャップ付電気コネクタは、請
求項1において、前記蓋部に引っ掛かり可能な突起が設
けられているものである。キャップ付電気コネクタは小
型であるため、キャリアテープのエンボス部に入れ、カ
バーテープでエンボス部を閉じたエンボステーピング品
で扱われる。キャップの蓋部に引っ掛かり可能な突起を
フランジとして設けると、エンボス部の入口で前記突起
が引っ掛かり、エンボス部の所定位置にキャップ付電気
コネクタをを位置決めし、取り出し易くする。
求項1において、前記蓋部に引っ掛かり可能な突起が設
けられているものである。キャップ付電気コネクタは小
型であるため、キャリアテープのエンボス部に入れ、カ
バーテープでエンボス部を閉じたエンボステーピング品
で扱われる。キャップの蓋部に引っ掛かり可能な突起を
フランジとして設けると、エンボス部の入口で前記突起
が引っ掛かり、エンボス部の所定位置にキャップ付電気
コネクタをを位置決めし、取り出し易くする。
【0009】請求項3のキャップ付電気コネクタは、請
求項1又は2において、前記蓋部の上面は、吸着による
保持が可能な平面に形成されているものである。キャッ
プ付電気コネクタは小型であるため、キャップの蓋部上
面の平面を吸着して、エンボス部から取り出したり、回
路基板の所定位置に搬送することができる。
求項1又は2において、前記蓋部の上面は、吸着による
保持が可能な平面に形成されているものである。キャッ
プ付電気コネクタは小型であるため、キャップの蓋部上
面の平面を吸着して、エンボス部から取り出したり、回
路基板の所定位置に搬送することができる。
【0010】請求項4のキャップ付電気コネクタは、請
求項1〜3のいずれかにおいて、前記ケース部は四側面
を有し、二側面を他方の二側面から分離し前記二側面に
可撓性を付与するスリットが設けられ、この二側面に前
記ハウジングに対する係合部が設けられているものであ
る。請求項5のキャップ付電気コネクタは、この請求項
4において、前記二側面に前記蓋部に至る切り欠きが設
けられているものである。スリット、これに付加される
切り欠きによって、ハウジングに対して着脱自在なキャ
ップの二側面を可撓性のあるものとすることができ、ハ
ウジングに対する係合部の作動も良好な状態に保つこと
ができる。
求項1〜3のいずれかにおいて、前記ケース部は四側面
を有し、二側面を他方の二側面から分離し前記二側面に
可撓性を付与するスリットが設けられ、この二側面に前
記ハウジングに対する係合部が設けられているものであ
る。請求項5のキャップ付電気コネクタは、この請求項
4において、前記二側面に前記蓋部に至る切り欠きが設
けられているものである。スリット、これに付加される
切り欠きによって、ハウジングに対して着脱自在なキャ
ップの二側面を可撓性のあるものとすることができ、ハ
ウジングに対する係合部の作動も良好な状態に保つこと
ができる。
【0011】請求項6のキャップ付電気コネクタは、請
求項1〜5のいずれかにおいて、前記電気コネクタの色
と前記キャップの色が異なっているものである。電気コ
ネクタのリード部の回路基板への固定の後に、キャップ
が取り外されるが、電気コネクタの特にハウジングとキ
ャップの色が異なると、キャップの抜き取りミスを光学
的に自動又は目視で確認できる。
求項1〜5のいずれかにおいて、前記電気コネクタの色
と前記キャップの色が異なっているものである。電気コ
ネクタのリード部の回路基板への固定の後に、キャップ
が取り外されるが、電気コネクタの特にハウジングとキ
ャップの色が異なると、キャップの抜き取りミスを光学
的に自動又は目視で確認できる。
【0012】請求項7のキャップ付電気コネクタは、請
求項1〜6のいずれかにおいて、前記接点部の圧接方向
の変位をxとすると、前記xが0.5mm以下である。
この程度の圧接量であると、電気コネクタを、全幅2.
4mm×高さ4.3mm×長さ1.7mm(アームコン
タクトが2本の場合)の小型に収められるが、ハウジン
グに対するキャップを介しての取り扱いが容易にでき
る。
求項1〜6のいずれかにおいて、前記接点部の圧接方向
の変位をxとすると、前記xが0.5mm以下である。
この程度の圧接量であると、電気コネクタを、全幅2.
4mm×高さ4.3mm×長さ1.7mm(アームコン
タクトが2本の場合)の小型に収められるが、ハウジン
グに対するキャップを介しての取り扱いが容易にでき
る。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明のキャップ付電気コネ
クタの好適な実施形態例を図面を参照しながら説明す
る。まず、キャップが適用される電気コネクタの構造を
説明し、次にキャップ付電気コネクタを説明する。図1
は、電気コネクタ1の構造を示す図であり、図1(a)
は正面から見た横方向の断面図であり、図1(b)は側
面図であり、図1(c)は上面図である。図2は、図1
の電気コンタクトの回路基板への取り付け例を示す断面
図である。
クタの好適な実施形態例を図面を参照しながら説明す
る。まず、キャップが適用される電気コネクタの構造を
説明し、次にキャップ付電気コネクタを説明する。図1
は、電気コネクタ1の構造を示す図であり、図1(a)
は正面から見た横方向の断面図であり、図1(b)は側
面図であり、図1(c)は上面図である。図2は、図1
の電気コンタクトの回路基板への取り付け例を示す断面
図である。
【0014】図1の電気コネクタ1は、接点数が2個の
最小単位のものであって、ハウジング2と、向かい合わ
せに配置された2本のアームコンタクト3とを備えて構
成されている。
最小単位のものであって、ハウジング2と、向かい合わ
せに配置された2本のアームコンタクト3とを備えて構
成されている。
【0015】ハウジング2の詳細が図3に示される。図
3(a)は図3(b)のA−A線の断面図であり、図3
(b)は側面図であり、図3(c)は上面図である。ハ
ウジング2は、絶縁性のある合成樹脂からモールド成形
することが好ましい。図3(a)において、ハウジング
2は、図示されない第1の回路基板に対向する一端側1
1と、図示されない第2の回路基板に対向する他端側1
2と、側面13,13を有するブロックで形成されてい
る。図3(c)に示されるように、一端側11から他端
側12に向かい、千鳥状になるよう互いに向かい合うき
に彫り込まれた2本のスリット14,14が形成されて
いる。図3(a)に示されるスリット14は、側面13
に沿って深さが浅い部分14aと、側面13から奥側に
向かって深さが深くなった部分14bとからなる略L字
状である。深い部分14bの奥側は、他端側12の開口
に向かって広がる様に傾斜する傾斜面15となってい
る。この傾斜面15は後述するアームコンタクト3の接
点部29に対する規制部として機能する。スリット14
の浅い部分14aは一端側11に至る迄に開放され、図
3(b)示すように、浅い部分14aの延長線の両側に
第1圧入孔16と第2圧入孔17が貫通状態になって設
けられている。
3(a)は図3(b)のA−A線の断面図であり、図3
(b)は側面図であり、図3(c)は上面図である。ハ
ウジング2は、絶縁性のある合成樹脂からモールド成形
することが好ましい。図3(a)において、ハウジング
2は、図示されない第1の回路基板に対向する一端側1
1と、図示されない第2の回路基板に対向する他端側1
2と、側面13,13を有するブロックで形成されてい
る。図3(c)に示されるように、一端側11から他端
側12に向かい、千鳥状になるよう互いに向かい合うき
に彫り込まれた2本のスリット14,14が形成されて
いる。図3(a)に示されるスリット14は、側面13
に沿って深さが浅い部分14aと、側面13から奥側に
向かって深さが深くなった部分14bとからなる略L字
状である。深い部分14bの奥側は、他端側12の開口
に向かって広がる様に傾斜する傾斜面15となってい
る。この傾斜面15は後述するアームコンタクト3の接
点部29に対する規制部として機能する。スリット14
の浅い部分14aは一端側11に至る迄に開放され、図
3(b)示すように、浅い部分14aの延長線の両側に
第1圧入孔16と第2圧入孔17が貫通状態になって設
けられている。
【0016】アームコンタクト3の詳細が図4に示され
る。図4(a)は導電性材料のプレートから打ち抜か
れ、プレス成形されたアームコンタクトの上面図を示
し、図4(b)は図4(a)のB−B線の断面図であ
る。図4(b)において、アームコンタクト3は、先端
が90°折り曲げられたリード部21と、リード部21
からの延長部22と、延長部22の両側にリード部21
とは逆方向に90°折り曲げられ、圧入部として機能す
る第1圧入片23及び第2圧入片24と、第1湾曲部2
5と、延長部26と、第2湾曲部27と、延長部28
と、接点部29とを順に有する。
る。図4(a)は導電性材料のプレートから打ち抜か
れ、プレス成形されたアームコンタクトの上面図を示
し、図4(b)は図4(a)のB−B線の断面図であ
る。図4(b)において、アームコンタクト3は、先端
が90°折り曲げられたリード部21と、リード部21
からの延長部22と、延長部22の両側にリード部21
とは逆方向に90°折り曲げられ、圧入部として機能す
る第1圧入片23及び第2圧入片24と、第1湾曲部2
5と、延長部26と、第2湾曲部27と、延長部28
と、接点部29とを順に有する。
【0017】第1圧入片23及び第2圧入片24は、抜
け止めの引っ掛かり部23a,24aを有している。第
1湾曲部25は、延長部22と延長部26が段違いの平
行になるように二つのR部を有している。第2湾曲部2
7は、延長部26と延長部28が90°で交叉するよう
に一つのR部を有している。接点部29は、先端が鋭角
になるように折り曲げられ、延長部28からの突出する
とともに、延長部22と平行な線に対して角度αで内向
きになるように折り曲げ部29aを有する。折り曲げ部
29aは円弧状の接触部29bを有し、この接触部29
aが図示されない第2の回路基板の導電面に圧接され
る。
け止めの引っ掛かり部23a,24aを有している。第
1湾曲部25は、延長部22と延長部26が段違いの平
行になるように二つのR部を有している。第2湾曲部2
7は、延長部26と延長部28が90°で交叉するよう
に一つのR部を有している。接点部29は、先端が鋭角
になるように折り曲げられ、延長部28からの突出する
とともに、延長部22と平行な線に対して角度αで内向
きになるように折り曲げ部29aを有する。折り曲げ部
29aは円弧状の接触部29bを有し、この接触部29
aが図示されない第2の回路基板の導電面に圧接され
る。
【0018】図4(a)に示されるように、アームコン
タクト3は、りん青銅等の導電性材料のプレートからの
打ち抜きプレス成形によって形成され、a線とb線でカ
ットされることによりプレートから分離される。接点部
29の接触部29bは、好ましくは金メッキ等の表面処
理が施される。なお、アームコンタクト3は、打ち抜き
加工に限らず、電子加工或いはエッチングによって製造
されたものであってもよい。
タクト3は、りん青銅等の導電性材料のプレートからの
打ち抜きプレス成形によって形成され、a線とb線でカ
ットされることによりプレートから分離される。接点部
29の接触部29bは、好ましくは金メッキ等の表面処
理が施される。なお、アームコンタクト3は、打ち抜き
加工に限らず、電子加工或いはエッチングによって製造
されたものであってもよい。
【0019】図1により、ハウジング2とアームコンタ
クト3との組み合わせ構造を説明する。図1(a)にお
いて、第1圧入孔16に第1圧入片23を押し込み、更
に第2圧入孔17に第2圧入片24を押し込むと、延長
部22がスリットの浅い部分14aの底の延長線に隙間
無く沿い、アームコンタクト3がハウジング2に固定さ
れる。第1湾曲部25、延長部26、第2湾曲部27及
び延長部28がスリットの浅い部分14a及び深い部分
14b内に収容される。リード部21は一端側11から
僅かに突出し、接点部29が他端側12から高さH1だ
け突出する。接点部29は、その折り曲げ部29aが外
向きになるように突出し、制限部として機能する傾斜面
15と折り曲げ部29aの外向き部分が寸法εを隔てて
略平行になる。互いに逆方向に配置された一対のアーム
コンタクト3の一対の接点部29の圧接前の間隔はL1
である。
クト3との組み合わせ構造を説明する。図1(a)にお
いて、第1圧入孔16に第1圧入片23を押し込み、更
に第2圧入孔17に第2圧入片24を押し込むと、延長
部22がスリットの浅い部分14aの底の延長線に隙間
無く沿い、アームコンタクト3がハウジング2に固定さ
れる。第1湾曲部25、延長部26、第2湾曲部27及
び延長部28がスリットの浅い部分14a及び深い部分
14b内に収容される。リード部21は一端側11から
僅かに突出し、接点部29が他端側12から高さH1だ
け突出する。接点部29は、その折り曲げ部29aが外
向きになるように突出し、制限部として機能する傾斜面
15と折り曲げ部29aの外向き部分が寸法εを隔てて
略平行になる。互いに逆方向に配置された一対のアーム
コンタクト3の一対の接点部29の圧接前の間隔はL1
である。
【0020】図2により、電気コネクタ1の取り付け状
態を説明する。5はプリント基板等の第1の回路基板で
あり、6はプリント基板等の第2の回路基板である。少
なくとも2本のリード部21,21が、第1の回路基板
5の所定箇所の上に載り、ロー付け31により電気コネ
クタ1が第1回路基板5に固定される。第1の回路基板
5が第2の回路基板6に向けて押し込まれる。接点部2
9が第2の回路基板6に圧接され、第2湾曲部27等で
アームコンタクト3が曲がり、接点部29がスリットの
深い部分14bに入るとともに、外側すなわちスリット
14の奥側に向かって変位する。接点部29の折り曲げ
部29aが傾斜面即ち規制部15に当たり、接点部2
9,29の間隔L2が更に拡大しない様に制限される。
態を説明する。5はプリント基板等の第1の回路基板で
あり、6はプリント基板等の第2の回路基板である。少
なくとも2本のリード部21,21が、第1の回路基板
5の所定箇所の上に載り、ロー付け31により電気コネ
クタ1が第1回路基板5に固定される。第1の回路基板
5が第2の回路基板6に向けて押し込まれる。接点部2
9が第2の回路基板6に圧接され、第2湾曲部27等で
アームコンタクト3が曲がり、接点部29がスリットの
深い部分14bに入るとともに、外側すなわちスリット
14の奥側に向かって変位する。接点部29の折り曲げ
部29aが傾斜面即ち規制部15に当たり、接点部2
9,29の間隔L2が更に拡大しない様に制限される。
【0021】接点29,29が第2の回路基板6に向か
って更に押し込まれると、折り曲げ部29aは傾斜面即
ち規制部15に沿ってスリットの深い部分14b内に入
り込むが、接点29,29の間隔L2は殆ど広がらな
い。折り曲げ部29aが他方端12に向かって広がる傾
斜面即ち規制部15に強く当たり、接点部29,29の
突出方向の付勢力が作用する。この付勢力により、接点
29,29の第2の回路基板6の導電面6aに対する接
圧が所定以上に保たれる。また、接点部29,29の間
隔が、L1からL2へと拡大することにより、接点部2
9,29による導電面6aに対するワイピングも確保さ
れる。
って更に押し込まれると、折り曲げ部29aは傾斜面即
ち規制部15に沿ってスリットの深い部分14b内に入
り込むが、接点29,29の間隔L2は殆ど広がらな
い。折り曲げ部29aが他方端12に向かって広がる傾
斜面即ち規制部15に強く当たり、接点部29,29の
突出方向の付勢力が作用する。この付勢力により、接点
29,29の第2の回路基板6の導電面6aに対する接
圧が所定以上に保たれる。また、接点部29,29の間
隔が、L1からL2へと拡大することにより、接点部2
9,29による導電面6aに対するワイピングも確保さ
れる。
【0022】アームコネクタ3を厚み0.15mmの板
から形成し、接点部29,29の間隔L1を1.2mm
とし、接点部29,29の突出高さH1を0.5mmと
なるスモールサイズの電気コネクタ1に形成することが
できる。H1−H2の圧接量が0.3〜0.4mmであ
ると、圧接後の接点部29,29の間隔L2の最大値を
1.5mm以内に抑えることが出来る。この場合、H1
−H2の圧接方向の変位をxとすると、L2−L1の変
位がx/2以下となって、接点部29,29の変位を適
切にするとともに、突出高さH1が0.6mm以内とな
ったスモールサイズの電気コネクタ1とすることができ
る。また、二つのアームコネクタ3を有するハウジング
2を含めた電気コネクタ1の全体の大きさを、全幅2.
4mm×高さ4.3mm×厚み1.7mmのスモールサ
イズとすることができる。
から形成し、接点部29,29の間隔L1を1.2mm
とし、接点部29,29の突出高さH1を0.5mmと
なるスモールサイズの電気コネクタ1に形成することが
できる。H1−H2の圧接量が0.3〜0.4mmであ
ると、圧接後の接点部29,29の間隔L2の最大値を
1.5mm以内に抑えることが出来る。この場合、H1
−H2の圧接方向の変位をxとすると、L2−L1の変
位がx/2以下となって、接点部29,29の変位を適
切にするとともに、突出高さH1が0.6mm以内とな
ったスモールサイズの電気コネクタ1とすることができ
る。また、二つのアームコネクタ3を有するハウジング
2を含めた電気コネクタ1の全体の大きさを、全幅2.
4mm×高さ4.3mm×厚み1.7mmのスモールサ
イズとすることができる。
【0023】つぎに、スモールサイズの電気コネクタ1
の変位可能な接点部29,29を覆うキャップ4が取り
付けられた電気コネクタ1を図5により説明する。図5
(a)はキャップ付電気コネクタの正面から見た横方向
の断面図であり、図5(b)はその側面図であり、図5
(c)はその上面図である。
の変位可能な接点部29,29を覆うキャップ4が取り
付けられた電気コネクタ1を図5により説明する。図5
(a)はキャップ付電気コネクタの正面から見た横方向
の断面図であり、図5(b)はその側面図であり、図5
(c)はその上面図である。
【0024】キャップ4は、電気コネクタ1の接点部2
9,29の側から着脱自在に嵌められるケース部41
と、ケース部41の頂上を覆う蓋部42とからなる合成
樹脂等の一体成形品である。
9,29の側から着脱自在に嵌められるケース部41
と、ケース部41の頂上を覆う蓋部42とからなる合成
樹脂等の一体成形品である。
【0025】図6によりキャップ4の詳細を説明する。
図6(a)はキャップの正面から見た横方向の断面図で
あり、図6(b)はその側面図であり、図6(c)はそ
の上面図である。
図6(a)はキャップの正面から見た横方向の断面図で
あり、図6(b)はその側面図であり、図6(c)はそ
の上面図である。
【0026】図6(c)において、蓋部42は、上面か
ら見るとH字状の平面に形成されている。図6(a)に
おいて、ケース部41は、この蓋部42の下面から一体
となって下方に延在しており、電気コネクタ1の幅方向
に対応する二側面を形成する一対の第1側板43,43
と、電気コネクタ1の厚さ方向に対応する残り二側面を
形成する一対の第2側板44,44とを有している。
ら見るとH字状の平面に形成されている。図6(a)に
おいて、ケース部41は、この蓋部42の下面から一体
となって下方に延在しており、電気コネクタ1の幅方向
に対応する二側面を形成する一対の第1側板43,43
と、電気コネクタ1の厚さ方向に対応する残り二側面を
形成する一対の第2側板44,44とを有している。
【0027】一対の第1側板43,43と一対の第2側
板44,44の境界の4か所に、スリット45が設けら
れている。第1側板43,43の下方に、ハウジング2
の幅方向の側面に設けられた係合凹部18(図5(a)
参照)に対応する係合凸部46が形成されている。この
係合凸部46の更に下方に、ハウジング2を受け入れる
傾斜面47が形成されている。図6(c)に示すよう
に、この第1側板43,43の中央には、蓋部42から
係合凸部46に至るまでの切り欠き48が設けられてい
る。図6(b)に示すように、一対の第2側板44,4
4は、ハウジング2の厚さ方向の側面を覆うものであ
り、その下端に傾斜面49が形成されている。
板44,44の境界の4か所に、スリット45が設けら
れている。第1側板43,43の下方に、ハウジング2
の幅方向の側面に設けられた係合凹部18(図5(a)
参照)に対応する係合凸部46が形成されている。この
係合凸部46の更に下方に、ハウジング2を受け入れる
傾斜面47が形成されている。図6(c)に示すよう
に、この第1側板43,43の中央には、蓋部42から
係合凸部46に至るまでの切り欠き48が設けられてい
る。図6(b)に示すように、一対の第2側板44,4
4は、ハウジング2の厚さ方向の側面を覆うものであ
り、その下端に傾斜面49が形成されている。
【0028】図6(c)において、蓋部42のH字状の
四つの先端は、ケース部41から外側に突出した突出部
50となっている。この突出部50により、蓋部42
は、ケース部41に対して設けられ、引っ掛け可能なフ
ランジとなっている。蓋部42の上面はその全体が平ら
な平面に形成されている。図6(a)に示すように、蓋
部42の下方であって、ケース部41の内側の四隅のう
ちの対角線上にある二隅に、ハウジング2の他方端12
に当接するストッパー51が下方に向けて突設されてい
る。図6(c)に示すように、ストッパー51は、千鳥
配置の接点部29,29の干渉しない位置に配設されて
いる。
四つの先端は、ケース部41から外側に突出した突出部
50となっている。この突出部50により、蓋部42
は、ケース部41に対して設けられ、引っ掛け可能なフ
ランジとなっている。蓋部42の上面はその全体が平ら
な平面に形成されている。図6(a)に示すように、蓋
部42の下方であって、ケース部41の内側の四隅のう
ちの対角線上にある二隅に、ハウジング2の他方端12
に当接するストッパー51が下方に向けて突設されてい
る。図6(c)に示すように、ストッパー51は、千鳥
配置の接点部29,29の干渉しない位置に配設されて
いる。
【0029】図5により、キャップ4付の電気コネクタ
1を説明する。図5(a)において、キャップ4は、ケ
ース部41の下方の傾斜面47,49に案内され、ハウ
ジング2の他方端12から被せることができる。第1側
板43,43の下方には係合凸部46があり、第1側板
43,43が外方に広がろうとするが、スリット45及
び切り欠き48により、第1側板43,43は弾性変形
することができる。そのため、キャップ4をハウジング
2の他端側12から押し込むと、ハウジング2の係合凹
部18にキャップ4の係合凸部46が係合し、ストッパ
ー51の下面がハウジング2の他端側12に当たって押
し込みが止められる。ハウジング2からキャップ4を引
き上げると、ハウジング2の係合凹部18とキャップ4
の係合凸部46との係合が外れ、キャップ4を外すこと
ができる。このように、キャップ4はハウジング2の他
端側12に対して着脱自在となっている。
1を説明する。図5(a)において、キャップ4は、ケ
ース部41の下方の傾斜面47,49に案内され、ハウ
ジング2の他方端12から被せることができる。第1側
板43,43の下方には係合凸部46があり、第1側板
43,43が外方に広がろうとするが、スリット45及
び切り欠き48により、第1側板43,43は弾性変形
することができる。そのため、キャップ4をハウジング
2の他端側12から押し込むと、ハウジング2の係合凹
部18にキャップ4の係合凸部46が係合し、ストッパ
ー51の下面がハウジング2の他端側12に当たって押
し込みが止められる。ハウジング2からキャップ4を引
き上げると、ハウジング2の係合凹部18とキャップ4
の係合凸部46との係合が外れ、キャップ4を外すこと
ができる。このように、キャップ4はハウジング2の他
端側12に対して着脱自在となっている。
【0030】キャップ4付の電気コネクタ1とすること
により、第1の回路基板5への取り付け時に、スモール
サイズとなった電気コネクタ1をキャップ4の部分で保
持して取り扱うことができる。また、スモールサイズの
電気コネクタ1の可動部分である接点部29,29の機
械的保護ができる。
により、第1の回路基板5への取り付け時に、スモール
サイズとなった電気コネクタ1をキャップ4の部分で保
持して取り扱うことができる。また、スモールサイズの
電気コネクタ1の可動部分である接点部29,29の機
械的保護ができる。
【0031】このキャップ4付の電気コネクタ1は、図
7乃至図10に示す様に、エンボステーピング品60と
して自動的な取り扱いが出来るようになっている。図7
において、エンボステーピング品60は、キャップ4付
の電気コネクタ1が収納されるエンボス部63が所定間
隔で多数列設されたキャリアテープ61に、カバーテー
プ62を被せて形成される。
7乃至図10に示す様に、エンボステーピング品60と
して自動的な取り扱いが出来るようになっている。図7
において、エンボステーピング品60は、キャップ4付
の電気コネクタ1が収納されるエンボス部63が所定間
隔で多数列設されたキャリアテープ61に、カバーテー
プ62を被せて形成される。
【0032】図8及び図9に示すように、エンボス部6
3は、キャップ4のケース部41と電気コネクタ1の本
体が入る筒部64と、キャップ4の蓋部42が載る皿部
65とからなる。この皿部65は、蓋部42の一方向に
はギリギリの広さを有するが、蓋部42の他方向には十
分な広さを有している。図10に示すように、エンボス
テーピング品60は、リール66に巻かれた状態にして
出荷される。
3は、キャップ4のケース部41と電気コネクタ1の本
体が入る筒部64と、キャップ4の蓋部42が載る皿部
65とからなる。この皿部65は、蓋部42の一方向に
はギリギリの広さを有するが、蓋部42の他方向には十
分な広さを有している。図10に示すように、エンボス
テーピング品60は、リール66に巻かれた状態にして
出荷される。
【0033】組立工場では、図10のように、リール6
6からエンボステーピング品60を引き出して使用され
る。キャップ4付の電気コネクタ1の取り付け工程が図
11に示される。
6からエンボステーピング品60を引き出して使用され
る。キャップ4付の電気コネクタ1の取り付け工程が図
11に示される。
【0034】図11(a)において、キャリアテープ6
1からカバーテープ62を引き剥がし、皿部65に載っ
たキャップ4の蓋部42の天井の平面に吸着盤71を吸
いつかせる。キャリアテープ61のエンボス内のキャッ
プ4付電気コネクタ1は、キャップ4の部分が筒部64
内にキッチリ入ることにより、キャリアテープ61に対
して位置決めされている。吸着盤71を先端に取り付け
たロボットアーム72の上昇により、電気コネクタ1は
キャップ4ごとエンボス部64から引き出される。
1からカバーテープ62を引き剥がし、皿部65に載っ
たキャップ4の蓋部42の天井の平面に吸着盤71を吸
いつかせる。キャリアテープ61のエンボス内のキャッ
プ4付電気コネクタ1は、キャップ4の部分が筒部64
内にキッチリ入ることにより、キャリアテープ61に対
して位置決めされている。吸着盤71を先端に取り付け
たロボットアーム72の上昇により、電気コネクタ1は
キャップ4ごとエンボス部64から引き出される。
【0035】図11(b)において、ロボットアーム7
2の移動により、キャップ4に取り付けられた電気コネ
クタ1は第1の回路基板5の所定位置に載せられる。電
気コネクタ1のリード部21は、ロー付け31により第
1の回路基板5に電気的導通が可能な状態で固定され
る。
2の移動により、キャップ4に取り付けられた電気コネ
クタ1は第1の回路基板5の所定位置に載せられる。電
気コネクタ1のリード部21は、ロー付け31により第
1の回路基板5に電気的導通が可能な状態で固定され
る。
【0036】ロボットアーム72が上方に移動すると、
電気コネクタ1からキャップ4が外れ、キャップ4はロ
ボットアーム72と共に搬出れされる。このとき、電気
コネクタ1のハウジング2の色を例えば黒系統とし、キ
ャップ4の色を白系統にして色違いにしておくと、キャ
ップ4が取り残された電気コネクタ1を目視又は自動検
出により容易に判別できる。
電気コネクタ1からキャップ4が外れ、キャップ4はロ
ボットアーム72と共に搬出れされる。このとき、電気
コネクタ1のハウジング2の色を例えば黒系統とし、キ
ャップ4の色を白系統にして色違いにしておくと、キャ
ップ4が取り残された電気コネクタ1を目視又は自動検
出により容易に判別できる。
【0037】図11(c)において、電気コネクタ1が
固定された第1の回路基板5を第2の回路基板6に向け
て移動させる。電気コネクタ1の接点部29,29が第
2の回路基板の導電面6a,6aを外方に向けてワイピ
ングしながら、接点部29,29が導電面6a,6aに
圧接される。
固定された第1の回路基板5を第2の回路基板6に向け
て移動させる。電気コネクタ1の接点部29,29が第
2の回路基板の導電面6a,6aを外方に向けてワイピ
ングしながら、接点部29,29が導電面6a,6aに
圧接される。
【0038】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、電気コネクタ1に関して、例えば次のように
変更して実施してもよい。 (1)図12のように、ハウジング102のスリット1
14にアームコネクタ103を収納して固定したとき、
スリット114の入口側に接点部129が位置するよう
な多湾曲アームコネクタ103し、スリット114の入
口であって、接点部129に対面する傾斜面149を有
する別ブロックをハウジング102を嵌め込んで制限部
140を形成する電気コネクタ101であってもよい。
ハウジング102が制限部140を嵌め込んだ2部品に
なるが、アームコネクタ103を図1のものより多湾曲
にすることができ、圧接時の撓み量と撓み方向を適切な
ものにし易くなる。
ではなく、電気コネクタ1に関して、例えば次のように
変更して実施してもよい。 (1)図12のように、ハウジング102のスリット1
14にアームコネクタ103を収納して固定したとき、
スリット114の入口側に接点部129が位置するよう
な多湾曲アームコネクタ103し、スリット114の入
口であって、接点部129に対面する傾斜面149を有
する別ブロックをハウジング102を嵌め込んで制限部
140を形成する電気コネクタ101であってもよい。
ハウジング102が制限部140を嵌め込んだ2部品に
なるが、アームコネクタ103を図1のものより多湾曲
にすることができ、圧接時の撓み量と撓み方向を適切な
ものにし易くなる。
【0039】(2)図1において、ハウジング2のスリ
ット14は二本だけの千鳥配置に限らず、ハウジング2
を厚み方向に長くし、多数のスリット14を千鳥配置す
ることにより、三本以上のアームコネクタ3がスリット
14に収容された多接点の電気コネクタ1とすることが
できる。また、ハウジング2のスリット14を千鳥配置
ではなく、ハウジング2の幅方向の寸法を増やして対向
配置とすることにより、三本以上のアームコネクタ3を
厚み方向に密に配設することもできる。
ット14は二本だけの千鳥配置に限らず、ハウジング2
を厚み方向に長くし、多数のスリット14を千鳥配置す
ることにより、三本以上のアームコネクタ3がスリット
14に収容された多接点の電気コネクタ1とすることが
できる。また、ハウジング2のスリット14を千鳥配置
ではなく、ハウジング2の幅方向の寸法を増やして対向
配置とすることにより、三本以上のアームコネクタ3を
厚み方向に密に配設することもできる。
【0040】(3)リード部21は、L字状に折り曲げ
たものに限らず、ホールスルー式のピンであってもよ
い。ピンをリード部にする場合、ピンの根元をハウジン
グに設けた孔に差し込む固定方式を採用することによ
り、アームコネクタをハウジングに固定するものであっ
てもよい。
たものに限らず、ホールスルー式のピンであってもよ
い。ピンをリード部にする場合、ピンの根元をハウジン
グに設けた孔に差し込む固定方式を採用することによ
り、アームコネクタをハウジングに固定するものであっ
てもよい。
【0041】電気コネクタ1のキャップ4に関して、例
えば次のように変更して実施してもよい。 (4)キャップ4の蓋部42の突出部50の形状はケー
ス部42からH状に突出するものに限らず、ケース部4
2の周囲に略均等に突出する四角形のフランジ、又はケ
ース部42の周囲に接する円形のフランジであってもよ
い。また、蓋部42の上面の全面が平面であるものに限
らず、蓋部42の中央だけが円板状に平面になっている
ものであってもよい。
えば次のように変更して実施してもよい。 (4)キャップ4の蓋部42の突出部50の形状はケー
ス部42からH状に突出するものに限らず、ケース部4
2の周囲に略均等に突出する四角形のフランジ、又はケ
ース部42の周囲に接する円形のフランジであってもよ
い。また、蓋部42の上面の全面が平面であるものに限
らず、蓋部42の中央だけが円板状に平面になっている
ものであってもよい。
【0042】(5)ハウジング2の係合凹部18とキャ
ップ4の係合凸部46との凹凸関係を逆にすることもで
きる。この場合、キャップ4の第1側板43の弾性がそ
れほど必要でないため、スリット45や切り欠き48を
省くことができる。 (6)また、キャップ4が適用できる電気コネクタ1と
して、ハウジングのスリット内にアームコンタクトを収
容するものに限らず、絶縁性のハウジングに保持され、
前記ハウジングの一端から突出するリード部と前記ハウ
ジングの他端から突出する変位可能な接点部とを有する
導電性のアームコンタクトとを備えるコンプレッション
タイプの種々の形態の電気コネクタに対して適用でき
る。
ップ4の係合凸部46との凹凸関係を逆にすることもで
きる。この場合、キャップ4の第1側板43の弾性がそ
れほど必要でないため、スリット45や切り欠き48を
省くことができる。 (6)また、キャップ4が適用できる電気コネクタ1と
して、ハウジングのスリット内にアームコンタクトを収
容するものに限らず、絶縁性のハウジングに保持され、
前記ハウジングの一端から突出するリード部と前記ハウ
ジングの他端から突出する変位可能な接点部とを有する
導電性のアームコンタクトとを備えるコンプレッション
タイプの種々の形態の電気コネクタに対して適用でき
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1〜7の本発明は、以上のように
構成されており、スモールサイズとなったコンプレッシ
ョンタイプの電気コネクタであっても、変位可能な接点
部は覆うが、リード部は露出させたキャップとの一体と
することにより、キャップの部分で全体を保持して、自
動化された取り付けなどに対応することができる。ま
た、キャップ付電気コネクタとすることにより、スモー
ルサイズとなった電気コネクタてあっても、簡単にエン
ボステーピング品とすることができる。更に、変位可能
な接点部の回路基板への押しつけの直前まで、接点部を
保護する状態にすることができる。
構成されており、スモールサイズとなったコンプレッシ
ョンタイプの電気コネクタであっても、変位可能な接点
部は覆うが、リード部は露出させたキャップとの一体と
することにより、キャップの部分で全体を保持して、自
動化された取り付けなどに対応することができる。ま
た、キャップ付電気コネクタとすることにより、スモー
ルサイズとなった電気コネクタてあっても、簡単にエン
ボステーピング品とすることができる。更に、変位可能
な接点部の回路基板への押しつけの直前まで、接点部を
保護する状態にすることができる。
【図1】電気コネクタの構造を示す図であり、図1
(a)はその正面から見た横方向の断面図であり、図1
(b)はその側面図であり、図1(c)はその上面図で
ある。
(a)はその正面から見た横方向の断面図であり、図1
(b)はその側面図であり、図1(c)はその上面図で
ある。
【図2】電気コンタクトの回路基板への取り付け例を示
す側面の断面図である。
す側面の断面図である。
【図3】ハウジングの構造を示す図であり、図3(a)
は図3(b)のA−A線の断面図であり、図3(b)は
側面図であり、図3(c)は上面図である。
は図3(b)のA−A線の断面図であり、図3(b)は
側面図であり、図3(c)は上面図である。
【図4】アームコンタクトの構造を示す図であり、図4
(a)は打ち抜き成形されたアームコンタクトの上面図
を示し、図4(b)は図4(a)のB−B線の断面図で
ある。
(a)は打ち抜き成形されたアームコンタクトの上面図
を示し、図4(b)は図4(a)のB−B線の断面図で
ある。
【図5】本発明に係るキャップ付電気コネクタの構造を
示す図であり、図5(a)はその正面から見た横方向の
断面図であり、図5(b)はその側面図であり、図5
(c)はその上面図である。
示す図であり、図5(a)はその正面から見た横方向の
断面図であり、図5(b)はその側面図であり、図5
(c)はその上面図である。
【図6】キャップの構造を示す図であり、図6(a)は
正面から見た断面図であり、図6(b)は側面図であ
り、図6(c)は上面図である。
正面から見た断面図であり、図6(b)は側面図であ
り、図6(c)は上面図である。
【図7】テーピングされたキャップ付電気コネクタの収
納例を示す上面図である。
納例を示す上面図である。
【図8】図7のC−C線の断面図である。
【図9】図7のD−D線の断面図である。
【図10】テーピングされたキャップ付電気コネクタの
リールへの巻き付け状態を示す側面図である。
リールへの巻き付け状態を示す側面図である。
【図11】テーピングされたキャップ付電気コネクタの
回路基板への取り付けの工程を示す図である。
回路基板への取り付けの工程を示す図である。
【図12】本発明のキャップ付電気コネクタに適用され
る他の電気コネクタの正面から見た横方向の断面図であ
る。
る他の電気コネクタの正面から見た横方向の断面図であ
る。
1 電気コネクタ 2 ハウジング 3 アームコネクタ 4 キャップ 14 スロット 21 リード部 29 接点部 41 ケース部 42 蓋部 45 スリット 48 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恩地 暁彦 大阪府大阪市西淀川区竹島3丁目9番23号 日本圧着端子製造株式会社大阪技術セン ター内 Fターム(参考) 5E023 AA02 AA16 BB01 BB22 BB29 CC02 CC26 DD24 DD25 EE10 EE29 FF01 HH01 HH18 5E087 EE03 EE07 FF06 FF19 GG06 LL02 LL17 MM02 RR11 RR25 RR27 RR42
Claims (7)
- 【請求項1】 絶縁性のハウジングと、前記ハウジング
に保持され、前記ハウジングの一端から突出するリード
部と前記ハウジングの他端から突出する変位可能な接点
部とを有する導電性のアームコンタクトとを備える電気
コネクタに、前記接点部を覆うキャップが取り付けられ
たキャップ付電気コネクタであって、前記キャップは、
前記ハウジングに前記他端側から着脱自在に嵌められる
ケース部と、このケース部の頂上を覆う蓋部との一体成
形品であるキャップ付コネクタ。 - 【請求項2】 前記蓋部に引っ掛かり可能な突起が設け
られている請求項1に記載のキャップ付コネクタ。 - 【請求項3】 前記蓋部の上面は、吸着による保持が可
能な平面に形成されている請求項1又は2に記載のキャ
ップ付電気コネクタ。 - 【請求項4】 前記ケース部は四側面を有し、二側面を
他方の二側面から分離し前記二側面に可撓性を付与する
スリットが設けられ、この二側面に前記ハウジングに対
する係合部が設けられている請求項1〜3のいずれかに
記載のキャップ付電気コネクタ。 - 【請求項5】 前記二側面に前記蓋部に至る切り欠きが
設けられている請求項4に記載のキャップ付電気コネク
タ。 - 【請求項6】 前記電気コネクタの色と前記キャップの
色が異なっている請求項1〜5のいずれかに記載のキャ
ップ付電気コネクタ。 - 【請求項7】 前記接点部の圧接方向の変位をxとする
と、前記xが0.5mm以下である請求項1〜6のいず
れかに記載の電気コネクタ。
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KR20230146280A (ko) | 2022-04-12 | 2023-10-19 | 곽도현 | 흡착캡을 갖는 전기 커넥터 |
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2000
- 2000-10-13 JP JP2000313230A patent/JP2002124339A/ja not_active Withdrawn
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