JP4029532B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディア関連の家電製品、例えばディジタルビデオカメラなどに用いられ、これらとコンピュータとの間の信号伝送を行うのに好適なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のコネクタは、受け側及び差込側の部材からなるものを指す場合が多いが、本発明では、受け側の部材をコネクタと称し、差込側の部材をプラグとしている。
【0003】
従来のこの種のコネクタとして、図12乃至図14に示すものが存在する。このコネクタX は、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなるボディA 、プラグY の先端部に設けられた端子片Y1と電気的に接続するようボディA に配設されたコンタクトB 、プラグY の先端部を挿入するプラグ挿入孔C1を設け、ボディA の周面を部分的に包囲するようボディA に被着されてコンタクトB 等の収納部材をシールドするシェルC 、挿入されるプラグY の先端部に弾接してプラグY を固定する弾接部D1と、ボディA に係止する係止部D3を設け、シェルC により包囲されずに残るボディA の周面に、係止部D3により係止して被着されるロック金具D を備えている。そして、ボディA にシェルC 及びロック金具D が被着されることにより、プラグ挿入孔C1に連通するプラグ挿入空間X1が形成される。
【0004】
一方、プラグY は、その先端部にコネクタX のプラグ挿入孔C1に挿入される接続部Y2が突設され、この接続部Y2には、プラグY の差込方向に沿って、導電材料からなる端子片Y1を配設した中空部Y3が設けられている。
【0005】
ボディA は、プラグY の中空部Y3内に挿入される挿入ガイド部A1を、前述したプラグ挿入空間X1において、プラグ挿入孔C1に臨むように突設している。また、周面の一部を切り欠いて、前述したプラグ挿入空間X1と連通する開口A2を設けている。そして、後述するロック金具D の係止部D3に対応して周面に複数個の被係止部A3が設けられている。
【0006】
ロック金具D は、弾性を有する金属薄板により、中央片及び両対向片を有して略コ字形に形成されている。一方の対向片は、幅方向の中央の端部から内方に折曲形成してなる前述した弾接部D1が設けられ、弾接部D1の両側に2個の係止部D3、幅方向の中央の中央片よりに1個の係止部D3がそれぞれ設けてある。他方の対向片は、幅方向の両側から係止部D3を設けた2個の延設部D2を延設し、幅方向の中央の中央片よりに1個の係止部D3が設けてある。つまり、このロック金具D には、6個の係止部D3が設けてあり、従ってボディA の被係止部A3も6個設けられている。
【0007】
しかして、ボディA にシェルC とロック金具D を被着すると、ロック金具D の弾接部D1は、プラグ挿入空間X1内に挿入されるプラグY の接続部Y2の周面と弾接するように開口A2からプラグ挿入空間X1内に突出し、その係止部D3はボディA の被係止部A3に確実に係止している。
【0008】
このように、ロック金具D の係止部D3がボディA の被係止部A3に係止するから、図14に示すように、コネクタX にプラグY が挿入されて、プラグY の挿入方向P及びそれの直交方向Qへ外力が加わっても、ロック金具D はボディA から外れることがない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のコネクタX にあっては、ロック金具D は略コ字形であってボディA の3面の大半を覆うようになっており、ロック金具D とボディA には多くの係止部D3と被係止部A3を設けているので、特にロック金具D の形状が複雑になったり、材料の使用量が多くなる。
【0010】
本発明は、上記の点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ロック金具のボディへの確実な係止(被着)をしながら、その形状を単純化したコネクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載のコネクタは、 絶縁材料製のボディと、プラグの先端部に設けられた端子片と電気的に接続するようボディに配設されたコンタクトと、プラグの先端部を挿入するプラグ挿入孔を設けボディの周面を部分的に包囲するようボディに被着されて収納部材をシールドするシェルと、挿入されるプラグの先端部に弾接してプラグを固定する弾接部とボディに係止する係止部を設けシェルにより包囲されずに残るボディの周面に係止部により係止して被着されるロック金具と、を備えたコネクタにおいて、前記ロック金具は、弾接部を備え弾接部が挿入される前記ボディの周面を覆う基片と、基片の一方端部から弾接部形成側である内方に向けて連設されるガイド片を有し断面略L字形に形成され、前記係止部を、係止状態において前記プラグの挿入方向及びそれと直交方向へのロック金具の変位を規制するよう前記ガイド片が存在しない基片の両端部から内方に向けボディの被係止部を少し超える程度に短い長さに連設される連設片を設けると共に、前記ボディの、前記弾接部が挿入される前記ボディの周面に近い両側周面に、前記係止部に係止される前記被係止部を設けた構成にしている。
【0012】
請求項2記載のコネクタは、請求項1のボディを、基板に接触して直接装着される装着面を設けてなる構成にしている。
【0013】
請求項3記載のコネクタは、請求項2記載の装着面を、互いに離間して複数個設けられてなる構成にしている。
【0014】
請求項4記載のコネクタは、請求項2記載の装着面を、連続する一面からなる構成にしている。
【0015】
請求項5記載のコネクタは、請求項2記載のシェルに、前記コンタクトをシールドするシールド部を前記コンタクトの配設方向に沿って設け、前記ボディは、前記装着面を前記配設方向に沿って前記シールド部に並設してなる構成にしている。
【0016】
請求項6記載のコネクタは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシェルに、前記コンタクトをシールドするシールド部を設け、前記ボディは、前記シールド部を位置決めする位置決め部を設けてなる構成にしている。
【0017】
請求項7記載のコネクタは、請求項6記載の位置決め部は、前記シールド部を位置決めするよう摺動自在に支持してなる構成にしている。
【0018】
請求項8記載のコネクタは、請求項6又は請求項7のいずれかに記載のボディに、前記シールド部を前記位置決め部にガイドするガイド部を設けられてなる構成にしている。
【0019】
【発明の実施の形態】
一般に、この種のコネクタは、受け側及び差込側の部材からなるものを指す場合が多いが、本発明では、受け側の部材をコネクタと称し、差込側の部材をプラグとしている。
【0020】
本発明の第1実施形態を、図1乃至図7に基づいて説明する。コネクタ10は、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなるボディ1 、プラグ20の先端部に設けられた端子片20a と電気的に接続するようボディ1 に配設されたコンタクト2 、プラグ20の先端部を挿入するプラグ挿入孔3aを設け、ボディ1 の周面を部分的に包囲するようボディ1 に被着されてコンタクト2 等の収納部材をシールドするシェル3 、挿入されるプラグ20の先端部に弾接してプラグ20を固定する弾接部41a と、ボディ1 に係止する係止部を設け、シェル3 により包囲されずに残るボディ1 の周面に、係止部により係止して被着されるロック金具4 を備えている。そして、ボディ1 にシェル3 及びロック金具4 が被着されることにより、プラグ挿入孔3aに連通するプラグ挿入空間10a が形成される。
【0021】
一方、プラグ20は、その先端部にコネクタ10のプラグ挿入孔3aに挿入される接続部20b が突設され、この接続部20b には、プラグ20の差込方向に沿って、導電材料からなる端子片20a を配設した中空部20c が設けられている。
【0022】
ボディ1 は、プラグ20の中空部20c 内に挿入される挿入ガイド部1aを、前述したプラグ挿入空間10aにおいて、プラグ挿入孔3aに臨むように突設している。この挿入ガイド部1aには、プラグ20の挿入方向に沿って接触片収納溝1bが複数個形成され、この接触片収納溝1bに連通する圧入溝1fがコンタクト2 の保持のために穿設されている。また、周面の一部を切り欠いて、前述したプラグ挿入空間10a と連通する開口1cを設けている。
【0023】
さらに、ボディ1 は、基板30に装着される装着側の四隅に突設部1dが突設され、この突設部1dの4つの先端面が互いに離間しており、基板30に装着されるときに基板30に接触して直接装着される装着面1eとなる。また、上方周面に近い両側周面に、後述するロック金具4 に設けられた係止部41c に係止される直方体状の被係止部1hを突設している。
【0024】
コンタクト2 は、その一端側にプラグ挿入孔3a側へ向かって伸びる接触片2aを、その他端部に略L字状の端子片2cを、それぞれ有し、接触片2aには、図3に示すように、略く字状の折曲部2bが設けられる。このコンタクト2 は、プラグ20の挿入方向に沿ってボディに穿設された前述の圧入溝1fに圧入されることにより保持され、平面視でボディ1 にその両端にわたって配設される。このとき、折曲部2bが接触片収納溝1bから突出するよう挿入ガイド部1aの接触片収納溝1bに配設されている。また、端子片2cの先端は、基板30に設けられた電極30a に電気的に接続される。
【0025】
シェル3 は、金属材料製であり、中央片3b、両対向片3c,3c 及び中央片3bから延設されたシールド片(シールド部)3dからなる。前述したプラグ挿入孔3aは、中央片3bに設けてある。両対向片3c,3c からは、基板30に設けられた孔部30b に挿通されて半田接続される接続部3eを突設している。
【0026】
このシェル3 は、ボディ1 に被着されることにより、中央片3b及び両対向片3c,3c がボディ1 の周面を3方向から包囲してシールドするとともに、シールド片3dがボディ1 の四隅の突設部1dに位置決めされた状態で突設部1d内側を包囲してコンタクト2 をシールドする。つまり、ボディ1 の突設部1dは、シェル3 のシールド片3dを四隅から位置決めする位置決め部1gとなっている。
【0027】
ロック金具4 は、弾性を有する金属薄板により、基片41と基片の一方端部から連設されるガイド片42により、略L字形に形成されている。前述した弾接部41aは、基片41の中央の端部から内方に折曲形成して設けている。さらに、基片41は、ガイド片42が存在しない基片41の2個の端部から短い長さ、すなわち、ボディ1 の被係止部1hを少し超える程度長さの連設片41b,41b を連設し、これらに、ボディ1 の被係止部1hの外形形状に対応した長方形の孔からなる係止部41c,41c を設けている。
【0028】
ガイド片42は、平板状であり、基片41の一方端部からの長さも比較的短い。これは、ロック金具4 をボディ1 に係止する際、ボディ1 の周面に当接させることにより、ロック金具4 の位置決めを行う。
【0029】
しかして、ボディ1 にシェル3 とロック金具4 を被着する。この場合、ロック金具4 は、適宜の方向からボディ1 に接近させ、ガイド片42がボディ1 の周面に当接するかまたはそれに近似の位置にきたとき、基片41および/または連設片41b,41b を僅かに弾性変形させ、係止部41c,41c をボディ1 の被係止部1h,1h に嵌め入れる。このとき、弾接部41a は、プラグ挿入空間10a 内に挿入されるプラグ20の接続部20b の周面と弾接するように開口1cからプラグ挿入空間10a 内に突出する。
【0030】
かかるコネクタ10のプラグ挿入孔3aからプラグ20の接続部20b を挿入すると、弾接部41a が接続部20b の周面と弾接し、挿入ガイド部1aと弾接部41a との間で接続部20b が弾性的に挟持され、プラグ20がコネクタ10に保持される。そして、プラグ20の接続部20b に設けられた中空部20c 内に挿入ガイド部1aが挿入され、挿入ガイド部1aの接触片収納溝1bから突出するコンタクト2 の接触片2aの折曲部2bが、プラグ20の端子片20a に弾接し、コンタクト2 の接触片2aとプラグ20の端子片20a とが電気的に接続される。
【0031】
このとき、ロック金具4 にはプラグ20の挿入方向Pやそれの直交方向Qへ変位しようとする力がかかるが、係止部41c と被係止部1hは平面視において両方向P、Qへの変位を規制する形状で嵌合(係止)しているので、係止箇所が2カ所であっても確実に被着できる。特に、挿入方向Pの力に対しては、その作用点が側面視において、係止部41c 及び被係止部1hに重合に近い位置関係であるため、被着能力が高まる。つまり、本案のように2個の係止部で係止(被着)する場合、その作用点に対し係止部41c 及び被係止部1hが図3において下方に位置すると、そのロック金具4 には回転モーメントが生じ、その距離が大きくなるほど係止部41c 及び被係止部1hには大きい力が作用することとなるのである。前述した連設片41b,41b の基片41の端部から連設される短い長さは、かかる作用においても意味を持っている。
【0032】
かかるコネクタ10にあっては、ロック金具4 とボディ1 の係止箇所を少なくし、ロック金具4 を小型化したにもかかわらず、ロック金具4 のボディ1 への確実な係止(係止)を確保しながら、ロック金具4 の形状を単純化できる。
【0033】
また、ロック金具4 を基片41とガイド片42より略L字形としたので、ロック金具4 をボディ1 に被着する際には、基片41及びガイド片42の内側をボディ1 に向けるようにして近づければよいので、近づける方向の制約が少なくなり、被着作業が容易になる。
【0034】
また、ボディ1 に設けた装着面1eが基板30に直接装着されることにより、傾いたりすることなく、コネクタ10を安定して基板30に装着することができる。
【0035】
また、ボディ1 は、4つの装着面1eを平面視でボディ1 の四隅に設けることにより、安定して装着されるようになるから、装着面1eを広く確保しなくてもよくなり、言い換えれば、ボディにおける基板30に装着される装着側に空き領域を確保することができるので、シェル3 を基板30に半田付けして本コネクタ10を装着する場合に、空き領域に半田30c を位置させれば、半田30c の厚みが薄くても、半田付けのための半田30c を基板30に広く塗布することができ、塗布される半田30c が多くなり、確実に半田付けすることができる。
【0036】
また、シールド片3dという、コンタクト2 をシールドするためにシェル3 に設けられた部位が、ボディ1 に設けられた位置決め部1gにより位置決めされるのであるから、シールド片3dとは別に、ボディ1 の位置決め部1gに位置決めされる部分をシェル3 に設けなくてもよくなり、シェル3 の構造を単純化することができる。
【0037】
なお、係止部41c 及び被係止部1hの形状は、この実施形態では、長方形の孔と直方体に突設したもので説明したが、平面視において多角形状、円状、楕円状等に変形させてもよい。
【0038】
次に、本発明の第2実施形態を図8に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態と異なるところのみ説明する。
【0039】
このものは、第1実施形態では、位置決め部1gとなるボディ1 の突設部1dが平面視で四隅に設けられているのに対し、シールド片3dをその外周縁に沿って位置決めするよう、平面視で略コ字形に設けられ、突設部1dの先端面である装着面1eが、連続する一面となっている。
【0040】
かかるコネクタ10にあっては、第1実施形態と同様、ロック金具4 の形状を単純化することができ、ロック金具4 を安定して装着することができ、シェル3 の構造を単純化することができ、さらに、連続する一面からなる装着面1eを形成するための金型加工は、装着面1eを複数設ける場合とは異なり、一度の加工ですむから、加工精度も高くなり、平坦な装着面1eを得易くなって、ロック金具4 を安定して装着し易くなる。
【0041】
次に、本発明の第3実施形態を図9に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態と異なるところのみ説明する。
【0042】
このものは、第1実施形態では、位置決め部1gとなるボディ1 の突設部1dが平面視で四隅に設けられているのに対し、シールド片3dをその両側縁に沿って位置決めするよう、ボディ1 の両側に設けている。従って、突設部1dの先端面である装着面1eは、コンタクト2 の配設方向に沿ってシールド片3dに並設される。
【0043】
かかるコネクタ10にあっては、第1実施形態と同様の作用効果を奏するうえに、コンタクト2 の配設方向に沿って装着面1eをシールド片3dに並設することにより、ボディ1 の両端にわたって配設されているコンタクト2 をシールドするシールド片3dも、ボディ1 の両端にわたって設けることができるので、コンタクト2を十分にシールドできる。
【0044】
次に、本発明の第4実施形態を図10及び図11に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、第1実施形態と異なるところのみ説明する。
【0045】
このものは、第1実施形態では、位置決め部1gがボディ1 の四隅に設けられた突設部1dの内側であるのに対し、図11に示すように、ボディ1 に溝状に設けられ、シールド片3dを位置決めするよう摺動自在に支持する構成となっており、さらに、溝状の位置決め部1gにシールド片3dをガイドするよう、図12に示すように、テーパー状のガイド部1jを設けている。
【0046】
かかるコネクタ10にあっては、第1実施形態と同様の作用効果を奏するうえに、位置決め部1gがシールド片3dを位置決めするよう摺動自在に支持することにより、位置決め作業が容易になる。また、シールド片3dは、ボディ1 に設けられたガイド部1jにより、位置決め部1gに位置決めされるようガイドされるから、位置決め作業が容易になる。
【0047】
また、第1実施形態乃至第4実施形態では、ボディ1 は、基板30に接触して直接装着される装着面1eを設けているが、例えば、傾いたりすることなく、ロック金具4 を安定して装着することができる場合は、基板30に接触して直接装着される装着面1eを設けなくてもよい。
【0048】
また、第4実施形態では、ボディ1 は、シールド片3dを位置決め部1gにガイドするガイド部1jが設けられているが、例えば、位置決め作業が十分に容易である場合は、ガイド部1jが設けられなくてもよい。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載のコネクタは、ロック金具とボディの係止箇所を少なくし、ロック金具を小型化したにもかかわらず、ロック金具のボディへの確実な係止(係止)を確保しながら、ロック金具の形状を単純化できる。また、基片及びガイド片により略L字形としたことにより、ロック金具をボディに被着する際には、基片及びガイド片の内側をボディに向けるよう移動させればよいので、被着作業が容易になる。
【0050】
請求項2記載のコネクタは、請求項1記載の効果に加え、ボディに設けた装着面が基板に直接装着されることにより、傾いたりすることなく、安定して基板に装着されるようになる。
【0051】
請求項3記載のコネクタは、請求項2記載のコネクタの効果に加え、複数面からなる装着面は、装着面の位置を適宜設計することにより、安定して装着されるようになるから、装着面を広く確保しなくてもよくなり、言い換えれば、ボディにおける基板に装着される装着側に空き領域を確保することができるので、シェル又はロック金具のいずれかを基板に半田付けして装着する場合に、空き領域に半田が位置させることにより、半田厚みが薄くても、半田付けのための半田を広く付着させることができ、半田量を多くすることができるので、半田付けを確実にすることができる。
【0052】
請求項4記載のコネクタは、請求項2記載の効果に加え、ボディの成形金型の製作が容易になる。
【0053】
請求項5記載のコネクタは、請求項2記載のコネクタの効果に加え、コンタクトの配設方向に沿って装着面をシールド部に並設することにより、コンタクトがボディの両端にわたって配設された場合でも、そのコンタクトをシールドするシールド部も、ボディの両端にわたって設けることができ、コンタクトを十分にシールドすることができる。
【0054】
請求項6記載のコネクタは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の効果に加え、コンタクトをシールドするためにシェル又はロック金具のいずれかに設けられた部位が、ボディに設けられた位置決め部により位置決めされるのであるから、シールド片とは別に、ボディの位置決め部に位置決めされる部分をシェル又はロック金具に設けなくてもよくなり、シェル及びロック金具の構造を単純化することができる。
【0055】
請求項7記載のコネクタは、請求項6記載の効果に加え、位置決め部がシールド部を位置決めするよう摺動自在に支持することにより、位置決め作業が容易になる。
【0056】
請求項8記載のコネクタは、請求項6又は請求項7のいずれかに記載の効果に加え、シールド部は、ボディに設けられたガイド部により、位置決め部に位置決めされるようガイド部にガイドされるから、位置決め作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のもののボディへのシェル及びロック金具の被着状態を示す分解斜視図である。
【図2】 同上のもののボディへのシェル及びロック金具の被着状態を示す斜視図である。
【図3】 同上のものにプラグが差し込まれる状態を示す断面図である。
【図4】 同上の側面図である。
【図5】 同上の正面図である。
【図6】 同上の下面図である。
【図7】 同上のものを基板に装着する状態を示す斜視図である。
【図8】 本発明の第2実施形態のシールド片がボディに位置決めされる状態を示す下面図である。
【図9】 本発明の第3実施形態のシールド片がボディに位置決めされる状態を示す下面図である。
【図10】 本発明の第4実施形態のシールド片がボディに位置決めされる状態を示す正面図である。
【図11】 図10のX−X断面図である。
【図12】 従来例のもののボディへのシェル及びロック金具の被着状態を示す分解斜視図である。
【図13】 同上のもののボディへのシェル及びロック金具の被着状態を示す斜視図である。
【図14】 同上のものにプラグが差し込まれる状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ
1e 装着面
1g 位置決め部
1j ガイド部
2 コンタクト
3 シェル
3a プラグ挿入孔
3d シールド片(シールド部)
4 ロック金具
41 基片
41a 弾接部
41b 連設片
42 ガイド片
10 コネクタ
20 プラグ
20a 端子片
30 基板
P 挿入方向
Q 直交方向
Claims (8)
- 絶縁材料製のボディと、プラグの先端部に設けられた端子片と電気的に接続するようボディに配設されたコンタクトと、プラグの先端部を挿入するプラグ挿入孔を設けボディの周面を部分的に包囲するようボディに被着されて収納部材をシールドするシェルと、挿入されるプラグの先端部に弾接してプラグを固定する弾接部とボディに係止する係止部を設けシェルにより包囲されずに残るボディの周面に係止部により係止して被着されるロック金具と、を備えたコネクタにおいて、前記ロック金具は、弾接部を備え弾接部が挿入される前記ボディの周面を覆う基片と、基片の一方端部から弾接部形成側である内方に向けて連設されるガイド片を有し断面略L字形に形成され、前記係止部を、係止状態において前記プラグの挿入方向及びそれと直交方向へのロック金具の変位を規制するよう前記ガイド片が存在しない基片の両端部から内方に向けボディの被係止部を少し超える程度に短い長さに連設される連設片を設けると共に、前記ボディの、前記弾接部が挿入される前記ボディの周面に近い両側周面に、前記係止部に係止される前記被係止部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
- 前記ボディは、基板に接触して直接装着される装着面を設けてなる請求項1記載のコネクタ。
- 前記装着面は、互いに離間して複数個設けられてなる請求項2記載のコネクタ。
- 前記装着面は、連続する一面からなる請求項2記載のコネクタ。
- 前記シェルは、前記コンタクトをシールドするシールド部を前記コンタクトの配設方向に沿って設け、前記ボディは、前記装着面を前記配設方向に沿って前記シールド部に並設してなる請求項2記載のコネクタ。
- 前記シェルは、前記コンタクトをシールドするシールド部を設け、前記ボディは、前記シールド部を位置決めする位置決め部を設けてなる請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
- 前記位置決め部は、前記シールド部を位置決めするよう摺動自在に支持してなる請求項6記載のコネクタ。
- 前記ボディは、前記シールド部を前記位置決め部にガイドするガイド部が設けられてなる請求項6又は請求項7のいずれかに記載のコネクタ。
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