JP2002093959A - 電子機器の放熱構造 - Google Patents
電子機器の放熱構造Info
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Abstract
熱の影響がおよびにくい放熱構造を提供することを目的
とする。 【解決手段】パワー部品が内部に配置されたケースと、
ケースに装着され装着方向に凹部が形成されたヒートシ
ンクと、導体用金属で形成され凹部の上方に延設され且
つ凹部の内部に位置するようにケース内に配設されたバ
スバーとからなり、バスバーが配置された凹部が電気絶
縁性と熱伝導性のよい樹脂で充填封止されていることを
特徴とする。
Description
とからなる電子機器の放熱構造に関する。
制御装置が、各種制御対象の機能毎にユニットとしてま
とめられて搭載されている。各ECUでは、マイクロコ
ンピュータなどを含んで論理的な制御演算を行う制御回
路部分と、外部への電力制御を行うパワー回路部分とを
有する。
いて説明する。図7は従来例の電子制御装置の概略構成
を示す分解斜視図である。
要部分はコネクタ一体樹脂ケース2内に収納される。コ
ネクタ一体樹脂ケース2の側面の一つには、制御用コネ
クタ3およびパワー用コネクタ4,5が集められる。こ
れによって、電子制御装置1への接続を一つの方向から
のみ行うことができる。コネクタ一体樹脂ケース2内に
は、複数のパワー部品6,7が装着され、接続用端子
8,9も設けられる。接続用端子8,9は、制御基板1
0との電気的な接続に用いられる。制御基板10は、コ
ネクタ一体樹脂ケース2の上面側に装着され、接続用端
子8,9と電気的に接続するためのスルーホール11,
12を有する。制御基板10上には、複数の制御部品1
3,14,15が実装される。制御基板10の上方に
は、蓋20がかぶせられる。コネクタ一体樹脂ケース2
の底面側には、パワー部品6,7なとから発生する熱を
放出するヒートシンク21が装着される。蓋20および
ヒートシンク21とコネクタ一体樹脂ケース2との間の
接合部には、防水用のパッキン22,23を介在させ
る。
示すような電子制御装置では、一般に電子制御装置1の
パワー回路部分のパワー用コネクタ4,5のコネクタピ
ン近傍、および接続用端子8,9に接続され大電流が流
れるバスバー部は、発熱が大きい。コネクタピン近傍お
よびバスバー部で発生した熱は、コネクタ一体樹脂ケー
ス2の底面に装着されたヒートシンク21によって放熱
される。制御回路部分に影響がでない程度に放熱性を向
上させるためには、一つの方法としてヒートシンク21
を大きくすることが考えられる。しかし、ヒートシンク
21のサイズが大きくなると、電子制御装置全体のサイ
ズが大きくなり、小型化えの対応が困難になる。また、
大型のヒートシンクを使用することにより製造コストが
上昇すると言う問題が残る。
子機器の制御部にパワー回路部分で発生する熱の影響が
およびにくい放熱構造を提供することを目的とする。
成するもので、パワー部品が内部に配置されたケース
と、前記ケースに装着され凹部が形成されたヒートシン
クと、導体用金属で形成され前記凹部の上方に延設され
且つ該凹部の内部に位置するように前記ケース内に配設
されたバスバーとからなり、前記バスバーが配置された
前記凹部が電気絶縁性樹脂で充填封止されていることを
特徴とするものである。
過するように延設された第1のバスバーと、前記凹部内
部に位置し前記第1のバスバーと接続される第2のバス
バーとからなることを特徴とするものである。
凹部内を通過するように折り曲げられていることを特徴
とするものである。
ース側壁内側面に沿って配設されることを特徴とするも
のである。
樹脂層中に埋め込まれており、該バスバーの一部が該樹
脂層から外部に露出していることを特徴とするものであ
る。
スに接続用端子を備えたパワー部と、導体用金属で形成
され前記接続用端子に接続されるバスバーと、前記ケー
スに装着され、凹部が形成されたヒートシンクとからな
り、前記バスバーと前記接続用端子が前記凹部内部で接
続されるように配設され、該凹部が電気絶縁性樹脂で充
填封止されてなることを特徴とするものである。
ずれかの一方は、前記凹部底方向に延びていることを特
徴とするものである。
いて説明する。
御装置の概略構成を示す分解斜視図である。
2およびパワー部33に構成が分けられ、部品が組付け
易く、且つ相互間の組合せも容易な構造を有する。制御
部32は、制御用ケースとしての制御用コネクタ一体ケ
ース34をベースにして形成される。制御用コネクタ一
体ケース34は、金属製の導電部分を、合成樹脂中に部
分的に埋め込んで、一体化して形成される。制御用コネ
クタ一体ケース34内の空間は、第1の空間部34aと
第2の空間部34bとに、壁部34cによって仕切られ
る。制御用コネクタ一体ケース34の形状は、大略的に
直方体であり、その一側面には制御用コネクタ35,3
6が一体に形成される。制御用コネクタ一体ケース34
の底面で、第2の空間部34bのコーナ部分には、スペ
ーサ34dが形成される。制御用コネクタ35,36
は、車載用の電子制御装置31に対するワイヤハーネス
の接続用に使用される。制御用コネクタ一体ケース34
内に一体的に埋め込まれる金属導体部分は、コネクタ接
続端子37,38および中継接続端子39並びに制御用
コネクタ35,36内の金属端子部分をそれぞれ形成す
る。即ち、制御用コネクタ35,36内の金属端子部分
は、制御用コネクタ一体ケース34の電気絶縁性樹脂中
から第2の空間部34b内に露出するコネクタ接続端子
37,38とそれぞれ接続されている。中継用接続端子
39は壁部34cに形成され、その両端(他端39a,
一端39b)は、第1および第2の中空部34a,34
b内にそれぞれ露出する。
制御基板40上に形成される。制御基板40は、通常の
印刷配線基板と同様に、電気絶縁性の合成樹脂基板の一
方表面、または両面、さらには中間層をも含む多層に、
導電性の銅泊などが積層されて形成される。制御基板4
0は、制御用コネクタ一体ケース34の下方から第2の
中空部34b内に挿入され、スペーサ34dに隅部の取
付孔40aが嵌合して、ねじ止めまたは熱かしめにより
取付けられ、制御用コネクタ一体ケース34のコネクタ
接続端子37,38および中継接続端子39の一端39
bと対応する位置には、電気的接続用の接続端子41お
よび接続端子42がそれぞれ配置される。接続端子4
1,42は、制御基板40を制御用コネクタ一体ケース
34の第2の中空部34b内部の所定位置に嵌合させた
状態で、コネクタ接続端子37,38および中継接続端
子39の一端39bと電気的に接触可能な位置に配置さ
れる。これら接続端子41、42は、制御基板40に対
し、リフローはんだ付け等の表面実装技術を適用して装
着される。制御基板40の表面あるいは裏面には、制御
部品43,44,45が装着される。制御部品43,4
4,45は、例えば半導体集積回路、個別半導体素子、
あるいは抵抗やコンデンサなどの各種電子部品であり、
表面実装技術などを適用して装着される。制御基板40
には、制御部品43,44,45および接続端子41、
42間の電気的接続を行い、制御回路部分を構成するた
めの配線パターンも形成される。制御基板40を制御用
コネクタ一体ケース34の内部に収納し、電気的接続等
を行った状態から、さらに上部に蓋50をかぶせて、電
子制御装置31内を防水状態で封止する。蓋50の装着
は、超音波溶着あるいは振動溶着を利用して行う。超音
波溶着または振動溶着は、蓋50および制御用コネクタ
一体ケース34間を超音波または振動によって直接接合
する。このような超音波または振動を利用して、蓋50
の接合を行うことによって、パッキン等を用いなくても
防水性を確保することができ、コスト低減を図ることが
できる。
でパワー部33が組合される。中間層51には、パワー
側端子52とパワー部接続用端子53とが設けられ、電
気絶縁性の合成樹脂中に一体的に埋め込まれる。パワー
側端子52は、中間層51を、制御用コネクタ一体ケー
ス34の下方から挿入して制御用コネクタ一体ケース3
4中の第2の中空部34b内の所定位置に収納した状態
で、制御用コネクタ一体ケース34の下部に装着され
る。中間層51を制御用コネクタ一体ケース34の下部
に装着した状態で、パワー側端子52は、制御用コネク
タ一体ケース34の第1の中空部34a内で中継接続端
子39の他端39aと電気的に接触可能な位置に配置さ
れる。パワー部接続用端子53は、中間層51をパワー
部33と組合せたときに、パワー部33と電気的接続を
行うために用いられる。中間層51の隅部には、パワー
用コネクタ一体ケース54への取付けのために、スペー
サ54aに嵌合する取付孔51aが形成される。パワー
側端子52およびパワー部接続用端子53は、中間層5
1に形成する挿通孔52a,53aから立ち上げる。
に相当)としてのパワー用コネクタ一体ケース54(ケ
ースに相当)をベースとして構成される。パワー用コネ
クタ一体ケース54は、電気絶縁性を有する合成樹脂中
に、導体用金属部品が埋め込まれて形成される。パワー
用コネクタ一体ケース54は、大略的に直方体状であ
り、制御用コネクタ一体ケース34と積み重ねることが
できる形状を有する。積み重ねた状態で、制御用コネク
タ一体ケース34で制御用コネクタ35,36が形成さ
れている側面と同一の方向になる側面には、パワー用コ
ネクタ55,56が形成される。パワー用コネクタ5
5,56中の金属端子部分は、パワー用コネクタ一体ケ
ース54中に埋め込まれるバスバーの一部を露出させて
形成する。パワー用コネクタ一体ケース54中には、パ
ワー部品57,58が装着され、また中間層51のパワ
ー部接続用端子53と電気的接続を行うための接続端子
59も立設される。接続端子59も、パワー用コネクタ
一体ケース54中に埋め込まれるバスバーの一部を折り
曲げ加工して形成する。パワー用コネクタ一体ケース5
4の上部には、中間層51の取付孔51aに対応する位
置に、中間層51を装着するためのスペーサ54aが配
置される。
層51を介在して制御用コネクタ一体ケース34を組合
せる側と反対側には、ヒートシンク60を装着する。ヒ
ートシンク60は、熱伝導性の良好な金属製で背面側に
フィン加工を有し、表面側には電力制御用の半導体によ
るパワーモジュール61を実装する。パワー用コネクタ
一体ケース54の下方にヒートシンク60を装着した状
態で、パワー用コネクタ一体ケース54とパワーモジュ
ール61との間の電気的接続が可能なように、パワー用
コネクタ一体ケース54とヒートシンク60側には、バ
スバーの一部を平面状に露出させ、電気的接続部分10
0を設けておく。パワー用コネクタ一体ケース54とヒ
ートシンク60とは、樹脂系接着剤によって接着する。
されている端子を集約するために設けられる。このた
め、中間層51はパワー側の一構成とも考えられ、パワ
ー側端子52は制御部32に対し、パワー部33との組
合せ時に接続用端子として機能する。図1に示す中継接
続端子39も、制御部32側でランダムに端子が立設さ
れているときに、まとめて集約させることができ、パワ
ー部33との組合せ時に、制御側端子として機能する。
従って、制御部32とパワー部33とを組合せたとき
に、制御側端子としての中継接続端子39の他端39a
とパワー側端子52とが接近し、溶接しやすい状態とな
る。
は、先ず、制御基板40に接続端子41,42および制
御部品43,44,45を実装すると共に、パワー用コ
ネクタ一体ケース54にパワー部品57,58とバスバ
ーの端部の接続端子59とを抵抗溶接で接合して実装
し、ヒートシンク60にパワーモジュール61を実装し
ておく。制御用コネクタ一体ケース34と制御基板40
とを組合せて、コネクタ接続端子37,38と接続端子
41との間、および中継接続端子39の一端39bと接
続端子42との間を抵抗溶接にて電気的接続を行い、制
御部32を形成する。また、パワー用コネクタ一体ケー
ス54とヒートシンク60とを樹脂系接着剤にて接合し
て、バスバーの電気的接続部分100とパワーモジュー
ル61とをアルミニウム、銅または金などのボンディン
グワイヤを用いるワイヤボンドにて電気的接続を行い、
樹脂層として樹脂を液状の状態で充填し、硬化させて封
止し、パワー部33を形成する。
ス54の上部に嵌合する形状を有する。中間層51をパ
ワー用コネクタ一体ケース54の上部のスペーサ部54
aを取付孔51aに挿入して、熱かしめまたはねじ止め
にて取付けると、パワー部接続用端子53と接続端子5
9とが接触可能な程度に接近し、電気的に接続可能な状
態になるので、抵抗溶接によって電気的な接合を行う。
パワー部33に中間層51を装着した状態で、さらにそ
の上方から制御部32を組合せる。制御用コネクタ一体
ケース34とパワー用コネクタ一体ケース54との接合
は、超音波溶接または振動溶着によって行う。超音波ま
たは振動を利用して接合することにより防水性がよいた
め、パッキンなどを介在させる必要はなく、製造コスト
の低減を図ることができる。
態では、第1の中空部34a内で中間層51のパワー側
端子52が制御用コネクタ一体ケース34の中継接続端
子39の他端39aと接触可能な位置に突出し、接触可
能な状態となるので、抵抗溶接によって電気的な接合を
行う。
32とを組合せた状態では、制御用コネクタ一体ケース
34の上方が開口しており、この上方部分からは熱伝導
率が高く放熱性に優れた電気絶縁性樹脂、例えばエポキ
シ系樹脂、シリコン系樹脂などの部材を用いて、樹脂ポ
ッティングを施して制御部32の信頼性を高めることが
できる。さらに蓋50をかぶせ、超音波や振動を用いて
溶接して封止することができる。
係る放熱構造を図2乃至図6を用いて説明する。
ー部の一部を示す図で、(a)パワー用コネクタ一体ケ
ースのコネクタピン部近傍の上面図、(b)パワー用コ
ネクタ一体ケースの側面視図である。尚、第1実施の形
態では図1に構成される同一部品については同じ符号を
付し説明を省略する。
凹部80aが形成されており、バスバー66,68に面
する側のヒートシンク80の表面積が増加し、電気絶縁
性樹脂81からヒートシンク80への熱伝導効率が向上
する。
通過し、パワー用コネクタ一体ケース54を介してパワ
ー用コネクタ56内に接続されコネクタ内で露出してい
る。露出したバスバー66,68は、外部と接続される
コネクタピン66c、68cを形成している。凹部80
aには、前述の電気絶縁性樹脂81が充填封止されてお
り、ヒートシンク80およびバスバー66,68は互い
に絶縁されている。尚、電気絶縁性樹脂81が凹部80
aの上方のバスバー66,68を覆うようにしてもよ
い。凹部80a上方にはバスバー66から横方向に分岐
した分岐部66aが形成されている。分岐部66aは、
曲げ部66bで下方向に曲げられヒートシンク80に形
成された凹部80aの底面方向に延びている。分岐部6
6aとヒートシンク80底面の間にも電気絶縁性樹脂が
充填されており、ヒートシンク80と分岐部66aは互
いに絶縁されている。凹部80a上部のバスバー66,
68が樹脂封止される場合には、分岐部66aも樹脂封
止される。
明する。
た熱は、バスバー66,68の分岐部66a,68aを
介して電気絶縁性樹脂81に伝導する。その後、熱は電
気絶縁性樹脂81からヒートシンク80に伝導し、ヒー
トシンク80の表面から外部に放出される。
ヒートシンク80に形成された凹部80a上方でバスバ
ー66,68に分岐部66a,68aを形成することに
より、バスバー66,68の表面積が広くなり電気絶縁
性樹脂81への熱伝導効率が向上する。また、分岐部6
6a,68aを凹部80の底面方向に延ばすことによ
り、ヒートシンク80とバスバー66,68の距離を近
く保つことが可能となり、素早く熱を分岐部66a,6
8aからヒートシンク80に伝導することが可能とな
る。その他に、凹部80aを樹脂封止することにより、
発熱部からヒートシンク80への放熱性が向上し、大電
流が流れた場合であってもコネクタピン66c,68c
近傍での温度上昇を抑えることが可能となる。その結
果、パワー部33で発生する熱が制御回路部32へ流出
するのを抑えることができる。
の横方向に分岐部66a,68aを形成したが、分岐部
の形状はこの方法に限られるものではなく、凹部80a
内にバスバー66,68を延出する全ての態様が含まれ
る。例えば、バスバー66,68の真下に分岐部を接合
し凹部内部に延ばしてもよい。
構造を図3および図4を用いて説明する。
ー部の一部を示す図で、(a)コネクタピン部近傍の上
面図、(b)パワー用コネクタ一体ケースの側面視図で
ある。尚、第2実施の形態では図1および図2に構成さ
れる同じ部品については同一符号を付し説明を省略す
る。
分岐部66a,68aの代わりに折り返し部82が形成
されている。具体的には、バスバー66,68は凹部8
0a上方より凹部80a底面に向かって一部折り曲げら
れ、凹部80a底部近傍で上方に折り返され、凹部上方
で水平方向に折り曲げられている。凹部80aは、樹脂
81が充填されヒートシンク80とバスバー66,68
とは互いに絶縁されている。
も、バスバー66,68はヒートシンク80に形成され
た凹部80a内部に存在することとなり、図2に示され
る第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
の形態では、コネクタピン付近のヒートシンク80に凹
部80aが形成され、凹部80a内に分岐部66aもし
くは折り返し部82が形成されているが、この凹部80
aの形成場所はコネクタピン66c,68c近傍に限ら
れず、発熱が大きい任意の箇所の近傍に凹部80aを設
け、凹部80a内部にバスバー66,68を延出し、樹
脂81で凹部80aを充填封止することにより放熱効率
を向上させることが可能である。
の形態を応用したパワー部の一部を示す図で、(a)パ
ワー用コネクタ一体ケース内で凹部が形成された箇所の
上面図、(b)凹部の側面視図である。
よび図3で説明した位置と異なるが、その他の構造およ
ひ効果は、図2および図3に示される実施形態と同様で
ある。一般にバスバーと接続用端子との接続部では、接
触抵抗が存在し接触部で熱が発生する。従って、図4で
示すように接触部近傍に凹部80aを設け凹部内部にバ
スバー(分岐部68a)から(曲げ部68b)を延設す
ることにより素早く熱をヒートシンクに伝導し、ヒート
シンク80を介して外部に放出することが可能である。
に図3,図4で示すような凹部80aを設け、内部にバ
スバー66,68を延出し、樹脂81で凹部80aを充
填封止することにより、パワー用コネクタ55,56と
外部のコネクタとの着脱時に発生する応力のストッパの
役割を果たし、凹部80a以降の部分に応力が伝達する
のを防止することができる。
構造を図5を用いて説明する。
ー部の一部を示す図で、(a)パワー用コネクタ近傍の
上面図、(b)D矢視図である。尚、本実施の形態では
図1乃至図4に構成される同じ部品については同一符号
を付し説明を省略する。
8は、パワー用コネクタ一体ケース54内部からパワー
用コネクタ56部に向かう手前でそれぞれ左右に分岐し
ている。パワー用コネクタ一体ケース54には側壁内周
面に内周面水平方向に溝69が設けられおり、分岐した
バスバー66e,68eは、パワー用コネクタ一体ケー
ス54の側壁内周に形成された溝69に沿って溝69内
部に配置されている。
明する。
た熱は、バスバーの分岐部66d,68dを介してパワ
ー用コネクタ一体ケース54の側壁内周面に配置された
分岐したバスバー66e,68eに伝導する。分岐した
バスバー66e,68eに伝導した熱は、分岐したバス
バー66e,68eからパワー用コネクタ一体ケース5
4内部に放出される。これらの分岐したバスバー66
e,68eは、放熱フィンとして機能し、コネクタピン
66c,68c近傍で発生した熱は、バスバーを介して
素早くコネクタ一体ケース54側壁部に伝導され、その
熱は分岐したバスバー66e,68eで放出される。
局所的に発生した熱を素早く周辺部に伝導することがで
きるので、ある一箇所に熱がとどまり高温化することを
防ぐことが可能である。
構造を図6を用いて説明する。
ー部の一部を示す図で、(a)パワー用コネクタ一体ケ
ースに配置されたバスバーの一部の上面視図、(b)E
矢視図である。尚、本実施の形態では図1乃至図5に構
成される同じ部品については同一符号を付し説明を省略
する。
される電力をパワー部品57,58等に供給するための
送電路であり、パワー用コネクタ一体ケース54内の合
成樹脂110中に埋め込まれて配設されている。本実施
形態では、図6に示すように、合成樹脂110内部から
パワー用コネクタ一体ケース54中空部にバスバー66
が一部露出され、露出部66fと一体に形成されてい
る。
バスバー66に露出部66fを形成することにより、露
出部66fが放熱フィンとして機能し、バスバー内の熱
を素早くパワー用コネクタ一体ケース54内部に放出す
ることが可能となる。従って、発熱が大きい任意の箇所
の近傍にてバスバーを合成樹脂110内部から露出部6
6fを露出させることにより、局所的な温度上昇を抑え
ることが可能となる。
ことが予想される場合には、図1乃至図6にて説明した
実施形態を二つ以上組み合わせることにより、より効率
的に熱放出、局所的な温度上昇を抑制することが可能と
なる。例えば、ヒートシンクに凹部を設け、凹部内にバ
スバーを延出し樹脂封止すると共に、バスバーを合成樹
脂内部から露出させ放熱フィンとして機能させることに
より、より効果的に放熱することが可能である。
の一部をヒートシンクに形成された凹部内に延設し、凹
部を樹脂封止することにより、バスバー内の熱を素早く
ヒートシンクに伝達し外部に放熱することが可能とな
る。また、バスバーに放熱フィンに相当する箇所をバス
バーと一体に形成することにより、バスバー内の熱を素
早くバスバー外部に放出し、バスバーと接続されたある
部分で発生した熱を素早く放出し、局所的な温度上昇を
抑制することが可能となる。その結果、制御部とパワー
部とからなる電子機器に対する熱の影響を低減すること
が可能となり、ノイズなどの影響も受けにくくなり安定
な動作を行わせることができる。
略構成を示す分解斜視図である。
を示す図である。
を示す図である。
す図である。
を示す図である。
を示す図である。
視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 パワー部品が内部に配置されたケース
と、 前記ケースに装着され凹部が形成されたヒートシンク
と、 導体用金属で形成され前記凹部の上方に延設され且つ該
凹部の内部に位置するように前記ケース内に配設された
バスバーとからなり、 前記バスバーが配置された前記凹部が電気絶縁性樹脂で
充填封止されていることを特徴とする電子機器の放熱構
造。 - 【請求項2】 前記バスバーは、前記凹部上方を通過す
るように延設された第1のバスバーと、 前記凹部内部に位置し前記第1のバスバーと接続される
第2のバスバーとからなることを特徴とする請求項1記
載の電子機器の放熱構造。 - 【請求項3】 前記バスバーは、前記凹部上方から凹部
内を通過するように折り曲げられていることを特徴とす
る請求項1記載の電子機器の放熱構造。 - 【請求項4】 前記バスバーは、その一部が前記ケース
側壁内側面に沿って配設されることを特徴とする請求項
1記載の電子機器の放熱構造。 - 【請求項5】 前記バスバーは、前記ケース内部で樹脂
層中に埋め込まれており、該バスバーの一部が該樹脂層
から外部に露出していることを特徴とする請求項1記載
の電子機器の放熱構造。 - 【請求項6】 パワー部品が内部に配置されたケースに
接続用端子を備えたパワー部と、 導体用金属で形成され前記接続用端子に接続されるバス
バーと、 前記ケースに装着され、凹部が形成されたヒートシンク
とからなり、 前記バスバーと前記接続用端子が前記凹
部内部で接続されるように配設され、該凹部が電気絶縁
性樹脂で充填封止されてなることを特徴とする電子機器
の放熱構造。 - 【請求項7】 前記接続用端子と前記バスバーのいずれ
かの一方は、前記凹部底方向に延びていることを特徴と
する請求項6記載の電子機器の放熱構造。
Priority Applications (1)
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