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JP2015002323A - 電子装置 - Google Patents

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JP2015002323A
JP2015002323A JP2013127548A JP2013127548A JP2015002323A JP 2015002323 A JP2015002323 A JP 2015002323A JP 2013127548 A JP2013127548 A JP 2013127548A JP 2013127548 A JP2013127548 A JP 2013127548A JP 2015002323 A JP2015002323 A JP 2015002323A
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竹中 正幸
Masayuki Takenaka
正幸 竹中
祐紀 眞田
Yuki Sanada
祐紀 眞田
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Abstract

【課題】接続端子とスルーホールとを接続部材にて接合する場合において、接続部材による応力緩和効果が得られ、かつ、接続部材による接合が良好に行われているか否かの確認が容易に行える構造を提供する。
【解決手段】接続端子65に鍔状部65aを備え、基板10から鍔状部65aを離間させると共に、スルーホール13と接続端子65との接合において、鍔状部65aの上に接続部材15が配置されるようにする。鍔状部65aを備えることで、接続部材15の容積を増やすことが可能となり、鍔状部65aの表面において広範囲に濡れ広がった接続部材15のフィレットによって、応力緩和効果を発揮させられる。また、鍔状部65aを基板10から離間させているため、鍔状部65aと基板10との間において、接続部材15を確認できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板の一面側に電子部品を搭載すると共に、その一面側をモールド樹脂で封止するようにした電子装置に関するものである。
従来、特許文献1において、電気回路が形成された複数枚の回路基板の接続構造として、回路基板に形成されたスルーホール内に、もう一枚の回路基板に立設させた接続端子を挿入し、はんだ付けすることで電気的に接続する構造が開示されている。この接続構造では、接続端子の先端が先端方向においてその径が段階的に縮小させられた階段状とされ、最も径の大きな部分においてスルーホールが形成された回路基板に当接させることで、接続端子の挿入方向の位置決めを行っている。
特開2007−109832号公報
しかしながら、特許文献1に示される接続構造では、接続端子における径が最も大きくされた部分が基板に当接させられているため、はんだ付けなどの接続部材がスルーホールよりも接続端子の先端側にしか配置されない。このため、接続部材による十分な応力緩和効果が発揮できないため、回路基板の熱膨張・収縮などに起因する接続部材の局所的な歪み(変形)を抑制できず、接続部材の破損を招き、ひいては接続不良の問題を発生させ得る。また、接続部材がスルーホール内に隠れてしまうため、接続部材による接続が良好に行われているか否かの確認を的確に行うことができなかった。
本発明は上記点に鑑みて、接続端子とスルーホールとを接続部材にて接合する場合において、接続部材による応力緩和効果が得られ、かつ、接続部材による接合が良好に行われているか否かの確認が容易となる接続構造を有する電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1ないし6に記載の発明では、一面(11)および一面の反対面となる他面(12)とを有し、配線パターンが形成されていると共に該配線パターンに接続されたスルーホール(13)が形成された基板(10)と、基板の一面側に実装された電子部品(20、30)と、スルーホールに先端から挿入されると共に、スルーホールに対してはんだにて構成された接続部材(15)を介して電気的に接続される棒状の接続端子(65)と、を有し、接続端子は、該接続端子のうちスルーホールに挿入される先端位置よりも後端側に、スルーホールへの挿入方向と垂直な方向の少なくとも一方向の寸法がスルーホール内に挿入される部分よりも大きくされ、かつ、基板から所定距離離間した位置に配置された鍔状部(65a)を備えており、接続部材は、鍔状部において、前記一方向に濡れ広がった状態になっていることを特徴としている。
このように、接続端子に鍔状部を備え、基板から鍔状部を離間させると共に、スルーホールと接続端子との接合において、鍔状部の上に接続部材が配置されるようにしている。このため、鍔状部を備えていない場合と比較して、鍔状部の上に配置される接続部材の容積を増やすことが可能となり、鍔状部の表面において広範囲に濡れ広がった接続部材のフィレットによって、応力緩和効果を発揮させられる。これにより、基板の熱膨張・収縮などに起因する接続部材の局所的な歪み(変形)を抑制でき、接続部材の破損に基づく接続不良の問題を抑制することが可能となる。また、鍔状部が基板から離間させられており、鍔状部と基板との間において、接続部材を確認できることから、接続部材による接続が良好に行われているか否かの確認も的確に行うことが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる電子装置の断面図である。 図1のII−II斜視断面図である。 接続端子65の近傍の上面レイアウト図である。 本発明の第2実施形態にかかる電子装置に備えられる接続端子65の近傍の上面レイアウト図である。 本発明の第3実施形態にかかる電子装置に備えられる接続端子65の近傍の上面レイアウト図である。 本発明の第4実施形態にかかる電子装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態にかかる電子装置S1の全体構成について説明する。この電子装置S1は、例えば自動車などの車両に搭載され、車両用の各装置を駆動するための装置として適用される。
図1および図2に示すように、電子装置S1は、基板10、電子部品20、30、モールド樹脂40、ヒートシンク50、ケース60、蓋70および放熱ゲル80などを有した構成とされている。
図1に示すように、基板10は、電子部品20、30が実装されると共にモールド樹脂40にて覆われる一面11と、その反対面となる他面12とを有する板状部材をなすものである。本実施形態では、基板10は、図2に示すように上面形状が矩形状の板状部材とされている。具体的には、基板10は、エポキシ樹脂等の樹脂をベースとした配線基板とされ、例えば、ガラス繊維を編み込んでフィルム状としたガラスクロスの両面を熱硬化性の樹脂で封止してなるプリプレグで構成される。プリプレグの樹脂としては、エポキシ樹脂等が用いられ、必要に応じて、アルミナやシリカ等の電気絶縁性かつ放熱性に優れたフィラーが含有される場合もある。
基板10には、内層配線もしくは表層配線などによって構成される図示しない配線パターンが形成されており、配線パターンがモールド樹脂40の外部まで延設されることで、配線パターンを通じて電子部品20、30との電気的な接続が図れるようになっている。また、基板10のうちの長手方向(図1の左右方向)の両側には、配線パターンに繋がる金属メッキなどが施されたスルーホール13が備えられている。スルーホール13は、基板10のうちの相対する二辺、具体的には基板10のうちの両短辺に沿って複数個ずつ並べられて配列されている。このスルーホール13を通じて、配線パターンと基板外部との電気的な接続が行えるようになっている。
このように構成された基板10が四隅においてケース60に支持されている。本実施形態の場合、基板10の四隅に貫通孔となる固定用孔14を形成しており、この中にケース60の底面61から突出させた機械的接続部64を嵌め込んだ後、機械的接続部64の先端を熱かしめすることで、基板10をケース60に支持している。
電子部品20、30は、基板10に実装されることで配線パターンに電気的に接続されるものであり、表面実装部品やスルーホール実装部品などどのようなものであってもよい。本実施形態の場合、電子部品20、30として、半導体素子20および受動素子30を例に挙げてある。半導体素子20としては、マイコンや制御素子もしくはIGBT((Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等の発熱が大きいパワー素子等が挙げられる。この半導体素子20は、ボンディングワイヤ21およびはんだ等のダイボンド材22により、基板10の配線パターンに繋がるランドもしくは配線パターンの一部によって構成されたランドに接続されている。また、受動素子30としては、チップ抵抗、チップコンデンサ、水晶振動子等が挙げられる。この受動素子30は、はんだ等のダイボンド材31により基板10に備えられたランドに接続されている。これらの構成により、電子部品20、30は、基板10に形成された配線パターンに電気的に接続され、配線パターンに接続されたスルーホール13を通じて外部と電気的に接続可能とされている。
モールド樹脂40は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等より構成されるもので、金型を用いたトランスファーモールド法やコンプレッションモールド法により形成されている。本実施形態の場合、基板10の一面11側をモールド樹脂40で封止しつつ、基板10の他面12側をモールド樹脂40で封止せずに露出させた、いわゆるハーフモールド構造とされている。
また、モールド樹脂40は、図2に示すように上面形状が矩形状とされ、基板10の相対する二辺、具体的には基板10のうち長手方向と垂直な両辺を露出させるように、この両辺よりも内側にのみ形成されている。つまり、基板10の長手方向両端がモールド樹脂40からはみ出してモールド樹脂40から露出させられている。このモールド樹脂40から露出させられている部分にスルーホール13が配置されており、このスルーホール13を通じて、基板10に形成された配線パターンと外部との電気的接続が可能とされている。また、基板10の両辺がモールド樹脂40から露出させられることで、基板10の四隅が露出させられており、このモールド樹脂40から露出させられた部分において、上記したように基板10がケース60に支持されている。
ヒートシンク50は、熱伝達率の高い金属材料、例えばアルミニウムや銅によって構成されており、基板10の他面12側に、接合部材51を介して密着させられている。接合部材51としては、例えば金属フィラーを含有した導電性接着剤、はんだ材料などの導電材料、放熱ゲルや放熱シートなどの絶縁材料を用いている。ヒートシンク50は、電子部品20、30が発した熱が基板10の他面12側から伝えられると、それを放熱させる役割を果たすものであり、熱伝導率の高い金属材料、例えば銅などにより構成されている。特に、半導体素子20がIGBTやMOSFETによって構成される場合、これらが発熱素子であることから、多くの熱を発するが、この熱がヒートシンク50に伝えられることで、半導体素子20や受動素子30の高温化が抑制されるようになっている。本実施形態の場合、ヒートシンク50は、放熱ゲル80を介して蓋70に対して熱的に接続されており、基板10の裏面から伝えられた熱を更に放熱ゲル80を通じて蓋70に伝え、蓋70から外部に放熱させるようにしている。
ケース60は、基板10の一面11側に電子部品20、30を実装してモールド樹脂40で封止したものを収容する長方体形状の筐体となるものである。本実施形態の場合、ケース60は、底面61の周囲を側壁面62によって覆った収容凹部63を構成する部材とされ、電子部品20、30を実装してモールド樹脂40で封止した基板10を、一面11側が底面61側を向くようにして収容凹部63内に収容している。
ケース60の底面61には、上記したように基板10を支持する機械的接続部64が形成されている。機械的接続部64は、底面61から垂直方向に突出し、部分的に断面寸法が変化させられた段付き棒状部材とされている。具体的には、機械的接続部64は、基板10を固定する前の状態では、底面側の断面寸法が基板10に形成した固定用孔14より大きく、先端側の断面寸法が固定用孔14とほぼ同じもしくは若干小さくされている。このような寸法とされているため、機械的接続部64は、先端側が固定用孔14に挿入されつつ、先端側と底面側との段差部にて基板10を保持する。そして、機械的接続部64の先端側が固定用孔14内に嵌め込まれてから熱かしめされることで、基板10から突き出した部分が固定用孔14よりも断面寸法が大きくされ、その部分と段差部との間に基板10が挟み込まれて支持されている。
なお、機械的接続部64の突き出し量は、側壁面62の高さよりも低くされており、基板10が側壁面62の先端よりも収容凹部63の内側に入り込むようにしてある。
さらに、ケース60の底面61には、棒状の複数本の接続端子65が底面61に対して垂直方向に立設されている。各接続端子65は、基板10に形成されたスルーホール13の配置に合わせて配置されている。例えば、各接続端子65は、銅合金に錫メッキやニッケルメッキが施されたものにより構成されている。複数本の接続端子65は、それぞれ、基板10に形成されたスルーホール13に挿通させられており、はんだにて構成される接続部材15を介してスルーホール13に電気的に接続されている。
また、各接続端子65のうちスルーホール13に挿入される先端位置よりも後端(ケース60の底面61)側に、鍔状部65aが形成されている。この鍔状部65aは、スルーホール13への挿入方向と垂直な方向の少なくとも一方向の寸法がスルーホール13内に挿入される部分よりも大きくされた部分である。本実施形態の場合、スルーホール13への挿入方向と垂直な方向の断面における断面積がスルーホール13内に挿入される部分よりも拡大させられている。具体的には、図3に示すように、本実施形態では、鍔状部65aは上面形状が円形状とされており、その径がスルーホール13の径よりも大きくされていて、接続端子65の軸線が鍔状部65aの中心位置を通る構造とされている。
この鍔状部65aは、機械的接続部64における基板10との接触部、つまり断面寸法が変化させられた段差部よりもケース60の底面61側に位置しており、基板10とは非接触となっており、基板10から所定距離離間して配置されている。そして、鍔状部65aの上方において接続部材15が配置され、接続部材15が鍔状部65aのうちの基板10側の面の広範囲に濡れ広がって形成されている。このため、接続部材15は、鍔状部65aの上において先端部側よりも幅広となったフィレットとなる。
なお、ケース60は、基本的にはPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂をベースとした絶縁体によって構成されているが、ケース60の外部まで延設された配線パターンを備えている。この配線パターンに対して複数本の接続端子65が接続され、各接続端子65および配線パターンを通じて、各電子部品20、30が実装された基板10の配線パターンと外部との電気的接続がなされている。
蓋70は、ケース60の開口端、つまり側壁面62の先端に接続されることで、ケース60内を密閉するものである。蓋70は、例えば接着剤などを介してケース60に固定される。本実施形態の場合、蓋70は、熱伝達率の高い金属材料、例えばアルミニウムや銅によって構成されており、矩形板状部材によって構成されている。
放熱ゲル80は、ヒートシンク50と蓋70との間に配置されており、これら両方に接するように配置されることで、ヒートシンク50から蓋70への伝熱を行う。例えば、放熱ゲル80は、熱伝導率の高いシリコーンオイルコンパウンドなどによって構成されている。放熱ゲル80をなくしてヒートシンク50と蓋70とが直接接する構造とすることもできるが、ヒートシンク50の高さ合わせなどが難しく、蓋70を固定する際にヒートシンク50を押圧してしまう可能性があることから、変形自在な放熱ゲル80を備えると好ましい。
以上のようにして、本実施形態にかかる電子装置S1が構成されている。このような電子装置S1は、次のような製造方法により製造される。
まず、配線パターンおよびスルーホール13などが形成された基板10を用意すると共に、鍔状部65aを有する接続端子65が備えられたケース60を用意する。そして、基板10の一面11上に電子部品20、30を実装したのち、電子部品20、30が実装された基板10を、トランスファーモールド法やコンプレッションモールド法によってモールド樹脂40で封止する。そして、基板10の他面12側に接合部材51を介してヒートシンク50を接合したのち、基板10をケース60の収容凹部63内に、一面11側が底面61側を向くようにして配置する。このとき、スルーホール13に複数の接続端子65が挿入され、固定用孔14内に機械的接続部64の先端が嵌め込まれるようにする。
その後、機械的接続部64の先端を熱かしめすると共に、はんだ付けによりスルーホール13と複数の接続端子65とを接続部材15にて接続する。このとき、はんだ付けされた接続部材15は、鍔状部65aの表面において濡れ広がった状態り、この状態で硬化させられる。最後に、ヒートシンク50の表面に放熱ゲル80を配置したのち、その上に蓋70を配置し、蓋70とケース60の側壁面62との間を接着剤などによって固定することで、本実施形態にかかる電子装置S1が完成する。
このように構成された電子装置では、接続端子65に鍔状部65aを備え、基板10から鍔状部65aを離間させると共に、スルーホール13と接続端子65との接合において、鍔状部65aの上に接続部材15が配置されるようにしている。このため、鍔状部65aを備えていない場合と比較して、鍔状部65aの上に配置される接続部材15の容積を増やすことが可能となり、鍔状部65aの表面において広範囲に濡れ広がった接続部材15のフィレットによって、応力緩和効果を発揮させられる。これにより、基板10やケース60の熱膨張・収縮などに起因する接続部材15の局所的な歪み(変形)を抑制でき、接続部材15の破損に基づく接続不良の問題を抑制することが可能となる。また、鍔状部65aが基板10から離間させられており、鍔状部65aと基板10との間において、接続部材15を確認できることから、接続部材15による接続が良好に行われているか否かの確認も的確に行うことが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して鍔状部65aの形状を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、本実施形態では、鍔状部65aの上面形状を十字型(矩形状の各角部を取り除いた形状)にしている。十字型を構成する各ライン(紙面左右方向に平行なラインと紙面上下方向に平行なライン)の各幅は、共にスルーホール13の径よりも大きくされており、基板10の垂直方向から見て、鍔状部65aの内側にスルーホール13が配置されるレイアウトになっている。そして、接続端子65の軸線が鍔状部65aの中心位置を通る構造としてある。
このように、鍔状部65aの上面形状を十字型としても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対して鍔状部65aの形状を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態では、鍔状部65aの上面形状を矩形状、より詳しくは長方形状(一文字型)にしている。このように、鍔状部65aを矩形状にする場合にも、接続端子65の軸線が鍔状部65aの中心位置を通る構造としてあり、鍔状部65aの少なくとも長辺寸法がスルーホール13の径よりも大きくしてある。本実施形態の場合、鍔状部65aの短辺寸法についてもスルーホール13と同じもしくは大きくしてある。
このように、鍔状部65aの上面形状を矩形状としても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対して鍔状部65aの形状を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態では、鍔状部65aをプレスフィット形状としている。つまり、接続端子65を部分的に押し潰すことで鍔状部65aを構成し、接続部材15のうちスルーホール13への挿入方向と垂直な断面における一方向の寸法をスルーホール13内に挿入される部分よりも拡大している。本実施形態の場合、鍔状部65aに対して接続端子65の軸線と垂直な方向に貫通する孔65bが形成されているが、孔65bは形成されていなくても良い。
このように、鍔状部65aをプレスフィット形状とする場合にも、接続部材15のうちスルーホール13への挿入方向と垂直な断面における一方向の寸法をスルーホール13内に挿入される部分よりも拡大できる。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、基板10の一面11上に電子部品20、30を実装したのち、電子部品20、30をモールド樹脂40で樹脂封止する形態が適用された電子装置S1の一例を示したが、上記各実施形態で説明した構造でなくても良い。例えば、基板10の一面11側、つまりモールド樹脂40側がケース60の底面61側に向けられるように配置しているが、他面12側、つまりモールド樹脂40と反対側が底面61側に向けられるように配置しても良い。
また、機械的接続部64のによる基板10の固定手法も、熱かしめに限らず、プレスフィットやネジ締め固定などであっても良い。また、接続端子65とスルーホール13との接続も、はんだ付けに限らず、プレスフィットなどであっても良い。
また、上記各実施形態では、基板10に形成したスルーホール13内にケース60に立設された接続端子65を接続する形態について説明したが、接続端子65を他の基板などに立設した構造において、スルーホール13と接続する場合にも適用できる。
10 基板
11 一面
12 他面
13 スルーホール
20、30 電子部品
60 ケース
64 機械的接続部
65 接続端子
65a 鍔状部
S1 電子装置

Claims (6)

  1. 一面(11)および前記一面の反対面となる他面(12)とを有し、配線パターンが形成されていると共に該配線パターンに接続されたスルーホール(13)が形成された基板(10)と、
    前記基板の一面側に実装された電子部品(20、30)と、
    前記スルーホールに先端から挿入されると共に、前記スルーホールに対してはんだにて構成された接続部材(15)を介して電気的に接続される棒状の接続端子(65)と、を有し、
    前記接続端子は、該接続端子のうち前記スルーホールに挿入される先端位置よりも後端側に、前記スルーホールへの挿入方向と垂直な方向の少なくとも一方向の寸法が前記スルーホール内に挿入される部分よりも大きくされ、かつ、前記基板から所定距離離間した位置に配置された鍔状部(65a)を備えており、
    前記接続部材は、前記鍔状部において、前記一方向に濡れ広がった状態になっていることを特徴とする電子装置。
  2. 底面(61)を有し、前記基板を機械的に支持する機械的接続部(64)が前記底面に備えられていると共に、前記接続端子が前記底面から前記基板に向けて立設されたケース(60)を有し、
    前記基板には、前記機械的接続部の先端が挿入される固定用孔(14)が形成され、
    前記機械的接続部には、前記固定用孔に挿入される部位と、該部位よりも前記ケースの底面側において該部位よりも前記固定用孔への挿入方向に対する垂直方向の断面寸法が大きくされた部分と、による段差部が備えられ、
    前記鍔状部は、前記段差部よりも前記ケースの底面側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記鍔状部は、前記接続端子の前記スルーホールへの挿入方向から見た形状が円形状とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記鍔状部は、前記接続端子の前記スルーホールへの挿入方向から見た形状が十字状とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  5. 前記鍔状部は、前記接続端子の前記スルーホールへの挿入方向から見た形状が矩形状とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  6. 前記鍔状部は、前記接続端子を部分的に押し潰すことで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
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