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JP2002091105A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP2002091105A
JP2002091105A JP2000282232A JP2000282232A JP2002091105A JP 2002091105 A JP2002091105 A JP 2002091105A JP 2000282232 A JP2000282232 A JP 2000282232A JP 2000282232 A JP2000282232 A JP 2000282232A JP 2002091105 A JP2002091105 A JP 2002091105A
Authority
JP
Japan
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transfer material
image forming
forming apparatus
unit
material storage
Prior art date
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Granted
Application number
JP2000282232A
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English (en)
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JP3987275B2 (ja
Inventor
Akira Shinshi
晃 進士
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000282232A priority Critical patent/JP3987275B2/ja
Publication of JP2002091105A publication Critical patent/JP2002091105A/ja
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Publication of JP3987275B2 publication Critical patent/JP3987275B2/ja
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材収納部が画像形成装置本体部よりも上
部に位置する構成の画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、転写材3cにトナー像を形成
する画像形成部1a、トナー像が形成された転写材を熱
により定着する定着部1b、装置内の各部に給電する回
路及び制御を行う回路などを含む電装部1cからなる画
像形成装置本体部1と、前記画像形成部1aに給紙する
転写材3cを収納する転写材収納部1dとを有する画像
形成装置において、転写材収納部1dを、画像形成装置
本体部1よりも上部に配置した構成とする。これによ
り、転写材収納部1d内の給紙カセット1eが高い位置
になるので、ユーザーは体を曲げたりしゃがんだ状態で
転写材3cの補給をしなくて済み、装置が扱いやすくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター、プロッター等の電子写真方式の画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式の画像形成装置で
は、転写材にトナー像を形成する画像形成部、トナー像
が形成された転写材を熱により定着する定着部、装置内
の各部に給電する回路及び制御を行う回路などを含む電
装部からなる画像形成装置本体部と、前記画像形成部に
給紙する転写材を収納する転写材収納部とを有している
が、通常、画像形成装置本体部が転写材収納部よりも上
部に位置しており、ジャム処理やトナー交換等がしやす
いようになっている。しかし、その反面、用紙等の転写
材を収納する転写材収納部内の給紙トレイは、画像形成
装置本体部より下の方に配置されているので、ユーザー
が転写材の補給を行う場合には、しゃがんだ状態や腰を
曲げた状態で重い紙をセットしなければならず、扱いに
くいという問題があった。また、近年、複写機やプリン
ターは高速化が進み転写材の補給頻度が増えるのに対
し、装置の信頼性の向上によりジャム処理などは減少し
ているため、画像形成装置本体部が転写材収納部よりも
上部にある必要性は少なくなっている。
【0003】ところで従来の電子写真方式の画像形成装
置では、給紙トレイに配置された転写材は画像形成装置
の保存環境条件に依存した温湿度を保った状態で送り出
され、レジストローラ等を経て転写装置と感光体の中間
部に達する。この時点で、転写装置の作用により、感光
体の表面に形成されたトナー像が転写材に転写される。
そしてトナー像が転写された転写材は、さらに内部に熱
源を有する定着ローラと該定着ローラに圧接するように
設置された加圧ローラとからなる定着装置に入り、トナ
ー像が転写材に定着される。定着後の転写材は、排紙ロ
ーラを経て排紙トレイに排出され、所定の印字動作を終
了する。
【0004】しかし、上述の従来技術では、給紙トレイ
に配置された転写材は画像形成装置の保存環境条件に依
存した温湿度を保った状態で定着装置に入っていた。そ
のため、転写材が高湿状態で保存されたとき、転写材は
多量の水分を含んだ状態で加熱されるため、結果として
転写材から発生した水蒸気が装置内部に結露し、それが
転写材に接触することで印字品質を損なうという問題が
あった。また、多量の水分を含んだ状態で転写材の定着
を行っていたため、カール量が非常に大きくなるという
問題があった。
【0005】そこで上記のような問題を解決する方法と
して、一般的には給紙トレイ内に転写材の除湿を行うヒ
ータを内蔵させる方式がある。また、特開平6−202
425号公報、特開平7−140881号公報、特開平
7−199775号公報等に記載のように、ファンによ
り定着部の熱風を転写材収納部にまで送り転写材を暖め
乾燥する方式や、特開平11−212402号公報、特
開平10−26893号公報等に記載のように、転写部
の搬送路上流側に転写紙の裏面を加熱する予熱プレート
を備える方式等がある。しかしながら、これらの従来技
術では送風ファンやヒータなどの部品を新たに設けるた
め、部品数が増えコストが高くなると共に装置が複雑化
し、また、消費電力が増大するといった問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、転写材収納部が画像形成装
置本体部よりも上部に位置する構成の画像形成装置を提
案することを目的とするものである。また、本発明は、
従来技術における前述の問題を解決するために、印字さ
れた排紙から熱を回収しそれを転写材収納部の用紙等の
転写材の上面に与えることで、転写材の除湿を可能とす
る方式の画像形成装置を提案することを目的とするもの
であり、さらには、転写材を除湿したときに給紙カセッ
ト内に水蒸気が溜まることを防止し、転写材が再度吸湿
してしまうことを防ぐと共に、その水蒸気を印字された
排紙に与え、排紙のカールを減少させることを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1に係る発明は、転写材にトナー
像を形成する画像形成部、トナー像が形成された転写材
を熱により定着する定着部、装置内の各部に給電する回
路及び制御を行う回路などを含む電装部からなる画像形
成装置本体部と、前記画像形成部に給紙する転写材を収
納する転写材収納部とを有する電子写真方式の画像形成
装置において、前記転写材収納部を、前記画像形成装置
本体部よりも上部に配置したことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記転写材収納部の上面に近接し
て排紙トレイを設け、該排紙トレイ上面と、前記転写材
収納部に積載された転写材の上面との間に、熱伝導部材
を配置することを特徴とするものである。すなわち請求
項2に係る発明では、排紙トレイ上面と転写材収納部に
積載された転写材の上面との間に熱伝導部材を配置する
ことにより、印字された排紙から熱を回収し、それを転
写材収納部の用紙等の転写材の上面に与えることで、転
写材の除湿を可能とするものである。また、請求項3に
係る発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前
記排紙トレイと前記熱伝導部材に通気穴を設けたことを
特徴とするものである。すなわち請求項3に係る発明で
は、請求項2における熱伝導部材からの熱により転写材
を加熱して除湿したときの湿気を、排紙トレイに設けた
通気穴から逃がすことで、転写材収納部の給紙カセット
内に水蒸気が溜まることを防止し、転写材が再度吸湿し
てしまうことを防ぐ効果を得ると共に、その水蒸気を印
字された排紙に与え、排紙のカールを減少させるもので
ある。
【0009】上記の請求項2における除湿機構は印字さ
れた排紙の排熱を利用する方式のため、印字動作開始後
に効果を発揮するので、画像形成装置本体のスタンバイ
状態では機能しない。そこで、そのような問題を解決す
る手段として、請求項4に係る発明は、請求項1,2ま
たは3記載の画像形成装置において、前記定着部若しく
は電装部から前記転写材収納部に通じる通気ダクトを設
けたことを特徴とするものである。すなわち、請求項4
に係る発明では、定着部若しくは電装部から転写材収納
部に通じる通気ダクトを設け、定着部若しくは電装部が
放出する熱が自然に上昇する特性を活かして転写材収納
部まで熱風を導き転写材を除湿するものである。また、
請求項5に係る発明は、請求項4記載の画像形成装置に
おいて、前記定着部若しくは電装部から前記転写材収納
部に通じる通気ダクトは、断熱部材で形成されているこ
とを特徴とするものである。すなわち、請求項5に係る
発明では、請求項4における通気ダクト内の高温気流の
温度が低下しないようにするために、通気ダクト内を断
熱部材で形成し、除湿効果の低減を防ぐものである。
【0010】上記の請求項4または5記載の画像形成装
置では、印字動作時に定着部から発生する水蒸気が転写
材収納部に及ぶために、除湿した転写材を再び加湿して
しまう恐れがある。そこで、請求項6に係る発明は、請
求項4または5記載の画像形成装置において、通紙時に
前記定着部から前記転写材収納部に通じる通気ダクトを
閉じる部材と、その部材の開閉機構及び制御手段を設け
たことを特徴とするものである。すなわち、請求項6に
係る発明では、通気ダクトを閉じる部材と、その部材の
開閉機構及び制御手段を設け、印字開始時と共に通気ダ
クトを閉鎖することで、上記のような問題を解決するも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成、動作及び作
用を図面を参照して詳細に説明する。図2は通常の電子
写真方式の画像形成装置(例えばプリンター)の一例を
示す概略構成図である。この画像形成装置では、転写材
にトナー像を形成する画像形成部1aと、トナー像が形
成された転写材を熱により定着する定着部1bと、装置
内の各部に給電する回路及び制御を行う回路などを含む
電装部1cとからなる画像形成装置本体部1があり、そ
の画像形成装置本体部1の下に転写材3cを収納した給
紙カセット1eを収納する転写材収納部1dが配設され
ている。また、画像形成部1a内には、像担持体である
感光体2aと、その感光体2aの周囲に配置された帯電
装置2b、光書き込み装置2c、現像装置2d、転写装
置2e、クリーニング装置2f等が設けられている。
【0012】図2に示す構成の画像形成装置(プリンタ
ー)では、印字動作が開始されると、まず感光体2aの
表面が帯電装置2bで帯電された後、光書き込み装置2
cにより画像情報に応じたレーザー光等が照射され、静
電潜像が形成される。この感光体2a上の静電潜像は現
像装置2dのトナーにより現像されて顕像化される。こ
のトナー像の形成動作にタイミングを合わせて、転写材
収納部1dの給紙カセット1eに収納された転写材3c
が送り出され、レジストローラ等を経て転写装置2eと
感光体2aの中間部に達する。この時点で、転写装置2
eの作用により、感光体2aの表面に形成されたトナー
像が転写材に転写され、転写材上にトナー像が形成され
る。そしてトナー像が転写された転写材3cは、さらに
内部に熱源を有する定着ローラと該定着ローラに圧接す
るように設置された加圧ローラとからなる定着装置1b
に入り、トナー像が転写材3cに定着される。定着後の
転写材3cは、排紙口3bの排紙ローラを経て排紙トレ
イ1fに排出され、所定の印字動作を終了する。
【0013】ところで、図2に示すような構成・動作の
画像形成装置では、画像形成装置本体部1が転写材収納
部1dよりも上部に位置しており、ジャム処理やトナー
交換等がしやすいようになっている。しかし、その反
面、用紙等の転写材3cを収納する転写材収納部1d内
の給紙カセット1eは、画像形成装置本体部1より下の
方に配置されているので、ユーザーが転写材3cの補給
を行う場合には、しゃがんだ状態や腰を曲げた状態で重
い紙をセットしなければならず、扱いにくいという問題
があった。
【0014】そこで本発明では、図1に示すように、転
写材収納部1dを画像形成装置本体部1よりも上部に配
置する構成としたものである(請求項1)。すなわち、
転写材収納部1dを画像形成装置本体部1よりも上部に
配置する構成としたことにより、転写材収納部1d内の
給紙カセット1eが高い位置になるので、ユーザーは体
を曲げたりしゃがんだ状態で転写材3cの補給をしなく
て済み、装置が扱いやすくなる。尚、図1は本発明の一
実施例を示す画像形成装置の概略構成図であるが、転写
材収納部1dを画像形成装置本体部1よりも上部に配置
する構成とした以外は図2と同様の構成であり、図1に
おいて図2と同符号を付したものは同様の構成要素であ
り、動作も同様である。但し、転写材収納部1dを画像
形成装置本体部1よりも上部に配置したので、排紙トレ
イ1fは転写材収納部1dの上面に近接して設けられて
いる。
【0015】次に図3は本発明の別の実施例を示す画像
形成装置の概略構成図であり、この実施例では、図1の
画像形成装置において、転写材収納部1dの上面に近接
して排紙トレイ1fを設け、該排紙トレイ上面と、転写
材収納部1d内の給紙カセット1eに積載された転写材
3cの上面との間に、熱伝導部材3aを配置する構成と
したものである(請求項2)。図3に示す画像形成装置
において、熱伝導部材3aはアルミニウム若しくは銅等
の熱伝導性のよい材料からなる部材であり、排紙トレイ
上面と転写材収納部1dに積載された転写材3cの上面
との間に熱伝導部材3aを配置することにより、印字さ
れた排紙から熱を回収し、それを転写材収納部1dの用
紙等の転写材3cの上面に与えることで、転写材の除湿
を可能とするものである。
【0016】より詳しく述べると、図3に示す構成の画
像形成装置では、印字動作により画像形成部1aでトナ
ー像が形成された転写材3cは定着部1bで定着された
後、排紙口3bから排出され、排紙トレイ1fの上に積
載されるが、定着後の転写材3cは熱く、近年の高速機
では特にその傾向が強い。そのため、排紙トレイ1fに
スタックされた排紙の熱は熱伝導部材3aを通じて転写
材収納部1dの給紙カセット1e内の転写材3cに伝わ
り、転写材3cが暖められることにより、転写材3cは
除湿される。これと同時に定着された印字後の転写材
(排紙)は排紙トレイ1f上で熱を奪われて冷却される
ので、ユーザーが排紙に触れたときの火傷の危険性や不
快感を軽減することができる。
【0017】次に図4は本発明のさらに別の実施例を示
す画像形成装置の概略構成図であり、この実施例では、
図3の画像形成装置において、排紙トレイ1fと熱伝導
部材3aに通気穴となる開口4aを設けた構成としたも
のである(請求項3)。すなわち図4に示す構成の画像
形成装置では、熱伝導部材3aからの熱により転写材3
cを加熱して除湿したときの湿気を、熱伝導部材3aと
排紙トレイ1fに設けた開口(通気穴)4aから逃がす
ことで、転写材収納部1dの給紙カセット1e内に水蒸
気が溜まることを防止し、転写材3cが再度吸湿してし
まうことを防ぐと共に、その水蒸気を印字された排紙に
与え、排紙のカールを減少させるものである。
【0018】より詳しく述べると、一般に定着時に用紙
等の転写材3cの印字側を加熱すると、印字面を上にし
て転写材が凹となる、いわゆるフェイスカールが生じる
が、排紙トレイ1fと熱伝導部材3aに開口(通気穴)
4aを設けると、転写材収納部1dの給紙カセット1e
内の転写材3cが除湿される際に、その湿気を含んだ空
気が上記開口(通気穴)4aを通り排紙トレイ1f上の
排紙に触れることになり、排紙の印字面が再度吸湿する
ので、カールを減少させることができる。
【0019】ところで上記の除湿機構は印字された排紙
の排熱を利用して転写材3cを除湿する方式のため、印
字動作開始後に効果を発揮するので、画像形成装置本体
のスタンバイ状態では機能しない。そこで、そのような
問題を解決する手段として、図4に示す画像形成装置で
は、上記の排紙の排熱を利用する除湿方式に加えて、定
着部1b若しくは電装部1cから転写材収納部1dに通
じる通気ダクト4b,4cを設けた構成としたものであ
る(請求項4)。すなわち、図4に示す構成の画像形成
装置では、定着部1b若しくは電装部1cから転写材収
納部1dに通じる通気ダクト4b,4cを設け、定着部
1b若しくは電装部1cが放出する熱が自然に上昇する
特性を活かして転写材収納部1dまで熱風を導き転写材
3cを除湿するものである。このように定着部1bから
転写材収納部1d、また電装部1cから転写材収納部1
dに高温の空気が自然対流で流れるように通気ダクト4
b,4cを設けることで、転写材収納部1dの雰囲気温
度が上昇し転写材3cが除湿されると共に、定着時の過
大なカールを防止することができる。
【0020】次に図5は本発明のさらに別の実施例を示
す画像形成装置の概略構成図であり、この実施例では、
図4の画像形成装置と同様に、定着部1b若しくは電装
部1cから転写材収納部1dに通じる通気ダクト4b,
4cを設けると共に、その通気ダクト4b,4cは、断
熱部材5aで形成されている構成としたものである(請
求項5)。このように通気ダクト4b,4cを断熱部材
5aで形成することにより、転写材3cを除湿するため
の空気温度の低下を防止することができるので、除湿効
果の効率を高めることができると共に、画像形成部1a
に通気ダクト4b,4cからの熱によって悪影響を与え
ることを防止することができる。
【0021】次に図6は本発明のさらに別の実施例を示
す画像形成装置の概略構成図であり、この実施例では図
4または図5の画像形成装置の構成に加えて、通紙時に
定着部1bから転写材収納部1dに通じる通気ダクト4
bを閉じる部材6aと、その部材6aの開閉機構及び制
御手段を設けた構成としたものである(請求項6)。よ
り具体的には、図6に示すように、定着部1bから転写
材収納部1dに通じる通気ダクト4bの途中から分岐し
て画像形成装置本体1の側壁に開口する通気ダクト6b
を新たに設け、定着部1bから転写材収納部1dに通じ
る側の通気ダクト4bをスタンバイ時の空気流路R1と
し、途中から分岐して画像形成装置本体1の側壁に開口
する側の通気ダクト6bを印刷動作時の空気流路R2と
する。そして、これら2つの流路R1,R2を切りかえ
る流路切り替え弁6aを開閉部材として上記分岐部に配
設し、定着部1bから転写材収納部1dに通じる通気ダ
クト4bの開閉を流路切り替え弁6aにより制御する。
すなわち、スタンバイ時には、定着部1bから転写材収
納部1dに通じる通気ダクト4bの流路R1を開いた状
態にして定着部1bの熱を転写材収納部1dに導き転写
材3cを除湿するようにし、印字動作時には、流路切り
替え弁6aの開閉機構を制御して、定着部1bから転写
材収納部1dに通じる通気ダクト4bの流路R1を切り
替え弁6aで閉じ、画像形成装置本体1の側壁に開口す
る側の通気ダクト6bの流路R2を開いて定着時の水蒸
気を通気ダクト6bから外部に放出する。これにより、
印字動作時に定着部1bから発生する水蒸気が転写材収
納部1dに及ぶことがなくなるため、除湿した転写材を
再び加湿してしまうということが防止される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明では、転写材にトナー像を形成する画像形成部、トナ
ー像が形成された転写材を熱により定着する定着部、装
置内の各部に給電する回路及び制御を行う回路などを含
む電装部からなる画像形成装置本体部と、前記画像形成
部に給紙する転写材を収納する転写材収納部とを有する
電子写真方式の画像形成装置において、前記転写材収納
部を、前記画像形成装置本体部よりも上部に配置した構
成とすることにより、転写材収納部内の給紙カセットが
高い位置になるので、ユーザーは体を曲げたりしゃがん
だ状態で転写材の補給をしなくて済み、装置が扱いやす
くなる。
【0023】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、前記転写材収納部の上面に近接
して排紙トレイを設け、該排紙トレイ上面と、前記転写
材収納部に積載された転写材の上面との間に、熱伝導部
材を配置する構成としたことにより、印字された排紙か
ら熱を回収し、それを転写材収納部の転写材の上面に与
えることができるので、転写材の除湿を行うことができ
る。また、定着された印字後の転写材(排紙)は排紙ト
レイ上で熱を奪われて冷却されるので、ユーザーが排紙
に触れたときの火傷の危険性や、不快感を軽減すること
ができる。請求項3に係る発明は、請求項2記載の画像
形成装置において、前記排紙トレイと前記熱伝導部材に
通気穴を設けた構成としたことにより、熱伝導部材から
の熱により転写材を加熱して除湿したときの湿気を、排
紙トレイに設けた通気穴から逃がすことで、転写材収納
部の給紙カセット内に水蒸気が溜まることを防止するこ
とができ、転写材が再度吸湿してしまうことを防ぐ効果
を得ることができる。また、その水蒸気を印字された排
紙に与え、排紙のカールを減少させることができる。
【0024】請求項4に係る発明では、請求項1,2ま
たは3記載の画像形成装置において、前記定着部若しく
は電装部から前記転写材収納部に通じる通気ダクトを設
けた構成としたことにより、定着部若しくは電装部が放
出する熱が自然に上昇する特性を活かして転写材収納部
まで熱風を導き転写材を除湿することができる。また、
請求項5に係る発明では、請求項4記載の画像形成装置
において、前記定着部若しくは電装部から前記転写材収
納部に通じる通気ダクトは、断熱部材で形成されている
構成としたことにより、転写材を除湿するための空気温
度の低下を防止することができるので、除湿効果の効率
を高めることができると共に、画像形成部に通気ダクト
からの熱によって悪影響を与えることを防止することが
できる。
【0025】請求項6に係る発明では、請求項4または
5記載の画像形成装置において、通紙時に前記定着部か
ら前記転写材収納部に通じる通気ダクトを閉じる部材
と、その部材の開閉機構及び制御手段を設けた構成とし
たことにより、印字動作時には定着部から転写材収納部
に通じる通気ダクトを閉鎖することができ、定着部から
発生する水蒸気が転写材収納部に及ぶことがなくなるの
で、除湿した転写材を再び加湿してしまうということが
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構
成図である。
【図2】通常の電子写真方式の画像形成装置の一例を示
す概略構成図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す画像形成装置の概略
構成図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例を示す画像形成装置
の概略構成図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例を示す画像形成装置
の概略構成図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例を示す画像形成装置
の概略構成図である。
【符号の説明】
1:画像形成装置本体部 1a:画像形成部 1b:定着部 1c:電装部 1d:転写材収納部 1e:給紙カセット 1f:排紙トレイ 2a:感光体(像担持体) 2b:帯電装置 2c:光書き込み装置 2d:現像装置 2e:転写装置 2f:クリーニング装置 3a:熱伝導部材 3b:排紙口 3c:転写材 4a:通気穴(開口) 4b,4c:通気ダクト 5a:断熱材 6a:流路切り替え弁(開閉部材)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 530 G03G 15/00 554 Fターム(参考) 2H027 JA11 JA16 JB13 JB27 JC08 JC11 JC12 JC18 2H071 DA09 DA12 DA22 DA24 DA34 EA04 2H072 BB00 CA01 HB03 HB05 3F054 AA01 AC01 BA02 BC14 BJ02 DA12 DA16 3F343 FA02 FB01 FC19 GA01 GB01 GC01 GD01 HC02 KB03 KB17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写材にトナー像を形成する画像形成部、
    トナー像が形成された転写材を熱により定着する定着
    部、装置内の各部に給電する回路及び制御を行う回路な
    どを含む電装部からなる画像形成装置本体部と、前記画
    像形成部に給紙する転写材を収納する転写材収納部とを
    有する電子写真方式の画像形成装置において、 前記転写材収納部を、前記画像形成装置本体部よりも上
    部に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 前記転写材収納部の上面に近接して排紙トレイを設け、
    該排紙トレイ上面と、前記転写材収納部に積載された転
    写材の上面との間に、熱伝導部材を配置することを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 前記排紙トレイと前記熱伝導部材に通気穴を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の画像形成装置
    において、 前記定着部若しくは電装部から前記転写材収納部に通じ
    る通気ダクトを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 前記定着部若しくは電装部から前記転写材収納部に通じ
    る通気ダクトは、断熱部材で形成されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の画像形成装置にお
    いて、 通紙時に前記定着部から前記転写材収納部に通じる通気
    ダクトを閉じる部材と、その部材の開閉機構及び制御手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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