JP2002084527A - 双方向放送方式及びその受信装置 - Google Patents
双方向放送方式及びその受信装置Info
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- JP2002084527A JP2002084527A JP2001190734A JP2001190734A JP2002084527A JP 2002084527 A JP2002084527 A JP 2002084527A JP 2001190734 A JP2001190734 A JP 2001190734A JP 2001190734 A JP2001190734 A JP 2001190734A JP 2002084527 A JP2002084527 A JP 2002084527A
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Abstract
方向放送において、応答電話の掛け間違いによる、第三
者への迷惑と、無駄な回線負荷とを回避する。 【解決手段】 双方向放送において、応答返信先が無鳴
動応答機能を有する場合は、放送側から放送信号に多重
して放送される機能識別情報に基づいて、受信側から
は、応答返信先の電話番号をダイヤルする前に、応答返
信先の機能に対応する無鳴動発信用の番号をダイヤルす
ることにより、交換局からNCNG信号やNRS信号の
無鳴動呼出信号が発信される。また、放送側が、複数の
応答に対応する複数の応答返信先を有する場合は、放送
信号に多重して放送される返信先識別情報に基づいて、
受信側から、複数の応答返信先を選択的に呼び出し、着
信した時点で回線を切断する。
Description
応答に好適な、双方向放送方式及びその受信装置に関す
る。
調査や、視聴者参加型のクイズ番組などにおいて、テレ
ビジョン放送側で、その応答のための受付電話番号が、
適宜の時間だけ、スーパーインポーズで画面に表示さ
れ、視聴者からの応答は、電話やファクシミリによって
行なうようにした双方向放送がある。
な双方向放送番組への応答のために、視聴者が受付電話
番号に宛てて発信する場合、従来は、回線が混雑して電
話がかかりにくい、口頭での応答に時間がかかって、そ
の分、視聴者の回線使用料の負担が増えたり、回線に負
荷をかけてしまうという問題があった。
問題を解消するために、近時、テレゴングと呼ばれるサ
ービスが電話会社により提供されるようになった。
番組などにおいて、1つの設問に対する複数の回答ごと
に、受付のための電話番号がそれぞれ割り付けられて、
個々の電話番号に対する着信の回数、即ち、視聴者から
の応答の件数を発呼側のそれぞれの電話局側でカウント
し集計して、放送局側に通知するサービスであって、着
信時点で、実質的な応答送信完了となり、回線を切断す
ることができて、着信後の応答データ送受信による電話
回線への負荷が軽減されると共に、視聴者側は、着信直
後にオンフックすることができるので、回線使用料の負
担が軽減される。
ば、「1」という応答を送信するために、0180−X
X−XXXXのような、テレゴングの長い電話番号をダ
イヤルしなければならないので、番号の記憶違いによる
間違いも発生しやすく、無駄な回線使用料の負担を強い
る結果になっている。
線を切断することができるにも拘わらず、視聴者は、テ
ープで流されるテレゴングのメッセージを聞き、テレゴ
ング側から回線を切断されるまで、回線を解放しないこ
とが多いという問題もあった。
信してしまった場合は、電話回線に無駄な負荷がかかる
と共に、受付電話番号に類似する電話番号を持っている
第三者は、無関係な電話を頻繁にかけられて、甚だ迷惑
するという問題があった。
を防止するために、放送側では、双方向放送のアクセス
用データなどの番組関連情報を、主放送信号に多重して
放送し、受信側では、復調した放送信号から分離した多
重された番組関連情報をメモリに記憶しておき、双方向
放送の自動応答ダイヤルなどに利用することが考えられ
る。
の受信状態が悪いことなどにより、応答先の電話番号が
正しく受信されないおそれがあり、依然として、間違い
電話の問題が残る。
視聴者の間違い電話による、第三者の迷惑と、無駄な回
線負荷とを、容易かつ確実に回避することができる、双
方向放送方式及びその受信装置を提供するところにあ
る。
め、請求項1の発明による双方向放送方式は、放送側か
ら受信者の応答を促す双方向番組を放送し、受信側から
の応答の情報を、電話回線を通じて所定の応答返信先に
送信するようにした双方向放送方式において、放送側か
らは、応答返信先の無鳴動応答機能の有無を識別する応
答機能識別情報を主放送信号に多重して放送し、受信側
では、受信信号から応答機能識別情報を分離して保存
し、上記無鳴動応答機能に対応する所定の番号を上記応
答返信先の電話番号の前に発呼すると共に、上記応答返
信先の呼出をしたときに、上記応答返信先の着信を検出
した時点で直ちに上記電話回線の接続を切断状態とする
ようにしたことを特徴とするものである。
受信装置は、放送信号を受信する受信手段と、放送側か
らの設問などに対する応答の情報を、電話回線を通じて
所定の応答返信先に送信する送信手段とを備える双方向
放送の受信装置において、受信した放送信号に多重され
た上記応答返信先の無鳴動応答機能の有無を識別する応
答機能識別情報を分離し再生する分離再生手段と、再生
された応答機能識別情報を取り込む手段とを設け、取り
込まれた上記応答機能識別情報に基づいて、上記無鳴動
応答機能に対応する所定の番号を上記応答返信先の電話
番号の前に発呼すると共に、上記応答返信先の呼出をし
たときに、上記応答返信先の着信を検出した時点で直ち
に上記電話回線の接続を切断状態とするようにしたこと
を特徴とするものである。
式は、放送側からの設問に対する複数の応答の選択を受
信者に促す双方向番組を放送し、受信側からの応答の情
報を、電話回線を通じて所定の応答返信先に送信するよ
うにした双方向放送方式において、上記放送側からは、
上記複数の応答に対応する複数の応答返信先の有無を識
別する複数返信先識別情報を主放送信号に多重して放送
し、上記受信側では、受信信号から上記複数返信先識別
情報を分離して保存し、上記電話回線を通じて上記複数
の応答返信先の選択呼出をすると共に、上記複数の応答
返信先の選択呼出をしたときに、上記応答返信先の着信
を検出した時点で直ちに上記電話回線の接続を切断状態
とするようにしたことを特徴とするものである。
受信装置は、放送信号を受信する受信手段と、放送側か
らの設問などに対する複数の応答の選択情報を、電話回
線を通じて所定の応答返信先に送信する送信手段とを備
える双方向放送の受信装置において、受信した放送信号
に多重された上記複数の応答に対応する複数の応答返信
先の有無を識別する複数返信先識別情報を分離し再生す
る分離再生手段と、再生された複数返信先識別情報を取
り込む手段とを設け、取り込まれた上記複数返信先識別
情報に基づいて、上記送信手段により上記複数の応答返
信先の選択呼出をすると共に、上記複数の応答返信先の
選択呼出をしたときに、上記応答返信先の着信を検出し
た時点で直ちに上記電話回線の接続を切断状態とするよ
うにしたことを特徴とするものである。
o Ringing Service) 信号を用いる、電話回線網を通じ
ての自動検針システムや、NCNG(No CalliNG tone)
信号を用いる、「Fネット」と呼ばれる専用のネットワ
ークでのファクシミリ通信がよく知られている。
応答に関する情報をも副放送情報に加えて放送すると共
に、受信機側では、設置された地域の電話交換局が無鳴
動呼出可能か否かを受信機に設定する。そして、応答返
信先が無鳴動応答機能を有し、かつ、受信機設置地域の
電話交換局が無鳴動呼出可能な交換局である場合は、放
送側から送られる機能識別情報に基づいて、受信側から
は、無鳴動呼出の番号を発呼してから、応答返信先の電
話番号を発呼することにより、交換局から、応答返信先
の機能に対応する無鳴動の呼出信号が送信され、所定の
機能を有する応答返信先だけに着信して、間違い電話に
よる迷惑が回避されると共に、選択された応答に対応す
る応答返信先へ自動ダイヤルすることにより、間違い電
話が回避される。また、着信直後に回線が切断されるた
め、回線負荷が軽減される。
数の応答返信先を有する場合は、放送側から送られる返
信先識別情報に基づいて、受信側から、複数の応答返信
先が選択的に呼出されて、間違い電話が少なくなり、着
信直後に回線が切断されるため、回線負荷が軽減され
る。
方式及びその受信装置の実施の形態について説明する。
この例においては、放送局側では、副放送情報としての
番組関連情報をDTMF(Dual Tone Multi-Frequenc
y)信号形式の信号の構成として、主放送オーディオ信
号に多重化(混声)して放送する。一方、受信側では、
受信した放送オーディオ信号からDTMF信号を分離・
デコードして、番組関連情報を再生し、メモリに記憶し
て、サービス局などとの電話通信や番組予約などに利用
する。
話受信設備の無鳴動応答機能に関する情報も、上述の副
放送情報として放送する。
ない、無鳴動応答ないし無鳴動呼出の電話通信システム
について説明する。
システムでは、NRS(No Ringing Service) 信号によ
る無鳴動着信機能を備えたモデムをメータに内蔵される
ことにより、電話回線を通じての検針を可能としてい
る。
信号であって、加入者が相手方の番号をダイヤルする前
に、識別用の特定の番号をダイヤルすることにより、交
換局から発信される。
ト」と呼ばれる専用のネットワークを用いて送信する場
合、NCNG信号(No CalliNG tone) による無鳴動呼出
を行ない、相手方のファクシミリが無鳴動着信機能を備
えていれば、同じ回線に電話機が接続されている場合で
も、電話やファクシミリのベルを鳴らすことなく、着信
することができる。
ン信号であって、ファクシミリ回線網の加入者が相手方
の番号をダイヤルする前に、識別用の特定の番号をダイ
ヤルすることにより、交換局から発信される。
た設備を有する交換局がある地域で可能であり、主とし
て、都市部に限定される。
違いによる第三者の迷惑は、電話のベルが鳴ることに起
因するので、この発明では、放送局側の電話受信設備
を、無鳴動応答機能を備えたものとすることにより、か
け間違いによっても、第三者の電話のベルが鳴らないよ
うにする。
ら、DTMF信号について説明する。DTMF信号方式
は、1つは低周波数のグループ(低群)、そしてもう1
つは高周波数のグループ(高群)の2つのトーンを同時
に送るオーディオ帯域信号方式である。これらの低周波
数及び高周波数のグループの各々は、どの2つも調音の
関係にない4つのオーディオ帯域周波数のトーンからな
っている。
えば、697Hz、770Hz、852Hz、941H
zとされ、高群の4周波数は、例えば、1209Hz、
1336Hz、1477Hz、1633Hzとされてい
る。そして、これら低群と高群の中のそれぞれ1周波数
ずつを組み合わせ、その組み合わせからなる各DTMF
信号(この各DTMF信号のそれぞれを、以下機能信号
という)を、図2に示すように、4行4列に配設された
プッシュボタン「0」〜「D」にそれぞれ割り付けられ
る。
合わせの機能信号のうち、単に12個が一般に加入者ア
ドレス(電話番号)の信号に用いられている。つまり、
電話機でいわゆるテンキーとして使用されている「0」
〜「9」の数字と、「*」や「#」の記号に対して、前
記の12個の組み合わせの機能信号が対応される。図2
に破線で示した「A」、「B」、「C」、「D」の文字
に対応する機能信号は、日本国内では一般には利用して
おらず、プッシュボタン(PB)ダイアルを利用したデ
ータ伝送に利用されているのみである。
による回線選択を行なう場合、信号の送出条件は、図3
に示すように規定されている。
条件とによって、DTMF信号は、自然界では滅多に発
生しないものとなり、人の声などのような自然音と明確
に区別することができるので、通常の放送オーディオ信
号に多重(混声)して放送することができて、受信側で
の分離も比較的容易である。
おいても利用されており、外出先からプッシュボタン式
の電話のボタン操作によって、自宅の電話に留守番録音
されている用件を再生させたり、留守番録音の応答メッ
セージを録音、再生したり、用件を消去したりすること
ができる。
信側、つまり放送局側においては、副放送情報の送信に
当たって、上述のようにPB回線選択には使用されてい
ない「A」、「B」、「C」、「D」を意味する機能信
号のうち、「A」、「B」、「C」の機能信号は、副放
送情報の送信開始情報として用い、「D」の機能信号は
送信終了情報として用いる。
は、3種類の副放送情報を区別して送信することができ
る。つまり、3種の副放送情報は、その種別ごとに、
「A」、「B」、「C」の機能信号のいずれかと、
「D」の機能信号とで区切られて放送される。
する情報、例えばアクセス先の電話番号(受付電話番
号)、伝送レートなどの副放送情報は、「A」の機能信
号を送信開始情報とし、送信終了情報である「D」の機
能信号との間に送信される。また、同様に、例えば応答
側の電話番号の末尾制限や現在時刻設定などの環境設定
に関する副放送情報は、「B」の機能信号と「D」の機
能信号との間に、受信データのクリアに関する情報は
「C」の機能信号と「D」の機能信号との間に、それぞ
れ挟まれた状態の信号として多重化されて放送される。
としての「A」、「B」、「C」の機能信号のいずれか
と、送信終了情報としての「D」の機能信号とに挟まれ
た数値や記号データが副放送データ列(情報群)とみな
されて、後述のように、メモリの所定の格納域にそれぞ
れ区別されて保存される。
て、インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バー
ジョンが00の受信機に対して、受付電話番号0990
−1234−1234に、伝送レート300bpsでア
クセスを許可する場合は、副放送情報は、 00#0990*1234*1234 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。ここで、データ列のうち、最初の00は、
インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バージョ
ンが00(伝送レート300bps)を示し、記号
「#」の後の数値データは受付電話番号である。
バージョンが01の受信機に対し、電話番号0990−
1234−1235に、伝送レート1200bpsでア
クセスを許可する場合には、 01#0990*1234*1235 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。ここで、データ列のうち、最初の01は、
インタラクティブ(対話型)テレビジョン規格バージョ
ンが01(伝送レート1200bps)を示し、記号
「#」の後の数値データは受付電話番号である。
データ列では、記号「#」がセパレータ(個々のデータ
の区切り)を表わし、記号「*」がポーズを表わす。
番号(加入者番号)を持った視聴者のみにアクセスを制
限する場合、例えば、電話番号末尾が0の番号のみにア
クセスを許可するときは、 0#0 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、また、電話番号末尾が1の番号のみにアクセ
スを許可するときは、 0#1 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、それぞれ、「B」の機能信号と「D」の機能
信号との間に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多
重化されて送出される。この場合、記号「#」の前の数
字「0」は、記号「#」の次の数字を、末尾として有す
る電話番号からのアクセスを許可することを意味する。
クセスを許可するときは、 0#0*0#2*0#4*0#6*0#8 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。ここでは、記号「*」は論理和を意味して
いる。
どのための時刻情報として、例えば、現在時刻が199
3年12月15日火曜日7時00分の場合は、 1#1993121520700 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれた状態で主放送オーディオ信号に多重化されて
送出される。
次の日曜の7時00分から7時29分まで放送される場
合は、 10#07000729 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出され、別の放送番組が次の月曜の12時
00分から14時15分まで放送される場合には、 11#12001415 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「B」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
タ列では、記号「#」がセパレータを表わし、記号
「*」が「オア(論理和)」を表わす。
として、例えば、番号制限のクリアの場合は、 99#0 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「C」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出され、また、受付電話番号のクリアの場
合には、 99#1 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「C」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
動着信機能の有無を識別するための、応答アクセスに関
する情報として、応答先の電話がNCNG信号に対応し
ている場合には、例えば、 55#0 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
ている場合には、例えば、 55#1 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
着信機能に対応した無鳴動呼出用の番号をダイヤル(発
呼)してから、応答返信先の電話番号をダイヤルするこ
とにより、交換局から応答先へ、無鳴動呼出信号が送信
されるが、受信側に無鳴動着信機能がないときには、呼
出を検知することができず、従って、着信も行なわれな
い。
別するための、応答アクセスに関する情報として、前述
のような、インタラクティブ(対話型)テレビジョン規
格バージョンを利用することもできる。
レート300bps)の場合は、無鳴動着信機能がな
く、また、この規格バージョンが01(伝送レート12
00bps)の場合は、NRS信号による無鳴動着信機
能があるというように規定される。
がテレゴングサービスによる応答の受信を示す情報とし
て、例えば、 44#1 のようなDTMF信号の各機能信号により構成されるデ
ータ列が、「A」の機能信号と「D」の機能信号との間
に挟まれて送出される。
は使用されていない「A」、「B」、「C」;「D」の
機能信号を、副放送情報の送信開始情報及び送信終了情
報とすることによって、例えば、ドラマの電話をかける
シーンなどで、DTMF音が発信されても、番組関連情
報と混同されることはない。また、副放送情報を確実に
送受することができる。
TRで番組を録画する際には、ブランキング期間を含ん
で、水平および垂直の同期信号がVTR内部で生成した
ものに付け替えられる。DTMF信号は音声として記録
されるので、放送局での番組録画によっても、上述のよ
うな副放送情報の変化や欠落はない。
6を参照しながら、この発明による双方向放送の受信装
置を、双方向放送番組対応のテレビジョン受信機に適用
した場合の実施の形態について説明する。
の構成を図1に示す。図1において、10はテレビジョ
ン受信機の信号系であり、20はその制御系である。
ナ11に供給される。チューナ11には制御系20から
選局信号が供給されて、このチューナ11において所望
のチャンネルの放送信号が選択されて中間周波信号に変
換される。この中間周波信号は中間周波回路12に供給
される。この中間周波回路12には、映像復調器13と
音声復調器14とが含まれ、映像信号及びオーディオ信
号が復調される。
像信号処理回路15を経て、受像管16に供給される。
音声復調器14からのオーディオ信号S14は、音声多重
デコーダ17に供給されて、2か国語信号またはステレ
オ信号SL、SRがデコードされる。そして、これら信
号SL、SRがそれぞれアンプ18L、18Rを通じて
左右のスピーカ19L、19Rに供給される。
は、また、前処理回路31を介してDTMFデコーダ3
2に供給される。このDTMFデコーダ32は、その入
力信号中のDTMF信号を常時サーチし、DTMF信号
を検知すると、そのDTMF信号がいずれの機能信号で
あるかのデコードを行なう。つまり、「0」〜「9」の
番号、「#」、「*」、「A」〜「D」がデコードされ
る。そして、そのデコードしたデータを制御系20に供
給する。
32としては、広く普及している市販のDTMFデコー
ダを用いる。前処理回路31は、このようにDTMFデ
コーダ32として市販のDTMFデコーダを使用して
も、より精度の高いDTMF信号のデコードを行なうこ
とができるようにするための前処理を行なうために設け
られる。すなわち、前処理回路31は、オーディオ信号
S14について、DTMF信号以外の周波数成分を除去し
て、DTMFデコーダ32の入力信号が、市販のDTM
Fデコーダが許容する信号となるようにするもので、フ
ィルタ回路から構成される。
C化されて量産されているDTMFレシーバーチップな
どのような、安価な回路を使用することができて、廉価
な受信機を提供することができる。
番組への応答など、双方向放送番組に対応するために、
データ通信用のモデム(変復調装置)33が設けられ
る。このモデム33の回線接続端子Lineには電話回線2
が接続され、電話端子Tel には電話機3が接続される。
このモデム33が、制御系20のシステムバス200に
接続される。また、モデム33からのデータがDTMF
デコーダ32に供給されており、このDTMFデコーダ
32において、電話回線2を介して送られてくるDTM
F信号をデコードして、制御系20に取り込むことがで
きるようにされている。
と、DRAM23と、SRAM24と、ビデオRAM2
5とを備え、それぞれがシステムバス200に接続され
る。ROM22には、後述するDTMFデータの受信取
り込み処理プログラムのほか、各種の制御プログラムが
格納されると共に、表示に用いるフォントやグラフィッ
クのデータや、無鳴動呼出を行なうための発呼用の番号
も格納される。DRAM23は主に演算のための作業領
域として利用され、SRAM24には受信装置自身の設
定情報やID情報などが保存される。
れる。ビデオRAM25に対してはディスプレイコント
ローラ25Cが設けられている。このディスプレイコン
トローラ25Cは、ビデオRAM25へのビデオデータ
の読み出し及び書き込みを制御するとともに、読み出し
たビデオデータをアナログ映像信号に変換する。そし
て、このディスプレイコントローラ25Cから得られる
アナログ映像信号は、映像信号処理部15に供給され、
制御部20からの映像信号処理部15の制御と相俟っ
て、中間周波回路12からの映像信号に重畳され、ある
いは切り換えられて合成される。
1、262、263、264、265及びVTRのコン
トロールポート27を備える。I/Oポート261を通
じて制御信号が映像信号処理回路15及び音声多重デコ
ーダ17に供給される。また、リモコン送信機34から
の、例えば赤外線リモコン信号がリモコン受信機35で
受信され、その受信されたリモコン信号がリモコンデコ
ード回路36でデコードされ、そのデコードされたリモ
コン信号が、I/Oポート261より制御系20に取り
込まれる。
の操作に応じた制御が、ROM22のプログラムにした
がってCPU21により行なわれる。例えば、選局や音
量制御などのリモコン操作の場合、チューナ選局や音量
制御が実行されると同時に、必要な文字や記号の表示の
ためのフォントデータが、ROM22から読み出されて
ビデオRAM25へ転送される。そして、このビデオR
AM25のデータが映像信号処理回路15に供給され、
映像信号S13と合成(例えばスーパーインポーズ)さ
れることにより、受像管16の画面に適宜の時間、表示
される。
それぞれの操作の都度、不揮発性のSRAM24に書き
込まれて、電源を一旦オフとした後に再度オンとした場
合、電源オフ直前と同音量で同じチャンネルを視聴す
る、いわゆる、ラストメモリ機能が実現される。
がチューナ11に供給される。また、この実施の形態で
は、実時間の通知や所定の時間の割り込み発生のための
タイマー回路37からの時間データがI/Oポート26
4を通じて制御系20に入力される。
は、この例では3台のVTR1、VTR2、VTR3に
対してのコントロールが可能に構成されている。制御系
20は、このコントロールポート27を通じてVTRに
コントロール信号を供給すると共に、VTRからのステ
ータス信号を取り込み、VTRに対して所望の制御を行
なうことができる。
回路を内蔵しており、例えば分配器を介してアンテナ1
に接続されて、後述のように、制御系20の制御の下
に、予約録画をすることができる。
な無鳴動呼出の可否を設定するためのスイッチ38が設
けられて、I/Oポート265に接続される。このスイ
ッチ38は、回線2を通じて受信機が接続されている、
即ち、受信機が設置されている地域の電話交換局が無鳴
動呼出が可能であるどうかに応じて、視聴者により予め
設定される。
38の設定状態が、I/Oポート265を通じて、制御
系20に取り込まれ、受信機設置地域の電話交換局が無
鳴動呼出可能かどうかの情報がチェックされる。
図5をも参照しながら、図1の実施の形態の多重化情報
の受信処理について説明する。
は、前処理回路31及びDTMFデコーダ32を使用し
て、現在選択されているチャンネルの番組のオーディオ
信号に混声されているDTMF信号を、常時、監視す
る。
62を通じてDTMFデコーダ32の出力を、常時、あ
るいは所定の周期でサーチし(ステップ101)、現に
受信中の放送番組のオーディオ信号S14にDTMF信号
が混声されていることを検知したときは(ステップ10
2)、そのDTMF信号のデコード出力D32を、前述し
たような番号や記号として取り込む(ステップ10
3)。
ち、DTMF信号の続く長さが50msec以上か、D
TMF信号がなくなってから次の信号の立ち上がりまで
のポーズ時間は30msec以上か、DTMF信号の長
さとポーズ時間との合計が規定値の120msec以上
かなどのチェックを行ない、本当に検出された信号がD
TMF信号かをチェックする(ステップ104)。これ
により、放送電波の受信状態の悪いときのエラーデータ
の受信を防ぐことができると共に、通常の音声に、偶
然、DTMF信号と同じ周波数成分が含まれていた場合
の誤受信を防ぐことができる。
TMF信号でないと判断した場合は、ステップ105に
進んで、DRAM23の一時格納域をクリアすると共
に、保存ポインタを初期設定した後、ステップ101に
戻って、DTMFデコーダ32の出力チェックを継続す
る。
した場合は、ステップ106に進んで、保存ポインタア
ドレスが一時格納域の範囲内にあるか否かをチェックす
る。そして、保存ポインタアドレスが一時格納域の範囲
内にない場合は、電源オン直後の状態、または、エラー
状態であるため、ステップ106からステップ107に
進んで、リセットの意味から、保存ポインタに一時格納
域のアドレスを初期設定する。これにより、保存ポイン
タの示すアドレスが不定のまま、DRAM23にデータ
が書き込まれ、誤動作ないしはソフトウエア暴走の原因
となることが防止される。
格納域の範囲内にあると判別したとき、また、ステップ
107でポインタに一時格納域のアドレスを初期設定し
た後には、ステップ108に進んで受信データが“0”
〜“9”までの番号や、“#”や“*”などの記号デー
タであるかを判別する。これら数値や記号であると判別
したときには、ステップ108からステップ109に進
んで、一時格納域に空きがあるか否かをチェックする。
データであって、かつ、一時格納域に空きがある場合、
つまりポインタが一時格納域の範囲内を指示している場
合は、ステップ110に進んで、DRAM23の、その
ポインタが示すアドレスへ受信したデータ(“0”〜
“9”、“#”、“*”)を格納する。そして、その
後、ステップ111に進んでポインタを1文字分だけ更
新する。その後、ステップ101に戻ってDTMF信号
の受信チェックを継続する。
域に空きがないと判断した場合は、受信エラーなので、
ステップ112に進んで、一時格納域をクリアし、ポイ
ンタに一時格納域のアドレスを初期設定する。
信データが、“0”〜“9”、“#”、“*”のような
数値や記号データでない場合は、前述の4つの機能信号
に対応する文字データ“A”、“B”、“C”、“D”
のいずれかであるので、図4の区分格納のルーチン12
0に入る。このルーチン120は、図5に示す内容のも
ので、まず、ステップ121において、ポインタに一時
格納域の先頭アドレスをセットする。次いで、ステップ
122、123、124で、受信データが“A”、
“B”、“C”の3つの機能信号のいずれであるかを順
次チェックする。
“A”の機能信号であると判断した場合は、ステップ1
25に進んで、ポインタの示すアドレスに「A」を設定
する。また、ステップ123で受信データが“B”の機
能信号であると判断した場合は、ステップ126に進ん
で、ポインタの示すアドレスに「B」を設定する。さら
に、ステップ124で受信データが“C”の機能信号で
あると判断した場合は、ステップ127に進んで、ポイ
ンタの示すアドレスに「C」を設定する。
127の後は、ステップ111に進んで、ポインタを1
文字分だけ更新する。その後、ステップ101に戻って
DTMF信号の受信チェックを継続する。
“A”、“B”、“C”の3つの機能信号のいずれでも
ないと判断した場合は、残りの文字“D”の機能信号で
あると判断し、ここまでに一時格納域に格納されたデー
タを1つのデータ列(情報群)として処理する。
時には、送信開始信号として、“A”、“B”、“C”
の機能信号のいずれかを送出するので、ステップ125
〜127の結果、一時格納域の先頭には、「A」、
「B」、「C」のいずれかが格納されている。そこで、
次のステップ128においては、一時格納域の先頭が
「A」、「B」、「C」の文字データのいずれであるか
を判別する。
「A」であれば、ステップ129に進んで、一時格納域
の先頭からポインタの示す最後の部分までのデータ列
を、対応する格納域Gaに保存する。
ば、ステップ130に進んで、一時格納域の先頭からポ
インタの示す最後の部分までのデータ列を、対応する格
納域Gbに保存する。
ば、ステップ131に進んで、一時格納域の先頭からポ
インタの示す最後の部分までのデータ列を、対応する格
納域Gcに保存する。後述のように、これらの格納域G
a、Gb、Gcは、DRAM23上、またはSRAM2
4上に設定される。
信したデータ列の評価、解析を行ない、格納域Ga、G
b、Gcに格納された情報が、受信時に実行することが
必要なコマンドである場合、そのコマンドに対応した処
理、例えば、受信されている情報の一部または全部のク
リア、現在時刻のタイマー回路37への設定、メニュー
表示選択処理などを行なう。しかる後、ステップ101
に戻って受信チェックを継続する。
タの受信処理では、放送番組のオーディオ信号を常時監
視しながら、DTMF信号の内の機能信号に対応する文
字データ“A”と“D”、“B”と“D”、“C”と
“D”の機能信号に挟まれたデータ列を1つの情報とみ
なし、前述のような情報の種類に応じて区分して、それ
ぞれの情報を別々の格納域Ga、Gb、Gcへ自動的に
保存する。こうして、この実施の形態では、受信情報を
分類して保存することができる。
ば、双方向番組への応答アクセスに関する情報として、
データ列は格納域Gaに保存される。また、始端が
“B”の機能信号であれば、環境設定に関する情報とし
て、格納域Gbに保存される。そして、始端が“C”の
機能信号であれば、受信データのクリアに関する情報と
して、格納域Gcに保存される。
に対応する一時的な情報は、番号クリア信号の受信時に
クリアすることが考えられるが、クリア信号受信時にチ
ャンネルが切り替わっていたりする可能性を考えると、
電源オフのタイミングで、古い番号がクリアされること
が望ましい。したがって、応答アクセスに関する情報
は、DRAM23にそのまま保存してもよい。つまり、
格納域GaはDRAM23上に設定してもよい。
ように、放送番組の受信予約や録画予約などのための時
刻情報が含まれており、予約された番組の時刻情報は、
例えば、1週間を超えるような比較的長い期間にわたっ
て保存する必要がある。そこで、これらの情報は、不揮
発性のSRAM24上に転送した方がよい。
Ga、Gb、Gcは、その保存すべきデータの性質、つ
まり長期保存が必要か、電源オフで消去してもよいもの
か、などの条件に応じて、揮発性のDRAM23上、あ
るいは不揮発性のSRAM24上に設定される。
報の送信に一般の電話回線を利用した簡易型インタラク
ティブテレビジョンの、後述のような応答処理に際して
は、DRAM23上の格納域Gaに保存された、宛先電
話番号や通信条件などの必要な情報を、自動的に読み出
して、利用することができる。
上の格納域GbからSRAM24上に転送された予約番
組の時刻情報を、自動的に、利用することができる。
照しながら、図1の実施の形態の応答処理について説明
する。
151において、放送番組に対する応答としての情報
に、視聴者のID番号が付加されて、応答情報が作成さ
れる。
は、応答返信先の電話番号自体が応答情報としての意味
を持っている。
モデム33に接続されている電話回線の電話番号が一般
的ではあるが、視聴者が電話番号の登録をしないケース
も考えられるので、衛星放送デコーダのように、生産時
に設定される受信装置のID番号を利用することも可能
である。
ックして、電話交換局からの、ダイヤル番号受信の準備
ができたことを知らせる発信音(ダイヤルトーン)が検
出されるのを待つ(ステップ153)。
に保存されている、前述のような応答アクセスに関する
情報に基づいて、応答先の受信設備が無鳴動着信機能を
備えているかどうかがチェックされる。
能を備えている場合は、ステップ155に進んで、NC
NG信号またはNRS信号のいずれに対応するかチェッ
クされ、NCNG信号に対応する場合はステップ156
に進み、NRS信号に対応する場合はステップ157に
進む。
ずれもこの実施の形態の受信機のスイッチ38(図1参
照)の設定がチェックされて、電話回線2が接続されて
いる交換局が、それぞれの無鳴動呼出が可能な局である
か否かが判断される。
それぞれ対応するステップ158,159に進み、モデ
ム33を通じて、NCNG信号またはNRS信号による
無鳴動呼出を行なうための特定の番号(識別コード)を
送出する。この識別コードとして、NCNGの場合は、
例えば、「161」,「162」の番号が用いられ、ま
た、NRSの場合も所定の番号が用いられる。
33を通じて、DRAM23上に保存されている所定の
応答送信先の電話番号を送出する。
受信設備が無鳴動着信機能を備えていない場合と、ステ
ップ156,157において、受信機が無鳴動呼出対応
に設定されていない場合とには、それぞれステップ16
0に移行する。
交換局が無鳴動呼出可能な場合、交換局では、識別コー
ドによる無鳴動呼出の指示に応じて、前述のNCNG信
号(1300Hz)またはNRS信号(2080Hz)
を用いて、応答送信先の電話番号に対する呼出が行なわ
れる。また、識別コードによる無鳴動呼出の指示がない
場合には、通常の16Hzの呼出信号(CI)を用い
て、応答送信先の電話番号に対する呼出が行なわれる。
号に対応する無鳴動着信機能を備えている電話、あるい
は受信設備だけに着信が可能であり、対応する無鳴動着
信機能を備えていない電話では、呼出を検知できず、従
って、着信しない。
り、電話番号が間違っている場合でも、電話のベルが鳴
らないので、第三者の迷惑にならない。万一、間違った
電話番号が無鳴動着信機能を備えたファクシミリなどで
あっても、着信後のプロトコルが異なるため、エラー終
了される。
する呼出音(リングバックトーン)が検出されなくな
り、回線2の極性が反転されたことを、モデム33を介
して検知することにより、着信が検知されるのを待つ。
2に進んで、応答送信先の電話番号がテレゴングに対し
ての応答であるかどうかがチェックされ、テレゴングに
対しての応答である場合は、直ちにオンフックして(ス
テップ163)、処理を終了する。
話番号がテレゴングに対しての応答でない場合には、応
答情報を送信し(ステップ164)、送信が終わってか
らオンフックする(ステップ163)。
応答の回数がカウントされるものであり、着信自体が応
答の送信を終了したことを示す。従って、着信後、直ち
にオンフックして回線を開放する。
や、テレゴング側で回線を切断する場合に比べて、発信
側の電話局の回線に負荷をかける期間が、例えば、10
秒以上から1秒以下に短縮されて、回線の負荷が軽減さ
れる。
1において、時間切れとなった場合には、図示は省略す
るが、いずれもオンフックされると共に、エラーを示す
メッセージなどが受像管16の画面に一定時間だけ表示
される。
動応答機能の有無を識別する情報が放送側から送られた
場合は、この識別情報に基づいて、受信側からは、交換
局を介して、応答返信先の機能に対応する呼出信号が送
信されることにより、所定の機能を有する応答返信先だ
けに着信するので、電話番号が間違っても、間違われた
電話のベルは鳴らず、番号の間違いによる第三者の迷惑
が回避される。
設置されている場合でも、スイッチ38に対して、視聴
者が、予め設定しておくことにより、通常の呼出方法で
呼び出しを行なうこともできる。
も、電話回線を使った双方向放送番組を編成することが
できる。
信先の有無を識別する情報が放送側から送られる場合
は、この識別情報に基づいて、受信側から複数の応答返
信先が選択的に呼出され、着信した時点で、実質的な応
答送信終了となるので、直ちに回線を切断することがで
きて、電話回線への負荷が軽減される。
情報は、映像信号の垂直ブランキング期間内の空きの水
平区間に重畳するようにしてもよい。また、音声多重の
副音声信号としてデータを多重したり、多重データを搬
送するために主放送信号としての映像信号や音声信号と
は別の帯域の信号を用いる多重放送の場合にも、多重デ
ータの抽出、デコード処理の部分を変更するだけで対応
することができる。
合でも、この発明による放送信号の受信装置は有効であ
る。
に無鳴動応答機能を持たせるようにしたが、受信側に無
鳴動応答機能を持たせることにより、放送側から電話を
かける場合、受信側の電話のベルを鳴らすことなく、受
信装置に優先的に着信させることも可能となる。
をテレビジョン放送および受信機に適用した場合につい
て説明したが、双方向放送のアクセス用データや番組予
約用データなどの副放送情報を、上記の例のように比較
的狭いオーディオ帯域内の例えばDTMF信号を用いて
構成し、主放送オーディオ信号と多重して放送するもの
であれば、AM、FMのラジオ放送やPCM音声放送
と、それぞれ対応の受信機に適用することも可能であ
る。
ば、電話回線を通じて放送側に応答を発信する双方向放
送において、放送側から、応答返信先の無鳴動応答機能
の有無を識別する機能識別情報を放送信号に多重して放
送し、応答返信先が無鳴動応答機能を有する場合は、機
能識別情報に基づいて、受信側からは、応答返信先の電
話番号をダイヤルする前に、応答返信先の機能に対応す
る無鳴動発信用の番号をダイヤルすることにより、交換
局から所定の無鳴動呼出信号が発信され、所定の機能を
有する応答返信先だけに着信して、間違い電話による迷
惑が回避される。
複数の応答返信先の有無を識別する返信先識別情報を放
送信号に多重して放送し、放送側が、複数の応答に対応
する複数の応答返信先を有する場合は、返信先識別情報
に基づいて、受信側から、複数の応答返信先を選択的に
呼び出し、着信した時点で、実質的な応答送信が完了し
て回線が切断され、回線負荷が軽減される。
形態の構成を示すブロック図である。
ある。
情報の受信動作の全体を説明するための流れ図である。
明するための流れ図である。
系、21…CPU、23…DRAM、24…SRAM、
31…前処理回路、32…DTMFデコーダ、33…モ
デム、38…無鳴動呼出可否設定用のスイッチ、150
…応答処理ルーチン
Claims (4)
- 【請求項1】放送側から受信者の応答を促す双方向番組
を放送し、受信側からの応答の情報を、電話回線を通じ
て所定の応答返信先に送信するようにした双方向放送方
式において、 上記放送側からは、上記応答返信先の無鳴動応答機能の
有無を識別する応答機能識別情報を主放送信号に多重し
て放送し、 上記受信側では、受信信号から上記応答機能識別情報を
分離して保存し、上記無鳴動応答機能に対応する所定の
番号を上記応答返信先の電話番号の前に発呼すると共
に、上記応答返信先の呼出をしたときに、上記応答返信
先の着信を検出した時点で直ちに上記電話回線の接続を
切断状態とするようにしたことを特徴とする双方向放送
方式。 - 【請求項2】放送信号を受信する受信手段と、放送側か
らの設問などに対する応答の情報を、電話回線を通じて
所定の応答返信先に送信する送信手段とを備える双方向
放送の受信装置において、 受信した放送信号に多重された上記応答返信先の無鳴動
応答機能の有無を識別する応答機能識別情報を分離し再
生する分離再生手段と、 再生された応答機能識別情報を取り込む手段とを設け、 取り込まれた上記応答機能識別情報に基づいて、上記無
鳴動応答機能に対応する所定の番号を上記応答返信先の
電話番号の前に発呼すると共に、上記応答返信先の呼出
をしたときに、上記応答返信先の着信を検出した時点で
直ちに上記電話回線の接続を切断状態とするようにした
ことを特徴とする双方向放送の受信装置。 - 【請求項3】放送側からの設問に対する複数の応答の選
択を受信者に促す双方向番組を放送し、受信側からの応
答の情報を、電話回線を通じて所定の応答返信先に送信
するようにした双方向放送方式において、 上記放送側からは、上記複数の応答に対応する複数の応
答返信先の有無を識別する複数返信先識別情報を主放送
信号に多重して放送し、 上記受信側では、受信信号から上記複数返信先識別情報
を分離して保存し、上記電話回線を通じて上記複数の応
答返信先の選択呼出をすると共に、上記複数の応答返信
先の選択呼出をしたときに、上記応答返信先の着信を検
出した時点で直ちに上記電話回線の接続を切断状態とす
るようにしたことを特徴とする双方向放送方式。 - 【請求項4】放送信号を受信する受信手段と、放送側か
らの設問などに対する複数の応答の選択情報を、電話回
線を通じて所定の応答返信先に送信する送信手段とを備
える双方向放送の受信装置において、 受信した放送信号に多重された上記複数の応答に対応す
る複数の応答返信先の有無を識別する複数返信先識別情
報を分離し再生する分離再生手段と、 再生された複数返信先識別情報を取り込む手段とを設
け、 取り込まれた上記複数返信先識別情報に基づいて、上記
送信手段により上記複数の応答返信先の選択呼出をする
と共に、上記複数の応答返信先の選択呼出をしたとき
に、上記応答返信先の着信を検出した時点で直ちに上記
電話回線の接続を切断状態とするようにしたことを特徴
とする双方向放送の受信装置。
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