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JP2002080526A - 改質ポリプロピレンの製造方法および発泡体 - Google Patents

改質ポリプロピレンの製造方法および発泡体

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Publication number
JP2002080526A
JP2002080526A JP2000266901A JP2000266901A JP2002080526A JP 2002080526 A JP2002080526 A JP 2002080526A JP 2000266901 A JP2000266901 A JP 2000266901A JP 2000266901 A JP2000266901 A JP 2000266901A JP 2002080526 A JP2002080526 A JP 2002080526A
Authority
JP
Japan
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modified polypropylene
polypropylene
melt
foam
peroxydicarbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000266901A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinzo Korehisa
久 金 造 是
Naoya Akiyama
山 直 也 秋
Mikio Hashimoto
本 幹 夫 橋
Yoichi Wakita
田 陽 一 脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Grand Polymer Co Ltd
Original Assignee
Grand Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Grand Polymer Co Ltd filed Critical Grand Polymer Co Ltd
Priority to JP2000266901A priority Critical patent/JP2002080526A/ja
Priority to CN01141013A priority patent/CN1341670A/zh
Priority to KR1020010048340A priority patent/KR20020013784A/ko
Priority to EP01118823A priority patent/EP1179544A1/en
Priority to US09/925,475 priority patent/US20020043643A1/en
Publication of JP2002080526A publication Critical patent/JP2002080526A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/395Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
    • B29C48/40Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流動性に優れ、メルトテンションが高く、二次
加工性に優れ、優れた外観と均一な発泡セルを有し、耐
熱性に優れた発泡体を製造するのに適した改質ポリプロ
ピレンを製造する方法を提供すること。 【解決手段】改質ポリプロピレンの製造方法は、ポリプ
ロピレン(A)と、ペルオキシジカーボネート(B)と
を押出機を用い、170〜250℃で、比エネルギー
(Esp)が0.25〜0.8kW・hr/kgの範囲と
なるように溶融混練して、メルトフローレートが0.1
〜10g/10分、メルトテンションが3〜20g、沸騰
パラキシレン抽出によるゲル分率が0.01〜25重量
%以下である改質ポリプロピレンを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改質ポリプロピレ
ンの製造方法および発泡体に関し、さらに詳しくは、ポ
リプロピレンとペルオキシジカーボネートとを特定の条
件で溶融混練して特定の性能を有する改質ポリプロピレ
ンを得る改質ポリプロピレンの製造方法およびこの方法
により得られた改質ポリプロピレンから製造される発泡
体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】熱可塑性樹脂からなる発泡体は、
一般に軽量で断熱性や外部からの応力の緩衝性が良好で
あることから、断熱材、緩衝材、芯材、食品容器などと
して、幅広く利用されている。なかでもポリプロピレン
からなる発泡体は、耐薬品性、耐衝撃性および耐熱性が
良好であり、食品衛生性に優れているところから生鮮食
品用トレーとして使用する検討が進められている。
【0003】しかしながらポリプロピレンは、結晶性樹
脂であるために、溶融時の粘度およびメルトテンション
が低く、ポリプロピレンを発泡させる場合、発泡時にセ
ルが破壊しやすいという問題があった。このためポリプ
ロピレンを発泡させて外観に優れ、二次加工性に優れ
た、低密度の発泡体を得ることが困難であった。ポリプ
ロピレンの発泡性を改良する方法として、例えばポリプ
ロピレンに発泡剤と架橋助剤とを添加してその分子を架
橋させつつ発泡体を製造する方法が、例えば特公昭45
−40420号公報に提案されている。しかしこの方法
でもポリプロピレンのメルトテンションの向上は不十分
であり、かつこのようなポリプロピレンには架橋しない
架橋助剤が残存する結果、臭気が強く食品包装用途には
不向きとなる。
【0004】またポリプロピレンの発泡性を改良する方
法として、ポリプロピレンにポリエチレンをブレンドし
て、これを発泡させる方法が、例えば特公昭44−25
74号公報などに提案されている。しかしこの方法によ
るポリプロピレンのメルトテンションの向上効果は小さ
く、二次加工性に優れた発泡体は得られない。ところで
WO99/27007にはラジカル重合開始剤としてペ
ルオキシジカーボネート化合物を用いると改質ポリプロ
ピレンの溶融粘度が低下せず、むしろ増加することが記
載されている。しかしながら本発明者らが検討した結
果、ポリプロピレンとペルオキシジカーボネートとを溶
融反応処理して得られる改質ポリプロピレンにはゲル分
が含まれ、このゲル分を含む改質ポリプロピレンを発泡
させると、セルが不均一になることが判明した。
【0005】このような従来技術に鑑み、本発明者らが
さらに検討した結果、ポリプロピレンと、ペルオキシジ
カーボネートとを押出機を用い、特定の条件で溶融混練
すると、発泡性の改良された改質ポリプロピレンが得ら
れることを見出して本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、発泡性の改良された改質ポリ
プロピレンの製造方法およびこの方法で得られた改質ポ
リプロピレンから製造される発泡体を提供することを目
的としている。また本発明は、食品衛生性に優れ、食品
用トレーなどに好適な、発泡ポリプロピレンに用いるこ
とのできる改質ポリプロピレンの製造方法およびこの方
法で得られた改質ポリプロピレンから製造される発泡体
を提供することを目的としている。
【0007】さらに本発明は、特に二次加工性が優れ、
優れた外観と均一な発泡セルを有し、耐熱性に優れた発
泡体を製造するのに適した改質ポリプロピレンの製造方
法およびこの方法で得られた改質ポリプロピレンから製
造される発泡体を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る改質ポリプロピレンの製造
方法は、ポリプロピレン(A)と、ペルオキシジカーボ
ネート(B)とを押出機を用い、170〜250℃で、
比エネルギー(Esp)が0.25〜0.8kW・hr/
kgの範囲となるように溶融混練し、メルトフローレー
ト(ASTMD1238、230℃、荷重2.16k
g)が0.1〜10g/10分の範囲にあり、メルトテン
ションが3〜20gの範囲にあり、沸騰パラキシレン抽
出により求めたゲル分率が0.01〜25重量%以下で
ある改質ポリプロピレンを得ることを特徴としている。
【0009】本発明では、上記押出機は二軸押出機であ
ることが好ましい。また、二軸押出機のスクリューアレ
ンジメントにおいて、混練部は少なくとも1箇所設けら
れていることが好ましい。上記ペルオキシジカーボネー
トは、ビス(4-t-ブチルシクロへキシル)ペルオキシジ
カーボネートまたはジセチルペルオキシジカーボネート
であることが好ましい。
【0010】本発明に係る発泡体は、上記改質ポリプロ
ピレンを発泡させて得られることを特徴としている。
【0011】
【発明の具体的説明】以下本発明に係る改質ポリプロピ
レンの製造方法および発泡体について具体的に説明す
る。本発明に係る改質ポリプロピレンの製造方法は、ポ
リプロピレン(A)と、ペルオキシジカーボネート
(B)とを押出機を用い、特定の条件で溶融混練し、特
定の特性を有する改質ポリプロピレンとしている。まず
本発明で用いられるポリプロピレン(A)およびペルオ
キシジカーボネート(B)について説明する。
【0012】(A)ポリプロピレン 本発明で用いられるポリプロピレン(A)は、プロピレ
ン単独重合体またはプロピレンと、プロピレンを除く炭
素原子数2〜20のα-オレフィンから選ばれる少なく
とも1種のα-オレフィンとの共重合体である。ここで
プロピレンを除く炭素原子数2〜20のα-オレフィン
としては、エチレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセ
ン、4-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-
ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタ
デセン、1-エイコセンなどが挙げられ、エチレンまたは
炭素原子数4〜10のα-オレフィンが好ましい。
【0013】これらのα-オレフィンは、プロピレンと
ランダム共重合体を形成してもよく、また、ブロック共
重合体を形成してもよい。これらのα-オレフィンから
導かれる構成単位は、ポリプロピレン中に5%以下、好
ましくは2%以下の割合で含んでいてもよい。ポリプロ
ピレン(A)のメルトフローレート(ASTMD123
8、230℃、荷重2.16kg)は、通常0.3〜3
0g/10分、好ましくは0.4〜20g/10分、特に1
〜10g/10分の範囲にあり、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー(GPC)により求めたMw/Mnが
好ましくは4〜8の範囲にある。
【0014】ポリプロピレン(A)には、必要に応じ
て、ポリプロピレン(A)以外の他の樹脂またはゴムを
本発明の効果を損なわない範囲内で添加してもよい。上
記他の樹脂またはゴムとしては、例えばポリエチレン;
ポリ-1-ブテン、ポリイソブテン、ポリ-1-ペンテン、ポ
リメチル-1-ペンテンなどのポリα-オレフィン;プロピ
レン含有量が75重量%未満のエチレン/プロピレン共
重合体、エチレン/1-ブテン共重合体、プロピレン含有
量が75重量%未満のプロピレン/1-ブテン共重合体な
どの炭素原子数2〜20のα-オレフィンから選ばれる
2種のα-オレフィンの共重合体;プロピレン含有量が
75重量%未満のエチレン/プロピレン/5-エチリデン
-2-ノルボルネン共重合体などの炭素原子数2〜20の
α-オレフィンから選ばれる2種のα-オレフィンとジエ
ン系単量体との共重合体;エチレン/塩化ビニル共重合
体、エチレン/塩化ビニリデン共重合体、エチレン/ア
クリロニトリル共重合体、エチレン/メタクリロニトリ
ル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン
/アクリルアミド共重合体、エチレン/メタクリルアミ
ド共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体、エチレン
/メタクリル酸共重合体、エチレン/マレイン酸共重合
体、エチレン/アクリル酸エチル共重合体、エチレン/
アクリル酸ブチル共重合体、エチレン/メタクリル酸メ
チル共重合体、エチレン/無水マレイン酸共重合体、エ
チレン/アクリル酸金属塩共重合体、エチレン/メタク
リル酸金属塩共重合体、エチレン/スチレン共重合体、
エチレン/メチルスチレン共重合体、エチレン/ジビニ
ルベンゼン共重合体などの炭素原子数2〜20のα-オ
レフィンから選ばれる1種のα-オレフィンとビニル単
量体との共重合体;ポリイソブテン、ポリブタジエン、
ポリイソプレンなどのポリジエン系共重合体;スチレン
/ブタジエンランダム共重合体などのビニル単量体/ジ
エン系単量体ランダム共重合体;スチレン/ブタジエン
/スチレンブロック共重合体などのビニル単量体/ジエ
ン系単量体/ビニル単量体ブロック共重合体;水素化
(スチレン/ブタジエンランダム共重合体)などの水素
化(ビニル単量体/ジエン系単量体ランダム共重合
体);水素化(スチレン/ブタジエン/スチレンブロッ
ク共重合体)などの水素化(ビニル単量体/ジエン系単
量体/ビニル単量体ブロック共重合体);アクリロニト
リル/ブタジエン/スチレン共重合体、メタクリル酸メ
チル/ブタジエン/スチレン共重合体などのビニル単量
体/ジエン系単量体/ビニル単量体グラフト共重合体;
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニ
トリル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エチル、ポリ
アクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸メチルなどのビニ
ル重合体;塩化ビニル/アクリロニトリル共重合体、塩
化ビニル/酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル/ス
チレン共重合体、メタクリル酸メチル/スチレン共重合
体などのビニル系共重合体などが挙げられる。
【0015】ポリプロピレン(A)に対するこれら他の
樹脂またはゴムの添加量は、これら他の樹脂の種類また
はゴムの種類により異なり、前記のように本発明の効果
を損なわない範囲であればよいが、通常25重量%程度
以下であることが好ましい。さらに、ポリプロピレン
(A)には必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
金属石鹸、塩酸吸収剤などの安定剤、核剤、滑剤、可塑
剤、充填材、強化剤、顔料、染料、難燃剤、帯電防止剤
などの添加剤を本発明の効果を損なわない範囲内で添加
してもよい。
【0016】(B)ペルオキシジカーボネート 本発明で用いられるペルオキシジカーボネート(B)
は、一般式 R1-OC(O)OOC(O)O−R2
表される化合物である。ここで、R1およびR2は互いに
同一でも異なっていてもよく、CH3、2-i-C37O-C
64、C25CH(CH3)、4-CH3-C64、Cl3
C(CH32、C715、c-C611CH2、3-t-C49-
65、Cl3Si(CH23、C65、CH3CH(O
CH3)CH2CH2、C65OCH2CH2、C65
2、z-C817CH=CH(CH28、2-CH3-C
64、(CH32CHCH2CH(CH3)、3,4-ジ-C
3-C63、Cl3C、CH3CH(Cl)、ClC
2、[C25OC(O)]2CH(CH3)、3,5-ジ-C
3-C63、C817、C25、C18 37、2-オキソ-1,
3-ジオキサン-4-CH2、C25CH(Cl)CH2、4-
CH3O-C64、i-C49、CH3SO2CH2CH2、C
1225、C65CH(Cl)CH 2、H2C=CHC
2、2-Cl c-C610、H2C=C(CH3)CH2、c-
61 1、ClCH2CH2、4-[C65−N=N]-C6
4CH2、ステアリル、1-ナフチル、4-t-C49-C6
10、2,4,5-トリ-Cl-C62、C1429、9-フルオレニ
ル、4-NO2-C64CH2、2-i-C37-C64、CH3
OCH2CH2、H2C=C(CH3)、3-CH3-C64
BrCH2CH2、3-CH3-5-i-C37-C63、Br3
CH2、C25OCH2CH2、H2C=CH、i-C37
2-C25CH(CH3)-C64、Cl3CCH2、C5
11、c-C1223、4-t-C49-C64、C613、C
37、C613CH(CH3)、CH3OC(CH32
2CH2、C3 7OCH2CH2、CH3OCH2CH(C
3)、2-i-C37-5-CH3-c-C69、C49OCH2
CH2、t-C49、(CH33CCH2 などが挙げられ
る。
【0017】なお、iはアイソを、tはターシャリー
を、zはシスを、cはサイクリックを意味する。これら
の化合物のうち好ましい化合物としては、ビス(4-t-ブ
チルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジセ
チルペルオキシジカーボネート、ジミリスチルペルオキ
シジカーボネート、ジイソプロピルペルオキシジカーボ
ネート、ジ-n-ブチルペルオキシジカーボネート、ビス
(2-エチルヘキシル)ペルオキシジカーボネートなどが
挙げられる。
【0018】これらのうちではビス(4-t-ブチルシクロ
ヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジセチルペルオ
キシジカーボネートが架橋効果に優れているため特に好
ましい。上記ペルオキシジカーボネート(B)の添加量
は、ポリプロピレン(A)100重量部に対して、0.
1〜10重量部の範囲内にあることが好ましく、0.5
〜5重量部の範囲内にあることがさらに好ましい。
【0019】ペルオキシジカーボネート(B)の添加量
が、上記範囲内にある場合、改質効果が充分に得られ、
ゲル成分が過剰に生成して発泡性を損なったり、ペルオ
キシドの分解物により改質ポリプロピレンの食品衛生性
が損なわれたり、臭気の問題を生じたりすることがな
い。改質ポリプロピレンの製造 本発明に係る改質ポリプロピレンは、上記ポリプロピレ
ン(A)と、ペルオキシジカーボネート(B)とを溶融
混練することにより製造されるが、このとき必要に応じ
てビニル単量体を共存させてもよい。
【0020】本発明で必要に応じて用いられるビニル単
量体としては、例えば塩化ビニル、塩化ビニリデン、ス
チレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アク
リルアミド、メタクリルアミド、酢酸ビニル、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、アク
リル酸金属塩、メタクリル酸金属塩;アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
-2-エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル
酸グリシルなどのアクリル酸エステル;メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸-2-エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリ
ル、メタクリル酸グリシルなどのメタクリル酸エステル
などが挙げられる。
【0021】本発明に係る改質ポリプロピレンの製造方
法では、まず上記ポリプロピレン(A)、ペルオキシジ
カーボネート(B)および必要に応じて用いられる他の
添加剤を、リボンブレンダー、タンブラーブレンダー、
ヘンシェルブレンダーなどで混合する。混合されたポリ
プロピレン(A)、ペルオキシジカーボネート(B)お
よび必要に応じて添加される他の添加剤は次いで溶融混
練される。
【0022】溶融混練に用いられる押出機としては、単
軸押出機、2軸押出機などを採用することができる。こ
れらのうちでは、2軸押出機が十分な混練が可能でかつ
生産性に優れる点から好ましい。本発明で好ましく用い
られる2軸押出機は、L/Dが少なくとも25、好まし
くは30以上で、最大スクリュー回転数が100〜30
0rpmのものである。また、2つのスクリューの回転
方向は好ましくは同方向である。
【0023】本発明では、溶融混練を比エネルギー(E
sp)が0.25〜0.8kW・hr/kg、好ましくは
0.3〜0.78kW・hr/kg、特に好ましくは
0.35〜0.68kW・hr/kgの範囲で行う。こ
こで、比エネルギーとは、溶融混練において、混練され
る樹脂1kg当りに要したエネルギー(kW・hr)を
いい、これは下記式(1)で求めることができる。
【0024】S=(P−V)/M …(1) (式中、Sは比エネルギー(kW・hr/kg)を示
し、Pは溶融混練中の所要エネルギー(kW・hr/h
r)を示し、Mは押出量(kg/hr)を示し、Vは押
出機を空運転した際の所要エネルギー(kW・hr/h
r)を示す。)この比エネルギーの調整はスクリューア
レンジメントで行う。
【0025】すなわち、スクリューアレンジメントにお
いて、全てのユニットを順ねじとした場合、最も比エネ
ルギーが小さく、以下逆ねじ部、混練部、バリアーリン
グ部を設けることにより、比エネルギーを高くすること
ができる。また、押出機のスクリュー回転数によっても
比エネルギーを変えることができる。本発明の製造方法
では、2軸押出機スクリューアレンジメントにおいて少
なくとも1箇所、好ましくは2箇所混練部を設ける。こ
のことにより、ポリプロピレン(A)、ペルオキシジカ
ーボネート(B)および必要に応じて添加される添加剤
を充分に混練することができる、その結果、ゲル分が偏
在しない改質ポリプロピレンを得ることができる。
【0026】溶融混練時の加熱温度は、170〜250
℃、好ましくは180〜220℃である。この温度範囲
で溶融混練すると、ポリプロピレン(A)が充分に溶融
し、かつペルオキシジカーボネート(B)が完全に分解
して、得られる改質ポリプロピレンが成形時にさらに性
状を変化させることがないため好ましい。また溶融混練
の時間は、一般に10秒間〜5分間、好ましくは30秒
〜60秒間である。
【0027】このようにして得られた改質ポリプロピレ
ンは、メルトフローレート(ASTMD1238、23
0℃、荷重2.16kg)が通常0.1〜10g/10
分、好ましくは0.2〜5g/10分の範囲にあり、メル
トテンションが3〜20g、好ましくは5〜15gの範
囲にあり、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
より求めたMw/Mnが好ましくは5〜10の範囲にあ
り、Mz/Mwが好ましくは2.5〜5の範囲にあり、
沸騰パラキシレン抽出により求めたゲル分率が0.01
〜25重量%、好ましくは0.1〜10重量%、特に好
ましくは0.2〜1.0重量%である。
【0028】本発明の方法で製造された改質ポリプロピ
レンはメルトテンションが高く、かつMFRが適度であ
り、かつゲル分が充分に分散していることから、発泡シ
ート状の成形に適している。発泡体 上記のような本発明の方法により得られた改質ポリプロ
ピレンから発泡体を製造する方法としては、主として次
の2つの方法が例示できる。 (1)上記改質ポリプロピレンと、分解型発泡剤と、必
要に応じて他の添加剤とを溶融加熱し、発泡成形する方
法。 (2)溶融させた状態の改質ポリプロピレンに揮発型発
泡剤を圧入した後、押出機により押出すことにより発泡
体を得る方法。
【0029】前記方法(1)で用いられる分解型発泡剤
は、発泡剤が分解して炭酸ガス、窒素ガスなどの気体を
発生する化合物であって、無機系の発泡剤であっても有
機系の発泡剤であってもよく、また気体の発生を促す有
機酸などを併用添加してもよい。分解型発泡剤の具体例
としては、次の化合物が挙げられる。 (a)無機系発泡剤:重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸ア
ンモニウム、クエン酸、クエン酸ナトリウムなど。 (b)有機系発泡剤:N,N'-ジニトロソテレフタルアミ
ド、N,N'-ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどのN
-ニトロソ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾ
ジアミノベンゼン、バリウムアゾジカルボキシレートな
どのアゾ化合物;ベンゼンスルフォニルヒドラジド、ト
ルエンスルフォニルヒドラジド、p,p'-オキシビス(ベ
ンゼンスルフェニルヒドラジド)、ジフェニルスルフォ
ン-3,3'-ジスルフォニルヒドラジドなどのスルフォニル
ヒドラジド化合物;カルシウムアジド、4,4'-ジフェニ
ルジスルフォニルアジド、p-トルエンスルフォニルアジ
ドなどのアジド化合物など。
【0030】これらの発泡剤は、1種単独でまたは2種
以上組み合わせて用いることができる。これらの中で
は、重炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩または炭酸水素
塩が好ましい。前記発泡剤の添加量(混練量)は発泡剤
の種類および目標発泡倍率により選択すればよいが、改
質ポリプロピレン100重量部に対して、0.5〜10
0重量部の範囲内にあることが好ましい。
【0031】また、発泡体の気泡径を適宜の大きさにコ
ントロールするために、必要に応じて、クエン酸等の有
機カルボン酸またはタルクなどの発泡核剤を併用しても
よい。必要に応じて用いられる発泡核剤は、改質ポリプ
ロピレン100重量部に対して、通常0.01〜1重量
部添加して用いられる。
【0032】前記方法(1)では、前記改質ポリプロピ
レンと前記分解型発泡剤とを共に溶融押出機に供給し、
適宜の温度で溶融混練しながら発泡剤を熱分解させるこ
とにより気体を発生させ、この気体を含有する溶融状態
の改質ポリプロピレンをダイより吐出することにより、
発泡体に成形することができる。この方法における溶融
混練温度および溶融混練時間は、用いられる発泡剤およ
び混練条件により適宜選択すればよく、通常溶融混練温
度が170〜300℃、溶融混練時間が1〜60分間で
行うことができる。
【0033】前記方法(2)の場合、発泡剤として揮発
型発泡剤を用いることができる。好ましい揮発型発泡剤
としては、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素類;シクロブタン、
シクロペンタン、シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素
類;クロロジフルオロメタン、ジフルオロメタン、トリ
フルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロ
メタン、ジクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロ
メタン、トリクロロフルオロメタン、クロロメタン、ク
ロロエタン、ジクロロトリフルオロエタン、ジクロロフ
ルオロエタン、クロロジフルオロエタン、ジクロロペン
タフルオロエタン、テトラフルオロエタン、ジフルオロ
エタン、ペンタフルオロエタン、トリフルオロエタン、
ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロロトリフルオ
ロエタン、テトラクロロジフルオロエタン、クロロペン
タフルオロエタン、パーフルオロシクロブタンなどのハ
ロゲン化炭化水素類;二酸化炭素、窒素、空気などの無
機ガス;水などが挙げられる。これらの揮発型発泡剤
は、1種単独でまたは2種以上組み合わせて用いること
ができる。
【0034】前記方法(2)における発泡剤の添加量
(混練量)は、発泡剤の種類および目標発泡倍率により
異なるが、改質ポリプロピレン100重量部に対して、
0.5〜100重量部の範囲内にあることが好ましい。
また、前記方法(2)では、押出機内で前記改質ポリプ
ロピレンを溶融させ、この押出機内に前記揮発型発泡剤
を圧入し、高圧に保持しつつ溶融状態の該改質ポリプロ
ピレンと混練し、充分に混練された改質ポリプロピレン
と揮発型発泡剤との混練体をダイより押出すことによ
り、発泡体に成形することができる。この方法における
溶融混練温度および溶融混練時間は、用いられる発泡剤
および混練条件により適宜選択すればよく、溶融混練温
度が130〜300℃、溶融混練時間が1〜120分間
であることが通常である。
【0035】前記方法(1)においても、前記方法
(2)においても、押出機で溶融し、発泡セルを有する
溶融物をTダイもしくは円筒状のダイより吐出し、好ま
しくはシートを成形することにより、発泡体に成形しう
る。円筒状のダイより吐出した場合は、通常円筒状シー
トを1つまたは複数に切り分けた後に平滑にしたシート
を引き取る。
【0036】本発明の方法で得られた改質ポリプロピレ
ンから製造された発泡体は、軽量性、断熱性、外部から
の応力の緩衝性または圧縮強度が好適であるという点か
ら、その密度が0.09〜0.6g/cm3の範囲にあ
ることが好ましく、特に0.15〜0.3g/cm3
範囲にあることが好ましい。従って、改質ポリプロピレ
ンの発泡倍率は、好ましくは1.3〜10倍、特に1.
6〜6倍の範囲である。
【0037】また、本発明の方法で得られた改質ポリプ
ロピレンから製造された発泡体は、好適な耐熱性を有
し、外力の緩衝性がよく、そして好適な圧縮強度を有す
るという点から、その独立気泡率が50%以上であるこ
とが好ましく、70%以上であることがさらに好まし
い。本発明に係る製造方法で得られた改質ポリプロピレ
ンから製造しうる形状としては、シート状やボード状な
どの板状、チューブ状や袋状などの中空状、円柱状や楕
円柱状や角柱状やストランド状などの柱状、粒子状など
様々な形状が挙げられる。
【0038】本発明の方法で製造された改質ポリプロピ
レンから製造された発泡シートは二次成形成が良好であ
り、熱圧空成形または真空成形により、発泡シートから
トレー等を容易に成形することができる。本発明のポリ
プロピレン発泡体は軽量で剛性が高く、かつ耐薬品性、
食品衛生性に優れていることから、従来ポリスチレンが
使用されていた食品包装用、特にカップラーメン、アイ
スクリーム容器、魚、肉のトレー等に使用することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】本発明の改質ポリプロピレンの製造方法
によると、適度な流動性を有し、メルトテンションが高
く、かつゲル分率の少なく、かつゲル分が充分に分散し
ている改質ポリプロピレンが得られる。この改質ポリプ
ロピレンからは、二次加工性に優れ、優れた外観と均一
な発泡セルを有し、耐熱性、食品衛生性に優れた発泡体
を成形することができる。
【0040】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0041】
【実施例1】プロピレン単独重合体(商品名:J10
4、グランドポリマー(株)製、MFR:8.0g/10
分)100重量部と、ラジカル重合開始剤としてビス
(4-t-ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネー
ト(商品名:パーカドックス16、化薬アクゾ(株)
製)1.0重量部とを同方向完全噛合型2軸押出し機
((株)テクノベル製 KZW25−30MG、スクリ
ュー径31mmφ、L/D=30)を用いて樹脂温度1
90℃、スクリュー回転速度150rpm(平均滞留時
間30秒)で溶融混練し、溶融押出しにより改質ポリプ
ロピレンAのペレットを得た。計算された比エネルギー
は0.35kW・hr/kgであった。
【0042】この改質ポリプロピレンAのペレットで、
MFR、分子量分布(Mw/Mn)、Mz/Mw、メル
トテンションを測定、算出した。結果を表1に示す。な
お、メルトフローレート(MFR)はASTM D 12
38の方法により230℃、荷重2.16kgで測定し
た値である。メルトテンションは、メルトテンション測
定装置(東洋精機製作所(株)製)を用いて、オリフィ
ス(L=8.00mm、D=2.095mm)、設定温
度230℃、ピストン降下速度30mm/分、巻取り速
度4mm/分の条件で、ロードセル検出付きプーリーの
巻取り荷重を測定した値である。
【0043】Mw、MnおよびMzは、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)を使用して測定さ
れた値である。例えば、Waters社製の150C型機を用
い、ポリマーラボラトリーズ社製のカラムPlmixedBを取
り付け、測定温度を135℃とし、溶媒としてo-ジクロ
ロベンゼンを使用し、ポリマー濃度0.15重量%のサ
ンプル量を400μリットル供給し、標準ポリスチレン
を用いて作成した検量線からMw、MnおよびMzを求
めた。
【0044】ゲル分率は、#400メッシュの金網中に
試料を約2g装入し、沸騰パラキシレン還流で6時間抽
出を行い、金網内に残存した物の重量から下記の式で算
出した。 ゲル分率(%)=(残存物量[g]/仕込み量[g])
×100
【0045】
【実施例2】実施例1で用いたラジカル開始剤の配合量
を0.5重量部に変更したこと以外は実施例1と同様に
行い改質ポリプロピレンBを得た。結果を表1に示す。
【0046】
【実施例3、4】実施例1で用いたスクリューアレンジ
メントを変更して、比エネルギーがそれぞれ0.25k
W・hr/kg、0.4kw・hr/kgに変更したこ
と以外は実施例1と同様に行い、改質ポリプロピレン
C、Dを得た。結果を表1に示す。
【0047】
【比較例1、2】実施例1で用いたスクリューアレンジ
メントを変更して、比エネルギーがそれぞれ0.15k
W・hr/kg、1.0kw・hr/kgに変更したこ
と以外は実施例1と同様に行い改質ポリプロピレンE、
Fを得た。結果を表1に示す。
【0048】
【比較例3】実施例1で用いたラジカル開始剤に代え
て、2,5-ジメチル-2,5-ビス(t-ブチルペルオキシ)ヘ
キサン(商品名:パーヘキシン25B、日本油脂社製)
を用いたこと以外は実施例1と同様に行い改質ポリプロ
ピレンGを得た。結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【実施例5】改質ポリプロピレンAのペレット100重
量部、発泡剤マスターバッチ(商品名:PE-RM410EN、大
日精化(株)製、重炭酸ナトリウム/クエン酸配合品)
3重量部とをタンブラーブレンダーで3分間混合した。
この混合物を先端に80mmφのサーキュラーダイおよ
び190mmφのマンドレルが設けられた65mm単軸
押出機(L/D=28)を用いて、厚さ0.8mmの環
状発泡シートを成形した。この製造装置における環状発
泡シートの膨比は2.4であった。この環状発泡シート
の1角を切り開いて平滑シートとして引取機により引き
取った。
【0051】得られた発泡シートの発泡倍率、外観、発
泡セルの形状、均一性および二次成形性を評価した。結
果を表2に示す。 シート外観:目視にて下記評価基準により評価した。 ○:未発泡部位や凹凸、コルゲート見られない ×:未発泡部位や凹凸、コルゲートが見られる。
【0052】発泡倍率(M):重量と水没法により求め
た体積とから見かけ密度(D)を算出し、真比重(0.
90)から「M=0.90/D」で求めた。セル形状:
発泡シート断面のSEM観察を行い、気泡の状態観察を
行った。隣接する気泡同士がお互い独立している場合を
「独立」、繋がっている場合を「連通」とし、評価し
た。
【0053】二次加工性:直径が50mm、深さが30
mm、40mm、50mmの3個のカップを同時に真空
成形できる金型を用いてシートを160℃で2分加熱後
真空成形したときの、成形されたカップの外観形状を良
○、不良×で5段階評価した。 発泡セルの均一性:発泡セルの中央部から幅方向に厚さ
500μmのシートを切削し、そのシートの発泡セルお
よびセル壁の肉厚の均一性を観察した。
【0054】セルの均一性はセル壁の肉厚の均一性を均
一性が優れている◎、良○、普通△、やや不良×、不良
××の5段階で評価した。
【0055】
【実施例6〜8、比較例4〜6】実施例5で用いた改質
ポリプロピレンAをそれぞれ改質ポリプロピレンB〜G
に変更したこと以外は実施例5と同様にして厚さ0.8
mmの発泡シートを成形した。この発泡シートを実施例
5と同様にして評価した。結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 B29K 23:00 105:04 105:04 B29L 7:00 B29L 7:00 C08L 23:30 C08L 23:30 (72)発明者 橋 本 幹 夫 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 株 式会社グランドポリマー内 (72)発明者 脇 田 陽 一 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 株 式会社グランドポリマー内 Fターム(参考) 4F074 AA24B BA02 BA03 BA04 BA05 BA12 BA13 BA14 BA16 BA17 BA18 BA19 BA32 BA33 BA34 BA35 BA36 BA37 BA39 BA40 BA54 BA55 BA56 BA57 BA58 BA59 BA60 BA72 CA22 DA02 DA32 DA33 DA34 4F201 AA11J AB02 AB03 AB19 AG01 AG20 AH58 AR06 AR17 AR20 BA01 BC01 BC02 BC03 BC12 BC38 BD05 BK02 BK13 BK27 BK40 BK75 BN01 BN18 BN44 4F207 AA11J AB02 AB03 AB19 AG01 AG20 AH58 AR06 AR17 AR20 KA01 KA11 KE06 KF02 KF04 KJ09 KK01 4J100 AA02Q AA03P AA04Q AA07Q AA15Q AA16Q AA17Q AA19Q AA21Q CA01 CA04 DA09 DA43 GC02 HA01 HA53 HC36 HE17 HF01 JA58

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン(A)と、ペルオキシジカ
    ーボネート(B)とを押出機を用い、170〜250℃
    で、比エネルギー(Esp)が0.25〜0.8kW・h
    r/kgの範囲となるように溶融混練し、メルトフロー
    レート(ASTM D 1238、230℃、荷重2.1
    6kg)が0.1〜10g/10分の範囲にあり、メルト
    テンションが3〜20gの範囲にあり、沸騰パラキシレ
    ン抽出により求めたゲル分率が0.01〜25重量%で
    ある改質ポリプロピレンを得ることを特徴とする改質ポ
    リプロピレンの製造方法。
  2. 【請求項2】上記押出機が二軸押出機である請求項1記
    載の改質ポリプロピレンの製造方法。
  3. 【請求項3】上記二軸押出機のスクリューアレンジメン
    トにおいて、混練部が少なくとも1箇所設けられている
    請求項2記載の改質ポリプロピレンの製造方法。
  4. 【請求項4】上記ペルオキシジカーボネート(B)が、
    ビス(4-t-ブチルシクロへキシル)ペルオキシジカーボ
    ネートである請求項1ないし3のいずれかに記載の改質
    ポリプロピレンの製造方法。
  5. 【請求項5】上記ペルオキシジカーボネート(B)が、
    ジセチルペルオキシジカーボネートである請求項1ない
    し3のいずれかに記載の改質ポリプロピレンの製造方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の改質
    ポリプロピレンを発泡させて得られることを特徴とする
    発泡体。
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EP01118823A EP1179544A1 (en) 2000-08-10 2001-08-10 Modified polypropylene, process for preparing modified polypropylene, modified polypropylene composition and foamed product
US09/925,475 US20020043643A1 (en) 2000-08-10 2001-08-10 Modified polypropylene, process for preparing modified polypropylene, modified polyropylene composition and foamed product

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