JP2002077052A - 光信号を処理するための方法、装置及びシステム - Google Patents
光信号を処理するための方法、装置及びシステムInfo
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Abstract
及びシステムに関し、光信号のビットレートやパルス形
状等に依存しないWDM(波長分割多重)に適した光信
号の処理方法を提供することが主な課題である。 【解決手段】 本発明によると、光信号を処理するため
の方法が提供される。非線形効果を提供する光導波構造
に光信号が入力すると、非線形効果により光信号にチャ
ーピングが生じる。そして、光導波構造から出力された
出力光信号を光帯域通過フィルタに供給することによっ
て、チャーピングの小さい成分以外の成分が抽出され
る。光帯域通過フィルタは光信号の波長と異なる波長を
含む通過帯域を有している。チャーピングの小さい成分
以外の成分を抽出することによって、特にパルスのトッ
プ部分及び/又は低パワー部分の強度揺らぎや累積雑音
を除去することができる。
Description
ための方法、装置及びシステムに関する。
テムにおいては、伝送路損失や分岐損失等による信号パ
ワーの低下を、エルビウムドープファイバ増幅器(ED
FA)等の光増幅器を用いて補償している。光増幅器は
アナログ増幅器であり、信号を線形増幅するものであ
る。この種の光増幅器においては、増幅に伴って発生す
る自然放出光(ASE)雑音の付加により信号対雑音比
(S/N比)が低下するので、中継数ひいては伝送距離
に限界が生じる。また、光ファイバの持つ波長分散やフ
ァイバ内の非線形光学効果による波形劣化も伝送限界を
与える要因である。こうした限界を打破するためには、
信号をデジタル的に処理する再生中継器が必要であり、
その実現が望まれている。特に、全ての処理を光レベル
において行う全光再生中継器は、信号のビットレートや
パルス形状等に依存しないトランスペアレントな動作を
実現する上で重要である。
又はリアンプリフィケーション(Reamplific
ation)と、タイミング再生又はリタイミング(R
etiming)と、波形整形又はリシェイピング(R
eshaping)とである。本発明は、これらの機能
に着目して、光ファイバ等の光導波構造内を光パルスが
伝搬する際に受ける自己位相変調(SPM)効果による
チャーピングを用いて、光通信システムにおける全光再
生中継器や光ネットワークの各種ノードポイントにおけ
る信号再生器等を提供するものである。
して最も一般的なものは、入力光信号をフォトダイオー
ド等の受光器により一旦電気信号に変換し、電気的に基
本周波数を抽出した後、この周波数でレーザ光を強度変
調するタイプ(OEタイプ)である。OEタイプのタイ
ミング抽出回路は、従来の光通信システムにおける再生
中継器で用いられている。しかし、OEタイプのタイミ
ング抽出回路の動作速度は信号処理のための電子回路に
よって制限されるので、入力信号のビットレートが低い
レートで固定されてしまうという問題がある。
て、内部にLN(リチウムナイオベート)変調器及びE
A(電界吸収)変調器等の光変調器を挿入した能動ML
L(モードロックレーザ)において、前述と同様に電気
的に再生した基本周波数でその光変調器を変調してクロ
ックパルスを再生するタイプも知られている。
のタイミング抽出器としては、可飽和吸収体で構成され
るファブリ・ぺロ・レーザ、反射及び位相変調機能部を
集積化したDFB−LD(分布帰還レーザダイオード)
による自己パルセーションレーザ、及び信号光で非線形
媒質にAM又はFM変調をかける能動MLL等がある。
信号の処理を波長分割多重(WDM)に適用する場合、
波長チャネル分だけタイミング抽出器が必要になり、装
置規模が大きくなる等の問題がある。
は、光信号のビットレートやパルス形状等に依存しない
新規な光信号を処理するための方法、装置及びシステム
を提供することである。
重)に適した光信号を処理するための方法、装置及びシ
ステムを提供することである。
らかになる。
ると、光信号を処理するための方法が提供される。この
方法では、非線形効果を提供する光導波構造に光信号が
入力されると、非線形効果により光信号にチャーピング
が生じる。そして、光導波構造から出力された出力光信
号を光帯域通過フィルタに供給することによって、チャ
ーピングの小さい成分以外の成分が抽出される。
小さい成分以外の成分が抽出されると、特にパルスのト
ップ部分及び/又は低パワー部分の強度揺らぎや累積雑
音を除去することができるので、光信号のビットレート
やパルス形状等に依存せずに光信号の処理(例えばクロ
ックパルスの抽出)を行うことができる。
分を抽出するための光フィルタとしてインターリーバフ
ィルタやAOTF(音響光学チューナブルフィルタ)等
のように複数の通過帯域を有する多峰性光フィルタを用
いることができるので、波長が異なる複数の光信号を波
長分割多重して得られたWDM信号光に関連して、1つ
の光信号から複数のクロックパルスを一括して生成する
ことができる。
理するための装置が提供される。この装置は、入力され
た光信号にチャーピングが生じるように非線形効果を提
供する光導波構造と、光導波構造から出力された出力光
信号が供給される光帯域通過フィルタとを備えている。
光帯域通過フィルタは、光信号の波長と異なる波長を含
む通過帯域を有しており、出力光信号におけるチャーピ
ングの小さい成分以外の成分を抽出する。
に正常分散を提供する光ファイバを用いることができ、
これにより効果的に光S/N比を劣化させることなく光
信号にチャーピングを生じさせることができる。
グを生じさせるために、光導波構造に入力されるべき光
信号をEDFA(エルビウムドープファイバ増幅器)等
の光増幅器により増幅してもよい。
理するためのシステムが提供される。このシステムは、
光信号を伝送する第1の光ファイバ伝送路と、第1の光
ファイバ伝送路により伝送された光信号が入力される光
中継器と、光中継器から出力された光信号を伝送する第
2の光ファイバ伝送路とを備えている。光中継器は、本
発明の第2の側面による装置を含むことができる。
理するための装置が提供される。この装置は、入力され
た光信号を第1の光信号及び第2の光信号に分岐する光
分岐器と、第1の光信号が入力される波形整形器と、第
2の光信号に基づいてクロックパルスを生成するタイミ
ング抽出器と、波形整形器から出力された光信号及びタ
イミング抽出器から出力されたクロックパルスが入力さ
れる光AND回路とを備えている。タイミング抽出器
は、本発明の第2の側面による装置を含むことができ
る。
理するための方法が提供される。入力信号光に基づき単
一波長を有するクロックパルスが生成される。非線形光
学効果を提供する光導波構造にクロックパルスが供給さ
れ、クロックパルスのスペクトルが拡散させられる。ス
ペクトルが拡散されたクロックパルスは、複数の通過帯
域を有する光フィルタに供給され、その結果、複数の波
長を有する複数のクロックパルスが生成する。
理するための装置が提供される。この装置は、入力信号
光に基づき単一波長を有するクロックパルスを生成する
クロック抽出器と、クロックパルスを供給されて非線形
光学効果によりクロックパルスのスペクトルを拡散させ
る光導波構造と、複数の通過帯域を有しスペクトルが拡
散されたクロックパルスを供給されて複数の波長を有す
る複数のクロックパルスを生成する光フィルタとを備え
ている。
理するための装置が提供される。この装置は、異なる波
長を有する複数の光信号を波長分割多重して得られたW
DM信号光を第1のWDM信号光と第2のWDM信号光
とに分岐する光分岐器と、入力ポート及び複数の出力ポ
ートを有し入力ポートには第1のWDM信号光が供給さ
れ複数の出力ポートからは異なる波長を有する複数の光
信号が出力される光デマルチプレクサと、第2のWDM
信号光を受け複数の波長を有する複数のクロックパルス
を生成する多波長クロック発生器と、光デマルチプレク
サの複数の出力ポートに接続され複数のクロックパルス
に基づき複数の光信号の波形整形を行う複数の波形整形
器とを備えている。多波長クロック発生器は、本発明の
第6の側面による装置を含むことができる。
理するための装置が提供される。この装置は、異なる波
長を有する複数の光信号を波長分割多重して得られたW
DM信号光を第1のWDM信号光と第2のWDM信号光
とに分岐する光分岐器と、第1のWDM信号光を時分割
多重信号に変換する第1の変換器と、第2のWDM信号
光を受け複数の波長を有する複数のクロックパルスを生
成する多波長クロック発生器と、複数のクロックパルス
に基づき時分割多重信号をWDM信号光に変換する第2
の変換器とを備えている。多波長クロック発生器は、本
発明の第6の側面による装置を含むことができる。
の望ましい実施の形態を詳細に説明する。
U(z,T)が光ファイバ中を伝搬する場合を考える。
ここに、Tは光パルスとともに動く座標系での時間であ
る。この光ファイバの波長分散β2があまり大きくな
く、分散長LD=T0 2/|β2|が光パルスに対する非線
形長LNL=1/γP0(γは3次非線形定数)に比べて
十分長い(LD≫LNL)場合には、SPM(自己位相変
調)による位相シフトφN L(z,L)は以下のように表
せる。
/αは有効(非線形)相互作用長である。
れる。
するから、(2)式によれば、光パルスの各部分におけ
るチャーピングは、パワー傾斜がきつい部分ほど大きく
なる。また、伝搬距離zが長くなり非線形長LNLが短く
なる(γP0が大きくなる)とともに大きくなる。こう
して、SPMによるチャーピングは新しい周波数成分を
光パルスに与え、結果としてスペクトルを拡大する。
り短いパルスであり、しかもピークパワーが数ワット或
いはそれよりも大きい場合には、チャープδωNLは非常
に大きなものとなり、所謂スーパーコンティニューム
(Supercontinuum:SC)と称される広
帯域スペクトルを有する光(SC光)となる。例えば光
ファイバ中の3次非線形効果の応答時間はフェムト秒オ
ーダであるため、SC光の各スペクトル成分はもとの入
力信号パルスにほぼ完全に同期している。従って、光帯
域通過フィルタを用いてSC光の一部を取り出すと、入
力信号パルスに同期した1つ又は複数のパルスを抽出す
ることができる。このことは、SC光の帯域内の任意の
波長の入力信号パルスに同期したパルスを生成可能であ
ることを示している。
(Super−Gaussian)型の光パルス
(2)式より、
ssian)パルス(m=1)については、
(A)及び(B)に示す。図1の(A)及び(B)にお
いて、実線はガウシアンパルス(m=1)の場合を示し
ており、破線はm=3のときのスーパーガウシアンパル
スの場合を示している。パルスのスロープに沿ってチャ
ープが発生し、先頭部分では、δω<0、後尾部分では
δω>0となる(アップチャープ)。また、ガウシアン
パルスにおいては、パルスのピーク付近ではほぼ線形な
チャープとなっている。
PMによるチャープを与えることによって、パルスの時
間成分をスペクトル上で分解できることを示している。
特に重要なのは、チャープの大きなスロープ中央付近と
チャープの小さなピーク付近及び裾部分とを区別できる
点である。このことを用いて、例えばピーク及び裾付近
の微小なパワー変動や累積した雑音を光フィルタを用い
て除去することができる。
させ、強制的にSPMを発生させ、チャープの大きな部
分と小さな部分に周波数的に分離した後、チャープの小
さな(δω〜0)付近のスペクトル成分を光バンドスト
ップフィルタ(BSP)を用いて集中的に除去する。
ィケイション及びリシェイピング)再生を行う方法につ
いては既に特願2000―34454号(平成12年2
月14日出願)において示した。もし、信号パルスが十
分にピークパワーの大きな短パルスであるとすると、S
PMによるチャーピングによりSC光が発生する。この
ようなSC光においても、スペクトルの中心波長(入力
信号光の波長)付近には、上述と同様に比較的小さなチ
ャープの雑音成分が集中する。従って、このように雑音
が多く含まれる帯域よりも外側のスペクトル成分から光
帯域通過フィルタにより抽出すれば、雑音が除去された
クロックパルスを再生することができる。
るためには、波長に依存しない小さな正常分散を与える
分散フラットファイバ(DFF)を用いたり、光ファイ
バのγ値を大きくすることが有効である。DFFは例え
ばコア径や比屈折率差を適切に制御することにより得る
ことができる。一方、光ファイバのγは、
は真空中の光速を表し、n2とAeffはファイバの非線形
屈折率と有効コア断面積をそれぞれ表す。従来のDSF
(分散シフトファイバ)の非線形係数はγ=2.6W-1
km-1程度と小さいので、十分なチャープを得るために
は数km〜10km以上の長さが必要であった。より短
尺で十分大きなチャープを発生するためには、(6)式
においてn2を大きくするかモード・フィールド径(M
FD)、従ってAeffを小さくして光強度を高くするの
が有効である。n2を大きくする手段としては、クラッ
ドにフッ素等を添加し、コアにGeO2等をかなり高濃
度に添加するなどの方法がある。GeO2の添加濃度が
25〜30mol%の場合で5×10-20m2/W以上の
大きなn2値が得られている(通常のシリカファイバで
はn2〜3.2×10-20m2/W)。一方、MFDを小さ
くすることは、コアとクラッドの比屈折率差やコア形状
の設計により可能である。上記GeO2添加ファイバに
おいて比屈折率差Δが2.5〜3%程度の場合に、MF
D〜4μm程度のものが得られている。これらの効果の
総合効果として15W-1km-1以上の大きなγ値のファ
イバが得られている。
したり、チャープ補償をするためには、こうしたファイ
バのGVDを任意に調整可能であることが望まれる。こ
の点に関しても上記パラメータを以下のように設定する
ことにより可能である。先ず、通常のDCFにおいて、
一般にMFDを一定にした条件でΔを大きくすると分散
値は正常分散領域で大きくなる。一方、コア径を大きく
すると分散は減少し、逆にコア径を小さくすると分散は
大きくなる。従って、与えられた波長帯においてMFD
をある値に設定した状態で、コア径を大きくしていくと
分散を零とすることが可能となる。逆に所望の正常分散
ファイバを得ることも可能である。
-1以上の高非線形分散シフトファイバ(HNL−DS
F)やDCF(分散補償ファイバ)が実現している。例
えば、γ=15W-1km-1のファイバは通常のDSFに
比べて2.6/15〜1/5.7程度の長さで同じ効率
を達成可能である。上記のように通常のDSFでは10
km程度の長さが必要であるが、このようなファイバで
は1〜2km程度の長さで同様の効果が達成できる。実
際には、短くなる分損失が少なくなるから更に短い長さ
でよい。
示すブロック図である。非線形光学効果を提供する光導
波構造として、光ファイバ2が用いられている。光ファ
イバ2のGVDはβ2であり、光ファイバ2は例えば供
給された光信号に正常分散及び3次の非線形光学効果を
与える。
パルス4は、光増幅器6により所要のチャーピングを発
生させるのに十分な程度のパワーまで増幅された後、光
ファイバ2に入力される。光ファイバ2内においては、
SPMによりチャーピングが発生し、スペクトルが拡大
(拡散)される。チャーピングが与えられて光ファイバ
2から出力された出力光信号は、通過帯域の中心波長が
λS´の光帯域通過フィルタ(BPF)8を通過してチ
ャーピングの小さい成分以外の成分が抽出されて、中心
波長λS´を有する再生パルス10が出力される。
パワー(0符合)成分の零点からの変動分(例えばGV
Dによる波形劣化)やパルスのピーク付近のスロープの
小さな成分が含まれる。これらの成分は光信号対雑音比
(OSNR)を決定付けるものであるので、この部分を
BPFにより除去することにより、これらの成分のパワ
ー変動、消光比劣化、雑音累積等によるOSNRの低下
を改善することができる。従って、本発明により、OS
NRの改善を伴う波長変換及びクロックパルスの抽出が
可能になる。
雑音を含むチャープの小さい成分が出力信号パルス10
に含まれないように、信号パルスの中心波長λSから十
分にしておくことが望ましい。また、BPF8の通過帯
域の幅及び形状は、必要とされるパルスの幅及び形状に
応じて適宜設定しておくことが望ましい。基本的には、
入力信号パルス4のスペクトル形状とほぼ等しく設定さ
れる。
めに、チャープの程度を見積っておく。例えばT0=5
psのパルスがβ2=1ps2/km、γ=20W-1km
-1の正常分散ファイバを伝搬する場合を考える。P0=
1W程度で入力するとすると、LD=25km、LNL=
0.05kmであるから、LD≫LNLが成り立つ。従っ
て、ここではチャープに対する分散の影響は無視する。
のとき1.68THz(13nm)である。同様の条件
でP0=2Wとすれば、3.33THz(26nm)と
なる。5〜10psの短パルスに対しては、例えば40
Gb/s程度の信号であっても、1W程度のピークパワ
ーは比較的容易に実現可能であり、上記見積もりを考慮
しても本発明は実施可能である。
示すブロック図である。この実施形態では、複数の(図
では2つの)通過帯域を有する光帯域通過フィルタ8が
用いられている。これらの通過帯域の中心波長は、λS
´及びλS´´である。このように多峰性のBPFを用
いることによって、中心波長λS´及びλS´´を有する
2つの光信号を含む出力WDM信号パルスを得ることが
できる。多峰性のBPFとしては、AWG(アレイドウ
エイブガイド)やインターリーバフィルタ、或いはタン
デム接続されたファイバグレーティング等を用いること
ができる。
去の原理について説明する。
の強度揺らぎを示しており、その横軸は時間(T)であ
る。このパルスの各部分のSPMによるチャーピングを
考えると、先ず、a及びa´の部分は光増幅器の自然放
出光(ASE)雑音或いはファイバ伝送による波形歪等
に由来するものである。a及びa´で示される部分は本
来零レベルにあるべきであり、従って強度が低い。従っ
て、a及びa´で示される部分は、光ファイバ内で受け
るチャープも小さい。
スのピーク付近及びスロープ上の揺らぎは主に信号パル
スと光増幅器のASEとのビート雑音、光ファイバ伝送
による波形歪み等によるものであり、信号の帯域と同等
或いは若干広い帯域を持つものであるから、傾斜はパル
ス自体の傾斜と同等か或いは若干きつい程度である。こ
の場合の強度の変動の山と谷の部分では、傾斜が零とな
るため、その付近のチャープは小さい。
にピーキーな変動成分も存在するであろう。このような
特異点では、チャープがパルス自体のスロープにおける
ものよりも大きく、スペクトルはメインスロープのそれ
よりも外側に位置する。
特異点の部分から発生するような極端にチャープの大き
なチャープ成分を除いたスペクトル成分からBPFによ
り抽出した光パルスは、雑音による強度揺らぎが抑圧さ
れたものとなる。
帯域(通過帯域)を示している。ここでは、中心波長λ
Sの信号スペクトルに対して波長λSに関して対象な2つ
の透過帯域が与えられている。2つの透過帯域の間の阻
止帯域は例えば光バンドストップフィルタによって与え
られ、2つの透過帯域の外側の阻止帯域は例えば光バン
ドパスフィルタによって与えられる。この場合、光バン
ドストップフィルタによる阻止帯域のほうが光バンドパ
スフィルタの通過帯域よりも狭い。2つの透過帯域の間
の阻止帯域によって図4にa,a´,b及びb´で示さ
れる雑音成分を除去することができ、2つの透過帯域の
外側の阻止帯域によってc及びc´で示される雑音成分
を除去することができる。
ば狭帯域のファイバグレーティングを用いることができ
る。また、光バンドパスフィルタとしては、ファイバグ
レーティングによる反射を用いたり或いはダブルキャビ
ティ型の多層膜フィルタ等の高次フィルタを用いること
ができる。
度が最も大きな形でスペクトルが表示されているが、分
散やパルスのパワーを適当に設定すると、スペクトルの
形状をフラットにすることが可能である。正常分散(β
2>0)に設定した場合などがそうであるし、(この場
合パルスは矩形状に広がりつつチャープしていく)、極
端な場合には、スーパーコンティニューム(Super
continuum)と称される超広帯域の白色スペク
トルになる(この場合にはSPMだけでなく四光波混合
等の寄与が大きい)。こうしたフラットなチャープスペ
クトルに本発明を適用すれば、入力ピークパワーに依存
しない一定の出力が得られるので、ピーク付近の揺らぎ
を効果的に抑圧することができる。
示すブロック図である。中心波長λ Sを有する入力信号
光12は、タイミング抽出光回路14に供給され、中心
波長λS'を有するクロックパルス16が抽出される。ク
ロックパルス16は、光増幅器6により所要のチャーピ
ングを発生させるのに十分な程度のパワーまで増幅され
た後、非線形光学効果を提供する光導波構造としての光
ファイバ2に入力される。光ファイバ2内においては、
SPMによりチャーピングが発生し、スペクトルが拡大
される。チャーピングが与えられて光ファイバ2から出
力された出力光信号は、通過帯域の中心波長がλS''の
光帯域通過フィルタ8を通過してチャーピングの小さい
成分以外の成分が抽出されて、中心波長λS''の出力ク
ロックパルス18が出力される。
回路により発生させたクロックパルス16に各種の雑音
や波形歪がある場合でも、それらを抑圧し、より品質の
高いクロックパルスを得ることができる。また、タイミ
ング抽出光回路により発生したクロックパルスの波長が
元の信号波長と異なる場合(λS≠λS')であっても、
λS''=λSとなるように光帯域通過フィルタ8の通過帯
域の中心波長を設定することによって、もとの信号波長
と同じ波長を有するクロックパルスを発生することがで
きる。更に、光帯域通過フィルタ8の通過帯域の中心波
長を適宜設定することによって、任意の波長を有するク
ロックパルスを発生することができる。
示すブロック図である。このシステムは、光信号を伝送
する第1の光ファイバ伝送路20と、第1の光ファイバ
伝送路により伝送された光信号が入力される光中継器2
2と、光中継器22から出力された光信号を伝送する第
2の光ファイバ伝送路24とを備えている。
22に供給される光信号は、波長λ Sの入力信号光26
であり、光中継器22から第2の光ファイバ伝送路24
に供給される光信号は、波長λS'の出力信号光28であ
る。
含むことができる。より特定的には次の通りである。
幅された後、光分岐器32により第1及び第2の光信号
に分岐される。第1の光信号は波形成形器38に入力さ
れ、本発明によるタイミング抽出器34が第2の光信号
に基づいてクロックパルス36を生成する。クロックパ
ルス36の波長はλS'である。波形成形器38から出力
された光信号及びタイミング抽出器34から出力された
クロックパルス36は光AND回路40に入力される。
その結果、光AND回路40から出力信号光28が出力
される。タイミング抽出器34は例えば図2に示される
実施形態によって提供され得る。
をタイミング抽出器34に適用しているので、雑音や波
形歪が抑圧された品質の高いクロックパルスを得ること
ができ、効果的な3R再生が実現可能である。尚、光A
ND回路40としてNOLM(非線形光学ループミラ
ー)やマッハツェンダ干渉器等の光ゲートを用いる場合
には、信号光の持つ情報はクロックパルスに転化される
ので、出力信号光28の波長はクロックパルス36の波
長に一致する。また、このような光ゲートを用いること
によって、光AND動作と共に波形成形効果も得られ
る。
抽出器34に本発明による装置を適用しているが、波形
整形器38に本発明による装置を適用することもでき
る。
ては、単一モードのシリカファイバ(SMF)を用いる
ことができ、その例としては、1.3μm零分散ファイ
バや1.55μm分散シフトファイバ(DSF)があ
る。光ファイバ伝送路20及び24の各々は、少なくと
も1つの光増幅器を含む光増幅中継伝送路であり得る。
この場合、光信号の減衰を光増幅器により補償すること
ができるので、長距離伝送が可能になる。
ャープを発生させるために、伝送路のGVDや非線形効
果による波形歪は予め補償しておくことが望ましい。従
って、光ファイバ伝送路20及び24の各々には、適当
な分散補償器或いは光位相共益器等が含まれる場合があ
る他、光ソリトン伝送が行われる場合もある。
が可能であるので、本発明を中継器に適用する場合には
伝送路途中でのS/N比の改善が、また本発明を受信機
に適用する場合には、受信感度の改善等が可能となる。
は、入力信号光を一旦光/電気変換機により電気信号に
変換した後、電気的にクロックを抽出し、再びレーザで
光信号に変換することによりクロックを発生する方法が
最も一般的である。しかし、この発生方法では、第1に
電気的帯域制限により入力信号光の伝送速度が制限され
る。その上、複数波長の光クロックを発生するには、ク
ロック発生用レーザが波長数分だけ必要になる。従っ
て、波長分割多重用の光クロック発生装置の構成規模
は、概ね波長数に比例して大きくなる。また、電気回路
は信号光のフォーマットに依存するので、入力信号光の
波形等に対する柔軟性が殆ど無い。
発生方法によると、電気的な帯域制限は無くなる。図8
を参照すると、全光型クロック発生方法によるタイミン
グ調整器の構成の一例が示されている。異なる波長
λ1,…,λnの光信号を波長分割多重して得られるWD
M信号光(多波長の入力信号光)は光デマルチプレクサ
42によって各波長の光信号に分けられる。各光信号は
タイミング調整器44に供給される。タイミング調整器
44は、入力光信号に基きクロックを抽出するクロック
抽出回路48と、抽出されたクロック及び入力光信号が
供給される光AND回路46とを含む。光AND回路4
6によりタイミング調整された光信号は光マルチプレク
サ50により再び波長分割多重され、光マルチプレクサ
50からWDM信号光(多波長の出力信号光)が出力さ
れる。
生方法が適用されているので電気的帯域制限は無くなる
ものの、依然波長数分だけ光クロックが必要なため、W
DM信号光の波長数に概ね比例して装置規模が大きくな
る。
するとそれだけ光クロックの数が必要になるのが光クロ
ック発生装置における現状であり、一括して多波長のク
ロックを発生することができる方法及び装置の提供が期
待されている。
は、単一波長の信号光を基に多波長の光クロックを一括
して発生する方法を提供することである。
と、複数のクロックパルスを得るための方法が提供され
る。この方法では、先ず、入力信号光に基づき単一波長
を有するクロックパルスが生成される。次いで、非線形
光学効果を提供する光導波構造にクロックパルスが供給
され、クロックパルスのスペクトルが拡散させられる。
そして、複数の通過帯域を有する光フィルタにスペクト
ルが拡散されたクロックパルスが供給され、複数の波長
を有する複数のクロックパルスが生成される。
における原理を詳細に説明する。
非線形効果γ(カー効果)と波長分散β2を有する中心
対称の非線形光導波路中を伝搬する光パルスの電界との
関係は、次式の非線形シュレディンガー方程式で記述で
きる。
される分散長及び非線形長を表している。また、光Uは
光パルスのピークパワーで規格化した光電界、ξは分散
長で規格化した非線形光導波路長、τは入射パルス幅T
0で規格化した時間をそれぞれ表している。
るので、次の三通りに分けて説明する。(a)波長分散
が正(正常分散領域:β2>0)、(b)波長分散が零
(零分散領域:β2=0)、(c)波長分散が負(異常
分散領域:β2<0)。
2>0) 正常分散領域では、非線形効果が大きい条件のとき(L
d>>Ln1)、非線形光導波路の入射端付近では非線形
効果のカー効果が支配的になり、非線形周波数チャープ
が生じる。この周波数チャープは、やがて群速度分散に
より線形化されると共に蓄積される。この蓄積したチャ
ープにより、スペクトルが平坦に拡散する。Ld/Ln1
でスペクトル拡散率が規定され、この値が大きいほど大
きなスペクトル拡散率を達成できる。
oc. Am. B(vol.1, no.2, pp.139-149, 1984)」等で参
照できる。
0) 波長分散が無い場合、信号光パルスはパルス波形を全く
変化させずに非線形光導波路中を伝搬し、非線形カー効
果により生じる非線形周波数チャープが蓄積する。この
蓄積量は入射パルスがガウス型の場合、解析的に求めら
れ、次式で与えられる。
す。非線形長が小さい(γPが大きい)程、大きなチャ
ープが生じるのでよりスペクトルが拡散する。同様に、
実効長が大きいほどスペクトルが拡散することも分か
る。
no.4, pp.1448-1453, 1978)」等で参照できる。
<0) 異常分散領域では、解析解が存在する。非線形光導波路
に入射する光パルスがLd/Ln1=1を満たすとき、固
有値が唯一存在し、その固有解は次式になる。
光導波路中で波形及びスペクトルが変化しない。また、
Ld/Ln1>1では、複数の固有値が存在するので複数
の固有解の重ね合わせが、解析解として求まる。これら
は、高次光ソリトンと呼ばれる。異常分散領域では、次
の二通りの方法でスペクトルを拡散できる。
さくなる非線形光導波路中で、伝搬中チャープすること
なくパルス圧縮される。この過程で、スペクトルが拡散
する。スペクトル拡散効率は、非線形光導波路の出力端
の分散値に対する入力端の分散値の比で求められる。
Opt. Soc. Am. B(vol.5, no.3, pp.709-713, 1988)」
で参照できる。
と呼ばれる長さを一周期として周期的な変化をする。非
線形光導波路の入射端付近では、非線形効果により必ず
パルス圧縮が生じるので、スペクトルは拡散する。非線
形光導波路長をスペクトルが最も拡散する長さに調節す
れば、スペクトル拡散が可能となる。
l.8, no.5, pp.289-291, 1983)」で参照できる。
示すブロック図である。この装置は、クロック抽出部5
2、光増幅部54、スペクトル拡散部56及び多波長光
クロック発生部58を備えている。クロック抽出部52
は、入力信号光に基づき単一波長(λS)を有するクロ
ックパルスを生成する。光増幅部54は、クロック抽出
部52から出力されたクロックパルスを増幅する光増幅
器60と、光増幅器60により増幅されたクロックパル
スが通過する光帯域通過フィルタ(BPF)62とを含
む。光帯域通過フィルタ62は光増幅器60で付加され
た雑音を除去するために設けられており、その通過帯域
の中心波長はλSに設定されている。
スはスペクトル拡散部56に供給される。スペクトル拡
散部56は、非線形光学効果によりクロックパルスのス
ペクトルを拡散させる非線形光導波路64を含む。非線
形光導波路64としては、光ファイバ、半導体光増幅器
等を用いることができる。非線形光導波路64として光
ファイバが用いられている場合、光ファイバは正常分
散、異常分散及び零分散の何れかを提供する。何れの場
合であっても、前述した原理に従ってクロックパルスの
スペクトルが拡散させられる。
波長光クロック発生部58に供給される。クロック発生
部58は、複数の通過帯域を有する多峰性光波長フィル
タ66を含む。複数の通過帯域の中心波長はλ1,…,
λnである。スペクトルが拡散したクロックパルスが多
峰性光波長フィルタ66を通過することによって、複数
の波長を有する複数のクロックパルスが発生する。
波長を有する複数のクロックパルスを一括して得ること
ができるので、WDMが適用される装置の規模を小さく
することができる。
を示すブロック図である。この装置においては、図8に
示される従来技術における各タイミング調整器44に代
えて、クロック抽出器48が除去されたタイミング調整
器68が用いられている。その代わりに、この実施形態
では、本発明が適用される多波長クロック抽出器70が
用いられている。多波長クロック抽出器70は例えば図
9に示される装置によって提供される。
M信号光の一部は光カプラ72により分岐されて光帯域
通過フィルタ74に供給される。光帯域通過フィルタ7
4は、波長λ1,…,λnから選択される任意の波長λi
の光信号を通過させる。フィルタ74を通過した光信号
は多波長クロック抽出器70に供給される。
て複数の波長をλ1,…,λnを有する複数のクロックパ
ルスを発生する。これらのクロックパルスはそれぞれ対
応するタイミング調整器68に供給される。各タイミン
グ調整器68では、光デマルチプレクサ42から供給さ
れた光信号とクロックパルスとが光AND回路46に供
給され、これにより各光信号のタイミング調整が行われ
る。タイミング調整が行われた光信号は光マルチプレク
サ50により波長分割多重され、その結果得られたWD
M信号光が光マルチプレクサ50から出力される。
クサ50の各々としては、例えばアレイ導波路格子(A
WG)を用いることができる。また、光AND回路46
としては、非線形ループミラーやマッハツェンダ構成の
光スイッチを用いることができる。
増大した場合であっても1つの多波長クロック抽出器7
0でクロックパルスの供給が間に合うので、装置構成を
簡単にすることができる。
を示すブロック図である。この装置は光クロックパルス
の監視方法に関連している。従来方法による場合、光ク
ロックは波長毎に発生するので、それぞれの光クロック
パルスを監視しなくてはならない。
70にあっては、発生した複数のクロックパルスの中か
ら最低1波長のクロックパルスを監視するだけで、残り
全てのクロックパルスの波形、スペクトル形状及び品質
が分かる。そのために、この実施形態では、多波長クロ
ック抽出器70にクロック監視装置76が接続されてお
り、クロック監視装置76は、複数の波長λ1,…,λn
から選択される任意のモニタリング波長λmonのクロッ
クパルスを受け、そのクロックパルスを監視している。
この監視方法が可能になる理由は、本発明ではクロック
抽出した単一波長のクロックパルスのスペクトルを拡散
しているので、そのクロックパルスの複製がそれぞれの
波長で発生していることに基づく。
を示すブロック図である。この実施形態は図10に示さ
れる実施形態の具体例に相当し、図10に示される各タ
イミング調整器68に代えて3Rリジェネレータ78が
用いられている。3Rリジェネレータ78は、リアンプ
リフィケーションのための光増幅器80と、リシェーピ
ング及びリタイミングのための波形整形器81とを含
む。
ら出力された各波長の光信号を増幅する。増幅された光
信号は波形整形器81に供給される。波形成形器81
は、光増幅器80からの光信号と本発明による多波長ク
ロック抽出器70からのクロックパルスとが供給される
非線形光ループミラー(NOLM)82と、NOLM8
2から出力された光信号が通過する光帯域通過フィルタ
84とを含む。フィルタ84は対応する光信号の波長を
中心波長とする通過帯域を有している。NOLM82に
おいては、その非線形性により光信号の波形が成形され
ると共に、クロックパルスとの同期によって光信号の位
相雑音が除去される。
信号は光マルチプレクサ50によって波長分割多重さ
れ、その結果得られたWDM信号光が光マルチプレクサ
50から出力される。
を示すブロック図である。異なる波長λ1,…,λnを有
する複数の光信号を波長分割多重して得られたWDM信
号光がこの装置に供給されると、先ず、WDM信号光は
光カプラ等からなる光分岐器72により第1及び第2の
WDM信号光に分けられる。第1のWDM信号光は、光
増幅器86により増幅された後WDM−TDM変換器8
8に供給される。変換器88は供給されたWDM信号光
を時分割多重信号(TDM信号)に変換する。
光帯域通過フィルタ74を通過することによって、複数
の波長λ1,…,λnから選択される任意の波長λiの光
信号が得られ、その光信号は本発明が適用される多波長
クロック抽出器70に供給される。多波長クロック抽出
器70は、供給された光信号に基き、複数の波長λ1,
…,λnを有する複数のクロックパルスを生成する。
号及び多波長クロック抽出器70からの複数のクロック
パルスは、TDM−WDM変換器90に供給される。変
換器90は、供給された複数のクロックパルスに基づき
TDM信号をWDM信号光に変換して出力する。
iのCW(連続波)光を出力する光源92と、光源92
からの光と光増幅器86により増幅されたWDM信号光
とが供給されるNOLM94とを含む。WDM信号光及
びCW光がNOLM94に供給されることによって、W
DM信号光は中間波長λiを有する時分割多重信号に変
換される。この変換に際しては、NOLM94の作用に
よって信号の波形成形が行われる。得られたTDM信号
は、中間波長λiを通過帯域の中心波長とする光帯域通
過フィルタ96を通過して出力される。
DM変換器88からのTDM信号が供給されるNOLM
98を含む。NOLM98には、多波長クロック抽出器
70からの複数のクロックパルスが遅延回路100を介
して供給される。遅延回路100は、複数のクロックパ
ルスが波長毎にタイミングをずらしてTDM信号に同期
するように作用する。
OLM98に供給されることによって、TDM信号がW
DM信号光に変換されると共に信号の位相雑音が除去さ
れる。このようにして得られたWDM信号光はこの装置
から出力される。
による多波長クロック抽出器及び2つのNOLMのみに
より、電気信号を介すことなく多波長の信号を一括して
再生することができる。その結果、装置構成を簡単にす
ることができると共に、波長数増大に柔軟に対応するこ
とができる。
を示すブロック図である。ここでは、本発明による装置
110が光アッド/ドロップ装置における多波長光源と
して用いられている。具体的には次の通りである。
デマルチプレクサ102により波長λ1,…,λnの光信
号に分けられ、各光信号は光アッド/ドロップのための
光スイッチ104に供給される。
給するために、挿入信号処理装置106が設けられてい
る。挿入信号処理装置106から出力された信号により
光変調器108が動作する。光変調器108は波長数分
だけ設けられており、これらには本発明による装置11
0からそれぞれクロックパルスが供給されている。挿入
信号により光変調器108が動作することによって得ら
れた光信号は、光スイッチ104により伝送路に挿入さ
れる。
を処理するために、分岐信号処理装置112が設けられ
ている。また、光スイッチ104から出力された光信号
は、光マルチプレクサ114により波長分割多重され、
その結果得られたWDM信号光がこの装置から出力され
る。
の光変調器に供給すべきクロックパルス或いはCW光を
得るために、複数の光源が必要になる。そのために、装
置の小型化が困難であった。これに対して、図14に示
される実施形態によると、複数のクロックパルスを得る
ために本発明による装置110が1台あれば足りるの
で、装置の小型化や低価格化が可能になると共に、信頼
性の向上が可能になる。
例を示すブロック図である。より特定的には、図9に示
されるクロック抽出部52の内部構成が示されており、
スペクトル拡散のための非線形光導波路64として光フ
ァイバ116が用いられている。クロック抽出部52
は、フォトディテクタ(PD)118、電気的な帯域通
過フィルタ120及びモードロックレーザ(MLL)1
22を含む。フォトディテクタ118は、入力信号光と
しての単一の任意波長を有する光信号を受け、これを電
気信号に変換する。この電気信号が帯域通過フィルタ1
20を通過することにより、光信号のビットレート成分
が抽出される。このようにして、ビットレートに対応す
る単一周波数の電気信号を得ることができる。得られた
電気信号によりモードロックレーザ122が変調され、
単一の波長λiを有する光クロックパルスが得られる。
されたビットレート成分に基づきモードロックレーザ1
22により光クロックパルスを再生しているので、より
クリアーな複数のクロックパルスを発生させることがで
きる。
構造に光信号を入力するステップと、上記非線形効果に
より上記光信号にチャーピングを生じさせるステップ
と、上記光導波構造から出力された出力光信号を、上記
光信号の波長と異なる波長を含む通過帯域を有する光帯
域通過フィルタに供給して、上記チャーピングの小さい
成分以外の成分を抽出するステップとを備えた方法。
て、上記光導波構造は正常分散を提供する光ファイバで
ある方法。
て、上記光導波構造は波長に依存しない分散値を有する
分散フラットファイバである方法。
て、上記光導波構造に入力されるべき光信号を所要のチ
ャーピングが得られるように光増幅するステップを更に
備えた方法。
て、上記光信号はタイミング抽出光回路により抽出され
たクロックパルスである方法。
て、上記光帯域通過フィルタは複数の通過帯域を有して
いる方法。
ングが生じるように非線形光学効果を提供する光導波構
造と、上記光導波構造から出力された出力光信号が供給
され上記チャーピングの小さい成分以外の成分を抽出す
る光帯域通過フィルタとを備え、上記光帯域通過フィル
タは上記光信号の波長と異なる波長を含む通過帯域を有
している装置。
て、上記光導波構造は正常分散を提供する光ファイバで
ある装置。
て、上記光導波構造は波長に依存しない分散値を有する
分散フラットファイバである装置。
て、上記光導波構造に入力されるべき光信号を所要のチ
ャーピングが得られるように光増幅する光増幅器を更に
備えた装置。
て、上記光信号としてのクロックパルスを抽出するタイ
ミング抽出光回路を更に備えた装置。
て、上記光帯域通過フィルタは複数の通過帯域を有して
いる装置。
ファイバ伝送路と、上記第1の光ファイバ伝送路により
伝送された光信号が入力される光中継器と、上記光中継
器から出力された光信号を伝送する第2の光ファイバ伝
送路とを備えたシステムであって、上記光中継器は、入
力された光信号にチャーピングが生じるように非線形光
学効果を提供する光導波構造と、上記光導波構造から出
力された出力光信号が供給され上記チャーピングの小さ
い成分以外の成分を抽出する光帯域通過フィルタとを含
み、上記光帯域通過フィルタは上記光信号の波長と異な
る波長を含む通過帯域を有しているシステム。
光信号及び第2の光信号に分岐する光分岐器と、上記第
1の光信号が入力される波形整形器と、上記第2の光信
号に基づいてクロックパルスを生成するタイミング抽出
器と、上記波形整形器から出力された光信号及び上記タ
イミング抽出器から出力されたクロックパルスが入力さ
れる光AND回路とを備えた装置であって、上記タイミ
ング抽出器は、上記第2の光信号にチャーピングが生じ
るように非線形光学効果を提供する光導波構造と、上記
光導波構造から出力された出力光信号が供給され上記チ
ャーピングの小さい成分以外の成分を抽出する光帯域通
過フィルタとを含み、上記光帯域通過フィルタは上記光
信号の波長と異なる波長を含む通過帯域を有している装
置。
って、上記波形整形器は、上記第1の光信号にチャーピ
ングが生じるように非線形光学効果を提供する光導波構
造と、上記光導波構造から出力された出力光信号が供給
され上記チャーピングの小さい成分以外の成分を抽出す
る光帯域通過フィルタとを含み、上記光帯域通過フィル
タは上記光信号の波長と異なる波長を含む通過帯域を有
している装置。
長を有するクロックパルスを生成するステップと、非線
形光学効果を提供する光導波構造に上記クロックパルス
を供給して上記クロックパルスのスペクトルを拡散させ
るステップと、複数の通過帯域を有する光フィルタに上
記スペクトルが拡散されたクロックパルスを供給して複
数の波長を有する複数のクロックパルスを生成するステ
ップとを備えた方法。
って、上記光導波構造に供給されるクロックパルスを増
幅するステップを更に備えた方法。
って、上記光導波構造は光ファイバである方法。
って、上記光ファイバは正常分散、異常分散及び零分散
の何れかを提供する方法。
長を有するクロックパルスを生成するクロック抽出器
と、上記クロックパルスを供給されて非線形光学効果に
より上記クロックパルスのスペクトルを拡散させる光導
波構造と、複数の通過帯域を有し、上記スペクトルが拡
散されたクロックパルスを供給されて複数の波長を有す
る複数のクロックパルスを生成する光フィルタとを備え
た装置。
って、上記光導波構造に供給されるクロックパルスを増
幅する光増幅器を更に備えた装置。
って、上記光導波構造は光ファイバである装置。
って、上記光ファイバは正常分散、異常分散及び零分散
の何れかを提供する装置。
光信号を波長分割多重して得られたWDM信号光を第1
のWDM信号光と第2のWDM信号光とに分岐する光分
岐器と、入力ポート及び複数の出力ポートを有し、上記
入力ポートには上記第1のWDM信号光が供給され、上
記複数の出力ポートからは異なる波長を有する複数の光
信号が出力される光デマルチプレクサと、上記第2のW
DM信号光を受け、複数の波長を有する複数のクロック
パルスを生成する多波長クロック発生器と、上記光デマ
ルチプレクサの複数の出力ポートに接続され、上記複数
のクロックパルスに基づき上記複数の光信号の波形整形
を行う複数の波形整形器とを備え、上記多波長クロック
発生器は、上記第2のWDM信号光に基づき単一波長を
有するクロックパルスを生成するクロック抽出器と、上
記クロックパルスを供給されて非線形光学効果により上
記クロックパルスのスペクトルを拡散させる光導波構造
と、複数の通過帯域を有し、上記スペクトルが拡散され
たクロックパルスを供給されて複数の波長を有する複数
のクロックパルスを生成する光フィルタとを備えている
装置。
って、上記波形整形された光信号を波長分割多重する光
マルチプレクサを更に備えた装置。
って、上記複数の波形整形器の各々は非線形ループミラ
ーを含む装置。
光信号を波長分割多重して得られたWDM信号光を第1
のWDM信号光と第2のWDM信号光とに分岐する光分
岐器と、上記第1のWDM信号光を時分割多重信号に変
換する第1の変換器と、上記第2のWDM信号光を受
け、複数の波長を有する複数のクロックパルスを生成す
る多波長クロック発生器と、上記複数のクロックパルス
に基づき上記時分割多重信号をWDM信号光に変換する
第2の変換器とを備え、上記多波長クロック発生器は、
上記第2のWDM信号光に基づき単一波長を有するクロ
ックパルスを生成するクロック抽出器と、上記クロック
パルスを供給されて非線形光学効果により上記クロック
パルスのスペクトルを拡散させる光導波構造と、複数の
通過帯域を有し、上記スペクトルが拡散されたクロック
パルスを供給されて複数の波長を有する複数のクロック
パルスを生成する光フィルタとを備えている装置。
って、上記第1及び第2の変換器の各々は非線形ループ
ミラーを含む装置。
光信号のビットレートやパルス形状等に依存しない新規
な光信号の処理のための方法、装置及びシステムの提供
が可能になるという効果が生じる。また、本発明による
と、WDM(波長分割多重)に適した光信号の処理のた
めの方法、装置及びシステムの提供が可能になるという
効果もある。本発明の特定の実施形態により得られる効
果は、以上説明した通りであるので、その説明を省略す
る。
ルス及びスーパーガウシアンパルスが光ファイバ中を伝
搬する際のチャーピングを説明するための図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
度揺らぎを説明するための図である。
よる雑音の除去の様子を示す図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
イミング調整器の構成例を示すブロック図である。
ブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
ルタ
Claims (4)
- 【請求項1】 非線形効果を提供する光導波構造に光信
号を入力するステップと、 上記非線形効果により上記光信号にチャーピングを生じ
させるステップと、 上記光導波構造から出力された出力光信号を、上記光信
号の波長と異なる波長を含む通過帯域を有する光帯域通
過フィルタに供給して、上記チャーピングの小さい成分
以外の成分を抽出するステップとを備えた方法。 - 【請求項2】 入力された光信号にチャーピングが生じ
るように非線形光学効果を提供する光導波構造と、 上記光導波構造から出力された出力光信号が供給され上
記チャーピングの小さい成分以外の成分を抽出する光帯
域通過フィルタとを備え、 上記光帯域通過フィルタは上記光信号の波長と異なる波
長を含む通過帯域を有している装置。 - 【請求項3】 入力信号光に基づき単一波長を有するク
ロックパルスを生成するステップと、 非線形光学効果を提供する光導波構造に上記クロックパ
ルスを供給して上記クロックパルスのスペクトルを拡散
させるステップと、 複数の通過帯域を有する光フィルタに上記スペクトルが
拡散されたクロックパルスを供給して複数の波長を有す
る複数のクロックパルスを生成するステップとを備えた
方法。 - 【請求項4】 入力信号光に基づき単一波長を有するク
ロックパルスを生成するクロック抽出器と、 上記クロックパルスを供給されて非線形光学効果により
上記クロックパルスのスペクトルを拡散させる光導波構
造と、 複数の通過帯域を有し、上記スペクトルが拡散されたク
ロックパルスを供給されて複数の波長を有する複数のク
ロックパルスを生成する光フィルタとを備えた装置。
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