JP2002061727A - 差動摩擦ローラ減速装置 - Google Patents
差動摩擦ローラ減速装置Info
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Abstract
うことのない静粛でコンパクトな高減速比の差動摩擦ロ
ーラ減速装置を提供する。 【解決手段】 差動摩擦ローラ減速機を、入力軸と出力
軸を同心に回転自由に支えるケーシングと、その中心軸
に平行で偏心方向の軸幅が偏心方向に直角方向の軸幅よ
り小さい偏心軸を設けた入力軸と、外周を摩擦ローラ面
とし側面に複数の通し孔が開けられた摩擦ローラと、摩
擦ローラの中心に偏心軸との間に設けられた転がり軸受
と、ケーシング内に固設された摩擦内ローラと、偏心軸
と転がり軸受との間に設けられ摩擦ローラを摩擦内ロー
ラに圧接させる圧し出し手段と、通し孔と係合して摩擦
ローラからトルクを伝達する伝動軸を固設した円板と一
体の出力軸とを有してなるように構成し、静粛で、高減
速比の長期間の動力伝達性能を得た。
Description
に関し、特に小形軽量で静粛な大減速比の差動摩擦ロー
ラ減速装置に関する。
置として歯車を使用した差動歯車減速機が用いられてい
るが、歯車減速機は騒音を発するので、静かな環境を求
められる場所での使用は制約されていた。
太陽ローラを直結し、その外周に複数の遊星ローラを配
置し、遊星ローラの外側を固定内輪で締め付ける、遊星
ローラ減速装置が提供されてきたが、遊星ローラ減速装
置は減速比と伝達トルクに限界があって、1段での高減
速比は望めず、高減速比と然るべき伝達トルクを得るに
は、2段、3段の減速機構を必要とし、コスト面等に難
点があった。
が得られるものであり、従来のものの例として、特開昭
53−72961号に示されるものがある。この差動摩
擦ローラ減速装置は、入力軸に設けられた偏心軸に、転
がり軸受を介して出力遊星ローラ(摩擦ローラ)が回転
自由に嵌装され、出力遊星ローラの外周面がケーシング
に焼嵌めされた外側輪(摩擦内ローラ)の内周面と与圧
を与えられた状態で接触し、その摩擦力と偏心軸より遊
星ローラへ伝えられた回転力を合成し、出力トルクとし
て出力軸から動力を取り出す構成となっている。
r)/Dr(Do:外側輪の軌道径、Dr:出力遊星ロ
ーラ径)となり、出力遊星ローラ径が外側輪の軌道径に
近づくほど、大きな減速比が得られる。
ーラに複数の遊星ローラを等分角配置した遊星ローラ減
速装置は、単段では減速比を大きくとることが困難であ
り、高減速比を得るためには2段、3段の減速機構の設
置が必要となり、装置が大きくなって、部品数が増え、
高コストとなる。
れたような、大径の出力遊星ローラと、この出力遊星ロ
ーラより少し内径が大きな外側輪を用いた従来の差動摩
擦ローラ減速装置は、入力軸に設けられた偏心軸に転が
り軸受を介して出力遊星ローラが嵌装され、出力遊星ロ
ーラの外周面がケーシングに固定の外側輪の内周面と圧
接し、その摩擦力で動力を伝える構成となっており、し
かも、焼き嵌め等で組み立てることによって、剛性の高
い部材同士を機械的に拘束して接触させてその圧接力を
得ている。
軸に回されると同時に外側輪と圧接する出力遊星ローラ
の圧接力が負荷されるので、転がり軸受の転動体(コロ
またはボール)は次第に摩耗する。
擦伝動機構は、剛性の高い部材同士の機械的な拘束と接
触とで成り立っており、剛性の高い部材の僅かな変形を
出力遊星ローラ(摩擦ローラ)と外側輪(摩擦内ロー
ラ)の圧接力に利用しているので、上記のように、転が
り軸受の転動体等に僅かな摩耗でも生じると圧接力が減
少し、動力伝達能力が失われる結果となり、耐久性、実
用性に問題があった。
出力遊星ローラ(摩擦ローラ)の負荷を受ける転がり軸
受が、摩耗しても動力伝達能力を失うことのない範囲の
大きい静粛でコンパクトな高減速比の差動摩擦ローラ減
速装置を提供することを目的とするものである。
課題を解決するためになされたものであって、その第1
の手段として、ケーシングに軸受を介して回転自由に支
持され、回転中心軸に平行で偏心方向の軸幅が偏心方向
に直角の軸幅より小さい偏心軸を設けた前記入力軸と、
外周に摩擦ローラ面が形成され側面の同一ピッチ円上の
等角度の位置に前記入力軸方向の複数の通し孔が開けら
れ中心部に貫通孔を有する円板状の摩擦ローラと、同摩
擦ローラの貫通孔に圧嵌し前記偏心軸との間に設けられ
た転がり軸受と、前記ケーシング内に前記入力軸と同心
に且つ前記摩擦ローラを囲む位置に固設された摩擦内ロ
ーラと、前記偏心軸と前記転がり軸受との間に設けられ
同転がり軸受を介して前記摩擦ローラを偏心方向へ圧し
出して摩擦内ローラに圧接させる圧し出し手段と、前記
複数の通し孔のそれぞれと係合して摩擦ローラからトル
クを伝達する複数の伝動軸を前記通し孔と同一半径のピ
ッチ円上の等角度の位置に固設した円板と、同円板と一
体構造でケーシングに軸受を介して回転自由に前記入力
軸と同心に支えられる前記出力軸とを有してなることを
特徴とする差動摩擦ローラ減速装置を提供する。
て転がり軸受を介して入力軸の偏心軸に転がり軸受を介
して外嵌する摩擦ローラが偏心回転するとき、前記圧し
出し手段の作用により摩擦ローラ面が前記ケーシング内
に固設された摩擦内ローラの内面と確実に圧接して転動
し、騒音を発生すること無く静粛に、摩擦ローラと摩擦
内ローラの間の摩擦力と、入力軸のトルクにより偏心軸
の軸心に働く力とにより生じた摩擦ローラの高減速比の
差動減速回転とトルクを、前記伝動軸を介して出力軸へ
伝えるとともに、圧し出し手段により転がり軸受の転動
体が摩耗しても、摩擦ローラ、摩擦内ローラ間の面圧を
維持でき、長期間の動力伝達性能を維持する。
差動摩擦ローラ減速装置において、前記偏心軸は楕円断
面を有して前記転がり軸受を外嵌した状態で偏心による
張出し側の側面または引込み側の側面と同転がり軸受内
面との間に隙間を形成し同転がり軸受を偏心方向に移動
可能とするとともに、同張出し側の側面に4角形の凹穴
を有し、前記圧し出し手段は前記転がり軸受内面と前記
4角形の凹穴との間に与圧されて嵌め込まれた板ばねで
あることを特徴とする差動摩擦ローラ減速装置を提供す
る。
加え、入力軸の回転によって前記摩擦ローラが偏心回転
するとき、転がり軸受内面と偏心軸の側面の4角形の凹
穴との隙間の与圧された板ばねの圧力が摩擦ローラが摩
擦内ローラを圧す力となり、転がり軸受等の磨耗が生じ
ても、ローラ間の摩擦力が確実に働く範囲が大きく、高
減速比における差動減速回転と高い伝達トルクと保持で
きる。
段の差動摩擦ローラ減速装置において、前記偏心軸は偏
心方向に沿う平行平面を有する矩形断面を有し、前記平
行平面と摺動可能で且つ同偏心軸の偏心による張出し側
の側面または引込み側の側面との間に隙間を形成する角
孔を有する角孔筒を外嵌し、同角孔筒は前記転がり軸受
の内側に圧嵌されたものであり、前記圧し出し手段は前
記角孔筒内面と前記偏心軸の張出し側の側面との隙間に
与圧されて嵌め込まれた板ばねであることを特徴とする
差動摩擦ローラ減速装置を提供する。
加え、入力軸の回転によって前記摩擦ローラが偏心回転
するとき、角孔筒内面と偏心軸の側面との隙間の与圧さ
れた板ばねの圧力が摩擦ローラが摩擦内ローラを圧す力
となり、転がり軸受等の磨耗が生じても、ローラ間の摩
擦力が確実に働く範囲が大きく、高減速比における差動
減速回転と高い伝達トルクと保持できる。
は第2の手段の差動摩擦ローラ減速装置において、前記
入力軸の偏心軸は、同じ偏心寸法で同入力軸の軸方向に
順に180度ずつ偏心位相角度を換え、軸方向長さを1
対2対1の比で連接して設けられた3組の偏心軸であ
り、前記摩擦ローラ、転がり軸受および圧し出し手段
は、前記3組の偏心軸のそれぞれに組合わされ且つその
幅と伝達する圧し出し力を前記順に1対2対1の比とし
た側接する3組の同じ外径の摩擦ローラ、側接する3組
の転がり軸受および側接する3組の圧し出し手段であっ
て、前記摩擦内ローラは、前記側接する3組の同じ外径
の摩擦ローラに共通に外接する幅広の摩擦内ローラであ
り、前記出力軸は前記側接する3組の摩擦ローラから共
通の前記伝動軸を介して差動減速回転を取り出すように
構成してなることを特徴とする差動摩擦ローラ減速装置
を提供する。
2の手段の作用に加え、動力伝達能力が倍増し、また、
摩擦ローラへの圧接力が対向して働くので、入力軸の曲
げモーメントが入力軸内でバランスし、入力軸の軸受の
負荷が著しく軽減すると同時に、偏心回転重量がバラン
スし、回転性能が向上する。
手段の差動摩擦ローラ減速装置において、前記入力軸の
偏心軸は、同じ偏心寸法で同入力軸の軸方向に順に18
0度ずつ偏心位相角度を換え、軸方向長さを1対2対1
の比で連接して設けられた3組の偏心軸であり、前記摩
擦ローラ、転がり軸受および圧し出し手段は、前記3組
の偏心軸のそれぞれに組合わされ且つその幅と伝達する
圧し出し力を前記順に1対2対1の比とした側接する3
組の同じ外径の摩擦ローラ、側接する3組の転がり軸受
および側接する3組の圧し出し手段であって、前記摩擦
内ローラは、前記側接する3組の同じ外径の摩擦ローラ
に共通に外接する幅広の摩擦内ローラであり、前記出力
軸は前記側接する3組の摩擦ローラから共通の前記伝動
軸を介して差動減速回転を取り出すように構成してなる
ことを特徴とする差動摩擦ローラ減速装置を提供する。
加え、動力伝達能力が倍増し、また、摩擦ローラへの圧
接力が対向して働くので、入力軸の曲げモーメントが入
力軸内でバランスし入力軸の軸受の負荷が著しく軽減す
ると同時に、偏心回転重量がバランスし、回転性能が向
上する。
実施の第1形態に係る差動摩擦ローラ減速装置を説明す
る。図1は本実施の形態の摩擦ローラ減速装置の側面断
面図、図2は図1中A−A矢視による正面断面図、図3
は図2の中央部の詳細図、図4は図3の偏心軸と板ばね
の係合状態の説明図である。
蓋2が取り付けられ、その組合わせた状態で入力軸3と
出力軸4を同心に回転自由に支えている。ケーシング1
の内側には、入力軸3と同心に摩擦内ローラ8が圧嵌さ
れ、ケーシング蓋2により締め付けられており、その回
転方向はケーシング1に対して固定される。
ト21により取付けられ、出力軸4はケーシング蓋2に
軸受18、18を介して支持される。軸受18、18は
軸受カバー22によりケーシング蓋2に軸方向を固定さ
れる。
筒15を介し支持され、また、出力軸4の中心穴におい
て軸受16,隔筒17を介して支持される。軸受13は
軸受カバー14によりケーシング1に軸方向を固定され
る。
おいて、その回転中心軸に平行で距離eだけ偏心した偏
心軸3aが形成されている。偏心軸3aは偏心による張
出し側と引込み側において外嵌される転がり軸受5の内
面との間に一定の隙間s1 を置けるように、偏心方向の
軸幅を、偏心方向に直角の軸幅より若干減らした楕円断
面に形成されている。
5を外嵌した状態で、転がり軸受5は隙間s1 だけ偏心
方向へ移動することが可能となっている。
側面には4角形の凹穴3bを設けてあり、この凹穴3b
の中に複数の曲げた鋼板からなる板ばね6が嵌め込まれ
ている。
ーラ7がその中心部に設けられた貫通孔において圧嵌め
で固定され、摩擦ローラ7の外周は摩擦ローラ面を形成
し、摩擦ローラ7は摩擦内ローラ8内に組み込まれる
が、図4に、摩擦ローラ7が摩擦内ローラ8と組合わさ
れていないときの転がり軸受5に偏心軸3aと与圧され
た板ばね6とを嵌め込んだ状態を示す。この状態では、
偏心軸3aの偏心による引込み側の側面3cは転がり軸
受5に当接している。
摩擦内ローラ8と組合わされているときは、図3に示す
ように、偏心軸3aの偏心による引込み側の側面3c
と、転がり軸受5の内周面の間には隙間s1 ができ、板
ばね6は押されて変形し、偏心方向の大きな弾性力が転
がり軸受5に負荷されている状態となっている。
中央の貫通孔に圧嵌めで固定され、摩擦ローラ7の外周
は摩擦ローラ面を形成し、摩擦ローラ7の円板状の側面
には同一半径(ピッチ円半径)上の等角度となる位置に
入力軸3の軸方向の複数の通し孔7aが開けられてい
る。
まれた状態で、入力軸3の偏心軸3aの回転によって摩
擦ローラ7が偏心回転するとき、摩擦ローラ7には偏心
軸3aの凹穴3b内に与圧されて嵌め込まれた板ばね6
が摩擦ローラ7を摩擦内ローラに圧接する圧し出し手段
として働き、その圧力が、転がり軸受5を介して摩擦ロ
ーラ7が摩擦内ローラ8を圧す力となる。
ローラ8の間に摩擦力を生じ、この摩擦力と入力軸3の
トルクによる偏心軸3aの軸心に働く力とが合成され
て、摩擦ローラ7に回転トルクを発生する。
擦ローラ7の回転比(減速比)を1/Rとすれば、1/
R=(Do−Dr)/Dr(Do:摩擦内ローラ8の内
径、Dr:摩擦ローラ7の径、Dr=Do−2e)とな
り、摩擦ローラ7の径Drが摩擦内ローラ8の内径Do
に近づくほど(偏心距離eが小さくなるほど)、大きな
回転比が得られる。
面圧P1 は、P1 =T/μ・Dr(T:出力トルク、
μ:摩擦ローラ7と摩擦内ローラ8との間の摩擦係数)
であり、この面圧P1 は板ばね6のばね力で与えられ
る。
れ、この円板4aには、摩擦ローラ7の複数の通し孔7
aと被駆動ローラ12を介して係合し摩擦ローラ7より
トルクを出力軸4に伝達する複数の伝動軸11が、円板
4a上の同一半径(ピッチ円半径)上の等角度となる位
置に固設されている。
ピッチ(または、角度)は、摩擦ローラ7の複数の通し
孔7aのピッチ円半径とピッチ(または、角度)とそれ
ぞれ同一となっている。
11に装着され、止め輪9によって抜け出さないように
係止されている。
距離を有しているので、摩擦ローラ7の通し孔7aの直
径は、伝動軸11に装着された被駆動ローラ12の直径
より2eだけ大きくして、組合わせ時に干渉がないよう
にしている。
擦ローラ減速装置においては、高減速比で減速された摩
擦ローラ7の回転とトルクが、そのまま高減速比の出力
回転および出力トルクとして、複数の伝動軸11を介し
て出力軸4へ伝えられる。
では、転がり軸受5は、高速回転する偏心軸3aに回さ
れ、同時に摩擦内ローラ8と圧接する摩擦ローラ7の圧
接力が負荷されているので、転がり軸受5の転動体(コ
ロまたはボール)は次第に摩耗する。
受5、偏心軸3aは、いずれも剛性が大きく耐摩耗性も
高いので、良い潤滑環境であれば摩耗は少ないが、前述
の従来の差動摩擦ローラ減速装置のように偏心軸3aと
転がり軸受5が直接嵌合し、高剛性の部品の僅かな変形
による弾性によって摩擦力を保っているような構造の場
合は、稼働後いくばくも無く、転がり軸受5の転動体が
摩耗すると高剛性の部品の僅かな変形による弾性が失わ
れ、この弾性で支えられていた摩擦ローラ7と摩擦内ロ
ーラ8間の面圧が減少して摩擦力が失われ、動力伝達ト
ルクが低下してしまう。
ラ減速装置では、偏心軸3aと転がり軸受5との間に板
ばね6のような弾性体を挟み込んで、摩擦ローラ7の周
面を摩擦内ローラ8の内面に圧接させる圧し出し手段と
し、転がり軸受5の転動体が摩耗しても、摩擦ローラ
7、摩擦内ローラ8間の面圧を維持できる範囲が大きい
構成としたため、長期間の動力伝達性能を確保すること
ができるものとなった。
ーラ減速装置を図5から図7に基づいて説明する。図5
は本実施の形態の差動摩擦ローラ減速装置の側面断面
図、図6は図5中B−B矢視による正面断面図,図7は
図6の中央部の偏心軸と板ばねの係合状態の説明図であ
る。
て、前述の実施の第1形態の図1から図4におけると同
じ部分には同一の符番を付して説明を省略し、異なる部
分を主に説明を行い理解を容易とする。また、このこと
は後述の他の実施の形態において同様とする。
において、実施の第1形態の差動摩擦ローラ減速装置と
異なる部分は、入力軸23の偏心軸23aを、楕円断面
軸に代えて、矩形断面軸として偏心方向を明確にしたこ
とである。
め、偏心軸23aに直接転がり軸受25を取付けること
ができないので、偏心軸23aに外嵌し且つ転がり軸受
25に内嵌する角孔筒27を設け、偏心軸23aと角孔
筒27の間に板ばね26を挟み込んだことで、他の構成
部分は実施の第1形態と同様である。
蓋2が取り付けられ、その組合わせた状態で入力軸23
と出力軸24を同心に回転自由に支えている。ケーシン
グ1の内側には、入力軸23と同心に摩擦内ローラ8が
圧嵌され、回転方向を固定される。
8、18を介して回転可能に、軸方向を軸受カバー2
2、軸受ナット21により固定して支持される。入力軸
23は、ケーシング1に軸受13を介し支持され、出力
軸24の中心穴において軸受16を介して支持される。
軸受13はケーシング31に軸受カバー14によって軸
方向を固定される。
距離eだけ偏心した偏心軸23aが形成されている。偏
心軸23aは偏心方向に沿う平行平面を有する矩形断面
を形成し、偏心方向の軸幅が偏心方向に直角の軸幅より
若干小さい。
り、角孔筒27は、偏心軸23aの偏心方向に沿う平行
平面に従って摺動可能であり、偏心軸23aの偏心によ
る張出し側の側面または引込み側の側面との間に隙間s
2 ができるような角孔を有している。
側に圧嵌し、角孔筒27内面と偏心軸23aの偏心によ
る張出し側の側面23bとの隙間には、与圧された板ば
ね26が挟み込まれている。角孔筒27は偏心軸23a
の平行平面にガイドされて隙間s2 だけ偏心方向へ摺動
することが可能である。
5は、円板状の摩擦ローラ28の中央の貫通孔に圧嵌め
で固定され、摩擦ローラ28は摩擦内ローラ8内に組み
込まれるが、図7は、摩擦ローラ28が摩擦内ローラ8
と組合わされていないフリーなときの角孔筒27に、偏
心軸23aと与圧された板ばね26をが嵌め込まれた状
態を示しており、偏心軸23aの偏心による引込み側の
側面23cが角孔筒27に当接している。
ローラ8と組合わされているときは、図7に2点鎖線で
示すように、偏心軸23aの偏心による引込み側の面2
3cと角孔筒27と間に隙間s2 ができ、板ばね26は
押されて変形し、大きな弾性力が角孔筒27を介して転
がり軸受25に負荷されるようになっている。
の中心部の貫通孔に圧嵌めで固定され、摩擦ローラ28
の外周は摩擦ローラ面を形成し、摩擦ローラ28の円板
状の側面には、同一半径(ピッチ円半径)上で等角度と
なる位置に入力軸23の軸方向の複数の通し孔28aが
開けられている。
込まれて、入力軸23の偏心軸23aの回転によって摩
擦ローラ28が偏心回転するとき、偏心軸23aの偏心
による張出し側の面23bと角孔筒27の隙間に与圧さ
れて嵌め込まれた板ばね26が摩擦ローラ28を摩擦内
ローラに圧接する圧し出し手段として働き、その圧力
が、転がり軸受25を介して摩擦ローラ28が摩擦内ロ
ーラ8を圧す力となる。
内ローラ8の間に摩擦力を生じ、この摩擦力と入力軸2
3のトルクによる偏心軸23aの軸心に働く力とが合成
されて、摩擦ローラ28に回転トルクが発生する。
る摩擦ローラ28の回転比(減速比)、摩擦ローラ28
と摩擦内ローラ8との面圧の計算式は、実施の第1形態
の場合と同様であり、この面圧は板ばね26のばね力で
与えられる。
けられ、円板24aには、摩擦ローラ28の複数の通し
孔28aのそれぞれと被駆動ローラ12を介して係合し
て摩擦ローラ28よりトルクを出力軸24に伝達する複
数の伝動軸11が、円板24a上の同一半径(ピッチ円
半径)上の等角度となる位置に固設されている。
ピッチ(または、角度)は、摩擦ローラ28の複数の通
し孔28aのピッチ円半径とピッチ(または、角度)と
それぞれ同一となっている。
11に装着され、止め輪9によって抜け出さないように
係止されている。
偏心距離を有しているので、摩擦ローラ28の通し孔2
8aの直径は、伝動軸11に装着された被駆動ローラ1
2の直径より2eだけ大きくして、組合わせ時に干渉が
ないようにしている。
擦ローラ減速装置においては、高減速比で減速された摩
擦ローラ28の回転とトルクが、そのまま高減速比の出
力回転および出力トルクとして、複数の伝動軸11を介
して出力軸24へ伝えられる。
1形態で説明したと同様に、偏心軸23aと角孔筒27
との隙間に板ばね26のような弾性体を挟み込んで、摩
擦ローラ28の周面を摩擦内ローラ8の内面に圧接させ
る圧し出し手段とし、転がり軸受25の転動体が摩耗し
ても、摩擦ローラ28、摩擦内ローラ8間の面圧を維持
できる範囲が大きい構成としたため、長期間の動力伝達
性能を確保することができるものとなった。
係る差動摩擦ローラ減速装置を説明する。図8は、本実
施の形態の差動摩擦ローラ減速装置の側面断面図であ
る。
は、前述の実施の第1形態の差動摩擦ローラ減速装置の
入力軸3に形成されている偏心軸3aと同様の楕円断面
形状の3組の偏心軸33b、33a、33cを、同じ偏
心寸法eで入力軸33の軸方向に順に180度づつ変移
位相角度を換え、且つそれらの軸方向長さを1対2対1
の比にして連接して設けている。
3cに組合わされる転がり軸受35、5、35、同じ外
径の摩擦ローラ37、7、37、各摩擦ローラ37、
7、37を摩擦内ローラ38へ圧接する圧し出し手段で
ある与圧された板ばね36、6、36も、その幅(すな
わち、入力軸方向長さ)と圧し出し力をそれぞれ1対2
対1の比にして側接して3組設け、摩擦ローラ37、
7、37を共通の幅広の摩擦内ローラ38に内接し、共
通の伝動軸41を介して出力軸4より減速回転を取り出
すように構成したものである。
グ蓋32が取り付けられ、その組合わせた状態で入力軸
33と出力軸4を同心に回転自由に支えている。ケーシ
ング31の内側には、入力軸33と同心に摩擦内ローラ
38が固定して圧嵌され、ケーシング蓋32により締め
付けらており、その回転方向はケーシング31に対して
固定される。
シング蓋32に回転可能に支持され、軸方向を軸受カバ
ー22、軸受ナット21により固定される。
31に支持され、また、出力軸4の中心穴において軸受
16を介して支持される。軸受13はケーシング31に
軸受カバー14により軸方向を固定される。
同じ距離eだけ偏心した偏心軸33b、33a、33c
が入力軸の軸方向に順番に形成されている。偏心軸33
bと偏心軸33cの軸方向長さは偏心軸33aの軸方向
長さの半分にしてある。また、偏心軸33bと偏心軸3
3cの偏心位相角度は偏心軸33aに対して180度回
した角度位置である。
よる張出し側または引込み側において、それぞれに外嵌
する転がり軸受35、5、35の内面と一定の隙間s1
が置けるように、偏心方向の軸幅が、偏心方向に直角の
軸幅より若干小さい楕円断面に形成されている。
側の外側面には、4角形の凹穴が設けてあり、偏心軸3
3b、33cの凹穴は偏心軸33aの凹穴の半分の幅
(すなわち、軸方向長さ)となっている。
鋼板からなる板ばね6が、偏心軸33b、33cの凹穴
の中には板ばね6の半分の幅の板ばね36が嵌め込まれ
ている。
嵌し、偏心軸33b、33cの外周にはそれぞれ転がり
軸受35、35が外嵌しているが、転がり軸受5および
転がり軸受35、35はそれぞれが外嵌している偏心軸
に対して隙間s1 だけ偏心方向へ移動することが可能で
ある。
ラ7が摩擦内ローラ8と組合わされていないときの転が
り軸受5に偏心軸3aと与圧された板ばね6とを嵌め込
んだ状態を示すものであるが、この図4の状態は、本実
施の形態において摩擦ローラ7が摩擦内ローラ38と組
合わされていないときの転がり軸受5に偏心軸33aと
与圧された板ばね6とを嵌め込んだ状態も示すものとす
ることができる。
擦内ローラ38と組合わされていないときの転がり軸受
35、35にそれぞれ偏心軸33b、33cと与圧され
た板ばね36、36とを嵌め込んだ状態も同様に示すも
のとすることができる。
が摩擦内ローラ38と組合わされているときは、偏心軸
33aの偏心による引込み側の側面と転がり軸受5の内
周面との間には隙間s1 ができ、板ばね6が押されて変
形し、大きな弾性力が転がり軸受5に負荷される。
ラ38と組合わされているときは、偏心軸33b、33
cの偏心方向のの引込み側の側面と転がり軸受35、3
5の内周面との間に隙間s1 ができ、板ばね36、36
は押されて変形し、大きな弾性力が各転がり軸受35、
35に負荷される。これらの状態は、実施の第1形態に
関し示した図2、図3に示される状態と同様となる。
り軸受35、5、35が偏心軸33b、33a、33c
上で軸方向にずれないようにするために設置されてい
る。
ーラ7がその中心部の貫通孔において圧嵌めで固定さ
れ、転がり軸受35、35の外周には円板状の摩擦ロー
ラ37、37がその中心部の貫通孔において圧嵌めで固
定され、摩擦ローラ37、7、37の外周は摩擦ローラ
面を形成し、各摩擦ローラ共、側面には同一半径(ピッ
チ円半径)上の等角度となる位置に入力軸33の軸方向
の複数の37a、7a、37aが開けられている。
7、7、37が組み込まれて、入力軸33の偏心軸33
b、33a、33cの回転によって偏心回転するとき、
摩擦ローラ7においては偏心軸33aの凹穴内に与圧さ
れて嵌め込まれた板ばね6の圧力が転がり軸受5を介し
て摩擦ローラ7が摩擦内ローラ38を圧す力となり、摩
擦ローラ37、37においては偏心軸33b、33cの
凹穴内に与圧されて嵌め込まれた板ばね36、36の圧
力が転がり軸受35、35を介して摩擦ローラ37、3
7が摩擦内ローラ38を圧す力となる。
7、37と摩擦内ローラ38の間には摩擦力が生じ、こ
の摩擦力と入力軸33のトルクによる偏心軸33b、3
3a、33cの軸心に働く力とが合成されて、各摩擦ロ
ーラ37、7、37に回転トルクを発生する。
摩擦ローラ37、7、37の回転比(減速比)、摩擦ロ
ーラ37、7,37と摩擦内ローラ38との面圧の計算
式は実施の第1形態の場合と同様であり、この面圧は板
ばね36、6、36のばね力で与えられる。
ラ37、7、37それぞれの複数の通し孔37a、7
a、37aと被駆動ローラ12a、12、12aを介し
て係合して摩擦ローラ37、7、37よりトルクを伝達
する複数の伝動軸41が設けられている。
(または、角度)が、摩擦ローラ37、7、37のそれ
ぞれの複数の通し孔37a、7a、37aのピッチ円半
径とピッチ(または、角度)と同一となるように固設さ
れている。
一外径を有し回転自在に各伝動軸41に装着され、止め
輪9によって抜け出さないように係止され、それぞれ通
し孔37a、7a、37a内に位置している。
してeの偏心距離を有しているので、摩擦ローラ37、
7、37の各通し孔37a、7a、37aの直径は、伝
動軸41の被駆動ローラ12a、12、12aの直径よ
り2eだけ大きくして、組合わせ時に干渉がないように
している。
7、7、37の回転とトルクが、そのまま出力回転およ
び出力トルクとして、複数の伝動軸41を介して出力軸
4へ伝えられる。
2、42は摩擦ローラ37、7、37の位置がずれない
ようにするために置かれている。
7、37の摩擦力伝達幅(入力軸方向長さ)が合わせて
実施の第1形態の2倍となっているので、動力伝達能力
は倍増する。
擦ローラ7に対して、摩擦ローラ37、37を180°
回転し対向させているので、偏心軸33b、33a、3
3cにおいて負荷される入力軸33の曲げモーメントを
入力軸33内でバランスさせることができ、入力軸33
の軸受13、16の負荷を著しく軽減させると同時に、
摩擦ローラ37、7、37、および軸受35、5、35
等の偏心回転重量をバランスさせることができる。
係る差動摩擦ローラ減速装置を説明する。図9は、本実
施の形態の差動摩擦ローラ減速装置の側面断面図であ
る。
は、図5から図7に示す前述の実施の第2形態の差動摩
擦ローラ減速装置の入力軸23に形成されている偏心軸
23aと同様の矩形断面の3組の偏心軸43b、43
a、43cを、同じ偏心寸法eで入力軸43の軸方向に
順に180度づつ位相を換え、且つそれらの入力軸方向
長さを1対2対1の比にして連接して設けている。
3cに組合わされる角孔筒44、27、44、転がり軸
受45、25、45、同じ外径の摩擦ローラ48、2
8、48、各摩擦ローラ48、28、48を摩擦内ロー
ラ38へ圧接する圧し出し手段である与圧された板ばね
46、26、46も、その幅(すなわち、入力軸方向長
さ)と圧し出し力をそれぞれ1対2対1の比にして側接
して3組設け、摩擦ローラ48、28、48を共通の幅
広の摩擦内ローラ38に内接し、共通の伝動軸41を介
して出力軸24より減速回転を取り出すように構成した
ものである。
グ蓋32が取り付けられ、その組合わせた状態で入力軸
43と出力軸24を同心に回転自由に支えている。ケー
シング31の内側には、入力軸43と同心に摩擦内ロー
ラ38が固定して圧嵌され、ケーシング蓋32により締
め付けらており、その回転方向はケーシング31に対し
て固定される。
ーシング蓋32に回転可能に支持され、軸方向を軸受カ
バー22、軸受ナット21により固定される。
31に支持され、また、出力軸24の中心穴において軸
受16を介して支持される。軸受13はケーシング31
に軸受カバー14により軸方向を固定される。
同じ距離eだけ偏心した偏心軸43b、43a、43c
が入力軸43の軸方向に順番に形成されている。偏心軸
43bと偏心軸43cの軸方向長さは偏心軸43aの軸
方向長さの半分にしてある。また、偏心軸43bと偏心
軸43cの偏心位相角度は偏心軸43aに対して180
度回した角度位置となっている。
向に沿う平行平面を有する矩形断面を形成し、偏心軸4
3aには角孔筒27が外嵌している。角孔筒27は偏心
軸43aの偏心方向の平行平面に沿って摺動可能であ
り、偏心軸43aの偏心による張出し側の側面または引
込み側の側面との間に隙間s2 ができるような角孔を有
している。
され、角孔筒27内面と偏心軸43aの偏心による張出
し側の側面との隙間には、与圧された板ばね26が挟み
込まれている。角孔筒27は偏心軸43aにガイドされ
て、隙間s2 だけ偏心方向へ摺動することが可能であ
る。
わされていないフリーなときの角孔筒27に、偏心軸4
3aと与圧された板ばね26とが嵌め込まれた状態の正
面図は、図7の偏心軸23aを偏心軸43aに置き換え
ればよい。
3aの両側に連接し、偏心軸43bと偏心軸43c周り
の各部分、角孔筒44、44、転がり軸受45、45、
板ばね46、46、摩擦ローラ48、48の正面の形状
は図7に示した偏心軸43a周りの部分の形状と同じ形
状をなしている。
周りの各部分、角孔筒44、44、転がり軸受45、4
5、板ばね46、46、摩擦ローラ48、48の幅(す
なわち、入力軸方向長さ)は、全て偏心軸43a周りの
部分、角孔筒27、転がり軸受25、板ばね26、摩擦
ローラ28の半分の幅(入力軸方向長さ)となってい
る。角孔筒44、44は偏心軸43b、43cにガイド
されて隙間s2 だけ偏心方向へ摺動することが可能であ
る。
り軸受45、25、45が偏心軸43b、43a、43
c上で軸方向にずれないようにするために設置されてい
る。
ーラ28が圧嵌めで固定され、転がり軸受45、45の
外周にはそれぞれ円板状の摩擦ローラ48、48が圧嵌
めで固定され、摩擦ローラ48、28、48の外周は摩
擦ローラ面を形成し、各摩擦ローラ共、側面には同一半
径(ピッチ円半径)上の等角度となる位置に入力軸43
の軸方向の複数の通し孔48a、28a、48aが開け
られている。
28、48が組み込まれて、それぞれ入力軸43の偏心
軸43b、43a、43cの回転によって偏心回転する
とき、摩擦ローラ28においては偏心軸43aに与圧さ
れて嵌め込まれた板ばね26の圧力が転がり軸受25を
介して摩擦ローラ28が摩擦内ローラ38を圧す力とな
り、摩擦ローラ48、48においては偏心軸43b、4
3cに与圧されて嵌め込まれた板ばね46、46の圧力
が転がり軸受45、45を介して摩擦ローラ48、48
が摩擦内ローラ38を圧す力となる。
8、48と摩擦内ローラ38の間に摩擦力を生じ、この
摩擦力と入力軸43のトルクによる偏心軸43b、43
a、43cの軸心に働く力とが合成されて、各摩擦ロー
ラ48、28、48に回転トルクが発生する。
摩擦ローラ48、28、48の回転比(減速比)、摩擦
ローラ48、28、48と摩擦内ローラ38との面圧の
計算式は実施の第1形態の場合と同様であり、この面圧
は板ばね46、26、46のばね力で与えられる。
ローラ48、28、48のそれぞれの複数の通し孔48
a、28a、48aと被駆動ローラ12a、12、12
aを介して係合して摩擦ローラ28、48、48からト
ルクを伝達する複数の伝動軸41が設けられている。
(または、角度)が、摩擦ローラ48、28、48のそ
れぞれの複数の通し孔48a、28a、48aのピッチ
円半径とピッチ(または、角度)と同一となるように固
設されている。
一外径を有し回転自在に各伝動軸41に装着され、止め
輪9によって抜け出さないように係止され、それぞれ通
し孔48a、28a、48a内に位置している。
に対してeの偏心距離を有しているので、摩擦ローラ4
8、28、48の各通し孔48a、28a、48aの直
径は、伝動軸41の被駆動ローラ12a、12、12a
の直径より2eだけ大きくして、組合わせ時に干渉がな
いようにしている。
8、48、48の回転とトルクが、そのまま出力回転お
よび出力トルクとして、複数の伝動軸41を介して出力
軸24へ伝えられる。
2、42は摩擦ローラ48、28、48の位置がずれな
いようにするために置かれている。
8、48の摩擦力伝達幅(入力軸方向長さ)が合わせて
実施の第1形態、第2形態の2倍となっているので、動
力伝達能力は倍増する。
擦ローラ28に対して、摩擦ローラ48、48を180
°回転し対向させているので、偏心軸43b、43a、
43cにおいて負荷される入力軸43の曲げモーメント
を入力軸43内でバランスさせることができ、入力軸4
3の軸受13、16の負荷を著しく軽減させると同時
に、摩擦ローラ48、28、48、および転がり軸受4
5、25、45等の偏心回転重量をバランスさせること
ができる。
擦ローラ減速装置を、ケーシングに軸受を介して回転自
由に支持され、回転中心軸に平行で偏心方向の軸幅が偏
心方向に直角の軸幅より小さい偏心軸を設けた入力軸
と、外周に摩擦ローラ面が形成され側面の同一ピッチ円
上の等角度の位置に前記入力軸方向の複数の通し孔が開
けられ中心部に貫通孔を有する円板状の摩擦ローラと、
同摩擦ローラの貫通孔に圧嵌し前記偏心軸との間に設け
られた転がり軸受と、前記ケーシング内に前記入力軸と
同心に且つ前記摩擦ローラを囲む位置に固設された摩擦
内ローラと、前記偏心軸と前記転がり軸受との間に設け
られ同転がり軸受を介して前記摩擦ローラを偏心方向へ
圧し出して摩擦内ローラに圧接させる圧し出し手段と、
前記複数の通し孔のそれぞれと係合して摩擦ローラから
トルクを伝達する複数の伝動軸を前記通し孔と同一半径
のピッチ円上の等角度の位置に固設した円板と、同円板
と一体構造でケーシングに軸受を介して回転自由に前記
入力軸と同心に支えられる出力軸とを有してなるように
構成したので、入力軸の回転によって転がり軸受を介し
て入力軸の偏心軸に転がり軸受を介して外嵌する摩擦ロ
ーラが偏心回転するとき、前記圧し出し手段の作用によ
り摩擦ローラ面が前記ケーシング内に固設された摩擦内
ローラの内面と確実に圧接して転動し、騒音を発生する
こと無く静粛に、摩擦ローラと摩擦内ローラの間の摩擦
力と、入力軸のトルクにより偏心軸の軸心に働く力とに
より生じた摩擦ローラの高減速比の差動減速回転とトル
クを、伝動軸を介して出力軸へ伝えることができるとと
もに、転がり軸受の転動体が摩耗しても、圧し出し手段
により摩擦ローラと摩擦内ローラ間の面圧を維持できる
ため、長期間の動力伝達性能を確保することができる。
に記載の差動摩擦ローラ減速装置において、前記偏心軸
は楕円断面を有して前記転がり軸受を外嵌した状態で偏
心による張出し側の側面または引込み側の側面と同転が
り軸受内面との間に隙間を形成し同転がり軸受を偏心方
向に移動可能とするとともに、同張出し側の側面に4角
形の凹穴を有し、前記圧し出し手段は前記転がり軸受内
面と前記4角形の凹穴との間に与圧されて嵌め込まれた
板ばねであるように構成したので、請求項1の発明の効
果に加え、入力軸の回転によって前記摩擦ローラが偏心
回転するとき、転がり軸受内面と偏心軸の側面の4角形
の凹穴との隙間の与圧された板ばねの圧力が摩擦ローラ
が摩擦内ローラを圧す力となり、転がり軸受等の磨耗が
生じても、ローラ間の摩擦力が確実に働き、高減速比に
おける差動減速回転と高い伝達トルクと保持できる範囲
が大きく、より長期間の動力伝達性能を確保することが
できる。
に記載の差動摩擦ローラ減速装置において、前記偏心軸
は偏心方向に沿う平行平面を有する矩形断面を有し、前
記平行平面と摺動可能で且つ同偏心軸の偏心による張出
し側の側面または引込み側の側面との間に隙間を形成す
る角孔を有する角孔筒を外嵌し、同角孔筒は前記転がり
軸受の内側に圧嵌されたものであり、前記圧し出し手段
は前記角孔筒内面と前記偏心軸の張出し側の側面との隙
間に与圧されて嵌め込まれた板ばねであるように構成し
たので、請求項1の発明の効果に加え、偏心軸を矩形断
面の角軸に形成し、角孔筒を介して転がり軸受を外嵌し
たため、摩擦ローラの偏心方向が確実となり、また、入
力軸の回転によって前記摩擦ローラが偏心回転すると
き、角孔筒内面と偏心軸の側面との隙間の与圧された板
ばねの圧力が摩擦ローラが摩擦内ローラを圧す力とな
り、転がり軸受等の磨耗が生じても、ローラ間の摩擦力
が確実に働き、高減速比における差動減速回転と高い伝
達トルクと保持できる範囲が大きく、より長期間の動力
伝達性能を確保することができる。
または請求項2に記載の差動摩擦ローラ減速装置におい
て、前記入力軸の偏心軸は、同じ偏心寸法で同入力軸の
軸方向に順に180度ずつ偏心位相角度を換え、軸方向
長さを1対2対1の比で連接して設けられた3組の偏心
軸であり、前記摩擦ローラ、転がり軸受および圧し出し
手段は、前記3組の偏心軸のそれぞれに組合わされ且つ
その幅と伝達する圧し出し力を前記順に1対2対1の比
とした側接する3組の同じ外径の摩擦ローラ、側接する
3組の転がり軸受および側接する3組の圧し出し手段で
あって、前記摩擦内ローラは、前記側接する3組の同じ
外径の摩擦ローラに共通に外接する幅広の摩擦内ローラ
であり、前記出力軸は前記側接する3組の摩擦ローラか
ら共通の前記伝動軸を介して差動減速回転を取り出すよ
うに構成してなるようにしたので、請求項1または請求
項2の発明の効果に加え、動力伝達能力が倍増し、ま
た、摩擦ローラへの圧接力が対向して働くため、入力軸
の曲げモーメントが入力軸内でバランスし、入力軸の軸
受の負荷が著しく軽減すると同時に、偏心回転重量がバ
ランスし、回転性能が向上して振動、騒音の少ない減速
装置とすることが可能となる。
に記載の差動摩擦ローラ減速装置において、前記入力軸
の偏心軸は、同じ偏心寸法で同入力軸の軸方向に順に1
80度ずつ偏心位相角度を換え、軸方向長さを1対2対
1の比で連接して設けられた3組の偏心軸であり、前記
摩擦ローラ、転がり軸受および圧し出し手段は、前記3
組の偏心軸のそれぞれに組合わされ且つその幅と伝達す
る圧し出し力を前記順に1対2対1の比とした側接する
3組の同じ外径の摩擦ローラ、側接する3組の転がり軸
受および側接する3組の圧し出し手段であって、前記摩
擦内ローラは、前記側接する3組の同じ外径の摩擦ロー
ラに共通に外接する幅広の摩擦内ローラであり、前記出
力軸は前記側接する3組の摩擦ローラから共通の前記伝
動軸を介して差動減速回転を取り出すように構成してな
るようにしたので、請求項3の発明の効果に加え、動力
伝達能力が倍増し、また、摩擦ローラへの圧接力が対向
して働くため、入力軸の曲げモーメントが入力軸内でバ
ランスし入力軸の軸受の負荷が著しく軽減すると同時
に、偏心回転重量がバランスし、回転性能が向上して振
動、騒音の少ない減速装置とすることが可能となる。
減速装置の側面断面図である。
る。
減速装置の側面断面図である。
明図である。
減速装置の側面断面図である。
減速装置の側面断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ケーシングに軸受を介して回転自由に支
持され、回転中心軸に平行で偏心方向の軸幅が偏心方向
に直角の軸幅より小さい偏心軸を設けた入力軸と、外周
に摩擦ローラ面が形成され側面の同一ピッチ円上の等角
度の位置に前記入力軸方向の複数の通し孔が開けられ中
心部に貫通孔を有する円板状の摩擦ローラと、同摩擦ロ
ーラの貫通孔に圧嵌し前記偏心軸との間に設けられた転
がり軸受と、前記ケーシング内に前記入力軸と同心に且
つ前記摩擦ローラを囲む位置に固設された摩擦内ローラ
と、前記偏心軸と前記転がり軸受との間に設けられ同転
がり軸受を介して前記摩擦ローラを偏心方向へ圧し出し
て摩擦内ローラに圧接させる圧し出し手段と、前記複数
の通し孔のそれぞれと係合して摩擦ローラからトルクを
伝達する複数の伝動軸を前記通し孔と同一半径のピッチ
円上の等角度の位置に固設した円板と、同円板と一体構
造でケーシングに軸受を介して回転自由に前記入力軸と
同心に支えられる出力軸とを有してなることを特徴とす
る差動摩擦ローラ減速装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された差動摩擦ローラ減
速装置において、前記偏心軸は楕円断面を有して前記転
がり軸受を外嵌した状態で偏心による張出し側の側面ま
たは引込み側の側面と同転がり軸受内面との間に隙間を
形成し同転がり軸受を偏心方向に移動可能とするととも
に、同張出し側の側面に4角形の凹穴を有し、前記圧し
出し手段は前記転がり軸受内面と前記4角形の凹穴との
間に与圧されて嵌め込まれた板ばねであることを特徴と
する差動摩擦ローラ減速装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載された差動摩擦ローラ減
速装置において、前記偏心軸は偏心方向に沿う平行平面
を有する矩形断面を有し、前記平行平面と摺動可能で且
つ同偏心軸の偏心による張出し側の側面または引込み側
の側面との間に隙間を形成する角孔を有する角孔筒を外
嵌し、同角孔筒は前記転がり軸受の内側に圧嵌されたも
のであり、前記圧し出し手段は前記角孔筒内面と前記偏
心軸の張出し側の側面との隙間に与圧されて嵌め込まれ
た板ばねであることを特徴とする差動摩擦ローラ減速装
置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載された差
動摩擦ローラ減速装置において、前記入力軸の偏心軸
は、同じ偏心寸法で同入力軸の軸方向に順に180度ず
つ偏心位相角度を換え、軸方向長さを1対2対1の比で
連接して設けられた3組の偏心軸であり、前記摩擦ロー
ラ、転がり軸受および圧し出し手段は、前記3組の偏心
軸のそれぞれに組合わされ且つその幅と伝達する圧し出
し力を前記順に1対2対1の比とした側接する3組の同
じ外径の摩擦ローラ、側接する3組の転がり軸受および
側接する3組の圧し出し手段であって、前記摩擦内ロー
ラは、前記側接する3組の同じ外径の摩擦ローラに共通
に外接する幅広の摩擦内ローラであり、前記出力軸は前
記側接する3組の摩擦ローラから共通の前記伝動軸を介
して差動減速回転を取り出すように構成してなることを
特徴とする差動摩擦ローラ減速装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載された差動摩擦ローラ減
速装置において、前記入力軸の偏心軸は同じ偏心寸法で
同入力軸の軸方向に順に180度ずつ偏心位相角度を換
え、軸方向長さを1対2対1の比で連接して設けられた
3組の偏心軸であり、前記摩擦ローラ、転がり軸受、角
孔筒および圧し出し手段は、前記3組の偏心軸のそれぞ
れに組合わされ且つその幅と伝達する圧し出し力を前記
順に1対2対1の比とした側接する3組の同じ外径の摩
擦ローラ、側接する3組の転がり軸受、側接する3組の
角孔筒および側接する3組の圧し出し手段であって、前
記摩擦内ローラは、前記側接する3組の同じ外径の摩擦
ローラに共通に外接する幅広の摩擦内ローラであり、前
記出力軸は同側接する3組の摩擦ローラから共通の前記
伝動軸を介して差動減速回転を取り出すように構成して
なることを特徴とする差動摩擦ローラ減速装置。
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