JP2002058904A - 混合流体分離装置 - Google Patents
混合流体分離装置Info
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Abstract
を流出せず、経済的で、設置スペースも最小限に押えら
れる混合流体分離装置を提供する。 【解決手段】 回収口bに油の回収液面高を調整する調
整板Tを取付け、調整板に調整口Tbを穿設し、調整板
にエア駆動式エアシリンダーSを連結して主貯留部A1
に油が溜まったときにシリンダーを駆動して調整板を下
げ油を回収口から回収し、分取口a1、回収口の形状
は、水平方向に長軸を有する楕円形で短軸方向のうち底
辺部にV字型の切り欠き04を設け、傾斜部材fの下面に
は溝と複数の帯状板とを帯状板は溝に対して切妻屋根型
または人字型に鋭角をもって設け、副貯留部A2に流入
した油を誘導管dを介して主貯留部に還流させ、主貯留
部で分離した水を外設された逆流防止トラップeを介し
て流入口に導く。なお、流入口に連結された室の角面を
曲面構造とする。
Description
り、特に各種工場における廃油を含んだ排水、切削油と
防錆油の混合油等、比重の異なる流体混合物の分離に適
した混合流体分離装置に関する。
属表面処理工場、食品加工工場等における廃油を含んだ
排水、切削油と防錆油の混合油等から、各成分を分離、
回収、除去するため、下記のような装置があった。
流体分離装置、または溶剤、凝集剤、吸着剤やフィルタ
ーを使用した混合流体分離装置。
ものが高価であり運転経費もかかるうえ、目詰り、故障
の発生、排水中の油分濃度(以下原水負荷という)の巾
が狭い等の難点があった。その解決策として、 比重
の異なる混合流体を分離するため、混合流体の比重差お
よび水位差を利用し、運転経費もかからず、経済的な油
水分離方法(特開昭52−111060号公報)および
油水比重差分離装置(特開昭53−97670号公
報)が提案されていた。
び水位差を利用するの油水分離方法(特開昭52−1
11060号公報)は、動力を使用せず、油と水の比重
差および水位差により、油水分離、油分回収を行い、故
障の発生はなく、原水負荷の変動にも対応し、運転経費
は安価になったが、油と水の分離を促すための複数枚の
斜板(ギャラリー)が原水の流れにそのまま対応してい
るため、原水の流れはスムーズとなり、結果的には油水
分離が不完全で、かつ、装置が大き過ぎるという難点が
あった。
油水比重差分離装置(特開昭53−97670号公報)
は、ギャラリー内の構造を複雑にして、装置を小型にす
ると共に、油水分離を促進させようとしてはいるが、ギ
ャラリー内の屈曲した分離板が複雑、過多のため、ギャ
ラリーは一部分のみ機能するという欠点が生じていた。
もに、浮上した大きな油滴およびギャラリーで分離され
た油滴は浮上して油溜室に回収されるが、ギャラリーを
通過した水分中の油は未回収のまま排水口から排出され
てしまうという難点もあった。
位差により混合流体を各構成流体に分離させる水槽とし
て、図5、図6に示すように、混合流体の流入口11
と、分離された比重の軽い流体を貯留する複数個の貯留
部G、H、J、K、284と、分離された比重の重い流
体を流入口11との水位差により排出する排出口12と
を備え、排出口12に向う混合流体をさえぎり水槽1’
内で溢流させる複数個の仕切部2、3、4と、分離され
た比重の軽い流体を貯留部に導く複数個の分取口5、
6、7、8、285と、混合流体から比重の軽い流体を
分離浮上させるため排出口側が高く流入口側を低く傾斜
させた複数個の傾斜部材90で構成する傾斜流路部9と
を設けた混合流体分離装置を提案している(特願平5−
157482号)。
路部9に対して流入口11側に設け、複数個の貯留部の
他の1つHは傾斜流路部9に対して排出口12側にそれ
ぞれ設けたものである。
られた貯留部Gにおいて分離された比重の重い流体を排
出口12側に導く誘導管281を設け、この誘導管28
1によって排出口12側に導びかれた比重の重い流体の
動きを制限する流路制限部287、288を備え、排出
口12側に導びかれた比重の重い流体中に残存する比重
の軽い流体を分離させる残存分離部282を設けたもの
である。
槽1’の混合流体の面を仕切る各室21、22、23、
24、25、26、27および貯留部H、G、J、K、
284のうち少なくとも流入口に連結された室21の角
面を曲面構造Rとするものである。
ー、吸着剤等一切使用せず、効率良く油分を分離回収で
きると共に、非常に経済的で、設置スペースも小さく押
えられるようになった。
を貯留部Gに導く分取口5、貯留部Hに導く複数個の分
取口6、7や、貯留部Gから貯留部Kへの分取口8、残
存分離部282から貯留部284への分取口285の高
さを処理流量にあわせてボルト締めするという微調整を
行うが、分取口の数が7箇所と多いので調整に手間取る
という難点があり、更に、全ての分取口がボルト締めに
よる固定式のため液量の変動により比重の重い流体が流
入してしまうという難点があった。分取口の形状が概略
円形のため、粘度の高い流体やゴミ等を回収する位置に
高さ調整すると、排出口12に向かうべき流体の捕集量
が多くなるという難点もある。
とし、組立時に部品が多くなると共に時間もかかり、装
置の小型化にも限度があった。
留し回収口K1に接続される貯留部Kが設けられ、排出
口12側にも比重の軽い流体を貯留し回収口286に接
続される貯留部284が設けられるため、本体の小型化
を阻む要因であった。また、これら2つの貯留部K、2
84から回収された回収流体に比重の重い流体も含まれ
るので、2箇所からロスが発生し効率が低下するという
難点があった。
送られる誘導管281中の排水には、分離しきれない比
重の軽い流体が約10パーセント含まれ、分離効率を低
下させていた。
よく経済的に油水分離等が行なうことができるコンパク
トな混合流体分離装置を提供することを目的とする。
めに、本発明による請求項1に記載の混合流体分離装置
は、混合流体の比重差および水位差により混合流体を各
構成流体に分離させる水槽を使用する混合流体分離装置
であって、混合流体の流入口と、分離された比重の重い
流体を流入口との水位差により排出する排出口と、分離
された比重の軽い流体を貯留するため流入口側に設けら
れた主貯留部および排出口側に設けられた副貯留部とを
備え、流入口から排出口に向かう混合流体をさえぎる複
数個の仕切り部と、混合流体から比重の軽い流体を分離
浮上させるため排出口側が高く流入口側を低く傾斜させ
た複数個の傾斜部材で構成する傾斜流路部と、主貯留部
および副貯留部に比重の軽い流体を導く複数個の分取口
と、主貯留部から比重の軽い流体を回収するための回収
口とを設けたものである。
離装置は、回収口に比重の軽い流体の回収液面高を調整
する調整板を取付け、調整板に回収口に相当する調整口
を穿設し、調整板にエア駆動式エアシリンダーを連結し
て主貯留部に比重の軽い流体が溜まったときにエア駆動
式エアシリンダーを駆動して調整板を下げ比重の軽い流
体を調整口および回収口から回収するものである。
離装置は、傾斜流路部を構成する傾斜部材の下面には、
比重の軽い流体の浮上を流入口側から排出口側に誘導す
る溝と、溝への比重の軽い流体の集合を誘導する複数の
帯状板とが設けられ、帯状板は溝に対して切妻屋根型ま
たは人字型に鋭角をもって設けられたものである。
離装置は、副貯留部に流入した比重の軽い流体を誘導管
を介して主貯留部に還流させるものである。
離装置は、主貯留部において分離された比重の重い流体
を外設された逆流防止トラップを介して流入口に導くも
のである。
離装置は、水槽の混合流体の面が仕切られた各室、貯留
部および副貯留部のうち少なくとも流入口に連結された
室の角面を曲面構造とするものである。
体分離装置は、装置を設置配管後は動力源、フィルタ
ー、吸着剤等一切使用せず、効率良く油分を分離回収で
きると共に、排水には油分を流出せず、非常に経済的
で、設置スペースも最小限に押えられる。
て図面を参照して詳述する。
による混合流体分離装置は、混合流体を通過させ比重差
および水位差により各構成流体に分離させる水槽Zを使
用する混合流体分離装置で、混合流体の流入口01と、分
離された比重の重い流体を流入口01との水位差により排
出する排出口02と、分離された比重の軽い流体を貯留す
るため流入口01側に設けられた主貯留部A1および排出
口02側に設けられた副貯留部A2とを備え、流入口01か
ら排出口02に向かう混合流体をさえぎり水槽Z内で溢流
または伏流させる複数個の仕切り部B1、B2、B3、B
4、B5と、混合流体から比重の軽い流体を分離浮上させ
るため排出口02側が高く流入口01側を低く傾斜させた複
数個の傾斜部材f、f、…で構成する傾斜流路部03と、
主貯留部A1に比重の軽い流体を導く分取口a1および副
貯留部A2に比重の軽い流体を導く分取口a2、a3と、
主貯留部A1から比重の軽い流体を回収するための回収
口bとを設けたものである。
よびB4の底部は、水槽Zの底に連結され、仕切り部B4
の上部は水槽Zの上部から乖離され、排出口02に向う流
体をさえぎりながら溢流させる高さに設定され、仕切り
部B1の上部は流入口01側にある傾斜流路部03の底部に
連結されている。仕切り部B2の底部は流入口01側にあ
る傾斜流路部03の上部に連結され、上部は水槽Zの上部
から乖離され、排出口02に向う流体をさえぎりながら溢
流させる高さに設定されている。仕切り部B3の底部は
排出口02側にある傾斜流路部03の上部に連結され、上部
は副貯留部A2の底部に連結され、流体が排出口02に向
うのをさえぎり、流体を傾斜流路部03へ導いている。仕
切り部B5は上部が水槽Zの上部に連結され、下部は水
槽Zから乖離している。
合流体分離装置は、主貯留部A1と回収部Kの間に設け
られた回収口bに比重の軽い流体の回収液面高を調整す
る調整板Tを取付け、調整板Tに回収口bに相当する調
整口Tbを穿設し、調整板Tにエア駆動式エアシリンダ
ーSを連結して主貯留部A1に比重の軽い流体が溜まっ
たときにエア駆動式エアシリンダーSを駆動して調整板
Tを下げ、比重の軽い流体を調整口Tbおよび回収口b
から回収部Kを介して管K1より外部に回収するもので
ある。
け台S0を設置して取付けられ、エアシリンダーSの駆
動軸S2に連結された調整板Tを上下動させる。調整板
Tの素材としては、回収口bとの間で液漏れを生じるこ
となく、かつ摩擦抵抗の少ない樹脂(ポリプロピレン、
テフロン(登録商標)、デルリン、ポリエチレン)が好
適である。
電磁弁Vが接続され、電磁弁VにはツインタイマWが接
続され、主貯留部A1に比重の軽い流体が溜まった時点
でエアシリンダーSを作動させる(図1(b))。
口bの形状は、図1(b)に示すように、水平方向に長
軸を有する楕円形で、楕円形の短軸方向のうち底辺部に
V字型の切り欠き04を設ける。回収口bに当接する調整
板Tの調整口Tbにも対応する形体として底辺部にV字0
4’が採用されている(図4)。
重の軽い流体を分離浮上させる傾斜流路部03は、排出口
02側を高く流入口01側を低く傾斜させた平行な複数の傾
斜部材f、f、…で構成され、傾斜部材f、f、…の下
面fuには、図3に示すように、比重の軽い流体の浮上
を流入口01側から排出口02側に誘導する溝05と、溝05へ
の比重の軽い流体の集合を誘導する複数の帯状板06、0
6、…とが設けられ、帯状板06は溝05に対して切妻屋根
型(図3(a))または人字型(図3(b))に鋭角を
もって設けられている。
切り部B1により水槽Zの底に連結され、排出口02側に
向って上向きに傾斜した最も流入口01側の傾斜部材fの
上端部は、排出口02に向う流体をさえぎりながら溢流さ
せる高さに設定された仕切り部B2に連結されている。
最も排出口02側の傾斜部材fの上部は仕切り部B3によ
って副貯留部A2の下部に連結されている。傾斜流路部0
3は原水中にあり、傾斜流路部03を構成する傾斜部材f
の傾斜角度θは、ストークスの原理により最適値が求め
られている。油滴の浮上速度Vtは、
れる傾斜流路部03内では原水に含まれる油滴は殆ど分離
され、他の油滴と結合しながら浮上し、溝05に対して切
妻屋根型または人字型に鋭角をもって設けられた帯状板
06によって溝05に誘導されながら上方へ集められて浮上
する。
いて貯留された比重の軽い流体を主貯留部A1に還流さ
せる誘導管dが、主貯留部A1に併設された還流貯留室
A3の下部と副貯留部A2の下部とを連結するかたちで水
槽Zの外側に沿って設けられている。還流貯留室A3の
側部は孔yによって主貯留部A1と連通している。
留部A1において分離された比重の重い流体は、トラッ
プ入り口07から外設された逆流防止トラップeを介して
流入口01に導かれる。主貯留部A1から逆流防止トラッ
プeに至る間には、流体を伏流させるため下部が主貯留
部A1の底から乖離した仕切り部B6、B8、その間に流
体を溢流させるため上部が水槽Zの上部から乖離した仕
切り部B7が設けられ、逆流防止トラップeのU字管を
構成する混合流体分離装置Z側にある入口管e1と出口
管e2とには高低差を設け、出口管e2が低く構成されて
いる。
の流体面側には、流入口01と主貯留部A1の間の室D1、
還流貯留室A3と副貯留部A2の間の室D2、副貯留部A2
と流体を溢流させるため上部が水槽Zの上部から乖離し
た仕切り部B4間の室D3と、仕切り部B4と流体を伏流
させるため下部が水槽Zの底から乖離した仕切り部B5
間の室D4、仕切り部B5と排出口02間の室D5が形成さ
れる。これら各室D1、D2、D3、D4、D5、主貯留部
A1および副貯留部A2のうち少なくとも流入口01に連結
された室D1の角面を曲面構造Rとする。
作を説明する。
Zの流体表面は多数の室に仕切られ、かつ水槽Zの上部
から乖離した仕切り部B2、B4、下部が水槽Zの底から
乖離した仕切り部B3、B5により、水槽Z内を流入口01
から排出口02に向う間に、流体は水槽Z内を多数回上下
流動させられて油水分離が促進される。
満たした後、水と油の混合した原水が流入口01から供給
される。原水内の比較的大きな油滴は、室D1で分離し
つつ分取口a1から主貯留部A1に流入する。分取口a1
が水平方向に長軸を有する楕円形で、楕円形の短軸方向
のうち底辺部にV字型の切り欠き04を有する形状なの
で、切り欠き04部分における表面張力で、粘度の高い流
体、ゴミ等の回収効率が高まり、排出口02に向かうべき
流体の流入はわずかに押さえられる。
1の下を伏流して還流貯留室A3の下に入り、仕切り部B
1に遮られて仕切り部B2の上部を溢流し、傾斜流路部03
の上部より複数ある傾斜部材fの間を流下する。このと
き、傾斜部材fの傾斜角θがストークスの原理によって
設定されているので、残る比較的小さな油滴も徐々に傾
斜流路部03内で、水から分離され浮上する。
下面fuに設けられた溝05と、溝05に対して切妻屋根型
または人字型に鋭角をもって設けられた帯状板06によっ
て、傾斜部材fのどの位置からも浮上する比重の軽い流
体は溝05に集合して効率的に分離が促進され、他の油滴
と結合し大きな油滴となって分取口a2から副貯留部A2
に流入する。傾斜流路部03は、排出口02側を高く流入口
01側を低く傾斜させた平行な18枚の2cm間隔の傾斜
部材fで構成されているので、原水は、流入口01から排
出口02へ向うのとは実質的に逆の流れとなり、装置内に
おいて油水分離のために好適な時間がかけられている。
の下を伏流し仕切り部B3に遮られて仕切り部B4を上昇
し、室D4に流入する。このとき残りの油滴は分取口a3
から副貯留部A2に流入する。油滴がほとんど分離回収
された残りの水は仕切り部B5を伏流して室D5に入り上
昇して排出口02から排出される。
2、a3から副貯留部A2に入った油滴は、水槽Zに沿っ
て外設された誘導管dを介して還流貯留室A3に送られ
る。還流貯留室A3に入った油滴は孔yを通り主貯留部
A1に流入する。
ら、エアシリンダーSを駆動して調整板Tを下げ、調整
口Tbを回収口bにあわせて油を回収部Kに流入させ、
管K1より外部に回収する。主貯留部A1に比重の軽い流
体が溜まるまでは調整板Tによって回収口bは封じられ
ている。
知の電磁弁Vが接続され、電磁弁VにはツインタイマW
が接続されているので、主貯留部A1に油が溜まる時間
をあらかじめセットし、主貯留部A1に油が溜まった時
にのみエアシリンダーSを作動させ、溜まった油を回収
する。
重の重い流体も少しずつ溜まる。溜まった比重の重い流
体は、図2に示すように、仕切り部B6、B7、B8によ
って伏流、溢流、伏流と動きを妨げられながら水槽上部
から逆流防止トラップeの入口管e1に送られ、出口管
e2からは、直接あるいは消泡器等(図示せず)を介し
て流入口01に導かれ、わずかに油分を含む流体はエンド
レスに処理される。この逆流防止トラップeを接続する
ことによって、主貯留部A1の液体をエンドレス処理し
て流入口01に導くにあたり、混合流体分離装置にエアー
式ダイヤフラムポンプを接続したとき、液体が混合流体
分離装置に逆流するのを防止し、分離しきれない混合流
体を脈動なく送り出すことができる。
体の比重差および水位差により前記混合流体を各構成流
体に分離させるため、流入口01は排出口02より高く、仕
切り部B4はその間の高さであり、また、逆流防止トラ
ップeの入口管e1に向かうトラップ入り口07は流入口0
1より低く、構成されている。
Zの混合流体の面が仕切られた各室、貯留部および副貯
留部のうち少なくとも流入口に連結された室D1の角面
を曲面構造Rとするので、流入口01から流入した混合流
体の比重の軽い流体は、室D1の4隅に付着することな
く、混合流体として室D2にスムーズに流動する。
回、強制的に1回10秒間、主貯留部A1から油を回収し
たところ、500cc中油以外の液体(水)は10cc
しか含まれず、非常に効率よく混合流体を分離回収でき
ることが確認された。
と油としたが、これに限定されず、切削油と防錆油の混
合油等他の比重の異なる混合流体にも好適である。
発明による混合流体分離装置は、回収口に比重の軽い流
体の回収液面高を調整する調整板を取付け、調整板に回
収口に相当する調整口を穿設し、調整板にエア駆動式エ
アシリンダーを連結して主貯留部に比重の軽い流体が溜
まったときにエア駆動式エアシリンダーを駆動して調整
板を下げ比重の軽い流体を調整口および回収口から回収
し、傾斜流路部を構成する傾斜部材の下面には、比重の
軽い流体の浮上を流入口側から排出口側に誘導する溝
と、溝への比重の軽い流体の集合を誘導する複数の帯状
板とが設けられ、帯状板は溝に対して切妻屋根型または
人字型に鋭角をもって設け、副貯留部に流入した比重の
軽い流体を誘導管を介して主貯留部に還流させ、主貯留
部において分離された比重の重い流体を外設された逆流
防止トラップを介して流入口に導き、流入口に連結され
た室の角面を曲面構造とするもので、装置を設置配管後
は動力源、フィルター、吸着剤等一切使用せず、効率良
く油分を分離できると共に、排水には油分を流出せず、
非常に経済的で、設置スペースも最小限に押えられる。
で、(a)は上面からみた図、(b)はそのP−P断面
図である。
説明する図で、(a)は斜視図、(b)は作用説明図で
ある。
ある。
(a)は上面からみた図、(b)はそのT−T断面図で
ある。
図10(a)のS−S断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】混合流体の比重差および水位差により前記
混合流体を各構成流体に分離させる水槽(Z)を使用す
る混合流体分離装置であって、 前記混合流体の流入口(01)と、前記分離された比重の
重い流体を前記流入口との水位差により排出する排出口
(02)と、前記分離された比重の軽い流体を貯留するた
め前記流入口側に設けられた主貯留部(A1)および前
記排出口側に設けられた副貯留部(A2)とを備え、 前記流入口から前記排出口に向かう前記混合流体をさえ
ぎる複数個の仕切り部(B1、B2、B3、B4、B5)
と、前記混合流体から前記比重の軽い流体を分離浮上さ
せるため前記排出口側が高く前記流入口側を低く傾斜さ
せた複数個の傾斜部材f、f、…で構成する傾斜流路部
(03)と、前記主貯留部および前記副貯留部に比重の軽
い流体を導く複数個の分取口(a1、a2、a3)と、前
記主貯留部から前記比重の軽い流体を回収するための回
収口(b)とを設けたことを特徴とする混合流体分離装
置。 - 【請求項2】前記回収口に前記比重の軽い流体の回収液
面高を調整する調整板(T)を取付け、前記調整板に前
記回収口に相当する調整口(Tb)を穿設し、前記調整
板にエア駆動式エアシリンダー(S)を連結して前記主
貯留部に前記比重の軽い流体が溜まったときに前記エア
駆動式エアシリンダーを駆動して前記調整板を下げ比重
の軽い流体を前記調整口および前記回収口から回収する
ことを特徴とする請求項1記載の混合流体分離装置。 - 【請求項3】複数個の前記分取口および前記回収口の形
状は、水平方向に長軸を有する楕円形で、前記楕円形の
短軸方向のうち底辺部にV字型の切り欠き(04)を設け
たことを特徴とする請求項1または2記載の混合流体分
離装置。 - 【請求項4】前記傾斜流路部を構成する前記傾斜部材の
下面(fu)には、前記比重の軽い流体の浮上を前記流
入口側から前記排出口側に誘導する溝(05)と、前記溝
への前記比重の軽い流体の集合を誘導する複数の帯状板
(06、06、…)とが設けられ、前記帯状板は前記溝に対
して切妻屋根型または人字型に鋭角をもって設けられた
ことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項記載の
混合流体分離装置。 - 【請求項5】前記副貯留部に流入した比重の軽い流体を
誘導管(d)を介して前記主貯留部に還流させることを
特徴とする請求項1〜4のうち何れか1項記載の混合流
体分離装置。 - 【請求項6】前記主貯留部において分離された比重の重
い流体を外設された逆流防止トラップ(e)を介して前
記流入口に導くことを特徴とする請求項1〜5のうち何
れか1項記載の混合流体分離装置。 - 【請求項7】前記水槽の前記混合流体の面が仕切られた
各室(D1、D2、D3、D4、D5)、前記貯留部および
前記副貯留部のうち少なくとも前記流入口に連結された
室の角面を曲面構造(R)とすることを特徴とする請求
項1〜6のうち何れか1項記載の混合流体分離装置。
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