[go: up one dir, main page]

JP2002048317A - 溶融炉の立下げ方法及びその装置 - Google Patents

溶融炉の立下げ方法及びその装置

Info

Publication number
JP2002048317A
JP2002048317A JP2000232556A JP2000232556A JP2002048317A JP 2002048317 A JP2002048317 A JP 2002048317A JP 2000232556 A JP2000232556 A JP 2000232556A JP 2000232556 A JP2000232556 A JP 2000232556A JP 2002048317 A JP2002048317 A JP 2002048317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
temperature
melting furnace
refractory
cooling air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000232556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3722674B2 (ja
Inventor
Shizuo Kataoka
静夫 片岡
Ryoji Samejima
良二 鮫島
Masaaki Kurata
昌明 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma Co Ltd
Original Assignee
Takuma Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takuma Co Ltd filed Critical Takuma Co Ltd
Priority to JP2000232556A priority Critical patent/JP3722674B2/ja
Publication of JP2002048317A publication Critical patent/JP2002048317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3722674B2 publication Critical patent/JP3722674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

Landscapes

  • Furnace Details (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融炉の立下げ時に耐火物温度及び炉内温度
を自動監視し、炉内へ供給している不活性ガスの停止や
炉内への冷却用空気の供給を耐火物温度等に応じて自動
的に行えると共に、作業員によるメンテナンス作業を安
全に行えるようにする。 【解決手段】 炉内に不活性ガスIを供給して炉内を還
元性雰囲気に保持すると共に、炉内に供給した被溶融物
Wを溶融するようにした溶融炉に於いて、溶融炉の耐火
物23に埋設した熱電素子16の発生電力により表示灯
17を点灯させて溶融炉が運転中であることを表示する
と共に、溶融炉の立下げ時には耐火物温度及び炉内温度
が溶融炉のメンテナンス作業を行える温度まで低下した
ときに表示灯17が消灯するようにし、又、熱電素子1
6の発生電力による電流値から耐火物温度等を監視し、
溶融炉の立下げ時に耐火物温度等が約500℃以下にな
ったときに炉内への不活性ガスIの供給を自動的に停止
すると共に、炉内へ冷却用空気Aを流入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炉内へ窒素ガス等
の不活性ガスを供給して炉内を還元性雰囲気にした状態
で運転すると共に、都市ごみや産業廃棄物等の焼却炉か
ら排出された焼却残渣や飛灰等の被溶融物を電気エネル
ギーにより溶融するようにした溶融炉に於いて、溶融炉
の立下げ時に耐火物温度及び炉内温度を自動監視し、炉
内へ供給している不活性ガスの停止や炉内への冷却用空
気の供給を耐火物温度及び炉内温度に応じて自動的に行
えるようにした溶融炉の立下げ方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市ごみ等の焼却炉から排出され
る焼却残渣や飛灰(以下被溶融物と云う)の減容化及び
無害化を図る為、被溶融物の溶融固化処理法が注目さ
れ、現実に実用に供されている。何故なら、被溶融物は
溶融固化することにより、その容積を1/2〜1/3に
減らすことができると共に、重金属等の有害物質の溶出
防止や溶融スラグの再利用、最終埋立処分場の延命等が
可能になるからである。
【0003】而して、前記被溶融物の溶融固化処理方法
には、プラズマ溶融炉やアーク溶融炉、電気抵抗炉等の
電気式溶融炉を使用し、電気エネルギーによって被溶融
物を溶融した後、これを水冷若しくは空冷により固化す
る方法と、表面溶融炉や旋回溶融炉、コークスベッド炉
等の燃焼式溶融炉を使用し、燃料の燃焼エネルギーによ
って被溶融物を溶融した後、これを水冷若しくは空冷に
より固化する方法とが多く利用されて居り、ごみ焼却処
理設備に発電設備が併置されている場合には、前者の電
気エネルギーを用いる方法が、又、発電設備が併置され
ていない場合には、後者の燃焼エネルギーを用いる方法
が夫々多く採用されている。
【0004】図5は従前のごみ焼却処理設備に併置した
直流アーク放電黒鉛電極式プラズマ溶融炉の一例を示す
ものであり、図5に於いて、25は溶融炉本体、25a
は溶融スラグ流出口、26は黒鉛主電極、27は黒鉛ス
タート電極、28は炉底電極、29はタップホール、3
0は被溶融物Wのホッパ、31は被溶融物Wの供給装
置、32は熱電対、33は温度計、34は炉底冷却ファ
ン、35は直流電源装置、36は不活性ガス発生装置、
37は不活性ガス供給配管、38は燃焼室、39は冷却
塔、40は燃焼用空気ファン、41は排ガス冷却ファ
ン、42はバグフィルター、43は誘引通風機、44は
煙突、45は溶融飛灰コンベア、46は飛灰溜め、47
はスラグ水冷槽、48はスラグ搬出コンベア、49はス
ラグ溜め、50はスラグ冷却水冷却装置である。
【0005】而して、焼却残渣や飛灰等の被溶融物Wは
ホッパ30に貯えられ、供給装置31により溶融炉本体
25内へ連続的に供給される。溶融炉本体25には、炉
頂部より垂直且つ昇降可能に挿入された黒鉛主電極26
(−極)と、炉底に設置された炉底電極28(+極)と
が設けられて居り、両電極26,28間に印加された直
流電源装置35(容量約600〜1000KWh/T・
被溶融物)の直流電圧(200V〜350V)により両
電極26,28間にアークが発生し、アーク中にプラズ
マガスとして不活性ガスI(窒素ガス)を供給すること
によりプラズマが発生する。これによって、溶融炉本体
25内に供給された被溶融物Wは1300℃〜1500
℃に加熱されて溶融スラグSとなる。
【0006】ところで、溶融前の被溶融物Wは導電性が
低い為、プラズマ溶融炉の始動時には黒鉛スタート電極
27を溶融炉本体25内へ挿入してこれを+電極とし、
これと黒鉛主電極26間へ通電することにより被溶融物
Wが溶融するのを待つ。そして、被溶融物Wが溶融する
と、その導電性が上昇する為、黒鉛スタート電極27を
炉底電極28へ切り換える。
【0007】又、前記溶融炉本体25の内部は、溶融ス
ラグSへの重金属類の混入を低減したり、黒鉛主電極2
6等の酸化を防止する為に還元性雰囲気に保持されて居
り、その為にPSA窒素製造装置等の不活性ガス発生装
置36から不活性ガス供給配管37を介して窒素ガス等
の不活性ガスIが、中空筒状に形成した黒鉛主電極26
及び黒鉛スタート電極27の中空孔を通して、溶融炉本
体25内へ連続的に供給されている。不活性ガスIを溶
融炉本体25内へ供給する構成とするのは、Pb等の
重金属類が揮散し易く、スラグの品質が向上すること、
プラズマ放電領域を濃厚な不活性ガスIにより充満さ
せた方が、プラズマアークの発生や安定性等の所謂プラ
ズマ放電性が良好になると考えられること、黒鉛主電
極26や黒鉛スタート電極27の消耗がより少なくなる
と考えられること、等の理由によるものである。
【0008】更に、前記溶融炉本体25の炉底は、炉底
冷却ファン34からの冷風(空気)により空冷され、こ
れによって炉底電極28近傍の過度な温度上昇が防止さ
れている。又、溶融炉本体25そのものは、高温に耐え
る耐火物及びそれを覆う断熱材等により構成されて居
り、必要に応じて断熱材の外部に水冷ジャケットが設け
られている。
【0009】そして、被溶融物Wの溶融が開始される
と、その内部に存在した揮発成分や炭素の酸化により起
生した一酸化炭素等は、ガス体G(以下排ガスと云う)
となる。この排ガスG(ガス体)は、溶融スラグ流出口
25aの上部空間から燃焼室38内に入り、ここで燃焼
用空気ファン40により送入された燃焼用空気が加えら
れることにより、内部の未燃分が完全に燃焼された上、
冷却塔39や排ガス冷却ファン41からの冷却空気によ
って冷却された後、バグフィルター42を経て誘引通風
機43により煙突44へ排出される。尚、バグフィルタ
ー42で捕捉された溶融飛灰は、溶融飛灰コンベア45
により飛灰溜め46へ送られる。
【0010】一方、被溶融物Wに含まれている鉄等の金
属類やガラス、砂等の不燃性成分は、プラズマアーク放
電による発生熱を供給されることによりその溶融点(1
100℃〜1250℃)を越える約1300℃〜150
0℃の高温度にまで加熱され、流動性を有する液体状の
溶融スラグSとなる。この溶融スラグSは、溶融スラグ
流出口25aより連続的に溢れ出し、冷却水を満したス
ラグ水冷槽47内へ落下することにより冷却されて水砕
スラグとなり、スラグ搬出コンベア48によってスラグ
溜め49へ排出される。尚、プラズマ溶融炉を停止する
際には、溶融炉本体25内の溶融スラグSが冷却・固化
してしまうのを防止する為、溶融スラグSの底部レベル
に設けたタップホール29より湯抜きを行い、溶融炉本
体25内は空状態にされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
ラズマ溶融炉では、焼損量を減少させる為、耐火物にカ
ーボン系耐火物(カーボン煉瓦等)を使用している。こ
のカーボン系耐火物を使用しているプラズマ溶融炉で
は、炉内に空気が流入すると耐火物の酸化消耗が激しく
なる為、炉内を還元性雰囲気にして運転する必要があ
る。又、プラズマ溶融炉の立下げ時にも、耐火物温度及
び炉内温度が500℃以下になるまでは炉内へ空気を流
入させず、炉内を還元性雰囲気に保つ必要がある。従っ
て、従来のプラズマ溶融炉では、炉内に窒素ガス等の不
活性ガスIを供給して炉内を還元性雰囲気にして運転し
ており、プラズマ溶融炉の立下げ時には耐火物温度及び
炉内温度が500℃以下になったことを確認してから、
不活性ガスIの供給を停止すると共に、冷却用空気の吹
き込みによる強制空冷或いは通風系統を止めて自然放冷
するようにしている。
【0012】しかし、従来のプラズマ溶融炉に於いて
は、プラズマ溶融炉の立下げ時には運転員が熱電対32
及び温度計33により耐火物温度及び炉内温度を一々監
視しなければならず、作業性や取扱性に劣ると云う問題
があった。然も、耐火物温度や炉内温度の監視を熱電対
32で行う為には、プラズマ溶融炉の施工時に耐火物に
熱電対32を設置する為の穴を開ける必要があり、手数
がかかると云う問題もある。又、従来のプラズマ溶融炉
に於いては、プラズマ溶融炉の立下げ時には運転員が炉
内へ供給している窒素ガス等の不活性ガスIを手動操作
で止めるようしている為、耐火物温度や炉内温度が既に
500℃以下になっている場合でも、窒素ガス等の不活
性ガスIを炉内へ供給していることがある。その結果、
コストのかかる窒素ガス等の不活性ガスIの使用量が増
加し、ランニングコストが高騰すると云う問題がある。
更に、従来のプラズマ溶融炉に於いては、被溶融物Wの
溶融により高温の熱が発生しているが、その数十%が放
熱により損失している。又、従来のプラズマ溶融炉に於
いては、溶融炉本体25を形成する耐火物が数百度に達
している為、この熱を利用することも可能であるが、そ
の熱は殆どが無駄に捨てられており、利用されていない
のが現状である。そのうえ、従来のプラズマ溶融炉に於
いては、メンテナンス作業(例えば点検作業や保守作業
等)を行う際にプラズマ溶融炉の運転を停止していて
も、耐火物温度や炉内温度が高温に保たれている場合が
あり、このときに作業員が誤って点検口やマンホール等
を開けることがあり、安全性に劣ると云う問題がある。
【0013】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的は、溶融炉の立下げ時に耐火
物温度及び炉内温度を自動監視し、炉内へ供給している
窒素ガス等の不活性ガスの停止や炉内への冷却用空気の
供給を耐火物温度及び炉内温度に応じて自動的に行える
と共に、作業員によるメンテナンス作業を安全に行える
ようにした溶融炉の立下げ方法及びその装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1の発明は、炉内に不活性ガスを供
給して炉内を還元性雰囲気に保持すると共に、炉内に供
給した被溶融物を電気エネルギーにより溶融するように
した溶融炉に於いて、溶融炉の耐火物に埋設した熱エネ
ルギーを電気エネルギーに変換する熱電素子の発生電力
により表示灯を点灯させて溶融炉が運転中であることを
表示すると共に、溶融炉の立下げ時には耐火物温度及び
炉内温度が溶融炉のメンテナンス作業を行える温度まで
低下したときに表示灯が消灯するようにし、又、熱電素
子の発生電力による電流値から耐火物温度及び炉内温度
を監視し、溶融炉の立下げ時に耐火物温度及び炉内温度
が約500℃以下になったときに炉内への不活性ガスの
供給を自動的に停止すると共に、炉内へ冷却用空気を流
入させて空冷するようにしたことに特徴がある。
【0015】本発明の請求項2の発明は、溶融炉の耐火
物に埋設された熱エネルギーを電気エネルギーに変換す
る熱電素子と、熱電素子の発生電力により点灯する表示
灯と、炉内へ不活性ガスを供給する不活性ガス供給配管
に介設された制御弁と、溶融炉内へ冷却用空気を供給す
る冷却用空気供給配管と、冷却用空気供給配管に接続さ
れた冷却用空気ファンと、制御弁及び冷却用空気ファン
を制御する制御器とから成り、熱電素子の発生電力量に
応じて表示灯を点灯又は消灯させると共に、熱電素子の
発生電力による電流値に基づいて制御器により制御弁及
び冷却用空気ファンを制御するようにしたことに特徴が
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る溶融炉の立下げ装置を還元性雰囲気で運転する直
流アーク放電黒鉛電極式のプラズマ溶融炉に設置したも
のであり、図1に於いて、1は溶融炉本体、2は被溶融
物供給口、3は溶融スラグ流出口、4は黒鉛主電極、5
は黒鉛スタート電極、6は炉底電極、7はタップホー
ル、8は被溶融物Wのホッパ、9は被溶融物Wの供給装
置、10は炉底冷却ファン、11は直流電源装置、12
は不活性ガス発生装置、13は不活性ガス供給配管、1
4は燃焼室、15は溶融炉の立下げ装置、16は熱電素
子、17は表示灯、18は制御弁、19は冷却用空気供
給配管、20は冷却用空気ファン、21は制御弁18の
制御器、22は冷却用空気ファン20の制御器である。
【0017】前記溶融炉本体1は、鋼板製のケーシング
(図示省略)及び耐食性・耐熱性等に優れた耐火物23
(例えばカーボン煉瓦等のカーボン系耐火物)等により
夫々形成された周壁1a、天井壁1b及び炉底1cから
構成されており、横断面形状が円形に形成されている。
又、溶融炉本体1の周壁1aには、焼却残渣や飛灰等の
被溶融物Wを炉内へ供給する為の被溶融物供給口2が形
成されている。この被溶融物供給口2には、スクリュー
フィーダー等の被溶融物Wの供給装置9が接続されてお
り、被溶融物Wを炉内へ定量的に連続供給できるように
なっている。更に、溶融炉本体1の周壁1aには、その
直径方向に於いて被溶融物供給口2と対向する位置に溶
融スラグ流出口3が形成されている。この溶融スラグ流
出口3は、炉内の溶融スラグS及び高温の燃焼排ガスG
を炉外へ排出させる為のものであり、スラグ水冷層(図
示省略)等のスラグ処理系及び燃焼室14等の排ガス処
理系に夫々連通状に接続されている。
【0018】そして、溶融炉本体1には、炉内にプラズ
マアークを発生させる為の黒鉛主電極4と黒鉛スタート
電極5と炉底電極6とが夫々設けられている。即ち、黒
鉛主電極4は、溶融炉本体1の天井壁1b中心部に昇降
自在に挿入支持されており、溶融スラグSとの間を一定
距離に保つように昇降操作されるようになっている。こ
の黒鉛主電極4は、直流電源装置11の陰極に接続され
ている。又、黒鉛スタート電極5は、溶融炉本体1の天
井壁1bの外周縁部に傾斜姿勢でもって進退移動自在に
挿入支持されており、先端部を炉内に突出させない放電
停止位置と先端部を黒鉛主電極4の先端部に近接させた
状態で炉内に突出する放電作用位置とに亘って昇降操作
されるようになっている。この黒鉛スタート電極5は、
直流電源装置11の陽極に接続されている。更に、炉底
電極6は、溶融炉本体1の炉底1cに設けられており、
直流電源装置11の陽極に接続されている。
【0019】尚、黒鉛主電極4及び黒鉛スタート電極5
は、何れも円筒状に形成されており、炉内を還元性雰囲
気に保持するのに必要な窒素ガス等の不活性ガスIが不
活性ガス発生装置12から不活性ガス供給配管13を介
して各電極4,5の中空孔を通して炉内へ供給されるよ
うになっている。
【0020】本発明の実施の形態に係るプラズマ溶融炉
の立下げ装置15は、プラズマ溶融炉の耐火物23(溶
融炉本体1の耐火物23)に埋設された熱エネルギーを
電気エネルギーに変換する熱電素子16と、熱電素子1
6の発生電力により点灯する表示灯17と、炉内へ窒素
ガス等の不活性ガスIを供給する不活性ガス供給配管1
3に介設された制御弁18と、炉内へ冷却用空気Aを供
給する冷却用空気供給配管19と、冷却用空気供給配管
19に接続された冷却用空気ファン20と、制御弁18
を制御する制御器21と、冷却用空気ファン20を制御
する制御器22等から構成されており、耐火物23に埋
設した熱電素子16の発生電力量に応じて表示灯17を
点灯又は消灯させると共に、熱電素子16の発生電力に
よる電流値に基づいて制御器21,22により制御弁1
8及び冷却用空気ファン20を夫々制御するようにした
ものである。
【0021】即ち、立下げ装置15は、溶融炉本体1の
耐火物23に埋設した熱電素子16の発生電力により表
示灯17を点灯させてプラズマ溶融炉が運転中であるこ
とを表示すると共に、プラズマ溶融炉の立下げ時には耐
火物温度及び炉内温度がプラズマ溶融炉のメンテナンス
作業(点検作業や保守作業、補修作業等)を行える温度
まで低下したときに表示灯17が消灯するようにし、
又、熱電素子16の発生電力による電流値から耐火物温
度及び炉内温度を自動監視し、プラズマ溶融炉の立下げ
時に耐火物温度及び炉内温度が約500℃以下になった
ときに制御器21により制御弁18を閉じて炉内への不
活性ガスIの供給を自動的に停止すると共に、制御器2
2により冷却用空気ファン20を作動させて炉内へ冷却
用空気Aを流入させるようにしたものである。
【0022】前記熱電素子16は、図2及び図3に示す
如く、例えば鉄珪化物(FeSi2)にMn、Al、C
rの少なくとも一種を添加して成るP型の熱電材料16
a(Fe0.9Mn0.1Si2 モル組成比等)と、同じく鉄
珪化物(FeSi2 )にCo、B、P、Niの少なくと
も一種を添加して成るN型の熱電材料16b(Fe0. 95
Co0.05Si2 モル組成比等)とを略U字状に接合する
ことにより構成されている。この熱電素子16は、P型
の熱電材料16aとN型の熱電材料16bの接合部分1
6cを加熱し、この接合部分16cと熱電素子16の両
端部16dとの間に温度差を与えると、起電力が生じて
電流が流れるようになっている。このような熱電素子1
6の起電力の大きさは、高温部側である熱電素子16の
接合部分16cと低温部側である熱電素子16の両端部
16dとの温度差によって決まる。
【0023】上述した熱電素子16は、図2及び図3に
示す如く、溶融炉本体1の周壁1aや天井壁1b等を構
成する耐火物23(カーボン煉瓦)に埋設固定されてお
り、低温部側となる両端部16dが耐火物23の外方へ
露出した状態となっている。この熱電素子16は、所定
の形状の耐火物23を形成する際に耐火物23に埋設さ
れている。そして、熱電素子16を埋設した耐火物23
は、熱電素子16の接合部分16cが炉の内側(図2の
右側)を向くように、又、熱電素子16の両端部16d
が炉の外側(図2の左側)を向くようにプラズマ溶融炉
の炉壁に嵌め込まれている。従って、プラズマ溶融炉の
耐火物23に埋設した熱電素子16に於いては、温度上
昇した耐火物23の熱の影響を受ける高温部側となる接
合部分16cと耐火物23の熱の影響をあまり受けない
低温部側と成る両端部16dとの温度差によって起電力
が生じ、熱電素子16の両端部16dに接続したリード
線24に電流が流れることになる。
【0024】図4は4種類の熱電素子16を夫々埋設し
た耐火物23をプラズマ溶融炉の炉壁に嵌め込み、耐火
物23及び炉内を常温から約900℃まで加熱したとき
の各熱電素子16の熱電特性を表わしたものであり、耐
火物温度及び炉内温度と熱電素子16の出力の関係を示
すグラフである。このグラフからも明らかなように、耐
火物23に埋設した熱電素子16の出力の大きさによっ
て耐火物温度及び炉内温度を知ることができる。従っ
て、プラズマ溶融炉の運転時や立下げ時に耐火物23に
埋設した熱電素子16の発生電力による電流値の変化を
調べることによって、そのときの耐火物温度及び炉内温
度を監視することが可能となる。
【0025】前記表示灯17は、プラズマ溶融炉の運転
中に点灯してプラズマ溶融炉が運転中であることを作業
員に知らせると共に、プラズマ溶融炉の立下げ時に消灯
して耐火物温度及び炉内温度がメンテナンス作業(点検
作業や保守作業、補修作業等)を行える温度まで低下し
たことを作業員に知らせるものである。即ち、表示灯1
7は、リード線24を介して熱電素子16に接続されて
おり、プラズマ溶融炉の運転中には熱電素子16の発生
電力によって点灯し、又、プラズマ溶融炉の立下げ時に
は耐火物温度及び炉内温度が低下していき、これらの温
度がメンテナンス作業を行える温度になったときに発生
する電流値以下となったときに消灯するように構成され
ている。尚、この表示灯17には、従来公知のパトライ
トが使用されている。
【0026】前記制御弁18は、不活性ガス発生装置1
2と溶融炉本体1内とを接続する不活性ガス供給配管1
3に介設されており、炉内へ窒素ガス等の不活性ガスI
を供給したり、或いは炉内へ供給される不活性ガスIを
停止したりするものである。この制御弁18には、電動
式の開閉弁が使用されている。
【0027】前記制御弁18の制御器21は、リード線
24を介して熱電素子16に接続されており、プラズマ
溶融炉の立下げ時に耐火物温度及び炉内温度が所定の温
度以下(約500℃以下)になったときに制御弁18を
閉じるように制御するものである。この制御器21に
は、耐火物温度及び炉内温度が約500℃のときに発生
する電流値等が予め設定値として入力されており、検出
された値と比較して、必要と判断したときに制御弁18
を閉じるようになっている。即ち、制御器21は、熱電
素子16の発生電力による電流値から耐火物温度及び炉
内温度を自動的に検出しており、プラズマ溶融炉の立下
げ時に耐火物温度及び炉内温度が低下していき、これら
の温度が約500℃以下になったときに発生する電流値
以下となった時点で制御弁18を閉じるように構成され
ている。これにより、炉内への不活性ガスIの供給が自
動的に停止される。
【0028】前記冷却用空気供給配管19は、炉内へ連
通するように溶融炉本体1に接続されており、プラズマ
溶融炉の立下げ時に炉内へ冷却用空気Aを流入させるも
のである。この冷却用空気供給配管19には、炉内へ冷
却用空気Aを強制的に送り込む為の冷却用空気ファン2
0が接続されている。
【0029】前記冷却用空気ファン20の制御器22
は、リード線24を介して熱電素子16に接続されてお
り、プラズマ溶融炉の立下げ時に耐火物温度及び炉内温
度が所定の温度以下(約500℃以下)になったときに
冷却用空気ファン20が作動するように制御するもので
ある。この制御器22には、耐火物温度及び炉内温度が
500℃のときに発生する電流値等が予め設定値として
入力されており、検出された値と比較して、必要と判断
したときに冷却用ファンを作動させるようになってい
る。即ち、制御器22は、熱電素子16の発生電力によ
る電流値から耐火物温度及び炉内温度を自動的に検出し
ており、プラズマ溶融炉の立下げ時に耐火物温度及び炉
内温度が低下していき、これらの温度が約500℃以下
になったときに発生する電流値以下となった時点で冷却
用ファンを作動させるように構成されている。これによ
り、炉内へ冷却用空気Aが送り込まれ、耐火物及び炉内
が強制的に空冷される。
【0030】而して、上述した立下げ装置15を設けた
プラズマ溶融炉の運転中に於いては、供給装置9により
溶融炉本体1内へ供給された焼却残渣や飛灰等の被溶融
物Wは、黒鉛主電極4と炉底電極6との間に発生するプ
ラズマアーク放電による熱エネルギーにより、溶融点
(1100℃〜1250℃)を越える温度にまで加熱さ
れ、1300℃〜1500℃の高温液体状の溶融スラグ
Sとなる。この溶融スラグSは、溶融スラグ流出口3か
らスラグ処理系へと順次溢流排出されて行く。又、溶融
炉本体1内で発生した高温の燃焼排ガスGは、溶融スラ
グ流出口3から排ガス処理系へと排出されて行く。この
プラズマ溶融炉は、その運転中に耐火物23に埋設した
熱電素子16の発生電力によって表示灯17が点灯し、
プラズマ溶融炉が運転中であることを表示する。これに
より、運転員は、プラズマ溶融炉が運転中であることを
簡単且つ確実に確認することができ、プラズマ溶融炉を
誤操作すると云うこともない。
【0031】一方、プラズマ溶融炉のメンテナンス作業
(点検作業や保守作業、補修作業等)時に溶融炉の立下
げ(溶融炉の運転停止)を行うと、耐火物温度及び炉内
温度が順次低下して行く。このとき、立下げ装置15に
於いては、耐火物23に埋設した熱電素子16の発生電
力による電流値から耐火物温度及び炉内温度が自動的に
検出されており、耐火物温度及び炉内温度が約500℃
のときに発生する電流値以下となった時点で、制御器2
1により制御弁18が自動的に閉じられて炉内への不活
性ガスIの供給を停止すると共に、制御器22により冷
却用空気ファン20が作動されて炉内へ冷却用空気Aを
流入させて強制的に空冷するようになっている。その結
果、プラズマ溶融炉は、不活性ガスIの停止や冷却用空
気Aの供給を手動で行う必要もなく、作業性や取扱性に
優れたものとなる。又、コストのかかる窒素ガス等の不
活性ガスIを不必要に炉内へ供給することがなく、不活
性ガスIの使用量が減少してランニングコストの低減を
図れる。更に、炉内へ冷却用空気Aを吹き込む時機が最
適なものとなり、カーボン系の耐火物23の酸化消耗を
防止することができる。
【0032】そして、耐火物温度及び炉内温度がメンテ
ナンス作業を行える温度まで低下したら、耐火物23に
埋設した熱電素子16の発生電力も低下して表示灯17
が消灯し、耐火物温度及び炉内温度がメンテナンス作業
を行える温度にまで低下したことを作業員に知らせる。
これにより、作業員は、プラズマ溶融炉の温度がメンテ
ナンス作業を行える温度まで下がったと判断でき、メン
テナンス作業にとりかかる目安とできる。その結果、作
業員は、耐火物温度や炉内温度が高温に保たれているプ
ラズマ溶融炉の点検口やマンホール等を誤って開けると
云うことがなく、メンテナンス作業を安全に行える。
【0033】尚、上記実施の形態に於いては、溶融炉を
プラズマ溶融炉としているが、アーク溶融炉や電気抵抗
式溶融炉等へも本発明を適用できることは勿論である。
【0034】又、上記実施の形態に於いては、熱電素子
16の材料に鉄珪化物を使用するようにしたが、他の実
施の形態に於いては、熱電素子16の材料として鉄珪化
物の他にBiTe、Bi2Te3、Bi2Sb8Te15、P
bTe、GeTe(Bi)、AgSbTe2、InAs
(P)、Si−Ge、Si−Ge(GaP)、CrSi
2、MnSi1.73、CoSi等を使用しても良い。
【0035】更に、上記実施の形態に於いては、制御弁
18を制御する制御器21と冷却用空気ファン20を制
御する制御器22とを別々に設けるようにしたが、他の
実施の形態に於いては、一つの制御器(図示省略)で制
御弁18及び冷却用空気ファン20を制御するようにし
ても良い。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の方法によれば、耐火物に埋設した熱電素子の発生電
力による電流値から耐火物温度及び炉内温度を自動監視
し、溶融炉の立下げ時に耐火物温度及び炉内温度が約5
00℃以下になったときに炉内への不活性ガスの供給を
自動的に停止すると共に、炉内へ冷却用空気を流入させ
て空冷するようにしている。その結果、溶融炉の立下げ
時に作業員が耐火物温度及び炉内温度を一々監視した
り、或いは作業員が不活性ガスの停止や冷却用空気の供
給を手動で行う必要もなく、作業性や取扱性に優れたも
のとなる。又、コストのかかる窒素ガス等の不活性ガス
を不必要に炉内へ供給することがなく、不活性ガスの使
用量が減少してランニングコストの低減を図れる。更
に、炉内へ冷却用空気を吹き込む時機が最適なものとな
り、カーボン系の耐火物の酸化消耗を防止することがで
きる。然も、熱電素子は耐火物の成形時に耐火物に予め
埋設される為、熱電対のように溶融炉の施工時に耐火物
に熱電対を設置する為の穴を開ける必要もなく、手数が
省けることになる。又、本発明の方法によれば、耐火物
に埋設した熱電素子の発生電力によって表示灯を点灯さ
せて溶融炉が運転中であることを表示すると共に、溶融
炉の立下げ時には耐火物温度及び炉内温度が溶融炉のメ
ンテナンス作業を行える温度まで低下したときに表示灯
が消灯するようにしている。その結果、運転員は、表示
灯の点灯を確認することによって溶融炉が運転中である
ことを簡単且つ確実に判断することができ、溶融炉を誤
操作すると云うことがない。又、作業員は、表示灯の消
灯を確認することによって溶融炉の温度がメンテナンス
作業を行える温度まで下がったと判断でき、メンテナン
ス作業にとりかかる目安とできる為、耐火物温度や炉内
温度が高温に保たれている溶融炉の点検口やマンホール
等を誤って開けると云うことがなく、メンテナンス作業
を安全に行える。
【0037】本発明の装置によれば、上記した方法を好
適に実施することができる。然も、本発明の装置にあっ
ては、熱電素子により溶融炉の熱エネルギーを電気エネ
ルギーに変換し、この電気エネルギーにより表示灯を点
灯させるようにしている為、溶融炉の熱を有効利用する
ことができると共に、表示灯を点灯させる為の電源を新
たに設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するプラズマ溶融炉を示
し、立下げ装置を設けたプラズマ溶融炉の概略縦断面図
である。
【図2】プラズマ溶融炉の炉壁の一部を示す概略拡大断
面図である。
【図3】熱電素子を埋設した耐火物(カーボン系煉瓦)
の斜視図である。
【図4】熱電素子の熱電特性を示し、温度と出力の関係
を表わすグラフである。
【図5】従来のプラズマ溶融炉の概略縦断面図である。
【符号の説明】
13は不活性ガス供給配管、15は立下げ装置、16は
熱電素子、17は表示灯、18は制御弁、19は冷却用
空気供給配管、20は冷却用空気ファン、21は制御弁
の制御器、22は冷却用空気ファンの制御器、23は耐
火物、Aは冷却用空気、Iは不活性ガス、Wは被溶融
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 1/00 F27D 19/00 A 4K063 11/08 21/00 G 19/00 21/04 21/00 G01K 1/14 H 21/04 7/02 A G01K 1/14 B09B 3/00 ZAB 7/02 303L (72)発明者 倉田 昌明 兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号 株 式会社タクマ内 Fターム(参考) 2F056 KA03 KA12 3K061 AA16 AB03 AC01 BA03 CA14 DA13 NB02 NB16 4D004 AA36 AA37 AB03 AC04 CA29 CB04 CB31 CB32 CB37 CB45 CC02 DA02 DA03 DA04 DA06 DA20 4K051 AA05 BH00 4K056 AA05 BB08 CA20 FA01 FA13 4K063 AA04 AA06 AA12 BA13 CA09 FA56 FA78

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に不活性ガスを供給して炉内を還元
    性雰囲気に保持すると共に、炉内に供給した被溶融物を
    電気エネルギーにより溶融するようにした溶融炉に於い
    て、溶融炉の耐火物に埋設した熱エネルギーを電気エネ
    ルギーに変換する熱電素子の発生電力により表示灯を点
    灯させて溶融炉が運転中であることを表示すると共に、
    溶融炉の立下げ時には耐火物温度及び炉内温度が溶融炉
    のメンテナンス作業を行える温度まで低下したときに表
    示灯が消灯するようにし、又、熱電素子の発生電力によ
    る電流値から耐火物温度及び炉内温度を監視し、溶融炉
    の立下げ時に耐火物温度及び炉内温度が約500℃以下
    になったときに炉内への不活性ガスの供給を自動的に停
    止すると共に、炉内へ冷却用空気を流入させて空冷する
    ようにしたことを特徴とする溶融炉の立下げ方法。
  2. 【請求項2】 溶融炉の耐火物に埋設された熱エネルギ
    ーを電気エネルギーに変換する熱電素子と、熱電素子の
    発生電力により点灯する表示灯と、炉内へ不活性ガスを
    供給する不活性ガス供給配管に介設された制御弁と、溶
    融炉内へ冷却用空気を供給する冷却用空気供給配管と、
    冷却用空気供給配管に接続された冷却用空気ファンと、
    制御弁及び冷却用空気ファンを制御する制御器とから成
    り、熱電素子の発生電力量に応じて表示灯を点灯又は消
    灯させると共に、熱電素子の発生電力による電流値に基
    づいて制御器により制御弁及び冷却用空気ファンを制御
    するようにしたことを特徴とする溶融炉の立下げ装置。
JP2000232556A 2000-08-01 2000-08-01 溶融炉の立下げ方法及びその装置 Expired - Lifetime JP3722674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232556A JP3722674B2 (ja) 2000-08-01 2000-08-01 溶融炉の立下げ方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000232556A JP3722674B2 (ja) 2000-08-01 2000-08-01 溶融炉の立下げ方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002048317A true JP2002048317A (ja) 2002-02-15
JP3722674B2 JP3722674B2 (ja) 2005-11-30

Family

ID=18725223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000232556A Expired - Lifetime JP3722674B2 (ja) 2000-08-01 2000-08-01 溶融炉の立下げ方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3722674B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035570A1 (ja) * 2004-09-29 2006-04-06 Nippon Crucible Co., Ltd. 加熱処理装置及び加熱処理方法
JP2008249220A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kawasaki Plant Systems Ltd プラズマ溶融炉
JP2008261747A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd ボイラのモニタ装置
JP2008275203A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Nippon Steel Corp 耐火物の厚み検出方法および耐火物の劣化判断方法
JP2012181164A (ja) * 2011-03-03 2012-09-20 Kobe Steel Ltd 耐火物残厚評価方法
CN103808161A (zh) * 2014-01-28 2014-05-21 浙江大学 一种自动进退并在线监测的灰烧结气氛炉及其工作方法
CN116197212A (zh) * 2023-04-23 2023-06-02 中南大学 硫酸钠杂盐固废处理装置以及处理方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035570A1 (ja) * 2004-09-29 2006-04-06 Nippon Crucible Co., Ltd. 加熱処理装置及び加熱処理方法
JPWO2006035570A1 (ja) * 2004-09-29 2008-05-15 日本坩堝株式会社 加熱処理装置及び加熱処理方法
JP4776541B2 (ja) * 2004-09-29 2011-09-21 日本坩堝株式会社 加熱処理装置及び加熱処理方法
JP2008249220A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kawasaki Plant Systems Ltd プラズマ溶融炉
JP2008261747A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd ボイラのモニタ装置
JP2008275203A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Nippon Steel Corp 耐火物の厚み検出方法および耐火物の劣化判断方法
JP2012181164A (ja) * 2011-03-03 2012-09-20 Kobe Steel Ltd 耐火物残厚評価方法
CN103808161A (zh) * 2014-01-28 2014-05-21 浙江大学 一种自动进退并在线监测的灰烧结气氛炉及其工作方法
CN103808161B (zh) * 2014-01-28 2016-04-20 浙江大学 一种自动进退并在线监测的灰烧结气氛炉及其工作方法
CN116197212A (zh) * 2023-04-23 2023-06-02 中南大学 硫酸钠杂盐固废处理装置以及处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3722674B2 (ja) 2005-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5261038B2 (ja) 炉内監視装置及び炉内監視方法並びにこれらを用いた炉の操業制御方法
JP2002048317A (ja) 溶融炉の立下げ方法及びその装置
JP2009216341A (ja) 溶融ロータリーキルンの操業方法及び溶融物の温度測定装置
JP3746921B2 (ja) 電気溶融炉の運転方法
JP3590243B2 (ja) 電気式溶融炉の炉壁冷却構造
JP2001242291A (ja) 放射性廃棄物の焼却溶融処理装置および焼却溶融処理方法
JP4917950B2 (ja) 全方位監視によるプラント操業制御方法
JP3921706B2 (ja) 灰溶融炉の電極シール装置
JP3542074B2 (ja) 電気抵抗式溶融炉の自動制御装置
JP3771800B2 (ja) プラズマ式灰溶融炉の運転方法
JP5007094B2 (ja) プラズマ溶融炉の制御方法
JP3534695B2 (ja) プラズマ灰溶融炉の運転方法
JP4667665B2 (ja) プラズマ式灰溶融炉およびその運転方法
JP3576468B2 (ja) 電気式灰溶融炉と電気式灰溶融炉の固化物除去方法
JP2002295979A (ja) 電気溶融炉の炉壁構造及び炉壁耐火物の損耗抑制方法
JP4245600B2 (ja) プラズマ式灰溶融炉の運転方法
JP2000249318A (ja) 排ガスの二次燃焼方法及びその装置
JP3542263B2 (ja) 電気溶融炉の炉壁構造
JP2001241625A (ja) 放射性廃棄物の焼却溶融処理装置および焼却溶融処理方法
JP3764641B2 (ja) 電気溶融炉の運転制御方法
JP3196918B2 (ja) 廃棄物溶融方法および廃棄物溶融設備
JP4095774B2 (ja) プラズマ灰溶融炉の再起動方法
JP2000320826A (ja) 溶融炉の出滓口の構造
JP2002162010A (ja) 廃棄物溶融炉
JP4972458B2 (ja) 灰溶融炉の燃焼室

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 7