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JP2002043219A - レーザ装置管理システム - Google Patents

レーザ装置管理システム

Info

Publication number
JP2002043219A
JP2002043219A JP2001126047A JP2001126047A JP2002043219A JP 2002043219 A JP2002043219 A JP 2002043219A JP 2001126047 A JP2001126047 A JP 2001126047A JP 2001126047 A JP2001126047 A JP 2001126047A JP 2002043219 A JP2002043219 A JP 2002043219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser device
laser
program
terminal
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001126047A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Sakanishi
昇一 坂西
Takashi Kurihara
栗原  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gigaphoton Inc
Original Assignee
Gigaphoton Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gigaphoton Inc filed Critical Gigaphoton Inc
Publication of JP2002043219A publication Critical patent/JP2002043219A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/0014Monitoring arrangements not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/0014Measuring characteristics or properties thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地において、レーザ装置の状態を示す情
報を、予め設定されるイベント毎にデータ収集すること
により、消耗部品の寿命の予測やレーザ装置のトラブル
の事前予測を行うことのできるレーザ装置管理システム
を提供すること。 【解決手段】 レーザ装置2を制御しているレーザ制御
装置10は、例えば一定の放電パルス数発生など予め設
定された特定のイベントが発生する毎に、当該レーザ装
置2の状態を示す状態情報をレーザ装置2から取得し
て、監視端末20へ送信する。監視端末20は、受信し
た状態情報を通信回線50を介してサーバ装置30へ転
送する。サーバ装置30では、転送された状態情報を基
に、自己内のデータベースを変更すると共に出力情報を
生成する。この出力情報は、通信回線50を介して表示
端末40に入力され、ここで表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稼働時に部品の消
耗等により運転状況が変化する半導体製造装置あるいは
露光用のレーザ装置を遠隔で管理するレーザ装置管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場に配置される半導体製造装置
に用いられる露光用のエキシマレーザ装置などのレーザ
装置では、例えば放電電極などの部品の消耗等に起因し
て運転状況が変化することにより、レーザ出力特性が所
望の特性にならない。このため、上記工場に対して遠隔
地に存在する保守要員は、定期的に上記工場に出張し、
消耗した部品の交換や、ショット数(レーザ発振数)に
応じた動作電圧の設定変更などの保守作業を実施してい
る。
【0003】また、上記レーザ装置においては突発的な
不具合が発生することもあり、このような場合にも、上
記工場に出張して保守作業を実施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のレーザ装置においては、次のような問題点があ
った。
【0005】(1)突発的な不具合発生時に、交換部
品、保守要員等の人員などのリソースを迅速に調達する
ことができないため、半導体製造装置を長時間停止させ
てしまう。同様に、工場の現地において得られる限られ
た情報だけでは適切な不具合解析を行うことができず、
半導体製造装置の長時間停止が発生する場合があった。
【0006】(2)レーザ装置の例えば放電電極やウイ
ンドウなどの個体差などにより、設計時に予め設定され
た定期メンテナンスの間隔では、的確な保守が行えない
場合がある。例えば、消耗部品は、レーザ装置の稼働状
況によっては、設定寿命と同程度の寿命となる場合もあ
れば、設定寿命よりも早く寿命に達してしまう場合もあ
る。このため、従来では、レーザ出力特性に影響を与え
ないように、メンテナンス間隔を実際の設定寿命よりも
短く設定しなければならず、消耗部品が設定寿命と同程
度の寿命となる場合においては、性能上十分使用できる
にも係わらず、当該消耗部品を新規な部品と交換しなけ
ればならず、部品(資源)を有効に利用することができ
なかった。
【0007】(3)レーザ装置では、上述したように放
電電極の消耗などにより運転状況が変わるため、この運
転状況に応じて、レーザ発振させるためのパラメータを
再設定する必要があるが、メンテナンス間隔が長いた
め、ベストチューニングが行えない場合がある。
【0008】また、上述した(1)の問題点を解決すべ
く、オペレータが遠隔地において、レーザ装置を操作お
よび管理できるようにした装置(システム)が実現され
ている。
【0009】このような装置(システム)としては、特
開平7−142801号公報に記載されたレーザ装置が
知られている。
【0010】このレーザ装置では、インタフェース変換
器を介して通信網に接続されたエキシマレーザ発振器
が、オペレータが把握すべき情報を前記通信網に接続さ
れた遠隔操作管理用の端末機器へ送信すると、該端末機
器は、受信した情報を画面表示する。そして、オペレー
タは、画面表示された受信情報(オペレータが把握すべ
き情報)を参照して、エキシマレーザ発振器の内部情報
(チャンバ内圧力値等の制御変数)を収集、分析を行
う。
【0011】また、上記エキシマレーザ発振器近傍に位
置する操作管理用のコンピュータ機器、およびコンピュ
ータ機器としての上記端末機器それぞれにおいて、操作
管理用ソフトウェアをインストールして、該ソフトウェ
アを実行することにより、ソフトウェアの機能をコント
ローラとしての機能として使用している。これにより、
エキシマレーザ発振器におけるROM内のプログラムを
書き換えることなく、ソフトウェアの内容を変えること
で、コントローラとしての機能を変更している。
【0012】しかしながら、上記公報に記載された装置
では、次のような問題点がある。
【0013】(1)オペレータ自身によって、画面表示
された受信情報を基に、エキシマレーザ発振器の内部情
報を分析しなければならず、その作業が面倒である。ま
た、場合によっては誤った分析をしてしまう可能性もあ
り、エキシマレーザ発振器の正確な保守および管理を行
うことができない。
【0014】(2)コンピュータ機器または端末機器に
よって実行される操作管理用ソフトウェアを変更する場
合には、バージョンアップ毎に、当該ソフトウェアをイ
ンストールし直さなければならない。特に、複数のコン
ピュータ機器または端末機器が存在する場合には、全て
の機器に対して、バージョンアップ後のソフトウェアを
インストールし直さなければならない。
【0015】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、遠隔地において、レーザ装置の状態を示す
情報を、予め設定されるイベント毎にデータ収集するこ
とにより、消耗部品の寿命の予測やレーザ装置のトラブ
ルの事前予測を行うことのできるレーザ装置管理システ
ムを提供することを解決課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記解
決課題を達成するため、請求項1に係る発明では、レー
ザ発振する露光用のレーザ装置の状態を監視する監視端
末と、データベースを有するサーバ装置と、前記データ
ベースの内容に基づく出力情報を出力する出力手段を有
する出力端末とが通信回線を介して接続され、前記通信
回線を介して、少なくとも、前記監視端末及び表示端末
と前記サーバ装置との間でデータ通信を実施するレーザ
装置管理システムであって、前記監視端末は、前記レー
ザ装置に関係する予め設定されたイベントが発生したと
きに、当該レーザ装置の状態を示す状態情報を、当該レ
ーザ装置から取得して前記サーバ装置へ送信する処理手
段を具備し、前記サーバ装置は、前記処理手段から送信
された前記状態情報を前記データベースに保存する保存
手段と、前記データベースの内容に基づく出力情報を生
成して前記出力端末へ送信する生成手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0017】この請求項1に係る発明を図12を参照し
て説明する。
【0018】レーザ制御装置10、10Aは、例えば、
下記に示す特定のイベントが発生する毎に、レーザ装置
の状態を示す情報(ここでは保守情報とする)をレーザ
装置から取得する。
【0019】つまり、特定のイベントには、 (1)一定時間経過、一定運転時間経過、一定放電パル
ス数の発振 (2)エラーまたはワーニングの発生 (3)メイテナンス作業の完了(操作記録)、ガス交換
などのレーザ装置固有の定期作業の完了 が含まれている。
【0020】レーザ制御装置10、10Aは、上述した
特定のイベントが発生する毎に、装置IDと保守データ
を含む保守情報をLAN80を介して監視端末20へ送
信する(処理P81)。
【0021】監視端末20は、受信した保守情報をネッ
トワーク50を介してサーバ装置30へ送信する(処理
P3、P4)。
【0022】サーバ装置30では、データベース更新処
理機能212によって、受信した受信データ(つまり保
守情報)に基づいてデータベース33を更新する(処理
P5)。このとき、装置ID毎に、保守データを更新す
ることになる。
【0023】また、サーバ装置30は、データベースを
更新した場合には、表示データ作成&通信機能213に
よって、更新後のデータベースに基づいて、表示端末4
0へ出力する表示データを作成し処理P6)、該作成し
た表示データを、表示データ作成&通信機能213によ
って、ネットワーク50を介して表示端末40へ送信す
る(処理P7、P8)。
【0024】表示端末40では、受信した表示データを
表示装置45に表示する(処理P9) 以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、例
えば、一定時間経過、一定放電パルス数の発振などの特
定のイベント発生毎に、保守情報が、サーバ装置30へ
送信され、ここで蓄積され、さらに表示端末40に表示
される。従って、遠隔地においても、定期的にレーザ装
置の状態を示す情報をデータ収集することができること
となり、レーザ装置の状態を定期的にかつ正確に把握す
ることができる。
【0025】また、請求項2に係る発明では、送信元装
置から送信されたレーザ装置の状態を示す状態情報を記
憶するデータベースと、該データベースの内容に基づく
出力情報を生成して送信先装置へ送信する生成手段とを
有するサーバ装置が接続されている通信回線と接続さ
れ、この通信回線を介して前記サーバ装置との間でデー
タ通信を実施する監視端末および表示端末を具備し、前
記監視端末は、レーザ発振する露光用のレーザ装置に関
係する予め設定されたイベントが発生したときに、当該
レーザ装置の状態を示す状態情報を、当該レーザ装置か
ら取得して前記通信回線へ送信する処理手段を備え、前
記表示端末は、前記通信回線を介して受信した前記サー
バ装置からのデータベースの内容に基づく出力情報を出
力する出力手段を具備することを特徴とする。
【0026】この請求項2に係る発明は、請求項1に係
る発明を別の視点から捉えた発明であるので、上記請求
項1に係る発明と同様の処理が行われる。したがって、
請求項2に係る発明においても、上記請求項1に係る発
明と同様の作用効果を得ることができる。
【0027】また、請求項3に係る発明では、請求項1
又は2に係る発明において、前記サーバ装置の生成手段
は、前記データベースに保存されている状態情報のう
ち、過去一定時間の状態情報に基づいて、前記レーザ装
置の状態を診断し、該診断結果を示す出力情報を生成し
て前記出力端末へ送信することを特徴とする。
【0028】また、請求項4に係る発明では、請求項1
又は2発明において、前記サーバ装置の生成手段は、前
記データベースに保存されている最新の状態情報と予め
設定された診断基準とに基づいて、前記レーザ装置の状
態を診断し、該診断結果を示す出力情報を生成して前記
出力端末へ送信することを特徴とする。
【0029】また、請求項5に係る発明では、請求項1
又は2に係る発明において、前記監視端末の処理手段
は、前記レーザ装置がガスレーザ装置であった場合に、
当該ガスレーザ装置における放電パルスの回数を示す情
報を状態情報として取得して、前記サーバ装置へ送信
し、前記サーバ装置の前記生成手段は、前記データベー
スに記憶されている最新の放電パルスの回数を示す情報
に基づいて、前記ガスレーザ装置の状態の異常を予測
し、該予測結果を示す出力情報を生成して前記出力端末
へ送信することを特徴とする。
【0030】また、第6発明では、第1又は第2発明に
おいて、前記監視端末の処理手段は、前記レーザ装置が
ガスレーザをレーザ発振するガスレーザ装置であった場
合に、当該ガスレーザ装置に使用されている部品の寿命
に影響を与える当該ガスレーザ装置の放電パルスの回数
を含む稼働状況を示す情報を、前記状態情報として取得
して前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置の生成手
段は、前記データベースに記憶されている状態情報に基
づいて、前記部品の寿命を予測し、該予測結果を示す出
力情報を生成して前記出力端末へ送信することを特徴と
する。
【0031】これら請求項3乃至6に係る発明を図14
を参照して説明する。
【0032】図示しないレーザ制御装置は、イベントが
発生すると、レーザ装置に関する保守情報を取得して、
LAN80を介して監視&表示端末90へ転送する。
【0033】監視&表示端末90は、レーザ制御装置か
ら送信された装置IDと保守データを含む保守情報を受
信すると、この保守情報を、ネットワーク50を介して
サーバ装置30へ転送する(処理P301、P302)
サーバ装置30では、ネットワーク50を介して転送さ
れてきた保守情報を受信すると、データベース更新処理
機能212によって、当該保守情報を基にデータベース
33を更新すると共に(処理P303)、装置状況判定
機能223によって、データベース33に蓄積された保
守情報を基にレーザ装置の状態を診断する(処理P30
4)。
【0034】次に、サーバ装置30は、警告通知機能2
24によって、装置状況判定機能223により判定され
た判定結果に基づくレーザ装置の状況を警告情報とし
て、ネットワーク50を介して監視&表示端末90へ通
知する(処理P305、P306)。
【0035】ところで、監視&表示端末90では、ネッ
トワーク50を介して転送されてきたサーバ装置30か
らの警告情報を受信すると、表示端末通信&表示プログ
ラム222を実行することにより、当該受信した警告情
報に基づく警告内容を表示装置に表示する。
【0036】これによって、監視&表示端末90の表示
装置を参照している利用者、たとえば保守要員者は、表
示された警告内容を基に、レーザ装置のトラブルを早期
に発見して、所定の保守作業を行うことができる。
【0037】ところで、装置状況判定機能223による
レーザ装置の状態の判定には、各種の方法があるので、
これらの判定方法について説明する。
【0038】(1)保守データと予め設定された判定基
準とを比較し、この比較結果に応じて、レーザ装置の状
況を判定する。たとえば、保守データに含まれる例えば
「放電(あるいは発振)パルス数」と判定基準となるパ
ルス数とを比較し、放電(あるいは発振)パルス数が判
定基準値を超えていた場合には、その旨を、一方、放電
(あるいは発振)パルス数が判定基準値の例えば70%
や80%に達していた場合は、その旨を、判定結果とす
る。
【0039】ここで、具体的な判定例を下記に示す。
【0040】(A)「消耗部品の稼働時間や放電(ある
いは発振)パルス数が規定の値を超えた又は近づいた」
という旨の判定。
【0041】この判定は、消耗部品の寿命を予測してい
ることを意味し、実際の値が規定の値を超えた場合には
消耗部品は寿命に達して部品交換が必要であることを意
味し、一方、実際の値が規定の値に近接している場合
は、消耗部品は近い将来寿命に達することを意味してい
る。しかし、定期的に保守情報を収集しているので、実
際の値が規定の値を超える以前に、消耗部品が近い将来
寿命に達するということを把握することができるので、
早急に対処することが可能となる。
【0042】(B)「装置稼働時間、放電(あるいは発
振)パルス数が規定の定期メンテナンス間隔を超えた又
は近づいた」という旨の判定。
【0043】(2)過去一定期間中に発生したイベント
に応じて記憶されている保守データに含まれる「放電
(あるいは発振)パルス数」に基づいて、時系列的な変
化つまり、時間(期間)に対する放電パルス数の特性を
示すグラフを求め、この特性グラフの傾斜の割合を基
に、レーザ装置の状態を判定するようにする。この特性
グラフの傾斜の割合率が、予め設定された傾斜の割合を
超えた場合には、異常である旨を、一方、予め設定され
た傾斜の割合よりも小さい場合は、その旨を、判定結果
とする。
【0044】ここで、具体的な判定例を下記に示す。
【0045】(A)「レーザ光の波長や放電電圧などの
光品質に関連する値のバラツキが規定の値を超えた又は
近づいた」という旨の判定。
【0046】なお、この場合、判定せずに、上記特性グ
ラフを長期トレンド情報として出力するようにしても良
い。
【0047】以上説明したように、請求項3及び4に係
る発明によれば、イベント毎に発生したレーザ装置の状
態を示す情報に基づいて、当該レーザ装置の状態を診断
することができる。また、請求項5に係る発明によれ
ば、レーザ装置の状態の異常を予測することができる。
さらに、請求項6に係る発明によれば、部品の寿命を予
測することができる。
【0048】また、請求項7に係る発明では、請求項1
又は2に係る発明において、前記サーバ装置は、前記監
視端末が実行すべき所定の処理を遂行させる第1のプロ
グラムを記憶すると共に、前記表示端末が実行すべき所
定の処理を遂行させる第2のプログラムを記憶する記憶
手段と、前記監視端末または表示端末からの送信要求に
応答して、前記第1のプログラムを前記監視端末へ送信
するか、または前記第2のプログラムを前記出力端末へ
送信するプログラム送信手段とを、更に具備し、前記監
視端末は、前記プログラム送信手段により送信された第
1のプログラムを実行する第1の実行手段を更に具備
し、前記出力端末は、前記プログラム送信手段により送
信された第2のプログラムを実行する第2の実行手段を
更に具備することを特徴とする。
【0049】次に、請求項7に係る発明を図20を参照
して説明する。
【0050】サーバ装置の管理者は、サーバ装置30に
おいて、例えば、レーザ制御装置により実行されるプロ
グラムがバージョンアップされた場合は、その変更内容
に応じて、自己が記憶しているデータのプロパティ(フ
ォーマット、項目数)および解析手法を示すデータを変
更すると共に、監視端末プログラム252Aおよび表示
端末プログラム252Bを変更する。
【0051】そして、サーバ装置30は、プログラムが
バージョンアップされた旨を表示端末あるいは監視端末
へ送信する。
【0052】例えば、表示端末40は、表示装置に画面
表示された「表示端末プログラムがバージョンアップさ
れた旨」に基づき、ユーザIDおよびパスワードなどユ
ーザ認証に必要な情報と共に当該プログラムをダウンロ
ードする旨を入力する。
【0053】これらのデータは、ネットワーク50を介
してサーバ装置30に送信されるので、サーバ装置30
は、受信したユーザIDおよびパスワードに対応する表
示端末へバージョンアップされた表示端末プログラム2
52Bを送信する。
【0054】表示端末40では、受信したバージョンア
ップされた表示端末プログラム252Bを、外部記憶装
置43にダウンロードすると共に、配布プログラム実行
機能253によって、ダウンロードされた表示端末プロ
グラム252Bを実行することにより、バージョンアッ
プされた表示端末プログラム252Bの実行に基づいた
表示データの表示を行うことができる。
【0055】以上説明したように、請求項7に係る発明
によれば、レーザ装置の制御ソフトウェアが変更された
場合であっても、サーバ装置において、表示端末用また
は監視端末用のプログラムの該当する箇所を修正し、当
該各端末によって、バーションアップされた当該プログ
ラムをダウンロートすれば良いので、各端末側でのプロ
グラムの修正は不要になる。
【0056】また、請求項8に係る発明では、請求項1
又は2に係る発明において、前記出力端末は、前記レー
ザ装置の出力特性に影響を与えるパラメータの値を前記
サーバ装置へ送信する第1の送信手段を更に具備し、前
記サーバ装置は、前記第1の送信手段からのパラメータ
を前記監視端末へ送信する第2の送信手段を更に具備
し、前記監視端末は、前記第2の送信手段からのパラメ
ータをレーザ装置へ転送する転送手段を更に具備するこ
とを特徴とする。
【0057】次に、請求項8に係る発明を図21を参照
して説明する。
【0058】例えば、保守要員が、表示端末40に表示
された表示内容を監視することにより、レーザ装置の運
転状況に変化があったと認識して、一定の放電エネルギ
ーを得るために、入力装置46を操作して、当該レーザ
装置の装置IDの入力と共に、当該レーザ装置のパラメ
ータの値を変更して、パラメータの変更要求を指示した
とする。このとき変更されたパラメータを装置パラメー
タ264Bとする。
【0059】この装置パラメータ264Bおよび装置I
Dは、ネットワーク50を介してサーバ装置30に入力
される。
【0060】すると、サーバ装置30では、装置パラメ
ータ264Bを配布するために、プログラム&パラメー
タ配布機能264を実行することにより、受信した装置
パラメータ264Bおよび装置IDを、当当該装置ID
で示されるレーザ装置を制御しているレーザ制御装置を
管理している監視端末(例えば監視端末20)へ送信す
る。
【0061】監視端末20は、受信した装置パラメータ
264Bを、受信した装置IDで示されるレーザ装置を
制御しているレーザ制御装置(例えばレーザ制御装置1
0)へ転送する。
【0062】このレーザ制御装置10は、外部記憶装置
17Bからメモリ17Aへ、プログラム&パラメータダ
ウンロード機能261を遂行させるためのプログラムを
ロードし、実行することにより、転送されてきた装置パ
ラメータ264Bをダウンロードする。
【0063】以上説明したように、請求項8に係る発明
によれば、レーザ装置を制御するためのプログラムやパ
ラメータの保守作業も遠隔地から実施することが可能と
なり、よってレーザ装置の保守作業の効率を向上させる
ことが可能となる。
【0064】また、請求項9に係る発明では、請求項1
又は2に係る発明において、イベントは一定時間経過で
あることを特徴とする。
【0065】また、請求項10に係る発明では、請求項
1又は2に係る発明において、イベントは一定時間運転
であることを特徴とする。
【0066】また、請求項11に係る発明では、請求項
1又は2に係る発明において、イベントは一定の放電パ
ルス数であることを特徴とする。
【0067】また、請求項12に係る発明では、請求項
1又は2に係る発明において、イベントはエラー発生で
あることを特徴とする。
【0068】また、請求項13に係る発明では、請求項
1又は2に係る発明において、イベントは警告であるこ
とを特徴とする。
【0069】また、請求項14に係る発明では、請求項
1又は2に係る発明において、イベントはメンテナンス
作業実施後の操作記録であることを特徴とする。
【0070】また、請求項15に係る発明では、請求項
1又は2に係る発明において、イベントはレーザ装置固
有の定期作業終了であることを特徴とする。
【0071】また、請求項16に係る発明では、請求項
1又は2に係る発明において、イベントはマニュアルロ
グ取得指令であることを特徴とする。
【0072】さらに、請求項17に係る発明では、請求
項1又は2に係る発明において、イベントは通信による
リモートログ取得指令であることを特徴とする。
【0073】これら請求項9乃17に係る発明では、上
述した予め設定されたイベント毎にレーザ装置の状態を
示す情報がデータ収集される。このため、これらのイベ
ント毎に定期的にレーザ装置の状態を示す情報がデータ
収集されるので、当該レーザ装置の状態を早急に把握す
ることが可能となる。
【0074】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0075】図1は、本発明に係るレーザ装置管理シス
テムの構成図を示している。
【0076】このレーザ装置管理システムは、露光機1
の露光光源であるレーザ装置2を制御すると共に、イベ
ント毎にレーザ装置2の状態を示す情報を当該レーザ装
置から取得するレーザ制御装置10と、レーザ制御装置
10が取得したレーザ装置2の状態を示す情報をサーバ
装置30へ転送する監視端末20と、受信した情報をデ
ータベースに蓄積すると共に加工して出力するサーバ装
置30と、装置の状態を表示する表示端末40とが、そ
れぞれネットワーク50を介して接続されている。ここ
では、露光機1とレーザ制御装置10とで半導体製造装
置60が構成されている。
【0077】なお、図1においては、1台の監視端末2
0のみが示されているが、複数の監視端末がネットワー
ク50に接続されていても良い。また、監視端末20
は、1台の半導体製造装置(あるいはレーザ装置)を監
視するようになっているが、複数の半導体製造装置を監
視するようにしても良い。この場合、複数の半導体製造
装置は、同一の工場に配置されている場合や、複数の工
場に分散して配置されている場合がある。
【0078】表示端末40においては、遠隔保守管理用
の端末を想定しているので、保守要員が配置されてい
る。従って、表示端末40は、半導体製造装置60の近
傍に存在している必要はないものの、一定期間内(一定
時間内)に保守点検できる地点に存在していることが好
ましい。
【0079】ここで、監視端末20、サーバ装置30、
表示端末40および半導体製造装置60は同一地域(同
一国)に存在している必要はない。
【0080】例えば、サーバ装置30はA国に存在し、
監視端末20、表示端末40および半導体製造装置60
はB国に存在していても良い。また、上記各構成要素は
各々異なる州に存在していても良い。
【0081】ネットワーク50は、電話回線やISDN
(サービス統合ディジタル網)などの公衆回線を想定し
ている。勿論、専用回線であっても良い。このようなネ
ットワーク50の利用形態としてはインターネットやイ
ントラネットやファクシミリ(FAX)が考えられる。
ネットワーク50をインターネットとして利用する場合
のデータ通信は、OSI参照モデルに準拠した通信プロ
トコル、例えばTCP/IP通信プロトコルに従って行
われる。
【0082】図2はレーザ制御装置10の詳細な構成図
を示している。
【0083】レーザ制御装置10においては、ユーティ
リティ制御部11、波長制御部12、エネルギー制御部
13および主制御部14は、ローカルエリアネットワー
ク(以下、LANという。)15Aに接続されている。
LAN15Aは、例えば、10BASEケーブルや10
0BASEケーブルを使用したイーサネット(登録商
標)で構成されている。
【0084】また、エネルギー制御部13は、シリアル
入出力(以下、SIOという。)ポートあるいはパラレ
ル入出力(以下、PIOという。)ポート16Aを介し
て露光機1と接続されている。
【0085】また、主制御部14、メモリ17A、外部
記憶装置17B、SIOあるいはPIOポート(以下、
SIO/PIOポートという。)16Bおよびシリアル
通信ポートあるいはパラレル通信ポート(以下、シリア
ル/パラレル通信ポートという)18は、バス15Bに
接続されている。
【0086】さらに、主制御部14とハンディターミナ
ル19とは例えば無線通信回線で接続されている。
【0087】ユーティリティ制御部11は、放電ガス圧
の制御、冷却水の管理、換気用ファンの管理を行うもの
であり、以下の監視項目を監視する。
【0088】すなわち、監視項目としては、例えば、放
電ガス圧、供給ガス圧、ガスのリークチェック、冷却水
の温度、冷却水の流量、換気用ファンの流量がある。な
お、前記供給ガス圧としては、例えば、フッ素(F2)
ガス、クリプトン(Kr)とネオン(Ne)の混合ガ
ス、ヘリウム(He)ガス、窒素(N2)ガス、アルゴ
ン(Ar)ガスなどの各ガス圧がある。
【0089】波長制御部12は、レーザ光の波長および
線幅の計測および制御を行う。具体的には、レーザ光の
波長及び線幅を計測するモニタモジュールによるモニタ
結果を取得すると共に、このモニタ結果に応じてレーザ
光の波長および線幅が所定値になるように制御する。
【0090】エネルギー制御部13は、SIO/PIO
ポート16Aを介して入力される露光機1からの出力高
電圧を示すデータに基づいて、放電エネルギー制御、放
電タイミング(トリガ)制御、高電圧電源の起動、停
止、指令値の設定などの高電圧管理を行うものであり、
以下の監視項目を監視する。
【0091】すなわち、上記監視項目としては、例え
ば、放電エネルギーの検出、不正な放電(発振)の検
出、放電(発振)パルス数のカウント、高電圧、エネル
ギーばらつき(平均、σ)、高電圧電源の状態である。
【0092】上述したユーティリティ制御部11、波長
制御部12およびエネルギー制御部12は、半導体製造
装置60あるいはレーザ装置2について予め設定された
イベントが発生した場合に、自己の制御部による監視結
果を示す情報を取得する。
【0093】この情報は、半導体製造装置60あるいは
レーザ装置2の状態を示す情報(以下、状態情報とい
う。)であり、これらの装置を保守するための情報(以
下、保守情報という)でもある。
【0094】そこで、以下の説明においては、「状態情
報」を「保守情報」ということにする。この保守情報の
詳細については後述する。
【0095】ハンディターミナル19は、入力インタフ
ェースの機能を果たすものであり、例えば、保守情報取
得命令などのコマンドの発行、パラメータの設定、レー
ザ状態の参照の指示を行う。前記保守情報取得命令は、
詳細については後述するが、レーザ装置2に関係するイ
ベントを発生させる場合に用いられる命令であり、マニ
ュアルログ取得命令である。
【0096】外部記憶装置17Bには、主制御部14が
データ処理するのに必要な処理手順を示すプログラム、
主制御部14がレーザ装置10に関係する保守情報を取
得するために必要なデータが格納されている。外部記憶
装置17Bは、磁気ディスク、光ディスク、フレキシブ
ルディスクなどの記憶手段を有している。
【0097】メモリ17Aには、外部記憶装置17Bか
らロードされたプログラムを記憶する領域、主制御部1
4がデータ処理するのに必要な領域(例えばワークエリ
ア)が含まれている。
【0098】シリアル/パラレル通信ポート18は、監
視端末20との間でシリアルあるいはパラレルの伝送方
式でデータ通信を行うためのポートである。このデータ
通信を行うための伝送媒体としては、例えば、10BA
SEケーブルや100BASEケーブルを使用したイー
サネット(登録商標)がある。
【0099】主制御部14は、SIOポートとPIOポ
ートとを有するSIO/PIOポート16Bを介して、
露光機1(レーザ装置)との間でデータ通信を行うこと
により、当該露光機1の状態を監視している。すなわ
ち、主制御部14は、レーザ操作、メンテナンス管理、
ログ処理およびエラー処理を実行する。また、主制御部
14は、プログラム管理、パラメータ管理も行う。
【0100】さらに、主制御部14は、上記各制御部か
らの保守情報の取得および監視端末20へのイベント情
報の送信を行うものであり、具体的には、次の処理を実
行する。
【0101】(1)ハンディターミナル19からの保守
情報取得命令に基づいて該当する制御部にイベント情報
の取得を依頼する。
【0102】(2)LAN15Aを介して入力されるユ
ーティリティ制御部11、波長制御部12およびエネル
ギー制御部12から送信された保守情報を、監視対象と
しているレーザ装置を示す装置識別情報(以下、装置I
Dという。)に対応付けてメモリ17Aに格納するとと
もに、必要に応じて外部記憶装置17Bに格納する。
【0103】(3)上記保守情報および装置IDを、シ
リアル/パラレル通信ポート18を介して監視端末20
へ送信する。
【0104】ここで、上述した保守情報について詳細に
説明する。
【0105】この保守情報としては、稼働状況を示す情
報、品質情報、保守部品稼働状況を示す情報、エラー履
歴を示す情報などがある。
【0106】稼働状況を示す情報には、放電(あるいは
発振)パルス数、レーザ装置の稼働時間および運転時間
をそれぞれ示す情報が含まれる。品質情報には、光品
位、放電電圧およびレーザ光の波長をそれぞれ示す情報
が含まれる保守部品稼働状況を示す情報には、保守部品
の交換後の放電(あるいは発振)パルス数やレーザ装置
の稼働時間をそれぞれ示す情報が含まれる。
【0107】このような保守情報は、オペレータによる
上記保守情報取得命令や特定のイベントなどの予め設定
されたイベントが発生する毎にレーザ制御装置10によ
って取得される。
【0108】ここで、特定のイベントには、以下の内容
が含まれている。
【0109】(1)一定時間経過、一定運転時間経過、
一定放電パルス数の発振。
【0110】(2)エラーまたはワーニングの発生。
【0111】(3)メイテナンス作業の完了(操作記
録)、ガス交換などのレーザ装置固有の定期作業の完
了。
【0112】一方、上記保守情報取得命令には、「BE
AM」、「WDIA」、「POWER」および「WL
C」をそれぞれ示す命令が含まれている。
【0113】「BEAM」を示す命令は、高電圧、放電
エネルギー、ビーム状態(レーザの波長、レーザの線
幅)をそれぞれ示す情報を上記保守情報としてレーザ制
御装置10に取得させる場合に用いられる。
【0114】「WDIA」を示す命令は、波長制御情報
およびモニタモジュールの出力であるモニタ情報を上記
保守情報としてレーザ制御装置10に取得させる場合に
用いられる。
【0115】「POWER」を示す命令は、nバースト
分の電源のモニタ状態(放電電圧、放電エネルギー)を
示す情報を上記保守情報としてレーザ制御装置10に取
得させる場合に用いられる。
【0116】「WLC」を示す命令は、nバースト分の
ビーム状態(レーザ光の波長、レーザ光の線幅)を示す
情報を上記保守情報としてレーザ制御装置10に取得さ
せる場合に用いられる。
【0117】ここで、レーザ制御装置10によって取得
されてメモリ17Aに記憶される、イベントに応じた保
守情報の一例を図3に示す。
【0118】図3において、符号71で示される項目は
イベントを示し、符号71Aはイベントの名称を示し、
符号71Bで示される項目はイベントの内容を示してい
る。
【0119】符号72で示される項目はイベント毎の保
守情報を示している。
【0120】この実施形態では、符号E1〜E11で示
すように11通りのイベントに応じて保守情報がメモリ
17Aに記憶される。
【0121】ここで、符号E1〜5の行におけるビーム
状態を示すデータは、ガス圧、レーザ光の波長およびレ
ーザ光の線幅を示している。
【0122】符号E3の行におけるエラーコード(*
1)は、エラー内容に応じたデータを示している。
【0123】符号E4の行におけるエラーコード(*
2)は、光品位の異常内容に応じたデータを示してい
る。
【0124】符号E6の行における各モジュールの保守
情報は、消耗品交換後の時間、パルス数を示している。
【0125】符号E7の行におけるレーザの制御状態を
示すデータは、交換したものが手動であるか、あるいは
露光機と連動しているかを示している。
【0126】符号E8の行におけるWLはレーザ光の波
長を示し、BWはレーザ光の線幅を示している。
【0127】符号E9の行における波長制御情報は、レ
ーザ光の波長が一定となるように制御するためのパラメ
ータを示し、モニタデータはレーザ光の波長を計測する
モニタモジュールによるモニタ結果(モニタデータ)を
示している。
【0128】符号E10の行における電源のモニタ情報
は、要求発行後のnバースト分の放電電圧、および放電
エネルギーを示している。
【0129】符号E11の行におけるビーム状態を示す
データ(*3)は要求発行後のnバースト分のレーザ光
の波長、およびレーザ光の線幅を示している。
【0130】符号E8〜11におけるLog取得要求操
作端末操作とは、ハンディターミナル19による保守情
報取得命令の入力操作のことである。
【0131】なお、上述した保守情報は装置IDと組み
になって(対になって)、メモリへの記憶やデータ通信
などのデータ処理が行われる。そこで、以降の説明にお
いては、上述した「保守情報」を「保守データ」とし、
「この保守データと装置IDとが組みになったもの」を
新たな「保守情報」とする。従って、保守情報は装置I
Dを含むものとし、必要に応じて装置IDが含んでいる
旨を併記する。
【0132】ここで定義した内容において、保守データ
はレーザ制御装置10と監視端末20との間のみでデー
タ通信され、一方、保守情報は、監視端末20とサーバ
装置30との間、および後述するようにサーバ装置30
と表示端末40との間でそれぞれデータ通信されるの
で、用語が混乱することはない。
【0133】図4は、監視端末20の詳細な構成図を示
している。
【0134】監視装置20は、パーソナルコンピュータ
等のコンピュータから構成され、図4に示すように、中
央処理装置(以下、CPUという。)21と、外部記憶
装置22と、メインメモリ23と、入力装置24と、表
示装置25と、シリアル/パラレル通信ポート26と、
ネットワークインタフェース(以下、ネットワークIF
という。)27とがバス28を介してそれぞれ接続され
ている。
【0135】外部記憶装置22は、磁気ディスク、光デ
ィスク、フレキシブルディスクなどの記憶手段から構成
され、CPU21が保守情報を取得するための処理手順
を示すプログラムを含む各種のプログラム、必要に応じ
て保守情報を格納する。
【0136】メインメモリ23は、RAM等の記憶手段
から構成され、外部記憶装置22からロードされたプロ
グラム、CPU21によって取得された保守情報等の各
種のデータを記憶する。
【0137】入力装置24は、キーボードやマウスなど
の入力手段で構成され、所定のプログラムの起動を含む
各種の命令を与えるためのものである。
【0138】表示装置25は、ディスプレイ等の表示手
段で構成され、所定の表示情報を表示する。勿論、保守
情報が表示される場合もある。
【0139】シリアル/パラレル通信ポート26は、レ
ーザ制御装置10との間で、シリアルあるいはパラレル
の伝送方式によりデータの送受信を行う。因みに、レー
ザ制御装置10との間のデータ通信は、例えば、10B
ASEケーブルや100BASEケーブルを使用したイ
ーサネット(登録商標)を介して行われる。
【0140】ネットワークIF27は、所定の通信プロ
トコルに従って、ネットワーク50を介してサーバ装置
30との間でデータの送受信を行う。
【0141】CPU21は、バス28を介して上記各構
成要素22〜27を制御する。例えば、CPU21は、
イベントが発生する毎に、シリアル/パラレル通信ポー
ト26を介して入力されたレーザ制御装置10からの保
守情報(装置IDを含む)を、メインメモリ23に格納
すると共にネットワークIF27を介してサーバ装置3
0へ送信する。
【0142】図5は、サーバ装置30の詳細な構成図を
示している。
【0143】サーバ装置30は、コンピュータから構成
され、図5に示すように、CPU31と、ネットワーク
IF32と、データベース33と、外部記憶装置34
と、メインメモリ35とがバス36を介してそれぞれ接
続されている。
【0144】ネットワークIF32は、所定の通信プロ
トコルに従って、監視端末20および表示端末40との
間でデータの送受信を行う。
【0145】データベース33は、ネットワークIF3
2を経て入力された保守情報を蓄積する。このデータベ
ース33の内容は後述する。
【0146】外部記憶装置34は、例えばデータベース
33の内容を更新するための処理手順、データベース3
3の内容に基づく出力情報を生成するための処理手順を
含む各種のデータ処理の処理手順を示すプログラムを格
納する。
【0147】メインメモリ35は、RAM等の記憶手段
から構成され、外部記憶装置34からロードされたプロ
グラムを記憶する記憶領域、CPU31による出力デー
タの生成などデータ加工する際に必要な記憶領域を備え
ている。
【0148】CPU31は、バス36を介して上記各構
成要素32〜35を制御する。例えば、CPU31は、
ネットワークIF32を介して入力された監視端末20
からの保守情報のうちの保守データを、当該装置IDに
対応付けてデータベース33に蓄積すると共に、当該保
守情報をネットワークIF32を介して表示端末40へ
送信する。また、CPU31は、データベース33の内
容を基に、データを加工して出力データを生成し、該生
成された出力データをネットワークIF32を介して表
示端末40へ送信する。
【0149】ここで、データベース33の内容の一例を
図6に示す。
【0150】データベース33には、図6に示すよう
に、複数の装置ID#1〜#nの各装置ID毎に保守デ
ータが蓄積される。
【0151】同図6において、符号110で示される項
目はイベントを示し、上述した図3のイベント項目71
に対応し、符号120で示される項目はイベント毎の保
守データ(レーザ装置の状態を示す情報)を示し、上述
した図3の項目72の記憶内容に対応している。そし
て、上述した図3の項目72の記憶内容と図6の項目1
20の記憶内容とは整合性が保たれるようになってい
る。
【0152】図7は、表示端末40の詳細な構成図を示
している。
【0153】表示端末20は、パーソナルコンピュータ
などのコンピュータから構成され、図7に示すように、
CPU41と、ネットワークIF42と、外部記憶装置
43と、メインメモリ44と、表示装置45と、入力装
置46とがバス47を介してそれぞれ接続されている。
【0154】ネットワークIF42は、所定の通信プロ
トコルに従って、ネットワーク50を介してサーバ装置
30との間でデータの送受信を行う。
【0155】外部記憶装置43は、保守情報を表示装置
45に表示させるための処理手順を示すプログラムを含
む各種のプログラムを格納する。
【0156】メインメモリ44は、RAM等の記憶手段
から構成され、ネットワークIF42を介して入力され
たサーバ装置30からの出力データ(保守情報)、入力
装置46から入力された指令等のデータ、外部記憶装置
43からロードされたプログラムを記憶する。
【0157】表示装置45は、ディスプレイ等の表示手
段で構成され、サーバ装置30から送信された出力デー
タを表示する。なお、ここでは、サーバ装置30からの
出力データを表示装置45に表示する場合を考えるの
で、以降の説明においては、出力データは、表示データ
とする。
【0158】入力装置46は、キーボードやマウスなど
の入力手段で構成され、所定のプログラムの起動を含む
各種の命令を与えるためのものである。
【0159】CPU41は、バス47を介して上記各構
成要素42〜46を制御する。例えば、CPU41は、
ネットワークIF42を介して入力されたサーバ装置3
0からの表示データを、メインメモリ23に格納すると
共に表示装置45に表示させる。
【0160】ところで、ネットワーク50を介してのデ
ータ通信はOSI参照モデルに準拠した通信プロトコ
ル、例えばTCP/IP通信プロトコルに従って行われ
るようになっているので、上述した監視端末20のネッ
トワークIF27、サーバ装置30のネットワークIF
32、表示端末40のネットワークIF42は、TCP
/IP通信プロトコルに従ってデータ通信ができるよう
になっている。
【0161】なお、ネットワーク50が電話回線の場合
には、上記各ネットワークIFには、通信制御装置(C
CU)および網制御装置(NCU)から成るモデムが必
要となる。
【0162】次に、上述したレーザ装置管理システムに
おける保守情報の表示について図8および図9を参照し
て説明する。
【0163】なお、図8はレーザ装置管理システムを機
能的に表現した図を示し、図9はレーザ装置管理システ
ムの処理動作を示すシーケンス図を示している。
【0164】ここでは、以下の条件で処理する場合を想
定している。
【0165】レーザ制御装置10と監視端末20とはL
ANなどの通信回線で接続されていないものとする。
【0166】監視端末20は、外部記憶装置22から通
信プログラム211をメインメモリ23にロードして実
行する。
【0167】サーバ装置30は、外部記憶装置34から
データベース更新処理機能212と表示データ作成及び
通信処理機能213とをそれぞれ実施するためのプログ
ラムをメインメモリ35にロードして実行する。
【0168】表示端末40は、外部記憶装置43から通
信及び表示プログラム214をメインメモリ44にロー
ドして実行する。
【0169】表示端末40を利用する利用者は、レーザ
制御装置10の保守情報を必要としている者、例えば保
守要員であるとする。
【0170】今、予め決められたイベントとしての例え
ばガス交換、あるいは半導体製造装置60がアラームを
発生して異常停止するなど、予め設定されたイベントが
発生した場合(図9のS1参照)、レーザ制御装置10
においては、ユーティリティ制御部11、波長制御部1
2およびエネルギー制御部12は、自己の制御部による
監視結果を示す情報を保守データとして取得して、LA
N15Aを介して主制御部14へ送信する。
【0171】主制御部14は、受信した保守データと監
視しているレーザ装置の装置IDを対応付けて保守情報
としてメモリ17Aに記憶する(図9のS2参照)。
【0172】オペレータは、予め決められたイベント毎
(例えばガス交換毎)、あるいは半導体製造装置60の
異常停止した際に、レーザ制御装置10に対してハンデ
ィターミナル19を操作して保守情報取得命令を与え
る。具体的には、上述した図3に示した符号E1〜符号
E11で示される全てのイベントまたは任意の所望のイ
ベントについての保守情報を取得させるべく命令を入力
する。
【0173】レーザ制御装置10は、図8に示すよう
に、与えられた指令に基づいて、メモリ17Aに記憶さ
れている保守情報をフレキシブルディスク(FD)等の
外部記憶媒体に書き込みを行う(処理P1)次に、オペ
レータは、上記処理P1で保守情報が書き込まれた外部
記憶媒体を監視端末10上の外部記憶装22置に挿入し
(処理P2)(図9のS3参照)、その後、監視端末1
0の入力装置24を操作してデータ収集用プログラムを
起動させる。
【0174】CPU21は、データ収集用プログラムを
実行することにより、外部記憶装置22に挿入された外
部記憶媒体から保守情報をメインメモリ23に読み込む
と共に、通信プログラム211を実行することにより、
読み込んだ保守情報をネットワークIF27を介してネ
ットワーク50へ送信する(処理P3)(図9のS4参
照)。ネットワークIF27から送信される送信データ
はネットワーク50を介してサーバ装置30へ送信され
る(処理P4)。
【0175】なお、図8においては、監視端末20は、
1つのレーザ制御装置10からの保守情報のみをデータ
処理するようになっているが、複数のレーザ制御装置か
らの保守情報をデータ処理することもできる。
【0176】サーバ装置30では、データベース更新処
理機能212によって、ネットワークIF32を介して
受信した受信データ(つまり保守情報)をデータベース
33に保存する(処理P5)(図9のS5参照)。
【0177】保守情報のデータベース33への保存に際
しては、装置ID毎に保存データが保存されるようにな
っているので、複数の監視端末から同時に保守情報が送
信されてきた場合には、受信した保守情報に含まれてい
る装置IDを基に、どのレーザ装置からの保守データで
あるかを認識して、当該装置ID毎に、対応する保守デ
ータの該当する内容を更新する。
【0178】サーバ装置30は、データベースを更新し
た場合には、表示データ作成&通信機能213によっ
て、更新後のデータベースに基づいて、表示端末40へ
出力する表示データを作成する(処理P6)(図9のS
6参照)。この表示データには装置IDも含まれてい
る。
【0179】このような表示データは、監視端末20か
ら送信された保守情報に基づいてデータベースが更新さ
れる毎のタイミングで作成され、しかも、当該更新され
たデータベースの内容に基づいて予め設定されたフォー
マットに従って作成される。
【0180】そして、サーバ装置30は、作成した表示
データを、表示データ作成&通信機能213によって、
ネットワークIF32を介して表示端末40へ送信する
(図9のS7参照)。この送信された表示データは、ネ
ットワーク50を介して表示端末40に入力される(処
理P7、P8)。
【0181】表示端末40では、ネットワークIF42
を介して表示データを受信すると、この表示データをメ
インメモリ44に記憶すると共に、外部記憶装置からメ
インメモリ44に表示プログラムをロードして実行す
る。
【0182】次に、表示端末40は、表示プログラムを
実行することにより、メインメモリ44に記憶されてい
る表示データを解釈して表示装置45に表示する(処理
P9)(図9のS8参照)。
【0183】ここで、表示内容の一例を以下に示す。
【0184】(1)保守部品の交換後の使用時間、放電
パルス数をトレンド表示する。
【0185】(2)レーザ光の波長や放電電圧などの光
品質に関連する値のバラツキをトレンド表示する。
【0186】(3)放電パルス数やレーザ装置の稼働時
間などの生産に関連する情報をトレンド表示する。
【0187】上述した処理を終了した時点では、表示端
末40の表示装置45に表示されているのは、サーバ装
置30によって作成されたデフォルトの表示データに基
づく表示内容である。
【0188】そこで、表示端末40を利用している利用
者は、デフォルトの表示データには含まれないデータ例
えば過去の履歴情報を要求する場合には、入力装置46
を操作して、表示すべくレーザ装置(レーザ制御装置)
の装置IDと共に、何れのイベントについての履歴情報
を要求するかということを入力する。
【0189】この要求指示は、ネットワークIF42、
ネットワーク50を介してサーバ装置30に送信される
(処理P10、P11)。
【0190】サーバ装置30では、表示端末40からの
要求に応じて、データベース33から該当するイベント
についての保守データの履歴を読み出して、表示データ
を作成する。この表示データは、上述した処理P7、P
8と同様に、ネットワークIF32、ネットワーク50
を介して表示端末40に送信される。
【0191】表示端末40では、上記処理P9と同様
に、履歴が表現されている表示データを表示する。
【0192】この場合の履歴の表示内容の一例を以下に
示す。
【0193】(1)放電(あるいは発振)パルス数を折
れ線グラフ形式で表示する。
【0194】(2)エラー履歴を表形式で表示する。
【0195】これによって、長期的な保守データの傾向
を知ることができる。
【0196】上述したように、レーザ装置に関係するイ
ベントが発生する毎に、当該イベントに応じた保守情報
に基づいてデータベースが更新されると共に、該更新後
のデータベースに基づいて表示データが作成され、さら
に例えば保守要員が利用している表示端末に表示される
ので、当該保守要員は、表示された内容を参照して、部
品の交換やエラー箇所の修理等の保守作業を実施するこ
とが可能となる。
【0197】次に、このような保守情報に基づいた保守
作業の実施について図10を参照して説明する。
【0198】ここでは、レーザ装置としてのガスレーザ
装置において、放電回数つまりパルス数が要因となって
劣化(消耗)する部品(例えば放電電極)の保守作業を
例にして説明する。
【0199】図10において、基準となる時点をt0と
し、一定期間経過した時点を時点t1、時点t2、時点
t3、時点t4とする。また、時点t3は従来における
例えば定期保守点検の時期であるとする。
【0200】さて、時点t0から新たな部品を用いて継
続的にレーザ発振されている場合には、表示端末40に
よって、上述したように、保守部品の交換後の使用時間
や、放電パルス数のトレンド表示、あるいはレーザ光の
波長や放電電圧などの光品質に関連する値のバラツキの
トレンド表示を行うことができる。
【0201】このため、保守要員は、このようなトレン
ド表示を参照することにより、例えば時点t2の近傍に
おいて、時点t2を経過した時点t5で部品交換時期で
あると予測(ケース1)したり、あるいは例えば時点t
3の近傍において、時点t3を経過した時点t6で部品
交換時期であると予測(ケース2)することができる。
【0202】このようにして部品交換時期であると予測
した時点t5あるいは時点t6において、保守要員は、
レーザ装置が設置されている現場で部品交換などの保守
作業を実施することができる。
【0203】これに対し、従来においては、定期的に保
守作業を実施するようにしているので、例えば時点t3
でレーザ装置が設置されている現場に出向いて、部品交
換をしていた。しかし、上記ケース1のように時点t5
で部品交換しなければならない場合であっても、時点t
3でしか部品交換されないこととなり、このため、時点
t5〜時点t3の期間中においては、レーザ出力特性が
低下し、最終的な製品の品質も保証されないことにな
る。
【0204】一方、上記ケース2のように時点t6で部
品交換をしても良い場合であっても、時点t3で部品交
換しなけらばならないこととなり、このため、この時点
t3において品質上何ら問題なく、時点t5まで使用す
ることができる部品を交換しなければならず、資源(部
品)を有効に利用することができない。
【0205】なお、上記実施形態では、サーバ装置30
は、データベースの更新毎のタイミングで、更新後のデ
ータベースに基づいて表示データを作成するようになっ
ているが、これに限定されることなく、次のようにして
も良い。
【0206】すなわち、データベースが更新されなくと
も、一定時間経過(つまり一定時間毎)などのイベント
に基づいて表示データが作成されるようにしても良い。
【0207】また、上記実施形態では、サーバ装置30
は、更新後のデータベースに基づいて表示データを作成
して、表示端末40へ自動送信するようにしているが、
これに限定されることなく、次のようにしても良い。
【0208】すなわち、サーバ装置30は、表示端末4
0から送信されたレーザ装置の装置IDおよび表示デー
タ更新要求を受信し、この更新要求に応答して、表示デ
ータを作成して表示端末40へ送信する。この場合は、
表示端末40からの表示データ更新要求の受信毎のタイ
ミングで表示データが作成され、しかも要求内容に応じ
た表示データが作成される。
【0209】また、上記実施形態では、監視端末20と
表示端末40とがそれぞれ独立した構成になっている
が、これに限定されることなく、監視端末20の機能と
表示端末40の機能とを1つの端末で実現するようにし
ても良い。
【0210】さらに、上記実施形態では、監視端末2
0、サーバ装置30および表示端末40は、1つのネッ
トワーク50に接続されているが、これに限定されるこ
となく、これらはネットワーク接続が可能で有れば、グ
ローバル的に接続されていても良い。
【0211】例えば、第1のネットワークに監視端末2
0およびサーバ装置30が接続され、第2のネットワー
クに表示端末40が接続され、さらに第1のネットワー
クと第2のネットワークとが通信回線で接続されて、結
果的に、サーバ装置30と表示端末40とがデータ通信
を実施することができれば良い。
【0212】このように表示端末40は、ネットワーク
接続が可能で有れば、監視端末20の近傍以外やの場
所、サーバ装置の近傍以外の場所であっても構わない。
【0213】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、以下の作用効果を得ることができる。
【0214】(1)レーザ装置の状態を示す情報につい
ての緻密なデータ収集が可能になるため、従来において
突発的に発生していた不具合のうちの幾つかは事前に予
測可能になる。
【0215】(2)緻密なデータ収集が可能になるた
め、消耗部品の寿命についての正確な予測が可能にな
る。このため、従来において定期的に部品交換していた
消耗部品であっても、性能上使用可能な場合は部品交換
をする必要がないこととなり、資源(部品)を有効に利
用することができる。
【0216】(3)レーザ装置の状態についての詳細な
情報を緻密な間隔(定期的)で収集することができるの
で、レーザの状態をより緻密にチューニングすることが
可能になる。よって、レーザ出力特性などの性能を長期
的に維持することができると共に、部品の長寿命化を図
ることができる。
【0217】[第2の実施の形態]図11は、第2の実
施形態に係るレーザ装置管理システムの構成図を示して
いる。
【0218】このレーザ装置管理システムは、図1に示
した第1の実施形態のレーザ装置管理システムの構成に
おいて、半導体製造装置60Aを追加し、複数の半導体
製造装置60、60A(つまりレーザ制御装置10、1
0A)と監視端末20とがLAN80を介して接続され
た構成になっている。なお、同図において、図1に示し
た構成要素と同様の機能を果たす部分には同一符号を付
している。
【0219】この第2の実施形態においては、基本的に
は、第1の実施形態と同様の処理が行われるものの、多
少異なっている処理もある。
【0220】次に、この異なっている処理について、レ
ーザ装置管理システムを機能的に表現した様子を示して
いる図12を参照して説明する。
【0221】なお、レーザ制御装置10、10Aは、外
部記憶装置17Bから通信プログラム215、216を
メインメモリ23にロードして実行する(図2参照)。
【0222】上述した第1の実施形態では、レーザ制御
装置10から監視端末20への上記保守情報の転送に外
部記憶媒体(フレキシブルディスク)を用いているのに
対し、第2の実施形態では、レーザ制御装置10、10
Aは、上記保守情報をLAN80を介して監視端末20
へ送信する(処理P81)。この処理P81が終了した
後は、図8を参照して説明した第1の実施形態と同様の
処理が行われる(処理P3〜P11)。
【0223】このようなレーザ装置管理システムにおい
ては、上述したように一定時間経過、一定放電パルス数
の発振などの特定のイベント発生時に、レーザ制御装置
10がレーザ装置から保守情報を取得して、LAN80
を介して監視端末20へ送信することにより、その後、
第1の実施形態と同様の処理が実施される。従って、当
該特定のイベント発生毎に定期的に保守情報がサーバ装
置30へ送信され、さらに表示端末40に表示されるこ
とになる。
【0224】勿論、第1の実施形態と同様に、レーザ制
御装置におけるオペレータによるハンディターミナル1
9の保守情報取得命令の入力指示に基づいて、保守情報
を取得することもできる。
【0225】なお、第2の実施形態では、上記特定のイ
ベント以外に、ネットワーク50に接続されている端
末、例えば表示端末40の入力装置46による所望の装
置IDとともに保守情報取得命令の入力指示が行われ場
合に、保守情報を取得するようにしても良い。この場合
の装置IDおよび保守情報取得命令は、ネットワーク5
0を介して監視端末20に入力され、さらに監視端末2
0からLAN80を介して、当該所望の装置IDで示さ
れるレーザ装置を制御しているレーザ制御装置10へ転
送される。
【0226】勿論、監視端末20を利用している利用者
が、監視端末20の入力装置46を操作して、所望の装
置IDとともに保守情報取得命令を入力して、保守情報
を要求しても良い。
【0227】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、上記第1の実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0228】さらに第2の実施形態では、例えば一定の
放電パルス数発振などの特定のイベントが発生する毎
に、レーザ装置の状態を示す情報(つまり保守情報)
が、データベース化されかつ表示端末40に表示される
ので、上記第1の実施形態と比較して、表示端末40を
利用している保守要員は、定期的に表示される表示内容
によって、レーザ装置の状態を定期的にかつ正確に把握
することができる。
【0229】このとこは、保守要員は、表示内容を基に
レーザ装置の不具合や部品の寿命を早めに把握すること
ができることを意味している。
【0230】[第3の実施の形態]図13は、第3の実
施形態に係るレーザ装置管理システムの構成図を示して
いる。
【0231】第3の実施形態では、サーバ装置30によ
って、データベース内の保守情報に基づいて半導体製造
装置あるいはレーザ装置の状況を判定し、必要に応じて
警告を保守要員に対して通知するようにしたシステムを
想定している。
【0232】このレーザ装置管理システムは、図11に
示した第2の実施形態のレーザ装置管理システムの構成
において、監視端末20および表示端末40を削除し、
監視&表示端末90を追加した構成になっている。な
お、同図において、図1に示した構成要素と同様の機能
を果たす部分には同一符号を付している。
【0233】監視&表示端末90は、図4に示した監視
装置20と同様のハードウェア構成になっており、監視
端末20の機能および表示端末40の機能を有してい
る。
【0234】係る構成のレーザ装置管理システムを機能
的に表現した様子を図14に示す。この図14において
は、半導体製造装置については省略している。
【0235】同図14において、監視&表示端末90
は、外部記憶装置22からメインメモリ23に、監視端
末通信プログラム221および表示端末通信&表示プロ
グラム222をロードし、プログラム221を実行する
ことにより、上記監視端末20と同様の機能を果たし、
一方、プログラム222を実行することにより、表示端
末40と同様の機能を果たす。
【0236】サーバ装置30は、外部記憶装置34から
メインメモリ35に、データベース更新処理機能21
2、装置状況判定機能223および警告通知機能224
をそれぞれ示すプログラムをロードし、これらのプログ
ラムを実行することにより、該当する機能を遂行する。
【0237】装置状況判定機能223は、データベース
33に蓄積された保守情報を基に、レーザ装置にトラブ
ルが発生しているか、または近い将来トラブルが発生し
そうであるかを判定する機能である。
【0238】警告通知機能224は、装置状況判定機能
223の判定を受けて、レーザ装置の状況を警告情報と
してネットワーク50を介して監視&表示端末90に通
知する機能である。
【0239】監視&表示端末90は、LAN80を介し
て転送されてきたレーザ制御装置からの保守情報を受信
すると、監視端末通信プログラム221を実行すること
により、当該保守情報をネットワーク50を介してサー
バ装置30へ転送する。
【0240】次に、第3の実施形態でのレーザ装置管理
システムの処理について上記図14および図15を参照
して説明する。なお、図15は、処理動作を示すシーケ
ンス図を示している。
【0241】図示しないレーザ制御装置は、イベントが
発生すると(図15のS11参照)、レーザ装置に関す
る保守情報を取得して(図15のS12参照)、LAN
80を介して監視&表示端末90へ転送する(図15の
S13参照)。
【0242】監視&表示端末90は、監視端末通信プロ
グラム221を実行することにより、受信した保守情報
をネットワーク50を介してサーバ装置30へ転送する
(処理P301、P302)(図15のS14参照)。
【0243】サーバ装置30では、ネットワーク50を
介して転送されてきた保守情報を受信すると、データベ
ース更新処理機能212によって、当該保守情報を基に
データベース33を更新する(処理P303)(図15
のS15参照)。
【0244】次に、サーバ装置30は、装置状況判定機
能223によって、データベース33に蓄積された保守
情報を基にレーザ装置の状況を判定(つまり、レーザ装
置の状態を診断)すると共に(処理P304)(図15
のS16参照)、警告通知機能224によって、当該判
定結果に基づくレーザ装置の状況を警告情報として、ネ
ットワーク50を介して監視&表示端末90へ通知する
(処理P305、P306)(図15のS17参照)。
【0245】ところで、監視&表示端末90では、ネッ
トワーク50を介して転送されてきたサーバ装置30か
らの警告情報を受信すると、表示端末通信&表示プログ
ラム222を実行することにより、当該受信した警告情
報に基づく警告内容を表示装置に表示する。
【0246】これによって、監視&表示端末90の表示
装置を参照している利用者、たとえば保守要員者は、表
示された警告内容を基に、レーザ装置のトラブルを早期
に発見して、所定の保守作業を行うことができる。
【0247】ところで、装置状況判定機能223による
レーザ装置の状態の判定には、各種の方法があるので、
これらの判定方法について説明する。
【0248】(1)保守データと予め設定された判定基
準とを比較し、この比較結果に応じて、レーザ装置の状
況を判定する。たとえば、保守データに含まれる例えば
「放電(あるいは発振)パルス数」と判定基準となるパ
ルス数とを比較し、放電(あるいは発振)パルス数が判
定基準値を超えていた場合には、その旨を、一方、放電
(あるいは発振)パルス数が判定基準値の例えば70%
や80%に達していた場合は、その旨を、判定結果とす
る。
【0249】ここで、具体的な判定例を下記に示す。
【0250】(A)「消耗部品の稼働時間や放電(ある
いは発振)パルス数が規定の値を超えた又は近づいた」
という旨の判定。
【0251】この判定は、消耗部品の寿命を予測してい
ることを意味し、実際の値が規定の値を超えた場合には
消耗部品は寿命に達して部品交換が必要であることを意
味し、一方、実際の値が規定の値に近接している場合
は、消耗部品は近い将来寿命に達することを意味してい
る。しかし、定期的に保守情報を収集しているので、実
際の値が規定の値を超える以前に、消耗部品が近い将来
寿命に達するということを把握することができるので、
早急に対処することが可能となる。
【0252】(B)「装置稼働時間、放電(あるいは発
振)パルス数が規定の定期メンテナンス間隔を超えた又
は近づいた」という旨の判定。
【0253】(2)過去一定期間中に発生したイベント
に応じて記憶されている保守データに含まれる「放電
(あるいは発振)パルス数」に基づいて、時系列的な変
化つまり、時間(期間)に対する放電パルス数の特性を
示すグラフを求め、この特性グラフの傾斜の割合を基
に、レーザ装置の状態を判定するようにする。この特性
グラフの傾斜の割合率が、予め設定された傾斜の割合を
超えた場合には、異常である旨を、一方、予め設定され
た傾斜の割合よりも小さい場合は、その旨を、判定結果
とする。
【0254】具体的な判定例を下記に示す。
【0255】(A)「レーザ光の波長や放電電圧などの
光品質に関連する値のバラツキが規定の値を超えた又は
近づいた」という旨の判定。
【0256】なお、この場合、判定せずに、上記特性グ
ラフを長期トレンド情報として出力するようにしても良
い。
【0257】上記第3の実施形態では、サーバ装置30
は、監視&表示端末90へ警告情報を送信するようにな
っているが、これに限定されることなく、次のようにし
ても良い。
【0258】すなわち、ファクシミリ(FAX)や電子
メール(E−mail)によって、上記監視&表示端末
90または予め設定された端末へ警告情報を送信する。
【0259】この場合、上記予め設定された端末は、監
視&表示端末90が設置されている構内においてネット
ワーク50と接続された端末でも良いし、ネットワーク
50と単独で接続されている端末でも良い。
【0260】また、サーバ装置30は、装置IDに対応
して、FAX番号や電子メールアドレスなどの通知先を
記憶している必要がある。これによって、サーバ装置3
0は、データベース内の保守情報を基に判定した判定結
果(つまりレーザ装置の状況)を警告通知する場合に、
当該保守情報に含まれている装置IDに対応して記憶さ
れているFAX番号や電子メールアドレスを取得して、
この通知先へ警告情報を送信することができる。
【0261】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、上記第2の実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0262】さらに第3の実施形態では、サーバ装置4
0の判定処理による判定結果が警告情報として表示装置
40に表示されるので、レーザ装置の不具合や部品の寿
命を保守要員自身が把握するようにした上記第2の実施
形態と比較して、保守要員は、表示装置40に表示され
た表示内容を監視することにより、レーザ装置の不具合
や部品の寿命を早期に発見することができる。また、レ
ーザ装置の不具合や部品の寿命の警告内容によっては、
保守作業を実施するなどして、トラブルに迅速に対応す
ることができる。
【0263】[第4の実施の形態]第4の実施形態に係
るレーザ装置管理システムは、図11に示した第2の実
施形態と同様の構成になっている。
【0264】この第4の実施形態では、ネットワーク5
0はインターネットであるものとし、保守情報などの各
種の情報の漏洩を防止するために通信データを暗号化し
てデータ通信するようにしたシステムを想定している。
【0265】図16は、第4の実施形態に係るレーザ装
置管理システムを機能的に表現した図を示している。な
お、図16においては、半導体製造装置については省略
している。
【0266】このレーザ装置管理システムは、図12に
示した第2の実施形態のレーザ装置管理システムの機能
構成において、次の機能を追加した構成になっている。
【0267】監視端末20は暗号化処理機能231を有
している。サーバ装置30は復号化処理機能232およ
び暗号化&復号化処理機能233を有している。表示端
末40は暗号化&復号化処理機能234を有している。
これら各機能を実施するための処理手順を示すプログラ
ムは、該当する構成要素の外部記憶装置に格納され、必
要に応じて、メインメモリにロードされ実行される。
【0268】この第4の実施形態においては、基本的に
は、図12に示した第2の実施形態と同様の処理が実施
されるものの、データを送受信するに際し、暗号化また
は復号化を実施する点で第2の実施形態と異なってい
る。
【0269】次に、第2の実施形態と異なる処理につい
て図16を参照して説明する。
【0270】すなわち、監視端末20は、レーザ制御装
置からの保守情報を受信すると、外部記憶装置22から
メインメモリ23に、暗号化処理機能231を実施する
ための処理手順を示すプログラムをロードして実行する
ことにより、受信した保守情報について暗号化処理を施
した後、サーバ装置30へ転送する。
【0271】サーバ装置30は、暗号化された保守情報
を受信すると、復号化処理機能232によって、この暗
号化された保守情報について復号化処理を施す。この復
号化された保守情報を基にデータベース33は更新され
る。
【0272】そして、サーバ装置30は、データベース
内の保守情報に基づいて作成した表示データを、暗号化
&復号化処理機能233によって暗号化する。この暗号
化された表示データは、ネットワーク50を介して表示
端末40へ転送される。
【0273】表示端末40では、転送されてきた暗号化
された表示データを、暗号化&復号化処理機能234に
よって復号化した後、表示装置45に表示する。
【0274】なお、表示端末40は、サーバ装置30に
保守情報取得を要求する場合は、装置IDおよび保守情
報取要求を得暗号化&復号化処理機能234によって暗
号化した後、データ転送する。一方、サーバ装置30で
は、暗号化された装置IDおよび保守情報取要求を、暗
号化&復号化処理機能233によって復号化して、表示
データの作成を実施することになる。
【0275】なお、第4の実施形態においては、監視端
末20および表示端末40とサーバ装置30のそれぞれ
に対となる圧縮/伸長処理機能を追加し、この圧縮/伸
長処理機能を用いることによって、送信時に、送信デー
タに対して圧縮処理を施し、一方、圧縮されたデータに
対して、受信時に伸長処理を施すことができる。
【0276】以上説明したように、第4の実施形態によ
れば、上記第2の実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0277】さらに第4の実施形態では、レーザ装置に
ついての保守情報は、データ圧縮および暗号化の処理が
施されて、監視端末20からサーバ装置30へ、またサ
ーバ装置30から表示端末40へ送信されるので、サー
バ装置30と監視端末20および表示端末40との間に
使用されるネットワーク50は、専用回線を使用する必
要はなく、インターネットなどの安価な公衆回線を使用
することができる。
【0278】また、保守情報がデータ圧縮されてデータ
通信されるので、通信データ量を削減し、通信時間を短
縮することができる。
【0279】[第5の実施の形態]図17は、第5の実
施形態に係るレーザ装置管理システムの構成図を示して
いる。
【0280】このレーザ装置管理システムは、図11に
示した第2の実施形態のレーザ装置管理システムの構成
において、監視端末20と同様の機能を果たす監視端末
20Nと、表示端末40と同様の機能を果たす表示端末
40Nとを追加した構成になっている。なお、同図にお
いて、図11に示した構成要素と同様の機能を果たす部
分には同一符号を付している。
【0281】この第5の実施形態では、複数の監視端末
および複数の表示端末がネットワーク50に接続され、
監視端末を利用するユーザも表示端末を利用するユーザ
も、いわゆる複数のクライアントが保守情報に基づく表
示データを参照するために、サーバ装置にアクセスする
ようにしたシステムを想定している。
【0282】図18は、レーザ装置管理システムを機能
的に表現した図を示している。この図18においては、
半導体製造装置については省略している。
【0283】このレーザ装置管理システムは、図16に
示した第4の実施形態のレーザ装置管理システムの機能
構成において、サーバ装置30にアクセス制御機能24
1、242を追加した構成になっている。これら各機能
を遂行させるためのプログラムは、それぞれ該当する構
成要素の外部記憶装置に格納され、必要に応じてメイン
メモリにロードされ実行される。
【0284】アクセス制御機能241は、複数の監視端
末からのアクセスを制御するものであり、アクセス制御
機能242は、複数の表示端末からのアクセスを制御す
るものである。勿論、2つのアクセス制御機能に分ける
ことなく、1つのアクセス制御機能によって、複数の監
視端末及び表示端末からのアクセスを制御するようにし
ても良い。
【0285】この第5の実施形態においては、基本的に
は、図16に示した第4の実施形態と同様の処理が実施
されるものの、サーバ装置30に対するアクセスを制御
する点で第4の実施形態と異なっている。
【0286】次に、第4の実施形態と異なる処理につい
て図19を参照して説明する。なお、図19はサーバ装
置にけるアクセス制御の処理動作を示すフローチャート
を示している。
【0287】最初に、複数の監視端末20、20Nや複
数の表示端末40、40などの複数のユーザは、サーバ
装置30に対してアクセス許可を要求する場合は、ユー
ザIDおよびパスワードを入力してサーバ装置30へ送
信する。
【0288】ここでは、表示端末40がアクセス許可要
求を発行するものとし、この表示端末40においては、
監視端末20の管理下にある半導体製造装置あるいはレ
ーザ装置のうちの、装置ID=#1で示される装置につ
いての表示データを要求することができるものとする。
また、ユーザID=XX40、パスワード=YY40を
有するユーザAは、サーバ装置30に対するアクセス権
を有する正当なユーザであるものとする。
【0289】また、サーバ装置30においては、ユーザ
ID=XX40とパスワード=YY40と装置ID=#
1とが対応付けられて記憶されているものとする。
【0290】サーバ装置30は、ユーザAからのユーザ
ID(XX40)及びパスワード(YY40)を受信し
た場合(ステップS21)、自己に記憶されているユー
ザIDとパスワードの組み合わせのデータに基づいて、
受信したユーザIDとパスワードは正当な組み合わせか
否かを判断し(ステップS22)、正当であると判断し
た場合は、当該ユーザに対して装置IDを要求する。
【0291】これに応答した前記ユーザは、半導体製造
装置あるいはレーザ装置を示す所望の装置IDを入力し
てサーバ装置30へ送信する。なお、ステップS22に
おいて正当な組み合わせであると判断された場合は、当
該ユーザAは、サーバ装置30に対するアクセス権を有
する正当なユーザであることになる。
【0292】サーバ装置30は、ユーザAの入力による
所望の装置IDを受信した場合(ステップS23)、自
己に記憶されている装置IDとユーザIDの組み合わせ
のデータに基づいて、前記受信した装置IDと既に受信
しているユーザID(XX40)は正当な組み合わせか
否かを判断する(ステップS24)。
【0293】ステップS24において、装置ID「#
1」とユーザID「XX40」の組み合わせが正当であ
ると判断したサーバ装置30は、当該ユーザAに対して
アクセス許可を通知する(ステップS25)。
【0294】一方、ステップS22においてユーザAか
らのユーザID及びパスワードの組み合わせが不当な場
合、ステップS24において、ユーザID「XX40」
と他のレーザ装置を示す装置ID(#2)の組み合わせ
が不当な場合、サーバ装置30は、当該ユーザAに対し
てアクセス禁止を通知する(ステップS26)。
【0295】アクセス許可を受信したユーザAは、イベ
ントに応じた保守情報に基づく、デフォルトの表示デー
タ、あるいは過去の履歴情報の表示データなどの保守情
報に関する表示データの要求をサーバ装置30に送信す
ることができる。
【0296】なお、上記第5の実施形態では、アクセス
許可が与えられた後、保守情報に関する表示データの要
求を行うようにしているが、これに限定されることな
く、当該表示データの要求と共に装置IDをサーバ装置
30へ送信するようにしても良い。
【0297】この場合、アクセス許可と判断された場合
には該当する装置IDに対応する表示データが作成され
て、ユーザに対して送信され、一方、アクセス禁止と判
定された場合はその旨がユーザに通知される。
【0298】以上説明したように、第5の実施形態によ
れば、上記第4の実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0299】また、第5の実施形態では、サーバ装置3
0は、装置ID、ユーザID、パスワードを基にユーザ
を認証した上で、表示データ(つまり保守情報)を要求
元に送信するようにしているので、複数のユーザからの
表示データの送信要求がサーバ装置30に送信された場
合であっても、異なるユーザ間でのデータ漏洩を防止す
ることができる。例えば、ユーザAの表示端末に、ユー
ザBが保守および管理すべきレーザ装置についての表示
データが表示されるという事態を防止することができ
る。この場合は、ユーザAの表示端末には、当該ユーザ
Aが保守および管理すべきレーザ装置についての表示デ
ータが表示される。
【0300】さらに第5の実施形態によれば、サーバ装
置30にアクセスする表示端末40は、装置ID、ユー
ザID、パスワードを基に認証された上で、データ圧縮
および暗号化された表示データを受信するようになって
いるので、データの機密性が確保される。このことは、
表示端末40としては汎用コンピュータを使用すること
ができ、またネットワーク50としては汎用の通信回
線、例えば公衆回線を使用することができることを意味
している。
【0301】[第6の実施の形態]第6の実施形態に係
るレーザ装置管理システムは、図11に示した第2の実
施形態と同様の構成になっている。
【0302】この第6の実施形態では、監視端末20お
よび表示端末40によって、各端末の機能を遂行するた
めのプログラムをサーバ装置30からダウンロードし、
このダウンロードしたプログラムを実行するようにした
システムを想定している。
【0303】図20は、第6の実施形態に係るレーザ装
置管理システムを機能的に表現した図を示している。
【0304】この遠隔保守システムは、図12に示した
第2の実施形態のレーザ装置管理システムの機能構成に
おいて、監視端末20に配布プログラム実行機能251
を追加し、サーバ装置30にプログラム配布機能252
を追加し、表示端末40に配布プログラム実行機能24
3を追加した機能構成になっている。これら各機能を遂
行させるためのプログラムは、それぞれ該当する構成要
素の外部記憶装置に格納され、必要に応じてメインメモ
リにロードされ実行される。
【0305】なお、同図において、図12に示した構成
要素と同様の機能を果たす部分には同一符号を付してい
る。また、半導体製造装置については省略している。
【0306】プログラム配布機能252は、監視端末2
0に対して監視端末プログラム252Aを配布し、表示
端末20に対しては表示端末プログラム252Bを配布
する機能である。配布プログラム実行機能251、25
3は配布されたプログラムを実行する機能である。監視
端末プログラム252A、表示端末プログラム252B
は、バージョン毎に予め外部記憶装置34に格納され
る。
【0307】また、この場合のサーバ装置30には、上
述した保守情報に加えて、データのプロパティ(フォー
マット、項目数)および解析手法(例えば、部品の寿命
の予測や、不具合の事前予測を実施するたに保守情報を
解析する処理機能)そのものも保存されている。
【0308】この第6の実施形態は、基本的には、第2
の実施形態と同様の処理が行われるものの、プログラム
配布処理が行われる点で第2の実施形態と異なってい
る。
【0309】次に、サーバ装置30によるプログラム配
布処理について説明する。
【0310】レーザ制御装置が実行するプログラム、例
えば保守情報を取得して外部へ出力するための処理手順
を示すプログラムがバージョンアップされて、データの
プロパティ(フォーマット、項目数)が変更されたとす
る。
【0311】この場合は、監視端末20、サーバ装置3
0および表示端末40においても、上記バージョンアッ
プされたプログラムの実行により有効となるデータのプ
ロパティ(フォーマット、項目数)の整合性が取れてい
ないとデータの解析をすることができないことになる。
【0312】そこで、第6の実施形態では、サーバ装置
30において、例えば、サーバ装置の管理者によって、
上記レーザ制御装置が実行するプログラムの変更内容に
応じて、上記データのプロパティおよび解析手法を変更
すると共に、監視端末プログラム252Aおよび表示端
末プログラム252Bを変更する。
【0313】そして、サーバ装置30は、プログラムが
バージョンアップされた旨を表示端末あるいは監視端末
へ送信する。
【0314】例えば、表示端末40は、表示装置に画面
表示された「表示端末プログラムがバージョンアップさ
れた旨」に基づき、ユーザIDおよびパスワードなどユ
ーザ認証に必要な情報と共に当該プログラムをダウンロ
ードする旨を入力する。
【0315】これらのデータは、ネットワーク50を介
してサーバ装置30に送信されるので、サーバ装置30
は、受信したユーザIDおよびパスワードに対応する表
示端末へバージョンアップされた表示端末プログラム2
52Bを送信する。
【0316】表示端末40では、受信したバージョンア
ップされた表示端末プログラム252Bを、外部記憶装
置43に格納する。つまり、この表示端末プログラム2
52Bは、ネットワーク50を介して外部記憶装置43
にダウンロードされる。
【0317】表示端末40では、配布プログラム実行機
能253によって、ダウンロードされた表示端末プログ
ラム252Bを実行することにより、新規の表示端末プ
ログラム252B又はバージョンアップされた表示端末
プログラム252Bの実行に基づいた表示データの表示
を行うことができる。
【0318】同様にして、監視端末20においても、変
更後のデータのプロパティを実行可能なバージョンアッ
プされた監視端末プログラム252Aが、サーバ装置3
0からネットワーク50を介してダウンロードされる。
【0319】なお、従来においては、監視端末プログラ
ム252Aや表示端末プログラム252Bを利用するた
めに、監視端末20および表示端末40が設置されてい
る場所で、当該プログラムのインストール作業を実施し
ていた。また、これらの端末は複数の場所に分散されて
いる可能性が高いため、端末の機能を変更したり、端末
プログラムの保守を実施する場合には、端末が設置され
ている場所で該当するプログラム(例えばバージョンア
ップされたプログラム)のインストール作業なを実施す
る必要があり、面倒であった。
【0320】以上説明したように、第6の実施形態によ
れば、第2の実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0321】また、第6の実施形態では、表示端末40
は、サーバ装置30から表示端末プログラムをダウンロ
ードして、実行することができるので、表示端末プログ
ラムがバージョンアップされた場合であっても、バージ
ョンアップが行われる毎に、その表示端末プログラムを
サーバ装置からダウンロードすることにより、常に最新
の表示端末プログラムを実行することができる。
【0322】このため、例えば、サーバ装置30に表示
端末用の表示プログラムを複数用意することによって、
様々な保守情報の解析手段(例えば、部品の寿命の予測
や、不具合の事前予測を実施するたに保守情報を解析す
る処理機能)を容易に提供することが可能となる。この
ことは、端末プログラムの変更および保守を容易にでき
ることを意味している。
【0323】さらに、第6の実施形態では、サーバ装置
30は、複数の工場に配置されている半導体製造装置、
あるいはレーザ装置の状態情報を保存しているのみでな
く、データのプロパティ(フォーマット、項目数)およ
び上記解析手法そのものも保持しているので、サーバ装
置30は、これらデータのプロパティおよび解析手法の
内容に応じた表示データを、表示データ送信を要求した
表示端末へ送信することができる。
【0324】このため、レーザ装置の制御ソフトウェア
(つまりレーザ制御装置が実行するソフトウェア)が変
更されて、データのプロパティが変更されたとしても、
サーバ装置30において、表示端末プログラムの当該デ
ータのプロパティに対応する箇所を修正し、この修正済
の表示端末プログラムを表示端末へ配布すれば良いこと
となり、よって表示端末側での表示端末プログラムの修
正は不要になる。
【0325】[第7の実施の形態]第7の実施形態に係
るレーザ装置管理システムは、図11に示した第2の実
施形態と同様の構成になっている。
【0326】この第7の実施形態では、サーバ端末40
によって、半導体製造装置あるいはレーザ装置を制御す
るためのプログラムやパラメータを変更するようにした
システムを想定している。
【0327】図21は、第7の実施形態に係るレーザ装
置管理システムを機能的に表現した図を示している。
【0328】このレーザ装置管理システムは、図12に
示した第2の実施形態のレーザ装置管理システムの機能
構成において、レーザ制御装置10、10Aにプログラ
ム&パラメータダウンロード機能261、262を追加
し、監視端末20にプログラム&パラメータ転送機能2
63を追加し、サーバ装置30にプログラム&パラメー
タ配布機能264を追加した構成になっている。これら
各機能を遂行させるためのプログラムは、それぞれ該当
する構成要素の外部記憶装置に格納され、必要に応じて
メインメモリにロードされ実行される。
【0329】なお、同図において、図12に示した構成
要素と同様の機能を果たす部分には同一符号を付してい
る。また、表示端末40については省略している。
【0330】プログラム&パラメータ配布機能264
は、レーザ制御装置10、10Aに対して、レーザ制御
装置において実行されるプログラムを示す装置プログラ
ム264Aやレーザ制御装置において設定されるパラメ
ータを示す装置パラメータ264Bを配布する機能であ
る。
【0331】プログラム&パラメータ転送機能263
は、レーザ制御装置10、10Aへ装置プログラム26
4Aあるいは装置パラメータ264Bを転送するための
機能である。
【0332】プログラム&パラメータダウンロード機能
261、262は、転送されてきた装置プログラム26
4Aあるいは装置パラメータ264Bをダウンロードす
るための機能である。
【0333】装置プログラム264Aや装置パラメータ
264Bは、予め外部記憶装置34に格納される。
【0334】この第6の実施形態は、基本的には、第2
の実施形態と同様の処理が行われるものの、プログラム
&パラメータ配布処理が行われる点で第2の実施形態と
異なっている。
【0335】次に、サーバ装置30によるプログラム&
パラメータ配布処理について説明する。
【0336】例えば、保守要員が、表示端末40に表示
された表示内容を監視することにより、レーザ装置の運
転状況に変化があったと認識して、一定の放電エネルギ
ーを得るために、入力装置46を操作して、当該レーザ
装置の装置IDの入力と共に、当該レーザ装置のパラメ
ータの値を変更して、パラメータの変更要求を指示した
とする。このとき変更されたパラメータを装置パラメー
タ264Bとする。
【0337】この装置パラメータ264Bおよび装置I
Dは、ネットワーク50を介してサーバ装置30に入力
される、メインメモリ35に記憶される。
【0338】すると、サーバ装置30では、装置パラメ
ータ264Bを配布するために、外部記憶装置34から
メインメモリ35へ、プログラム&パラメータ配布機能
264をロードして、実行する。
【0339】これによって、メインメモリ35に既に記
憶されている装置パラメータ264Bおよび装置ID
が、当当該装置IDで示されるレーザ装置を制御してい
るレーザ制御装置を管理している監視端末(例えば監視
端末20)へ送信される。
【0340】この装置パラメータ264B及び装置ID
はネットワーク50を介して監視端末20に入力され
る。監視端末20は、受信した装置パラメータ264B
を、受信した装置IDで示されるレーザ装置を制御して
いるレーザ制御装置(例えばレーザ制御装置10)へ転
送する。
【0341】このレーザ制御装置10は、外部記憶装置
17Bからメモリ17Aへ、プログラム&パラメータダ
ウンロード機能261を遂行させるためのプログラムを
ロードし、実行することにより、転送されてきた装置パ
ラメータ264Bをダウンロードする。
【0342】上記同様にして、装置プログラム264A
についても、サーバ装置30からレーザ制御装置10に
ダウンロードすることができる。
【0343】なお、上述したようにレーザ装置の運転状
況に応じてパラメータの値を変更する理由は下記の通り
である。
【0344】すなわち、レーザ装置の求められている一
定の放電エネルギーを出力するためには、電圧とガス圧
を調整すれば良い。しかし、電圧とガス圧とはトレード
オフの関係にある。また、長期トレンドの動作ガス圧の
上昇が、レーザチャンバの寿命を決定している。
【0345】そこで、導入初期は、動作電圧を低めに設
定し、一方、動作ガス圧は高めに設定する。劣化等によ
り動作ガス圧が上昇したことが検出された場合、動作電
圧を高めに設定すれば、再び動作ガス圧は低くなる。こ
のように動作電圧をレーザ装置の状態(動作ガス圧)に
応じて変化させて使用した方が、動作電圧を固定して使
用した場合よりも、レーザチャンバの寿命を伸ばすこと
ができる。
【0346】このため、第7の実施形態では、上述した
ように遠隔地に位置する表示端末40において、レーザ
装置の状態を示す情報(保守データ)について、たとえ
ば一定の放電パルス数発振毎に発生するイベントに応じ
てデータ収集が可能となる。
【0347】この結果、保守要員は、定期的にデータ収
集された保守データを基に、動作電圧、動作ガス圧およ
び発振負荷を把握することにより、放電電極やウインド
ウなどの機差(固体差)の影響などを考慮した当該レー
ザ装置に最適な動作電圧のパラメータ値を設定すること
ができることとなり、よってレーザ装置の寿命を伸ばす
ことができる。
【0348】ところで、従来においては、劣化等により
動作ガス圧が上昇したことが検出された場合、ショット
数に応じて動作電圧を再設定する方法が採用されている
が、この場合、機差、レーザ装置の運転状況によって
は、最適な効果を得られない場合があった。
【0349】以上説明したように、第7の実施形態によ
れば、第2の実施形態と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0350】さらに第7の実施形態では、レーザ装置を
制御するためのプログラムやパラメータの保守作業も遠
隔地から実施することが可能となり、よってレーザ装置
の保守作業の効率を向上させることが可能となる。
【0351】[第8の実施の形態]図22は、第8の実
施形態に係るレーザ装置管理システムの構成図を示して
いる。
【0352】このレーザ管理システムは、基本的には、
図11に示した第2の実施形態のレーザ装置管理システ
ムの構成と同様であるものの、監視端末にサーバ装置の
機能を持たせている点で第2の実施形態と異なってい
る。
【0353】すなわち、このレーザ装置管理システム
は、1つの工場310に、複数の半導体製造装置311
−1、311−2、・・・、311−nと、監視端末3
12とがLAN313を介して接続されている。また、
監視端末312はローカル的にサーバ装置314との間
でデータ通信を行う。ここでは、監視端末312は擬似
的にサーバ装置314の機能を有していることになる。
【0354】サーバ装置314と複数の表示端末31
5、316とがネットワーク317を介して接続されて
いる。また、サーバ314と表示端末318とがネット
ワーク319を介して接続されている。
【0355】さらに、表示端末318と、工場310
A、310B内のサーバ装置とがネットワーク319を
介して接続されている。
【0356】上述した各構成要素の機能は、図11に示
した第2の実施形態のレーザ装置管理システムと同様の
機能を有している。したがって、ここでは、その説明を
省略する。
【0357】この第8の実施形態によれば、サーバ装置
を監視端末に持たせたので、工場内でデータをクローズ
することができる。
【0358】[第9の実施の形態]図23は、第9の実
施形態に係るレーザ装置管理システムの構成図を示して
いる。
【0359】このレーザ管理システムは、基本的には、
図11に示した第2の実施形態のレーザ装置管理システ
ムの構成と同様であるものの、露光機がLANに接続さ
れる点で第2の実施形態と異なっている。
【0360】すなわち、このレーザ装置管理システム
は、1つの工場410に、複数の半導体製造装置41
1、412、413と、監視端末414とがLAN41
5を介して接続されている。また、監視端末414は、
ネットワーク416を介してサーバ装置417と接続さ
れている。
【0361】複数の半導体製造装置411、412、4
13においては、露光機411A、412A、413A
がLAN415に接続されている。これら各露光機を経
由してレーザ制御装置により取得された保守情報を監視
端末414へ送信する。このとき、各露光機の状態も合
わせて監視端末414へ送信することができる。
【0362】また、サーバ装置417には、複数の表示
端末418A、418B、418Cがネットワーク41
6を介して接続されていると共に、工場410A、41
0Bの監視装置がネットワーク416を介して接続され
ている。
【0363】工場410A、410B内にも、工場41
0内の構成要素と同様の構成になっている。
【0364】上述したした半導体製造装置、監視端末、
サーバ装置は、図11に示した第2の実施形態のレーザ
装置管理システムと同様の機能を有しているので、ここ
では、その説明を省略する。
【0365】この第9の実施形態によれば、露光機経由
でデータを収集する場合、既存のコンピュータ統合生産
システム(CIM)回線を使用できる。また、レーザ装
置に加えて、露光機の情報も合わせて管理することがで
きる。
【0366】[第10の実施の形態]この第10の実施
形態では、異なるバージョンの複数のプログラム間で上
位互換性が維持されない場合のレーザ装置管理システム
を想定している。
【0367】すなわち、装置プログラムのバージョン
が、エンドユーザやレーザ装置(あるいは、このレーザ
装置を制御するレーザ制御装置)の種類により複数存在
した場合に、常に最新のバージョンに対応する監視端末
プログラムあるいは表示端末プログラムを全ての監視端
末あるいは表示端末に対して適用すると不都合な場合が
ある。すなわち、異なるバージョンの複数の監視端末プ
ログラム間あるいは複数の表示端末プログラム間におい
て上位互換性が保たれないような場合である。
【0368】そこで、第10の実施形態では、例えば上
位互換性が保たれないような場合であっても、各レーザ
装置毎に、正確に保守情報を収集し、表示することがで
きるレーザ装置管理システムを想定している。
【0369】この第10の実施形態に係るレーザ装置管
理システムは、第6の実施形態と同様に、図11に示し
た第2の実施形態のレーザ装置管理システムと同様の構
成になっている。
【0370】図24は、第10の実施形態に係るレーザ
装置管理システムを機能的に表現した図を示している。
【0371】図24に示したレーザ装置管理システム
は、図20に示した第6の実施形態のレーザ装置管理シ
ステムの機能構成において、図12に示した第2の実施
形態におけるレーザ制御装置10を追加し、また、サー
バ装置30の機能を変更した構成になっている。なお、
同図において、図20に示した構成要素と同様の機能を
果たす部分には同一符号を付している。
【0372】サーバ装置30の機能構成において、装置
ID/装置プログラムバージョンID対応表(以下、I
D対応表という。)510と、プログラム選択機能52
0と、機能選択機能530とを追加し、また、表示デー
タ作成&通信機能223を複数(N個)の表示データ作
成&通信機能540−1〜540−Nに変更し、さら
に、監視プログラム252Aを複数(N個)の監視プロ
グラム550−1〜550−Nに変更した構成になって
いる。
【0373】ID対応表510は、図25に示すよう
に、装置IDを記憶する領域610と、該領域610に
記憶されている装置IDで示されるレーザ制御装置によ
って実行される装置プログラムのバージョンを示す識別
情報(以下、装置プログラムバージョンIDという。)
を記憶する領域620とから構成されている。
【0374】なお、図25において、装置プログラムバ
ージョンIDの「Ver.No」の値が大きいものほ
ど、装置プログラムのバージョンが新しいものとする。
【0375】プログラム選択機能520は、ID対応表
510の内容を参照して、監視端末20から指定された
装置IDに対応する装置プログラムバージョンIDを特
定すると共に、N個の監視端末プログラム550−1〜
550−Nの中から、前記特定した装置プログラムバー
ジョンIDに対応する監視端末プログラムを選択する。
【0376】機能選択機能530は、ID対応表510
の内容を参照して、表示端末40から指定された装置I
Dに対応する装置プログラムバージョンIDを特定する
と共に、N個の表示データ作成&通信機能540−1〜
540−Nの中から、前記特定した装置プログラムバー
ジョンIDに対応する表示データ作成&通信機能を選択
する。
【0377】N個の表示データ作成&通信機能540−
1〜540−Nは、複数の装置プログラムバージョンI
Dに対応して設けられ、表示データを作成するための表
示データ作成機能および作成した表示データを送信する
ための通信機能である。装置プログラムバージョンID
が例えば10通り存在すれば、10個(N=10)の表
示データ作成&通信機能が存在する。
【0378】なお、この第10の実施形態では、装置プ
ログラムバージョンIDに対応する装置プログラムによ
る処理の違いを表示データ作成機能で吸収する一方、表
示端末プログラムは、表示データ作成機能で作成された
表示データを表示する機能を有し、装置プログラムバー
ジョンIDに対応する装置プログラムによる表示端末プ
ログラム自身のプログラム内容の違いはないものとして
いる。
【0379】したがって上述した例では、装置プログラ
ムバージョンIDが例えば10通り存在している場合に
おいては、1つの表示端末プログラムのみが存在してい
る。
【0380】勿論、サーバ装置30に、複数の装置プロ
グラムバージョンIDに対応する複数の表示端末プログ
ラムを設けるようにしても良い。この場合は、図25に
示したID対応表510と表示端末40によって指定さ
れる装置IDとに基づいて、表示端末プログラムが選択
されることになる。
【0381】N個の監視端末プログラム550−1〜5
50−Nは、複数の装置プログラムバージョンIDに対
応して設けられ、監視端末20が実行すべき処理の処理
手順を示すプログラムである。装置プログラムバージョ
ンIDが例えば10通り存在すれば、10個(N=1
0)の監視端末プログラムが存在する。
【0382】なお、上述したID対応表510、プログ
ラム選択機能520、機能選択機能530、N個の表示
データ作成&通信機能540−1〜540−N、および
N個の監視プログラム550−1〜550−Nは、外部
記憶装置34に格納され、必要に応じてメインメモリ3
5にロードされ実行される(図5参照)。
【0383】この第10の実施形態では、装置プログラ
ムバージョンID=「Ver.1」〜「Ver.5」に
それぞれ対応して、表示データ作成&通信機能540−
1〜540−5、および監視端末プログラム550−1
〜550−5が選択されるものとする。例えば、装置プ
ログラムバージョンID=「Ver.4」の場合は、表
示データ作成&通信機能540−4、および監視端末プ
ログラム550−4がそれぞれ選択されるものとする。
【0384】レーザ制御装置10では、制御対象である
レーザ装置を制御するための処理手順を示すプログラム
(つまり装置プログラム)、当該装置プログラムのバー
ジョンに対応する装置プログラムバージョンIDおよび
当該レーザ装置の装置IDを外部記憶装置17Bに格納
し、必要に応じてメモリ17Aにロードする(図2参
照)。
【0385】かかる構成のレーザ装置管理システムの処
理について、図26および図27を参照して説明する。
【0386】なお、図26は、監視端末20による保守
情報の転送を説明するための図を示し、図27は、表示
端末40による保守情報の表示を説明するための図を示
している。
【0387】最初に、監視端末20による保守情報の転
送について説明する。
【0388】最初に、図26に示すように、レーザ制御
装置10は、たとえば自己装置が実行する装置プログラ
ムがバージョンアップされた場合に、当該装置プログラ
ムの装置プログラムバージョンIDと、制御対象のレー
ザ装置に対応する装置IDを監視端末20へ送信する
(処理P401)。
【0389】ここでは、装置ID=#1で示されるレー
ザ装置を制御するレーザ制御装置10の装置プログラム
のバージョンが「Ver.3」から「Ver.4」に更
新されたものとする。従って、処理P401では、装置
ID=#1および装置プログラムバージョンID=Ve
r.4が、レーザ制御装置10から監視端末20へ送信
されたことになる。
【0390】監視端末20はでは、レーザ制御装置10
から取得した装置ID=#1および装置プログラムバー
ジョンID=Ver.4をサーバ装置30へ転送する。
これら各データは、ネットワーク50を経てサーバ装置
30によって受信される(処理P402、P403)。
【0391】サーバ装置30においては、プログラム選
択機能520によって、複数の監視端末プログラム55
0−1〜550−Nの中から、受信した装置プログラム
バージョンID=Ver.4に対応する監視端末プログ
ラムを選択すると共に、既に受信している装置ID=#
1および装置プログラムバージョンID=Ver.4に
基づいて、ID対応表510を更新する(処理P40
4)。
【0392】この処理P404では、例えば装置プログ
ラムバージョンID=Ver.4に基づいて監視端末プ
ログラム550−4が選択されるとともに、ID対応表
510における装置ID=#1に対応する領域620の
欄は、「Ver.3」から「Ver.4」に更新され
る。
【0393】次に、サーバ装置30では、プログラム配
布機能250によって、プログラム選択機能520によ
り選択された監視端末プログラム550−4を、外部記
憶装置34からメインメモリ35へロードして監視端末
20へ送信する(処理P405)。この監視端末プログ
ラム550−4は、ネットワーク50を経て監視端末2
0の外部記憶装置22にダウンロードされる。
【0394】監視端末20は、ダウンロードされた監視
端末プログラム550−4を外部記憶装置22からメイ
ンメモリ23にロードして実行し、さらにレーザ制御装
置10から保守情報(保守データおよび装置ID)を取
得すると共に(処理P406)、該取得した保守情報を
サーバ装置30へ転送する。この保守情報は、ネットワ
ーク50を経てサーバ装置30によって受信される(処
理P407、P408)。
【0395】このようにして保守情報を受信したサーバ
装置30では、データベース更新処理機能212によっ
て、受信した保守情報に基づいてデータベース33を更
新する(処理P409)。
【0396】次に、表示端末40による保守情報の表示
について説明する。
【0397】ここでは、表示端末40には、予め表示端
末プログラム252Bがダウンロードされているものと
する。また、表示端末40は装置ID=#1で示される
レーザ装置の状態を監視するものとする。
【0398】表示端末40は、監視したいレーザ装置の
保守情報を表示させるべく、表示要求を当該レーザ装置
の装置ID(この例では、#1)と共にサーバ装置30
へ送信する(処理P411、P412)。これら各デー
タは、ネットワーク50を経てサーバ装置30によって
受信される。
【0399】サーバ装置30においては、機能選択機能
530が、ID対応表510を参照して、受信した装置
ID=#1を基に装置プログラムバージョンIDを特定
すると共に、該特定した装置プログラムバージョンID
に対応する表示データ作成&通信機能を選択する(処理
P413)。
【0400】この処理P413では、ID対応表510
を基に装置ID=#1に対応する装置プログラムバージ
ョンID=Ver.4が特定されると共に、この装置プ
ログラムバージョンID=Ver.4を基に、複数の表
示データ作成&通信機能の中から表示データ作成&通信
機能540−4が選択される。
【0401】次に、サーバ装置30では、機能選択機能
530によって選択された表示データ作成&通信機能5
40−4と、データベース33に保存されているデータ
とに基づいて表示データを作成して(処理P414)、
表示端末40へ送信する(処理P415、P416)。
この表示データは、ネットワーク50を経て表示端末4
0によって受信される。
【0402】表示端末40では、既にダウンロードされ
ている表示端末プログラム252Bを配布プログラム実
行機能253によって実行することにより、サーバ装置
30からの表示データを表示装置45に表示する。
【0403】以上説明したように、第10の実施形態に
よれば、装置プログラムバージョンを取得して、そのバ
ージョンに対応する表示データ作成&通信機能あるいは
監視端末プログラムを選択することにより、各レーザ装
置それぞれが実行する装置プログラムのバージョンが異
なる場合であっても、正確に保守情報の収集と表示を実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係るレーザ装
置管理システムの構成を示す構成図である。
【図2】図2は第1の実施形態におけるレーザ制御装置
10の構成を示す構成図である。
【図3】図3はレーザ装置のイベントを説明するための
図である。
【図4】図4は第1の実施形態における監視端末20の
構成を示す構成図である。
【図5】図5は第1の実施形態におけるサーバ装置30
の構成を示す構成図である。
【図6】図6はサーバ装置30に蓄積されるデータベー
スの一例を示す図である。
【図7】図7は第1の実施形態における表示端末40の
構成を示す構成図である。
【図8】図8は第1の実施形態に係るレーザ装置管理シ
ステムを機能的に示した図である。
【図9】図9は第1の実施形態に係るレーザ装置管理シ
ステムにおけるデータ通信処理動作を示すシーケンス図
である。
【図10】図10は第1の実施形態に係るレーザ装置管
理システムにおける保守作業の実施を説明するための図
である。
【図11】図11は本発明の第2の実施形態に係るレー
ザ装置管理システムの構成を示す構成図である。
【図12】図12は第2の実施形態に係るレーザ装置管
理システムを機能的に示した図である。
【図13】図13は本発明の第3の実施形態に係るレー
ザ装置管理システムの構成を示す構成図である。
【図14】図14は第3の実施形態に係るレーザ装置管
理システムを機能的に示した図である。
【図15】図15は第3の実施形態に係るレーザ装置管
理システムにおけるデータ通信処理動作を示すシーケン
ス図である。
【図16】図16は第4の実施形態に係るレーザ装置管
理システムを機能的に示した図である。
【図17】図17は本発明の第5の実施形態に係るレー
ザ装置管理システムの構成を示す構成図である。
【図18】図18は第5の実施形態に係るレーザ装置管
理システムを機能的に示した図である。
【図19】図19は第5の実施形態に係るレーザ装置管
理システムにおけるアクセス制御処理操作を示すフロー
チャートである。
【図20】図20は第6の実施形態に係るレーザ装置管
理システムを機能的に示した図である。
【図21】図21は第7の実施形態に係るレーザ装置管
理システムを機能的に示した図である。
【図22】図22は第8の実施形態に係るレーザ装置管
理システムの構成を示す構成図である。
【図23】図23は第9の実施形態に係るレーザ装置管
理システムの構成を示す構成図である。
【図24】図24は第10の実施形態に係るレーザ装置
管理システムを機能的に表現した図である。
【図25】図25は装置ID/装置プログラムバージョ
ンID対応表510の一例を示す図である。
【図26】図26は監視端末20による保守情報の転送
を説明するための図である。
【図27】図27は表示端末40による保守情報の表示
を説明するための図である。
【符号の説明】
2 レーザ装置 10 レーザ制御装置 20 監視端末 30 サーバ装置 40 表示端末 50 ネットワーク 80 LAN(ローカルエリアネットワーク) 90 監視及び表示端末 211、215、216 通信プログラム 212 データベース更新処理機能 213 表示データ作成及び通信機能 214 通信及び表示プログラム 221 監視端末通信プログラム 222 表示端末通信及び表示プログラム 223 装置状況判定機能 224 警告通知機能 231 暗号化処理機能 232 復号化処理機能 233、234 暗号化及び復号化処理機能 241、242 アクセス制御機能 250 プログラム配布機能 251 配布プログラム実行機能 252A 監視端末プログラム 252B 表示端末プログラム 253 配布プログラム実行機能 261、262 プログラム及びパラメータダウンロー
ド機能 263 プログラム及びパラメータ転送機能 264A プログラム及びパラメータ配布機能 510 装置ID/装置プログラムバージョンID対応
表 520 プログラム選択機能 530 機能選択機能 540−1〜540−N 表示データ作成及び通信機能 550−1〜550−N 監視端末プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 321E 321 H01L 21/30 502G 515B Fターム(参考) 2H097 CA13 LA10 5F046 CA04 DA01 DD01 DD06 5F072 AA06 HH01 HH05 HH07 SS06 YY09 5K048 BA21 BA23 DC07 EA16 EB06 EB08 EB12 FB08 FC01 GB03 GB08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ発振する露光用のレーザ装置の状態
    を監視する監視端末と、データベースを有するサーバ装
    置と、前記データベースの内容に基づく出力情報を出力
    する出力手段を有する出力端末とが通信回線を介して接
    続され、 前記通信回線を介して、少なくとも、前記監視端末及び
    表示端末と前記サーバ装置との間でデータ通信を実施す
    るレーザ装置管理システムであって、 前記監視端末は、 前記レーザ装置に関係する予め設定されたイベントが発
    生したときに、当該レーザ装置の状態を示す状態情報
    を、当該レーザ装置から取得して前記サーバ装置へ送信
    する処理手段を具備し、 前記サーバ装置は、 前記処理手段から送信された前記状態情報を前記データ
    ベースに保存する保存手段と、 前記データベースの内容に基づく出力情報を生成して前
    記出力端末へ送信する生成手段とを具備したことを特徴
    とするレーザ装置管理システム。
  2. 【請求項2】送信元装置から送信されたレーザ装置の状
    態を示す状態情報を記憶するデータベースと、該データ
    ベースの内容に基づく出力情報を生成して送信先装置へ
    送信する生成手段とを有するサーバ装置が接続されてい
    る通信回線と接続され、この通信回線を介して前記サー
    バ装置との間でデータ通信を実施する監視端末および表
    示端末を具備し、 前記監視端末は、 レーザ発振する露光用のレーザ装置に関係する予め設定
    されたイベントが発生したときに、当該レーザ装置の状
    態を示す状態情報を、当該レーザ装置から取得して前記
    通信回線へ送信する処理手段を具備し、 前記表示端末は、 前記通信回線を介して受信した前記サーバ装置からのデ
    ータベースの内容に基づく出力情報を出力する出力手段
    を具備したことを特徴とするレーザ装置管理システム。
  3. 【請求項3】前記サーバ装置の生成手段は、 前記データベースに保存されている状態情報のうち、過
    去一定時間の状態情報に基づいて、前記レーザ装置の状
    態を診断し、該診断結果を示す出力情報を生成して前記
    出力端末へ送信することを特徴とする請求項1又は2記
    載のレーザ装置管理システム。
  4. 【請求項4】前記サーバ装置の生成手段は、 前記データベースに保存されている最新の状態情報と予
    め設定された診断基準とに基づいて、前記レーザ装置の
    状態を診断し、該診断結果を示す出力情報を生成して前
    記出力端末へ送信することを特徴とする請求項1又は2
    記載のレーザ装置管理システム。
  5. 【請求項5】前記監視端末の処理手段は、 前記レーザ装置がガスレーザ装置であった場合に、当該
    ガスレーザ装置における放電パルスの回数を示す情報を
    状態情報として取得して、前記サーバ装置へ送信し、 前記サーバ装置の前記生成手段は、 前記データベースに記憶されている最新の放電パルスの
    回数を示す情報に基づいて、前記ガスレーザ装置の状態
    の異常を予測し、該予測結果を示す出力情報を生成して
    前記出力端末へ送信することを特徴とする請求項1又は
    2記載のレーザ装置管理システム。
  6. 【請求項6】前記監視端末の処理手段は、 前記レーザ装置がガスレーザをレーザ発振するガスレー
    ザ装置であった場合に、当該ガスレーザ装置に使用され
    ている部品の寿命に影響を与える当該ガスレーザ装置の
    放電パルスの回数を含む稼働状況を示す情報を、前記状
    態情報として取得して前記サーバ装置へ送信し、 前記サーバ装置の生成手段は、 前記データベースに記憶されている状態情報に基づい
    て、前記部品の寿命を予測し、該予測結果を示す出力情
    報を生成して前記出力端末へ送信することを特徴とする
    請求項1又は2記載のレーザ装置管理システム。
  7. 【請求項7】前記サーバ装置は、 前記監視端末が実行すべき所定の処理を遂行させる第1
    のプログラムを記憶すると共に、前記表示端末が実行す
    べき所定の処理を遂行させる第2のプログラムを記憶す
    る記憶手段と、 前記監視端末または表示端末からの送信要求に応答し
    て、前記第1のプログラムを前記監視端末へ送信する
    か、または前記第2のプログラムを前記出力端末へ送信
    するプログラム送信手段とを、更に具備し、 前記監視端末は、 前記プログラム送信手段により送信された第1のプログ
    ラムを実行する第1の実行手段を、更に具備し、 前記出力端末は、 前記プログラム送信手段により送信された第2のプログ
    ラムを実行する第2の実行手段を、更に具備したことを
    特徴とする請求項1又は2記載のレーザ装置管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記出力端末は、 前記レーザ装置の出力特性に影響を与えるパラメータの
    値を前記サーバ装置へ送信する第1の送信手段を、更に
    具備し、 前記サーバ装置は、 前記第1の送信手段からのパラメータを前記監視端末へ
    送信する第2の送信手段を、更に具備し、 前記監視端末は、 前記第2の送信手段からのパラメータをレーザ装置へ転
    送する転送手段を、更に具備したことを特徴とする請求
    項1又は2記載のレーザ装置管理システム。
  9. 【請求項9】イベントは一定時間経過であることを特徴
    とする請求項1又は2記載のレーザ装置管理システム。
  10. 【請求項10】イベントは一定時間運転であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のレーザ装置管理システ
    ム。
  11. 【請求項11】イベントは一定の放電パルス数であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ装置管理シ
    ステム。
  12. 【請求項12】イベントはエラー発生であることを特徴
    とする請求項1又は2記載のレーザ装置管理システム。
  13. 【請求項13】イベントは警告であることを特徴とする
    請求項1又は2記載のレーザ装置管理システム。
  14. 【請求項14】イベントはメンテナンス作業実施後の操
    作記録であることを特徴とする請求項1又は2記載のレ
    ーザ装置管理システム。
  15. 【請求項15】イベントはレーザ装置固有の定期作業終
    了であることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ
    装置管理システム。
  16. 【請求項16】イベントはマニュアルログ取得指令であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ装置管
    理システム。
  17. 【請求項17】イベントは通信によるリモートログ取得
    指令であることを特徴とする請求項1又は2記載のレー
    ザ装置管理システム。
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