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JP2002035580A - 吸収剤組成物および吸収性物品 - Google Patents

吸収剤組成物および吸収性物品

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Publication number
JP2002035580A
JP2002035580A JP2000176279A JP2000176279A JP2002035580A JP 2002035580 A JP2002035580 A JP 2002035580A JP 2000176279 A JP2000176279 A JP 2000176279A JP 2000176279 A JP2000176279 A JP 2000176279A JP 2002035580 A JP2002035580 A JP 2002035580A
Authority
JP
Japan
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absorbent composition
blood
absorbent
water
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000176279A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Koike
政法 小池
Shingo Mukoda
慎吾 向田
Tatsuya Asai
辰哉 浅井
Kenji Tanaka
健治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2000176279A priority Critical patent/JP2002035580A/ja
Publication of JP2002035580A publication Critical patent/JP2002035580A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の吸水性樹脂は血液に対する吸収性能が
不充分である。血液に対する吸収性能(吸収量、保水
量、吸収速度、繰り返し吸収性など)に優れた吸収剤組
成物を得、更に、この吸収剤組成物を使用した吸収性物
品を提供する。 【解決手段】 特定の物性を有する界面活性剤、あるい
は該界面活性剤とカルボン酸類とを吸水性樹脂に処理す
ることにより、血液に対して優れた吸収特性を有する吸
収剤組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収剤組成物に関す
る。更に詳しくは、吸水性樹脂と特定の物性を有する界
面活性剤、又は吸水性樹脂、界面活性剤及び有機カルボ
ン酸類とからなり、特に血液に対して優れた吸収特性を
有する吸収剤組成物、製造法及びそれを使用した吸収性
物品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙おむつや生理用ナプキンな
どの吸収性物品の吸収剤組成物として広く利用されてい
る吸水性樹脂の血液吸収特性を改善する試みとして、吸
水性樹脂と陰イオン性界面活性剤及び/又はHLB7以
上の非イオン性界面活性剤から成る組成物(特開昭58
−32641号公報)等が提案されている。しかしなが
ら、この方法は、血液の吸収性はある程度改善されるも
のの、未だ実用上不十分であり、血液と接触した時にゲ
ルブロッキングやママコを生じやすく、特に繰り返し吸
収性に劣るという問題がある。この方法は、吸水性樹脂
の表面状態を改質することにより、膨潤ゲル同士のブロ
ッキング現象を防止することが主たる目的であるが、こ
の方法により1回目の血液吸収特性はある程度改善され
るものの、血液を繰り返し吸収させた場合、吸水性樹脂
表面に血液の血球成分や蛋白成分が沈着したり、次の血
液を吸収する前に血液凝固が起こるなどの現象により、
血液の吸収速度が極端に遅くなり、血液吸収量も低いも
のとなってしまう。これらの現象は疑似血液や人工血
液、生理食塩水による測定では評価できないものであ
る。その理由は、血液の粘度が高い上に、血液には赤血
球、白血球、血小板などの血球成分や、細胞、タンパク
質などの高分子量物質などの固形分を約45容量%含有
しており、これらが凝集したり沈着したりして吸水性樹
脂への血液の吸収を妨げるからである。具体的には、従
来の吸水性樹脂の場合、生理食塩水に対する保水量40
g/g、人工血液に対する保水量37g/gであって
も、血液に対する保水量は約10g/g程度と低い場合
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、特開平11−4
7588号公報では、吸水性樹脂に対して20〜900
重量%の水を含有させることにより血液の吸引量を改善
する提案がなされている。この方法によると、血液の繰
り返し吸収性はある程度改善されるものの、このように
高い含水率にした場合、吸水性樹脂粉末自体の流動性が
低下して粉体として扱うことが難しくなり、吸収性物品
に加工する場合のハンドリング性に問題が生じる。特に
100%以上の含水率の場合、吸水性樹脂がゲルの状態
になるため、従来の装置ではフッラフパルプや合成繊維
等の繊維状物との均一混合が非常に難しくなったり、テ
ィッシュなどへの均一撒布が難しくなる。その他にも、
血液吸収性組成物として、ポリアミノ酸塩を含む吸収性
組成物(特開平7−310021号公報)、水膨潤性重
合体に化学結合された反応性親水性化合物を含有させて
表面の血液接触角をあるレベルに制御した吸収性材料
(特表平9−509343号公報)などが提案されてい
るが、血液の繰り返し吸収性という点では実用上必ずし
も満足のいくものではなかった。本発明の目的は、血液
の吸収性能(吸収量、保水量、吸収速度、繰り返し吸収
性)に優れ、吸収性物品に加工する場合のハンドリング
性の良好な吸収剤組成物を得ることであり、更に本発明
の吸収剤組成物を使用した吸収性物品を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を行った結果、本発明に至っ
た。すなわち本発明は、吸水性樹脂(A)と下記の界面
活性剤(B)からなり、(A)と(B)の比率が質量基
準で100:(0.05〜5)であり、且つ下記の血液
吸収速度測定法による馬血の吸収速度が1回目が60秒
以下、2回目が500秒以下であることを特徴とする吸
収剤組成物。 [界面活性剤(B)]:1%水溶液の25℃での表面張
力が40mN/m以下であり、且つ25℃、1%水溶液
のキャンパス法でのウールフェルトの沈降速度が30秒
以下である界面活性剤;並びに、さらに炭素数10以下
のカルボン酸類(C)が含まれてなり、(A)と(C)
の比率が質量基準で100:(0.1〜10)である吸
収剤組成物;並びに本吸収剤組成物の製造法;並びに本
発明の吸収剤組成物を使用した吸収性物品である。。 [血液吸収速度の測定法]:φ60mmのシャーレに吸
収剤組成物0.5gをシャーレ底面全体に均一に撒布
し、馬血2.5gを中央に2秒間で滴下し、吸収が完了
するまでの時間を測定して1回目の吸収速度とする。1
回目の吸収速度測定終了時から10分後に、再度馬血
2.5gを滴下し、吸収が完了するまでの時間を測定し
て2回目の吸収速度とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において吸水性樹脂(A)
としては、例えば、デンプン−アクリル酸塩共重合体架
橋物、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化
物、ポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリ
ル酸塩、(メタ)アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重
合体架橋物のケン化物、イソブチレン/無水マレイン酸
共重合体の架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物、ポリアク
リル酸塩/ポリスルホン酸塩共重合体架橋物、ポリアク
リル酸/ポリアクリルアミド共重合体架橋物、架橋ポリ
アクリルアミド及びその加水分解物、架橋ポリビニルピ
ロリドン、セルロース誘導体架橋物などが挙げられる。
好ましくは、イオン浸透圧により多量の液を吸収・保持
することができ、荷重や外力が加わっても離水の少ない
カルボン酸塩および/またはカルボン酸を含有する重合
性単量体を主構成成分とする吸水性樹脂であり、更に好
ましくは、デンプン−アクリル酸塩共重合体架橋物およ
びポリアクリル酸塩架橋物である。(A)が中和塩の形
態の吸水性樹脂である場合の塩の種類および中和度につ
いては特に限定はないが、塩の種類としては通常アルカ
リ金属塩、好ましくはナトリウム塩およびカリウム塩で
あり、酸基に対する中和度は通常50〜90モル%、好
ましくは60〜80モル%である。
【0006】(A)は水溶性単量体と架橋剤及び/又は
多糖類(デンプン、セルロース等)を重合させることに
より製造することができる。(A)の製造に使用される
水溶性単量体としては、例えば、カルボキシル基、スル
ホン酸基、リン酸基を有するラジカル重合性水溶性単量
体及びそれらの塩が挙げられる。カルボキシル基を有す
るラジカル重合性水溶性単量体としては、例えば不飽和
モノまたはポリ(2価〜6価)カルボン酸[(メタ)ア
クリル酸(アクリル酸及びまたはメタクリル酸をいう。
以下同様の記載を用いる)、マレイン酸、マレイン酸モ
ノアルキル(炭素数1〜9)エステル、フマル酸、フマ
ル酸モノアルキル(炭素数1〜9)エステル、クロトン
酸、ソルビン酸、イタコン酸、イタコン酸モノアルキル
(炭素数1〜9)エステル、イタコン酸グリコールモノ
エーテル、ケイ皮酸、シトラコン酸、シトラコン酸モノ
アルキル(炭素数1〜9)エステル等]及びそれらの無
水物[無水マレイン酸等]等が挙げられる。
【0007】スルホン酸基を有するラジカル重合性水溶
性単量体としては、例えば、脂肪酸または芳香族ビニル
スルホン酸(ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、ビ
ニルトルエンスルホン酸、スチレンスルホン酸等)、
(メタ)アクリルアルキルスルホン酸[(メタ)アクリ
ル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スルホプロピル
等]、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸[2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等]
等が挙げられる。リン酸基を有するラジカル重合性水溶
性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸ヒドロ
キシアルキルリン酸モノエステル[2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリロイルホスフェート、フェニル−2−
アクリロイルロキシエチルホスフェート等]等が挙げら
れる。上記カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基を
含有する水溶性単量体の塩[例えばアルカリ金属塩(ナ
トリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(カ
ルシウム塩、マグネシウム塩等)、アミン塩もしくはア
ンモニウム塩等]等が挙げられる。これらは2種以上併
用してもよい。これらの内で好ましい水溶性単量体は、
カルボキシル基を有するラジカル重合性水溶性単量体お
よびその塩であり、更に好ましくは不飽和モノまたはポ
リカルボン酸およびその塩、特に好ましくは(メタ)ア
クリル酸およびその塩である。
【0008】(A)の製造に使用される架橋剤として
は、例えば、エチレン性不飽和基を2個以上有する架橋
剤、エチレン性不飽和基と反応性官能基とを有する架橋
剤、反応性官能基を2個以上有する架橋剤などが挙げら
れる。エチレン性不飽和基を2個以上有する化合物の具
体例としては、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリ
ルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセ
リン(ジまたはトリ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、トリアリルアミン、トリアリ
ルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、テトラ
アリロキシエタン及びペンタエリスリトールトリアリル
エーテル等が挙げられる。エチレン性不飽和基と反応性
官能基とを有する化合物の具体例としては、グリシジル
(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド等が挙げられる。反応性官能基を2個以上有す
る化合物の具体例としては、多価アルコール(例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリ
ン、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン
等)、アルカノールアミン(例えば、ジエタノールアミ
ン等)、及びポリアミン(例えば、ポリエチレンイミン
等)などが挙げられる。これらの架橋剤は2種類以上を
併用しても良い。これらのうち好ましいものは、エチレ
ン性不飽和基を2個以上有する共重合性の架橋剤であ
り、更に好ましくはN,N’−メチレンビスアクリルア
ミド、エチレングリコールジアクリレート、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、テトラアリロキシエタ
ン、ペンタエリスルトールトリアリルエーテル、トリア
リルアミンである。
【0009】架橋剤の使用量は、水溶性単量体と架橋剤
の合計質量に基づいて、通常0.001〜5%であり、
好ましくは0.05〜2%、特に好ましくは0.1〜1
%である。架橋剤の量が0.001%より少ない場合
は、吸水性樹脂の重要な機能である吸水・保水能力が小
さくなり、吸水後のゲルはゾル状となる。更に、重合後
の含水ゲル状重合体の乾燥性が悪く、生産性が非効率的
である。一方5%を超える場合、逆に架橋が強くなりす
ぎ、吸水・保水能力が低下する。更に、吸収速度も遅く
なる。
【0010】吸水性樹脂(A)の製造に当たり、重合方
法については特に限定されず、水溶液重合法、逆相懸濁
重合法、噴霧重合法、光開始重合法、放射線重合法など
が例示される。好ましい重合方法は、ラジカル重合開始
剤を使用して水溶液重合する方法である。この場合のラ
ジカル重合開始剤の種類と使用量、ラジカル重合条件に
ついても特に限定はなく、通常でよい。なお、これらの
重合系に、必要により各種添加剤、連鎖移動剤(例えば
チオール化合物等)等を添加しても差し支えない。
【0011】重合して得られる吸水性樹脂の含水ゲル状
重合体を乾燥後、粉砕し、さらに必要により粒度調整し
て得られる吸収剤粒子の表面近傍を、カルボキシル基等
の酸基及び/又はその塩基と反応しうる官能基を少なく
とも2個有する架橋剤で表面架橋して吸水性樹脂(A)
とすることもできる。このような表面架橋型の吸水性樹
脂は、常圧下だけでなく加圧下においても吸収性能と吸
収速度に優れ、かつゲル強度も大きくなるので、本発明
に好適である。表面架橋に使用する架橋剤としては、従
来から使用されている公知の架橋剤が適用できる。具体
的な例としては、1分子中にエポキシ基を2〜10個有
するポリグリシジルエーテル化合物[エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、グリセリン−1,3−ジグリ
シジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、
ポリエチレングリコール(重合度2〜100)ジグリシ
ジルエーテル、ポリグリセロール(重合度2〜100)
ポリグリシジルエーテル等];2価〜20価のポリオー
ル化合物[グリセリン、エチレングリコール、ポリエチ
レングリコール(重合度2〜100)等];2価〜20
価のポリアミン化合物(エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン等);分子量200〜500,000のポリ
アミン系樹脂(ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリ
ン樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン樹脂等)、アル
キレンカーボネイト[エチレンカーボネイト等]、アジ
リジン化合物、オキサゾリン化合物、ポリイミン化合物
等が挙げられる。このうちで好ましいものは、比較的低
い温度で表面架橋を行わせることができるという点で、
ポリグリシジルエーテル化合物、ポリアミン系樹脂及び
アジリジン化合物である。
【0012】表面架橋における架橋剤の量は、架橋剤の
種類、架橋させる条件、目標とする性能などにより種々
変化させることができるため特に限定はないが、吸水性
樹脂(A)に対して通常0.001〜3重量%、好まし
くは0.01〜2重量%、更に好ましくは0.05〜1
重量%である。架橋剤の量が0.001重量%未満では
表面架橋を行わない吸水性樹脂と性能面で大差はない。
一方、3重量%を越えると、吸収性能が低下する傾向に
あり好ましくない。吸水性樹脂(A)の粉末の平均粒子
径(質量メジアン粒径)には特に限定はないが、通常1
00〜600ミクロンであり、100〜850ミクロン
の範囲の粒子が95質量%以上となるように粉砕したも
のを用いることができる。好ましくは平均粒径が200
〜550ミクロンであり、150〜850ミクロンの範
囲の粒子が95質量%以上である。吸水性樹脂(A)の
生理食塩水に対する吸収量は、通常の吸水性樹脂と同様
であり、その吸収量は30〜70g/g、好ましくは3
5〜65g/gである。尚、生理食塩水に対する吸収量
は、下記の方法で測定した。 [生理食塩水に対する吸収量の測定法]:250メッシ
ュのナイロン製網で作成したティーバッグ(縦20c
m、横10cm)に、JIS標準フルイで850〜15
0μmの粒度に調整した吸収剤試料1gを入れ、生理食
塩水(0.90%塩化ナトリウム水溶液)500ml中
に30分間浸漬して吸収させた後、15分間吊して水切
りしてから増加質量を測定して生理食塩水に対する吸収
量とする。
【0013】本発明における界面活性剤(B)は、1%
水溶液の表面張力が40mN/m以下、好ましくは10
〜30mN/m、特に好ましくは10〜27mN/mで
あり、且つ1%水溶液のキャンパス法でのウールフェル
トの沈降速度が通常30秒以下、好ましくは0〜20
秒、特に好ましくは0〜10秒である。(B)の1%水
溶液の表面張力が10〜40mN/m、1%水溶液の沈
降速度が30秒以上の両方あるいはいづれか一方を満足
しない場合、繰り返し吸収性が劣る結果となる。これら
物性の両方を満足する界面活性剤を使用した場合にの
み、優れた血液吸収特性が発現する。(B)の1%水溶
液の表面張力は、ウィリヘルミー法(白金引き上げ法、
25℃)で測定される。また、1%水溶液のキャンバス
法でのウールフェルトの沈降速度は、2×2cmの角に
切った厚さ2mmのウールフェルトキャンパスを該水溶
液(25℃)の表面に静かに浮かべ、このキャンパスが
沈降し始めるまでの時間(秒)を測定することによって
求められる。ウールフェルトは例えば日本毛織社製のも
のが使用出来る。
【0014】界面活性剤(B)の具体例としては、 (1)ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル:炭素数4
〜24の脂肪酸のアルキレン(炭素数2〜4)オキサイ
ド(1〜100モル)付加物[例えば、2−エチルヘキ
サン酸エチレンオキサイド2モル付加物、ラウリン酸の
エチレンオキサイド4〜5モル付加物、ステアリン酸の
エチレンオキサイド5〜12モル付加物等]等; (2)ソルビタン脂肪酸エステルおよびそのアルキレン
オキサイド付加物:ソルビタンの脂肪酸(炭素数8〜1
5)エステル(例えば、ソルビタンモノラウリン酸エス
テル、ソルビタンモノパルミチン酸エステル)や、その
アルキレン(炭素数2〜4)オキサイド付加(1〜30
モル)物(例えば、ソルビタンモノラウリン酸エステル
エチレンオキサイド20モル付加物等)等; (3)ポリオキシアルキレン変成シリコーン:アルキレ
ン(炭素数2〜4)オキサイド変成(3〜25モル付
加)シリコーン(シロキサン重合度;3〜15)でアル
キレンオキサイドの付加は側鎖、両末端、片末端の何れ
でも可[例えばポリエチレンオキサイド10モル側鎖変
成シリコーン(シロキサン重合度;10)、ポリプロピ
レン−ポリエチレンオキサイド(PO/EO付加モル
数:1/19〜19/1、ランダム付加、ブロック付加
のどちらでも可)変成シリコーン(シロキサン重合度;
3〜15)等]等;
【0015】(4)スルホン酸塩:アルキル(炭素数2
〜16)ベンゼンスルホン酸塩(ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム等)、α−オレフィンスルホン酸塩
(1−デシルスルホン酸ナトリウム、3−ヒドロキシ−
1−デシルスルホン酸ナトリウム等)、スルホコハク酸
ジエステル塩(スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシル
エステルナトリウム等)イゲポンT型界面活性剤(N−
メチル−N−オレオイルタウリンナトリウム等)等; (5)脂肪酸のアルカノールアミン塩:炭素数8〜24
の飽和脂肪酸[例えば、カプリル酸、2−エチルヘキサ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸等]のヒドロキシアルキル基の炭素数4〜
18のアルカノールアミン(1〜3級)[例えば、モノ
エタノールアミン、モノプロパノールアミン等の第1級
アミン、メチルモノエタノールアミン、メチルプロパノ
ールアミン、エチルイソプロパノールアミン、ジエタノ
ールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジ−n−ヘキ
サノールアミン等の第2級アミン、トリエタノールアミ
ン、トリプロパノールアミン等の第3級アミン]塩等; (6)脂肪酸(炭素数8〜24)アルカノールアミド:
アミド結合をもつ多価アルコール型非イオン界面活性剤
であり、例えばアルカノールアミンと脂肪酸の縮合によ
って合成されるもの等が挙げられる。アルカノールアミ
ン、脂肪酸としては上記(1)に記載したものと同じも
のが挙げられる。脂肪酸アルカノールアミドは1:1モ
ル型でも1:2モル型でもよい。(1:1モル型は脂肪
酸1モルに対してアルカノールアミン1モルとの縮合物
であり、1:2モル型は脂肪酸1モルに対してアルカノ
ールアミン2モルの縮合混合物であり、アルカノールア
ミン1モルが脂肪酸1モルと縮合しアルカノールアミン
1モルがアミドにゆるく結合した形になっている。具体
的には[ラウリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジ
エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド
等の1:1モル型脂肪酸アルカノールアミド、1:2モ
ル型脂肪酸アルカノールアミド等];
【0016】(7)第4級アンモニウム塩:テトラアル
キルアンモニウム塩で一つのアルキル基の炭素数が1〜
18であり、アルキル基はそれぞれ同じでも異なってい
てもよいが、少なくとも1個のアルキル基の炭素数が8
〜18である。(例えば、オクチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、ジメチルジラウリルアンモニウムクロライド、
ステアリルトリメチルアンモニウムメチルサルフェー
ト、トリデシルメチルアンモニウムクロライド)等; (8)アルコールのアルキレンオキサイド付加物:炭素
数4〜26のアルコールのアルキレン(炭素数2〜4)
オキサイド付加物(4〜30モル)[例えば脂肪族(炭
素数4〜26)分岐アルコールのポリプロピレン/エチ
レンオキサイド(0〜10モル/3〜24モルのブロッ
ク又はランダム)付加物(例えばイソラウリルアルコー
ルのエチレンオキサイド5〜15モル付加物、イソテト
ラコサンアルコールのエチレンオキサイド10〜24モ
ル付加物等)等]: (8)その他:炭素数8〜24のアルキル燐酸エステル
(例えばオクチルアシッドホスフェ−ト等)、脂肪酸
(炭素数8〜18)のアルキル(炭素数4〜13)アミ
ンエチレンオキサイド(1〜30モル)付加物の塩(例
えば2−エチルヘキサン酸のステアリルアミンエチレン
オキサイド2モル付加物の塩等)等;等が挙げられ、こ
れらの1種又は2種以上が使用出来る。
【0017】これらの内で好ましいものとしては、ポリ
オキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレ
ン変成シリコーン、ソルビタン脂肪酸エステル、スルホ
ン酸塩、アルコールのアルキレンオキサイド付加物等の
50℃以下で吸水性樹脂と非反応性の界面活性剤であ
り、さらに好ましいものはポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン変成シリコーン、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アルコールのエチレンオキサイ
ド付加物等であり、特に好ましいものはラウリン酸エチ
レンオキサイド(4〜5モル)付加物、イソラウリルア
ルコールのエチレンオキサイド5〜15モル付加物、イ
ソテトラコサンアルコールのエチレンオキサイド10〜
24モル付加物、ポリエチレンオキサイド(5〜15モ
ル)変成シリコーン(重合度;3〜15)、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム等である。上記の1%水溶
液の表面張力が40mN/mを超える場合や沈降速度が
30秒を超える場合のいずれか及び両方の場合、吸収剤
組成物の血液に対する吸収性能が不十分となる。
【0018】吸水性樹脂(A)と界面活性剤(B)の比
率は、質量基準で通常100:(0.05〜5)、好ま
しくは100:(0.1〜3)、特に好ましくは10
0:(0.2〜2)である。界面活性剤(B)の比率が
0.05未満の場合、血液吸収特性の改善効果が不十分
となる。一方、(B)の比率が5を超える場合、血液吸
収特性の改善効果は認められるが、血液吸収量が低下し
てくる。更に得られた吸収剤組成物の粉体流動性(例え
ば、安息角、スパチュラ角)が悪化する。
【0019】本発明において、さらに炭素数10以下の
カルボン酸類(C)を併用することにより、血液に対す
るブロッキングやママコの生成が防止され、血液吸収特
性がさらに優れた吸収剤組成物を得ることができる。炭
素数10以下のカルボン酸類(C)としては、1価〜3
価又はそれ以上のカルボン酸類及び/又はその塩が使用
でき、具体的には以下のものが挙げられる。 (I)炭素数1〜10又はそれ以上、好ましくは炭素数
3〜8の飽和カルボン酸(例えば、ギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、アミル酸、コハク酸、安息香酸等); (II)炭素数3〜10又はそれ以上、好ましくは炭素数
3〜6の水酸基含有カルボン酸(例えば、乳酸、リンゴ
酸、酒石酸、グリコール酸、クエン酸、p−ヒドロキシ
安息香酸、サリチル酸、3−ヒドロキシピロピオン酸
等); (III)炭素数3〜10又はそれ以上、好ましくは炭素
数3〜6のハロゲン含有カルボン酸(例えば、2−クロ
ロプロピオン酸、P−クロロ安息香酸等); (IV)炭素数2〜10又はそれ以上、好ましくは炭素数
2〜6のアミノ基含有カルボン酸(例えば、グリシン、
アスパラギン酸、グルタミン酸等); (V)炭素数4〜10又はそれ以上、好ましくは炭素数
4〜6の不飽和カルボン酸(例えば、マレイン酸、無水
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等)[但し、(V)
の添加時期は(A)を製造する場合の上記水溶性単量体
を重合後に添加する);等及びこれら(I)〜(V)の塩
(ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩、トリブチルアミン塩等の有機アミン塩等)など
が挙げられ、これらの1種及び2種以上が使用できる。
【0020】これらの内で好ましいものは(I)〜(I
I)及びその塩であり、さらに好ましいものは吸水性樹
脂(A)と反応性を有せず、酸解離指数(pKa)が3
〜6の有機カルボン酸であり、具体的には、プロピオン
酸、コハク酸、安息香酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、グ
リコール酸、サリチル酸及びこれらの塩等が挙げられ
る。特に好ましいものは、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、
酒石酸、サリチル酸、グリコール酸等であり、その中で
も特に水酸基含有カルボン酸の乳酸、酒石酸、グリコー
ル酸及びサリチル酸である ここで酸解離指数(pKa)とは次のように定義される
ものである。AHを酸とすると、式AH→/←A-+H+
の平衡関係にあり、この式における酸解離指数pKa=
−logKa〔mol dm-3〕/〔mol dm-3〕であある。こ
こで、Ka=[A-]・[H+]/[AH]であり、
[ ]内はモル濃度である。尚、Kaは電位差滴定によ
って求めることができる。pKaの具体的な値として
は、例えば、乳酸:3.8、グリコール酸:3.9、酒
石酸:4.2、プロピオン酸:4.9が挙げられる。
【0021】吸水性樹脂(A)とカルボン酸類(C)と
の比率は、質量基準で通常100:(0.1〜10)、
好ましくは100:(0.2〜7)、特に好ましくは1
00:(0.5〜5)である。(C)の比率が0.1未
満の場合、血液に対するゲルブロッキングやママコの生
成防止効果が乏しく、(C)の比率が10を超えると更
なる血液吸収特性の向上効果は認められず、非経済的で
あり、かつ吸収性能の低下傾向が認められる。
【0022】本吸収剤組成物は、吸水性樹脂(A)及び
(B)、あるいは(A)、(B)及び(C)を混合する
ことによって得られる。吸水性樹脂(A)に(B)、あ
るいは(B)及び(C)を添加する方法は、特に制限さ
れることはなく、(A)の重合前から最終製品のいずれ
かの時点で添加すればよい。好ましくは、吸水性樹脂
(A)の粉末に(B)、あるいは(B)及び(C)を混
合する方法である。(B)及び(C)を併用する場合、
(B)と(C)とを別々に添加してもよく、あるいは同
時に添加してもよい。なお、(A)の粒子を表面架橋す
る場合には、表面架橋時に(B)、又は(B)及び
(C)を添加してもよく、表面架橋の前後又は途中で添
加してもよい。これらの場合、(B)、あるいは(B)
及び(C)は原液のまま、又は水及び/若しくは溶剤
(例えばメタノール、エタノール、アセトン等)に溶
解、乳化又は分散により希釈した液を、(A)の粉末表
面に噴霧するか、(A)を攪拌混合しながら滴下するこ
とによって均一かつ効率的に混合することができる。こ
の場合の(A)の粉末の平均粒子径は特に限定はない
が、通常100〜600ミクロンであり、100〜85
0ミクロンの範囲の粒子が95質量%以上となるように
粉砕したものを用いることができる。好ましくは平均粒
径が200〜500ミクロンであり、150〜850ミ
クロンの範囲の粒子が95質量%以上である。
【0023】(B)、あるいは(B)及び(C)を
(A)に混合する装置としては、均一に噴霧及び/若し
くは混合できる装置であれば特に限定されず、例えば、
円筒型混合機、スクリュー型混合機、タービュライザ
ー、ナウター型混合機、V型混合機、リボン型混合機、
双腕型ニーダー、万能混合機、流動層式混合機、気流型
混合機、回転円盤型混合機、コニカルブレンダー、ロー
ルミキサーなどや、これらの組み合わせが挙げられる。
これらの特定の(B)の添加、あるいは(B)及び
(C)の添加による血液吸収特性改良の作用機構は明確
ではないが、次の作用の相乗効果と推定される。 (1)(B)が血液の表面張力を低下させることによる
血液拡散性の向上、 (2)(C)が血球成分などの凝集や沈着を防止するこ
とによる血液吸収性の向上、 (3)(B)、あるいは(B)及び(C)が血球成分な
どを破壊することにより、被吸収液が低粘度化されるこ
とによる吸収性の向上、 (4)(B)が血液の(A)内部への浸透性を促進す
る。 更に、吸収剤組成物中の水分を3〜20%にコントロー
ルすることにより、上記の作用をさらに助長するととも
に、血液の(A)内部への浸透を促進する作用がある。
【0024】本発明の吸収剤組成物には、必要により添
加剤や増量剤として、任意の段階で、無機微粒子(例え
ば、シリカ、ゼオライト、タルク、炭酸カルシウム、シ
ラスバルーンなど)、抗菌剤(例えば、第4級アンモニ
ウム塩化合物、クロルヘキシジン化合物、金属塩系抗菌
剤など)、防腐剤、芳香剤、消臭剤、残存モノマー低減
剤(例えば、亜硫酸ナトリウム、過酸化水素など)、着
色剤、酸化防止剤等を添加することが出来る。これらの
添加量は(A)及び(B)、又は(A)、(B)及び
(C)の合計質量に対して通常10質量%以下、好まし
くは5質量%以下である。
【0025】本発明の吸収剤組成物の生理食塩水に対す
る吸収量は、(B)、又は(B)及び(C)を混合する
前の(A)とほぼ同等であり、その吸収量は30〜70
g/gである。好ましくは35〜65g/g、更に好ま
しくは40〜60g/gである。一方、血液に対する吸
収量は20g/g以上であり、好ましくは22〜50g
/gである。また、血液に対する保水量は12g/g以
上、好ましくは15g/g以上、更に好ましくは20g
/g以上である。血液に対する1回目の吸収速度は60
秒以下であり、好ましくは45秒以下、更に好ましくは
35秒以下である。血液に対する2回目の吸収速度は5
00秒以下であり、好ましくは450秒以下、更に好ま
しくは400秒以下である。
【0026】血液に対する吸収量、保水量および吸収速
度は下記の方法で求められる。 [血液吸収量の測定法]:250メッシュのナイロン網
で作成したティーバッグ(縦20cm、横10cm)
に、吸収剤組成物1.00gを入れ、馬血(3.8%ク
エン酸含有;ジャパン・ラム社製)300ml中に60
分間浸漬して吸収させた後、15分間吊して液切りして
から増加質量を測定して血液吸収量とする。 [血液保水量の測定法]:血液吸収量を測定した後の血
液吸収ゲルの入ったティーバッグを250Gで90秒間
遠心脱水し、増加質量を測定して血液保水量とする。 [血液吸収速度の測定法]:φ60mmのシャーレに吸
収剤組成物0.5gをシャーレ底面全体に均一に撒布
し、馬血(3.8%クエン酸含有;ジャパン・ラム社
製)2.5gを中央に2秒間で滴下し、吸収が完了(血
液が吸収されることを目視で確認)するまでの時間を測
定して1回目の吸収速度とする。1回目の吸収速度測定
終了時から10分後に、再度馬血2.5gを滴下し、吸
収が完了するまでの時間を測定して2回目の吸収速度と
する。
【0027】本発明の吸収剤組成物を吸収性物品に適用
する方法については特に限定されず、通常の吸水性樹脂
(A)を適用する方法が採用できる。例えば、(1)ス
クリューフィダーなどで本発明の吸収剤組成物を連続投
入しながら繊維状物(例えば、フラッフパルプ、合成繊
維、またはこれらの組み合わせ等)と混合し、必要によ
り加圧下でプレスする方法、(2)繊維状物または吸水
紙の上に吸収剤組成物を撒布し、更に別の繊維状物また
は吸水紙を乗せて層状にサンドイッチし、必要によりエ
ンポス加工する方法などが挙げられる。
【0028】吸収性物品の例として、上記のシート状物
だけでなく、このシート状の吸収性物品(吸収体)を水
透過性表面材(例えば、不織布、メッシュシートな
ど)、水不透過性シート材料(例えば、ポリエチレンフ
ィルム、ポリエチレンラミネート不織布など)で挟んだ
形態、これらを接着剤で固着した形態、更にギャザーや
テープを配置した形態などが挙げられる。これら吸収性
物品に使用される繊維状物、吸水紙、水透過性表面材、
水不透過性シート材料、接着剤などの材質、組成、坪
量、厚さ、種類、得られる吸収性物品の大きさなどにつ
いては特に限定はなく、通常の吸水性樹脂の場合と同様
でよい。また、本発明の吸収剤組成物の使用量、使用方
法、吸収性物品への適用方法、適用に必要な装置などに
ついても通常でよい。
【0029】吸収性物品のより具体的な例としては、使
い捨て紙おむつ(子供用紙おむつ及び大人用紙おむつ
等)、生理用ナプキン、失禁者用パッド、母乳パッド、
手術用アンダーパッド、産褥マット、創傷保護用ドレッ
シング材などの衛生用品や医療用品が挙げられる。ま
た、各種の家庭用及び産業用の吸収シート類(例えば、
ペット尿吸収シート、鮮度保持シート、ドリップ吸収シ
ート、水稲育苗シート、コンクリート養生シート、ケー
ブル類の水走り防止シートなど)等が挙げられる。更
に、粉末状の吸収剤組成物を応用する用途(例えば、土
壌保水剤、ヘドロ固化剤、廃血液や水性廃液などの固形
化剤、尿ゲル化剤、電池の電解液ゲル化剤など)にも好
適に使用することができる。好ましくは、血液を吸収す
る目的で使用される、生理用ナプキン、手術用アンダー
パッド、産褥マット、創傷保護用ドレッシング材、ドリ
ップ吸収シート、廃血液の固形化剤などの用途に特に有
用である。
【0030】
【実施例】以下実施例と比較例により本発明をさらに説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 容量1リットルのガラス製反応容器にアクリル酸ナトリ
ウム77g、アクリル酸22.7g、N,N’−メチレ
ンビスアクリルアミド0.3gおよび脱イオン水295
gを入れ、攪拌、混合しながら内容物の温度を3℃に保
った。内容物に窒素を流入して溶存酸素量を0.3pp
m以下とした後、過酸化水素の1%水溶液1g、アスコ
ルビン酸の0.2%水溶液1.2gおよび2,2’−ア
ゾビスアミジノプロパンジハイドロクロライドの2%水
溶液2.8gを添加、混合して重合を開始させ、約5時
間重合することで含水ゲル状重合体(A1)を得た。
(A1)をインターナルミキサーで約2〜5mmの大き
さに細断後、エチレングリコールジグリシジルエーテル
10%水溶液を1g添加し、さらにインターナルミキサ
ーで均一に混合した後、150℃、風速2.0m/秒の
条件の通気型バンド乾燥機(井上金属工業製)で乾燥し
た。得られた乾燥物を粉砕し、850〜150μmの粒
度に調整して吸水性樹脂粉末(AD1)を得た。この粉
末(AD1)100gを気流型混合機に入れ、攪拌下で
ラウリン酸エチレンオキサイド4.5モル付加物(1%
水溶液の表面張力:27mN/m、キャンパス法の沈降
速度:3秒)(B1)0.5gを添加して混合する。さ
らにナウター型混合機で30分間攪拌して均一に混合
し、平均粒子径は430ミクロンの吸収剤組成物(1)
を得た。吸収剤組成物(1)の性能評価結果を表1に示
す。
【0031】実施例2 実施例1の吸水性樹脂粉末(AD1)100gを高速攪
拌しながら、エチレングリコールジグリシジルエーテル
の10%水/メタノール混合溶液(水/メタノール=3
0/70)を2g加えて混合した後、140℃で30分
間加熱架橋することにより、表面架橋型の吸水性樹脂粉
末(AS1)を得た。この粉末(AS1)100gを気
流型混合機に入れ、攪拌下で(B1)の10%水溶液5
gを霧状にして噴霧することにより、粉末(AS1)と
(B1)を混合する。さらにナウター型混合機で30分
間攪拌して均一に混合し、平均粒子径390ミクロンの
吸収剤組成物(2)を得た。吸収剤組成物(2)の性能
評価結果を表1に示す。
【0032】実施例3 実施例2において、(B1)の10%水溶液5gに代え
て、(B1)の10%水溶液10gを用いる以外は実施
例2と同様にして吸収剤組成物(3)を得た。吸収剤組
成物(3)の性能評価結果を表1に示す。
【0033】実施例4 実施例2において、(B1)の10%水溶液5gに代え
て、(B1)の10%水溶液3gを用いる以外は実施例
2と同様にして吸収剤組成物(4)を得た。吸収剤組成
物(4)の性能評価結果を表1に示す。
【0034】実施例5 実施例2において、(B1)の10%水溶液5gに代え
て、イソテトラコサアルコールエチレンオキサイド7モ
ル付加物(1%水溶液の表面張力:27mN/m、キャ
ンパス法の沈降速度:2秒)(B2)の10%水溶液を
同量使用する以外は実施例2と同様にして吸収剤組成物
(5)を得た。吸収剤組成物(5)の性能評価結果を表
1に示す。
【0035】実施例6 実施例2において、(B1)の20%水溶液5gに代え
て、ポリエーテル変成シリコーンオイル(東レシリコー
ン社製SH−3746、1%水溶液の表面張力:24m
N/m、キャンパス法の沈降速度:2秒)(B3)を
0.5g使用する以外は実施例2と同様にして吸収剤組
成物(6)を得た。吸収剤組成物(6)の性能評価結果
を表1に示す。
【0036】実施例7 実施例2において、(B1)の10%水溶液5gに代え
て、(B1)の10%水溶液2.5gと乳酸(C1)3
gを用いる以外は実施例2と同様にして吸収剤組成物
(7)を得た。吸収剤組成物(7)の性能評価結果を表
1に示す。
【0037】実施例8 実施例5において、(B2)の10%水溶液5gに代え
て、(B2)の10%水溶液2.5gと乳酸(C1)3
gを用いる以外は実施例5と同様にして吸収剤組成物
(8)を得た。吸収剤組成物(8)の性能評価結果を表
1に示す。
【0038】実施例9 実施例6において、(B3)0.5gに代えて、(B
3)0.25gと(C1)3gを用いる以外は実施例6
と同様にして吸収剤組成物(9)を得た。吸収剤組成物
(9)の性能評価結果を表1に示す。
【0039】実施例10 実施例9において、(C1)3gに代えて、グリコール
酸(C2)を同量用いる以外は実施例9と同様にして吸
収剤組成物(10)を得た。吸収剤組成物(10)の性
能評価結果を表1に示す。
【0040】実施例11 実施例1で得られた含水ゲル状重合体(A1)をインタ
ーナルミキサーで約2〜5mmの大きさに細断後、エチ
レングリコールジグリシジルエーテル10%水溶液を1
g添加してインターナルミキサーで均一に混練した後、
さらに(B3)0.5gを添加して再度インタイナルミ
キサーで均一に混合した。これを130℃、風速2.0
m/秒の条件の通気型バンド乾燥機で乾燥した。得られ
た乾燥物を粉砕し、850〜150μmの粒度に調整し
て、平均粒子径400ミクロンの吸収剤組成物(11)
を得た。吸収剤組成物(11)の性能評価結果を表1に
示す。
【0041】実施例12 実施例11で得られた吸水剤組成物(11)100gを
高速攪拌しながら、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテルの10%水/メタノール混合溶液(水/メタノー
ル=30/70)を2g加えて混合した後、140℃で
30分間加熱架橋することにより、表面架橋型の吸水性
樹脂粉末(AS2)を得た。この粉末(AS2)を気流
型混合機に入れ、攪拌下で(C1)3gを添加して(A
S2)と(C1)を混合する。さらにナウター型混合機
で30分間攪拌して均一に混合し、平均粒子径385ミ
クロンの吸収剤組成物(12)を得た。吸収剤組成物
(12)の性能評価結果を表1に示す。
【0042】実施例13 容量1リットルのガラス製反応容器にアクリル酸81.
7g、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル0.3
gおよび脱イオン水241gを仕込み、攪拌混合しなが
ら内容物の温度を3℃に保った。内容物に窒素を流入し
て溶存酸素量を0.3ppm以下とした後、過酸化水素
の1%水溶液1g、アスコルビン酸の0.2%水溶液
1.2gおよび2,2’−アゾビスアミジノプロパンジ
ハイドロクロライドの2%水溶液2.8gを添加混合し
て重合を開始させ、約5時間重合することにより酸型含
水ゲル状重合体を得た。この酸型含水ゲル状重合体をイ
ンターナルミキサーで約2〜5mmの大きさに細断しな
がら、30%水酸化ナトリウム水溶液109gを添加し
て混練することにより、カルボン酸基の約72モル%が
中和された含水ゲル状重合体(A2)を得た。(A2)
にエチレングリコールジグリシジルエーテル10%水溶
液を1g添加し、インターナルミキサーで均一に混合し
た後、150℃、風速2.0m/秒の条件の通気型バン
ド乾燥機で乾燥した。得られた乾燥物を粉砕し、850
〜150μmの粒度に調整して吸水性樹脂粉末(AD
3)を得た。この粉末(AD3)を実施例2と同様にし
て表面架橋することで表面架橋型の吸水性樹脂(AS
2)を得た。(AS2)100gに(B1)の10%水
溶液5gを霧状にして噴霧することにより、(AS2)
と(B1)を混合する。さらにナウター型混合機で30
分間攪拌して均一に混合し、平均粒子径420ミクロン
の吸収剤組成物(13)を得た。吸収剤組成物(13)
の性能評価結果を表1に示す。
【0043】実施例14 実施例13において、(B1)の10%水溶液5gに代
えて、(B1)の10%水溶液2.5gと(C1)3g
を用いる以外は実施例13と同様にして吸収剤組成物
(14)を得た。吸収剤組成物(14)の性能評価結果
を表1に示す。
【0044】実施例15 実施例13において、(B1)の10%水溶液5gに代
えて、(B1)の10%水溶液2.5gと(C2)3g
を用いる以外は実施例13と同様にして吸収剤組成物
(15)を得た。吸収剤組成物(15)の性能評価結果
を表1に示す。
【0045】比較例1 実施例1で得られた吸水性樹脂粉末(AD1)を比較の
吸収剤(a)とし、性能評価結果を表1に併記する。
【0046】比較例2 実施例2で得られた表面架橋型の吸水性樹脂粉末(AS
1)を比較の吸収剤(b)とし、性能評価結果を表1に
併記する。
【0047】比較例3 実施例13で得られた吸水性樹脂粉末(AD3)を比較
の吸収剤(c)とし、性能評価結果を表1に併記する。
【0048】比較例4 実施例13で得られた表面架橋型の吸水性樹脂(AS
2)を比較の吸収剤(d)とし、性能評価結果を表1に
併記する。
【0049】比較例5 実施例2で得られた吸水性樹脂粉末(AS1)100g
を高速攪拌しながら、10%ナトリウム明礬水溶液25
gを加えることにより、含水率が26.8%の比較の吸
収剤(e)を得た。比較の吸収剤(e)の性能評価結果
を表1に併記する。
【0050】比較例6 実施例3において、(B1)の10%水溶液10gに代
えて、ノニルフェノールエチレンオキサイド50モル付
加物(1%水溶液の表面張力:50mN/m、キャンパ
ス法での沈降速度:380秒)の10%水溶液を同量使
用する以外は実施例3と同様にして比較の吸収剤(f)
を得た。この比較の吸収剤(f)の性能評価結果を表1
に併記する。
【0051】比較例7 実施例3において、(B1)の10%水溶液10gに代
えて、特開昭54−70694に例示されているプルロ
ニック型ポリオキシエチレン・ポリオキシプロプレン共
重合体(ニューポールPE−62;三洋化成工業製;1
%水溶液での表面張力:45mN/m、キャンパス法で
の沈降速度:25秒)の10%水溶液を同量使用する以
外は実施例3と同様にして比較の吸収剤(g)を得た。
この比較の吸収剤(g)の性能評価結果を表1に併記す
る。
【0052】比較例8 実施例3において、(B1)の10%水溶液10gに代
えて、特開平6−58952に例示されているグリセリ
ンを1g使用する以外は実施例3と同様にして比較の吸
収剤(h)を得た。この比較の吸収剤(h)の性能評価
結果を表1に併記する。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明の吸収剤組成物および吸収性物品
は、次のような特徴および効果を有する。 本発明の吸収剤組成物は、血液に対する吸収特性(吸
収量、保水量)に優れる。特に、従来の吸水性樹脂には
見られない優れた血液保水量、血液吸収速度および繰り
返し吸収性能を示す。 血液中の血球成分等による凝集や沈着を防止すること
ができる。 血液の拡散性、非ゲルブロッキング性、樹脂内部への
浸透性が著しく改善される。 本発明の吸収剤組成物を使用した吸収性物品は、優れ
た血液吸収特性を発現する。 吸水性樹脂に界面活性剤、あるいは界面活性剤と有機
カルボン酸及び/又はその塩を添加して混合するという
簡単な方法で、血液に対する吸収特性を改良することが
できる。 従って、本発明の吸収剤組成物および吸収性物品は、血
液を吸収する目的で使用される用途、例えば、生理用ナ
プキン、手術用アンダーパッド、産褥マット、創傷保護
用ドレッシング材、ドリップ吸収シート、廃血液の固形
化剤などに特に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/103 C08K 5/42 5/17 C08L 101/14 5/42 (C08L 101/14 C08L 101/14 71:00 //(C08L 101/14 83:12) 71:00 A61F 13/18 307B 83:12) (72)発明者 田中 健治 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内 Fターム(参考) 4C003 AA24 4F070 AA29 AA36 AB13 AC38 AC40 AC43 AC92 AE14 FA01 FB05 FB09 FC03 FC07 4G066 AA13D AB06A AB06D AB07A AB07D AB10D AB13D AB21D AB23A AC17B AC22D AC28D AC35B AE06B AE20D BA36 BA38 CA43 DA12 EA05 FA03 FA07 FA14 FA37 4J002 AB011 AB041 BB181 BC121 BF021 BG011 BG031 BG071 BG101 BG131 BH021 BJ001 BQ001 CH022 CP182 EF037 EF057 EF077 EF097 EH046 EH156 EL147 EN006 EN117 EN136 EP016 EV256 EW046 FD010 FD312 FD316

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性樹脂(A)と下記の界面活性剤
    (B)からなり、(A)と(B)の比率が質量基準で1
    00:(0.05〜5)であり、且つ下記の血液吸収速
    度測定法による馬血の吸収速度が1回目が60秒以下、
    2回目が500秒以下であることを特徴とする吸収剤組
    成物。 [界面活性剤(B)]:1%水溶液の25℃での表面張
    力が40mN/m以下であり、且つ25℃、1%水溶液
    のキャンパス法でのウールフェルトの沈降速度が30秒
    以下である界面活性剤。 [血液吸収速度の測定法]:φ60mmのシャーレに吸
    収剤組成物0.5gをシャーレ底面全体に均一に撒布
    し、馬血2.5gを中央に2秒間で滴下し、吸収が完了
    するまでの時間を測定して1回目の吸収速度とする。1
    回目の吸収速度測定終了時から10分後に、再度馬血
    2.5gを滴下し、吸収が完了するまでの時間を測定し
    て2回目の吸収速度とする。
  2. 【請求項2】 該血液の吸収速度が1回目が45秒以
    下、2回目が450秒以下である請求項1記載の吸収剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 該(B)がポリオキシアルキレン脂肪族
    エステル、ポリオキシアルキレン変成シリコーン、ソル
    ビタン脂肪酸エステルおよびそのアルキレンオキサイド
    付加物、スルホン酸塩からなる群から選ばれる1種以上
    である請求項1又は2記載の吸収剤組成物。
  4. 【請求項4】 さらに炭素数10以下のカルボン酸類
    (C)が含まれてなり、(A)と(C)の比率が質量基
    準で100:(0.1〜10)である請求項1〜3の何
    れか記載の吸収剤組成物。
  5. 【請求項5】 該(C)が、炭素数1〜10の飽和カル
    ボン酸、炭素数3〜10の水酸基含有カルボン酸もしく
    はハロゲン含有カルボン酸、炭素数2〜10のアミノ基
    含有カルボン酸、炭素数4〜10の不飽和カルボン酸及
    びこれらの塩からなる群から選ばれる1種以上である請
    求項1〜4の何れか記載の吸収剤組成物。
  6. 【請求項6】 該(C)が、酸解離指数3〜6のカルボ
    ン酸類である請求項1〜5の何れか記載の吸収剤組成
    物。
  7. 【請求項7】 該(A)が表面架橋された吸水性樹脂で
    ある請求項1〜6の何れか記載の吸収剤組成物。
  8. 【請求項8】 血液に対する保水量が20g/g以上で
    ある請求項1〜7記載の吸収剤組成物。
  9. 【請求項9】 該(B)、あるいは(B)及び(C)、
    あるいはそれらを水及び/若しくは溶剤で希釈した液
    を、(1)(A)の含水ゲル状重合物を乾燥・粉砕して
    得られた(A)の粒子に、必要により(A)を攪拌混合
    しながら、噴霧、滴下または混合するか、(2)(A)
    の粒子を表面架橋する場合には(A)の表面架橋時又は
    表面架橋後に添加する請求項1〜8の何れか記載の吸収
    剤組成物の製造法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8の何れか記載の吸収剤組
    成物を使用した吸収性物品。
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