JP2002033484A - 半導体装置 - Google Patents
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- element isolation
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- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
- H10D30/67—Thin-film transistors [TFT]
- H10D30/6704—Thin-film transistors [TFT] having supplementary regions or layers in the thin films or in the insulated bulk substrates for controlling properties of the device
- H10D30/6708—Thin-film transistors [TFT] having supplementary regions or layers in the thin films or in the insulated bulk substrates for controlling properties of the device for preventing the kink effect or the snapback effect, e.g. discharging the minority carriers of the channel region for preventing bipolar effect
- H10D30/6711—Thin-film transistors [TFT] having supplementary regions or layers in the thin films or in the insulated bulk substrates for controlling properties of the device for preventing the kink effect or the snapback effect, e.g. discharging the minority carriers of the channel region for preventing bipolar effect by using electrodes contacting the supplementary regions or layers
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
- H10D30/721—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET] having a gate-to-body connection, i.e. bulk dynamic threshold voltage IGFET
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- Thin Film Transistor (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Light Receiving Elements (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 SOI−DTMOSFETにおいて、シリコ
ン層内にゲート−ボディコンタクト領域を形成すること
に伴うエリアペナルティの発生を回避あるいは抑制し得
る半導体装置を得る。 【解決手段】 SOI基板1の素子分離領域において、
シリコン層4内にはSTI10が形成されている。素子
分離領域の端部において、シリコン層4の上面内には、
STI10の一部上面内に埋め込まれる格好で、p+型
の不純物拡散領域11が選択的に形成されている。SO
I基板1の素子形成領域において、シリコン層4内に
は、不純物拡散領域11の側面に接触するボディ領域1
5が形成されている。タングステンプラグ14は、バリ
ア膜13を介して不純物拡散領域11に接触しており、
また、バリア膜13を介してゲート電極9の上面の一部
及び側面に接触している。
ン層内にゲート−ボディコンタクト領域を形成すること
に伴うエリアペナルティの発生を回避あるいは抑制し得
る半導体装置を得る。 【解決手段】 SOI基板1の素子分離領域において、
シリコン層4内にはSTI10が形成されている。素子
分離領域の端部において、シリコン層4の上面内には、
STI10の一部上面内に埋め込まれる格好で、p+型
の不純物拡散領域11が選択的に形成されている。SO
I基板1の素子形成領域において、シリコン層4内に
は、不純物拡散領域11の側面に接触するボディ領域1
5が形成されている。タングステンプラグ14は、バリ
ア膜13を介して不純物拡散領域11に接触しており、
また、バリア膜13を介してゲート電極9の上面の一部
及び側面に接触している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の構
造に関するものであり、特に、SOI(SiliconOn Insu
lator)基板上に形成されたDTMOSFET(Dynamic
Threshold Metal Oxide Silicon Field Effect Transi
stor)の構造に関する。
造に関するものであり、特に、SOI(SiliconOn Insu
lator)基板上に形成されたDTMOSFET(Dynamic
Threshold Metal Oxide Silicon Field Effect Transi
stor)の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ノートブック型コンピュータや携帯端末
等の携帯機器に用いられる半導体装置は、携帯機器に搭
載してあるバッテリによって動作する。従って、バッテ
リの1回あたりの充電で携帯機器を使用できる時間は、
半導体装置の消費電力が小さい方が長くなる。そのた
め、携帯機器に搭載される半導体装置は、消費電力が小
さいことが望ましい。
等の携帯機器に用いられる半導体装置は、携帯機器に搭
載してあるバッテリによって動作する。従って、バッテ
リの1回あたりの充電で携帯機器を使用できる時間は、
半導体装置の消費電力が小さい方が長くなる。そのた
め、携帯機器に搭載される半導体装置は、消費電力が小
さいことが望ましい。
【0003】半導体装置の消費電力を低減するために
は、電源電圧を下げることが有効である。なぜなら、例
えばCMOSディジタル回路においては、その消費電力
は電源電圧の2乗に比例するからである。ところで、電
源電圧がしきい値電圧の3倍以下になるとドレイン電流
が減少するため、回路の動作速度は大幅に低下する。従
って、電源電圧を下げるにあたっては、これと併せてし
きい値電圧も下げる必要がある。しかしながら、MOS
FETのオフ時(ゲート−ソース間の電圧がしきい値電
圧以下の状態を意味する)に流れるリーク電流、即ちオ
フ電流は、しきい値電圧が低くなるほど増加する。その
ため、単純にしきい値電圧を下げたのでは、オフ時の消
費電力が増大する。また、ダイナミック回路やメモリセ
ルアレイ等で使用されるMOSFETでは、しきい値電
圧を下げることによって誤動作が生じる場合もある。
は、電源電圧を下げることが有効である。なぜなら、例
えばCMOSディジタル回路においては、その消費電力
は電源電圧の2乗に比例するからである。ところで、電
源電圧がしきい値電圧の3倍以下になるとドレイン電流
が減少するため、回路の動作速度は大幅に低下する。従
って、電源電圧を下げるにあたっては、これと併せてし
きい値電圧も下げる必要がある。しかしながら、MOS
FETのオフ時(ゲート−ソース間の電圧がしきい値電
圧以下の状態を意味する)に流れるリーク電流、即ちオ
フ電流は、しきい値電圧が低くなるほど増加する。その
ため、単純にしきい値電圧を下げたのでは、オフ時の消
費電力が増大する。また、ダイナミック回路やメモリセ
ルアレイ等で使用されるMOSFETでは、しきい値電
圧を下げることによって誤動作が生じる場合もある。
【0004】従って、回路の動作速度を低下させること
なく半導体装置の消費電力を低減するためには、しきい
値電圧を、オフ時には高く、オン時には低く設定できれ
ば都合がよく、これを実現する構造として、DTMOS
FETが提案されている(USP 5,559,368参照)。
なく半導体装置の消費電力を低減するためには、しきい
値電圧を、オフ時には高く、オン時には低く設定できれ
ば都合がよく、これを実現する構造として、DTMOS
FETが提案されている(USP 5,559,368参照)。
【0005】図48は、従来のDTMOSFETの構造
を示す模式図である。SOI基板101は、シリコン基
板102と、BOX(Buried OXide)層103と、シリ
コン層104とがこの順に積層された積層構造を成して
いる。SOI基板101は、例えばSIMOX(Separa
tion by IMplanted OXygen)法やBESOI(Bondedan
d Etchback SOI)等の、周知の手法を用いて形成するこ
とができる。
を示す模式図である。SOI基板101は、シリコン基
板102と、BOX(Buried OXide)層103と、シリ
コン層104とがこの順に積層された積層構造を成して
いる。SOI基板101は、例えばSIMOX(Separa
tion by IMplanted OXygen)法やBESOI(Bondedan
d Etchback SOI)等の、周知の手法を用いて形成するこ
とができる。
【0006】シリコン層104内には、p型のボディ領
域(チャネル領域)115を挟んで対を成す、いずれも
n+型のソース領域156及びドレイン領域157が形
成されている。ボディ領域115上には、ゲート酸化膜
105を介してゲート電極109が形成されている。ゲ
ート電極109は、ドープトポリシリコン層106と、
窒化金属層107と、金属層108とが、ゲート酸化膜
105上にこの順に積層された積層構造を成している。
DTMOSFETにおいては、ゲート電極109とボデ
ィ領域115とが電気的に接続されていることが特徴で
ある。ソース領域156には接地電位が印加されてお
り、ドレイン領域157は、バッテリ等の電源158に
接続されている。
域(チャネル領域)115を挟んで対を成す、いずれも
n+型のソース領域156及びドレイン領域157が形
成されている。ボディ領域115上には、ゲート酸化膜
105を介してゲート電極109が形成されている。ゲ
ート電極109は、ドープトポリシリコン層106と、
窒化金属層107と、金属層108とが、ゲート酸化膜
105上にこの順に積層された積層構造を成している。
DTMOSFETにおいては、ゲート電極109とボデ
ィ領域115とが電気的に接続されていることが特徴で
ある。ソース領域156には接地電位が印加されてお
り、ドレイン領域157は、バッテリ等の電源158に
接続されている。
【0007】図49は、従来のDTMOSFETの構造
を概略的に示す上面図であり、図50は、図49に示し
たラインX100に沿った位置に関する断面構造を示す
断面図である。図50を参照して、SOI基板101の
素子分離領域において、シリコン層104内にはSTI
(Shallow Trench Isolation)117が形成されてい
る。STI117の底面は、BOX層103の上面に接
触している。
を概略的に示す上面図であり、図50は、図49に示し
たラインX100に沿った位置に関する断面構造を示す
断面図である。図50を参照して、SOI基板101の
素子分離領域において、シリコン層104内にはSTI
(Shallow Trench Isolation)117が形成されてい
る。STI117の底面は、BOX層103の上面に接
触している。
【0008】また、STI117によって規定されるS
OI基板101の素子形成領域において、シリコン層1
04内には、STI117に隣接するp+型の不純物拡
散領域111と、該不純物拡散領域111に隣接するボ
ディ領域115とが形成されている。ボディ領域115
上には、ゲート酸化膜105及びゲート電極109が形
成されており、ゲート電極109上には、層間絶縁膜1
12が形成されている。
OI基板101の素子形成領域において、シリコン層1
04内には、STI117に隣接するp+型の不純物拡
散領域111と、該不純物拡散領域111に隣接するボ
ディ領域115とが形成されている。ボディ領域115
上には、ゲート酸化膜105及びゲート電極109が形
成されており、ゲート電極109上には、層間絶縁膜1
12が形成されている。
【0009】不純物拡散領域111上には、アルミニウ
ム等の金属プラグ114が形成されている。金属プラグ
114は、ゲート電極109にも接触している。ゲート
電極109とボディ領域115とは、金属プラグ114
及び不純物拡散領域111を介して、互いに電気的に接
続されている。
ム等の金属プラグ114が形成されている。金属プラグ
114は、ゲート電極109にも接触している。ゲート
電極109とボディ領域115とは、金属プラグ114
及び不純物拡散領域111を介して、互いに電気的に接
続されている。
【0010】なお、金属プラグ114の下のシリコン層
104内に不純物拡散領域111を設けるのではなく、
図51に示すように、金属プラグ114をBOX層10
3の上面に達するように形成し、金属プラグ114とボ
ディ領域115とを直接的に接触させた構造のDTMO
SFETも存在する。
104内に不純物拡散領域111を設けるのではなく、
図51に示すように、金属プラグ114をBOX層10
3の上面に達するように形成し、金属プラグ114とボ
ディ領域115とを直接的に接触させた構造のDTMO
SFETも存在する。
【0011】図49を参照して、STI117は、図中
の太線を境界として、ソース領域156、ドレイン領域
157、ボディ領域115、及び不純物拡散領域111
の周囲に形成されている。即ち、図中の太線が、素子分
離領域と素子形成領域との境界を示している。
の太線を境界として、ソース領域156、ドレイン領域
157、ボディ領域115、及び不純物拡散領域111
の周囲に形成されている。即ち、図中の太線が、素子分
離領域と素子形成領域との境界を示している。
【0012】次に、DTMOSFETの電気的特性につ
いて説明する。以下の説明では、SOI基板を用いたD
TMOSFETを「SOI−DTMOSFET」と称
し、SOI基板を用いているが、ゲート電極とボディ領
域とが互いに接続されていない通常のMOSFETを
「SOI−MOSFET」と称して、両者を区別してい
る。SOI−DTMOSFETは、SOI−MOSFE
Tに比べて、ボディ電圧が0.6V以下の場合に優れた
特性を有する。ボディ電圧が0.6V以下であれば、ソ
ース領域156をエミッタ、ボディ領域115をベー
ス、ドレイン領域157をコレクタとする寄生バイポー
ラトランジスタが駆動することを回避でき、該寄生バイ
ポーラトランジスタの動作に伴う消費電力の発生を回避
できるからである。
いて説明する。以下の説明では、SOI基板を用いたD
TMOSFETを「SOI−DTMOSFET」と称
し、SOI基板を用いているが、ゲート電極とボディ領
域とが互いに接続されていない通常のMOSFETを
「SOI−MOSFET」と称して、両者を区別してい
る。SOI−DTMOSFETは、SOI−MOSFE
Tに比べて、ボディ電圧が0.6V以下の場合に優れた
特性を有する。ボディ電圧が0.6V以下であれば、ソ
ース領域156をエミッタ、ボディ領域115をベー
ス、ドレイン領域157をコレクタとする寄生バイポー
ラトランジスタが駆動することを回避でき、該寄生バイ
ポーラトランジスタの動作に伴う消費電力の発生を回避
できるからである。
【0013】なお、SOI基板ではない通常のバルク基
板を用いたMOSFET(以下「バルク−MOSFE
T」と称する)において、シリコン基板とゲート電極と
を互いに接続することによっても同種の効果を得ること
ができる。しかしながら、SOI−DTMOSFETに
おいては、図48に示したようにソース領域156及び
ドレイン領域157の各底面をBOX層103の上面に
接触させることができ、これにより、n+型のソース領
域156及びドレイン領域157と、p型のシリコン層
104とによって形成されるpn接合の面積を小さくで
きる。そのため、SOI−DTMOSFETでは、バル
ク−MOSFETに比べてpn接合容量やベース電流を
低減することができる。
板を用いたMOSFET(以下「バルク−MOSFE
T」と称する)において、シリコン基板とゲート電極と
を互いに接続することによっても同種の効果を得ること
ができる。しかしながら、SOI−DTMOSFETに
おいては、図48に示したようにソース領域156及び
ドレイン領域157の各底面をBOX層103の上面に
接触させることができ、これにより、n+型のソース領
域156及びドレイン領域157と、p型のシリコン層
104とによって形成されるpn接合の面積を小さくで
きる。そのため、SOI−DTMOSFETでは、バル
ク−MOSFETに比べてpn接合容量やベース電流を
低減することができる。
【0014】さらに、pn接合容量が小さくなると空乏
層容量も小さくなるため、図52に示すように、NMO
SであるかPMOSであるかを問わず、SOI−DTM
OSFETはバルク−MOSFETに比べて優れたサブ
スレッショルド特性を呈する。なお、図52に示したグ
ラフに関して、横軸はゲート電圧VG(V)、縦軸はド
レイン電流ID(A)、また、図中の「S」は、サブス
レッショルド係数である。
層容量も小さくなるため、図52に示すように、NMO
SであるかPMOSであるかを問わず、SOI−DTM
OSFETはバルク−MOSFETに比べて優れたサブ
スレッショルド特性を呈する。なお、図52に示したグ
ラフに関して、横軸はゲート電圧VG(V)、縦軸はド
レイン電流ID(A)、また、図中の「S」は、サブス
レッショルド係数である。
【0015】図53は、N型のSOI−MOSFET及
びSOI−DTMOSFETに関して、ボディバイアス
電圧(ソースに対するボディ電圧)Vbsとしきい値電圧
Vthとの関係を示すグラフである。SOI−MOSFE
Tのボディ領域には、通常、ソース領域に対して逆バイ
アスとなるボディ電圧が印加される(即ち、Vbs<
0)。そして、特性T1で示されるように、ボディバイ
アス電圧Vbsの絶対値が大きくなるほど、しきい値電圧
Vthも大きくなる。SOI−MOSFETのしきい値電
圧Vthの最小値は、ボディバイアス電圧Vbsが0Vの時
に得られ、図53に示した例では約0.4Vである。
びSOI−DTMOSFETに関して、ボディバイアス
電圧(ソースに対するボディ電圧)Vbsとしきい値電圧
Vthとの関係を示すグラフである。SOI−MOSFE
Tのボディ領域には、通常、ソース領域に対して逆バイ
アスとなるボディ電圧が印加される(即ち、Vbs<
0)。そして、特性T1で示されるように、ボディバイ
アス電圧Vbsの絶対値が大きくなるほど、しきい値電圧
Vthも大きくなる。SOI−MOSFETのしきい値電
圧Vthの最小値は、ボディバイアス電圧Vbsが0Vの時
に得られ、図53に示した例では約0.4Vである。
【0016】これに対してSOI−DTMOSFETで
は、ゲート電極とボディ領域とが互いに接続されている
ため、SOI−DTMOSFETのボディ領域には、ソ
ース領域に対して順バイアスとなるボディ電圧が印加さ
れる(即ち、Vbs>0)。図53において、SOI−D
TMOSFETのしきい値電圧Vthは、特性T1と特性
T2(VGS=VBS)との交点における電圧値(約0.3
V)として得られる。SOI−MOSFETのしきい値
電圧Vthの最小値が約0.4Vであったことと比較する
と、SOI−DTMOSFETでは、しきい値電圧Vth
が低下していることが分かる。
は、ゲート電極とボディ領域とが互いに接続されている
ため、SOI−DTMOSFETのボディ領域には、ソ
ース領域に対して順バイアスとなるボディ電圧が印加さ
れる(即ち、Vbs>0)。図53において、SOI−D
TMOSFETのしきい値電圧Vthは、特性T1と特性
T2(VGS=VBS)との交点における電圧値(約0.3
V)として得られる。SOI−MOSFETのしきい値
電圧Vthの最小値が約0.4Vであったことと比較する
と、SOI−DTMOSFETでは、しきい値電圧Vth
が低下していることが分かる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のDTMOSFETによると、図50に示した
ように、金属プラグ114とボディ領域115とを接続
するための不純物拡散領域111が、SOI基板101
の素子形成領域内に形成されている。あるいは図51に
示したように、シリコン層104内に存在する部分の金
属プラグ114が、SOI基板101の素子形成領域内
に形成されている。
うな従来のDTMOSFETによると、図50に示した
ように、金属プラグ114とボディ領域115とを接続
するための不純物拡散領域111が、SOI基板101
の素子形成領域内に形成されている。あるいは図51に
示したように、シリコン層104内に存在する部分の金
属プラグ114が、SOI基板101の素子形成領域内
に形成されている。
【0018】従って、不純物拡散領域111等のゲート
−ボディコンタクト領域を形成するためのスペースをシ
リコン層104内に設ける必要があるため、ゲート−ボ
ディコンタクト領域の幅(即ち、図50,51に示した
エリアペナルティAP100)の分だけ素子形成領域の
面積が大きくなる。その結果、チップ面積が増大すると
いう問題があった。
−ボディコンタクト領域を形成するためのスペースをシ
リコン層104内に設ける必要があるため、ゲート−ボ
ディコンタクト領域の幅(即ち、図50,51に示した
エリアペナルティAP100)の分だけ素子形成領域の
面積が大きくなる。その結果、チップ面積が増大すると
いう問題があった。
【0019】本発明はかかる問題を解決するために成さ
れたものであり、SOI−DTMOSFETにおいて、
シリコン層内にゲート−ボディコンタクト領域を形成す
ることに伴うエリアペナルティの発生を回避あるいは抑
制し得る半導体装置を得ることを目的とするものであ
る。
れたものであり、SOI−DTMOSFETにおいて、
シリコン層内にゲート−ボディコンタクト領域を形成す
ることに伴うエリアペナルティの発生を回避あるいは抑
制し得る半導体装置を得ることを目的とするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の半導体装置は、半導体基板、絶縁層、及び半導
体層がこの順に積層された積層構造を成すSOI基板
と、SOI基板の素子分離領域において、半導体層内に
形成された素子分離絶縁膜と、素子分離絶縁膜によって
規定されるSOI基板の素子形成領域において、半導体
層内に選択的に形成されたボディ領域と、ボディ領域上
にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、素子
分離絶縁膜及びゲート電極を覆う層間絶縁膜と、ゲート
電極の一部を露出するように、かつ素子分離絶縁膜の一
部と平面視上オーバーラップするように、層間絶縁膜内
に選択的に形成されたコンタクトホールと、コンタクト
ホール内に形成された導電体を含み、ゲート電極及びボ
ディ領域を電気的に接続する接続体とを備え、接続体の
底面の少なくとも一部は、素子分離絶縁膜と平面視上オ
ーバーラップすることを特徴とするものである。
に記載の半導体装置は、半導体基板、絶縁層、及び半導
体層がこの順に積層された積層構造を成すSOI基板
と、SOI基板の素子分離領域において、半導体層内に
形成された素子分離絶縁膜と、素子分離絶縁膜によって
規定されるSOI基板の素子形成領域において、半導体
層内に選択的に形成されたボディ領域と、ボディ領域上
にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、素子
分離絶縁膜及びゲート電極を覆う層間絶縁膜と、ゲート
電極の一部を露出するように、かつ素子分離絶縁膜の一
部と平面視上オーバーラップするように、層間絶縁膜内
に選択的に形成されたコンタクトホールと、コンタクト
ホール内に形成された導電体を含み、ゲート電極及びボ
ディ領域を電気的に接続する接続体とを備え、接続体の
底面の少なくとも一部は、素子分離絶縁膜と平面視上オ
ーバーラップすることを特徴とするものである。
【0021】また、この発明のうち請求項2に記載の半
導体装置は、請求項1に記載の半導体装置であって、コ
ンタクトホールの下方において、接続体の底面の全部
が、素子分離絶縁膜とオーバーラップすることを特徴と
するものである。
導体装置は、請求項1に記載の半導体装置であって、コ
ンタクトホールの下方において、接続体の底面の全部
が、素子分離絶縁膜とオーバーラップすることを特徴と
するものである。
【0022】また、この発明のうち請求項3に記載の半
導体装置は、請求項1に記載の半導体装置であって、コ
ンタクトホールの下方において、接続体の底面の一部
が、素子分離絶縁膜とオーバーラップすることを特徴と
するものである。
導体装置は、請求項1に記載の半導体装置であって、コ
ンタクトホールの下方において、接続体の底面の一部
が、素子分離絶縁膜とオーバーラップすることを特徴と
するものである。
【0023】また、この発明のうち請求項4に記載の半
導体装置は、請求項3に記載の半導体装置であって、コ
ンタクトホールは、半導体層の上面よりも上方に形成さ
れていることを特徴とするものである。
導体装置は、請求項3に記載の半導体装置であって、コ
ンタクトホールは、半導体層の上面よりも上方に形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0024】また、この発明のうち請求項5に記載の半
導体装置は、請求項4に記載の半導体装置であって、ゲ
ート電極は、第1導電型の第1の半導体層を有し、接続
体は、第1導電型とは異なる第2導電型の第2の半導体
層を有し、半導体装置は、第1の半導体層と第2の半導
体層との間に形成された絶縁膜をさらに備えることを特
徴とするものである。
導体装置は、請求項4に記載の半導体装置であって、ゲ
ート電極は、第1導電型の第1の半導体層を有し、接続
体は、第1導電型とは異なる第2導電型の第2の半導体
層を有し、半導体装置は、第1の半導体層と第2の半導
体層との間に形成された絶縁膜をさらに備えることを特
徴とするものである。
【0025】また、この発明のうち請求項6に記載の半
導体装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導
体装置であって、接続体とボディ領域との界面に形成さ
れたバリア膜をさらに備えることを特徴とするものであ
る。
導体装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導
体装置であって、接続体とボディ領域との界面に形成さ
れたバリア膜をさらに備えることを特徴とするものであ
る。
【0026】また、この発明のうち請求項7に記載の半
導体装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導
体装置であって、ゲート電極は、光透過性を有するゲー
ト電極であることを特徴とするものである。
導体装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導
体装置であって、ゲート電極は、光透過性を有するゲー
ト電極であることを特徴とするものである。
【0027】また、この発明のうち請求項8に記載の半
導体装置は、半導体基板、絶縁層、及び半導体層がこの
順に積層された積層構造を成し、素子分離領域によって
互いに分離された第1及び第2の素子形成領域を有する
SOI基板と、素子分離領域において、半導体層内に形
成された素子分離絶縁膜と、第1の素子形成領域内に形
成され、半導体層内に選択的に形成された第1のボディ
領域と、第1のボディ領域上に第1のゲート絶縁膜を介
して形成された第1のゲート電極とを有する第1の半導
体素子と、第2の素子形成領域内に形成され、半導体層
内に選択的に形成された第2のボディ領域と、第2のボ
ディ領域上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された第
2のゲート電極とを有する第2の半導体素子と、素子分
離絶縁膜及び第1及び第2のゲート電極を覆う層間絶縁
膜と、第1のゲート電極の一部及び第2のゲート電極の
一部を露出するように、層間絶縁膜内に選択的に形成さ
れたコンタクトホールと、コンタクトホール内に形成さ
れた導電体を含み、第1及び第2のゲート電極と、第1
及び第2のボディ領域とを電気的に接続する接続体とを
備えるものである。
導体装置は、半導体基板、絶縁層、及び半導体層がこの
順に積層された積層構造を成し、素子分離領域によって
互いに分離された第1及び第2の素子形成領域を有する
SOI基板と、素子分離領域において、半導体層内に形
成された素子分離絶縁膜と、第1の素子形成領域内に形
成され、半導体層内に選択的に形成された第1のボディ
領域と、第1のボディ領域上に第1のゲート絶縁膜を介
して形成された第1のゲート電極とを有する第1の半導
体素子と、第2の素子形成領域内に形成され、半導体層
内に選択的に形成された第2のボディ領域と、第2のボ
ディ領域上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された第
2のゲート電極とを有する第2の半導体素子と、素子分
離絶縁膜及び第1及び第2のゲート電極を覆う層間絶縁
膜と、第1のゲート電極の一部及び第2のゲート電極の
一部を露出するように、層間絶縁膜内に選択的に形成さ
れたコンタクトホールと、コンタクトホール内に形成さ
れた導電体を含み、第1及び第2のゲート電極と、第1
及び第2のボディ領域とを電気的に接続する接続体とを
備えるものである。
【0028】また、この発明のうち請求項9に記載の半
導体装置は、請求項8に記載の半導体装置であって、接
続体の底面の少なくとも一部は、素子分離絶縁膜と平面
視上オーバーラップすることを特徴とするものである。
導体装置は、請求項8に記載の半導体装置であって、接
続体の底面の少なくとも一部は、素子分離絶縁膜と平面
視上オーバーラップすることを特徴とするものである。
【0029】また、この発明のうち請求項10に記載の
半導体装置は、半導体基板、絶縁層、及び半導体層がこ
の順に積層された積層構造を成すSOI基板と、SOI
基板の素子分離領域において、半導体層内に形成された
素子分離絶縁膜と、素子分離絶縁膜によって規定される
SOI基板の素子形成領域において、半導体層内に選択
的に形成されたボディ領域と、ボディ領域上にゲート絶
縁膜を介して形成されたゲート電極と、ボディ領域とゲ
ート電極との間に接続され、ボディ領域に印加されるボ
ディ電圧を0.6V以下に制限するバイアス発生手段と
を備えるものである。
半導体装置は、半導体基板、絶縁層、及び半導体層がこ
の順に積層された積層構造を成すSOI基板と、SOI
基板の素子分離領域において、半導体層内に形成された
素子分離絶縁膜と、素子分離絶縁膜によって規定される
SOI基板の素子形成領域において、半導体層内に選択
的に形成されたボディ領域と、ボディ領域上にゲート絶
縁膜を介して形成されたゲート電極と、ボディ領域とゲ
ート電極との間に接続され、ボディ領域に印加されるボ
ディ電圧を0.6V以下に制限するバイアス発生手段と
を備えるものである。
【0030】また、この発明のうち請求項11に記載の
半導体装置は、請求項10に記載の半導体装置であっ
て、素子分離絶縁膜及びゲート電極を覆う層間絶縁膜
と、ゲート電極の一部を露出するように、かつ素子分離
絶縁膜の一部と平面視上オーバーラップするように、層
間絶縁膜内に選択的に形成されたコンタクトホールと、
コンタクトホール内に形成された導電体を含み、ボディ
領域に接続された接続体とをさらに備え、コンタクトホ
ールの下方において、接続体の底面の少なくとも一部
は、素子分離絶縁膜と平面視上オーバーラップすること
を特徴とするものである。
半導体装置は、請求項10に記載の半導体装置であっ
て、素子分離絶縁膜及びゲート電極を覆う層間絶縁膜
と、ゲート電極の一部を露出するように、かつ素子分離
絶縁膜の一部と平面視上オーバーラップするように、層
間絶縁膜内に選択的に形成されたコンタクトホールと、
コンタクトホール内に形成された導電体を含み、ボディ
領域に接続された接続体とをさらに備え、コンタクトホ
ールの下方において、接続体の底面の少なくとも一部
は、素子分離絶縁膜と平面視上オーバーラップすること
を特徴とするものである。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係るDTMOSFETの構造を概略的に
示す上面図であり、図2は、図1に示したラインX1に
沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。図2
を参照して、SOI基板1は、シリコン基板2と、BO
X層3と、シリコン層4とがこの順に積層された積層構
造を成している。SOI基板1の素子分離領域におい
て、シリコン層4内にはSTI10が形成されている。
STI10は、シリコン層4の上面からBOX層3の上
面に達して形成されている。但し、トレンチ分離型のS
TI10の代わりに、LOCOS分離型の素子分離絶縁
膜が形成されていてもよい。また、素子分離領域の端部
において、シリコン層4の上面内には、STI10の一
部上面内に埋め込まれる格好で、p +型の不純物拡散領
域11が選択的に形成されている。
実施の形態1に係るDTMOSFETの構造を概略的に
示す上面図であり、図2は、図1に示したラインX1に
沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。図2
を参照して、SOI基板1は、シリコン基板2と、BO
X層3と、シリコン層4とがこの順に積層された積層構
造を成している。SOI基板1の素子分離領域におい
て、シリコン層4内にはSTI10が形成されている。
STI10は、シリコン層4の上面からBOX層3の上
面に達して形成されている。但し、トレンチ分離型のS
TI10の代わりに、LOCOS分離型の素子分離絶縁
膜が形成されていてもよい。また、素子分離領域の端部
において、シリコン層4の上面内には、STI10の一
部上面内に埋め込まれる格好で、p +型の不純物拡散領
域11が選択的に形成されている。
【0032】また、STI10によって規定されるSO
I基板1の素子形成領域において、シリコン層4内に
は、不純物拡散領域11の下のSTI10の側面、及び
不純物拡散領域11の側面に接触するp型のボディ領域
15が形成されている。ボディ領域15上には、ゲート
酸化膜5を介してゲート電極9が形成されている。ゲー
ト電極9は、n+型のドープトポリシリコン層6と、タ
ングステンナイトライド層7と、タングステン層8と
が、ゲート酸化膜5上にこの順に積層された積層構造を
成している。
I基板1の素子形成領域において、シリコン層4内に
は、不純物拡散領域11の下のSTI10の側面、及び
不純物拡散領域11の側面に接触するp型のボディ領域
15が形成されている。ボディ領域15上には、ゲート
酸化膜5を介してゲート電極9が形成されている。ゲー
ト電極9は、n+型のドープトポリシリコン層6と、タ
ングステンナイトライド層7と、タングステン層8と
が、ゲート酸化膜5上にこの順に積層された積層構造を
成している。
【0033】また、酸化シリコンから成る層間絶縁膜1
2が、ゲート電極9、不純物拡散領域11、及びSTI
10の各露出面を覆って全面に形成されている。不純物
拡散領域11には、所定のバイアス電圧が印加されてい
ても、印加されていなくてもよい。不純物拡散領域11
上、及び不純物拡散領域11と隣接する側のゲート電極
9の端部上において、層間絶縁膜12内には、コンタク
トホールCH1が形成されている。コンタクトホールC
H1内には、導電体が形成されている。具体的には、バ
リア膜13を介してタングステンプラグ14が埋め込ま
れている。バリア膜13の材質は、TiN,WNx,T
aW,TaN,Ta,TaCN,TaWN,TiCN,
WCN等である。
2が、ゲート電極9、不純物拡散領域11、及びSTI
10の各露出面を覆って全面に形成されている。不純物
拡散領域11には、所定のバイアス電圧が印加されてい
ても、印加されていなくてもよい。不純物拡散領域11
上、及び不純物拡散領域11と隣接する側のゲート電極
9の端部上において、層間絶縁膜12内には、コンタク
トホールCH1が形成されている。コンタクトホールC
H1内には、導電体が形成されている。具体的には、バ
リア膜13を介してタングステンプラグ14が埋め込ま
れている。バリア膜13の材質は、TiN,WNx,T
aW,TaN,Ta,TaCN,TaWN,TiCN,
WCN等である。
【0034】タングステンプラグ14は、バリア膜13
を介して不純物拡散領域11に接触しており、また、バ
リア膜13を介してゲート電極9の上面の一部及び側面
に接触している。これにより、ゲート電極9とボディ領
域15とは、バリア膜13、タングステンプラグ14、
及び不純物拡散領域11を介して、互いに電気的に接続
されている。即ち、本実施の形態1に係るDTMOSF
ETにおいては、バリア膜13、タングステンプラグ1
4、及び不純物拡散領域11が、ゲート電極9とボディ
領域15とを互いに電気的に接続するための接続体とし
て機能する。そして、本実施の形態1では、上記接続体
の底面の全部が、STI10と平面視上オーバーラップ
している。なお、ゲート電極9とボディ領域15とを接
続する領域のコンタクトは、オーミックコンタクトであ
っても、ショットキーコンタクト(ダイオード)であっ
てもよい。
を介して不純物拡散領域11に接触しており、また、バ
リア膜13を介してゲート電極9の上面の一部及び側面
に接触している。これにより、ゲート電極9とボディ領
域15とは、バリア膜13、タングステンプラグ14、
及び不純物拡散領域11を介して、互いに電気的に接続
されている。即ち、本実施の形態1に係るDTMOSF
ETにおいては、バリア膜13、タングステンプラグ1
4、及び不純物拡散領域11が、ゲート電極9とボディ
領域15とを互いに電気的に接続するための接続体とし
て機能する。そして、本実施の形態1では、上記接続体
の底面の全部が、STI10と平面視上オーバーラップ
している。なお、ゲート電極9とボディ領域15とを接
続する領域のコンタクトは、オーミックコンタクトであ
っても、ショットキーコンタクト(ダイオード)であっ
てもよい。
【0035】図1を参照して、STI10は、図中の太
線を境界として、ソース領域16S、ドレイン領域16
D、及びボディ領域15の周囲に形成されている。即
ち、図中の太線が、素子分離領域と素子形成領域との境
界を示している。不純物拡散領域11は、素子分離領域
内に形成されている。
線を境界として、ソース領域16S、ドレイン領域16
D、及びボディ領域15の周囲に形成されている。即
ち、図中の太線が、素子分離領域と素子形成領域との境
界を示している。不純物拡散領域11は、素子分離領域
内に形成されている。
【0036】図3〜6は、図2に示したDTMOSFE
Tの製造方法を工程順に示す断面図である。図3を参照
して、まず、SOI基板1の素子分離領域において、周
知のトレンチ分離技術によって、シリコン層4内にST
I17を形成する。次に、SOI基板1の素子形成領域
において、イオン注入法によってボロン等の不純物をシ
リコン層4内に導入することにより、ボディ領域15を
形成する。次に、熱酸化法やCVD法等によって、ボデ
ィ領域15上に、ゲート酸化膜5及びゲート電極9をこ
の順に形成する。次に、ゲート電極9を注入マスクに用
いて、イオン注入法によってリンやヒ素等の不純物をシ
リコン層4の上面内に浅く導入することにより、比較的
低濃度のn-型不純物領域(図示しない)を形成する。
Tの製造方法を工程順に示す断面図である。図3を参照
して、まず、SOI基板1の素子分離領域において、周
知のトレンチ分離技術によって、シリコン層4内にST
I17を形成する。次に、SOI基板1の素子形成領域
において、イオン注入法によってボロン等の不純物をシ
リコン層4内に導入することにより、ボディ領域15を
形成する。次に、熱酸化法やCVD法等によって、ボデ
ィ領域15上に、ゲート酸化膜5及びゲート電極9をこ
の順に形成する。次に、ゲート電極9を注入マスクに用
いて、イオン注入法によってリンやヒ素等の不純物をシ
リコン層4の上面内に浅く導入することにより、比較的
低濃度のn-型不純物領域(図示しない)を形成する。
【0037】次に、CVD法及び異方性ドライエッチン
グ法によって、ゲート電極9の側面に、酸化シリコンか
ら成るサイドウォール18を形成する。次に、ゲート電
極9及びサイドウォール18を注入マスクに用いて、イ
オン注入法によってリンやヒ素等の不純物をシリコン層
4の上面内に深く導入することにより、比較的高濃度の
n+型不純物領域(図示しない)を形成する。これによ
り、上記n-型不純物領域と上記n+型不純物領域とから
成るソース領域16S及びドレイン領域16D(図3に
は現れない)が形成される。
グ法によって、ゲート電極9の側面に、酸化シリコンか
ら成るサイドウォール18を形成する。次に、ゲート電
極9及びサイドウォール18を注入マスクに用いて、イ
オン注入法によってリンやヒ素等の不純物をシリコン層
4の上面内に深く導入することにより、比較的高濃度の
n+型不純物領域(図示しない)を形成する。これによ
り、上記n-型不純物領域と上記n+型不純物領域とから
成るソース領域16S及びドレイン領域16D(図3に
は現れない)が形成される。
【0038】図4を参照して、次に、CVD法等によっ
て、図3に示した構造上に、酸化シリコンから成る層間
絶縁膜12を全面に形成する。次に、写真製版法によっ
て、所定の開口パターンを有するフォトレジスト19
を、層間絶縁膜12上に形成する。
て、図3に示した構造上に、酸化シリコンから成る層間
絶縁膜12を全面に形成する。次に、写真製版法によっ
て、所定の開口パターンを有するフォトレジスト19
を、層間絶縁膜12上に形成する。
【0039】図5を参照して、次に、フォトレジスト1
9をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ方
向にエッチングレートが高く、かつ酸化シリコンに対し
て選択性を有する異方性ドライエッチング法によって、
層間絶縁膜12及びサイドウォール18をエッチングす
る。これにより、ゲート電極9の端部の上面及び側面
と、シリコン層4の上面の一部とを露出する。次に、フ
ォトレジスト19をエッチングマスクに用いて、SOI
基板1の深さ方向にエッチングレートが高く、かつシリ
コンに対して選択性を有する異方性ドライエッチング法
によって、露出したシリコン層4の上面を所定の深さだ
けエッチングする。以上の工程により、層間絶縁膜12
及びシリコン層4内に、ゲート電極9の一部を露出する
ように、かつSTI10の一部と平面視上オーバーラッ
プするように、凹部20を選択的に形成することができ
る。その後、フォトレジスト19を除去する。
9をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ方
向にエッチングレートが高く、かつ酸化シリコンに対し
て選択性を有する異方性ドライエッチング法によって、
層間絶縁膜12及びサイドウォール18をエッチングす
る。これにより、ゲート電極9の端部の上面及び側面
と、シリコン層4の上面の一部とを露出する。次に、フ
ォトレジスト19をエッチングマスクに用いて、SOI
基板1の深さ方向にエッチングレートが高く、かつシリ
コンに対して選択性を有する異方性ドライエッチング法
によって、露出したシリコン層4の上面を所定の深さだ
けエッチングする。以上の工程により、層間絶縁膜12
及びシリコン層4内に、ゲート電極9の一部を露出する
ように、かつSTI10の一部と平面視上オーバーラッ
プするように、凹部20を選択的に形成することができ
る。その後、フォトレジスト19を除去する。
【0040】図6を参照して、次に、SiCl4,Si
HCl3,SiH2Cl2,SiH4等の原料ガス中にB2
H6,BH3等のガスを混合したエピタキシャル成長法に
よって、ボディ領域15のシリコンを種結晶に用いて、
シリコンを横方向に成長させることにより、凹部20の
底面上に不純物拡散領域11を形成する。本実施の形態
1では、不純物拡散領域11の上面をSTI10の上面
と一致させる。なお、基板を種結晶としてエピタキシャ
ル層を横方向に成長させる方法は、ELO(Epitaxial
Lateral Overgrowth)と呼ばれている。その後、バリア
膜13及びタングステンプラグ14をこの順に全面に形
成した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)
法によってエッチバックすることにより、図2に示した
構造を得る。絶縁膜の上面内にプラグ用の溝を掘って、
その溝を導電体で充填した後、CMP法で上記絶縁膜及
び上記導電体の上面を平坦化する一連の工程は、ダマシ
ン工程と呼ばれている。
HCl3,SiH2Cl2,SiH4等の原料ガス中にB2
H6,BH3等のガスを混合したエピタキシャル成長法に
よって、ボディ領域15のシリコンを種結晶に用いて、
シリコンを横方向に成長させることにより、凹部20の
底面上に不純物拡散領域11を形成する。本実施の形態
1では、不純物拡散領域11の上面をSTI10の上面
と一致させる。なお、基板を種結晶としてエピタキシャ
ル層を横方向に成長させる方法は、ELO(Epitaxial
Lateral Overgrowth)と呼ばれている。その後、バリア
膜13及びタングステンプラグ14をこの順に全面に形
成した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)
法によってエッチバックすることにより、図2に示した
構造を得る。絶縁膜の上面内にプラグ用の溝を掘って、
その溝を導電体で充填した後、CMP法で上記絶縁膜及
び上記導電体の上面を平坦化する一連の工程は、ダマシ
ン工程と呼ばれている。
【0041】なお、タングステンプラグ14の代わり
に、マグネシウム,プラチナ,アルミニウム,コバル
ト,チタン,モリブデン,ジルコニウム,タンタル,
銅,銀,金等の金属プラグを形成してもよい。
に、マグネシウム,プラチナ,アルミニウム,コバル
ト,チタン,モリブデン,ジルコニウム,タンタル,
銅,銀,金等の金属プラグを形成してもよい。
【0042】このように本実施の形態1に係る半導体装
置によれば、図1,2に示したように、ゲート電極9と
ボディ領域15とを互いに接続するための接続体(バリ
ア膜13、タングステンプラグ14、及び不純物拡散領
域11)のうち、SOI基板1内に形成されている不純
物拡散領域11が、完全にSOI基板1の素子分離領域
内に形成されている。従って、不純物拡散領域11を素
子形成領域内に形成した場合に発生するエリアペナルテ
ィ(図50のAP100)を完全に無くすことができる
ため、チップ面積を縮小することが可能となる。
置によれば、図1,2に示したように、ゲート電極9と
ボディ領域15とを互いに接続するための接続体(バリ
ア膜13、タングステンプラグ14、及び不純物拡散領
域11)のうち、SOI基板1内に形成されている不純
物拡散領域11が、完全にSOI基板1の素子分離領域
内に形成されている。従って、不純物拡散領域11を素
子形成領域内に形成した場合に発生するエリアペナルテ
ィ(図50のAP100)を完全に無くすことができる
ため、チップ面積を縮小することが可能となる。
【0043】図7は、図2に対応させて、本実施の形態
1に係るDTMOSFETの第1の変形例を示す断面図
である。タングステンプラグ14の代わりに、p+型の
ドープトポリシリコンプラグ21を形成したものであ
る。その他の構造は図2に示した構造と同様である。
1に係るDTMOSFETの第1の変形例を示す断面図
である。タングステンプラグ14の代わりに、p+型の
ドープトポリシリコンプラグ21を形成したものであ
る。その他の構造は図2に示した構造と同様である。
【0044】図8は、図2に対応させて、本実施の形態
1に係るDTMOSFETの第2の変形例を示す断面図
である。シリコン層4の上面からBOX層3の上面に達
するSTI10の代わりに、BOX層3の上面に達しな
い底面を有するSTI22を形成したものである。その
他の構造は図2に示した構造と同様である。
1に係るDTMOSFETの第2の変形例を示す断面図
である。シリコン層4の上面からBOX層3の上面に達
するSTI10の代わりに、BOX層3の上面に達しな
い底面を有するSTI22を形成したものである。その
他の構造は図2に示した構造と同様である。
【0045】図9は、図2に対応させて、本実施の形態
1に係るDTMOSFETの第3の変形例を示す断面図
である。タングステンプラグ14の代わりにドープトポ
リシリコンプラグ21を形成するとともに、STI10
の代わりにSTI22を形成したものである。その他の
構造は図2に示した構造と同様である。
1に係るDTMOSFETの第3の変形例を示す断面図
である。タングステンプラグ14の代わりにドープトポ
リシリコンプラグ21を形成するとともに、STI10
の代わりにSTI22を形成したものである。その他の
構造は図2に示した構造と同様である。
【0046】図10は、図2に対応させて、本実施の形
態1に係るDTMOSFETの第4の変形例を示す断面
図である。ゲート電極24は、ドープトポリシリコン層
6と、タングステンナイトライド層7と、タングステン
層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5上にこの順
に積層された積層構造を成している。ゲート電極24の
側面には、サイドウォール25が形成されている。サイ
ドウォール25の材質は、酸化シリコン,TEOS,酸
窒化シリコン,窒化シリコン(あるいはこれらの複合
膜)である。
態1に係るDTMOSFETの第4の変形例を示す断面
図である。ゲート電極24は、ドープトポリシリコン層
6と、タングステンナイトライド層7と、タングステン
層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5上にこの順
に積層された積層構造を成している。ゲート電極24の
側面には、サイドウォール25が形成されている。サイ
ドウォール25の材質は、酸化シリコン,TEOS,酸
窒化シリコン,窒化シリコン(あるいはこれらの複合
膜)である。
【0047】ゲート電極24上には、窒化シリコン膜2
6が形成されている。ゲート電極24の上方において、
酸化シリコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン
膜26上に形成されている。また、不純物拡散領域11
が形成されていない部分のSTI10の上面上には、窒
化シリコン膜26が形成されている。該部分のSTI1
0の上方において、酸化シリコンから成る層間絶縁膜1
2は、窒化シリコン膜26上に形成されている。その他
の構造は図2に示した構造と同様である。
6が形成されている。ゲート電極24の上方において、
酸化シリコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン
膜26上に形成されている。また、不純物拡散領域11
が形成されていない部分のSTI10の上面上には、窒
化シリコン膜26が形成されている。該部分のSTI1
0の上方において、酸化シリコンから成る層間絶縁膜1
2は、窒化シリコン膜26上に形成されている。その他
の構造は図2に示した構造と同様である。
【0048】図11〜14は、図10に示したDTMO
SFETの製造方法を工程順に示す断面図である。図1
1を参照して、まず、素子分離領域におけるシリコン層
4内にSTI17を形成した後、素子形成領域における
シリコン層4内にボディ領域15を形成する。次に、ボ
ディ領域15上に、ゲート酸化膜5及びゲート電極24
をこの順に形成する。
SFETの製造方法を工程順に示す断面図である。図1
1を参照して、まず、素子分離領域におけるシリコン層
4内にSTI17を形成した後、素子形成領域における
シリコン層4内にボディ領域15を形成する。次に、ボ
ディ領域15上に、ゲート酸化膜5及びゲート電極24
をこの順に形成する。
【0049】次に、ゲート電極24を注入マスクに用い
たイオン注入法によって、n-型不純物領域(図示しな
い)をシリコン層4の上面内に浅く形成する。次に、C
VD法及び異方性ドライエッチング法によって、ゲート
電極24の側面にサイドウォール25を形成する。次
に、ゲート電極9及びサイドウォール25を注入マスク
に用いたイオン注入法によって、n+型不純物領域(図
示しない)をシリコン層4の上面内に深く形成する。こ
れにより、上記n-型不純物領域と上記n+型不純物領域
とから成るソース領域16S及びドレイン領域16D
(図11には現れない)が形成される。次に、CVD法
によって、窒化シリコン膜26を全面に形成する。
たイオン注入法によって、n-型不純物領域(図示しな
い)をシリコン層4の上面内に浅く形成する。次に、C
VD法及び異方性ドライエッチング法によって、ゲート
電極24の側面にサイドウォール25を形成する。次
に、ゲート電極9及びサイドウォール25を注入マスク
に用いたイオン注入法によって、n+型不純物領域(図
示しない)をシリコン層4の上面内に深く形成する。こ
れにより、上記n-型不純物領域と上記n+型不純物領域
とから成るソース領域16S及びドレイン領域16D
(図11には現れない)が形成される。次に、CVD法
によって、窒化シリコン膜26を全面に形成する。
【0050】図12を参照して、次に、図11に示した
構造上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜12を全面
に形成する。次に、所定の開口パターンを有するフォト
レジスト19を、層間絶縁膜12上に形成する。
構造上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜12を全面
に形成する。次に、所定の開口パターンを有するフォト
レジスト19を、層間絶縁膜12上に形成する。
【0051】図13を参照して、次に、フォトレジスト
19をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ
方向にエッチングレートが高く、かつ酸化シリコンに対
して選択性を有する異方性ドライエッチング法によっ
て、層間絶縁膜12をエッチングする。これにより、窒
化シリコン膜26を露出する。
19をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ
方向にエッチングレートが高く、かつ酸化シリコンに対
して選択性を有する異方性ドライエッチング法によっ
て、層間絶縁膜12をエッチングする。これにより、窒
化シリコン膜26を露出する。
【0052】図14を参照して、次に、露出した窒化シ
リコン膜26をエッチングにより除去する。これによ
り、ゲート電極24の上面の一部と、サイドウォール2
5と、STI17の上面の一部とが露出する。次に、S
OI基板1の深さ方向にエッチングレートが高く、かつ
シリコンに対して選択性を有する異方性ドライエッチン
グ法によって、露出したシリコン層4の上面を所定の深
さだけエッチングする。以上の工程により、層間絶縁膜
12及びシリコン層4内に凹部27が選択的に形成され
る。その後、フォトレジスト19を除去する。
リコン膜26をエッチングにより除去する。これによ
り、ゲート電極24の上面の一部と、サイドウォール2
5と、STI17の上面の一部とが露出する。次に、S
OI基板1の深さ方向にエッチングレートが高く、かつ
シリコンに対して選択性を有する異方性ドライエッチン
グ法によって、露出したシリコン層4の上面を所定の深
さだけエッチングする。以上の工程により、層間絶縁膜
12及びシリコン層4内に凹部27が選択的に形成され
る。その後、フォトレジスト19を除去する。
【0053】次に、エピタキシャル成長法によって、凹
部27の底面上に、上面の高さがSTI10と一致する
不純物拡散領域11を形成する。次に、バリア膜13及
びタングステンプラグ14をこの順に全面に形成した
後、エッチバックすることによって、図10に示した構
造を得る。
部27の底面上に、上面の高さがSTI10と一致する
不純物拡散領域11を形成する。次に、バリア膜13及
びタングステンプラグ14をこの順に全面に形成した
後、エッチバックすることによって、図10に示した構
造を得る。
【0054】なお、図15に示すように、不純物拡散領
域11を形成する代わりに、STI10の上面よりも高
い位置に上面を有する不純物拡散領域28を形成しても
よい。また、図16に示すように、不純物拡散領域11
を形成する代わりに、不純物拡散領域29とシリサイド
層30との積層構造を形成してもよい。図16におい
て、シリサイド層30は、エピタキシャル成長法によっ
て不純物拡散領域29を形成した後、コバルト,プラチ
ナ,チタン,タングステン,ニッケル等の金属膜を全面
に形成し、RTA(Rapid Thermal Annealing)を行う
ことによって、不純物拡散領域29上に自己整合的に形
成することができる。不純物拡散領域29とシリサイド
層30との積層構造を採用することにより、タングステ
ンプラグ14とのコンタクト抵抗を低減することができ
る。
域11を形成する代わりに、STI10の上面よりも高
い位置に上面を有する不純物拡散領域28を形成しても
よい。また、図16に示すように、不純物拡散領域11
を形成する代わりに、不純物拡散領域29とシリサイド
層30との積層構造を形成してもよい。図16におい
て、シリサイド層30は、エピタキシャル成長法によっ
て不純物拡散領域29を形成した後、コバルト,プラチ
ナ,チタン,タングステン,ニッケル等の金属膜を全面
に形成し、RTA(Rapid Thermal Annealing)を行う
ことによって、不純物拡散領域29上に自己整合的に形
成することができる。不純物拡散領域29とシリサイド
層30との積層構造を採用することにより、タングステ
ンプラグ14とのコンタクト抵抗を低減することができ
る。
【0055】また、図17に示すように、サイドウォー
ル25を窒化シリコンによって形成しておき、図14に
示した工程で、窒化シリコン膜26を除去するためのエ
ッチングのオーバーエッチングによって、サイドウォー
ル25の上部を除去してサイドウォール31を形成して
もよい。これにより、バリア膜13を介してタングステ
ンプラグ14とゲート電極24とが互いに接触する面積
が増大し、タングステンプラグ14とゲート電極24と
のコンタクト抵抗が低減する。
ル25を窒化シリコンによって形成しておき、図14に
示した工程で、窒化シリコン膜26を除去するためのエ
ッチングのオーバーエッチングによって、サイドウォー
ル25の上部を除去してサイドウォール31を形成して
もよい。これにより、バリア膜13を介してタングステ
ンプラグ14とゲート電極24とが互いに接触する面積
が増大し、タングステンプラグ14とゲート電極24と
のコンタクト抵抗が低減する。
【0056】図18は、図2に対応させて、本実施の形
態1に係るDTMOSFETの第5の変形例を示す断面
図である。層間絶縁膜37が、図2に示した構造上の全
面に形成されている。層間絶縁膜37内には、バリア膜
38及びタングステンプラグ39が選択的に形成されて
いる。タングステンプラグ39は、バリア膜38を介し
てタングステンプラグ14に接触している。層間絶縁膜
37上には金属配線40が形成されており、金属配線4
0はタングステンプラグ39に接触している。また、金
属配線40上には層間絶縁膜41が形成されている。
態1に係るDTMOSFETの第5の変形例を示す断面
図である。層間絶縁膜37が、図2に示した構造上の全
面に形成されている。層間絶縁膜37内には、バリア膜
38及びタングステンプラグ39が選択的に形成されて
いる。タングステンプラグ39は、バリア膜38を介し
てタングステンプラグ14に接触している。層間絶縁膜
37上には金属配線40が形成されており、金属配線4
0はタングステンプラグ39に接触している。また、金
属配線40上には層間絶縁膜41が形成されている。
【0057】DTMOSFETにおいては、ゲート電極
9とボディ領域15とに共通の電圧が印加される。その
ため、図18に示したように、ゲート電極9及びボディ
領域15を、共通のタングステンプラグ14,39を介
して、共通の金属配線40に接続することができる。こ
れにより、ゲート電極9用のプラグ及び配線と、ボディ
領域15用のプラグ及び配線とを別々に設ける場合と比
較すると、半導体装置の小型化を図ることができる。
9とボディ領域15とに共通の電圧が印加される。その
ため、図18に示したように、ゲート電極9及びボディ
領域15を、共通のタングステンプラグ14,39を介
して、共通の金属配線40に接続することができる。こ
れにより、ゲート電極9用のプラグ及び配線と、ボディ
領域15用のプラグ及び配線とを別々に設ける場合と比
較すると、半導体装置の小型化を図ることができる。
【0058】実施の形態2.図19は、図2に対応させ
て、本発明の実施の形態2に係るDTMOSFETの構
造を示す断面図である。上記実施の形態1に係るDTM
OSFETでは、STI10の上面内に不純物拡散領域
11を選択的に形成し、バリア膜13を介して不純物拡
散領域11とタングステンプラグ14とを互いに接続す
ることにより、バリア膜13、タングステンプラグ1
4、及び不純物拡散領域11から成る接続体を構成し
た。
て、本発明の実施の形態2に係るDTMOSFETの構
造を示す断面図である。上記実施の形態1に係るDTM
OSFETでは、STI10の上面内に不純物拡散領域
11を選択的に形成し、バリア膜13を介して不純物拡
散領域11とタングステンプラグ14とを互いに接続す
ることにより、バリア膜13、タングステンプラグ1
4、及び不純物拡散領域11から成る接続体を構成し
た。
【0059】これに対して、本実施の形態2に係るDT
MOSFETでは、不純物拡散領域11を形成するので
はなく、コンタクトホールCH2を、層間絶縁膜12の
上面からSTI10の上面内まで形成し、コンタクトホ
ールCH2内を、バリア膜13を介してタングステンプ
ラグ14によって充填した。これにより、ゲート電極9
とボディ領域15とは、バリア膜13及びタングステン
プラグ14を介して、互いに電気的に接続されている。
即ち、本実施の形態2に係るDTMOSFETにおいて
は、バリア膜13及びタングステンプラグ14が、ゲー
ト電極9とボディ領域15とを互いに電気的に接続する
ための接続体として機能する。
MOSFETでは、不純物拡散領域11を形成するので
はなく、コンタクトホールCH2を、層間絶縁膜12の
上面からSTI10の上面内まで形成し、コンタクトホ
ールCH2内を、バリア膜13を介してタングステンプ
ラグ14によって充填した。これにより、ゲート電極9
とボディ領域15とは、バリア膜13及びタングステン
プラグ14を介して、互いに電気的に接続されている。
即ち、本実施の形態2に係るDTMOSFETにおいて
は、バリア膜13及びタングステンプラグ14が、ゲー
ト電極9とボディ領域15とを互いに電気的に接続する
ための接続体として機能する。
【0060】例えば図2を参照して、上記実施の形態1
に係るDTMOSFETにおいては、不純物拡散領域1
1とボディ領域15とが直接に接触している。そのた
め、DTMOSFETの製造工程における各種熱処理に
よって、不純物拡散領域11中に含まれているボロン等
の不純物がボディ領域15内へ熱拡散し、その結果、狭
チャネル効果が顕著になる場合があった。これに対し
て、本実施の形態2に係るDTMOSFETによれば、
シリコン層4内に形成されている部分のタングステンプ
ラグ14とボディ領域15との間にはバリア膜13が介
在するため、タングステンプラグ14中の金属原子がボ
ディ領域15内へ熱拡散することを抑制でき、狭チャネ
ル効果の発生を抑制することができる。
に係るDTMOSFETにおいては、不純物拡散領域1
1とボディ領域15とが直接に接触している。そのた
め、DTMOSFETの製造工程における各種熱処理に
よって、不純物拡散領域11中に含まれているボロン等
の不純物がボディ領域15内へ熱拡散し、その結果、狭
チャネル効果が顕著になる場合があった。これに対し
て、本実施の形態2に係るDTMOSFETによれば、
シリコン層4内に形成されている部分のタングステンプ
ラグ14とボディ領域15との間にはバリア膜13が介
在するため、タングステンプラグ14中の金属原子がボ
ディ領域15内へ熱拡散することを抑制でき、狭チャネ
ル効果の発生を抑制することができる。
【0061】図20は、図19に対応させて、本実施の
形態2に係るDTMOSFETの第1の変形例を示す断
面図である。タングステンプラグ14の代わりに、p+
型のドープトポリシリコンプラグ21を形成したもので
ある。その他の構造は図2に示した構造と同様である。
この場合は、ドープトポリシリコンプラグ21とボディ
領域15との間に介在するバリア膜13によって、ドー
プトポリシリコンプラグ21内に含まれているドーパン
トがボディ領域15内へ熱拡散することを抑制できる。
形態2に係るDTMOSFETの第1の変形例を示す断
面図である。タングステンプラグ14の代わりに、p+
型のドープトポリシリコンプラグ21を形成したもので
ある。その他の構造は図2に示した構造と同様である。
この場合は、ドープトポリシリコンプラグ21とボディ
領域15との間に介在するバリア膜13によって、ドー
プトポリシリコンプラグ21内に含まれているドーパン
トがボディ領域15内へ熱拡散することを抑制できる。
【0062】図21は、図19に対応させて、本実施の
形態2に係るDTMOSFETの第2の変形例を示す断
面図である。シリコン層4の上面からBOX層3の上面
に達するSTI10の代わりに、BOX層3の上面に達
しない底面を有するSTI22を形成したものである。
その他の構造は図19に示した構造と同様である。ま
た、STI22を採用するこの構造は、図20に示した
DTMOSFETにも適用可能である。
形態2に係るDTMOSFETの第2の変形例を示す断
面図である。シリコン層4の上面からBOX層3の上面
に達するSTI10の代わりに、BOX層3の上面に達
しない底面を有するSTI22を形成したものである。
その他の構造は図19に示した構造と同様である。ま
た、STI22を採用するこの構造は、図20に示した
DTMOSFETにも適用可能である。
【0063】図22は、図19に対応させて、本実施の
形態2に係るDTMOSFETの第3の変形例を示す断
面図である。ゲート電極24は、ドープトポリシリコン
層6と、タングステンナイトライド層7と、タングステ
ン層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5上にこの
順に積層された積層構造を成している。ゲート電極24
の側面には、サイドウォール25が形成されている。
形態2に係るDTMOSFETの第3の変形例を示す断
面図である。ゲート電極24は、ドープトポリシリコン
層6と、タングステンナイトライド層7と、タングステ
ン層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5上にこの
順に積層された積層構造を成している。ゲート電極24
の側面には、サイドウォール25が形成されている。
【0064】ゲート電極24上には、窒化シリコン膜2
6が形成されている。ゲート電極24の上方において、
酸化シリコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン
膜26上に形成されている。また、タングステンプラグ
14が形成されていない部分のSTI10の上面上に
は、窒化シリコン膜26が形成されている。該部分のS
TI10の上方において、酸化シリコンから成る層間絶
縁膜12は、窒化シリコン膜26上に形成されている。
その他の構造は図19に示した構造と同様である。
6が形成されている。ゲート電極24の上方において、
酸化シリコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン
膜26上に形成されている。また、タングステンプラグ
14が形成されていない部分のSTI10の上面上に
は、窒化シリコン膜26が形成されている。該部分のS
TI10の上方において、酸化シリコンから成る層間絶
縁膜12は、窒化シリコン膜26上に形成されている。
その他の構造は図19に示した構造と同様である。
【0065】実施の形態3.図23は、本発明の実施の
形態3に係るDTMOSFETの構造を概略的に示す上
面図であり、図24は、図23に示したラインX2に沿
った位置に関する断面構造を示す断面図である。図24
を参照して、不純物拡散領域11は、SOI基板1内に
おいて、素子形成領域と素子分離領域との境界部分で両
領域に跨って形成されている。このように、本実施の形
態3に係るDTMOSFETにおいては、不純物拡散領
域11の一部が素子分離領域内に形成されている。即
ち、バリア膜13、タングステンプラグ14、及び不純
物拡散領域11から成る接続体の底面の一部が、STI
10と平面視上オーバーラップしている。素子形成領域
内に形成されている部分の不純物拡散領域11の底面
と、BOX層3の上面との間には、ボディ領域15がゲ
ート電極9の下方から延在して形成されている。本実施
の形態3に係るDTMOSFETのその他の構造は、図
2に示した上記実施の形態1に係るDTMOSFETの
構造と同様である。
形態3に係るDTMOSFETの構造を概略的に示す上
面図であり、図24は、図23に示したラインX2に沿
った位置に関する断面構造を示す断面図である。図24
を参照して、不純物拡散領域11は、SOI基板1内に
おいて、素子形成領域と素子分離領域との境界部分で両
領域に跨って形成されている。このように、本実施の形
態3に係るDTMOSFETにおいては、不純物拡散領
域11の一部が素子分離領域内に形成されている。即
ち、バリア膜13、タングステンプラグ14、及び不純
物拡散領域11から成る接続体の底面の一部が、STI
10と平面視上オーバーラップしている。素子形成領域
内に形成されている部分の不純物拡散領域11の底面
と、BOX層3の上面との間には、ボディ領域15がゲ
ート電極9の下方から延在して形成されている。本実施
の形態3に係るDTMOSFETのその他の構造は、図
2に示した上記実施の形態1に係るDTMOSFETの
構造と同様である。
【0066】図23を参照して、STI32は、図中の
太線を境界として、ソース領域16S、ドレイン領域1
6D、ボディ領域15、及び不純物拡散領域11の一部
の周囲に形成されている。即ち、図中の太線が、素子分
離領域と素子形成領域との境界を示している。
太線を境界として、ソース領域16S、ドレイン領域1
6D、ボディ領域15、及び不純物拡散領域11の一部
の周囲に形成されている。即ち、図中の太線が、素子分
離領域と素子形成領域との境界を示している。
【0067】図25〜27は、図24に示したDTMO
SFETの製造方法を工程順に示す断面図である。図2
5を参照して、まず、素子分離領域におけるシリコン層
4内にSTI33を形成した後、素子形成領域における
シリコン層4内にボディ領域15を形成する。次に、素
子形成領域と素子分離領域との境界との間に所定のスペ
ースを残して、ボディ領域15上に、ゲート酸化膜5及
びゲート電極9をこの順に形成する。
SFETの製造方法を工程順に示す断面図である。図2
5を参照して、まず、素子分離領域におけるシリコン層
4内にSTI33を形成した後、素子形成領域における
シリコン層4内にボディ領域15を形成する。次に、素
子形成領域と素子分離領域との境界との間に所定のスペ
ースを残して、ボディ領域15上に、ゲート酸化膜5及
びゲート電極9をこの順に形成する。
【0068】次に、ゲート電極9を注入マスクに用いた
イオン注入法によって、n-型不純物領域(図示しな
い)をシリコン層4の上面内に浅く形成する。次に、C
VD法及び異方性ドライエッチング法によって、ゲート
電極9の側面に、酸化シリコンから成るサイドウォール
18を形成する。次に、ゲート電極9及びサイドウォー
ル18を注入マスクに用いたイオン注入法によって、n
+型不純物領域(図示しない)をシリコン層4の上面内
に深く形成する。これにより、上記n-型不純物領域と
上記n+型不純物領域とから成るソース領域16S及び
ドレイン領域16D(図25には現れない)が形成され
る。
イオン注入法によって、n-型不純物領域(図示しな
い)をシリコン層4の上面内に浅く形成する。次に、C
VD法及び異方性ドライエッチング法によって、ゲート
電極9の側面に、酸化シリコンから成るサイドウォール
18を形成する。次に、ゲート電極9及びサイドウォー
ル18を注入マスクに用いたイオン注入法によって、n
+型不純物領域(図示しない)をシリコン層4の上面内
に深く形成する。これにより、上記n-型不純物領域と
上記n+型不純物領域とから成るソース領域16S及び
ドレイン領域16D(図25には現れない)が形成され
る。
【0069】図26を参照して、次に、図25に示した
構造上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜12を全面
に形成する。次に、所定の開口パターンを有するフォト
レジスト19を、層間絶縁膜12上に形成する。
構造上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜12を全面
に形成する。次に、所定の開口パターンを有するフォト
レジスト19を、層間絶縁膜12上に形成する。
【0070】図27を参照して、次に、フォトレジスト
19をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ
方向にエッチングレートが高い異方性ドライエッチング
法によって、層間絶縁膜12、サイドウォール18、S
TI32の上面の一部、及びシリコン層4の上面の一部
をエッチングする。これにより、層間絶縁膜12及びシ
リコン層4内に凹部34が選択的に形成される。その
後、フォトレジスト19を除去する。
19をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ
方向にエッチングレートが高い異方性ドライエッチング
法によって、層間絶縁膜12、サイドウォール18、S
TI32の上面の一部、及びシリコン層4の上面の一部
をエッチングする。これにより、層間絶縁膜12及びシ
リコン層4内に凹部34が選択的に形成される。その
後、フォトレジスト19を除去する。
【0071】次に、エピタキシャル成長法によって、凹
部34の底面上に、上面の高さがSTI32と一致する
不純物拡散領域11を形成する。次に、バリア膜13及
びタングステンプラグ14をこの順に全面に形成した
後、エッチバックすることによって、図24に示した構
造を得る。
部34の底面上に、上面の高さがSTI32と一致する
不純物拡散領域11を形成する。次に、バリア膜13及
びタングステンプラグ14をこの順に全面に形成した
後、エッチバックすることによって、図24に示した構
造を得る。
【0072】このように本実施の形態3に係るDTMO
SFETによれば、図2に示した上記実施の形態1に係
るDTMOSFETと比較すると、不純物拡散領域11
とボディ領域15との接触面積が広いため、不純物拡散
領域11とボディ領域15との間のコンタクト抵抗を低
減することができる。その結果、ゲート電極9とボディ
領域15との間の電気的な結合を強めることができる。
SFETによれば、図2に示した上記実施の形態1に係
るDTMOSFETと比較すると、不純物拡散領域11
とボディ領域15との接触面積が広いため、不純物拡散
領域11とボディ領域15との間のコンタクト抵抗を低
減することができる。その結果、ゲート電極9とボディ
領域15との間の電気的な結合を強めることができる。
【0073】しかも、不純物拡散領域11の一部は素子
分離領域内に形成されているため、素子形成領域内に不
純物拡散領域11を形成することに伴って発生するエリ
アペナルティAP1を、図50,51に示した従来のD
TMOSFETにおけるエリアペナルティAP100よ
りも抑制できる。その結果、従来のDTMOSFETと
比較すると、チップ面積を縮小することができる。
分離領域内に形成されているため、素子形成領域内に不
純物拡散領域11を形成することに伴って発生するエリ
アペナルティAP1を、図50,51に示した従来のD
TMOSFETにおけるエリアペナルティAP100よ
りも抑制できる。その結果、従来のDTMOSFETと
比較すると、チップ面積を縮小することができる。
【0074】図28は、図24に対応させて、本実施の
形態3に係るDTMOSFETの第1の変形例を示す断
面図である。上記実施の形態2に係るDTMOSFET
と同様に、不純物拡散領域11を形成する代わりに、層
間絶縁膜12の上面からSTI10の上面内まで達する
コンタクトホールを形成し、該コンタクトホール内を、
バリア膜13及びタングステンプラグ14によって充填
したものである。その他の構造は図24に示した構造と
同様である。
形態3に係るDTMOSFETの第1の変形例を示す断
面図である。上記実施の形態2に係るDTMOSFET
と同様に、不純物拡散領域11を形成する代わりに、層
間絶縁膜12の上面からSTI10の上面内まで達する
コンタクトホールを形成し、該コンタクトホール内を、
バリア膜13及びタングステンプラグ14によって充填
したものである。その他の構造は図24に示した構造と
同様である。
【0075】図29は、図24に対応させて、本実施の
形態3に係るDTMOSFETの第2の変形例を示す断
面図である。シリコン層4の上面からBOX層3の上面
に達するSTI32の代わりに、BOX層3の上面に達
しない底面を有するSTI35を形成したものである。
その他の構造は図24に示した構造と同様である。
形態3に係るDTMOSFETの第2の変形例を示す断
面図である。シリコン層4の上面からBOX層3の上面
に達するSTI32の代わりに、BOX層3の上面に達
しない底面を有するSTI35を形成したものである。
その他の構造は図24に示した構造と同様である。
【0076】図30は、図24に対応させて、本実施の
形態3に係るDTMOSFETの第3の変形例を示す断
面図である。図28に示したDTMOSFETに、図2
9に示したSTI35を採用したものである。その他の
構造は図24に示した構造と同様である。
形態3に係るDTMOSFETの第3の変形例を示す断
面図である。図28に示したDTMOSFETに、図2
9に示したSTI35を採用したものである。その他の
構造は図24に示した構造と同様である。
【0077】図31は、図24に対応させて、本実施の
形態3に係るDTMOSFETの第4の変形例を示す断
面図である。ゲート電極24は、ドープトポリシリコン
層6と、タングステンナイトライド層7と、タングステ
ン層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5上にこの
順に積層された積層構造を成している。ゲート電極24
の側面には、サイドウォール25が形成されている。
形態3に係るDTMOSFETの第4の変形例を示す断
面図である。ゲート電極24は、ドープトポリシリコン
層6と、タングステンナイトライド層7と、タングステ
ン層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5上にこの
順に積層された積層構造を成している。ゲート電極24
の側面には、サイドウォール25が形成されている。
【0078】ゲート電極24上には、窒化シリコン膜2
6が形成されている。ゲート電極24の上方において、
酸化シリコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン
膜26上に形成されている。また、タングステンプラグ
14が形成されていない部分のSTI32の上面上に
は、窒化シリコン膜26が形成されている。該部分のS
TI32の上方において、層間絶縁膜12が、窒化シリ
コン膜26上に形成されている。その他の構造は図24
に示した構造と同様である。
6が形成されている。ゲート電極24の上方において、
酸化シリコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン
膜26上に形成されている。また、タングステンプラグ
14が形成されていない部分のSTI32の上面上に
は、窒化シリコン膜26が形成されている。該部分のS
TI32の上方において、層間絶縁膜12が、窒化シリ
コン膜26上に形成されている。その他の構造は図24
に示した構造と同様である。
【0079】図32は、図24に対応させて、本実施の
形態3に係るDTMOSFETの第5の変形例を示す断
面図である。不純物拡散領域11が形成された上面を有
するSTI32の代わりに、不純物拡散領域11が形成
されていない上面を有するSTI33が形成されてい
る。また、シリコン層4の上面内に形成された不純物拡
散領域11の代わりに、シリコン層11の上面からBO
X層3の上面に達する、p+型の不純物拡散領域36が
形成されている。タングステンプラグ14は素子形成領
域及び素子分離領域に跨って形成されており、タングス
テンプラグ14の底面は、素子形成領域においてはバリ
ア膜13を介して不純物拡散領域36の上面に、素子分
離領域においてはバリア膜13を介してSTI33の上
面に、それぞれ接触している。また、STI33に接触
する側とは反対側の不純物拡散領域36の側面は、ボデ
ィ領域15の側面に全面的に接触している。
形態3に係るDTMOSFETの第5の変形例を示す断
面図である。不純物拡散領域11が形成された上面を有
するSTI32の代わりに、不純物拡散領域11が形成
されていない上面を有するSTI33が形成されてい
る。また、シリコン層4の上面内に形成された不純物拡
散領域11の代わりに、シリコン層11の上面からBO
X層3の上面に達する、p+型の不純物拡散領域36が
形成されている。タングステンプラグ14は素子形成領
域及び素子分離領域に跨って形成されており、タングス
テンプラグ14の底面は、素子形成領域においてはバリ
ア膜13を介して不純物拡散領域36の上面に、素子分
離領域においてはバリア膜13を介してSTI33の上
面に、それぞれ接触している。また、STI33に接触
する側とは反対側の不純物拡散領域36の側面は、ボデ
ィ領域15の側面に全面的に接触している。
【0080】実施の形態4.図33は、図2に対応させ
て、本発明の実施の形態4に係るDTMOSFETの構
造を示す断面図である。p+型の不純物拡散領域41
は、SOI基板1上において、素子形成領域と素子分離
領域との境界部分で両領域に跨って形成されている。即
ち、不純物拡散領域41の一部が素子分離領域内に形成
されている。不純物拡散領域41の底面は、素子形成領
域においてはボディ領域15の上面に、素子分離領域に
おいてはSTI33の上面に、それぞれ接触している。
また、不純物拡散領域41の上面は、バリア膜13を介
してタングステンプラグ14に接触している。即ち、本
実施の形態4に係るDTMOSFETにおいては、バリ
ア膜13、タングステンプラグ14、及び不純物拡散領
域41から成る接続体の底面の一部が、STI33と平
面視上オーバーラップしている。
て、本発明の実施の形態4に係るDTMOSFETの構
造を示す断面図である。p+型の不純物拡散領域41
は、SOI基板1上において、素子形成領域と素子分離
領域との境界部分で両領域に跨って形成されている。即
ち、不純物拡散領域41の一部が素子分離領域内に形成
されている。不純物拡散領域41の底面は、素子形成領
域においてはボディ領域15の上面に、素子分離領域に
おいてはSTI33の上面に、それぞれ接触している。
また、不純物拡散領域41の上面は、バリア膜13を介
してタングステンプラグ14に接触している。即ち、本
実施の形態4に係るDTMOSFETにおいては、バリ
ア膜13、タングステンプラグ14、及び不純物拡散領
域41から成る接続体の底面の一部が、STI33と平
面視上オーバーラップしている。
【0081】ゲート電極24は、n+型のドープトポリ
シリコン層6と、タングステンナイトライド層7と、タ
ングステン層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5
上にこの順に積層された積層構造を成している。ゲート
電極24の側面には、サイドウォール25が形成されて
いる。ゲート電極24上には、窒化シリコン膜26が形
成されている。ゲート電極24の上方において、酸化シ
リコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン膜26
上に形成されている。また、不純物拡散領域41が形成
されていない部分のSTI33の上面上には、窒化シリ
コン膜26が形成されている。該部分のSTI33の上
方において、層間絶縁膜12が、窒化シリコン膜26上
に形成されている。本実施の形態4に係るDTMOSF
ETのその他の構造は、図2に示した上記実施の形態1
に係るDTMOSFETの構造と同様である。
シリコン層6と、タングステンナイトライド層7と、タ
ングステン層8と、バリア層23とが、ゲート酸化膜5
上にこの順に積層された積層構造を成している。ゲート
電極24の側面には、サイドウォール25が形成されて
いる。ゲート電極24上には、窒化シリコン膜26が形
成されている。ゲート電極24の上方において、酸化シ
リコンから成る層間絶縁膜12は、窒化シリコン膜26
上に形成されている。また、不純物拡散領域41が形成
されていない部分のSTI33の上面上には、窒化シリ
コン膜26が形成されている。該部分のSTI33の上
方において、層間絶縁膜12が、窒化シリコン膜26上
に形成されている。本実施の形態4に係るDTMOSF
ETのその他の構造は、図2に示した上記実施の形態1
に係るDTMOSFETの構造と同様である。
【0082】図34〜37は、図33に示したDTMO
SFETの製造方法を工程順に示す断面図である。図3
4を参照して、まず、素子分離領域におけるシリコン層
4内にSTI33を形成した後、素子形成領域における
シリコン層4内にボディ領域15を形成する。次に、素
子形成領域と素子分離領域との境界との間に所定のスペ
ースを残して、ボディ領域15上に、ゲート酸化膜5及
びゲート電極24をこの順に形成する。
SFETの製造方法を工程順に示す断面図である。図3
4を参照して、まず、素子分離領域におけるシリコン層
4内にSTI33を形成した後、素子形成領域における
シリコン層4内にボディ領域15を形成する。次に、素
子形成領域と素子分離領域との境界との間に所定のスペ
ースを残して、ボディ領域15上に、ゲート酸化膜5及
びゲート電極24をこの順に形成する。
【0083】次に、ゲート電極24を注入マスクに用い
たイオン注入法によって、n-型不純物領域(図示しな
い)をシリコン層4の上面内に浅く形成する。次に、C
VD法及び異方性ドライエッチング法によって、ゲート
電極24の側面に、窒化シリコンから成るサイドウォー
ル25を形成する。次に、ゲート電極24及びサイドウ
ォール25を注入マスクに用いたイオン注入法によっ
て、n+型不純物領域(図示しない)をシリコン層4の
上面内に深く形成する。これにより、上記n-型不純物
領域と上記n+型不純物領域とから成るソース領域16
S及びドレイン領域16D(図34には現れない)が形
成される。次に、CVD法によって、窒化シリコン膜2
6を全面に形成する。
たイオン注入法によって、n-型不純物領域(図示しな
い)をシリコン層4の上面内に浅く形成する。次に、C
VD法及び異方性ドライエッチング法によって、ゲート
電極24の側面に、窒化シリコンから成るサイドウォー
ル25を形成する。次に、ゲート電極24及びサイドウ
ォール25を注入マスクに用いたイオン注入法によっ
て、n+型不純物領域(図示しない)をシリコン層4の
上面内に深く形成する。これにより、上記n-型不純物
領域と上記n+型不純物領域とから成るソース領域16
S及びドレイン領域16D(図34には現れない)が形
成される。次に、CVD法によって、窒化シリコン膜2
6を全面に形成する。
【0084】図35を参照して、次に、図34に示した
構造上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜12を全面
に形成する。次に、所定の開口パターンを有するフォト
レジスト19を、層間絶縁膜12上に形成する。
構造上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜12を全面
に形成する。次に、所定の開口パターンを有するフォト
レジスト19を、層間絶縁膜12上に形成する。
【0085】図36を参照して、次に、フォトレジスト
19をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ
方向にエッチングレートが高く、かつ酸化シリコンに対
して選択性を有する異方性ドライエッチング法によっ
て、層間絶縁膜12をエッチングする。これにより、窒
化シリコン膜26を露出する。
19をエッチングマスクに用いて、SOI基板1の深さ
方向にエッチングレートが高く、かつ酸化シリコンに対
して選択性を有する異方性ドライエッチング法によっ
て、層間絶縁膜12をエッチングする。これにより、窒
化シリコン膜26を露出する。
【0086】次に、露出した窒化シリコン膜26をエッ
チングにより除去する。これにより、ゲート電極24の
上面の一部と、サイドウォール25と、ボディ領域15
の上面の一部と、STI33の上面の一部とが露出す
る。その後、フォトレジスト19を除去する。
チングにより除去する。これにより、ゲート電極24の
上面の一部と、サイドウォール25と、ボディ領域15
の上面の一部と、STI33の上面の一部とが露出す
る。その後、フォトレジスト19を除去する。
【0087】図37を参照して、次に、ボディ領域15
のシリコンを種結晶に用いて、シリコンをエピタキシャ
ル成長させることにより、ボディ領域15上及びSTI
33上に、不純物拡散領域41を所定の膜厚で形成す
る。但し、不純物拡散領域41はCVD法によって形成
してもよい。次に、バリア膜13及びタングステンプラ
グ14をこの順に全面に形成した後、エッチバックする
ことによって、図33に示した構造を得る。なお、図3
6に示した構造を得た後、不純物拡散領域41を形成す
る工程を省略して、バリア膜13及びタングステンプラ
グ14を形成してもよい。
のシリコンを種結晶に用いて、シリコンをエピタキシャ
ル成長させることにより、ボディ領域15上及びSTI
33上に、不純物拡散領域41を所定の膜厚で形成す
る。但し、不純物拡散領域41はCVD法によって形成
してもよい。次に、バリア膜13及びタングステンプラ
グ14をこの順に全面に形成した後、エッチバックする
ことによって、図33に示した構造を得る。なお、図3
6に示した構造を得た後、不純物拡散領域41を形成す
る工程を省略して、バリア膜13及びタングステンプラ
グ14を形成してもよい。
【0088】このように本実施の形態4に係るDTMO
SFETによれば、不純物拡散領域41の一部は素子分
離領域内に形成されているため、素子形成領域内に不純
物拡散領域41を形成することに伴って発生するエリア
ペナルティAP1を、図50,51に示した従来のDT
MOSFETにおけるエリアペナルティAP100より
も抑制できる。その結果、従来のDTMOSFETと比
較すると、チップ面積を縮小することができる。
SFETによれば、不純物拡散領域41の一部は素子分
離領域内に形成されているため、素子形成領域内に不純
物拡散領域41を形成することに伴って発生するエリア
ペナルティAP1を、図50,51に示した従来のDT
MOSFETにおけるエリアペナルティAP100より
も抑制できる。その結果、従来のDTMOSFETと比
較すると、チップ面積を縮小することができる。
【0089】しかも、ゲート電極24が有するn+型の
ドープトポリシリコン層6と、SOI基板1上に形成さ
れているp+型の不純物拡散領域41との間には、絶縁
膜から成るサイドウォール25が形成されている。その
ため、ドープトポリシリコン層6と不純物拡散領域41
との間にpn接合が形成されることを回避することがで
きる。
ドープトポリシリコン層6と、SOI基板1上に形成さ
れているp+型の不純物拡散領域41との間には、絶縁
膜から成るサイドウォール25が形成されている。その
ため、ドープトポリシリコン層6と不純物拡散領域41
との間にpn接合が形成されることを回避することがで
きる。
【0090】図38は、図33に対応させて、本実施の
形態4に係るDTMOSFETの変形例を示す断面図で
ある。シリコン層4の上面からBOX層3の上面に達す
るSTI33の代わりに、BOX層3の上面に達しない
底面を有するSTI42を形成したものである。その他
の構造は図33に示した構造と同様である。
形態4に係るDTMOSFETの変形例を示す断面図で
ある。シリコン層4の上面からBOX層3の上面に達す
るSTI33の代わりに、BOX層3の上面に達しない
底面を有するSTI42を形成したものである。その他
の構造は図33に示した構造と同様である。
【0091】実施の形態5.図39は、本発明の実施の
形態5に係るDTMOSFETの構造を示す断面図であ
る。SOI基板1は、素子分離領域を挟む第1及び第2
の素子形成領域を有している。第1の素子形成領域にお
いて、シリコン層4内にはp型のボディ領域15aが形
成されている。ボディ領域15a上には、ゲート酸化膜
5aを介して、ゲート電極9aが形成されている。ゲー
ト電極9aは、n+型のドープトポリシリコン層6a
と、タングステンナイトライド層7aと、タングステン
層8aとが、ゲート酸化膜5a上にこの順に積層された
積層構造を成している。また、素子分離領域に隣接する
側の端部を除くゲート電極9aの上面上には、酸化シリ
コンから成る層間絶縁膜12が形成されている。
形態5に係るDTMOSFETの構造を示す断面図であ
る。SOI基板1は、素子分離領域を挟む第1及び第2
の素子形成領域を有している。第1の素子形成領域にお
いて、シリコン層4内にはp型のボディ領域15aが形
成されている。ボディ領域15a上には、ゲート酸化膜
5aを介して、ゲート電極9aが形成されている。ゲー
ト電極9aは、n+型のドープトポリシリコン層6a
と、タングステンナイトライド層7aと、タングステン
層8aとが、ゲート酸化膜5a上にこの順に積層された
積層構造を成している。また、素子分離領域に隣接する
側の端部を除くゲート電極9aの上面上には、酸化シリ
コンから成る層間絶縁膜12が形成されている。
【0092】第2の素子形成領域において、シリコン層
4内にはp型のボディ領域15bが形成されている。ボ
ディ領域15b上には、ゲート酸化膜5bを介して、ゲ
ート電極9bが形成されている。ゲート電極9bは、ゲ
ート電極9aと同様に、n+型のドープトポリシリコン
層6bと、タングステンナイトライド層7bと、タング
ステン層8bとが、ゲート酸化膜5b上にこの順に積層
された積層構造を成している。また、素子分離領域に隣
接する側の端部を除くゲート電極9bの上面上には、酸
化シリコンから成る層間絶縁膜12が形成されている。
4内にはp型のボディ領域15bが形成されている。ボ
ディ領域15b上には、ゲート酸化膜5bを介して、ゲ
ート電極9bが形成されている。ゲート電極9bは、ゲ
ート電極9aと同様に、n+型のドープトポリシリコン
層6bと、タングステンナイトライド層7bと、タング
ステン層8bとが、ゲート酸化膜5b上にこの順に積層
された積層構造を成している。また、素子分離領域に隣
接する側の端部を除くゲート電極9bの上面上には、酸
化シリコンから成る層間絶縁膜12が形成されている。
【0093】素子分離領域において、シリコン層4の上
面内には、p+型の不純物拡散領域11が形成されてい
る。また、不純物拡散領域11とBOX層3との間に
は、STI10が形成されている。不純物拡散領域11
は、ボディ領域15a,15bにともに接触している。
層間絶縁膜12、ゲート電極9a,9b、及び不純物拡
散領域11によって規定される凹部内には、バリア膜1
3を介してタングステンプラグ14が形成されている。
その結果、ゲート電極9a,9b及びボディ領域15
a,15bは、タングステンプラグ14及びバリア膜1
3を介して、いずれも電気的に接続されている。
面内には、p+型の不純物拡散領域11が形成されてい
る。また、不純物拡散領域11とBOX層3との間に
は、STI10が形成されている。不純物拡散領域11
は、ボディ領域15a,15bにともに接触している。
層間絶縁膜12、ゲート電極9a,9b、及び不純物拡
散領域11によって規定される凹部内には、バリア膜1
3を介してタングステンプラグ14が形成されている。
その結果、ゲート電極9a,9b及びボディ領域15
a,15bは、タングステンプラグ14及びバリア膜1
3を介して、いずれも電気的に接続されている。
【0094】ボディ領域15a,15b及びドープトポ
リシリコン層6a,6bの導電型の関係が上記のように
なるのは、(1)第1及び第2の素子形成領域内に、い
ずれも表面チャネル型のNMOSFETが形成されてい
る場合、あるいは(2)第1及び第2の素子形成領域内
に、いずれも埋め込みチャネル型のPMOSFETが形
成されている場合、あるいは(3)第1及び第2の素子
形成領域の一方に表面チャネル型のNMOSFETが形
成されており、他方に埋め込みチャネル型のPMOSF
ETが形成されている場合である。
リシリコン層6a,6bの導電型の関係が上記のように
なるのは、(1)第1及び第2の素子形成領域内に、い
ずれも表面チャネル型のNMOSFETが形成されてい
る場合、あるいは(2)第1及び第2の素子形成領域内
に、いずれも埋め込みチャネル型のPMOSFETが形
成されている場合、あるいは(3)第1及び第2の素子
形成領域の一方に表面チャネル型のNMOSFETが形
成されており、他方に埋め込みチャネル型のPMOSF
ETが形成されている場合である。
【0095】例えば(3)の場合、第1の素子形成領域
内に形成されているMOSFETと、第2の素子形成領
域内に形成されているMOSFETとによって、CMO
Sインバータ回路を構成することができる。この場合
は、NMOSFET及びPMOSFETの各ゲートには
共通の信号が入力されるため、図39に示すように、ゲ
ート電極9a,9bをタングステンプラグ14及びバリ
ア膜13を介して互いに接続した構造を採用することが
できる。CMOSインバータ回路は、ドライバや複数の
CMOSインバータを交差結合したSRAM等に用いら
れる。
内に形成されているMOSFETと、第2の素子形成領
域内に形成されているMOSFETとによって、CMO
Sインバータ回路を構成することができる。この場合
は、NMOSFET及びPMOSFETの各ゲートには
共通の信号が入力されるため、図39に示すように、ゲ
ート電極9a,9bをタングステンプラグ14及びバリ
ア膜13を介して互いに接続した構造を採用することが
できる。CMOSインバータ回路は、ドライバや複数の
CMOSインバータを交差結合したSRAM等に用いら
れる。
【0096】このように、本実施の形態5に係るDTM
OSFETによれば、素子分離領域を挟んで互いに隣接
する複数のDTMOSFETが、該素子分離領域内に形
成された不純物拡散領域11と、タングステンプラグ1
4及びバリア膜13とを共有する構成とした。従って、
不純物拡散領域11やタングステンプラグ14等を各D
TMOSFETごとに個別に設ける場合と比較すると、
チップ面積を縮小することができる。
OSFETによれば、素子分離領域を挟んで互いに隣接
する複数のDTMOSFETが、該素子分離領域内に形
成された不純物拡散領域11と、タングステンプラグ1
4及びバリア膜13とを共有する構成とした。従って、
不純物拡散領域11やタングステンプラグ14等を各D
TMOSFETごとに個別に設ける場合と比較すると、
チップ面積を縮小することができる。
【0097】なお、以上の説明では、上記実施の形態1
に係るDTMOSFETを基礎として本実施の形態5に
係る発明を適用する例について述べたが、上記実施の形
態2〜4に係る発明を基礎として、本実施の形態5に係
る発明を適用することも可能である。
に係るDTMOSFETを基礎として本実施の形態5に
係る発明を適用する例について述べたが、上記実施の形
態2〜4に係る発明を基礎として、本実施の形態5に係
る発明を適用することも可能である。
【0098】実施の形態6.図40は、DTMOSFE
Tを用いた回路の一例を示す回路図である。トランジス
タQN1は、ゲートG1、ドレインD1、ソースS1、
及びボディB1を有するDTMOSFETである。トラ
ンジスタQN2は、ゲートG2、ドレインD2、及びソ
ースS2を有する、エンハンスメント型又はディプリー
ション型のMOSFETである。トランジスタQN1の
ゲートG1とボディB1とは、トランジスタQN2を介
して互いに接続されている。
Tを用いた回路の一例を示す回路図である。トランジス
タQN1は、ゲートG1、ドレインD1、ソースS1、
及びボディB1を有するDTMOSFETである。トラ
ンジスタQN2は、ゲートG2、ドレインD2、及びソ
ースS2を有する、エンハンスメント型又はディプリー
ション型のMOSFETである。トランジスタQN1の
ゲートG1とボディB1とは、トランジスタQN2を介
して互いに接続されている。
【0099】図41は、図40に示した回路を構成する
半導体装置の構成を模式的に示す上面図である。トラン
ジスタQN2のドレインD2は、コンタクトプラグ43
を介して配線44に接続されている。配線44は、コン
タクトプラグ45を介して、トランジスタQN1のボデ
ィB1(図41には現れない)に接続されている。トラ
ンジスタQN1のゲートG1は、コンタクトプラグ46
を介して配線47に接続されている。配線47は、コン
タクトプラグ48を介して、トランジスタQN2のソー
スS2に接続されている。
半導体装置の構成を模式的に示す上面図である。トラン
ジスタQN2のドレインD2は、コンタクトプラグ43
を介して配線44に接続されている。配線44は、コン
タクトプラグ45を介して、トランジスタQN1のボデ
ィB1(図41には現れない)に接続されている。トラ
ンジスタQN1のゲートG1は、コンタクトプラグ46
を介して配線47に接続されている。配線47は、コン
タクトプラグ48を介して、トランジスタQN2のソー
スS2に接続されている。
【0100】トランジスタQN1のドレインD1には、
配線50及びコンタクトプラグ49を介して、電源電位
VDDが入力されている。トランジスタQN1のソースS
1には、配線52及びコンタクトプラグ51を介して、
接地電位が入力されている。トランジスタQN2のゲー
トG2には、配線(図示しない)及びコンタクトプラグ
53を介して、ゲート電圧V1が入力されている。
配線50及びコンタクトプラグ49を介して、電源電位
VDDが入力されている。トランジスタQN1のソースS
1には、配線52及びコンタクトプラグ51を介して、
接地電位が入力されている。トランジスタQN2のゲー
トG2には、配線(図示しない)及びコンタクトプラグ
53を介して、ゲート電圧V1が入力されている。
【0101】図42は、図41に示したラインX3に沿
った位置に関する断面構造を示す断面図である。ゲート
電極G1は、ドープトポリシリコン層6と、タングステ
ンナイトライド層7と、タングステン層8とが、この順
に積層された積層構造を成している。コンタクトプラグ
45は、バリア膜13とタングステンプラグ14とによ
って構成されている。STI10の上面内には、不純物
拡散領域11が選択的に形成されている。不純物拡散領
域11の側面はボディ領域15(図40に示したボディ
B1に相当する)に接触しており、上面はコンタクトプ
ラグ45に接触している。また、ゲート電極G1とコン
タクトプラグ45とが電気的に接触することを防止する
ために、絶縁膜から成るサイドウォール53が形成され
ている。サイドウォール53は、層間絶縁膜12と、ゲ
ート電極G1と、不純物拡散領域11とによって規定さ
れる凹部の側面に形成されている。
った位置に関する断面構造を示す断面図である。ゲート
電極G1は、ドープトポリシリコン層6と、タングステ
ンナイトライド層7と、タングステン層8とが、この順
に積層された積層構造を成している。コンタクトプラグ
45は、バリア膜13とタングステンプラグ14とによ
って構成されている。STI10の上面内には、不純物
拡散領域11が選択的に形成されている。不純物拡散領
域11の側面はボディ領域15(図40に示したボディ
B1に相当する)に接触しており、上面はコンタクトプ
ラグ45に接触している。また、ゲート電極G1とコン
タクトプラグ45とが電気的に接触することを防止する
ために、絶縁膜から成るサイドウォール53が形成され
ている。サイドウォール53は、層間絶縁膜12と、ゲ
ート電極G1と、不純物拡散領域11とによって規定さ
れる凹部の側面に形成されている。
【0102】なお、図42では、上記実施の形態1に係
るDTMOSFETを基礎として本実施の形態6に係る
発明を適用した場合の例について示したが、上記実施の
形態2〜4に係る発明を基礎として、本実施の形態6に
係る発明を適用することもできる。
るDTMOSFETを基礎として本実施の形態6に係る
発明を適用した場合の例について示したが、上記実施の
形態2〜4に係る発明を基礎として、本実施の形態6に
係る発明を適用することもできる。
【0103】図40を参照して、ゲートG1とボディB
1とを直接的に接続した場合、寄生バイポーラトランジ
スタが駆動することを防止するためには、トランジスタ
QN1のゲートG1への入力電圧VINは、0.6V以下
に抑える必要がある。これに対して、本実施の形態6で
は、トランジスタQN1のゲートG1とボディB1と
を、トランジスタQN2を介して互いに接続する構成と
した。従って、このトランジスタQN2をバイアス電圧
生成用のトランジスタとして機能させることにより、ボ
ディB1へ印加されるボディ電圧が0.6V以下に制限
されるよう調整することができる。これにより、入力電
圧VINの電圧値を0.6Vよりも大きな値に設定するこ
とができ、トランジスタQN1の駆動電流が増大するた
め、クロックドライバやバッファ等への適用が可能とな
る。
1とを直接的に接続した場合、寄生バイポーラトランジ
スタが駆動することを防止するためには、トランジスタ
QN1のゲートG1への入力電圧VINは、0.6V以下
に抑える必要がある。これに対して、本実施の形態6で
は、トランジスタQN1のゲートG1とボディB1と
を、トランジスタQN2を介して互いに接続する構成と
した。従って、このトランジスタQN2をバイアス電圧
生成用のトランジスタとして機能させることにより、ボ
ディB1へ印加されるボディ電圧が0.6V以下に制限
されるよう調整することができる。これにより、入力電
圧VINの電圧値を0.6Vよりも大きな値に設定するこ
とができ、トランジスタQN1の駆動電流が増大するた
め、クロックドライバやバッファ等への適用が可能とな
る。
【0104】また、図42に示したように、不純物拡散
領域11をSTI10の上面内に形成することにより、
不純物拡散領域11を素子形成領域内に形成することに
起因するエリアペナルティーの発生を回避することがで
きる。
領域11をSTI10の上面内に形成することにより、
不純物拡散領域11を素子形成領域内に形成することに
起因するエリアペナルティーの発生を回避することがで
きる。
【0105】なお、トランジスタQN2のゲート電圧V
1による新たな電力消費を回避するためには、ゲート電
圧V1が0VでトランジスタQN2が動作するように、
トランジスタQN2の特性を設定することが望ましい。
1による新たな電力消費を回避するためには、ゲート電
圧V1が0VでトランジスタQN2が動作するように、
トランジスタQN2の特性を設定することが望ましい。
【0106】また、図40では、トランジスタQN1の
ゲートG1とボディB1との間に、バイアス電圧生成用
のトランジスタとして、単体のトランジスタQN2のみ
を接続する場合について示したが、図43に示すよう
に、複数のトランジスタを用いて構成されたバイアス発
生回路54を、ゲートG1とボディB1との間に接続し
てもよい。
ゲートG1とボディB1との間に、バイアス電圧生成用
のトランジスタとして、単体のトランジスタQN2のみ
を接続する場合について示したが、図43に示すよう
に、複数のトランジスタを用いて構成されたバイアス発
生回路54を、ゲートG1とボディB1との間に接続し
てもよい。
【0107】実施の形態7.図44は、本発明の実施の
形態7に係る半導体装置の構造を示す断面図である。本
実施の形態7に係る半導体装置は、図2に示した上記実
施の形態1に係るDTMOSFETを、フォトセンサと
して使用するために改良したものである。具体的には、
ドープトポリシリコン層6、タングステンナイトライド
層7、及びタングステン層8から成るゲート電極9の代
わりに、光を透過する材質から成るゲート電極55を形
成した。ゲート電極55は、電気的にフローティングな
状態となっている。本実施の形態7に係るDTMOSF
ETのその他の構造は、図2に示した上記実施の形態1
に係るDTMOSFETの構造と同様である。
形態7に係る半導体装置の構造を示す断面図である。本
実施の形態7に係る半導体装置は、図2に示した上記実
施の形態1に係るDTMOSFETを、フォトセンサと
して使用するために改良したものである。具体的には、
ドープトポリシリコン層6、タングステンナイトライド
層7、及びタングステン層8から成るゲート電極9の代
わりに、光を透過する材質から成るゲート電極55を形
成した。ゲート電極55は、電気的にフローティングな
状態となっている。本実施の形態7に係るDTMOSF
ETのその他の構造は、図2に示した上記実施の形態1
に係るDTMOSFETの構造と同様である。
【0108】なお、図44では、上記実施の形態1に係
るDTMOSFETを基礎として本実施の形態7に係る
発明を適用した場合の例について示したが、上記実施の
形態2〜4に係る発明を基礎として、本実施の形態7に
係る発明を適用することもできる。
るDTMOSFETを基礎として本実施の形態7に係る
発明を適用した場合の例について示したが、上記実施の
形態2〜4に係る発明を基礎として、本実施の形態7に
係る発明を適用することもできる。
【0109】図45は、図44に示したフォトセンサの
動作を説明するための模式図である。DTMOSFET
のソース領域56には接地電位が印加され、ドレイン領
域57は、バッテリ等の電源58に接続されている。フ
ォトセンサに照射された光がゲート電極55を透過して
ボディ領域15に到達すると、光のエネルギーによって
励起されて、ボディ領域15内に電子−正孔対が生成さ
れる。電子は、空乏層中の縦方向の電界によってシリコ
ン層56の表面にドリフトされ、さらに、ドレイン領域
57の正電位に引き寄せられて、ドレイン領域57内に
ドリフトする。
動作を説明するための模式図である。DTMOSFET
のソース領域56には接地電位が印加され、ドレイン領
域57は、バッテリ等の電源58に接続されている。フ
ォトセンサに照射された光がゲート電極55を透過して
ボディ領域15に到達すると、光のエネルギーによって
励起されて、ボディ領域15内に電子−正孔対が生成さ
れる。電子は、空乏層中の縦方向の電界によってシリコ
ン層56の表面にドリフトされ、さらに、ドレイン領域
57の正電位に引き寄せられて、ドレイン領域57内に
ドリフトする。
【0110】一方、正孔はボディ領域15内に蓄積され
るため、ボディ領域15の電位が上昇し、これに伴っ
て、ボディ領域15と電気的に接続されているゲート電
極55の電位も上昇するため、DTMOSFETは駆動
する。その結果、ソース−ドレイン間にさらに電流が流
れ、また、ボディ領域15内に蓄積されていた正孔はソ
ース領域56内にドリフトする。
るため、ボディ領域15の電位が上昇し、これに伴っ
て、ボディ領域15と電気的に接続されているゲート電
極55の電位も上昇するため、DTMOSFETは駆動
する。その結果、ソース−ドレイン間にさらに電流が流
れ、また、ボディ領域15内に蓄積されていた正孔はソ
ース領域56内にドリフトする。
【0111】図46は、ゲート−ボディ電圧VGBに対す
るゲート−ボディ電流IGBの特性を示すグラフである。
図46では、ソース領域56、ドレイン領域57、及び
シリコン基板1に、0Vの電圧を印加した場合の特性を
示している。照射光の強度が強くなるほど、多くのゲー
ト−ボディ電流IGBが流れていることが分かる。また、
ソース領域56及びドレイン領域57には0Vの電圧が
印加されているため、ゲート−ボディ電流IGBは、トラ
ンジスタによって増幅されていない。
るゲート−ボディ電流IGBの特性を示すグラフである。
図46では、ソース領域56、ドレイン領域57、及び
シリコン基板1に、0Vの電圧を印加した場合の特性を
示している。照射光の強度が強くなるほど、多くのゲー
ト−ボディ電流IGBが流れていることが分かる。また、
ソース領域56及びドレイン領域57には0Vの電圧が
印加されているため、ゲート−ボディ電流IGBは、トラ
ンジスタによって増幅されていない。
【0112】図47は、照射光の強度Dに対する、光電
流Ip及び利得の特性を示すグラフである。ここでは、
ソース−ドレイン間に1Vの電圧を印加した場合の特性
を示している。照射光の強度Dが強くなるほど、光電流
Ipが大きくなることが分かる。利得は、ソース−ドレ
イン間の電圧が1Vのときのドレイン電流の値を、ソー
ス−ドレイン間の電圧が0Vのときのゲート−ボディ電
流IGBの値の1/2で割ることにより求められる。1/
2とするのは、ソース−ボディ間、あるいはドレイン−
ボディ間が逆バイアスとなる場合には、両者に電流が流
れるからである。
流Ip及び利得の特性を示すグラフである。ここでは、
ソース−ドレイン間に1Vの電圧を印加した場合の特性
を示している。照射光の強度Dが強くなるほど、光電流
Ipが大きくなることが分かる。利得は、ソース−ドレ
イン間の電圧が1Vのときのドレイン電流の値を、ソー
ス−ドレイン間の電圧が0Vのときのゲート−ボディ電
流IGBの値の1/2で割ることにより求められる。1/
2とするのは、ソース−ボディ間、あるいはドレイン−
ボディ間が逆バイアスとなる場合には、両者に電流が流
れるからである。
【0113】このように、本実施の形態7に係る半導体
装置によれば、DTMOSFETを用いたフォトセンサ
において、ゲート電極55とボディ領域15との間の接
続構造に、上記実施の形態1で示した接続構造を採用し
た。具体的には、ゲート電極55とボディ領域15と
を、バリア膜13、タングステンプラグ14、及び不純
物拡散領域11を介して互いに接続し、不純物拡散領域
11をSOI基板1の素子分離領域内に形成した。従っ
て、不純物拡散領域11を素子形成領域内に形成した場
合に発生するエリアペナルティ(図50のAP100)
を完全に無くすことができるため、フォトセンサの小型
化を図ることが可能となる。
装置によれば、DTMOSFETを用いたフォトセンサ
において、ゲート電極55とボディ領域15との間の接
続構造に、上記実施の形態1で示した接続構造を採用し
た。具体的には、ゲート電極55とボディ領域15と
を、バリア膜13、タングステンプラグ14、及び不純
物拡散領域11を介して互いに接続し、不純物拡散領域
11をSOI基板1の素子分離領域内に形成した。従っ
て、不純物拡散領域11を素子形成領域内に形成した場
合に発生するエリアペナルティ(図50のAP100)
を完全に無くすことができるため、フォトセンサの小型
化を図ることが可能となる。
【0114】なお、上記実施の形態1〜7では、ポリメ
タル構造のゲート電極を例にとり説明をしたが、他の構
造(例えばメタルゲート構造)のゲート電極であって
も、本発明を適用できることはいうまでもない。
タル構造のゲート電極を例にとり説明をしたが、他の構
造(例えばメタルゲート構造)のゲート電極であって
も、本発明を適用できることはいうまでもない。
【0115】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、接続体の少なくとも一部は素子分離領域内に形成
されることとなるため、接続体を素子形成領域内に形成
した場合に発生するエリアペナルティを回避又は抑制す
ることができる。
れば、接続体の少なくとも一部は素子分離領域内に形成
されることとなるため、接続体を素子形成領域内に形成
した場合に発生するエリアペナルティを回避又は抑制す
ることができる。
【0116】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、接続体の全部が素子分離領域内に形成される
こととなるため、接続体を素子形成領域内に形成した場
合に発生するエリアペナルティを完全に無くすことがで
きる。
によれば、接続体の全部が素子分離領域内に形成される
こととなるため、接続体を素子形成領域内に形成した場
合に発生するエリアペナルティを完全に無くすことがで
きる。
【0117】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、接続体の一部が素子分離領域内に形成される
こととなるため、接続体を素子形成領域内に形成した場
合に発生するエリアペナルティを抑制することができ
る。しかも、接続体とボディ領域との接触面積が大きく
なるため、両者間のコンタクト抵抗が低減される。
によれば、接続体の一部が素子分離領域内に形成される
こととなるため、接続体を素子形成領域内に形成した場
合に発生するエリアペナルティを抑制することができ
る。しかも、接続体とボディ領域との接触面積が大きく
なるため、両者間のコンタクト抵抗が低減される。
【0118】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、コンタクトホールを半導体層の上面内に形成
するために半導体層をエッチングする必要がないため、
該エッチングによって半導体層がダメージを受けること
を回避することができる。
によれば、コンタクトホールを半導体層の上面内に形成
するために半導体層をエッチングする必要がないため、
該エッチングによって半導体層がダメージを受けること
を回避することができる。
【0119】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、互いに導電型が異なる第1の半導体層と第2
の半導体層との間には絶縁膜が介在するため、両半導体
層間にpn接合が形成されることを回避することができ
る。
によれば、互いに導電型が異なる第1の半導体層と第2
の半導体層との間には絶縁膜が介在するため、両半導体
層間にpn接合が形成されることを回避することができ
る。
【0120】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、接続体を構成する原子が、製造工程中の各種
熱処理によってボディ領域内に熱拡散することを抑制す
ることができる。
によれば、接続体を構成する原子が、製造工程中の各種
熱処理によってボディ領域内に熱拡散することを抑制す
ることができる。
【0121】また、この発明のうち請求項7に係るもの
によれば、半導体装置を、フォトセンサとして使用する
ことができる。
によれば、半導体装置を、フォトセンサとして使用する
ことができる。
【0122】また、この発明のうち請求項8に係るもの
によれば、第1の半導体素子と第2の半導体素子とが一
つの接続体を共有するため、個別に接続体を形成する場
合と比較すると、半導体装置の小型化を図ることができ
る。
によれば、第1の半導体素子と第2の半導体素子とが一
つの接続体を共有するため、個別に接続体を形成する場
合と比較すると、半導体装置の小型化を図ることができ
る。
【0123】また、この発明のうち請求項9に係るもの
によれば、接続体の少なくとも一部は素子分離領域内に
形成されることとなるため、接続体を素子形成領域内に
形成した場合に発生するエリアペナルティを回避又は抑
制することができる。
によれば、接続体の少なくとも一部は素子分離領域内に
形成されることとなるため、接続体を素子形成領域内に
形成した場合に発生するエリアペナルティを回避又は抑
制することができる。
【0124】また、この発明のうち請求項10に係るも
のによれば、ゲート電極に0.6Vよりも高い電圧を印
加した場合であっても、バイアス発生手段によってボデ
ィ電圧は0.6V以下に制限されるため、寄生バイポー
ラトランジスタが駆動することを回避できる。
のによれば、ゲート電極に0.6Vよりも高い電圧を印
加した場合であっても、バイアス発生手段によってボデ
ィ電圧は0.6V以下に制限されるため、寄生バイポー
ラトランジスタが駆動することを回避できる。
【0125】また、この発明のうち請求項11に係るも
のによれば、接続体の少なくとも一部は素子分離領域内
に形成されることとなるため、接続体を素子形成領域内
に形成した場合に発生するエリアペナルティを回避又は
抑制することができる。
のによれば、接続体の少なくとも一部は素子分離領域内
に形成されることとなるため、接続体を素子形成領域内
に形成した場合に発生するエリアペナルティを回避又は
抑制することができる。
【図1】 本発明の実施の形態1に係るDTMOSFE
Tの構造を概略的に示す上面図である。
Tの構造を概略的に示す上面図である。
【図2】 図1に示したDTMOSFETの断面構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】 図2に示したDTMOSFETの製造方法を
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
【図4】 図2に示したDTMOSFETの製造方法を
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
【図5】 図2に示したDTMOSFETの製造方法を
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
【図6】 図2に示したDTMOSFETの製造方法を
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1に係るDTMOSFE
Tの第1の変形例を示す断面図である。
Tの第1の変形例を示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態1に係るDTMOSFE
Tの第2の変形例を示す断面図である。
Tの第2の変形例を示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態1に係るDTMOSFE
Tの第3の変形例を示す断面図である。
Tの第3の変形例を示す断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態1に係るDTMOSF
ETの第4の変形例を示す断面図である。
ETの第4の変形例を示す断面図である。
【図11】 図10に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図12】 図10に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図13】 図10に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図14】 図10に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図15】 図10に示したDTMOSFETの製造方
法の第1の変形例を示す断面図である。
法の第1の変形例を示す断面図である。
【図16】 図10に示したDTMOSFETの製造方
法の第2の変形例を示す断面図である。
法の第2の変形例を示す断面図である。
【図17】 図10に示したDTMOSFETの製造方
法の第3の変形例を示す断面図である。
法の第3の変形例を示す断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態1に係るDTMOSF
ETの第5の変形例を示す断面図である。
ETの第5の変形例を示す断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態2に係るDTMOSF
ETの構造を示す断面図である。
ETの構造を示す断面図である。
【図20】 本発明の実施の形態2に係るDTMOSF
ETの第1の変形例を示す断面図である。
ETの第1の変形例を示す断面図である。
【図21】 本発明の実施の形態2に係るDTMOSF
ETの第2の変形例を示す断面図である。
ETの第2の変形例を示す断面図である。
【図22】 本発明の実施の形態2に係るDTMOSF
ETの第3の変形例を示す断面図である。
ETの第3の変形例を示す断面図である。
【図23】 本発明の実施の形態3に係るDTMOSF
ETの構造を概略的に示す上面図である。
ETの構造を概略的に示す上面図である。
【図24】 図23に示したDTMOSFETの断面構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図25】 図24に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図26】 図24に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図27】 図24に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図28】 本発明の実施の形態3に係るDTMOSF
ETの第1の変形例を示す断面図である。
ETの第1の変形例を示す断面図である。
【図29】 本発明の実施の形態3に係るDTMOSF
ETの第2の変形例を示す断面図である。
ETの第2の変形例を示す断面図である。
【図30】 本発明の実施の形態3に係るDTMOSF
ETの第3の変形例を示す断面図である。
ETの第3の変形例を示す断面図である。
【図31】 本発明の実施の形態3に係るDTMOSF
ETの第4の変形例を示す断面図である。
ETの第4の変形例を示す断面図である。
【図32】 本発明の実施の形態3に係るDTMOSF
ETの第5の変形例を示す断面図である。
ETの第5の変形例を示す断面図である。
【図33】 本発明の実施の形態4に係るDTMOSF
ETの構造を示す断面図である。
ETの構造を示す断面図である。
【図34】 図33に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図35】 図33に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図36】 図33に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図37】 図33に示したDTMOSFETの製造方
法を工程順に示す断面図である。
法を工程順に示す断面図である。
【図38】 本発明の実施の形態4に係るDTMOSF
ETの変形例を示す断面図である。
ETの変形例を示す断面図である。
【図39】 本発明の実施の形態5に係るDTMOSF
ETの構造を示す断面図である。
ETの構造を示す断面図である。
【図40】 本発明の実施の形態6に関して、DTMO
SFETを用いた回路の一例を示す回路図である。
SFETを用いた回路の一例を示す回路図である。
【図41】 図40に示した回路を構成する半導体装置
の構成を模式的に示す上面図である。
の構成を模式的に示す上面図である。
【図42】 図41に示した半導体装置の断面構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図43】 図40に示した回路構成の変形例を示す回
路図である。
路図である。
【図44】 本発明の実施の形態7に係る半導体装置の
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図45】 図44に示したフォトセンサの動作を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
【図46】 ゲート−ボディ電圧VGBに対するゲート−
ボディ電流IGBの特性を示すグラフである。
ボディ電流IGBの特性を示すグラフである。
【図47】 照射光の強度Dに対する、光電流Ip及び
利得の特性を示すグラフである。
利得の特性を示すグラフである。
【図48】 従来のDTMOSFETの構造を示す模式
図である。
図である。
【図49】 従来のDTMOSFETの構造を概略的に
示す上面図である。
示す上面図である。
【図50】 図49に示したDTMOSFETの断面構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図51】 従来の他のDTMOSFETの構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図52】 MOSFETのサブスレッショルド特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図53】 ボディバイアス電圧Vbsとしきい値電圧V
thとの関係を示すグラフである。
thとの関係を示すグラフである。
1 SOI基板、2 シリコン基板、3 BOX層、4
シリコン層、5 ゲート酸化膜、6 ドープトポリシ
リコン層、9,24,55 ゲート電極、10,17,
22,32,33,35,42 STI、11,28,
29,36,41 不純物拡散領域、12,37,41
層間絶縁膜、14,39 タングステンプラグ、15
ボディ領域、20,27,34 凹部、21 ドープ
トポリシリコンプラグ、25,31,53 サイドウォ
ール、26 窒化シリコン膜、30 シリサイド層、5
4 バイアス発生回路、56 ソース領域、57 ドレ
イン領域。
シリコン層、5 ゲート酸化膜、6 ドープトポリシ
リコン層、9,24,55 ゲート電極、10,17,
22,32,33,35,42 STI、11,28,
29,36,41 不純物拡散領域、12,37,41
層間絶縁膜、14,39 タングステンプラグ、15
ボディ領域、20,27,34 凹部、21 ドープ
トポリシリコンプラグ、25,31,53 サイドウォ
ール、26 窒化シリコン膜、30 シリサイド層、5
4 バイアス発生回路、56 ソース領域、57 ドレ
イン領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/10 H01L 29/78 621 626Z 31/10 E Fターム(参考) 4M104 AA01 AA09 BB01 BB04 BB13 BB17 BB20 BB21 BB22 BB25 BB28 BB29 BB30 BB32 BB33 CC01 CC03 CC05 DD04 DD08 DD16 DD28 DD43 DD75 DD80 DD84 FF03 FF04 FF09 FF14 FF17 FF18 FF22 FF30 GG09 GG10 GG14 GG20 HH04 HH11 HH14 HH15 HH18 5F033 HH07 JJ04 JJ07 JJ08 JJ11 JJ13 JJ14 JJ15 JJ17 JJ18 JJ19 JJ20 JJ21 JJ22 JJ32 JJ33 JJ34 JJ36 KK04 KK19 KK21 KK22 KK25 KK27 KK28 KK32 KK33 KK34 KK36 LL04 MM08 NN01 NN06 NN07 QQ07 QQ08 QQ09 QQ16 QQ24 QQ37 QQ48 QQ58 QQ59 QQ65 QQ70 QQ73 QQ82 RR01 RR04 RR06 RR08 SS04 SS11 TT08 WW08 XX00 XX01 XX03 XX09 XX15 5F049 MA14 MB03 NA20 QA10 SE02 5F110 AA04 BB04 BB09 BB20 CC02 DD05 EE01 EE04 EE09 EE15 EE32 FF02 FF23 GG02 HJ01 HJ13 HM15 NN02 NN23 NN35 NN62 NN65 NN66 NN71 QQ04 QQ11 QQ19
Claims (11)
- 【請求項1】 半導体基板、絶縁層、及び半導体層がこ
の順に積層された積層構造を成すSOI基板と、 前記SOI基板の素子分離領域において、前記半導体層
内に形成された素子分離絶縁膜と、 前記素子分離絶縁膜によって規定される前記SOI基板
の素子形成領域において、前記半導体層内に選択的に形
成されたボディ領域と、 前記ボディ領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲ
ート電極と、 前記素子分離絶縁膜及び前記ゲート電極を覆う層間絶縁
膜と、 前記ゲート電極の一部を露出するように、かつ前記素子
分離絶縁膜の一部と平面視上オーバーラップするよう
に、前記層間絶縁膜内に選択的に形成されたコンタクト
ホールと、 前記コンタクトホール内に形成された導電体を含み、前
記ゲート電極及び前記ボディ領域を電気的に接続する接
続体とを備え、 前記接続体の底面の少なくとも一部は、前記素子分離絶
縁膜と平面視上オーバーラップすることを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 前記コンタクトホールの下方において、
前記接続体の前記底面の全部が、前記素子分離絶縁膜と
オーバーラップすることを特徴とする、請求項1に記載
の半導体装置。 - 【請求項3】 前記コンタクトホールの下方において、
前記接続体の前記底面の一部が、前記素子分離絶縁膜と
オーバーラップすることを特徴とする、請求項1に記載
の半導体装置。 - 【請求項4】 前記コンタクトホールは、前記半導体層
の上面よりも上方に形成されていることを特徴とする、
請求項3に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記ゲート電極は、第1導電型の第1の
半導体層を有し、 前記接続体は、前記第1導電型とは異なる第2導電型の
第2の半導体層を有し、 前記半導体装置は、前記第1の半導体層と前記第2の半
導体層との間に形成された絶縁膜をさらに備える、請求
項4に記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記接続体と前記ボディ領域との界面に
形成されたバリア膜をさらに備える、請求項1〜5のい
ずれか一つに記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記ゲート電極は、光透過性を有するゲ
ート電極である、請求項1〜6のいずれか一つに記載の
半導体装置。 - 【請求項8】 半導体基板、絶縁層、及び半導体層がこ
の順に積層された積層構造を成し、素子分離領域によっ
て互いに分離された第1及び第2の素子形成領域を有す
るSOI基板と、 前記素子分離領域において、前記半導体層内に形成され
た素子分離絶縁膜と、 前記第1の素子形成領域内に形成され、前記半導体層内
に選択的に形成された第1のボディ領域と、前記第1の
ボディ領域上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された
第1のゲート電極とを有する第1の半導体素子と、 前記第2の素子形成領域内に形成され、前記半導体層内
に選択的に形成された第2のボディ領域と、前記第2の
ボディ領域上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された
第2のゲート電極とを有する第2の半導体素子と、 前記素子分離絶縁膜及び前記第1及び第2のゲート電極
を覆う層間絶縁膜と、 前記第1のゲート電極の一部及び前記第2のゲート電極
の一部を露出するように、前記層間絶縁膜内に選択的に
形成されたコンタクトホールと、 前記コンタクトホール内に形成された導電体を含み、前
記第1及び第2のゲート電極と、前記第1及び第2のボ
ディ領域とを電気的に接続する接続体とを備える半導体
装置。 - 【請求項9】 前記接続体の底面の少なくとも一部は、
前記素子分離絶縁膜と平面視上オーバーラップすること
を特徴とする、請求項8に記載の半導体装置。 - 【請求項10】 半導体基板、絶縁層、及び半導体層が
この順に積層された積層構造を成すSOI基板と、 前記SOI基板の素子分離領域において、前記半導体層
内に形成された素子分離絶縁膜と、 前記素子分離絶縁膜によって規定される前記SOI基板
の素子形成領域において、前記半導体層内に選択的に形
成されたボディ領域と、 前記ボディ領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲ
ート電極と、 前記ボディ領域と前記ゲート電極との間に接続され、前
記ボディ領域に印加されるボディ電圧を0.6V以下に
制限するバイアス発生手段とを備える半導体装置。 - 【請求項11】 前記素子分離絶縁膜及び前記ゲート電
極を覆う層間絶縁膜と、 前記ゲート電極の一部を露出するように、かつ前記素子
分離絶縁膜の一部と平面視上オーバーラップするよう
に、前記層間絶縁膜内に選択的に形成されたコンタクト
ホールと、 前記コンタクトホール内に形成された導電体を含み、前
記ボディ領域に接続された接続体とをさらに備え、 前記コンタクトホールの下方において、前記接続体の底
面の少なくとも一部は、前記素子分離絶縁膜と平面視上
オーバーラップすることを特徴とする、請求項10に記
載の半導体装置。
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