JP2002016311A - 窒化ガリウム系発光素子 - Google Patents
窒化ガリウム系発光素子Info
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- H10H20/00—Individual inorganic light-emitting semiconductor devices having potential barriers, e.g. light-emitting diodes [LED]
- H10H20/80—Constructional details
- H10H20/83—Electrodes
- H10H20/831—Electrodes characterised by their shape
- H10H20/8316—Multi-layer electrodes comprising at least one discontinuous layer
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10H—INORGANIC LIGHT-EMITTING SEMICONDUCTOR DEVICES HAVING POTENTIAL BARRIERS
- H10H20/00—Individual inorganic light-emitting semiconductor devices having potential barriers, e.g. light-emitting diodes [LED]
- H10H20/80—Constructional details
- H10H20/81—Bodies
- H10H20/822—Materials of the light-emitting regions
- H10H20/824—Materials of the light-emitting regions comprising only Group III-V materials, e.g. GaP
- H10H20/825—Materials of the light-emitting regions comprising only Group III-V materials, e.g. GaP containing nitrogen, e.g. GaN
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 n型窒化ガリウム基板の裏面に形成するn型
電極による応力が窒化ガリウム基板内部に存在する歪み
を助長し、さらには素子内部に歪みが伝搬する。 【解決手段】 n型窒化ガリウム基板10の裏に形成す
る電極16を多層構造にし、部分的に形成することで金
属電極による歪みを低減する。電極厚を一定厚以下とす
ることで素子にかかる歪の低減を得た。また、窒化ガリ
ウム基板の製法に係る特有の問題として基板厚を一定厚
以上、ここでは40μm以上とすることで素子内部への
歪の伝播低減を得た。
電極による応力が窒化ガリウム基板内部に存在する歪み
を助長し、さらには素子内部に歪みが伝搬する。 【解決手段】 n型窒化ガリウム基板10の裏に形成す
る電極16を多層構造にし、部分的に形成することで金
属電極による歪みを低減する。電極厚を一定厚以下とす
ることで素子にかかる歪の低減を得た。また、窒化ガリ
ウム基板の製法に係る特有の問題として基板厚を一定厚
以上、ここでは40μm以上とすることで素子内部への
歪の伝播低減を得た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒化ガリウム基板上
に成長した発光素子に関し、特に該発光素子の電極に関
するものである。
に成長した発光素子に関し、特に該発光素子の電極に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来実用化されている青色発光素子の多
くは、サファイア基板上に成長し作成されている。しか
し、この場合、基板が絶縁性であるため、ボンディング
用の正負パッド電極を片面側に集める必要があったた
め、チップのサイズを小さくすることでのウエハ1枚あ
たりのチップ取れ数を増加させるには限界があった。
くは、サファイア基板上に成長し作成されている。しか
し、この場合、基板が絶縁性であるため、ボンディング
用の正負パッド電極を片面側に集める必要があったた
め、チップのサイズを小さくすることでのウエハ1枚あ
たりのチップ取れ数を増加させるには限界があった。
【0003】一方、n型SiC基板を用いた青色発光素
子も実用化されている。この場合、基板は導電性である
ため、ボンディング用の正負パッド電極を片面側に集め
る必要が無く、チップサイズ縮小が可能であった。しか
し、この場合、基板とその上に積層する窒化ガリウム系
半導体との間には格子定数の差があることから、バッフ
ァ層を使用する必要があること、さらに、平坦な結晶面
を得るためには厚い下地層を形成する必要がある等の問
題点があった。
子も実用化されている。この場合、基板は導電性である
ため、ボンディング用の正負パッド電極を片面側に集め
る必要が無く、チップサイズ縮小が可能であった。しか
し、この場合、基板とその上に積層する窒化ガリウム系
半導体との間には格子定数の差があることから、バッフ
ァ層を使用する必要があること、さらに、平坦な結晶面
を得るためには厚い下地層を形成する必要がある等の問
題点があった。
【0004】これらの問題を解決するため、本発明者ら
は、導電性の窒化ガリウム基板を用いた発光素子を製作
した。
は、導電性の窒化ガリウム基板を用いた発光素子を製作
した。
【0005】この発光素子は、基板が導電性であるた
め、ボンディング用の正負パッド電極を片面側に集める
必要が無いことからチップのサイズを小さくするが可能
となり、ウエハからの取れ数を増やすことができた。さ
らに、基板とその上に積層する窒化ガリウム系半導体と
の間には格子定数の差が無いことにより、バッファ層が
不要となり、厚い下地層の形成が不要となるという特徴
を有する。
め、ボンディング用の正負パッド電極を片面側に集める
必要が無いことからチップのサイズを小さくするが可能
となり、ウエハからの取れ数を増やすことができた。さ
らに、基板とその上に積層する窒化ガリウム系半導体と
の間には格子定数の差が無いことにより、バッファ層が
不要となり、厚い下地層の形成が不要となるという特徴
を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように窒化ガリ
ウム基板を使った発光素子を実現することが出来たが、
長期間の通電により光出力が低下する現象が依然として
発生する。この現象を考察したところ、素子、特に活性
層付近にかかる歪が結晶内部の欠陥の増殖を招き、非発
光成分を増加させていることが分かった。そして、その
歪や欠陥は、従来多く用いられていたサファイア基板の
場合には比較的問題とされていなかった事柄が、新たに
窒化ガリウム基板を採用したこと関連して起因したもの
であることが判明した。
ウム基板を使った発光素子を実現することが出来たが、
長期間の通電により光出力が低下する現象が依然として
発生する。この現象を考察したところ、素子、特に活性
層付近にかかる歪が結晶内部の欠陥の増殖を招き、非発
光成分を増加させていることが分かった。そして、その
歪や欠陥は、従来多く用いられていたサファイア基板の
場合には比較的問題とされていなかった事柄が、新たに
窒化ガリウム基板を採用したこと関連して起因したもの
であることが判明した。
【0007】窒化ガリウム基板の作製は、通常、異種基
板上に厚いGaN層をエピタキシャル成長した後、基に
なった異種基板を除去して形成する手法が取られる。こ
の場合、異種基板とGaN層との間の格子整合が完全に
取れないため、異種基板除去後の窒化ガリウム基板に
は、窒化ガリウム基板に特有の歪が内在している。
板上に厚いGaN層をエピタキシャル成長した後、基に
なった異種基板を除去して形成する手法が取られる。こ
の場合、異種基板とGaN層との間の格子整合が完全に
取れないため、異種基板除去後の窒化ガリウム基板に
は、窒化ガリウム基板に特有の歪が内在している。
【0008】さらに、n型窒化ガリウム基板裏面に形成
するn型電極金属からの応力や、素子を基台に固定する
際に用いる導電性接着剤、例えばAgペーストの固化時
の体積変化や、低融点の金属、例えばIn、AuSnや
AuSi等の凝固時の体積変化から発生する応力が電極
金属を通して内部に伝わり、元々窒化ガリウム基板内部
に存在する歪を助長していることが判明した。
するn型電極金属からの応力や、素子を基台に固定する
際に用いる導電性接着剤、例えばAgペーストの固化時
の体積変化や、低融点の金属、例えばIn、AuSnや
AuSi等の凝固時の体積変化から発生する応力が電極
金属を通して内部に伝わり、元々窒化ガリウム基板内部
に存在する歪を助長していることが判明した。
【0009】特に、n電極においては従来のサファイア
基板を使った素子よりも歪が内部に伝わりやすくなって
いる。それは、従来のサファイア基板上への素子では、
サファイア基板上にバッファ層を介して成長したn−G
aN層にn型電極コンタクトを取っているからである。
このn−GaN層は格子定数の違うサファイア基板の直
上に成長した層であることから、109cm-2以上とい
う非常に多くの欠陥が内在しており、そして、n−Ga
N層に内在する非常に多くの欠陥が電極に起因する歪の
解消に働き、歪の素子内部への伝播を抑制していた。一
方、窒化ガリウム基板を使った素子においては、その欠
陥密度がサファイア基板上に形成したn−GaN層に比
べて約1/100に抑えられた107cm-2台以下と低
いため電極に起因する歪が緩和されず素子内部に伝播し
やすくなっていた。
基板を使った素子よりも歪が内部に伝わりやすくなって
いる。それは、従来のサファイア基板上への素子では、
サファイア基板上にバッファ層を介して成長したn−G
aN層にn型電極コンタクトを取っているからである。
このn−GaN層は格子定数の違うサファイア基板の直
上に成長した層であることから、109cm-2以上とい
う非常に多くの欠陥が内在しており、そして、n−Ga
N層に内在する非常に多くの欠陥が電極に起因する歪の
解消に働き、歪の素子内部への伝播を抑制していた。一
方、窒化ガリウム基板を使った素子においては、その欠
陥密度がサファイア基板上に形成したn−GaN層に比
べて約1/100に抑えられた107cm-2台以下と低
いため電極に起因する歪が緩和されず素子内部に伝播し
やすくなっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】我々は、上記課題と推測
に基づき、上記窒化ガリウム基板を使った発光素子にお
いて、通電による光出力の低下が、素子にかかる歪が原
因と考え、電極金属による歪、窒化ガリウム基板の厚さ
を想定し、その影響についての検討を行った。
に基づき、上記窒化ガリウム基板を使った発光素子にお
いて、通電による光出力の低下が、素子にかかる歪が原
因と考え、電極金属による歪、窒化ガリウム基板の厚さ
を想定し、その影響についての検討を行った。
【0011】検討として、図1〜図7に示すように、n
型窒化ガリウム基板の裏面に形成する電極を全面に形成
するのではなく部分的に形成することで電極金属による
歪を低減することを試みそれぞれにおいて良好な結果を
得た。
型窒化ガリウム基板の裏面に形成する電極を全面に形成
するのではなく部分的に形成することで電極金属による
歪を低減することを試みそれぞれにおいて良好な結果を
得た。
【0012】また、上記の電極厚を一定厚以下とするこ
とで素子にかかる歪の低減を試み良好な結果を得た。
とで素子にかかる歪の低減を試み良好な結果を得た。
【0013】また、窒化ガリウム基板の製法に係る特有
の問題として基板厚を一定厚以上、ここでは40μm以
上とすることで素子内部への歪の伝播低減を試み良好な
結果を得た。
の問題として基板厚を一定厚以上、ここでは40μm以
上とすることで素子内部への歪の伝播低減を試み良好な
結果を得た。
【0014】以下では、上記n型窒化ガリウム基板の裏
面の面積に対する該裏面側に設けた電極の占める面積の
割合のことを「面積被覆率」と記す。
面の面積に対する該裏面側に設けた電極の占める面積の
割合のことを「面積被覆率」と記す。
【0015】検討の結果、n型窒化ガリウム基板の裏面
の面積被覆率を100%未満とすると信頼性が向上する
事を見出した。そして、その効果が特に顕著となるのは
60%以下の場合であることを見出した。しかし、電極
の面積被覆率が5%以下では、発光素子の動作電圧が大
きく上昇し信頼性に悪影響する事も見出した。
の面積被覆率を100%未満とすると信頼性が向上する
事を見出した。そして、その効果が特に顕著となるのは
60%以下の場合であることを見出した。しかし、電極
の面積被覆率が5%以下では、発光素子の動作電圧が大
きく上昇し信頼性に悪影響する事も見出した。
【0016】具体的には、電極被覆率が小さくなるほ
ど、電極金属の歪の影響が小さくなり、素子内部への歪
の伝播が抑制された。
ど、電極金属の歪の影響が小さくなり、素子内部への歪
の伝播が抑制された。
【0017】また、素子を基台に固定する際に用いる導
電性接着剤や低融点の金属等から発生する歪も、電極被
覆率が小さいほど電極を通しての伝播量が抑制され、素
子内部への歪の伝播が抑制された。
電性接着剤や低融点の金属等から発生する歪も、電極被
覆率が小さいほど電極を通しての伝播量が抑制され、素
子内部への歪の伝播が抑制された。
【0018】また、窒化ガリウム基板裏面に形成する電
極の厚さを2μm以下とすることで通電中の光出力の低
下を抑制できることも見出した。これは、基板裏面側の
電極の面積被覆率を小さくしても、電極の厚さが厚すぎ
ると、その歪の量が大きくなり、結果的に素子に入る歪
が大きくなるめである。
極の厚さを2μm以下とすることで通電中の光出力の低
下を抑制できることも見出した。これは、基板裏面側の
電極の面積被覆率を小さくしても、電極の厚さが厚すぎ
ると、その歪の量が大きくなり、結果的に素子に入る歪
が大きくなるめである。
【0019】また、窒化ガリウム基板の厚さを40μm
以上とすることで通電中の光出力の低下を抑制できるこ
とも見出した。これは、基板裏面側の電極面から素子に
入る歪を素子内部に向かうに従い緩和させる効果がある
ためである。その上、窒化ガリウム基板上に成長するエ
ピタキシャル成長層の成長開始時の基板面を、窒化ガリ
ウム基板裏面に最も多く存在している欠陥や歪から距離
を離すことで、エピタキシャル成長層へ入り込む欠陥や
歪が低減されたもと考えている。
以上とすることで通電中の光出力の低下を抑制できるこ
とも見出した。これは、基板裏面側の電極面から素子に
入る歪を素子内部に向かうに従い緩和させる効果がある
ためである。その上、窒化ガリウム基板上に成長するエ
ピタキシャル成長層の成長開始時の基板面を、窒化ガリ
ウム基板裏面に最も多く存在している欠陥や歪から距離
を離すことで、エピタキシャル成長層へ入り込む欠陥や
歪が低減されたもと考えている。
【0020】本発明は、上記内容を具体的に説明するも
ので、n型窒化ガリウム基板の一主面に電気的な接続の
ある電極を有し、上記一主面の面積に対する電極の面積
の割合が5〜60%、電極金属の厚さが2μm以下、基
板の厚さが40μm以上であることが窒化ガリウム発光
素子の信頼性向上に好ましかった。
ので、n型窒化ガリウム基板の一主面に電気的な接続の
ある電極を有し、上記一主面の面積に対する電極の面積
の割合が5〜60%、電極金属の厚さが2μm以下、基
板の厚さが40μm以上であることが窒化ガリウム発光
素子の信頼性向上に好ましかった。
【0021】また、電極は、基板とのオーミックコンタ
クトを取るための電極だけでなく、通電のためのワイヤ
をボンディングするためや、この発光素子のペレットを
基台に接着するための接着剤との塗れ性を良くするため
の、補助電極との複数の電極構造にも適用可能であるこ
とを特徴とする。
クトを取るための電極だけでなく、通電のためのワイヤ
をボンディングするためや、この発光素子のペレットを
基台に接着するための接着剤との塗れ性を良くするため
の、補助電極との複数の電極構造にも適用可能であるこ
とを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の窒化ガリウム基板
を用いた発光素子を実施例により詳細に説明する。
を用いた発光素子を実施例により詳細に説明する。
【0023】図1〜図7に、n型窒化ガリウム基板上に
形成した発光素子の、n型窒化ガリウム基板側の電極の
平面構造を示す。ここで、10はn型窒化ガリウム基
板、11はn型InGaAlNクラッド層、12aは量
子井戸層、12bは障壁層、13はp型InGaAlN
クラッド層、14はp型InGaAlNコンタクト層、
15はp型電極、16はn型電極、16aはn型オーミ
ックコンタクト用電極、16bはn型補助電極である。
形成した発光素子の、n型窒化ガリウム基板側の電極の
平面構造を示す。ここで、10はn型窒化ガリウム基
板、11はn型InGaAlNクラッド層、12aは量
子井戸層、12bは障壁層、13はp型InGaAlN
クラッド層、14はp型InGaAlNコンタクト層、
15はp型電極、16はn型電極、16aはn型オーミ
ックコンタクト用電極、16bはn型補助電極である。
【0024】図1は、n型電極16を、格子状に形成し
た構造。
た構造。
【0025】図2は、n型電極16を、島状に形成した
構造。
構造。
【0026】図3は、格子状のn型オーミックコンタク
ト用電極16a上に、該電極と同じ格子形状のn型補助
電極16bを重ねて形成した構造。
ト用電極16a上に、該電極と同じ格子形状のn型補助
電極16bを重ねて形成した構造。
【0027】図4は、図3の構造において、n型補助電
極16bを角度をずらして積層した構造。
極16bを角度をずらして積層した構造。
【0028】図5は、矩形状のn型オーミックコンタク
ト用電極16a上に、格子状のn型補助電極16bを、
n型オーミックコンタクト用電極16aをつなぐ様に積
層した構造。
ト用電極16a上に、格子状のn型補助電極16bを、
n型オーミックコンタクト用電極16aをつなぐ様に積
層した構造。
【0029】図6は、図5におけるn型オーミックコン
タクト用電極16aと、n型補助電極16bの形状を逆
にした構造である。
タクト用電極16aと、n型補助電極16bの形状を逆
にした構造である。
【0030】図7は、図6の発光素子において、n型窒
化ガリウム基板側に通電用ワイヤのボンディングパッド
を設け、P側を、例えば基台に貼りつける構造としたも
のである。
化ガリウム基板側に通電用ワイヤのボンディングパッド
を設け、P側を、例えば基台に貼りつける構造としたも
のである。
【0031】図8に、電極の面積被覆率に対する、通電
開始から1000時間通電後の初期値に対する光出力の
比率、および、順方向電流20mAの時の端子間電圧の
検討結果を示す。
開始から1000時間通電後の初期値に対する光出力の
比率、および、順方向電流20mAの時の端子間電圧の
検討結果を示す。
【0032】図8に示すように、面積被覆率100%、
すなわち全面電極の構造に対し面積被覆率が小さくなる
につれ、長期通電時の光出力の低下が抑えられることが
分かった。そして、特に面積被覆率が60%以下では効
果が顕著となることもわかった。
すなわち全面電極の構造に対し面積被覆率が小さくなる
につれ、長期通電時の光出力の低下が抑えられることが
分かった。そして、特に面積被覆率が60%以下では効
果が顕著となることもわかった。
【0033】一方、順方向電流20mAの時の端子間電
圧は、面積被覆率が低下するにつれ、わずかではあるが
徐々に上昇する。これは、基板への電流注入面積が小さ
くなることで電極接触抵抗が増加し、電極での電圧降下
分が加わったためである。特に、面積被覆率が5%以下
では電圧の上昇が顕著となることがわかった。これは形
状効果により急激に電極接触抵抗が増大したためであ
る。
圧は、面積被覆率が低下するにつれ、わずかではあるが
徐々に上昇する。これは、基板への電流注入面積が小さ
くなることで電極接触抵抗が増加し、電極での電圧降下
分が加わったためである。特に、面積被覆率が5%以下
では電圧の上昇が顕著となることがわかった。これは形
状効果により急激に電極接触抵抗が増大したためであ
る。
【0034】これらの検討の結果、面積被覆率は好まし
くは、5%以上、60%以下が好適であることがわかっ
た。
くは、5%以上、60%以下が好適であることがわかっ
た。
【0035】図9に、基板の厚さに対する、通電開始か
ら1000時間通電後の初期値に対する光出力の比率の
検討結果を示す。
ら1000時間通電後の初期値に対する光出力の比率の
検討結果を示す。
【0036】図9に示すように、基板厚が40μm以上
とすることで、長期通電時の光出力の低下が抑えられる
ことがわかった。
とすることで、長期通電時の光出力の低下が抑えられる
ことがわかった。
【0037】図10に、n型電極の厚さに対する、通電
開始から1000時間通電後の初期値に対する光出力の
比率の検討結果を示す。
開始から1000時間通電後の初期値に対する光出力の
比率の検討結果を示す。
【0038】図10に示すように、電極厚を、0.3μ
m以上、2μm以下とすることで、長期通電時の光出力
の低下が抑えられることがわかった。
m以上、2μm以下とすることで、長期通電時の光出力
の低下が抑えられることがわかった。
【0039】(発明の実施の形態1)図1は本発明の第
1の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は基板側から見た平面図、(b)は断面図で
ある。この図において、10はc面を表面として厚さが
100μm、直径が2インチであるn型窒化ガリウム基
板、11はn型In0.01Ga0.95Al0.04Nクラッド
層、多重量子井戸活性層は、2層のIn0.2Ga0.8N量
子井戸層12aと1層のIn0.05Ga0.95N障壁層12
bとから形成される。13はp型In0.02Ga0.89Al
0.09Nクラッド層、14はp型In0.05Ga0.94Al
0.01Nコンタクト層、15はp型電極、16はn型電極
である。n型In0.01Ga0.95Al0.04Nクラッド層1
1はAl組成0.04、In組成0.01以外のAlG
aN、InGaN三元混晶、GaN二元混晶でもよい。
また、他の元素を微量に含んだ四元以上の混晶でもよ
い。
1の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は基板側から見た平面図、(b)は断面図で
ある。この図において、10はc面を表面として厚さが
100μm、直径が2インチであるn型窒化ガリウム基
板、11はn型In0.01Ga0.95Al0.04Nクラッド
層、多重量子井戸活性層は、2層のIn0.2Ga0.8N量
子井戸層12aと1層のIn0.05Ga0.95N障壁層12
bとから形成される。13はp型In0.02Ga0.89Al
0.09Nクラッド層、14はp型In0.05Ga0.94Al
0.01Nコンタクト層、15はp型電極、16はn型電極
である。n型In0.01Ga0.95Al0.04Nクラッド層1
1はAl組成0.04、In組成0.01以外のAlG
aN、InGaN三元混晶、GaN二元混晶でもよい。
また、他の元素を微量に含んだ四元以上の混晶でもよ
い。
【0040】本実施例において、n型窒化ガリウム基板
10の厚さを100μmとしたが、5μmから500μ
mの間であればこの厚さにこだわらない。また基板の表
面はa面等の他の面方位であっても構わない。
10の厚さを100μmとしたが、5μmから500μ
mの間であればこの厚さにこだわらない。また基板の表
面はa面等の他の面方位であっても構わない。
【0041】多重量子井戸構造活性層を構成する2層の
In0.2Ga0.8N量子井戸層12aと1層のIn0.05G
a0.95N障壁層12bは、必要な発光波長に応じてその
組成を設定すればよく、発光波長を長くしたい場合は量
子井戸層12aのIn組成を大きくし、短くしたい場合
は量子井戸層12aのIn組成を小さくする。また量子
井戸層12aと障壁層12bは、InGaN3元混晶に
微量に他の元素、例えばAl、As、Pを含んだ4元以
上の混晶半導体でもよい。さらに障壁層12bは単にG
aNを用いてもよい。
In0.2Ga0.8N量子井戸層12aと1層のIn0.05G
a0.95N障壁層12bは、必要な発光波長に応じてその
組成を設定すればよく、発光波長を長くしたい場合は量
子井戸層12aのIn組成を大きくし、短くしたい場合
は量子井戸層12aのIn組成を小さくする。また量子
井戸層12aと障壁層12bは、InGaN3元混晶に
微量に他の元素、例えばAl、As、Pを含んだ4元以
上の混晶半導体でもよい。さらに障壁層12bは単にG
aNを用いてもよい。
【0042】p型In0.02Ga0.89Al0.09Nクラッド
層13は、Al組成0.09以外のAlGaN、InG
aN3元混晶でもよい。この場合、In組成を小さく、
または、Al組成を大きくすると活性層とクラッド層と
のエネルギーギャップ差及び屈折率差が大きくなり、キ
ャリアや光が活性層に有効に閉じ込められることによ
り、活性層を通り抜ける無効電流の低減、及び、温度特
性の向上が図れる。逆に、キャリアや光の閉じ込めが保
持される程度でIn組成を大きく、または、Al組成を
小さくしていくと、クラッド層におけるキャリアの移動
度が大きくなるため、半導体発光素子の素子抵抗を小さ
くできる利点がある。さらにこれらのクラッド層は微量
に他の元素を含んだ4元以上の混晶半導体でもよい。
層13は、Al組成0.09以外のAlGaN、InG
aN3元混晶でもよい。この場合、In組成を小さく、
または、Al組成を大きくすると活性層とクラッド層と
のエネルギーギャップ差及び屈折率差が大きくなり、キ
ャリアや光が活性層に有効に閉じ込められることによ
り、活性層を通り抜ける無効電流の低減、及び、温度特
性の向上が図れる。逆に、キャリアや光の閉じ込めが保
持される程度でIn組成を大きく、または、Al組成を
小さくしていくと、クラッド層におけるキャリアの移動
度が大きくなるため、半導体発光素子の素子抵抗を小さ
くできる利点がある。さらにこれらのクラッド層は微量
に他の元素を含んだ4元以上の混晶半導体でもよい。
【0043】次に、上記窒化ガリウム系半導体レーザの
作製方法を説明する。以下の説明ではMOCVD法(有
機金属気相成長法)を用いた場合を示しているが、Ga
Nをエピタキシャル成長できる成長法であればよく、M
BE法(分子線エピタキシャル成長法)やHDVPE
(ハイドライド気相成長法)等の他の気相成長法を用い
ることもできる。
作製方法を説明する。以下の説明ではMOCVD法(有
機金属気相成長法)を用いた場合を示しているが、Ga
Nをエピタキシャル成長できる成長法であればよく、M
BE法(分子線エピタキシャル成長法)やHDVPE
(ハイドライド気相成長法)等の他の気相成長法を用い
ることもできる。
【0044】先ず、所定の成長炉内の発熱体上に設置さ
れた、c面を表面として有し、厚さが40μm、直径が
2インチであるn型窒化ガリウム基板10上に、成長温
度を1050℃で、トリメチルガリウム(TMG)とア
ンモニア(NH3)、及びシランガス(SiH4)を原料
に用いて、厚さ3μmのSiドープn型GaN層11を
成長する。
れた、c面を表面として有し、厚さが40μm、直径が
2インチであるn型窒化ガリウム基板10上に、成長温
度を1050℃で、トリメチルガリウム(TMG)とア
ンモニア(NH3)、及びシランガス(SiH4)を原料
に用いて、厚さ3μmのSiドープn型GaN層11を
成長する。
【0045】次に、成長温度を800℃に下げ、TMG
とNH3、及びトリメチルインジウム(TMI)を原料
に用いて、In0.2Ga0.8N量子井戸層(厚さ5nm)
12a、In0.05Ga0.95N障壁層(厚さ5nm)12
b、In0.2Ga0.8N量子井戸層(厚さ5nm)12a
を順次成長することにより多重量子井戸構造活性層(ト
ータルの厚さ15nm)を作成する。
とNH3、及びトリメチルインジウム(TMI)を原料
に用いて、In0.2Ga0.8N量子井戸層(厚さ5nm)
12a、In0.05Ga0.95N障壁層(厚さ5nm)12
b、In0.2Ga0.8N量子井戸層(厚さ5nm)12a
を順次成長することにより多重量子井戸構造活性層(ト
ータルの厚さ15nm)を作成する。
【0046】次に、再び成長温度を1050℃に上昇し
て、窒素雰囲気中で、TMG、TMAおよびNH3、及
びシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)を
原料に用いて、厚さ0.7μmのMgドープp型Al
0.1Ga0.9Nクラッド層13を成長する。続けて、TM
Aを原料から除いて、成長温度は1050℃のままで厚
さ0.2μmのMgドープp型GaNコンタクト層14
を成長して、窒化ガリウム系エピタキシャルウエハーを
完成する。
て、窒素雰囲気中で、TMG、TMAおよびNH3、及
びシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)を
原料に用いて、厚さ0.7μmのMgドープp型Al
0.1Ga0.9Nクラッド層13を成長する。続けて、TM
Aを原料から除いて、成長温度は1050℃のままで厚
さ0.2μmのMgドープp型GaNコンタクト層14
を成長して、窒化ガリウム系エピタキシャルウエハーを
完成する。
【0047】その後、このウエハーを800℃の窒素ガ
ス雰囲気中でアニールして、Mgドープのp型層をより
低抵抗化する。
ス雰囲気中でアニールして、Mgドープのp型層をより
低抵抗化する。
【0048】さらに通常の金属薄膜蒸着技術、フォトリ
ソグラフィーとエッチング技術を用いて、p型GaNコ
ンタクト層14の表面に、PdとAuからなるp側電極
15を形成する。
ソグラフィーとエッチング技術を用いて、p型GaNコ
ンタクト層14の表面に、PdとAuからなるp側電極
15を形成する。
【0049】次に、n型窒化ガリウム基板10の裏面
に、図1の構造の電極を形成した。まずn型窒化ガリウ
ム基板10の裏面上に、真空蒸着法によってTiを約1
μm堆積させ、これをフォトリソグラフィおよび希硝酸
を用いたウエットエッチング、あるいはリフトオフ法に
より、線幅3μm・線間隔60μmの格子状にパターニ
ング、その後400℃の窒素雰囲気中で10分間合金処
理を行ってn型電極16を形成した。このとき、n型電
極16のn型窒化ガリウム基板10の裏面における面積
被覆率は、約9.8%である。
に、図1の構造の電極を形成した。まずn型窒化ガリウ
ム基板10の裏面上に、真空蒸着法によってTiを約1
μm堆積させ、これをフォトリソグラフィおよび希硝酸
を用いたウエットエッチング、あるいはリフトオフ法に
より、線幅3μm・線間隔60μmの格子状にパターニ
ング、その後400℃の窒素雰囲気中で10分間合金処
理を行ってn型電極16を形成した。このとき、n型電
極16のn型窒化ガリウム基板10の裏面における面積
被覆率は、約9.8%である。
【0050】こうして作製した電極付きのウエハをチッ
プに分割し、Agペーストにより基台に固定し発光素子
を作した。
プに分割し、Agペーストにより基台に固定し発光素子
を作した。
【0051】本実施例で得られた発光素子に20mAの
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.1mWの青色発光が得られた。動作電圧は2.9
Vであった。該発光素子の該直流電流値での1000時
間通電後の光出力は2.8mWであり、この値は初期光
出力比90%である。また、動作電圧は2.9Vであっ
た。
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.1mWの青色発光が得られた。動作電圧は2.9
Vであった。該発光素子の該直流電流値での1000時
間通電後の光出力は2.8mWであり、この値は初期光
出力比90%である。また、動作電圧は2.9Vであっ
た。
【0052】本実施例に対する比較として、n型窒化ガ
リウム基板の裏面にTiオーミック電極1μmのみを面
積被覆率100%で形成した他は、本実施例と同じ工程
により作製した発光素子では、直流電流20mAを流し
たところ、ピーク波長465nm、光出力3.0mWの
青色発光が得られ、動作電圧は2.8V、1000時間
通電後の光出力は2.2mW、初期光出力比73%、動
作電圧は3.1Vであった。本比較素子では光出力の低
下が大きく、また、動作電圧も上昇を起こした。
リウム基板の裏面にTiオーミック電極1μmのみを面
積被覆率100%で形成した他は、本実施例と同じ工程
により作製した発光素子では、直流電流20mAを流し
たところ、ピーク波長465nm、光出力3.0mWの
青色発光が得られ、動作電圧は2.8V、1000時間
通電後の光出力は2.2mW、初期光出力比73%、動
作電圧は3.1Vであった。本比較素子では光出力の低
下が大きく、また、動作電圧も上昇を起こした。
【0053】(発明の実施の形態2)図2は本発明の第
2の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を80μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極を、島状に形成し
た配置をとっている以外は、実施例1と同じ結晶成長工
程、電極形成工程により、発光素子を作製した。
2の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を80μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極を、島状に形成し
た配置をとっている以外は、実施例1と同じ結晶成長工
程、電極形成工程により、発光素子を作製した。
【0054】図2において、n型窒化ガリウム基板10
の裏面上に、真空蒸着法によってHfを約0.5μm堆
積させ、これをフォトリソグラフィおよび希硝酸を用い
たウエットエッチング、あるいはリフトオフ法により、
直径40μm、ピッチ100μmの島状にパターニン
グ、その後450℃の窒素雰囲気中で5分間合金処理を
行ってn型電極16とした。このとき、n型電極16の
n型窒化ガリウム基板10の裏面における面積被覆率
は、約12.6%である。
の裏面上に、真空蒸着法によってHfを約0.5μm堆
積させ、これをフォトリソグラフィおよび希硝酸を用い
たウエットエッチング、あるいはリフトオフ法により、
直径40μm、ピッチ100μmの島状にパターニン
グ、その後450℃の窒素雰囲気中で5分間合金処理を
行ってn型電極16とした。このとき、n型電極16の
n型窒化ガリウム基板10の裏面における面積被覆率
は、約12.6%である。
【0055】こうして作製した電極付きのウエハをチッ
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
【0056】本実施例で得られた発光素子に20mAの
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.2mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.9
V、1000時間通電後の光出力は2.9mW、初期光
出力比91%、動作電圧は2.9Vであった。
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.2mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.9
V、1000時間通電後の光出力は2.9mW、初期光
出力比91%、動作電圧は2.9Vであった。
【0057】(発明の実施の形態3)図3は本発明の第
3の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を60μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、オーミッ
クコンタクト用電極の上に補助電極を被せる配置をとっ
ている以外は、実施例1と同じ結晶成長工程、電極形成
工程により、発光素子を作製した。
3の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を60μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、オーミッ
クコンタクト用電極の上に補助電極を被せる配置をとっ
ている以外は、実施例1と同じ結晶成長工程、電極形成
工程により、発光素子を作製した。
【0058】n型窒化ガリウム基板10の裏面上に、真
空蒸着法によってZrを約0.1μm堆積させ、これを
フォトリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッ
チング、あるいはリフトオフ法により、線幅15μm・
線間隔160μmの格子状にパターニングし、その後4
00℃の窒素雰囲気中で10分間合金処理を行ってn型
オーミックコンタクト用電極16aとした。次いで同方
法で、n型オーミックコンタクト用電極16aに被せる
ようにAgを約1μm堆積させ、これをフォトリソグラ
フィおよび希硝酸を用いたウエットエッチング、あるい
はリフトオフ法により、線幅40μm、線間隔160μ
mの格子状にパターニングしn型補助電極16bとし
た。このとき、Agのn型補助電極16bのn型窒化ガ
リウム基板10の裏面における面積被覆率は、約44%
である。
空蒸着法によってZrを約0.1μm堆積させ、これを
フォトリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッ
チング、あるいはリフトオフ法により、線幅15μm・
線間隔160μmの格子状にパターニングし、その後4
00℃の窒素雰囲気中で10分間合金処理を行ってn型
オーミックコンタクト用電極16aとした。次いで同方
法で、n型オーミックコンタクト用電極16aに被せる
ようにAgを約1μm堆積させ、これをフォトリソグラ
フィおよび希硝酸を用いたウエットエッチング、あるい
はリフトオフ法により、線幅40μm、線間隔160μ
mの格子状にパターニングしn型補助電極16bとし
た。このとき、Agのn型補助電極16bのn型窒化ガ
リウム基板10の裏面における面積被覆率は、約44%
である。
【0059】こうして作成した電極付きのウエハをチッ
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
【0060】本実施例で得られた発光素子に20mAの
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.4mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.8mW、初期光
出力比82%、動作電圧は2.8Vであった。
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.4mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.8mW、初期光
出力比82%、動作電圧は2.8Vであった。
【0061】(発明の実施の形態4)図4は本発明の第
4の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を40μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、オーミッ
クコンタクト用電極の上に45゜回転させた補助電極を
被せる配置をとっている以外は、実施例3と同じ結晶成
長工程、電極形成工程により、発光素子を作製した。n
型窒化ガリウム基板10の裏面上に、真空蒸着法によっ
てLaを約0.1μm堆積させ、これをフォトリソグラ
フィおよび希硝酸を用いたウエットエッチング、あるい
はリフトオフ法により、線幅10μm、線間隔120μ
mの格子状にパターニングしその後、400℃の窒素雰
囲気中で10分間合金処理を行ってn型オーミックコン
タクト用電極16aとした。次いで同方法でAlを約
0.2μm堆積させ、これをフォトリソグラフィおよび
希硝酸を用いたウエットエッチング、あるいはリフトオ
フ法により、線幅14μm、線間隔170μmの格子状
にパターニング、n型補助電極16bとした。このと
き、n型オーミックコンタクト用電極16aとn型補助
電極16bの、n型窒化ガリウム基板10の裏面におけ
る電極の面積被覆率は、約17%である。
4の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を40μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、オーミッ
クコンタクト用電極の上に45゜回転させた補助電極を
被せる配置をとっている以外は、実施例3と同じ結晶成
長工程、電極形成工程により、発光素子を作製した。n
型窒化ガリウム基板10の裏面上に、真空蒸着法によっ
てLaを約0.1μm堆積させ、これをフォトリソグラ
フィおよび希硝酸を用いたウエットエッチング、あるい
はリフトオフ法により、線幅10μm、線間隔120μ
mの格子状にパターニングしその後、400℃の窒素雰
囲気中で10分間合金処理を行ってn型オーミックコン
タクト用電極16aとした。次いで同方法でAlを約
0.2μm堆積させ、これをフォトリソグラフィおよび
希硝酸を用いたウエットエッチング、あるいはリフトオ
フ法により、線幅14μm、線間隔170μmの格子状
にパターニング、n型補助電極16bとした。このと
き、n型オーミックコンタクト用電極16aとn型補助
電極16bの、n型窒化ガリウム基板10の裏面におけ
る電極の面積被覆率は、約17%である。
【0062】本実施例で得られた発光素子に20mAの
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.5mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は3.1mW、初期光
出力比89%、動作電圧は2.9Vであった。
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.5mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は3.1mW、初期光
出力比89%、動作電圧は2.9Vであった。
【0063】(発明の実施の形態5)図5は本発明の第
5の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を200μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、島状のオ
ーミックコンタクト用電極の上にから、格子状の補助電
極を被せる配置をとっている以外は、実施例1と同じ結
晶成長工程、電極形成工程により、発光素子を作製し
た。
5の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を200μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、島状のオ
ーミックコンタクト用電極の上にから、格子状の補助電
極を被せる配置をとっている以外は、実施例1と同じ結
晶成長工程、電極形成工程により、発光素子を作製し
た。
【0064】n型窒化ガリウム基板10の裏面上に、真
空蒸着法によってイットリウム(Y)を約0.2μm堆
積させ、これをフォトリソグラフィおよび希硝酸を用い
たウエットエッチング、あるいはリフトオフ法により、
30μm×40μmの長方形、ピッチが100μmの格
子状にパターニングしその後、400℃の窒素雰囲気中
で10分間合金処理を行ってn型オーミックコンタクト
用電極16aとした。次いで同方法で、n型オーミック
コンタクト用電極16aに被せるようにタングステン
(W)を約1μm堆積させ、これをフォトリソグラフィ
および希硝酸を用いたウエットエッチング、あるいはリ
フトオフ法により、線幅20μm、線間隔100μmの
格子状にパターニングしてn型補助電極16bとした。
このとき、n型オーミックコンタクト用電極16(a)
とn型補助電極16bの、n型窒化ガリウム基板10の
裏面における電極の面積被覆率は、約38%である。
空蒸着法によってイットリウム(Y)を約0.2μm堆
積させ、これをフォトリソグラフィおよび希硝酸を用い
たウエットエッチング、あるいはリフトオフ法により、
30μm×40μmの長方形、ピッチが100μmの格
子状にパターニングしその後、400℃の窒素雰囲気中
で10分間合金処理を行ってn型オーミックコンタクト
用電極16aとした。次いで同方法で、n型オーミック
コンタクト用電極16aに被せるようにタングステン
(W)を約1μm堆積させ、これをフォトリソグラフィ
および希硝酸を用いたウエットエッチング、あるいはリ
フトオフ法により、線幅20μm、線間隔100μmの
格子状にパターニングしてn型補助電極16bとした。
このとき、n型オーミックコンタクト用電極16(a)
とn型補助電極16bの、n型窒化ガリウム基板10の
裏面における電極の面積被覆率は、約38%である。
【0065】こうして作成した電極付きのウエハをチッ
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
【0066】本実施例で得られた発光素子に20mAの
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.3mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.7mW、初期光
出力比82%、動作電圧は2.8Vであった。
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.3mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.7mW、初期光
出力比82%、動作電圧は2.8Vであった。
【0067】(発明の実施の形態6)図6は本発明の第
6の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を400μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、格子状の
オーミックコンタクト用電極の上から、島状の補助電極
を被せる配置をとっている以外は、実施例1と同じ結晶
成長工程、電極形成工程により、発光素子を作製した。
6の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を400μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、格子状の
オーミックコンタクト用電極の上から、島状の補助電極
を被せる配置をとっている以外は、実施例1と同じ結晶
成長工程、電極形成工程により、発光素子を作製した。
【0068】n型窒化ガリウム基板10の裏面上に、真
空蒸着法によってScを約0.2μm堆積させ、これを
フォトリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッ
チング、あるいはリフトオフ法により、線幅15μm・
線間隔50μmの格子状にパターニングしその後、40
0℃の窒素雰囲気中で10分間合金処理を行ってn型オ
ーミックコンタクト用電極16aとした。次いで同方法
で、n型オーミックコンタクト用電極16aに被せるよ
うにプラチナ(Pt)を約1μm堆積させ、これをフォ
トリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッチン
グ、あるいはリフトオフ法により、一辺が30μmの長
方形、ピッチが50μmの島状にパターニングしてn型
補助電極16bとした。このとき、n型オーミックコン
タクト用電極16(a)とn型補助電極16bの、n型
窒化ガリウム基板10の裏面における電極の面積被覆率
は、60%である。
空蒸着法によってScを約0.2μm堆積させ、これを
フォトリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッ
チング、あるいはリフトオフ法により、線幅15μm・
線間隔50μmの格子状にパターニングしその後、40
0℃の窒素雰囲気中で10分間合金処理を行ってn型オ
ーミックコンタクト用電極16aとした。次いで同方法
で、n型オーミックコンタクト用電極16aに被せるよ
うにプラチナ(Pt)を約1μm堆積させ、これをフォ
トリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッチン
グ、あるいはリフトオフ法により、一辺が30μmの長
方形、ピッチが50μmの島状にパターニングしてn型
補助電極16bとした。このとき、n型オーミックコン
タクト用電極16(a)とn型補助電極16bの、n型
窒化ガリウム基板10の裏面における電極の面積被覆率
は、60%である。
【0069】こうして作成した電極付きのウエハをチッ
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
プに分割し、導電性接着剤により基台に固定し発光素子
を作成した。
【0070】本実施例で得られた発光素子に20mAの
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.1mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.4mW、初期光
出力比77%、動作電圧は2.9Vであった。
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.1mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.4mW、初期光
出力比77%、動作電圧は2.9Vであった。
【0071】(発明の実施の形態7)図7は本発明の第
7の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を70μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、格子状の
オーミックコンタクト用電極の上にから、ワイヤボンデ
ィング用の電極パッドを被せる配置をとっている以外
は、実施例1と同じ結晶成長工程、電極形成工程によ
り、発光素子を作製した。
7の実施例に係る窒化ガリウム系半導体発光素子を示
し、(a)は裏面から見た平面図、(b)は断面図であ
る。本実施例では、n型窒化ガリウム基板厚を70μ
m、n型窒化ガリウム基板裏面の電極として、格子状の
オーミックコンタクト用電極の上にから、ワイヤボンデ
ィング用の電極パッドを被せる配置をとっている以外
は、実施例1と同じ結晶成長工程、電極形成工程によ
り、発光素子を作製した。
【0072】n型窒化ガリウム基板10の裏面上に、真
空蒸着法によってHfを約0.2μm堆積させ、これを
フォトリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッ
チング、あるいはリフトオフ法により、線幅30μm、
線間隔100μmの格子状にパターニングしその後、4
00℃の窒素雰囲気中で10分間合金処理を行ってn型
オーミックコンタクト用電極16aとした。次いで同方
法で、n型オーミックコンタクト用電極16aに被せる
ようにAuを約1μm堆積させ、これをフォトリソグラ
フィおよび希硝酸を用いたウエットエッチング、あるい
はリフトオフ法により、直径が110μmの島状にパタ
ーニングしてn型補助電極16bとした。このとき、n
型オーミックコンタクト用電極(a)とn型補助電極1
6bの、n型窒化ガリウム基板10の裏面における電極
の面積被覆率は、約54%である。
空蒸着法によってHfを約0.2μm堆積させ、これを
フォトリソグラフィおよび希硝酸を用いたウエットエッ
チング、あるいはリフトオフ法により、線幅30μm、
線間隔100μmの格子状にパターニングしその後、4
00℃の窒素雰囲気中で10分間合金処理を行ってn型
オーミックコンタクト用電極16aとした。次いで同方
法で、n型オーミックコンタクト用電極16aに被せる
ようにAuを約1μm堆積させ、これをフォトリソグラ
フィおよび希硝酸を用いたウエットエッチング、あるい
はリフトオフ法により、直径が110μmの島状にパタ
ーニングしてn型補助電極16bとした。このとき、n
型オーミックコンタクト用電極(a)とn型補助電極1
6bの、n型窒化ガリウム基板10の裏面における電極
の面積被覆率は、約54%である。
【0073】こうして作製した電極付きのウエハをチッ
プに分割し、導電性接着剤により、P側電極を下にして
基台に固定し発光素子を作製した。
プに分割し、導電性接着剤により、P側電極を下にして
基台に固定し発光素子を作製した。
【0074】本実施例で得られた発光素子に20mAの
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.1mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.5mW、初期光
出力比81%、動作電圧は2.8Vであった。
直流電流を流したところ、ピーク波長465nm、光出
力3.1mWの青色発光が得られ、動作電圧は2.8
V、1000時間通電後の光出力は2.5mW、初期光
出力比81%、動作電圧は2.8Vであった。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、n型窒化ガリウム基板
の裏面に形成する電極を、全面に形成するのではなく、
部分的に形成することにより、一主面全面を覆う電極の
場合と比較して、高信頼性で、高輝度の青色発光素子を
実現することができる。信頼性の向上を実現することが
できる。
の裏面に形成する電極を、全面に形成するのではなく、
部分的に形成することにより、一主面全面を覆う電極の
場合と比較して、高信頼性で、高輝度の青色発光素子を
実現することができる。信頼性の向上を実現することが
できる。
【図1】本発明の実施例1に係るn型窒化ガリウム基板
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
【図2】本発明の実施例2に係るn型窒化ガリウム基板
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
【図3】本発明の実施例3に係るn型窒化ガリウム基板
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
【図4】本発明の実施例4に係るn型窒化ガリウム基板
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
【図5】本発明の実施例5に係るn型窒化ガリウム基板
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
【図6】本発明の実施例6に係るn型窒化ガリウム基板
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
【図7】本発明の実施例7に係るn型窒化ガリウム基板
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
裏面の電極の平面図(a)と断面図(b)である。
【図8】電極の面積被覆率に対する、通電開始から10
00時間通電後の初期値に対する光出力の比率、およ
び、順方向電流20mAの時の端子間電圧の検討結果を示
す。
00時間通電後の初期値に対する光出力の比率、およ
び、順方向電流20mAの時の端子間電圧の検討結果を示
す。
【図9】GaN基板厚に対する、通電開始から1000
時間通電後の初期値に対する光出力の比率の検討結果を
示す。
時間通電後の初期値に対する光出力の比率の検討結果を
示す。
【図10】n電極の厚さに対する、通電開始から100
0時間通電後の初期値に対する光出力の比率の検討結果
を示す。
0時間通電後の初期値に対する光出力の比率の検討結果
を示す。
10 n型窒化ガリウム基板 11 n型InGaAlNクラッド層 12a 量子井戸層 12b 障壁層 13 p型InGaAlNクラッド層 14 p型InGaAlNコンタクト層 15 p型電極 16 n型電極 16a n型オーミックコンタクト用電極 16b n型補助電極
Claims (7)
- 【請求項1】 n型窒化ガリウム基板の一主面に電流注
入用のオーミック電極を有し、上記一主面の面積に対す
る上記電極の面積の割合が5%以上、60%以下である
ことを特徴とする発光素子。 - 【請求項2】 上記一主面上での上記電極は、電気的に
接触しているオーミック電極と補助電極の複数の層から
成ることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。 - 【請求項3】 上記オーミック電極の平面形状と上記補
助電極の平面形状とが異なることを特徴とする請求項2
に記載の発光素子。 - 【請求項4】 上記オーミック電極がTi、Sc、L
a、Y、Hf及びZrのいずれかであることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載の発光素子。 - 【請求項5】 上記補助電極が、Pt、Al、Ag、A
u及びWの金属から選択された一つであることを特徴と
する請求項2乃至4のいずれかに記載の発光素子。 - 【請求項6】 n型窒化ガリウム基板の厚さが40μm
以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
に記載の発光素子。 - 【請求項7】 n型窒化ガリウム基板に形成する電極の
厚さが0.3μm以上、2μm以下であることを特徴と
する請求項1乃至6のいずれかに記載の発光素子。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000192212A JP2002016311A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 窒化ガリウム系発光素子 |
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---|---|
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- 2001-06-27 US US09/891,365 patent/US6611004B2/en not_active Expired - Lifetime
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