[go: up one dir, main page]

JP2002013715A - 廃棄物焼却炉 - Google Patents

廃棄物焼却炉

Info

Publication number
JP2002013715A
JP2002013715A JP2000193622A JP2000193622A JP2002013715A JP 2002013715 A JP2002013715 A JP 2002013715A JP 2000193622 A JP2000193622 A JP 2000193622A JP 2000193622 A JP2000193622 A JP 2000193622A JP 2002013715 A JP2002013715 A JP 2002013715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
grate
oxygen
temperature
enriched air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000193622A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Suzuki
実 鈴木
Hirohito Ishibashi
宏仁 石橋
Teruo Tatefuku
輝生 立福
Yoshinari Fujisawa
能成 藤澤
Akihisa Suzuki
章久 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP2000193622A priority Critical patent/JP2002013715A/ja
Publication of JP2002013715A publication Critical patent/JP2002013715A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/32Direct CO2 mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガス量を低減することによって、炉全体の
熱効率の向上、排ガス処理設備の小型化、及び排ガス処
理用助剤の節約を図るとともに、炉内燃焼の安定化を図
ることにより有害ガスの排出濃度が低く、省エネ効果を
有し、さらに耐久性の高い廃棄物焼却炉を提供する。 【解決手段】 主燃焼室内に火格子下から酸素富化空気
を供給する手段と、排ガス又は排ガスと空気の混合気体
のいずれか一方を前記火格子下以外の部分から主燃焼室
内に供給する手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ等の廃棄
物を焼却する火格子式廃棄物焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ等の廃棄物を焼却処理する焼却
炉として、火格子式廃棄物焼却炉が広く用いられてい
る。その代表的なものの概略図を図4に示す。ホッパ1
1に投入されたごみ9は、シュートを通して乾燥ストー
カ12におくられ、下からの燃焼空気と炉内の輻射熱に
より火格子22上で乾燥されると共に、昇温されて着火
する。着火して燃焼を開始したごみ9は、燃焼ストーカ
13に送られ、下から送られる燃焼空気によりガス化さ
れ、火格子23上で一部は燃焼する。そして、更に後燃
焼ストーカ14の火格子24上で未燃分が完全に燃焼す
る。そして、燃焼後に残った灰は、主灰シュート28よ
り外部に取出される。
【0003】燃焼は主燃焼室15内で行われ、燃焼排ガ
スは、中間天井17の存在により、主煙道18と副煙道
19に別れて排出される。主煙道18を通る排ガスに
は、未燃分はほとんど含まれず、酸素が10%程度含ま
れている。副煙道19を通る排ガスには、未燃分が8%
程度含まれている。これらの排ガスは、2次燃焼室16
で混合され、2次的な燃焼が行われて未燃分が完全に燃
焼する。2次燃焼室16からの排ガスは、除塵室21で
粒径の大きなダストが除去された後、廃熱ボイラ20に
送られ、熱交換された後に排ガス処理装置1、誘引ファ
ン2を経由して煙突3から外部に放出される。
【0004】これらの焼却炉においては、主要な酸化
剤、すなわちごみとごみから排出されるガスを燃焼させ
るための主要な酸化剤として常温の空気が使用されてい
る。また、主として低公害化と排ガス顕熱の有効利用を
目的として、排ガスを空気と混ぜて主要な酸化剤として
炉内に吹き込む、いわゆる排ガス再循環法が採用される
場合もある。さらに、燃焼効率を高めることを主たる目
的として、空気に酸素を混合して酸素リッチな気体とし
て主要な酸化剤として炉内に吹き込むことも行われてい
る。なお、これらの酸化剤は図4に示すように、各スト
ーカ内に供給され火格子を通して炉内に吹き込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、酸化剤として
常温の空気を炉内に吹き込んだ場合、吹き込んだ空気と
炉内ガスとの粘性の違いが大きいため、炉内の酸素濃度
や温度の分布が不均一になり易く、これに伴い、正味の
酸素利用効率が低くならざるを得なかった。このため、
空気過剰率を大きく設定せざるを得ず、排ガス量の増加
を招いていた。排ガス量の増加は、排ガスによる熱損失
の増大、排ガスの処理に必要な排ガス処理装置の大型
化、排ガス処理用の助剤使用量の増加といった問題を引
き起こしている。
【0006】また、排ガス再循環法を廃棄物焼却炉に適
用して低公害化、省エネルギー化を実現しようとした場
合には、以下のような問題点がある。 (1)通常の燃焼法と比較して炉内での気流の滞留時間、
反応時間が短くなり、これに伴って炉内容積を大きくす
る必要がある。 (2) 従来の燃焼法と比較して、排ガス処理系を通過する
正味排ガス量は同一であり、排ガス処理系のコンパクト
化を実現できない。 (3) (1)に関連して、炉内での火炎の安定性が低下し、
炉内温度や排ガス組成の分布が大きく変化する場合があ
る。 (4) 排ガス中のCO2やH2Oが増加し、これらの気体の
消炎効果により、火炎の安定範囲が狭くなると共に、C
2やH2Oの比熱がN2やO2と比較して大きいために、
炉内温度が低下する。 (5) 再循環ガス中の粉塵、高温ガス等により、排ガス供
給系の閉塞や熱損傷等のトラブルが発生する場合があ
る。 (6) 再循環ガス中の可燃性の粉塵(アルミ粉、スス等)
と酸素が細長いダクト内で反応すると、燃焼波の圧力が
上昇し、爆轟(デトネーション)が発生してダクト、バ
ルブ、計測器等が破損する場合がある。
【0007】さらに、空気に酸素を混合して酸素リッチ
な気体とし、又は酸素富化空気を混合して主要な酸化剤
として炉内に吹き込む場合には、以下のような問題点が
ある。 (1) 炉内温度が上がりすぎて、炉本体のごみ層直上付近
の側壁を損傷する場合がある。 (2) 酸素富化により炉内温度が上昇し、これに伴って窒
素酸化物が生成し易くなり、排ガスの後処理費用が高く
なる。 (3) 酸素が吹き込まれたバイパス内の温度が高い場合、
内壁等の寿命が短くなる。 (4)火格子下空気の酸素富化に伴って、酸化剤の流量が
低下するため、ごみ層直上付近に高温の燃焼領域が形成
され、火格子温度が過大となる。
【0008】本発明はこれらの問題点を解決し、排ガス
量を低減することによって、炉全体の熱効率の向上、排
ガス処理設備の小型化、及び排ガス処理用助剤の節約を
図るとともに、炉内燃焼の安定化を図ることにより有害
ガスの排出濃度が低く、省エネ効果を有し、さらに耐久
性の高い廃棄物焼却炉を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、火格
子を有する廃棄物焼却炉において、主燃焼室内に火格子
下から酸素富化空気を供給する手段と、排ガス又は排ガ
スと空気の混合気体のいずれか一方を前記火格子下以外
の部分から主燃焼室内に供給する手段とを有することを
特徴とする廃棄物焼却炉である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、火
格子下から供給する酸素富化空気の酸素濃度及び/又は
火格子下以外の部分から供給する排ガス流量を制御する
手段を有することを特徴とする廃棄物焼却炉である。
【0011】請求項3の発明は、請求項1において、火
格子の温度をモニターするための温度計と、前記温度計
の出力に基づき火格子下から供給する酸素富化空気の酸
素濃度を制御する手段とを有することを特徴とする廃棄
物焼却炉である。
【0012】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3において、火格子下から水蒸気を吹き込むための手段
を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3に記
載の廃棄物焼却炉。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の廃棄物焼却炉の一
実施形態を示す概略側断面図である。この実施形態の廃
棄物焼却炉(以下ごみ焼却炉という)はストーカ型ごみ
焼却炉10であるが、他の火格子を有する廃棄物焼却炉
においても適応することができる。ここで、図4に示し
た従来の火格子式廃棄物焼却炉と共通の部分に関して
は、図4と同一の符号を付し説明を省略する。
【0014】本発明においては、火格子22,23,2
4の下から酸素富化空気を主燃焼室15内に供給できる
ように、乾燥ストーカ12、燃焼ストーカ13、後燃焼
ストーカ14に酸素富化空気を供給するための配管30
が配設されている。この酸素富化空気供給配管30は、
乾燥ストーカ12、燃焼ストーカ13、後燃焼ストーカ
14毎に分岐して配設されるが、各ストーカの構造等に
より各ストーカへの分岐の数は適宜選択され、図示した
ものに限定されるものではない。
【0015】なお、前記酸素富化空気とは、空気に酸素
を添加したものを用いても良く、或いは酸素富化空気製
造装置を通すことにより酸素濃度を高めた空気を用いて
も良い。酸素富化空気を用いることにより、燃焼の反応
性が向上し、炉内燃焼の安定化及び排ガス量の低減が図
られる。
【0016】ここで、図1における各分岐配管30a,
30b,30cには酸素富化空気の供給量を調整するた
めの調整弁40a,40b,40c及び流量計41a,
41b,41cを設置することが好ましい。燃焼状態の
制御がより細かく行えるようになるからである。
【0017】さらに、本発明においては、排ガス又は排
ガスと空気の混合気体のいずれか一方を火格子22,2
3,24の下以外から主燃焼室15内に供給できるよう
に配設した気体供給口を有している。気体供給口の位置
としては、例えば炉の側壁或いは天井等に設けることが
できる。なお、気体供給口の位置及び数は、排ガス又は
排ガスと空気の混合気体のいずれか一方をごみ層直上付
近の一部によどみ領域が形成されるように供給できる位
置及び数であれば特に限定されず、炉の形状等により適
宜選択される。図1には炉の側壁に気体供給口31を配
設した場合を示す。
【0018】排ガスは、例えば廃熱ボイラ20の下流の
排ガスの一部を再循環させることにより供給することが
できる。この場合、廃熱ボイラ20と排ガス処理装置1
の間から分岐した高温排ガス配管32aと、誘引ファン
2と煙突3の間から分岐した低温排ガス配管32bとを
有する構成とすることが好ましい。なお、高温排ガス配
管32aには流量計41e,調整弁40e,高温除塵装
置35,高温ブロア36が設けられており、廃熱ボイラ
20からの高温排気の一部は高温除塵装置35によって
ダストを取り除かれた後、高温ブロワ36によって吸引
され、流量計41e及び調整弁40eにより流量を調整
され、後述する低温排ガス配管32bと合流した後気体
供給口31から主燃焼室15に供給される。高温除塵装
置35は高温ブロワ36の上流側に配することが望まし
く、これによりダストが高温ブロワ36の羽根車等に衝
突して羽根車等が摩耗するのを防止することができる。
【0019】低温排ガス配管32bには流量計41f及
び調整弁40fが設けられており、誘引ファン2により
押し出された低温排気の一部は流量計41f及び調整弁
40fにより流量が調整された後、高温排ガス配管32
aに合流し、気体供給口31から主燃焼室15内に供給
される。
【0020】高温排ガスと低温排ガスの流量を調整する
ことにより、主燃焼室15内に供給される排ガス温度を
調整することが可能となる。なお、高温排ガス配管32
aと低温排ガス配管32bの分岐点の近くにはそれぞれ
遮断弁34を設けても良い。
【0021】さらに、気体供給口31には空気供給配管
50が接続されており、ブロワ39で吸引され流量計4
1d及び調整弁40dで流量が調整された空気が気体供
給口31で排ガスと混合した後主燃焼室15内に供給で
きる構成となっている。ここで、空気と排ガスが気体供
給口31のところで混合されるようにしているのは、排
ガス中の腐食性ガスが空気中の酸素と混合することで配
管の内壁を酸化したり、排ガス中の未然ガスやダストが
配管中で爆轟等、異常燃焼するのを避けるためである。
【0022】上記構成とすることにより、排ガス又は排
ガスと空気の混合気体のいずれか一方が気体供給口31
から主燃焼室15内に供給される。
【0023】以上本発明の構成により、酸素富化空気が
火格子下より供給され、ごみ層内での熱分解及びガス化
を促進させつつ、ごみ層直上付近に排ガス又は排ガスと
空気の混合気体のいずれか一方を吹き込むことにより、
火炎の安定化に適したよどみ領域を形成させ、かつ排ガ
スの低酸素濃度による消炎効果により燃焼を抑制し、局
所的な高温領域の形成を回避することで炉内温度の平均
化を促進させることができる。すなわち、炉内の最高温
度を低く抑えることができる。また、炉の上流(火格子
下等)で酸素富化空気と排ガスとが混合することがない
ため、火格子間の通気口等へのダストの固化による閉塞
や結露に伴う腐食トラブルを防止することができる。
【0024】また、本発明においては、火格子22,2
3,24の下から供給する酸素富化空気の酸素濃度及び
/又は火格子下以外の部分から供給する排ガス流量を制
御する手段を有することが好ましい。
【0025】ここで、酸素富化空気を得るための方法と
しては、空気に酸素を添加する方法、空気から窒素を除
去し酸素濃度を高める方法がある。その酸素濃度を調整
する具体的方法を図2に示す。
【0026】図2(a)は、ブロワ51で吸引され流量
計53a及び調整弁54aで流量を調整された空気に、
例えば酸素製造装置52で製造した酸素を流量計53b
及び調整弁54bで所定量添加することにより酸素濃度
の調整を行うものであり、この濃度調整された酸素富化
空気が酸素富化空気供給配管30に供給される。
【0027】図2(b)は、空気中の窒素を除去する酸
素富化空気製造装置55の運転条件(窒素除去量)を変
更することにより酸素富化空気の酸素濃度の調整を行う
ものであり、酸素富化空気製造装置55で所定の酸素濃
度に調整された空気は流量計53c及び調整弁54cで
流量を調整され酸素富化空気供給配管30に供給され
る。
【0028】図2(c)は、図2(b)で酸素富化空気
製造装置55をバイパスさせるバイパス配管56を有す
る構成とするものであり、酸素富化空気製造装置55で
所定の酸素濃度に調整され流量計53c及び調整弁54
cで流量を調整され酸素富化空気に、バイパス配管56
から流量計53d及び調整弁54dで流量を調整された
空気を所定量添加し、酸素濃度の調整を行うものであ
る。
【0029】なお、前記図2(a)〜(c)のブロワ5
1は、図1のブロワ39と共用することも可能である。
【0030】前記酸素濃度制御手段は、図1で示した酸
素富化空気供給配管30の分岐する手前の1箇所に設け
ても良く、各分岐配管30a,30b,30cの各配管
毎に、或いは濃度調整の必要な特定の配管に設けても良
い。
【0031】ここで、火格子22,23,24の下から
供給する酸素富化空気の酸素濃度は、炉内の燃焼状態に
より調整されるが21〜30vol%の範囲で調整する
ことが好ましく、25vol%程度とすることが最も好
ましい。酸素濃度が30vol%より高いと燃焼温度が
高くなり過ぎ、炉内耐火物の焼損を防止するために冷却
装置等の設置が必要となり、さらに炉内のダストの溶着
量の増加及びNOxの排出量の増加をもたらすからであ
る。
【0032】また、火格子下以外の部分から供給する排
ガス流量を制御する方法としては、例えば高温排ガス配
管32a及び低温排ガス配管32bにそれぞれ有する調
整弁40e及び40fを調整し流量を制御することによ
り行うことができる。
【0033】流量制御は、炉内温度が基準値より低下
し、排出される排ガスの性状が悪化してきた場合には排
ガスの流量を減らし燃焼を活発化させ、炉内温度が基準
値より上昇した場合には排ガスの流量を増やし燃焼を抑
制させる方法で行う。
【0034】以上本発明の構成により、火格子下より供
給する酸素富化空気の酸素濃度を変更してもガスの全流
量の変化率を小さく抑えることができるため、炉内での
ガスの流動パターンがほとんど変化せず、酸素濃度を変
更しても燃焼の安定性が維持できる。また、火格子下以
外の部分から供給する排ガスの流量を制御することによ
りごみ層内での熱分解に影響を及ぼすことなくごみ層直
上付近での過激な燃焼を抑制することができる。
【0035】また、本発明においては、火格子の温度を
モニターするための温度計と、前記温度計の出力に基づ
き火格子下から供給する酸素富化空気の酸素濃度を制御
する手段とを有することが好ましい。
【0036】ここで、温度計60a,60b,60cの
出力に基づき火格子下から供給する酸素富化空気の酸素
濃度を制御する手段としては、例えば、前述した図2
(a)〜(c)の構成に、さらに、火格子に設置した温
度計からの出力信号及び各流量計からの出力信号を取り
込み、各調整弁の流量及び酸素富化空気製造装置の運転
条件を制御できる酸素濃度制御装置を有する構成とする
ことにより行うことができる。これにより、温度計の出
力に基づき火格子下から供給する酸素富化空気の酸素濃
度を制御することができる。
【0037】具体的装置構成を図3(a)〜(b)に示
す。図3(a)の場合、酸素濃度制御装置59は、温度
計60からの信号(温度)と流量計53a及び53bか
らの信号(流量)を取り込み、温度計60からの信号
(温度)に対し予め設定されている酸素濃度となるよう
に、調整弁54a及び54bに制御信号を送信し流量調
整を行う。図3(b)の場合、酸素濃度制御装置59
は、温度計60からの信号(温度)と流量計53cから
の信号(流量)を取り込み、温度計60からの信号(温
度)に対し予め設定されている酸素濃度となるように、
酸素富化空気製造装置55及び調整弁54cに制御信号
を送信し、酸素富化空気製造装置55に対しては運転条
件(窒素除去量)の制御と調整弁54cに対しては流量
調整を行う。図3(c)の場合、酸素濃度制御装置59
は、温度計60からの信号(温度)と流量計53c及び
54dからの信号(流量)を取り込み、温度計60から
の信号(温度)に対し予め設定されている酸素濃度とな
るように、酸素富化空気製造装置55、調整弁54c及
び54dに制御信号を送信し流量調整を行う。
【0038】なお、酸素濃度の制御は、火格子22,2
3,24の内の1つ又は2つ以上に設けられた温度計か
らの出力に基づき行われる。温度計が特定の火格子の1
箇所に設けられている場合には、温度計の設けられてい
る特定の火格子のみ酸素濃度を制御しても良く、各火格
子下から供給される全ての酸素濃度を同一条件で制御す
るようにしても良い。また、温度計を各火格子毎に設
け、さらに各火格子に酸素富化空気を供給する配管に前
記酸素濃度制御手段を設けることにより、温度計の出力
に基づき火格子毎に個別に酸素濃度を制御することもで
きる。この場合、各温度計からの測定温度の出力信号は
酸素濃度制御装置に取り込まれ、取り込まれた信号(温
度)に基づき予め設定された酸素濃度となるように各酸
素富化空気製造装置の運転条件或いは各調整弁の流量が
個別に変更される。
【0039】酸素富化空気の酸素濃度の制御方法として
は、例えば、火格子の温度が300℃以上、望ましくは
200℃以上になった場合に供給する酸素富化空気の酸
素濃度を下げることにより燃焼を抑えて火格子の温度を
下げ、また、火格子温度が130℃以下又は排ガス中の
未燃分が増加した場合に酸素濃度を上げ燃焼を促進させ
るように制御する。
【0040】以上本発明の構成により、過熱している火
格子に供給される酸素富化空気の酸素濃度を選択的に低
下させることができるため、火格子の過熱の原因となっ
ている燃焼領域の火炎温度を強制的に低下させることが
できる。従って、炉全体としての燃焼性や平均排ガス組
成を大きく変化させることなく、火格子の温度をある一
定温度以下に制御でき、これにより、火格子の耐久性を
大幅に改善させることができる。
【0041】また、本発明においては、火格子下から水
蒸気を吹き込むための手段を有することが好ましい。火
格子下から水蒸気を吹き込むための手段としては、例え
ば、廃棄物焼却炉のボイラ配管の一部を分岐配管し、各
ストーカに設けたノズルから水蒸気を供給する方法を用
いることができる。
【0042】なお、水蒸気を吹き込むためのノズル61
a,61b,61cは全てのストーカに設置しても良
く、或いは任意のストーカに設置しても良い。また、ス
トーカの形状等により1つのストーカに対して複数のノ
ズルを有する構成とすることもできる。
【0043】火格子下から水蒸気を吹き込むことによ
り、ごみ層での熱分解及びその下流でのガス燃焼を制御
又は反応凍結させ、火格子の過熱やNOxの排出を抑制
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、酸
素富化空気と循環排ガスとを別系統から炉内に供給する
ことにより、これらを混合することによるデメリットを
回避しつつ、ごみ層直上付近に低酸素濃度からなるよど
み領域を形成させて局所高温を回避し、かつ火炎を安定
化させることにより排ガス量を低減し、炉全体の熱効率
の向上、排ガス処理設備の小型化、及び排ガス処理用助
剤の節約を図るとともに、炉内燃焼の安定化により有害
ガスの排出濃度が低く、省エネ効果を有し、さらに耐久
性の高い廃棄物焼却炉が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の一例を示す概略側断面
図である。
【図2】本発明に係る酸素富化空気の酸素濃度を制御す
る手段の一例を示す構成図である。
【図3】本発明に係る温度計の出力に基づき酸素富化空
気の酸素濃度を制御する手段の一例を示す構成図であ
る。
【図4】従来技術に係る火格子式廃棄物焼却炉を示す概
略側断面図である。
【符号の説明】
1 排ガス処理装置 2 誘引ファン 3 煙突 9 都市ごみ 10 ストーカ型ごみ焼却炉 11 ホッパ 12 乾燥ストーカ 13 燃焼ストーカ 14 後燃焼ストーカ 15 主燃焼室 16 二次燃焼室 17 中間天井 18 主煙道 19 副煙道 20 廃熱ボイラ 21 除塵室 22 火格子(乾燥ストーカ) 23 火格子(燃焼ストーカ) 24 火格子(後燃焼ストーカ) 30,30a,30b,30c 酸素富化空気供給配管 31 気体供給口 32a 高温排ガス配管 32b 低温排ガス配管 34 遮断弁 35 高温除塵装置 36 高温ブロワ 39,51 ブロワ 40a,40b,40c,40d,40e,40f 調
整弁 41a,41b,41c,41d,41e,41f 流
量計 50 空気供給配管 52 酸素製造装置 53a,53b,53c,53d 流量計 54a,54b,54c,54d 調整弁 55 酸素富化空気製造装置 56 バイパス配管 59 酸素濃度制御装置 60,60a,60b,60c 温度計 61a,61b,61c 水蒸気を吹き込むためのノズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立福 輝生 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤澤 能成 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 鈴木 章久 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3K062 AA02 AB01 AC01 BA02 CA01 CB05 DA01 DA07 DA22 DB17 DB30 3K065 AA02 AB01 AC01 GA06 GA13 GA14 GA31 GA33 GA53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火格子を有する廃棄物焼却炉において、主
    燃焼室内に火格子下から酸素富化空気を供給する手段
    と、排ガス又は排ガスと空気の混合気体のいずれか一方
    を前記火格子下以外の部分から主燃焼室内に供給する手
    段とを有することを特徴とする廃棄物焼却炉。
  2. 【請求項2】火格子下から供給する酸素富化空気の酸素
    濃度及び/又は火格子下以外の部分から供給する排ガス
    流量を制御する手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の廃棄物焼却炉。
  3. 【請求項3】火格子の温度をモニターするための温度計
    と、前記温度計の出力に基づき火格子下から供給する酸
    素富化空気の酸素濃度を制御する手段とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の廃棄物焼却炉。
  4. 【請求項4】火格子下から水蒸気を吹き込むための手段
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3に記
    載の廃棄物焼却炉。
JP2000193622A 2000-06-28 2000-06-28 廃棄物焼却炉 Withdrawn JP2002013715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000193622A JP2002013715A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 廃棄物焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000193622A JP2002013715A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 廃棄物焼却炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002013715A true JP2002013715A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18692582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000193622A Withdrawn JP2002013715A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 廃棄物焼却炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002013715A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004020071A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉およびその操業方法
JP2004028548A (ja) * 2002-05-02 2004-01-29 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉の操業方法及び廃棄物焼却炉
JP2004077013A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉の操業方法及び廃棄物焼却炉
JP2004077014A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉の操業方法
JP2004084981A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉
JP2004101047A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Kobe Steel Ltd 廃棄物焼却炉及びそれによる焼却方法
JP2004169955A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉及びその操業方法
WO2004092648A1 (ja) * 2003-04-18 2004-10-28 Jfe Engineering Corporation 火格子式廃棄物焼却炉及びその燃焼制御方法
JP2005090916A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Takuma Co Ltd 焼却炉とその燃焼方法
JP2005226970A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Jfe Engineering Kk 火格子式廃棄物焼却炉及びその操業方法
WO2006057075A1 (ja) * 2004-11-26 2006-06-01 Nippon Steel Engineering Co., Ltd. 廃棄物溶融炉の可燃性ガスの処理方法及び処理装置
JP2006242490A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ストーカ式焼却炉及びその運転方法
JP2006524308A (ja) * 2003-04-23 2006-10-26 イテア エス.ピー.エー. 資材、特に廃棄物およびごみの処理方法および処理用プラント
JP2013181732A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Jfe Engineering Corp 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP2013213652A (ja) * 2012-03-05 2013-10-17 Jfe Engineering Corp 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP2014114990A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Jfe Engineering Corp 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
CN104334971A (zh) * 2012-03-29 2015-02-04 日立造船株式会社 焚烧炉的燃烧运转方法
CN104334971B (zh) * 2012-03-29 2016-11-30 日立造船株式会社 焚烧炉的燃烧运转方法
CN108343968A (zh) * 2018-04-18 2018-07-31 北京亚高科能源科技有限公司 一种组合炉排气化焚烧炉
JP2019007699A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 川崎重工業株式会社 一次燃焼用気体の供給制御方法、蒸発量安定化方法、発電量安定化方法、及び火格子式廃棄物焼却炉
JP2019007698A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 川崎重工業株式会社 一次燃焼用気体の供給制御方法、蒸発量安定化方法、発電量安定化方法、及び火格子式廃棄物焼却炉

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004028548A (ja) * 2002-05-02 2004-01-29 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉の操業方法及び廃棄物焼却炉
JP2004020071A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉およびその操業方法
JP2004077013A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉の操業方法及び廃棄物焼却炉
JP2004077014A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉の操業方法
JP2004084981A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉
JP2004101047A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Kobe Steel Ltd 廃棄物焼却炉及びそれによる焼却方法
JP2004169955A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Jfe Engineering Kk 廃棄物焼却炉及びその操業方法
WO2004092648A1 (ja) * 2003-04-18 2004-10-28 Jfe Engineering Corporation 火格子式廃棄物焼却炉及びその燃焼制御方法
JPWO2004092648A1 (ja) * 2003-04-18 2006-07-06 Jfeエンジニアリング株式会社 火格子式廃棄物焼却炉及びその燃焼制御方法
JP2006524308A (ja) * 2003-04-23 2006-10-26 イテア エス.ピー.エー. 資材、特に廃棄物およびごみの処理方法および処理用プラント
JP2005090916A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Takuma Co Ltd 焼却炉とその燃焼方法
JP2005226970A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Jfe Engineering Kk 火格子式廃棄物焼却炉及びその操業方法
WO2006057075A1 (ja) * 2004-11-26 2006-06-01 Nippon Steel Engineering Co., Ltd. 廃棄物溶融炉の可燃性ガスの処理方法及び処理装置
JP2006242490A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ストーカ式焼却炉及びその運転方法
JP2013181732A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Jfe Engineering Corp 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP2013213652A (ja) * 2012-03-05 2013-10-17 Jfe Engineering Corp 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
CN104334971A (zh) * 2012-03-29 2015-02-04 日立造船株式会社 焚烧炉的燃烧运转方法
CN104334971B (zh) * 2012-03-29 2016-11-30 日立造船株式会社 焚烧炉的燃烧运转方法
JP2014114990A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Jfe Engineering Corp 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP2019007699A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 川崎重工業株式会社 一次燃焼用気体の供給制御方法、蒸発量安定化方法、発電量安定化方法、及び火格子式廃棄物焼却炉
JP2019007698A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 川崎重工業株式会社 一次燃焼用気体の供給制御方法、蒸発量安定化方法、発電量安定化方法、及び火格子式廃棄物焼却炉
CN108343968A (zh) * 2018-04-18 2018-07-31 北京亚高科能源科技有限公司 一种组合炉排气化焚烧炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002013715A (ja) 廃棄物焼却炉
CN100467948C (zh) 炉篦式废弃物焚烧炉及其燃烧控制方法
JP6011295B2 (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP6824642B2 (ja) 廃棄物焼却装置及び廃棄物焼却方法
JP2004084981A (ja) 廃棄物焼却炉
JP6146673B2 (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP3887149B2 (ja) ストーカ炉及びそれによる焼却方法
JP5861880B2 (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP7035356B2 (ja) 廃棄物焼却装置及び廃棄物焼却方法
JP6218117B2 (ja) 火格子式廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP3956862B2 (ja) 廃棄物焼却炉の燃焼制御方法及び廃棄物焼却炉
JP3309387B2 (ja) 廃棄物焼却炉
JP3989333B2 (ja) 廃棄物焼却炉の操業方法
JP2005249283A (ja) 廃棄物焼却炉
JP2015161444A (ja) 廃棄物焼却炉
JP2004169956A (ja) 廃棄物焼却炉の操業方法及びその焼却炉
JP6090578B2 (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP2004020071A (ja) 廃棄物焼却炉およびその操業方法
JP6183787B2 (ja) 火格子式廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP2019190728A (ja) 廃棄物焼却装置及び廃棄物焼却方法
JP2019190729A (ja) 廃棄物焼却装置及び廃棄物焼却方法
JP5892339B2 (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JP2002323209A (ja) 焼却炉の操業方法及び焼却炉
JP3598882B2 (ja) 二回流式廃棄物焼却炉及びその運転方法
JP6103471B2 (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050519