JP2001341945A - ケーブルリール - Google Patents
ケーブルリールInfo
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 36
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 36
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 5
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 2
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/027—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 反転式ケーブルリールにおいて、反転用のケ
ーブル挿通路にフラットケーブルを簡単に通すようにす
る。 【解決手段】 ケーブルガイド部材を少なくとも２分割
して分割体１４、１５とし、これら分割体の間で構成さ
れるケーブル挿通路２１、２２を通してフラットケーブ
ルをケーブルガイド部材の内周面側と外周面側とに巻き
付けている。
ーブル挿通路にフラットケーブルを簡単に通すようにす
る。 【解決手段】 ケーブルガイド部材を少なくとも２分割
して分割体１４、１５とし、これら分割体の間で構成さ
れるケーブル挿通路２１、２２を通してフラットケーブ
ルをケーブルガイド部材の内周面側と外周面側とに巻き
付けている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置に装備するケーブルリールに関し、詳しくは、
ケーブルリールの固定体と可動体で構成されるケーブル
収容室内にケーブルガイド部材を配置し、該ケーブルガ
イド部材を挟んで、フラットケーブルを反転して巻き付
けて収容する反転式ケーブルリールにおいて、組付性能
の改善を図るものである。
ング装置に装備するケーブルリールに関し、詳しくは、
ケーブルリールの固定体と可動体で構成されるケーブル
収容室内にケーブルガイド部材を配置し、該ケーブルガ
イド部材を挟んで、フラットケーブルを反転して巻き付
けて収容する反転式ケーブルリールにおいて、組付性能
の改善を図るものである。
【０００２】
【従来の技術】ケーブルリールは、外筒からなる固定体
はステアリングコラム側に固定されるコンビネーション
スイッチボデイに固定される一方、ハンドル側に嵌合さ
れる内筒部となる可動体とが相対的に回転可能に連結さ
れ、固定体と可動体とで形成される円環状中空部にフラ
ットケーブルが巻回状態に収容されている。該フラット
ケーブルの両端が固定体と可動体とに固定されて外部に
導出され、ハンドル操作に連動する可動体の正逆回転に
応じてフラットケーブルが中空部内で巻き締め及び巻き
戻しされている。
はステアリングコラム側に固定されるコンビネーション
スイッチボデイに固定される一方、ハンドル側に嵌合さ
れる内筒部となる可動体とが相対的に回転可能に連結さ
れ、固定体と可動体とで形成される円環状中空部にフラ
ットケーブルが巻回状態に収容されている。該フラット
ケーブルの両端が固定体と可動体とに固定されて外部に
導出され、ハンドル操作に連動する可動体の正逆回転に
応じてフラットケーブルが中空部内で巻き締め及び巻き
戻しされている。
【０００３】この種のケーブルリールとして、特開平７
−１９３９５５号等において、図１１（Ａ）（Ｂ）に示
すように、固定体１と可動体２との間の円環状中空部３
内に、Ｃ形状の案内体（ケーブルガイド部材）４を収容
し、該案内体４に設けられた反転用ケーブル挿通路４ａ
を通してフラットケーブル５を可動体２と案内体４の間
に巻き付けた後に、案内体４と固定体１との間にフラッ
トケーブル５を反転方向に巻き付ける反転式ケーブルリ
ールが提供されている。
−１９３９５５号等において、図１１（Ａ）（Ｂ）に示
すように、固定体１と可動体２との間の円環状中空部３
内に、Ｃ形状の案内体（ケーブルガイド部材）４を収容
し、該案内体４に設けられた反転用ケーブル挿通路４ａ
を通してフラットケーブル５を可動体２と案内体４の間
に巻き付けた後に、案内体４と固定体１との間にフラッ
トケーブル５を反転方向に巻き付ける反転式ケーブルリ
ールが提供されている。
【０００４】上記反転式ケーブルリールでは、ハンドル
を一方向に回転操作すると、フラットケーブル５が案何
体４の挿通部４ａを通ってＵ形状に反転しながら案内体
４の内側に巻き込まれ、可動体２の外周面に巻き付けれ
る。一方、ハンドルを反対方向に回転操作すると、巻き
戻されたフラットケーブル５が案内体４の挿通路４ａを
通ってＵ形状に反転すると共に案内体４の外側に繰り出
されて固定体１の内周面に巻き付けられる。
を一方向に回転操作すると、フラットケーブル５が案何
体４の挿通部４ａを通ってＵ形状に反転しながら案内体
４の内側に巻き込まれ、可動体２の外周面に巻き付けれ
る。一方、ハンドルを反対方向に回転操作すると、巻き
戻されたフラットケーブル５が案内体４の挿通路４ａを
通ってＵ形状に反転すると共に案内体４の外側に繰り出
されて固定体１の内周面に巻き付けられる。
【０００５】上記反転式ケーブルリールでは、円環状中
空部にフラットケーブルを渦巻き状に巻回している場合
と比較して、フラットケーブルの長さを短くすることが
できる利点がある。
空部にフラットケーブルを渦巻き状に巻回している場合
と比較して、フラットケーブルの長さを短くすることが
できる利点がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラッ
トケーブルを反転させるために、案内体４の挿通路４ａ
を通して案内体の内周と外周とで反転して巻き付ける必
要がある。案内体４は図１１（Ｂ）に示すように、円環
形状の一部に径方向の挿通路４ａを設けて形状であるた
め、該挿通部４ａを図中上方から挿入して貫通させなけ
ればならない。
トケーブルを反転させるために、案内体４の挿通路４ａ
を通して案内体の内周と外周とで反転して巻き付ける必
要がある。案内体４は図１１（Ｂ）に示すように、円環
形状の一部に径方向の挿通路４ａを設けて形状であるた
め、該挿通部４ａを図中上方から挿入して貫通させなけ
ればならない。
【０００７】其の際、挿通部４ａがスリット状で狭いた
めフラットケーブル５が挿通部４ａの両側壁４ｂ、４ｃ
に接触しやすい。フラットケーブル５は柔軟性に富んだ
材料であり、かつ、強度もさほど大きくないため、上記
接触で変形破損が生じる可能性がある。
めフラットケーブル５が挿通部４ａの両側壁４ｂ、４ｃ
に接触しやすい。フラットケーブル５は柔軟性に富んだ
材料であり、かつ、強度もさほど大きくないため、上記
接触で変形破損が生じる可能性がある。
【０００８】さらに、案内体とフラットケーブルとの組
みつけ方向が上下方向に制限され、狭い中空部での組み
つけ作業性が非常に悪くなる問題がある。
みつけ方向が上下方向に制限され、狭い中空部での組み
つけ作業性が非常に悪くなる問題がある。
【０００９】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、反転式ケーブルリールにおいて、フラットケーブル
と案内体（ケーブルガイド部材）との組み付け性の改善
を図ることを課題としている。
で、反転式ケーブルリールにおいて、フラットケーブル
と案内体（ケーブルガイド部材）との組み付け性の改善
を図ることを課題としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、外筒からなる固定体に内筒からなる可動
体を回転自在に組みつけ、これら固定体と可動体とで形
成される環状中空部からなるケーブル収容室内にケーブ
ルガイド部材を配置し、該ケーブルガイド材の径方向の
ケーブル挿通路を通して、フラットケーブルを、可動体
の外周面とケーブルガイド部材の内周面の間と、ケーブ
ルガイド部材の外周面と固定体の内周面の間に、巻き方
向を逆転して巻き付け、上記フラットケーブルの一端を
可動体に固定すると共に他端を固定体に固定して、夫々
外部回路と両端しているケーブルリールにおいて、上記
ケーブルガイド部材を少なくとも２分割し、これら分割
されたケーブルガイド部材の分割端部の間に形成するケ
ーブル挿通路を通して、上記フラットケーブルをケーブ
ルガイド部材の内周面側と外周面側とに巻き付けている
ことを特徴とするケーブルリールを提供している。
め、本発明は、外筒からなる固定体に内筒からなる可動
体を回転自在に組みつけ、これら固定体と可動体とで形
成される環状中空部からなるケーブル収容室内にケーブ
ルガイド部材を配置し、該ケーブルガイド材の径方向の
ケーブル挿通路を通して、フラットケーブルを、可動体
の外周面とケーブルガイド部材の内周面の間と、ケーブ
ルガイド部材の外周面と固定体の内周面の間に、巻き方
向を逆転して巻き付け、上記フラットケーブルの一端を
可動体に固定すると共に他端を固定体に固定して、夫々
外部回路と両端しているケーブルリールにおいて、上記
ケーブルガイド部材を少なくとも２分割し、これら分割
されたケーブルガイド部材の分割端部の間に形成するケ
ーブル挿通路を通して、上記フラットケーブルをケーブ
ルガイド部材の内周面側と外周面側とに巻き付けている
ことを特徴とするケーブルリールを提供している。
【００１１】上記のように、反転用挿通路を形成するケ
ーブルガイド部材をＣ形状の一体物とせず、分割するこ
とにより、可動体の外周面に巻き付けたフラットケーブ
ルに対して、上下方向ではなく、水平方向の両側から組
みつけて、これら分割体の間で形成される挿通路にフラ
ットケーブルを通すようにしている。よって、従来のよ
うに、ケーブルガイド部材に設けたスリット状の挿通路
にフラットケーブルを上方から差し込んで挿通させる必
要はなくなり、フラットケーブルに変形や損傷を発生さ
せる恐れはない。また、狭い空間でのフラットケーブル
とケーブルガイド部材との組付けを容易とすることがで
きる。
ーブルガイド部材をＣ形状の一体物とせず、分割するこ
とにより、可動体の外周面に巻き付けたフラットケーブ
ルに対して、上下方向ではなく、水平方向の両側から組
みつけて、これら分割体の間で形成される挿通路にフラ
ットケーブルを通すようにしている。よって、従来のよ
うに、ケーブルガイド部材に設けたスリット状の挿通路
にフラットケーブルを上方から差し込んで挿通させる必
要はなくなり、フラットケーブルに変形や損傷を発生さ
せる恐れはない。また、狭い空間でのフラットケーブル
とケーブルガイド部材との組付けを容易とすることがで
きる。
【００１２】上記複数の分割体の間に複数のケーブル挿
通路を設け、複数のフラットケーブルを夫々上記ケーブ
ル挿通路を通して、可動体の外周面とケーブルガイド部
材の内周面の間と、ケーブルガイド部材の外周面と固定
体の内周面の間に、巻き方向を逆転して巻き付けてい
る。即ち、分割体を組みつけた状態で、その間に設ける
ケーブル挿通路を１つとして、従来のＣ形状と同様な形
状として、１本のフラットケーブルを収容する構成とし
てもよいが、例えば２個の分割体の間に２個のケーブル
挿通路を設けると、これら各ケーブル挿通路を通る２本
のフラットケーブルを収容して、それぞれ可動体とケー
ブルガイド部材の間と、ケーブルガイド部材と固定体と
の間で反転して巻き付けて収容することができる。
通路を設け、複数のフラットケーブルを夫々上記ケーブ
ル挿通路を通して、可動体の外周面とケーブルガイド部
材の内周面の間と、ケーブルガイド部材の外周面と固定
体の内周面の間に、巻き方向を逆転して巻き付けてい
る。即ち、分割体を組みつけた状態で、その間に設ける
ケーブル挿通路を１つとして、従来のＣ形状と同様な形
状として、１本のフラットケーブルを収容する構成とし
てもよいが、例えば２個の分割体の間に２個のケーブル
挿通路を設けると、これら各ケーブル挿通路を通る２本
のフラットケーブルを収容して、それぞれ可動体とケー
ブルガイド部材の間と、ケーブルガイド部材と固定体と
の間で反転して巻き付けて収容することができる。
【００１３】このように、２本のフラットケーブルを収
容できる構成とすると、回路数が増加した場合に、１本
のフラットケーブルに多数の回路をもうけると、フラッ
トケーブルの幅が大となり、ケーブルリールの高さが大
となるが、フラットケーブルを２本とすると１本のフラ
ットケーブルの幅を狭くできると共に、反転式とするこ
とにより各フラットケーブルの長さを短くでき、その結
果、回路数が多い場合でもケーブルリールの小型化を図
ることができる。
容できる構成とすると、回路数が増加した場合に、１本
のフラットケーブルに多数の回路をもうけると、フラッ
トケーブルの幅が大となり、ケーブルリールの高さが大
となるが、フラットケーブルを２本とすると１本のフラ
ットケーブルの幅を狭くできると共に、反転式とするこ
とにより各フラットケーブルの長さを短くでき、その結
果、回路数が多い場合でもケーブルリールの小型化を図
ることができる。
【００１４】また、ケーブルガイド部材を３分割して、
３つのケーブル挿通路を設けると、３本のフラットケー
ブルを収容することができ、回路の増加に容易に対応さ
せることができる。
３つのケーブル挿通路を設けると、３本のフラットケー
ブルを収容することができ、回路の増加に容易に対応さ
せることができる。
【００１５】上記のように、複数のフラットケーブルを
用いる場合には、これらフラットケーブルの可動体への
固定位置を変えて、外部回路との接続部を可動体の端面
に複数個設けている。
用いる場合には、これらフラットケーブルの可動体への
固定位置を変えて、外部回路との接続部を可動体の端面
に複数個設けている。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるケーブルリ
ールの実施形態を図面を参照して説明する。図１に示す
ケーブルリール構成部品の分解斜視図において、１０は
筒部１０ａの一端面外周より閉鎖部１０ｂを突設した内
筒となる可動体（ロータ）、１１は底壁１１ａの外周よ
り外周壁１１ｂを突設した外筒となる固定体（ステー
タ）、１２、１３は一対のフラットケーブル、１４、１
５は一対の半円環状のケーブルガイド部材、１６は略デ
ィスク形状のガイドベース、１７は可動体１０のカバ
ー、１８は可動体１０をステアリングシャフトに固定す
るロック部材である。
ールの実施形態を図面を参照して説明する。図１に示す
ケーブルリール構成部品の分解斜視図において、１０は
筒部１０ａの一端面外周より閉鎖部１０ｂを突設した内
筒となる可動体（ロータ）、１１は底壁１１ａの外周よ
り外周壁１１ｂを突設した外筒となる固定体（ステー
タ）、１２、１３は一対のフラットケーブル、１４、１
５は一対の半円環状のケーブルガイド部材、１６は略デ
ィスク形状のガイドベース、１７は可動体１０のカバ
ー、１８は可動体１０をステアリングシャフトに固定す
るロック部材である。
【００１７】図２、図３に示すように、上記可動体１０
と固定体１１とを回転自在に組み合わせて円環形状のケ
ーブル収容室２０を設け、該ケーブル収容室２０内にケ
ーブルガイド部材１４、１５を収容している。これらケ
ーブルガイド部材１４および１５の内周面と可動体１０
の外周面の間の空間Ｃ１に、フラットケーブル１２、１
３を夫々巻き付けていると共に、ケーブルガイド部材１
４と１５との間の隙間からなるケーブル挿通路２１、２
２からフラットケーブル１２、１３を引き出してＵ形状
にターンさせ、ケーブルガイド部材１４、１５の外周面
と固定体１１の内周面の間の空間Ｃ２にフラットケーブ
ル１２、１３を反転する方向に巻き付けている。
と固定体１１とを回転自在に組み合わせて円環形状のケ
ーブル収容室２０を設け、該ケーブル収容室２０内にケ
ーブルガイド部材１４、１５を収容している。これらケ
ーブルガイド部材１４および１５の内周面と可動体１０
の外周面の間の空間Ｃ１に、フラットケーブル１２、１
３を夫々巻き付けていると共に、ケーブルガイド部材１
４と１５との間の隙間からなるケーブル挿通路２１、２
２からフラットケーブル１２、１３を引き出してＵ形状
にターンさせ、ケーブルガイド部材１４、１５の外周面
と固定体１１の内周面の間の空間Ｃ２にフラットケーブ
ル１２、１３を反転する方向に巻き付けている。
【００１８】上記フラットケーブル１２、１３の一端
は、フラットケーブルの導電部と溶接したバスバーをモ
ールドしているケース部２４、２５を、可動体１０の筒
部１０ａの内周側に対向して設けた収容部１０ｃ、１０
ｄに嵌合固定している。一方、フラットケーブル１２、
１３の他端のケース部２６，２７は固定体１１の外周側
に突設して形成した収容部１１ａに嵌合固定している。
上記ケース部２４〜２７は、モールドしたバスバーの先
端露出部に外部電線を接続するようにしている。
は、フラットケーブルの導電部と溶接したバスバーをモ
ールドしているケース部２４、２５を、可動体１０の筒
部１０ａの内周側に対向して設けた収容部１０ｃ、１０
ｄに嵌合固定している。一方、フラットケーブル１２、
１３の他端のケース部２６，２７は固定体１１の外周側
に突設して形成した収容部１１ａに嵌合固定している。
上記ケース部２４〜２７は、モールドしたバスバーの先
端露出部に外部電線を接続するようにしている。
【００１９】上記ケーブルガイド部材１４、１５は円環
部材を略２等分割した形状で、半円環形状であり、その
分割端面は、ケーブルガイド部材１４の一端に円弧状突
出部１４ａを設けると、反転用のケーブル挿通路２１を
あけて対向するケーブルガイド部材１５の先端を円弧形
状に窪んだ凹部１５ａとしている。また、ケーブルガイ
ド部材１４の他端は円弧形状に窪んだ凹部１４ｂとし、
反転用のケーブル挿通路２２をあけて対向するケーブル
ガイド部材１５の先端を円弧形状の突出部１５ｂとして
いる。
部材を略２等分割した形状で、半円環形状であり、その
分割端面は、ケーブルガイド部材１４の一端に円弧状突
出部１４ａを設けると、反転用のケーブル挿通路２１を
あけて対向するケーブルガイド部材１５の先端を円弧形
状に窪んだ凹部１５ａとしている。また、ケーブルガイ
ド部材１４の他端は円弧形状に窪んだ凹部１４ｂとし、
反転用のケーブル挿通路２２をあけて対向するケーブル
ガイド部材１５の先端を円弧形状の突出部１５ｂとして
いる。
【００２０】また、上記ケーブルガイド部材１４、１５
の内周面より外周面にかけて、上記ガイドベース１６に
外嵌する溝１４ｃ、１５ｃを設けていると共に、ガイド
ベース１６に設けた凸部１６ａを嵌合する凹部１４ｄ、
１５ｄを設けている。さらに、ケーブルガイド部材１
４、１５の内周面には周方向に間隔をあけて軸線方向の
リブ１４ｅ、１５ｅを設けている。
の内周面より外周面にかけて、上記ガイドベース１６に
外嵌する溝１４ｃ、１５ｃを設けていると共に、ガイド
ベース１６に設けた凸部１６ａを嵌合する凹部１４ｄ、
１５ｄを設けている。さらに、ケーブルガイド部材１
４、１５の内周面には周方向に間隔をあけて軸線方向の
リブ１４ｅ、１５ｅを設けている。
【００２１】上記各構成部品の組みつけは、図４乃至図
１０に示す工程で行っている。即ち、まず、図４に示す
ように、可動体１０の収容部１０ｃ、１０ｄにフラット
ケーブル１２、１３のケース部２４、２５を嵌合したの
ち、筒部１０ａにフラットケーブル１２、１３を両側に
広げ、フラットケーブル１２、１３を逆方向に向けて仮
固定する。
１０に示す工程で行っている。即ち、まず、図４に示す
ように、可動体１０の収容部１０ｃ、１０ｄにフラット
ケーブル１２、１３のケース部２４、２５を嵌合したの
ち、筒部１０ａにフラットケーブル１２、１３を両側に
広げ、フラットケーブル１２、１３を逆方向に向けて仮
固定する。
【００２２】ついで、図５に示すように、ガイドベース
１６を被せて、ガイドベース１６の内周を可動体１０の
筒部に嵌合する。この状態で、図６に示すように、左右
両側よりケーブルガイド部材１４、１５を可動体筒部１
０ａの外周面にフラットケーブル１２、１３を挟みこむ
ように組みつける。この時、ケーブルガイド部材１４と
１５の間に形成される一対のケーブル挿通路２１、２２
の間からフラットケーブル１２、１３を外側に引き出
す。この組みつけ時にケーブルガイド部材１４、１５の
溝１４ｃ、１５ｃにガイドベース１６の外周部を嵌合さ
せると共に、凹部１４ｄ、１５ｃにガイドベース１６の
凸部１６ａを嵌合させ、ガイドベース１６とケーブルガ
イド部材１４、１５とを一体化させている。
１６を被せて、ガイドベース１６の内周を可動体１０の
筒部に嵌合する。この状態で、図６に示すように、左右
両側よりケーブルガイド部材１４、１５を可動体筒部１
０ａの外周面にフラットケーブル１２、１３を挟みこむ
ように組みつける。この時、ケーブルガイド部材１４と
１５の間に形成される一対のケーブル挿通路２１、２２
の間からフラットケーブル１２、１３を外側に引き出
す。この組みつけ時にケーブルガイド部材１４、１５の
溝１４ｃ、１５ｃにガイドベース１６の外周部を嵌合さ
せると共に、凹部１４ｄ、１５ｃにガイドベース１６の
凸部１６ａを嵌合させ、ガイドベース１６とケーブルガ
イド部材１４、１５とを一体化させている。
【００２３】ついで、図７に示すように、ケーブル挿通
路２１、２２より引き出したフラットケーブル１２、１
３をケーブルガイド部材１４、１５の外周面に同一方向
（図中、時計回り）に巻き付ける。その後、図８に示す
ように、固定体１１を組みつけた後、図９に示すよう
に、カバー１７とロック部材１８とを組みつける。この
ように各部品を組みつけて、上下逆転すると、図１０に
示すケーブルリールとなる。
路２１、２２より引き出したフラットケーブル１２、１
３をケーブルガイド部材１４、１５の外周面に同一方向
（図中、時計回り）に巻き付ける。その後、図８に示す
ように、固定体１１を組みつけた後、図９に示すよう
に、カバー１７とロック部材１８とを組みつける。この
ように各部品を組みつけて、上下逆転すると、図１０に
示すケーブルリールとなる。
【００２４】上記のように、ケーブルガイド部材１４，
１５とを分割して、可動体１１に巻き付けたフラットケ
ーブル１２、１３の側方から組み付けているため、これ
らケーブルガイド部材１４、１５の間に形成される隙間
からなるケーブル挿通路２１、２２にフラットケーブル
１２、１３が通されることとなる。よって、従来のよう
に、ケーブルガイド部材に設けたスリット状のケーブル
挿通路に上方からフラットケーブルを通す作業がなくな
るため、フラットケーブルに変形や損傷を発生させる恐
れがなくなり、かつ、組みつけ作業を容易に行うことが
でき、自動化にも対応できるようになる。
１５とを分割して、可動体１１に巻き付けたフラットケ
ーブル１２、１３の側方から組み付けているため、これ
らケーブルガイド部材１４、１５の間に形成される隙間
からなるケーブル挿通路２１、２２にフラットケーブル
１２、１３が通されることとなる。よって、従来のよう
に、ケーブルガイド部材に設けたスリット状のケーブル
挿通路に上方からフラットケーブルを通す作業がなくな
るため、フラットケーブルに変形や損傷を発生させる恐
れがなくなり、かつ、組みつけ作業を容易に行うことが
でき、自動化にも対応できるようになる。
【００２５】また、上記分割したケーブルガイド部材を
左右対称な形状とすることができ、その場合には、１つ
形状のケーブルガイド部材を設ければよく、ケーブルガ
イド部材を形成するための金型費用を削減することがで
きる。
左右対称な形状とすることができ、その場合には、１つ
形状のケーブルガイド部材を設ければよく、ケーブルガ
イド部材を形成するための金型費用を削減することがで
きる。
【００２６】上記実施形態は、分割したケーブルガイド
部材の間に２つのケーブル挿通路を設けて２本のフラッ
トケーブルを各ケーブル挿通路より引き出してＵ形状に
ターンさせているが、分割したケーブルガイド部材は、
一端側を当接させて、他端側のみ隙間を設けて１つのケ
ーブル挿通路を形成し、１本のフラットケーブルを該ケ
ーブル挿通路より引き出す構成としても良いことは言う
までもない。
部材の間に２つのケーブル挿通路を設けて２本のフラッ
トケーブルを各ケーブル挿通路より引き出してＵ形状に
ターンさせているが、分割したケーブルガイド部材は、
一端側を当接させて、他端側のみ隙間を設けて１つのケ
ーブル挿通路を形成し、１本のフラットケーブルを該ケ
ーブル挿通路より引き出す構成としても良いことは言う
までもない。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる反転式のケーブルリールによれば、ケーブルガ
イド部材に設ける反転用のケーブル挿通路を分割したケ
ーブルガイド部材の隙間に設ける構成とし、可動体の外
周面にフラットケーブルを巻き付けた後に、両側方から
分割したケーブルガイド部材を組みつける構成としてい
るため、従来必要とされたスリット状のケーブル挿通路
に上方からフラットケーブルを通す必要が無くなる。そ
の結果、フラットケーブルを変形や損傷を発生させるこ
となく、可動体とケーブルガイド部材の間および、ケー
ブルガイド部材と固定体との間に反転した状態巻き付け
ることができる。さらに、フラットケーブルの扱いが大
幅に容易になるため、組み付け作業に習熟度が必要な
く、機械による自動組みつけに対応させることもでき
る。
に係わる反転式のケーブルリールによれば、ケーブルガ
イド部材に設ける反転用のケーブル挿通路を分割したケ
ーブルガイド部材の隙間に設ける構成とし、可動体の外
周面にフラットケーブルを巻き付けた後に、両側方から
分割したケーブルガイド部材を組みつける構成としてい
るため、従来必要とされたスリット状のケーブル挿通路
に上方からフラットケーブルを通す必要が無くなる。そ
の結果、フラットケーブルを変形や損傷を発生させるこ
となく、可動体とケーブルガイド部材の間および、ケー
ブルガイド部材と固定体との間に反転した状態巻き付け
ることができる。さらに、フラットケーブルの扱いが大
幅に容易になるため、組み付け作業に習熟度が必要な
く、機械による自動組みつけに対応させることもでき
る。
【図１】 本発明の実施形態のケーブルリールを構成す
る部品の分解斜視図である。
る部品の分解斜視図である。
【図２】 組付状態のケーブルリールの垂直断面図であ
る。
る。
【図３】 組付状態のケーブルリールの水平断面図であ
る。
る。
【図４】 組付工程を示す分解斜視図である。
【図５】 組付工程を示す分解斜視図である。
【図６】 組付工程を示す分解斜視図である。
【図７】 組付工程を示す分解斜視図である。
【図８】 組付工程を示す分解斜視図である。
【図９】 組付工程を示す分解斜視図である。
【図１０】 組みつけられたケーブルリールの斜視図で
ある。
ある。
【図１１】 （Ａ）（Ｂ）は従来例を示す図面である。
１０ 可動体 １１ 固定体 １２、１３ フラットケーブル １４、１５ 分割されたケーブルガイド部材 １６ ガイドベース ２１、２２ ケーブル挿通路 Ｃ１、Ｃ２ 空間
Claims (3)
- 【請求項１】 外筒からなる固定体に内筒からなる可動
体を回転自在に組みつけ、これら固定体と可動体とで形
成される環状中空部からなるケーブル収容室内にケーブ
ルガイド部材を配置し、該ケーブルガイド材の径方向の
ケーブル挿通路を通して、フラットケーブルを、可動体
の外周面とケーブルガイド部材の内周面の間と、ケーブ
ルガイド部材の外周面と固定体の内周面の間に、巻き方
向を逆転して巻き付け、上記フラットケーブルの一端を
可動体に固定すると共に他端を固定体に固定して、夫々
外部回路と両端しているケーブルリールにおいて、 上記ケーブルガイド部材を少なくとも２分割し、これら
分割されたケーブルガイド部材の分割端部の間に形成す
るケーブル挿通路を通して、上記フラットケーブルをケ
ーブルガイド部材の内周面側と外周面側とに巻き付けて
いることを特徴とするケーブルリール。 - 【請求項２】 上記複数の分割体の間に複数のケーブル
挿通路を設け、複数のフラットケーブルを夫々上記ケー
ブル挿通路を通して、可動体の外周面とケーブルガイド
部材の内周面の間と、ケーブルガイド部材の外周面と固
定体の内周面の間に、巻き方向を逆転して巻き付けてい
る請求項１に記載のケーブルリール。 - 【請求項３】 上記複数のフラットケーブルの可動体へ
の固定位置を変えて、外部回路と接続部を可動体の端面
に複数個設けている請求項２に記載のケーブルリール。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP2000160832A JP2001341945A (ja) | 2000-05-30 | 2000-05-30 | ケーブルリール |
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| EP01401397A EP1160132A3 (en) | 2000-05-30 | 2001-05-29 | Cable reel structure |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000160832A JP2001341945A (ja) | 2000-05-30 | 2000-05-30 | ケーブルリール |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001341945A true JP2001341945A (ja) | 2001-12-11 |
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|---|---|---|---|
| JP2000160832A Abandoned JP2001341945A (ja) | 2000-05-30 | 2000-05-30 | ケーブルリール |
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|---|---|
| US (1) | US6494396B2 (ja) |
| EP (1) | EP1160132A3 (ja) |
| JP (1) | JP2001341945A (ja) |
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