JP2001301489A - インストルメントパネル - Google Patents
インストルメントパネルInfo
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- JP2001301489A JP2001301489A JP2000122249A JP2000122249A JP2001301489A JP 2001301489 A JP2001301489 A JP 2001301489A JP 2000122249 A JP2000122249 A JP 2000122249A JP 2000122249 A JP2000122249 A JP 2000122249A JP 2001301489 A JP2001301489 A JP 2001301489A
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- JP
- Japan
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- instrument panel
- airbag
- glove box
- case
- airbag case
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- Air Bags (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアバッグケースの取出し及び取付け作業性
を容易にするとともに、取付部品を減らしてコストダウ
ンを図る。 【解決手段】 エアバッグケース29外周部にブラケッ
ト41を固着するとともに、インパネレインフォースメ
ント45に貫通孔45a,45bをグローブボックス収
納口53に向けて貫通形成し、ボルト55を貫通孔45
a,45bにグローブボックス収納口53から挿入して
ブラケット41のウェルドナット43に締結する。
を容易にするとともに、取付部品を減らしてコストダウ
ンを図る。 【解決手段】 エアバッグケース29外周部にブラケッ
ト41を固着するとともに、インパネレインフォースメ
ント45に貫通孔45a,45bをグローブボックス収
納口53に向けて貫通形成し、ボルト55を貫通孔45
a,45bにグローブボックス収納口53から挿入して
ブラケット41のウェルドナット43に締結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアバッグ装置
を装備した車両用インストルメントパネルに関し、特に
エアバッグケースの着脱操作性の改良に関するものであ
る。
を装備した車両用インストルメントパネルに関し、特に
エアバッグケースの着脱操作性の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等車両のインストルメントパネル
として、例えば特開平11−115668号公報や特開
平11−123998号公報に開示されているように、
エアバッグ装置を装備したインストルメントパネルが知
られている。このエアバッグ装置では、上記公報に記載
されているように、エアバッグを収納したエアバッグケ
ースがインストルメントパネル本体内部でインストルメ
ントパネルレインフォースメント上方に配置され、ケー
ス底部がインストルメントパネルレインフォースメント
に支持されている。
として、例えば特開平11−115668号公報や特開
平11−123998号公報に開示されているように、
エアバッグ装置を装備したインストルメントパネルが知
られている。このエアバッグ装置では、上記公報に記載
されているように、エアバッグを収納したエアバッグケ
ースがインストルメントパネル本体内部でインストルメ
ントパネルレインフォースメント上方に配置され、ケー
ス底部がインストルメントパネルレインフォースメント
に支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のエア
バッグケース支持構造は、エアバッグケース及びインス
トルメントパネルレインフォースメントの双方にブラケ
ットを突設し、各々のブラケットを重ねてボルトにより
締結しているため、サービス等何かの事情でエアバッグ
ケースをインストルメントパネル本体から取り出す必要
が生じた際、上記インストルメントパネルレインフォー
スメント側の突出しているブラケットが邪魔になって取
出し作業が思うに任せないという問題がある。同様のこ
とが、取り出したエアバッグケースを再度取り付ける際
にも言える。さりとて、インストルメントパネル全体を
車体から取り外すのは大変である。
バッグケース支持構造は、エアバッグケース及びインス
トルメントパネルレインフォースメントの双方にブラケ
ットを突設し、各々のブラケットを重ねてボルトにより
締結しているため、サービス等何かの事情でエアバッグ
ケースをインストルメントパネル本体から取り出す必要
が生じた際、上記インストルメントパネルレインフォー
スメント側の突出しているブラケットが邪魔になって取
出し作業が思うに任せないという問題がある。同様のこ
とが、取り出したエアバッグケースを再度取り付ける際
にも言える。さりとて、インストルメントパネル全体を
車体から取り外すのは大変である。
【0004】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、エアバッグケースの
取出し及び取付け作業性を容易にし、また、これに付随
して取付部品を低減することでコストダウンをも図るこ
とである。
であり、その目的とするところは、エアバッグケースの
取出し及び取付け作業性を容易にし、また、これに付随
して取付部品を低減することでコストダウンをも図るこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、インストルメントパネルレインフォー
スメント側のブラケットをなくしエアバッグケース側の
ブラケットをインストルメントパネルレインフォースメ
ントに直接取り付けるようにしたことを特徴とする。
め、この発明は、インストルメントパネルレインフォー
スメント側のブラケットをなくしエアバッグケース側の
ブラケットをインストルメントパネルレインフォースメ
ントに直接取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0006】具体的には、請求項1に記載の発明は、開
口を有しエアバッグを収納したエアバッグケースが、イ
ンストルメントパネル本体裏面のエアバッグケース取付
部と、上記インストルメントパネル本体内部で車幅方向
に延びる中空部を有するインストルメントパネルレイン
フォースメントとに着脱自在に取り付けられ、グローブ
ボックスが上記インストルメントパネル本体のグローブ
ボックス収納口に着脱自在に取り付けられたインストル
メントパネルを対象とし、次のような解決手段を講じ
た。
口を有しエアバッグを収納したエアバッグケースが、イ
ンストルメントパネル本体裏面のエアバッグケース取付
部と、上記インストルメントパネル本体内部で車幅方向
に延びる中空部を有するインストルメントパネルレイン
フォースメントとに着脱自在に取り付けられ、グローブ
ボックスが上記インストルメントパネル本体のグローブ
ボックス収納口に着脱自在に取り付けられたインストル
メントパネルを対象とし、次のような解決手段を講じ
た。
【0007】すなわち、請求項1に記載の発明は、上記
グローブボックス収納口は、上記エアバッグケースが挿
通可能な大きさに形成され、上記エアバッグケース外周
部には、締結部を有するブラケットが固着され、上記イ
ンストルメントパネルレインフォースメントには、貫通
孔が上記グローブボックス収納口に向けてインストルメ
ントパネルレインフォースメントの中空部を貫通して形
成され、上記エアバッグケースは、締結部材を上記貫通
孔にグローブボックス収納口から挿入して上記ブラケッ
トの締結部に締結することで上記インストルメントパネ
ルレインフォースメントに取り付けられていることを特
徴とする。
グローブボックス収納口は、上記エアバッグケースが挿
通可能な大きさに形成され、上記エアバッグケース外周
部には、締結部を有するブラケットが固着され、上記イ
ンストルメントパネルレインフォースメントには、貫通
孔が上記グローブボックス収納口に向けてインストルメ
ントパネルレインフォースメントの中空部を貫通して形
成され、上記エアバッグケースは、締結部材を上記貫通
孔にグローブボックス収納口から挿入して上記ブラケッ
トの締結部に締結することで上記インストルメントパネ
ルレインフォースメントに取り付けられていることを特
徴とする。
【0008】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、締結部材がグローブボックス収納口に向いている
ので、締結部材の締結操作及び締結解除操作がグローブ
ボックス収納口から容易に行われる。また、インストル
メントパネルレインフォースメントには突出物としての
ブラケットがないので、エアバッグケースをインストル
メントパネル本体裏面のエアバッグケース取付部から取
り外した後、グローブボックス収納口から取り出す際、
取出し作業がブラケットに邪魔されることなく行われ、
エアバッグケースがスムーズに取り出される。また、取
り出したエアバッグケースを再度取り付ける際にも、上
記同様、取付け作業がブラケットに邪魔されることなく
行われ、エアバッグケースがスムーズに取り付けられ
る。さらに、インストルメントパネルレインフォースメ
ントにブラケットがない分だけコストが低減する。
では、締結部材がグローブボックス収納口に向いている
ので、締結部材の締結操作及び締結解除操作がグローブ
ボックス収納口から容易に行われる。また、インストル
メントパネルレインフォースメントには突出物としての
ブラケットがないので、エアバッグケースをインストル
メントパネル本体裏面のエアバッグケース取付部から取
り外した後、グローブボックス収納口から取り出す際、
取出し作業がブラケットに邪魔されることなく行われ、
エアバッグケースがスムーズに取り出される。また、取
り出したエアバッグケースを再度取り付ける際にも、上
記同様、取付け作業がブラケットに邪魔されることなく
行われ、エアバッグケースがスムーズに取り付けられ
る。さらに、インストルメントパネルレインフォースメ
ントにブラケットがない分だけコストが低減する。
【0009】請求項2に記載の発明は、開口を有しエア
バッグを収納したエアバッグケースと、上記エアバッグ
ケースの開口を覆うエアバッグドアとからなるエアバッ
グモジュールを備え、上記エアバッグモジュールのエア
バッグドアは、エアバッグケースをインストルメントパ
ネル本体内部に配置した状態でインストルメントパネル
本体に開口されたエアバッグドア挿入口を塞ぐようにイ
ンストルメントパネル本体に取り付けられるとともに、
上記エアバッグケースは、上記インストルメントパネル
本体内部で車幅方向に延びる中空部を有するインストル
メントパネルレインフォースメントに着脱自在に取り付
けられ、グローブボックスが上記インストルメントパネ
ル本体のグローブボックス収納口に着脱自在に取り付け
られたインストルメントパネルを対象とし、次のような
解決手段を講じた。
バッグを収納したエアバッグケースと、上記エアバッグ
ケースの開口を覆うエアバッグドアとからなるエアバッ
グモジュールを備え、上記エアバッグモジュールのエア
バッグドアは、エアバッグケースをインストルメントパ
ネル本体内部に配置した状態でインストルメントパネル
本体に開口されたエアバッグドア挿入口を塞ぐようにイ
ンストルメントパネル本体に取り付けられるとともに、
上記エアバッグケースは、上記インストルメントパネル
本体内部で車幅方向に延びる中空部を有するインストル
メントパネルレインフォースメントに着脱自在に取り付
けられ、グローブボックスが上記インストルメントパネ
ル本体のグローブボックス収納口に着脱自在に取り付け
られたインストルメントパネルを対象とし、次のような
解決手段を講じた。
【0010】すなわち、請求項2に記載の発明は、上記
エアバッグケース外周部には、締結部を有するブラケッ
トが固着され、上記インストルメントパネルレインフォ
ースメントには、貫通孔が上記グローブボックス収納口
に向けてインストルメントパネルレインフォースメント
の中空部を貫通して形成され、上記エアバッグケース
は、締結部材を上記貫通孔にグローブボックス収納口か
ら挿入して上記ブラケットの締結部に締結することで上
記インストルメントパネルレインフォースメントに取り
付けられていることを特徴とする。
エアバッグケース外周部には、締結部を有するブラケッ
トが固着され、上記インストルメントパネルレインフォ
ースメントには、貫通孔が上記グローブボックス収納口
に向けてインストルメントパネルレインフォースメント
の中空部を貫通して形成され、上記エアバッグケース
は、締結部材を上記貫通孔にグローブボックス収納口か
ら挿入して上記ブラケットの締結部に締結することで上
記インストルメントパネルレインフォースメントに取り
付けられていることを特徴とする。
【0011】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、締結部材がグローブボックス収納口に向いている
ので、締結部材の締結操作及び締結解除操作がグローブ
ボックス収納口から容易に行われる。また、インストル
メントパネルレインフォースメントには突出物としての
ブラケットがないので、エアバッグケースをインストル
メントパネル本体裏面のエアバッグケース取付部から取
り外した後、グローブボックス収納口(但し、エアバッ
グケースの挿通を許容する場合)又はエアバッグドア挿
入口から取り出す際、取出し作業がブラケットに邪魔さ
れることなく行われ、エアバッグケースがスムーズに取
り出される。また、取り出したエアバッグケースを再度
取り付ける際にも、上記同様、取付け作業がブラケット
に邪魔されることなく行われ、エアバッグケースがスム
ーズに取り付けられる。さらに、インストルメントパネ
ルレインフォースメントにブラケットがない分だけコス
トが低減する。
では、締結部材がグローブボックス収納口に向いている
ので、締結部材の締結操作及び締結解除操作がグローブ
ボックス収納口から容易に行われる。また、インストル
メントパネルレインフォースメントには突出物としての
ブラケットがないので、エアバッグケースをインストル
メントパネル本体裏面のエアバッグケース取付部から取
り外した後、グローブボックス収納口(但し、エアバッ
グケースの挿通を許容する場合)又はエアバッグドア挿
入口から取り出す際、取出し作業がブラケットに邪魔さ
れることなく行われ、エアバッグケースがスムーズに取
り出される。また、取り出したエアバッグケースを再度
取り付ける際にも、上記同様、取付け作業がブラケット
に邪魔されることなく行われ、エアバッグケースがスム
ーズに取り付けられる。さらに、インストルメントパネ
ルレインフォースメントにブラケットがない分だけコス
トが低減する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、エアバッグドアとインストルメントパ
ネル本体とは、表面側がエアバッグドアとインストルメ
ントパネル本体とに跨って連続する表皮材によって被覆
されていることを特徴とする。
の発明において、エアバッグドアとインストルメントパ
ネル本体とは、表面側がエアバッグドアとインストルメ
ントパネル本体とに跨って連続する表皮材によって被覆
されていることを特徴とする。
【0013】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、エアバッグドアのドアラインがパネル表面に出な
くて外部から判らないいわゆるシームレスタイプのエア
バッグドアであることが具体化される。
では、エアバッグドアのドアラインがパネル表面に出な
くて外部から判らないいわゆるシームレスタイプのエア
バッグドアであることが具体化される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
いて図面に基づいて説明する。
【0015】図1〜5はこの発明の一実施形態に係る車
両用インストルメントパネル1を示し、エアバッグ装置
3が助手席前方に装備され、このエアバッグ装置3によ
り車体前方からの衝撃から乗員を保護するようになって
いる。
両用インストルメントパネル1を示し、エアバッグ装置
3が助手席前方に装備され、このエアバッグ装置3によ
り車体前方からの衝撃から乗員を保護するようになって
いる。
【0016】上記インストルメントパネル1は、オレフ
ィン系樹脂等からなる表皮層5及びその裏面に一体的に
接合されたウレタンフォーム等からなるフォーム層7で
構成された2層構造の表皮材9と、この表皮材9の裏面
に一体的に接合されたサーモプラスチックオレフィン
(TPO)等からなるインストルメントパネル本体(コ
ア材)11とを備えている。
ィン系樹脂等からなる表皮層5及びその裏面に一体的に
接合されたウレタンフォーム等からなるフォーム層7で
構成された2層構造の表皮材9と、この表皮材9の裏面
に一体的に接合されたサーモプラスチックオレフィン
(TPO)等からなるインストルメントパネル本体(コ
ア材)11とを備えている。
【0017】上記エアバッグ装置3の装着箇所は外部か
ら判らないようになっている。つまり、このエアバッグ
装置3は、ドアラインがパネル表面に出なくて外部から
判らないいわゆるシームレスタイプのエアバッグドア1
3を備えている。このエアバッグドア13は、上記イン
ストルメントパネル本体11とは別部材ではあるが、同
じ材質からなるものでインストルメントパネル本体11
の一部を構成しており、衝突事故が発生していない非作
動状態では、インストルメントパネル本体11との境界
が判らないように上記表皮材9で被覆されている。図5
中、破線と仮想線とで囲む略矩形領域がエアバッグドア
13に相当する箇所であり、上記破線はエアバッグドア
13のドアラインに沿って形成されたコア材破断用のテ
ィアライン15、上記仮想線はヒンジ部17である。上
記ティアライン15は平面視略コ字状に凹設されて薄肉
の脆弱部を構成している(図1参照)。そして、エアバ
ッグドア13は、後述するエアバッグ35の展開圧力で
ティアライン15が破断することで上記ヒンジ部17を
支点として上方に回動して開くようになっている。
ら判らないようになっている。つまり、このエアバッグ
装置3は、ドアラインがパネル表面に出なくて外部から
判らないいわゆるシームレスタイプのエアバッグドア1
3を備えている。このエアバッグドア13は、上記イン
ストルメントパネル本体11とは別部材ではあるが、同
じ材質からなるものでインストルメントパネル本体11
の一部を構成しており、衝突事故が発生していない非作
動状態では、インストルメントパネル本体11との境界
が判らないように上記表皮材9で被覆されている。図5
中、破線と仮想線とで囲む略矩形領域がエアバッグドア
13に相当する箇所であり、上記破線はエアバッグドア
13のドアラインに沿って形成されたコア材破断用のテ
ィアライン15、上記仮想線はヒンジ部17である。上
記ティアライン15は平面視略コ字状に凹設されて薄肉
の脆弱部を構成している(図1参照)。そして、エアバ
ッグドア13は、後述するエアバッグ35の展開圧力で
ティアライン15が破断することで上記ヒンジ部17を
支点として上方に回動して開くようになっている。
【0018】上記インストルメントパネル本体11のエ
アバッグ装置3装着箇所には、エアバッグドア挿入口1
9が形成され、このエアバッグドア挿入口19には、上
記エアバッグドア13が取り付けられている。このエア
バッグドア13は、実質的なドア部分となる嵌合コア材
21と、その裏面に立設された前後2枚の取付プレート
23とを備え、上記嵌合コア材21の外周には複数の係
止爪25が形成され、この各係止爪25を上記エアバッ
グドア挿入口19周縁に係止させることで上記嵌合コア
材21をエアバッグドア挿入口19に嵌合して取り付
け、嵌合コア材21が上記インストルメントパネル本体
11の一部を兼ねるようになっている。
アバッグ装置3装着箇所には、エアバッグドア挿入口1
9が形成され、このエアバッグドア挿入口19には、上
記エアバッグドア13が取り付けられている。このエア
バッグドア13は、実質的なドア部分となる嵌合コア材
21と、その裏面に立設された前後2枚の取付プレート
23とを備え、上記嵌合コア材21の外周には複数の係
止爪25が形成され、この各係止爪25を上記エアバッ
グドア挿入口19周縁に係止させることで上記嵌合コア
材21をエアバッグドア挿入口19に嵌合して取り付
け、嵌合コア材21が上記インストルメントパネル本体
11の一部を兼ねるようになっている。
【0019】上記エアバッグドア13は、インストルメ
ントパネル1の成形時に、予め成形された上記表皮材9
及びインストルメントパネル本体11と共に成形型にセ
ットされ、ウレタン発泡原料をキャビティに注入するこ
とでインストルメントパネル本体11と一体的に成形さ
れる。図1中、27は、成形時に原料漏れを防止するた
めにエアバッグドア挿入口19周縁とエアバッグドア1
3の嵌合コア材21周縁とに跨って貼着されたシールテ
ープである。これにより、エアバッグドア13の嵌合コ
ア材21表面には、表皮層5及びフォーム層7からなる
表皮材9が一体的に接合され、インストルメントパネル
本体11及びエアバッグドア13の嵌合コア材21と
は、表面側がインストルメントパネル本体11とエアバ
ッグドア13とに跨って連続する表皮材9(表皮層5及
びフォーム層7)によって被覆されている。
ントパネル1の成形時に、予め成形された上記表皮材9
及びインストルメントパネル本体11と共に成形型にセ
ットされ、ウレタン発泡原料をキャビティに注入するこ
とでインストルメントパネル本体11と一体的に成形さ
れる。図1中、27は、成形時に原料漏れを防止するた
めにエアバッグドア挿入口19周縁とエアバッグドア1
3の嵌合コア材21周縁とに跨って貼着されたシールテ
ープである。これにより、エアバッグドア13の嵌合コ
ア材21表面には、表皮層5及びフォーム層7からなる
表皮材9が一体的に接合され、インストルメントパネル
本体11及びエアバッグドア13の嵌合コア材21と
は、表面側がインストルメントパネル本体11とエアバ
ッグドア13とに跨って連続する表皮材9(表皮層5及
びフォーム層7)によって被覆されている。
【0020】上記エアバッグドア13の前後2枚の取付
プレート23下端寄りには、開口29aを有するエアバ
ッグケース29が嵌合コア材21との間に空間を形成す
るように前後2枚の横長の矩形係止プレート31によっ
て着脱自在に取り付けられ、エアバッグケース29の開
口29aをエアバッグドア13の嵌合コア材21で覆っ
てエアバッグケース29及びエアバッグドア13の両者
でもってエアバッグモジュール33を構成している。上
記エアバッグケース29にはエアバッグ35が折り畳ま
れて収納され、このエアバッグ35は、上記エアバッグ
ケース29に装着されているインフレータ37の作動に
よって展開するようになっている。
プレート23下端寄りには、開口29aを有するエアバ
ッグケース29が嵌合コア材21との間に空間を形成す
るように前後2枚の横長の矩形係止プレート31によっ
て着脱自在に取り付けられ、エアバッグケース29の開
口29aをエアバッグドア13の嵌合コア材21で覆っ
てエアバッグケース29及びエアバッグドア13の両者
でもってエアバッグモジュール33を構成している。上
記エアバッグケース29にはエアバッグ35が折り畳ま
れて収納され、このエアバッグ35は、上記エアバッグ
ケース29に装着されているインフレータ37の作動に
よって展開するようになっている。
【0021】上記エアバッグケース29のエアバッグド
ア13への取付構造は以下の如くである。つまり、図2
及び図3(a)に拡大詳示するように、上記エアバッグ
ドア13の前後2枚の取付プレート23下端寄りには、
6個の矩形係合孔23aが車幅方向に一定の間隔をあけ
て形成されている。一方、上記各係止プレート31は、
上端に6個の係合爪31aが車幅方向に一定の間隔をあ
けて形成されて断面L字形状をしており、上記各係合爪
31aを上記取付プレート23の各係合孔23aに係合
させるようになっている。この係合状態で、係合爪31
aと係合孔23aとの関係は上下左右方向に余裕があ
り、組付誤差を吸収するとともに係止プレート31の取
付プレート23に対する着脱操作を容易にしている。
ア13への取付構造は以下の如くである。つまり、図2
及び図3(a)に拡大詳示するように、上記エアバッグ
ドア13の前後2枚の取付プレート23下端寄りには、
6個の矩形係合孔23aが車幅方向に一定の間隔をあけ
て形成されている。一方、上記各係止プレート31は、
上端に6個の係合爪31aが車幅方向に一定の間隔をあ
けて形成されて断面L字形状をしており、上記各係合爪
31aを上記取付プレート23の各係合孔23aに係合
させるようになっている。この係合状態で、係合爪31
aと係合孔23aとの関係は上下左右方向に余裕があ
り、組付誤差を吸収するとともに係止プレート31の取
付プレート23に対する着脱操作を容易にしている。
【0022】また、上記各係止プレート31の下端寄り
には、上記係合孔23aよりも大きい5個の矩形嵌入口
31bが車幅方向に所定の間隔をあけて形成され、その
うち左右両端の嵌入口31b外側縦片には、第1ストッ
パ31cが1つずつ嵌入口31bの内向きに突設されて
いる。一方、上記エアバッグケース29の前後両側面に
は、車幅方向に貫通する挿入孔29bを有する5個の係
止環29cが車幅方向に所定の間隔をあけて膨出して形
成され、上記各係止環29cを上記係止プレート31の
各嵌入口31bに係合させた状態で、幅の狭い細長い板
状係止バー39を上記5個の係止環29cの挿入孔29
bに圧入することで、エアバッグケース29を前後2枚
の係止プレート31に取り付けるようになっている。こ
の取付け状態で、左右両端の第1ストッパ31cが左右
両端の係止環29cに上方から当接してエアバッグケー
ス29が係止プレート31に対して上下方向に動かない
ように位置決めをしている。また、図3(b)に示すよ
うに、上記係止バー39の一端(図2で右端)には、直
角に曲がった当て片39aが形成され、その近傍には2
つの第2ストッパ39bが斜め上下に間隔をあけて突設
され、上記取付け状態で、右端の係止環29cの左右か
ら挟むように係合して係止バー39が左右方向に抜け落
ちないようになっている。係止環29cと嵌入口31b
との関係も、上記係合爪31aと係合孔23aとの関係
と同様に、上下左右方向に余裕があり、組付誤差を吸収
するとともにエアバッグケース29の係止プレート31
に対する着脱操作を容易にしている。なお、エアバッグ
ケース29を係止プレート31から取り外す際には、係
止バー39の当て片39aを図2で右方向にハンマー等
で叩くことで行われる。
には、上記係合孔23aよりも大きい5個の矩形嵌入口
31bが車幅方向に所定の間隔をあけて形成され、その
うち左右両端の嵌入口31b外側縦片には、第1ストッ
パ31cが1つずつ嵌入口31bの内向きに突設されて
いる。一方、上記エアバッグケース29の前後両側面に
は、車幅方向に貫通する挿入孔29bを有する5個の係
止環29cが車幅方向に所定の間隔をあけて膨出して形
成され、上記各係止環29cを上記係止プレート31の
各嵌入口31bに係合させた状態で、幅の狭い細長い板
状係止バー39を上記5個の係止環29cの挿入孔29
bに圧入することで、エアバッグケース29を前後2枚
の係止プレート31に取り付けるようになっている。こ
の取付け状態で、左右両端の第1ストッパ31cが左右
両端の係止環29cに上方から当接してエアバッグケー
ス29が係止プレート31に対して上下方向に動かない
ように位置決めをしている。また、図3(b)に示すよ
うに、上記係止バー39の一端(図2で右端)には、直
角に曲がった当て片39aが形成され、その近傍には2
つの第2ストッパ39bが斜め上下に間隔をあけて突設
され、上記取付け状態で、右端の係止環29cの左右か
ら挟むように係合して係止バー39が左右方向に抜け落
ちないようになっている。係止環29cと嵌入口31b
との関係も、上記係合爪31aと係合孔23aとの関係
と同様に、上下左右方向に余裕があり、組付誤差を吸収
するとともにエアバッグケース29の係止プレート31
に対する着脱操作を容易にしている。なお、エアバッグ
ケース29を係止プレート31から取り外す際には、係
止バー39の当て片39aを図2で右方向にハンマー等
で叩くことで行われる。
【0023】このようにして、エアバッグケース29が
係止プレート31を介してエアバッグドア13の前後2
枚の取付プレート23に取り付けられてエアバッグモジ
ュール33が構成され、エアバッグドア13は、エアバ
ッグドア挿入口19を塞ぐようにインストルメントパネ
ル本体11に取り付けられる。
係止プレート31を介してエアバッグドア13の前後2
枚の取付プレート23に取り付けられてエアバッグモジ
ュール33が構成され、エアバッグドア13は、エアバ
ッグドア挿入口19を塞ぐようにインストルメントパネ
ル本体11に取り付けられる。
【0024】上記エアバッグケース29底面外周部に
は、略U字形をしたブラケット41が溶接により固着さ
れ、このブラケット41にはボルト挿入孔41aが形成
され、締結部としてのウェルドナット43が上記ボルト
挿入孔41aに対応してブラケット41裏面側に溶着さ
れている。
は、略U字形をしたブラケット41が溶接により固着さ
れ、このブラケット41にはボルト挿入孔41aが形成
され、締結部としてのウェルドナット43が上記ボルト
挿入孔41aに対応してブラケット41裏面側に溶着さ
れている。
【0025】一方、上記インストルメントパネル本体1
1内部には、車幅方向に延びる中空部45cを有する断
面円形のインストルメントパネルレインフォースメント
(以下、「インパネレインフォースメント」という)4
5が配置され、このインパネレインフォースメント45
によりインストルメントパネル1を車体に支持するよう
になっている。また、上記インストルメントパネル本体
11のエアバッグドア13下方には、ルーバー47を装
着する装着口49が形成され、その下方にはグローブボ
ックス51が着脱自在に取り付けられるグローブボック
ス収納口53が形成されている。このグローブボックス
収納口53はエアバッグケース29の挿通を許容する大
きさに設定されている。
1内部には、車幅方向に延びる中空部45cを有する断
面円形のインストルメントパネルレインフォースメント
(以下、「インパネレインフォースメント」という)4
5が配置され、このインパネレインフォースメント45
によりインストルメントパネル1を車体に支持するよう
になっている。また、上記インストルメントパネル本体
11のエアバッグドア13下方には、ルーバー47を装
着する装着口49が形成され、その下方にはグローブボ
ックス51が着脱自在に取り付けられるグローブボック
ス収納口53が形成されている。このグローブボックス
収納口53はエアバッグケース29の挿通を許容する大
きさに設定されている。
【0026】上記インパネレインフォースメント45に
は、グローブボックス収納口53側から見て前側の大径
の貫通孔45aと、後ろ側の小径の貫通孔45bとが上
記グローブボックス収納口53に向けて貫通孔45a,
45bの中心が略一直線上になるように貫通形成されて
いる。そして、上記エアバッグケース29は、締結部材
としての短寸のボルト55をグローブボックス収納口5
3から上記貫通孔45aを介してインパネレインフォー
スメント45の内部に挿入し、さらに貫通孔45bに挿
入して上記ブラケット41のウェルドナット43に螺合
締結することで上記インパネレインフォースメント45
に着脱自在に取り付けられている。
は、グローブボックス収納口53側から見て前側の大径
の貫通孔45aと、後ろ側の小径の貫通孔45bとが上
記グローブボックス収納口53に向けて貫通孔45a,
45bの中心が略一直線上になるように貫通形成されて
いる。そして、上記エアバッグケース29は、締結部材
としての短寸のボルト55をグローブボックス収納口5
3から上記貫通孔45aを介してインパネレインフォー
スメント45の内部に挿入し、さらに貫通孔45bに挿
入して上記ブラケット41のウェルドナット43に螺合
締結することで上記インパネレインフォースメント45
に着脱自在に取り付けられている。
【0027】したがって、サービス等何かの事情でエア
バッグケース29をインストルメントパネル本体11か
ら取り出す必要が生じた際には、グローブボックス51
をグローブボックス収納口53から取り外すと、ボルト
55がグローブボックス収納口53に向いているので、
作業者はボルト55の頭部を正面に見ることができ、ド
ライバ等の工具をグローブボックス収納口53から貫通
孔45aを介してボルト55に向けて真っ直ぐに挿入
し、ボルト55を弛める操作を簡単に行うことができ
る。その後は、ハンマ等で係止バー39の当て片39a
を図2の右方向に叩いて係止バー39を係止環29cか
ら引き抜くだけでエアバッグケース29を簡単に係止プ
レート31から取り外すことができる。
バッグケース29をインストルメントパネル本体11か
ら取り出す必要が生じた際には、グローブボックス51
をグローブボックス収納口53から取り外すと、ボルト
55がグローブボックス収納口53に向いているので、
作業者はボルト55の頭部を正面に見ることができ、ド
ライバ等の工具をグローブボックス収納口53から貫通
孔45aを介してボルト55に向けて真っ直ぐに挿入
し、ボルト55を弛める操作を簡単に行うことができ
る。その後は、ハンマ等で係止バー39の当て片39a
を図2の右方向に叩いて係止バー39を係止環29cか
ら引き抜くだけでエアバッグケース29を簡単に係止プ
レート31から取り外すことができる。
【0028】また、上記取り外したエアバッグケース2
9をグローブボックス収納口53から引き出すには、図
4に示すように、エアバッグケース29をインパネレイ
ンフォースメント45の背面側からその下を通してグロ
ーブボックス収納口53から引き出せばよく、その際、
引出し操作の邪魔になる突出物としてのブラケットがな
いので、エアバッグケース29をスムーズに取り出すこ
とができる。
9をグローブボックス収納口53から引き出すには、図
4に示すように、エアバッグケース29をインパネレイ
ンフォースメント45の背面側からその下を通してグロ
ーブボックス収納口53から引き出せばよく、その際、
引出し操作の邪魔になる突出物としてのブラケットがな
いので、エアバッグケース29をスムーズに取り出すこ
とができる。
【0029】逆に、上述の如くして取り出したエアバッ
グケース29を再度取り付ける際には、上記と逆の操作
を行えばよいので、エアバッグケース29を邪魔される
ことなくグローブボックス収納口53からスムーズに挿
入することができるとともに、ボルト締めを簡単に行う
ことができ、エアバッグケース29を容易に取り付ける
ことができる。
グケース29を再度取り付ける際には、上記と逆の操作
を行えばよいので、エアバッグケース29を邪魔される
ことなくグローブボックス収納口53からスムーズに挿
入することができるとともに、ボルト締めを簡単に行う
ことができ、エアバッグケース29を容易に取り付ける
ことができる。
【0030】さらに、インパネレインフォースメント4
5にブラケットがない分だけコストを低減することがで
きる。
5にブラケットがない分だけコストを低減することがで
きる。
【0031】なお、上記エアバッグケース29をインパ
ネレインフォースメント45に取り付ける別のやり方を
変形例1,2として図6(a),(b)にそれぞれ示
す。図6(a)に示す変形例1では、インパネレインフ
ォースメント45の前後2つの貫通孔45a,45bが
共に小径であり、かつボルト55が長寸でインパネレイ
ンフォースメント45の直径よりも長く設定されてい
る。そして、これによれば、ボルト55をインパネレイ
ンフォースメント45の手前で操作することができ、ボ
ルト55をインパネレインフォースメント45の内部ま
で挿入する上記実施形態に比べて締結操作及び締結解除
操作を簡単に行うことができる。
ネレインフォースメント45に取り付ける別のやり方を
変形例1,2として図6(a),(b)にそれぞれ示
す。図6(a)に示す変形例1では、インパネレインフ
ォースメント45の前後2つの貫通孔45a,45bが
共に小径であり、かつボルト55が長寸でインパネレイ
ンフォースメント45の直径よりも長く設定されてい
る。そして、これによれば、ボルト55をインパネレイ
ンフォースメント45の手前で操作することができ、ボ
ルト55をインパネレインフォースメント45の内部ま
で挿入する上記実施形態に比べて締結操作及び締結解除
操作を簡単に行うことができる。
【0032】図6(b)に示す変形例2では、インパネ
レインフォースメント45の前後2つの貫通孔45a,
45bが共に小径であることと、ボルト55が長寸でイ
ンパネレインフォースメント45の直径よりも長く設定
されていることに関しては変形例1と同じであるが、イ
ンパネレインフォースメント45が断面矩形をしてお
り、2つの貫通孔45a,45bにはスリーブ57の両
端が挿入されていることで変形例1と異なる。そして、
これによれば、ボルト55を上記スリーブ57に挿入す
るだけでウェルドナット43に螺合させることができ、
ボルト55の締結操作及び締結解除操作を簡単に行うこ
とができるとともに、スリーブ57によりインパネレイ
ンフォースメント45の強度低下を抑制することができ
る。
レインフォースメント45の前後2つの貫通孔45a,
45bが共に小径であることと、ボルト55が長寸でイ
ンパネレインフォースメント45の直径よりも長く設定
されていることに関しては変形例1と同じであるが、イ
ンパネレインフォースメント45が断面矩形をしてお
り、2つの貫通孔45a,45bにはスリーブ57の両
端が挿入されていることで変形例1と異なる。そして、
これによれば、ボルト55を上記スリーブ57に挿入す
るだけでウェルドナット43に螺合させることができ、
ボルト55の締結操作及び締結解除操作を簡単に行うこ
とができるとともに、スリーブ57によりインパネレイ
ンフォースメント45の強度低下を抑制することができ
る。
【0033】図7はエアバッグドア13及びその上を覆
う表皮材9と、インストルメントパネル本体11及びそ
の上を覆う表皮材9とがそれぞれ別体に構成された変形
例3を示す。つまり、本例では、シームレスタイプでは
なくエアバッグドア13のドアラインがパネル表面に出
て外部から見えるタイプである。また、本例では、イン
ストルメントパネル本体11をエアバッグドア13がな
い状態で成形するので、樹脂漏れを防止するためのシー
ルテープ27は不要である。その他、エアバッグドア1
3及びインパネレインフォースメント45に対するエア
バッグケース29の取付構造は、上記の実施形態と同様
であるので、同一箇所には同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。したがって、この変形例3では、上
記の実施形態と同様の作用効果を奏すことができるもの
である。なお、本例では、ボルト55をグローブボック
ス収納口53側から取り外した後、エアバッグドア13
の係止爪25をエアバッグドア挿入口19周縁から外す
ことで、エアバッグモジュール33をエアバッグドア挿
入口19からインストルメントパネル1上方に取り出す
こともできる。この場合には、グローブボックス収納口
53がエアバッグケース29を出し入れできない程度の
大きさであってもよい。
う表皮材9と、インストルメントパネル本体11及びそ
の上を覆う表皮材9とがそれぞれ別体に構成された変形
例3を示す。つまり、本例では、シームレスタイプでは
なくエアバッグドア13のドアラインがパネル表面に出
て外部から見えるタイプである。また、本例では、イン
ストルメントパネル本体11をエアバッグドア13がな
い状態で成形するので、樹脂漏れを防止するためのシー
ルテープ27は不要である。その他、エアバッグドア1
3及びインパネレインフォースメント45に対するエア
バッグケース29の取付構造は、上記の実施形態と同様
であるので、同一箇所には同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。したがって、この変形例3では、上
記の実施形態と同様の作用効果を奏すことができるもの
である。なお、本例では、ボルト55をグローブボック
ス収納口53側から取り外した後、エアバッグドア13
の係止爪25をエアバッグドア挿入口19周縁から外す
ことで、エアバッグモジュール33をエアバッグドア挿
入口19からインストルメントパネル1上方に取り出す
こともできる。この場合には、グローブボックス収納口
53がエアバッグケース29を出し入れできない程度の
大きさであってもよい。
【0034】図8はエアバッグドア13がインストルメ
ントパネル本体11と一体に構成された変形例4を示
す。つまり、上記の実施形態と同様にエアバッグドア1
3のドアラインがパネル表面に出ておらず外部から見え
ないシームレスタイプであるが、ここでは、上記の実施
形態におけるエアバッグドア13の取付プレート23を
インストルメントパネル本体11裏面に突設したエアバ
ッグケース取付部23′で構成し、このエアバッグケー
ス取付部23′には、係止プレート31の係合爪31a
が係合する係合孔23′aが形成され、エアバッグケー
ス29をこのエアバッグケース取付部23′に着脱自在
に取り付けるようにしている。その他、図示しないが、
エアバッグドア13及びインパネレインフォースメント
45に対するエアバッグケース29の取付構造は、上記
の実施形態と同様であるので省略する。したがって、こ
の変形例4においても、上記の実施形態と同様の作用効
果を奏すことができるものである。
ントパネル本体11と一体に構成された変形例4を示
す。つまり、上記の実施形態と同様にエアバッグドア1
3のドアラインがパネル表面に出ておらず外部から見え
ないシームレスタイプであるが、ここでは、上記の実施
形態におけるエアバッグドア13の取付プレート23を
インストルメントパネル本体11裏面に突設したエアバ
ッグケース取付部23′で構成し、このエアバッグケー
ス取付部23′には、係止プレート31の係合爪31a
が係合する係合孔23′aが形成され、エアバッグケー
ス29をこのエアバッグケース取付部23′に着脱自在
に取り付けるようにしている。その他、図示しないが、
エアバッグドア13及びインパネレインフォースメント
45に対するエアバッグケース29の取付構造は、上記
の実施形態と同様であるので省略する。したがって、こ
の変形例4においても、上記の実施形態と同様の作用効
果を奏すことができるものである。
【0035】なお、上記実施例で示したエアバッグケー
スとエアバッグドアとの組付構造は、これに限定される
ことなく種々の構造とすることができる。
スとエアバッグドアとの組付構造は、これに限定される
ことなく種々の構造とすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、エアバッグケース外周部にブラケットを固着すると
ともに、中空部を有するインパネレインフォースメント
に貫通孔をグローブボックス収納口に向けて上記中空部
を貫通して形成し、締結部材を上記貫通孔にグローブボ
ックス収納口から挿入して上記ブラケットの締結部に締
結するので、締結部材がグローブボックス収納口に向い
ており、締結部材の締結操作及び締結解除操作をグロー
ブボックス収納口から容易に行うことができる。また、
インパネレインフォースメントに突出物としてのブラケ
ットがないので、エアバッグケースをブラケットに邪魔
されることなくスムーズに取り出すことができるととも
に、取り出したエアバッグケースの取付け作業を容易に
行うことができ、さらにはブラケットがない分だけ廉価
なものにすることができる。
ば、エアバッグケース外周部にブラケットを固着すると
ともに、中空部を有するインパネレインフォースメント
に貫通孔をグローブボックス収納口に向けて上記中空部
を貫通して形成し、締結部材を上記貫通孔にグローブボ
ックス収納口から挿入して上記ブラケットの締結部に締
結するので、締結部材がグローブボックス収納口に向い
ており、締結部材の締結操作及び締結解除操作をグロー
ブボックス収納口から容易に行うことができる。また、
インパネレインフォースメントに突出物としてのブラケ
ットがないので、エアバッグケースをブラケットに邪魔
されることなくスムーズに取り出すことができるととも
に、取り出したエアバッグケースの取付け作業を容易に
行うことができ、さらにはブラケットがない分だけ廉価
なものにすることができる。
【図1】図5のD−D線における断面図である。
【図2】図1においてエアバッグケース取付部分を矢印
A方向から見た矢視図である。
A方向から見た矢視図である。
【図3】(a)は図2のB−B線における断面図、
(b)は図2において係止バー端部を矢印C方向から見
た矢視図である。
(b)は図2において係止バー端部を矢印C方向から見
た矢視図である。
【図4】グローブボックス収納口からエアバッグケース
を取り出す要領を説明する説明図である。
を取り出す要領を説明する説明図である。
【図5】インストルメントパネルのエアバッグドア部分
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】インパネレインフォースメントに対するエアバ
ッグケースの取付構造を示す断面図であり、(a)は変
形例1であり、(b)は変形例2である。
ッグケースの取付構造を示す断面図であり、(a)は変
形例1であり、(b)は変形例2である。
【図7】エアバッグドア及びその上面を覆う表皮材とイ
ンストルメントパネル本体及びその上面を覆う表皮材と
が別体に構成された変形例3を示す図1相当図である。
ンストルメントパネル本体及びその上面を覆う表皮材と
が別体に構成された変形例3を示す図1相当図である。
【図8】エアバッグドアがインストルメントパネル本体
と一体に構成された変形例4においてエアバッグケース
とインパネレインフォースメントとの取付部分を省略し
て示す図1相当図である。
と一体に構成された変形例4においてエアバッグケース
とインパネレインフォースメントとの取付部分を省略し
て示す図1相当図である。
9 表皮材 11 インストルメントパネル本体 19 エアバッグドア挿入口 23′ エアバッグケース取付部 29 エアバッグケース 29a 開口 33 エアバッグモジュール 35 エアバッグ 41 ブラケット 43 ウェルドナット(締結部) 45 インパネレインフォースメント
(インストルメントパネルレインフォースメント) 45a,45b 貫通孔 45c 中空部 51 グローブボックス 53 グローブボックス収納口 55 ボルト(締結部材)
(インストルメントパネルレインフォースメント) 45a,45b 貫通孔 45c 中空部 51 グローブボックス 53 グローブボックス収納口 55 ボルト(締結部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 開口を有しエアバッグを収納したエアバ
ッグケースが、インストルメントパネル本体裏面のエア
バッグケース取付部と、上記インストルメントパネル本
体内部で車幅方向に延びる中空部を有するインストルメ
ントパネルレインフォースメントとに着脱自在に取り付
けられ、グローブボックスが上記インストルメントパネ
ル本体のグローブボックス収納口に着脱自在に取り付け
られたインストルメントパネルであって、 上記グローブボックス収納口は、上記エアバッグケース
が挿通可能な大きさに形成され、 上記エアバッグケース外周部には、締結部を有するブラ
ケットが固着され、 上記インストルメントパネルレインフォースメントに
は、貫通孔が上記グローブボックス収納口に向けてイン
ストルメントパネルレインフォースメントの中空部を貫
通して形成され、 上記エアバッグケースは、締結部材を上記貫通孔にグロ
ーブボックス収納口から挿入して上記ブラケットの締結
部に締結することで上記インストルメントパネルレイン
フォースメントに取り付けられていることを特徴とする
インストルメントパネル。 - 【請求項2】 開口を有しエアバッグを収納したエアバ
ッグケースと、上記エアバッグケースの開口を覆うエア
バッグドアとからなるエアバッグモジュールを備え、上
記エアバッグモジュールのエアバッグドアは、エアバッ
グケースをインストルメントパネル本体内部に配置した
状態でインストルメントパネル本体に開口されたエアバ
ッグドア挿入口を塞ぐようにインストルメントパネル本
体に取り付けられるとともに、上記エアバッグケース
は、上記インストルメントパネル本体内部で車幅方向に
延びる中空部を有するインストルメントパネルレインフ
ォースメントに着脱自在に取り付けられ、グローブボッ
クスが上記インストルメントパネル本体のグローブボッ
クス収納口に着脱自在に取り付けられたインストルメン
トパネルであって、 上記エアバッグケース外周部には、締結部を有するブラ
ケットが固着され、 上記インストルメントパネルレインフォースメントに
は、貫通孔が上記グローブボックス収納口に向けてイン
ストルメントパネルレインフォースメントの中空部を貫
通して形成され、 上記エアバッグケースは、締結部材を上記貫通孔にグロ
ーブボックス収納口から挿入して上記ブラケットの締結
部に締結することで上記インストルメントパネルレイン
フォースメントに取り付けられていることを特徴とする
インストルメントパネル。 - 【請求項3】 請求項2記載のインストルメントパネル
において、 エアバッグドアとインストルメントパネル本体とは、表
面側がエアバッグドアとインストルメントパネル本体と
に跨って連続する表皮材によって被覆されていることを
特徴とするインストルメントパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122249A JP2001301489A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | インストルメントパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122249A JP2001301489A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | インストルメントパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001301489A true JP2001301489A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18632747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000122249A Pending JP2001301489A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | インストルメントパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001301489A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3451486B2 (ja) | 2000-10-03 | 2003-09-29 | 本田技研工業株式会社 | 助手席用エアバッグ装置 |
JP2005335406A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Calsonic Kansei Corp | エアバッグモジュールの取り外し構造 |
CN103429486A (zh) * | 2011-03-28 | 2013-12-04 | 丰田自动车株式会社 | 汽车的仪表板加固件及使用了该加固件的副驾驶席用安全气囊装置的安装结构 |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000122249A patent/JP2001301489A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3451486B2 (ja) | 2000-10-03 | 2003-09-29 | 本田技研工業株式会社 | 助手席用エアバッグ装置 |
JP2005335406A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Calsonic Kansei Corp | エアバッグモジュールの取り外し構造 |
CN103429486A (zh) * | 2011-03-28 | 2013-12-04 | 丰田自动车株式会社 | 汽车的仪表板加固件及使用了该加固件的副驾驶席用安全气囊装置的安装结构 |
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