JP2001264811A - 液晶表示装置の製造方法及び露光装置 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法及び露光装置Info
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Abstract
かつ、最終保護膜の製造工程を削減して、液晶表示装置
の製造時間を短縮できる液晶表示装置の製造方法を提供
する。 【解決手段】 ガラス基板11上にゲート配線12a、
TFT20及びデータ配線17c等を形成した後、絶縁
膜を形成することなく、ITO膜を形成する。そして、
このITO膜の上にネガ型フォトレジスト膜を形成し、
画素電極形成用のパターンを有する第1の露光マスクを
用いて基板下面側から露光し、更にソース電極と画素電
極との接続部形成用のパターンを有する第2の露光マス
クを用いて基板上面側から露光する。その後、現像処理
を施し、ITO膜上に残存したレジスト膜をマスクとし
てITO膜をエッチングし、ドメイン規制用スリット1
8sを有する画素電極18aを形成する。
Description
(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を備えた
液晶表示装置の製造方法に関し、特に絶縁膜(最終保護
膜)の形成工程を省略し、TFTと画素電極とを直接接
続した液晶表示装置の製造方法及びその製造方法におい
て使用する露光装置に関する。
は、非選択時にオフ状態となって信号を遮断するスイッ
チ素子を各画素に設けることによってクロストークを防
止するものであり、単純マトリクス方式の液晶表示装置
に比べて優れた表示特性を示す。特に、スイッチ素子と
してTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジス
タ)を使用した液晶表示装置は、TFTの駆動能力が高
いので、CRT(Cathode-Ray Tube)に匹敵するほど優
れた表示特性を示す。
表示装置は、2枚の透明基板の間に液晶を封入した構造
を有している。それらの透明基板の相互に対向する2つ
の面(対向面)のうち、一方の面側にはコモン電極、カ
ラーフィルタ及び配向膜等が形成され、また他方の面側
にはTFT、画素電極及び配向膜等が形成されている。
更に、各透明基板の対向面と反対側の面には、それぞれ
偏光板が貼り付けられている。これらの2枚の偏光板
は、例えば偏光板の偏光軸が互いに直交するように配置
され、これによれば、電界をかけない状態では光を透過
し、電界を印加した状態では遮光するモード、すなわち
ノーマリーホワイトモードとなる。また、2枚の偏光板
の偏光軸が平行な場合には、ノーマリーブラックモード
となる。以下、TFT及び画素電極等が形成された基板
をTFT基板と呼び、コモン電極及びカラーフィルタ等
が形成された基板をCF基板と呼ぶ。
が要求されており、特に視角特性の改善及び表示品質の
向上が強く要求されている。このような要求を満たすも
のとして、垂直配向(Vertically Aligned:VA)型液
晶表示装置、特にMVA(Multi-domain Vartical Alig
nment )型液晶表示装置が有望視されている。図29は
従来のMVA型液晶表示装置の一例を示す断面図であ
る。
CF基板80と、これらの基板70,80間に封入され
た垂直配向型液晶89とにより構成されている。また、
TFT基板70の下及びCF基板80の上には、それぞ
れ偏光板(図示せず)が、例えば偏光軸を直交させて配
置されている。TFT基板70は、以下のように形成さ
れている。すなわち、透明ガラス基板71の上には、マ
トリクス状に配列された複数の画素電極78と、画素電
極78に接続されたTFT(図示せず)と、そのTFT
を介して画素電極78に画像データを供給するデータ配
線及びゲート配線(いずれも図示せず)とが形成されて
いる。画素電極78は、ITO(indium-tin oxide:イ
ンジウム酸化スズ)等の透明導電体により形成されてい
る。また、画素電極78にはドメイン規制用のスリット
78sが形成されている。更に、画素電極78の表面は
ポリイミド等からなる配向膜(図示せず)に覆われてい
る。
の断面図である。この図30に示すように、ゲート配線
72aはガラス基板71の上に形成されており、絶縁膜
73に覆われている。ゲート配線72aの上方の絶縁膜
73の上には、TFTの動作層となるアモルファスシリ
コン膜74が選択的に形成されており、このアモルファ
スシリコン膜74の中央部の上にはチャネル保護膜75
aが形成されている。チャネル保護膜75aを挟んでシ
リコン膜74上の両側には、TFTのオーミックコンタ
クト層となるn+ 型アモルファスシリコン膜(以下、n
+ 型シリコン膜ともいう)76が形成されている。ま
た、このn+ 型シリコン膜76の上には、金属膜からな
るソース電極77a及びドレイン電極77bが形成され
ている。なお、図30では図示していないが、TFTに
画像データを供給するデータ配線も、ソース電極77a
及びドレイン電極77bと同じ層に形成されている。
77b及びデータ配線等は、基板71上に形成された最
終保護膜79に覆われている。画素電極78は最終保護
膜79の上に形成され、コンタクトホールを介してソー
ス電極77aに電気的に接続されている。一方、CF基
板80は以下のように構成されている。すなわち、ガラ
ス基板81の下面側には、Cr(クロム)等からなるブ
ラックマトリクス82が形成されており、このブラック
マトリクス82により画素間の領域が遮光されるように
なっている。また、ガラス基板81の下面側には、各画
素毎に、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のいず
れか1色のカラーフィルタ83が形成されている。カラ
ーフィルタ83の下にはITO等の透明導電体からなる
コモン電極84が形成されている。コモン電極84の下
にはドメイン規制用突起部85が形成されている。ま
た、コモン電極84及び突起部85の表面はポリイミド
等からなる配向膜(図示せず)に覆われている。
て、電圧を印加しない状態では、液晶分子89aは配向
膜に垂直な方向に配向する。この場合は、TFT基板7
0の下側から偏光板を通って入射した光は、CF基板8
0の上に配置された偏光板により遮断されるため、暗表
示となる。一方、画素電極78とコモン電極84との間
に十分な電圧を印加すると、液晶分子89aは電界に垂
直な方向に配列する。この場合に、突起部85及びスリ
ット78sの両側では液晶分子89aの倒れる方向が異
なり、いわゆる配向分割(マルチドメイン)が達成され
る。この状態では、TFT基板70の下側から偏光板を
通って入射した光は、CF基板80の上に配置された偏
光板を通過するため、明表示となる。各画素毎に印加電
圧を制御することにより、液晶表示装置に所望の画像を
表示することができる。また、上述した配向分割により
斜め方向の光の漏れが抑制され、視角特性が改善され
る。
PC(パーソナルコンピュータ)にも液晶表示装置が使
用されるようになり、比較的大型の液晶表示装置、例え
ば13〜15インチXGA(1024×768ピクセ
ル)型液晶表示装置の需要が急増している。このため、
液晶表示装置の製造時間の短縮及び製造工程の削減が要
望されている。
電極77a及びドレイン電極77bを形成した後、ガラ
ス基板71の上側全面に最終保護膜79を形成し、コン
タクトホールを開口してから画素電極となる透明導電膜
を形成している。これは、例えばデータ配線等をパター
ニングする際に塵芥等によりパターン欠陥が発生して
も、データ配線と画素電極との短絡を防止するためであ
る。
ためのコンタクトホールと、ゲート配線の端部の端子の
上に設けるコンタクトホールを一括して形成する場合、
ソース電極とゲート絶縁膜(絶縁膜73)との選択比が
重要となり、様々なエッチング条件を用いてもソース電
極のエッチングは避けられない。例えば、ソース電極7
7aを、Ti(チタン)/Al(アルミニウム)/Ti
の3層構造としても、エッチングストッパである上層の
Tiの層厚を厚くする必要があり、ソース電極のエッチ
ングタクトに大きな影響を及ぼしていた。更に上層のT
iの膜厚を薄くしたり、上層にMo等を用いた場合に
は、上層のエッチングストッパはほぼ消失していまい、
Al層との電池効果によりITOからなる画素電極との
電気的接続に重大な影響を及ぼしていた。
に、ソース電極及びドレイン電極等を形成した後、その
上に最終保護膜を形成することなく、画素電極を形成す
ることが考えられる。しかし、単にソース電極と画素電
極との間の最終保護膜の形成工程を省略しただけでは、
データ配線等と画素電極とが短絡して線欠陥又は点欠陥
等の表示不良が発生する可能性が多くなる。表示不良を
修復するリペア処理も種々提案されており、表示不良が
少ない場合はリペア処理により修復することも可能であ
るが、欠陥画素部の表示不良は避けられない。また、1
パネル内の多数の画素部で表示不良が発生している場合
には欠陥検査工程及びリペア処理工程の負荷が大きくな
り、修復に要するコストが著しく増大してしまう。更に
多くの表示不良が発生している場合には、不良品となっ
てしまう。
開平9−244065号公報及び特開平9−29731
5号公報には、画素電極をパターニングする際に、基板
裏面側(画素電極形成面と反対側)から露光する(いわ
ゆる、背面露光)ことが提案されている。しかし、これ
らの方法では、画素電極とデータ配線又はゲート配線と
の短絡や、画素電極とデータ配線又はゲート配線とのカ
ップリング容量に起因する表示品質の低下を防止するた
めに、TFTと画素電極との間に絶縁膜を形成すること
が必要であり、工程数を削減することはできない。
ゲート配線を露光マスクとして画素電極をパターニング
するので、図29に示すように画素電極78にスリット
78sを形成することができない。本発明は、画素電極
にスリットを形成することができ、かつ、最終保護膜の
製造工程を削減して、液晶表示装置の製造時間を短縮で
きる液晶表示装置の製造方法及びその方法において使用
可能な露光装置を提供することを目的とする。
の液晶表示装置の製造方法は、絶縁基板上に第1の導電
膜を形成する工程と、前記第1の導電膜をパターニング
して、相互に平行な複数本のゲート配線を形成する工程
と、前記絶縁基板の上側全面に第1の絶縁膜を形成する
工程と、前記第1の絶縁膜の上にシリコン膜を形成する
工程と、前記シリコン膜の上に第2の絶縁膜を形成する
工程と、前記第2の絶縁膜をパターニングしてチャネル
保護膜を形成する工程と、前記絶縁基板の上側全面に第
2の導電膜を形成する工程と、前記第2の導電膜及び前
記シリコン膜を同一のエッチングマスクを用いてエッチ
ングし、前記第2の導電膜から形成されたソース電極及
びドレイン電極を有する薄膜トランジスタを完成すると
ともに、前記ゲート配線と交差する複数本のデータ配線
を形成する工程と、前記絶縁基板の上側全面に透明導電
膜を形成する工程と、前記透明導電膜の上にフォトレジ
スト膜を形成し、画素電極形成用の第1の露光マスクを
用いて基板下面側から前記フォトレジスト膜を露光し、
ソース電極と画素電極との接続部形成用の第2の露光マ
スクを使用して基板上面側から前記フォトレジスト膜を
露光し、その後現像処理して、前記透明導電膜の上にレ
ジストパターンを形成する工程と、前記レジストパター
ンをエッチングマスクとして前記透明導電膜をエッチン
グし、前記ソース電極に接続した画素電極を形成する工
程とを有することを特徴とする。
装置の製造方法は、絶縁基板上に第1の導電膜を形成す
る工程と、前記第1の導電膜をパターニングして、相互
に平行な複数本のゲート配線を形成する工程と、前記絶
縁基板の上側全面に第1の絶縁膜を形成する工程と、前
記第1の絶縁膜の上にシリコン膜を形成する工程と、前
記シリコン膜をパターニングする工程と、前記絶縁基板
の上側全面に第2の導電膜を形成する工程と、前記第2
の導電膜をエッチングするとともに前記シリコン膜を厚
さ方向の途中までエッチングして、前記第2の導電膜か
ら形成されたソース電極及びドレイン電極を有する薄膜
トランジスタを完成するとともに、前記ゲート配線と交
差する複数本のデータ配線を形成する工程と、前記絶縁
基板の上側全面に透明導電膜を形成する工程と、前記透
明導電膜の上にフォトレジスト膜を形成し、画素電極形
成用の第1の露光マスクを用いて基板下面側から前記フ
ォトレジスト膜を露光し、ソース電極と画素電極との接
続部形成用の第2の露光マスクを使用して基板上面側か
ら前記フォトレジスト膜を露光し、その後現像処理し
て、前記透明導電膜の上にレジストパターンを形成する
工程と、前記レジストパターンをエッチングマスクとし
て前記透明導電膜をエッチングし、前記ソース電極に接
続した画素電極を形成する工程とを有することを特徴と
する。
置の製造方法においては、画素電極形成用の第1の露光
マスクを用いて基板下面側から前記フォトレジスト膜を
露光し、ソース電極と画素電極との接続部形成用の第2
の露光マスクを使用して基板上面側から前記フォトレジ
スト膜を露光するので、ドメイン規制用のスリットを有
する画素電極を形成することができる。また、TFTの
ソース電極の上に絶縁膜を形成せず、画素電極となる透
明導電膜を直接形成するので、絶縁膜の成膜工程及びコ
ンタクトホールの形成工程が省略され、製造に要する時
間が短縮される。
製造方法は、絶縁基板上に第1の導電膜を形成する工程
と、前記第1の導電膜をパターニングして、相互に平行
な複数本のゲート配線を形成する工程と、前記絶縁基板
の上側全面に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1
の絶縁基板の上にシリコン膜を形成する工程と、前記シ
リコン膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第
2の絶縁膜をパターニングしてチャネル保護膜を形成す
る工程と、前記絶縁基板の上側全面に第2の導電膜を形
成する工程と、前記第2の導電膜及び前記シリコン膜を
同一のエッチングマスクを用いてエッチングし、前記第
2の導電膜から形成されたソース電極及びドレイン電極
を有する薄膜トランジスタを完成するとともに、前記ゲ
ート配線と交差する複数本のデータ配線を形成する工程
と、前記絶縁基板の上側全面に透明導電膜を形成する工
程と、前記透明導電膜の上にフォトレジスト膜を形成
し、画素電極パターン、ソース電極パターン、ドレイン
電極パターン及びデータ配線パターンを有する露光マス
クを用いて基板上面側から前記フォトレジスト膜を露光
し、その後現像処理して、前記透明導電膜の上にレジス
トパターンを形成する工程と、前記レジストパターンを
エッチングマスクとして前記透明電極をエッチングし、
前記ソース電極に接続した画素電極を形成するととも
に、前記ソース電極、前記ドレイン電極及び前記データ
配線を覆う前記透明導電膜からなるカバー膜を形成する
工程とを有することを特徴とする。
ース電極パターン、ドレイン電極パターン及びデータ配
線パターンを有する露光マスクを用いて基板上面側から
前記フォトレジスト膜を露光するので、ドメイン規制用
のスリットを有する画素電極を形成することができる。
また、本発明においても、TFTのソース電極の上に絶
縁膜を形成せず、画素電極となる透明導電膜を直接形成
するので、絶縁膜の成膜工程及びコンタクトホールの形
成工程が省略され、製造に要する時間が短縮される。
レイン電極及びデータ配線の上に透明導電膜からなるカ
バー膜を形成するので、画素電極形成後に実施する最終
パターン欠陥検査工程又は電圧印加プローバによる欠陥
検査工程において短絡不良が検出されたときに、前記カ
バー膜をエッチングストッパとして再度ソース電極、ド
レイン電極又はデータ配線をエッチングすることによ
り、短絡不良を修復することができる。
て添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図4は本発明の第1の実施
の形態の液晶表示装置のTFT基板の製造方法を示す断
面図、図5,図6は同じくその平面図である。また、図
9は、本実施の形態により製造されたTFT基板の平面
図である。なお、本実施の形態は、本発明を逆スタガ型
チャネルプロテクトタイプのTFTを有する液晶表示装
置に適用した例を示す。
に、透明ガラス基板11の上に、導電膜を形成し、この
導電膜をパターニングして、ゲート配線12a、補助容
量配線12b、ゲート配線端子12c及び補助容量配線
端子12dを形成する。導電膜は、例えばPVD(Phys
ical Vapor Deposition )法により、ガラス基板11上
に、Cr(クロム)を約150nmの厚さに堆積して形
成する。そして、この導電膜の上にフォトレジスト膜を
形成し、露光及び現像工程を経て、所定のパターンのレ
ジスト膜(図示せず)を形成する。このレジスト膜をエ
ッチングマスクとし、Crエッチャントにより導電膜を
エッチングすることにより、ゲート配線12a、補助容
量配線12b及び端子12c,12dが形成される。そ
の後、レジスト膜を除去する。
としてもよいし、Al合金により形成してもよい。この
場合に、塩素(Cl)系ガスを使用したドライエッチン
グにより導電膜をパターニングすることができる。次
に、図1(b)に示すように、プラズマCVD法によ
り、ガラス基板11の上側全面に、TFT20のゲート
絶縁膜となる絶縁膜13、動作領域となるアモルファス
シリコン膜14、及びチャネル保護膜となる絶縁膜15
を順次形成する。
は酸化シリコン(SiO2 )により約100〜600n
mの厚さに形成する。また、アモルファスシリコン膜1
4の厚さは約15〜50nmとする。更に、絶縁膜15
は、窒化シリコン又は酸化シリコンにより約50〜20
0nmの厚さに形成する。この例では、ゲート絶縁膜1
3の厚さが約350nm、アモルファスシリコン膜14
の厚さが約30nmであり、絶縁膜15の厚さが約12
0nmとする。
スト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜の
上に、 少なくともチャネル保護膜形成領域を覆い、チャ
ネル保護膜形成領域(又は、ゲート配線)よりも幅広の
領域を覆う露光マスクを配置して基板11の上側から露
光した後、基板11の下側からフォトレジスト膜を全面
露光する。その後、現像処理を施すことにより、ゲート
配線12aとほぼ等しい幅のマスク(エッチングマス
ク)を自己整合的に形成する。続いて、絶縁膜15をエ
ッチングした後、マスクを除去する。これにより、図1
(c),図5(b)に示すように、アモルファスシリコ
ン膜14上にチャネル保護膜15aが形成される。
(a)に示すように、ガラス基板11の上側全面に、T
FT20のオーミックコンタクト層となるn+ 型アモル
ファスシリコン膜16を約30nmの厚さに形成する。
その後、アモルファスシリコン膜16の上に、PVD法
により、Ti、Al及びTiを順次積層して、これらの
Ti、Al及びTiの3層構造の導電膜17を形成す
る。下層のTi層の厚さは例えば20nm、Al層の厚
さは例えば75nm、上層のTi層の厚さは例えば20
nmとする。導電膜17は、Al、Al合金又はその他
の低抵抗金属により形成してもよい。
レジスト膜を形成する。そして、このレジスト膜をエッ
チングマスクとして、導電膜17、n+ 型シリコン膜1
6及びシリコン膜14をエッチングし、図2(b),図
6(a)に示すように、TFT20のソース電極17a
及びドレイン電極17bを形成するとともに、データ配
線17c及びデータ配線端子17dを形成する。導電膜
17、n+ 型シリコン膜16及びアモルファスシリコン
膜14のエッチングは、例えばCl2 とBCl 3 との混
合ガスを用いたドライエッチングにより行う。その後、
エッチングマスクとして使用したレジスト膜を除去す
る。
ト膜を形成し、露光及び現像工程を経て、ゲート配線端
子12c及び補助容量配線端子12dの中央部の上に開
口部を設ける。そして、このレジスト膜をエッチングマ
スクとしてゲート配線端子12c及び補助容量配線端子
12dの上の絶縁膜13をエッチングし、図3,図6
(b)に示すように、ゲート配線端子12c及び補助容
量配線端子12dが露出するコンタクトホール13a,
13bを形成する。このときのエッチングは、例えばS
F6 とO2 との混合ガスを使用したドライエッチングに
より行う。ドライエッチング時の条件は、例えばSF6
の流量が200sccm、O2 の流量が200scc
m、圧力が8.0Pa、パワーが600Wである。その
後、エッチングマスクとして使用したレジスト膜を除去
する。
上側全面に、透明画素電極となるITO膜(図示せず)
を約70nmの厚さに形成する。そして、このITO膜
上にネガ型フォトレジスト膜を形成し、図7に示すよう
な画素電極形状のパターン(図中斜線で示す部分が遮光
部)を有する露光マスク(背面露光用マスク)を用いて
ガラス基板11の下面側から露光し、更に、図8に示す
ように、端子電極パターン、ソース電極と画素電極との
接続パターン、及び補助容量配線に一部重なるパターン
を有する露光マスク(上面露光用マスク)を用いて基板
11の上面側から露光する。その後、現像処理を施して
ITO膜上のフォトレジスト膜をパターニングする。
として、シュウ酸等によるウェットエッチング処理を行
い、更にサイドエッチングを施すことによりITO膜に
少なくとも1.0〜1.5μm以上のエッチングシフト
を施す。これにより、図9に示すように、スリット18
sを有する画素電極18aと、端子12c,12d,1
7dを覆うカバー膜18とが形成される。ゲート配線端
子12cの断面を図4(a)に示し、データ配線端子1
7dの断面を図4(b)に示す。また、ソース電極17
aと画素電極18aとの接合部の断面図を図2(c)に
示す。
1の上側全面に、ポリイミドからなる配向膜を形成す
る。このようにしてTFT基板が完成する。一方、ドメ
イン規制用突起を有するCF基板を用意する(図29参
照)。CF基板は公知の方法により製造することができ
る。すなわち、ガラス基板の上に、Cr等の遮光性材料
により所定のパターンのブラックマトリクスを形成す
る。その後、ガラス基板の上に、赤(R)、緑(G)及
び青(B)のカラーフィルタを形成し、カラーフィルタ
の上にITOからなるコモン電極を形成する。次いで、
コモン電極の上に、フォトレジストによりドメイン規制
用の突起を形成した後、コモン電極及び突起の表面をポ
リイミドからなる配向膜で被覆する。これによりCF基
板が完成する。
CF基板と、上記の方法により形成したTFT基板とを
接合し、両者の間に液晶を封入する。これにより、本実
施の形態の液晶表示装置が完成する。本実施の形態にお
いては、導電膜17をエッチングして、ソース電極、ド
レイン電極及びデータ配線等を形成した後、最終保護膜
を形成することなく画素電極18aを形成する。これに
より、TFT基板の製造工程が簡略化され、液晶表示装
置の製造コストが低減される。
影響によりデータ配線17cに接続したパターン欠陥1
7eが生じても、画素電極形成時に基板11の下面側か
ら露光し、更にITO膜をエッチングする際にサイドエ
ッチングするので、データ配線17cとパターン欠陥1
7eとの間に隙間が生じ、データ配線17cと画素電極
18aとの接続(ショート不良)が回避される。
のエッチングストッパとなる導電膜17の最上層のTi
層の層厚も、従来の80nmから20nmへと薄膜化が
可能となり、そのため導電膜17をドライエッチングす
るときのタクトタイムが短縮される。なお、上記の例で
は基板下面側からの露光した後、基板上面側から露光し
たが、これらの露光を同時に行ってもよい。図11は、
上面露光と下面露光とを同時に実行可能な露光装置を示
す模式図である。
ュームチャックとを有する露光ステージ21があり、フ
ォトレジスト膜を形成したガラス基板11をこの露光ス
テージ21の上に載置するようになっている。ステージ
21の上側には、露光マスクを設置する露光マスク設置
部22aと、UV光源とが設けられた上側露光ヘッド2
3aが配置されている。また、ステージ21の下側に
は、露光マスクを設置する露光マスク設置部22bと、
UV光源とが設けられた下側露光ヘッド23bが配置さ
れている。
縮可能な露光ヘッドアーム24a,24bにより、露光
ステージ21に沿って上下及び左右方向にそれぞれ独立
して移動できるようになっている。また、露光装置内に
は、露光マスクを交換する露光マスク交換ユニット25
が配置されている。ガラス基板11は、基板搬入口26
から露光装置内に搬入して、ステージ21上にバキュー
ムチャックで固定される。そして、露光後は、基板搬入
口26を介して搬出される。
り、ガラス基板11の上側及び下側からフォトレジスト
膜を1度に露光することができ、製造に要する時間を更
に短縮することができる。 (第2の実施の形態)図12〜図15図は本発明の第2
の実施の形態の液晶表示装置のTFT基板の製造方法を
示す断面図、図16,図17は同じくその平面図であ
る。また、図20は本実施の形態により製造されたTF
T基板の平面図である。なお、本実施の形態は、本発明
を逆スタガチャネルエッチングタイプのTFTに適用し
た例を示す。
ように、透明ガラス基板31の上に導電膜を形成し、こ
の導電膜をパターニングして、ゲート配線32a、補助
容量配線32b、ゲート配線端子32c及び補助容量配
線32dを形成する。導電膜は、例えばPVD法によ
り、ガラス基板31の上にCrを約150nmの厚さに
堆積して形成する。そして、この導電膜の上にフォトレ
ジスト膜を形成し、露光及び現像工程を経て、所定のパ
ターンのレジスト膜(図示せず)を形成する。このレジ
スト膜をエッチングマスクとし、Crエッチャントによ
り導電膜をエッチングすることにより、ゲート配線32
a、補助容量配線32b及び端子32c,32dが形成
される。その後、レジスト膜を除去する。
としてもよいし、Al合金により形成してもよい。この
場合に、塩素(Cl)系ガスを使用したドライエッチン
グにより導電膜をパターニングすることができる。図1
2(b)に示すように、プラズマCVD法により、ガラ
ス基板31の上側全面に、TFT40のゲート絶縁膜と
なる絶縁膜33、動作領域となるアモルファスシリコン
膜34、及びオーミックコンタクト層となるn+ 型アモ
ルファスシリコン膜35を順次形成する。絶縁膜33
は、例えばSiNにより約350nmの厚さに形成す
る。また、アモルファスシリコン膜34の厚さは約20
0nm、n+ 型シリコン膜35の厚さは約30nmとす
る。
トレジスト膜を形成し、所定の島状(アイランド状)の
パターンを有する露光マスクを使用してフォトレジスト
膜を露光し、その後現像処理を施すことにより、n+ 型
シリコン膜35の上に島状パターンのレジスト膜を形成
する。その後、このレジスト膜をエッチングマスクとし
てn+ 型シリコン膜35及びアモルファスシリコン膜3
4をエッチングし、図12(b)に示すように、シリコ
ン膜34,35を島状にパターニングする。このときの
エッチングは、例えばSF6 とHeとHClとの混合ガ
スを使用したドライエッチングとする。その後、エッチ
ングマスクとして使用したレジスト膜を除去する。
D法により、Ti、Al及びTiを順次積層して、これ
らのTi、Al及びTiの3層構造の導電膜を形成す
る。下層のTi層の厚さは例えば20nm、Al層の厚
さは例えば75nm、上層のTi層の厚さは例えば20
nmとする。導電膜は、Al、Al合金又はその他の低
抵抗金属により形成してもよい。その後、導電膜の上に
所定のパターンのレジスト膜を形成する。そして、この
レジスト膜をエッチングマスクとして、図12(c)に
示すように、導電膜、及びチャネル領域のn+ 型アモル
ファスシリコン膜35をエッチングし、更にチャネル領
域のシリコン膜34を途中までエッチングして、TFT
40のソース電極37a及びドレイン電極37bを形成
するとともに、データ配線37c及びデータ配線端子3
7dを形成する。導電膜、n+ 型シリコン膜35及びア
モルファスシリコン膜34のエッチングは、例えばCl
2 とBCl3 との混合ガスを用いたドライエッチングに
より行う。その後、エッチングマスクとして使用したレ
ジスト膜を除去する。
ト膜を形成し、露光及び現像工程を経て、ゲート配線端
子32c及び補助容量配線端子32dの中央部の上に開
口部を設ける。そして、このレジスト膜をエッチングマ
スクとしてゲート配線端子32c及び補助容量配線端子
32dの上の絶縁膜33をエッチングし、図14,図1
7(b)に示すように、ゲート配線端子32c及び補助
容量配線端子32dが露出するコンタクトホール33
a,33bを形成する。このときのエッチングは、例え
ばSF6 とO2 との混合ガスを使用したドライエッチン
グにより行う。ドライエッチング時の条件は、SF6 の
流量が200sccm、O2 の流量が200sccm、
圧力が8.0Pa、パワーが600Wである。その後、
エッチングマスクとして使用したレジスト膜を除去す
る。
上側全面に、透明画素電極となるITO膜(図示せず)
を約70nmの厚さに形成する。そして、このITO膜
上にネガ型フォトレジスト膜を形成し、図18に示すよ
うな画素電極形状のパターンを有する露光マスク(背面
露光用マスク)を用いてガラス基板31の下面側から露
光し、更に、図19に示すように、端子電極パターン、
ソース電極と画素電極との接続パターン、及び補助容量
配線に一部重なるパターンを有する露光マスク(上面露
光用マスク)を用いて基板31の上面側から露光する。
その後、現像処理を施して、ITO膜上のフォトレジス
ト膜をパターニングする。
として、シュウ酸によるウェットエッチング処理を行
い、更にサイドエッチングを施すことにより、ITO膜
に少なくとも1.0〜1.5μm以上のエッチングシフ
トを施す。これにより、図20に示すように、スリット
38sを有する画素電極38aと、端子32c,32
d,37dを覆うカバー膜38とが形成される。ゲート
配線端子32cの断面を図15(a)に示し、データ配
線端子327の断面を図15(b)に示す。また、ソー
ス電極37aと画素電極38aとの接合部の断面を図1
3に示す。
1の上側全面にポリイミドからなる配向膜を形成する。
このようにしてTFT基板が完成する。その後、第1の
実施の形態と同様に、ドメイン規制用突起を有するCF
基板と、上記の方法により形成したTFT基板とを接合
し、それらの間に液晶を封入する。これにより、本実施
の形態の液晶表示装置が完成する。本実施の形態におい
ても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
発明の第3の実施の形態の液晶表示装置のTFT基板の
製造方法を示す断面図、図25,図26は同じくその平
面図である。また、図28は、本実施の形態により製造
されたTFT基板の平面図である。なお、本実施の形態
は、本発明を逆スタガ型チャネルプロテクトタイプのT
FTを有する液晶表示装置に適用した例を示す。
ように、透明ガラス基板51の上に導電膜を形成し、こ
の導電膜をパターニングして、ゲート配線52a、補助
容量配線52b、ゲート配線端子52c及び補助容量配
線端子52dを形成する。導電膜は、例えばPVD法に
より、ガラス基板51上に、Cr(クロム)を約150
nmの厚さに堆積して形成する。そして、この導電膜の
上にフォトレジスト膜を形成し、露光及び現像工程を経
て、所定のパターンのレジスト膜(図示せず)を形成す
る。このレジスト膜をマスクとし、Crエッチャントに
より導電膜をエッチングすることにより、ゲート配線5
2a、補助容量配線52b及び端子52c,52dが形
成される。その後、レジスト膜を除去する。
としてもよいし、Al合金により形成してもよい。この
場合に、塩素(Cl)系ガスを使用したドライエッチン
グにより導電膜をパターニングすることができる。次
に、図21(b)に示すように、プラズマCVD法によ
り、ガラス基板51の上側全面に、TFT60のゲート
絶縁膜となる絶縁膜53、動作領域となるアモルファス
シリコン膜54、及びチャネル保護膜となる絶縁膜55
を順次形成する。
より約350nmの厚さに形成する。また、アモルファ
スシリコン膜54の厚さは約30nmとする。更に、絶
縁膜55は、窒化シリコンにより約200nmの厚さに
形成する。本実施の形態では、絶縁膜55は、予め2度
のドライエッチングに十分耐えうるべく、通常よりも厚
く形成しておくか、又は窒化シリコン膜(厚さ約60n
m)と酸化シリコン膜(厚さ約60nm)との積層構造
としておく。
スト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜の
上に、 少なくともチャネル保護膜形成領域を覆い、チャ
ネル保護膜形成領域(又は、ゲート配線)よりも幅広の
領域を覆う露光マスクを配置して基板51の上側から露
光した後、基板51の下側からフォトレジスト膜を全面
露光する。その後、現像処理を施すことにより、ゲート
配線52aとほぼ等しい幅のマスク(エッチングマス
ク)を自己整合的に形成する。続いて、SF6 とO2 と
の混合ガスを使用して絶縁膜55をドライエッチングし
た後、マスクを除去する。これにより、図21(c),
図25(b)に示すように、アモルファスシリコン膜5
4上にチャネル保護膜55aが形成される。
(a)に示すように、ガラス基板51の上側全面に、T
FT60のオーミックコンタクト層となるn+ 型シリコ
ン膜56を約30nmの厚さに形成する。その後、n+
型シリコン膜56の上に、PVD法により、Ti、Al
及びTiを順次積層して、これらのTi、Al及びTi
の3層構造の導電膜57を形成する。下層のTi層の厚
さは例えば20nm、Al層の厚さは例えば75nm、
上層のTi層の厚さは例えば20nmとする。導電膜5
7は、Al、Al合金又はその他の低抵抗金属により形
成してもよい。
レジスト膜を形成する。そして、このレジスト膜をエッ
チングマスクとして、導電膜57、n+ 型シリコン膜5
6及びアモルファスシリコン膜54をエッチングし、図
22(b),図26(a)に示すように、TFT60の
ソース電極57a及びドレイン電極57bを形成すると
ともに、データ配線57c及びデータ配線端子57dを
形成する。導電膜57、n+ 型シリコン膜56及びアモ
ルファスシリコン膜54のエッチングは、例えばCl2
とBCl3 との混合ガスを用いたドライエッチングによ
り行う。その後、エッチングマスクとして使用したレジ
スト膜を除去する。
ト膜を形成し、露光及び現像工程を経て、ゲート配線端
子52c及び補助容量配線端子52dの中央部の上に開
口部を設ける。そして、このレジスト膜をエッチングマ
スクとしてゲート配線端子52c及び補助容量配線端子
52dの上の絶縁膜53をエッチングし、図23、図2
6(b)に示すように、ゲート配線端子52c及び補助
容量配線端子52dが露出するコンタクトホール53
a,53bを形成する。このときのエッチングは、例え
ばSF6 とO2 との混合ガスを使用したドライエッチン
グにより行う。ドライエッチング時の条件は、例えばS
F6 の流量が200sccm、O2 の流量が200sc
cm、圧力が8.0Pa、パワーが600Wである。そ
の後、エッチングマスクとして使用したレジスト膜を除
去する。
上側全面に、透明画素電極となるITO膜(図示せず)
を約70nmの厚さに形成する。そして、このITO膜
上にポジ型フォトレジスト膜を形成し、図27に示すよ
うなパターン(図中斜線で示す部分が遮光部)を有する
露光マスクを用いてガラス基板51の上面側から露光す
る。その後、現像処理を施してITO膜上のフォトレジ
スト膜をパターニングする。
として、シュウ酸等によるウェットエッチング処理を行
い、スリット58sを有する画素電極58aと、ゲート
配線端子52c、補助容量配線端子52d、ソース電極
57a、ドレイン電極57b、データ配線57c及びデ
ータ配線端子57dの上を覆うカバー膜58とを形成す
る。
(a)に示し、データ配線端子57dの断面を図24
(b)に示す。また、ソース電極57aと画素電極58
aとの接合部の断面図を図22(c)に示す。次いで、
基板51の上側全面に、ポリイミドからなる配向膜を形
成する。このようにしてTFT基板が完成する。
バによる欠陥検査工程において、導電膜57のパターニ
ング時の異物によりドレイン電極57b、データ配線5
7c及びデータ配線端子57dのいずれかと画素電極5
8aとの間に短絡不良が生じている基板を検出したとき
に、その基板に再度短絡不良個所の導電膜をエッチング
する処理を施すことにより、該短絡不良個所の導電膜を
完全に除去し、パターン欠陥の修復を行う。ここで、ソ
ース電極57a、ドレイン電極57b、データ配線57
c及びデータ配線端子57dの上のカバー膜58がエッ
チングストッパとなるため、異物部分の短絡不良個所の
導電膜のみを除去することが可能である。
カバー膜58のパターン不良によるものであれば、再度
画素電極58a又はカバー膜58のパターニング及びエ
ッチングを行うことにより、修復が可能となる。そし
て、第1の実施の形態と同様に、ドメイン規制用突起を
有するCF基板と、上記の方法により形成したTFT基
板とを接合し、それらの間に液晶を封入する。これによ
り、本実施の形態の液晶表示装置が完成する。
造工程が簡略化され、液晶表示装置の製造コストが低減
される。また、従来の多様なリペア工程による多大な時
間の浪費を防止でき、更に短絡欠陥画素の完全修復も可
能となる。
ン規制用スリットを有する画素電極を形成することがで
きる。また、透明導電膜のパターニング時にエッチング
シフトを施すことにより、データ配線と画素電極との短
絡を防止することができる。更に、本発明によれば、最
終保護膜の製造工程を削減し、液晶表示装置の製造に要
する時間を短縮することができる。
置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その1)であ
る。
置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その2)であ
る。
置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その3)であ
る。
置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その4)であ
る。
置のTFT基板の製造方法を示す平面図(その1)であ
る。
置のTFT基板の製造方法を示す平面図(その2)であ
る。
(背面露光用マスク)を示す平面図である。
(上面露光用マスク)を示す平面図である。
T基板の平面図である。
示す平面図である。
可能な露光装置を示す模式図である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その1)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その2)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その3)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その4)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す平面図(その1)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す平面図(その2)
である。
スク(背面露光用マスク)を示す平面図である。
スク(上面露光用マスク)を示す平面図である。
TFT基板の平面図である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その1)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その2)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その3)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す断面図(その4)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す平面図(その1)
である。
示装置のTFT基板の製造方法を示す平面図(その2)
である。
スク(上面露光用マスク)を示す平面図である。
TFT基板の平面図である。
を示す断面図である。
TFT形成部の断面図である。
膜、 17,57…導電膜、 17a,37a,57a,77a…ソース電極、 17b,37b,57b,77b…ドレイン電極、 17c,37c,57c…データ配線、 17d,37d,57d…データ配線端子、 18,38,58…カバー膜、 18a、38a,58a,78…画素電極、 18s,38s,58s,78s…スリット、 20,40,60…TFT、 21…ステージ、 22a,22b…露光マスク設置部、 23a,23b…露光ヘッド、 24a,24b…露光ヘッドアーム、 25…露光マスク交換ユニット、 70…TFT基板、 79…最終保護膜、 80…CF基板、 82…ブラックマトリクス、 83…カラーフィルタ、 84…コモン電極、 85…ドメイン規制用突起部。
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁基板上に第1の導電膜を形成する工
程と、 前記第1の導電膜をパターニングして、相互に平行な複
数本のゲート配線を形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に第1の絶縁膜を形成する工程
と、 前記第1の絶縁膜の上にシリコン膜を形成する工程と、 前記シリコン膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜をパターニングしてチャネル保護膜を
形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に第2の導電膜を形成する工程
と、 前記第2の導電膜及び前記シリコン膜を同一のエッチン
グマスクを用いてエッチングし、前記第2の導電膜から
形成されたソース電極及びドレイン電極を有する薄膜ト
ランジスタを完成するとともに、前記ゲート配線と交差
する複数本のデータ配線を形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に透明導電膜を形成する工程
と、 前記透明導電膜の上にフォトレジスト膜を形成し、画素
電極形成用の第1の露光マスクを用いて基板下面側から
前記フォトレジスト膜を露光し、ソース電極と画素電極
との接続部形成用の第2の露光マスクを使用して基板上
面側から前記フォトレジスト膜を露光し、その後現像処
理して、前記透明導電膜の上にレジストパターンを形成
する工程と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとして前記透
明導電膜をエッチングし、前記ソース電極に接続した画
素電極を形成する工程とを有することを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 - 【請求項2】 絶縁基板上に第1の導電膜を形成する工
程と、 前記第1の導電膜をパターニングして、相互に平行な複
数本のゲート配線を形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に第1の絶縁膜を形成する工程
と、 前記第1の絶縁膜の上にシリコン膜を形成する工程と、 前記シリコン膜をパターニングする工程と、 前記絶縁基板の上側全面に第2の導電膜を形成する工程
と、 前記第2の導電膜をエッチングするとともに前記シリコ
ン膜を厚さ方向の途中までエッチングして、前記第2の
導電膜から形成されたソース電極及びドレイン電極を有
する薄膜トランジスタを完成するとともに、前記ゲート
配線と交差する複数本のデータ配線を形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に透明導電膜を形成する工程
と、 前記透明導電膜の上にフォトレジスト膜を形成し、画素
電極形成用の第1の露光マスクを用いて基板下面側から
前記フォトレジスト膜を露光し、ソース電極と画素電極
との接続部形成用の第2の露光マスクを使用して基板上
面側から前記フォトレジスト膜を露光し、その後現像処
理して、前記透明導電膜の上にレジストパターンを形成
する工程と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとして前記透
明導電膜をエッチングし、前記ソース電極に接続した画
素電極を形成する工程とを有することを特徴とする液晶
表示装置の製造方法。 - 【請求項3】 絶縁基板上に第1の導電膜を形成する工
程と、 前記第1の導電膜をパターニングして、相互に平行な複
数本のゲート配線を形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に第1の絶縁膜を形成する工程
と、 前記第1の絶縁基板の上にシリコン膜を形成する工程
と、 前記シリコン膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜をパターニングしてチャネル保護膜を
形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に第2の導電膜を形成する工程
と、 前記第2の導電膜及び前記シリコン膜を同一のエッチン
グマスクを用いてエッチングし、前記第2の導電膜から
形成されたソース電極及びドレイン電極を有する薄膜ト
ランジスタを完成するとともに、前記ゲート配線と交差
する複数本のデータ配線を形成する工程と、 前記絶縁基板の上側全面に透明導電膜を形成する工程
と、 前記透明導電膜の上にフォトレジスト膜を形成し、画素
電極パターン、ソース電極パターン、ドレイン電極パタ
ーン及びデータ配線パターンを有する露光マスクを用い
て基板上面側から前記フォトレジスト膜を露光し、その
後現像処理して、前記透明導電膜の上にレジストパター
ンを形成する工程と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとして前記透
明電極をエッチングし、前記ソース電極に接続した画素
電極を形成するとともに、前記ソース電極、前記ドレイ
ン電極及び前記データ配線を覆う前記透明導電膜からな
るカバー膜を形成する工程とを有することを特徴とする
液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項4】 フォトレジスト膜が形成された透明基板
が載置されるステージと、 前記ステージの上側に配置された第1のマスク設置部
と、 前記第1のマスク設置部に設置された第1のマスクを介
して前記フォトレジスト膜を露光する第1の光源と、 前記ステージの下側に配置された第2のマスク設置部
と、 前記第2のマスク設置部に設置された第2のマスク及び
前記透明基板を介して前記フォトレジスト膜を露光する
第2の光源とを有することを特徴とする露光装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000079518A JP2001264811A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 液晶表示装置の製造方法及び露光装置 |
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JP2000079518A JP2001264811A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 液晶表示装置の製造方法及び露光装置 |
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JP2000079518A Withdrawn JP2001264811A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 液晶表示装置の製造方法及び露光装置 |
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