JP2001263580A - 微少吐出ポンプ装置 - Google Patents
微少吐出ポンプ装置Info
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- JP2001263580A JP2001263580A JP2000077742A JP2000077742A JP2001263580A JP 2001263580 A JP2001263580 A JP 2001263580A JP 2000077742 A JP2000077742 A JP 2000077742A JP 2000077742 A JP2000077742 A JP 2000077742A JP 2001263580 A JP2001263580 A JP 2001263580A
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- 230000010349 pulsation Effects 0.000 abstract description 5
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 abstract 1
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- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プランジャ型のポンプ体を用いて単位時間当
たりの給油量を一定に保持しつつ、脈動することなく連
続かつ一定に給油箇所に吐出できるようにして吐出の安
定化を図る。 【解決手段】 ベース20に設けられオイルを吐出する
ポンプ体30と、ベース20に設けられポンプ体30を
作動させる駆動部70とを備え、ポンプ体30を、オイ
ルを吐出する吐出口31及びオイルを吸入する吸入口3
2を有したシリンダ33と、シリンダ33から後端部3
5が突出し前進時に吐出口31からオイルを吐出し後退
時に吸入口32からオイルを吸引するピストン36と、
ピストン36を後退方向に付勢するスプリング37とを
備えて構成し、このポンプ体30をベース20に複数設
け、駆動部70を複数のポンプ体30からの総吐出が連
続かつ一定になるように複数のポンプ体30のピストン
36の後端部35を順次押圧して前進させるカム71を
備えて構成した。
たりの給油量を一定に保持しつつ、脈動することなく連
続かつ一定に給油箇所に吐出できるようにして吐出の安
定化を図る。 【解決手段】 ベース20に設けられオイルを吐出する
ポンプ体30と、ベース20に設けられポンプ体30を
作動させる駆動部70とを備え、ポンプ体30を、オイ
ルを吐出する吐出口31及びオイルを吸入する吸入口3
2を有したシリンダ33と、シリンダ33から後端部3
5が突出し前進時に吐出口31からオイルを吐出し後退
時に吸入口32からオイルを吸引するピストン36と、
ピストン36を後退方向に付勢するスプリング37とを
備えて構成し、このポンプ体30をベース20に複数設
け、駆動部70を複数のポンプ体30からの総吐出が連
続かつ一定になるように複数のポンプ体30のピストン
36の後端部35を順次押圧して前進させるカム71を
備えて構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属の切削加工を
行なう工作機械やプレス機械等の産業機械等で主に潤滑
用として用いられる微少吐出ポンプ装置に係り、特に、
プランジャ型のポンプ体を備えた微少吐出ポンプ装置に
関する。
行なう工作機械やプレス機械等の産業機械等で主に潤滑
用として用いられる微少吐出ポンプ装置に係り、特に、
プランジャ型のポンプ体を備えた微少吐出ポンプ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微少吐出ポンプ装置とし
ては、例えば、図7に示す給油システムに用いられるも
のが知られている。この微少吐出ポンプ装置1は、リザ
ーバタンク2に取付けられる板状のベース3と、ベース
3に設けられるプランジャ型のポンプ体4と、ベース3
に設けられポンプ体4を作動させるエア駆動型の駆動部
5とを備えて構成されている。ポンプ体4の吐出容量
が、例えば、0.01〜0.05cc/shot,吐出
サイクルが、例えば、最大2回/秒に設定されている。
この給油システムにおいては、微少吐出ポンプ装置1か
らのオイルにエアを混合して、このエアの混合オイルを
給油箇所Kに給油している。この給油システムにおい
て、6はエア源7からレギュレータ8及び電磁切換弁9
を介してポンプ体4の駆動部5に配管され電磁切換弁9
の切換によって間欠的に駆動部5を駆動させる駆動用配
管、10はポンプ体4からノズル11に至る主管、12
は主管10の途中に3方向継ぎ手13を介して配管され
エア源7からレギュレータ14を介してエアを主管10
に送給するエア送給管である。そして、エア送給管12
からのエアによって主管10内のオイルをノズル11ま
で搬送するとともに、このノズル11からエアとオイル
の混合体を噴射して給油を行なう。この場合、ポンプ体
4はプランジャ型なので、単位時間当たりの給油量は一
定になる。
ては、例えば、図7に示す給油システムに用いられるも
のが知られている。この微少吐出ポンプ装置1は、リザ
ーバタンク2に取付けられる板状のベース3と、ベース
3に設けられるプランジャ型のポンプ体4と、ベース3
に設けられポンプ体4を作動させるエア駆動型の駆動部
5とを備えて構成されている。ポンプ体4の吐出容量
が、例えば、0.01〜0.05cc/shot,吐出
サイクルが、例えば、最大2回/秒に設定されている。
この給油システムにおいては、微少吐出ポンプ装置1か
らのオイルにエアを混合して、このエアの混合オイルを
給油箇所Kに給油している。この給油システムにおい
て、6はエア源7からレギュレータ8及び電磁切換弁9
を介してポンプ体4の駆動部5に配管され電磁切換弁9
の切換によって間欠的に駆動部5を駆動させる駆動用配
管、10はポンプ体4からノズル11に至る主管、12
は主管10の途中に3方向継ぎ手13を介して配管され
エア源7からレギュレータ14を介してエアを主管10
に送給するエア送給管である。そして、エア送給管12
からのエアによって主管10内のオイルをノズル11ま
で搬送するとともに、このノズル11からエアとオイル
の混合体を噴射して給油を行なう。この場合、ポンプ体
4はプランジャ型なので、単位時間当たりの給油量は一
定になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の微少吐出ポンプ装置1にあっては、ポンプ体4はプラ
ンジャ型なので、オイルの吐出が間欠的になり、また、
オイルはエアによって一時にノズル11まで搬送される
ので、ノズル11で絞ってはいるとはいっても、図8に
示すように、単位時間当たりの給油量は一定になるが、
微視的に見ると、脈動して吐出されることになり、その
ため、温度上昇等を極力抑えて温度を一定化して給油を
行ないたい精密スピンドル等の給油精度が要求される給
油箇所Kにおいては、温度ムラの原因になる等の支障が
生じ給油精度保持が極めて難しいという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
プランジャ型のポンプ体を用いて単位時間当たりの給油
量を一定に保持しつつ、脈動することなく連続かつ一定
に給油箇所に吐出できるようにして吐出の安定化を図っ
た微少吐出ポンプ装置を提供することを目的とする。
の微少吐出ポンプ装置1にあっては、ポンプ体4はプラ
ンジャ型なので、オイルの吐出が間欠的になり、また、
オイルはエアによって一時にノズル11まで搬送される
ので、ノズル11で絞ってはいるとはいっても、図8に
示すように、単位時間当たりの給油量は一定になるが、
微視的に見ると、脈動して吐出されることになり、その
ため、温度上昇等を極力抑えて温度を一定化して給油を
行ないたい精密スピンドル等の給油精度が要求される給
油箇所Kにおいては、温度ムラの原因になる等の支障が
生じ給油精度保持が極めて難しいという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
プランジャ型のポンプ体を用いて単位時間当たりの給油
量を一定に保持しつつ、脈動することなく連続かつ一定
に給油箇所に吐出できるようにして吐出の安定化を図っ
た微少吐出ポンプ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の微少吐出ポンプ装置は、ベースに設け
られオイルを吐出するポンプ体と、該ベースに設けられ
ポンプ体を作動させる駆動部とを備えた微少吐出ポンプ
装置において、上記ポンプ体を、オイルを吐出する吐出
口及びオイルを吸入する吸入口を有したシリンダと、該
シリンダに前後動可能に設けられるとともにシリンダか
ら後端部が突出し前進時に吐出口からオイルを吐出し後
退時に吸入口からオイルを吸引するピストンと、上記シ
リンダ内に設けられピストンを後退方向に付勢するスプ
リングとを備えて構成し、該ポンプ体を上記ベースに複
数設け、上記駆動部を上記複数のポンプ体からの総吐出
が連続かつ一定になるように上記複数のポンプ体のピス
トンの後端部を順次押圧して前進させるカムを備えて構
成している。
るための本発明の微少吐出ポンプ装置は、ベースに設け
られオイルを吐出するポンプ体と、該ベースに設けられ
ポンプ体を作動させる駆動部とを備えた微少吐出ポンプ
装置において、上記ポンプ体を、オイルを吐出する吐出
口及びオイルを吸入する吸入口を有したシリンダと、該
シリンダに前後動可能に設けられるとともにシリンダか
ら後端部が突出し前進時に吐出口からオイルを吐出し後
退時に吸入口からオイルを吸引するピストンと、上記シ
リンダ内に設けられピストンを後退方向に付勢するスプ
リングとを備えて構成し、該ポンプ体を上記ベースに複
数設け、上記駆動部を上記複数のポンプ体からの総吐出
が連続かつ一定になるように上記複数のポンプ体のピス
トンの後端部を順次押圧して前進させるカムを備えて構
成している。
【0005】これによれば、駆動部のカムを回転させる
と、複数のポンプ体のピストンの後端部が順次押圧して
前進させられ、押圧終了後はピストンはスプリングの付
勢力によって後退させられ、ポンプ体においては、その
ピストンの前進時に吐出口からオイルを吐出し、ピスト
ンの後退時に吸入口からオイルを吸入する。この場合、
各ポンプ体から順次オイルが吐出させられ、その総吐出
が連続かつ一定になり、単位時間当たりの給油量が一定
になるとともに、脈動することなく連続かつ一定に給油
箇所に吐出できるようになる。そのため、温度上昇等を
極力抑えて温度を一定化して給油を行ないたい精密スピ
ンドル等の給油精度が要求される給油箇所においては、
給油精度保持が確実に行なわれる。
と、複数のポンプ体のピストンの後端部が順次押圧して
前進させられ、押圧終了後はピストンはスプリングの付
勢力によって後退させられ、ポンプ体においては、その
ピストンの前進時に吐出口からオイルを吐出し、ピスト
ンの後退時に吸入口からオイルを吸入する。この場合、
各ポンプ体から順次オイルが吐出させられ、その総吐出
が連続かつ一定になり、単位時間当たりの給油量が一定
になるとともに、脈動することなく連続かつ一定に給油
箇所に吐出できるようになる。そのため、温度上昇等を
極力抑えて温度を一定化して給油を行ないたい精密スピ
ンドル等の給油精度が要求される給油箇所においては、
給油精度保持が確実に行なわれる。
【0006】そして、必要に応じ、上記ベースに、上記
複数のポンプ体がその各軸線方向を平行にかつ該各ポン
プ体のピストンの後端部を一方側に位置させて同一円周
上に支持されるポンプ支持部を設け、上記カムを、該カ
ムの回転軸の軸線が各ポンプ体が支持される円周の中心
を通り、各ポンプ体のピストンの後端部を順次押圧して
前進させる平カムで構成している。平カムで押圧するの
で、ポンプ体から順次確実に微少オイルを吐出させるこ
とができる。また、必要に応じ、上記ベースに、上記カ
ムを回転可能に支持するカム支持部を設けた構成として
いる。カムがカム支持部で支持されるので、確実に回転
させられ、ポンプ体から順次確実に微少オイルを吐出さ
せることができる。更に、必要に応じ、上記駆動部を、
上記カムを回転させる駆動モータを備えて構成し、上記
ベースに上記駆動部の駆動モータを支持する駆動モータ
支持部を設けた構成としている。装置自らカムを駆動し
て吐出することができ、種々のところに容易に設置して
汎用性を増すことができる。更にまた、必要に応じ、上
記駆動部を、上記駆動モータの回転を減速する減速機構
を備えて構成している。カムの回転速度の調整を容易に
行なわせることができる。
複数のポンプ体がその各軸線方向を平行にかつ該各ポン
プ体のピストンの後端部を一方側に位置させて同一円周
上に支持されるポンプ支持部を設け、上記カムを、該カ
ムの回転軸の軸線が各ポンプ体が支持される円周の中心
を通り、各ポンプ体のピストンの後端部を順次押圧して
前進させる平カムで構成している。平カムで押圧するの
で、ポンプ体から順次確実に微少オイルを吐出させるこ
とができる。また、必要に応じ、上記ベースに、上記カ
ムを回転可能に支持するカム支持部を設けた構成として
いる。カムがカム支持部で支持されるので、確実に回転
させられ、ポンプ体から順次確実に微少オイルを吐出さ
せることができる。更に、必要に応じ、上記駆動部を、
上記カムを回転させる駆動モータを備えて構成し、上記
ベースに上記駆動部の駆動モータを支持する駆動モータ
支持部を設けた構成としている。装置自らカムを駆動し
て吐出することができ、種々のところに容易に設置して
汎用性を増すことができる。更にまた、必要に応じ、上
記駆動部を、上記駆動モータの回転を減速する減速機構
を備えて構成している。カムの回転速度の調整を容易に
行なわせることができる。
【0007】また、必要に応じ、上記ポンプ体の吐出容
量を、0.005cc/shot以下にした構成として
いる。微少量の吐出に対応させることができる。更に、
必要に応じ、総吐出容量が、0.02cc/hr〜1.
5cc/hrになるように、上記ポンプ体の数とカムの
回転数を設定した構成としている。
量を、0.005cc/shot以下にした構成として
いる。微少量の吐出に対応させることができる。更に、
必要に応じ、総吐出容量が、0.02cc/hr〜1.
5cc/hrになるように、上記ポンプ体の数とカムの
回転数を設定した構成としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置を説明する。
尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明す
る。図1乃至図4に示すように、本発明の実施の形態に
係る微少吐出ポンプ装置Sは、リザーバタンク(図示せ
ず)に取付けられるベース20と、ベース20に設けら
れオイルを吐出するポンプ体30と、ベース20に設け
られポンプ体30を作動させる駆動部70とを備えて構
成されている。ベース20は、複数のポンプ体30を同
一円周上に支持する矩形板状のポンプ支持部21と、後
述の駆動部70のカム71を回転可能に支持するカム支
持部23と、ポンプ支持部21にポンプ支持部21の左
右に立設した板状の連結部材25を介して一体に連結さ
れ後述の駆動部70の駆動モータ73を支持する駆動モ
ータ支持部24とを備えて構成されている。
の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置を説明する。
尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明す
る。図1乃至図4に示すように、本発明の実施の形態に
係る微少吐出ポンプ装置Sは、リザーバタンク(図示せ
ず)に取付けられるベース20と、ベース20に設けら
れオイルを吐出するポンプ体30と、ベース20に設け
られポンプ体30を作動させる駆動部70とを備えて構
成されている。ベース20は、複数のポンプ体30を同
一円周上に支持する矩形板状のポンプ支持部21と、後
述の駆動部70のカム71を回転可能に支持するカム支
持部23と、ポンプ支持部21にポンプ支持部21の左
右に立設した板状の連結部材25を介して一体に連結さ
れ後述の駆動部70の駆動モータ73を支持する駆動モ
ータ支持部24とを備えて構成されている。
【0009】ポンプ体30は、図3に詳しく示すよう
に、側部に設けられオイルを吐出する吐出口31及び下
端に設けられオイルを吸入する吸入口32を有したシリ
ンダ33と、シリンダ33のオイルを溜めることが可能
な内孔34に前後動可能に設けられるとともにシリンダ
33から後端部35が突出し前進時に吐出口31からオ
イルを吐出し後退時に吸入口32からオイルを吸引する
ピストン36と、シリンダ33内に設けられピストン3
6を後退方向に付勢するコイルスプリング37とを備え
て構成されている。また、シリンダ33は、ピストン3
6が設けられる内孔34を有した円柱ブロック状のシリ
ンダ本体38に、吐出口31が設けられた吐出ユニット
50と、吸入口32が設けられた吸入ユニット60とを
設けて構成されている。
に、側部に設けられオイルを吐出する吐出口31及び下
端に設けられオイルを吸入する吸入口32を有したシリ
ンダ33と、シリンダ33のオイルを溜めることが可能
な内孔34に前後動可能に設けられるとともにシリンダ
33から後端部35が突出し前進時に吐出口31からオ
イルを吐出し後退時に吸入口32からオイルを吸引する
ピストン36と、シリンダ33内に設けられピストン3
6を後退方向に付勢するコイルスプリング37とを備え
て構成されている。また、シリンダ33は、ピストン3
6が設けられる内孔34を有した円柱ブロック状のシリ
ンダ本体38に、吐出口31が設けられた吐出ユニット
50と、吸入口32が設けられた吸入ユニット60とを
設けて構成されている。
【0010】ピストン36の後端部35は一般径よりも
大径に形成され下側に鍔部40が設けられている。この
後端部35が突出するシリンダ本体38の後部には、雌
ネジ41が形成されたスプリング収納孔42が形成され
ており、この後部の雌ネジ41に螺合する雄ネジ43を
有しこの雄ネジ43を雌ネジ41に螺合することにより
ピストン36の抜けを阻止するストッパ部材45が設け
られている。ストッパ部材45には、ピストン36の後
端部35が挿通されるとともに、内側開口縁部46aで
ピストン36の後端部35の鍔部40上面を係止せしめ
て押える挿通孔46が形成されている。そして、スプリ
ング37はスプリング収納孔42の底部とピストン36
の後端部35の鍔部40下面との間に圧縮状態で介装さ
れ、ピストン36を常時後退方向に付勢している。47
はスプリング収納孔42に圧入されピストン36が挿通
する通孔47aを有しスプリング37を受けるキャップ
状の受け部材である。また、ストッパ部材45は、頭部
48のあるボルト状に形成されており、その雄ネジ43
が後述するベース20の板状のポンプ支持部21に形成
した支持孔22に挿通され、この雄ネジ43を雌ネジ4
1に螺合することにより、シリンダ本体38の後端面と
頭部48との間で支持孔周縁22aを挾持してシリンダ
33をポンプ支持部21に固定する機能も有している。
大径に形成され下側に鍔部40が設けられている。この
後端部35が突出するシリンダ本体38の後部には、雌
ネジ41が形成されたスプリング収納孔42が形成され
ており、この後部の雌ネジ41に螺合する雄ネジ43を
有しこの雄ネジ43を雌ネジ41に螺合することにより
ピストン36の抜けを阻止するストッパ部材45が設け
られている。ストッパ部材45には、ピストン36の後
端部35が挿通されるとともに、内側開口縁部46aで
ピストン36の後端部35の鍔部40上面を係止せしめ
て押える挿通孔46が形成されている。そして、スプリ
ング37はスプリング収納孔42の底部とピストン36
の後端部35の鍔部40下面との間に圧縮状態で介装さ
れ、ピストン36を常時後退方向に付勢している。47
はスプリング収納孔42に圧入されピストン36が挿通
する通孔47aを有しスプリング37を受けるキャップ
状の受け部材である。また、ストッパ部材45は、頭部
48のあるボルト状に形成されており、その雄ネジ43
が後述するベース20の板状のポンプ支持部21に形成
した支持孔22に挿通され、この雄ネジ43を雌ネジ4
1に螺合することにより、シリンダ本体38の後端面と
頭部48との間で支持孔周縁22aを挾持してシリンダ
33をポンプ支持部21に固定する機能も有している。
【0011】また、吐出ユニット50は、オイル通路5
1が形成され、一端側にシリンダ本体38の雌ネジ38
aに螺合する雄ネジ52を有し、他端側に配管用の雄ネ
ジ53を有したユニット本体54を備えている。ユニッ
ト本体54のオイル通路51には、コイルスプリング5
5でシリンダ33側に付勢されてシリンダ本体38側の
弁座56に当接されオイル通路51を閉じてシリンダ本
体38側へのオイルの流れを阻止し、一方、ピストン3
6の前進によるスプリング55の付勢力に抗する力でオ
イル通路51を開いてオイルの吐出を許容する弁体57
が設けられている。吸入ユニット60は、オイル通路6
1が形成され、一端側にシリンダ本体38の雌ネジ38
bに螺合する雄ネジ62を有し、他端側に配管用の雄ネ
ジ63を有したユニット本体64を備えている。ユニッ
ト本体64のオイル通路61には、コイルスプリング6
5でシリンダ本体38とは反対側の吸入口32側に付勢
されて弁座66に当接されオイル通路61を閉じて吸入
口32側へのオイルの流れを阻止し、一方、ピストン3
6の後退によるスプリング65の付勢力に抗する力でオ
イル通路61を開いてオイルの吸入を許容する弁体67
が設けられている。68は弁体67と吸入口32との間
のオイル通路61に設けられた焼結金属製のフィルタで
ある。
1が形成され、一端側にシリンダ本体38の雌ネジ38
aに螺合する雄ネジ52を有し、他端側に配管用の雄ネ
ジ53を有したユニット本体54を備えている。ユニッ
ト本体54のオイル通路51には、コイルスプリング5
5でシリンダ33側に付勢されてシリンダ本体38側の
弁座56に当接されオイル通路51を閉じてシリンダ本
体38側へのオイルの流れを阻止し、一方、ピストン3
6の前進によるスプリング55の付勢力に抗する力でオ
イル通路51を開いてオイルの吐出を許容する弁体57
が設けられている。吸入ユニット60は、オイル通路6
1が形成され、一端側にシリンダ本体38の雌ネジ38
bに螺合する雄ネジ62を有し、他端側に配管用の雄ネ
ジ63を有したユニット本体64を備えている。ユニッ
ト本体64のオイル通路61には、コイルスプリング6
5でシリンダ本体38とは反対側の吸入口32側に付勢
されて弁座66に当接されオイル通路61を閉じて吸入
口32側へのオイルの流れを阻止し、一方、ピストン3
6の後退によるスプリング65の付勢力に抗する力でオ
イル通路61を開いてオイルの吸入を許容する弁体67
が設けられている。68は弁体67と吸入口32との間
のオイル通路61に設けられた焼結金属製のフィルタで
ある。
【0012】このように構成されたポンプ体30は、複
数備えられている。図2に示すように、実施の形態では
4つ設けられている。複数のポンプ体30は、その各軸
線方向を平行にかつ各ポンプ体30のピストン36の後
端部35を一方側に位置させて同一円周R上にベース2
0のポンプ支持部21に支持されている。ポンプ支持部
21は矩形板状に形成されており、このポンプ支持部2
1には、中心Pを中心とした円周R上に等角度関係(実
施の形態では90度関係)で上記ストッパ部材45の雄
ネジ43が挿通される支持孔22が形成されている。そ
して、ストッパ部材45の雄ネジ43が支持孔22に挿
通され、この雄ネジ43をシリンダ本体38の雌ネジ4
1に螺合することにより、シリンダ本体38の後端面3
8cと頭部48との間で支持孔周縁22aを挾持してシ
リンダ33がポンプ支持部21に固定されている。ポン
プ体30は、1ショット(ピストン36の1往復)当た
り、0.005cc/shot以下に設定され、種々の
吐出量のものが用意され、適宜選択される。例えば、
0.00175cc,0.0025cc,0.003c
c,0.0035cc,0.004cc,0.0045
cc,0.005cc等に設定されている。また、4つ
のポンプ体30は、同じ吐出量のものが選択されてい
る。この場合、ポンプ体30が複数あるので、配管箇所
に個別に配管することもできるが、実施の形態では、図
2に示すように、ポンプ体30の吐出配管をまとめて1
つにしている。
数備えられている。図2に示すように、実施の形態では
4つ設けられている。複数のポンプ体30は、その各軸
線方向を平行にかつ各ポンプ体30のピストン36の後
端部35を一方側に位置させて同一円周R上にベース2
0のポンプ支持部21に支持されている。ポンプ支持部
21は矩形板状に形成されており、このポンプ支持部2
1には、中心Pを中心とした円周R上に等角度関係(実
施の形態では90度関係)で上記ストッパ部材45の雄
ネジ43が挿通される支持孔22が形成されている。そ
して、ストッパ部材45の雄ネジ43が支持孔22に挿
通され、この雄ネジ43をシリンダ本体38の雌ネジ4
1に螺合することにより、シリンダ本体38の後端面3
8cと頭部48との間で支持孔周縁22aを挾持してシ
リンダ33がポンプ支持部21に固定されている。ポン
プ体30は、1ショット(ピストン36の1往復)当た
り、0.005cc/shot以下に設定され、種々の
吐出量のものが用意され、適宜選択される。例えば、
0.00175cc,0.0025cc,0.003c
c,0.0035cc,0.004cc,0.0045
cc,0.005cc等に設定されている。また、4つ
のポンプ体30は、同じ吐出量のものが選択されてい
る。この場合、ポンプ体30が複数あるので、配管箇所
に個別に配管することもできるが、実施の形態では、図
2に示すように、ポンプ体30の吐出配管をまとめて1
つにしている。
【0013】駆動部70は、複数のポンプ体30からの
総吐出が連続かつ一定になるように、複数のポンプ体3
0のピストン36の後端部35を順次押圧して前進させ
るカム71を備えて構成されている。詳しくは、カム7
1は、カム71の回転軸72の軸線が各ポンプ体30が
支持される円周Rの中心Pを通り、各ポンプ体30のピ
ストン36の後端部35を順次押圧して前進させる平カ
ム(ディスクカム)で構成されている。カム71のカム
面71aは、図4のカム71の展開図に示すように、一
回転(360度)の間に4つのピストン36の後端部3
5を順次押圧する形状に形成され、図5に示すように、
総吐出が連続かつ一定になるようにしている。カム71
は、ベース20のカム支持部23に回転可能に支持され
ている。カム71の上下には回転軸72が突設されてお
り、カム支持部23は、ポンプ支持部21の中心に設け
られ下側の回転軸72を軸支する下側軸受部23aと、
駆動モータ支持部24に垂設され上側の回転軸72を軸
支する上側軸受部23bとから構成されている。
総吐出が連続かつ一定になるように、複数のポンプ体3
0のピストン36の後端部35を順次押圧して前進させ
るカム71を備えて構成されている。詳しくは、カム7
1は、カム71の回転軸72の軸線が各ポンプ体30が
支持される円周Rの中心Pを通り、各ポンプ体30のピ
ストン36の後端部35を順次押圧して前進させる平カ
ム(ディスクカム)で構成されている。カム71のカム
面71aは、図4のカム71の展開図に示すように、一
回転(360度)の間に4つのピストン36の後端部3
5を順次押圧する形状に形成され、図5に示すように、
総吐出が連続かつ一定になるようにしている。カム71
は、ベース20のカム支持部23に回転可能に支持され
ている。カム71の上下には回転軸72が突設されてお
り、カム支持部23は、ポンプ支持部21の中心に設け
られ下側の回転軸72を軸支する下側軸受部23aと、
駆動モータ支持部24に垂設され上側の回転軸72を軸
支する上側軸受部23bとから構成されている。
【0014】また、駆動部70は、カム71を回転させ
る電動駆動モータ73を備えて構成されている。電動駆
動モータ73には、駆動モータ73の回転を減速する減
速ギヤ及びこれを収納したギヤボックスからなる減速機
構74が設けられている。そして、電動駆動モータ73
は、減速機構74を介してベース20に設けた駆動モー
タ支持部24に支持されている。駆動モータ支持部24
は、ポンプ支持部21にポンプ支持部21の左右に立設
した板状の連結部材25を介して一体に連結され、ポン
プ支持部21に平行な略矩形板状に形成されている。減
速機構74からは駆動モータ73の回転を伝達する駆動
軸75が垂下しており、コネクタ76によってカム71
の上側の回転軸72に連結されている。そして、総吐出
容量が、0.02cc/hr〜1.5cc/hrになる
ように、ポンプ体30の容量とカム71の回転数、即
ち、駆動モータ73の回転数及び減速機構74の減速比
が設定されている。
る電動駆動モータ73を備えて構成されている。電動駆
動モータ73には、駆動モータ73の回転を減速する減
速ギヤ及びこれを収納したギヤボックスからなる減速機
構74が設けられている。そして、電動駆動モータ73
は、減速機構74を介してベース20に設けた駆動モー
タ支持部24に支持されている。駆動モータ支持部24
は、ポンプ支持部21にポンプ支持部21の左右に立設
した板状の連結部材25を介して一体に連結され、ポン
プ支持部21に平行な略矩形板状に形成されている。減
速機構74からは駆動モータ73の回転を伝達する駆動
軸75が垂下しており、コネクタ76によってカム71
の上側の回転軸72に連結されている。そして、総吐出
容量が、0.02cc/hr〜1.5cc/hrになる
ように、ポンプ体30の容量とカム71の回転数、即
ち、駆動モータ73の回転数及び減速機構74の減速比
が設定されている。
【0015】ポンプ装置の総吐出量は、例えば、以下の
ようになる。モータ73の回転数調整範囲を60〜3,
000rpm、減速機構74の減速比を1/1,800
とすると、組合せにより、カム71の回転数(Q)が
0.033〜1.67rpmとなり、これにより、ポン
プ体30の1個当りの吐出量を掛けることにより、ポン
プ装置1台当りの吐出量が算出される。ポンプ体30の
1個当りの吐出量をV=0.0035/shotとする
と、総吐出量Lは以下のようになる。 総吐出量L=Q×4V =0.000462〜0.0234(cc/min) =0.028〜1.4(cc/hr)
ようになる。モータ73の回転数調整範囲を60〜3,
000rpm、減速機構74の減速比を1/1,800
とすると、組合せにより、カム71の回転数(Q)が
0.033〜1.67rpmとなり、これにより、ポン
プ体30の1個当りの吐出量を掛けることにより、ポン
プ装置1台当りの吐出量が算出される。ポンプ体30の
1個当りの吐出量をV=0.0035/shotとする
と、総吐出量Lは以下のようになる。 総吐出量L=Q×4V =0.000462〜0.0234(cc/min) =0.028〜1.4(cc/hr)
【0016】従って、この実施の形態に係る微少吐出ポ
ンプ装置Sの作用について説明すると以下のようにな
る。実施の形態では、図6に示すような給油システムに
用いられる。この給油システムは、微少吐出ポンプ装置
Sからのオイルにエアを混合して、このエアの混合オイ
ルを給油箇所Kに給油している。この給油システムにお
いて、10はポンプ体30からノズル11に至る主管、
12は主管10の途中に3方向継ぎ手13を介して配管
されエア源7からレギュレータ14を介してエアを主管
10に送給するエア送給管である。
ンプ装置Sの作用について説明すると以下のようにな
る。実施の形態では、図6に示すような給油システムに
用いられる。この給油システムは、微少吐出ポンプ装置
Sからのオイルにエアを混合して、このエアの混合オイ
ルを給油箇所Kに給油している。この給油システムにお
いて、10はポンプ体30からノズル11に至る主管、
12は主管10の途中に3方向継ぎ手13を介して配管
されエア源7からレギュレータ14を介してエアを主管
10に送給するエア送給管である。
【0017】微少吐出ポンプ装置Sにおいて、駆動部7
0の駆動モータ73を回転させると、カム71が回転す
る。図4及び図5に示すように、回転するカム71は、
複数のポンプ体30のピストン36の後端部35を順次
押圧して前進させるとともに、押圧終了後はピストン3
6をスプリング37の付勢力によって後退せしめる。こ
れにより、ポンプ体30においては、そのピストン36
の前進時に吐出口31からオイルを吐出し、ピストン3
6の後退時に吸入口32からオイルを吸入する。そし
て、吐出されたオイルは主管10を流れ、エア送給管1
2からのエアによってノズル11まで搬送され、このノ
ズル11からエアとオイルの混合体が噴射される。この
場合、図5に示すように、各ポンプ体30から順次オイ
ルが吐出させられ、その総吐出が連続かつ一定になる。
即ち、単位時間当たりの給油量が一定になるとともに、
脈動することなく連続かつ一定に給油箇所Kに吐出でき
るようになる。そのため、温度上昇等を極力抑えて温度
を一定化して給油を行ないたい精密スピンドル等の給油
精度が要求される給油箇所Kにおいては、給油精度保持
が確実に行なわれる。
0の駆動モータ73を回転させると、カム71が回転す
る。図4及び図5に示すように、回転するカム71は、
複数のポンプ体30のピストン36の後端部35を順次
押圧して前進させるとともに、押圧終了後はピストン3
6をスプリング37の付勢力によって後退せしめる。こ
れにより、ポンプ体30においては、そのピストン36
の前進時に吐出口31からオイルを吐出し、ピストン3
6の後退時に吸入口32からオイルを吸入する。そし
て、吐出されたオイルは主管10を流れ、エア送給管1
2からのエアによってノズル11まで搬送され、このノ
ズル11からエアとオイルの混合体が噴射される。この
場合、図5に示すように、各ポンプ体30から順次オイ
ルが吐出させられ、その総吐出が連続かつ一定になる。
即ち、単位時間当たりの給油量が一定になるとともに、
脈動することなく連続かつ一定に給油箇所Kに吐出でき
るようになる。そのため、温度上昇等を極力抑えて温度
を一定化して給油を行ないたい精密スピンドル等の給油
精度が要求される給油箇所Kにおいては、給油精度保持
が確実に行なわれる。
【0018】また、微少吐出ポンプ装置Sにおいて、複
数のポンプ体30がその各軸線方向を平行にかつ各ポン
プ体30のピストン36の後端部35を一方側に位置さ
せて同一円周R上に支持され、カム71が平カムで構成
されているので、ポンプ体30から順次確実に微少オイ
ルを吐出させることができる。また、カム71は回転可
能にカム支持部23に設けられているので、確実に回転
することができ、ポンプ体30から順次確実に微少オイ
ルを吐出させることができる。
数のポンプ体30がその各軸線方向を平行にかつ各ポン
プ体30のピストン36の後端部35を一方側に位置さ
せて同一円周R上に支持され、カム71が平カムで構成
されているので、ポンプ体30から順次確実に微少オイ
ルを吐出させることができる。また、カム71は回転可
能にカム支持部23に設けられているので、確実に回転
することができ、ポンプ体30から順次確実に微少オイ
ルを吐出させることができる。
【0019】尚、上記実施の形態において、ポンプ体3
0を4つ設けたが、必ずしもこれに限定されるものでは
なく、2以上であれば数は限定されない。また、駆動モ
ータの構成も適宜変更して良い。
0を4つ設けたが、必ずしもこれに限定されるものでは
なく、2以上であれば数は限定されない。また、駆動モ
ータの構成も適宜変更して良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の微少吐出
ポンプ装置によれば、ポンプ体をベースに複数設け、駆
動部を複数のポンプ体からの総吐出が連続かつ一定にな
るように複数のポンプ体のピストンの後端部を順次押圧
して前進させるカムを備えて構成したので、単位時間当
たりの給油量を一定にしつつ、脈動することなく連続か
つ一定に給油箇所に吐出できるようになる。そのため、
温度上昇等を極力抑えて温度を一定化して給油を行ない
たい精密スピンドル等の給油精度が要求される給油箇所
において、給油精度保持を確実に行なわせることができ
るという効果がある。
ポンプ装置によれば、ポンプ体をベースに複数設け、駆
動部を複数のポンプ体からの総吐出が連続かつ一定にな
るように複数のポンプ体のピストンの後端部を順次押圧
して前進させるカムを備えて構成したので、単位時間当
たりの給油量を一定にしつつ、脈動することなく連続か
つ一定に給油箇所に吐出できるようになる。そのため、
温度上昇等を極力抑えて温度を一定化して給油を行ない
たい精密スピンドル等の給油精度が要求される給油箇所
において、給油精度保持を確実に行なわせることができ
るという効果がある。
【0021】また、複数のポンプ体をその各軸線方向を
平行にかつ各ポンプ体のピストンの後端部を一方側に位
置させて同一円周上に支持し、カムを各ポンプ体のピス
トンの後端部を順次押圧して前進させる平カムで構成し
た場合には、ポンプ体から順次確実に微少オイルを吐出
させることができる。更に、ベースにカムを回転可能に
支持するカム支持部を設けた場合には、カムを確実に回
転させることができ、ポンプ体から順次確実に微少オイ
ルを吐出させることができる。更にまた、駆動部を、カ
ムを回転させる駆動モータを備えて構成し、ベースに駆
動部の駆動モータを支持する駆動モータ支持部を設けた
場合には、装置自らカムを駆動して吐出することがで
き、種々のところに容易に設置して汎用性を増すことが
できる。
平行にかつ各ポンプ体のピストンの後端部を一方側に位
置させて同一円周上に支持し、カムを各ポンプ体のピス
トンの後端部を順次押圧して前進させる平カムで構成し
た場合には、ポンプ体から順次確実に微少オイルを吐出
させることができる。更に、ベースにカムを回転可能に
支持するカム支持部を設けた場合には、カムを確実に回
転させることができ、ポンプ体から順次確実に微少オイ
ルを吐出させることができる。更にまた、駆動部を、カ
ムを回転させる駆動モータを備えて構成し、ベースに駆
動部の駆動モータを支持する駆動モータ支持部を設けた
場合には、装置自らカムを駆動して吐出することがで
き、種々のところに容易に設置して汎用性を増すことが
できる。
【図1】本発明の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置
を示す底面図である。
を示す底面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置
を示す部分拡大断面図である。
を示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置
のポンプ体のピストンと駆動部のカムとの関係を示す模
式図である。
のポンプ体のピストンと駆動部のカムとの関係を示す模
式図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置
のカムの回転角度とピストンのストローク及び総吐出量
状態との関係を示すグラフ図である。
のカムの回転角度とピストンのストローク及び総吐出量
状態との関係を示すグラフ図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る微少吐出ポンプ装置
が適用された給油システムの一例を示す図である。
が適用された給油システムの一例を示す図である。
【図7】従来の微少吐出ポンプ装置をこれが適用された
給油システムの一例とともに示す図である。
給油システムの一例とともに示す図である。
【図8】従来の微少吐出ポンプ装置の欠点を示すグラフ
図である。
図である。
S 微少吐出ポンプ装置 K 給油箇所 7 エア源 10 主管 11 ノズル 12 エア送給管 20 ベース 21 ポンプ支持部 23 カム支持部 24 駆動モータ支持部 30 ポンプ体 31 吐出口 32 吸入口 33 シリンダ 34 内孔 35 後端部 36 ピストン 37 コイルスプリング 38 シリンダ本体 45 ストッパ部材 50 吐出ユニット 60 吸入ユニット 70 駆動部 71 カム 71a カム面 72 回転軸 73 電動駆動モータ 74 減速機構
Claims (7)
- 【請求項1】 ベースに設けられオイルを吐出するポン
プ体と、該ベースに設けられポンプ体を作動させる駆動
部とを備えた微少吐出ポンプ装置において、 上記ポンプ体を、オイルを吐出する吐出口及びオイルを
吸入する吸入口を有したシリンダと、該シリンダに前後
動可能に設けられるとともにシリンダから後端部が突出
し前進時に吐出口からオイルを吐出し後退時に吸入口か
らオイルを吸引するピストンと、上記シリンダ内に設け
られピストンを後退方向に付勢するスプリングとを備え
て構成し、 該ポンプ体を上記ベースに複数設け、 上記駆動部を上記複数のポンプ体からの総吐出が連続か
つ一定になるように上記複数のポンプ体のピストンの後
端部を順次押圧して前進させるカムを備えて構成したこ
とを特徴とする微少吐出ポンプ装置。 - 【請求項2】 上記ベースに、上記複数のポンプ体がそ
の各軸線方向を平行にかつ該各ポンプ体のピストンの後
端部を一方側に位置させて同一円周上に支持されるポン
プ支持部を設け、 上記カムを、該カムの回転軸の軸線が各ポンプ体が支持
される円周の中心を通り、各ポンプ体のピストンの後端
部を順次押圧して前進させる平カムで構成したことを特
徴とする請求項1記載の微少吐出ポンプ装置。 - 【請求項3】 上記ベースに、上記カムを回転可能に支
持するカム支持部を設けたことを特徴とする請求項1ま
たは2記載の微少吐出ポンプ装置。 - 【請求項4】 上記駆動部を、上記カムを回転させる駆
動モータを備えて構成し、上記ベースに上記駆動部の駆
動モータを支持する駆動モータ支持部を設けたことを特
徴とする請求項1,2または3記載の微少吐出ポンプ装
置。 - 【請求項5】 上記駆動部を、上記駆動モータの回転を
減速する減速機構を備えて構成したことを特徴とする請
求項4記載の微少吐出ポンプ装置。 - 【請求項6】 上記ポンプ体の吐出容量を、0.005
cc/shot以下にしたことを特徴とする請求項1,
2,3,4または5記載の微少吐出ポンプ装置。 - 【請求項7】 総吐出容量が、0.02cc/hr〜
1.5cc/hrになるように、上記ポンプ体の数とカ
ムの回転数を設定したことを特徴とする請求項1,2,
3,4,5または6記載の微少吐出ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000077742A JP2001263580A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 微少吐出ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000077742A JP2001263580A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 微少吐出ポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001263580A true JP2001263580A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18595245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000077742A Pending JP2001263580A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 微少吐出ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001263580A (ja) |
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- 2000-03-21 JP JP2000077742A patent/JP2001263580A/ja active Pending
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