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JP2001263006A - コンバインド発電プラントの熱効率診断方法および装置 - Google Patents

コンバインド発電プラントの熱効率診断方法および装置

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Publication number
JP2001263006A
JP2001263006A JP2000078624A JP2000078624A JP2001263006A JP 2001263006 A JP2001263006 A JP 2001263006A JP 2000078624 A JP2000078624 A JP 2000078624A JP 2000078624 A JP2000078624 A JP 2000078624A JP 2001263006 A JP2001263006 A JP 2001263006A
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JP
Japan
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efficiency
thermal efficiency
measurement
data
heat balance
Prior art date
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JP2000078624A
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Shuichi Umezawa
修一 梅沢
Hajime Obikawa
元 帯川
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Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0218Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterised by the fault detection method dealing with either existing or incipient faults
    • G05B23/0224Process history based detection method, e.g. whereby history implies the availability of large amounts of data
    • G05B23/024Quantitative history assessment, e.g. mathematical relationships between available data; Functions therefor; Principal component analysis [PCA]; Partial least square [PLS]; Statistical classifiers, e.g. Bayesian networks, linear regression or correlation analysis; Neural networks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】各機器個別の性能変化がプラント全体に与える
影響を精度良く解析することができ、点検・補修等によ
る熱効率の回復が適切に行えること。 【解決手段】コンバインド発電プラントの各機器につい
て、温度、圧力、流量、電気出力等のエネルギ収支に関
するパラメータの設計値、計算値、計測値を収録し、パ
ラメータのうち測定精度の高い機器の計測値については
これを基準データとしてヒートバランス計算を行う一
方、診断のキー・パラメータであるが高精度計測が難し
い機器の計測値については偏差が最小になり、かつ起こ
り得る確率が最大となる最適状態評価データとして決定
し、この最適状態評価データおよび高精度の基準データ
を使用して収束計算を行うことによりプラント全体のヒ
ートバランスを決定し、設計値と比較判定し、各機器の
性能が熱効率に与える寄与度とヒートバランスとに基づ
いて、熱効率劣化要因機器を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に運転されてい
るコンバインド発電プラントについて熱効率の変動や劣
化が生じたような場合に、熱効率劣化要因機器を明確に
特定し、点検および補修等による熱効率の回復を適正
に、かつ能率よく行えるコンバインド発電プラントの熱
効率診断方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントの熱効率は、燃料節約
・発電コスト低減の双方の観点から、ますます注目視さ
れている。実際に熱効率が変化した場合に、その原因が
プラント中のどの機器にあるのか特定することは熱効率
管理上重要である。
【0003】ここで、熱効率とは、発電プラントの性能
を表す数値で、消費した燃料のエネルギーに対する発電
した電力の比を示す。熱効率は以下の式で表される。
【0004】
【数1】
【0005】この熱効率を向上させることにより、燃料
消費量の節減につながる。そして、既設の発電プラント
においては、日々の計測、そして定期的な性能試験によ
って、プラント全体、および各機器個別の性能管理が実
施されており、プラントの運用・保守に反映されてい
る。
【0006】ところで、火力発電プラントの中でも、1
0年程前に初導入された最新鋭の主力ユニットであるコ
ンバインドサイクル(C/C、ACC)発電プラント
は、高効率、高運用性を特徴とし、近年ますます利用率
が高まっている。
【0007】しかしながら、運転開始後、10年程度経
過した現在、このコンバインド発電プラントにおいて
は、ユニットによっては効率が低下しているものがあ
り、その効率低下の原因判断により要因機器を特定し、
その補修等を行うことが特に経済的な面から重要となっ
ている。このような効率低下の原因を判断しようとする
場合、コンバインドサイクル発電プラントの場合には、
1ユニット中にガスタービン(GT)と蒸気タービン
(ST)とが存在し、これらが一つの発電機に接続され
る構成となっているため、効率が低下した場合の原因が
ガスタービンまたは蒸気タービンのいずれかにあるのか
の判断が非常に困難となっている。従来、GTやSTの
性能を個別に算出する手法は存在するが、後述するよう
に計測データの誤差の影響が大きく精度に問題があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コンバインド発電プラ
ントの点検、補修等については、設備機器が大掛りであ
ることから作業量が多く、要する機材、期間、人員、コ
スト等も多大なものとなる。このような大掛りな点検、
補修は可能な限り高いプラント熱効率の回復結果が期待
されるところであり、そのためには点検、補修箇所を特
定する手段である熱効率診断によって効率劣化要因機器
を従来に増して、一層明確に特定することが望まれる。
これに対して上述したように、効率低下の原因がガスタ
ービンまたは蒸気タービンのいずれかにあるかの判断が
困難な状況のもとでは、コンピュータ処理を導入して熱
効率診断しようとしても、それに費される設備、作業
量、運用コスト等が膨大となり、また必ずしも高い診断
精度が得にくいという問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、熱効率診断を高精度で能率よく行え、かつ
各機器個別の性能変化がプラント全体に与える影響を精
度良く解析することができ、それにより点検・補修等に
よる熱効率の回復が適切に行えるコンバインド発電プラ
ントの熱効率診断方法および装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、コンバイン
ド発電プラントの熱効率診断の精度向上を図る手法とし
て、ヒートバランス解析を導入する。ヒートバランスと
は、発電プラント全体における各機器毎の熱エネルギー
や電気エネルギーの収支をいう。
【0011】発明者における種々の研究、試みの結果、
プラント全ての機器について個別に性能計算を行うので
はなく、発電プラントにおける各計測データを基に、プ
ラント全体のヒートバランスを組んだとき整合性がとれ
ているか検討を行うことにより、各計測データのクロス
チェックが可能であることから、診断の精度向上が可能
であるとの着想を得るに至った。
【0012】即ち、コンバインド発電プラントの機器に
ついての熱入出力に関する計測データには精度面からの
バラつきがある。例えば、現状のコンバインドサイクル
発電プラントの熱効率管理の方法としては、ガスタービ
ン設備全体、排熱回収ボイラ(HRSG)設備全体、蒸
気タービン(ST)設備に関し、それぞれ個別に性能計
算を行っている。発電所で計測された管理用データを基
に、直接これらの主要設備の性能を計算する従来方法に
よる精度評価を示すと、ガスタービン効率の精度誤差
(ηGT)が7.8%、排熱回収ボイラ効率の精度誤差
(ηHRSG)が3.2%、蒸気タービン効率の精度誤
差(ηST)が15.6%となっている。ところが、こ
れらの精度は、通常起こり得るコンバインドサイクル発
電プラントの熱効率の変化(2%程度)に対してその原
因を診断するには十分といい難いことがわかった。その
算出根拠を示すと、以下の通りである。
【0013】 ガスタービン効率の精度は、算出式か
ら両辺を微分して整理すると、
【数2】 となる。
【0014】 排熱回収ボイラ効率の精度は、算出式
から両辺を微分して整理すると、
【数3】 となる。
【0015】 蒸気タービン効率の精度は、算出式か
ら両辺を微分して整理すると、
【数4】 となる。
【0016】これらの誤差伝搬式から、ガスタービン効
率の誤差要因の大半は、ガスタービン排ガス流量とガス
タービン排ガス温度とによって占められていることがわ
かる。この影響は、蒸気タービンに対しては、ほぼ倍の
誤差になって伝搬している。
【0017】本発明では、以上の点を考慮して、コンバ
インドサイクル発電プラントの効率が低下した際、その
原因がガスタービンか蒸気タービンかについての判断の
精度を向上させるために、ヒートバランス解析法による
熱効率診断を採用する。
【0018】すなわち、現状の発電所に設置されている
管理用の各温度、圧力、流量、電気出力等の計測デー
タ、および高性能トルクセンサの計測データを用い、測
定精度の高い発電機出力を基準データとして、プラント
のヒートバランスを決定する。この際、診断のキー・パ
ラメータであるが高精度計測が難しいパラメータ、例え
ばガスタービン排ガス流量(GT排ガス流量)およびガ
スタービン排ガス温度(GT排ガス温度)等のパラメー
タについては、計測精度範囲内で最適状態評価を行う。
最適状態評価とは、プラントにおける各偏差が全体で最
小になり、起こり得る確率が最大となるように状態を決
定することをいう。確率を算出する関数としては、例え
ば各偏差の算出精度に基づいた正規分布関数、あるいは
正規分布関数の積算形等を用いる。
【0019】プラント中における各偏差とは、以下のも
のをいう。
【0020】(1)蒸気タービン(ST)の設計効率偏
差 蒸気タービンの性能試験時における効率は、設計値を上
回ることはない。
【0021】(2)排熱回収ボイラ(HRSG)の設計
伝熱性能偏差 排熱回収ボイラの性能試験時における効率は、設計値を
上回ることはない。
【0022】(3)ガスタービン(GT)の効率偏差 ガスタービンの性能試験時における効率は、設計値を上
回ることはない。
【0023】(4)排熱回収ボイラ(HRSG)の効率
偏差 HRSG効率については、入出熱法による値と損失法に
よる値とは、本来一致するはずである。
【0024】(5)各状態値(出力、温度等)の計算値
および計測値の偏差 入出熱法により計算されたGTおよびSTの出力値
の偏差、およびトルクセンサによる同計測値の偏差 GT出口温度の最適値を用いて計算したHRSG内
部のガス温度の値および同計測値の偏差 GT排ガス流量の最適値を用いて計算した排ガスO
2濃度の値および同計測値の偏差 GT排ガス流量の最適値および同計測値の偏差 GT排ガス温度の最適値および同計測値の偏差 これら〜の両値は、それぞれ本来一致するはずであ
る。
【0025】コンバインドサイクル発電プラント熱効率
診断の手順を要約すると、以下の通りである。 (1)発電プラントの計測データ(PID)をコンピュ
ータに入力する。 (2)データの精度を考慮して収束計算を行うことによ
って、ヒートバランスを決定する。 (3)設計ベースのヒートバランスと現状のヒートバラ
ンスとを比較する。 (4)各機器の性能が熱効率に与える寄与度を分析す
る。 (5)熱効率劣化要因機器を特定する。
【0026】すなわち、請求項1の発明では、ガスター
ビン設備と蒸気タービン設備とを備えるコンバインド発
電プラントの各機器について、温度、圧力、流量、電気
出力等のエネルギ収支に関するパラメータの計測値なら
びに各機器の設計値を収録しておき、前記パラメータの
うち測定精度の高い機器の計測値についてはこれを基準
データとして当該機器についてのヒートバランス計算を
行う一方、診断のキー・パラメータであるが高精度計測
が難しい機器の計測値についてはプラント全体で偏差が
最小になり、かつ起こり得る確率が最大となる最適状態
評価データとして決定し、この最適状態評価データおよ
び前記高精度の基準データを使用して計算を行うことに
より高精度計測が難しい前記データを含めたプラント全
体のヒートバランスを決定し、この決定した現状のヒー
トバランスを設計値に基づくヒートバランスと比較判定
するとともに、各機器の性能が熱効率に与える寄与度を
分析し、この寄与度と前記決定されたヒートバランスと
に基づいて、熱効率劣化要因機器を特定することを特徴
とするコンバインド発電プラントの熱効率診断方法を提
供する。
【0027】請求項2の発明では、請求項1記載のコン
バインド発電プラントの熱効率診断方法において、測定
精度の高い機器の計測値として発電機出力を使用するこ
とを特徴とするコンバインド発電プラントの熱効率診断
方法を提供する。
【0028】請求項3の発明では、請求項1または2記
載のコンバインド発電プラントの熱効率診断方法におい
て、診断のキー・パラメータであるが高精度計測が難し
い機器の計測値として、ガスタービン排ガス流量および
ガスタービン排ガス温度を使用することを特徴とするコ
ンバインド発電プラントの熱効率診断方法を提供する。
【0029】請求項4の発明では、ガスタービン設備と
蒸気タービン設備とを備えるコンバインド発電プラント
の各機器について熱入出力に関する計測を行うセンサ
と、このセンサから出力された計測データを設計値およ
び計算値とともに記憶するメモリと、前記計測データの
中から予め高精度と認定されたデータを抽出し、その抽
出されたデータに基づいて当該高精度データが得られる
機器についてのヒートバランス計算を行うヒートバラン
ス計算手段と、診断のキー・パラメータであるが高精度
計測が難しい機器の計測値について偏差が最小になり、
かつ起こり得る確率が最大となる最適状態評価データと
して決定する最適状態評価手段と、この最適状態評価手
段によって決定した最適状態評価データおよび前記高精
度の基準データを使用して収束計算を行うことにより高
精度計測が難しい前記機器を含めたプラント全体のヒー
トバランスを決定するプラント効率計算手段と、このプ
ラント効率計算手段で決定した現状のヒートバランスを
設計値に基づくヒートバランスと比較判定する比較判定
手段と、前記各機器の性能が熱効率に与える寄与度を分
析し、この寄与度と前記決定されたヒートバランスとに
基づいて、熱効率劣化要因機器を特定する熱効率劣化要
因機器特定手段とを備えたことを特徴とするコンバイン
ド発電プラントの熱効率診断装置を提供する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンバインド
発電プラントの熱効率診断方法および装置の一実施形態
について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態
の診断対象として適用したコンバインド発電プラント
は、ガスタービンおよび蒸気タービンが同一軸配置のお
よそ160MW出力のプラントである。
【0031】図1は熱効率診断の対象となるコンバイン
ド発電プラントの構成例を示す系統図である。この図1
に示すように、本実施形態のコンバインド発電プラント
は、ガスタービン設備1として、空気圧縮機2、燃焼器
3およびガスタービン4等を備える。また、蒸気タービ
ン設備5としてガスタービン4の排熱を利用する排熱回
収ボイラ6、蒸気タービン7および復水器8等を備え
る。発電機9は、ガスタービン4および蒸気タービン7
に同一の軸10によって連結されている。
【0032】運転時には、空気圧縮機2で圧縮された空
気を使用して燃料が燃焼器3において燃焼され、その燃
焼ガスによってガスタービン4が駆動される。ガスター
ビン4から排出される排ガスは、排熱回収ボイラ6に供
給される。排熱回収ボイラ6は、ガス供給部に低圧節炭
器11、低圧蒸発器12、高圧節炭器13、高圧蒸発器
14、過熱器15等の熱交換機器および脱硝装置16を
有し、これらの熱交換機器において、復水器8から給水
ポンプ17を介して送給される給水を加熱して蒸気を発
生させる。
【0033】発生した蒸気は、低圧ドラム18および高
圧ドラム19で気水分離され、蒸気タービン7に供給さ
れてこれを駆動する。そして、ガスタービン4および蒸
気タービン7の動力によって発電機9が駆動され、発電
が行われる。ガスタービン4および蒸気タービン7の出
力比は約2:1であり、また燃料100に対して排ガス
熱量は約70%であり、その排ガス熱量の割合を100
%から差し引いた約30%がGTでの発電に利用され
る。ガスタービン4からの排ガス流量を計測する流量セ
ンサについては、±3.2%の計測誤差があり、また排
ガス温度については±5℃の計測誤差があると一般にさ
れている。これにより、ガスタービン効率計算上の誤差
は、7〜8%と大きくなる。
【0034】なお、復水器8には補給水が供給され、ま
た復水器8での熱交換は例えば冷却用海水によって行わ
れる。排熱回収ボイラ6において熱交換に供された排ガ
スは、脱硝装置16で浄化後、煙突20から排出され
る。
【0035】次に、図2〜図4によって熱効率診断方法
および装置について説明する。図2は本実施形態による
熱効率診断装置を示すシステム構成図であり、図3は熱
効率診断操作の手順を示すフローチャートである。図4
は同診断を行う場合に使用する確率および偏差の例を示
すグラフである。
【0036】図2に示すように、熱効率診断装置は熱効
率に関する計測を行う複数のセンサ21a…21nと、
これらのセンサ21から計測データを取込んで処理を行
うコンピュータシステム22とを有する。コンピュータ
システム22は、A−D変換器等の変換器23、各種計
算を行うCPU24、必要な情報をアドレスに分けて記
憶し、CPU24との間で通信を行うメモリ25等を有
するシステム本体26と、このシステム本体26に接続
された入力装置27および出力装置28とを備えてい
る。
【0037】各センサ21a…21nは、図1に示した
コンバインド発電プラントのガスタービン設備1および
蒸気タービン設備5の各熱入出部にそれぞれ配設されて
おり、例えば圧縮機吸い込み空気流量、燃焼器出口排ガ
ス温度、ガスタービン(GT)出口排ガス温度および流
量、排熱回収ボイラ(HRSG)排ガス温度、蒸気ター
ビン(ST)蒸気温度、発電機出力等を計測し、その計
測データがコンピュータシステム22に取込まれる。
【0038】これらの計測データのうち、圧縮機吸い込
み空気流量、GT出口排ガス温度、ST内部効率等に関
するデータには計測誤差が見込まれるため、本実施形態
では圧縮機吸い込み空気流量およびGT出口排ガス温度
のデータについては誤差範囲を含ませ(圧縮機吸い込み
空気流量については±3.2%、GT出口排ガス温度に
ついては±5℃)、またST内部効率については仮入力
の形で、それぞれコンピュータシステム22に取込ま
れ、一旦メモリ25の各アドレスに記憶された後、CP
U24において収束計算の対象とされる。
【0039】一方、直接的な熱入力データとして取込ま
れる発電機出力等については計測誤差が殆どなく、高精
度データであることから、メモリ25の各アドレスに確
定値として記憶される。即ち、各タービン入出熱等のデ
ータに基づいて、CPU24においてタービン内部のヒ
ートバランス計算等が行われ、これらのヒートバランス
計算値が、誤差含有または仮入力データの収束計算の基
準値として使用される。
【0040】また、発電機出力の計測データは、仮入力
等のデータによって求められた発電機出力の計算値が実
際の出力に合致するか否かの比較基準値としてCPU2
4に出力される。そして、この比較により発電機出力の
計算値が実際の出力値と異なる場合には、初期に仮入力
値に誤差が含まれていたと判断されることから、それら
の誤差を除去する収束計算の基準値として、発電機出力
計測データが適用される。
【0041】以上の計測データの誤差を考慮した収束計
算により決定された値は、高精度と認められる各計測デ
ータとともに、メモリ25の所定のアドレスに格納され
る。また、CPU24では以上のデータに基づいてター
ビン効率の計算が行われ、その計算結果もメモリ25に
格納される。
【0042】一方、CPU24では、ヒートバランスを
決定する際、診断のキー・パラメータであるが高精度計
測が難しいGT排ガス流量およびGT排ガス温度等のパ
ラメータについては、計測精度範囲内で、プラントにお
ける各偏差が全体で最小になり、起こり得る確率が最大
となるように状態を決定する最適状態評価を行う。確率
を算出する関数としては、例えば各偏差の算出精度に基
づいた正規分布関数、あるいは正規分布関数の積算形等
を用いる。これらの関数については、図4を参照して後
に説明する。
【0043】プラント中における各偏差については、S
T設計効率偏差、HRSG設計伝熱性能偏差、GT設計
効率偏差、HRSG効率偏差、入出熱法により計算され
たGTおよびSTの出力値とトルクセンサによる計測値
の偏差、GT出口温度の最適値を用いて計算したHRS
G内部のガス温度の値および計測値の偏差、GT排ガス
流量の最適値を用いて計算した排ガスO濃度の値およ
び計測値の偏差、GT排ガス流量の最適値および計測値
の偏差、GT排ガス温度の最適値および計測値の偏差等
が入力され、以上の全てのデータがメモリ25内に保持
される。
【0044】さらに、本実施形態においては、入力装置
26を介し、予め求められた各機器の性能がプラント全
体の効率に与える寄与度についてCPU24に入力され
て計算され、メモリ25内に格納されている。そして、
この寄与度と、前述したヒートバランスに基づく各機器
の熱効率の決定値との関係に基づいて、CPU24にお
いて熱効率劣化要因機器の特定が行われ、その結果がグ
ラフ等の形で出力装置27に出力できるようになってい
る。
【0045】なお、メモリ25の別のアドレス中には、
メーカによる設計段階でのヒートバランス計算値、およ
び入出熱法あるいは熱損失法によって求められた他の各
種データ等も格納され、CPU24で比較計算その他の
作図、作表等が行えるようになっている。
【0046】本実施形態における解析手順中のヒートバ
ランス作成は、コンピュータプログラムによって行っ
た。これを図3のフローチャートにより説明する。
【0047】スタート後、コンピュータシステム22
に、空気圧縮機2の吸い込み空気流量計測値の入力が行
われる(ステップ101)。この圧縮機吸い込み空気流
量の計測値には計測誤差が含まれることから、本実施形
態では±3.2%の計測誤差を設定し、その範囲内で任
意の値を入力する。但し、この圧縮機吸い込み空気流量
はガスタービン効率の計算上の基礎的要素であることか
ら、後に収束計算によって誤差の解消を図る。
【0048】そして、この入力した吸い込み空気流量値
を使用して、空気圧縮機2の内部効率および出力の計算
(ステップ102)、および燃焼器3の出口排ガス温度
の計算(ステップ103)が順次に行われる。
【0049】次に、ガスタービン4の出口排ガス温度の
計測値が入力される(ステップ104)。このガスター
ビン出口排ガス温度の計測値にも計測誤差が含まれるこ
とから、本実施形態では±5℃の計測誤差を設定し、そ
の範囲内で任意の値を入力する。但し、このガスタービ
ン出口排ガス温度もガスタービン効率の計算上の基礎的
要素であることから、後に収束計算によって誤差の解消
を図る。
【0050】そして、この入力したガスタービン出口排
ガス温度を使用して、ガスタービン4の内部効率および
出力計算を行い(ステップ105)、次いで排熱回収ボ
イラ6の効率を、入出熱法および損失法によって計算す
る。なお、入出熱法は、排熱回収ボイラ6への排ガスに
よる入熱と、蒸気による出熱からボイラ室効率を計算す
る方法であり、測定された給水流量を用いる必要があ
る。上記の入出熱法の値は常設の給水流量計(給水流量
基準)の測定値を用いている。また、熱損失法は、排ガ
スによる熱損失の割合を計算し、100%からその割合
を差引いてボイラ室効率を計算する方法である。
【0051】この後、高精度で計測される発電機9の出
力計測値から、ステップ105で求めたガスタービン出
力値を差引くことにより、蒸気タービン7の出力が求め
られる(ステップ107)。
【0052】また、コンピュータシステム22には、蒸
気タービン7の入口蒸気条件および復水器8の真空度の
計測値が入力される(ステップ108)。そして、これ
らの値に基づき、蒸気タービン7の内部効率が仮入力さ
れる(ステップ109)。この蒸気タービン内部効率は
誤差を含むものだからである。そして、この仮入力され
た値を使用して蒸気タービン出口における蒸気の持つエ
ネルギ(ELEP)の決定(ステップ110)、排気損
失の計算(ステップ111)、および蒸気タービン出力
の計算が行なわれる(ステップ112)。
【0053】このようにして求めた蒸気タービン7の出
力計算値と、計測値とは本来一致するはずであるから、
これら両者の比較判断が行なわれ(ステップ113)、
これら両方の値が一致するまでステップ109の操作が
繰返される。これにより、ST内部効率の収束が行なわ
れ、最終的に蒸気タービン内部効率が決定される(ステ
ップ114)。
【0054】一方、ステップ108で入力されたST入
口蒸気条件および復水器真空度は、機器製作者により提
示されたメーカー性能曲線にリンクされ(ステップ10
8’)、このメーカー性能曲線よっても蒸気タービン内
部効率の設計効率が計算される(ステップ114’)。
例えばステップ114で決定された計測値に基づく蒸気
タービン効率は、ステップ114‘で計算された設計値
に基づく蒸気タービン効率を超えることはないはずであ
る。ガスタービン効率についても同様である。また、ボ
イラ効率については、入出熱法による算出値と損失法に
よる算出値とが一致するはずである。
【0055】そこで最終的に、ステップ114で決定さ
れた計測値に基づく蒸気タービン効率と、ステップ11
4‘で計算された設計値に基づく蒸気タービン効率とを
使用して、プラントについてのデータの各偏差が全体で
最小になり、起こり得る確率が最大となるように状態を
決定する最適状態評価(予測)が行なわれる(ステップ
115)。すなわち、最適状態評価では、HRSG効率
(入出熱法,損失法)の偏差、蒸気タービン設計効率偏
差、HRSGにおける過熱器(SH)の設計伝熱性能
(KA値)偏差を考慮し、統計分析を行い、最大確率ポ
イントを決定する。
【0056】ここで最適状態でない場合には(No)、
圧縮機吸い込み空気流量の入力値(ステップ101)お
よびガスタービン出口排ガス温度の入力値(ステップ1
14)における設定誤差を変化させ、これにより最適状
態(Yes)となるまでこれらの値が収束される。
【0057】図4(a)〜(f)は、最適状態評価を行
う場合に使用する最大確率ポイントと各パラメータ偏差
の相関を例示したものである。なお、この各確率密度関
数の計算は、各パラメータの計測精度を考慮して決定し
た。同図(a)は排熱回収ボイラ(HRSG)6の伝熱
性能の偏差およびその確率(計算値)を示し、同図
(b)は蒸気タービン(ST)7の効率の偏差およびそ
の確率(設計値)を示し、同図(c)は加熱器(SH)
15のKA値の偏差およびその確率(計算値)を示し、
同図(d)はガスタービン(GT)4の効率の偏差およ
びその確率(設計値)を示し、同図(e)はガスタービ
ン4の排ガス流量の偏差およびその確率(計測値)を示
し、同図(f)は排ガス温度の偏差およびその確率(計
測値)を示している。本実施形態では、これらの図に示
す偏差および確率の範囲で、各偏差が全体で最小にな
り、かつ起こり得る確率が最大となるように状態を決定
するものである。
【0058】ここで、プラント全体の確率関数「F」
は、各パラメータの確率関数による積の形で表現する。
即ち、
【数5】F=fa・fb・fc……
【0059】本実施形態では、実機の計測データを用い
て解析を行う前に、まずヒートバランス作成プログラム
によるヒートバランスの再現値がプラント設計ベースの
ヒートバランスと一致することを確認した。さらに入出
熱法と熱損失法によるHRSG効率の計算値が一致する
ことも確認した。これらの結果を下記の表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】次に、上述した最適状態評価を行う本実施
形態による診断と、比較のために最適状態評価を行わな
い診断とを行った。その結果を、下記の表2に例示して
いる。
【0062】
【表2】
【0063】この表2に示すように、最適状態評価を行
なわなず、計測されたGT排ガス量およびGT排ガス温
度を用いて決定した比較例(直接入力計算)の場合に
は、ST効率、SH伝熱性能がそれぞれ設計値よりも1
0%程度高い値を示した。その原因はデータの精度のば
らつきをそのまま反映したものと考えられる。実際に
は、このような性能向上は起こりにくく、図4(b),
(c)から明らかなように、計算された確率関数はほぼ
ゼロとなる。
【0064】一方、これと同一データながら、上述した
最適状態評価を用いた本実施形態による場合には、表2
に示すように、従来法で設計値を大きく超えていたST
効率、SH伝熱性能は、設計値付近の値を示しており、
確率関数は大幅に向上している。すなわち、図4
(b),(c)の範囲から設計値よりも10%程度高い
値は除去されることから、比較例のような性能向上とは
ならなかった。また、例えば排ガス流量については、偏
差が−1%のとき、プラント全体の確率関数が最大とな
っている。これは、図4(e)から明らかなように、偏
差が−1%のときも、このパラメータの確率関数はあま
り低下しないことに起因する。また、最適評価の流量
が、測定値よりもマイナス側になったことについては、
排ガス流量の算出に使用したベルマウス型流量計のベル
マウスが経年的に汚れ、同じ流量でも差圧が増すために
流量が大きめに測定され易いものと考えられる。このよ
うな最大確率を使用することによって本実施形態では、
実態をよく反映したものとなる。
【0065】したがって、表2に示す解析結果により、
ヒートバランスの最適状態評価を行うことで、データの
ばらつきの影響が大きく低減されることが確認された。
【0066】以上のように、本実施形態によれば、高精
度の測定が可能である発電機出力をベースのデータとし
て、主要機器の性能診断に重要なキーパラメータであり
ながら、高精度測定が難しいGT排ガス流量とGT排ガ
ス温度に対して最適状態評価を実施することによって、
整合性のとれたヒートバランスを決定することができ
る。この結果、主要機器の性能計算の精度向上が可能と
なる。
【0067】次に、本実施形態では、予め求めた各機器
の性能が熱効率に与える寄与度と前記決定されたヒート
バランスとに基づいて、熱効率劣化要因機器を特定する
ことを行った。即ち、各機器の影響係数を予め求めてお
き、得られた熱効率にその影響係数をそれぞれ乗じて各
機器の寄与度を算出した。
【0068】図5は、プラント設置初期と一定期間運用
した後の性能試験におけるプラント効率に対する各機器
の寄与度を棒グラフで示したものである。
【0069】設置初期については、各左側の左上りハッ
チング部分、運用後については各右側の右上りハッチン
グ部分で示してある。図5において、基準線(寄与度0
%のライン)が設計ベースを表し、それより上側は熱効
率上昇要因、下側は熱効率低下要因であることを示す。
設置初期の解析結果によると、図5の各左側のハッチン
グ部分に示したように、ガスタービンおよび蒸気タービ
ン側が効率低下の原因機器であることが明らかになっ
た。このような運用後の解析を基に、性能劣化部位の補
修を行えば、プラント効率が顕著に回復することが考え
られる。
【0070】次に本実施形態の効果について、経時的傾
向解析による具体的データをもとに説明する。図6は、
蒸気タービン(ST)内部効率性能履歴の比較を示す。
図7は、ガスタービン(GT)内部効率性能履歴の比較
を示す。これらの図に示す履歴は、上記のコンバインド
発電プラントについて、設置時から現在まで、およそ1
0年間にわたる定期検査前後のデータに関して、最適状
態評価を行う本発明による診断と、従来の入出熱法によ
る診断とを行った場合についてのものである。
【0071】図6に示すように、蒸気タービン内部効率
性能履歴の比較において、設計値はおよそ87%で安定
している。これに対し、入出熱法(生値)による値は8
0%弱から100%強の間で大きく変化する結果となっ
た。しかし、このような大幅な効率の変動は通常考えに
くい。一方、本発明による最適状態評価を行った場合の
値は設計値以下の範囲であり、変動幅も3%程度と安定
している。
【0072】なお、同図に示すように、第6回定期検査
において効率向上対策としてタービン翼のホーニングを
行ったが、この結果、予想される効率向上に対して、最
適状態評価は妥当な値を示している。
【0073】また、図7に示すように、ガスタービン室
効率性能履歴の比較においては、入出熱法による値は大
きな変動を示すのに対し、本発明による最適状態評価の
値は変動が小さく、安定している。第5回および第7回
定期検査において効率向上対策としてタービン静翼の交
換を行ったが、この結果予想される効率向上に対して最
適状態評価は妥当な値を示している。また、入出熱法の
値は、第7回定期検査において修理したにも拘らず、ガ
スタービン効率が低下するという結果を示している。
【0074】また、従来技術のもとでは図8に示すよう
に蒸気タービン翼破損後の方が蒸気タービン性能が向上
する等の矛盾が生じたのに対し、本発明の方法を適用し
た場合には図9に示すように蒸気タービン翼破損後には
性能低下が示され、実機によく対応する。
【0075】このように、従来技術では蒸気タービン性
能が設計値を上回ったり、排熱回収ボイラの偏差が大き
い等の不具合な結果が生じるのに対し、本発明の場合に
は整合性のとれたヒートバランスの作成が可能であり、
確率関数が大幅に向上する。
【0076】なお、出願人においては、ガスタービンと
蒸気タービンとを同軸として発電機に連結した構成につ
いての各タービンの出力を直接切り分けて計測すること
ができる軸トルク計を既に提案している。このような軸
トルクセンサの使用によってガスタービンと蒸気タービ
ンとの出力を直接切り分けることが可能になった場合の
主要機器性能の誤差評価を下記の表3に示す。
【0077】
【表3】
【0078】この表3に示したように、軸トルクセンサ
使用時の各性能の算出精度は、従来技術と比較して、桁
違いに向上することがわかる。この算出根拠(蒸気ター
ビン側カップリングで計測した場合)を以下に示す。
【0079】 蒸気タービン効率 ηST=WST/Wwtr このST効率の算出式から両辺を微分して整理すると、
【数6】
【0080】 ガスタービン効率 ηGT=WGT/WLNG このGT効率の算出式から両辺を微分して整理すると、
【数7】
【0081】 排熱回収ボイラ効率
【数8】
【0082】また、トルク計を使用した場合に、ヒート
バランス解析の結果とトルク計の結果との比較データ
を、下記の表4に示す。
【0083】
【表4】
【0084】上記表4により、ヒートバランス解析によ
って求めた蒸気タービン出力は、トルク計測によって求
めた蒸気タービン出力と、各々の算出精度を考慮すると
一致することがわかる。
【0085】また、従来技術の手法によって求めた蒸気
タービン出力は、これら両者と1割程度異なる値となっ
ていることもわかる。
【0086】なお、本発明は以上の実施形態に限定され
るものではなく、各種規模、型式のコンバインド発電プ
ラント広く適用できるものである。
【0087】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、最適状態評価を用いることにより熱効率低下要因部
位の判別が容易になり、コンバインド発電プラントにお
ける熱効率診断のさらなる精度向上が図れるとともに、
それが能率よく行え、かつ各機器個別の性能変化がプラ
ント全体に与える影響を精度良く解析することができ、
それにより点検・補修等による熱効率の回復が一層適切
に行え、しかも経済的な面でも多大な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、コンバイン
ド発電プラントの熱効率診断の対象となるコンバインド
発電プラントの構成例を示す系統図。
【図2】前記実施形態による熱効率診断装置を示すシス
テム構成図。
【図3】前記実施形態による熱効率診断装置を使用して
熱効率診断を行う方法のうち、プラント効率計算を行う
手順を示すフローチャート。
【図4】(a)〜(f)は、前記実施形態で使用する偏
差および確率関数を示すグラフ。
【図5】前記実施形態において、プラント設置初期と一
定期間運用した後の性能試験におけるプラント効率に対
する各機器の寄与度を示すグラフ。
【図6】前記実施形態の効果を示すもので、蒸気タービ
ン内部効率性能履歴の比較を示すグラフ。
【図7】前記実施形態の効果を示すもので、ガスタービ
ン内部効率性能履歴の比較を示すグラフ。
【図8】従来技術による翼破損前後の性能変化のデータ
を示すグラフ。
【図9】本発明による翼破損前後の性能変化のデータを
示すグラフ。
【符号の説明】
1 ガスタービン設備 2 空気圧縮機 3 燃焼器 4 ガスタービン 5 蒸気タービン設備 6 排熱回収ボイラ 7 蒸気タービン 8 復水器 9 発電機 10 軸 11 低圧節炭器 12 低圧蒸発器 13 高圧節炭器 14 高圧蒸発器 15 過熱器 16 脱硝装置 17 給水ポンプ 18 低圧ドラム 19 高圧ドラム 20 煙突 21,21a,…,21n センサ 22 コンピュータシステム 23 A−D変換器等の変換器 24 CPU 25 メモリ 26 システム本体 27 入力装置 28 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05B 23/02 G05B 23/02 T Fターム(参考) 3G071 AA02 AB01 BA25 EA02 EA05 EA06 FA05 FA06 GA00 JA02 3G081 BA02 BA16 BB00 BC07 BD10 DA00 DA01 DA21 5H223 AA02 AA11 BB02 CC08 DD03 EE30 FF03 9A001 KK31 KK55 LL05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービン設備と蒸気タービン設備と
    を備えるコンバインド発電プラントの各機器について、
    温度、圧力、流量、電気出力等のエネルギ収支に関する
    パラメータの計測値ならびに各機器の設計値を収録して
    おき、前記パラメータのうち測定精度の高い機器の計測
    値についてはこれを基準データとして当該機器について
    のヒートバランス計算を行う一方、診断のキー・パラメ
    ータであるが高精度計測が難しい機器の計測値について
    はプラント全体で偏差が最小になり、かつ起こり得る確
    率が最大となる最適状態評価データとして決定し、この
    最適状態評価データおよび前記高精度の基準データを使
    用して計算を行うことにより高精度計測が難しい前記デ
    ータを含めたプラント全体のヒートバランスを決定し、
    この決定した現状のヒートバランスを設計値に基づくヒ
    ートバランスと比較判定するとともに、各機器の性能が
    熱効率に与える寄与度を分析し、この寄与度と前記決定
    されたヒートバランスとに基づいて、熱効率劣化要因機
    器を特定することを特徴とするコンバインド発電プラン
    トの熱効率診断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンバインド発電プラン
    トの熱効率診断方法において、測定精度の高い機器の計
    測値として発電機出力を使用することを特徴とするコン
    バインド発電プラントの熱効率診断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコンバインド発
    電プラントの熱効率診断方法において、診断のキー・パ
    ラメータであるが高精度計測が難しい機器の計測値とし
    て、ガスタービン排ガス流量およびガスタービン排ガス
    温度を使用することを特徴とするコンバインド発電プラ
    ントの熱効率診断方法。
  4. 【請求項4】 ガスタービン設備と蒸気タービン設備と
    を備えるコンバインド発電プラントの各機器について熱
    入出力に関する計測を行うセンサと、このセンサから出
    力された計測データを設計値および計算値とともに記憶
    するメモリと、前記計測データの中から予め高精度と認
    定されたデータを抽出し、その抽出されたデータに基づ
    いて当該高精度データが得られる機器についてのヒート
    バランス計算を行うヒートバランス計算手段と、診断の
    キー・パラメータであるが高精度計測が難しい機器の計
    測値について偏差が最小になり、かつ起こり得る確率が
    最大となる最適状態評価データとして決定する最適状態
    評価手段と、この最適状態評価手段によって決定した最
    適状態評価データおよび前記高精度の基準データを使用
    して収束計算を行うことにより高精度計測が難しい前記
    機器を含めたプラント全体のヒートバランスを決定する
    プラント効率計算手段と、このプラント効率計算手段で
    決定した現状のヒートバランスを設計値に基づくヒート
    バランスと比較判定する比較判定手段と、前記各機器の
    性能が熱効率に与える寄与度を分析し、この寄与度と前
    記決定されたヒートバランスとに基づいて、熱効率劣化
    要因機器を特定する熱効率劣化要因機器特定手段とを備
    えたことを特徴とするコンバインド発電プラントの熱効
    率診断装置。
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