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JP2001248996A - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

Info

Publication number
JP2001248996A
JP2001248996A JP2000068594A JP2000068594A JP2001248996A JP 2001248996 A JP2001248996 A JP 2001248996A JP 2000068594 A JP2000068594 A JP 2000068594A JP 2000068594 A JP2000068594 A JP 2000068594A JP 2001248996 A JP2001248996 A JP 2001248996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
heat transfer
plate
flow
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000068594A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nishioka
明 西岡
Tomihisa Ouchi
富久 大内
Michihiko Aizawa
道彦 相沢
Atsushi Shidara
敦 設楽
Toshikuni Ohashi
俊邦 大橋
Mitsuharu Matsubara
光治 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Osaka Gas Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, Toho Gas Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000068594A priority Critical patent/JP2001248996A/ja
Publication of JP2001248996A publication Critical patent/JP2001248996A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルアンドプレート方式の熱交換器におい
て、コンパクトで熱伝達性能の向上を図る。 【解決手段】 隅部に流体の入口もしくは出口となる孔
13を有する伝熱プレート12を重ね合わせ容器11に
収納し、伝熱プレート間に形成される流路に流体を流し
て流体間で熱交換をする熱交換器において、隅部の孔1
3を積層間でつないで形成される流路のうち、対角の流
路で対の流路を形成し、一方の対の流路と、伝熱プレー
ト間に形成される一方の流路とを連通させて第1の流体
の流れる第1の流路を形成し、他方の対の流路と、積層
した伝熱プレート間の他方の流路とを連通させて第2の
流体の流れる第2の流路を形成し、これら第1及び第2
の流路のうち孔13によって形成されるそれぞれの流路
の途中に、流路を閉鎖する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレート式熱交換器
に係り、特に吸収式冷凍機の溶液熱交換器として用いら
れるプレート式熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7−229687号公報に
記載のように積層した伝熱プレートを容器(シェル)内
に収納して構成されるプレート式熱交換器(以下、シェ
ルアンドプレート方式のプレート式熱交換器という)が
ある。これを図13を用いて説明する。
【0003】同図は、プレート式熱交換器の流体の出入
口配管における断面図である。容器1の中には凹凸が形
成された複数の伝熱プレート2が積層され、その間に生
じる隙間が流路を形成して流体が流れるようになってお
り、かつ伝熱プレート2を挟んで隣接する層に温度の異
なる二種類の熱交換される流体が流れるようになってい
る。伝熱プレート2には前記流路に流体を導き、または
放出するための孔3があり、入口もしくは出口となる配
管4へつながっている。孔3の内周5、伝熱プレート2
の外周6、孔部3と配管4との接合部7等は溶接されて
おり、温度の異なる二種類の流体が混じりあわないよう
2種類の通路が形成されている。ここでの溶接には、プ
ラズマ溶接を用いることにより、溶接部を同一金属にす
ることを可能にしている。
【0004】シェルアンドプレート方式以外のプレート
式熱交換器としては、伝熱プレート1枚づつをパッキン
で挟んで積層し、全体をボルトで締付ける方式や、積層
した伝熱プレート全てをろう付けして密封する方式など
がある。パッキンやろう材で流体を密閉する方式は容器
をもたないため、外部に対する流体の密閉をパッキンも
しくはろう材と伝熱プレートとが担うことになり、長期
にわたって確実に流体を密閉することに対して配慮され
ていない。
【0005】特に、吸収式冷凍機の溶液熱交換器は、機
械を真空状態に保たなければならないため、空気の侵入
があってはならず、また、吸収式冷凍機の溶液には一般
に臭化リチウム水溶液が使われ、この溶液は腐食性が強
い上、温度も160℃といった高温で使用され、過酷な
条件での密閉性が要求される。パッキンを用いる方式で
は、パッキンの耐熱性及び耐久性に考慮する必要があ
り、高温流体の熱交換には使用することができない。ま
た、ろう材を使う方式では、ろう材と伝熱プレートとが
異種金属であるため、電位差を生じて腐食が進行し易く
なる。
【0006】この対策として、伝熱プレートとろう材と
に高耐食材料を使う方法もあるがコスト高になる。この
ため、腐食性の強い流体に対する熱交換器にろう材を用
いる方式は困難である。シェルアンドプレート方式で
は、伝熱プレートの接合にプラズマ溶接を用いることに
より同一金属で接合され、電位差による腐食が生じな
い。また、外部に対する流体の密閉を容器が担い、容器
に厚肉の板を用いることにより、安価な材料でも信頼性
の高い密閉を実現することができる。
【0007】また、伝熱プレートに、外部に対する密閉
の必要性がないため、流体と外部との圧力差による応力
もかからず、伝熱プレートを安価な材料で薄肉の板を用
いて作ることができる。伝熱プレートを薄くできると、
製造コストが下がるだけでなく、伝熱プレートを介して
熱交換させる上での熱抵抗も減少し、効率的な熱交換器
となる。このため、シェルアンドプレート方式は吸収式
冷凍機のように高温で腐食性の流体を用いる場合に使用
され、また密閉性の要求されるプレート式熱交換器にも
使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のシェルアンドプ
レート方式のプレート式熱交換器では、流体が容器の中
を1パスのみで流れ、流体が折返して流れることはなか
った。このため、熱交換能力を上げようとする場合、伝
熱プレートの積層枚数を増やしていた。熱交換器の熱交
換能力は、熱伝達率と伝熱面積との積によって決まる。
伝熱面積は伝熱プレートの枚数に比例するため、伝熱プ
レートの枚数を増やすことで熱交換能力を向上させるこ
とができる。伝熱プレートの枚数を増やすと、伝熱プレ
ートに挟まれた1つの流路に対する流量が減り、流体の
流速が減少する。流体の熱伝達率は流速に依存し、流速
が上がる程熱伝達率も上がる。しかし、伝熱プレートを
増やす場合、流速が下がることで熱伝達率も低下するた
め、伝熱面積が増える程には熱交換能力は向上しない。
このため、1パスのみのシェルアンドプレート方式のプ
レート式熱交換器では、伝熱プレートを効果的に用いた
熱交換能力の向上が出来なかった。
【0009】パッキンやろう材で流体を密閉する方式の
プレート式熱交換器では、熱交換器中の流れを多段パス
に構成することで熱伝達率が向上するため、孔の開いて
いないプレートを途中に挟む方法が用いられている。
【0010】しかし、シェルアンドプレート方式のプレ
ート式熱交換器では、袋状にした伝熱プレートを積層し
ながら溶接していくため、孔の開いていないプレートが
あるとその下にある流路の孔が見えなくなり、孔部分の
溶接が出来なかった。
【0011】このため、シェルアンドプレート方式のプ
レート式熱交換器では1パスの構成しか出来なかった。
【0012】本発明の目的は、流体を多段パスで流すこ
とによって熱交換能力を向上させ、また、コンパクトな
プレート式熱交換器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るプレート式熱交換器の発明の構成は、
隅部に流体の入口もしくは出口となる孔を有する伝熱プ
レートを重ね合わせ、周囲を接合して袋状にし、この袋
状にした伝熱プレートを積層して容器に収納し、伝熱プ
レート間に形成される流路に流体を流して流体間で熱交
換をするプレート式熱交換器において、前記隅部の孔を
積層間でつないで形成される流路のうち、対角の流路で
対の流路を形成し、この対の流路のうち一方の対の流路
と、前記伝熱プレート間に形成される一方の流路とを連
通させて第1の流体の流れる第1の流路を形成し、他方
の対の流路と、前記積層した伝熱プレート間の他方の流
路とを連通させて第2の流体の流れる第2の流路を形成
し、これら第1及び第2の流路の孔によって形成される
それぞれの流路の途中に、流路を閉鎖する手段を設け、
流れの方向を変えて流路を多段に構成するものである。
【0014】そして好ましくは、前記流路を閉鎖する手
段は、第1の流路の閉鎖に、伝熱プレートで行い、第2
の流路の閉鎖に、袋状にした伝熱プレートに伝熱プレー
トの孔を閉鎖する閉鎖板を取り付けるものである。
【0015】また好ましくは、前記閉鎖板は、切り欠き
を有し孔より大きな板の間に、孔より小さな板を挟んで
伝熱プレートの孔に固定したものである。
【0016】また本発明に係るプレート式熱交換器の他
の発明の構成は、隅部に流体の入口もしくは出口となる
孔を有する伝熱プレートを重ね合わせ、周囲を接合して
袋状にし、この袋状にした伝熱プレートを積層して容器
に収納し、伝熱プレート間に形成される流路に流体を流
して流体間で熱交換をするプレート式熱交換器におい
て、前記隅部の孔を積層間でつないで形成される流路の
うち、対角の流路で対の流路を形成し、この対の流路の
うち一方の対の流路と、前記伝熱プレート間に形成され
る一方の流路とを連通させて第1の流体の流れる第1の
流路を形成し、他方の対の流路と、前記積層した伝熱プ
レート間の他方の流路とを連通させて第2の流体の流れ
る第2の流路を形成し、これら第1及び第2の流路の孔
によって形成されるそれぞれの流路の途中に流路を閉鎖
する手段を設けて流れの方向を変えて流路を多段に構成
し、この流路を閉鎖する手段の前後のいずれかの伝熱プ
レート間の流路に、流路を狭めて流量を制限する手段を
設けるものである。
【0017】そして好ましくは、前記流量を制限する手
段は、隅部の流体の入口もしくは出口となる孔に流量調
整リングを嵌め込むものである。
【0018】本発明に係るプレート式熱交換器のさらに
他の発明の構成は、隅部に流体の入口もしくは出口とな
る孔を有する伝熱プレートを重ね合わせ、周囲を接合し
て袋状にし、この袋状にした伝熱プレートを積層して容
器に収納し、伝熱プレート間に形成される流路に流体を
流して流体間で熱交換をするプレート式熱交換器におい
て、前記隅部の孔を積層間でつないで形成される流路の
うち、対角の流路で対の流路を形成し、この対の流路の
うち一方の対の流路と、前記伝熱プレート間に形成され
る一方の流路とを連通させて第1の流体の流れる第1の
流路を形成し、他方の対の流路と、前記積層した伝熱プ
レート間の他方の流路とを連通させて第2の流体の流れ
る第2の流路を形成し、これら第1及び第2の流路の孔
によって形成されるそれぞれの流路の途中に、流路を閉
鎖する手段を設けて流れの方向を変えて流路を多段に構
成し、前記伝熱プレートの最外側の伝熱プレートの隅部
において、流体の入口もしくは出口になる孔で、かつ、
対角の隅部より高くなる位置に孔を設け、容器に蓄積す
るガスを排出する流路を設けるものである。
【0019】そして好ましくは、前記ガスを排出する流
路を、熱交換器からでる流体の出口に接続するものであ
る。
【0020】また好ましくは、前記伝熱プレートは、傾
斜して波形の凹凸を形成したプレートを波形が互いに交
差するようにして積層されるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2は、本発明に係るプ
レート式熱交換器の第1の実施例の断面図である。図3
は伝熱プレート単板の平面図、図4は伝熱プレート単板
の重ね合わせの状態を示す図である。図5は、プレート
式熱交換器の流体の流れを示す模式図で、図1は断面
(1)、図2は断面(2)における断面図である。図6
は、プレート式熱交換器を3段の熱交換段(3パス方
式)で構成する例を示し、各熱交換段ごとの流体の流れ
を示す図である。
【0022】まず、図5及び図6によって、流体の流れ
の大略を説明する。図5は、プレート式熱交換器へT
i,Toで示す2種類の流体(第1の流体及び第2の流
体)が入り、また流出する状態を示している。
【0023】図6は、3段の熱交換段で構成されたプレ
ート式熱交換器の流体の流れを示し、第1の流体(実線
で示す)は温度Ti1で熱交換器に入り、1段目の熱交
換段P1を通過した時点で温度Ti2になり、2段目の
熱交換段P2を通過した時点で温度Ti3、3段目の熱
交換段P3を通過して温度Ti4になって、熱交換器か
ら流出する。
【0024】第2の流体(破線で示す)は、第1の流体
と反対向きに流れ(対向流)、温度To1で1段目の熱
交換段P1から熱交換器に入り、各熱交換段P2,P3
を通過するごとに温度To2,To3,To4となって
熱交換器から流出する。それぞれの流体は、4隅の角部
に設けられた一方の孔から対角に位置する他方の孔方向
に流れる。
【0025】図1ないし図3によって、上記図6で示す
流体の流れを実現するための具体的な構成を説明する。
容器11には、多層に積層された伝熱プレート12が収
納されている。この伝熱プレート12には、図3に示す
2種類のプレート12(1),12(2)が図4に示す
よう袋上に接合されて交互に積層される。伝熱プレート
12の4隅の角部には孔13が設けられており、中央部
には異なる方向に傾斜して波形の凹凸14が形成され、
外周にはフランジ15が形成されている。孔13には高
低差があり、一方の対角の孔13A同士は高く、他方の
対角の孔13B同士は低く形成されている。これら伝熱
プレート12を重ね合わせると、断面(3)及び断面
(4)では、図4に示すようになる。この重ね合わせた
2枚の伝熱プレート12の外周及び伝熱プレート12の
積層時に接触する孔13の内周をプラズマ溶接などで接
合して袋状に形成する。
【0026】積層した伝熱プレート12は容器11に収
納される。閉鎖板16は、後述する図8で示されるよう
に構成されるものであって、一方の対角の孔13の2箇
所16Aに取り付けられ、孔13を閉鎖している。他方
の対角の孔13の2箇所(16B)には、開口しない伝
熱プレート12を用いることによって閉鎖板を使用せず
に、孔13を閉鎖している。2箇所にする理由は、3段
の熱交換段を構成するためである。
【0027】流入側もしくは流出側の位置16A及び位
置16Bの孔13i,13oには、流体流量を制御する
流量調整リング(流量調整部材)17ないし24が嵌め
込まれている。以下、第1の流体Tiの流れる孔13で
形成される流路を孔13i、第2の流体Toの流れる孔
13で形成される流路を孔13oとして、流れの状況を
説明する。
【0028】袋状にした伝熱プレート12の内側を流れ
る流体Tiは、温度Ti1で熱交換器に流入する(実線
で示す)。伝熱プレート12の孔13i(1)を通って
流入した流体Tiは閉鎖板16Aで流路を閉ざされ、流
れの向きを変え、1段目の熱交換段P1を手前から斜め
向う側へ流れる。伝熱プレート12の孔13を対角に流
れた流体Tiは熱交換することによって温度Ti1から
温度Ti2になる。温度Ti2になった流体Tiは孔1
3i(2)を通って流れるが、閉鎖板16Aで流路を閉
ざされ、流れの向きを変え、2段目の熱交換段P2を向
う側から手前へ流れる。2段目の熱交換段P2を流れる
ことで温度Ti2から温度Ti3になった流体Tiは孔
13i(3)を通って、3段目の熱交換段P3に流入す
る。3段目の熱交換段P3を流れることで流体Tiの温
度がTi3から温度Ti4になり、孔13i(4)を通
って熱交換器から流出する。
【0029】同様に、袋状にした伝熱プレート12の外
側を流れる流体Toは温度To1で熱交換器に流入する
(破線で示す)。伝熱プレート12の孔13o(1)を
通って流入した流体Toは閉鎖板16Bで流路を閉ざさ
れ、流れの向きを変え、1段目の熱交換段P1(流体T
iでは3段目になっている)を向う側から斜め手前へ流
れる。袋の外側を流れる流体Toにとっての1段目の熱
交換段P1を通過することによって温度To1から温度
To2になった流体Toは孔13oを通って、2段目の
熱交換段P2に流入する。流体Toは閉鎖板16Bで流
路を閉ざされ、流れの向きを手前から斜め向こう側へ変
え、2段目の熱交換段P2を流れる。2段目の熱交換段
P2を流れることで温度To2から温度To3になった
流体Toは孔13o(3)を通って、3段目の熱交換段
P3に流入する。3段目の熱交換段P3を流れることで
流体Toの温度がTo3から温度To4になり、孔13
o(4)を通って熱交換器から流出する。
【0030】袋の内側を流れる流体Tiにとっての2段
目の熱交換段P2と、袋の外側を流れる流体Toにとっ
ての3段目の熱交換段P3とは、伝熱プレート12
(3)を挟んで袋の内側と外側で平行に流れる。この平
行に流れている流体同士は、温度差が逆転し、内部的な
熱損失を生じるため、流量を減らすことが好ましい。
【0031】このため本実施例では、袋の内側の流体T
iの流量を減らす手段として、入口部に流量調整リング
17、出口部に流量調整リング18を嵌め込んでいる。
また、袋の外側の流体Toの流量を減らす手段として、
入口部に流量調整リング19、出口部に流量調整リング
20を嵌め込んでいる。
【0032】同様に、袋の内側を流れる流体Tiにとっ
ての3段目の熱交換段P3と、袋の外側を流れる流体T
oにとっての2段目の熱交換段P2とは、伝熱プレート
12(4)を挟んで袋の内側と外側で平行に流れる。こ
の平行に流れている部分の袋の内側の流体Tiの流量を
減らす手段として、入口部に流量調整リング21、出口
部に流量調整リング22を嵌め込んでいる。また、袋の
外側の流体Toの流量を減らす手段として、入口部に流
量調整リング23、出口部に流量調整リング24を嵌め
込んでいる。
【0033】図7は、各熱交換段の温度分布の模式図を
示し、袋の内側を流れる流体Tiの方が袋の外側を流れ
る流体Toよりも温度が高い場合を例にとり、内部的な
熱損失が生じる原因を説明する。
【0034】袋の内側を流れる流体Tiは2段目の熱交
換段P2を通過する際、温度Ti2からTi3になり、
袋の外側を流れる流体Toは3段目の熱交換段P3を通
過する際、温度To3からTo4になる。しかし、この
熱交換段P2,P3の境界では、温度Ti2からTi3
になる流れと、温度To3からTo4になる流れが平行
で、1枚の伝熱プレート12(3)に接して流れること
になる。温度Ti2と温度To3との関係は正常である
が、温度Ti3とTo4との関係は熱交換させたい方向
と逆転している。温度効率の低い熱交換器の場合は、T
o4とTi1との温度差が広がるため、To4がTi3
より低くなり、温度Ti3とTo4との逆転は生じない
が、温度効率が高くなった場合に、この温度の逆転が顕
著に現われる。
【0035】図7の温度分布のように、高い温度効率で
熱交換される場合、To4の温度からTi3の温度に向
かって熱が流れ、熱交換段P2,P3の境界の伝熱プレ
ート12(4)に接して流れる流体Ti,Toはそれぞ
れ温度Ti3′と温度To4′とになる。この結果、内
部的な熱損失は温度To4′と温度Ti3′との逆転し
た温度関係が駆動力になって生じる。
【0036】同様に、袋の内側を流れる流体Tiが温度
Ti3からTi4になり、袋の外側を流れる流体Toが
温度To2からTo3になる際、境界部で1枚の伝熱プ
レート12(4)に接して平行に流れる。温度Ti4と
温度To3との関係は熱交換させたい方向と逆転してい
る。このため、To3の温度からTi4の温度に向かっ
て熱が流れ、熱交換段P3,P2の境界の伝熱プレート
12(4)に接して流れる流体はそれぞれ温度Ti4′
と温度To3′とになる。この結果、温度To3′と温
度Ti4′との逆転した温度関係が駆動力になって内部
的な熱損失が生じる。
【0037】図1における位置16B及び図2における
位置16Bとは、袋の外側に流す流体Toの流路を閉鎖
する個所であり、開孔しない伝熱プレート12を用いる
ことで閉鎖する。また、位置16A及び図2における位
置16Aは、袋の内側に流す流体Tiの流路を閉鎖する
個所であり、袋状にした伝熱プレート12を積層した後
に伝熱プレート12に閉鎖板16を取り付ける。
【0038】図8は、孔を閉鎖する閉鎖手段の構成図
で、(a)は組図、(b)は展開図である。閉鎖板16
(1)、16(2)は伝熱プレート12の孔13よりも
径が大きい円板であり、中心にボルト25を通すための
孔26と、半径方向に切り欠き27が設けられている。
閉鎖板16(3)は、伝熱プレート12の孔13よりも
わずかに径が小さい円板であり、中心にボルト25を通
すための孔26のみが設けられている。
【0039】同図は、伝熱プレート12を積層すること
により袋の内側を流れる流体Tiの流路が形成される部
分を示すものであり、これらの孔13の内周5をプラズ
マ溶接することで、袋の内側と外側の流体Ti,Toと
が混じり合わないようにしている。閉鎖板16の取り付
けだけでは流体Ti,Toの密閉は保てないため、閉鎖
板16の取り付けは内周5の接合を行った上で行う。閉
鎖板16(1),16(2)の切り欠き27は、伝熱プ
レート12の孔13よりも大きな径の板を通すためのも
のである。この切り欠き27があることで、伝熱プレー
ト12が積層された後に、孔13よりも径の大きな板を
はめ込むことができ、孔12を閉鎖板16(1),16
(2)で挟んで閉鎖することができる。閉鎖板16
(3)は、孔13に対する位置決めと、流体Ti,To
の漏れを減らすために取り付けるものである。これらの
閉鎖板16(1)ないし16(3)はボルト25とナッ
ト28とによって締め付けて固定される。
【0040】さらに、ナット28を閉鎖板16(1)に
接合しておくことで、ナット28を手で持つ必要がなく
なり、ボルト25の側からの作業のみでボルト・ナット
の締め結けが容易に出来ようになる。
【0041】図1における流路29は、袋の内側を流れ
る流体Tiに含まれるガスを抜き出すためのものであ
り、図5に示すように、配管30によって出口流体Ti
に接続することにより、常にガスが排出される。また、
流路31は、袋の外側を流れる流体Toに含まれるガス
を抜き出すためのものであり、図5に示すように、配管
32によって出口流体Toに接続することにより、常に
ガスが排出される。
【0042】図2において、位置16Bは、袋の外側を
流れる流体Toが熱交換器に流入して最初に流れの向き
を変える場所であり、流体を流入させるためのポンプの
吐出圧を直接的に受ける場所である。このため、位置1
6Bで孔13を閉鎖する部材にはある程度の強度が要求
されるが、位置16Bでは、孔の開いていない伝熱プレ
ート12が2枚重ね合わされているためポンプ圧に対す
る強度を保つことができる。
【0043】また、位置16Aは、袋の内側を流れる流
体Tiが熱交換器に流入して最初に流れの向きを変える
場所であり、位置16Bと同様に、流体を流入させるた
めのポンプの吐出圧を直接的に受ける場所である。この
ため、位置16Aで孔13を閉鎖するにもある程度の強
度が要求されるが、図8に示す閉鎖手段では、閉鎖板1
6(1),16(2)の2枚で強度を持っており、さら
に閉鎖板16(1),16(2)は伝熱プレート12よ
りも肉厚の厚い板を使用することが可能なので、ポンプ
圧に対する十分な強度を保つことができる。
【0044】以上に説明する本実施例によれば、伝熱プ
レートが容器の中に収まっているシェルアンドプレート
方式のプレート式熱交換器において、伝熱プレートを多
段パスに構成することにより、1パスの場合よりも流速
を増加させ、熱伝達率を向上させることができ、伝熱プ
レートを効果的に用いた熱交換能力の向上が図れる。
【0045】また、袋状にした伝熱プレートの外側の流
体に対するシールがされていないときは、1段目の熱交
換段を通過後に熱交換器出口に流れてしまったり、熱交
換器入口から直接3段目の熱交換段に入ったりしてしま
い、熱交換段をショートカットする流れが出来てしまう
が、本実施例では、袋状にした伝熱プレートの周囲が接
触して積層されているために、袋の外側の流体もシール
され、熱交換段をショートカットする流れを抑えること
ができる。このため、各熱交換段が有効に働き、熱交換
能力が向上する。
【0046】さらに、多段パス構成にして、高い温度効
率のプレート式熱交換器にした場合、熱交換段の境界で
温度差の逆転が生じ、内部的な熱損失が生じるが、熱交
換段の境界を流れる流体の流速を低下させることで、流
体の熱伝達率が低下し、損失になる熱伝達を抑えること
ができる。内部的な熱損失は熱交換能力の低下をもたら
すものであるが、流速の低減により損失になる部分の熱
伝達率を低下することで、熱損失を減らし、熱交換能力
の向上が図られる。
【0047】この熱交換段の境界の流路には、全く流体
を流さないと腐食抑制剤を流すことができないため、腐
食が進行しやすいことと、伝熱プレートが有効に使われ
ない。このため、熱交換段の境界の流路にも低減したあ
る程度の流量を流すことで、腐食を抑え、伝熱プレート
を有効に使うことができるようになる。
【0048】図9及び図10は、本発明に係るプレート
式熱交換器の第2の実施例の断面図で、図5に示すプレ
ート式熱交換器の断面(1)を図9に、断面(2)を図
10に示してある。なお本実施例では、ガス抜き流路を
設けない場合を示している。
【0049】本実施例は、前記第1の実施例に対し、熱
交換段の境界部での流体の流し方が異なる。すなわち、
第1の実施例では、熱交換段の境界の伝熱プレートに接
して流れる両方の流体の流量を減少させたが、本実施例
では一方の流体のみ流量を減少させている。
【0050】同図において、袋状にした伝熱プレート1
2の内側を流れる流体Tiは温度Ti1で熱交換器に流
入し、1段目の熱交換段P1を通過し、孔13i(2)
を通過し、2段目の熱交換段P2を流れる。第1の実施
例では伝熱プレート12(3)に接して流れる袋の内側
の流体Tiの流量を減少させるが、本実施例ではこれを
行わない。
【0051】ただし、伝熱プレート12(3)に接して
流れる袋の外側の流体Toに対しては、流量調整リング
34を用いて十分に流量を減少させる。一方、袋の内側
を流れる流体Toが3段目の熱交換段P3を流れる際
は、伝熱プレート12(4)が熱交換段の境界になる
が、このときは伝熱プレート12(4)に接して流れる
袋の内側の流体Tiを流量調整リング34を用いて十分
に流量を減少させ、伝熱プレート12(4)に接して流
れる袋の外側の流体Toの流量調整はしない。流量を減
少させる流路の数を減らすことにより、使用する伝熱プ
レートの数を抑え、低コストで製造することができると
ともに、熱交換器もコンパクトにすることができる。
【0052】本実施例によれば、熱交換能力の向上とと
もに、低コストでコンパクトなプレート式熱交換器を提
供することができる。
【0053】図11及び図12は、本発明に係るプレー
ト式熱交換器の第3の実施例の断面図で、図5に示すプ
レート式熱交換器の断面(1)を図11に、断面(2)
を図12に示してある。本実施例も、ガス抜き流路を設
けない場合を示している。
【0054】本実施例は、前記第1及び第2の実施例に
対し、袋の内側を流れる流体Tiの流路を閉鎖する手段
が異なる。本実施例では、袋内の流体の流路を閉鎖する
ため、袋状の伝熱プレート12の間に閉鎖板35、36
を置き、これに伝熱プレート12を接合する。また、袋
状の伝熱プレート12の間に閉鎖板35、36が置かれ
たことで、袋状の伝熱プレート12間に閉鎖板35、3
6の厚さ分だけ余分の隙間ができる。伝熱プレート12
の隙間が他よりも大きいと効率的な熱交換が出来ないた
め、この隙間に袋状にしていない伝熱プレート39,4
0を置き、通常の隙間の伝熱流路と閉鎖板35、36の
板厚分の隙間の流路とに分ける。
【0055】閉鎖板35は、袋の内側の流体Tiに対す
る1段目の熱交換段P1と2段目の熱交換段P2とを仕
切るものであり、上下にある袋状の伝熱プレート12の
孔13と閉鎖板35とは接合され、袋内の流体が袋の外
に漏れないようにする。
【0056】同様に、閉鎖板36は、袋の内側の流体T
iに対する2段目の熱交換段P2と3段目の熱交換段P
3とを仕切るものであり、上下にある袋状の伝熱プレー
ト12の孔13と閉鎖板36とが接合される。
【0057】袋の外側の流体Toは温度To1で熱交換
器に入り、位置16Bで伝熱プレート12に孔が開いて
いないことで、流れの向きを変え、1段目の熱交換段P
1を通過し、孔13o(2)を通過して2段目の熱交換
段P2に入る。ここで、熱交換段の境界になるのは、伝
熱プレート12(4)であり、ここでの熱損失を抑える
ため、伝熱プレート12(4)に接して流れる袋の外側
の流体Toの流量を、流量調整板41で減少させる。
【0058】同様に、袋の外側の流体Toが3段目の熱
交換段P3を流れる際、伝熱プレート12(3)が熱交
換段の境界になり、これに接して流れる流量を流量調整
板42で減少させる。本実施例によれば、第2の実施例
と同様な効果が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器内を流体が多段パスで流れ、流速が上がり、熱伝達
率が高い状態で熱交換を行なうことが可能なため、熱交
換能力が向上するプレート式熱交換器を提供することが
できる。
【0060】また本発明によれば、熱交換能力の向上と
ともに、低コストでコンパクトなプレート式熱交換器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレート式熱交換器の第1の実施
例の断面図である(図5の断面1)。
【図2】本発明に係るプレート式熱交換器の第1の実施
例の断面図である(図5の断面2)。
【図3】図1及び図2の伝熱プレート単板の平面図であ
る。
【図4】伝熱プレート単板の重ね合わせの状態を示す図
である。
【図5】プレート式熱交換器の流体の流れを示す模式図
である。
【図6】プレート式熱交換器を3段の熱交換段(3パス
方式)で構成する例を示し、各熱交換段ごとの流体の流
れを示す図である。
【図7】各熱交換段の温度分布の模式図を示し、内部的
な熱損失が生じる原因の説明図である。
【図8】閉鎖手段の構成図で、(a)は組図、(b)は
展開図である。
【図9】本発明に係るプレート式熱交換器の第2の実施
例の断面図である(図5の断面1)。
【図10】本発明に係るプレート式熱交換器の第2の実
施例の断面図である(図5の断面2)。
【図11】本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実
施例の断面図である(図5の断面1)。
【図12】本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実
施例の断面図である(図5の断面2)。
【図13】従来のプレート式熱交換器の断面図である。
【符号の説明】
1,11…容器 2,12,39,40…伝熱プレート 3,13…孔 4,30,32…配管 5…内周 6…外周 14…凹凸 15…フランジ 16,35,36.37,38…閉鎖板 17,18,19,20,21,22,23,24,3
3,34…流量調整リング 25…ボルト 26…孔 27…切り欠き 28…ナット 29,31…流路 34…ボルト 41,42…流量調整板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000221834 東邦瓦斯株式会社 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 (72)発明者 西岡 明 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦事業所内 (72)発明者 大内 富久 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦事業所内 (72)発明者 相沢 道彦 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦事業所内 (72)発明者 設楽 敦 東京都北区赤羽南1−10−3−810 (72)発明者 大橋 俊邦 大阪府大阪市此花区北港白津一丁目1番3 号 (72)発明者 松原 光治 愛知県東海市新宝町507番地の2 Fターム(参考) 3L093 MM02 3L103 AA05 AA37 DD15 DD57

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隅部に流体の入口もしくは出口となる孔
    を有する伝熱プレートを重ね合わせ、周囲を接合して袋
    状にし、この袋状にした伝熱プレートを積層して容器に
    収納し、伝熱プレート間に形成される流路に流体を流し
    て流体間で熱交換をするプレート式熱交換器において、 前記隅部の孔を積層間でつないで形成される流路のう
    ち、対角の流路で対の流路を形成し、 この対の流路のうち一方の対の流路と、前記伝熱プレー
    ト間に形成される一方の流路とを連通させて第1の流体
    の流れる第1の流路を形成し、 他方の対の流路と、前記積層した伝熱プレート間の他方
    の流路とを連通させて第2の流体の流れる第2の流路を
    形成し、 これら第1及び第2の流路のうち孔によって形成される
    それぞれの流路の途中に、流路を閉鎖する手段を設け、
    流れの方向を変えて流路を多段に構成することを特徴と
    するプレート式熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記流路を閉鎖する手段は、第1の流路
    の閉鎖に、開口しない伝熱プレートを用い、第2の流路
    の閉鎖に、袋状にした伝熱プレートに伝熱プレートの孔
    を閉鎖する閉鎖板を取り付けるものであることを特徴と
    する請求項1に記載のプレート式熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記閉鎖板は、切り欠きを有し孔より大
    きな板の間に、孔より小さな板を挟んで伝熱プレートの
    孔に固定したものであることを特徴とする請求項2に記
    載のプレート式熱交換器。
  4. 【請求項4】 隅部に流体の入口もしくは出口となる孔
    を有する伝熱プレートを重ね合わせ、周囲を接合して袋
    状にし、この袋状にした伝熱プレートを積層して容器に
    収納し、伝熱プレート間に形成される流路に流体を流し
    て流体間で熱交換をするプレート式熱交換器において、 前記隅部の孔を積層間でつないで形成される流路のう
    ち、対角の流路で対の流路を形成し、 この対の流路のうち一方の対の流路と、前記伝熱プレー
    ト間に形成される一方の流路とを連通させて第1の流体
    の流れる第1の流路を形成し、 他方の対の流路と、前記積層した伝熱プレート間の他方
    の流路とを連通させて第2の流体の流れる第2の流路を
    形成し、 これら第1及び第2の流路のうち孔によって形成される
    それぞれの流路の途中に流路を閉鎖する手段を設けて流
    れの方向を変えて流路を多段に構成し、 この流路を閉鎖する手段の前後のいずれかの伝熱プレー
    ト間の流路に、流路を狭めて流量を制限する手段を設け
    ることを特徴とするプレート式熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記流量を制限する手段は、隅部の流体
    の入口もしくは出口となる孔に流量調整部材を嵌め込む
    ものであることを特徴とする請求項4に記載のプレート
    式熱交換器。
  6. 【請求項6】 隅部に流体の入口もしくは出口となる孔
    を有する伝熱プレートを重ね合わせ、周囲を接合して袋
    状にし、この袋状にした伝熱プレートを積層して容器に
    収納し、伝熱プレート間に形成される流路に流体を流し
    て流体間で熱交換をするプレート式熱交換器において、 前記隅部の孔を積層間でつないで形成される流路のう
    ち、対角の流路で対の流路を形成し、 この対の流路のうち一方の対の流路と、前記伝熱プレー
    ト間に形成される一方の流路とを連通させて第1の流体
    の流れる第1の流路を形成し、 他方の対の流路と、前記積層した伝熱プレート間の他方
    の流路とを連通させて第2の流体の流れる第2の流路を
    形成し、 これら第1及び第2の流路のうち孔によって形成される
    それぞれの流路の途中に、流路を閉鎖する手段を設けて
    流れの方向を変えて流路を多段に構成し、 前記伝熱プレートの最外側の伝熱プレートの隅部におい
    て、流体の入口もしくは出口になる孔で、かつ、対角の
    隅部より高くなる位置に孔を設け、容器に蓄積するガス
    を排出する流路を設けることを特徴とするプレート式熱
    交換器。
  7. 【請求項7】 前記ガスを排出する流路を、熱交換器か
    らでる流体の出口に接続することを特徴とする請求項6
    に記載のプレート式熱交換器。
  8. 【請求項8】 前記伝熱プレートは、傾斜して波形の凹
    凸を形成したプレートを波形が互いに交差するようにし
    て積層されるものであることを特徴とする請求項1ない
    し7に記載のプレート式熱交換器。
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