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JP2001213985A - ポリエステルフィルム - Google Patents

ポリエステルフィルム

Info

Publication number
JP2001213985A
JP2001213985A JP2000023801A JP2000023801A JP2001213985A JP 2001213985 A JP2001213985 A JP 2001213985A JP 2000023801 A JP2000023801 A JP 2000023801A JP 2000023801 A JP2000023801 A JP 2000023801A JP 2001213985 A JP2001213985 A JP 2001213985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
polyester film
polyester
film
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000023801A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yano
真司 矢野
Masayuki Fukuda
雅之 福田
Satoshi Kitazawa
諭 北澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP2000023801A priority Critical patent/JP2001213985A/ja
Priority to PCT/JP2000/007231 priority patent/WO2001030584A1/ja
Priority to DE60036686T priority patent/DE60036686T2/de
Priority to EP00969852A priority patent/EP1142727B1/en
Priority to KR1020017008051A priority patent/KR100730525B1/ko
Priority to TW089121980A priority patent/TW581788B/zh
Publication of JP2001213985A publication Critical patent/JP2001213985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過酷な条件で使用されても機能層との密着性
に優れ、かつ寸法安定性に優れた、特に感熱転写記録材
に用いた際に、インキ層との密着性、印画時の基材の寸
法安定性に優れ、階調性に優れた転写画像を得ることが
できるポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
に、熱可塑性樹脂を含む塗液を塗布し、乾燥、延伸、更
に熱処理を施して得られる塗布層を設けた、面配向度が
0.176〜0.300の範囲であるポリエステルフィ
ルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステルフィル
ムに関する。更に詳しくは、本発明は特定の面配向度と
特定の塗布層を有するポリエステルフィルムであって、
高温度に加熱された際に各種の機能層との接着性に優
れ、かつ寸法の変化が少ないポリエステルフィルムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムは機械特性、寸法
安定性、耐熱性等の特性が優れているため、磁気カー
ド、磁気テープ等の磁気記録材料用として、また包装材
料、写真材料、印刷材料等の一般工業材料用として広く
使用されている。
【0003】これらの用途で、ポリエステルフィルムは
その表面に、例えば、感熱転写記録材料の感熱転写層、
印刷材料のインキ層、写真用フィルムの感光層、磁気カ
ード、磁気テープ、磁気ディスクの磁性層等の機能層が
積層されて用いられる。
【0004】ポリエステルフィルム表面は高度に配向結
晶化しているため接着性に乏しく、例えば上記機能層を
直接塗設しようとしても殆ど密着しない。これを改良す
るため、通常はポリエステルフイルム表面にポリエステ
ル、アクリル、ウレタン等の樹脂を易接着層として塗設
するプライマー処理が施され、この易接着層の上に機能
層が塗設されて各種用途に用いられる。
【0005】近年、機能層が積層されたポリエステルフ
ィルムは、従来よりも過酷な条件で使用されることが多
く、要求される特性もより高度なものとなった。例え
ば、フィルムの厚さはより肉薄化が要求され、寸法変化
は従来より高温度でも安定していることが要求されてい
る。
【0006】ポリエステルフイルムの用途の一つに、感
熱転写記録材料の基材フィルムとしての用途がある。感
熱転写記録には、溶融型感熱転写記録方式と昇華型感熱
転写記録方式とがある。前者の溶融型感熱転写記録方式
は、主にバーコードやファックス等に採用され、着色剤
を含む熱溶融性物からなるインキ層を有する熱転写シー
トが用いられる。後者の昇華型感熱転写記録方式は、高
画質のフルカラー画像を簡便に出力できる記録方式とし
て需要が非常に伸びていて、熱昇華性染料を含むインキ
層を有する熱転写シートが用いられる。
【0007】しかしながら、近年、感熱転写記録では高
速プリント化が進められており、転写記録材料には瞬間
的に従来より高い温度や張力が加えられる。この時に、
従来技術の基材フィルムを用いた熱転写シートでは、次
のような問題点が生じる。
【0008】即ち、熱転写シートは画像を形成させる時
に、溶融型の場合はインキ層を溶融させるために加熱さ
れ、昇華型の場合は昇華性染料を昇華させるために加熱
されるが、この加熱の際に、インキ層と基材フィルムと
の密着性が悪いと溶融型の場合は転写させる部分以外ま
で余分に転写され、昇華型の場合はインキバインダーご
と転写され、いわゆる過転写の不都合が生じる。この密
着性の不足は、易接着層の耐熱性不足に起因するが、基
材のポリエステルフィルムの熱時の伸長や収縮や皺の発
生による微小な寸法変化にも起因する。また、熱時のポ
リエステルフィルムの変形は、インキ層との密着性を不
良にするだけでなく、印刷された受像体の色濃度や階調
性不足の原因にもなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれら問題点
を解決せしめ、従来よりも過酷な条件で使用されても機
能層との密着性に優れ、かつ寸法安定性に優れた、特に
感熱転写記録材に用いた際に、溶融型と昇華型感熱転写
方式印刷用のインキ層とフィルムとの接着性が良好であ
り、印画時の基材の寸法安定性に優れ、階調性に優れた
転写画像を得ることができるポリエステルフィルムを提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
を解消するために検討を重ねた結果、特定の物性を有す
るポリエステルフィルムに特定の塗布層を設けたものを
基材として用いれば、問題を解決できることを見出し発
明を完成するに至った。
【0011】本発明の目的は、ポリエステルフィルムの
少なくとも片面に、熱可塑性樹脂を含む塗液を塗布し、
乾燥、延伸、更に熱処理を施して得られる塗布層を設け
た、面配向度が0.176〜0.300の範囲であるポ
リエステルフィルムにより達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】(ポリエステル)本発明のポリエステルフ
ィルムを構成するポリエステルとは、芳香族二塩基酸成
分とジオール成分からなる線状飽和ポリエステルであ
る。
【0014】この芳香族二塩基酸成分としては、例えば
テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、4,4´−ジフ
ェニルジカルボン酸等を挙げることができる。これらの
うち、特にテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸がポリエステルフィルムの機械的、熱的特性が優れ
たものとなるため好ましい。
【0015】また、ジオール成分としては、例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサン
ジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール等を挙げることができる。これらのう
ち、特にエチレングリコールがポリエステルフィルムの
機械的特性が優れたものとなるため好ましい。
【0016】本発明におけるポリエステルの具体例とし
て、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4
−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリ
エチレン−2,6−ナフタレート等を挙げることができ
る。この中でもポリエチレンテレフタレートとポリエチ
レン−2,6−ナフタレートが、ポリエステルフィルム
の特性が優れたものになるので好ましい。これらのポリ
エステルは単独重合体が好ましいが、共重合体であって
も良い。またポリエステル以外の樹脂を少割合混合する
こともできる。
【0017】本発明に用いるポリエステルには、粒径
0.1〜5μmの二酸化珪素、炭酸カルシウム、カオリ
ン、シリコーン粒子などの無機または有機滑剤を0.0
3〜3.0重量%配合することが好ましい。滑剤配合割
合の上限は1.0重量%であることが更に好ましく、下
限は0.1重量%であることが好ましい。これらの滑剤
を添加することにより、塗布層表面の中心線粗さが0.
01〜0.3μmのポリエステルフィルムを得ることが
できる。塗布層表面の中心線粗さが0.01μmより小
さいとフィルムの滑り性が不足することがあり、例え
ば、感熱転写用に用いた場合にフィルムに皺が入った
り、サーマルヘッド部のステッキングが発生することが
あるため好ましくない。また、表面の中心線粗さが0.
3μmより大きくなると、印刷の際の熱伝導性が悪くな
ることがあり、充分な画像が得られないことがある。
【0018】また、本発明に使用するポリエステルに
は、本来の性能を損なわない程度に必要に応じて、安定
剤、着色剤、酸化防止剤、その他の添加剤を含有させる
ことができる。
【0019】(ポリエステルフィルム)本発明のポリエ
ステルフィルムは面配向度(ΔP)が、0.176〜
0.300の範囲となることが必要である。例えば、感
熱転写印刷において、印画の際に基材のポリエステルフ
ィルムは縦方向の張力を受けつつ印画熱を受ける。この
ため印刷速度を上げるためにはより大きな張力がかか
り、更により高エネルギーの印画熱を基材が受ける。面
配向度が0.176を下回る場合は大きな張力に耐えら
れず、さらに高エネルギーの印画熱によって基材が寸法
変化してしまい優れた画像を印刷することが難しくな
る。面配向度が0.300を超える場合は基材の機械強
度は上がるが、高エネルギーの印画熱により基材の収縮
が著しく、基材の寸法を保持することができず優れた画
像を印刷することが難しくなる。
【0020】ポリエステルがポリエチレンテレフタレー
トを主体とする基材では面配向度の下限は0.170で
あることが好ましく、0.180であることが更に好ま
しい。また、上限は0.250であることが好ましく、
0.220であることが更に好ましい。ポリエステルが
ポリエチレン−2,6−ナフタレートを主体とする基材
では面配向度の下限は0.200であることが好まし
く、0.221であることが更に好ましい。また、上限
は0.290であることが好ましく、0.280である
ことが更に好ましい。
【0021】本発明の面配向度を有するポリエステルフ
ィルムは、例えば以下のように製膜して得ることができ
る。前述したポリエステルをフィルム状に溶融押出し、
キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化させ未延伸
フィルムとする。この未延伸フィルムをTg〜(+6
0)℃(Tgはポリエステルのガラス転移温度)に加熱
をして長手方向に1回もしくは2回以上延伸し、合計の
倍率が3倍〜7倍になるようにする。その後Tg〜(T
g+60)℃で幅方向が3〜5倍になるように延伸し、
次に200〜250℃にて0.1〜10秒間熱処理を行
い、熱処理温度より10〜20℃低い温度で幅方向に0
〜20%収縮もしくは0〜10%伸長させながら再熱処
理を行う。
【0022】フィルムの配向状態はポリマーの重合度、
延伸倍率、延伸温度、延伸速度、熱固定温度、熱固定処
理時間の条件によって任意に制御でき、これらの条件か
らポリエステルフィルムの面配向度(ΔP)が0.17
6〜0.300となるものを選ぶ。面配向度(ΔP)が
この範囲のポリエステルフィルムは、例えば用いるポリ
エステルポリマーの重合度を上げること、延伸速度を上
げること、延伸倍率を極限まで上げること等により得る
ことができる。
【0023】尚、ポリエステルフィルムの平均屈折率
(nav)は、ポリエチレンテレフタレートを主体とす
る基材では1.600〜1.610の範囲、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートを主体とする基材では1.6
60〜1.680の範囲であることが好ましい。
【0024】また、ポリエステルフィルム複屈折率(Δ
n)は、ポリエチレンテレフタレートを主体とする基材
では0.000〜0.100の範囲、ポリエチレン−
2,6−ナフタレートを主体とする基材では0.100
〜0.300の範囲が好ましく、適宜製膜条件を制御す
ることにより得ることができる。
【0025】更に、本発明のポリエステルフィルムは、
面配向度が0.176〜0.300の範囲であり、かつ
フィルムの結晶化度(Xc)が30%以上であることが
好ましい。このポリエステルフィルムの結晶化度(%)
は、フィルムの密度から求まる数値であって、ポリエス
テルがポリエチレンテレフタレートの場合は下記式
(3)で、ポリエステルがポリエチレン−2,6−ナフ
タレートの場合は下記式(4)で定義されるものであ
る。このXcの値は、フイルム中の滑剤含有割合が3.
0重量%以下であれば滑剤を含んだフィルムの値であっ
てもよく、また、塗布層の厚みが1μm以下であれば塗
布層を含んだフィルムの値であってもよい。
【0026】
【数2】 Xc=100×(ρf−1.335)/0.120・・・ (3) (式(3)で、ρfはフィルムの密度(g/cm3)を表わす。)
【0027】
【数3】 Xc=100×(ρf−1.325)/0.082・・・ (4) (式(3)で、ρfはフィルムの密度(g/cm3)を表わす。)
【0028】このポリエステルフィルムの結晶化度
(%)の下限は、ポリエステルがポリエチレンテレフタ
レートの場合は40%、特に50%であることが感熱転
写印刷の画像が鮮明になるので好ましい。またポリエス
テルがポリエステルがポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートの場合はフィルムの結晶化度(%)の下限は、35
%、特に40%であることが感熱転写印刷の画像が鮮明
になるので好ましい。
【0029】本発明のポリエステルフィルムは、厚みが
0.5〜10μmであることが好ましい。厚みの上限は
5μmであることが更に好ましく、下限は1μmである
ことが更に好ましい。近年の印刷機器の小型化、印刷の
高速化などによりフィルムの薄膜化の要求がある。フィ
ルムの厚みが10μmより大きくなると印刷時の熱伝導
性が悪化し、高速印刷ができなくなる。
【0030】本発明に使用するポリエステルフィルムは
長手方向及び幅方向の厚み斑が0〜10%の範囲が好ま
しい。厚み斑が10%より大きくなると背面層及びイン
キ層を均一に塗布することができず、印刷時の走行性や
印刷の解像度などが悪化する。
【0031】(熱可塑性樹脂)本発明において、塗布層
を形成する熱可塑性樹脂は、水に分散可能(水分散性)
又は水に溶解可能(水溶性)な熱可塑性樹脂、若しく
は、溶剤に溶解可能な熱可塑性樹脂である。このような
熱可塑性樹脂としては、例えばアクリル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、アクリル変性ポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリシロキサン系樹脂、エポキシ系樹
脂、ポリエーテル系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系
樹脂、ポリオレフィン系樹脂、帯電防止性樹脂、ゼラチ
ン類を挙げることができる。これら樹脂を一種以上用い
ることができる。これらの樹脂のうち、水分散性又は水
溶性(以下、併せて『水性』ということがある)の熱可
塑性樹脂が、塗布層を水性塗液で塗設することができる
ので特に好ましい。
【0032】(アクリル系樹脂)本発明において、アク
リル系樹脂はアクリル系単量体を主成分とする重合体或
いは共重合体である。アクリル系樹脂は、例えばアクリ
ル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、アクリル
酸ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリル酸アンモニウ
ム、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸グリシジ
ル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド等で示されるアク
リル系単量体を主成分とする重合体或いは共重合体であ
り、数平均分子量が5,000〜250,000のもの
が好ましい。
【0033】アクリル系単量体としては、アルキルアク
リレート、アルキルメタクリレート(アルキル基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2
−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等);2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒドロキシ含
有モノマー;グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基
含有モノマー;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸、フマール酸、クロトン酸及びその塩
(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、第三級
アミン塩等)等のカルボキシ基またはその塩を含有する
モノマー;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ア
ルキルアクリルアミド、N−アルキルメタクリルアミ
ド、N、N−ジアルキルアクリルアミド、N、N−ジア
ルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘ
キシル基、シクロヘキシル基等)、N−アルコキシアク
リルアミド、N−アルコキシメタクリルアミド、N、N
−ジアルコキシアクリルアミド、N、N−ジアルコキシ
メタクリルアミド(アルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基等)、ア
クリロイルモルホリン、N−メチロールアクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミド、N−フェニルア
クリルアミド、N−フェニルメタクリルアミド等のアミ
ド基を含有するモノマー等を挙げることができる。これ
らモノマーを2種以上用いて共重合することもできる。
【0034】また、アクリル系樹脂の共重合成分として
用いることができるモノマーとしては、ビニルイソシア
ネート、アリルイソシアネート、スチレン、α−メチル
スチレン、スチレンスルホン酸ソーダ、ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルトリアルコキシ
シラン、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエーテ
ル、ビニルスルホン酸ソーダ、ブタジエン、メタリル酸
ソーダ等のモノマーを挙げることができる。
【0035】アクリル系樹脂は、特にアルキルアクリレ
ートあるいはアルキルメタクリレートを主要な成分とす
るものが好ましく、当該成分が30〜90モル%であ
り、共重合可能でかつ官能基を有するビニル単量体成分
70〜10モル%を含有する水溶性または水分散性樹脂
であることが好ましい。アルキルアクリレートあるいは
アルキルメタクリレートと共重合可能でかつ官能基を有
するビニル単量体は、官能基としてカルボキシル基また
はその塩、酸無水物基、スルホン酸基またはその塩、ア
ミド基またはアルキロール化されたアミド基、アミノ基
(置換アミノ基を含む)またはアルキロール化されたア
ミノ基あるいはそれらの塩、水酸基、エポキシ基などを
有するビニル単量体である。これらの中でも特に好まし
いものはカルボキシル基またはその塩、酸無水物基、エ
ポキシ基などである。これらの基は樹脂中に2種類以上
含有されていてもよい。アルキルアクリレートおよびア
ルキルメタクリレートのアルキル基の例としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチル
ヘキシル基、ラウリル基、ステアリル基、シクロヘキシ
ル基などが挙げられる。
【0036】(ポリエステル系樹脂)本発明において、
ポリエステル系樹脂は多塩基酸成分とポリオール成分か
らなる線状ポリエステルであり、数平均分子量が5,0
00〜25,000のものが好ましい。
【0037】この多塩基酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、2、6−ナフタレンジカ
ルボン酸、1、4−シクロヘキサンジカルボン酸、4,
4´−ジフエニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン
酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ダイマー酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸、ドデカンジカルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸等を挙げることができ
る。これら酸成分を2種以上を用ることもできる。ま
た、若干量ながら不飽和多塩基酸成分のマレイン酸、イ
タコン酸等及びp−ヒドロキシ安息香酸等の如きヒドロ
キシカルボン酸を用いることもできる。
【0038】また、ポリオール成分としては、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ビスフェノールA−アルキレンオキシド付加体、水
添ビスフェノールA−アルキレンオキシド付加体、1,
4−シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール等を挙げることが
できる。
【0039】このポリエステル系樹脂には親水性を付与
するためにスルホン酸塩基を有する成分を共重合するこ
とができる。ポリエステル系樹脂に親水性を付与する
と、水性塗液を用いて薄膜を積層する場合に水性塗液中
での分散性が良好となるので好ましい。かかる成分とし
ては、例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−Kスル
ホイソフタル酸等を挙げることができる。
【0040】ポリエステル系樹脂は、三官能以上の多価
カルボン酸成分、ポリオール成分を実質的に線状のポリ
マーとなる範囲で少量(例えば5モル%以下)共重合し
たものであってもよい。かかる三官能以上の多価カルボ
ン酸としては、トリメリット酸、ピロメリット酸、ジメ
チロールプロピオン酸等を挙げることができ、ポリオー
ルとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン等を
挙げることができる。
【0041】(アクリル変性ポリエステル系樹脂)アク
リル変性ポリエステル系樹脂は、前記ポリエステル樹脂
の存在下でアクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アク
リル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリ
ル酸アンモニウム、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸グリシジル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メトキシメチ
ルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等で
示されるアクリル系単量体を重合させてつくられた共重
合体であり、数平均分子量が5,000〜250,00
0のものが好ましい。
【0042】アクリル変性ポリエステル系樹脂はスチレ
ン、α−メチルスチレン、スチレンスルホン酸ソーダ、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエー
テル、ビニルスルホン酸ソーダ、メタリル酸ソーダ等の
単量体を共重合成分として含むものであってもよい。
【0043】(ポリウレタン系樹脂)ポリウレタン系樹
脂は、多価イソシアネート化合物と多価ヒドロキシ化合
物とから得られる重合体或いは共重合体であり、数平均
分子量が5,000〜25,000のものが好ましい。
【0044】ウレタン系樹脂を構成する成分として以下
のような多価ヒドロキシ化合物、多価イソシアネート化
合物、鎖長延長剤、架橋剤などを例示できる。すなわ
ち、多価ヒドロキシ化合物としては、ポリオキシエチレ
ングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリ
オキシテトラメチレングリコールのようなポリエーテル
類、ポリエチレンアジペート、ポリエチレン−ブチレン
アジペート、ポリカプロラクトンのようなポリエステル
類、ポリカーボネート類、アクリル系ポリオール、ひま
し油、などを用いることができる。多価イソシアネート
化合物としては、トリレンジイソシアネート、フェニレ
ンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、などを用いることができる。鎖長延長剤あるいは架
橋剤としては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、ヒドラジン、エチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、エチレンジアミン−ナトリウムアクリレート付加
物、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノジシクロヘキシルメタン、水などを用いること
ができる。これらの化合物の中から、それぞれ適宜1つ
以上選択して、常法の重縮合−架橋反応によりポリウレ
タン系樹脂を合成することができる。これらのうち、例
えばジイソシアネート、ポリエーテル、ポリエステル、
グリコール、ジアミン、ジメチロールプロピオン酸塩等
を用いて得られる、エマルジョンや水溶液としたウレタ
ン系樹脂が特に好ましい。
【0045】(ポリシロキサン系樹脂)ポリシロキサン
系樹脂はシランカップリング剤の縮合物或いはジメチル
ポリシロキサン等分子内にシロキサン結合を有する線状
又は網目状構造の高分子である。
【0046】(エポキシ系樹脂)エポキシ系樹脂とは、
エポキシ基を有する化合物から得られる重合体或いは共
重合体であり、数平均分子量が150〜30,000の
ものが好ましい。エポキシ基を有する化合物としては、
例えばビスフェノールグリシジルエーテル、グリセリン
ポリグリシジルエーテル、アミノグリシジルエーテル等
を挙げることができる。
【0047】(ポリエーテル系樹脂)ポリエーテル系樹
脂とは、骨格内にエーテル結合(−C−O−C−)を有
する重合体或いは共重合体であり、例えばポリエチレン
オキシド、ポリプロピレンオキシド、フェノキシ樹脂等
を好ましく挙げることができ、数平均分子量が800〜
400,000のものが特に好ましい。
【0048】(ビニル系樹脂)ビニル系樹脂とは、分子
内に不飽和結合を有する単量体(ビニル化合物)を付加
重合して得られる重合体或いは共重合体であり、例えば
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ酢
酸ビニルのような水性の重合体或いは共重合体を好まし
い例として挙げることができる。
【0049】(セルロース系樹脂)セルロース系樹脂と
は、分子内にセルロース構造を有する樹脂であり、例え
ばメチルセルロース等のセルロースエーテル類、酢酸セ
ルーロース、ニトロセルロース等のセルロースエステル
類のような水性の重合体或いは共重合体を好ましい例と
して挙げることができる。
【0050】(ゼラチン類)ゼラチン類とは、高分子量
のポリペプチドのことであり、コラーゲン等のタンパク
質原料から得られるものを好ましい例として挙げること
ができる。
【0051】(ポリオレフィン系樹脂)ポリオレフィン
系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブタジエン等を挙げることができ、これらのうち水分散
型のポリブタジエンまたはその共重合体を好ましい例と
して挙げることができる。
【0052】(帯電防止性樹脂)帯電防止性樹脂は第四
級アミン塩カチオンを分子内に有するポリマー、スルホ
ン酸塩を分子内に有するポリマー或いはリン酸塩を分子
内に有するポリマー等帯電防止性を有するポリマーであ
る。かかるポリマーとしてはポリスチレンスルホン酸ソ
ーダ、ポリイソプレンスルホン酸ソーダ、リン酸アルキ
ルエステルNa塩基を分子内に有するポリアクリル酸エ
ステル系ポリマー、第四級ポリアルキルアミン/アルキ
ル硫酸塩基置換アクリルアミド/エチレン共重合体等を
挙げることができ、数平均分子量が2,000〜70,
000のものが好ましい。
【0053】これらの樹脂は単独又は複数組み合わせて
使用することができる。
【0054】本発明における熱可塑性樹脂は、上記の樹
脂のうち、アクリル系樹脂とポリエステル系樹脂がポリ
エステルフィルムとの接着性や機能層との密着性が優れ
たものであるため特に好ましい。
【0055】(架橋剤)本発明における塗布層には、前
記の熱可塑性樹脂とともに架橋剤が添加されておること
が塗布層の凝集力が向上し、印画時の耐熱性が向上する
ため好ましい。架橋剤としては、イソシアネート化合
物、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、メラミン化
合物等を挙げることができ、これらの架橋剤を一種以上
を添加することがことができる。
【0056】(イソシアネート化合物)架橋剤として用
いるイソシアネート化合物としては、例えば、トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4´−ジイ
ソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレン−1,6−ジイソシアネート、1,6−ジイ
ソシアネートヘキサン、トリレンジイソシアネートとヘ
キサントリオールの付加物、トリレンジイソシアネート
とトリメチロールプロパンの付加物、ポリオール変性ジ
フェニルメタン−4、4´−ジイソシアネート、カルボ
ジイミド変性ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタ
レンジイソシアネート、3,3´−ビトリレン−4,4
´−ジイソシアネート、3,3´−ジメチルジフェニル
メタン−4,4´−ジイソシアネート、メタフェニレン
ジイソシアネート等を挙げることができる。
【0057】(エポキシ化合物)架橋剤として用いるエ
ポキシ化合物としては、例えば、ポリエポキシ化合物、
ジエポキシ化合物、モノエポキシ化合物、グリシジルア
ミン化合物等を挙げることができ、ポリエポキシ化合物
としては、例えば、ソルビトール、ポリグリシジルエー
テル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペン
タエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリセロ
ールポリグリシジルエーテル、トリグリシジルトリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアネート、グリセロー
ルポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポ
リグリシジルエーテル等を、ジエポキシ化合物として
は、例えば、ネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテ
ル、レゾルシンジグリシジルエーテル、エチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリテトラメチレングリコールジグリシジルエ
ーテル等を、モノエポキシ化合物としては、例えば、ア
リルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジ
ルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、グリシジル
アミン化合物としてはN,N,N’,N’,−テトラグ
リシジル−m−キシリレンジアミン、1,3−ビス
(N,N−ジグリシジルアミノ)シクロヘキサン等を挙
げることができる。
【0058】(オキサゾリン化合物)架橋剤として用い
るオキサゾリン化合物には、オキサゾリン基を含有する
重合体が好ましく、これらは付加重合性オキサゾリン基
含有モノマー単独もしくは他のモノマーとの重合によっ
て作成できる。付加重合性オキサゾリン基含有モノマー
としては、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル
−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メ
チル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オ
キサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オ
キサゾリン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オ
キサゾリン等を挙げることができ、これらの1種または
2種以上の混合物を使用することができる。これらの中
でも2−イソプロペニル−2−オキサゾリンが工業的に
も入手しやすく好適である。他のモノマーは、付加重合
性オキサゾリン基含有モノマーと共重合可能なモノマー
であれば制限なく、例えばアルキルアクリレート、アル
キルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシ
ル基、シクロヘキシル基)等のア(メタ)クリル酸エス
テル類;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレ
イン酸、フマール酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸
及びその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩、第三級アミン塩等)等の不飽和カルボン酸類;アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル
類;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルキル
アクリルアミド、N−アルキルメタクリルアミド、N、
N−ジアルキルアクリルアミド、N、N−ジアルキルメ
タクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、
シクロヘキシル基等)等の不飽和アミド類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテル等のビニルエー
テル類;エチレン、プロピレン等のα−オレフィン類;
塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等の含ハロ
ゲンα、β−不飽和モノマー類;スチレン、α−メチル
スチレン、等のα、β−不飽和芳香族モノマー等を挙げ
ることができ、これらの1種または2種以上のモノマー
を使用することができる。
【0059】(メラミン化合物)架橋剤として用いるメ
ラミン化合物としては、メラミンとホルムアルデヒドを
縮合して得られるメチロールメラミン誘導体に低級アル
コールとしてメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等を反応させてエーテル化した化
合物及びそれらの混合物が好ましい。メチロールメラミ
ン誘導体としては、例えば、モノメチロールメラミン、
ジメチロールメラミン、トリメチロールメラミン、テト
ラメチロールメラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘ
キサメチロールメラミン等を挙げることができる。
【0060】(塗布層)本発明における塗布層は、ポリ
エステルフィルムの少なくとも片面に、熱可塑性樹脂を
含む塗液を塗布し、乾燥、延伸、更に熱処理を施して得
られるものである。この塗布層は、インキ層等機能層と
ポリエステルフィルムとの接着性を向上させるために必
要である。インキ層、特に感熱転写用のインキ層との接
着性を良好なものとするためには、アクリル系樹脂
(A)とポリエステル系樹脂(B)の塗布層中の混合組
成比率が(1)式、(2)式の範囲とすることが好まし
い。アクリル系樹脂(A)とポリエステル系樹脂(B)
はいずれも水性の樹脂であることが特に好ましい。
【0061】
【数4】10重量%<A<90重量% 式(1) 10重量%<B<90重量% 式(2)
【0062】塗布層中のアクリル系樹脂が10重量%未
満の場合、或いは塗布層中のポリエステル系樹脂が90
重量%を超えると、インキ層と塗布層との密着性が不足
することがある。また、塗布層中のポリエステル系樹脂
が10重量%未満の場合、或いは塗布層中のアクリル系
樹脂が90重量%を超えると、基材と塗布層との接着性
が不足することがあり、さらに塗布層の柔軟性が不足す
ることがある。いづれの場合も本発明のポリエステルフ
ィルムを感熱転写用に用いた場合、優れた画像を得られ
なくなることがある。
【0063】本発明における塗布層の厚みは、0.00
1〜1μmの範囲が好ましい。厚みの下限は、0.01
μmであることが更に好ましく、上限は、0.5μmで
あることが更に好ましい。塗布層の厚みを0.001〜
1μmの範囲とすることにより、塗布層とポリエステル
フィルムとの接着性が良好となり、塗布層を塗設したフ
ィルムをロール状にまいたときにブロッキングが発生し
難くなる。
【0064】また、本発明における塗布層表面の中心線
平均粗さは、0.01〜0.3μmの範囲であることが
好ましい。塗布層表面の中心線平均粗さを0.01〜
0.3μmの範囲とすることにより、塗布層を塗設した
フィルムをの滑り性を良好なものとすることができ、か
つ本発明のポリエステルフィルムを感熱転写用に用いた
場合、優れた画像を得ることができる。
【0065】(塗液)本発明において、塗布層を塗設す
るのに用いる塗液は、熱可塑性樹脂を溶解した水溶液ま
たは溶剤溶液もしくは、熱可塑性樹脂を分散した水分散
液など、熱可塑性樹脂をポリエステルフィルムの表面に
均一に塗布できるものであれば良いが、水溶液または水
分散液(水性塗液)であることが好ましい。
【0066】塗液が水性塗液の場合には他の添加物に影
響を与えない限り、若干の有機溶剤を含んでいてもよ
い。この水性塗液はアニオン型界面活性剤、カチオン型
界面活性剤、ノニオン型界面活性剤等の界面活性剤を必
要量添加して用いることができる。
【0067】かる界面活性剤としては水性塗液の表面張
力を40mN/m以下に低下でき、ポリエステルフィル
ムへの濡れを促進するものが好ましく、例えばポリオキ
シエチレンー脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アル
キル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルスルホコ
ハク酸塩、第4級アンモニウムクロライド塩、アルキル
アミン塩酸、ベタイン型界面活性剤等を挙げることがで
きる。さらに本発明の効果を消失させない範囲で、例え
ば帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔料、有機フィラー、無
機フィラー、潤滑剤、ブロッキング防止剤等の他の添加
剤を併用することができる。
【0068】(塗布層の塗工)本発明においては、ポリ
エステルフィルムの少なくとも片面に、熱可塑性樹脂を
含む塗液を塗布し、乾燥、延伸、更に熱処理を施して塗
布層を塗設する。この塗液はポリエステルフィルム製造
工程中で結晶配向が完了する前のポリエステルフィルム
の片面または両面に塗工するのが好ましい。ポリエステ
ルフィルム製造工程と切り離して塗工してもよいが、こ
の場合では塵、埃等を巻き込みやすく、その部分が印刷
時の欠点となりクリーンな雰囲気が望ましく、更には好
適なフィルムを比較的安価で製造でき、これらの点から
製造工程中の塗工が好ましい。その際塗布液の固形分濃
度は通常0.1〜30重量%であり、更に好ましくは1
〜10重量%である。塗布量は走行中のフィルム1m2
当り0.5〜50gが好ましい。
【0069】塗工方法としては公知の方法が適用でき
る。例えば、ロールコート法、グラビアコート法、ロー
ルブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフ法、
含浸法、カーテンコート法等を単独または組み合わせて
適用するとよい。
【0070】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。また、各特性値は下
記の方法によって測定した。
【0071】1.面配向度(ΔP) アッベ式屈折計を用いて、フィルム面内の屈折率の最大
値nx、それに直角方向の屈折率ny、およびフィルム
の厚さ方向の屈折率nzを測定し、下記式(5)より面
配向度を算出する。なお屈折率の測定は、ナトリウムD
線(589nm)を用い、マウント液にはヨウ化メチレ
ンもしくはヨウ化メチレンと硫黄の混合体を用いて、2
3℃、65%RHにて測定する。
【0072】
【数5】 ΔP=[(nx+ny)/2]−nz・・・(5)
【0073】2.複屈折率(Δn) 面配向度の場合と同様に、フィルム面内の屈折率の最大
値nx、それに直角方向の屈折率ny、およびフィルム
の厚さ方向の屈折率nzを測定し、下記式(6)より複
屈折率を算出する。
【0074】
【数6】Δn=nx−nz・・・・(6)
【0075】3.平均屈折率(nav) 面配向度の場合と同様に、フィルム面内の屈折率の最大
値nx、それに直角方向の屈折率ny、およびフィルム
の厚さ方向の屈折率nzを測定し、下記式(7)より平
均屈折率を算出する。
【0076】
【数7】 nav=(nx+ny+nz)/3・・・(7)
【0077】4.密度 硝酸カルシウム水溶液を用いた密度勾配管中、25℃で
浮沈法により測定した。
【0078】5.ガラス転移温度(Tg) パーキンエルマー社製のDSC(示差走査熱量計)を用
いて測定した。測定方法は次の通りである。試料10m
gをDSC装置にセットし、300℃の温度で5分間溶
融した後、液体窒素中で急冷する。この急冷試料を10
℃/分で昇温し、ベースラインに不連続が現れる領域の
中点の温度をTgとする。
【0079】6.フィルムの厚み フィルムを縦横各10cmに切り取り、その重量を測定
しポリエステルの密度より算出する。
【0080】7.塗布層の厚み 塗布液の1m2 当りの塗布量と固形分濃度より算出す
る。
【0081】8.中心線表面粗さ(Ra) JIS B0601−1976記載の方法に従って測定
を行い、測定には小坂研究所(株)製表面粗さ計SE−
3Fを用いた。触針径2μm、触針加重30mg、カッ
トオフ値0.08mm、測定長2.5mmの条件で、中
心線平均粗さを求め、これを12か所の測定点で行い、
このうち最大値と最小値をそれぞれカットし、10点の
平均値を求めてRaとする。
【0082】9.接着性、鮮明性 フィルムの易接着層の反対面に「背面層」を形成させ、
その後「インキ層」を易接着層面に形成させ、感熱転写
材を作成した。その感熱転写材を用いて溶融型/昇華型
熱転写方式フルカラープリンター(セイコー電子工業
(株)製商品「ColorPoint 1820PS
J」)でA4サイズの受像紙の中央に幅15cm、長さ
25cmのベタ印字を行った。インキ層の異常転写の状
態及び画像の鮮明性を目視観察し以下のように評価し
た。 (9−1)接着性 ○;インキ層の異常転写が全くない △;インキ層の異常転写が1%未満 ×;インキ層の異常転写が1%以上10%未満 ××;インキ層の異常転写が10%以上 (9−2)鮮明性 ◎;画像が極めて鮮明 ○;画像が鮮明 △;画像が一部分不鮮明 ×;画像が半分以上不鮮明
【0083】「背面層」 ・背面層塗布液 アミノ変性シリコーン 3重量%、エポキシ変性シリコ
ーン 2重量%、溶媒(エタノール/イソプロピルアル
コール=1/1) 95重量% 塗布条件:乾燥状態で0.5g/m2になるよう塗布
し、80℃、1分で乾燥させる。
【0084】「インキ層」 ・溶融型熱転写用インキ層塗布液 フタロシアニンブルー 35重量%、αーオレイン/無
水マレイン酸共重合体ワックス(融点72℃) 25重
量%、パラフィンワックス(融点70℃) 35重量
%、エチレン/酢酸ビニル共重合体(軟化点78℃)
5重量% 塗布条件:ホットメルト法で0.6g/m2になるよう
塗布した。 ・昇華型熱転写用インキ層塗布液 KST−B−136(昇華性染料 日本火薬(株)製商
品名) 4重量%、ポリビニルアセトアセタール 積水
化学工業(株)製商品名) 6重量%、溶媒(メチルエ
チルケトン/トルエン=1/1) 90重量% 塗布条件:乾燥状態で1g/m2になるよう塗布し、8
0℃、1分で乾燥させる。
【0085】[実施例1および実施例2]25℃のo−
クロロフェノール中で測定した極限粘度0.61dl/
gのポリエチレンテレフタレート(滑剤含有、Tg=7
8℃)をTダイから押出し、これを約40℃に維持して
ある回転冷却ドラム上で静電印加しつつ急冷して未延伸
フィルムを得た。次いでこの未延伸フィルムを115℃
で長手方向に4.2倍延伸して一軸延伸フィルムを得
た。この一軸延伸フィルムの片面に、表1に示す塗布液
から、表2に示すものを選び、固形分濃度4重量%の塗
液をキスコート法にて2g/m2 塗工した。次に115
℃で幅方向に3.8倍に延伸し220℃で固定長で緊張
熱処理を行い、210℃で幅方向に2%伸長させながら
再熱処理を行って、厚みが4.5μmの二軸配向ポリエ
ステルフィルムを得た。このフィルム物性と評価結果を
表2に示す。
【0086】[実施例3]25℃のo−クロロフェノー
ル中で測定した極限粘度0.63のポリエチレン−2,
6−ナフタレート(滑剤含有、Tg=121℃)をTダ
イから押出し、これを約40℃に維持してある回転冷却
ドラム上で静電印加しつつ急冷して未延伸フィルムを得
た。次いで該未延伸フィルムを135℃にて長手方向に
4.5倍延伸して一軸延伸フィルムを得た。この一軸延
伸フィルムの片面に、表1に示す塗布液から、表2に示
すものを選び、固形分濃度4重量%の塗液をキスコート
法にて2g/m2 塗工した。次に140℃で幅方向に
4.0倍に延伸し235℃で固定長で緊張熱処理を行
い、230℃で幅方向に2%伸長させながら再熱処理を
行って、厚みが4.5μmの二軸配向のポリエステルフ
ィルムを得た。このフィルム物性と評価結果を表2に示
す。
【0087】[比較例1および比較例2]25℃のo−
クロロフェノール中で測定した極限粘度0.61のポリ
エチレンテレフタレート(滑剤含有、Tg=78℃)を
Tダイから押出し、これを約40℃に維持してある回転
冷却ドラム上で静電印加しつつ急冷して未延伸フィルム
を得た。次いで該未延伸フィルムを115℃にて長手方
向に4.2倍延伸して一軸延伸フィルムを得た。この一
軸延伸フィルムの片面に、表1に示す塗布液から、表2
に示すものを選び、固形分濃度4重量%の塗液をキスコ
ート法にて2g/m 2 塗工した。次に120℃で幅方向
に3.8倍に延伸し220℃で固定長で緊張熱処理を行
い、215℃で幅方向に6%収縮させながら再熱処理を
行って厚みが4.5μmの二軸配向のポリエステルフィ
ルムを得た。このフィルム物性と評価結果を表2に示
す。
【0088】[比較例3]易接着層の塗工を行わない以
外は実施例1と同様に製膜し、二軸配向のポリエステル
フィルムを得た。このフィルム物性と評価結果を表2に
示す。
【0089】
【表1】
【0090】表1の樹脂の組成は以下の通りである。 アクリル樹脂:メチルメタクリレート75モル%/エチ
ルアクリレート15モル%/N−メチロールアクリルア
ミド5モル%/メタクリル酸5モル%で構成されてい
る。 ポリエステル樹脂:テレフタル酸35モル%/イソフタ
ル酸9モル%/5−ナトリウムスルホイソフタル酸6モ
ル%/エチレングリコール46モル%/ジエチレングリ
コール4モル%で構成されている。 架橋剤:1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミン)
シクロヘキサン 濡れ剤:ポリオキシエチレン(n=7)ラウリルエーテ
【0091】
【表2】
【0092】
【発明の効果】本発明のポリエステルフィルムは、感熱
転写用基材に用いた際に、溶融型と昇華型感熱転写方式
印刷用のインキ層との接着性が良好であり、印画時の寸
法安定性が良いため優れた画像を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 201/00 C09D 201/00 (72)発明者 北澤 諭 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人株式会社相模原研究センター内 Fターム(参考) 4F006 AA35 AB03 AB13 AB23 AB24 AB33 AB34 AB35 AB37 AB39 AB55 AB64 AB65 BA01 CA01 CA02 CA03 CA07 CA10 4F071 AA09 AA14 AA28 AA31 AA42 AA43 AA51 AA53 AA67 AA70 AA80 AA89 AF53Y AG12 BB06 BB07 BC01 BC16 BC17 4J002 AB02W AB03W AC11W AD01W BB03W BB12W BC12W BE02W BE06W BG04W BG04X BG07W BG12W BL01W BQ003 CD01W CD013 CD05W CD13W CF04W CF061 CF07W CF08W CF27W CH02W CH08W CK02W CP03W EL026 EN036 ER006 EU186 FD143 FD146 GG02 GP03 GS01 HA04 4J038 BA021 BA181 CB001 CD001 CG001 CG002 DA162 DB001 DB002 DD001 DD002 DF001 DG001 DG262 DL031 KA03 MA08 MA10 NA12 PB11 PC08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
    に、熱可塑性樹脂を含む塗液を塗布し、乾燥、延伸、更
    に熱処理を施して得られる塗布層を設けた、面配向度が
    0.176〜0.300の範囲であるポリエステルフィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 ポリエステルの結晶化度が30%以上で
    ある請求項1に記載のポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂がアクリル系樹脂、ポリエ
    ステル系樹脂、アクリル変性ポリエステル系樹脂、ポリ
    ウレタン系樹脂、ポリシロキサン系樹脂、エポキシ系樹
    脂、ポリエーテル系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系
    樹脂、ゼラチン類、ポリオレフィン系樹脂及び帯電防止
    性樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂で
    ある請求項1又は2に記載のポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂が水溶性又は水分散性の樹
    脂であり、塗液が水性塗液である請求項1乃至3のいず
    れかに記載のポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 塗布層中の樹脂の組成比率が下記式
    (1)および式(2)の範囲である請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のポリエステルフィルム。 【数1】10重量%<A<90重量% 式(1) 10重量%<B<90重量% 式(2) (式(1)でAは塗布層中のアクリル系樹脂の重量%、
    式(2)でBは塗布層中のポリエステル系樹脂の重量%
    を表わす。)
  6. 【請求項6】 塗液が熱可塑性樹脂と架橋剤を含む請求
    項1乃至5のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 架橋剤が、イソシアネート化合物、エポ
    キシ化合物、オキサゾリン化合物及びメラミン化合物か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項6に
    記載のポリエステルフィルム。
  8. 【請求項8】 塗布層の厚みが0.001〜1μmの範
    囲である請求項1乃至7のいずれかに記載のポリエステ
    ルフィルム。
  9. 【請求項9】 塗布層表面の中心線平均粗さが0.01
    〜0.3μmの範囲である請求項1乃至8のいずれかに
    記載のポリエステルフィルム。
  10. 【請求項10】 感熱転写記録材料の基材フィルムに用
    いる請求項1乃至9のいずれかに記載のポリエステルフ
    ィルム。
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