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JP2001158315A - エアバッグ - Google Patents

エアバッグ

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Publication number
JP2001158315A
JP2001158315A JP34246699A JP34246699A JP2001158315A JP 2001158315 A JP2001158315 A JP 2001158315A JP 34246699 A JP34246699 A JP 34246699A JP 34246699 A JP34246699 A JP 34246699A JP 2001158315 A JP2001158315 A JP 2001158315A
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JP
Japan
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base cloth
airbag
gas
base
occupant
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JP34246699A
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Masami Tonooka
正美 殿岡
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
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  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃吸収特性を確保しつつ、近接展開時に乗
員に与える不快感を抑制する。 【解決手段】 外殻を構成する第1の基布部21と第2の
基布部22との間に、第1及び第2の基布部21,22より小
さい第3の基布部23を配置する。第3の基布部23は、第
1の基布部21に形成したガス導入口28を覆い、4カ所の
接合部33で第1の基布部21に縫い付ける。接合部33同士
の間に位置する連通部35に重なるように、円孔状のベン
トホール31を形成する。乗員が近接し、第1の基布部21
と第3の基布部23とで囲まれた空間が十分に展開しない
際は、ガスはベントホール31から円滑に排気される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両のス
テアリングホイールに備えられるエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のステアリングホ
イールに備えられ、ガスの流入により袋状のエアバッグ
を膨出させ、乗員に加わる衝突の衝撃を緩和する運転席
用のエアバッグ装置が用いられている。そして、このエ
アバッグ装置に用いられるエアバッグは、2枚の円形の
織布である基布の外周同士を縫い合わせ、偏平な袋状に
形成されている。また、このエアバッグは、車体側の基
布にガス導入孔を形成し、このガス導入孔を介してイン
フレータからガスが導入されるとともに、このガス導入
孔の周囲がステアリングホイール本体に固定され、小さ
く折り畳まれてカバー体に収納されている。そして、イ
ンフレータの作動時には、このエアバッグは、インフレ
ータから噴射されたガスの圧力によりカバー体を破断し
て乗員側へ膨出し、前方に投げ出された乗員を受け止め
て拘束し、衝撃を緩和する。また、エアバッグを展開さ
せたガスは、ベントホール(排気口)から外部に排出さ
れるようになっている。
【0003】また、エアバッグは、突出寸法を抑制し、
偏平に広く展開することが求められ、例えば、乗員側の
基布と車体側の基布とをテザーベルトで連結する構成が
知られている。しかしながら、このテザーベルトは、エ
アバッグの内側に設けられるため、縫製などの作業が煩
雑で、また、取り付け構造が複雑になり、製造コストの
低減が困難になる問題を有している。
【0004】この点、例えば、特開平7−232607
号公報に記載された構成が知られている。この構成で
は、乗員側の基布と車体側の基布との外周の縁部同士を
接合し、袋状のエアバッグを形成するとともに、車体側
の基布に設けられたガス導入孔を覆う中間基布を備えて
いる。そして、この中間基布は、外周の縁部が、車体側
の基布の外周部より内周側に位置して部分的に接合され
るとともに、中央部が、乗員側の基布の中央部に接合さ
れており、エアバッグの作動時に、乗員側の基布が乗員
側へ展開することの規制を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さらに、今日において
は、通常の乗車姿勢をとる運転者に対して十分な衝撃吸
収力があり、しかも、運転者が極端に座席の前側(ハン
ドル側)へ乗車した姿勢(Out of position 、OOPと
略記)の場合にも、適正な衝撃吸収力があるとともに、
エアバッグの展開時に運転者などの乗員が感じる不快感
である不快問題を抑制することが求められ、ベントホー
ルの配設位置の設定が重要になっている。
【0006】この点、特開平7−232607号公報記
載の構成では、排気穴がインフレータが挿入される開口
部の外周側に位置して形成された旨の記載はあるもの
の、近接展開時の運転者への不快問題については触れら
れていない。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、十分な衝撃吸収特性を有するとともに、被保護物
に与える影響を抑制可能なエアバッグを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グは、ガス導入部を設けた第1の基布部と、この第1の
基布部の被保護物側に重ねられ外周部が前記第1の基布
に連設されてこの第1の基布とともに袋体の外殻を構成
する第2の基布部と、前記ガス導入部の被保護物側を覆
って配置され、前記ガス導入部側から外周側に連通する
連通部を介して設けられた複数の接合部により第1の基
布部に接合された第3の基布部と、前記ガス導入部と連
通部とを結ぶ直線上に位置して前記第1の基布部に設け
られ、前記第1の基布部の反被保護物側に連通するベン
トホールとを具備したものである。
【0009】そして、この構成では、ガス導入部からガ
スが導入されると、このガスは、第3の基布部を被保護
物側に膨出させるとともに、第1の基布部と第3の基布
部との間に充たされる。さらに、ガスは連通部を介して
エアバッグの外周側に供給され、第1の基布部と第2の
基布部との間に充たされる。この時、連通部の開口面積
は大きく確保されるとともに、展開初期においてはガス
の流速は大きく、ベントホールから排気されるガス量は
僅かとなり、エアバッグが効率良く十分に展開される。
さらに、第1の基布部と第2の基布部との間がガスで充
たされて展開した後、このガスは、ベントホールから自
然排気されるとともに、被保護物を受け止めた状態でベ
ントホールから排気され衝撃を吸収する。また、被保護
物がエアバッグに極めて近接した状態で、ガス導入部か
らガスが導入されると、このガスは、第3の基布部を被
保護物側に膨出させるとともに第1の基布部と第3の基
布部との間に充たされるが、被保護物により膨出が抑制
された状態で、ガス導入部と連通部とを結ぶ直線上に位
置するベントホールからガスが迅速に排気され、被保護
物に対する圧力が適正に緩和される。
【0010】請求項2記載のエアバッグは、請求項1記
載のエアバッグにおいて、ベントホールは、連通部を構
成する第3の基布部の外縁部に少なくとも一部が重なっ
て配置されたものである。
【0011】そして、この構成では、被保護物がエアバ
ッグに極めて近接した状態で、ガス導入部からガスが導
入され、第1の基布部と第3の基布部との間が十分に膨
出せず、連通部の開口面積が十分に確保されない場合に
も、被保護物により膨出が抑制された状態で、ベントホ
ールからガスが迅速に排気され、被保護物に対する圧力
が適正に緩和される。
【0012】請求項3記載のエアバッグは、請求項1ま
たは2記載のエアバッグにおいて、ガス導入部を構成す
る開口の縁部と、第1の基布部と第2の基布部とを接合
した外周接合部とを結ぶ線分上で、前記開口から前記外
周接合部までの長さ寸法を1とした場合、ベントホール
は、前記線分上で前記開口から1/3以上、2/3以下
の位置に少なくとも一部が重なって配置されたものであ
る。
【0013】そして、この構成では、エアバッグの十分
な展開特性と、被保護物がエアバッグに極めて近接した
状態での被保護物に対する圧力の緩和とが両立される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグの一実
施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1ないし図6において、1はエアバッグ
で、このエアバッグ1は、図示しないエアバッグ装置を
構成し、このエアバッグ装置は、自動車のステアリング
ホイールの被取付部材としてのステアリングホイール本
体に装着され、図5及び図6に示す被保護物である乗員
Aを衝突の衝撃から保護するようになっている。なお、
ステアリングホイール本体は、通常、傾斜したステアリ
ングシャフトに取り付けられ、傾斜した状態で用いられ
るものであるが、以下、エアバッグ装置が取り付けられ
た被保護物側を乗員側、上側、あるいは表側とし、反被
保護物側すなわち乗員側の反対側を車体側、下側、底面
側、あるいは裏側として説明する。
【0016】なお、ステアリングホイール本体は、グリ
ップ部あるいはリング部とも呼ばれる把持部としての円
環状をなすリム部と、このリム部の内側に位置するボス
部と、これらリム部とボス部とを連結する例えば3本あ
るいは4本のスポーク部とを備えており、ボス部に備え
たボスに、図示しないステアリングシャフトが嵌着して
固定される。
【0017】また、エアバッグ装置は、支持部材を構成
するベースプレートと、このベースプレートに取り付け
られるエアバッグ1、図5及び図6に示すインフレータ
12、リテーナ、およびカバー体となどから構成されてい
る。そして、インフレータ12は、略円柱状をなす本体部
12a を備え、この本体部12a の外周部からフランジ部12
b が突設されているとともに、このフランジ部12b の上
側に位置して、ガスを噴射するガス噴射口12c が外周側
に向かって複数放射状に配置されている。また、フラン
ジ部12b には、ベースプレートのボルト取付孔に連通す
るボルト取付孔が形成されている。
【0018】そして、エアバッグ1は、それぞれ円形状
をなし車体側に位置する車体側基布である第1の基布部
21及び乗員側に対向する乗員側基布である第2の基布部
22と、これら基布部21,22の間に配置される小径の円形
状をなした第3の基布部23とを備えている。そして、こ
れら基布部21,22,23は、例えばナイロン製の織布で、
プレート(下プレート部、上プレート部、中プレート
部)あるいはパネル(裏パネル、表パネル、中央パネ
ル)などとも呼ばれるもので、第1の基布部21と第2の
基布部22とは、同一寸法の円形状で、外周部の周縁部を
外周接合部24に沿って一体的に縫い合わされて連設さ
れ、これら第1の基布部21と第2の基布部22とにより、
偏平な袋状の外殻が形成されている。
【0019】そして、下側に位置する第1の基布部21に
は、中央部に位置して、ガス導入部としてのインフレー
タ開口部であるガス導入口28が円孔状に開口形成されて
いるとともに、このガス導入口28の周囲に位置し、バッ
グ固定用孔であるボルト取付孔29が形成され、これらボ
ルト取付孔29を含み、ガス導入口28を囲む円環状の取付
部30が構成されている。
【0020】さらに、この第1の基布部21には、1カ所
あるいは複数カ所の所定位置に、排気部であるベントホ
ール31が円孔状に形成されている。
【0021】また、第3の基布部23は、中間基布とも呼
び得るもので、第1及び第2の基布部21,22より径寸法
が小さい円形で、例えば、第1及び第2の基布部21,22
の半径寸法の1/2程度の半径寸法を有し、第1及び第
2の基布部21,22と同心状をなし、ガス導入口28及びこ
のガス導入口28の周辺部を覆うように配置されている。
【0022】そして、この第3の基布部23は、第1の基
布部21に重ね置かれた状態で、この第3の基布部23の外
縁部32近傍の複数カ所、本実施の形態では4カ所で、接
合部33により第1の基布部21に断続的に縫着などして接
合されている。そして、本実施の形態では、図4に示す
ように、各接合部33は、外縁部32に沿った円弧状の円弧
状部33aとこの円弧状部33aの両端部から外周側に向かう
端辺部33bとが縫製により形成され、ガス導入口28を囲
むようにして、ほぼ等間隔でいわば放射状に配置されて
いる。
【0023】そこで、これら接合部33同士の間の部分の
縫い付けられていない部分である、第1の基布部21と第
3の基布部23との間が、それぞれガス導入口28から導入
されたガスが通過可能な連通部35となっている。
【0024】そして、これら連通部35の、第3の基布部
23の外縁部32に重なる位置に合わせて、予め各ベントホ
ール31が設けられている。
【0025】さらに、第3の基布部23の中央付近は、例
えば円環状の縫合部である連結部37で、第2の基布部22
と縫い合わされ連結されている。
【0026】そして、このエアバッグ1の製造工程は、
まず、予め所定のガス導入口28及びベントホール31など
を形成した第1の基布部21上に、位置合せして第3の基
布部23を重ね置き、接合部33により逢着して接合する。
次いで、第3の基布部23を縫い付けた第1の基布部21
の、第3の基布部23とは反対側の面に、第2の基布部22
を重ね、互いに外周部を外周接合部24で縫い付ける。そ
して、第1の基布部21のガス導入口28あるいはいずれか
のベントホール31を介して、第2の基布部22及び第3の
基布部23を引き出し裏返す。さらに、第2の基布部22及
び第3の基布部23とを連結部37で縫い合わせ、エアバッ
グ1が構成される。
【0027】そして、エアバッグ装置の組み立ての際
は、エアバッグ1の内側に環状のリテーナを挿入し、リ
テーナから突設した取付ボルトをエアバッグ1およびベ
ースプレートのボルト取付孔29に挿入する。そして、エ
アバッグ1を花弁状など所定の形状に折り畳み、上側か
らカバー体を被せて嵌合する。さらに、ベースプレート
のインフレータ取付孔およびエアバッグ1のガス導入口
28を介して、インフレータ12の上側部をエアバッグ1の
内側に下側から挿入するとともに、リテーナの取付ボル
トをフランジ部12b のボルト取付孔に挿入し、下側から
ナットで締め付ける。この状態で、リテーナとインフレ
ータ12との間にエアバッグ1とベースプレートとが共締
めされ、エアバッグ装置2が組み立てられる。そして、
このエアバッグ装置は、ベースプレートに設けた取付片
部を、ボルトなどを用いてステアリングホイール本体の
ボス部の芯金に固定し、ステアリングホイールに装着さ
れる。
【0028】そして、このエアバッグ装置を備えた自動
車に衝突の衝撃が加わると、図示しない制御ユニットに
より、インフレータ12が起動され、インフレータ12のガ
ス噴射口12c からエアバッグ1内に急速にガスが噴射さ
れる。すると、エアバッグ1は、カバー体をテアライン
に沿って扉状に破断して突出口を形成し、この突出口を
介して膨出し、乗員Aの前方に所定の形状に膨出して、
前方に投げ出されてくる乗員Aを受け止めて拘束し、乗
員Aに加わる衝撃を緩和するようになっている。
【0029】次に、図5及び図6などを参照して、エア
バッグ1が膨出する際の動作を詳細に説明する。
【0030】まず、エアバッグ1が展開する際に、運転
者である乗員Aが通常の着座姿勢であった場合、すなわ
ち、乗員Aとエアバッグ装置との間に所定の距離が確保
されていた場合は、図5(a)に示すように、まず、イン
フレータ12から供給されるガスにより、第3の基布部23
が乗員A側に膨出し、この第3の基布部23と第1の基布
部21とで形成される空間である第1室41にガスが充たさ
れる。この状態では、第3の基布部23と第1の基布部21
との間隔が十分に確保され、第3の基布部23と第1の基
布部21とが接合されていない部分である各連通部35の断
面積が大きく確保される。
【0031】次いで、図5(b)に示すように、ガスは、
これら大きく開いた各連通部35を通って、第1ないし第
3の基布部21,22,23で形成される空間である第2室42
に流れ込み、第2室42を充たす。また、ガスが第1室41
から第2室42に流れる際は、各連通部35を通過するガス
の流速は非常に速いため、これら連通部35に重なるよう
に配置されたベントホール31から外部に排気されるガス
の量は僅かである。
【0032】さらに、第2室42がガスで充たされ、すな
わちエアバッグ1が展開した後は、図5(c)及び図1に
示すように、さらにインフレータ12から噴射されたガス
は、連通部35にかかるように設けられたベントホール31
から排気されるとともに、乗員Aをこのエアバッグ1で
受け止めた際に、衝撃を吸収するため、ベントホール31
から排気される。また、乗員Aを受け止めない場合に
も、ガスはベントホール31から自然排気される。
【0033】一方、エアバッグ1が展開する際に、運転
者である乗員Aが極端に座席の前側(ステアリングホイ
ール側)に位置する着座姿勢であった場合、すなわち、
乗員Aとエアバッグ装置との間に所定の距離が確保され
ていない場合は、図6(a)に示すように、まず、インフ
レータ12から供給されるガスにより、第3の基布部23が
乗員A側に膨出するものの、この第3の基布部23の膨出
は、乗員Aにより規制される。このとき、第3の基布部
23と第1の基布部21との間の第1室41を、図5に示すよ
うに通常の乗車姿勢と同様に展開させると、第1室41内
のガス圧が上昇し、乗員A側へさらにエアバッグ1を膨
出させることとなり、結果として乗員Aに不快感を与え
ることとなる。この点、本実施の形態の構成では、近接
展開時には、図6(b)に示すように、乗員Aによりエア
バッグ1の乗員A側への展開が規制され、第1室41が狭
くなり、連通部35の断面積も十分には確保されない。こ
のため、連通部35を介して第1室41から第2室42に流入
するガス量よりも、この連通部35にかけて配置されたベ
ントホール31から排気されるガス量が多くなり、第1室
41内のガス圧が必要以上には上昇せず、図6(c)に示す
ように、第1室41及び第2室42の展開が抑制されて、乗
員Aに対するエアバッグ1展開による不快感が抑制され
る。
【0034】このように、本実施の形態の車両用のエア
バッグ1及びエアバッグ装置によれば、通常の乗車姿勢
の乗員Aに対しての衝撃吸収力を確保して乗員Aを保護
でき、さらに、乗員Aが極端に座席の前側(ステアリン
グホイール側)に位置する着座姿勢であった場合につい
ても、衝撃を吸収して乗員Aを保護できるとともに、ガ
スはベントホール31から円滑に排気され、乗員Aに対す
るエアバッグ1の展開による不快感を抑制できる。
【0035】なお、エアバッグ1の展開挙動は、インフ
レータ12の容量、エアバッグのサイズ、乗員Aの乗車姿
勢などにより異なる。一方において、ベントホール31
を、ガス導入口28に近接して第1室41などに設けると、
近接展開時の乗員Aへの不快感の軽減は容易になるもの
の、エアバッグ1の展開初期にベントホール31から排気
されるガスが増加し、エアバッグ1の展開特性の調整の
ために、インフレータの容量の増加などが必要になり、
エアバッグ装置の大型化や製造コストの増加を招く。他
方において、ベントホール31を、ガス導入口28及び連通
部35から大きく離間して第2室42などに設けると、近接
展開時の乗員Aへの不快感の軽減が困難になる。さら
に、通常の乗車姿勢においても、折り畳まれたエアバッ
グ1の展開挙動においては、ベントホール31の一部が塞
がれ、ガスの排気が困難になり、エアバッグ1の内圧が
上昇する可能性がある。
【0036】この点、エアバッグ1の展開挙動及びエア
バッグ1と乗員との位置関係を種々検討した結果、第1
の基布部21に設けるベントホール31の位置は、まず、ガ
ス導入口28と、連通部35とを結ぶ直線上である放射状の
範囲中に存在させることにより、すなわち、インフレー
タ12から供給されるガスの主流路上に設けることによ
り、所望のエアバッグ1の挙動が得られる。
【0037】さらに、好ましくは、エアバッグ1を平面
上に広げた状態で、第3の基布部23の外縁部32で第1の
基布部21に接合されていない連通部にかかる位置に設け
ることにより、所望のエアバッグ1の挙動が得られる。
【0038】さらに、好ましくは、図4に示すように、
ガス導入口28の円孔の縁部から、エアバッグ1の外周縁
部である第1の基布部21と第2の基布部22とを接合した
外周接合部24までの線分Lの長さL1を1とした場合
に、ベントホール31は、この線分L上で、ガス導入口28
の円孔の縁部から、1/3以上、2/3以下の位置に少
なくとも一部が重なるように、さらに好ましくは、1/
3以上、2/3以下の位置にベントホール31を構成する
円孔の中心が位置するように配置することにより、所望
のエアバッグ1の挙動が得られる。
【0039】また、本実施の形態では、第3の基布部23
によりガスをエアバッグ1の外周側に案内し、エアバッ
グ1の外周側を展開させて、エアバッグの展開特性を容
易に良好にできる。
【0040】さらに、本実施の形態では、第2の基布部
22と第3の基布部23との中心付近同士を連結部37で連結
したため、乗員側に位置する第2の基布部22の突出寸法
を、容易に、また、確実に規制できる。
【0041】さらに、本実施の形態では、各基布部21,
22,23の形状も簡略で、製造も容易なため、製造コスト
を低減できる。
【0042】なお、ベントホールの寸法、形状、数など
は、上記のように、エアバッグの大きさ、インフレータ
の容量などの特性などに応じて設定されるが、例えば、
図7に示すように、ベントホール31をそれぞれ各連通部
35に、合計4カ所に設けることもできる。
【0043】また、ベントホールは、開口とするほか、
基布部の通気性を部分的に大きくして形成することもで
きる。
【0044】さらに、第3の基布部は、円形の他、楕円
形、六角形あるいは八角形などの多角形状としても良
い。また、第1ないし第3の基布部は、適宜一体に形成
し、あるいはそれぞれ複数の基布を接合あるいは重ね合
わせて形成しても良い。さらに、第2の基布部と第3の
基布部との間などには、ベントホールを塞がない範囲
で、補強布、防炎布などを設けることもできる。また、
上記の実施の形態では、第1及び第2の基布部を接合し
て袋状とした後、袋を折り返して耳部を袋の内側に位置
させたが、袋を折り返さずに耳部を露出した形状とし、
あるいは、耳部の部分のみを折り返して縫い合わせるこ
ともできる。
【0045】また、第3の基布部を第2の基布部に連結
する連結部は円環状に限られず他の形状でも良く、ある
いは省略することもできる。
【0046】さらに、第3の基布部23の中央部などを、
ベースプレート、インフレータ12、あるいはリテーナな
ど、車体側に対して固定的に設けられる部材に延設など
して設けた連結支持部に連結して、第3の基布部23の突
出寸法を規制することもできる。
【0047】また、エアバッグ装置は、ステアリングホ
イール本体に取り付けられる運転者用のほか、インスト
ルメントパネルに設けられる助手席乗員用や、座席の側
部に設けられる側部保護用、あるいは座席の後部に備え
られる後部座席用のエアバッグ装置のエアバッグなどに
適用でき、さらには、被保護物の衝撃を吸収するエアバ
ッグ装置のエアバッグに広く適用できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグによれば、ガ
ス導入部からガスが導入されると、このガスは、第3の
基布部を被保護物側に膨出させるとともに、第1の基布
部と第3の基布部との間に充たされ、さらに、ガスは連
通部を介してエアバッグの外周側に供給され、第1の基
布部と第2の基布部との間に充たされるが、この時、連
通部の開口面積は大きく確保されるとともに、展開初期
においてはガスの流速は大きく、ベントホールから排気
されるガス量は僅かとなり、エアバッグを効率良く十分
に展開できる。さらに、第1の基布部と第2の基布部と
の間がガスで充たされて展開した後、このガスは、ベン
トホールから自然排気されるとともに、被保護物を受け
止めた状態でベントホールから排気され衝撃を吸収でき
る。また、被保護物がエアバッグに極めて近接した状態
で、ガス導入部からガスが導入されると、このガスは、
第3の基布部を被保護物側に膨出させるとともに第1の
基布部と第3の基布部との間に充たされるが、被保護物
により膨出が抑制された状態で、ガス導入部と連通部と
を結ぶ直線上に位置するベントホールからガスが迅速に
排気され、被保護物に対する圧力を容易に適正に緩和で
きる。
【0049】請求項2記載のエアバッグによれば、請求
項1記載の効果に加え、ベントホールは、連通部を構成
する第3の基布部の外縁部に少なくとも一部が重なって
配置されたため、被保護物がエアバッグに極めて近接し
た状態で、ガス導入部からガスが導入され、第1の基布
部と第3の基布部との間が十分に膨出せず、連通部の開
口面積が十分に確保されない場合にも、被保護物により
膨出が抑制された状態で、ベントホールからガスが迅速
に排気され、被保護物に対する圧力を容易に適正に緩和
できる。
【0050】請求項3記載のエアバッグによれば、請求
項1または2記載の効果に加え、ガス導入部を構成する
開口の縁部と、第1の基布部と第2の基布部とを接合し
た外周接合部とを結ぶ線分上で、開口から外周接合部ま
での長さ寸法を1とした場合、ベントホールは、線分上
で前記開口から1/3以上、2/3以下の位置に少なく
とも一部を重ねて配置することにより、エアバッグの十
分な展開特性と、被保護物がエアバッグに極めて近接し
た状態での被保護物に対する圧力の緩和とが両立され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグの一実施の形態を示す展開
動作の説明図である。
【図2】同上エアバッグの分解状態の斜視図である。
【図3】同上エアバッグを平面上に拡げた状態の断面図
である。
【図4】同上エアバッグを平面上に展開し第2の基布部
を省略した状態の平面図である。
【図5】同上エアバッグの通常乗車時での展開動作の説
明図である。
【図6】同上エアバッグの被保護物が近接した近接展開
状態での展開動作の説明図である。
【図7】本発明のエアバッグの他の実施の形態を示す平
面上に展開し第2の基布部を省略した状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 エアバッグ 21 第1の基布部 22 第2の基布部 23 第3の基布部 24 外周接合部 28 ガス導入部としてのガス導入口 31 ベントホール 32 外縁部 33 接合部 35 連通部 A 被保護物としての乗員 L 線分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス導入部を設けた第1の基布部と、 この第1の基布部の被保護物側に重ねられ外周部が前記
    第1の基布に連設されてこの第1の基布とともに袋体の
    外殻を構成する第2の基布部と、 前記ガス導入部の被保護物側を覆って配置され、前記ガ
    ス導入部側から外周側に連通する連通部を介して設けら
    れた複数の接合部により第1の基布部に接合された第3
    の基布部と、 前記ガス導入部と連通部とを結ぶ直線上に位置して前記
    第1の基布部に設けられ、前記第1の基布部の反被保護
    物側に連通するベントホールとを具備したことを特徴と
    するエアバッグ。
  2. 【請求項2】 ベントホールは、連通部を構成する第3
    の基布部の外縁部に少なくとも一部が重なって配置され
    たことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
  3. 【請求項3】 ガス導入部を構成する開口の縁部と、第
    1の基布部と第2の基布部とを接合した外周接合部とを
    結ぶ線分上で、前記開口から前記外周接合部までの長さ
    寸法を1とした場合、 ベントホールは、前記線分上で前記開口から1/3以
    上、2/3以下の位置に少なくとも一部が重なって配置
    されたことを特徴とする請求項1または2記載のエアバ
    ッグ。
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