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JP2001152137A - 防曇性被膜形成基材およびその製造方法 - Google Patents

防曇性被膜形成基材およびその製造方法

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Publication number
JP2001152137A
JP2001152137A JP33533499A JP33533499A JP2001152137A JP 2001152137 A JP2001152137 A JP 2001152137A JP 33533499 A JP33533499 A JP 33533499A JP 33533499 A JP33533499 A JP 33533499A JP 2001152137 A JP2001152137 A JP 2001152137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
film
coating
absorbing organic
repellent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33533499A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yamazaki
誠司 山崎
Noboru Murata
昇 村田
Hideki Yamamoto
秀樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP33533499A priority Critical patent/JP2001152137A/ja
Priority to EP20040018153 priority patent/EP1477466A1/en
Priority to DE2000617680 priority patent/DE60017680T2/de
Priority to EP20000124914 priority patent/EP1101748B1/en
Priority to US09/714,769 priority patent/US6420020B1/en
Priority to US09/835,847 priority patent/US6531215B2/en
Publication of JP2001152137A publication Critical patent/JP2001152137A/ja
Priority to US10/151,018 priority patent/US6800365B2/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】防曇性、耐水拭き性、耐摩耗性に優れ、長期間
にわたり防曇性能を維持することが可能な防曇性被膜を
得ること。 【解決手段】基材表面に、吸水性有機高分子とシリカを
含む 無機物質よりなる吸水性有機無機複合被膜を被覆
し、その表面に撥水性被膜を形成する等の撥水性加工を
してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用、産業用、
自動車用等の窓材さらには鏡等の各種の分野の物品にお
いて用いられる防曇性被膜を形成した基材およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、基材に親水性、防曇性を付与する
ために基材の表面に光触媒機能を有する被膜を形成する
ことが行われている。例えば、特開平5ー253544
号公報に記載のアナターゼ型チタニアを主体とする光触
媒微粉末をその一部がバインダ層表面から露出するよう
にした板状部材、特開平7−232080号公報に記載
の光触媒微粒子がチタニア、酸化亜鉛、チタン酸ストロ
ンチウム、酸化鉄、酸化タングステン、チタン酸鉄、酸
化ビスマス、酸化錫等であり、光触媒粒子の間隙充填粒
子が錫、チタン、銀、銅、亜鉛、鉄、白金、コバルト、
ニッケルの金属または酸化物である光触媒機能を有する
多機能材、特開平9−59042号公報記載の光触媒性
の平均結晶粒子径が約0.1μm以下のチタニアの粒子
を含有する親水性被膜で覆われた透明基材等が知られて
いる。
【0003】また、従来、界面活性剤を基材表面に塗布
することで表面を親水性、防曇性に改質することは古く
から知られており、例えば特開昭52−101680号
公報には界面活性剤にポリアクリル酸やポリビニルアル
コールなどの水溶性有機高分子を添加・配合すること
で、親水性および防曇性の持続性を上げることが記載さ
れている。
【0004】さらに、特公平5ー67330号公報には
疎水性ポリマーよりなる多孔質膜の表面および内部にポ
リビニルアルコールと酢酸ビニルの共重合体の被膜を介
して、セルロースやグリコール類およびグリセリンなど
の親水性ポリマーを被膜固定化する方法が記載されてい
る。
【0005】また、特開平10−212471号公報に
は、水酸基を有する有機物であるポリビニルアルコール
と金属有機化合物であるテトラメトキシシランと、これ
らを縮合重合させる触媒である塩酸と、からなる防曇剤
が開示されている。
【0006】また、特開平11−84102号公報に
は、基材の表面に近い方から吸水性膜および多孔質膜を
有する防曇性被膜が開示されている。
【0007】またさらに、物理的方法では、プラズマ処
理、レーザー照射処理などの親水化処理が実用化されて
いるが、一般に処理後短期間では効果があるが、持続性
に問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記、特開平5ー25
3544号公報、特開平7−232080号公報、特開
平9−59042号公報等のの光触媒機能を利用した親
水性、防曇性膜においては、紫外線が当たることが必須
であり、特に防曇性を発現するためには照度が数mW/
cm2の紫外線が数時間照射されることが必要となり、
紫外線が当たらない場合は、防曇性はもとより親水性も
発現されない。また紫外線が当たって一旦親水性、防曇
性となってもその性能を維持できるのは短時間であり、
数時間後には効果が失われる。さらに、水の接触角が1
0#付近以下で親水性となるが、防曇性は5#付近以下ま
で低下しないと発現しない。また光触媒膜を基材に被覆
した場合、光触媒膜機能を持つチタニアは高屈折率膜で
あるため反射率が高くなったり着色し、意匠性を損なう
場合もある。
【0009】また、特開昭52−101680号公報に
記載された有機ポリマー膜では、耐水性や機械的強度が
低いために用途によっては実用上十分なものとは言えな
い。
【0010】さらに、特公平5ー67330号公報に記
載されたの多孔質膜の表面および内部にポリビニルアル
コールと酢酸ビニルの共重合体の被膜を介してセルロー
スなどの被膜を固定化する方法においても、被膜は極め
て柔らかいものであり、しかも化学的耐久性も期待し難
いものであり、使用する用途が限定される。
【0011】また、特開平10−212471号、特開
平11−84102号公報記載の膜は、吸水性ポリマー
が表面に曝された構成となっているために、防曇性能は
優れているが、乾燥時の耐擦傷性が十分ではなく、特に
吸湿状態での耐擦傷性は著しく低下し、膜の膨潤も起こ
り日常的に拭き取りを行う物品への使用は難しく、耐擦
傷性を高めるために無機系ポリマーなどの硬化性添加物
を添加すると防曇性能が劣るために、良好な耐擦傷性と
防曇性を同時に得ることができない。
【0012】さらにまた、無機物質からなる被膜は、膜
の強度は比較的高いが防曇性を呈する物質は水に対する
溶解性も高く被膜は容易に消失する恐れがあり、また、
物理的な処理による親水性も短期的にしか効果を維持す
ることができず実用上その用途は限られたものとなる。
【0013】以上のこれらの方法は、いずれの方法も一
時的もしくは比較的短時間の間だけ親水性、防曇性を付
与するのみであり、効果の十分な持続性は期待し難いば
かりでなく、水膜が均一となり難く透視像や反射像が歪
み、親水性はあっても防曇性があるとは言い難く、実用
化においては採用が困難なものであった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のこのよ
うな事情に鑑みてなされたものであって、基材表面に吸
水性有機無機複合被膜を形成し、さらに保護膜として撥
水性被膜を形成する2層構成とすることにより、透明性
に優れ、且つ基材の色調を損なうことがなく、長期にわ
たり性能を維持できる像歪みのない高耐久性の防曇性被
膜形成基材およびその製造方法を提供するものである。
【0015】すなわち、本発明の防曇性被膜形成基材
は、基材表面に、吸水性有機高分子と無機物質よりなる
吸水性有機無機複合被膜を被覆し、その表面を撥水性加
工したことを特徴とする。
【0016】また、本発明の防曇性被膜形成基材は、吸
水性有機無機複合被膜としてヒドロキシプロピルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、
ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニルのうちの少なく
とも1種以上よりなる吸水性有機高分子、およびシリカ
を含む無機物質よりなることを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の防曇性被膜形成基材は、
吸水性有機無機複合被膜の組成が、有機高分子の含有量
が99.5〜95wt%、シリカを含む無機物質の含有
量が0.5〜5.0wt%であることを特徴とする。
【0018】さらにまた、本発明の防曇性被膜形成基材
は、撥水性加工として撥水性被膜が形成されていること
が好ましい。
【0019】さらに、撥水性被膜は、ケイ素化合物より
なり、官能基のうち少なくとも1つがメチル基(−CH
3)で、他の官能基がイソシアナート基(−NCO)か
らなることが好ましい。。
【0020】また、本発明の防曇性被膜形成基材は、吸
水性有機無機複合被膜の膜厚が2〜10μmの範囲で、
撥水性被膜の膜厚が10nm以下であることを特徴とす
る。
【0021】また、本発明の防曇性被膜形成基材の製造
方法は、吸水性有機高分子とケイ酸化合物を低級アルコ
ールおよび水の混合溶媒に均一に溶解させた溶液を基材
表面に塗布後に第一次の乾燥処理を行い、その上に保護
膜である撥水性被膜を塗布後に第二次の乾燥処理を行う
ことを特徴とする。
【0022】なお、前記第一次の乾燥処理は90〜15
0℃で行うことおよび/または第二次の乾燥処理を70
〜120℃で行うことが好ましい。
【0023】
【作用】吸水性有機無機複合被膜が形成された基材は、
吸水性有機高分子により本来防曇性となり、有機高分子
の吸水能(飽和状態)を超えるまでは表面に水滴が付着
することがなく防曇性が発現され、吸水能を超えた場合
でも表面には均一な水膜が形成されるために防曇性は半
永久的に維持できる。しかしながら、吸水性有機高分子
からなる被膜のみでは、耐水性や機械的強度がなく、ま
た化学的耐久性も期待できないため使用用途は大幅に制
限される。そこで、本発明では吸水性被膜を有機無機複
合被膜とすることにより、耐水性、化学的耐久性を向上
させるとともに基材との密着性も格段に良好としたもの
である。さらに、その表面に撥水性加工として、例えば
その上層に撥水性を呈する保護膜を形成することで、表
面の自由エネルギーが低下し(動摩擦係数が大幅に低減
し)、摩耗強度を大幅に向上させることができる。さら
にまた、撥水性被膜は、膜厚が10nm以下で極めて薄
く(単分子レベル)、且つ、乾燥処理しか行っていない
ために緻密な構造となっていないため、通気性があり下
地の吸水性被膜の性能(水分の吸着、脱着)を損なうこ
となしに、機能を格段に有効利用できるため長期にわた
って優れた防曇性を発揮するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の防曇性被膜形成基材は、
例えば吸水性有機高分子とケイ酸化合物を低級アルコー
ルおよび水の混合溶媒に均一に溶解させた溶液を基材表
面に塗布後に、第一次の乾燥処理を行い吸水性有機無機
複合被膜を形成し、その上に保護膜である撥水性被膜を
塗布後に、第二次の乾燥処理することにより製造するこ
とが出来る。
【0025】上記の乾燥により、吸水性有機無機複合被
膜は、ケイ酸化合物が非晶質のシリカとなり吸水性ポリ
マーを取り囲むようにマトリックスとして存在している
複合構造となる。この複合構造により被膜の機械的強
度、化学的耐久性、耐水性等を向上させることができ
る。一方、該撥水性被膜は、膜厚が10nm以下で極め
て薄く(単分子レベル)、且つ乾燥処理しか行っていな
いために緻密な構造となっていないため、通気性・透水
性があり下地の吸水性有機無機複合被膜の性能(水分の
吸着、脱着)を損なうことなしに、特に摩耗強度を向上
させ、長期のにわたり優れた防曇性を発揮することが可
能となる。
【0026】なお、本発明の吸水性有機無機複合膜の組
成幅は、吸水性有機高分子の含有量が99.5〜95.
0wt%、シリカ成分の含有量が0.5〜5.0wt%
であることが好ましい。シリカ成分の含有量が0.5w
t%未満では吸水性有機高分子の耐水性および化学的耐
久性が不十分で5.0wt%を超えると耐水性と化学的
耐久性は良化するが、吸水性有機高分子の吸水性が低下
し防曇性能が低下する。より好ましくは、1.0〜2.
5wt%の範囲がよい。また、シリカはシリカ単独成分
でも、或いはシリカ中にチタニア、ジルコニア、アルミ
ナ等を含有していても差し支えない。
【0027】また、吸水性有機無機複合膜の膜厚は2〜
10μmの範囲が好ましく、2μm未満では吸水能が不
足しており、10μmを超えると透湿度(通気性)が低
下し一旦吸着した水分の放出が遅くなり、場合によって
は白濁するためである。より好ましくは、5〜7μmの
範囲である。
【0028】本発明は、前記の吸水性無機有機複合被膜
の表面に撥水性加工をすることを特徴とするが、該撥水
加工としては撥水性被膜であることが好ましいが、被膜
以外の方法により撥水性能を有するようにもできる。な
お、撥水性被膜である保護膜の膜厚は10nm以下であ
ることが好ましく、10nmより厚くなると保護膜を介
して起こる水分の吸着脱着が困難となり、下層の吸水性
有機無機複合被膜の機能が十分に発揮されず、防曇性を
発現するのが困難となる。
【0029】前記吸水性有機無機複合被膜を形成する有
機高分子原料としては、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアセタール、ポリ酢酸ビニル等を用いることが
出来る。
【0030】また、無機物質としてのシリカ原料として
は、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、モ
ノメチルトリエトキシシラン、モノメチルトリメトキシ
シラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン等のケイ酸化合物を用いることができる。シリ
カ中に含有することが可能な他の成分としては、アルミ
ナ、チタニア、ジルコニアなどを用いることができ、そ
れぞれの原料は、アルコキシド、アセチルアセトナート
でよく、特にジルコニウムについては、塩化ジルコニウ
ムでもよい。
【0031】撥水性を呈する保護膜の原料として、撥水
性被膜が得られるものであるならば特に限定されない
が、好ましくは、官能基のうち少なくとも1つがメチル
基(−CH3)で、他の官能基がイソシアナート基(−
NCO)からなる、例えばシリルイソシアナート、フル
オロアルキルトリメトキシシラン、あるいはフルオロア
ルキルトリメトキシシランが好ましい。
【0032】また、希釈溶媒としては、水およびアルコ
−ル系溶媒が好ましく、具体例としては、メタノ−ル、
エタノ−ル、プロパノ−ル、エチレングリコ−ル、プロ
ピレングリコール、ヘキシレングリコ−ル、さらには酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミルなどのエステル類、
さらにはメチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチル
セロソルブなどのセロソルブ類及びこれらを混合した溶
媒で、カップリング剤としてメタクリルオキシプロピル
トリメトキシシランなどのシランカップリング剤、レベ
リング剤としてジメチルシリコーンなどのメチルシリコ
ーン類を適量加えても良い。本来溶液中に含まれるアル
コ−ル系やセロソルブ系のもの単独または混合物を、該
溶液の蒸発速度や被膜粘度を勘案して選択すればよい。
【0033】塗布法としては、特に限定されるものでは
ないが、生産性などの面からは例えばスピンコート法あ
るいはディップコ−ト法、リバ−スコ−ト法、フレキソ
印刷法、その他のロールコート法、カーテンコート法で
あり、さらにはノズルコ−ト法、スプレーコ−ト法、ス
クリーン印刷法などが適宜採用し得るものである。これ
ら塗布法で塗布成膜する際の塗布液中の全固形分濃度と
しては約1〜5重量%程度で、塗布液粘度としては0.
002〜0.01N・s/m2程度が好ましい。
【0034】塗布後の乾燥処理としては、吸水性有機無
機混合被膜を成膜後の第一次乾燥は、乾燥温度90〜1
50℃程度で乾燥時間が10〜30分間程度が好まし
く、より好ましくは、前記乾燥温度が110〜130℃
程度で、乾燥時間が 15〜20分間程度である。ま
た、保護膜成膜後のの第二次乾燥は、乾燥温度70 〜
120℃程度で乾燥時間が5〜30分間程度が好まし
く、さらに100〜110℃の温度で15〜20分間保
持することはより好ましい。上記乾燥温度未満では、溶
媒の蒸発が不十分であり、耐水性、機械的強度および化
学的耐久性が不十分であり、また、温度を高くしても性
能の変化は認められないためである。
【0035】本発明に使用する基材としては、代表的な
ものとしてはガラスが用いられるが、そのガラスは自動
車用ならびに建築用、産業用ガラス等に通常用いられて
いる板ガラス、所謂フロート板ガラスなどであり、クリ
アをはじめグリ−ン、ブロンズ等各種着色ガラスや各種
機能性ガラス、強化ガラスやそれに類するガラス、合せ
ガラスのほか複層ガラス等、さらに平板あるいは曲げ板
等各種板ガラス製品として使用できることは言うまでも
ない。また板厚としては例えば約1.0mm程度以上約
12mm程度以下であり、建築用としては約3.0mm
程度以上約10mm程度以下が好ましく、自動車用として
は約2.0mm程度以上約5.0mm程度以下のガラスで
ある。なお、本発明の基材はガラスに限定されるもので
はなく、ガラス以外でも樹脂、金属、セラミックスな
ど、上記温度範囲で乾燥処理をしても変質しないもので
あれば使用することができる。
【0036】防曇性に係わる物性は、基材表面に形成さ
れた被膜ができるだけ多くの水を吸着することができれ
ば、防曇効果を長期に持続することが可能となる。本発
明によって、基材上に形成された被膜が長期に渡って防
曇性を持続できるのは、吸水性有機無機混合被膜が、表
層の保護膜を介して水分を吸着、脱着する作用をもって
いるためである。つまり、吸水性有機無機混合被膜は、
膜全体で水分を吸着することができと同時に、乾燥状態
では、吸着した水分をほぼ完全に脱着が繰り返しが可能
であるためである。
【0037】なお、防曇性は吸水性と密接な関係があ
り、吸水性有機高分子の吸水能が飽和状態に達するまで
は防曇性を呈し、能力を超えると曇りが発生する。吸水
性とは、材料が水分を取り込む特性を示す。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。但し本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0039】被膜の防曇性ならびに耐久性評価は以下の
方法により評価した 防曇性評価:眼鏡用曇り止め剤試験(JIS S 3040)に
準拠 [合否判定] 操作を10サイクル繰り返す間、外観変
化がなく各回試験後に呼気をかけても曇りの発生がない
ものを合格とした 冷温評価 :4℃冷蔵庫内で30分放置後に室温に取
り出し10分間放置 [合否判定] 操作を10サイクル繰り返す間、外観変
化がなく各回試験後に呼気をかけても曇りの発生がない
ものを合格とした 膜強度評価:堅牢試験 荷重;100g/cm2 綿帆布;キャンバス布(JIS L 3120-1961-1206) ストローク速度;1往復/sec ストローク回数;3000往復 [合否判定] 著しいキズの発生がなく、試験後に呼気
をかけても曇りの発生がないものを合格とした 耐水性評価:室温(20〜25℃)の水に6時間浸漬
[合否判定] 膜外観に変化がなく、試験後に呼気をか
けても曇りの発生がないものを合格とした 水拭き評価:市販の台所用スポンジに水を含ませて2
00往復払拭 [合否判定] 膜外観に変化がなく、試験後に呼気をか
けても曇りの発生がないものを合格とした 耐酸性評価:室温で1wt%HCl水溶液に6時間浸漬 [合否判定] 膜外観に変化がなく、試験後に呼気をか
けても曇りの発生がないものを合格とした なお、下記の実施例における上記の性能評価結果を表1
に、比較例の性能評価結果を表2に示す。
【0040】(実施例1) 吸水性有機無機混合被膜用溶液の調製:吸水性有機高
分子原料として、ポリビニルアセタール(KX−1:積
水化学製)、マトリックス形成用シリカゾル原料として
ケイ酸エチル(試薬:キシダ化学製)を使用し、溶媒と
してのエキネンF−1(キシダ化学製)と水の混合溶媒
(重量%がエキネンF−1:水=5:5)で希釈して、
固形分濃度が3wt%となるように調製した。溶液調製
の手順は以下の通りとした。
【0041】ポリビニルアセタール:シリカ=99.
5:0.5重量%とし、所定量の溶媒を添加して室温で
攪拌してコーティング溶液とした。
【0042】保護膜用溶液の調製:撥水性を呈する保
護膜原料として、メチルトリイソシアナート(SIC−
003:松本製薬製)を使用し、酢酸エチル(試薬:キ
シダ化学製)で希釈して固形分濃度を1wt%とした。
【0043】吸水性有機無機混合被膜の成膜および乾
燥:基板には10cm×10cm×厚さ2mmのソーダ
ライムガラスを使用し、コーティング面を酸化セリウム
で十分に研磨した後、上水で洗浄、イオン交換水でリン
ス洗浄し、さらに水を除去した後、イソプロピルアルコ
ールで払拭してコーティング用基板とした。このように
して準備したガラス基板に上記溶液をディッピング法で
成膜し、120℃で20分間乾燥して室温まで冷却し
た。得られた膜は反射、透過ともに色調はニュートラル
で、膜厚は表面粗さ計(DEKTAK 3030 SL
OAN社製)で測定した結果、5μmであった。
【0044】保護膜の成膜および乾燥:で得られた
基板に液をスピンコート法で成膜し、120℃で20
分間乾燥した。なお、スピンコートの成膜は、回転速度
が1000rpmで30秒とした。
【0045】得られた吸水性有機無機複合被膜の性能評
価をした結果、表1に示すように、全てにおいて良好な
結果を示した。なお、膜厚はと同様に表面粗さ計で測
定したが、10nm以下であった。また、得られたサン
プルに呼気をかけ調べたところ、曇りの発生はなかっ
た。
【0046】
【表1】
【0047】
【実施例2】吸水性有機無機混合膜の乾燥温度を90
℃、保護膜の乾燥温度を70℃とした以外はすべて実施
例1と同様で、乾燥後の膜厚は10μmであった。な
お、得られたサンプルに呼気をかけたところ曇りの発生
はなかった。性能評価結果は表1に示す通りすべて良好
であった。
【0048】
【実施例3】吸水性有機無機混合膜の乾燥温度を150
℃、保護膜の乾燥温度を120℃とした以外はすべて実
施例1と同様で、乾燥後の膜厚は3.2μmであった。
なお、得られたサンプルに呼気をかけたところ曇りの発
生はなかった。性能評価結果は表1に示す通りすべて良
好であった。
【0049】
【実施例4】ポリビニルアセタールとシリカの組成を9
5:5重量%とした以外はすべて実施例1と同様で、乾
燥後の膜厚は5.3μmであった。なお、得られたサン
プルに呼気をかけたところ曇りの発生はなかった。性能
評価結果は表1に示す通りすべて良好であった。
【0050】
【実施例5】吸水性有機高分子の原料をヒドロキシプロ
ピルセルロース(銘柄M:日本曹達製)とした以外はす
べて実施例1と同様で、乾燥後の膜厚は3.8μmであ
った。なお、得られたサンプルに呼気をかけたところ曇
りの発生はなかった。性能評価結果は表1に示す通りす
べて良好であった。
【0051】
【実施例6】吸水性有機高分子の原料をヒドロキシプロ
ピルセルロース(銘柄H:日本曹達製)とし、シリカと
の重量%を95:5とした以外はすべて実施例1と同様
で、乾燥後の膜厚は7.4μmであった。
なお、得られたサンプルに
呼気をかけたところ曇りの発生はなかった。性能評価結
果は表1に示す通りすべて良好であった。
【0052】
【実施例7】吸水性有機高分子の原料をポリビニルアル
コール(試薬、重合度1400:キシダ化学製)とした
以外はすべて実施例1と同様で、乾燥後の膜厚は4.6
μmであった。なお、得られたサンプルに呼気をかけた
ところ曇りの発生はなかった。性能評価結果は表1に示
す通りすべて良好であった。
【0053】
【実施例8】吸水性有機高分子の原料をポリビニルアル
コール(試薬、重合度2000:キシダ化学製)とした
以外はすべて実施例1と同様で、乾燥後の膜厚は7.1
μmであった。なお、得られたサンプルに呼気をかけた
ところ曇りの発生はなかった。性能評価結果は表1に示
す通りすべて良好であった。
【0054】
【実施例9】ポリビニルアセタールとヒドロキシプロピ
ルセルロース(試薬、150〜400cp:日本曹達
製)を固形分比で1:1とし、この混合有機高分子とシ
リカの組成を95:5重量%とした以外はすべて実施例
1と同様で、乾燥後の膜厚は6μmであった。なお、得
られたサンプルに呼気をかけたところ曇りの発生はなか
った。性能評価結果は表1に示す通りすべて良好であっ
た。
【0055】
【実施例10】ポリビニルアセタールとポリビニルピロ
リドン(試薬、K−15:キシダ化学製)を固形分比で
1:1とし、この混合有機高分子とシリカの組成を9
5:5重量%とした以外はすべて実施例1と同様で、乾
燥後の膜厚は4.7μmであった。なお、得られたサン
プルに呼気をかけたところ曇りの発生はなかった。性能
評価結果は表1に示す通りすべて良好であった。
【0056】
【比較例1】ポリビニルアセタールを溶媒であるエキネ
ンF−1と水の混合溶媒で希釈し、固形分濃度を4wt%
とした溶液をガラス基板にスピンコート法により形成
し、120℃で20分乾燥処理を行った。膜厚は4.8
μmであった。なお、得られたサンプルは呼気をかけた
ところ曇りは発生しなかったが、性能評価は表2に示す
通り、膜強度試験、耐水試験、水拭き試験、耐酸試験後
に膜が剥離し、好ましいものではなかった。
【0057】
【表2】
【0058】
【比較例2】吸水性有機無機混合膜形成用の原料、溶液
組成はすべて実施例1と同様で、保護膜は形成しなかっ
た。乾燥後の膜厚は6.6μmであった。なお得られた
サンプルは呼気をかけたところ曇りは発生しなかった
が、耐久試験後はすべて呼気で曇りが発生した。
【0059】
【比較例3】吸水性有機無機混合膜形成用の原料、溶液
組成はすべて実施例1と同様で、保護膜の原料には乾燥
処理後に撥水性を示さないケイ酸エチル(試薬:キシダ
化学製)の加水分解物とした。なお、吸水性有機高分子
の乾燥後の膜厚は6μmで、保護膜の膜厚は10nm以
下とした。なお、得られたサンプルは呼気をかけたとこ
ろ曇り、表2に示す通り試験後の外観は膜強度試験以外
は良好であったが、呼気ですべて曇りが発生した。
【0060】
【比較例4】吸水性膜をポリビニルアセタールを溶媒で
あるエキネンF−1と水の混合溶媒で希釈し、固形分濃
度を4wt%とした溶液を、ガラス基板にスピンコート法
により形成し、120℃で20分乾燥した後、保護膜は
実施例1と同様とした。なお、吸水膜の膜厚は6μm
で、保護膜は10nm以下であった。なお、得られたサ
ンプルは呼気をかけたところ曇りの発生はなかったが、
表2に示す通り、防曇性評価と冷温試験以外では膜が剥
離した。
【0061】
【発明の効果】本発明の防曇性被膜を形成した基材によ
れば、安定かつ確実に厄介な工程もなく手軽に容易な特
定の手段をもって、優れた防曇性を長期にわたって維持
できるとともに、安価にまた効率よく高生産性で得るこ
とができ、クラック等の欠陥もなく、かつ透明性に優
れ、耐摩耗性においても実用上の問題のないものとする
ことができる。さらに、基材の色調を損なうことがな
く、建築用窓材もしくは浴室用、洗面用等の鏡などの産
業用、さらには自動車用ドアミラー、フロント、リア、
サイド等の窓材をはじめ、屋内、屋外で使用される各種
ガラス物品等、種々の被膜に広く採用できる有用な防曇
性被膜基材およびその製造方法を提供することができる
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 秀樹 三重県松阪市大口町1510 セントラル硝子 株式会社硝子研究所内 Fターム(参考) 4G059 AA01 AC21 AC22 FA05 FA07 FA12 FA13 FA28 GA01 GA04 GA16 4H020 AA01 AA03 AB02 BA31 BA34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材表面に、吸水性有機高分子と無機物質
    よりなる吸水性有機無機複合被膜を被覆し、その表面を
    撥水性加工してなることを特徴とする防曇性被膜形成基
    材。
  2. 【請求項2】吸水性有機無機複合被膜は、ヒドロキシプ
    ロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニル
    アセタール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニルの
    うちの少なくとも1種以上よりなる吸水性有機高分子、
    およびシリカを含む無機物質よりなることを特徴とする
    請求項1記載の防曇性被膜形成基材。
  3. 【請求項3】吸水性有機無機複合被膜の組成は、有機高
    分子の含有量が99.5〜95wt%、シリカを含む無
    機物質の含有量が0.5〜5.0wt%であることを特徴
    とする請求項1または2記載の防曇性被膜形成基材。
  4. 【請求項4】撥水性加工として、撥水性被膜が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の防曇性被膜形成
    基材。
  5. 【請求項5】撥水性被膜は、ケイ素化合物よりなること
    を特徴とする請求項4記載の防曇性被膜形成基材。
  6. 【請求項6】ケイ素化合物は、官能基のうち少なくとも
    1つがメチル基(−CH3)で、他の官能基がイソシア
    ナート基(−NCO)からなることを特徴とする請求項
    5記載の防曇性被膜形成基材。
  7. 【請求項7】吸水性有機無機複合被膜の膜厚が2〜10
    μmの範囲で、撥水性被膜の膜厚が10nm以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至6記載の防曇性被膜形成
    基材。
  8. 【請求項8】吸水性有機高分子とケイ酸化合物を低級ア
    ルコールおよび水の混合溶媒に均一に溶解させた溶液を
    基材表面に塗布後に第一次の乾燥処理を行い、その上に
    保護膜である撥水性被膜を塗布後に第二次の乾燥処理を
    行うことを特徴とする防曇性被膜形成基材の製造方法。
  9. 【請求項9】第一次の乾燥処理を90〜150℃で行う
    こと、および/または第二次の乾燥処理を70〜120
    ℃で行うことを特徴とする請求項8記載の防曇性被膜形
    成基材の製造方法。
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