JP2001149505A - ゴルフボール - Google Patents
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- JP2001149505A JP2001149505A JP33699699A JP33699699A JP2001149505A JP 2001149505 A JP2001149505 A JP 2001149505A JP 33699699 A JP33699699 A JP 33699699A JP 33699699 A JP33699699 A JP 33699699A JP 2001149505 A JP2001149505 A JP 2001149505A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 シス−1,4結合を90%以上含有する
ポリブタジエンであって、その25℃における5質量%
トルエン溶液の粘度をη(mPa・s)、重量平均分子
量をMw(×104)としたとき、 η>5×Mw−150 の関係を満足するポリブタジエンを10〜100質量%
含有する基材ゴムを主成分とするゴム組成物の加熱成形
物を構成要素とすることを特徴とするゴルフボール。 【効果】 本発明のゴルフボールは、反発性が高く、初
速が向上して飛距離が増大したものである。
ポリブタジエンであって、その25℃における5質量%
トルエン溶液の粘度をη(mPa・s)、重量平均分子
量をMw(×104)としたとき、 η>5×Mw−150 の関係を満足するポリブタジエンを10〜100質量%
含有する基材ゴムを主成分とするゴム組成物の加熱成形
物を構成要素とすることを特徴とするゴルフボール。 【効果】 本発明のゴルフボールは、反発性が高く、初
速が向上して飛距離が増大したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高反発性を与える
ゴム組成物を用いたゴルフボールに関する。
ゴム組成物を用いたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールは、ソリッドゴルフボールと糸巻きゴルフボール
に大別されるが、ソリッドゴルフボールにおいては、ワ
ンピースソリッドゴルフボール、ツーピース以上のマル
チプルソリッドゴルフボールのソリッドコア、場合によ
ってはスリーピース以上のマルチプルソリッドゴルフボ
ールの中間層やカバーの材料にゴム組成物が用いられて
いる。また、糸巻きゴルフボールにおいては、ソリッド
センター、糸ゴムなどの材料にゴム組成物が用いられて
いる。
ボールは、ソリッドゴルフボールと糸巻きゴルフボール
に大別されるが、ソリッドゴルフボールにおいては、ワ
ンピースソリッドゴルフボール、ツーピース以上のマル
チプルソリッドゴルフボールのソリッドコア、場合によ
ってはスリーピース以上のマルチプルソリッドゴルフボ
ールの中間層やカバーの材料にゴム組成物が用いられて
いる。また、糸巻きゴルフボールにおいては、ソリッド
センター、糸ゴムなどの材料にゴム組成物が用いられて
いる。
【0003】このようなゴルフボールに使用されるゴム
組成物は、一般に高反発性を有することが望まれるが、
従来、高反発性ゴム組成物の開発に際しては、ゴム組成
物の主成分を構成する基材ゴムとしては、高ムーニー粘
度、高平均分子量を与えるものが高反発性の重要な指標
とされている。
組成物は、一般に高反発性を有することが望まれるが、
従来、高反発性ゴム組成物の開発に際しては、ゴム組成
物の主成分を構成する基材ゴムとしては、高ムーニー粘
度、高平均分子量を与えるものが高反発性の重要な指標
とされている。
【0004】例えば、従来提案されているゴルフボール
用ゴム組成物としては、ポリブタジエンとして、ニッケ
ル系触媒及び/又はコバルト系触媒を用いて合成され、
且つムーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕が70〜1
00であるポリブタジエンに対し、ランタン系列希土類
元素化合物からなる触媒を用いて合成され、且つムーニ
ー粘度〔ML1+4(100℃)〕が30〜90であるポ
リブタジエン50質量部未満又はニッケル系触媒及び/
又はコバルト系触媒を用いて合成され、且つムーニー粘
度〔ML1+4(100℃)〕が20〜50であるポリブ
タジエン20〜80質量部をブレンドし、ポリブタジエ
ンの総量を100質量部としたもの(特公平6−801
23号公報)、シス−1,4結合を少なくとも80%以
上有し、数平均分子量が40×104を超える超高分子
量ポリブタジエンゴム5〜50質量%及びシス−1,4
結合を少なくとも80%以上有し、数平均分子量40×
104未満のポリブタジエンゴム約95〜50質量%と
の溶液混合物から得られた固形ポリブタジエン(特開平
3−151985号公報)、ランタン系希土類元素化
合物系触媒、ニッケル系触媒又はコバルト系触媒のいず
れかを用いて得られるシス−1,4結合を少なくとも4
0%以上含有し、ムーニー粘度〔ML1+4(100
℃)〕が50〜70のポリブタジエン又は上記ポリブタ
ジエンの触媒が異なるものの混合物60〜95質量%、
シス−1,4結合を少なくとも90%以上含有し、ム
ーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕が70〜90のポ
リイソプレン5〜40質量%との混合物をゴム成分とし
たもの(特開平6−190083号公報)、基材ゴムが
ムーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕45〜90、数
平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)との比
(Mw/Mn)4.0〜8.0、及びシス−1,4結合
を少なくとも80%以上有するポリブタジエンゴムを少
なくとも40質量%以上含有するもの(特許第2644
226号公報)などがあるが、更に高反発性を有するも
のが望まれる。
用ゴム組成物としては、ポリブタジエンとして、ニッケ
ル系触媒及び/又はコバルト系触媒を用いて合成され、
且つムーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕が70〜1
00であるポリブタジエンに対し、ランタン系列希土類
元素化合物からなる触媒を用いて合成され、且つムーニ
ー粘度〔ML1+4(100℃)〕が30〜90であるポ
リブタジエン50質量部未満又はニッケル系触媒及び/
又はコバルト系触媒を用いて合成され、且つムーニー粘
度〔ML1+4(100℃)〕が20〜50であるポリブ
タジエン20〜80質量部をブレンドし、ポリブタジエ
ンの総量を100質量部としたもの(特公平6−801
23号公報)、シス−1,4結合を少なくとも80%以
上有し、数平均分子量が40×104を超える超高分子
量ポリブタジエンゴム5〜50質量%及びシス−1,4
結合を少なくとも80%以上有し、数平均分子量40×
104未満のポリブタジエンゴム約95〜50質量%と
の溶液混合物から得られた固形ポリブタジエン(特開平
3−151985号公報)、ランタン系希土類元素化
合物系触媒、ニッケル系触媒又はコバルト系触媒のいず
れかを用いて得られるシス−1,4結合を少なくとも4
0%以上含有し、ムーニー粘度〔ML1+4(100
℃)〕が50〜70のポリブタジエン又は上記ポリブタ
ジエンの触媒が異なるものの混合物60〜95質量%、
シス−1,4結合を少なくとも90%以上含有し、ム
ーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕が70〜90のポ
リイソプレン5〜40質量%との混合物をゴム成分とし
たもの(特開平6−190083号公報)、基材ゴムが
ムーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕45〜90、数
平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)との比
(Mw/Mn)4.0〜8.0、及びシス−1,4結合
を少なくとも80%以上有するポリブタジエンゴムを少
なくとも40質量%以上含有するもの(特許第2644
226号公報)などがあるが、更に高反発性を有するも
のが望まれる。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、高反発性を与えるゴム組成物を用いることで、初速
度が大きく、飛距離の増大したゴルフボールを提供する
ことを目的とする。
で、高反発性を与えるゴム組成物を用いることで、初速
度が大きく、飛距離の増大したゴルフボールを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、上述したように、高反発性ゴム組成物の開発に際し
て、従来は高ムーニー粘度、高平均分子量のものが使用
されていたものであるが、必ずしもムーニー粘度が大き
なもの、平均分子量が大きなものが満足な結果を与える
とは限らないことを見出し、更に検討を重ねた結果、反
発性は、ゴム、特にポリブタジエンゴムはその溶液粘度
と重量平均分子量との関係に大きく依存し、ポリブタジ
エンの25℃における5%(質量%、以下同じ)トルエ
ン溶液粘度をη(mPa・s)、重量平均分子量をMw
(×104)とした場合、 η>5×Mw−150 の関係を満足するポリブタジエンが高反発性を有し、こ
のポリブタジエンを含む基材ゴムを使用したゴム組成物
を用いることにより、初速が高まり、高い飛距離を与え
ることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、上述したように、高反発性ゴム組成物の開発に際し
て、従来は高ムーニー粘度、高平均分子量のものが使用
されていたものであるが、必ずしもムーニー粘度が大き
なもの、平均分子量が大きなものが満足な結果を与える
とは限らないことを見出し、更に検討を重ねた結果、反
発性は、ゴム、特にポリブタジエンゴムはその溶液粘度
と重量平均分子量との関係に大きく依存し、ポリブタジ
エンの25℃における5%(質量%、以下同じ)トルエ
ン溶液粘度をη(mPa・s)、重量平均分子量をMw
(×104)とした場合、 η>5×Mw−150 の関係を満足するポリブタジエンが高反発性を有し、こ
のポリブタジエンを含む基材ゴムを使用したゴム組成物
を用いることにより、初速が高まり、高い飛距離を与え
ることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】従って、本発明は、シス−1,4結合を9
0%以上含有するポリブタジエンであって、その25℃
における5%トルエン溶液の粘度をη(mPa・s)、
重量平均分子量をMw(×104)としたとき、 η>5×Mw−150 の関係を満足するポリブタジエンを10〜100%含有
する基材ゴムを主成分とするゴム組成物の加熱成形物を
構成要素とすることを特徴とするゴルフボールを提供す
る。
0%以上含有するポリブタジエンであって、その25℃
における5%トルエン溶液の粘度をη(mPa・s)、
重量平均分子量をMw(×104)としたとき、 η>5×Mw−150 の関係を満足するポリブタジエンを10〜100%含有
する基材ゴムを主成分とするゴム組成物の加熱成形物を
構成要素とすることを特徴とするゴルフボールを提供す
る。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボールに用いるゴム組成物は、そのゴム
基材として、シス−1,4結合を90%以上含有し、か
つ25℃における5%トルエン溶液の粘度をη(mPa
・s)、重量平均分子量をMw(×104)としたと
き、 η>5×Mw−150 より好ましくは、 η>5×Mw−100 の関係を満足するポリブタジエンを使用する。上記範囲
外のポリブタジエンでは反発性に劣る。
本発明のゴルフボールに用いるゴム組成物は、そのゴム
基材として、シス−1,4結合を90%以上含有し、か
つ25℃における5%トルエン溶液の粘度をη(mPa
・s)、重量平均分子量をMw(×104)としたと
き、 η>5×Mw−150 より好ましくは、 η>5×Mw−100 の関係を満足するポリブタジエンを使用する。上記範囲
外のポリブタジエンでは反発性に劣る。
【0009】なお、ηは100mPa・s以上、特に1
50mPa・s以上であることが好ましく、更に好まし
くは200mPa・s以上である。
50mPa・s以上であることが好ましく、更に好まし
くは200mPa・s以上である。
【0010】また、ムーニー粘度は30〜80の範囲と
することができるが、本発明において、ムーニー粘度
は、高くなくても反発性に優れ、従ってムーニー粘度5
0未満とすることができるが、50以上であってもよ
い。
することができるが、本発明において、ムーニー粘度
は、高くなくても反発性に優れ、従ってムーニー粘度5
0未満とすることができるが、50以上であってもよ
い。
【0011】更に、本発明において、上記ポリブタジエ
ンの分子量分布(Mw/Mn,Mn(×104)は数平
均分子量)は2〜6の範囲とすることができる。この場
合、反発性の点からは、Mw/Mnが4以下であること
が好ましいが、これに限られるものではない。なお、上
記ポリブタジエンのMwは30〜80(×104)の範
囲とすることができる。
ンの分子量分布(Mw/Mn,Mn(×104)は数平
均分子量)は2〜6の範囲とすることができる。この場
合、反発性の点からは、Mw/Mnが4以下であること
が好ましいが、これに限られるものではない。なお、上
記ポリブタジエンのMwは30〜80(×104)の範
囲とすることができる。
【0012】上記ポリブタジエンとしては、市販品を用
いることができるが、特に重合触媒としてニッケルや希
土類元素を用いて形成したものが好ましく、中でも希土
類元素、特にネオジウム系触媒を用いて形成したものが
好ましい。
いることができるが、特に重合触媒としてニッケルや希
土類元素を用いて形成したものが好ましく、中でも希土
類元素、特にネオジウム系触媒を用いて形成したものが
好ましい。
【0013】なお、ポリブタジエンは、例えば特開平7
−268132号公報に記載されている方法などによ
り、重合後に末端変性剤を反応させて変性したものを使
用することができる。
−268132号公報に記載されている方法などによ
り、重合後に末端変性剤を反応させて変性したものを使
用することができる。
【0014】本発明の基材ゴムにおいて、上記ポリブタ
ジエンは10〜100%の割合で使用することができ
る。この場合、その割合は、ゴム組成物をゴルフボール
のどこに使用するかということ等に応じて選定し得る
が、上記ポリブタジエンが50%より少なくともその効
果を発揮することができる。
ジエンは10〜100%の割合で使用することができ
る。この場合、その割合は、ゴム組成物をゴルフボール
のどこに使用するかということ等に応じて選定し得る
が、上記ポリブタジエンが50%より少なくともその効
果を発揮することができる。
【0015】ここで、上記ポリブタジエン以外のゴム成
分としては、他のポリブタジエン、例えば上記従来例に
記載されているポリブタジエン、その他ゴルフボールに
常用されているポリブタジエン、更にポリイソプレン、
スチレンブタジエンゴム、天然ゴム等のジエン系ゴムを
使用することができる。
分としては、他のポリブタジエン、例えば上記従来例に
記載されているポリブタジエン、その他ゴルフボールに
常用されているポリブタジエン、更にポリイソプレン、
スチレンブタジエンゴム、天然ゴム等のジエン系ゴムを
使用することができる。
【0016】本発明のゴム組成物は、上記基材ゴム以外
に、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪
酸の亜鉛塩、不飽和脂肪酸のマグネシウム塩、その他の
金属塩やトリエタノールプロパンメタクリレート等のエ
ステル化合物、メタクリル酸等の不飽和脂肪酸などの架
橋剤を上記基材ゴム100部(質量部、以下同じ)に対
し好ましくは15〜40部の範囲で含有する。
に、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪
酸の亜鉛塩、不飽和脂肪酸のマグネシウム塩、その他の
金属塩やトリエタノールプロパンメタクリレート等のエ
ステル化合物、メタクリル酸等の不飽和脂肪酸などの架
橋剤を上記基材ゴム100部(質量部、以下同じ)に対
し好ましくは15〜40部の範囲で含有する。
【0017】また、ジクミルパーオキサイド等の有機過
酸化物を上記基材ゴム100部に対して好ましくは0.
1〜3部の範囲で含有する。更に、必要によりペンタク
ロロチオフェノール亜鉛塩やジフェニルジスルフィド等
の有機硫黄化合物などの加硫剤を基材ゴム100部に対
して0.01〜5部の範囲で配合することができる。
酸化物を上記基材ゴム100部に対して好ましくは0.
1〜3部の範囲で含有する。更に、必要によりペンタク
ロロチオフェノール亜鉛塩やジフェニルジスルフィド等
の有機硫黄化合物などの加硫剤を基材ゴム100部に対
して0.01〜5部の範囲で配合することができる。
【0018】更に、必要に応じて、2,2−メチレンビ
ス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)等
の老化防止剤、比重調整用等として酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム等の充填剤を配合することができ
る。この場合、充填剤の配合量は、基材ゴム100部に
対し130部以下とすることができるが、好ましくは反
発性等の点で50部より少なくすることがよく、より好
ましくは45部以下、特に40部以下とすることが好ま
しい。なお、充填剤を配合する場合の下限配合量は1部
以上、特に3部以上が好ましく、20部を超えてもよ
い。
ス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)等
の老化防止剤、比重調整用等として酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム等の充填剤を配合することができ
る。この場合、充填剤の配合量は、基材ゴム100部に
対し130部以下とすることができるが、好ましくは反
発性等の点で50部より少なくすることがよく、より好
ましくは45部以下、特に40部以下とすることが好ま
しい。なお、充填剤を配合する場合の下限配合量は1部
以上、特に3部以上が好ましく、20部を超えてもよ
い。
【0019】上記ゴム組成物は、通常の混練機、例えば
バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を用いて混練
し、得られたコンパウンドをコンプレッション成形、イ
ンジェクション成形等によって所望形状に成形する。こ
の場合、加硫は130〜180℃で10〜60分の条件
とすることができる。
バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を用いて混練
し、得られたコンパウンドをコンプレッション成形、イ
ンジェクション成形等によって所望形状に成形する。こ
の場合、加硫は130〜180℃で10〜60分の条件
とすることができる。
【0020】本発明のゴルフボールは、ワンピースソリ
ッドゴルフボール、ツーピースソリッドゴルフボール、
スリーピース以上のマルチプルソリッドゴルフボール、
糸巻きゴルフボールとして製造し得るが、本発明に係る
ゴム組成物は、ワンピースゴルフボール、ツーピース,
スリーピース以上のマルチプルソリッドゴルフボールの
最内層ソリッドコア、最外層カバーやこれらコアとカバ
ーとの間に形成される中間層のゴム材料として使用する
ことができ、また糸巻きゴルフボールのソリッドセンタ
ー、糸ゴムや1層又は2層以上のカバーの材料として使
用することができる。
ッドゴルフボール、ツーピースソリッドゴルフボール、
スリーピース以上のマルチプルソリッドゴルフボール、
糸巻きゴルフボールとして製造し得るが、本発明に係る
ゴム組成物は、ワンピースゴルフボール、ツーピース,
スリーピース以上のマルチプルソリッドゴルフボールの
最内層ソリッドコア、最外層カバーやこれらコアとカバ
ーとの間に形成される中間層のゴム材料として使用する
ことができ、また糸巻きゴルフボールのソリッドセンタ
ー、糸ゴムや1層又は2層以上のカバーの材料として使
用することができる。
【0021】この場合、上記ゴルフボールの構成は通常
の構成とすることができ、例えばソリッドコアは1層又
は2層以上の構成、カバーは1層又は2層以上の構成に
するなど公知の構成を採用し得、ゴルフ規則に従って直
径42.67mm以上、重量45.93g以下に形成す
ることができる。
の構成とすることができ、例えばソリッドコアは1層又
は2層以上の構成、カバーは1層又は2層以上の構成に
するなど公知の構成を採用し得、ゴルフ規則に従って直
径42.67mm以上、重量45.93g以下に形成す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、反発性が高
く、初速が向上して飛距離が増大したものである。
く、初速が向上して飛距離が増大したものである。
【0023】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0024】ポリブタジエン(BR)として表1に示す
(a)〜(g)のものを用い、以下の実施例,比較例の
ゴルフボールを作成した。
(a)〜(g)のものを用い、以下の実施例,比較例の
ゴルフボールを作成した。
【0025】
【表1】
【0026】 〔実施例・比較例I〕 BR 100 部 アクリル酸亜鉛 23 部 酸化亜鉛 21.5部 ジクミルパーオキサイド 1 部 上記成分をニーダーにて混練した後、155℃,25分
にて加圧成形し、直径38.5mmのソリッドコアを作
成した。
にて加圧成形し、直径38.5mmのソリッドコアを作
成した。
【0027】このソリッドコアに、カバー材として着
色、比重調整されたアイオノマー樹脂(ハイミラン16
05,三井・デュポンポリケミカル社製)を用いて射出
成形によりカバーを被覆し、直径42.7mm,重さ4
5.2gのツーピースソリッドゴルフボールを得た。
色、比重調整されたアイオノマー樹脂(ハイミラン16
05,三井・デュポンポリケミカル社製)を用いて射出
成形によりカバーを被覆し、直径42.7mm,重さ4
5.2gのツーピースソリッドゴルフボールを得た。
【0028】上記ソリッドコアの硬度及び初速、ソリッ
ドゴルフボールの飛距離を測定した結果を表2に示す。
ドゴルフボールの飛距離を測定した結果を表2に示す。
【0029】
【表2】 *コア硬度:980N荷重負荷時のコアのたわみ変形量 数値が大きい程柔らかいことを示す *コア初速:公認機関USGAと同タイプの初速度計に
て測定 比較例3の値を基準にした時の差で表す *ボール飛距離:ロボットマシンにW#1クラブを取り
付け、ヘッドスピード45m/sで打撃した時のキャリ
ーを比較例3の値を基準にした時の差で表す
て測定 比較例3の値を基準にした時の差で表す *ボール飛距離:ロボットマシンにW#1クラブを取り
付け、ヘッドスピード45m/sで打撃した時のキャリ
ーを比較例3の値を基準にした時の差で表す
【0030】 〔実施例・比較例II〕 BR 100 部 アクリル酸亜鉛 23 部 酸化亜鉛 25.2部 ジクミルパーオキサイド 1 部 上記成分をニーダーにて混練した後、155℃,25分
にて加圧成形し、直径35.2mmのインナーコアを作
成した。
にて加圧成形し、直径35.2mmのインナーコアを作
成した。
【0031】このインナーコアに、着色、比重調整され
たアイオノマー樹脂(ハイミラン1855,三井・デュ
ポンポリケミカル社製)を用いて射出成形により中間層
を被覆して直径38.6mmのソリッドコアを作成し、
更に着色、比重調整されたアイオノマー樹脂(ハイミラ
ン1605,三井・デュポンポリケミカル社製)を用い
て射出成形によりカバーを被覆し、直径42.7mm,
重さ45.2gのスリーピースソリッドゴルフボールを
得た。
たアイオノマー樹脂(ハイミラン1855,三井・デュ
ポンポリケミカル社製)を用いて射出成形により中間層
を被覆して直径38.6mmのソリッドコアを作成し、
更に着色、比重調整されたアイオノマー樹脂(ハイミラ
ン1605,三井・デュポンポリケミカル社製)を用い
て射出成形によりカバーを被覆し、直径42.7mm,
重さ45.2gのスリーピースソリッドゴルフボールを
得た。
【0032】上記ソリッドコアの硬度及び初速、ソリッ
ドゴルフボールの飛距離を測定した結果を表3に示す。
ドゴルフボールの飛距離を測定した結果を表3に示す。
【0033】
【表3】 *コア硬度:980N荷重負荷時のコアのたわみ変形量 数値が大きい程柔らかいことを示す *コア初速:公認機関USGAと同タイプの初速度計に
て測定 比較例6の値を基準にした時の差で表す *ボール飛距離:ロボットマシンにW#1クラブを取り
付け、ヘッドスピード45m/sで打撃した時のキャリ
ーを比較例6の値を基準にした時の差で表す
て測定 比較例6の値を基準にした時の差で表す *ボール飛距離:ロボットマシンにW#1クラブを取り
付け、ヘッドスピード45m/sで打撃した時のキャリ
ーを比較例6の値を基準にした時の差で表す
【0034】 〔実施例・比較例III〕 BR 100 部 メタクリル酸 22.5部 酸化亜鉛 22 部 ジクミルパーオキサイド 1 部 上記成分をニーダーにて混練した後、170℃,25分
にて加圧成形し、直径42.7mm,重さ45.4gの
ワンピースソリッドゴルフボールを得た。
にて加圧成形し、直径42.7mm,重さ45.4gの
ワンピースソリッドゴルフボールを得た。
【0035】このボールの硬度、初速、飛距離を測定し
た結果を表4に示す。
た結果を表4に示す。
【0036】
【表4】 *ボール硬度:980N荷重負荷時のボールのたわみ変
形量 数値が大きい程柔らかいことを示す *ボール初速:公認機関USGAと同タイプの初速度計
にて測定 比較例7の値を基準にした時の差で表す *ボール飛距離:ロボットマシンにW#1クラブを取り
付け、ヘッドスピード45m/sで打撃した時のキャリ
ーを比較例7の値を基準にした時の差で表す
形量 数値が大きい程柔らかいことを示す *ボール初速:公認機関USGAと同タイプの初速度計
にて測定 比較例7の値を基準にした時の差で表す *ボール飛距離:ロボットマシンにW#1クラブを取り
付け、ヘッドスピード45m/sで打撃した時のキャリ
ーを比較例7の値を基準にした時の差で表す
Claims (1)
- 【請求項1】 シス−1,4結合を90%以上含有する
ポリブタジエンであって、その25℃における5質量%
トルエン溶液の粘度をη(mPa・s)、重量平均分子
量をMw(×104)としたとき、 η>5×Mw−150 の関係を満足するポリブタジエンを10〜100質量%
含有する基材ゴムを主成分とするゴム組成物の加熱成形
物を構成要素とすることを特徴とするゴルフボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33699699A JP2001149505A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | ゴルフボール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33699699A JP2001149505A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | ゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001149505A true JP2001149505A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18304511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33699699A Pending JP2001149505A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | ゴルフボール |
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---|---|
JP (1) | JP2001149505A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6729973B2 (en) | 2001-11-26 | 2004-05-04 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd | Solid golf ball |
US6899640B2 (en) | 2002-11-29 | 2005-05-31 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | One-piece golf ball |
US7086969B2 (en) | 2001-05-30 | 2006-08-08 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
US7118494B2 (en) | 2005-01-24 | 2006-10-10 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
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US7189786B2 (en) | 2004-08-31 | 2007-03-13 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
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-
1999
- 1999-11-29 JP JP33699699A patent/JP2001149505A/ja active Pending
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US7153224B2 (en) | 2001-05-30 | 2006-12-26 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
US6729973B2 (en) | 2001-11-26 | 2004-05-04 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd | Solid golf ball |
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US7488779B2 (en) | 2004-08-31 | 2009-02-10 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
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US7118494B2 (en) | 2005-01-24 | 2006-10-10 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
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