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JP2001137921A - 圧延機の板厚制御装置 - Google Patents

圧延機の板厚制御装置

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Publication number
JP2001137921A
JP2001137921A JP32239299A JP32239299A JP2001137921A JP 2001137921 A JP2001137921 A JP 2001137921A JP 32239299 A JP32239299 A JP 32239299A JP 32239299 A JP32239299 A JP 32239299A JP 2001137921 A JP2001137921 A JP 2001137921A
Authority
JP
Japan
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rolling
rotation angle
roll
thickness
thickness deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32239299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Abiko
彦 要 次 安
Mamoru Sawada
田 護 澤
Tomohiro Kanai
井 智 洋 金
Tomoyuki Tezuka
塚 知 幸 手
Kunio Sekiguchi
口 邦 男 関
Takumi Sato
藤 巧 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Kobe Steel Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32239299A priority Critical patent/JP2001137921A/ja
Priority to US09/708,708 priority patent/US6606534B1/en
Priority to CA002325328A priority patent/CA2325328C/en
Priority to KR10-2000-0066769A priority patent/KR100387016B1/ko
Publication of JP2001137921A publication Critical patent/JP2001137921A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D5/00Control of dimensions of material
    • G05D5/02Control of dimensions of material of thickness, e.g. of rolled material
    • G05D5/03Control of dimensions of material of thickness, e.g. of rolled material characterised by the use of electric means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/58Roll-force control; Roll-gap control
    • B21B37/66Roll eccentricity compensation systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にキスロールをさせ得ない圧延機に対し
てもロール偏芯による板厚への影響を低減し、さらに圧
延の進行によるロール偏芯の変化にも対応できる圧延機
の板厚制御装置を提供する。 【解決手段】 圧延機の出側に設置された板厚計と、圧
延機からの圧延材移動距離を演算する移動距離演算手段
と、圧延ロールの回転角を演算する圧延ロール回転角演
算手段と、板厚測定値の目標値に対する板厚偏差を演算
する板厚偏差演算手段と、板厚偏差を圧延ロールの回転
角毎に加算して記憶する板厚偏差記憶手段と、板厚偏差
を板厚偏差記憶手段に入力する入力タイミングを決定す
る板厚偏差入力決定手段と、板厚偏差記憶手段に記憶さ
れた板厚偏差を出力する出力タイミングを決定する板厚
偏差出力決定手段と、決定された出力タイミングにて板
厚偏差を取り出し、圧下開度制御装置の操作量を決定す
る操作量演算手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属等を圧延する
圧延機に係り、特に、圧延ロールの偏芯(以下、単にロ
ール偏芯と言う)に起因する板厚変動を抑制する圧延機
の板厚制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属等の圧延における板厚制御にとっ
て、外乱となる要素の一つにロール偏芯がある。このロ
ール偏芯は、 (1)バックアップロールの軸受けのキーの影響 (2)バックアップロールの軸芯の偏り (3)ワークロールの真円度不良 等が主な原因で発生し、圧延速度が一定の場合、出側板
厚を周期的に変動させる。
【0003】このロール偏芯による板厚への影響を低減
する制御方法に関しては種々の方法が提案されている。
代表的な方法として圧延荷重を検出し、ロール偏芯を求
めることによって、それを相殺するように圧下開度制御
装置を操作するものがある。この方法では、圧延荷重を
検出するために、圧延材のない状態で上下ロールを回転
させながら接触させる、いわゆる、キスロールをさせな
ければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、タンデム圧
延など連続的に圧延を行う圧延機などではキスロールを
させることが容易ではないため、上述した従来の方法の
適用は困難であった。また、圧延が進行するにつれてロ
ールの状態が変わり、ロール偏芯量も変化するが、従来
の方法ではこの変化に対応することはできなかった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、容易にキスロールをさせ得ない圧延機に
対してもロール偏芯による板厚への影響を低減し、さら
に圧延の進行によるロール偏芯の変化にも対応できる圧
延機の板厚制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
圧延機の出側に設置され、圧延材の板厚を測定する板厚
計と、圧延機から移動した圧延材の移動距離を演算する
移動距離演算手段と、圧延ロールの回転角を演算する圧
延ロール回転角演算手段と、板厚計による板厚測定値の
目標値に対する板厚偏差を演算する板厚偏差演算手段
と、板厚偏差を圧延ロールの回転角毎に加算して記憶す
る板厚偏差記憶手段と、圧延材の移動距離と圧延ロール
の回転角とに基づいて板厚偏差を板厚偏差記憶手段に入
力する入力タイミングを決定する板厚偏差入力決定手段
と、圧延ロールの回転角に基づいて板厚偏差記憶手段に
記憶された板厚偏差を出力する出力タイミングを決定す
る板厚偏差出力決定手段と、板厚偏差出力決定手段で決
定された出力タイミングにて板厚偏差記憶手段に記憶さ
れた板厚偏差を取り出し、この板厚偏差を除去する圧延
機の圧下開度制御装置の操作量を決定する操作量演算手
段と、を備えた圧延機の板厚制御装置である。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
圧延機の板厚制御装置において、板厚偏差入力決定手段
は板厚計による測定の遅れと信号伝送や演算による遅れ
を補償して入力タイミングを決定し、板厚偏差出力決定
手段は圧下開度制御装置の応答遅れを補償して出力タイ
ミングを決定するものである。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
圧延機の板厚制御装置において、板厚偏差入力決定手段
は板厚計による測定の遅れを補償して入力タイミングを
決定し、板厚偏差出力決定手段は圧下開度制御装置の応
答遅れと信号伝送や演算による遅れを補償して出力タイ
ミングを決定するものである。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
圧延機の板厚制御装置において、板厚偏差入力決定手段
は板厚計による測定の遅れと信号伝送や演算による遅れ
と圧下開度制御装置の応答遅れを補償して入力タイミン
グを決定するものである。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
圧延機の板厚制御装置において、板厚偏差出力決定手段
は板厚計による測定の遅れと信号伝送や演算による遅れ
と圧下開度制御装置の応答遅れを補償して出力タイミン
グを決定するものである。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、圧延
機の出側に圧延材の速度を検出する板速計を設け、移動
距離演算手段は板速計によって測定された圧延材の速度
に基づいて圧延機により圧延された圧延材の移動距離を
演算するものである。
【0012】請求項7に係る発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、圧延
機を駆動する電動機の回転角、又は、この電動機の回転
に関連する圧延ロールの回転角を検出する回転角検出器
を備え、移動距離演算手段は回転角検出器により測定さ
れた回転角と圧延ロールの直径と先進率を用いて圧延機
により圧延された圧延材の移動距離を演算するものであ
る。
【0013】請求項8に係る発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、圧延
ロールの回転角を検出する回転角検出器、或いは前記圧
延ロールの1回転を検出する基準点検出器を備え、移動
距離演算手段は回転角検出器により測定された回転角と
圧延ロールの直径と先進率を用いて圧延ロールの1回転
する間の圧延材の移動距離を演算すると共に、この演算
によって得られた移動距離と、圧延ロールの1回転する
間の圧延材の移動距離との差が、予め設定された範囲内
に含まれなければ制御を中止するものである。
【0014】請求項9に係る発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、圧延
ロールの回転角を直接検出する回転角検出器を備え、圧
延ロール回転角演算手段は回転角検出器により測定され
た回転角を圧延機の圧延ロールの回転角とするものであ
る。
【0015】請求項10に係る発明は、請求項1乃至5
のいずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、圧
延機を駆動する電動機の回転角、又は、この電動機によ
って駆動される圧延ロールの回転角を検出する回転角検
出器を備え、圧延ロール回転角演算手段は回転角検出器
により測定された回転角と回転角を測定された圧延ロー
ルの直径と他の任意の圧延ロールの直径とを用いて当該
他の任意の圧延ロールの回転角を演算し、この他の任意
の圧延ロールの回転角を圧延ロールの回転角とするもの
である。
【0016】請求項11に係る発明は、請求項1乃至1
0のいずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、
圧延ロールとしての所定のロールの1回転を検出する基
準点検出手段を備え、基準点検出手段が所定のロールの
基準点を検出したタイミングで、圧延ロール回転角演算
手段は所定のロールの回転角の演算の学習を行うもので
ある。
【0017】請求項12に係る発明は、請求項1乃至1
1のいずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、
操作量演算手段は、圧延ロールの角速度に基づいて変化
する係数を用いて、圧下開度制御装置の操作量を演算す
るものである。
【0018】請求項13に係る発明は、請求項1乃至1
2のいずれかに記載の圧延機の板厚制御装置において、
操作量演算手段は、演算された圧下開度制御装置の操作
量が予め設定した範囲を超えた場合、その範囲の上限値
又は下限値に設定するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
る圧延機の板厚制御装置の第1の実施形態の構成を適用
対象である圧延機と併せて示したブロック図である。同
図において、圧延機は一対のバックアップロール1と、
その中間に配置されて直接圧延を行う一対のワークロー
ル2とを備え、これによって周知の4段圧延機が構成さ
れ、圧延材3は矢印4の方向に圧延される。
【0020】この場合、ワークロール2は図示省略の電
動機で駆動され、バックアップロール1には、例えば、
パルスジェネレータとカウンタ等からなり、バックアッ
プロール1の予め定めた基準点からの回転角を検出する
ための回転角検出器5が結合されている。また、圧延機
はその圧下開度を制御する圧下開度制御装置6を備えて
いる。圧延機の出側には、圧延材の移動速度を測定する
板速計7と、圧延材の板厚を測定する板厚計8とが設置
されている。
【0021】板速計7の測定値は移動距離演算手段9A
に加えられる。移動距離演算手段9Aは板速計7によっ
て測定された移動速度に基づいて圧延材3の所定時間内
の移動距離を演算するものである。回転角検出器5の検
出値は圧延ロール回転角度演算手段10Aに加えられ
る。圧延ロール回転角度演算手段10Aは検出された回
転角に基づいてバックアップロール1の基準点からの回
転角を演算するものである。板厚計8の測定値は板厚偏
差演算手段11に加えられる。板厚偏差演算手段11は
板厚測定値と板厚目標値とを比較して板厚偏差を演算す
るものである。
【0022】移動距離演算手段9Aから出力される移動
距離、圧延ロール回転角度演算手段10Aから出力され
るバックアップロール1の回転角及び板厚偏差演算手段
11から出力される板厚偏差はそれぞれ板厚偏差入力決
定手段12に加えられる。板厚偏差入力決定手段12は
その出力側に設けられた板厚偏差記憶手段13に板厚偏
差を入力するタイミングを決定するもので、そのタイミ
ングを決定するに当たり移動距離演算手段9Aで演算さ
れた移動距離を加算し、バックアップロール1の各回転
角での圧延部が板厚計8の設置位置を通過する瞬間に、
バックアップロール1の回転角情報と併せて板厚偏差を
板厚偏差記憶手段13に入力するものである。
【0023】ここで、回転角情報とは、バックアップロ
ール1を周方向に多数に等分した分割番号に対応し、板
厚偏差入力決定手段12は分割番号に対応させてそれぞ
れ圧延機からの距離の更新記憶が可能なテーブルを含
み、板厚偏差記憶手段13もまた分割番号に対応させて
板厚偏差の更新記憶が可能なテーブルを含んで構成され
ている。そして、板厚偏差入力決定手段12はバックア
ップロール1の回転角が分割番号に対応する回転角に達
したら、分割番号に対応する距離をクリアし、板厚偏差
記憶手段13はバックアップロール1の分割番号に対応
する板厚偏差が入力される毎に、予め記憶された板厚偏
差と新たに入力された板厚偏差との和を演算し、得られ
た値を板厚偏差として更新記憶する構成になっている。
【0024】板厚偏差記憶手段13にはこれに記憶され
た板厚偏差の出力タイミングを決定する板厚偏差出力決
定手段14が接続されている。この板厚偏差出力決定手
段14は圧延ロール回転角度演算手段10Aによって演
算された基準点からの回転角に対応する板厚偏差、すな
わち、分割番号に対応する板厚偏差を読出して操作量演
算手段15に加えるものである。操作量演算手段15は
これに加えられた板厚偏差を修正するための圧下開度制
御装置6の操作量を決定して、圧下開度制御装置6に加
えるものである。
【0025】なお、上述した移動距離演算手段9A、圧
延ロール回転角度演算手段10A、板厚偏差演算手段1
1、板厚偏差入力決定手段12、板厚偏差記憶手段1
3、板厚偏差出力決定手段14及び操作量演算手段15
はそれぞれの機能を計算機に持たせたものである。
【0026】上記のように構成された第1の実施形態の
動作について以下に説明する。圧延材3は圧延機によっ
て圧延され、圧延機の出側に設置されている板速計7に
よりその移動速度が測定され、板厚計8によりその板厚
が測定される。移動距離演算手段9Aは、板速計7によ
り測定された圧延材3の速度から、計算機の演算周期の
間に圧延材3が進んだ距離を次式により演算する。
【0027】
【数1】 ただし、 ΔL:1演算周期における圧延材の移動距離[mm] v:圧延材の速度[mpm] Δτ:演算周期[sec] である。
【0028】ここで、バックアップロール1を、図2に
示すよう、周方向に仮想的にN個に分割し、基準点の位
置を0として、各分割点に0,1,2,…,N−1とい
うように分割番号を付す。そこで、圧延ロール回転角度
演算手段10Aはバックアップロール1の回転に応じて
回転角検出信号を出力する。
【0029】板厚偏差演算手段11は、板厚計8による
板厚測定値に基づいて、次式により板厚偏差を演算す
る。 Δh=hREF −hMEAS …(2) ただし、 Δh:板厚偏差[mm] hREF :板厚目標値(又は記憶させた値)[mm] hMEAS:板厚測定値[mm] である。
【0030】板厚偏差入力決定手段12は、図3に示す
ように、バックアップロール1の分割数Nに対応してN
個の要素を記憶できるテーブル21を持っており、この
テーブル21はバックアップロール1の分割番号n(n
=0〜N−1)で圧延された部分の圧延機からの距離を
分割番号に対応付けて順次更新記憶させるものである。
【0031】そこで、先ず、板厚偏差入力決定手段12
は演算タイミングになると移動距離演算手段9Aで演算
された移動距離ΔLを、次式に従って更新記憶させる。 Ln [k]=Ln [k−1]+ΔL[k] (n=0〜N−1)…(3) ただし、 Ln [k] :制御周期kにおける分割番号nに対応
する圧延機からの距離[mm] Ln [k−1]:制御周期k−1における分割番号nに
対応する圧延機からの距離[mm] ΔL[k] :移動距離演算手段で演算された制御周
期kにおける移動距離[mm] である。
【0032】次に、板厚偏差入力決定手段12は板厚偏
差記憶手段13に対する板厚偏差の入力タイミングを判
断する。いま、板厚偏差記憶手段13の分割番号n−1
(n=0,1,…,N−1)に対応する記憶領域に板厚
偏差の入力が終わったところであるとする。このとき、
板厚偏差入力決定手段12は分割番号nに対応する板厚
偏差の入力タイミングに達したか否かを判断する。そし
て、次式を満たしたとき、板厚偏差入力決定手段12は
分割番号nの板厚偏差の入力タイミングであると決定す
る。
【0033】 Ln [k]≧Lx …(4) ただし、 Ln [k]:分割番号nに対応する圧延機からの距離[m
m] Lx :圧延機とその出側に設置された板厚計8と
の距離[mm] である。ここで、(4)式を満たしていないとき、次の
演算タイミングにおいて、再度、分割番号nに対応する
板厚偏差の入力タイミングに達したか否かを判断する。
【0034】次に、板厚偏差入力決定手段12は、圧延
ロール回転角度演算手段10Aで演算されたバックアッ
プロール1の回転角が分割番号nに対応する回転角に達
したとき、分割番号nに対応する圧延機からの距離を次
式のようにクリアする。 Ln [k]=0 …(5) 上記の一連の動作により、板厚計8が測定した板厚がバ
ックアップロール1のどの分割番号に対応する位置で圧
延されたかが分かる。
【0035】ところで、板厚偏差入力決定手段12の動
作では板厚計8の測定動作の遅れを考慮していない。そ
のため、その遅れの程度によっては制御が振動的になっ
てしまうことがある。また、信号の伝送や演算の遅れも
発生する。以下、板厚計8の測定動作の遅れを1次遅れ
としてこれらの遅れを補償する方法について以下に説明
する。板厚計8の測定動作等の遅れを補償する方法は、 (1)圧延機からの距離の初期値で補償する (2)入力タイミング決定時に補償する の2通りが考えられる。
【0036】このうち、(1)の方法、すなわち、圧延
機からの距離の初期値で補償する場合には、(5)式に
示すようにLn =0とするのではなく、次式によって決
定する。
【0037】
【数2】 ただし、 Ln :分割番号nに対応する圧延機からの距離[mm] DBUR :バックアップロールの直径[mm] f :先進率[-] ω :バックアップロールの角速度[rad/sec] Tx :板厚計時定数[sec] Td :信号の伝送や演算による遅れ[sec] である。ここで、バックアップロールの角速度ωは、例
えば、圧延ロール回転角度演算手段10Aで演算した回
転角の差分をとることにより求めることができる。
【0038】一方、(2)の方法、すなわち、入力タイ
ミング決定時に補償するには、(4)式の代わりに次式
を用いて入力タイミングを決定する。
【0039】
【数3】 上記のようにして板厚計8の測定動作の遅れ等を補償す
ることにより、精度の向上が図られる。
【0040】次に、板厚偏差記憶手段13の動作につい
て説明する。この板厚偏差記憶手段13も、図4に示す
ように、板厚偏差入力決定手段12と同様な構成のテー
ブル22を備えている。そして、分割番号に対応する記
憶領域に板厚偏差を記憶させると共に、新たな板厚偏差
が入力される毎にその値を加算して更新記憶する。例え
ば、分割番号nの入力タイミングであったとき、次式の
演算を行い、新たに分割番号nにおける板厚偏差の和と
して記憶する。 ΔHn [k]=ΔHn [k−1]+Δh[k] …(10) ただし、 ΔHn [k]:分割番号nにおける板厚偏差の和[mm] Δh[k] :板厚偏差演算手段で演算された制御周期
kにおける板厚偏差[mm] である。
【0041】次に、板厚偏差出力決定手段14は、板厚
偏差記憶手段13から板厚偏差の和を出力するタイミン
グを決定する。すなわち、板厚偏差出力決定手段14
は、圧延ロール回転角度演算手段10Aで演算されるバ
ックアップロール1の回転角が分割番号に対応する回転
角になったとき、その分割番号に対応する板厚偏差の和
の出力タイミングと決定する。このとき、板厚偏差入力
決定手段12と同様に、圧下開度制御装置6の応答遅れ
を補償する必要がある。この圧下開度制御装置6の応答
を1次遅れとすると、例えば、分割番号nに対する出力
タイミングは次式によって決定される。 θ+φ≧θn …(11) φ= tan-1(ω・THPC ) …(12) ただし、 θ :バックアップロールの回転角[rad] θn :分割番号nに対応するバックアップロールの回
転角[rad] ω :バックアップロールの角速度[rad/sec] THPC :圧下開度制御装置の時定数[sec] である。ここで、バックアップロールの角速度は、例え
ば、圧延ロール回転角度演算手段10Aで演算した回転
角の差分をとることによって求めることができる。
【0042】最後に、操作量演算手段15は板厚偏差出
力決定手段14で決定した出力タイミングにて、圧下開
度制御装置6の操作量を演算する。例えば、分割番号n
の出力タイミングであったとすれば、操作量演算手段1
5は次式の演算を行い、圧下開度制御装置6に出力す
る。
【0043】
【数4】 ただし、 ΔS :圧下開度制御装置の操作量[mm] k :調整ゲイン[-] M :圧延機のミル定数[ton/mm] Q :圧延材の塑性係数[ton/mm] ΔHn :分割番号nにおける板厚偏差の和[mm] である。
【0044】なお、バックアップロールの角速度が変化
する場合には、次式のように係数を乗じて圧下開度制御
装置の操作量を演算する。
【0045】
【数5】 ただし、 k(ω):バックアップロールの角速度に応じて変化す
る係数[-] である。これにより、特定の角速度のときは操作量を大
きくする、あるいは、小さくするといったようなことが
可能になる。
【0046】また、操作量演算手段15は(13)式、
あるいは、(14)式で求められた圧下開度制御装置6
の操作量に上下限を設け、その範囲を超えた場合、操作
量を上下限値に設定する。すなわち、次式、 bLL≦ΔS≦bUL …(15) を満たさないで、ΔS<bLLであれば、 ΔS=bLL …(16) とし、ΔS>bULであれば ΔS=bUL …(17) とする。ただし、 bLL:下限値[-] bUL:上限値[-] である。
【0047】かくして、図1に示す第1の実施形態によ
れば、バックアップロール1に起因するロール偏芯の圧
延材3の板厚への影響を低減し、さらに、圧延の進行に
よるロール偏芯の変化にも対応することができる。
【0048】図5は本発明に係る圧延機の板厚制御装置
の第2の実施形態の構成を適用対象である圧延機と併せ
て示したブロック図である。図中、図1と同一の要素に
は同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形
態は図1に示す板速計7が圧延機の出側に設置されてい
なかったり、あるいは、板速計7が故障等で使えなかっ
たりした場合に、ワークロール2、あるいは、ワークロ
ール2に直結された電動機に回転角検出器16が取り付
けられていれば、この回転角検出器16の検出値に基づ
いて、移動距離演算手段9Bが圧延材3の移動距離を求
めるように構成したものである。
【0049】この場合、移動距離演算手段9Bは回転角
検出器16の検出値と、ワークロール2の直径と、先進
率から次式により圧延材3の移動距離を演算する。
【0050】
【数6】 だだし、 ΔθWR:1演算周期におけるワークロールの回転した角
[rad] DWR :ワークロールの直径[mm] f :先進率[-] ΔθMO:1演算周期における電動機の回転した角[rad] G :電動機をワークロールに結合する歯車装置のギ
ア比 である。
【0051】かくして、図5に示す第2の実施形態によ
っても、ロール偏芯による板厚への影響を低減し、さら
に、圧延の進行によるロール偏芯の変化にも対応するこ
とができる。
【0052】図6は本発明に係る圧延機の板厚制御装置
の第3の実施形態の構成を適用対象である圧延機と併せ
て示したブロック図である。図中、図1と同一の要素に
は同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形
態は移動距離演算手段9Cに演算結果のチェック機能を
付加したものである。この場合、回転角検出器5の出力
信号が移動距離演算手段9Cに加えられる。そして、移
動距離演算手段9Cはバックアップロール1が1回転、
例えば、基準点から基準点まで回転したことを判断する
ことができる。この信号に基づいて、移動距離演算手段
9Cは(1)式、(18)式、(19)式のいずれかの
方法により求めた移動距離ΔLを用いてバックアップロ
ール1が1回転する間に圧延材3が移動した距離を次式
により演算する。
【0053】 LCAL =ΣΔL …(20) ただし、 LCAL :バックアップロールが1回転する間における圧
延材の移動距離野演算値[mm] Σ :バックアップロールが1回転する間における加
算 ΔL :1演算周期における圧延材の移動距離[mm] である。
【0054】一方、バックアップロール1が1回転する
間に圧延材3が移動する距離は、理論的に次式に求めら
れる。 LTHE =π・DBUR ・(1+f) …(21) ただし、 LTHE :バックアップロールが1回転する間における圧
延材の移動距離の理論値[mm] DBUR :バックアップロールの直径[mm] f :先進率[-] である。上記(20)式で得られた演算値は、(21)
式で求められた理論値に一致、あるいは、ある程度の範
囲内になければ、板速計7あるいは回転角検出器16な
どの誤差が大きいことを意味するため、このような場
合、制御を中止すべきである。移動距離演算手段9は次
式により制御を中止するか否かを判断する。
【0055】
【数7】 ただし、 aLL:下限値[-] aUL:上限値[-] である。
【0056】かくして、図6に示す第3の実施形態によ
れば、ロール偏芯による板厚への影響を低減し、さら
に、圧延の進行によるロール偏芯の変化にも対応するこ
とができることのほか、圧延材の移動距離の演算不良に
起因する制御精度の低下を未然に防止できる効果も得ら
れる。
【0057】図7は本発明に係る圧延機の板厚制御装置
の第4の実施形態の構成を適用対象である圧延機と併せ
て示したブロック図である。図中、図1と同一の要素に
は同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形
態はワークロール2、あるいは、ワークロール2に直結
された電動機の回転角の検出が可能な回転角検出器16
が設置されている場合、この回転角検出器16の出力に
基づいて圧延ロール回転角度演算手段10Bがバックア
ップロールの回転角を演算するように構成したものであ
る。この場合、圧延ロール回転角度演算手段10Bは次
式によりバックアップロール1の回転角を演算する。
【0058】
【数8】 ただし、 θBUR :バックアップロールの回転した角度[rad] θWR CAL :ワークロールの回転した角度[rad] DWR :ワークロールの直径[mm] DBUR :バックアップロールの直径 θWR CAL :電動機の回転した角度[rad] G :電動機をワークロールに結合する歯車装置の
ギア比 である。
【0059】ここで、ワークロール2の回転した角度θ
WR CAL 、あるいは、電動機の回転した角度θWR CAL は、
バックアップロール1が1回転する毎にクリアされ、回
転角検出器16が検出した値に基づいて、クリアした時
点からワークロール2、あるいは、電動機が回転した角
度を表す。
【0060】かくして、図7に示す第4の実施形態によ
れば、ワークロール2、あるいは、ワークロール2に直
結された電動機の回転角の検出が可能な回転角検出器1
6が設置されている場合にはこれを用いてバックアップ
ロールの回転角の検出することにより、ロール偏芯によ
る板厚への影響を低減し、さらに、圧延の進行によるロ
ール偏芯の変化にも対応することができる。
【0061】図8は本発明に係る圧延機の板厚制御装置
の第5の実施形態の構成を適用対象である圧延機と併せ
て示したブロック図である。図中、図1と同一の要素に
は同一の符号を付してその説明を省略する。この実施形
態は、バックアップロール1の回転角を直接検出しない
場合に、バックアップロール1やワークロール2の直径
の誤差等により、真のバックアップロール1の回転角と
差が生じてくることに対応するものである。
【0062】そこで、この実施形態はバックアップロー
ル1の特定の角度、例えば、図2における基準点を検出
する、近接スイッチなどの基準点検出器17を設け、こ
の基準点検出器17の出力に基づいて圧延ロール回転角
度演算手段10Cがバックアップロール1の回転角の演
算の学習を実施する。学習方法として種々考えられる
が、例えば、次式の学習係数を用いてバックアップロー
ル1の回転角を演算する。
【0063】
【数9】 ただし z[r]:バックアップロールのr回転後のの学習係数
[-] β :学習率[-] Δz :バックアップロールのr回転目における誤差
率[-] θBUR R :バックアップロールのr回転目の基準点検出
間におけるバックアップロールの回転角[rad] である。このとき、上記学習係数を用いてバックアップ
ロール1の回転角θBUR L は次式によって演算される。
【0064】
【数10】 かくして、図8に示した第5の実施形態によれば、バッ
クアップロールの回転角を直接検出しない場合に、真の
バックアップロールの回転角と差を生じる可能性があっ
ても、(27)式によって補正されるので、ロール偏芯
による板厚への影響を低減し、さらに、圧延の進行によ
るロール偏芯の変化にも対応することができる。
【0065】なお、上記、各実施形態では、板厚偏差入
力決定手段12で板厚計8の測定の遅れと信号の伝送や
演算による遅れを補償し、板厚偏差出力決定手段14で
圧下開度制御装置6の応答遅れを補償したが、板厚偏差
入力決定手段12で板厚計8の測定の遅れを補償し、板
厚偏差出力決定手段14で圧下開度制御装置6の応答遅
れと信号の伝送や演算による遅れを補償しても、上述し
たと同様の効果が得られる。
【0066】さらに、板厚偏差入力決定手段12にて一
括して板厚計8の測定の遅れと、圧下開度制御装置6の
応答遅れと、信号の伝送や演算による遅れを補償して
も、あるいは、板厚偏差出力決定手段14にて一括して
板厚計8の測定の遅れと、圧下開度制御装置6の応答遅
れと、信号の伝送や演算による遅れを補償しても、同様
な効果が得られ、特に、一括して補償する場合には、ソ
フトウェアの設計も容易化される利点もある。
【0067】また、上記説明中に用いた先進率fは圧延
速度等、圧延状況に合った先進率を用いることにより精
度をより一層向上させることができる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、圧延機の出側に設置された板厚計による
板厚測定値と、圧延ロールの回転角に基づいて板厚偏差
を抑制するように圧下開度制御装置の操作量を演算する
ため、キスロールをさせることが容易でない圧延機に対
してもロール偏芯による板厚への影響を低減し、さら
に、圧延の進行によるロール偏芯の変化にも対応できる
圧延機の板厚制御装置を提供することができる。
【0069】また、本発明によれば、圧延材板厚偏差の
オフセット量を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧延機の板厚制御装置の第1の実
施形態の構成を適用対象である圧延機と併せて示したブ
ロック図。
【図2】図1に示した第1の実施形態の動作を説明する
ために、バックアップロールの分割状態と分割番号を示
した説明図。
【図3】図1に示した第1の実施形態を構成する板厚偏
差入力決定手段のテーブルの構造説明図。
【図4】図1に示した第1の実施形態を構成する板厚偏
差記憶手段のテーブルの構造説明図。
【図5】本発明に係る圧延機の板厚制御装置の第2の実
施形態の構成を適用対象である圧延機と併せて示したブ
ロック図。
【図6】本発明に係る圧延機の板厚制御装置の第3の実
施形態の構成を適用対象である圧延機と併せて示したブ
ロック図。
【図7】本発明に係る圧延機の板厚制御装置の第4の実
施形態の構成を適用対象である圧延機と併せて示したブ
ロック図。
【図8】本発明に係る圧延機の板厚制御装置の第5の実
施形態の構成を適用対象である圧延機と併せて示したブ
ロック図。
【符号の説明】
1 バックアップロール 2 ワークロール 3 圧延材 5 回転角検出器 6 圧下開度制御装置 7 板速計 8 板厚計 9A,9B,9C 移動距離演算手段 10A,10B,10C 圧延ロール回転角度演算手段 11 板厚偏差演算手段 12 板厚偏差入力決定手段 13 板厚偏差記憶手段 14 板厚偏差出力決定手段 15 操作量演算手段 16 回転角検出器 17 基準点検出器 21,22 テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤 田 護 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 金 井 智 洋 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 手 塚 知 幸 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 関 口 邦 男 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 佐 藤 巧 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝エフエーシステムエンジニアリング株式 会社内 Fターム(参考) 4E024 AA07 EE01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機の出側に設置され、圧延材の板厚を
    測定する板厚計と、 前記圧延機から移動した圧延材の移動距離を演算する移
    動距離演算手段と、 圧延ロールの回転角を演算する圧延ロール回転角演算手
    段と、 前記板厚計による板厚測定値の目標値に対する板厚偏差
    を演算する板厚偏差演算手段と、 前記板厚偏差を前記圧延ロールの回転角毎に加算して記
    憶する板厚偏差記憶手段と、 前記圧延材の移動距離と前記圧延ロールの回転角とに基
    づいて前記板厚偏差を前記板厚偏差記憶手段に入力する
    入力タイミングを決定する板厚偏差入力決定手段と、 前記圧延ロールの回転角に基づいて前記板厚偏差記憶手
    段に記憶された板厚偏差を出力する出力タイミングを決
    定する板厚偏差出力決定手段と、 前記板厚偏差出力決定手段で決定された出力タイミング
    にて前記板厚偏差記憶手段に記憶された板厚偏差を取り
    出し、この板厚偏差を除去する前記圧延機の圧下開度制
    御装置の操作量を決定する操作量演算手段と、 を備えた圧延機の板厚制御装置。
  2. 【請求項2】前記板厚偏差入力決定手段は前記板厚計に
    よる測定の遅れと信号伝送や演算による遅れを補償して
    前記入力タイミングを決定し、前記板厚偏差出力決定手
    段は前記圧下開度制御装置の応答遅れを補償して前記出
    力タイミングを決定する請求項1に記載の圧延機の板厚
    制御装置。
  3. 【請求項3】前記板厚偏差入力決定手段は前記板厚計に
    よる測定の遅れを補償して前記入力タイミングを決定
    し、前記板厚偏差出力決定手段は前記圧下開度制御装置
    の応答遅れと信号伝送や演算による遅れを補償して前記
    出力タイミングを決定する請求項1に記載の圧延機の板
    厚制御装置。
  4. 【請求項4】前記板厚偏差入力決定手段は前記板厚計に
    よる測定の遅れと信号伝送や演算による遅れと前記圧下
    開度制御装置の応答遅れを補償して前記入力タイミング
    を決定する請求項1に記載の圧延機の板厚制御装置。
  5. 【請求項5】前記板厚偏差出力決定手段は前記板厚計に
    よる測定の遅れと信号伝送や演算による遅れと前記圧下
    開度制御装置の応答遅れを補償して前記出力タイミング
    を決定する請求項1に記載の圧延機の板厚制御装置。
  6. 【請求項6】前記圧延機の出側に圧延材の速度を検出す
    る板速計を設け、前記移動距離演算手段は前記板速計に
    よって測定された圧延材の速度に基づいて前記圧延機に
    より圧延された圧延材の移動距離を演算する請求項1乃
    至5のいずれかに記載の圧延機の板厚制御装置。
  7. 【請求項7】前記圧延機を駆動する電動機の回転角、又
    は、この電動機の回転に関連する圧延ロールの回転角を
    検出する回転角検出器を備え、前記移動距離演算手段は
    前記回転角検出器により測定された回転角と前記圧延ロ
    ールの直径と先進率を用いて前記圧延機により圧延され
    た圧延材の移動距離を演算する請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の圧延機の板厚制御装置。
  8. 【請求項8】圧延ロールの回転角を検出する回転角検出
    器、或いは前記圧延ロールの1回転を検出する基準点検
    出器を備え、前記移動距離演算手段は前記回転角検出器
    により測定された回転角と前記圧延ロールの直径と先進
    率を用いて前記圧延ロールの1回転する間の圧延材の移
    動距離を演算すると共に、この演算によって得られた移
    動距離と、前記圧延ロールの1回転する間の圧延材の移
    動距離との差が、予め設定された範囲内に含まれなけれ
    ば制御を中止する請求項1乃至5のいずれかに記載の圧
    延機の板厚制御装置。
  9. 【請求項9】前記圧延ロールの回転角を直接検出する回
    転角検出器を備え、前記圧延ロール回転角演算手段は前
    記回転角検出器により測定された回転角を前記圧延機の
    圧延ロールの回転角とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載の圧延機の板厚制御装置。
  10. 【請求項10】前記圧延機を駆動する電動機の回転角、
    又は、この電動機によって駆動される圧延ロールの回転
    角を検出する回転角検出器を備え、前記圧延ロール回転
    角演算手段は前記回転角検出器により測定された回転角
    と回転角を測定された前記圧延ロールの直径と他の任意
    の圧延ロールの直径とを用いて当該他の任意の圧延ロー
    ルの回転角を演算し、この他の任意の圧延ロールの回転
    角を前記圧延ロールの回転角とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の圧延機の板厚制御装置。
  11. 【請求項11】前記圧延ロールとしての所定のロールの
    1回転を検出する基準点検出手段を備え、前記基準点検
    出手段が前記所定のロールの基準点を検出したタイミン
    グで、前記圧延ロール回転角演算手段は前記所定のロー
    ルの回転角の演算の学習を行う請求項1乃至10のいず
    れかに記載の圧延機の板厚制御装置。
  12. 【請求項12】前記操作量演算手段は、前記圧延ロール
    の角速度に基づいて変化する係数を用いて、前記圧下開
    度制御装置の操作量を演算する請求項1乃至11のいず
    れかに記載の圧延機の板厚制御装置。
  13. 【請求項13】前記操作量演算手段は、演算された前記
    圧下開度制御装置の操作量が予め設定した範囲を超えた
    場合、その範囲の上限値又は下限値に設定する請求項1
    乃至12のいずれかに記載の圧延機の板厚制御装置。
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