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JP2001136809A - トラクタの外部油圧取出装置 - Google Patents

トラクタの外部油圧取出装置

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Publication number
JP2001136809A
JP2001136809A JP32284199A JP32284199A JP2001136809A JP 2001136809 A JP2001136809 A JP 2001136809A JP 32284199 A JP32284199 A JP 32284199A JP 32284199 A JP32284199 A JP 32284199A JP 2001136809 A JP2001136809 A JP 2001136809A
Authority
JP
Japan
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hydraulic
valve
tractor
take
external hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32284199A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hasegawa
浩一 長谷川
Koichiro Suga
公一郎 菅
Koji Minogata
宏次 箕形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP32284199A priority Critical patent/JP2001136809A/ja
Publication of JP2001136809A publication Critical patent/JP2001136809A/ja
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部油圧取出装置のメンテナンスを良くする
とともに、リフトアーム等との干渉をおさえる。 【解決手段】 リフトアーム9を有する油圧昇降装置1
0を構成する油圧ハウジング33に油路34を形成し、
この油路34に連通して外部油圧取出用バルブ35を油
圧ハウジング33上に備え、前記バルブ35は、左右の
リフトアーム9のいずれか一方側に片寄らせて配置され
ており、このバルブ35を経由した油圧取出し口35A
を前記一方側でかつ外向きに指向して備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの外部油
圧取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−59213号公報におい
て、「左右のリフトアームを有する油圧昇降装置を備え
ているトラクタに、外部油圧取出装置を装着したものに
おいて、油圧昇降装置を構成する油圧ハウジングに外部
油圧取出用の油路を形成し、該油路に連絡されている外
部油圧取出用のバルブを、前記油圧ハウジングの上部で
左右のリフトアーム間に設けていることを特徴とするト
ラクタの外部油圧取出装置。」が開示されている(従来
例)。
【0003】この従来例は、油圧ハウジングに外部油圧
取出用の油路を形成したことによって、配管部材が所謂
ムキ出し(露出)とならないし、バルブをリフトアーム
間に設けていることから、メンテナンスが容易になる等
々の利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例におい
ては、その有用性が認められるものの、次のような課題
があった。すなわち、トラクタは三点リンク等のリンク
装置手段(リンク直装手段)を介して各種作業機を着脱
自在に装着しており、このため、トラクタにはトップリ
ンク、この取付台(トップリンクブラケット)等が備え
られている。従来例においては、外部油圧取出し用のバ
ルブを経由した油圧取出し口が後方に延伸されていて、
この油圧取出し口に、油圧ホース等をカプラー等によっ
て接合・分離するものであった。
【0005】しかし、油圧ホース等は長尺でかつ可撓性
を有した弯曲形態で接続されているため、この油圧ホー
スがトップリンク、この取付台およびリフトアームと干
渉するという課題があった。そこで本発明は、前述した
従来例の有用性を確保しつつこの従来例の課題である油
圧ホースとの干渉を防止できるようにしたトラクタの外
部油圧取出装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラクタ2に
備えた左右のリフトアーム9間に、外部油圧取出装置1
のバルブ35を装着したものにおいて、前述の目的を達
成するために、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、請求項1に係る本発明は、前記バルブ35を経由し
た油圧取出し口35Aを、左右いずれかの一方側でかつ
外向きに指向して備えていることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、請求項2に係る本発明は、前記バル
ブ35は、左右のリフトアーム9のいずれか一方側に片
寄らせて配置されており、このバルブ35を経由した油
圧取出し口35Aを前記一方側でかつ外向きに指向して
備えていることを特徴とするものである。このような構
成を採用した請求項1および請求項2に係る本発明によ
れば、油圧取出口35Aに油圧ホースをカプラー等で接
合するときは、該取出口35Aに装着していた栓体を取
り外した後にトラクタ2の後方側から容易に油圧ホース
を接合することが可能となる。また、接合(連結)され
た油圧ホースは、リフトアーム9および/又はトップリ
ンク11A、この取付台(取付台装置)69と干渉する
おそれは少なくなり、ここに、リフトアーム9等の揚程
角(上下動範囲)は制約を受けることはない。
【0008】請求項1又は2において、前記油圧取出口
35Aは、一方のリフトアーム9とトップリンク取付台
69との間に備えられていることが推奨される(請求項
3)。このように油圧取出口35Aを、リフトアーム9
とトップリンク取付台69との間に備えることによっ
て、油圧ホースの接合・分離作業(取付口35Aに対す
る栓体の着脱も含む)がより一層簡易にできるのであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明すると、本発明に係る外部油圧
取出装置1を装備している2軸4車輪形のトラクタ2の
全容を示している図1において、当該トラクタ2は左右
の前輪3と左右の後輪4とを備え、前輪3は操向輪であ
るとともに駆動可能であり、ここに、四輪駆動トラクタ
とされているが、前輪3はこれに対する動力を断接して
二輪駆動(後輪駆動)にすることもできる。
【0010】トラクタ車体5は搭載エンジン6の後部に
クラックハウジング7Aを介してミッションケース7を
連設することで構成されており、エンジン6およびこの
前方に備えたラジエータ等のエンジン補器は天板を開閉
自在としたボンネット8で被われている。トラクタ車体
5の後部上面には、左右のリフトアーム9を有する油圧
昇降装置10が搭載されており、図では中央1本のトッ
プリンク11Aと左右のロワーリンク11Bとから構成
した三点リンク11によってロータリ作業機12を昇降
制御可能として着脱自在に装着している。
【0011】左右の後輪4はそれぞれその内側に立設さ
れている後輪フェンダ13で被われており、この左右の
後輪フェンダ13間に運転席14が配置されており、こ
の運転席14の前方に備えている操縦ハンドル15とに
よって運転操縦装置16が構成されており、当該装置1
6は左右の後輪フェンダ13を含んだ独立装着形(車体
5上に脱着自在に搭載したものをいう)のキャビン17
によって取囲まれている。キャビン17は左右一対の前
支柱18と、左右一対の後支柱19と、前・後支柱1
8,19の中間でかつ後支柱19側に寄った後輪フェン
ダ13から立上った中間支柱20と、空調装置(冷房、
暖房、冷・暖房、換気等)を有する天井部21とで箱形
に構成されていて該キャビン17の底部板(フロアーシ
ート)22は運転席14の装着部位22Aがその前方部
位22Bよりも一段高くなっている。
【0012】更に、キャビン17は、中間支柱20に備
えたピボット金具20Aを支点として開閉固定可能なド
ア23を備え、このドア23の開閉部位が昇降口とされ
ているとともにステップ24を備え、前後左右の底部に
備えている防振ゴム等による防振支持手段によってトラ
クタ車体6に搭載されている。また、キャビン17の後
支柱19は中間の屈折連結部19Aを介して逆くの字形
に形成されていて、該屈折連結部19Aがリフトアーム
9の回動支点(アーム軸)を横切る鉛直平面近傍に位置
することで、キャビン17の全体が前方(従来より約5
cm程)に相対的に位置して搭載され、トラクタ2全体
の重心が前方に転移されることになって、ロータリ作業
機12を昇降自在に装着しても前後重量バランスが良好
で、この結果としてトラクタ全体は軽量化され水田作業
に適応可能とされている。
【0013】図2(1),(2),(3)を参照する
と、トラクタ車体5は、クラッチハウジング7Aとミッ
ションケース7との間に中間ミッションケース7Bを介
在させているとともに、後輪フェンダ13上には、反射
板装置70が備えられている。すなわち、フェンダ13
の上面に前後方向に長い凹み(溝)を形成してこの凹み
にステー71が嵌入されて位置決めされかつボルト等で
着脱自在に取着されている。このステー71の後端は下
向に折曲されていてこの折曲部に平面視でコ字形の受筒
体72が固着されている。
【0014】反射板71Aは菱形又は五角形等としてそ
の反射面が形成されており、該反射板71Aの裏面(前
面)には差込みステー73が固着されており、この差込
みステー73を、受筒体72に上下方向から挿脱するこ
とによって反射板71Aをほぼ垂直姿勢でフェンダ13
の後方にて着脱自在に保持し、ここに、夜間走行時にお
ける後続車両等にトラクタ2の存在を報知している。更
に、図2(1)において、キャビン17における左右の
後支柱19は、後車軸ケース25にボルト止めされてい
るハット型支持台26に、ブラケット27と防振支持手
段28によってトラクタ車体5に搭載されており、後支
柱19の下端に固着している左右の下部体29が前方に
延伸されていて左右の前支柱18に連結されている。
【0015】すなわち、従来では左右の下部体29の後
底面29Aをハット型支持台26に防振支持手段28を
介して搭載していたのに対し、本発明の実施形態では、
後支柱19の下方部位を後車軸ケース25の前方側で上
下方向に位置させて該支柱19に固着したブラケット2
7と防振支持手段28を介してトラクタ車体5に搭載
し、ここに、キャビン17は従来よりも5cm程度前方
に位置し、後支柱19の下方部位が後上り傾斜であるこ
とから、キャビン17を従来より前方位置にしても居住
空間は確保し、また、キャビン17を従来よりも前方位
置に搭載したことから、トラクタ車体5の上面に着脱自
在に搭載固定した油圧昇降装置10をメンテナンスする
ときの持上げ空間30を確保しているのである。
【0016】油圧昇降装置10のヘッド部分10Aはフ
ロアーシート22の装着部位22Aで上方から被われて
おり、この装着部位22A上には、シート支持体31を
介して運転席14が装着されており、当該運転席14は
シート支持体31とともに装着部位22A上に着脱自在
であり、これら14,31を取外した状態で装着部位2
2Aに形成した開口窓を介して上方から油圧昇降装置1
0を車体5に固定している上下方向のボルトを締結弛緩
可能とし、ここに、油圧昇降装置10を車体5から上方
に上記空間30内で持上げて後方に抜き出すことで該油
圧昇降装置10をメンテナンス可能としている。
【0017】油圧昇降装置10の前方のミッションケー
ス7又は中間ミッションケース7A上には、エンジン6
によって駆動される油圧ポンプ装置32が設けられてお
り、該油圧ポンプ装置32は装着部位22Aによって被
われているとともに、該部位22Aに形成した開口窓を
介してヘッド部10Aとともにメンテナンスが可能とさ
れている。油圧ポンプ装置32はエンジン6の出力軸に
直結されたPTO推進軸を介して図外のギヤ等を介して
駆動されており、該油圧ポンプ装置32は通常(従来)
では、エンジン6の側面に設けられていたものを、ミッ
ションケース7上面に設けることにより、ミッションケ
ース7自体が作動油タンクも兼ねていることから、配管
部材を省略又は短尺化できるとともに、エンジン6の側
面に備えたときは前輪3の操向角に制限を与えていたの
を併せて解消しているのである。
【0018】また、フロアーシート22は装着部位22
Aを薄手板で構成し、前方部位22Bを厚手板で構成し
ており、これによっても、車体重心を前方に転移させて
いるのであり、装着部位22Aを薄手板で構成してもそ
の開口窓の周縁に固着しているシート支持体31のため
のステーによって強度は確保されているのである。図3
〜図5を参照すると、左右のリフトアーム9を有する油
圧昇降装置10に、本発明に係る外部油圧取出装置1を
装着した実施形態が示してあり、油圧昇降装置10を構
成する油圧ハウジング(油圧シリンダ本体)33に外部
油圧取出用の油路34が形成されており、該油路34に
連絡(連通)されている外部油圧取出用のバルブ35
を、前記油圧ハウジング33の上部で左右のリフトアー
ム9間に設けているのである。
【0019】具体的に説明すると、油圧ハウジング33
は鋳物製であって台座部36にミッションケース7に対
する取付孔36Aが形成されており、台座部36に膨出
形成した本体部37の後部左右壁にリフトアーム9のた
めのアーム軸38を回動自在に支持する左右ボス39が
形成されているとともに、本体部37の前内部には前上
り傾斜状としてシリンダチューブ40が内装され、この
シリンダチューブ40にピストンが摺動自在に嵌合され
ていてヘッド蓋41によってチューブ40の開口端が閉
塞されていて、この油圧ハウジング33がミッションケ
ース7の上面開口部を施蓋した状態での台座部36を上
下方向のボルトで着脱自在として搭載されている。
【0020】油圧ハウジング33の側壁(図では右側
壁)には、油圧ポンプ装置32からの作動油のための入
口(メイン)ポート42が形成されており、該ポート4
2は実質的にネジ管構成とされており、該ポート42に
配管が着脱自在として接続可能である。油圧ハウジング
33には、ドラフト制御弁装置43と水平制御弁装置4
4が左右に振分けられて装着されており、これら弁装置
43,44のための油路45、プライオリティバルブ4
6、リリーフバルブ47等が装着されているとともに、
トラクタ2にフロントローダを装着したときにはこのロ
ーダのための油圧取り出しポート48、ニュートラルポ
ート49およびドレンポート50等が具備されている。
【0021】ドラフト制御弁装置43は、上昇と下降の
ソレノイドバルブとパイロット切換バルブを一体化した
電磁パイロットバルブであり、図6で示すようにドラフ
トセンサ51、リフトアームセンサ52からの信号をコ
ントロールボックス53に送信し、このコントロールボ
ックス53からの制御信号でドラフト制御が自動的に可
能とされている。水平制御弁装置44は、トラクタ車体
5に備えている図6に示すローリングセンサ54の信号
をコントロールボックス53に送信し、三点リンク11
におけるリフトシリンダ(リフトロッド)55をストロ
ークセンサ56からの信号等によって制御するものであ
る。
【0022】図6において、コントロールボックス53
は、ドラフト・水平制御切換、ドラフト制御およびポジ
ション制御等のスイッチボックス57から各制御が設
定、切換自在であり、勿論ドラフト・ポジション制御に
ついてはマニアル操作も可能であり、このため、油圧シ
リンダ本体33の右側にはマニアル操作のための取付穴
が開口されており、この開口は自動制御(オートドラフ
ト制御)のときは着脱自在なカバーによって施蓋されて
いる。リフトアーム9には持上げ揚力(油圧力増強補
助)のための伸縮形油圧シリンダ(アシストシリンダ)
の取付孔9Aが形成されており、このアシストシリンダ
のための油圧取出口58がシリンダヘッド41に形成さ
れているとともに該ヘッド41には落下調整弁59が組
込まれている。
【0023】外部油圧取出用のバルブ35は、バルブケ
ース61に切換用スプール62を備えて構成されてお
り、該スプール62は揺動アーム63を介してプッシュ
プルケーブル64の操作力によって切換自在であり、油
圧取出部(油圧取出と戻りを含む)35Aは、この油圧
取出口に着脱自在な栓体を有し、実質的に油圧取出ホー
スを着脱自在とするクイックカプラー等を備えている。
この外部油圧取出用のバルブ35(バルブケース、スプ
ールを含む、以下同じ)は、油圧ハウジング33の上面
に、油路34と連通して直接装着することもできるが、
図示例では油路34と連通した連絡油路60Aを有する
スペーサ60を介在して油圧ハウジング33上部に着脱
自在に装着されている。
【0024】また、バルブ35はこれのひとつを装着し
ても良いが図示例では中間スペーサ65およびヘッドス
ペーサ66を介して複数個を上下方向に積み重ねてボル
ト67によって着脱自在として装着されており、油圧取
出部35Aは水平面上において後方に延伸されていて油
圧取出ホースの脱着が容易とされているのである。油圧
外部取出用のバルブ35に対する油路34が油圧ハウジ
ング33に形成されていることから、外部にむき出しの
配管は不要となり、スペーサ60、中間スペーサ(これ
にも油路がある)65を積み重ねるとき位置決めと重合
面のシールを確実にすることで油洩れは確実に防止でき
るのであり、また、左右のリフトアーム9間に設けられ
ていることから、リフトアーム9の昇降動作に油圧取出
ホースとともに支障とならないのである。
【0025】油圧ハウジング33には、その後立面にト
ーションバー(荷重感知部材であり、ドラフトセンサと
なる)68を有するトップリンク取付台装置69が装着
され、また、ミッションケース7に対する作動油の給油
プラグA等が備えられることから、図4および図5で示
すようにバルブ35は左右方向一方、図では左方向に偏
在して装着され、これによって三点リンク11を昇降動
作させたとき、バルブ35との干渉を少なくしており、
この結果として三点リンク11(左右のリフトアーム
9)の揚程角は充分に確保されているのである。
【0026】図3〜図5を参照してより具体的に説明す
ると、バルブ35はバルブケースにスプール62を水平
方向(水平面上)において摺動自在にとして横向に備え
られていて、該バルブ35を経由する油圧取出口(給排
を含む)35Aは、その管部が後方に延伸され、一方の
リフトアーム(図では左側)9とトップリンク取付台6
9との間にあって外向き(左外方)に指向されている。
更に、油圧取出口35Aがトップリンク取付台69より
も後方に延伸されていることから、油圧ホース等の着脱
作業が容易でありながら、トップリンク11Aとの干渉
もないのであり、トップリンク11Aはこれを車体5側
に起立させて保持具74にて支えている状態にしておく
ことで、取出口35Aに接続した油圧ホース等との干渉
もないのである。更に、バルブ35自体も左側のリフト
アーム9側に片寄って配置され、かつ、取出口35Aが
片寄り側に指向していることから、増々、干渉すること
がなく、しかも、油圧ホース等の着脱も容易となってい
るのである。
【0027】図7〜図13を参照すると、連絡通路60
Aを有するスペーサ60の詳細が図解されており、該ス
ペーサ60は油圧ハウジング33に対する着座部60B
に複数のボルト挿通孔60Cを有し、該着座部60Bに
ドレンポート50が形成されているとともに、ボルト挿
通孔60Cに挿通した上下方向のボルトによって油圧ハ
ウジング33の上面に着脱自在として装着されているこ
とから、油圧ハウジング33をトラクタ車体5に装着し
た状態でスペーサ60を介してバルブ35が脱着自在と
されているのである。
【0028】更に、スペーサ60にはバルブ35の取付
座60Dが膨出形成されており、この取付座60Dにバ
ルブ35が中間スペーサ65、ヘッドスペーサ66を介
してボルト67により着脱自在であり、このことから、
油圧ハウジング33にスペーサ60を装着した状態でバ
ルブ(バルブユニット)35を着脱自在であり、これに
よって、メンテナンスがより一層容易とされているので
ある。本発明の実施の形態は以上の通りであるが、本発
明は実施の形態について種々の変更は可能である。
【0029】例えば、キャビン15に代替してキャノピ
ー(日除け)を有するトラクタにも適用できるし、キャ
ビン、キャノピーを備えていないトラクタにも適用可能
である。また、バルブ35については図示した上下方向
だけでなく左右方向に積み重ねることもできる。更に、
ドラフト制御弁装置について、特に、オートドラフト制
御弁にあっては、メンテナンスの機会が多くなることか
ら、本発明についての適用意義が大であるけれども、マ
ニアル操作のドラフト制御弁についても意義がある。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、外
部油圧の取出しが容易でしかもメンテナンスも良好にで
きながら、リフトアーム、トップリンク等との干渉をな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外部油圧取出装置を備えたトラク
タの側面図である。
【図2】(1)はトラクタ後部の立面図、(2)は反射
鏡装置の背面図、(3)はその部分平面図である。
【図3】本発明に係る外部油圧取出装置を有する油圧昇
降装置の側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の要部背面図である。
【図6】油圧回路の構成図である。
【図7】スペーサの平面図である。
【図8】スペーサの正面図である。
【図9】スペーサの側面図である。
【図10】図7のA−A断面図である。
【図11】図7のB−B断面図である。
【図12】図7のD−D断面図である。
【図13】図7のE−E断面図である。
【符号の説明】
1 外部油圧取出装置 2 トラクタ 9 リフトアーム 10 油圧昇降装置 33 油圧ハウジング 34 油路 35 油圧取出用バルブ 35A 油圧取出口 69 トップリンク取付台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箕形 宏次 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B304 KA10 LA02 LA05 LB05 LB15 MA02 MB02 PD20 3D037 CA01 CB06 CB15 CB19 CB23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ(2)に備えた左右のリフトア
    ーム(9)間に、外部油圧取出装置(1)のバルブ(3
    5)を装着したものにおいて、 前記バルブ(35)を経由した油圧取出し口(35A)
    を、左右いずれかの一方側でかつ外向きに指向して備え
    ていることを特徴とするトラクタの外部油圧取出装置。
  2. 【請求項2】 トラクタ(2)に備えた左右のリフトア
    ーム(9)間に、外部油圧取出装置(1)のバルブ(3
    5)を装着したものにおいて、 前記バルブ(35)は、左右のリフトアーム(9)のい
    ずれか一方側に片寄らせて配置されており、このバルブ
    (35)を経由した油圧取出し口(35A)を前記一方
    側でかつ外向きに指向して備えていることを特徴とする
    トラクタの外部油圧取出装置。
  3. 【請求項3】 油圧取出口(35A)は、一方のリフト
    アーム(9)とトップリンク取付台(69)との間に備
    えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    トラクタの外部油圧取出装置。
JP32284199A 1999-11-12 1999-11-12 トラクタの外部油圧取出装置 Pending JP2001136809A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016060060A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2016077205A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両
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