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JP2001136051A - 片相変換回路 - Google Patents

片相変換回路

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Publication number
JP2001136051A
JP2001136051A JP31674299A JP31674299A JP2001136051A JP 2001136051 A JP2001136051 A JP 2001136051A JP 31674299 A JP31674299 A JP 31674299A JP 31674299 A JP31674299 A JP 31674299A JP 2001136051 A JP2001136051 A JP 2001136051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
amplifier
conversion circuit
output
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31674299A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Saito
典昭 齊藤
Katsuto Shimizu
克人 清水
Hiroyuki Yabuki
博幸 矢吹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31674299A priority Critical patent/JP2001136051A/ja
Priority to EP05012608A priority patent/EP1578012A3/en
Priority to DE60044314T priority patent/DE60044314D1/de
Priority to US09/487,849 priority patent/US6331804B1/en
Priority to EP00100978A priority patent/EP1022848B1/en
Publication of JP2001136051A publication Critical patent/JP2001136051A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波用の集積回路で利用される片相変換回
路における同相雑音除去能力の向上を目的とする。 【解決手段】 正相信号入力端子102、逆相信号入力
端子103から入力された両相信号は差動増幅器100
によって増幅され、トランジスタ107のコレクタ端子
には逆相出力が、トランジスタ108のコレクタ端子に
は正相出力が現れる。正相出力は負荷抵抗106を介し
て正相増幅器110でA倍に正相増幅され、逆相出力は
負荷抵抗105を介して逆相増幅器111で−A倍に逆
相増幅される。正相増幅器110及び逆相増幅器111
の出力は同振幅かつ同位相となっており、結合容量11
3、114で直流阻止するとともに加算することで、2
×A倍の信号を得ることができる。一方外部から印加さ
れた同相雑音成分は同振幅で逆位相となるため相殺され
出力に現れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種無線機器、通信
機器、測定器に必須である集積回路で利用される片相変
換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波集積回路内部では特性の均一なト
ランジスタが使用できるため、差動増幅器を中心に回路
が構成されており、内部信号は位相がそれぞれ180度
異なった両相信号形式で伝達されることが多い。両相信
号を用いると、各々の信号線に同時に印加された外来雑
音は除去されるという利点があるため、集積回路内部で
は、増幅器だけでなく、乗算器、発振器等もこの構成を
積極的に採用している。しかし、両相信号に対応したフ
ィルタを集積回路内部に構成しようとすると、必要なイ
ンダクタ、容量の面積は片相構成の2倍となるため、両
相信号を片相出力に変換する回路が必要になってくる。
片相変換回路としてはエミッタフォロア形式のバッファ
を差動増幅器の片側出力に接続する方法が一般的であ
る。
【0003】以下、従来の片相変換回路について説明す
る。
【0004】図9は従来の片相変換回路の構成を示す回
路図である。図9において、100は差動増幅器で、直
流電圧源104、エミッタがそれぞれ共通であるトラン
ジスタ107、108、トランジスタ108のコレクタ
側に接続された負荷抵抗106、トランジスタ107、
108のエミッタ側に接続された電流源109から構成
される。500はエミッタフォロワで、トランジスタ5
01、トランジスタ501のエミッタに接続された直流
電流源502から構成される。102は同相信号入力端
子、103は同相信号入力端子102と180度位相の
異なった信号が入力される逆相信号入力端子、112は
出力端子である。
【0005】以上のように構成された片相変換回路につ
いて、以下その動作について説明する。
【0006】まず、正相信号入力端子102、逆相信号
入力端子103から入力された両相信号が差動増幅器1
00によって増幅される。このとき、トランジスタ10
7のコレクタ端子には逆相出力が、トランジスタ108
のコレクタ端子には正相出力が現れる。この正相出力を
負荷抵抗106を介して取り出すことで、両相信号を片
相信号に変換できる。信号を取り出さないトランジスタ
107の負荷抵抗は省略するのが普通である。次にこの
正相出力を正相増幅器であるエミッタフォロワ500で
インピーダンス変換して取り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では両相出力の正相出力のみを取り出すため、消費電
流の半分が無駄になる。また、両相駆動の利点である同
相雑音の除去ができなくなるという課題があった。
【0008】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、両相出力の利点である同相雑音除去の特長を保ち
つつ、両相出力を効率的に片相出力に変換することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、正相入力信号を正相増幅器で増幅し、逆相
入力信号を逆相増幅器で増幅し、その出力をそれぞれ結
合容量を介して接続することで同相雑音除去の特長を保
ちつつ、両相出力を効率的に片相出力に変換することが
可能な構成としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、両相入力信号を片相信号に変換して出力する片相変
換回路において、入力信号を正相増幅する正相増幅器と
反転増幅する逆相増幅器からなり、前記正相増幅器と逆
相増幅器にそれぞれ逆相の信号を入力し、その出力をそ
れぞれ第1及び第2の結合容量を介して接続したことを
特徴とする片相変換回路であり、同相雑音除去の特長を
保ちつつ、両相出力を効率的に片相出力に変換するとい
う作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、正相増幅器をエ
ミッタフォロワ、逆相増幅器を利得1倍のエミッタ接地
増幅器とエミッタフォロワの直列接続により実現したこ
とを特徴とする請求項1記載の片相変換回路であり、請
求項1記載の作用に加え、回路規模を小さくできるとい
う作用を有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、正相増幅器及び
逆相増幅器を第1及び第2の片相入力差動増幅器で構成
し、前記正相増幅器は前記片相入力差動増幅器において
入力を容量接地された側のトランジスタのコレクタ端子
から、前記逆相増幅器は前記片相入力差動増幅器におい
て入力側のトランジスタのコレクタ端子からそれぞれ負
荷抵抗を介して出力を取り出したことを特徴とする請求
項1記載の片相変換回路であり、位相変換精度の高い差
動増幅器を使用することで請求項1記載の作用に加え、
同相雑音除去能力を高めるという作用を有する。
【0013】請求項4に記載の発明は、第1及び第2の
片相入力差動増幅器の負荷抵抗及び容量接地側入力端子
を共通としたことを特徴とする請求項3記載の片相変換
回路であり、請求項3の作用に加え、回路規模を小さく
できるという作用を有する。
【0014】請求項5に記載の発明は、出力にエミッタ
フォロワ回路を接続したことを特徴とする請求項1〜4
のいずれかに記載の片相変換回路であり、請求項1〜4
記載の作用に加え、低入力インピーダンス回路を駆動で
きるという作用を有する。
【0015】請求項6に記載の発明は、出力に1入力1
出力のフィルタを接続して片相でフィルタリング処理を
行った後、両相変換回路を用いて再び両相に変換したこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の片相変
換回路であり、請求項1〜5記載の作用に加え、後段で
再び両相信号駆動を可能とする作用を有する。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれかに記載の片相変換回路を用いた集積回路であ
り、両相信号を一度片相信号に変換してフィルタと接続
した後、再度両相信号に変換することで、集積回路の小
型化を実現するという作用を有する。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の集積回路を用いた無線機器であり、集積回路の小型化
を図ることで、無線機器全体の小型化を実現するという
作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は片相変換回路の回
路図を示す。図1において100は差動増幅器で、直流
電圧源104、エミッタがそれぞれ共通であるトランジ
スタ107、108、トランジスタ107、108のコ
レクタ側にそれぞれ接続された負荷抵抗105、10
6、トランジスタ107、108のエミッタ側に接続さ
れた直流電流源109から構成される。101は片相変
換回路で、例えば演算増幅器等で構成される利得A倍を
持つ正相増幅器110、利得−A倍を持つ逆相増幅器1
11、正相増幅器110及び逆相増幅器111の直流を
それぞれ阻止する結合容量113、114から構成され
る。102は同相信号入力端子、103は同相信号入力
端子102と180度位相の異なった信号が入力される
逆相信号入力端子、112は片相出力端子である。
【0020】以上のように構成された片相変換回路につ
いて、以下その動作について説明する。まず、正相信号
入力端子102、逆相信号入力端子103から入力され
た両相信号が差動増幅器100によって増幅される。動
作説明を簡単にするため、差動増幅器100の利得は1
倍とする。このとき、トランジスタ107のコレクタ端
子には逆相出力が、トランジスタ108のコレクタ端子
には正相出力が現れる。
【0021】この正相出力は負荷抵抗106を介して例
えば演算増幅器により構成される正相増幅器110でA
倍に正相増幅され、同じく逆相出力は負荷抵抗105を
介して例えば演算増幅器を用いた逆相増幅器111で−
A倍に逆相増幅される。この正相増幅器110及び逆相
増幅器111の出力は同振幅かつ同位相となっているた
め、この出力を結合容量113、114を介して直流阻
止するとともに接続し、加算することで、2×A倍の信
号を得ることができる。逆に、外部から印加された同相
雑音成分は同振幅で逆位相となるため、相殺され出力に
現れない。
【0022】以上のように本実施例によれば、正相入力
信号を正相増幅器で増幅し、逆相入力信号を逆相増幅器
で増幅し、その出力を直結することで同相雑音除去の特
長を保ちつつ、両相出力を効率的に片相出力に変換でき
る。
【0023】なお、差動増幅器100は両相出力形式を
とっていさえすれば、増幅器ではなくミキサ、発振器出
力でもよいことはいうまでもない。
【0024】(実施の形態2)図2は片相変換回路の回
路図を示す。図2において100〜114の番号を付し
た構成要素は実施の形態1で説明した図1の各部と同一
であるため説明は省略する。200、203、204は
増幅用トランジスタ、201、207は直流電流源、2
05は負荷抵抗、206は負荷抵抗205と抵抗値の等
しいエミッタ抵抗である。
【0025】以上のように構成された片相変換回路につ
いて、以下その動作について説明する。トランジスタ2
00、直流電流源201、直流阻止結合容量202はエ
ミッアフォロア構成であり、利得1倍の正相増幅器11
0となる。更にトランジスタ203、負荷抵抗205、
エミッタ抵抗206で構成されるエミッタ接地増幅器は
負荷抵抗205とエミッタ抵抗206の値が等しいた
め、利得1倍で逆相増幅を行うことができ、その出力を
トランジスタ204、電流源207からなるエミッタフ
ォロア回路で受けることで正相増幅器110と出力イン
ピーダンスが同一で利得1倍の逆相増幅器111を構成
できる。正相増幅器110に最小の回路構成で実現でき
るエミッタフォロア回路形式を、逆相増幅器111に最
小の回路構成で実現できるエミッタ接地形式とエミッタ
フォロア形式の直列接続を用いているため、演算増幅器
で実現する場合より回路形式を大幅に簡単化できる。以
下の動作は実施の形態1と同一であるため説明は省略す
る。
【0026】(実施の形態3)図3は片相変換回路の回
路図を示す。図3において100〜114の番号を付し
た構成要素は実施の形態1で説明した図1の各部と同一
であるため説明は省略する。300、301、310、
311は増幅用トランジスタ、304、314は直流電
流源、306、316はバイアス用電源、303、31
3はバイアス印加用抵抗、305、315は対接地容
量、302、312はそれぞれトランジスタ301、3
10のコレクタ端子に接続された負荷抵抗である。
【0027】以上のように構成された片相変換回路につ
いて、以下その動作について説明する。トランジスタ3
00、301、電流源304及びトランジスタ310、
311、電流源314はそれぞれ片相入力片相出力の差
動増幅器であり、その容量接地側入力端子すなわち、ト
ランジスタ301、311のベース端子はそれぞれ電圧
源306、316からバイアス印加用抵抗303、31
3を介してバイアス供給されるとともに対接地容量30
5、315により高周波接地されている。このとき正相
増幅器110として、トランジスタ301のコレクタ出
力から負荷抵抗302を介して正相出力をとりだす形
式、逆相増幅器111としてトランジスタ310のコレ
クタ出力から逆相出力を取り出す形式をとる。同一集積
回路内部ではトランジスタの特性が均一であるため、差
動増幅器の位相変換特性は非常に良好であり、エミッタ
フォロアで構成した場合より、同相雑音の除去能力に優
れた片相変換回路が実現できる。以下の動作は実施の形
態1と同一であるため説明は省略する。
【0028】(実施の形態4)図4は片相変換回路の回
路図を示す。図4において100〜112の番号を付し
た構成要素は実施の形態1で説明した図1の各部と、3
00〜302、304、310〜311、313〜31
6の番号を付した構成要素は実施の形態3で説明した図
3の各部と同一であるため説明は省略する。
【0029】以上のように構成された片相変換回路につ
いて、図3及び4を用いて以下その動作について説明す
る。図3における負荷抵抗302及び312を共通とす
ることで図4のように負荷抵抗312及び、正相増幅器
110及び逆相増幅器111の直流的な干渉を避けるた
めに必要であった結合容量307、317が不要にな
る。また、図3における接地側入力端子トランジスタ3
01及び311のベース端子を共通とすることで、図4
のようにバイアス電源306、バイアス印加用抵抗30
3、対接地容量305が不要になり、回路規模を大幅に
削減できる。
【0030】以下の動作は実施の形態1と同一であるた
め説明は省略する。
【0031】(実施の形態5)図5は片相変換回路の回
路図を示す。図5において500は、増幅用トランジス
タ501、電流源502から構成されるエミッタフォロ
ワである。100〜109、112の番号を付した構成
要素は実施の形態1で説明した図1の各部と、300〜
302、304、310〜311、313〜316の番
号を付した構成要素は実施の形態3で説明した図3の各
部と同一であるため説明は省略する。
【0032】以上のように構成された片相変換回路につ
いて、図5を用いて以下その動作について説明する。図
5において片相変換回路101の出力をエミッタフォロ
ワ500で受けることで低出力インピーダンスへの変換
が行われ、片相変換回路101が後段に接続される回
路、例えばフィルタ等の入力インピーダンスの影響を受
けにくくなる。
【0033】以下の動作は実施の形態1と同一であるた
め説明は省略する。
【0034】(実施の形態6)図6は片相変換回路の回
路図を示す。図6において600は1入力1出力構成の
バンドパスフィルタ、601は直流阻止結合容量60
4、エミッタを結合したトランジスタ605、606、
トランジスタ605、606のエミッタに接続された電
流源607、バイアス用電源611、バイアス印加用抵
抗609、610、対接地容量608、トランジスタ6
05、606のコレクタ端子にそれぞれ接続された負荷
抵抗602、603から構成される両相変換回路、61
2は逆相出力端子、613は正相出力端子である。10
0〜109の番号を付した構成要素は実施の形態1で説
明した図1の各部と同一であるため説明は省略する。
【0035】以上のように構成された片相変換回路につ
いて、図6を用いて以下その動作について説明する。図
6において、片相変換回路101によって片相変換され
た信号は1入力1出力形式のバンドパスフィルタによっ
て不要成分を除去される。次によく用いられる差動増幅
器回路形式を用いた両相変換回路に接続することで後段
の両相入力回路に信号を渡すことができる。バンドパス
フィルタ600を集積回路内に内蔵しようとした場合、
片相信号に変換することで両相信号に対応したフィルタ
と比較して、必要なインダクタ、容量の面積が半分です
むため、大幅に回路規模を削減できる。また、バンドパ
スフィルタ600を集積回路の外部で構成する場合にも
外部出力端子数が半分ですむという利点がある。
【0036】以下の動作は実施の形態1と同一であるた
め説明は省略する。なお、600はバンドパスフィルタ
としたが、その用途に応じてローパスフィルタでもハイ
パスフィルタでもノッチフィルタとしてもよいことはい
うまでもない。
【0037】(実施の形態7)図7は無線機器の送信系
において使用される集積回路のブロック結線図を示す。
図7において101は片相変換回路で実施の形態1で説
明した図1の片相変換回路と、601は両相変換回路で
実施の形態6で説明した図6の両相変換回路と同一であ
るため説明は省略する。700は直交変調器701、片
相変換回路101、ローパスフィルタ702、両相変換
回路601、アップミキサ703からなり、シリコンプ
ロセスにより集積された送信用の集積回路である。
【0038】以上のように構成された集積回路700に
ついて、図7を用いて以下その動作について説明する。
図7において直交変調器701は内部において両相動作
を行っており、変調波信号を両相で出力する。次に片相
変換回路101が両相信号を片相信号に変換し、ローパ
スフィルタ702がその高調波成分を除去する。ローパ
スフィルタ702の出力は両相変換器601により両相
信号に変換され、両相駆動のアップミキサ703に供給
される。
【0039】以下の動作は実施の形態6と同一であるた
め説明は省略する。
【0040】なお、本実施の形態においては無線機器の
送信系に用いる集積回路の例を挙げて説明したが、ダウ
ンミキサと組み合わせて受信系に用いても、発振器と組
み合わせて局部発振器系に用いて集積回路を構成しても
よいことはいうまでもない。
【0041】(実施の形態8)図8は無線機器のブロッ
ク結線図を示す。図8において101片相変換回路で実
施の形態1で説明した図1の片相変換回路と、601は
両相変換回路で実施の形態6で説明した図6の両相変換
回路と同一であり、700〜703は実施の形態7で説
明した図7の各部と同一であるため説明は省略する。8
00は第2局部発振器、801は第1局部発振器、80
3はアンテナ、804はスイッチ、805はバンドパス
フィルタ、806はパワーアンプ、807は低雑音アン
プ、808はバンドパスフィルタ、809はダウンミキ
サ、810はバンドパスフィルタ、811は直交復調器
である。
【0042】以上のように構成された無線機器につい
て、図8を用いて以下その動作について説明する。図8
において受信時はアンテナスイッチ804は低雑音アン
プ807側に切り替えられ、アンテナ803から入った
電波は低雑音アンプ807により低雑音増幅され、バン
ドパスフィルタ808により不要波除去される。次に第
1局部発振器801、ダウンミキサ809によりダウン
コンバートされ、バンドパスフィルタ810により帯域
制限され、最後に直交復調器811でベースバンド部へ
渡される。
【0043】一方、送信時はアンテナスイッチ804は
パワーアンプ側に切り替えられ、ベースバンドからわた
された信号は集積回路700、第1局部発振器801、
第2局部発振器800により変調、アップコンバートさ
れ、バンドパスフィルタ805により、不要波を除去さ
れてからパワーアンプ806により所望電力まで増幅さ
れ、アンテナ803より放射される。集積回路700が
小型化することにより、無線機器の小型化も図れる。
【0044】以下の動作は実施の形態7と同一であるた
め説明は省略する。
【0045】なお、本実施の形態においては無線機器に
おいて送信系に集積回路を用いた例を挙げて説明した
が、ダウンミキサと組み合わせて受信系を集積化した場
合にも、発振器と組み合わせて局部発振器系を集積化し
た場合にも適用できることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、正相入力
信号を正相増幅器で増幅し、逆相入力信号を逆相増幅器
で増幅し、その出力を結合容量を介して接続することで
同相雑音除去の特長を保ちつつ、両相出力を効率的に片
相出力に変換できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における片相変換回路の
回路図
【図2】本発明の実施の形態2における片相変換回路の
回路図
【図3】本発明の実施の形態3における片相変換回路の
回路図
【図4】本発明の実施の形態4における片相変換回路の
回路図
【図5】本発明の実施の形態5における片相変換回路の
回路図
【図6】本発明の実施の形態6における片相変換回路の
回路図
【図7】本発明の実施の形態7における片相変換回路の
ブロック結線図
【図8】本発明の実施の形態8における片相変換回路の
ブロック結線図
【図9】従来の片相変換回路の回路図
【符号の説明】
100 差動増幅器 101 片相変換回路 102 同相信号入力端子 103 逆相信号入力端子 104 直流電圧源 105、106 負荷抵抗 107、108 トランジスタ 109 直流電流源 110 正相増幅器 111 逆相増幅器 112 片相出力端子 113、114 結合容量 200 トランジスタ 201 直流電流源 203、204 トランジスタ 205 負荷抵抗 206 エミッタ抵抗 207 直流電流源 300、301 トランジスタ 302 負荷抵抗 303 バイアス印加用抵抗 304 直流電流源 305 対接地容量 306 バイアス電源 310、311 トランジスタ 312 負荷抵抗 313 バイアス印加用抵抗 314 直流電流源 315 対接地容量 316 バイアス電源 500 エミッタフォロワ 501 トランジスタ 502 直流電流源 600 バンドパスフィルタ 601 両相変換回路 602、603 負荷抵抗 604 結合容量 605、606 トランジスタ 607 直流電流源 608 対接地容量 609、610 バイアス印加用抵抗 611 バイアス電源 612 正相出力端子 613 逆相出力端子 700 集積回路 701 直交変調器 702 ローパスフィルタ 703 アップミキサ 800 第2局部発振器 801 第1局部発振器 803 アンテナ 804 スイッチ 805 バンドパスフィルタ 806 パワーアンプ 807 低雑音アンプ 808 バンドパスフィルタ 809 ダウンミキサ 810 バンドパスフィルタ 811 直交復調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢吹 博幸 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 5J098 AA02 AA11 AA14 AB03 AB12 AB31 AD11 AD24 5K004 AA05 AA08 FE02 FH01 JC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両相入力信号を片相信号に変換して出力
    する片相変換回路において、入力信号を正相増幅する正
    相増幅器と反転増幅する逆相増幅器とを有し、前記正相
    増幅器と逆相増幅器にそれぞれ逆相の信号を入力し、そ
    の出力をそれぞれ第1及び第2の結合容量を介して接続
    したことを特徴とする片相変換回路。
  2. 【請求項2】 正相増幅器をエミッタフォロワ、逆相増
    幅器を利得1倍のエミッタ接地増幅器とエミッタフォロ
    ワの直列接続により実現したことを特徴とする請求項1
    記載の片相変換回路。
  3. 【請求項3】 正相増幅器及び逆相増幅器を第1及び第
    2の片相入力差動増幅器で構成し、前記正相増幅器は前
    記片相入力差動増幅器において入力を容量接地された側
    のトランジスタのコレクタ端子から、前記逆相増幅器は
    前記片相入力差動増幅器において入力側のトランジスタ
    のコレクタ端子からそれぞれ負荷抵抗を介して出力を取
    り出したことを特徴とする請求項1記載の片相変換回
    路。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の片相入力差動増幅器の負
    荷抵抗及び容量接地側入力端子を共通としたことを特徴
    とする請求項3記載の片相変換回路。
  5. 【請求項5】 出力にエミッタフォロワ回路を接続した
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の片相
    変換回路。
  6. 【請求項6】 出力に1入力1出力のフィルタを接続し
    て片相でフィルタリング処理を行った後、両相変換回路
    を用いて再び両相に変換したことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の片相変換回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の片相変
    換回路を用いた集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の集積回路を用いた無線
    機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109645A (ja) * 2006-09-26 2008-05-08 Fujitsu Ltd 差動単相変換回路
JP2009284245A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Mitsubishi Electric Corp アクティブバラン回路
JP2012169836A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Fujitsu Semiconductor Ltd 差動単相変換回路
JP2013115241A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 駆動回路、及び、光送信装置

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