JP2001131503A - 感圧接着シート - Google Patents
感圧接着シートInfo
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- JP2001131503A JP2001131503A JP31363199A JP31363199A JP2001131503A JP 2001131503 A JP2001131503 A JP 2001131503A JP 31363199 A JP31363199 A JP 31363199A JP 31363199 A JP31363199 A JP 31363199A JP 2001131503 A JP2001131503 A JP 2001131503A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】接着剤の塗布面同士を接触し強圧で加圧したと
きには良好な接着性を示し、且つ接着剤の塗布面同士は
接触しているが弱圧で加圧された場合は接着しない。そ
して、強圧下で接着されたシートが光に曝された場合で
も接着力の低下をきたさないといった性質を有する感圧
接着シートを提供する。 【解決手段】基材の少なくとも片面に感圧接着剤層を有
し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧することによっ
て接着し得る感圧接着シートにおいて、感圧接着シート
が下記の条件Aを満足することを特徴とする感圧接着シ
ートである。 「条件A」感圧接着シートの感圧接着剤層面同士を対向
させ、20kg/cm2の圧力で接着して得た積層シー
トを得る。該積層シートをサンシャインウェザーメータ
ーで72時間処理した後の接着力をサンシャインウェザ
ーメーター処理前の接着力で割った値が0.5以上であ
ること。
きには良好な接着性を示し、且つ接着剤の塗布面同士は
接触しているが弱圧で加圧された場合は接着しない。そ
して、強圧下で接着されたシートが光に曝された場合で
も接着力の低下をきたさないといった性質を有する感圧
接着シートを提供する。 【解決手段】基材の少なくとも片面に感圧接着剤層を有
し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧することによっ
て接着し得る感圧接着シートにおいて、感圧接着シート
が下記の条件Aを満足することを特徴とする感圧接着シ
ートである。 「条件A」感圧接着シートの感圧接着剤層面同士を対向
させ、20kg/cm2の圧力で接着して得た積層シー
トを得る。該積層シートをサンシャインウェザーメータ
ーで72時間処理した後の接着力をサンシャインウェザ
ーメーター処理前の接着力で割った値が0.5以上であ
ること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感圧接着シートに
関するものである。更に詳しくは感圧接着剤の塗布面同
士を対向させ、弱い圧力(接着を意図としない圧力)で
は接着性せず、強圧(接着を意図とした圧力)で加圧し
たときにのみ良好な接着性を示す感圧接着シートに関す
る。
関するものである。更に詳しくは感圧接着剤の塗布面同
士を対向させ、弱い圧力(接着を意図としない圧力)で
は接着性せず、強圧(接着を意図とした圧力)で加圧し
たときにのみ良好な接着性を示す感圧接着シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、基材(シート)上に感圧接着剤を
塗布または印刷したものを、感圧接着剤の塗布または印
刷面同士を対向させ、加圧接合させることによって、葉
書、封筒、伝票等に加工するビジネスフォーム用の感圧
接着シートの需要が増加している。こうしたタイプの感
圧接着シートは、通常、接合の前工程で印刷、裁断、折
り曲げ等の加工が施されるが、この印刷方式に電子写真
方式のプリンターを使用する場合、感圧接着シートは潜
像を顕在化するトナーの定着段階で発熱体による加熱を
受けることになり、このとき感圧接着剤層が可塑化され
給紙ロール等に接着してミスフィード、紙詰まり等のト
ラブル発生原因となるという難点がある。また、該ビジ
ネスフォーム用の感圧接着シートを接合加工する前にZ
折りして重ねる場合に感圧接着剤の塗布面同士が不測の
接合を生じ易いという難点がある。また感圧接着剤の塗
布面と基材が接触する状態で保存した場合にもブロッキ
ングが生じ易く、取扱作業上問題となるという難点があ
る。
塗布または印刷したものを、感圧接着剤の塗布または印
刷面同士を対向させ、加圧接合させることによって、葉
書、封筒、伝票等に加工するビジネスフォーム用の感圧
接着シートの需要が増加している。こうしたタイプの感
圧接着シートは、通常、接合の前工程で印刷、裁断、折
り曲げ等の加工が施されるが、この印刷方式に電子写真
方式のプリンターを使用する場合、感圧接着シートは潜
像を顕在化するトナーの定着段階で発熱体による加熱を
受けることになり、このとき感圧接着剤層が可塑化され
給紙ロール等に接着してミスフィード、紙詰まり等のト
ラブル発生原因となるという難点がある。また、該ビジ
ネスフォーム用の感圧接着シートを接合加工する前にZ
折りして重ねる場合に感圧接着剤の塗布面同士が不測の
接合を生じ易いという難点がある。また感圧接着剤の塗
布面と基材が接触する状態で保存した場合にもブロッキ
ングが生じ易く、取扱作業上問題となるという難点があ
る。
【0003】これらの問題点に対し、特開昭61−34
552号公報、特開昭61−34552号公報、特開昭
61−34553号公報、特開昭61−34550号公
報、特開平2−151493号公報等において、感圧接
着剤に無機または有機の顔料、滑剤、離型剤等のブロッ
キング防止剤を添加する方法も提案されているが必ずし
も充分なものではなく、(イ)強圧接着性、(ロ)耐熱
性、(ハ)耐ブロッキング性を同時に満足させるものは
未だ得られていないのが現状である。さらに、該感圧接
着シートを数ケ月〜数年にわたって長期間保管すると接
着力が著しく低下したりする欠点があった。
552号公報、特開昭61−34552号公報、特開昭
61−34553号公報、特開昭61−34550号公
報、特開平2−151493号公報等において、感圧接
着剤に無機または有機の顔料、滑剤、離型剤等のブロッ
キング防止剤を添加する方法も提案されているが必ずし
も充分なものではなく、(イ)強圧接着性、(ロ)耐熱
性、(ハ)耐ブロッキング性を同時に満足させるものは
未だ得られていないのが現状である。さらに、該感圧接
着シートを数ケ月〜数年にわたって長期間保管すると接
着力が著しく低下したりする欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感圧接
着シートに使用されているゴム系の接着剤、特に天然ゴ
ムラテックスは、基本的な欠点として空気中の酸素、紫
外線などの影響で樹脂が老化する傾向があるため、感圧
接着シートに印刷する際に紫外線硬化型インクを硬化さ
せる目的で照射する紫外線で、接着力が低下してしま
う。この欠点を改良するためにアクリル化合物による変
性、紫外線吸収剤の配合などが試みられているが、充分
満足できるものは得られていない。
着シートに使用されているゴム系の接着剤、特に天然ゴ
ムラテックスは、基本的な欠点として空気中の酸素、紫
外線などの影響で樹脂が老化する傾向があるため、感圧
接着シートに印刷する際に紫外線硬化型インクを硬化さ
せる目的で照射する紫外線で、接着力が低下してしま
う。この欠点を改良するためにアクリル化合物による変
性、紫外線吸収剤の配合などが試みられているが、充分
満足できるものは得られていない。
【0005】本発明は、感圧接着シートの品質として、
接着剤の塗布面同士を接触し強圧(例えば20kg/
cm2以上の接着を意図とした圧力)で加圧したときに
は良好な接着性を示し、しかも、接着剤の塗布面同士
は接触しているが弱圧(例えば積み重ねた状態での自重
といった意図としない圧力程度)で加圧された場合は接
着しない、接着剤の塗布面と接着剤が塗布されていな
い基材面とは50kg/cm2程度の加圧をしても接着
しない、接着剤の塗布面が高温の物体に接触した場合
にも接着性、ブロッキング性を生じない、強圧下で接
着されたシートが光に曝された場合でも接着力の低下を
きたさない、ことを目的とするものである。
接着剤の塗布面同士を接触し強圧(例えば20kg/
cm2以上の接着を意図とした圧力)で加圧したときに
は良好な接着性を示し、しかも、接着剤の塗布面同士
は接触しているが弱圧(例えば積み重ねた状態での自重
といった意図としない圧力程度)で加圧された場合は接
着しない、接着剤の塗布面と接着剤が塗布されていな
い基材面とは50kg/cm2程度の加圧をしても接着
しない、接着剤の塗布面が高温の物体に接触した場合
にも接着性、ブロッキング性を生じない、強圧下で接
着されたシートが光に曝された場合でも接着力の低下を
きたさない、ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、サンシャインウェザ
ーメーターでの処理による接着力変化をある範囲内に制
御した接着剤層を用いることにより、耐光性に優れ、塗
工面のタックが少なく、良好な接着性を有し得ることを
見いだした。
を解決するため鋭意検討した結果、サンシャインウェザ
ーメーターでの処理による接着力変化をある範囲内に制
御した接着剤層を用いることにより、耐光性に優れ、塗
工面のタックが少なく、良好な接着性を有し得ることを
見いだした。
【0007】即ち本発明は、基材の少なくとも片面に感
圧接着剤層を有し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧
することによって接着し得る感圧接着シートにおいて、
感圧接着シートが下記の条件Aを満足することを特徴と
する感圧接着シート。 「条件A」感圧接着シートの感圧接着剤層面同士を対向
させ、20kg/cm2の圧力で接着して得た積層シー
トを得る。該積層シートをサンシャインウェザーメータ
ーで72時間処理した後の接着力をサンシャインウェザ
ーメーター処理前の接着力で割った値が0.5以上であ
ること。
圧接着剤層を有し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧
することによって接着し得る感圧接着シートにおいて、
感圧接着シートが下記の条件Aを満足することを特徴と
する感圧接着シート。 「条件A」感圧接着シートの感圧接着剤層面同士を対向
させ、20kg/cm2の圧力で接着して得た積層シー
トを得る。該積層シートをサンシャインウェザーメータ
ーで72時間処理した後の接着力をサンシャインウェザ
ーメーター処理前の接着力で割った値が0.5以上であ
ること。
【0008】なお、感圧接着剤層が、炭素数2〜10の
アルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル及び炭
素数1〜4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコキ
シエチルエステルからなる群から選ばれる少なくとも1
種をモノマー成分として70重量%以上含むアクリル系
共重合体と顔料を含有することが好ましい。
アルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル及び炭
素数1〜4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコキ
シエチルエステルからなる群から選ばれる少なくとも1
種をモノマー成分として70重量%以上含むアクリル系
共重合体と顔料を含有することが好ましい。
【0009】更に、本発明者らは、上記課題を解決する
ため鋭意検討した結果、カルボン酸又はその無水物を含
有するビニルモノマーを必須モノマー成分とする重合体
のアルカリ中和物の存在下で特定のアクリル系共重合体
エマルジョンを乳化重合したものを感圧接着剤として用
いるとことで、耐光性に優れ、塗工面のタックが少な
く、良好な接着性を有し得ることを見いだした。即ち、
第二の発明は、基材の少なくとも片面に感圧接着剤層を
有し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧することによ
って接着し得る感圧接着シートにおいて、前記感圧接着
剤層が、炭素数2〜10のアルキル基を有するアクリル
酸アルキルエステル及び炭素数1〜4のアルコキシ基を
有するアクリル酸アルコキシエチルエステルからなる群
から選ばれる少なくとも1種を70重量%以上含むモノ
マー成分を、カルボン酸又はその無水物を含有するビニ
ルモノマーを必須モノマー成分とする重合体のアルカリ
中和物の存在下で乳化重合して得られるアクリル系共重
合体エマルジョンと、顔料を配合した塗液を塗布、乾燥
して形成したことを特徴とする感圧接着シートである。
ため鋭意検討した結果、カルボン酸又はその無水物を含
有するビニルモノマーを必須モノマー成分とする重合体
のアルカリ中和物の存在下で特定のアクリル系共重合体
エマルジョンを乳化重合したものを感圧接着剤として用
いるとことで、耐光性に優れ、塗工面のタックが少な
く、良好な接着性を有し得ることを見いだした。即ち、
第二の発明は、基材の少なくとも片面に感圧接着剤層を
有し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧することによ
って接着し得る感圧接着シートにおいて、前記感圧接着
剤層が、炭素数2〜10のアルキル基を有するアクリル
酸アルキルエステル及び炭素数1〜4のアルコキシ基を
有するアクリル酸アルコキシエチルエステルからなる群
から選ばれる少なくとも1種を70重量%以上含むモノ
マー成分を、カルボン酸又はその無水物を含有するビニ
ルモノマーを必須モノマー成分とする重合体のアルカリ
中和物の存在下で乳化重合して得られるアクリル系共重
合体エマルジョンと、顔料を配合した塗液を塗布、乾燥
して形成したことを特徴とする感圧接着シートである。
【0010】更に、本発明者等は、感圧接着シートに適
した感圧接着剤について研究を行ったところ、アクリル
系共重合体エマルジョンのガラス転移温度は−50〜0
℃が適していることがわかった。また、感圧接着剤層
が、アクリル系共重合体エマルジョンの固形分100重
量部に対して顔料を5〜500重量部配合してなること
が好ましい。
した感圧接着剤について研究を行ったところ、アクリル
系共重合体エマルジョンのガラス転移温度は−50〜0
℃が適していることがわかった。また、感圧接着剤層
が、アクリル系共重合体エマルジョンの固形分100重
量部に対して顔料を5〜500重量部配合してなること
が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の感圧接着シートは、感圧
接着剤の塗布面同士を対向させ、弱い圧力(意図としな
い圧力)では接着性せず、強圧(接着を意図とした圧
力、例えば20kg/cm2以上)で加圧したときに良
好な接着性を示す感圧接着シートに関する。
接着剤の塗布面同士を対向させ、弱い圧力(意図としな
い圧力)では接着性せず、強圧(接着を意図とした圧
力、例えば20kg/cm2以上)で加圧したときに良
好な接着性を示す感圧接着シートに関する。
【0012】第一の発明は、耐光性に優れ、塗工面のタ
ックが少なく、良好な接着性をする感圧接着シートを得
るために、感圧接着シートの感圧接着剤層面同士を対向
させ、20kg/cm2の圧力で接着して得た積層シー
トの、サンシャインウェザーメーター処理前後の接着力
比(サンシャインウェザーメーター処理後の接着力/サ
ンシャインウェザーメーター処理前の接着力)が0.5
以上となる感圧接着剤層を形成することが特徴である。
因みに処理前後の接着力比が0.5未満であると、40
kg/cm2以上といった更に強い圧力で接着した積層
シートであっても屋外で長時間使用された場合、簡単に
剥がれてしまうという致命的な欠点となる。従って、処
理前後の接着力比が0.5以上である必要がある。好ま
しくは処理前後の接着力比の値が0.7以上、より好ま
しくは0.89以上である。アクリル系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデ
ン系樹脂、合成ゴム系樹脂、天然ゴム系樹脂などの感圧
接着剤と顔料などを配合して形成され、上記の条件を満
足する感圧接着剤層であれば特に限定するものではな
い。
ックが少なく、良好な接着性をする感圧接着シートを得
るために、感圧接着シートの感圧接着剤層面同士を対向
させ、20kg/cm2の圧力で接着して得た積層シー
トの、サンシャインウェザーメーター処理前後の接着力
比(サンシャインウェザーメーター処理後の接着力/サ
ンシャインウェザーメーター処理前の接着力)が0.5
以上となる感圧接着剤層を形成することが特徴である。
因みに処理前後の接着力比が0.5未満であると、40
kg/cm2以上といった更に強い圧力で接着した積層
シートであっても屋外で長時間使用された場合、簡単に
剥がれてしまうという致命的な欠点となる。従って、処
理前後の接着力比が0.5以上である必要がある。好ま
しくは処理前後の接着力比の値が0.7以上、より好ま
しくは0.89以上である。アクリル系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデ
ン系樹脂、合成ゴム系樹脂、天然ゴム系樹脂などの感圧
接着剤と顔料などを配合して形成され、上記の条件を満
足する感圧接着剤層であれば特に限定するものではな
い。
【0013】中でも、感圧接着剤層が、炭素数2〜10
のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル及び
炭素数1〜4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコ
キシエチルエステルからなる群から選ばれる少なくとも
1種をモノマー成分として70重量%以上含むアクリル
系共重合体と顔料を含有することが良好な接着性を有す
るので好ましい。特に、以下に述べる第二の発明の感圧
接着剤を採用することが、耐光性に優れ、塗工面のタッ
クが少なく、良好な接着性を示すので好ましい。
のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル及び
炭素数1〜4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコ
キシエチルエステルからなる群から選ばれる少なくとも
1種をモノマー成分として70重量%以上含むアクリル
系共重合体と顔料を含有することが良好な接着性を有す
るので好ましい。特に、以下に述べる第二の発明の感圧
接着剤を採用することが、耐光性に優れ、塗工面のタッ
クが少なく、良好な接着性を示すので好ましい。
【0014】第二の発明の感圧接着シートにおいて使用
される感圧接着剤としては、炭素数2〜10のアルキル
基を有するアクリル酸アルキルエステル及び炭素数1〜
4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコキシエチル
エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種を70
重量%以上含むモノマー成分を、カルボン酸又はその無
水物を含有するビニルモノマーを必須モノマー成分とす
る重合体のアルカリ中和物存在下で、乳化重合して得ら
れるアクリル系共重合体エマルジョンからなるものを使
用する。この感圧接着剤および顔料を配合した塗液を塗
布、乾燥することにより感圧接着剤層を形成することが
できる。
される感圧接着剤としては、炭素数2〜10のアルキル
基を有するアクリル酸アルキルエステル及び炭素数1〜
4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコキシエチル
エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種を70
重量%以上含むモノマー成分を、カルボン酸又はその無
水物を含有するビニルモノマーを必須モノマー成分とす
る重合体のアルカリ中和物存在下で、乳化重合して得ら
れるアクリル系共重合体エマルジョンからなるものを使
用する。この感圧接着剤および顔料を配合した塗液を塗
布、乾燥することにより感圧接着剤層を形成することが
できる。
【0015】炭素数2〜10のアルキル基を有するアク
リル酸アルキルエステルとしては、例えばアクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソノ
ニル、アクリル酸デシルなどを挙げることがでる。炭素
数1〜4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコキシ
エチルエステルとしては、アクリル酸2−メトキシエチ
ル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−ブ
トキシエチルなどを挙げることができる。アルキル基あ
るいはアルコキシ基の炭素数が大きくなるほど接着性は
向上するが、一方では塗工面のタックが強くなる傾向が
ある。これらにあって特に好ましいのは、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシルおよびアクリル酸2−メトキシエチルである。
リル酸アルキルエステルとしては、例えばアクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソノ
ニル、アクリル酸デシルなどを挙げることがでる。炭素
数1〜4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコキシ
エチルエステルとしては、アクリル酸2−メトキシエチ
ル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−ブ
トキシエチルなどを挙げることができる。アルキル基あ
るいはアルコキシ基の炭素数が大きくなるほど接着性は
向上するが、一方では塗工面のタックが強くなる傾向が
ある。これらにあって特に好ましいのは、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシルおよびアクリル酸2−メトキシエチルである。
【0016】第二の発明では、モノマー成分として、上
記したアクリル系モノマーを全モノマーの70重量%以
上用いることが重要である。70重量%未満であると自
着性が低下する傾向にある。これらのアクリル系モノマ
ーの他に、該アクリル系モノマーと共重合可能なビニル
モノマーを、全モノマー量の30重量%未満の範囲で用
いることができる。
記したアクリル系モノマーを全モノマーの70重量%以
上用いることが重要である。70重量%未満であると自
着性が低下する傾向にある。これらのアクリル系モノマ
ーの他に、該アクリル系モノマーと共重合可能なビニル
モノマーを、全モノマー量の30重量%未満の範囲で用
いることができる。
【0017】かかる共重合可能なビニルモノマーとして
は、例えば、酢酸ビニル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチル、スチレン、アクリ
ロニトリル等のホモポリマーのガラス転移温度(Tg)
が30℃以上になるモノマーを用いれば、これらモノマ
ーを併用することによって、重合体のタックを低減する
ことができる。また、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸等のカルボキシル基を有するビニル
モノマーや、アクリルアミド、メタクリルアミド等のア
ミド基を有するビニルモノマー、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等のN−メ
チロール基を有するビニルモノマー等親水性のビニルモ
ノマーを用いれば得られるエマルジョンをより安定化す
ることができる。
は、例えば、酢酸ビニル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチル、スチレン、アクリ
ロニトリル等のホモポリマーのガラス転移温度(Tg)
が30℃以上になるモノマーを用いれば、これらモノマ
ーを併用することによって、重合体のタックを低減する
ことができる。また、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸等のカルボキシル基を有するビニル
モノマーや、アクリルアミド、メタクリルアミド等のア
ミド基を有するビニルモノマー、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等のN−メ
チロール基を有するビニルモノマー等親水性のビニルモ
ノマーを用いれば得られるエマルジョンをより安定化す
ることができる。
【0018】前記モノマーを構成成分としたアクリル共
重合体エマルジョンは、カルボン酸又はその無水物を含
有するビニルモノマーをモノマー成分とする重合体のア
ルカリ中和物存在下で乳化重合することにより接着性と
低タック性との両立が計れる。カルボン酸又はその無水
物を含有するビニルモノマーを成分とする重合体のアル
カリ中和物は乳化重合の際の乳化剤として用いられ、乳
化重合を円滑に進行させ、得られたエマルジョンを安定
に保つ作用をするものであり、更に、それ自体が凝集力
を有し、得られる皮膜の自己接着性を増強するものと考
えられ、従来用いられている低分子量乳化剤のような接
着阻害が少なく接着性と低タック性のバランスのとれた
ものとなる。
重合体エマルジョンは、カルボン酸又はその無水物を含
有するビニルモノマーをモノマー成分とする重合体のア
ルカリ中和物存在下で乳化重合することにより接着性と
低タック性との両立が計れる。カルボン酸又はその無水
物を含有するビニルモノマーを成分とする重合体のアル
カリ中和物は乳化重合の際の乳化剤として用いられ、乳
化重合を円滑に進行させ、得られたエマルジョンを安定
に保つ作用をするものであり、更に、それ自体が凝集力
を有し、得られる皮膜の自己接着性を増強するものと考
えられ、従来用いられている低分子量乳化剤のような接
着阻害が少なく接着性と低タック性のバランスのとれた
ものとなる。
【0019】カルボン酸又はその無水物を含有するビニ
ルモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸等を例示できる。これらのモノ
マーは、単独または組み合わせて用いることが出来る。
ルモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸等を例示できる。これらのモノ
マーは、単独または組み合わせて用いることが出来る。
【0020】また、必要に応じて上記モノマーと共重合
可能な他のビニル系モノマー例えば、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸アルキル
エステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等の
(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、(メタ)アク
リロニトリル、アクリルアミド等の(メタ)アクリルア
ミド誘導体、ビニルスルホン酸ソーダ、スチレンスルホ
ン酸ソーダ等のスルホン酸系モノマー、マレイン酸ジブ
チル、マレイン酸ジオクチル等のマレイン酸エステル、
酢酸ビニル、スチレン等も使用し得る。
可能な他のビニル系モノマー例えば、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸アルキル
エステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等の
(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、(メタ)アク
リロニトリル、アクリルアミド等の(メタ)アクリルア
ミド誘導体、ビニルスルホン酸ソーダ、スチレンスルホ
ン酸ソーダ等のスルホン酸系モノマー、マレイン酸ジブ
チル、マレイン酸ジオクチル等のマレイン酸エステル、
酢酸ビニル、スチレン等も使用し得る。
【0021】カルボン酸又はその無水物を含有するモノ
マーを成分とする重合体の内で、本発明において好適に
使用し得るものとしては、ポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体、(メタ)アクリル酸−スチレン
共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル−スチレン共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、およびそのエステル化物等を例示す
ることが出来る。これら重合体の酸価は200以上であ
ることが得られるエマルジョンの重合安定性、低タック
性、自着性の観点から好ましい。
マーを成分とする重合体の内で、本発明において好適に
使用し得るものとしては、ポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体、(メタ)アクリル酸−スチレン
共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル−スチレン共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、およびそのエステル化物等を例示す
ることが出来る。これら重合体の酸価は200以上であ
ることが得られるエマルジョンの重合安定性、低タック
性、自着性の観点から好ましい。
【0022】カルボン酸又はその無水物を含有するモノ
マーを成分とする重合体に含まれるカルボキシル基は、
その一部又は全部を中和してアルカリ中和塩の形で用い
られる。中和に用いられるアルカリ化合物としては、モ
ノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、
モノエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、モ
ルホリン等のアミン化合物、アンモニア、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等の無機アルカリ化合物を例示出
来る。中和の程度は30%以上とすればよく、中和度が
これを下回ると安定なエマルジョンが生成しないので好
ましくない。
マーを成分とする重合体に含まれるカルボキシル基は、
その一部又は全部を中和してアルカリ中和塩の形で用い
られる。中和に用いられるアルカリ化合物としては、モ
ノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、
モノエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、モ
ルホリン等のアミン化合物、アンモニア、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等の無機アルカリ化合物を例示出
来る。中和の程度は30%以上とすればよく、中和度が
これを下回ると安定なエマルジョンが生成しないので好
ましくない。
【0023】上記カルボン酸又はその無水物を含有する
モノマーを成分とする重合体のアルカリ中和物の使用量
は、モノマー全量に対して0.1〜20重量%程度とす
ればよく、好ましくは0.2〜10重量%とすればよ
い。この範囲より少ないとタックが強くなり、多くなる
と自着性が低下するので好ましくない。
モノマーを成分とする重合体のアルカリ中和物の使用量
は、モノマー全量に対して0.1〜20重量%程度とす
ればよく、好ましくは0.2〜10重量%とすればよ
い。この範囲より少ないとタックが強くなり、多くなる
と自着性が低下するので好ましくない。
【0024】カルボン酸又はその無水物を含有するモノ
マーを成分とする重合体のアルカリ中和物は、例えば、
水中、親水性有機溶媒中、又は水と親水性有機溶媒との
混合液中において、当該モノマーをラジカル重合開始剤
を用いて重合するとか、あるいは、モノマー成分を酸素
存在下、高温でバルク重合して、アルカリ中和すること
により得られる。
マーを成分とする重合体のアルカリ中和物は、例えば、
水中、親水性有機溶媒中、又は水と親水性有機溶媒との
混合液中において、当該モノマーをラジカル重合開始剤
を用いて重合するとか、あるいは、モノマー成分を酸素
存在下、高温でバルク重合して、アルカリ中和すること
により得られる。
【0025】本発明では、乳化重合に際して、カルボン
酸又はその無水物を含有するモノマーを成分とする重合
体のアルカリ中和物と併用して、通常の乳化重合に用い
られる一般的な乳化剤を用いることが出来る。但し、こ
れらの乳化物の使用量が多すぎると、得られたエマルジ
ョン皮膜の表面に乳化剤が移行して自己接着性を低下さ
せるので、全モノマー量に対して3重量%以下とすべき
である。このような乳化剤の例としては、以下のものを
あげることができる。
酸又はその無水物を含有するモノマーを成分とする重合
体のアルカリ中和物と併用して、通常の乳化重合に用い
られる一般的な乳化剤を用いることが出来る。但し、こ
れらの乳化物の使用量が多すぎると、得られたエマルジ
ョン皮膜の表面に乳化剤が移行して自己接着性を低下さ
せるので、全モノマー量に対して3重量%以下とすべき
である。このような乳化剤の例としては、以下のものを
あげることができる。
【0026】アニオン性乳化剤:オレイン酸カリウム、
ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、アルカンスルホン酸ナトリウム、アルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコ
ハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルアリル
エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルア
リルエーテル硫酸エステルなど。
ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、アルカンスルホン酸ナトリウム、アルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコ
ハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルアリル
エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルア
リルエーテル硫酸エステルなど。
【0027】ノニオン性乳化剤:ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンブロック
ポリマー、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなど。
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンブロック
ポリマー、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなど。
【0028】カチオン性乳化剤:ステアリルアミン塩酸
塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、トリ
メチルオクタデシルアンモニウムクロライドなど。
塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、トリ
メチルオクタデシルアンモニウムクロライドなど。
【0029】両イオン性乳化剤:ラウリルベタイン、ラ
ウリルジメチルアミンオキサイドなど。
ウリルジメチルアミンオキサイドなど。
【0030】また、分子構造中に重合性の2重結合を有
する、いわゆる反応性乳化剤は、重合体と結合して乳化
剤の移行が抑制され、自己接着性を低下させることが少
ないので特に好ましい。斯かる反応性乳化剤の例として
は、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フ
マル酸、アリルアルコール、等のアルキレンオキサイド
付加物、更にはそれらのスルホン化物、リン酸エステル
化物、スチレンスルホン酸塩等があげられる。反応性乳
化剤の使用量は、全モノマーに対して、通常20重量%
以下、好ましくは10重量%以下である。該反応性乳化
剤の例としては、旭電化工業(株)製「アデカソープS
E−10N」、花王(株)製「ラムテールS−18
0」、三洋化成工業(株)製「エレミノールJS−
2」、第一工業製薬(株)製「アクアロンHS−1
0」、日本乳化剤(株)製「アントックスMS−60」
などが挙げられる。
する、いわゆる反応性乳化剤は、重合体と結合して乳化
剤の移行が抑制され、自己接着性を低下させることが少
ないので特に好ましい。斯かる反応性乳化剤の例として
は、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フ
マル酸、アリルアルコール、等のアルキレンオキサイド
付加物、更にはそれらのスルホン化物、リン酸エステル
化物、スチレンスルホン酸塩等があげられる。反応性乳
化剤の使用量は、全モノマーに対して、通常20重量%
以下、好ましくは10重量%以下である。該反応性乳化
剤の例としては、旭電化工業(株)製「アデカソープS
E−10N」、花王(株)製「ラムテールS−18
0」、三洋化成工業(株)製「エレミノールJS−
2」、第一工業製薬(株)製「アクアロンHS−1
0」、日本乳化剤(株)製「アントックスMS−60」
などが挙げられる。
【0031】アクリル共重合体エマルジョンのガラス転
移温度(Tg)は−50〜0℃の範囲に調節することが
好ましい。−50℃より低いと塗工面のタックが強くな
りすぎる。逆に0℃を越えると自着性が低下する傾向が
ある。本発明における共重合体のガラス転移温度(T
g)は、示差走査型熱量計、たとえばセイコー電子工業
(株)製DSC22によって測定した値である。
移温度(Tg)は−50〜0℃の範囲に調節することが
好ましい。−50℃より低いと塗工面のタックが強くな
りすぎる。逆に0℃を越えると自着性が低下する傾向が
ある。本発明における共重合体のガラス転移温度(T
g)は、示差走査型熱量計、たとえばセイコー電子工業
(株)製DSC22によって測定した値である。
【0032】本発明におけるアクリル系共重合体エマル
ジョンを製造するための乳化重合は常法により行えば良
い。すなわち、カルボン酸またはその無水物を含有する
モノマーを成分とする重合体のアルカリ中和物存在下に
おいて、水媒体中で攪拌下に所定温度でモノマー及び重
合開始剤を一括で、または分割して、あるいは連続的に
供給することにより行われる。モノマーはそのままであ
るいは水と乳化剤によりモノマーエマルジョンの状態で
供給される。モノマーの濃度は仕込量の全量に対し、通
常30〜70重量%、好ましくは35〜65重量%、さ
らに好ましくは45〜65重量%である。
ジョンを製造するための乳化重合は常法により行えば良
い。すなわち、カルボン酸またはその無水物を含有する
モノマーを成分とする重合体のアルカリ中和物存在下に
おいて、水媒体中で攪拌下に所定温度でモノマー及び重
合開始剤を一括で、または分割して、あるいは連続的に
供給することにより行われる。モノマーはそのままであ
るいは水と乳化剤によりモノマーエマルジョンの状態で
供給される。モノマーの濃度は仕込量の全量に対し、通
常30〜70重量%、好ましくは35〜65重量%、さ
らに好ましくは45〜65重量%である。
【0033】重合開始剤としては一般に用いられている
ラジカル重合開始剤、たとえば、過硫酸アンモニウム、
過硫酸カリウムなどの過硫酸塩、2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)などのアゾ系重合開始剤、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイドなどの過酸化物系重合開
始剤などが挙げられる。重合開始剤の使用量は、重合性
モノマー全量に対して、通常0.05〜5重量%、好ま
しくは0.05〜4重量%、さらに好ましくは0.05
〜3重量%である。
ラジカル重合開始剤、たとえば、過硫酸アンモニウム、
過硫酸カリウムなどの過硫酸塩、2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)などのアゾ系重合開始剤、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイドなどの過酸化物系重合開
始剤などが挙げられる。重合開始剤の使用量は、重合性
モノマー全量に対して、通常0.05〜5重量%、好ま
しくは0.05〜4重量%、さらに好ましくは0.05
〜3重量%である。
【0034】また、重合開始剤と併用して還元剤を使用
することもできる。還元剤の例としては次亜硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドナトリウ
ムスルホキシラートなどが挙げられる。還元剤の使用量
は、重合開始剤に対して重量比で、通常1/10〜1/
1の範囲で用いられる。
することもできる。還元剤の例としては次亜硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドナトリウ
ムスルホキシラートなどが挙げられる。還元剤の使用量
は、重合開始剤に対して重量比で、通常1/10〜1/
1の範囲で用いられる。
【0035】反応時間は、通常1〜16時間、好ましく
は2〜8時間であり、重合時の反応温度は通常20〜9
0℃、好ましくは20〜80℃の範囲である。
は2〜8時間であり、重合時の反応温度は通常20〜9
0℃、好ましくは20〜80℃の範囲である。
【0036】乳化重合で得られたアクリル系共重合体エ
マルジョンを感圧接着シート用接着剤層として使用する
場合には、塗工面同士を20kg/cm2以上の強圧で
圧着することにより接着可能であり、接着剤層の耐熱
性、耐ブロッキング性をより向上させるために顔料を添
加させるものである。添加させる顔料としては無機顔
料、有機顔料が挙げられるが、具体的にはデンプン[コ
−ンスターチ、小麦デンプンなど]、炭酸カルシウム、
シリカ、カオリン、クレー、タルク、水酸化アルミニウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、シラスバルーン、メラミン
樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子などが例示でき、
単独あるいは併用することができる。顔料の平均粒子径
は1〜30μmのものが好ましく、顔料の配合量は、ア
クリル共重合体エマルジョン中のアクリル系共重合体の
固形分100重量部に対して、通常5〜500重量部、
好ましくは5〜450重量部、さらに好ましくは10〜
400重量部の範囲である。顔料の配合量が5重量部未
満では、接着力が強くなり過ぎブロッキングを起こし易
くなる。一方、500重量部を越えると耐ブロッキング
性、耐熱性は向上するものの接着力が低下してしまう。
マルジョンを感圧接着シート用接着剤層として使用する
場合には、塗工面同士を20kg/cm2以上の強圧で
圧着することにより接着可能であり、接着剤層の耐熱
性、耐ブロッキング性をより向上させるために顔料を添
加させるものである。添加させる顔料としては無機顔
料、有機顔料が挙げられるが、具体的にはデンプン[コ
−ンスターチ、小麦デンプンなど]、炭酸カルシウム、
シリカ、カオリン、クレー、タルク、水酸化アルミニウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、シラスバルーン、メラミン
樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子などが例示でき、
単独あるいは併用することができる。顔料の平均粒子径
は1〜30μmのものが好ましく、顔料の配合量は、ア
クリル共重合体エマルジョン中のアクリル系共重合体の
固形分100重量部に対して、通常5〜500重量部、
好ましくは5〜450重量部、さらに好ましくは10〜
400重量部の範囲である。顔料の配合量が5重量部未
満では、接着力が強くなり過ぎブロッキングを起こし易
くなる。一方、500重量部を越えると耐ブロッキング
性、耐熱性は向上するものの接着力が低下してしまう。
【0037】また、本発明では感圧接着剤層に粘着付与
剤を併用することも可能である。そのような粘着付与剤
としては、例えばロジン系樹脂およびその誘導体もしく
はその水添物、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール
樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂、クマロン・イン
デン樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、脂環族系水
添石油樹脂などを挙げられ、接着性、耐ブロッキング
性、耐熱性を損なわない範囲で添加することができる。
さらに、離型剤を使用することも可能であり、例えば各
種パラフィン、ワックス、脂肪酸およびその誘導体、高
級アルコール類、金属石鹸類、シリコーン類等を例示す
ることができ、接着性を損なわない範囲で添加すること
ができる。
剤を併用することも可能である。そのような粘着付与剤
としては、例えばロジン系樹脂およびその誘導体もしく
はその水添物、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール
樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂、クマロン・イン
デン樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、脂環族系水
添石油樹脂などを挙げられ、接着性、耐ブロッキング
性、耐熱性を損なわない範囲で添加することができる。
さらに、離型剤を使用することも可能であり、例えば各
種パラフィン、ワックス、脂肪酸およびその誘導体、高
級アルコール類、金属石鹸類、シリコーン類等を例示す
ることができ、接着性を損なわない範囲で添加すること
ができる。
【0038】さらに、本発明の感圧接着剤層中には必要
により、帯電防止剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、可
塑剤、有機溶剤、水溶性樹脂、紫外線吸収剤、蛍光染
料、着色剤、消泡剤等の助剤を添加してもよい。例え
ば、可塑剤(フタル酸系エステルに代表されるカルボン
酸エステル、塩化パラフィンなど)、有機溶剤(トルエ
ン、キシレンなどの芳香族系溶剤、エチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルア
セテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルな
どのグリコールエーテル系溶剤、シクロヘキサノン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤など)、水溶
性樹脂(ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、可溶化澱粉、ポリビニルアルコール、変性ポリビニ
ルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体また
はそのアルカリ塩、エチレン−無水マレイン酸共重合体
またはそのアルカリ塩、ポリアクリル酸ソーダ、アクリ
ルアミド−アクリル酸エステル共重合体など)、着色剤
(酸化チタン、炭酸カルシウムなど)、紫外線吸収剤
(ベンゾフェノン系紫外線防止剤など)、防カビ剤(亜
酸化銅、フェノール系化合物など)、消泡剤(アルコー
ル、シリコーン系化合物など)などが挙げられる。
により、帯電防止剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、可
塑剤、有機溶剤、水溶性樹脂、紫外線吸収剤、蛍光染
料、着色剤、消泡剤等の助剤を添加してもよい。例え
ば、可塑剤(フタル酸系エステルに代表されるカルボン
酸エステル、塩化パラフィンなど)、有機溶剤(トルエ
ン、キシレンなどの芳香族系溶剤、エチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルア
セテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルな
どのグリコールエーテル系溶剤、シクロヘキサノン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤など)、水溶
性樹脂(ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、可溶化澱粉、ポリビニルアルコール、変性ポリビニ
ルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体また
はそのアルカリ塩、エチレン−無水マレイン酸共重合体
またはそのアルカリ塩、ポリアクリル酸ソーダ、アクリ
ルアミド−アクリル酸エステル共重合体など)、着色剤
(酸化チタン、炭酸カルシウムなど)、紫外線吸収剤
(ベンゾフェノン系紫外線防止剤など)、防カビ剤(亜
酸化銅、フェノール系化合物など)、消泡剤(アルコー
ル、シリコーン系化合物など)などが挙げられる。
【0039】本発明の感圧接着シートに用いられる基材
としては、例えばフィルム類(セロハン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩
化ビニル、ポリエステル等)、紙類(上質紙、アート
紙、コート紙、キャスト塗被紙、箔紙、クラフト紙、ポ
リエチレンラミネート紙、含浸紙、蒸着紙、低サイズ
紙、水溶紙等)、金属フォイル、合成紙類、不織布など
のシートや、さらにこれらに感熱記録層、熱転写記録用
受像層、インクジェット記録用インク受容層などの各種
記録層、各種印刷層、着色層、隠蔽層等の層を設けたも
のなどが適宣使用できる。
としては、例えばフィルム類(セロハン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩
化ビニル、ポリエステル等)、紙類(上質紙、アート
紙、コート紙、キャスト塗被紙、箔紙、クラフト紙、ポ
リエチレンラミネート紙、含浸紙、蒸着紙、低サイズ
紙、水溶紙等)、金属フォイル、合成紙類、不織布など
のシートや、さらにこれらに感熱記録層、熱転写記録用
受像層、インクジェット記録用インク受容層などの各種
記録層、各種印刷層、着色層、隠蔽層等の層を設けたも
のなどが適宣使用できる。
【0040】感圧接着シートの保存性を考慮すると、上
記紙類の上質紙、アート紙、コート紙、キャスト紙、ク
ラフト紙、含浸紙、低サイズ紙、水溶紙、クラフト紙ま
たは上質紙等に、例えばカゼイン、デキストリン、澱
粉、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、スチレン−ブタジエン共重合体、メ
チルメタクリレート−ブタジエン共重合体、エチレン−
塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
アクリル酸エステル共重合体等の天然または合成樹脂お
よび/または顔料とを主成分とした目止め層を設けた基
材等の紙類や、ポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース等の水溶性高分子より
成形した水溶性フィルム、或いは、乳酸またはラクチド
とグリコール酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、
ヒドロキシペンタン酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒドロ
キシヘプタン酸等のヒドロキシカルボン酸との共重合体
やポリ乳酸等の乳酸系ポリマーより成形したアルカリ水
溶液で容易に加水分解するフィルム等を使用することも
できる。
記紙類の上質紙、アート紙、コート紙、キャスト紙、ク
ラフト紙、含浸紙、低サイズ紙、水溶紙、クラフト紙ま
たは上質紙等に、例えばカゼイン、デキストリン、澱
粉、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、スチレン−ブタジエン共重合体、メ
チルメタクリレート−ブタジエン共重合体、エチレン−
塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
アクリル酸エステル共重合体等の天然または合成樹脂お
よび/または顔料とを主成分とした目止め層を設けた基
材等の紙類や、ポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース等の水溶性高分子より
成形した水溶性フィルム、或いは、乳酸またはラクチド
とグリコール酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、
ヒドロキシペンタン酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒドロ
キシヘプタン酸等のヒドロキシカルボン酸との共重合体
やポリ乳酸等の乳酸系ポリマーより成形したアルカリ水
溶液で容易に加水分解するフィルム等を使用することも
できる。
【0041】なお、上記紙類は特に限定されるものでは
なく、バージンパルプを用いて抄紙した酸性紙、中性紙
等や、古紙を原料とした再生紙を用いてもよい。特に炭
酸カルシウムを塗工層の顔料または紙層中の灰分・填料
として含む紙であっても接着性能の劣化が少なく好適に
使用できる。
なく、バージンパルプを用いて抄紙した酸性紙、中性紙
等や、古紙を原料とした再生紙を用いてもよい。特に炭
酸カルシウムを塗工層の顔料または紙層中の灰分・填料
として含む紙であっても接着性能の劣化が少なく好適に
使用できる。
【0042】感圧接着剤の塗布量は、2〜20g/m2
であり、好ましくは4〜17g/m2である。因みに2
g/m2未満の場合は、接着性が低下し、20g/m2を
越えると、トナーの熱定着を行う際に熱ロールへの粕付
着が悪くなるおそれがある。感圧接着剤の塗布、印刷の
方法としては、エアーナイフコーター、ブレードコータ
ー、バーコーター、スクリーン印刷、フレキソ印刷等、
従来から公知の方法を挙げることができる。
であり、好ましくは4〜17g/m2である。因みに2
g/m2未満の場合は、接着性が低下し、20g/m2を
越えると、トナーの熱定着を行う際に熱ロールへの粕付
着が悪くなるおそれがある。感圧接着剤の塗布、印刷の
方法としては、エアーナイフコーター、ブレードコータ
ー、バーコーター、スクリーン印刷、フレキソ印刷等、
従来から公知の方法を挙げることができる。
【0043】なお、本発明の感圧接着シートは、感圧接
着剤の塗布面同士を対向させ、弱い圧力(積み重ねて保
存した状態での自重といった意図としない圧力)では接
着性せず、20kg/cm2程度の圧力で加圧したとき
に良好な接着性を示す感圧接着シートであるが、40k
g/cm2以上の圧力で接着せしめることが、十分な接
着性を示し、また光に曝された場合でも十分な接着性を
維持するので好ましい。
着剤の塗布面同士を対向させ、弱い圧力(積み重ねて保
存した状態での自重といった意図としない圧力)では接
着性せず、20kg/cm2程度の圧力で加圧したとき
に良好な接着性を示す感圧接着シートであるが、40k
g/cm2以上の圧力で接着せしめることが、十分な接
着性を示し、また光に曝された場合でも十分な接着性を
維持するので好ましい。
【0044】以下、実施例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施
例中の部、割合、塗被量等は特に断らないかぎり、全て
固形分重量で示すものである。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施
例中の部、割合、塗被量等は特に断らないかぎり、全て
固形分重量で示すものである。
【0045】実施例1 (接着剤の製造)まず乳化モノマー混合液として、アク
リル酸エチル490部、アクリル酸10部、反応性乳化
剤(第一工業製薬(株)製、アクアロンHS−10)
2.5部、イオン交換水225部を混合して調整した。
次ぎに攪拌機、クーラー、滴下ロート、窒素吸入管、温
度計を付帯したフラスコに、イオン交換水150部、メ
タクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体(酸価456)
の水溶液(不揮発分30%)25部、25%アンモニア
水5部を仕込んで中和後、過硫酸アンモニウム1.2部
を加え、窒素置換しながら60℃に昇温し、上記乳化モ
ノマー混合液を4時間かけて連続滴下し重合を行った。
滴下終了後、更に、2時間熟成して反応を完結させた。
反応後、30℃に放冷し、25%アンモニア水1.5g
を添加して、不揮発分55重量%のアクリル系共重合体
エマルジョンを得た。得られた重合体のガラス転移温度
(Tg)は−17℃であった。
リル酸エチル490部、アクリル酸10部、反応性乳化
剤(第一工業製薬(株)製、アクアロンHS−10)
2.5部、イオン交換水225部を混合して調整した。
次ぎに攪拌機、クーラー、滴下ロート、窒素吸入管、温
度計を付帯したフラスコに、イオン交換水150部、メ
タクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体(酸価456)
の水溶液(不揮発分30%)25部、25%アンモニア
水5部を仕込んで中和後、過硫酸アンモニウム1.2部
を加え、窒素置換しながら60℃に昇温し、上記乳化モ
ノマー混合液を4時間かけて連続滴下し重合を行った。
滴下終了後、更に、2時間熟成して反応を完結させた。
反応後、30℃に放冷し、25%アンモニア水1.5g
を添加して、不揮発分55重量%のアクリル系共重合体
エマルジョンを得た。得られた重合体のガラス転移温度
(Tg)は−17℃であった。
【0046】(感圧接着シートの作製)上記接着剤10
0重量部に顔料として合成シリカ(商品名:ミズカシー
ルP−526/水澤化学工業社製)30重量部、小麦澱
粉15重量部を配合し、固形分濃度35重量%に調整し
て本発明の感圧接着剤組成物を得た。この感圧接着剤組
成物を64g/m2の上質紙に乾燥重量で8g/m2とな
るようにエアーナイフコーターで塗布、乾燥させて本発
明の感圧接着シートを得た。
0重量部に顔料として合成シリカ(商品名:ミズカシー
ルP−526/水澤化学工業社製)30重量部、小麦澱
粉15重量部を配合し、固形分濃度35重量%に調整し
て本発明の感圧接着剤組成物を得た。この感圧接着剤組
成物を64g/m2の上質紙に乾燥重量で8g/m2とな
るようにエアーナイフコーターで塗布、乾燥させて本発
明の感圧接着シートを得た。
【0047】実施例2 実施例1において、接着剤100重量部に対して顔料を
合成シリカ(商品名:ミズカシールP−526/水澤化
学工業社製)130重量、小麦澱粉15重量部とした以
外は実施例1と同様にして本発明の感圧接着シートを得
た。
合成シリカ(商品名:ミズカシールP−526/水澤化
学工業社製)130重量、小麦澱粉15重量部とした以
外は実施例1と同様にして本発明の感圧接着シートを得
た。
【0048】実施例3 (感圧接着シートの作製)実施例1において、接着剤1
00重量部に対して顔料を水酸化アルミニウム(商品
名:ハイジライトH−42/昭和電工社製)24重量
部、小麦澱粉15重量部配合し、固形分濃度35重量%
に調整して本発明の感圧接着剤組成物を得た。この感圧
接着剤組成物を64g/m2の上質紙に乾燥重量で8g
/m2となるようにエアーナイフコーターで塗布、乾燥
させて本発明の感圧接着シートを得た。
00重量部に対して顔料を水酸化アルミニウム(商品
名:ハイジライトH−42/昭和電工社製)24重量
部、小麦澱粉15重量部配合し、固形分濃度35重量%
に調整して本発明の感圧接着剤組成物を得た。この感圧
接着剤組成物を64g/m2の上質紙に乾燥重量で8g
/m2となるようにエアーナイフコーターで塗布、乾燥
させて本発明の感圧接着シートを得た。
【0049】実施例4 実施例1において、基材として炭酸カルシウムを含む中
性抄紙された上質紙を用いた以外は実施例1と同様にし
て本発明の感圧接着シートを得た。
性抄紙された上質紙を用いた以外は実施例1と同様にし
て本発明の感圧接着シートを得た。
【0050】実施例5 (感圧接着シートの作製)接着剤としてアクリル系樹脂
(商品名:リカボンドAP−215/中央理化工業社
製)(ガラス転移温度(Tg):0℃)100重量部に
顔料として合成シリカ(商品名:ミズカシールP−52
6/水澤化学工業社製)26重量部、小麦澱粉16重量
部を配合し、固形分濃度33重量%に調整して本発明の
感圧接着剤組成物を得た。この感圧接着剤組成物を64
g/m2の上質紙に乾燥重量で8g/m2となるようにエ
アーナイフコーターで塗布、乾燥させて本発明の感圧接
着シートを得た。
(商品名:リカボンドAP−215/中央理化工業社
製)(ガラス転移温度(Tg):0℃)100重量部に
顔料として合成シリカ(商品名:ミズカシールP−52
6/水澤化学工業社製)26重量部、小麦澱粉16重量
部を配合し、固形分濃度33重量%に調整して本発明の
感圧接着剤組成物を得た。この感圧接着剤組成物を64
g/m2の上質紙に乾燥重量で8g/m2となるようにエ
アーナイフコーターで塗布、乾燥させて本発明の感圧接
着シートを得た。
【0051】比較例1 接着剤として変性天然ゴム系ブロック共重合体樹脂(商
品名:フルタイトFB−DO−3/三井フラー社製)1
00重量部に顔料として合成シリカ(商品名:ミズカシ
ルP−832/水澤化学工業社製)36重量部、小麦澱
粉40重量部、SBRラテックス(商品名:ポリラック
750K−101/三井化学社製)5重量部を配合し、
固形分濃度35重量%に調整して感圧接着剤組成物を得
た。この感圧接着剤組成物を64g/m2の上質紙に乾
燥重量で8g/m2となるようにエアーナイフコーター
で塗被、乾燥させて感圧接着シートを得た。
品名:フルタイトFB−DO−3/三井フラー社製)1
00重量部に顔料として合成シリカ(商品名:ミズカシ
ルP−832/水澤化学工業社製)36重量部、小麦澱
粉40重量部、SBRラテックス(商品名:ポリラック
750K−101/三井化学社製)5重量部を配合し、
固形分濃度35重量%に調整して感圧接着剤組成物を得
た。この感圧接着剤組成物を64g/m2の上質紙に乾
燥重量で8g/m2となるようにエアーナイフコーター
で塗被、乾燥させて感圧接着シートを得た。
【0052】(評価試験項目) 〔接着力〕JIS−Z−0237の常態粘着力の測定方
法に準拠し、下記の三つの条件で保存した後の接着力を
それぞれ測定した(単位:g/25mm)。なお、表面
基材破壊が起こったものには、PBを記載した。圧着圧
力は、50Kg/cm2である。 条件A:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、温度23
±2℃、関係湿度65±5%の雰囲気下に7日間保存し
た後、その接着力を測定した。 条件B:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、温度75
±2℃、関係湿度95±5%の雰囲気下に7日間保存し
た後、その接着力を測定した。 条件C:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、スガ試験
機社製キセノン サンシャイン ロングライフ ウェザ
ーメーター(型式WEL−75XS−DC−BEC)で
72時間処理した後、その接着力を測定した。
法に準拠し、下記の三つの条件で保存した後の接着力を
それぞれ測定した(単位:g/25mm)。なお、表面
基材破壊が起こったものには、PBを記載した。圧着圧
力は、50Kg/cm2である。 条件A:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、温度23
±2℃、関係湿度65±5%の雰囲気下に7日間保存し
た後、その接着力を測定した。 条件B:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、温度75
±2℃、関係湿度95±5%の雰囲気下に7日間保存し
た後、その接着力を測定した。 条件C:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、スガ試験
機社製キセノン サンシャイン ロングライフ ウェザ
ーメーター(型式WEL−75XS−DC−BEC)で
72時間処理した後、その接着力を測定した。
【0053】〔接着力比〕JIS−Z−0237の常態
粘着力の測定方法に準拠し、下記の二つの条件で保存し
た後の接着力をそれぞれ測定した(単位:g/25m
m)。なお、圧着圧力は、20kg/cm2である。 条件D:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、その接着
力を測定した。 条件E:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、スガ試験
機社製キセノン サンシャイン ロングライフ ウェザ
ーメーター(型式WEL−75XS−DC−BEC)で
72時間処理した後、その接着力を測定した。
粘着力の測定方法に準拠し、下記の二つの条件で保存し
た後の接着力をそれぞれ測定した(単位:g/25m
m)。なお、圧着圧力は、20kg/cm2である。 条件D:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、その接着
力を測定した。 条件E:感圧接着シートを所定圧力で圧着後、スガ試験
機社製キセノン サンシャイン ロングライフ ウェザ
ーメーター(型式WEL−75XS−DC−BEC)で
72時間処理した後、その接着力を測定した。
【0054】〔耐ブロッキング性〕本発明の感圧接着シ
ートの塗工面と非塗工面を重ね合わせ、50℃の恒温乾
燥機中で100gf/cm2の加圧下で16時間放置し
た後解圧し、標準状態(23℃、65%RH)で3時間
保存した後、手で剥離してブロッキングの状態を判定し
た。 ○:剥離時に抵抗が少なく容易に剥離できる △:軽い剥離音がするが、実用上問題ないレベル ×:抵抗が大きく剥離が困難なものあるいは紙質が破壊
する
ートの塗工面と非塗工面を重ね合わせ、50℃の恒温乾
燥機中で100gf/cm2の加圧下で16時間放置し
た後解圧し、標準状態(23℃、65%RH)で3時間
保存した後、手で剥離してブロッキングの状態を判定し
た。 ○:剥離時に抵抗が少なく容易に剥離できる △:軽い剥離音がするが、実用上問題ないレベル ×:抵抗が大きく剥離が困難なものあるいは紙質が破壊
する
【0055】〔耐熱性〕本発明の感圧接着シートの塗工
面とステンレス板を対向して重ね2Kg/cm 2の圧力
下、110℃で1分間放置し、ブロッキングの状態を評
価した。 ○:全くブロッキングしない △:軽い剥離音がするが、実用上問題ないレベル ×:重いブロッキング
面とステンレス板を対向して重ね2Kg/cm 2の圧力
下、110℃で1分間放置し、ブロッキングの状態を評
価した。 ○:全くブロッキングしない △:軽い剥離音がするが、実用上問題ないレベル ×:重いブロッキング
【0056】〔総合評価〕上記の各評価を総合して本発
明の感圧接着シートとしての性能を評価した。 ◎:長期保存後も感圧接着シートの接着性能において、
接着力が良好で、熱湿・光劣化が極めて少ない。 ○:感圧接着シートの接着性能において、接着力が良好
で、熱湿・耐候劣化が少ない。 △:感圧接着シートの接着性能、保存性の面で若干問題
がある。 ×:感圧接着シートとして使用できない。
明の感圧接着シートとしての性能を評価した。 ◎:長期保存後も感圧接着シートの接着性能において、
接着力が良好で、熱湿・光劣化が極めて少ない。 ○:感圧接着シートの接着性能において、接着力が良好
で、熱湿・耐候劣化が少ない。 △:感圧接着シートの接着性能、保存性の面で若干問題
がある。 ×:感圧接着シートとして使用できない。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明の感圧接着シートは、従来のゴム
系接着剤に比べ、印刷工程で紫外線硬化型インクを硬化
するために照射される紫外線による接着力の低下、空気
酸化などによる経時的な接着力の低下が少ない。また、
接着性に優れており、塗工面のタックが少なく耐ブロッ
キング性に優れている。上記効果を奏することから本発
明の感圧接着シートは、印刷用紙、複写用紙、宅配便の
伝票、帳票などの情報担体シートとして有用である。
系接着剤に比べ、印刷工程で紫外線硬化型インクを硬化
するために照射される紫外線による接着力の低下、空気
酸化などによる経時的な接着力の低下が少ない。また、
接着性に優れており、塗工面のタックが少なく耐ブロッ
キング性に優れている。上記効果を奏することから本発
明の感圧接着シートは、印刷用紙、複写用紙、宅配便の
伝票、帳票などの情報担体シートとして有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 WA03 4J004 AA10 AB01 CA02 CA04 CA05 CA06 CA08 CB01 CB02 CC02 CC03 CD01 CD05 4L055 AG71 AG89 AH02 AH37 AJ03 BE08 EA07 EA30 GA42
Claims (3)
- 【請求項1】基材の少なくとも片面に感圧接着剤層を有
し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧することによっ
て接着し得る感圧接着シートにおいて、感圧接着シート
が下記の条件Aを満足することを特徴とする感圧接着シ
ート。 「条件A」感圧接着シートの感圧接着剤層面同士を対向
させ、20kg/cm2の圧力で接着して得た積層シー
トを得る。該積層シートをサンシャインウェザーメータ
ーで72時間処理した後の接着力をサンシャインウェザ
ーメーター処理前の接着力で割った値が0.5以上であ
ること。 - 【請求項2】感圧接着剤層が、炭素数2〜10のアルキ
ル基を有するアクリル酸アルキルエステル及び炭素数1
〜4のアルコキシ基を有するアクリル酸アルコキシエチ
ルエステルからなる群から選ばれる少なくとも1種をモ
ノマー成分として70重量%以上含むアクリル系共重合
体と顔料を含有する請求項1記載の感圧接着シート。 - 【請求項3】基材の少なくとも片面に感圧接着剤層を有
し、感圧接着剤層面同士を対向させ加圧することによっ
て接着し得る感圧接着シートにおいて、前記感圧接着剤
層が、炭素数2〜10のアルキル基を有するアクリル酸
アルキルエステル及び炭素数1〜4のアルコキシ基を有
するアクリル酸アルコキシエチルエステルからなる群か
ら選ばれる少なくとも1種を70重量%以上含むモノマ
ー成分を、カルボン酸又はその無水物を含有するビニル
モノマーを必須モノマー成分とする重合体のアルカリ中
和物の存在下で乳化重合して得られるアクリル系共重合
体エマルジョンと、顔料を配合した塗液を塗布、乾燥し
て形成したことを特徴とする感圧接着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31363199A JP2001131503A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 感圧接着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31363199A JP2001131503A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 感圧接着シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001131503A true JP2001131503A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18043654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31363199A Pending JP2001131503A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 感圧接着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001131503A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003105299A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 熱伝導性感圧接着剤、熱伝導性感圧接着シート及びその積層体 |
JP2006200110A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-08-03 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 圧着記録用紙 |
JP2008222814A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Nichiban Co Ltd | 自着用粘着剤及びそれを用いた自着用粘着テープ |
US7575914B2 (en) | 2002-08-19 | 2009-08-18 | Kolon Life Science, Inc. | Microorganism producing hyaluronic acid and purification method of hyaluronic acid |
JP2016519705A (ja) * | 2013-03-26 | 2016-07-07 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | コールドシールのための、ポリマー分散液の使用 |
JP6149148B1 (ja) * | 2016-12-07 | 2017-06-14 | 株式会社アートネイチャー | かつら用粘着剤、及びかつら用粘着剤の使用方法 |
-
1999
- 1999-11-04 JP JP31363199A patent/JP2001131503A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003105299A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 熱伝導性感圧接着剤、熱伝導性感圧接着シート及びその積層体 |
US7575914B2 (en) | 2002-08-19 | 2009-08-18 | Kolon Life Science, Inc. | Microorganism producing hyaluronic acid and purification method of hyaluronic acid |
JP2006200110A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-08-03 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 圧着記録用紙 |
JP2008222814A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Nichiban Co Ltd | 自着用粘着剤及びそれを用いた自着用粘着テープ |
JP2016519705A (ja) * | 2013-03-26 | 2016-07-07 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | コールドシールのための、ポリマー分散液の使用 |
JP6149148B1 (ja) * | 2016-12-07 | 2017-06-14 | 株式会社アートネイチャー | かつら用粘着剤、及びかつら用粘着剤の使用方法 |
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