JP2001126821A - コネクタの取付構造 - Google Patents
コネクタの取付構造Info
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- JP2001126821A JP2001126821A JP30502299A JP30502299A JP2001126821A JP 2001126821 A JP2001126821 A JP 2001126821A JP 30502299 A JP30502299 A JP 30502299A JP 30502299 A JP30502299 A JP 30502299A JP 2001126821 A JP2001126821 A JP 2001126821A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- holder
- base portion
- axis
- male housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/631—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
- H01R13/6315—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating connection
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホルダーに対してフローティング状態で取り
付けられるハウジングが過度に回転することを防止でき
るコネクタの取付構造を提供する。 【解決手段】 雄ハウジング50は、相手側の雌ハウジ
ングと嵌合可能なフード部52と、雌ハウジングとの結
合軸線上(Z軸方向)に沿って延びる軸部53と、平板
状のベース部57とを一体に備えている。一方、ホルダ
ー70はベース部57を収容可能な収容部73を備えて
おり、雄ハウジング50を結合軸線と直交方向(X,Y
軸方向)にスライド移動可能かつZ軸周りに回転可能に
保持している。また、軸部53の周囲には4つの弾性リ
ブ82F,82Rが設けられ、これらにより雄ハウジン
グ50は所定の正規位置に付勢される。雄ハウジング5
0がZ軸周りに所定量回転したときには、ベース部57
が収容部73の側壁75または後壁に当接することで回
転が規制される。
付けられるハウジングが過度に回転することを防止でき
るコネクタの取付構造を提供する。 【解決手段】 雄ハウジング50は、相手側の雌ハウジ
ングと嵌合可能なフード部52と、雌ハウジングとの結
合軸線上(Z軸方向)に沿って延びる軸部53と、平板
状のベース部57とを一体に備えている。一方、ホルダ
ー70はベース部57を収容可能な収容部73を備えて
おり、雄ハウジング50を結合軸線と直交方向(X,Y
軸方向)にスライド移動可能かつZ軸周りに回転可能に
保持している。また、軸部53の周囲には4つの弾性リ
ブ82F,82Rが設けられ、これらにより雄ハウジン
グ50は所定の正規位置に付勢される。雄ハウジング5
0がZ軸周りに所定量回転したときには、ベース部57
が収容部73の側壁75または後壁に当接することで回
転が規制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタの取付構
造に関し、特にハウジングをスライド変移可能なフロー
ティング状態で取り付けるコネクタの取付構造に関す
る。
造に関し、特にハウジングをスライド変移可能なフロー
ティング状態で取り付けるコネクタの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の組立作業においては、パネルの裏
などの作業のし難い場所で雌雄のハウジング同士を嵌合
する作業を行わねばならない場合がある。そこで、この
嵌合作業を容易にするために、一方のハウジングを変位
可能な状態(フローティング状態)で取り付けておき、
相手側ハウジングが結合軸線からずれた状態で組み付け
られた場合には、フローティング側のハウジングが相手
側ハウジングと正対するように変位することで、両ハウ
ジングが正規に嵌合されるようにしたものがある。
などの作業のし難い場所で雌雄のハウジング同士を嵌合
する作業を行わねばならない場合がある。そこで、この
嵌合作業を容易にするために、一方のハウジングを変位
可能な状態(フローティング状態)で取り付けておき、
相手側ハウジングが結合軸線からずれた状態で組み付け
られた場合には、フローティング側のハウジングが相手
側ハウジングと正対するように変位することで、両ハウ
ジングが正規に嵌合されるようにしたものがある。
【0003】そのようなコネクタの取付構造として、米
国特許5,893,768号公報に記載されたものがあ
る。これを図7及び図8を参照して説明すると次のよう
である。ドアフレーム1には、パワーウィンド装置等の
電装品2が図示3つ備えられており、各電装品2にはフ
ード部3を備えた雄ハウジング4が設けられている。一
方、ドアフレーム1に組み付けられるトリムパネル5に
は、パワーウィンド等のスイッチ類(図示しない)が備
えられており、このスイッチ類と接続された雌ハウジン
グ6がドアフレーム1側の各雄ハウジング3と対向する
位置にフローティング状態で取り付けられている。
国特許5,893,768号公報に記載されたものがあ
る。これを図7及び図8を参照して説明すると次のよう
である。ドアフレーム1には、パワーウィンド装置等の
電装品2が図示3つ備えられており、各電装品2にはフ
ード部3を備えた雄ハウジング4が設けられている。一
方、ドアフレーム1に組み付けられるトリムパネル5に
は、パワーウィンド等のスイッチ類(図示しない)が備
えられており、このスイッチ類と接続された雌ハウジン
グ6がドアフレーム1側の各雄ハウジング3と対向する
位置にフローティング状態で取り付けられている。
【0004】より詳細に説明すると、雌ハウジング6は
嵌合部7と、この嵌合部7に一体に組み付けられる取付
部8とから構成されており、ホルダー9とブラケット1
1とを介してトリムパネル5に取り付けられている。嵌
合部7は、図中のZ軸方向に沿って雄ハウジング4のフ
ード部3に嵌合可能とされており、その嵌合部7の先端
部には外周に沿ってテーパ面12が設けられている。ま
た、取付部8には、嵌合部7の裏面に取付可能な取付板
13が設けられている。この取付板13からは、雌雄両
ハウジング4,6の結合軸線上に沿うように(Z軸方
向)円柱状の軸部15が延設されており、さらにその軸
部15の先には円盤状のベース部16が設けられてい
る。このベース部16の外周からは4本の片持ち状の弾
性片17が延設されている。
嵌合部7と、この嵌合部7に一体に組み付けられる取付
部8とから構成されており、ホルダー9とブラケット1
1とを介してトリムパネル5に取り付けられている。嵌
合部7は、図中のZ軸方向に沿って雄ハウジング4のフ
ード部3に嵌合可能とされており、その嵌合部7の先端
部には外周に沿ってテーパ面12が設けられている。ま
た、取付部8には、嵌合部7の裏面に取付可能な取付板
13が設けられている。この取付板13からは、雌雄両
ハウジング4,6の結合軸線上に沿うように(Z軸方
向)円柱状の軸部15が延設されており、さらにその軸
部15の先には円盤状のベース部16が設けられてい
る。このベース部16の外周からは4本の片持ち状の弾
性片17が延設されている。
【0005】一方、ホルダー9は、ベース部16を収容
可能な方形の収容部18を備えており、その上壁には軸
部15を挿通可能な円形の軸孔19が設けられている。
また、収容部18の周囲には、3つの取付孔23が設け
られている。雌ハウジング6は、ホルダー9に対してZ
軸と直交方向(X,Y軸方向)にスライド移動可能とさ
れているとともに、各弾性片17が収容部18の内壁に
弾性的に当接することにより常に中央位置へと付勢され
ている。また、ブラケット11は、トリムパネル5に固
着された3角形のプレート21を備えている。プレート
21の3つの角部からはそれぞれ支柱22が突設されて
おり、各支柱22の先端部分をホルダー9の取付孔23
に嵌め込むことでホルダー9が保持される。
可能な方形の収容部18を備えており、その上壁には軸
部15を挿通可能な円形の軸孔19が設けられている。
また、収容部18の周囲には、3つの取付孔23が設け
られている。雌ハウジング6は、ホルダー9に対してZ
軸と直交方向(X,Y軸方向)にスライド移動可能とさ
れているとともに、各弾性片17が収容部18の内壁に
弾性的に当接することにより常に中央位置へと付勢され
ている。また、ブラケット11は、トリムパネル5に固
着された3角形のプレート21を備えている。プレート
21の3つの角部からはそれぞれ支柱22が突設されて
おり、各支柱22の先端部分をホルダー9の取付孔23
に嵌め込むことでホルダー9が保持される。
【0006】上記の雌雄両ハウジング4,6は、トリム
パネル5をドアフレーム1へZ軸方向に沿って組付ける
ことで嵌合されるようになっている。トリムパネル5を
ドアフレーム1に接近させるときに、両ハウジング4,
6が両者の結合軸線からずれた状態で組み付けられた場
合には、テーパ面12によって雌ハウジング6が雄ハウ
ジング4と正対するように変位することで両ハウジング
4,6が正規に嵌合される。
パネル5をドアフレーム1へZ軸方向に沿って組付ける
ことで嵌合されるようになっている。トリムパネル5を
ドアフレーム1に接近させるときに、両ハウジング4,
6が両者の結合軸線からずれた状態で組み付けられた場
合には、テーパ面12によって雌ハウジング6が雄ハウ
ジング4と正対するように変位することで両ハウジング
4,6が正規に嵌合される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構造に
おいては、例えばトリムパネル5をドアフレーム1に組
付ける際に手許を誤って雄ハウジング4を雌ハウジング
6に対して横から当接させた場合などには、雌ハウジン
グ6がホルダー9に対して回転してしまうことがあっ
た。そのような場合に、雌ハウジング6がホルダー9に
対して過度に回転すると、雌ハウジング6が横向きにな
ったまま元の位置に復帰できないため、そのままでは雄
ハウジング4と嵌合できないという問題があった。
おいては、例えばトリムパネル5をドアフレーム1に組
付ける際に手許を誤って雄ハウジング4を雌ハウジング
6に対して横から当接させた場合などには、雌ハウジン
グ6がホルダー9に対して回転してしまうことがあっ
た。そのような場合に、雌ハウジング6がホルダー9に
対して過度に回転すると、雌ハウジング6が横向きにな
ったまま元の位置に復帰できないため、そのままでは雄
ハウジング4と嵌合できないという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ホルダーに対してフローティング状態
で取り付けられるハウジングが過度に回転することを防
止できるコネクタの取付構造を提供するところにある。
で、その目的は、ホルダーに対してフローティング状態
で取り付けられるハウジングが過度に回転することを防
止できるコネクタの取付構造を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るコネクタの取付構造は、結合
軸線上に沿って組み付けられる相手側ハウジングに嵌合
可能なハウジング部とこのハウジング部から前記相手側
ハウジングが近接する方向とは逆側に前記結合軸線上に
沿って延出される軸部とこの軸部から略直交する方向に
設けられる平板状のベース部とを備えたハウジング本体
と、前記ベース部をこのベース部を含む平面内で移動可
能に収容する収容部が備えられたホルダーと、このホル
ダーから前記軸部を取り囲むようにして配され前記ハウ
ジング本体が前記結合軸線と直交する方向へ移動するこ
と及び前記結合軸線周りの角変位を生じることを許容し
併せてこれら移動あるいは角変位が生じたときに原位置
へ復帰させるよう付勢する弾性部とからなるコネクタの
取付構造であって、前記収容部には、前記ハウジング本
体が所定角度の角変位を生じたときに前記ベース部に当
接することでそれ以上の角変位を規制する規制部が設け
られているところに特徴を有する。
めの請求項1の発明に係るコネクタの取付構造は、結合
軸線上に沿って組み付けられる相手側ハウジングに嵌合
可能なハウジング部とこのハウジング部から前記相手側
ハウジングが近接する方向とは逆側に前記結合軸線上に
沿って延出される軸部とこの軸部から略直交する方向に
設けられる平板状のベース部とを備えたハウジング本体
と、前記ベース部をこのベース部を含む平面内で移動可
能に収容する収容部が備えられたホルダーと、このホル
ダーから前記軸部を取り囲むようにして配され前記ハウ
ジング本体が前記結合軸線と直交する方向へ移動するこ
と及び前記結合軸線周りの角変位を生じることを許容し
併せてこれら移動あるいは角変位が生じたときに原位置
へ復帰させるよう付勢する弾性部とからなるコネクタの
取付構造であって、前記収容部には、前記ハウジング本
体が所定角度の角変位を生じたときに前記ベース部に当
接することでそれ以上の角変位を規制する規制部が設け
られているところに特徴を有する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記軸部は断面多角形状に形成される一方、
前記弾性部は前記軸部の多角形の辺数に合わせて設けら
れており、各弾性部が前記軸部の一辺に対向するように
設けられることでこの軸部が前記正規位置方向へ付勢可
能とされているところに特徴を有する。
において、前記軸部は断面多角形状に形成される一方、
前記弾性部は前記軸部の多角形の辺数に合わせて設けら
れており、各弾性部が前記軸部の一辺に対向するように
設けられることでこの軸部が前記正規位置方向へ付勢可
能とされているところに特徴を有する。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2のいずれかに記載のものにおいて、前記弾性部は、前
記ホルダーに接続される一対の足部を備えており、全体
として閉環状に形成されているところに特徴を有する。
2のいずれかに記載のものにおいて、前記弾性部は、前
記ホルダーに接続される一対の足部を備えており、全体
として閉環状に形成されているところに特徴を有する。
【0012】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のいずれかに記載のものにおいて、前記ホルダーには、
前記ベース部を前記収容部内に挿入可能な挿入口が前記
結合軸に直交する一方向に開口されており、この挿入口
の孔縁からは、前記挿入口を狭める方向に抜け規制部が
突設されている一方、前記ベース部には、前記抜け規制
部と当接することでこのベース部の前記収容部からの抜
止めをする抜止め部が設けられているとともに、前記抜
け規制部と前記抜止め部とのうちの少なくとも一方側は
前記抜止め部の前記挿入口の通過を許容するように弾性
変形可能とされているところに特徴を有する。
のいずれかに記載のものにおいて、前記ホルダーには、
前記ベース部を前記収容部内に挿入可能な挿入口が前記
結合軸に直交する一方向に開口されており、この挿入口
の孔縁からは、前記挿入口を狭める方向に抜け規制部が
突設されている一方、前記ベース部には、前記抜け規制
部と当接することでこのベース部の前記収容部からの抜
止めをする抜止め部が設けられているとともに、前記抜
け規制部と前記抜止め部とのうちの少なくとも一方側は
前記抜止め部の前記挿入口の通過を許容するように弾性
変形可能とされているところに特徴を有する。
【0013】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、両
ハウジングを組み付けるとき、相手側ハウジングがハウ
ジング部に対して結合軸線からずれた状態で組み付けら
れた場合には、両ハウジングが互いに嵌合可能な状態と
なるようにハウジング本体がスライド移動することで、
両ハウジングが正規に嵌合される。ハウジング本体は、
弾性部の付勢によってホルダーに対して原位置に保持さ
れるため、ホルダーに対して不用意に動いてしまうこと
が防止される。また、ホルダーに回転規制部が設けられ
ることで、ハウジング本体が原位置から結合軸周りに過
度に回転することが防止される。
ハウジングを組み付けるとき、相手側ハウジングがハウ
ジング部に対して結合軸線からずれた状態で組み付けら
れた場合には、両ハウジングが互いに嵌合可能な状態と
なるようにハウジング本体がスライド移動することで、
両ハウジングが正規に嵌合される。ハウジング本体は、
弾性部の付勢によってホルダーに対して原位置に保持さ
れるため、ホルダーに対して不用意に動いてしまうこと
が防止される。また、ホルダーに回転規制部が設けられ
ることで、ハウジング本体が原位置から結合軸周りに過
度に回転することが防止される。
【0014】請求項2の発明によれば、断面多角形状の
軸部に対して各弾性部が軸部の一辺に対向するように設
けられることで軸部が正規位置方向へ付勢可能となる。
軸部に対して各弾性部が軸部の一辺に対向するように設
けられることで軸部が正規位置方向へ付勢可能となる。
【0015】請求項3の発明によれば、弾性部を全体と
して閉環状としてあるので、従来のように片持ち状の弾
性片に比べると強度が向上する。
して閉環状としてあるので、従来のように片持ち状の弾
性片に比べると強度が向上する。
【0016】請求項4の発明によれば、ベース部は抜け
規制部あるいは抜止め部を弾性変形させつつ挿入口から
収容部内へと挿入される。収容部内においては、抜止め
部が抜け規制部と当接することでベース部が抜止めされ
る。
規制部あるいは抜止め部を弾性変形させつつ挿入口から
収容部内へと挿入される。収容部内においては、抜止め
部が抜け規制部と当接することでベース部が抜止めされ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1から図6を参照しつつ説明する。本実施形態で
は、本発明のコネクタの取付構造を車両のドアの配線構
造に適用した例を示す。
て図1から図6を参照しつつ説明する。本実施形態で
は、本発明のコネクタの取付構造を車両のドアの配線構
造に適用した例を示す。
【0018】図1は、ドアフレーム30と、このドアフ
レーム30の内側に組み付けられるトリムパネル31と
の組付け前の状態を示している。ドアフレーム30に
は、例えばパワーウインド装置、ドアミラー駆動装置、
ドアロック機構等の電装品33が図示3つ備えられてお
り、それぞれワイヤ34を介して車体側に接続されてい
る。各電装品33には、図2に示す雌ハウジング40
(本発明の「相手側ハウジング」に相当)が固着されて
いる。なお、以下の各図面においては、図1に示すよう
にZ軸はドアフレーム30にトリムパネル31を組付け
る方向を示し、X軸はトリムパネル31の組付け時にお
ける左右方向、Y軸は同じく上下方向を示している。
レーム30の内側に組み付けられるトリムパネル31と
の組付け前の状態を示している。ドアフレーム30に
は、例えばパワーウインド装置、ドアミラー駆動装置、
ドアロック機構等の電装品33が図示3つ備えられてお
り、それぞれワイヤ34を介して車体側に接続されてい
る。各電装品33には、図2に示す雌ハウジング40
(本発明の「相手側ハウジング」に相当)が固着されて
いる。なお、以下の各図面においては、図1に示すよう
にZ軸はドアフレーム30にトリムパネル31を組付け
る方向を示し、X軸はトリムパネル31の組付け時にお
ける左右方向、Y軸は同じく上下方向を示している。
【0019】一方、トリムパネル31には、パワーウィ
ンド装置等を操作するためのスイッチ類(図示しない)
が備えられている。また、トリムパネル31には、ドア
フレーム30の各雌ハウジング40と対向する位置に雄
ハウジング50(本発明の「ハウジング本体」に相当)
を備えたコネクタの取付構造45(図2も合わせて参
照)が備えられており、各雄ハウジング50はワイヤ3
6を介してスイッチ類と接続されている。以下に詳述す
るように、トリムパネル31をドアフレーム30に対し
てZ軸方向に沿って組み付けることで、雌雄両ハウジン
グ40,50が嵌合され、ドア周りの配線の配索作業が
完了するようになっている。
ンド装置等を操作するためのスイッチ類(図示しない)
が備えられている。また、トリムパネル31には、ドア
フレーム30の各雌ハウジング40と対向する位置に雄
ハウジング50(本発明の「ハウジング本体」に相当)
を備えたコネクタの取付構造45(図2も合わせて参
照)が備えられており、各雄ハウジング50はワイヤ3
6を介してスイッチ類と接続されている。以下に詳述す
るように、トリムパネル31をドアフレーム30に対し
てZ軸方向に沿って組み付けることで、雌雄両ハウジン
グ40,50が嵌合され、ドア周りの配線の配索作業が
完了するようになっている。
【0020】雌ハウジング40は、合成樹脂材により形
成されており、図2に示すように、後述の雄ハウジング
50のフード部52(図3もあわせて参照)に嵌入可能
な丸みを帯びた角筒状の嵌合部41を備えている。この
嵌合部41とフード部52とは図2中の結合軸線A上
(Z軸と平行方向)に沿って嵌合される。(なお、雌ハ
ウジング40の後部は、電装品33に固定されている
が、説明の都合上、図には表されていない。)嵌合部4
1の先端には、外周に沿ってテーパ面42が先細り状に
設けられている。また、嵌合部41の内部には図示しな
い雌側端子金具が備えられており、電装品33と電気的
に接続されている。
成されており、図2に示すように、後述の雄ハウジング
50のフード部52(図3もあわせて参照)に嵌入可能
な丸みを帯びた角筒状の嵌合部41を備えている。この
嵌合部41とフード部52とは図2中の結合軸線A上
(Z軸と平行方向)に沿って嵌合される。(なお、雌ハ
ウジング40の後部は、電装品33に固定されている
が、説明の都合上、図には表されていない。)嵌合部4
1の先端には、外周に沿ってテーパ面42が先細り状に
設けられている。また、嵌合部41の内部には図示しな
い雌側端子金具が備えられており、電装品33と電気的
に接続されている。
【0021】一方、コネクタの取付構造45は、図2お
よび図3等に示すように、トリムパネル31に固着され
るホルダー70と、このホルダー70に組み付けられる
雄ハウジング50とから構成されている。雄ハウジング
50は、合成樹脂材により成形されており、フード部5
2と、軸部53と、ベース部57とを一体に備えてい
る。フード部52は、雌ハウジング40の外形に合わせ
て、全体として丸みを帯びた角筒状に形成されており、
開口部周縁に沿ってテーパ面52Aが設けられている。
フード部52内には、ワイヤ36と接続された雄側端子
金具(図示しない)が突設されており、フード部52と
雌ハウジング40の嵌合部41とが正規に嵌合すると、
雌雄の端子金具同士が接続されるようになっている。
よび図3等に示すように、トリムパネル31に固着され
るホルダー70と、このホルダー70に組み付けられる
雄ハウジング50とから構成されている。雄ハウジング
50は、合成樹脂材により成形されており、フード部5
2と、軸部53と、ベース部57とを一体に備えてい
る。フード部52は、雌ハウジング40の外形に合わせ
て、全体として丸みを帯びた角筒状に形成されており、
開口部周縁に沿ってテーパ面52Aが設けられている。
フード部52内には、ワイヤ36と接続された雄側端子
金具(図示しない)が突設されており、フード部52と
雌ハウジング40の嵌合部41とが正規に嵌合すると、
雌雄の端子金具同士が接続されるようになっている。
【0022】また、フード部52からは雌ハウジング4
0が嵌合される方向とは逆側に軸部53が延設されてい
る。この軸部53は、図5に示すように、断面略方形状
に形成されており、その外周には中心からX,Y軸方向
に計4つの角部54を備え、各角部54の間に計4つの
当接面55を備えている。また、軸部53の先端部に
は、Z軸と略直交する方向(X,Y平面と平行)に平板
状をなすベース部57が設けられている。なお、以下の
説明において、ベース部57及びホルダー70について
は、便宜上、互いに組み付けられる側(図3において矢
線Fで示す側)を前面側としてY軸方向を前後方向、X
軸方向を左右方向、Z軸方向を上下方向とする。これら
の向きは両部材57,70をトリムパネル31へ組み付
けたときの上下および左右の方向とは異なる。
0が嵌合される方向とは逆側に軸部53が延設されてい
る。この軸部53は、図5に示すように、断面略方形状
に形成されており、その外周には中心からX,Y軸方向
に計4つの角部54を備え、各角部54の間に計4つの
当接面55を備えている。また、軸部53の先端部に
は、Z軸と略直交する方向(X,Y平面と平行)に平板
状をなすベース部57が設けられている。なお、以下の
説明において、ベース部57及びホルダー70について
は、便宜上、互いに組み付けられる側(図3において矢
線Fで示す側)を前面側としてY軸方向を前後方向、X
軸方向を左右方向、Z軸方向を上下方向とする。これら
の向きは両部材57,70をトリムパネル31へ組み付
けたときの上下および左右の方向とは異なる。
【0023】ベース部57は、X,Y軸方向にほぼ等幅
の略方形状とされ、前端側(ホルダー70側)の左右角
部にはそれぞれテーパ面58が形成されている。また、
ベース部57の後端側の左右角部にはそれぞれ後端から
前方へ切り込み59が設けられ、それらの切り込み59
の幅方向(X軸方向)の外側には、内側へ撓み変形可能
な一対の抜止め片61が形成されている。各抜止め片6
1の先端部には、ベース部57に対して幅方向外側へ突
出する抜止め部62が設けられている。
の略方形状とされ、前端側(ホルダー70側)の左右角
部にはそれぞれテーパ面58が形成されている。また、
ベース部57の後端側の左右角部にはそれぞれ後端から
前方へ切り込み59が設けられ、それらの切り込み59
の幅方向(X軸方向)の外側には、内側へ撓み変形可能
な一対の抜止め片61が形成されている。各抜止め片6
1の先端部には、ベース部57に対して幅方向外側へ突
出する抜止め部62が設けられている。
【0024】一方、ホルダー70は、合成樹脂材により
一体に形成されており、前後左右方向(X,Y軸方向)
に等幅の方形箱形をなしている。ホルダー70は、後述
の上壁71と方形の底壁72との間に、ベース部57を
収容可能な収容部73を備えている。この収容部73
は、ベース部57よりも大きな略方形状に形成されてお
り、収容部73内にベース部57を収容することによ
り、雄ハウジング50はホルダー70に保持される。ま
た、収容部73の左右両側には側壁75が形成されてお
り、収容部73の後部には左右両側に開口を備えた後壁
76が設けられている(側壁75と後壁76とはともに
本発明の「回転規制部」に相当する)。また、収容部7
3の前面側には、ベース部57を挿入可能な挿入口77
が設けられており、その幅方向両側の孔縁部分から挿入
口77の内側へ一対の抜け規制部78が突設されてい
る。挿入口77の幅寸法は、ベース部57の左右側辺部
分間の幅寸法よりも僅かに大きくされるとともに、両抜
止め部62間の寸法よりも小さくされている。そのた
め、ベース部57が収容部73内にあるときには、両抜
止め部62が両抜け規制部78に当接することでベース
部57が抜止めされる。また、ベース部57を挿入口7
7から収容部73内に挿入する際には、両抜止め片61
を幅方向内側へ撓ませることにより、両抜止め部62が
挿入口77を通過できるようになっている。また、各抜
け規制部78の孔縁部分にはベース部57の挿入口77
への挿入を案内するためのテーパ面79が設けられてい
る。
一体に形成されており、前後左右方向(X,Y軸方向)
に等幅の方形箱形をなしている。ホルダー70は、後述
の上壁71と方形の底壁72との間に、ベース部57を
収容可能な収容部73を備えている。この収容部73
は、ベース部57よりも大きな略方形状に形成されてお
り、収容部73内にベース部57を収容することによ
り、雄ハウジング50はホルダー70に保持される。ま
た、収容部73の左右両側には側壁75が形成されてお
り、収容部73の後部には左右両側に開口を備えた後壁
76が設けられている(側壁75と後壁76とはともに
本発明の「回転規制部」に相当する)。また、収容部7
3の前面側には、ベース部57を挿入可能な挿入口77
が設けられており、その幅方向両側の孔縁部分から挿入
口77の内側へ一対の抜け規制部78が突設されてい
る。挿入口77の幅寸法は、ベース部57の左右側辺部
分間の幅寸法よりも僅かに大きくされるとともに、両抜
止め部62間の寸法よりも小さくされている。そのた
め、ベース部57が収容部73内にあるときには、両抜
止め部62が両抜け規制部78に当接することでベース
部57が抜止めされる。また、ベース部57を挿入口7
7から収容部73内に挿入する際には、両抜止め片61
を幅方向内側へ撓ませることにより、両抜止め部62が
挿入口77を通過できるようになっている。また、各抜
け規制部78の孔縁部分にはベース部57の挿入口77
への挿入を案内するためのテーパ面79が設けられてい
る。
【0025】雄ハウジング50が、ホルダー70の収容
部73内にあるときには、後述する正規位置(本発明の
「原位置」に相当)が規定されており(図2、図4及び
図5に示す状態)、この正規位置においてはベース部5
7は収容部73のほぼ中央に位置している。ベース部5
7はこの正規位置から収容部73内を前後左右方向
(X,Y方向)にスライド移動可能とされるとともに、
Z軸周りに回転可能とされている。ベース部57が収容
部73内にて所定量(45度未満)回転すると、例えば
図6に示すように、ベース部57の端部が左右側壁75
あるいは後壁76に当接して回転が規制されるようにな
っている。
部73内にあるときには、後述する正規位置(本発明の
「原位置」に相当)が規定されており(図2、図4及び
図5に示す状態)、この正規位置においてはベース部5
7は収容部73のほぼ中央に位置している。ベース部5
7はこの正規位置から収容部73内を前後左右方向
(X,Y方向)にスライド移動可能とされるとともに、
Z軸周りに回転可能とされている。ベース部57が収容
部73内にて所定量(45度未満)回転すると、例えば
図6に示すように、ベース部57の端部が左右側壁75
あるいは後壁76に当接して回転が規制されるようにな
っている。
【0026】ホルダー70の上壁71には、挿入口77
から連続して略コの字形に切欠された切欠部81が設け
られている。切欠部81の左右両縁部81Aからは、左
右で対向するようにして前後に一対ずつ弾性リブ(前側
の一対のものを82F,後側の一対のものを82Rで示
す)が突設されている。各弾性リブ82F,82Rは、
切欠部81の両側縁81Aに対して略垂直方向に接続さ
れる前後一対の足部84と、両足部84の先端にX,Y
軸方向に角部を備えた略方形状の先端部85とを備えて
いる。また、各弾性リブ82F,82Rにおいて、両足
部84の中央には、開口83が備えられており、弾性リ
ブ82F,82Rは開口83周りに全体として閉環状に
形成されている。
から連続して略コの字形に切欠された切欠部81が設け
られている。切欠部81の左右両縁部81Aからは、左
右で対向するようにして前後に一対ずつ弾性リブ(前側
の一対のものを82F,後側の一対のものを82Rで示
す)が突設されている。各弾性リブ82F,82Rは、
切欠部81の両側縁81Aに対して略垂直方向に接続さ
れる前後一対の足部84と、両足部84の先端にX,Y
軸方向に角部を備えた略方形状の先端部85とを備えて
いる。また、各弾性リブ82F,82Rにおいて、両足
部84の中央には、開口83が備えられており、弾性リ
ブ82F,82Rは開口83周りに全体として閉環状に
形成されている。
【0027】四個の弾性リブ82F,82Rの各先端部
85において、ホルダー70の中心側に位置する辺部分
は対向辺部85Aとされており、4つの対向辺部85A
によってホルダー70の中央に略方形状の軸受孔87が
形作られている。この軸受孔87の寸法は軸部53の寸
法よりも僅かに大きくされており、ベース部57を収容
部73内に収容すると、各対向辺部85Aが軸部53の
各当接面55に対向した状態で軸受孔87に軸部53が
挿通されるようになっている。図5等に示すように、軸
部53が軸受孔87内にあり、各弾性リブ82F,82
Rを押圧変形していない状態における雄ハウジング50
のホルダー70に対する位置は正規位置とされている。
即ち、この正規位置においては、雄ハウジング50はホ
ルダー70に対してX,Y軸方向の位置と、Z軸周りの
回転方向の向きについて一定の範囲内に収まった状態と
なる。また、前面側の一対の弾性リブ82F間の隙間は
軸部挿入口88とされており、両弾性リブ82Fを互い
に外側へ押し広げるようにして撓ませることで軸部挿入
口88に軸部53を通すことができるようになってい
る。
85において、ホルダー70の中心側に位置する辺部分
は対向辺部85Aとされており、4つの対向辺部85A
によってホルダー70の中央に略方形状の軸受孔87が
形作られている。この軸受孔87の寸法は軸部53の寸
法よりも僅かに大きくされており、ベース部57を収容
部73内に収容すると、各対向辺部85Aが軸部53の
各当接面55に対向した状態で軸受孔87に軸部53が
挿通されるようになっている。図5等に示すように、軸
部53が軸受孔87内にあり、各弾性リブ82F,82
Rを押圧変形していない状態における雄ハウジング50
のホルダー70に対する位置は正規位置とされている。
即ち、この正規位置においては、雄ハウジング50はホ
ルダー70に対してX,Y軸方向の位置と、Z軸周りの
回転方向の向きについて一定の範囲内に収まった状態と
なる。また、前面側の一対の弾性リブ82F間の隙間は
軸部挿入口88とされており、両弾性リブ82Fを互い
に外側へ押し広げるようにして撓ませることで軸部挿入
口88に軸部53を通すことができるようになってい
る。
【0028】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。雄ハウジング50をホルダー70に組
付けるには、まずベース部57を、図3において矢線で
示すように、前端側から挿入口77内へと差し入れる。
このとき、ベース部57側とホルダー70側とにそれぞ
れテーパ面58,79が設けられているため、作業が円
滑に行える。ベース部57が挿入口77から収容部73
内に進入すると、軸部53が前側の左右弾性リブ82F
の各先端部85に突き当たり、両弾性リブ82Fが互い
に幅方向外側斜め後方へ撓み変形して軸部挿入口88が
拡げられる。
作用を説明する。雄ハウジング50をホルダー70に組
付けるには、まずベース部57を、図3において矢線で
示すように、前端側から挿入口77内へと差し入れる。
このとき、ベース部57側とホルダー70側とにそれぞ
れテーパ面58,79が設けられているため、作業が円
滑に行える。ベース部57が挿入口77から収容部73
内に進入すると、軸部53が前側の左右弾性リブ82F
の各先端部85に突き当たり、両弾性リブ82Fが互い
に幅方向外側斜め後方へ撓み変形して軸部挿入口88が
拡げられる。
【0029】そのまま両弾性リブ82Fを撓ませつつベ
ース部57を押し入れていくと、左右の抜止め部62が
それぞれテーパ面79に突き当たる。すると、各抜止め
片61が内側へ撓み変形するとともに、各抜止め部62
がテーパ面79に沿って幅方向内側へ滑り込む。そし
て、各抜止め部62が抜け規制部78を越えたところ
で、各抜止め片61が幅方向外側へ復帰変形して、各抜
止め部62がベース部57の両側部に突出する。これに
より、ベース部57が収容部73内において挿入口77
側へ付勢されたときにも、各抜止め部62が抜け規制部
78に当接することでベース部57が収容部73内に抜
止めされる。続いて、軸部53が軸部挿入口88を通過
して軸受孔87に進入すると、前側の左右弾性リブ82
Fが軸部53の後側に復帰変形して軸部挿入口88が狭
まり、軸部53が各弾性リブ82F,82Rの4つの対
向辺部85Aによって囲まれた状態となる。こうして、
雄ハウジング50がホルダー70に組み付けられる。こ
のとき、雄ハウジング50はホルダー70に対して正規
位置となっている(図2,図4,図5に示した状態)。
ース部57を押し入れていくと、左右の抜止め部62が
それぞれテーパ面79に突き当たる。すると、各抜止め
片61が内側へ撓み変形するとともに、各抜止め部62
がテーパ面79に沿って幅方向内側へ滑り込む。そし
て、各抜止め部62が抜け規制部78を越えたところ
で、各抜止め片61が幅方向外側へ復帰変形して、各抜
止め部62がベース部57の両側部に突出する。これに
より、ベース部57が収容部73内において挿入口77
側へ付勢されたときにも、各抜止め部62が抜け規制部
78に当接することでベース部57が収容部73内に抜
止めされる。続いて、軸部53が軸部挿入口88を通過
して軸受孔87に進入すると、前側の左右弾性リブ82
Fが軸部53の後側に復帰変形して軸部挿入口88が狭
まり、軸部53が各弾性リブ82F,82Rの4つの対
向辺部85Aによって囲まれた状態となる。こうして、
雄ハウジング50がホルダー70に組み付けられる。こ
のとき、雄ハウジング50はホルダー70に対して正規
位置となっている(図2,図4,図5に示した状態)。
【0030】さて、このコネクタの取付構造45(雄ハ
ウジング50及びホルダー70)は、トリムパネル31
に対して、ホルダー70の挿入口77側を上にして、ト
リムパネル31の内側の面に底壁72を貼り付けるよう
にして取り付けられる。コネクタの取付構造45をトリ
ムパネル31に取り付けた後、トリムパネル31を動か
したり、雄ハウジング50に異物が当接するなどして、
雄ハウジング50がホルダー70に対してX,Y軸方向
に変位させられた場合には、軸部53の当接面55の一
部が各対向辺部85Aのうちのいずれかに突き当たり、
その弾性リブ82F(あるいは82R)を撓み変形させ
る。このとき、雄ハウジング50がX軸方向に所定量変
位させられると、ベース部57が側壁75の一方に当接
してそれ以上の変位が規制されるため、軸部53が弾性
リブ82F,82R間の隙間を通って軸受孔87の外へ
出てしまうことが防止される。同様に、雄ハウジング5
0が後方(Y軸方向)へ所定量変位させられたときに
も、ベース部57が後壁76に当接することで、軸部5
3は軸受孔87の内側に保たれる。また、雄ハウジング
50が前方(Y軸方向)へ所定量変位させられたときに
は、抜止め部62が抜け規制部78に当接することで、
ベース部57の挿入口77からの抜けが規制されるとと
もに、軸部53はやはり軸受孔87内に保持される。雄
ハウジング50が弾性リブ82F(82R)を撓み変形
させるように変位した後、異物などの外力から開放され
ると、その弾性リブ82F(82R)の復帰変形力によ
って軸部53が押し戻され、雄ハウジング50が再び正
規位置に至る。
ウジング50及びホルダー70)は、トリムパネル31
に対して、ホルダー70の挿入口77側を上にして、ト
リムパネル31の内側の面に底壁72を貼り付けるよう
にして取り付けられる。コネクタの取付構造45をトリ
ムパネル31に取り付けた後、トリムパネル31を動か
したり、雄ハウジング50に異物が当接するなどして、
雄ハウジング50がホルダー70に対してX,Y軸方向
に変位させられた場合には、軸部53の当接面55の一
部が各対向辺部85Aのうちのいずれかに突き当たり、
その弾性リブ82F(あるいは82R)を撓み変形させ
る。このとき、雄ハウジング50がX軸方向に所定量変
位させられると、ベース部57が側壁75の一方に当接
してそれ以上の変位が規制されるため、軸部53が弾性
リブ82F,82R間の隙間を通って軸受孔87の外へ
出てしまうことが防止される。同様に、雄ハウジング5
0が後方(Y軸方向)へ所定量変位させられたときに
も、ベース部57が後壁76に当接することで、軸部5
3は軸受孔87の内側に保たれる。また、雄ハウジング
50が前方(Y軸方向)へ所定量変位させられたときに
は、抜止め部62が抜け規制部78に当接することで、
ベース部57の挿入口77からの抜けが規制されるとと
もに、軸部53はやはり軸受孔87内に保持される。雄
ハウジング50が弾性リブ82F(82R)を撓み変形
させるように変位した後、異物などの外力から開放され
ると、その弾性リブ82F(82R)の復帰変形力によ
って軸部53が押し戻され、雄ハウジング50が再び正
規位置に至る。
【0031】また、雄ハウジング50が異物等の外力に
よって正規位置からZ軸周りに回転させられた場合に
は、軸部53の外周面の一部(角部54等)が対向辺部
85Aを押圧してその弾性リブ82F(または82R)
を撓み変形させる。このとき、雄ハウジング50が所定
量回転すると、例えば図6に示すように、ベース部57
の角部(テーパ面58あるいは抜止め部62付近の部
分)がホルダー70の側壁75あるいは後壁76に当接
し、ベース部57の回転が規制される。これにより、雄
ハウジング50のホルダー70に対する過度の回転が防
止されるため、雄ハウジング50が正規位置から90度
回転して横向きになってしまうことはない。雄ハウジン
グ50が外力から開放されると、軸部53が各弾性リブ
82F(82R)の復帰変形力によって元の向きに回転
させられ、雄ハウジング50が正規位置に戻る。以上の
ように、雄ハウジング50が弾性リブ82F,82Rの
付勢によって正規位置に保持されることで、作業中に雄
ハウジング50が不用意に動いてしまい、それをもとの
正規位置に戻す等の作業が要らない。また、雄ハウジン
グ50が正規位置から所定量回転すると、ベース部57
がホルダー70の側壁75あるいは後壁76に当接して
回転が規制されるため、雄ハウジング50が過度に回転
して正規位置に復帰できなくなることが防止される。
よって正規位置からZ軸周りに回転させられた場合に
は、軸部53の外周面の一部(角部54等)が対向辺部
85Aを押圧してその弾性リブ82F(または82R)
を撓み変形させる。このとき、雄ハウジング50が所定
量回転すると、例えば図6に示すように、ベース部57
の角部(テーパ面58あるいは抜止め部62付近の部
分)がホルダー70の側壁75あるいは後壁76に当接
し、ベース部57の回転が規制される。これにより、雄
ハウジング50のホルダー70に対する過度の回転が防
止されるため、雄ハウジング50が正規位置から90度
回転して横向きになってしまうことはない。雄ハウジン
グ50が外力から開放されると、軸部53が各弾性リブ
82F(82R)の復帰変形力によって元の向きに回転
させられ、雄ハウジング50が正規位置に戻る。以上の
ように、雄ハウジング50が弾性リブ82F,82Rの
付勢によって正規位置に保持されることで、作業中に雄
ハウジング50が不用意に動いてしまい、それをもとの
正規位置に戻す等の作業が要らない。また、雄ハウジン
グ50が正規位置から所定量回転すると、ベース部57
がホルダー70の側壁75あるいは後壁76に当接して
回転が規制されるため、雄ハウジング50が過度に回転
して正規位置に復帰できなくなることが防止される。
【0032】次に、雌雄両ハウジング40,50を嵌合
させる過程について説明する。まず、図1に示すよう
に、トリムパネル31をドアフレーム30に対して正対
するように保持して、Z軸方向に沿って接近させる。こ
の際、雌雄ハウジング40,50が互いに結合軸線Aか
らX,Y軸方向に多少ずれた状態で接近した場合には、
嵌合部41の先端部がフード部52内に進入するととも
に、それぞれのテーパ面42,52A同士が当接する。
そして、両ハウジング40,50が近接するにつれ、雄
ハウジング50は両テーパ面42,52Aに導かれて、
一部の弾性リブ82F(82R)を撓ませつつ雌ハウジ
ング40と正対する位置へとスライド移動する。また、
雌雄ハウジング40,50が互いにZ軸周りの回転方向
にずれた状態で接近した場合には、同様に嵌合部41の
先端部がフード部52内に進入するとともに、両テーパ
面42,52A同士が当接し、雄ハウジング50が雌ハ
ウジング40と正対する方向へZ軸周りに回転する。こ
うして、両ハウジング40,50が正対した後、さらに
トリムパネル31をドアフレーム30側に接近させる
と、嵌合部41がフード部52の奥へ進入する。そし
て、トリムパネル31がドアフレーム30に対して正規
の取付位置に整合されると、雌ハウジング50は正規位
置に戻るとともに、両ハウジング40,50が正規嵌合
状態となって、両ハウジング40,50内の端子金具同
士が接続される。続いて、トリムパネル31を図示しな
い留め具によってドアフレーム30に固定すると、ドア
周りの組付けが完了する。
させる過程について説明する。まず、図1に示すよう
に、トリムパネル31をドアフレーム30に対して正対
するように保持して、Z軸方向に沿って接近させる。こ
の際、雌雄ハウジング40,50が互いに結合軸線Aか
らX,Y軸方向に多少ずれた状態で接近した場合には、
嵌合部41の先端部がフード部52内に進入するととも
に、それぞれのテーパ面42,52A同士が当接する。
そして、両ハウジング40,50が近接するにつれ、雄
ハウジング50は両テーパ面42,52Aに導かれて、
一部の弾性リブ82F(82R)を撓ませつつ雌ハウジ
ング40と正対する位置へとスライド移動する。また、
雌雄ハウジング40,50が互いにZ軸周りの回転方向
にずれた状態で接近した場合には、同様に嵌合部41の
先端部がフード部52内に進入するとともに、両テーパ
面42,52A同士が当接し、雄ハウジング50が雌ハ
ウジング40と正対する方向へZ軸周りに回転する。こ
うして、両ハウジング40,50が正対した後、さらに
トリムパネル31をドアフレーム30側に接近させる
と、嵌合部41がフード部52の奥へ進入する。そし
て、トリムパネル31がドアフレーム30に対して正規
の取付位置に整合されると、雌ハウジング50は正規位
置に戻るとともに、両ハウジング40,50が正規嵌合
状態となって、両ハウジング40,50内の端子金具同
士が接続される。続いて、トリムパネル31を図示しな
い留め具によってドアフレーム30に固定すると、ドア
周りの組付けが完了する。
【0033】なお、トリムパネル31の組付けの際に、
手許を誤ってトリムパネル31をドアフレーム30に対
して大きくずれた状態で接近させてしまい、嵌合部41
がフード部52の外周面に当接して、雄ハウジング50
がX,Y軸方向に変位させられたり、Z軸周りに回転さ
せられたりすることが考えられる。しかし、このような
場合には、一旦トリムパネル31をドアフレーム30か
ら離せば、上記と同様にして雄ハウジング50が正規位
置に復帰するため、すぐに作業をやり直すことができ
る。また、トリムパネル31側とドアフレーム30側と
の間で、ホルダー70と雌ハウジング40との取付位置
に誤差が有った場合にも、上記と同様にして両ハウジン
グ40,50を嵌合させることができる。この場合、ト
リムパネル31とドアフレーム30との組み付け後に
は、雄ハウジング50は、雌ハウジング40側に正対し
て取付誤差を吸収するような位置となっている。
手許を誤ってトリムパネル31をドアフレーム30に対
して大きくずれた状態で接近させてしまい、嵌合部41
がフード部52の外周面に当接して、雄ハウジング50
がX,Y軸方向に変位させられたり、Z軸周りに回転さ
せられたりすることが考えられる。しかし、このような
場合には、一旦トリムパネル31をドアフレーム30か
ら離せば、上記と同様にして雄ハウジング50が正規位
置に復帰するため、すぐに作業をやり直すことができ
る。また、トリムパネル31側とドアフレーム30側と
の間で、ホルダー70と雌ハウジング40との取付位置
に誤差が有った場合にも、上記と同様にして両ハウジン
グ40,50を嵌合させることができる。この場合、ト
リムパネル31とドアフレーム30との組み付け後に
は、雄ハウジング50は、雌ハウジング40側に正対し
て取付誤差を吸収するような位置となっている。
【0034】以上のように、本実施形態によれば、雌雄
両ハウジング40,50を組み付けるとき、両ハウジン
グ40,50が結合軸線AからX,Y軸方向にずれた状
態、またはZ軸周りの回転方向にずれた状態で当接する
と、雄ハウジング50が雌ハウジング40に正対するよ
うに変位して両ハウジング40,50が正規に嵌合され
る。また、雄ハウジング50は、弾性リブ82F,82
Rの付勢によってホルダー70に対して正規位置に保持
されるため、雌ハウジング40の組付け前の状態におい
て、ホルダー70に対して不用意に動いてしまうことが
防止される。また、雄ハウジング50がZ軸周りに所定
量回転したときには、ベース部57がホルダー70の側
壁75あるいは後壁76に当接することで回転が規制さ
れる。このため、雄ハウジング50がホルダー70に対
して過度に回転することが防止され、例えば、雄ハウジ
ング50が正規位置に対して横向きになってしまうこと
がない。
両ハウジング40,50を組み付けるとき、両ハウジン
グ40,50が結合軸線AからX,Y軸方向にずれた状
態、またはZ軸周りの回転方向にずれた状態で当接する
と、雄ハウジング50が雌ハウジング40に正対するよ
うに変位して両ハウジング40,50が正規に嵌合され
る。また、雄ハウジング50は、弾性リブ82F,82
Rの付勢によってホルダー70に対して正規位置に保持
されるため、雌ハウジング40の組付け前の状態におい
て、ホルダー70に対して不用意に動いてしまうことが
防止される。また、雄ハウジング50がZ軸周りに所定
量回転したときには、ベース部57がホルダー70の側
壁75あるいは後壁76に当接することで回転が規制さ
れる。このため、雄ハウジング50がホルダー70に対
して過度に回転することが防止され、例えば、雄ハウジ
ング50が正規位置に対して横向きになってしまうこと
がない。
【0035】さらに、軸部53を断面4角形状するとと
もに、その周囲に4つの弾性リブ82F,82Rの各対
向辺部85Aが軸部53の一辺にそれぞれ対向するよう
に設けられることで、軸部53をX,Y軸方向及びZ軸
周りの回転方向について正規位置へと付勢可能となって
いる。また、弾性リブ82F,82Rは、一対の足部8
4を備えるとともに、全体を閉環状とすることで片持ち
状のものと比較して強度が向上している。また、ベース
部57は、収容部73内においては、抜止め部62が抜
け規制部78に当接することで抜止めされる。抜止め部
62は抜止め片61を弾性変形させることで挿入口77
内を通過させることができる。
もに、その周囲に4つの弾性リブ82F,82Rの各対
向辺部85Aが軸部53の一辺にそれぞれ対向するよう
に設けられることで、軸部53をX,Y軸方向及びZ軸
周りの回転方向について正規位置へと付勢可能となって
いる。また、弾性リブ82F,82Rは、一対の足部8
4を備えるとともに、全体を閉環状とすることで片持ち
状のものと比較して強度が向上している。また、ベース
部57は、収容部73内においては、抜止め部62が抜
け規制部78に当接することで抜止めされる。抜止め部
62は抜止め片61を弾性変形させることで挿入口77
内を通過させることができる。
【0036】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。また、
その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶ
ものである。 (1)上記実施形態では、本発明のコネクタの取付構造
を車両のドアに適用した例を示したが、本発明はその他
の箇所にも使用できる。 (2)上記実施形態では、雄ハウジング50をフローテ
ィング状態としたが、本発明によれば、逆に雌ハウジン
グ側をフローティング状態として、相手側を雄ハウジン
グとしても良い。
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。また、
その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶ
ものである。 (1)上記実施形態では、本発明のコネクタの取付構造
を車両のドアに適用した例を示したが、本発明はその他
の箇所にも使用できる。 (2)上記実施形態では、雄ハウジング50をフローテ
ィング状態としたが、本発明によれば、逆に雌ハウジン
グ側をフローティング状態として、相手側を雄ハウジン
グとしても良い。
【0037】(3)上記実施形態では、相手側の雌ハウ
ジング40がドアフレーム30に固着されているが、本
発明は相手側ハウジングが固定されていないものにも適
用できる。その場合には、例えば、弾性リブを軸部に対
して密着させて常に正規位置へ付勢するようにしておけ
ば、組付け後に車両等が動いた場合にも雌雄両ハウジン
グがホルダーに対して正規位置に保持され、がたつきが
防止できる。 (4)上記実施形態では、雄ハウジング50が所定量回
転したときにホルダー70の側壁75あるいは後壁76
がベース部55に当接することで回転が規制されるが、
本発明によれば、回転規制部は、例えば収容部の底壁か
らベース部に当接可能な突部を設けるなどしても良い。
ジング40がドアフレーム30に固着されているが、本
発明は相手側ハウジングが固定されていないものにも適
用できる。その場合には、例えば、弾性リブを軸部に対
して密着させて常に正規位置へ付勢するようにしておけ
ば、組付け後に車両等が動いた場合にも雌雄両ハウジン
グがホルダーに対して正規位置に保持され、がたつきが
防止できる。 (4)上記実施形態では、雄ハウジング50が所定量回
転したときにホルダー70の側壁75あるいは後壁76
がベース部55に当接することで回転が規制されるが、
本発明によれば、回転規制部は、例えば収容部の底壁か
らベース部に当接可能な突部を設けるなどしても良い。
【0038】(5)上記実施形態では、軸部53は断面
略正方形状とされているが、本発明によれば、軸部の形
状はこれに限らず、例えば長方形・菱形等の四角形や、
三角形または五角形以上のものでも良い。 (6)上記実施形態では、4つの弾性リブ82F,82
Rが閉環状に形成されてるが、本発明によれば、弾性部
の数はこれに限られない。また、弾性部の形状も上記実
施形態のものに限られず、例えば片持ち形状としても良
い。 (7)上記実施形態では、抜止め片61を互いに幅方向
内側へ弾性変形させることで抜止め部62に挿入口77
を通過させることができるようになっているが、本発明
によれば、抜け規制部側を弾性変形するようにしても良
い。
略正方形状とされているが、本発明によれば、軸部の形
状はこれに限らず、例えば長方形・菱形等の四角形や、
三角形または五角形以上のものでも良い。 (6)上記実施形態では、4つの弾性リブ82F,82
Rが閉環状に形成されてるが、本発明によれば、弾性部
の数はこれに限られない。また、弾性部の形状も上記実
施形態のものに限られず、例えば片持ち形状としても良
い。 (7)上記実施形態では、抜止め片61を互いに幅方向
内側へ弾性変形させることで抜止め部62に挿入口77
を通過させることができるようになっているが、本発明
によれば、抜け規制部側を弾性変形するようにしても良
い。
【図1】本実施形態においてトリムパネルとドアフレー
ムとを組付ける前の状態を示す斜視図
ムとを組付ける前の状態を示す斜視図
【図2】コネクタの取付構造と雌ハウジングとを示す正
面図
面図
【図3】雄ハウジングをホルダーに組付ける前の状態を
示す斜視図
示す斜視図
【図4】雄ハウジングをホルダーに組み付けた状態を示
す斜視図
す斜視図
【図5】雄ハウジングが正規位置にあるときの平断面図
【図6】雄ハウジングの回転が規制されている状態を示
す平断面図
す平断面図
【図7】従来例においてトリムパネルとドアフレームと
を組付ける前の状態を示す斜視図
を組付ける前の状態を示す斜視図
【図8】従来例におけるコネクタの取付構造を示す斜視
図
図
40…雌ハウジング(相手側ハウジング) 45…コネクタの取付構造 50…雄ハウジング(ハウジング本体) 52…フード部(ハウジング部) 53…軸部 57…ベース部 62…抜止め部 70…ホルダー 73…収容部 75…側壁(回転規制部) 76…後壁(回転規制部) 77…挿入口 78…抜け規制部 82F,82R…弾性リブ(弾性部) 84…足部 A…結合軸線
Claims (4)
- 【請求項1】 結合軸線上に沿って組み付けられる相手
側ハウジングに嵌合可能なハウジング部とこのハウジン
グ部から前記相手側ハウジングが近接する方向とは逆側
に前記結合軸線上に沿って延出される軸部とこの軸部か
ら略直交する方向に設けられる平板状のベース部とを備
えたハウジング本体と、前記ベース部をこのベース部を
含む平面内で移動可能に収容する収容部が備えられたホ
ルダーと、このホルダーから前記軸部を取り囲むように
して配され前記ハウジング本体が前記結合軸線と直交す
る方向へ移動すること及び前記結合軸線周りの角変位を
生じることを許容し併せてこれら移動あるいは角変位が
生じたときに原位置へ復帰させるよう付勢する弾性部と
からなるコネクタの取付構造であって、 前記収容部には、前記ハウジング本体が所定角度の角変
位を生じたときに前記ベース部に当接することでそれ以
上の角変位を規制する規制部が設けられていることを特
徴とするコネクタの取付構造。 - 【請求項2】 前記軸部は断面多角形状に形成される一
方、前記弾性部は前記軸部の多角形の辺数に合わせて設
けられており、各弾性部が前記軸部の一辺に対向するよ
うに設けられることでこの軸部が前記原位置方向へ付勢
可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のコ
ネクタの取付構造。 - 【請求項3】 前記弾性部は、前記ホルダーに接続され
る一対の足部を備えており、全体として閉環状に形成さ
れていることを特徴とする請求項1または請求項2のい
ずれかに記載のコネクタの取付構造。 - 【請求項4】 前記ホルダーには、前記ベース部を前記
収容部内に挿入可能な挿入口が前記結合軸に直交する一
方向に開口されており、この挿入口の孔縁からは、前記
挿入口を狭める方向に抜け規制部が突設されている一
方、前記ベース部には、前記抜け規制部と当接すること
でこのベース部の前記収容部からの抜止めをする抜止め
部が設けられているとともに、前記抜け規制部と前記抜
止め部とのうちの少なくとも一方側は前記抜止め部の前
記挿入口の通過を許容するように弾性変形可能とされて
いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
に記載のコネクタの取付構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30502299A JP2001126821A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | コネクタの取付構造 |
US09/679,689 US6325652B1 (en) | 1999-10-27 | 2000-10-05 | Connector mounting construction, a connector and a holder therefor |
EP00122301A EP1096617A1 (en) | 1999-10-27 | 2000-10-20 | A connector mounting construction, a connector and a holder therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30502299A JP2001126821A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | コネクタの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001126821A true JP2001126821A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17940159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30502299A Pending JP2001126821A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | コネクタの取付構造 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US6325652B1 (ja) |
EP (1) | EP1096617A1 (ja) |
JP (1) | JP2001126821A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007220535A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Molex Inc | コネクタホルダ |
US9666983B2 (en) | 2013-08-09 | 2017-05-30 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Connector |
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DE102006004742B4 (de) * | 2006-02-02 | 2017-10-12 | Volkswagen Ag | System mit einer komponentenseitigen Steckeinheit und einer bodenseitigen Buchseneinheit sowie ein Fahrzeug mit diesem System |
JP5241549B2 (ja) * | 2009-02-09 | 2013-07-17 | 富士通テン株式会社 | 車両用アンテナのコネクタ |
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WO2016160034A1 (en) * | 2015-04-03 | 2016-10-06 | Hewlett Packard Enterprise Development Lp | Connector mounts |
CN106410535B (zh) | 2015-07-29 | 2020-10-02 | 福特环球技术公司 | 电插座的底座装置及车辆内饰总成 |
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JP1620819S (ja) * | 2018-04-20 | 2018-12-25 | ||
JP1620818S (ja) | 2018-04-20 | 2018-12-25 | ||
EP3604035B1 (en) * | 2018-07-30 | 2023-06-21 | Valeo Iluminacion | Electronic connection assembly, automotive lighting device and method for manufacturing an automotive lighting device |
EP4005031A1 (de) * | 2019-07-26 | 2022-06-01 | Hirschmann Automotive GmbH | Adapterstecker mit spielausgleich |
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US12022245B2 (en) | 2020-06-30 | 2024-06-25 | Go!Foton Holdings, Inc. | Easy access patch panel |
EP4155126A3 (en) * | 2021-09-02 | 2023-05-31 | Tyco Electronics AMP Korea Co., Ltd. | Positionable connector and connector assembly including the same |
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FR2639481B1 (fr) | 1988-11-21 | 1991-03-15 | Peugeot | Dispositif formant connecteur electrique |
GB2274356A (en) * | 1993-04-30 | 1994-07-20 | Itt Ind Ltd | Improvements relating to electrical component mounting arrangements |
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JP3140347B2 (ja) | 1995-09-29 | 2001-03-05 | 矢崎総業株式会社 | 可動コネクタ用クリップ |
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-
1999
- 1999-10-27 JP JP30502299A patent/JP2001126821A/ja active Pending
-
2000
- 2000-10-05 US US09/679,689 patent/US6325652B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-10-20 EP EP00122301A patent/EP1096617A1/en not_active Withdrawn
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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