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JP2001125052A - コンタクトレンズ装着液 - Google Patents

コンタクトレンズ装着液

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Publication number
JP2001125052A
JP2001125052A JP30233899A JP30233899A JP2001125052A JP 2001125052 A JP2001125052 A JP 2001125052A JP 30233899 A JP30233899 A JP 30233899A JP 30233899 A JP30233899 A JP 30233899A JP 2001125052 A JP2001125052 A JP 2001125052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact lens
lens mounting
examples
cyclodextrin
cyclodextrins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30233899A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruto Tabuchi
照人 田淵
Akiko Arimura
秋子 有村
Misao Koide
操 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP30233899A priority Critical patent/JP2001125052A/ja
Publication of JP2001125052A publication Critical patent/JP2001125052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 高分子化合物とシクロデキストリン類と
を含有してなるコンタクトレンズ装着液。 【効果】 本発明によれば、シクロデキストリン類を高
分子化合物と併用することによって、コンタクトレンズ
装着時に優れた濡れ性を有するのみならず、コンタクト
レンズ装着時のべたつき感を改善することができるコン
タクトレンズ装着液が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンタクトレンズ装
着液に関し、更に詳しくは、高分子化合物とシクロデキ
ストリン類とを含有し、コンタクトレンズの装着感を改
善し得るコンタクトレンズ装着液に関する。
【0002】
【従来の技術】コンタクトレンズは、一般にハードコン
タクトレンズとソフトコンタクトレンズに大別すること
ができる。このようなコンタクトレンズは、ハード及び
ソフトを問わず、レンズ表面を涙液が覆うことによっ
て、本来の機能が発揮される。しかしながら、何らかの
原因で表面がぬれにくいコンタクトレンズを装着してい
ると、涙膜をレンズ表面に引き伸ばすことができないの
で、レンズ表面が乾燥し、機械的な摩擦等で結膜や角膜
を傷つける恐れがある。更に、涙液中の、または外界か
らの油などの汚染物質が付着しやすくなり、異物感やコ
ンタクトレンズの曇り、フィッティングの低下が引き起
こされる。従って、レンズ表面に安定した涙液層を形成
させるために、コンタクトレンズの濡れ性を向上させる
ことが望ましい。
【0003】コンタクトレンズの濡れ性を向上させる方
法としては、例えばコンタクトレンズ表面に高粘性の親
水成分を付着させる方法などが挙げられ、一般にセルロ
ース系高分子化合物、ポリビニル系高分子化合物の粘性
によって、コンタクトレンズの表面に親水性の膜を形成
させており、このようなセルロース系高分子化合物、ポ
リビニル系高分子化合物を含有するコンタクトレンズ装
着液は、すでに市販されている。
【0004】しかしながら、この方法は、簡単な操作で
濡れ性を向上させることができるものの、コンタクトレ
ンズ装着液の粘度が高いため、コンタクトレンズの装着
時にべたついて装着しにくいという問題がある。従っ
て、コンタクトレンズの装着に関して、このべたつき感
を改善するコンタクトレンズ装着液の出現が望まれてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情を
鑑みなされたもので、コンタクトレンズ装着時に優れた
濡れ性を有するのみならず、装着時のべたつき感を充分
に抑えたコンタクトレンズ装着液を提供することを目的
としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記目的を達成するために鋭意検討を行った結
果、従来の高分子化合物を含有した装着液にシクロデキ
ストリン類を配合することにより、上記装着液の濡れ性
を損なうことなく、コンタクトレンズ装着時の不快なべ
たつき感を抑制できることを見出し、本発明をなすに至
った。
【0007】即ち、本発明は、高分子化合物とシクロデ
キストリン類とを含有してなることを特徴とするコンタ
クトレンズ装着液を提供する。
【0008】以下、本発明につき、更に詳述すると、本
発明のコンタクトレンズ装着液は、高分子化合物とシク
ロデキストリン類とを必須成分として含有するものであ
る。
【0009】ここで、本発明において高分子化合物とし
ては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン等のポリビニル系高分子化合物、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセル
ロース系高分子化合物の他、ブドウ糖、ポリアルキレン
グリコール(アルキレン基としては、例えばエチレン基
及び/又はプロピレン基が好適である)などを挙げるこ
とができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組合
せて用いることができる。
【0010】上記高分子化合物の分子量としては、特に
制限されるものではないが、上記ポリビニル系高分子化
合物の場合、重量平均分子量が2万〜15万程度、ヒド
ロキシエチルセルロースを除く上記セルロース系高分子
化合物であれば、重量平均分子量が1万〜15万程度、
ヒドロキシエチルセルロースであれば、重量平均分子量
が1万〜100万程度が好ましい。
【0011】本発明のコンタクトレンズ装着液における
上記高分子化合物の配合量は、特に制限されるものでは
ないが、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン
などのポリビニル系高分子化合物のコンタクトレンズ装
着液における濃度は、通常好ましくは0.1〜3重量/
容量%(以下、w/v%)、より好ましくは0.4〜
2.5w/v%である。0.1w/v%未満であると、
濡れ性が不充分となる場合があり、3w/v%を超える
と、粘度が高すぎるために、装着液として好ましくない
場合がある。
【0012】また、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースな
どのセルロース系高分子化合物のコンタクトレンズ装着
液における濃度は、通常好ましくは0.05〜5w/v
%、より好ましくは0.1〜2w/v%である。0.0
5w/v%未満であると、濡れ性が不充分となる場合が
であり、5w/v%を超えると、粘度が高すぎるため
に、装着液として好ましくない場合がある。
【0013】本発明のシクロデキストリン類としては、
例えばシクロデキストリン及びシクロデキストリンの糖
類環状構造を有するシクロデキストリン誘導体などが挙
げられる。より具体的には、シクロデキストリンとして
は、例えばα−シクロデキストリン、β−シクロデキス
トリン、γ−シクロデキストリン及びδ−シクロデキス
トリン等を挙げることができ、また、シクロデキストリ
ン誘導体としては、例えばメチル化シクロデキストリ
ン、ヒドロキシメチル化シクロデキストリン、マルトシ
ル−α−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−β−
シクロデキストリン、トリアセチル−β−シクロデキス
トリン等が挙げられ、これらの中でもα−シクロデキス
トリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキスト
リン、δ−シクロデキストリン、メチル化シクロデキス
トリン及びヒドロキシメチル化シクロデキストリン等が
より好適に用いられ、これらは1種単独で又は2種以上
を適宜組み合わせて使用することができる。
【0014】本発明のコンタクトレンズ装着液は、上記
シクロデキストリン類を添加することにより、コンタク
トレンズ装着時のべたつき感を抑制するものであり、装
着液における上記シクロデキストリン類の配合量は、特
に制限されないが、好ましくは装着液全体の0.03〜
1w/v%、より好ましくは0.03〜0.5w/v%
である。0.03w/v%未満であると、シクロデキス
トリン類によるべたつき感の改善効果が不充分となる場
合があり、1w/v%を超えると、低温条件下での装着
液の保存安定性に問題が生じる場合がある。
【0015】本発明のコンタクトレレンズ装着液には、
上記必須成分以外に、本発明の効果を妨げない限り、通
常の眼科用剤などに慣用されている各種添加成分、例え
ば薬剤、防腐剤、等張化剤、緩衝化剤、安定化剤、香料
などを更に含有させることができ、これらは1種単独で
又は2種以上を適宜組合せて使用することができる。
【0016】より具体的には、薬剤としては、例えばア
スパラギン酸カリウム、アミノエチルスルホン酸、コン
ドロイチン硫酸ナトリウムなどが挙げられ、防腐剤とし
ては、例えば塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロル
ヘキシジン、ソルビン酸、クロロブタノール、パラオキ
シ安息香酸エステルなどが挙げられ、等張化剤として
は、例えば塩化カリウム、塩化ナトリウム、プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、グリセリンなど
が挙げられ、緩衝化剤としては、例えばクエン酸、ホウ
酸、リン酸水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、氷酢
酸などが挙げられ、安定化剤としては、例えばエデト酸
ナトリウム、ポリオキシエチレン(POE)(20)ソ
ルビタンモノオレート、POE硬化ヒマシ油などが挙げ
られ、香料としては、例えばカンフル、メントール、ボ
ルネオール、ユーカリ油、ゲラニオール、ウイキョウ
油、ベルガモット油などが挙げられる。これらは本発明
の効果が損なわれることがない範囲で、適宜量配合する
ことができる。
【0017】本発明のコンタクトレンズ装着液は、上記
必須成分及び必要に応じて上記任意成分を配合するもの
であり、その粘度が特に制限されるものではないが、コ
ンタクトレンズ装着液としての使用性を考慮すれば、通
常35℃における粘度が2〜50センチポアズ、特に5
〜30センチポアズであることが望ましい。なお、粘度
測定は、日本薬局方に記載された粘度測定法に準じて測
定することができる。
【0018】本発明のコンタクトレンズ装着液の製造方
法は、特に制限されるものではなく、例えば上記各成分
を滅菌精製水、イオン交換水などの水、或いはエタノー
ルなどのアルコールとの混合溶媒などに溶解させた後、
pH、更に必要に応じて浸透圧などをpH調整剤、等張
化剤により適宜調整することによって、コンタクトレン
ズ装着液を得ることができる。
【0019】本発明のコンタクトレンズ装着液は、その
用法、使用量が特に制限されるものではなく、コンタク
トレンズ装着液の常用量を常法に従って使用することに
よって、ハードコンタクトレンズ、酸素透過性ハードコ
ンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ等の各種コン
タクトレンズを装着する際に、優れた濡れ性が発揮され
て、コンタクトレンズ表面の乾燥によって結膜や角膜に
傷がつくことを防止できるのみならず、装着時のべたつ
き感もなく、容易にコンタクトレンズを装着することが
できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定
されるものではない。
【0021】[実施例1〜15及び比較例1〜15]表
1に示す組成となるように各成分を常法に従って滅菌精
製水中に溶かし、無菌的に調合して、実施例1〜15及
び比較例1〜15のコンタクトレンズ装着液を調製し
た。コンタクトレンズ使用者9人(ハードコンタクトレ
ンズ使用者3人、酸素透過性ハードコンタクトレンズ使
用者3人、ソフトコンタクトレンズ使用者3人)がそれ
ぞれ各コンタクトレンズ装着液を用いて常法によりコン
タクトレンズを装着して、装着液のべたつき感を下記評
価基準に従って官能評価し、更に、各装着液の平均点を
高分子化合物とシクロデキストリン類とを併用した実施
例と、シクロデキストリン類を配合しない比較例(例え
ば実施例1と比較例1)とで比較し、比較例の評価点か
ら実施例の評価点を引いた値が2以上のものについては
◎とし、2未満1以上のものについては○とし、1未満
0以上のものについては△とし、0未満のものについて
は×として、高分子化合物とシクロデキストリン類との
併用の有無によるコンタクトレンズ装着液の使用感を評
価した。結果を表1に併記する。
【0022】<べたつき感評価基準> 4:べたつく 3:ややべたつく 2:ほとんどべたつかない 1:べたつかない
【0023】
【表1】 注) CD:シクロデキストリン PVA:ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−0
5:日本合成化学工業(株)) PVP:ポリビニルピロリドン(コリドンK−25:B
ASF Japan(株)) HEC:ヒドロキシエチルセルロース(フジケミHEC
CF−V:住友精化(株)) HPMC:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メト
ローズ65SH−1500:信越化学工業(株)) MC:メチルセルロース(メトローズSM−25:信越
化学工業(株))
【0024】上記表1の結果から明らかなように、実施
例1〜15において、いずれにおいてもシクロデキスト
リン類を配合しない比較例1〜15に比べて、実施例1
〜15の方がべたつき感がないと評価する比率が高く、
シクロデキストリン類を高分子化合物と併用したコンタ
クトレンズ装着液は、シクロデキストリン類を併用しな
いコンタクトレンズ装着液に比べて、べたつき感が抑え
られていることが認められる。なお、上記実施例は、い
ずれも比較例に比べて濡れ性は損なわれていなかった。
【0025】[実施例16〜25及び比較例16〜2
5]表2に示す組成となるように、各成分を常法に従っ
て滅菌精製水中に溶かし、無菌的に調合して、実施例1
6〜25及び比較例16〜25のコンタクトレンズ装着
液を調製した。各コンタクトレンズ装着液について、コ
ンタクトレンズ使用者9人(ハードコンタクトレンズ使
用者3人、酸素透過性ハードコンタクトレンズ使用者3
人、ソフトコンタクトレンズ使用者3人)が上記実施例
1〜15及び比較例1〜15と同様にしてべたつき感を
評価した。結果を表2に併記する。
【0026】
【表2】 注) CD:シクロデキストリン PVA:ポリビニルアルコール:日本合成化学工業
(株) PVP:ポリビニルピロリドン:BASF Japan
(株) MC:メチルセルロース:信越化学工業(株) HPMC:ヒドロキシプロピルメチルセルロース:信越
化学工業(株) HEC:ヒドロキシエチルセルロース:住友精化(株)
【0027】上記表2の結果から明らかなように、実施
例16〜25において、いずれにおいてもシクロデキス
トリン類を配合しない比較例16〜25に比べて、実施
例16〜25の方がべたつき感がないと評価する比率が
高く、シクロデキストリン類を高分子化合物と併用した
コンタクトレンズ装着液は、シクロデキストリン類を併
用しないコンタクトレンズ装着液に比べて、べたつき感
が抑えられていることが認められる。なお、上記実施例
は、いずれも比較例に比べて濡れ性は損なわれていなか
った。
【0028】[実施例26〜34及び比較例26、2
7]表3に示す組成となるように、各成分を常法に従っ
て滅菌精製水中に溶かし、無菌的に調合して、実施例2
6〜34及び比較例26、27のコンタクトレンズ装着
液を調製した。各コンタクトレンズ装着液のべたつき感
をコンタクトレンズ使用者9人(ハードコンタクトレン
ズ使用者3人、酸素透過性ハードコンタクトレンズ使用
者3人、ソフトコンタクトレンズ使用者3人)が上記実
施例と同様にして上記評価基準に従って官能評価して、
4段階評価で平均値が1以上2未満のものについては◎
とし、2以上3未満のものについては○とし、3以上4
未満のものについては△とし、4以上のものについては
×として使用感を評価した。なお、装着液としては○以
上が好ましく、より好ましくは◎である。これらの結果
を表3に併記する。
【0029】
【表3】 注) PVA:ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−0
5:日本合成化学工業(株)) PVP:ポリビニルピロリドン(コリドンK−25:B
ASF Japan(株)) HPMC:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メト
ローズ65SH−1500:信越化学工業(株)) MC:メチルセルロース(メトローズSM−25:信越
化学工業(株)) HEC:ヒドロキシエチルセルロース(フジケミHEC
CF−V:住友精化(株))
【0030】上記表3の結果から明らかなように、実施
例26〜34において、いずれにおいてもシクロデキス
トリン類を併用した装着液は、シクロデキストリン類を
配合しない比較例26、27のコンタクトレンズ装着液
に比べて、べたつき感がないと評価する比率が高く、シ
クロデキストリン類を配合したコンタクトレンズ装着液
は、シクロデキストリン類を配合しないコンタクトレン
ズ装着液に比べて、べたつき感が抑えられていることが
認められる。なお、上記実施例は、いずれも比較例に比
べて濡れ性は損なわれていなかった。
【0031】[実施例35、36及び比較例28]表4
に示す組成となるように、各成分を常法に従って滅菌精
製水中に溶かし、無菌的に調合して、実施例35、36
及び比較例28のコンタクトレンズ装着液を調製した。
各コンタクトレンズ装着液のべたつき感をコンタクトレ
ンズ使用者25人(ハードコンタクトレンズ使用者5
人、酸素透過性ハードコンタクトレンズ使用者10人、
ソフトコンタクトレンズ使用者10人)が上記実施例と
同様にして上記評価基準に従って官能評価し、4段階評
価の平均値を上記同様に◎〜×として評価した。結果を
表4に併記する。
【0032】
【表4】 注) PVA:ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−0
5:日本合成化学工業(株)) HPMC:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メト
ローズ65SH−1500:信越化学工業(株))
【0033】上記表4の結果から明らかなように、実施
例35、36において、いずれのコンタクトレンズ装着
者おいても、シクロデキストリン類を併用した装着液
は、シクロデキストリン類を配合しない比較例28のコ
ンタクトレンズ装着液に比べて、べたつき感がないと評
価する比率が高く、シクロデキストリン類を併用したコ
ンタクトレンズ装着液は、シクロデキストリン類を配合
しないコンタクトレンズ装着液に比べて、べたつき感が
抑えられていることが認められた。なお、上記実施例
は、いずれも比較例に比べて濡れ性は損なわれていなか
った。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、シクロデキストリン類
を高分子化合物と併用することによって、コンタクトレ
ンズ装着時に優れた濡れ性を有するのみならず、コンタ
クトレンズ装着時のべたつき感を改善することができる
コンタクトレンズ装着液が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小出 操 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H006 BB10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子化合物とシクロデキストリン類と
    を含有してなることを特徴とするコンタクトレンズ装着
    液。
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