JP2001122389A - コンテナ用容器 - Google Patents
コンテナ用容器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 閉鎖が確実になり内容物の漏れが等が生
じないコンテナ用容器を提供する。 【解決手段】 容器本体の下部に排出筒14を設け、容
器本体の内部に内袋を収納し、この内袋の下部に排出筒
内に納まる可撓性のノズルを連通状に設け、前記排出筒
14の途中に前記可撓性のノズルを露出させるか又は可
撓性材料からなる筒を用いた可撓部22を設け、前記可
撓部22付近に排出筒14の中心軸と垂直に交差する直
線を回動軸として回動する回動体23を設け、該回動体
23と一体でかつ回動体23の回動軸を中心に対称状態
の平行な2本の棒24,25で前記可撓部を挟み、回動
体23の回動により排出筒14を閉鎖又は開放するコン
テナ用容器。
じないコンテナ用容器を提供する。 【解決手段】 容器本体の下部に排出筒14を設け、容
器本体の内部に内袋を収納し、この内袋の下部に排出筒
内に納まる可撓性のノズルを連通状に設け、前記排出筒
14の途中に前記可撓性のノズルを露出させるか又は可
撓性材料からなる筒を用いた可撓部22を設け、前記可
撓部22付近に排出筒14の中心軸と垂直に交差する直
線を回動軸として回動する回動体23を設け、該回動体
23と一体でかつ回動体23の回動軸を中心に対称状態
の平行な2本の棒24,25で前記可撓部を挟み、回動
体23の回動により排出筒14を閉鎖又は開放するコン
テナ用容器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種流体の搬送
に使用するコンテナ用容器に関する。
に使用するコンテナ用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6(A)、(B)は、液体の搬送に使
用されているコンテナ用容器1を示し、金属板を用いて
角形に形成した外容器2の上端壁に開口3を設け、この
外容器2内に円筒状の内容器4を収納し、内容器4の上
端に開口3から外容器2の外部に突出する筒状注入口5
を設け、該内容器4の下部に接続したバルブ6付きの排
出筒7を外容器2の下部外方に導出させ、外容器2と内
容器4間の空間にクッション性のある緩衝材8を充填す
ると共に、前記内容器4の内部に可撓性と耐薬品性、耐
水性を有する材料の内袋9を着脱自在に収納し、この内
袋9の下部を排出筒7と接続させた構造を有し、筒状注
入口5から内容器4の内袋9内に流動物を充填して搬送
し、流動物は排出筒7のバルブ6を開くことによって行
うようになっている。
用されているコンテナ用容器1を示し、金属板を用いて
角形に形成した外容器2の上端壁に開口3を設け、この
外容器2内に円筒状の内容器4を収納し、内容器4の上
端に開口3から外容器2の外部に突出する筒状注入口5
を設け、該内容器4の下部に接続したバルブ6付きの排
出筒7を外容器2の下部外方に導出させ、外容器2と内
容器4間の空間にクッション性のある緩衝材8を充填す
ると共に、前記内容器4の内部に可撓性と耐薬品性、耐
水性を有する材料の内袋9を着脱自在に収納し、この内
袋9の下部を排出筒7と接続させた構造を有し、筒状注
入口5から内容器4の内袋9内に流動物を充填して搬送
し、流動物は排出筒7のバルブ6を開くことによって行
うようになっている。
【0003】このようなコンテナ用容器1は、流動物を
内袋9内に収納することにより内容器4と流動物の直接
的な接触の発生がなく、充填搬送せんとする流動物の種
類の変更時には内袋9を取り換えるだけでよく、内容器
4内の洗浄が不要となり、洗浄コストの低減が図れると
いう利点がある。
内袋9内に収納することにより内容器4と流動物の直接
的な接触の発生がなく、充填搬送せんとする流動物の種
類の変更時には内袋9を取り換えるだけでよく、内容器
4内の洗浄が不要となり、洗浄コストの低減が図れると
いう利点がある。
【0004】しかし、上記のような従来のコンテナ用容
器1は、排出筒7が金属製のパイプで形成され、流動物
が直接的に接触しているので、流動物で内周面が汚れ、
流動物の種類の変更時に排出筒7の洗浄を行わなければ
ならないという必要がある。
器1は、排出筒7が金属製のパイプで形成され、流動物
が直接的に接触しているので、流動物で内周面が汚れ、
流動物の種類の変更時に排出筒7の洗浄を行わなければ
ならないという必要がある。
【0005】そこで本発明者は、特願平10−3426
45号で、容器本体の下部に排出筒を設け、前記容器本
体の内部に抜き差し可能となる内袋を収納し、この内袋
の下部に排出筒内に納まる可撓性のノズルを連通状に設
け、前記排出筒の途中に、ノズルを挟むことによって閉
鎖し、ノズルの挟持を解くことで内容物を取り出す開閉
部を設けた構成を採用し、排出筒の内周面に流動物が直
接接触することのないようにし、充填物の変更時に排出
筒の洗浄が不要になるコンテナ用容器を提供した。
45号で、容器本体の下部に排出筒を設け、前記容器本
体の内部に抜き差し可能となる内袋を収納し、この内袋
の下部に排出筒内に納まる可撓性のノズルを連通状に設
け、前記排出筒の途中に、ノズルを挟むことによって閉
鎖し、ノズルの挟持を解くことで内容物を取り出す開閉
部を設けた構成を採用し、排出筒の内周面に流動物が直
接接触することのないようにし、充填物の変更時に排出
筒の洗浄が不要になるコンテナ用容器を提供した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の発明により、排
出筒内の洗浄も不要になった。しかし、内容物の閉鎖が
ノズルを狭持することによって行なっているため、挟持
体の精度や内容物の流動性によっては、ノズルの狭持部
分から内容物が漏れ出し、充分な閉鎖効果が得られない
おそれがあった。
出筒内の洗浄も不要になった。しかし、内容物の閉鎖が
ノズルを狭持することによって行なっているため、挟持
体の精度や内容物の流動性によっては、ノズルの狭持部
分から内容物が漏れ出し、充分な閉鎖効果が得られない
おそれがあった。
【0007】そこで、この発明の課題は、内袋の下部に
可撓性のノズルを連通状に設けて、ノズル部分で内容物
を閉鎖する構造のコンテナ用容器において、内容物が漏
れ出すことのない閉鎖構造を提供することを課題とす
る。
可撓性のノズルを連通状に設けて、ノズル部分で内容物
を閉鎖する構造のコンテナ用容器において、内容物が漏
れ出すことのない閉鎖構造を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、容器本体の下部に排出筒を設け、前記
容器本体の内部に抜き差し可能となる内袋を収納し、こ
の内袋の下部に排出筒内に納まる可撓性のノズルを連通
状に設けたコンテナ用容器において、前記排出筒の途中
に前記可撓性のノズルを露出させるか又は可撓性材料か
らなる筒を用いた可撓部を設け、前記可撓部付近に排出
筒の中心軸と垂直に交差する直線を回動軸として回動す
る回動体を設け、該回動体と一体でかつ回動体の回動軸
を中心に対称状態の平行な2本の棒で前記可撓部を挟
み、回動体の回動により排出筒を閉鎖又は開放する構成
を採用したものである。
め、この発明は、容器本体の下部に排出筒を設け、前記
容器本体の内部に抜き差し可能となる内袋を収納し、こ
の内袋の下部に排出筒内に納まる可撓性のノズルを連通
状に設けたコンテナ用容器において、前記排出筒の途中
に前記可撓性のノズルを露出させるか又は可撓性材料か
らなる筒を用いた可撓部を設け、前記可撓部付近に排出
筒の中心軸と垂直に交差する直線を回動軸として回動す
る回動体を設け、該回動体と一体でかつ回動体の回動軸
を中心に対称状態の平行な2本の棒で前記可撓部を挟
み、回動体の回動により排出筒を閉鎖又は開放する構成
を採用したものである。
【0009】ここで、内袋と連通状に設けられたノズル
は、ポリエチレン等の可撓性を有する材料を用い、容器
本体内から内袋を取り出すとき、排出筒内から抜き取れ
ばよく、充填物の変更時に新たなものとの交換だけで洗
浄が不要になる。
は、ポリエチレン等の可撓性を有する材料を用い、容器
本体内から内袋を取り出すとき、排出筒内から抜き取れ
ばよく、充填物の変更時に新たなものとの交換だけで洗
浄が不要になる。
【0010】排出筒の途中に設けられた可撓部は、排出
筒の途中を切取ってノズルを露出させるか、又は、耐薬
ゴム、あるいは積層ポリチューブ等の可撓性材料の筒か
らなり、排出筒の中心軸と垂直に交差する直線を回動軸
として回動体が回動する際、その回動体に一体として取
付けられた回動軸と平行な2本の棒が、この可撓部を閉
鎖することになる。
筒の途中を切取ってノズルを露出させるか、又は、耐薬
ゴム、あるいは積層ポリチューブ等の可撓性材料の筒か
らなり、排出筒の中心軸と垂直に交差する直線を回動軸
として回動体が回動する際、その回動体に一体として取
付けられた回動軸と平行な2本の棒が、この可撓部を閉
鎖することになる。
【0011】その原理は、可撓部(排出筒)の中心軸と
直交する直線を回動軸とする回動体に、該回動体の回動
軸を中心に対称状態の平行な2本の棒で前記可撓部を上
下で挟み、この状態で回動体がどちらか一方向に回転す
ると、2本の棒も連動して回動体の回動軸を中心に回転
し、上方の棒は可撓部を下に押さえ込むように下方向に
移動し、下方の棒は可撓部を上に押し上げるように移動
するため、180度以上回転すると、棒の2カ所の部分
では可撓部は丁度Z字状に鋭角に折れ曲がることにな
り、この2カ所の折れ曲がり部分では、可撓部の可撓性
により棒に押されて内部断面積が無くなり、内容物を閉
鎖する。閉鎖を解除するには、回動体を閉鎖時と反対方
向に回転させれば良い。
直交する直線を回動軸とする回動体に、該回動体の回動
軸を中心に対称状態の平行な2本の棒で前記可撓部を上
下で挟み、この状態で回動体がどちらか一方向に回転す
ると、2本の棒も連動して回動体の回動軸を中心に回転
し、上方の棒は可撓部を下に押さえ込むように下方向に
移動し、下方の棒は可撓部を上に押し上げるように移動
するため、180度以上回転すると、棒の2カ所の部分
では可撓部は丁度Z字状に鋭角に折れ曲がることにな
り、この2カ所の折れ曲がり部分では、可撓部の可撓性
により棒に押されて内部断面積が無くなり、内容物を閉
鎖する。閉鎖を解除するには、回動体を閉鎖時と反対方
向に回転させれば良い。
【0012】挟持体でノズルを挟んで閉鎖する従来の方
法では、ノズルを完全に挟んでそれ以上閉鎖することが
不可能なため、挟持体の精度によっては完全に閉鎖して
も内容物が漏れ出すおそれがあるのに対し、本発明によ
る閉鎖では、回動体の回転角度を大きく採れば採るほ
ど、閉鎖力が高まることになる。
法では、ノズルを完全に挟んでそれ以上閉鎖することが
不可能なため、挟持体の精度によっては完全に閉鎖して
も内容物が漏れ出すおそれがあるのに対し、本発明によ
る閉鎖では、回動体の回転角度を大きく採れば採るほ
ど、閉鎖力が高まることになる。
【0013】尚、可撓部はノズルをそのまま用いても良
いが、別の可撓性材料からなる筒を用いて内部のノズル
と共に閉鎖すれば、棒がノズル自体を傷めるおそれがな
くなる。
いが、別の可撓性材料からなる筒を用いて内部のノズル
と共に閉鎖すれば、棒がノズル自体を傷めるおそれがな
くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図5に示す図示例と共に説明する。
1乃至図5に示す図示例と共に説明する。
【0015】図1及び図2に示すように、この発明のコ
ンテナ用容器11は、容器本体12と、この容器本体1
2の内部に抜き差し可能となるよう収納した内袋13
と、容器本体12の下側外部に取り付けた排出筒14の
組み合せによって形成されている。
ンテナ用容器11は、容器本体12と、この容器本体1
2の内部に抜き差し可能となるよう収納した内袋13
と、容器本体12の下側外部に取り付けた排出筒14の
組み合せによって形成されている。
【0016】上記容器本体12は、金属板を用いて形成
した外容器15と、ステンレス等の金属材料を用いて円
筒状に形成され、該外容器15内に収納された内容器1
6とからなり、この内容器16の上端に設けた注入口1
7が外容器15の開口18から外部に臨んでいる。
した外容器15と、ステンレス等の金属材料を用いて円
筒状に形成され、該外容器15内に収納された内容器1
6とからなり、この内容器16の上端に設けた注入口1
7が外容器15の開口18から外部に臨んでいる。
【0017】前記排出筒14は、L字状に屈曲する金属
製のパイプを用いて形成され、上端を内容器16の下面
にフランジで着脱可能に取り付けることにより該内容器
16と連通状となり、水平部分の先端が容器本体12の
外部に臨んでいる。
製のパイプを用いて形成され、上端を内容器16の下面
にフランジで着脱可能に取り付けることにより該内容器
16と連通状となり、水平部分の先端が容器本体12の
外部に臨んでいる。
【0018】内袋13は、ポリエチレン等の可撓性と耐
水性、耐薬品性を有する材料を用い、内容器16内に丁
度納まる大きさの円筒状に形成され、上部には内容器1
6の注入用の開口に適合する筒状開口19が設けられ、
下部には排出筒14内に納まる筒状のノズル20が連通
状に接続されている。
水性、耐薬品性を有する材料を用い、内容器16内に丁
度納まる大きさの円筒状に形成され、上部には内容器1
6の注入用の開口に適合する筒状開口19が設けられ、
下部には排出筒14内に納まる筒状のノズル20が連通
状に接続されている。
【0019】上記ノズル20は内袋13と同一の材料を
用い、排出筒14の内径に適合するように形成され、そ
の先端は排出筒14の先端に引き出され、ノズル20の
先端を排出筒14の外側に折り返したり、ノズル20の
先端に排出筒14へ係止する部分を設けることにより排
出筒14に固定化するようになっている。
用い、排出筒14の内径に適合するように形成され、そ
の先端は排出筒14の先端に引き出され、ノズル20の
先端を排出筒14の外側に折り返したり、ノズル20の
先端に排出筒14へ係止する部分を設けることにより排
出筒14に固定化するようになっている。
【0020】図3は、本発明のノズル閉鎖部分を示すも
ので、ノズル20を筒内に収納した排出筒14は、その
内部で長さ方向に伸縮自在の蛇腹状部21を形成し、こ
の蛇腹状部21に連なる耐薬ゴムや積層ポリチューブ等
の可撓性材料からなる筒状の可撓部22が形成され、更
に可撓部に連なる蛇腹状部21が形成されている。
ので、ノズル20を筒内に収納した排出筒14は、その
内部で長さ方向に伸縮自在の蛇腹状部21を形成し、こ
の蛇腹状部21に連なる耐薬ゴムや積層ポリチューブ等
の可撓性材料からなる筒状の可撓部22が形成され、更
に可撓部に連なる蛇腹状部21が形成されている。
【0021】この蛇腹状部21及び可撓部22は筒状で
互いに内部が連通しており、容器内の内袋13から連な
るノズル20は、排出筒内でこれら蛇腹状部21、可撓
部22、蛇腹状部21の内部を通じて排出口まで達して
いる。
互いに内部が連通しており、容器内の内袋13から連な
るノズル20は、排出筒内でこれら蛇腹状部21、可撓
部22、蛇腹状部21の内部を通じて排出口まで達して
いる。
【0022】可撓部22の中間付近には、可撓部22
(排出筒14)の中心軸と垂直に交差する直線を回動軸
として回動可能な回動体23が設けられ、この回動体2
3と一体で、かつ回動体23の回動軸を中心に対称状態
の平行な2本の棒24,25が、排出筒14を閉鎖して
いない状態では、図示のように可撓部22を上下に挟ん
でいる。
(排出筒14)の中心軸と垂直に交差する直線を回動軸
として回動可能な回動体23が設けられ、この回動体2
3と一体で、かつ回動体23の回動軸を中心に対称状態
の平行な2本の棒24,25が、排出筒14を閉鎖して
いない状態では、図示のように可撓部22を上下に挟ん
でいる。
【0023】図4に示すように、排出筒14を閉鎖しな
い開放状態では、2本の棒24,25は、可撓部22の
上下に位置するが、可撓部22は筒形状をそのまま保っ
ており、筒内部に収納してあるノズル20を通じて、内
容物(流動物)は排出筒14より排出可能となってい
る。
い開放状態では、2本の棒24,25は、可撓部22の
上下に位置するが、可撓部22は筒形状をそのまま保っ
ており、筒内部に収納してあるノズル20を通じて、内
容物(流動物)は排出筒14より排出可能となってい
る。
【0024】次に、排出筒14を封鎖する場合は、回動
体23をハンドル26によりラチェット等の任意の逆転
防止機構を用いて一方向に回転させてゆくと、二本の棒
24、25は、図5(A)〜(E)で示すように、可撓
部22をねじり込むように移動し、二本の棒24、25
の位置が入れ替わる程度の回転(図5(D))で、可撓
部22の内部空間は閉鎖され、ノズルも閉鎖されること
になる。
体23をハンドル26によりラチェット等の任意の逆転
防止機構を用いて一方向に回転させてゆくと、二本の棒
24、25は、図5(A)〜(E)で示すように、可撓
部22をねじり込むように移動し、二本の棒24、25
の位置が入れ替わる程度の回転(図5(D))で、可撓
部22の内部空間は閉鎖され、ノズルも閉鎖されること
になる。
【0025】回動体23の回転角度を上げれば上げる
程、可撓部22は更にねじり込まれ(図5(E))、閉
鎖部の閉鎖力はより強力となるが、回動体23の1回転
程度が実用上の限度である。
程、可撓部22は更にねじり込まれ(図5(E))、閉
鎖部の閉鎖力はより強力となるが、回動体23の1回転
程度が実用上の限度である。
【0026】この時、可撓部22はその両端が内側に引
っ張られ、ある程度までは可撓部22の伸びにより吸収
することができるが、可撓部22で吸収できない程度の
引っ張り力が生じた際は、可撓部22の両側に位置する
蛇腹状部21が延びて可撓部22に相当する部分の長さ
の減少を吸収する。
っ張られ、ある程度までは可撓部22の伸びにより吸収
することができるが、可撓部22で吸収できない程度の
引っ張り力が生じた際は、可撓部22の両側に位置する
蛇腹状部21が延びて可撓部22に相当する部分の長さ
の減少を吸収する。
【0027】同時に可撓部内のノズル20も同時にねじ
り込まれるため、閉鎖部に向かって引っ張り力が加わる
が、この引き込まれ分を考慮して、排出筒出口より長め
にノズルを出しておくか、或いは排出筒の蛇腹状部分2
1の内部で引っ張り込まれる分の余裕を保つよう外側と
同様に蛇腹状にしておくことが必要である。
り込まれるため、閉鎖部に向かって引っ張り力が加わる
が、この引き込まれ分を考慮して、排出筒出口より長め
にノズルを出しておくか、或いは排出筒の蛇腹状部分2
1の内部で引っ張り込まれる分の余裕を保つよう外側と
同様に蛇腹状にしておくことが必要である。
【0028】尚、可撓部22での排出筒及び内部のノズ
ルの引き込まれを吸収する手段としては、図や上記した
蛇腹状部分21で吸収するものに限らず、種々の手段を
用いることができる。
ルの引き込まれを吸収する手段としては、図や上記した
蛇腹状部分21で吸収するものに限らず、種々の手段を
用いることができる。
【0029】例えば、排出筒の可撓部の前後を、若干の
可撓性を有する筒でS字状に曲げておき、閉鎖部分の閉
鎖に伴って可撓部が内側に引き込まれた際は、S字状部
分が直線上に伸びることによって可撓部の長さ方向への
縮みを吸収するようにしても良い。
可撓性を有する筒でS字状に曲げておき、閉鎖部分の閉
鎖に伴って可撓部が内側に引き込まれた際は、S字状部
分が直線上に伸びることによって可撓部の長さ方向への
縮みを吸収するようにしても良い。
【0030】他には、容器下部の排出筒におけるL字状
に曲がった部分を蛇腹状とし、排出筒の水平部分は長さ
方向に移動可能としておき、可撓部の閉鎖に伴い排出筒
が出口側に移動して可撓部の長さ方向への縮みを吸収す
るようにしても良い。
に曲がった部分を蛇腹状とし、排出筒の水平部分は長さ
方向に移動可能としておき、可撓部の閉鎖に伴い排出筒
が出口側に移動して可撓部の長さ方向への縮みを吸収す
るようにしても良い。
【0031】要するに、閉鎖動作に伴って可撓部22が
ねじり込まれた際に、該可撓部22やノズル20の長さ
方向寸法の減少に伴う移動を許容するような構造を排出
筒14が有しておれば良い。
ねじり込まれた際に、該可撓部22やノズル20の長さ
方向寸法の減少に伴う移動を許容するような構造を排出
筒14が有しておれば良い。
【0032】閉鎖部分を開放するには、回動体のラチェ
ットを解除し、逆方向に回転させれば、閉鎖部分の閉鎖
は解かれ容器の内容物を排出口から取り出すことができ
る。
ットを解除し、逆方向に回転させれば、閉鎖部分の閉鎖
は解かれ容器の内容物を排出口から取り出すことができ
る。
【0033】内容物を取り換える場合は、内袋とそれに
連なるノズルの存在により充填してある流動物が内容器
及び排出筒の内面に接触していないので、内袋とノズル
部分を取り出し、新しい内袋とノズルを導入すれば良
く、内容物の取り換えによる洗浄作業は不要である。
連なるノズルの存在により充填してある流動物が内容器
及び排出筒の内面に接触していないので、内袋とノズル
部分を取り出し、新しい内袋とノズルを導入すれば良
く、内容物の取り換えによる洗浄作業は不要である。
【0034】尚、この発明の排出筒14の構造は上記の
実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲内にお
いて種々の形状のものが適用でき、特に、可撓部22を
ノズル20の露出状態とする形態のものも含まれる。
実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲内にお
いて種々の形状のものが適用でき、特に、可撓部22を
ノズル20の露出状態とする形態のものも含まれる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、排出
筒の途中に設けられた可撓部において、2本の棒を回転
させて可撓部をねじり込んで閉鎖するので、挟持体で挟
み込んで閉鎖する方法に比較して、閉鎖が確実になり内
容物の漏れが等が生じない。
筒の途中に設けられた可撓部において、2本の棒を回転
させて可撓部をねじり込んで閉鎖するので、挟持体で挟
み込んで閉鎖する方法に比較して、閉鎖が確実になり内
容物の漏れが等が生じない。
【図1】コンテナ用容器の一部切り欠き正面図。
【図2】コンテナ用容器の一部切り欠き平面図。
【図3】この発明の要部を拡大した一部切り欠き正面
図。
図。
【図4】同上の斜視図。
【図5】(A)乃至(E)は閉鎖部の閉鎖動作を示す正
面図。
面図。
【図6】従来のコンテナ用容器を示すもので、(A)は
一部切り欠き正面図、(B)は同上の平面図。
一部切り欠き正面図、(B)は同上の平面図。
11 コンテナ用容器 12 容器本体 13 内袋 14 排出筒 15 外容器 16 内容器 17 注入口 18 開口 19 筒状開口 20 ノズル 21 蛇腹状部 22 可撓部 23 回動体 24,25 棒 26 ハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】 容器本体の下部に排出筒を設け、前記容
器本体の内部に抜き差し可能となる内袋を収納し、この
内袋の下部に排出筒内に納まる可撓性のノズルを連通状
に設けたコンテナ用容器において、前記排出筒の途中に
前記可撓性のノズルを露出させるか又は可撓性材料から
なる筒を用いた可撓部を設け、前記可撓部付近に排出筒
の中心軸と垂直に交差する直線を回動軸として回動する
回動体を設け、該回動体と一体でかつ回動体の回動軸を
中心に対称状態の平行な2本の棒で前記可撓部を挟み、
回動体の回動により排出筒を閉鎖又は開放することを特
徴とするコンテナ用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30222399A JP2001122389A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | コンテナ用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30222399A JP2001122389A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | コンテナ用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122389A true JP2001122389A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17906438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30222399A Pending JP2001122389A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | コンテナ用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122389A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005280841A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-10-13 | Nisshin Sansho Kk | コンテナ容器用内袋 |
JP2007302273A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Nisshin Sansho Kk | コンテナ容器用内袋とその使用方法 |
-
1999
- 1999-10-25 JP JP30222399A patent/JP2001122389A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005280841A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-10-13 | Nisshin Sansho Kk | コンテナ容器用内袋 |
JP2007302273A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Nisshin Sansho Kk | コンテナ容器用内袋とその使用方法 |
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