JP2001112637A - 焼き物機 - Google Patents
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Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 肉類のような油脂分の多い被焼成物を美味し
く焼成調理することができる焼き物機を提供する。 【解決手段】 被焼成物Mが載置される焼き台2と、こ
の焼き台2に対する加熱用の熱源3と、焼き台2上の被
焼成物Mを上方から開閉可能に覆うカバー4と、焼成台
2上とカバー4との間の空間Pに蒸気雰囲気を生成する
手段5とを設ける。これにより、被焼成物Mが部分的に
過熱状態で焼成されるのが抑制されるので、過剰な油脂
分があっても、これが適度に除かれ、被焼成物Mの独特
のうま味が保たれる。
く焼成調理することができる焼き物機を提供する。 【解決手段】 被焼成物Mが載置される焼き台2と、こ
の焼き台2に対する加熱用の熱源3と、焼き台2上の被
焼成物Mを上方から開閉可能に覆うカバー4と、焼成台
2上とカバー4との間の空間Pに蒸気雰囲気を生成する
手段5とを設ける。これにより、被焼成物Mが部分的に
過熱状態で焼成されるのが抑制されるので、過剰な油脂
分があっても、これが適度に除かれ、被焼成物Mの独特
のうま味が保たれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば肉類など
の焼成料理に適した焼き物機に関するものである。
の焼成料理に適した焼き物機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば肉類などの焼き物機におい
ては、図4に示すように、肉類のような被焼成物Mが載
置される焼き台101の下方にガスバーナのような熱源
102を配置し、この熱源102からの燃焼ガスGによ
り焼き台101を加熱し、これにより、被焼成物Mを焼
成するようになっている。
ては、図4に示すように、肉類のような被焼成物Mが載
置される焼き台101の下方にガスバーナのような熱源
102を配置し、この熱源102からの燃焼ガスGによ
り焼き台101を加熱し、これにより、被焼成物Mを焼
成するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に被焼成物Mが載置された焼き台101を加熱するだけ
の焼成方法においては、被焼成物Mの下面側が焼き台1
01により過度に焼成される。このため、肉類のように
油脂分などを多く含む被焼成物Mでは、過剰な油脂分と
ともに甘味成分等も抜けてしまう傾向にあり、これがた
めに被焼成物Mにおける特有のうま味が損なわれる傾向
にある。
に被焼成物Mが載置された焼き台101を加熱するだけ
の焼成方法においては、被焼成物Mの下面側が焼き台1
01により過度に焼成される。このため、肉類のように
油脂分などを多く含む被焼成物Mでは、過剰な油脂分と
ともに甘味成分等も抜けてしまう傾向にあり、これがた
めに被焼成物Mにおける特有のうま味が損なわれる傾向
にある。
【0004】この発明は、上記問題を解消するためにな
されたもので、肉類のような油脂分の多い被焼成物を美
味しく焼成調理することができる焼き物機を提供するこ
とを目的としている。
されたもので、肉類のような油脂分の多い被焼成物を美
味しく焼成調理することができる焼き物機を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、被焼成物が
載置される焼き台と、この焼き台に対する加熱用の熱源
と、焼き台上の被焼成物を上方から開閉可能に覆うカバ
ーと、焼き台上とカバーとの間の空間に蒸気雰囲気を生
成する手段とを備えていることを特徴とする焼き物機に
よって解決される。
載置される焼き台と、この焼き台に対する加熱用の熱源
と、焼き台上の被焼成物を上方から開閉可能に覆うカバ
ーと、焼き台上とカバーとの間の空間に蒸気雰囲気を生
成する手段とを備えていることを特徴とする焼き物機に
よって解決される。
【0006】この発明によれば、熱源を作動させると、
被焼成物が載置された焼き台が加熱されて、被焼成物の
下面が焼成される。一方、焼き台とカバーとの空間に蒸
気雰囲気が生成されので、被焼成物は、この雰囲気下で
蒸されて焼成される。これにより、被焼成物が部分的に
過熱状態で焼成されるのが抑制されるので、過剰な油脂
分が適度に除かれる一方、甘味成分等の必要な成分は有
効に保持され、被焼成物が持つ独特のうま味が失われる
ことはない。
被焼成物が載置された焼き台が加熱されて、被焼成物の
下面が焼成される。一方、焼き台とカバーとの空間に蒸
気雰囲気が生成されので、被焼成物は、この雰囲気下で
蒸されて焼成される。これにより、被焼成物が部分的に
過熱状態で焼成されるのが抑制されるので、過剰な油脂
分が適度に除かれる一方、甘味成分等の必要な成分は有
効に保持され、被焼成物が持つ独特のうま味が失われる
ことはない。
【0007】また、焼き台の上面に、中央部より端縁に
向かって下降傾斜する溝部が略全域に形成されるととも
に、その溝部に交差する小溝部が形成されている場合に
は、肉類のように油脂分を含む被焼成物の焼成時に滲み
出た油脂分が溝部に直接ないしは小溝部を経て流れ込
み、溝部から流下して焼き台上から排除される。このた
め、焼き台上の油脂分が焼き焦げたまま被焼成物に付着
して味を悪くすることもなく、見栄えも良く仕上がる。
向かって下降傾斜する溝部が略全域に形成されるととも
に、その溝部に交差する小溝部が形成されている場合に
は、肉類のように油脂分を含む被焼成物の焼成時に滲み
出た油脂分が溝部に直接ないしは小溝部を経て流れ込
み、溝部から流下して焼き台上から排除される。このた
め、焼き台上の油脂分が焼き焦げたまま被焼成物に付着
して味を悪くすることもなく、見栄えも良く仕上がる。
【0008】さらに、蒸気雰囲気生成手段が、前記熱源
により加熱される水槽と、加熱された水槽からの蒸気を
前記焼き台の上方へ導入する導入路とから構成されてい
る場合には、特別な手段を導入することなく、かつ熱源
による熱を有効利用しつつ焼き台上に蒸気雰囲気を生成
することができる。
により加熱される水槽と、加熱された水槽からの蒸気を
前記焼き台の上方へ導入する導入路とから構成されてい
る場合には、特別な手段を導入することなく、かつ熱源
による熱を有効利用しつつ焼き台上に蒸気雰囲気を生成
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0010】図1は、この発明の一実施形態にかかる焼
き物機を示す斜視図である。
き物機を示す斜視図である。
【0011】図1において、焼き物機Aは、概ね、機枠
1と、機枠1に支持された被焼成物載置用の複数の焼き
台2と、焼き台2の下方に配設されたガスバーナのよう
な熱源3と、焼き台2の上方に配置されて被焼成物Mを
覆うカバー4と、焼き台2とカバー4との空間Pに蒸気
雰囲気を生成する手段5とからなる。
1と、機枠1に支持された被焼成物載置用の複数の焼き
台2と、焼き台2の下方に配設されたガスバーナのよう
な熱源3と、焼き台2の上方に配置されて被焼成物Mを
覆うカバー4と、焼き台2とカバー4との空間Pに蒸気
雰囲気を生成する手段5とからなる。
【0012】機枠1は、前後のフレーム11,11およ
び左右のフレーム12,12により焼き台2を取り囲む
状態にロ字形に構成されるとともに、支持部材13を介
して支持されている。また、右側フレーム(料理人側に
位置するフレーム)12はその高さ方向の中間部が大き
く開口しており、後述するように、焼き台2と上方に配
置されるカバー4との間に、一定高さの開口部100が
形成されている。
び左右のフレーム12,12により焼き台2を取り囲む
状態にロ字形に構成されるとともに、支持部材13を介
して支持されている。また、右側フレーム(料理人側に
位置するフレーム)12はその高さ方向の中間部が大き
く開口しており、後述するように、焼き台2と上方に配
置されるカバー4との間に、一定高さの開口部100が
形成されている。
【0013】焼き台2は、この実施形態ではユニット化
されており、複数個のものが前記機枠1の前後方向(矢
印a方向)へ所定間隔を存して並設されている。このよ
うに焼き台2をユニット化してあると、被焼成物Mの焼
成処理量に応じて、その数を選択して簡単に実装するこ
とができる。勿論、1個の大きな焼き台を用いても良
い。
されており、複数個のものが前記機枠1の前後方向(矢
印a方向)へ所定間隔を存して並設されている。このよ
うに焼き台2をユニット化してあると、被焼成物Mの焼
成処理量に応じて、その数を選択して簡単に実装するこ
とができる。勿論、1個の大きな焼き台を用いても良
い。
【0014】各焼き台2は、図3に示すように、耐熱性
基板部21と、この基板部21の下面における側面形状
が逆V形の凹入部21aに嵌着された燃焼ガス導通部2
2とからなる。基板部21は、例えばセラミックスによ
り、平面形状が矩形に形成されたものであり、その上面
には、遠赤外線放射物質の層26(図2の拡大部IIに示
す)がコーティングにより形成されている。
基板部21と、この基板部21の下面における側面形状
が逆V形の凹入部21aに嵌着された燃焼ガス導通部2
2とからなる。基板部21は、例えばセラミックスによ
り、平面形状が矩形に形成されたものであり、その上面
には、遠赤外線放射物質の層26(図2の拡大部IIに示
す)がコーティングにより形成されている。
【0015】基板部21の上面には、図3に示すよう
に、略全域に、前後方向の略中央位置から前後両端へ向
かってそれぞれ下降傾斜する複数の溝部23,23が左
右方向(矢印b方向)へ沿って並設されるとともに、前
後の溝部23,23にそれぞれ連通するように左右方向
へ沿った複数の小溝24が形成されており、焼成時に被
焼成物Mから滲み出た油脂類をスムーズに基板部21の
上面から流下・排除させるようになっている。
に、略全域に、前後方向の略中央位置から前後両端へ向
かってそれぞれ下降傾斜する複数の溝部23,23が左
右方向(矢印b方向)へ沿って並設されるとともに、前
後の溝部23,23にそれぞれ連通するように左右方向
へ沿った複数の小溝24が形成されており、焼成時に被
焼成物Mから滲み出た油脂類をスムーズに基板部21の
上面から流下・排除させるようになっている。
【0016】また、燃焼ガス導通部22は、伝熱性に優
れた材料、例えばアルミニウムを使用して鋳造されたも
のであり、図2に示すように、中央部の熱源配置凹部2
2aと、この熱源配置凹部22aから基板部21の左右
両端側へ向かって上昇傾斜して延びる左右のガス導通管
22b,22bとからなる。
れた材料、例えばアルミニウムを使用して鋳造されたも
のであり、図2に示すように、中央部の熱源配置凹部2
2aと、この熱源配置凹部22aから基板部21の左右
両端側へ向かって上昇傾斜して延びる左右のガス導通管
22b,22bとからなる。
【0017】なお、上記熱源配置凹部22aの下壁部に
は、熱源3に対する二次空気の供給口22c(図2)が
形成されている。
は、熱源3に対する二次空気の供給口22c(図2)が
形成されている。
【0018】上記燃焼ガス導通部22におけるガス導通
管22b,22bの各開口端部に対向する位置には、各
ガス導通管22b,22bにそれぞれ連通するガス排気
管25,25が複数の焼き台2の並設方向へ沿って延設
されている。各ガス排気管25は、対応するガス導通管
22b側からの燃焼ガスGを吸引して外部に排気する機
能を有している。
管22b,22bの各開口端部に対向する位置には、各
ガス導通管22b,22bにそれぞれ連通するガス排気
管25,25が複数の焼き台2の並設方向へ沿って延設
されている。各ガス排気管25は、対応するガス導通管
22b側からの燃焼ガスGを吸引して外部に排気する機
能を有している。
【0019】熱源3は、熱源配置凹部22a内に配備さ
れて、各焼き台2に共用されるパイプ形のガスバーナか
らなる。この熱源3が前記二次空気を取り込んで燃料を
燃焼させた際の燃焼ガスGが前記燃焼ガス導通部22に
導通されることにより、前記焼き台2が加熱されて被加
熱物Mを焼成するようになっている。
れて、各焼き台2に共用されるパイプ形のガスバーナか
らなる。この熱源3が前記二次空気を取り込んで燃料を
燃焼させた際の燃焼ガスGが前記燃焼ガス導通部22に
導通されることにより、前記焼き台2が加熱されて被加
熱物Mを焼成するようになっている。
【0020】なお、熱源3は、各焼き台2毎に設けても
よく、また、ヒータのような電気的なものであってもよ
い。
よく、また、ヒータのような電気的なものであってもよ
い。
【0021】カバー4は、前記焼き台2の上面との間に
一定の空間Pが存在する高さレベルとなるように、前後
左右の各フレーム11、12の上端に配設されるととも
に、例えば前側の左右両端にそれぞれ設けられた軸受け
部42,42を前側フレーム11に設けられた軸8,8
に支持させることにより、図3の矢印c方向へ開放でき
るように、被焼成物Mを上方から覆っている。また、前
述したように、右側フレーム12は、高さ方向の中間部
が大きく開口されて開口部100が形成されており、こ
の開口部100を介して料理人がカバー4を開放するこ
となく、焼き台2上の被焼成物Mを調理できるようにな
っている。
一定の空間Pが存在する高さレベルとなるように、前後
左右の各フレーム11、12の上端に配設されるととも
に、例えば前側の左右両端にそれぞれ設けられた軸受け
部42,42を前側フレーム11に設けられた軸8,8
に支持させることにより、図3の矢印c方向へ開放でき
るように、被焼成物Mを上方から覆っている。また、前
述したように、右側フレーム12は、高さ方向の中間部
が大きく開口されて開口部100が形成されており、こ
の開口部100を介して料理人がカバー4を開放するこ
となく、焼き台2上の被焼成物Mを調理できるようにな
っている。
【0022】このカバー4の構成材は、耐熱性材であれ
ば任意に選定できるが、この実施形態では、焼成中に、
料理人が被焼成物Mの焼成具合を透視できるように、例
えば透明な耐熱性合成樹脂を使用してあり、また、内面
付着した湯滴が流下しやすいように、断面が上に凸のア
ーチ状に形成されるとともに、その左右の両端部には、
カバー4の内面に沿って流下する湯滴を受け止めて外部
に排水するための断面円弧状の樋部41,41がそれぞ
れ一体形成されている。このカバー4の形状や装着手段
は、上記の構成に限定されることなく、焼き台2などの
構造に合わせて適宜変更すればよい。
ば任意に選定できるが、この実施形態では、焼成中に、
料理人が被焼成物Mの焼成具合を透視できるように、例
えば透明な耐熱性合成樹脂を使用してあり、また、内面
付着した湯滴が流下しやすいように、断面が上に凸のア
ーチ状に形成されるとともに、その左右の両端部には、
カバー4の内面に沿って流下する湯滴を受け止めて外部
に排水するための断面円弧状の樋部41,41がそれぞ
れ一体形成されている。このカバー4の形状や装着手段
は、上記の構成に限定されることなく、焼き台2などの
構造に合わせて適宜変更すればよい。
【0023】他方、蒸気雰囲気生成手段5は、図2およ
び図3に示すように、前記焼き台2の下方に配置され
て、前記燃焼ガスGの熱を受ける水槽51と、前記焼き
台2の各間の間隙で構成された導入路52とからなり、
水槽51内の湯水Wが前記燃焼ガスGの熱で加熱された
際に発生する蒸気Sを、前記導入路52からカバー4と
焼き台2との間の空間Pに導入する。
び図3に示すように、前記焼き台2の下方に配置され
て、前記燃焼ガスGの熱を受ける水槽51と、前記焼き
台2の各間の間隙で構成された導入路52とからなり、
水槽51内の湯水Wが前記燃焼ガスGの熱で加熱された
際に発生する蒸気Sを、前記導入路52からカバー4と
焼き台2との間の空間Pに導入する。
【0024】なお、機枠1の前フレーム11には、ガス
排気管25,25に連通して燃焼ガスGを外部に排出す
るための排気路6、さらには、カバー4からの湯滴を前
記水槽51に戻すための湯滴回収路7などが形成されて
いる。勿論、これら排気路6や湯滴回収路7などは、フ
レーム11とは別体に設けてもよい。
排気管25,25に連通して燃焼ガスGを外部に排出す
るための排気路6、さらには、カバー4からの湯滴を前
記水槽51に戻すための湯滴回収路7などが形成されて
いる。勿論、これら排気路6や湯滴回収路7などは、フ
レーム11とは別体に設けてもよい。
【0025】つぎに、上記構成に焼き物機Aの動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0026】肉類などの被焼成物Mを焼き台2上に載置
し、この被焼成物Mに対して一定の高さレベル位置で被
焼成物Mをカバー4で覆う。熱源3を点火させると、そ
の燃焼ガスGが焼き台2における燃焼ガス導通部22の
熱源配置凹部22aから左右のガス導通管22b,22
bにガイドされてガス排気管25,25に至る。この燃
焼ガスGの導通により、燃焼ガスGの熱が焼き台2の基
板部21に伝達されて、被焼成物Mの下面が直接、焼成
される。
し、この被焼成物Mに対して一定の高さレベル位置で被
焼成物Mをカバー4で覆う。熱源3を点火させると、そ
の燃焼ガスGが焼き台2における燃焼ガス導通部22の
熱源配置凹部22aから左右のガス導通管22b,22
bにガイドされてガス排気管25,25に至る。この燃
焼ガスGの導通により、燃焼ガスGの熱が焼き台2の基
板部21に伝達されて、被焼成物Mの下面が直接、焼成
される。
【0027】さらに、上記焼き台2の基板部21の上面
には、遠赤外線放射物質の層26が形成されているの
で、燃焼ガスGの熱により、基板部21の上面から遠赤
外線が放射される。したがって、被焼成物Mは、遠赤外
線の輻射熱によって内部まで程良く焼成される。
には、遠赤外線放射物質の層26が形成されているの
で、燃焼ガスGの熱により、基板部21の上面から遠赤
外線が放射される。したがって、被焼成物Mは、遠赤外
線の輻射熱によって内部まで程良く焼成される。
【0028】なお、焼き台2の加熱状態は、温度センサ
(図示せず)などで随時検出し、検出結果に従って自動
制御することにより、被焼成物Mに対する加熱温度を常
時適正に調整することができる。
(図示せず)などで随時検出し、検出結果に従って自動
制御することにより、被焼成物Mに対する加熱温度を常
時適正に調整することができる。
【0029】焼き台2を加熱した燃焼ガスGは、ガス排
気管25から排気路6を経て外部に排出されるので、焼
き物機Aが置かれるテーブル付近が煙で燻るのが回避さ
れる。
気管25から排気路6を経て外部に排出されるので、焼
き物機Aが置かれるテーブル付近が煙で燻るのが回避さ
れる。
【0030】一方、燃焼ガスGの熱により、前記水槽5
1内の湯水Wも加熱されて蒸気Sが発生し、この蒸気S
は、前記導入路52を通って焼き台2とカバー4との間
の空間Pに導入されるので、この空間Pに蒸気雰囲気が
生成される。被焼成物Mは、この蒸気雰囲気下において
焼成されることになり、過度の加熱状態になるのが抑制
される。このため、被焼成物Mは、過剰な油脂分など含
有していても、その油脂分が全体的に均等的、かつ程よ
く除去される一方、旨味成分の抜けるのが防止された状
態となる。このため、被焼成物Mの独特の味、肉類で
は、それ特有の甘味が保持され、美味しく焼き上げられ
ることになる。
1内の湯水Wも加熱されて蒸気Sが発生し、この蒸気S
は、前記導入路52を通って焼き台2とカバー4との間
の空間Pに導入されるので、この空間Pに蒸気雰囲気が
生成される。被焼成物Mは、この蒸気雰囲気下において
焼成されることになり、過度の加熱状態になるのが抑制
される。このため、被焼成物Mは、過剰な油脂分など含
有していても、その油脂分が全体的に均等的、かつ程よ
く除去される一方、旨味成分の抜けるのが防止された状
態となる。このため、被焼成物Mの独特の味、肉類で
は、それ特有の甘味が保持され、美味しく焼き上げられ
ることになる。
【0031】なお、上記蒸気雰囲気は、望ましくは飽和
湿度ないしこれに近い湿度に設定されるのが良い。
湿度ないしこれに近い湿度に設定されるのが良い。
【0032】焼成時において、被焼成物Mの上方は、カ
バー4で覆われているので、被焼成物Mからの油脂分等
が周囲に飛散する恐れもない上、空間P内を蒸気雰囲気
に保持したまま、料理人は開口部100を介して被焼成
物Mの調理を行うことができる。
バー4で覆われているので、被焼成物Mからの油脂分等
が周囲に飛散する恐れもない上、空間P内を蒸気雰囲気
に保持したまま、料理人は開口部100を介して被焼成
物Mの調理を行うことができる。
【0033】また、前記焼き台2とカバー4との間の空
間Pに導入される蒸気Sは、カバー4の内面に付着して
湯滴となり、カバー4の内面に沿って流下して樋部4
1,41を介して水槽51内に回収される。これによ
り、カバー4の内面における露滴が被焼成物M上に落下
することは少なくなり、被焼成物Mに不要な水分が付着
するのが防止される。さらに、水槽51内に湯滴が回収
されるので、水槽1内への湯水Wに対する加熱量ならび
に湯水Wの補充量を節約することができる。
間Pに導入される蒸気Sは、カバー4の内面に付着して
湯滴となり、カバー4の内面に沿って流下して樋部4
1,41を介して水槽51内に回収される。これによ
り、カバー4の内面における露滴が被焼成物M上に落下
することは少なくなり、被焼成物Mに不要な水分が付着
するのが防止される。さらに、水槽51内に湯滴が回収
されるので、水槽1内への湯水Wに対する加熱量ならび
に湯水Wの補充量を節約することができる。
【0034】さらにまた、焼成時に被焼成物Mから滲み
出した油脂分や水分は、前記焼き台2上から前記溝部2
3に直接、あるいは小溝24を介して排出され、前記水
槽51内に落下する。このため、油脂分の焼固片などが
被焼成物Mに付着したりすることもない。したがって、
被焼成物の味加減が良好に保たれるうえ、見た目もよ
い。
出した油脂分や水分は、前記焼き台2上から前記溝部2
3に直接、あるいは小溝24を介して排出され、前記水
槽51内に落下する。このため、油脂分の焼固片などが
被焼成物Mに付着したりすることもない。したがって、
被焼成物の味加減が良好に保たれるうえ、見た目もよ
い。
【0035】なお、上記溝部23および小溝24のサイ
ズや数は、焼き台2の面積などに合わせて任意に設定す
ればよい。また、排出される油脂類などは、水槽51に
代わって、専用の容器などに排出させてもよい。
ズや数は、焼き台2の面積などに合わせて任意に設定す
ればよい。また、排出される油脂類などは、水槽51に
代わって、専用の容器などに排出させてもよい。
【0036】ところで、前記蒸気雰囲気生成手段5は、
外部から蒸気を導入させるものであってもよいが、この
実施形態のように、熱源3による燃焼ガスGの熱で水槽
51内の湯水Wを加熱・蒸発させる構成にすれば、燃焼
ガスGの熱の有効利用が図れ、省エネルギー化に対応す
ることができる。
外部から蒸気を導入させるものであってもよいが、この
実施形態のように、熱源3による燃焼ガスGの熱で水槽
51内の湯水Wを加熱・蒸発させる構成にすれば、燃焼
ガスGの熱の有効利用が図れ、省エネルギー化に対応す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明は、熱源によ
り、焼き台を介して被焼成物の下面を焼成させる一方、
焼き台とカバーとの焼成空間に生成した蒸気雰囲気が生
成されることにより、被焼成物が過度の熱せられること
が抑制され、過剰な油脂分が適当に除去される一方、甘
味成分等の必要な成分は有効に保持され、被焼成物が持
つ独特のうま味を十分確保した状態に焼成することがで
きる。
り、焼き台を介して被焼成物の下面を焼成させる一方、
焼き台とカバーとの焼成空間に生成した蒸気雰囲気が生
成されることにより、被焼成物が過度の熱せられること
が抑制され、過剰な油脂分が適当に除去される一方、甘
味成分等の必要な成分は有効に保持され、被焼成物が持
つ独特のうま味を十分確保した状態に焼成することがで
きる。
【0038】また、焼き台の上面に、中央部より端縁に
向かって下降傾斜する溝部が略全域に形成されるととも
に、その溝部に交差する小溝部が形成されている場合に
は、被焼成物から滲み出た油脂分が溝部に直接ないしは
小溝部を経て排出されるので、焼き台上の油脂分が焼き
焦げたまま被焼成物に付着して油臭さくなったりするこ
ともなくなるうえ、被焼成物の見栄えもよくなる。
向かって下降傾斜する溝部が略全域に形成されるととも
に、その溝部に交差する小溝部が形成されている場合に
は、被焼成物から滲み出た油脂分が溝部に直接ないしは
小溝部を経て排出されるので、焼き台上の油脂分が焼き
焦げたまま被焼成物に付着して油臭さくなったりするこ
ともなくなるうえ、被焼成物の見栄えもよくなる。
【0039】さらに、蒸気雰囲気生成手段が、前記熱源
により加熱される水槽と、加熱された水槽からの蒸気を
前記焼き台の上方へ導入する導入路とから構成されてい
る場合には、特別な手段を導入することなく、かつ熱源
による熱エネルギーを有効利用しつつ焼き台上に蒸気雰
囲気を生成することができる。
により加熱される水槽と、加熱された水槽からの蒸気を
前記焼き台の上方へ導入する導入路とから構成されてい
る場合には、特別な手段を導入することなく、かつ熱源
による熱エネルギーを有効利用しつつ焼き台上に蒸気雰
囲気を生成することができる。
【図1】この発明の一実施形態にかかる焼き物機を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1のXーX線に沿った断面図である。
【図3】図1のYーY線に沿った断面図である。
【図4】従来の焼き物機の概要を示す断面図である。
2・・・・・・・・・・焼き台 3・・・・・・・・・・熱源 4・・・・・・・・・・カバー 5・・・・・・・・・・蒸気雰囲気生成手段 23・・・・・・・・・溝部 24・・・・・・・・・小溝 51・・・・・・・・・水槽 52・・・・・・・・・蒸気導入路 A・・・・・・・・・・焼き物機 M・・・・・・・・・・被焼成物 P・・・・・・・・・・空間 S・・・・・・・・・・蒸気
Claims (3)
- 【請求項1】 被焼成物が載置される焼き台と、 この焼き台に対する加熱用の熱源と、 焼き台上の被焼成物を上方から開閉可能に覆うカバー
と、 焼き台上とカバーとの間の空間に蒸気雰囲気を生成する
手段と、 を備えていることを特徴とする焼き物機。 - 【請求項2】 焼き台の上面には、中央部より端縁に向
かって下降傾斜する溝部が略全域に形成されるととも
に、その溝部に交差する小溝部が形成されてなる請求項
1に記載の焼き物機。 - 【請求項3】 蒸気雰囲気生成手段は、前記熱源により
加熱される水槽と、加熱された水槽からの蒸気を前記焼
き台の上方へ導入する蒸気導入路とから構成されてなる
請求項1に記載の焼き物機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29419699A JP2001112637A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 焼き物機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29419699A JP2001112637A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 焼き物機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001112637A true JP2001112637A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17804569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29419699A Pending JP2001112637A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 焼き物機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001112637A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100925979B1 (ko) | 2009-01-21 | 2009-11-10 | 임기복 | 구이기 |
CN107616715A (zh) * | 2016-07-13 | 2018-01-23 | 深圳市联创三金电器有限公司 | 利用热空气循环的食物制备装置 |
KR102060320B1 (ko) * | 2018-08-21 | 2019-12-30 | 조상훈 | 물공급부를 구비한 구이기 |
KR102056542B1 (ko) * | 2018-07-19 | 2020-01-14 | 이채환 | 무화염 숯불구이장치 |
KR20210106820A (ko) * | 2020-02-21 | 2021-08-31 | 이태경 | 항아리를 이용한 숯불구이장치 |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP29419699A patent/JP2001112637A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100925979B1 (ko) | 2009-01-21 | 2009-11-10 | 임기복 | 구이기 |
CN107616715A (zh) * | 2016-07-13 | 2018-01-23 | 深圳市联创三金电器有限公司 | 利用热空气循环的食物制备装置 |
CN107616715B (zh) * | 2016-07-13 | 2024-04-09 | 深圳市联创三金电器有限公司 | 利用热空气循环的食物制备装置 |
KR102056542B1 (ko) * | 2018-07-19 | 2020-01-14 | 이채환 | 무화염 숯불구이장치 |
KR102060320B1 (ko) * | 2018-08-21 | 2019-12-30 | 조상훈 | 물공급부를 구비한 구이기 |
KR20210106820A (ko) * | 2020-02-21 | 2021-08-31 | 이태경 | 항아리를 이용한 숯불구이장치 |
KR102328873B1 (ko) | 2020-02-21 | 2021-11-18 | 이태경 | 항아리를 이용한 숯불구이장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061013 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |