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JP2001106346A - シート供給装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート供給装置とこの装置を備えた画像形成装置

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Publication number
JP2001106346A
JP2001106346A JP28889399A JP28889399A JP2001106346A JP 2001106346 A JP2001106346 A JP 2001106346A JP 28889399 A JP28889399 A JP 28889399A JP 28889399 A JP28889399 A JP 28889399A JP 2001106346 A JP2001106346 A JP 2001106346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheets
sheet feeding
stacked
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP28889399A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Shinya Sonoda
園田  信哉
Yasuyuki Asai
泰之 浅井
Hiroshi Yoshino
浩史 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP28889399A priority Critical patent/JP2001106346A/ja
Publication of JP2001106346A publication Critical patent/JP2001106346A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの積載枚数に関係なく、最上位のシー
トがシート分離手段に対向している部分が、シート分離
手段に対して略同じ位置に接触するようにする。 【解決手段】 本発明のシート供給装置2は、シートが
積載されるシート積載手段と、シート積載手段900に
積載されたシートに対して接触離間可能で、且つシート
の枚数に応じてシートに対する接触位置が変化してシー
トをシート積載手段から送り出すシート供給手段22
と、シート積載手段の下流側に配設され、シート供給手
段によって送り出されるシートを受け止めてシートを分
離するシート分離手段901と、シート積載手段に積載
されたシートの内、最上位のシートのシート分離手段に
対向している先端部分がシート分離手段に対して所定の
位置にくるように、シート積載手段に積載されたシート
の位置を調整するシート位置調整手段902と、を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを1枚ずつ
供給するシート供給装置と、このシート供給装置から供
給されたシートに画像を形成プリンタ、複写機、ファク
シミリ、及びこれらの複合機器等の画像形成装置とに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては、シート
として、普通紙の他に葉書や封筒等の厚紙や、プラスチ
ック薄板等の特殊シート等が使用されている。シートの
供給は、手差しで1枚ずつ挿入するか、或いはシート給
送装置によって自動的かつ連続的に送り込むことによっ
て行われている。
【0003】シート供給装置の1つとして、図16に示
す構成のものがある。このシート供給装置は、駆動歯車
225の周囲に歯車列225,226,227を有して
いる。歯車列225,226,227は、駆動歯車22
5の軸上で回転可能に構成されている。そして、駆動歯
車225を駆動回転させることによってシート供給回転
体である給紙ローラ224を回転させている。
【0004】シートPは所定の位置に積載されており、
給紙ローラ224は、自重、または不図示のスプリング
による所定圧でシートに付勢されている。給紙口ーラ2
24が回転すると積載されたシートの内、最上位のシー
トPが搬送される。シートは、先端をシート分離手段で
ある分離斜面208に当接することで、1枚ずつに分離
され、下位のシートと重なって供給(重送)されないよ
うになっている。
【0005】このような、シート供給装置によれば、シ
ートの積載枚数に応じて給紙ローラ224が駆動軸22
1を中心に円弧運動してシートに接触してシートPを搬
送するので、給紙ローラ224が固定の場合に比べて比
べて、シートPを昇降させる構成が不要であり、構成が
簡単になっている。特に、シートPの積載枚数の多いシ
ート供給装置においてはその効果が大である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のシ
ート供給装置は以下の課題を有している。
【0007】(1)シートの積載枚数に応じて、シート
供給時の給紙ローラの位置が変るので、シートの先端角
部を規制して分離を行なう分離爪等による分離手段と給
紙ローラとを協働させて確実にシートを1枚ずつに分離
して供給するようにする組み合わせ位置の設定が困難で
あった。
【0008】(2)シートを積載する部分を所定角度立
てると、シート供給装置の占有面積を狭めることができ
る。その反面、分離斜面が、シートの先端を受け止めて
シートの自重を支え、シート積載部を兼ねることになる
ので、分離角度がきつくなり、シートを分離斜面から送
り出す搬送抵抗が大きくなる。このため、シートを円滑
に送り出せる傾斜角に分離斜面の傾きを設定するのが困
難であった。
【0009】(3)分離斜面に高摩擦部材を設けて調整
する方法もあるが、さまざまな厚みや材質のシート全て
に対応するのが困難である。このため、シートの先端に
損傷を与えることがあった。
【0010】本発明は、シートの積載枚数に関係なく、
最上位のシートがシート分離手段である分離爪に対向し
ている部分が、分離爪に対して略同じ位置に接触するよ
うにして、シート供給回転体とシート分離手段とによる
シート分離動作を確実に行えるようにしたシート供給装
置と、このシート供給装置を備えた画像形成装置とを提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のシート供給装置
は、シートが積載されるシート積載手段と、前記シート
積載手段に積載された前記シートに対して接触離間可能
で、且つ前記シートの枚数に応じて前記シートに対する
接触位置が変化して前記シートを前記シート積載手段か
ら送り出すシート供給手段と、前記シート積載手段の下
流側に配設され、前記シート供給手段によって送り出さ
れる前記シートを受け止めて前記シートを分離するシー
ト分離手段と、前記シート積載手段に積載されたシート
の内、最上位のシートの前記シート分離手段に対向して
いる先端部分が前記シート分離手段に対して所定の位置
にくるように、前記シート積載手段に積載されたシート
の位置を調整するシート位置調整手段と、を備えてい
る。
【0012】本発明のシート供給装置の前記シート位置
調整手段は、前記シート積載手段に積載された前記シー
トを、弾性部材で前記シート供給手段に向けて付勢する
シート移動部材と、前記弾性部材に抗して前記シート移
動部材を前記シートから離間させて待機させる離間手段
と、を有している。
【0013】本発明のシート供給装置の前記離間手段は
駆動により回転するカムにより前記シート移動部材を積
載されているシートから離間させるように構成し、前記
シート供給手段及び前記カムは同一の駆動源により駆動
されるようになっている。
【0014】本発明のシート供給装置の前記シート位置
調整手段は、前記シート積載手段に積載されたシート
を、弾性部材を介してソレノイドに牽引されて前記シー
ト供給手段に向けて付勢するシート移動部材と、前記ソ
レノイドの牽引が解除されたとき、前記シート移動部材
を牽引して前記シートから離間させて待機させる牽引弾
性部材と、を有している。
【0015】本発明のシート供給装置の前記シート分離
手段は、前記シートの先端に係合する分離爪を有してい
る。
【0016】本発明のシート供給装置の前記分離爪は、
前記シートの先端角部に係合する位置に固定されてい
る。
【0017】本発明のシート供給装置の前記分離爪は、
下流側に傾くように回動可能に支持され、前記シートの
先端を受け止めることができるように弾性部材によって
起立状態に付勢されて、分離するシートの剛性に応じて
傾動可能になっている。
【0018】本発明のシート供給装置の前記シート位置
調整手段は、前記シート積載手段に積載されたシート
を、弾性部材で前記シート供給手段に向けて付勢するシ
ート移動部材と、前記弾性部材に抗して前記シート移動
部材を前記シートから離間させて待機させる離間手段
と、を有し、前記シート分離手段が、前記シートの先端
に押圧されて前記シートの剛性に応じて下流側に弾性部
材に抗して傾く傾動可能な分離爪を有し、前記離間手段
が前記シート移動部材を待機させているとき前記分離爪
を起立状態に保持する起立保持手段を備えている。
【0019】本発明のシート供給装置の前記シート供給
手段は、前記シート積載手段に積載されているシートに
接近離間可能に揺動する揺動部材と、前記揺動部材に設
けられて前記シートに接触して回転して前記シートを送
り出すシート供給回転体と、前記揺動部材の揺動中心を
通って前記シート供給回転体に回転を伝達する回転伝達
手段と、を備え、前記シート供給回転体に前記回転伝達
手段を介して伝達する回転力によって、前記シート供給
回転体が積載されているシートに付勢されるように前記
揺動中心回りのトルクが前記揺動部材に加わるようにな
っている。
【0020】本発明のシート供給装置の前記回転伝達手
段は、前記揺動中心に配置された駆動歯車から前記シー
ト供給回転体に回転力を伝達する回転伝達歯車列を有し
ている。
【0021】本発明のシート供給装置は、前記回転伝達
手段により伝達される回転により前記揺動部材を揺動さ
せて前記シート供給回転体を積載されているシートから
離れた位置に待機させる待機手段を設けてある。
【0022】本発明のシート供給装置の前記回転伝達手
段は歯車列を有し、前記待機手段は、前記歯車列の中の
1つの歯車に設けられた突片であり、該突片が前記揺動
部材に設けられているカム部に当接して前記揺動部材を
揺動させるようになっている。
【0023】本発明のシート供給装置の前記シート供給
手段は、前記シート積載手段に積載されているシートに
接近離間可能に揺動する揺動部材と、前記揺動部材に設
けられて積載されているシートに接触して回転して前記
シートを送り出すシート供給回転体と、を備え、前記シ
ート供給回転体を前記シート積載手段に積載されている
シートに当接する方向に移動するように前記揺動部材を
牽引するソレノイドと、前記ソレノイドの牽引が解除さ
れたときに前記シート供給回転体を積載されているシー
トから離間させる方向に移動させるための弾性部材と、
を備えている。
【0024】本発明のシート供給装置の前記シート積載
手段は、前記分離手段側を下方にしてシートを斜めに積
載するようになっている。
【0025】本発明の画像形成装置は、上記いずれか1
項に記載のシート供給装置と、前記シート供給装置から
供給されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を
備えている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図15に基づい
て、本発明の実施の形態の画像形成装置である記録装置
1と、この記録装置1の本体10に設けられたシート供
給装置2とを説明する。
【0027】(実施の形態1)本発明の実施の形態1の
シート供給装置2を記録装置1とともに、図1乃至図1
1に基づいて説明する。
【0028】シャーシ8にシート供給装置2を有する記
録装置1は、図3に示すシート供給装置2、送紙部3、
排紙部4、図2に示すキャリッジ部5、クリーニング部
6から構成されている。以下、これらを、分けて説明す
る。
【0029】なお、図1は、本発明の実施の形態のシー
ト供給装置を備えた画像形成装置である記録装置の正面
図である。図2は、図1の記録装置の右側面図である。
図3は、図1の記録装置の主要部分を示した断面図であ
る。
【0030】(A)シート供給装置 シート供給装置2は、記録装置1において、シートを送
紙部3に供給する、所謂給紙部に相当する装置である。
【0031】シート供給装置2は、図4、図5、図6に
示すように、ベース20に各部品が取り付けられて一体
のユニットを形成している。
【0032】ベース20には、シートPを積載する積載
部201、シートPを規制するガイド部202、シート
Pの搬送方向の規制と補助的なシートの分離とを行なう
斜面部203が設けられている。そして、可動サイドガ
イド23が前記積載部203上を移動可能に設けられ
て、シートPの積載位置をシートの幅方向から規制して
いる。
【0033】ベース20には、スイングアーム22が取
り付けられている。揺動中心である駆動軸221に取り
付けられたギアボックス222の中にアイドラギア22
6,227が取り付けられ、最終段の給紙ローラギア2
23(図4参照)とシートPを給紙するシート供給回転
体である給送ローラ224が一体に取り付けられてい
る。スイングアーム22及び給送ローラ224等は駆動
軸221を中心に旋回可能に構成されており、自重でシ
ートPに付勢されるようになっている。
【0034】なお、シート供給手段であるスイングアー
ム22は、駆動軸(揺動中心)221、ギアボックス
(揺動部材)222、ギア列(回転伝達歯車列)23
0、給送ローラ(シート供給回転体)224等で構成さ
れている。
【0035】なお、ギア列230は、後述の駆動ギア列
29とで、回転伝達手段を構成している。
【0036】回転伝達歯車列であるギア列230は、駆
動歯車225、アイドラギア226,227、給紙ロー
ラギア223で構成されている。
【0037】給送ローラ224と対向する積載部201
の部位には、シートPの重送を防止する人工皮等の摩擦
係数の大きい材質からなる分離パッド25が設けられて
いる。さらに、ベース20には、シートPの一方向の角
部を覆い、シートPを1枚ずつ分離する分離爪26が設
けられている。分離爪26は回転可能で分離爪ばね26
3(図7参照)により所定圧で付勢されている。
【0038】給紙ローラ224がシートPに接触し、回
転して給紙を行なう際に、普通紙の様に剛性の低いシー
トPであれば、分離爪26は回転せず、シートPの角部
に撓みが発生し、シートPが分離爪26から抜けること
で分離される。また、厚紙の様に剛性の高いシートPで
あれば、分離爪26は下流側に傾倒し、分離爪26から
抜けることで分離が行われる。
【0039】なお、図10に示す、分離爪26、シート
規制部261、ギア部262、カム部263、回転中心
264及び分離爪ばね(弾性部材)265等は、シート
分離手段901を構成している。
【0040】ベース20には、シート位置補正部材21
が設けられている。シート位置補正部材21は、積載部
201に回転可能に取り付けられ、補正ばね211によ
って付勢されることで、シートPを押圧することができ
るようになっている。給紙ローラ224はシートPの積
載枚数に応じてシートPに対して接触する位置が変る
が、分離爪26の位置は変らない。
【0041】従って、シート位置補正部材21により、
シートPを押し上げることで、シートPに対する分離爪
26に作用する部分の位置を補正できるので、良好な分
離を行なうことができる。
【0042】スイングアーム22とシート位置補正部材
21は、待機状態ではリリースカムギア295(図7参
照)と、欠歯ギア28のシート位置補正部材対応カム部
283でシートPに接触しない位置に退避している。こ
の状態で搬送ローラ36の駆動力が、入力ギア291等
に伝達されると、リリースカムギア295の回転によっ
て、欠歯ギア28のシート位置補正部材対応カム部28
3はシート位置補正部材21から離れ、シート位置補正
部材21はシートPに接触してシートを押し上げ、給紙
ローラ224は、シートに接触する。これによって、シ
ート供給装置は、シートの分離搬送等の一連の給紙動作
を行なうことができる。
【0043】なお、図7において、シート位置補正部材
(シート移動部材)21、補正ばね(弾性部材)21
1、カム部212、欠歯ギア28、シート位置補正部材
対応カム部(離間手段)283等は、シート位置調整手
段902を構成している。
【0044】給送ローラ224及びリリースカムギア2
95、欠歯ギア28のシート位置補正部材対応カム部材
283は、シートPを送紙部3に送り込むまで回転し、
再びシートPに対する給紙ローラ224とシート位置補
正部材21との接触を解除して、給紙ローラ224とシ
ート位置補正部材21とを待機状態にすると搬送ローラ
36からの駆動力が切られる。
【0045】(B)送紙部 曲げ起こした板金からなるシャーシ8に送紙部3が取り
付けられている。送紙部3はシートPを搬送する搬送ロ
ーラ36有している。搬送ローラ36は金属軸の表面に
ゴムなどの弾性体を巻き付けて形成され、両軸の金属部
分を導電性の軸受け38で受けさせて、シャーシ8に回
転可能に取り付けられている。搬送ローラ36は、回転
時の負荷を与え、安定した搬送が行えるように軸受け3
8と搬送ローラ36の間に設けた搬送ローラテンション
ばね381によって付勢され、所定の負荷を与えられて
いる。
【0046】搬送ローラ36には、従動回転する複数の
ピンチローラ37が当接している。ピンチローラ37
は、ピンチローラガイド30に保持され、ピンチロ−ラ
ばね31に付勢されて搬送ローラ36に圧接され、搬送
ローラ36とでシートPの搬送力が生じるようになって
いる。ピンチローラ37はシートPの幅全体に接触する
ようになっておらず、分割され、所定範囲でシートに接
触するようになっている。従って、ピンチローラ37の
無い部分は、ピンチローラガイド30からガイド301
を設けて、シートPなどの浮きを防止している。
【0047】このとき、ピンチローラガイド30の回転
軸が、上ガイド33の軸受けに取り付けられ、ピンチロ
ーラガイド30は、そこを中心に回転可能になってい
る。さらに、シートPが搬送されてくる送紙部3の入口
には、シートPをガイドする上ガイド33及びプラテン
34が配設されている。
【0048】また、上ガイド33にはシートPの先端、
後端検出を不図示のPEセンサに伝えるPEセンサレバ
ー35が設けられている。プラテン34はシャーシ8に
取り付けられている搬送ローラ36と嵌合し、摺動する
軸受け部342と、シャーシ8に直接取り付けられた取
り付け軸343とによって位置決めされている。
【0049】また、プラテン34の紙基準側にはシート
Pの端部を覆う不図示の紙押さえが設けられている。こ
れによって、シートの端部か変形、またはカールした場
合においても、端部が浮き上がってキャリッジ50、ま
たは記録ヘッド7に干渉しないようになっている。
【0050】さらに、搬送ローラ36のシート搬送方向
における下流側には、画像情報に基づいて画像を形成す
る画像形成手段である記録ヘッド7が設けられている。
【0051】以上の構成において、送紙部3に送られた
シートPは、プラテン34、ピンチローラガイド30及
び上ガイド33に案内されて、搬送ローラ36とピンチ
ローラ37とのローラ対に送られる。この時、PEセン
サレバー315が、搬送されてきたシートPの先端を検
知し、これによりシートPの印字位置を求めている。ま
た、シートPはLFモータ88によりローラ対36,3
7が回転することでプラテン34上を搬送される。
【0052】なお、記録ヘッド7には、インクタンクと
一体に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッド
が用いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によ
りインクに熱を与えることが可能となっている。そし
て、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による
気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって
記録ヘッド7のノズルからインクが吐出されてシートP
上に画像が形成される。
【0053】(C)キャリッジ部 キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッ
ジ50を有している。そしてキャリッジ50は、シート
Pの搬送方向に対して直角方向に往復走査させるガイド
軸81(図1参照)と、キャリッジ50の後端を保持し
て記録ヘッド7とシートPとの隙間を維持するガイドレ
ール82(図3参照)とによって支持されている。な
お、ガイド軸81はシャーシ8とに取り付けられてい
る。ガイドレール82はシャーシ8に一体に形成されて
いる。
【0054】以上のように、ガイドレール82をシャー
シ8と一体に形成することにより、部品点数の削減、取
り付け工数の削減となり、コストダウンになる。
【0055】また、ガイドレール82の曲げによって、
シャーシ8の剛性が高まるので強度的な信頼性が向上す
る。
【0056】さらに、従来の強度で十分な場合は、シャ
ーシ8を形成する板金の板厚を薄くすることがきるの
で、より一層コストダウンになる。
【0057】また、キャリッジ50はシャーシ8に取り
付けられたキャリッジモータ80によりタイミングベル
ト83を介して駆動される。このタイミングベルト83
は、アイドルプーリー84によって張設、支持されてい
る。さらに、キャリッジ50には、電気基板9から記録
ヘッド7にヘッド信号を伝えるフレキシブル基板56が
設けられている。
【0058】上記構成において、シートPに画像を形成
する時、画像形成する行位置(シートPの搬送方向の位
置)にローラ対36,37がシートPを搬送すると共
に、キャリッジモータ80によりキャリッジ50を画像
形成する列位置(シートPの搬送方向と垂直な位置)に
移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向させ
る。その後、電気基板9からの信号により記録ヘッド7
がシートPに向けてインクを吐出してシートPに画像を
形成する。
【0059】(D)排紙部 排紙部4は、伝達ローラ40が搬送ローラ36に当接
し、さらに、伝達ローラ40が排紙ローラ41に当接す
るように設けられている。したがって、搬送ローラ36
の駆動力は伝達ローラ40を介して排紙ローラ41に伝
達される。また、排紙ローラ41に従勤回転する拍車4
2が排紙ローラ41に当接している。拍車42はプラテ
ン34に設けられた一体型の拍車ステー341に取り付
けられている。
【0060】このように、拍車ステー341をプラテン
34に一体で設けることにより、拍車42と排紙ローラ
41との寸法を同一部品で管理することができ、寸法閑
係を安定して保つことができる。
【0061】また、拍車ステー341には、一部、切り
欠き342が設けられている。この切り欠き342は、
ヘッド7の交換の時に、キャリッジ50がこの位置まで
移動し、ヘッド7の脱着を行うフックレバー53の操作
が行えるようなスペースを確保している。
【0062】以上の構成によって、キャリッジ部5で画
像形成されたシートPは、排紙ローラ41と拍車42と
のニップに挟まれ、搬送されて、不図示の排紙トレー等
に排出される。
【0063】(E)クリーニング部 クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行
う不図示のポンプ、記録ヘッド7の乾燥を抑える不図示
キャップ、搬送ローラ36からの駆動力をシート供給装
置2及びポンプに切り換える駆動切り替えアーム62等
から構成されている。
【0064】駆動切り替えアーム62が、給紙、クリー
ニング以外の時は、搬送ローラ36の軸心を中心に回転
する遊星ギア63を所定の位置に固定しているので、シ
ート供給装置2及びポンプ60には駆動力が伝達されな
い。キャリッジ50が移動して、駆動切り替えアーム6
2が切り替えられると、遊星ギア63がフリーになるの
で、搬送ローラ36の正転、逆転に応じて遊星ギア63
が移動し、搬送ローラ36が正転したときはシート供給
装置2に駆動力が伝達され、逆転したときはポンプに駆
動力が伝達されるようになっている。
【0065】(シート供給装置の主要部分)図1は、本
発明の実施の形態のシート供給装置を備えた画像形成装
置である記録装置の正面図である。図2は、図1の記録
装置の右側面図である。図3は、図1の記録装置の主要
部分を示した断面図である。図4はシート供給装置の正
面図である。図5はシート供給装置の右側面図であり、
イニシャルリリース状態の図である。図6はシート供給
装置の断面図であり、イニシャルリリース状態の図であ
る。図7はシート供給装置の右側面図であり、給紙状態
の図である。図8はシート供給装置のスイングアームに
沿った断面図であり、シート満載時におけるシート供給
状態の図である。図9はシート供給装置のスイングアー
ムに沿った断面図であり、シートが1枚積載されたとき
の図である。図10はシート供給装置の分離爪と欠歯ギ
アとの係合関係を示す図である。図11はシート供給装
置のスイングアームと、スイングアームの位置を検知す
るセンサとの相対位置関係を示す図である。
【0066】シート供給装置2は、図4、図5、図6に
示すように、ベース20に各部品が取り付けられて一体
のユニットを形成している。
【0067】ベース20が、装置本体6に対して、約3
0度乃至約60度の角度を有して設けられている。
【0068】ベース20にはシートPを積載する積載部
201が設けられており、この上にシートPが積載され
る。そして、本実施形態のシート供給装置2は、シート
Pのシート給送方向の片側側端を基準としたものであ
り、図4に示すベース20の右側板204にシートPの
基準となるシート基準部202を形成してある。
【0069】また、ベース20にはシートPの搬送方向
の規制と補助的な分離を行なうシート先端突き当ての斜
面部203が設けられている。斜面部203は所定の摩
擦係数を有する複数のリブを並行に立設して形成されて
いる。
【0070】このリブで構成された斜面部203は、普
通紙等の比較的剛性の低いシートPに対しては、後述す
る分離爪26によるシート規制の補助的な支持機能とし
て働き、封筒、葉書、厚紙等の比較的剛性の高いシート
Pに対しては、シートの支持機能と、シートPの先端を
規制して一枚ずつ分離する機能として働くようになって
いる。
【0071】また、斜面部203をシートPの先端が接
触する部位の全域に亘って複数のリブで構成したことに
より、インクの発色性を高め、にじみを抑える等の記録
画像の高精細化に効果を発揮する特殊なコート剤で表面
コートした特殊シートを使用した場合でも、特殊シート
の表面から飛散するコート剤の微細粒子が斜面部203
に堆積しにくく、リブ間に落下するようになる。
【0072】これにより、斜面部203とシートの先端
との間の摩擦抵抗の増加を防止して、摩擦抵抗を略一定
に維持することで、シートの安定した分離、シートの給
送動作を行うことが出来る。
【0073】そして、可動サイドガイド23が積載部2
01上をシート幅方向にスライド可能に設けられて、シ
ートPの幅方向の積載位置を規制している。シートPを
積載部201上に載置した後、シート基準面としてのガ
イド部202にシートPの一側端を当接させると共に、
シートPの他側端に可動サイドガイド23を当接させる
と、シートPの姿勢を規制してシートを所定の位置にセ
ットできるようになっている。
【0074】積載部201上にはローレット部205が
設けられており、可動サイドガイド23のローレット対
応部232が作用することで、可動サイドガイド23を
保持、固定することができる。そして、板ばね等で形成
されたクリックばね233が可動サイドガイド23のロ
ーレット対応部232を積載部201上のローレット部
205に押し付けるように作用するので、さらに、確実
に保持、固定することができる。操作者は摘んで、ロー
レット対応部232を待避させることで、可動サイドガ
イド23を移動させることができる。
【0075】また、ベース20の背面には、積載部20
1上に載置されたシートPの背面を支持するシート背面
支持部材としての給紙トレイ27が給紙トレイ取付け部
206に取り付けられている。
【0076】なお、積載部201、ガイド部202、右
側板204、給紙トレイ27等は、シート積載手段90
0を構成している。
【0077】ベース20には、スイングアーム22が取
り付けられている。駆動軸221に取り付けられたギア
ボックス222の中にギア列230が取り付けられてい
る。駆動軸221の回転力は、駆動軸221に取り付け
られた駆動ギア225、アイドラギア226,227、
最終段の給紙ローラギア223(図4参照)からなるギ
ア列230を介して給紙ローラ224に伝達される。
【0078】給紙ローラギア223(図4参照)とシー
トPを給紙する給送ローラ224(図6、図8、図9参
照)は一体化されている。給紙ローラ224の両側には
硬度約20度乃至40度のEPDM等のゴム材料で形成
されたローラゴム部224a,224bが設けられてい
る。ローラゴム部224a,224bは幅約15mm乃
至約20mm程度で、ベース20のガイド部202の基
準位置から約40mmと150mmの位置にそれぞれ設
けられている。
【0079】従って、A4サイズ等のシートPは2個の
ローラゴム部224a,224bにより搬送され、葉書
等のシートPはガイド部202に近い側の1個のローラ
ゴム部224bにより搬送されるようになっている。
【0080】スイングアーム22及び給送ローラ224
等は駆動軸221を中心に旋回可能に構成されており、
自重でシートPに付勢されるようになっている。
【0081】本体の搬送ローラ36からの駆動はベース
20の右側板204に設けられた、歯車列である駆動ギ
ア列29(図2参照)により、スイングアーム22の駆
動軸221に伝達される。駆動ギア列29は、入力ギア
291、アイドラギア292,293,294,29
6、リリースカムギア295、駆動軸ギアB297で構
成されている。
【0082】なお、駆動ギア列29は、前述のギア列2
30とで、回転伝達手段を構成している。
【0083】駆動軸221が図8、図9の矢印A方向に
回転すると、ギア225,226,227,223を介
し、駆動回転力が給紙ローラ224に伝達される。さら
に、スイングアーム22の自重に加えて、スイングアー
ム22に前記A方向のトルクが加わる。前記自重とトル
クにより、給紙ローラ224をシートPに押し付ける力
が発生し、ローラゴム部224a,224bの摩擦係数
の作用と合わせて、搬送力が発生する。この搬送力がシ
ート同士の摩擦抵抗と分離斜面203、分離爪26との
分離抵抗より大きくなったとき、給送ローラ224はシ
ートPを搬送できるようになる。
【0084】給送ローラ224と対向する積載部201
の部位には、シートPの重送を防止する人工皮等の摩擦
係数の大きい材質からなる分離パッド25が設けられて
いる。さらに、ベース20には、シートPを1枚ずつ分
離する分離爪26が設けられている。分離爪26はシー
トPのシート先端角部を係止して規制し、給紙の際の分
離を行うものであり、本実施形態では、図4に示すよう
に、シート基準側となるガイド202側のみに設けられ
ている。
【0085】そして、図5、図10に示すように、分離
爪26のシート規制部261は、シートPの先端角部を
異なる2方向から規制するように構成されており、シー
トPの先端角部の上面及び先端角部の端辺を三角形状で
覆うようになっている。
【0086】さらに、分離爪26は、欠歯ギヤ28に係
合し得るギヤ部262及びカム部263等を有し、ベー
ス20に対して支点264を中心に回動可能に設けら
れ、分離爪ばね265によって、一方向に回転付勢され
ている。
【0087】分離爪26は給紙ローラ224とリリース
カムギア295、欠歯ギア28のシート位置補正部材対
応カム部283と、一定量の搬送動作での位相が合うよ
うに構成された欠歯ギヤ28により、その回動動作が制
御されるようになっている。欠歯ギヤ28はギヤ列29
から駆動され、給紙動作開始と同時に回転を開始する。
【0088】また、図10に示すように、欠歯ギヤ28
は、分離爪対応カム部281とに連続した1.5歯のギ
ヤ部282により、分離爪26のギヤ部262と噛み合
うようになっている。給紙動作待機状態において、分離
爪26のギヤ部262は、欠歯ギヤ28の分離爪対応カ
ム部281により、シートPの重量により傾倒しないよ
うに押さえられている。
【0089】なお、図10において、分離爪対応カム部
281と、ギア部262等は、起立保持手段903を構
成している。
【0090】給紙動作開始後、欠歯ギヤ28が回転し、
分離爪26のギア部262が欠歯ギヤ28のカム部28
1から開放されると、分離爪26は分離爪ばね265を
除いて回転動作を抑制する手段を失い、回転可能にな
る。しかし、欠歯ギヤ28が1回転すると、分離爪26
がどの様な傾倒状態にあっても、欠歯ギヤ28のギア部
282と分離爪26のギア部262が噛み合うことによ
って、待機状態の分離爪26が欠歯ギヤ28によって傾
倒を押さえられた状態に戻るようになっている。
【0091】分離爪26は分離爪ばね265により所定
圧で付勢されている。給紙開始後、分離爪26は、欠歯
ギヤ28の分離爪対応カム部281から開放され、分離
爪ばね265に支持されるのみになる。
【0092】そして、給紙ローラ224がシートPに接
触し、給紙を行なう際に、普通紙の様に剛性の低いシー
トPであれば、分離爪26は殆ど傾倒しない。このた
め、シート規制部261により係止されたシートPの角
部に撓みが発生し、成長し、分離爪26から抜けること
で、シートが1枚に分離される。
【0093】また、封筒、葉書等の厚紙の様に剛性の高
いシートPであれば、前述のような撓みは発生せず、シ
ートPは、分離爪ばね265による支持だけになった分
離爪26を分離爪ばね265の引っ張り力に抗して図1
0の矢印B方向押し倒して通過することで分離される。
さらに、この様な厚紙については、ベース20の斜面部
205も補助的に厚紙の分離に作用する。
【0094】ベース20には、シートPのシート位置補
正部材21が設けられている。シート位置補正部材21
は積載部201の分離爪26側に回転中心213を有し
て、回転可能にベース20に取り付けられている。そし
て、シート位置補正部材21は補正ばね211に付勢さ
れて、分離爪26側にシートPを押圧することができ
る。給紙ローラ224は給紙トレイ27へのシートPの
積載枚数によって接触位置が変るようになっている。
【0095】図8は、給紙トレイ27にシートPが満載
時の給紙ローラ224の位置を、図9は給紙トレイ27
にシートPが1枚積載の時の給紙ローラ224の位置を
示している。しかし、分離爪26の位置は変らない。そ
こで、シート位置補正部材21により、シートPを下か
ら押し上げることで、シートPの分離爪26に接触する
位置を補正する。この時に、シートPの積載枚数が多い
時にはシートPに剛性があるのでシート位置補正部材2
1が補正ばね211でシートPの端部を動かせるのは、
図8に示す位置までであり、最上位のシートPは図8の
P1の位置になる。また、シートPが1枚のように積載
のように少ない場合は、シートPの剛性が小さいので、
シート位置補正部材21が補正ばね211でシートPの
端部を図9に示すP2の位置まで動かすことができる。
【0096】従って、シートPの積載量に関係なく、シ
ートPの端部と分離爪26の位置を略一定位置に保つこ
とができるので、シートの分離を良好に行なうことがで
きる。
【0097】すなわち、分離爪26に対向している部分
はシートの先端角である。その先端角に対応するシート
搬送方向に沿ったシートの縁(図4のガイド部202に
接触しているシートの縁)をシート位置補正部材21で
押し上げて、分離爪26に対する最上位のシートの先端
角の当接位置がシートの積載枚数に関係無く、略一定に
なるようにして、シートの分離を良好に行えるようにし
ている。
【0098】なお、上記先端角に対応するシート搬送方
向に沿ったシートの縁以外の部分は、給紙ローラ224
に押されてシートの積載枚数に応じて高さが変化するよ
うになっている。
【0099】スイングアーム22とシート位置補正部材
21は、待機状態では、リリースカムギア295、欠歯
ギア28のシート位置補正部材対応カム部283の作用
によってシートPに接触しない位置に退避している。
【0100】図5において、リリースカムギア295と
一体の突片299は、スイングアーム22に設けられた
カム部229に当接して、スイングアーム22を持ち上
げ、給紙ローラ224をシートPから離隔させ、リリー
ス状態を保持している。
【0101】図5において、突片299とカム部229
は、待機手段905を構成している。
【0102】また、欠歯ギア28のシート位置補正対応
カム部283がシート位置補正部材21に設けられたカ
ム部212に当接することで、補正ばね211に抗し
て、シート位置補正部材21を分離爪26より離隔し、
ベース20の積載部201の面と同一または退避させる
ことで、リリース状態を形成している(図5、図6)。
この状態で搬送ローラ36の有する駆動力が、駆動ギア
列29等によりスイングアーム22及びリリースカムギ
ア295、欠歯ギア28のシート位置補正部材対応カム
部283に伝達されると、リリースカムギア295、欠
歯ギア28のシート位置補正部材対応カム部283は待
機状態が解除されるので、給紙ローラ224、シート位
置補正部材21はシートPに接触し、分離、搬送等の一
連の給紙動作を行なう(図7、図8、図9)。
【0103】給送ローラ224及びリリースギア29
1,292はシートPを送紙部3に送り込むまで回転
し、再びシートPと、給紙ローラ224及びシート位置
補正部材21との当接を解除した待機状態になって本体
の搬送ローラ36からのシート供給装置への駆動力が切
られるようになっている。
【0104】また、スイングアーム22には、図3、図
11に示すように、ASFセンサ遮光板228が設けら
れている。このASFセンサ遮光板228は、スイング
アーム22、シート位置補正部材21及びリリースカム
ギア295、欠歯ギア28のシート位置補正部材対応カ
ム部283が図2、図5に示すように、解除されたイニ
シャル位置にある場合のみ、図11に示す電気基板9上
に直接設けられたフォトインタラブタ等からなるASF
センサ91を透光せずに遮光状態となるように構成され
ている。
【0105】前記ASFセンサ遮光板228の位置を検
出することで、スイングアーム22、シート位置補正部
材21の位置等を検出することができ、シートPの給送
シーケンスにおける制御のタイミングを計ることができ
る。
【0106】次に、シート供給装置2の給紙動作動作に
ついて説明する。シート供給装置2は給紙動作待機中の
イニシャル状態において、スイングアーム22とシート
位置補正部材21はリリースカムギア295、欠歯ギア
28のシート位置補正部材対応カム部283によってシ
ートPに接触しない位置に退避している。この状態にお
いて、シートPをセットする際の空間を確保でき、操作
者はそのままシートPをセットすることができる。
【0107】さらに、分離爪26のギヤ部262(図1
0参照)は、欠歯ギヤ28の分離爪対応カム部281に
押さえられており、シートPの重量により傾倒しないよ
うに構成されている。
【0108】従って、積載放置後の給紙動作等で重送し
たり、操作者が強く押し込んでも所定位置にシートPを
保持することができる。また、スイングアーム22に設
けられたASFセンサ遮光板228が電気基板9上に直
接設けられたフォトインタラプタ等からなるASFセン
サ91を透光せずに遮光状態となるように構成されてい
る。そして、スイングアーム22、シート位置補正部材
21、リリースカムギア295、欠歯ギア28のシート
位置補正部材対応カム部283、ASFセンサ遮光板2
28は駆動ギア列29において位相を合わせて構成され
ているので、所定の給紙動作が終了した後は再度同様な
イニシャル状態になることができる。
【0109】給紙スタートの信号が送信されると、搬送
ローラ36の駆動がシート供給装置2の駆動ギア列29
に伝達される。駆動ギア列29が駆動されることで、リ
リースカムギア295がスイングアーム22のカム部2
29から離隔、解除されるので、自重により下がり、給
紙ローラ224はシートPに接触する。
【0110】さらに、欠歯ギア28の分離爪対応カム部
281がシート位置補正部材21のカム部212から離
隔、解除されるので、シート位置補正部材21は補正ば
ね211の押し圧により、シートPに接触する。
【0111】そして、分離爪26は欠歯ギヤ28の分離
爪対応カム部281から開放され、分離爪ばね265に
支持される。給紙ローラ224がシートPに接触し回転
して、給紙を行なう際に、普通紙の様に剛性の低いシー
トPであれば、分離爪26は傾倒せず、シート規制部2
61により係止されたシートPの角部に撓みを発生させ
て、成長させる。この結果、シートは分離されて分離爪
26から抜け出る。
【0112】また、封筒、葉書等の厚紙の様に剛性の高
いシートPであれば、シートPは分離爪26を傾倒し、
分離爪26を通過することで分離される。さらに、この
様な厚紙については、前記ベース20の斜面部203も
補助的に分離に作用する。
【0113】1枚ずつ分離が行なわれたシートPは、給
紙ローラ224により搬送される。搬送されるシートP
の先端の検知をPEセンサレバー35で行う。さらに、
シートPは搬送され、搬送ローラ36とピンチローラ3
7のローラ対に挟持される。
【0114】一定量の駆動を与えられた後に、シート供
給装置2は、リリースカムギア295、欠歯ギア28の
シート位置補正部材対応カム部283、欠歯ギア28が
それぞれスイングアーム22、シート位置補正部材2
1、分離爪26に再度作用し、スイングアーム22、シ
ート位置補正部材21はシートPから退避し、分離爪2
6は位置を規制保持され、待機、イニシャル位置と同一
状態に復帰する。
【0115】従って、搬送ローラ36等によるシート搬
送の際に、シート供給装置2からシートPに与えるバッ
クテンションはほとんど無く、搬送ローラ36による搬
送精度を低下させることはない。
【0116】シート供給装置2がイニシャル状態になっ
た後に、シート供給装置2へ与えられていた駆動が切ら
れる。そして、搬送ローラ36等により、シートPが所
定位置に搬送される。
【0117】以上の様に、給紙時の給紙ローラ224の
位置が変っても、シートPの先端位置と分離爪26の位
置閑係を補正することができるので、良好なシート分離
が可能になり、給紙ローラ224が移動する構成のシー
ト供給装置において、分離爪26との組み合わせが可能
になった。
【0118】(実施の形態2)実施の形態1に於ては、
分離爪26は傾倒するものであったが、図12、図13
に示す様に、普通紙の様に剛性の小さいシートPに限定
して給紙するシート供給装置2であれば、固定タイプの
分離爪(シート分離手段)207であっても良い。固定
の分離爪207は、ベース20の基準側に一体に形成さ
れている。
【0119】そして、固定の分離爪207は、シートP
の先端角部を異なる2方向から規制するように形成され
ており、シートPの先端角部の上面及び先端角部の端辺
を三角形状で覆うようになっている。
【0120】このような構成にすれば、固定の分離爪2
07自体をベース20と一体に形成することができ、構
成を簡単にすることができる。
【0121】その他の構成、作用については実施の形態
1と同様である。
【0122】(実施の形態3)実施の形態1に於ては、
スイングアーム22及びシート位置補正部材21の解除
をリリースカムギア295、欠歯ギア28のシート位置
補正部材対応カム部283で行なっていたが、図14、
図15に示すように、別に設けた駆動手段244,24
1によって解除を行なっても良い。
【0123】本実施の形態3のシート供給装置は、図1
4、図15に示すように、ソレノイドA241,ソレノ
イドB244の作動力を用いて動作を行なうようになっ
ている。スイングアーム22は、通常、吊りばね(弾性
部材)247にてリリース位置に持ち上げられている。
ソレノイドピンB245は、中間ばねB246を介して
スイングアーム22に連結されている。ソレノイドB2
44は、コイルに電流が流れると、ソレノイドビンB2
45を矢印C方向に作動し、スイングアーム22を所定
圧でシートPに接触させようになっている。
【0124】また、シート位置補正部材21は、通常、
解除ばね214によってシートから離れている。ソレノ
イドピンA242は、中間ばねA243を介して、シー
ト位置補正部材21に連結されている。ソレノイドA2
41は、コイルに電流が流れると、ソレノイドピン24
2が矢印D方向に移動し、シート位置補正部材21を持
ち上げ、シートPを分離爪26に対し所定の適正位置に
移動させることができるようになっている。この時、干
渉ばねの作用により、シートPの積載枚数が多い時も、
シート位置補正部材21に大きな負荷をかけることを避
けている。
【0125】なお、分離爪26は実施の形態2のように
回動するが固定の分離爪としてもよい。
【0126】また、本実施の形態3では、実施の形態
1,2のリリースカム295の代わりにアイドラギア2
98を使用している。
【0127】なお、図14において、ソレノイド24
1、中間ばねA(弾性部材)243、シート位置補正部
材(シート移動部材)21、解除ばね(牽引弾性部材)
214等はシート位置調整手段904を構成している。
【0128】上記構成によれば、本実施の形態3のシー
ト供給装置は、ソレノイド241,244を操作して、
任意にスイングアーム22及びシート位置補正部材21
の解除が可能になるので、シートPの搬送時にスリップ
が生じ、その分、シートの送り出し枚数が不足するよう
な場合、その不足枚数分だけのシートを送り出し、合計
として所定の枚数送り出し終わった時点で、スイングア
ーム22及びシート位置補正部材21をシートから離し
て、給紙動作を終了することができる。
【0129】従って、所定の枚数、確実に供給すること
ができる。
【0130】また、実施の形態1,2は、所定の搬送枚
数で給紙動作を終了させていたので、スリップ等を考慮
し、搬送枚数はマージン量を上乗せし、実際の搬送枚数
より多く設定してある。従って、余分に送り出したシー
トを逆に戻し、送り枚数を調整するなどの対応も必要で
あった。これに対して本実施の形態3は、実際の搬送枚
数送った時点で、スイングアーム22及びシート位置補
正部材21をシートから離し、給紙動作を終了すること
ができるので、余計な動作を省くことができ、処理能力
を向上させることができる。
【0131】その他の構成、作用については前記実施の
形態1と同様である。
【0132】(本発明のシート供給装置の利点) (1)シート積載手段900に積載されたシートPに対
して接触する位置がシート積載枚数によって変化するシ
ート供給回転体である給紙ローラ224を有している構
成であっても、シートをシート分離手段901,207
に対し位置を補正するシート位置調整手段902,90
4を備えることで、シートの積載枚数に応じて、給紙時
の給紙ローラ224の位置が変っても、シート分離手段
901,207の分離爪26,207とシートの先端位
置との位置関係を補正することができるので、良好なシ
ート分離が可能になり、給紙ローラ224が移動する構
成のシート供給装置においても分離爪26,207との
組み合わせが可能になった。
【0133】(2)シート供給回転体である給紙ローラ
224が一定枚数シートを搬送した後に、シートから離
れ、シート位置調整手段902,904のシート移動部
材であるシート位置補正部材21も、シートに対する付
勢接触を解除する構成になっているので、シートをセッ
トする際に空間を確保でき、操作者がそのままシートの
セットが可能である。さらに、シート供給手段であるス
イングアーム22のシート供給回転体である給紙ローラ
224によるシート搬送の際に、給紙ローラ224から
シートに与えるバックテンションはほとんど無く、搬送
精度を低下させるようなことはない。
【0134】(3)シート位置調整手段902,904
は、シートPに対しシート分離手段901の分離爪2
6,207と反対側に設けられて、シートを押し上げる
ことで、分離爪26,207に対するシートの位置を補
正する構成になっているので、シート位置補正手段90
2,904の構成が簡単になり、かつ、シート移動部材
であるシート位置補正部材21がシートから容易に離れ
ることができる。
【0135】(4)シート位置調整手投902のシート
位置補正部材21がシートに接触して押し上げることに
よって、分離爪26に対する位置が、シートの剛性に応
じて変化し、且つシートPの積載枚数に関係なくシート
の端部と分離爪26との位置関係を略一定位置に保つこ
とができるので、シートの分離を確実に行なうことがで
きる。
【0136】(5)シート分離手段902がシートの先
端に係合する分離爪26であり、固定または傾倒動作
を、シート供給回転体である給紙ローラ224の給送動
作に連動して制御し、シートの給送動作が終了した時、
分離爪26をシートの先端角部を受け止めて規制する規
制姿勢状態に復帰させる構成になっているので、シート
を所定角度立てた状態で積載するシート供給装置に於い
ても、分離爪26でシートの自重を支えることができ、
構成の自由度を高めることができる。
【0137】(6)分離爪26がシート供給回転体であ
る給紙ローラ224によって送り出されるシートの先端
角部が分離爪26に当接係合した際に、シートの剛性の
高低に対応して分離爪26がシート給送方向に傾倒する
ことにより、シートの先端角部を受け止めて規制する規
制姿勢状態と、受け止めを解除する(規制を解除する)
退避姿勢状態とに選択的に変化するように構成になって
いるので、普通紙から厚紙等の特殊紙まで、さまざまな
シートに対し、対応することができる。
【0138】(7)シート供給回転体である給送ローラ
224が揺動中心である駆動軸221を中心に揺動する
ようになっている。さらに、給送ローラ224を回転駆
動する回転伝達歯車列であるギア列230が、駆動軸2
21から配設され、給送ローラ224に設けられた回転
軸を駆動するようになっている。これらによって、給送
ローラ224の回転及び揺動を簡単な構成によって行う
ことができる。
【0139】
【発明の効果】本発明のシート供給装置は、シートの積
載枚数に応じて、シート供給時のシートに対するシート
供給手段の接触位置が変わっても、シートの先端とシー
ト分離手段との位置関係をシート位置調整手段によって
調整することができるので、シート供給手段とシート分
離手段との組み合わせが容易になるとともに、シートを
確実に、1枚ずつ分離して供給することができる。
【0140】また、本発明のシート供給装置は、シート
の所定角度立て積載するようになっていても、シート分
離手段でシートを受け止めることができるようになって
いるので、構成の形成の自由度を増すことができる。
【0141】さらに、本発明のシート供給装置は、シー
トの剛性に応じて、シート分離手段の分離爪が下流側に
傾くようになっているので、普通紙から厚紙等の特殊紙
まで、様々な種類のシートを確実に分離して供給するこ
とができる。
【0142】本発明の画像形成装置は、シートを1枚ず
つ確実に分離して供給することのできる上記シート供給
装置を備えているので、シートに1枚ずつ確実に画像を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシート供給装置を
備えた画像形成装置である記録装置の正面図である。
【図2】図1の記録装置の正面図である。
【図3】図1の記録装置の主要部分を示した断面図であ
る。
【図4】シート供給装置の正面図である。
【図5】図4に示すシート供給装置の右側面図であり、
イニシャルリリース状態の図である。
【図6】図4に示すシート供給装置の断面図であり、イ
ニシャルリリース状態の図である。
【図7】シート供給装置の右側面図であり、給紙状態の
図である。
【図8】シート供給装置のスイングアームに沿った断面
図であり、シート満載時における図である。
【図9】シート供給装置のスイングアームに沿った断面
図であり、シートが1枚積載のときの図である。
【図10】シート供給装置の分離爪と欠歯ギアとの係合
関係を示す図である。
【図11】シート供給装置のスイングアームと、スイン
グアームの位置を検知するセンサとの相対位置関係を示
す図である。
【図12】本発明の第2実施の形態のシート供給装置の
右側面部分図であり固定分離爪周辺の図である。
【図13】図13を左側から見た図である。
【図14】本発明の第3実施の形態のシート供給装置の
主要部分の図であり、イニシャルリリース状態の図であ
る。
【図15】図14のシート供給装置において、給紙状態
の図である。
【図16】従来のシート供給装置の主要部分の図であ
る。
【符号の説明】
P シート 1 記録装置(画像形成装置) 2 シート供給装置 7 記録ヘッド(画像形成手段) 900 シート積載手段 20 ベース 27 給紙トレイ 201 積載部 202 ガイド部 204 右側板 22 スイングアーム(シート供給手段) 221 駆動軸(揺動中心) 222 ギアボックス(揺動部材) 224 給送ローラ(シート供給回転体) 225 駆動歯車 230 ギア列(回転伝達歯車列、回転伝達手段) 901 シート分離手段 26 分離爪 261 シート規制部 262 ギア部 263 カム部 264 回転中心 265 分離爪ばね(弾性部材) 902 シート位置調整手段 21 シート位置補正部材(シート移動部材) 211 補正ばね(弾性部材) 212 カム部 28 欠歯ギア 283 シート位置補正部材対応カム部(離間手
段) 903 起立保持手段 281 分離爪対応カム部 262 ギア部 904 シート位置調整手段 241 ソレノイドA 243 中間ばねA(弾性部材) 21 シート位置補正部材(シート移動部材) 214 解除ばね(牽引弾性部材) 207 固定の分離爪(シート分離手段) 247 吊りばね(弾性部材) 29 駆動ギア列(歯車列、回転伝達手段) 905 待機手段 229 カム部 295 リリースカムギア 299 突片 244 ソレノイドB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 泰之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉野 浩史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FA06 FA17 FB02 FB03 FB04 FC01 GA02 GB01 GC01 GD01 HA12 HB01 HD08 HD09 HD14 JA15 JA19 JD03 JD11 LA04 LA13 LC02 LD04 LD25

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが積載されるシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載された前記シートに対して接
    触離間可能で、且つ前記シートの枚数に応じて前記シー
    トに対する接触位置が変化して前記シートを前記シート
    積載手段から送り出すシート供給手段と、 前記シート積載手段の下流側に配設され、前記シート供
    給手段によって送り出される前記シートを受け止めて前
    記シートを分離するシート分離手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートの内、最上位の
    シートの前記シート分離手段に対向している先端部分が
    前記シート分離手段に対して所定の位置にくるように、
    前記シート積載手段に積載されたシートの位置を調整す
    るシート位置調整手段と、 を備えていることを特徴とするシート供給装置。
  2. 【請求項2】 前記シート位置調整手段が、 前記シート積載手段に積載された前記シートを、弾性部
    材で前記シート供給手段に向けて付勢するシート移動部
    材と、 前記弾性部材に抗して前記シート移動部材を前記シート
    から離間させて待機させる離間手段と、 を有していることを特徴とする請求項1に記載のシート
    供給装置。
  3. 【請求項3】 前記離間手段は駆動により回転するカム
    により前記シート移動部材を積載されているシートから
    離間させるように構成し、前記シート供給手段及び前記
    カムは同一の駆動源により駆動されることを特徴とする
    請求項2に記載のシート供給装置。
  4. 【請求項4】 前記シート位置調整手段が、 前記シート積載手段に積載されたシートを、弾性部材を
    介してソレノイドに牽引されて前記シート供給手段に向
    けて付勢するシート移動部材と、 前記ソレノイドの牽引が解除されたとき、前記シート移
    動部材を牽引して前記シートから離間させて待機させる
    牽引弾性部材と、 を有していることを特徴とする請求項1に記載のシート
    供給装置。
  5. 【請求項5】 前記シート分離手段が、前記シートの先
    端に係合する分離爪を有していることを特徴とする請求
    項1に記載のシート供給装置。
  6. 【請求項6】 前記分離爪が、前記シートの先端角部に
    係合する位置に固定されていることを特徴とする請求項
    5に記載のシート供給装置。
  7. 【請求項7】 前記分離爪が、下流側に傾くように回動
    可能に支持され、前記シートの先端を受け止めることが
    できるように弾性部材によって起立状態に付勢されて、
    分離するシートの剛性に応じて傾動可能であることを特
    徴とする請求項5に記載のシート供給装置。
  8. 【請求項8】 前記シート位置調整手段が、 前記シート積載手段に積載されたシートを、弾性部材で
    前記シート供給手段に向けて付勢するシート移動部材
    と、 前記弾性部材に抗して前記シート移動部材を前記シート
    から離間させて待機させる離間手段と、を有し、 前記シート分離手段が、前記シートの先端に押圧されて
    前記シートの剛性に応じて下流側に弾性部材に抗して傾
    く傾動可能な分離爪を有し、 前記離間手段が前記シート移動部材を待機させていると
    き前記分離爪を起立状態に保持する起立保持手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装
    置。
  9. 【請求項9】 前記シート供給手段が、 前記シート積載手段に積載されているシートに接近離間
    可能に揺動する揺動部材と、 前記揺動部材に設けられて前記シートに接触して回転し
    て前記シートを送り出すシート供給回転体と、 前記揺動部材の揺動中心を通って前記シート供給回転体
    に回転を伝達する回転伝達手段と、を備え、 前記シート供給回転体に前記回転伝達手段を介して伝達
    する回転力によって、前記シート供給回転体が積載され
    ているシートに付勢されるように前記揺動中心回りのト
    ルクが前記揺動部材に加わることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,8のいずれか1項に記載のシート供給
    装置。
  10. 【請求項10】 前記回転伝達手段は、前記揺動中心に
    配置された駆動歯車から前記シート供給回転体に回転力
    を伝達する回転伝達歯車列を有することを特徴とする請
    求項9に記載のシート供給装置。
  11. 【請求項11】 前記回転伝達手段により伝達される回
    転により前記揺動部材を揺動させて前記シート供給回転
    体を積載されているシートから離れた位置に待機させる
    待機手段を設けたことを特徴とする請求項10に記載の
    シート供給装置。
  12. 【請求項12】 前記回転伝達手段は歯車列を有し、前
    記待機手段は、前記歯車列の中の1つの歯車に設けられ
    た突片であり、該突片が前記揺動部材に設けられている
    カム部に当接して前記揺動部材を揺動させることを特徴
    とする請求項11に記載のシート供給装置。
  13. 【請求項13】 前記シート供給手段が、 前記シート積載手段に積載されているシートに接近離間
    可能に揺動する揺動部材と、 前記揺動部材に設けられて積載されているシートに接触
    して回転して前記シートを送り出すシート供給回転体
    と、を備え、 前記シート供給回転体を前記シート積載手段に積載され
    ているシートに当接する方向に移動するように前記揺動
    部材を牽引するソレノイドと、 前記ソレノイドの牽引が解除されたときに前記シート供
    給回転体を積載されているシートから離間させる方向に
    移動させるための弾性部材と、 を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4,8の
    いずれか1項に記載のシート供給装置。
  14. 【請求項14】 前記シート積載手段は、前記分離手段
    側が下方になるようにシートを斜めに積載することを特
    徴とする請求項1乃至12の内、いずれか1項に記載の
    シート供給装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載のシート供給装置と、 前記シート供給装置から供給されたシートに画像を形成
    する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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