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JP2001080251A - カード用シートおよびこれを用いて製造されたカード - Google Patents

カード用シートおよびこれを用いて製造されたカード

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JP2001080251A
JP2001080251A JP25667799A JP25667799A JP2001080251A JP 2001080251 A JP2001080251 A JP 2001080251A JP 25667799 A JP25667799 A JP 25667799A JP 25667799 A JP25667799 A JP 25667799A JP 2001080251 A JP2001080251 A JP 2001080251A
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card
sheet
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heat resistance
layer
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Yoshiki Nishikawa
良樹 西川
Akira Yuge
亮 弓削
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Plastics Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性に優れ、エンボスカールの小さい、非P
VC系のカード用シートおよびカードを提供すること。 【解決手段】実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系
樹脂組成物からなる層と、これより耐熱性の高い樹脂組
成物からなる層とを備えたカード用シートであって、こ
のカード用シートはJIS K6734で測定した柔軟
温度が75℃以上であり、かつJIS K6745で測
定した引っ張り降伏強度が57N/mm以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ストライプカ
ード、ICカード等のプラスチックカードの中で、特に
耐熱性を要求されるカードの素材として用いられるカー
ド用シートおよびこのカード用シートを用いて製造され
たカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ストライプカードなどのプラスチッ
クカードの素材としては、従来よりポリ塩化ビニル系樹
脂(以下「PVC」という)が使用されている。磁気ス
トライプカードは、一般に、印刷を施した白色のコアシ
ートに、磁気テープを仮貼りした透明のオーバーシート
を重ねて、熱プレスでシート間を熱融着(以下「ラミネ
ート」という)した後、打ち抜き刃でカード形状に切断
し、最後にエンボッサーで文字刻印(以下「エンボス」
という)を施し、磁気テープにエンコードを施して製造
される。
【0003】ICカードの製法には種々あるが、非接触
式ICカードは、例えば、ラミネート時にコアシート間
にICチップ等のデバイスを挟み込み溶融一体化させる
方法により製造される。接触式ICカードは、例えば、
カード形状に打ち抜かれた印刷済みのカード表面をルー
ターで切削して窪みを設け、ここに接着剤を用いてIC
チップ等を装着する方法により製造される。ICカード
には磁気ストライプやエンボスを併用したカードが多
く、lCカード用シートに要求される特性も磁気ストラ
イプカード用シートに要求される特性とほぼ同じであ
り、PVCは好適に用いられてきた。また、PVCシー
トはカレンダー法で大量に生産でき、印刷適性、ラミネ
ート適性、エンボス適性に優れた、カード製造に好適な
素材である。
【0004】最近、世の中のエコロジーブームに乗っ
て、PVC以外の素材からなるカード用シートのニーズ
が高まっており、例えば、ポリエチレンテレフタレート
におけるエチレングリコール成分の約30モル%を1,
4一シクロへキサンジメタノールで置換した、実質的に
非結晶性のポリエステル系樹脂(以下「PETG」とい
うこともある)からなるシートが提案されている。PE
TGシートは、印刷、磁気テープ貼り、プレス融着、打
ち抜き、エンボス等のカードへの加工においてPVCシ
ートに近いカードヘの加工適性を持ち、PVCシートと
同じ設備を用いてカード化できるためPVCに替わるシ
ート素材の本命と言われている。またプレス融着温度が
約110℃であり、PVCシートのプレス融着温度より
かなり低いため、プレスのサイクルを短縮することがで
きて生産効率が高くなるという利点もある。しかし、こ
のPETGシートから製造されたカードは実用耐熱温度
が低く、高い実用耐熱温度が要求されているカード等の
用途には、このPETGは適さなかった。なお、実用耐
熱温度については後述する。シートの耐熱性を向上させ
るために、ポリカーボネート(以下「PC」と略すこと
もある)等の耐熱性樹脂をブレンドすることが検討され
てきた。ところが、PETGとPCとをブレンドし溶融
混練すると、エステルカ−ボネート反応が起こり、容易
に、シートが発泡したり、シートが褐色に着色された
り、シートの物性が低下したり等の問題が生じた。
【0005】この反応は、リン系やフェノール系の酸化
防止剤を添加し、極力低温で混練することにより防止す
ることはできるものの、PETGとPCとをブレンドし
て要求されるレベルの実用耐熱温度のシートを得るため
には、約50重量%のPCを添加する必要がある。この
ようにPCを多量にブレンドすると、シートの引っ張り
降伏強度が大きくなりすぎて、このシートから得られた
カードにエンボスを施すと、カードが大きくカールして
しまい、このエンボスカールが規定内に収まらないとい
う問題があった。つまり、エンボスカールについては、
JIS X6301およびISO/IEC 7810
で、カードの厚みを含めて2.5mmを超えてはならな
いと定められているので、この規定の数値を満たす必要
がある。そのため、このシートにタルク等の板状フィラ
ーを添加し、エンボス部分にミクロボイドを発生させて
エンボス部の残留応力を軽減し、エンボスカールを小さ
くする検討が行われているが、十分な効果を出すにはあ
る程度の量のフィラーを添加しなければならない。しか
し、このようにフィラーを添加したシートから得られた
カードは、衝撃強度が低下したり、カード形状に打ち抜
いた場合に、カードの断面がざらついたり、抜きバリが
生じやすいという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本究明は上記問題点を
解決すべくなされたものであり、本発明の目的は、耐熱
性に優れ、エンボスカールが小さい、非PVC系のカー
ド用シートおよびこのカード用シートを用いて製造され
たカードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカード用シート
は、プラスチックカードの素材に用いられるシートであ
って、実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系樹脂組
成物からなる層と、これより耐熱性の高い樹脂組成物か
らなる層とを備えており、JIS K6734で測定し
た柔軟温度が75℃以上であり、かつJIS K674
5で測定した引っ張り降伏強度が57N/mm以下で
あることを特徴とする。ここで、実質的に非結晶性の芳
香族ポリエステル系樹脂組成物より耐熱性の高い樹脂組
成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂と脂肪族ジカルボ
ン酸との共重合体を主成分とする樹脂組成物であっても
よい。また、実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系
樹脂組成物より耐熱性の高い樹脂組成物は、芳香族ポリ
カーボネートにポリブチレンテレフタレートを溶融混合
した樹脂を主成分とする樹脂組成物であってもよい。本
発明のカードは、上記いずれかのカード用シートの少な
くとも2枚以上のカード用シートを用いて製造されたカ
ードであって、該カード用シートの前記実質的に非結晶
性の芳香族ポリエステル系樹脂組成物からなる層どうし
が接触する形態で積層して形成されることを特徴とす
る。ただし、用いられる2枚以上のカード用シートは同
一でも異なっていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、カード用シート
とはカード製造に用いられる材料としてのシートをい
い、例えば、オーバーシート、コアシート等のそれぞれ
のシートが本発明のカード用シートに該当する。これら
のシートは、実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系
樹脂組成物からなる層と、これより耐熱性の高い樹脂組
成物からなる層とが、それぞれ1層以上積層されてい
る。本発明において、カードを製造する場合には、カー
ド用シートを適宜組み合わせて用いることができ、ま
た、例えばコアシートを複数枚重ねて用いる等、シート
枚数も適宜選択することができる。
【0009】ここでいうポリエステルとは、芳香族ジカ
ルボン酸とジオールとの脱水縮合体をいい、本発明に用
いられる実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル(以下
「非結晶性ポリエステル」という)とは、いわゆる芳香
族共重合ポリエステルの中でも特に結晶性の低いもの
で、プレス融着などの実用上頻繁に行われる熱加工を行
っても、結晶化による白濁や融着不良を起こさないもの
をいう。ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸、アジピン酸、ナフタレンジカルボン酸等が挙げ
られ、ジオールとしてはエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール等が挙げられる。ジカルボン酸成分とジ
オール成分との組み合わせは適宜行われる。具体的に
は、ポリエチレンテレフタレートにおけるエチレングリ
コール成分の約30モル%を1,4−シクロへキサンジ
メタノールで置換した、実質的に非結晶性の芳香族ポリ
エステル系樹脂(商品名「PETG」、イーストマンケ
ミカル社製)が商業的に入手可能なものとして挙げられ
る。
【0010】本発明において、実質的に非結晶性の芳香
族ポリエステル系樹脂組成物より耐熱性の高い樹脂(以
下「耐熱性樹脂」という)組成物からなる層とは、特に
樹脂の種類等は限定されないが、JIS K6734で
測定した柔軟温度が約90℃〜160℃である非結晶性
の熱可塑性樹脂組成物からなる層が該当する。耐熱性樹
脂組成物からなる層に透明性が要求される場合には、耐
熱性樹脂としてポリカーボネート、ポリアリレート、耐
熱アクリルや透明耐熱ABS等を選択することが望まし
い。
【0011】本発明のカード用シートは、JIS K6
734で測定したシートの柔軟温度が75℃以上であ
る。柔軟温度が75℃以上であれば、760μm厚さの
カードに加工したときに実用耐熱温度が約80℃以上と
なり、高い実用耐熱温度が要求されるカードにも適用で
きる。例えば、ガソリン購入用カード、各種定期券カー
ドやETCカード等には80℃を超えるレベルの実用耐
熱温度が要求されるので、実用耐熱温度が60℃弱しか
ない通常のPETGは適さなかったが、本発明のカード
用シートであれば好ましく適用される。ここでいう「実
用耐熱温度」とは、カードを一定条件下で放置しても大
きな寸法変化が起こらない温度のうち最も高い温度をい
う。実用耐熱温度の決定方法は種々あるが、一般的には
カードを斜め45度に立てかけた状態で数時間放置した
ときに、カードに明らかなカールが生じない最高温度と
されている。
【0012】本発明のカード用シートは、JIS K6
745で測定したシートの引っ張り降伏強度が57N/
mm以下である。引っ張り降伏強度が57N/mm
を超えると、カードに加工したときにエンボスカールを
規格以内に収めることが難しくなる。したがって、耐熱
性樹脂は引っ張り降伏強度が低いものが望ましいが、一
般的なポリカーボネートやポリアリレートでは、積層シ
ート中に占める割合が大きくなると引っ張り降伏強度が
高くなることがある。そこで、耐熱性樹脂層の厚さが厚
くなったり、耐熱性樹脂層の積層枚数が多くなったり等
で、積層シート中に占める耐熱樹脂の割合が大きくなる
場合には、例えば、脂肪族ジカルボン酸を共重合したポ
リカーボネート(例えば、商品名「レキサンSP」、日
本ジーイープラスチックス社製が該当)や、ポリカーボ
ネートとポリブチレンテレフタレートとのポリマーアロ
イ等の、引っ張り降伏強度が低い樹脂を使用することが
望ましい。
【0013】また、本発明のカード用シートがオーバー
シートである場合には、少なくとも片面が非結晶性ポリ
エステル系樹脂組成物からなることが望ましい。また、
本発明のカード用シートがコアシートである場合には、
外層、中層、外層の3層構成をとることが好ましく、表
裏面の外層がともに非結晶性ポリエステル系樹脂組成物
からなることが望ましい。オーバーシートとコアシート
を積層する場合には、非結晶性ポリエステル面どうしが
向かい合うように積層することが好ましい。このように
オーバーシートとコアシートを積層することによつて、
プレス温度を約110℃程度と低くすることができる。
プレス温度が低いほど生産サイクルが短くなり、プレス
の熱によるシートの劣化や印刷層の変色も少なくなる。
【0014】耐熱性樹脂組成物からなる層どうしが融着
する積層構成をとると、例えば耐熱性樹脂としてポリカ
ーボネートを用いた場合には、プレス温度として最低約
160℃必要であり、プレスの圧力や時間によっては、
非結晶性ポリエステル系樹脂層が流動して絵柄が歪んだ
り、カードが薄くなることがあり、調整が必要である。
【0015】なお、本発明においては、カード用シート
の柔軟温度および引っ張り降伏強度を上記範囲内にする
ことにより本発明の効果が得られるが、かかる範囲内に
するための手段は上述の手段に限定されるものではな
く、種々の手段が適宜選択されるものとする。
【0016】本発明のカード用シートは、少なくとも片
面に、いわゆる10点平均粗さ(Rz)が3μm〜40
μmのマット加工が施されていることが望ましい。Rz
が3μm〜40μmであれば、シートを積層してプレス
融着する際に、シートとシートとの間、およびシートと
プレスの艶板との間の空気が容易に抜けて、得られたカ
ードに欠陥が生じることもない。
【0017】本発明においては、カード用シートの一方
の面である印刷面にはRzが3μm〜10μm、他方の
面にはRzが15μm〜40μmのマット加工が施され
ていることが好ましい。印刷面のRzが3μm以上であ
ればインキの密着性が良好であり、Rzが10μm以下
であれば、絵柄の輪郭が滲んだり、プレス後の絵柄が歪
むこともない。印刷の裏面のRzが15μm以上であれ
ば、特にスクリーン印刷の場合、印刷したシートを多数
枚積み重ねても、印刷面が上のシートの裏面に貼りつく
こともなく、Rzが40μm以下であればプレス時に容
易に空気が抜ける。
【0018】カード用シートがコアシートである場合に
は、シートに白色顔料を7重量%〜30重量%含有して
いることが望ましい。白色顔料を7重量%以上含有して
いれば、カードに作製したときに十分隠蔽性があり、カ
ードリーダーでカードの検出を確実に行うことができ
る。また、30重量%以下であれば、物性が低下するこ
ともなく、カードが割れやすくなる等の問題が生じるこ
ともない。
【0019】シートを積層する方法としては、共押し出
し、ラミネート等の方法があるが、生産性、コストの面
から共押し出しが好ましい。そのため、耐熱性樹脂とし
ては非結晶性ポリエステルと融着するものを選択するこ
とが望ましいが、融着強度が十分でない場合には、さら
に接着樹脂層を設けてもよい。本発明において、多層シ
ートの各層には必要に応じて着色剤、滑材、フィラー、
衝撃改良剤等の添加剤が添加されていても構わない。
【0020】
【実施例】以下に実例を用いて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実例1 オーバーシートの作製 非結晶性ポリエステルとして商品名「PETG676
3」(イーストマンケミカル社製)を用い、耐熱性樹脂
としてPC(商品名「ノバレツクス7022」、三菱エ
ンジニアリングプラスチックス社製)、脂肪族ジカルボ
ン酸が共重合された芳香族ポリカーボネート樹脂(商品
名「レキサンSP1010」、日本ジーイープラスチッ
クス社製)(以下「共重合PC」という)、および芳香
族ポリカーボネート樹脂「ノバレックス7022」にP
BT(商品名「ノバドゥール5010R5」、三菱エン
ジニアリングプラスチックス社製)を30重量%添加し
た樹脂(以下「PC/PBT」という)を用いて、層厚
さが100μmのオーバーシート(比較用オーバーシー
トNo.1〜4,本発明オーバーシートNo.5〜8)
を作製した。ただし、表1に示した層構成および層厚さ
となるように、各樹脂を選択し、Tダイ共押し出し法に
より単層および2層シートを得た。表1において、PE
TG層とはPETGからなる層、PC層とはPCからな
る層、共重合PC層とは共重合PCからなる層、PC/
PBT層とはPC/PBTからなる層をいう。また、シ
ートの柔軟温度をJIS K6734に従って測定し、
シートの引っ張り降伏強度をJIS K6745に従っ
て測定した。その測定結果を表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】実例2 コアシートの作製 実例1と同様の材料、すなわち、非結晶性ポリエステル
として「PETG6763」、耐熱性樹脂として「ノバ
レツクス7022」、「レキサンSP1010」、およ
び「ノバレックス7022」に「ノバドゥール5010
R5」を30重量%添加したPC/PBTを用いて、総
厚さが280μmのコアシートを得た。ただし、コアシ
ートの層構成および層厚さは表2に示したようになるよ
うに、Tダイ共押し出し法により、単層または3層シー
トを作製した(比較用コアシートNo.1〜4,本発明
のコアシートNo.5〜9)。なお、コアシートの各層
には酸化チタンを10重量%添加して白色シートとし
た。また、得られたシートの柔軟温度をJIS K67
34に従って測定し、シートの引っ張り降伏強度をJI
S K6745に従って測定した。その測定結果を表2
中に示した。
【0023】
【表2】
【0024】実例3 カードの作製および評価 実例1において作製したオーバーシートおよび実例2で
作製したコアシートを表3に示したように組み合わせて
カードを作製した。ただしカードの層構成は、コアシー
トを2枚重ねた上下にオーバーシートを各1枚重ねた。
そのカードの総厚さは760μmであった。また、カー
ドの作製は、表3に示すプレス温度で、かつシートの面
圧が10kgf/cm、加熱時間10分の条件で、オ
ーバーシートとコアシートを融着一体化して、カード構
成のシートを得た。なお、全てのカード構成のシートに
おいて、オーバーシートは、コアシートの表面の材質と
同じ材質の面がコアシートと接触するように配置して積
層融着した。得られたカード構成のシートをカード形状
に打ち抜きカードを作製し、カードの長辺が水平面に対
して斜め45度となるように立て掛けた状態で、一定温
度のギアオーブン中に6時間放置した後、室温まで冷却
して取り出した。次いで、取り出した、湾曲したカード
を上が凸となるように定盤上に置き、定盤面からカード
の上面までの最大距離(カードの厚みを含む)を測定
し、温度を変更してこの測定を繰り返した。その測定値
が2.5mm以内に収まる温度のうち最高の温度を耐熱
温度として表3の「耐熱温度」の欄に記した。また、得
られたカードに日本データカード社のエンボッサーDC
9000を用いて7Bフォントの文字を3行フルエンボ
スした後、カードをエンボス部を上にして定盤上に置
き、定盤面からカードのエンボス文字以外の部分までの
最大距離(カードの厚みを含む)を測定し、その結果を
表3中の「エンボスカール」の欄に記した。そして、耐
熱温度が80℃以上、エンボスカール2.5mm以下を
ともに満たすものを○、どちらか一方以上を満たさない
ものを×として表3の「総合評価」の欄に記した。
【0025】
【表3】 表3から明らかなように、本発明のオーバーシートN
o.5〜8および本発明のコアシートNo.5〜9を組
み合わせた本発明のカードシートNo.5〜9はすべて
耐熱温度が80℃以上、エンボスカールが2.5mm以
下であり、総合評価はすべて○であった。一方、比較用
オーバーシートNo.1〜4および比較用コアシートN
o.1〜4を組み合わせたカードシートNo.1〜4は
耐熱温度80℃以上およびエンボスカール2.5mm以
下の両方を同時に満足するものはなく、総合評価はすべ
てのカードが×であった。なお、カードシートNo.5
〜8は非結晶性のポリエステル面同士を重ねて積層した
ので、プレス温度を低く抑えることができた。
【0026】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本究明のカ
ード用シ−トはカードに加工したときに80℃を超える
レベルの実用耐熱性を有し、また、エンボスしてもカー
ドのカールが規格値を超えることもなく、耐熱カード用
素材として好適に使用できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/06 G06K 19/02 19/077 C08J 5/18 CFD 19/02 G06K 19/00 B // C08J 5/18 CFD K C08L 67:00 Fターム(参考) 2C005 HA13 HA17 JA02 KA02 KA03 LA02 LA25 LA29 4F071 AA45 AA50 AF45 AH14 BA01 BB06 BC02 4F100 AK01B AK41A AK42A AK42B AK45B AL01A AL05A AL05B BA02 BA15 EH20 GB71 JA12A JJ03B JK02 JK13 JK17 YY00 5B035 AA07 BA05 BB02 BB09 CA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系
    樹脂組成物からなる層と、これより耐熱性の高い樹脂組
    成物からなる層とを備えたカード用シートであって、当
    該カード用シートはJIS K6734で測定した柔軟
    温度が75℃以上であり、かつJIS K6745で測
    定した引っ張り降伏強度が57N/mm以下であるこ
    とを特徴とするカード用シート。
  2. 【請求項2】実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系
    樹脂組成物より耐熱性の高い樹脂組成物が、芳香族ポリ
    カーボネート樹脂と脂肪族ジカルボン酸との共重合体を
    主成分とする樹脂組成物であることを特徴とする請求項
    1に記載のカード用シート。
  3. 【請求項3】実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系
    樹脂組成物より耐熱性の高い樹脂組成物が、芳香族ポリ
    カーボネートにポリブチレンテレフタレートを溶融混合
    した樹脂を主成分とする樹脂組成物であることを特徴と
    する請求項1に記載のカード用シート。
  4. 【請求項4】請求項1から3のカード用シートからなる
    群のうちの少なくとも2枚以上のカード用シートを用い
    て製造されたカードであって、該カード用シートの前記
    実質的に非結晶性の芳香族ポリエステル系樹脂組成物か
    らなる層どうしが接触する形態で積層して形成されるこ
    とを特徴とするカード。
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