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JP2001074996A - レンズ鏡胴制御装置 - Google Patents

レンズ鏡胴制御装置

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JP2001074996A
JP2001074996A JP25379399A JP25379399A JP2001074996A JP 2001074996 A JP2001074996 A JP 2001074996A JP 25379399 A JP25379399 A JP 25379399A JP 25379399 A JP25379399 A JP 25379399A JP 2001074996 A JP2001074996 A JP 2001074996A
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JP
Japan
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temperature
clutch
lens
motor
zoom
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JP25379399A
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JP2001074996A5 (ja
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Tokuji Kanayama
篤司 金山
Keiji Kaneko
啓次 金子
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB0021314A priority patent/GB2354085B/en
Priority to FR0011296A priority patent/FR2798745B1/fr
Priority to DE10043924A priority patent/DE10043924B4/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動と自動の切替え操作が不要となる装置
で、常温から外れる環境温度で使用する場合でも手動時
の操作性、或いは電動時の動作を安定させる。 【解決手段】 ズーム操作リングの外歯にクラッチ機構
の歯車可動板26を接続し、ズームモータ35にはクラ
ッチ機構の歯車固定板27を連結し、上記可動板26を
コイルバネ、移動歯車を介してクラッチ作動モータ37
で動作させ、上記の固定板27に対し連結及び切断を実
行する。また、環境温度を測定する温度センサ53を設
け、CPU45では気温に対応して電動オン、オフ時の
クラッチ位置を可変制御し、上記可動板26と固定板2
7の摩擦面押圧力を変化させる。例えば、低温時には電
動オン時の押圧力を増加、電動オフ時の押圧力を低下さ
せることにより、レンズ操作リングの安定した回転が確
保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ鏡胴制御装
置、特にレンズ部のズームやフォーカス駆動動作におい
て手動と電動の両操作が切替え操作なしに実行できるよ
うに構成されたレンズ鏡胴の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カメラ、テレビカメラ等に使
用されるレンズ鏡胴では、ピント合わせのためのフォー
カスレンズや変倍のためのズームレンズが設けられてお
り、これらのレンズは、切替え操作ツマミ等によって手
動(マニュアル)と電動(オート)の切替えが可能とな
っている。
【0003】例えば、ズーム機能においてはズーム操作
リングの外周に外歯が設けられ、この外歯に対し切替え
用歯車が噛合及び分離可能に配置され、この切替え用歯
車を介して電動モータの回転が伝達される構成にすると
共に、この切替え用歯車を切替え操作ツマミで移動させ
る。これによれば、この切替え操作ツマミの操作により
切替え用歯車を上記ズーム操作リングの外歯に噛合させ
れば、電動で当該操作リングを動かしてズームレンズを
自動的に駆動することができ、また上記切替え用歯車を
上記外歯から外せば、手動にてズーム操作リングの操作
が可能となり、所望倍率への設定ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の手動と
自動の切替えが可能な従来のレンズ鏡胴では、切替え操
作ツマミを回動させる切替え操作が必要となり、この操
作が煩雑であり、またこの切替え操作のために、例えば
被写体に対するピント合わせが迅速に行われず、撮影チ
ャンスを逃がしてしまうという不都合等も生じる。
【0005】そこで、本願出願人は、特願平11−54
295号等により、クラッチ機構を用いて切替え操作が
不要となるレンズ鏡胴の手動及び電動装置を提案してい
る。即ち、ズーム(フォーカスの場合も同様である)の電
動操作スイッチ(ズームシーソー)を押すと、クラッチ
機構の連結動作により電動モータの回転がレンズ操作リ
ングに伝達され、ズームレンズの電動駆動が行われ、上
記電動操作スイッチを離す(押下解除)と、クラッチ機構
が切断動作し、これにより上記レンズ操作リングの手動
操作ができるようになる。
【0006】しかし、このようなレンズ鏡胴の手動及び
電動装置では、上記クラッチ機構や、レンズ操作リング
によりレンズを動かすための機構が常温で最適な状態と
なるように設定されており、例えば気温の低い環境で使
用する場合には、手動時の操作トルクが重くなったり、
電動時の回転動作が遅くなったりすることが生じる。特
に、機械的な可動部分にはグリスが用いられており、こ
のグリスの粘性が温度で変化することが大きな原因とな
るが、常温から大きく外れる温度環境では安定した操作
や動作が確保できないことになる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、手動と自動の切替え操作が不要と
なる装置で、常温から外れる環境温度で使用する場合で
も手動時の操作性、或いは電動時の動作を安定させるこ
とができるレンズ鏡胴制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、レンズを移動可能に保持す
る鏡胴と、この鏡胴の外周部に回動自在に配置され、手
動により上記レンズを移動操作するレンズ操作リング
と、上記レンズを自動的に移動させるための電動モータ
と、この電動モータと上記レンズ操作リングの接続を連
結及び切断するためのクラッチ機構と、環境温度を測定
する温度センサと、この温度センサで検出された温度に
対応して上記クラッチ機構の摩擦面押圧力を変化させ、
レンズ操作リングの安定した回転を確保するクラッチ制
御手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、まずズームやフォー
カスの電動操作スイッチ(シーソースイッチ)を押す
と、クラッチ作動モータによってクラッチ機構が連結さ
れるので、電動モータによる回転が歯車列を介してレン
ズ操作リングに与えられ、これによって所定のレンズを
駆動することになる。その後、上記電動操作スイッチを
離すと、上記クラッチ機構の接続が切断され、手動操作
が可能な状態となる。
【0010】そして、温度センサで検出された環境温度
はクラッチ制御手段(CPU)に供給され、この制御手
段では、温度が常温の範囲外のとき、クラッチ機構のク
ラッチ位置を補正することになる。例えば、低温の環境
の場合、クラッチ機構連結状態の電動ON位置PONを摩
擦面押圧力(発生トルク)が増加する方向に補正すると
共に、電動OFF位置クラッチ位置POFFを摩擦面押圧
力が低下する方向に補正する。従って、常温範囲外の環
境にあっても、常温時と同一の安定した手動操作性、電
動動作が維持されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図5には、実施形態例に
係るレンズ鏡胴の手動及び電動装置の構成が示されてお
り、まず図3によりレンズ鏡胴の全体構成から説明す
る。図示の鏡胴10では、先端フードが省略されている
が、後端の連結部12にてカメラ本体へ接続される。ま
た、この鏡胴10の外周に、手動で回動自在となるよう
にフォーカスリング13、ズーム操作リング(両方共に
レンズ操作リング)14が取り付けられ、このズーム操
作リング14の外周には、電動駆動のための外歯15が
形成される。
【0012】更に、上記鏡胴10の外周に配置される把
持部17に、ズーム操作のためのズームスイッチ18、
手動設定時の操作トルクを可変設定するための調整ボリ
ューム19、リターンスイッチ20等が取り付けられ
る。上記のズームスイッチ18は、テレ(拡大)方向と
ワイド(縮小)方向に設定された両端が上下してシーソ
ー動作をするシーソースイッチからなり、押した深さに
応じて変化の速度が高くなるように設定される。上記の
調整ボリューム19は、可変抵抗器等を利用してクラッ
チ機構の切断時における摩擦面の押圧力を調整する。そ
して、この把持部17内に、図2に示されるような電動
動作のための機構及びこの電動と手動を切り替えるため
のクラッチ機構等が配置される。
【0013】図2において、レンズ鏡胴10の本体リン
グ22に、支持部材23を介してクラッチ機構が取り付
けられる。即ち、上記支持部材23の上部に主軸25が
固定され、この主軸25の外周を回転自在となるよう
に、円板状の可動板(歯車可動板であり軸方向に移動す
る)26と固定板(歯車固定板であり軸方向で固定とな
る)27が取り付けられる。この可動板26及び固定板
27の外周には、外歯26G,27Gが形成されてお
り、クラッチ板の機能と歯車としての機能の両方を持つ
ことになる。この可動板26の外歯26Gには、上記ズ
ーム操作リング14の外歯15が噛み合う。
【0014】クラッチ板として機能する上記可動板26
と固定板27は、図示されるように、可動板26にテー
パ面の側面を有する円形溝(摩擦面)Hが形成され、こ
の円形溝Hに嵌合し、同様にテーパ面を有する嵌合突部
(摩擦面)Iが固定板27に形成される。この可動板2
6には、コイルバネ28を介して第1スラストベアリン
グ30が設けられており、このコイルバネ28によって
可動板26は固定板27側へ付勢される。従って、上記
円形溝Hと嵌合突部Iの接触(摩擦)とコイルバネ28
の付勢押圧により、クラッチ連結が達成される。
【0015】また、上記の第1スラストベアリング30
のコイルバネ接触側(後側)の円板30Aは、主軸25
の外周を回転自在となるが、もう一方の前側円板30B
は移動歯車31に固定され、この円板30B及び歯車3
1は、主軸25の前側に形成されたネジ部25Aに螺合
結合する。従って、上記円板30A、コイルバネ28及
び可動板26は、移動歯車31側とは別個に回転し、マ
ニュアル(手動)操作時において可動板26を固定板2
7と切り離して回転させる切断時回転機構として機能す
る。
【0016】一方、上記固定板27側にも、第2スラス
トベアリング33が配置され、このベアリング33で
は、後側円板33Aが主軸25へ固定され、前側円板3
3Bが固定板27と共に回転する。そして、この固定板
27の外歯27Gに、ズームモータ35の軸歯車36が
噛み合う。従って、上記の可動板26が固定板27に連
結した状態で、ズームモータ35の回転駆動力は、軸歯
車36、固定板外歯27G、可動板外歯26G、外歯1
5を介してズーム操作リング14に与えられる。
【0017】更に、上記クラッチ機構を動作させるクラ
ッチ作動モータ37が設けられ、このモータ37の軸歯
車38は上記第1スラストベアリング30側の移動歯車
31に噛合連結される。従って、このクラッチ作動モー
タ37を所定の方向に回転させることにより、上記移動
歯車31を回動かつ後側へ進行させ、可動板26を固定
板27に圧接することができ、一方モータ37を逆方向
に回転させれば、可動板26を固定板27から切り離す
ことができる。また、このクラッチ作動モータ37の軸
歯車38には、歯車40を介してポテンショメータ41
が接続されており、このポテンショメータ41は上記第
1スラストベアリング30側の移動歯車31の回転状態
(クラッチ位置)、即ち可動板26の押圧状態を検出す
ることになる。
【0018】このような図2の構成によれば、上記クラ
ッチ作動モータ37によって、主軸25に螺合結合する
移動歯車31が後側へ移動することにより、コイルバネ
28を介して可動板26が固定板27に強く圧接され、
クラッチ機構が連結される。これにより、ズームモータ
35の回転が歯車36、固定板外歯27G、可動板外歯
26Gを介してズーム操作リング14に伝達される。
【0019】一方、上記クラッチ作動モータ37によ
り、移動歯車31が前側へ移動すると、コイルバネ28
の付勢力が弱められ、可動板26の固定板27への押圧
力が小さくなり、この結果クラッチ機構が切断状態とな
り、手動待機状態となる。また、この手動設定時では、
クラッチ位置を上記調整ボリューム19で調整し、電動
オフ時のズーム操作リング14の手動操作トルクを任意
に可変設定できるようになっている。即ち、クラッチ機
構の切断時でも可動板26と固定板27を完全に離さ
ず、小さい押圧力で接触する状態とし、この状態で上記
コイルバネ28による付勢力(摩擦面押圧力)を上記調
整ボリューム19で変化させれば、手動操作トルクを自
由に変えることができる。
【0020】そして、当該例では、後述する環境温度を
判定したCPUにより上記移動歯車31の回転位置(ク
ラッチ位置)を変化させ、コイルバネ34を介した可動
板32の固定板33への摩擦面押圧力を調整することに
より、連結時ではズーム操作リング14を駆動するため
のトルク、切断時ではズーム操作リング14の手動操作
トルク(追加される負荷)を変えることになる。
【0021】図1には、当該装置の電気的構成が示され
ている。図左側のズームスイッチ18は、A/D変換器
44を介してクラッチ制御手段を含むCPU45が接続
され、このCPU45には、気温に応じたクラッチ位置
補正データを含み制御動作に必要なデータを入力したR
OM46が接続される。一方、このCPU45の出力制
御信号はD/A変換器48、パワーアンプ49を介して
ズームモータ35に供給され、このズームモータ35は
上述した固定板26及び可動板27を介してズーム操作
リング14を駆動する。
【0022】また、CPU45の出力制御信号は、D/
A変換器50、パワーアンプ51を介してクラッチ作動
モータ37へ供給されており、このクラッチ作動モータ
37はズームスイッチ18の操作に基づいてクラッチ機
構を動作させ、手動(マニュアル)と電動(オート)を
切り替えることになる。更に、上記クラッチ機構の可動
板26のクラッチ位置(押圧状態)を検出するポテンシ
ョメータ41の出力は、A/D変換器52を介してCP
U45へ入力される。
【0023】そして、環境温度(気温)を測定する温度
センサ53が回路基板等に取り付けられ、この温度セン
サ53の出力がCPU45に入力される。このCPU4
5では、この温度センサ53で検出された温度によりク
ラッチ位置を可変制御する。即ち、図4には、電動ON
時のクラッチ位置の制御が示されており、気温25℃を
含む常温範囲Gでは、最適な駆動トルクを得るための位
置P30に設定されるが、気温が低下するに従って段階的
に摩擦押圧力(連結力)が上がるように、P31,P32
33,P34の位置、また気温が上昇するに従って段階的
に摩擦押圧力が下がるようにP29,P28,P27の位置を
設定する。
【0024】図5には、電源OFF時のクラッチ位置の
制御が示されており、気温25℃を含む常温範囲Gで
は、最適な操作トルクを得るための位置P10に設定され
るが、気温が低下するに従って段階的に摩擦押圧力が下
がるように、P9 ,P8 ,P7,P6 の位置、また気温
が上昇するに従って段階的に摩擦押圧力が上がるように
11,P12,P13の位置を設定する。なお、このような
段階的な制御ではなく、各図の制御線C11,C12
21,C22のように、連続的な制御としてもよい。
【0025】図6には、このようなクラッチ位置の常温
時と低温時の制御の一例が示されており、図6(A)に
示されるように、上記クラッチ作動モータ37(或いは
移動歯車31)による移動範囲がクラッチ位置P0 (例
えば押圧力0)からPE (摩擦面押圧力最大)であると
すると、常温時では、クラッチ機構の切断位置がP
10(電動OFF位置)に設定され、連結位置がP30(電
動ON位置)に設定される。一方、図6(B)に示され
るように、低温時では例えば、-5℃であったとする
と、切断位置がP8 (電動OFF位置)に補正され、連
結位置がP32(電動ON位置)に補正される。従って、
低温時では常温時に比べ、電動時の摩擦面押圧力が大き
くなるので、レンズ操作リング14の駆動トルクが大き
くなると同時に、手動時の摩擦押圧力が逆に小さくなる
ので、レンズ操作リング14の付加トルクが小さくな
る。
【0026】また、図6(C)に示されるように、高温
時では例えば、切断位置がP12(電動OFF位置)に補
正され、連結位置がP28(電動ON位置)に補正され、
高温時では常温時に比べ、電動時の摩擦面押圧力が小さ
くなるので、レンズ操作リング14の駆動トルクが小さ
くなると同時に、手動時の摩擦押圧力が逆に大きくなる
ので、レンズ操作リング14の付加トルクが大きくな
る。なお、当該例では、上述したように、調整ボリュー
ム19の調整で手動設定時のズーム操作リング14の操
作トルクを任意に設定できるが、この操作トルクの調整
は上記の気温によるクラッチ位置の補正位置を基準とし
て、調整分を加減算する形で行われることになる。
【0027】実施形態例は以上の構成からなり、上記図
1のCPU45では、図7の動作を実行する。図7にお
いて、Step101では初期設定が行われ、常温時のクラ
ッチ位置データである上記電動ON位置P30、電動OF
F位置P10のデータ等がROM46から読み込まれる。
次のStep102では、ズームスイッチ18が操作された
か否かの判定が行われ、ここで”YES”のときは、オ
ート操作時であり、Step103へ移行して電動ONクラ
ッチ位置PONをP30のデータにセットする。
【0028】一方、上記Step102にて”NO”のとき
は、手動操作待機時であるから、Step104にて電動O
FFクラッチ位置POFFを位置P10のデータにセットす
る。次のStep105では、一定時間間隔のタイマー割込
みが発生したか否かが判定され、”YES”のときは、
Step106にて温度センサ53による気温の検出が行わ
れ、Step107へ移行する。このStep107では、気温
に対応した電動ON、OFFの補正クラッチ位置の読み
込みが行われ、次のStep108にてクラッチ位置PON
OFFが更新される。即ち、気温が常温の範囲内であれ
ば、クラッチ位置は更新されないが、例えば−5℃であ
ったときは、図6(B)のようにPON=P32,POFF
8 が更新される。
【0029】そして、次のStep109ではクラッチ駆動
が実行されることになり、クラッチ作動モータ37が上
記の各クラッチ位置まで回転する。気温が常温範囲内で
あるとき、ズームスイッチ18の操作時はクラッチ位置
30へ、また当該スイッチ18の不操作時はクラッチ位
置P10まで回転制御され、このときの上記可動板26と
固定板27の摩擦面押圧力により、電動時には最適な駆
動トルクでズーム操作リング14が駆動され、手動時に
はズーム操作リング14に最適な操作トルクが与えられ
る。
【0030】一方、上記のように、気温が−5℃であっ
たときは、図6(B)のように、電動時には補正クラッ
チ位置P32への回転駆動により、常温時に比べて上記可
動板26と固定板27の摩擦面押圧力が増加し、気温の
低下で重くなる分を補填する高い駆動トルクでズーム操
作リング14を回転させることになる。従って、低温時
であっても、常温時と同一の速度でレンズを駆動させる
ことが可能となる。また、手動時には補正クラッチ位置
8 への回転駆動により、常温時に比べて上記可動板2
6と固定板27の摩擦面押圧力が減少し、気温の低下で
重くなる分を差し引いた操作トルクをズーム操作リング
14に付与することになる。従って、低温時であって
も、常温時と同一の操作トルクでズーム操作リング14
を手動操作でき、これによって安定したズーム操作を確
保することが可能となる。更に、高温時でも、図6
(C)のように、気温の上昇で軽くなる分を補正したト
ルクを発生させ、同一の駆動トルク又は操作トルクを確
保できることになる。
【0031】上記実施形態例では、ズーム操作リング1
4に用いた場合を説明したが、上記の構成は、フォーカ
ス操作リング13に同様に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズを移動操作するレンズ操作リングと電動モータを
クラッチ機構で接続し、このクラッチ機構の連結及び切
断を電動操作スイッチの操作に連動させる装置で、環境
温度を測定する温度センサを設け、この温度センサで検
出された温度に対応して上記クラッチ機構の摩擦面押圧
力を変化させ、上記レンズ操作リングの安定した回転を
確保するので、手動と自動の切替え操作が不要となる装
置で、常温から外れる環境温度で使用する場合でも、手
動時の操作性、電動時の動作を安定させることができ
る。即ち、手動時及び電動時において一定した操作性が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るレンズ鏡胴制御装置
の電気的構成を示す回路図である。
【図2】実施形態例のレンズ鏡胴制御装置の手動と電動
の切替えに関する機械的構成を示す図である。
【図3】実施形態例のレンズ鏡胴の全体構成を示す上面
図である。
【図4】電動オン時の温度変化に対するクラッチ位置の
制御を示すグラフ図である。
【図5】電動オフ時の温度変化に対するクラッチ位置の
制御を示すグラフ図である。
【図6】実施形態例におけるクラッチ位置の設定例を示
し、図(A)は常温時の一例図、図(B)は低温時の一
例図である。
【図7】図1のCPUにおいて実行される制御動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 … 鏡胴、 14 … ズーム操作リング、 15,32G,33G … 外歯、 18 … ズームスイッチ、 26 … 可動板(歯車可動板)、 27 … 固定板(歯車固定板)、 31 … 移動歯車、 35 … ズームモータ、 37 … クラッチ作動モータ、 41 … ポテンショメータ、 45 … CPU(クラッチ制御手段を含む)、 53 … 温度センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを移動可能に保持する鏡胴と、 この鏡胴の外周部に回動自在に配置され、手動により上
    記レンズを移動操作するレンズ操作リングと、 上記レンズを自動的に移動させるための電動モータと、 この電動モータと上記レンズ操作リングの接続を連結及
    び切断するためのクラッチ機構と、 環境温度を測定する温度センサと、 この温度センサで検出された温度に対応して上記クラッ
    チ機構の摩擦面押圧力を変化させ、レンズ操作リングの
    安定した回転を確保するクラッチ制御手段とを設けたレ
    ンズ鏡胴制御装置。
JP25379399A 1999-09-07 1999-09-08 レンズ鏡胴制御装置 Expired - Fee Related JP4484274B2 (ja)

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Citations (7)

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