JP2001031871A - 高屈折率組成物及び高屈折率コーティング組成物とその組成物からなる反射防止積層体並びにその製造方法 - Google Patents
高屈折率組成物及び高屈折率コーティング組成物とその組成物からなる反射防止積層体並びにその製造方法Info
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Abstract
れ、安価で、生産性に優れた高屈折率組成物からなる反
射防止積層体並びにその製造方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】下記一般式(A) R’x M(OR)y-x (Rはアルキル基、R’は末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数、xは0<x<yの置
換数、MはTi,Ta,Zr,In,Znの中から選ば
れるいずれか1種の金属)で表せる有機金属化合物およ
びその加水分解物と、分子中にビニル基、アクリロイル
基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を少
なくとも3個以上を有するアクリル系化合物とを主成分
とすることを特徴とする。
Description
するもので、ガラスやプラスチックなどの透明基材など
に、選択透過,あるいは吸収膜などの光学多層膜を形成
可能な高屈折率組成物及びその組成物からなる反射防止
積層体並びにその製造方法に関する。
に、酸化チタンや酸化ケイ素などの無機酸化物を蒸着法
あるいはスパッタ法などのドライコーティングによって
薄膜を形成して反射防止膜などの光干渉による光学多層
膜を形成する方法が知られている。しかし、このような
ドライコーティングプロセスでは装置が高価で、成膜速
度が遅く、生産性が高くないなどの課題を有している。
これに対して金属アルコキシドなどを出発組成とし、基
材に塗工して光学多層膜を形成する方法が知られてお
り、高屈折率材料としてはTiやZrなどのアルコキシ
ドを用いる方法が提案されている。しかしこれらの塗膜
では、乾燥重合に高温、長時間を必要とするため生産性
に問題がある。またある程度の高い屈折率を得ることは
できるが、硬度や耐擦傷性、基材との密着性などの物理
的強度が不十分であり、光学多層膜は最外層に使用され
るため、強度が不十分では実用に耐えることができない
といった欠点を有している。
ドとアクリル化合物との複合材料などが提案されている
(特開平8ー297201号公報参照)。
の複合膜組成物は、硬度や耐擦傷性などの物理的強度を
向上させようとするとアクリル系モノマー成分比率を高
くする必要があり、光学特性を決定するTi系などのア
ルコキシドを出発組成とする高屈折率酸化物の体積比が
抑制され高屈折率化をはかることができないという欠点
を有し、高屈折率化と硬度や耐擦傷性、密着性などの物
理的強度特性が両立できる組成物は見出されていない。
で、高い屈折率を有し、かつ硬度や耐擦傷性、密着性な
どの物理的的強度にも優れ、安価で、生産性に優れた高
屈折率組成物及び高屈折率コーティング組成物とその組
成物からなる反射防止積層体並びにその製造方法を提供
することを目的とする。
検討した結果、メタクリロキシチタントリイソプロポキ
シドに代表される末端にビニル基、アクリルロイル基、
メタクルロイル基などの重合可能な不飽和結合を有する
有機金属化合物とジペンタエリストリールヘキサアクリ
レート(DPHA)などに代表される多官能アクリル化
合物を主成分として、ハイブリッド膜を形成することで
課題を解決できることを見出し、本発明に至ったもので
ある。
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数、xは0<x<yの置
換数、MはTi,Ta,Zr,In,Znの中から選ば
れるいずれか1種の金属)で表せる有機金属化合物およ
びその加水分解物と、分子中にビニル基、アクリロイル
基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を少
なくとも3個以上を有するアクリル系化合物とを主成分
とすることを特徴とする高屈折率組成物である。
高屈折率組成物において、前記高屈折率組成物の中に、
さらに平均粒径2〜50nmの結晶性の酸化チタン、酸化
ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化インジウムから選ばれる
高屈折超微粒子が含まれてなることを特徴とする。
屈折超微粒子において、該微粒子の表面が、予め請求項
1記載の有機金属化合物で修飾されていることを特徴と
する高屈折率組成物である。
載の何れかの高屈折率組成物において、前記アクリル系
化合物が、3官能以上のアクリルモノマー又はその変性
体であって、平均分子量が200〜1000であること
を特徴とする。
載の何れかの高屈折率組成物において、前記高屈折率組
成物の中に、さらに下記一般式(B) M(OR)n (MはTi,Ta,Zr,In,Znから選ばれるいず
れか1種の金属、Rはアルキル基、nは金属の酸化数)
で表せられる金属アルコキシドおよびその加水分解物が
含まれてなることを特徴とする。
何れか1項記載の高屈折率組成物からなる高屈折率用コ
ーティング組成物である。
一方に、ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層、あ
るいはハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低屈
折率層を、順次積層してるなる多層構成の反射防止膜が
形成された積層体において、該高屈折率層又は/及び中
屈折率層が、請求項1乃至5の何れか1項記載の高屈折
率組成物からなることを特徴とする反射防止積層体であ
る。
射防止積層体において、該高屈折率層又は/及び中屈折
率層が、請求項6記載の高屈折率用コーティング組成物
を塗布によって、該組成物からなることを特徴とする反
射防止積層体である。
載の反射防止積層体において、前記低屈折率層が、下記
一般式(C) R’x Si(OR)y-x (R:アルキル基、R’:末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数xは0≦x<yの置換
数、)で表せる有機ケイ素化合物およびその加水分解
物、又は平均粒径が5〜50nmのシリカゾルの何れか一
方と、分子中にビニル基、アクリロイル基、メタクリロ
イル基などの重合可能な不飽和結合を少なくとも3個以
上を有するアクリル系化合物とを主成分とする低屈折率
組成物からなることを特徴とする反射防止積層体であ
る。
記載の反射防止積層体において、前記ハードコート層
が、平均粒径が2〜50nmのシリカゾルと、分子中に
ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などの重
合可能な不飽和結合を少なくとも3個以上を有するアク
リル系化合物とを主成分とするハードコート組成物から
なることを特徴とする反射防止積層体である。
0記載の反射防止積層体において、積層体の各層とも、
3官能以上のアクリルモノマー又はその変性体で、平均
分子量が200〜1000であるアクリル系化合物が、
固形分換算で15wt%以上含有することを特徴とする反
射防止積層体である。
も一方に、ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層、
あるいはハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低
屈折率層を、基材表面から順次積層して反射防止積層体
を形成する製造方法において、基材の少なくとも一方
に、まずハードコート層を塗布形成し、UV又は/及び
EBを照射して、半硬化状態で硬化せしめたハードコー
ト層の上に、さらに上記の層を塗布し、加熱乾燥しなが
ら、順次積層した後、さらにUV又は/及びEBを照射
して、ハードコート層を完全硬化せしめることを特徴と
する反射防止積層体の製造方法である。
ガラスなどの基材の少なくとも一方に、ハードコート層
/高屈折率層/低屈折率層、あるいはハードコート層/
中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層を、基材表面から
順次積層して反射防止積層体を形成する製造方法におい
て、基材の少なくとも一方に、上記の各層を塗布し、加
熱乾燥しながら、順次積層した後、UV又は/及びEB
を照射して、各層を一体に完全硬化せしめることを特徴
とする反射防止積層体の製造方法である。
て詳細に説明する。
屈折率組成物は、末端にビニル基、アクリロイル基、メ
タクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を有する有
機金属化合物と分子中にビニル基、アクリロイル基、メ
タクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を少なくと
も3個以上を有するアクリル系化合物とを主成分とし、
これを基材に上記組成物からなる被膜を形成した後、U
Vなどの光照射を施すことで高屈折率被膜を形成可能と
するものである。
について以下に詳述する。本発明において用いられる、
末端にビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基な
どの重合可能な不飽和結合を有する有機金属化合物は、
下記一般式(A) R’x M(OR)y-x (Rはアルキル基、R’は末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数、xは0<x<yの置
換数、MはTi,Ta,Zr,In,Znの中から選ば
れるいずれか1種の金属)で表せるものであり、ビニル
トリメトキシチタン、メタクリロキシトリイソプロポキ
シチタネート、メタクリロキシプロピルトリイソプロポ
キシジルコネートなどが例示される。
た、本発明の高屈折率組成物は、さらに平均粒径2〜5
0nmの結晶性の酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化
亜鉛、酸化インジウムから選ばれる高屈折超微粒子を添
加することで、耐擦傷性を向上させ、さらに高屈折率化
することができる。平均粒径2nmより小さいと、結晶
性が低くなり高屈折率が得られ難い。50nmより大き
いと、透明性が損なわれる。これらの微粒子を添加する
技術は公知ではあるが、本発明のハイブリッド系組成物
との組み合わせは、単なる組み合わせではなく、マトリ
ックスである組成物の無機のネットワークと無機フィラ
ーとの相溶性、親和性が高く、単に有機樹脂中に分散す
るより、より良い分散状態、フィラーとマトリックスと
の密着性が高い被膜が得られ、通常の添加効果よりも高
い効果が得られるものである。これらの微粒子の添加の
際に、微粒子と前記一般式(A)の有機金属化合物を別
の系にて混合反応させ、あらかじめ粒子表面を修飾させ
ると、バインダー成分となるアクリル化合物の量を抑制
しても十分な強度を得られるなどの効果が大きくなり高
屈折率化に好適である。表面修飾の方法は、塩酸、有機
酸の存在下で両者を混合し、有機金属のアルコキシド基
と粒子表面のOH基とを反応させることで容易に処理さ
れるものであり、特別に分離精製することなく、そのま
ま他の成分を添加して組成物を調整することができる。
屈折率組成物において用いられるアクリル化合物は、そ
の分子中にビニル基、アクリロイル基やメタクルロイル
基など重合可能なの不飽和結合を少なくとも3個以上有
するものであって、例えばDPHAなどのモノマー類
と、これらのモノマーの変性体、および誘導体、などが
使用できる。なかでもDPHA、PETA、PETAと
HDIなどのジイソシアネートとの反応生成であるプレ
ポリマーなど多官能アクリルモノマー類およびその変性
体などで平均分子量200〜1000のものであれば、
有機金属化合物の加水分解物と相溶性が良く、被膜形成
時に相分離することなく、架橋密度の高い、均質で透明
なハイブリッド被膜が形成できる。平均分子量が、10
00を越えると架橋密度を高くできないので好ましくな
い。
明の高屈折率組成物において用いられるTiなどの金属
アルコキシドは、下記一般式(B) M(OR)n (MはTi,Ta,Zr,In,Znのいずれか1種、
Rはアルキル基 nは金属の酸化数)で表せられるもの
であり、テトラ-isoープロピルチタネート、テトラ-n
−ブチルチタネート、テトラ−n−ブチルジルコネート
などが例示される。これらの有機金属化合物は特に例示
に限定されるものでなく、2種以上組み合わせても、金
属アルコキシドとアクリロイル基含有の有機金属化合物
を併用して何ら差し支えない。
6)本発明の高屈折率用コーティング組成物料に含まれ
る各成分について以下に詳述する。本発明において用い
られる、Ti、Siなどの有機金属化合物は、下記一般
式(C) R’x M(OR)y-x (Rはアルキル基、R’は末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数、xは0≦x<yの置
換数、MはTi,Ta,Zr,In,Zn、Si、Al
の中から選ばれるいずれか1種の金属)で表せる有機金
属化合物で置換数がX=0のときの化合物は、下記一般
式(D) M(OR)n (MはSi、Ti,Ta,Zr,In,Znの中から選
ばれるいずれか1種の金属、Rはアルキル基 nは金属
の酸化数)で表せられるものであり、テトラエトキシシ
ラン、テトラ-isoープロピルチタネート、テトラ-n−
ブチルチタネート、テトラ−n−ブチルジルコネートな
どが例示される、
どを有する有機金属化合物は、下記一般式(E) R’x M(OR)y (Rはアルキル基、R’は末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数、xは0<x<yの置
換数)で表せるもので、ビニルトリメトキシシラン、ア
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシトリイ
ソプロポキシチタネートなどが例示される。
されるものでなく、2種以上組み合わせても何ら差し支
えなく、目的の屈折率に合わせて、金属種などを選択す
ることができ高屈折率成分としては、Ti、Zrなどの
金属が好適で、低屈折率成分としてはSi、Alなどが
好適である。
成物中にp-トルエンスルホン酸などの有機酸触媒を含有
させることで、塗工後に大気中の水分でもって加水分解
反応させて被膜形成しても良いし、またあらかじめ水
(塩酸などの触媒を含む)を添加し加水分解反応させた
ものを用いることもできる。その際に、有機金属化合物
の加水分解物が、該有機金属化合物の全アルコキシル基
を加水分解させるのに必要な水の量よりも1/8〜7/
8の量の水で部分加水分解されたものであるとすること
で安定な組成物を得ることができ、余分な水を残すこと
なく特別な分離精製せずに用いることができる。上記の
調整は、アクリル化合物と余分な水との副反応を抑制し
たり、金属化合物の加水分解率をコントロールして、金
属化合物ポリマーの成長を抑制したり、相溶性を高める
ことで、相分離を抑制し均質で分子架橋密度が高く、分
子レベルのハイブリッド膜を形成至らしめるものであ
る。また、アクリル化合物は、その分子中にビニル基、
アクリロイル基やメタクリロイル基など重合可能なの不
飽和結合を少なくとも3個以上有するものであって、例
えばDPHAなどのモノマー類と、これらのモノマーの
変性体、および誘導体、などが使用できる。なかでもD
PHAなど多官能アクリルモノマー類およびその変性体
など平均分子量200〜1000のものであれば、有機
金属化合物の加水分解物と相溶性が良く、被膜形成時に
相分離することなく、架橋密度の高い、均質で透明なハ
イブリッド被膜が形成できる。
ル重合開始剤を添加すると好適であり、ベンゾインメチ
ルエーテルなどのベンゾインエーテル系開始剤、アセト
フェノン、2、1- ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、などのアセトフェノン系開始剤、ベンゾフェノ
ンなどのベンゾフェノン系開始剤など特に限定されるも
のではない。
酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化インジ
ウムから選ばれる高屈折超微粒子、シリカゾル、酸化珪
素微粒子などの低屈折微粒子などを添加することができ
る。これらの微粒子を添加する技術は公知ではあるが、
本発明のハイブリッド系組成物との組み合わせは、単な
る組み合わせではなく、マトリックスであるコート組成
物の無機のネットワークと無機フィラーとの相溶性、親
和性が高く、単に有機樹脂中に分散するより、より良い
分散状態、フィラーとマトリックスとの密着性が高い被
膜が得られ、通常の添加効果よりも高い効果が得られる
ものである。
ーティング組成物に加えることができ、さらに、物性を
損なわない範囲で、分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着
色剤など公知の添加剤を加えることができる。
用いられる、ディッピング法、ロールコティング法、ス
クリーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用い
られる。被膜の厚さは目的の光学設計にあわせて、液の
濃度や塗工量によって適宜選択調整することができる。
発明の反射防止積層体は、プラスチックやガラスなどの
基材の少なくとも一方に、ハードコート層/高屈折率層
/低屈折率層、あるいはハードコート層/中屈折率層/
高屈折率層/低屈折率層を順次積層してるなる多層構成
の反射防止膜が形成された積層体において、上記各層構
成する材料は、Ti、Siなどの金属アルコキシドと多
官能アクリル化合物とを主成分とする組成物からなるも
のてあり、各層の設計条件にあわせて適宜、材料を組合
せることができるものである。
又は/及び中屈折率層が、本発明の高屈折率組成物から
なることを特徴とするものである。
折率層又は/及び中屈折率層が、高屈折率用コーティン
グ組成物を既に列挙した公知の塗布手段を用いて、塗布
によって形成した皮膜層が、該組成物からなることを特
徴とするものである。
(F) R’x Si(OR)y-x (R:アルキル基、R’:末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数xは0≦x<yの置換
数、)で表せる有機ケイ素化合物およびその加水分解
物、又は平均粒径が5〜50nmのシリカゾルの何れか一
方と、分子中にビニル基、アクリロイル基、メタクリロ
イル基などの重合可能な不飽和結合を少なくとも3個以
上を有するアクリル系化合物とを主成分とする低屈折率
組成物からなることを特徴とするものである。
2〜50nmのシリカゾルと、分子中にビニル基、アク
リロイル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和
結合を少なくとも3個以上を有するアクリル系化合物と
を主成分とするハードコート組成物からなることを特徴
とするものである。
モノマー又はその変性体で、平均分子量が200〜10
00であるアクリル系化合物が、固形分換算で15wt
%以上含有することを特徴とするものである。15wt
%より少ない含有量では、十分な強度が得られない。
ロイル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結
合を有する有機金属化合物と分子中にビニル基、アクリ
ロイル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結
合を少なくとも3個以上を有するアクリル系化合物とを
主成分とすることで、有機金属化合物のアルコキシ基の
加水分解重縮合にともなう酸化物ネットワークの形成と
UVあるいはEB照射により被膜中のアクルロイル基な
どの重合可能な不飽和結合基の光(EB)重合による架
橋の複合架橋により硬化するものである。
金属化合物のアルコキシ基の加水分解重縮合による酸化
物ネットワークが形成され、高屈折率化ユニットが生成
されると同時に、これらの生成した酸化物中にアクリロ
イル基などの反応ユニットを組み込むことができ、これ
によって、上記3官能以上のアクリル化合物との化学結
合を生成させ、より架橋密度を上げることができるとも
に、各成分が分子レベルで均一なハイブリッド構造を呈
し、Tiなどの高屈折率化成分の体積比が大きくても充
分な強度を発揮できるもので、硬度が高く耐擦傷性性も
良好で、従来のコーティング組成物の欠点を大幅に改善
することができ、高屈折率化と高強度化の両立可能な組
成物を提供するものである。
なプレポリマーではなく、DPHAなどの3官能以上の
多官能アクリルモノマー用いることで、より均質で架橋
密度の高いハイブリッド膜を形成することができる。
の無機超微粒子を加えることでさらに高屈折化が可能
で、物理強度の向上などに優れるコーティング組成物と
することができるものであり、粒子をあらかじめ、一般
式(A)の末端にビニル基、アクリルロイル基、メタク
ルロイル基などの重合可能な不飽和結合を有する有機金
属化合物で表面修飾することで屈折率を低下させること
なく、アクリル化合物との間に架橋構造を形成せしめる
ことができ、より強度の高い被膜を形成することができ
る。
2)基材の少なくとも一方に、ハードコート層/高屈折
率層/低屈折率層、あるいはハードコート層/中屈折率
層/高屈折率層/低屈折率層を、基材表面から順次積層
して反射防止積層体を形成する製造方法において、基材
の少なくとも一方に、まずハードコート層を塗布形成
し、UV又は/及びEBを照射して、半硬化状態で硬化
せしめたハードコート層の上に、さらに上記の層を塗布
し、加熱乾燥しながら、順次積層した後、さらにUV又
は/及びEBを照射して、層を完全硬化せしめることを
特徴とするのである。
物をウェットコーティングにより反射防止積層体が形成
されるものであるが、ウェットコーティングの利点を活
かして最下層のハードコート層の硬化状態(乾燥状態)
を乾燥条件、あるいはUV照射条件を調整して半硬化状
態、即ちハードコート層に未反応のアクリロイル基など
の重合可能な結合基を残存させた状態で、順次積層し、
積層後に追照射などで硬化反応させることできる。上記
のように製法で積層すると層間での密着性を高め、各層
の一体化を図ることができ、それ故に十分な機械的強度
を発現させることができるものである。本発明の材料組
成は熱硬化により架橋する成分と、UV硬化により架橋
する成分より構成されるためこの半硬化状態を容易に形
成できるものである。
3)また、プラスチックやガラスなどの基材の少なくと
も一方に、ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層、
あるいはハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低
屈折率層を、基材表面から順次積層して反射防止積層体
を形成する製造方法において、基材の少なくとも一方
に、上記の各層を塗布し、加熱乾燥しながら、順次積層
した後、を特徴とする反射防止積層体の製造方法であ
る。
物をウェットコーティングにより反射防止積層体が形成
されるものであるが、ウェットコーティングの利点を活
かして上記の各層を塗布し、各層の硬化状態(乾燥状
態)を乾燥条件を調整して半硬化状態、即ち各層に未反
応のアクリロイル基などの重合可能な結合基を残存させ
た状態で、順次積層し、積層後にUV又は/及びEBを
照射して、各層を一体に完全硬化せしめることができ
る。上記のように製法で積層すると層間での密着性を高
め、各層の一体化を図ることができ、それ故に十分な機
械的強度を発現させることができるものである。本発明
の材料組成は熱硬化により架橋する成分と、UV硬化に
より架橋する成分より構成されるためこの半硬化状態を
容易に形成できるものである。
明は、下記の実施例に特に限定されるものではない。
(5μm)を設けた80μm厚のTACフィルムを基材
として、下記組成の材料を各成文の固形分が表1に示す
割合になるように組み合わせて調液してコーティング組
成物を作成、UV硬化の開始剤としてアセトフェノン系
開始剤を重合成分に対して2%添加した。バーコーター
により塗布し、乾燥機で100℃ー1min乾燥し、高
圧水銀灯により1、000mJ/cm2の紫外線を照射
して硬化させ、光学膜厚(nd=屈折率n*膜厚d(n
m))がnd=550/4nmになるよう適宜濃度調整
をして高屈折率被膜を形成し、各種試験用の試験体を得
た。本発明の実施例として実施例1〜3の試験体及び比
較例としてアクリル化合物を含まない系(比較例1)と
Tiアルコキシドと2官能アクリル化合物との2成分系
(比較例2)の試験体を合わせて作成した。各々の実施
例及び比較例の下記のコーティング組成物の各成分の配
合比を表1に示した。
クリロキシトリイソプロポキシチタネートを表1に示す
配合になるように所定量混合し、アルコキシド1mol
に対して0.1Nの塩酸2molとイソプロピルアルコ
ールを混合し、室温で2時間攪拌反応させた複合ゾル。
各成分の比率はアルコキシ基が完全に加水分解、重縮合
され、理論的に反応したとして換算して、酸化チタン成
分をA、メタクリロキシトリイソプロポキシチタネート
を酸化チタン成分とアクリル成分とに分けて換算して、
各々B1、B2とした。 (C)DPHAのMEK希釈溶液。 (D)OH価130、平均分子量10000、Tg88
℃の市販アクリルポリオール樹脂の溶液(酢酸ブチル、
酢酸エチル混合溶剤)。各溶液は固形分は3wt%にな
るように希釈調整した。 (E)平均分子量 3000の2官能のウレタンアクリ
ルレート(市販品)
評価を下記の評価方法によって評価した結果を表1に示
す。
測定し、反射率値か被膜の屈折率を見積もった。 (2)密着性 塗料一般試験法JIS−K5400のクロスカット密着
試験方法に準じて塗膜の残存数にて評価した。 (3)鉛筆硬度 塗料一般試験法JIS−K5400の鉛筆引っかき値試
験方法に準じて塗膜の擦り傷にて評価した。 (4)耐擦傷試験 スチールウール#0000により、250g/cm2の
荷重で往復5回擦傷試験を実施、目視による傷の外観を
検査した。
グ組成物を用いた被膜は密着性、硬度、耐擦傷性にも優
れている。比較例で酸化チタン成分を65%とすると、
いずれも高い反射率で(被膜の屈折率はおおよそ1.
8)、目的の高屈折率層を得ることができたが、実施例
と比較して密着性、硬度、耐擦傷性の点で特性が劣って
いることがわかる。
割合になるように組み合わせて調液してハードコート
層、高屈折率層、低屈折率層用の各コーティング組成物
を作成し、UV硬化の開始剤としてアセトフェノン系開
始剤を重合成分に対して2%添加した。基材として80
μm厚のTACを用い、各材料をハードコート(HC)
層/高屈折率層/低屈折率層の順に、バーコーターによ
り塗布し、乾燥機で100℃ー1min乾燥し、全層積
層後に高圧水銀灯により1、000mJ/cm2の紫外
線を照射して硬化させ反射防止積層体を得た。 積層に
際し、ハードコート層は5μmの膜厚になるように、高
屈折率、低屈折率の各層は各層の光学膜厚(nd=屈折
率n*膜厚d(nm))がnd=550/4nmになる
よう適宜濃度調整をして、ハードコート(HC)層/高
屈折率層/低屈折率層の2層構成反射防止積層体を得
た。本発明の比較例として、DPHAのかわりに市販の
アクリルウレタン樹脂(2官能、分子量3000)を用
いて同様に作成した。実施例および比較例の試験体につ
いて前記の<実施例1>と同様の評価方法にて評価し、
試験体の各層の各成分配合比と共にその評価結果を表2
に示す。
プロピルトリメトキシシランを表1に示す固形分比にな
るように所定量混合し、混合物1molに対して0.1
Nの塩酸2molとイソプロピルアルコールを添加、室
温で2時間攪拌反応させた、複合加水分解ゾル溶液。各
成分の比率はA1を酸化チタン成分、A2をその他の成
分とした。 (B)DPHAのMIBK希釈溶液。 (C)平均粒径25nmの市販のシリカゾルIPA分散
型 (D)平均分子量3000の2官能のウレタンアクリレ
ート(市販品)
組成物からなる実施例の反射防止積層体の被膜は、比較
例と比べて密着性、硬度、耐擦傷性に優れていることが
わかる。
組成物は、M−O−Mの複合金属酸化物架橋とアクリル
基の架橋を有し金属酸化物と有機化合物の分子レベルの
ハイブリッド構造を呈した被膜を形成できるものであ
り、高屈折率という光学特性と物理的強度特性とを兼備
した被膜を形成することができるものである。すなわ
ち、ディスプレイの反射防止膜などの基材の最外層に形
成され、過酷な環境や取り扱いにも充分に耐えられる被
膜を形成することができ、蒸着などと比べ装置コストも
比較的安価で、成膜(塗工)速度も10倍以上で生産性
も高く、製造も容易である。また本発明の組成物の被膜
は、光照射などで硬化するため、低温での塗工が可能な
ので、フィルムなどのを巻き取り塗工で作成することが
可能で安価に、大量生産できるといった効果を奏する。
Claims (13)
- 【請求項1】下記一般式(A) R’x M(OR)y-x (Rはアルキル基、R’は末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数、xは0<x<yの置
換数、MはTi,Ta,Zr,In,Znの中から選ば
れるいずれか1種の金属)で表せる有機金属化合物およ
びその加水分解物と、分子中にビニル基、アクリロイル
基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を少
なくとも3個以上を有するアクリル系化合物とを主成分
とすることを特徴とする高屈折率組成物。 - 【請求項2】前記高屈折率組成物の中に、さらに平均粒
径2〜50nmの結晶性の酸化チタン、酸化ジルコニウ
ム、酸化亜鉛、酸化インジウムから選ばれる高屈折超微
粒子が含まれてなることを特徴とする請求項1に記載の
高屈折率組成物。 - 【請求項3】請求項2記載の高屈折超微粒子において、
該微粒子の表面が、予め請求項1記載の有機金属化合物
で修飾されていることを特徴とする高屈折率組成物。 - 【請求項4】前記アクリル系化合物が、3官能以上のア
クリルモノマー又はその変性体であって、平均分子量が
200〜1000であることを特徴とする請求項1乃至
3記載の何れかの高屈折率組成物。 - 【請求項5】前記高屈折率組成物の中に、さらに下記一
般式(B) M(OR)n (MはTi,Ta,Zr,In,Znから選ばれるいず
れか1種の金属、Rはアルキル基、nは金属の酸化数)
で表せられる金属アルコキシドおよびその加水分解物が
含まれてなることを特徴とする請求項1乃至4記載の何
れかの高屈折率組成物。 - 【請求項6】請求項1乃至5の何れか1項記載の高屈折
率組成物からなることを特徴とする高屈折率用コーティ
ング組成物。 - 【請求項7】基材の少なくとも一方に、ハードコート層
/高屈折率層/低屈折率層、あるいはハードコート層/
中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層を、順次積層して
るなる多層構成の反射防止膜が形成された積層体におい
て、 該高屈折率層又は/及び中屈折率層が、請求項1乃至5
の何れか1項記載の高屈折率組成物からなることを特徴
とする反射防止積層体。 - 【請求項8】請求項7記載の反射防止積層体において、 該高屈折率層又は/及び中屈折率層が、請求項6記載の
高屈折率用コーティング組成物を塗布によって、該組成
物からなることを特徴とする反射防止積層体。 - 【請求項9】請求項7乃至8記載の反射防止積層体にお
いて、 前記低屈折率層が、下記一般式(C) R’x Si(OR)y-x (R:アルキル基、R’:末端にビニル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合可能な不飽和結合を
有する官能基、yは金属の酸化数xは0≦x<yの置換
数、)で表せる有機ケイ素化合物およびその加水分解
物、又は平均粒径が5〜50nmのシリカゾルの何れか一
方と、分子中にビニル基、アクリロイル基、メタクリロ
イル基などの重合可能な不飽和結合を少なくとも3個以
上を有するアクリル系化合物とを主成分とする低屈折率
組成物からなることを特徴とする反射防止積層体。 - 【請求項10】請求項7乃至9記載の反射防止積層体に
おいて、 前記ハードコート層が、平均粒径が2〜50nmのシリ
カゾルと、分子中にビニル基、アクリロイル基、メタク
リロイル基などの重合可能な不飽和結合を少なくとも3
個以上を有するアクリル系化合物とを主成分とするハー
ドコート組成物からなることを特徴とする反射防止積層
体。 - 【請求項11】請求項7乃至10記載の反射防止積層体
において、 積層体の各層とも、3官能以上のアクリルモノマー又は
その変性体で、平均分子量が200〜1000であるア
クリル系化合物が、固形分換算で15wt%以上含有す
ることを特徴とする反射防止積層体。 - 【請求項12】基材の少なくとも一方に、ハードコート
層/高屈折率層/低屈折率層、あるいはハードコート層
/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層を、基材表面か
ら順次積層して反射防止積層体を形成する製造方法にお
いて、 基材の少なくとも一方に、まずハードコート層を塗布形
成し、UV又は/及びEBを照射して、半硬化状態で硬
化せしめたハードコート層の上に、さらに上記の各層を
塗布し、加熱乾燥しながら、順次積層した後、さらにU
V又は/及びEBを照射して、ハードコート層を完全硬
化せしめることを特徴とする反射防止積層体の製造方
法。 - 【請求項13】基材の少なくとも一方に、ハードコート
層/高屈折率層/低屈折率層、あるいはハードコート層
/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層を、基材表面か
ら順次積層して反射防止積層体を形成する製造方法にお
いて、 基材の少なくとも一方に、上記の各層を塗布し、加熱乾
燥しながら、順次積層した後、UV又は/及びEBを照
射して、各層を一体に完全硬化せしめることを特徴とす
る反射防止積層体の製造方法。
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