JP2001024168A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
OSFETのゲート種別及び酸化膜厚をその用途に応じ
て最適化し、MOSFETを含むダイナミック型RAM
等の高速化及び低消費電力化を図る。 【解決手段】 メモリセルのアドレス選択MOSFET
Qaを、その拡散層とは異なる導電型のp+ ゲートを有
し、かつ比較的厚い酸化膜を有するNチャネルMOSF
ETにより構成する。また、外部電源電圧より絶対値の
小さな内部電圧を主たる動作電源とするセンスアンプ等
の一般周辺回路を、その拡散層と同じ導電型のp+ ゲー
ト及びn+ ゲートをそれぞれ有し、かつ比較的薄い酸化
膜を有するPチャネル及びNチャネルMOSFETによ
り構成する。さらに、外部電源電圧を主たる動作電源と
するデータ入出力回路IOの入力段及び出力段等を、そ
の拡散層と同じ導電型のp+ ゲート及びn+ ゲートをそ
れぞれ有し、かつ比較的厚い酸化膜を有するPチャネル
及びNチャネルMOSFETにより構成する。
Description
関し、例えば、メモリアレイ及び周辺回路を備えるダイ
ナミック型RAM(ランダムアクセスメモリ)ならびに
その高速化及び低消費電力化に利用して特に有効な技術
に関するものである。
ドレス選択MOSFET(金属酸化物半導体型電界効果
トランジスタ。この明細書では、MOSFETをして絶
縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とする)とを含
むダイナミック型メモリセルが格子配列されてなるメモ
リアレイをその基本構成要素とするダイナミック型RA
Mがある。ダイナミック型RAMは、さらに、Pチャネ
ル及びNチャネルMOSFETが組み合わされてなるC
MOS(相補型MOS)回路を基本素子とするセンスア
ンプ及びアドレスデコーダ等の周辺回路を備える。
発明に先立って、高速・大容量のダイナミック型RAM
の開発に従事し、次のような問題点に気付いた。すなわ
ち、このダイナミック型RAMは、上記のような情報蓄
積キャパシタ及びNチャネル型のアドレス選択MOSF
ETを含むダイナミック型メモリセルが格子配列されて
なるメモリアレイと、CMOS回路を基本素子とする周
辺回路とを備え、各部を構成するPチャネル及びNチャ
ネルMOSFETは、周知のように、そのゲートプロセ
スや酸化膜厚に応じて特有の動作特性を有する。また、
ダイナミック型RAMでは、その高速化・大容量化が進
むにしたがって、MOSFETの動作特性に応じた使い
分けが重要な要素となり、これによってダイナミック型
RAMのリフレッシュ特性,消費電力,アクセスタイム
ならびに製造コスト等が影響を受ける。
近年の集積回路では、MOSFETのゲートプロセスと
して、例えばポリシリコン(多結晶シリコン)等からな
るゲート層にP型の不純物を打ち込むp+ ゲートと、N
型の不純物を打ち込むn+ ゲートとを組み合わせるいわ
ゆるデュアルゲートプロセスが用いられる。
ゲートを有するMOSFET、つまりp+ ゲートを有す
るPチャネルMOSFET及びn+ ゲートを有するNチ
ャネルMOSFETでは、表面チャネルを介して電荷伝
達が行われるためにそのしきい値電圧を比較的小さくな
り、高速動作が可能となる。しかし、n+ ゲートを有す
るNチャネルMOSFETをそのままメモリセルのアド
レス選択MOSFETに用いた場合、メモリセルのリー
ク量が大きくなり、ダイナミック型RAMのリフレッシ
ュ特性が劣化する。これに対処するため、従来のダイナ
ミック型RAMでは、アドレス選択MOSFETのチャ
ネル部分にいわゆる戻しインプラを施して、そのしきい
値電圧を1V(ボルト)程度に高める方法がとられる。
の進展にともない、ダイナミック型RAMでは、MOS
FET等の素子破壊を防止し、回路の低消費電力化を図
る意味合いから、動作電源の低電圧化が一般的となりつ
つある。また、これにともないMOSFETの酸化膜の
薄膜化も進みつつあるが、比較的高電位のワード線選択
電圧が印加されるメモリセルのアドレス選択MOSFE
Tや、外部とのインタフェース回路となるデータ入出力
回路等の入力段及び出力段のMOSFETは、耐圧性を
考慮してその酸化膜をある程度厚くすることが必須とな
る。
は、いわゆる2種ゲート酸化膜厚プロセスが用いられ、
比較的低電位の内部電圧を主たる動作電源とするセンス
アンプ等の周辺回路は、比較的薄い酸化膜のMOSFE
Tにより構成し、高電位のワード線選択電圧を受け又は
外部電源電圧を主たる動作電源とするメモリセルのアド
レス選択MOSFETならびに入力バッファ及び出力バ
ッファ等は、比較的厚い酸化膜のMOSFETにより構
成する方法がとられる。
や酸化膜厚プロセスが上記のように複雑になると、ダイ
ナミック型RAMの製造プロセスが複雑となり、コスト
上昇の原因となる。したがって、従来のダイナミック型
RAMでは、避けようのない2種ゲート酸化膜厚プロセ
スは別として、PチャネルMOSFETを含むすべての
ブロックのMOSFETをn+ ゲートで統一し、ゲート
プロセスを含む製造プロセスの簡素化を図る方法がとら
れる。また、これをサポートするため、メモリセルのア
ドレス選択MOSFETでは、チャネルへの戻しインプ
ラが施され、そのしきい値電圧が高くされるとともに、
n+ ゲートとなったPチャネルMOSFETでは、しき
い値電圧制御のため、チャネルの所定深度にP型不純物
の打ち込みが行われ、いわゆる埋め込みチャネルによる
電荷伝達が行われる。
低電圧化がさらに進むと、戻しインプラによるしきい値
電圧制御が行われるメモリセルのアドレス選択MOSF
ETでは、接合部の電界が強くなり過ぎて接合リークが
増大し、ダイナミック型RAMのリフレッシュ特性が劣
化する。また、埋め込みチャネルによる電荷伝達が行わ
れるn+ ゲートのPチャネルMOSFETでは、チャネ
ルの深度方向の幅が狭いために充分なソース・ドレイン
電流を確保することができず、MOSFETの動作が遅
くなって、ダイナミック型RAMの高速化が制約を受け
る。
ることなくアドレス選択MOSFETのしきい値電圧を
高め、各部を構成するMOSFETのゲート種別及び酸
化膜厚をその用途に応じて最適化して、MOSFETを
含むダイナミック型RAM等の高速化及び低消費電力化
を図ることにある。
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、情報蓄積キャパシタ及びアド
レス選択MOSFETを含むダイナミック型メモリセル
が格子配列されてなるメモリアレイと、CMOS回路を
基本素子とする周辺回路とを備えるダイナミック型RA
M等において、メモリセルのアドレス選択MOSFET
を、その拡散層とは異なる導電型のp+ゲートを有し、
かつ比較的厚い酸化膜を有するNチャネルMOSFET
により構成するとともに、例えば外部電源電圧より絶対
値の小さな内部電圧を主たる動作電源とするセンスアン
プ等の周辺回路を、その拡散層と同じ導電型のp+ ゲー
ト及びn+ ゲートをそれぞれ有し、かつ比較的薄い酸化
膜を有するPチャネル及びNチャネルMOSFETによ
り構成する。また、例えば外部電源電圧を主たる動作電
源とするデータ入出力回路の入力段及び出力段等を、そ
の拡散層と同じ導電型のp+ ゲート及びn+ ゲートをそ
れぞれ有し、かつ比較的厚い酸化膜を有するPチャネル
及びNチャネルMOSFETにより構成する。
等の各部を構成するMOSFETのゲート種別及び酸化
膜厚をその用途に応じて最適化することができるため、
その接合リークを増大させることなく、アドレス選択M
OSFETのしきい値電圧を高くし、メモリセルひいて
はダイナミック型RAM等のリフレッシュ特性を改善で
きるとともに、所定のMOSFETの耐圧破壊を防止し
つつ、各周辺回路を構成するPチャネル及びNチャネル
MOSFETのソース・ドレイン電流を充分に確保し
て、その動作を高速化することができ、これによってダ
イナミック型RAM等のさらなる高速化及び低消費電力
化を図ることができる。
ダイナミック型RAM(半導体集積回路装置)の一実施
例のブロック図が示されている。同図をもとに、まずこ
の実施例のダイナミック型RAMの構成及び動作の概要
について説明する。なお、図1の各ブロックを構成する
回路素子は、公知のMOSFET集積回路の製造技術に
より、単結晶シリコンのような1個の半導体基板面上に
形成される。
型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメ
モリアレイMARYをその基本構成要素とする。メモリ
アレイMARYは、図の垂直方向に平行して配置される
所定数のワード線と、水平方向に平行して配置される所
定数組の相補ビット線とを含む。これらのワード線及び
相補ビット線の交点には、情報蓄積キャパシタ及びアド
レス選択MOSFETからなる多数のダイナミック型メ
モリセルが格子状に配置される。なお、メモリアレイM
ARYの具体的構成については、後で詳細に説明する。
は、図の下方においてXアドレスデコーダXDに結合さ
れ、択一的に所定の選択レベルとされる。Xアドレスデ
コーダXDには、XアドレスバッファXBからi+1ビ
ットの内部Xアドレス信号X0〜Xiが供給されるとと
もに、タイミング発生回路TGから内部制御信号XGが
供給され、さらに内部電圧発生回路VGからワード線選
択電圧となる内部電圧VPP(第2の内部電圧)が供給
される。また、XアドレスバッファXBには、外部のア
クセス装置からアドレス入力端子A0〜Aiを介してi
+1ビットのXアドレス信号が時分割的に供給され、タ
イミング発生回路TGから内部制御信号XLが供給され
る。なお、ワード線選択電圧となる内部電圧VPPは、
例えば+3.5Vのような比較的絶対値の大きな正電位
とされる。
端子A0〜Aiを介して供給されるXアドレス信号を内
部制御信号XLに従って取り込み、保持するとともに、
これらのXアドレス信号をもとに、それぞれ非反転及び
反転信号からなる内部アドレス信号X0〜Xiを形成
し、XアドレスデコーダXDに供給する。また、Xアド
レスデコーダXDは、内部制御信号XGのハイレベルを
受けて選択的に動作状態となり、XアドレスバッファX
Bから供給される内部Xアドレス信号X0〜Xiをデコ
ードして、メモリアレイMARYの対応するワード線を
択一的に上記内部電圧VPPのような選択レベルとす
る。
補ビット線は、図の左方においてセンスアンプSAに結
合され、このセンスアンプSAを介してj+1組ずつ選
択的に相補共通データ線CD0*〜CDj*(ここで、
例えば非反転共通データ線CD0T及び反転共通データ
線CD0Bを、合わせて相補共通データ線CD0*のよ
うに*を付して表す。また、それが有効とされるとき選
択的にハイレベルとされるいわゆる非反転信号等につい
ては、その名称の末尾にTを付して表し、それが有効と
されるとき選択的にロウレベルといわゆる反転信号等に
ついては、その名称の末尾にBを付して表す。以下同
様)に接続状態とされる。
ダYDから図示されない所定ビットのビット線選択信号
が供給され、タイミング発生回路TGからセンスアンプ
駆動制御信号PAと図示されないプリチャージ制御信号
PCが供給される。また、YアドレスデコーダYDに
は、YアドレスバッファYBからi+1ビットの内部Y
アドレス信号Y0〜Yiが供給され、タイミング発生回
路TGから内部制御信号YGが供給される。Yアドレス
バッファYBには、外部のアクセス装置からアドレス入
力端子A0〜Aiを介してi+1ビットのYアドレス信
号が時分割的に供給され、タイミング発生回路TGから
内部制御信号YLが供給される。
端子A0〜Aiを介して供給されるYアドレス信号を内
部制御信号YLに従って取り込み、保持するとともに、
これらのYアドレス信号をもとに、それぞれ非反転及び
反転信号からなる内部アドレス信号Y0〜Yiを形成し
て、YアドレスデコーダYDに供給する。また、Yアド
レスデコーダYDは、内部制御信号YGのハイレベルを
受けて選択的に動作状態となり、YアドレスバッファY
Bから供給される内部Yアドレス信号Y0〜Yiをデコ
ードして、センスアンプSAに対する上記ビット線選択
信号の対応するビットを択一的にハイレベルの選択レベ
ルとする。
Yの各相補ビット線に対応して設けられる所定数の単位
回路を含み、これらの単位回路のそれぞれは、後述する
ように、一対のCMOSインバータが交差結合されてな
る単位増幅回路と、Nチャネル型の3個のプリチャージ
MOSFETが直並列結合されてなるビット線プリチャ
ージ回路と、Nチャネル型の一対のスイッチMOSFE
Tとをそれぞれ含む。このうち、各単位回路の単位増幅
回路は、ダイナミック型RAMが選択状態とされセンス
アンプ駆動制御信号PAがハイレベルとされることで選
択的にかつ一斉に動作状態となり、メモリアレイMAR
Yの選択ワード線に結合される所定数のメモリセルから
対応する相補ビット線を介して出力される微小読み出し
信号を増幅して、ハイレベル又はロウレベルの2値読み
出し信号とする。
回路を構成するプリチャージMOSFETは、プリチャ
ージ制御信号PCのハイレベルを受けて一斉にオン状態
となり、メモリアレイMARYの対応する相補ビット線
の非反転及び反転信号線を所定の中間電位にプリチャー
ジする。また、各単位回路のスイッチMOSFET対
は、ビット線選択信号の択一的なハイレベルを受けてj
+1組ずつ選択的にオン状態となり、メモリアレイMA
RYの対応するj+1組の相補ビット線と相補共通デー
タ線CD0*〜CDj*との間を選択的に接続する。な
お、センスアンプの具体的構成及び動作については、後
で詳細に説明する。
データ入出力回路IOの対応する単位回路に結合され
る。このデータ入出力回路IOには、タイミング発生回
路TGから図示されない内部制御信号WP及びOCが供
給される。
線CD0*〜CDj*に対応して設けられるj+1個の
単位回路を備え、これらの単位回路のそれぞれは、ライ
トアンプ及びメインアンプならびにデータ入力バッファ
及びデータ出力バッファを含む。このうち、各単位回路
を構成するライトアンプの出力端子及びメインアンプの
入力端子は、対応する相補共通データ線CD0*〜CD
j*にそれぞれ共通結合される。また、各単位回路のラ
イトアンプの入力端子は、対応するデータ入力バッファ
の出力端子にそれぞれ結合され、各単位回路のメインア
ンプの出力端子は、対応するデータ出力バッファの入力
端子に結合される。各単位回路を構成するデータ入力バ
ッファの入力端子及びデータ出力バッファの出力端子
は、対応するデータ入出力端子D0〜Djにそれぞれ共
通結合される。各単位回路のライトアンプには、上記内
部制御信号WPが共通に供給され、各単位回路のデータ
出力バッファには、内部制御信号OCが共通に供給され
る。
タ入力バッファは、ダイナミック型RAMが書き込みモ
ードで選択状態とされるとき、データ入力端子D0〜D
jを介して供給されるj+1ビットの書き込みデータを
取り込み、対応するライトアンプにそれぞれ伝達する。
このとき、各単位回路のライトアンプは、内部制御信号
WPのハイレベルを受けて選択的に動作状態となり、対
応するデータ入力バッファから伝達される書き込みデー
タを所定の相補書き込み信号とした後、相補共通データ
線CD0*〜CDj*からセンスアンプSAを介してメ
モリアレイMARYの選択状態にあるj+1個のメモリ
セルに書き込む。
のメインアンプは、ダイナミック型RAMが読み出しモ
ードで選択状態とされるとき、メモリアレイMARYの
選択状態にあるj+1個のメモリセルから相補共通デー
タ線CD0*〜CDj*を介して出力される2値読み出
し信号をさらに増幅して、対応するデータ出力バッファ
に伝達する。このとき、各単位回路のデータ出力バッフ
ァは、内部制御信号OCのハイレベルを受けて選択的に
動作状態となり、これらの読み出しデータをデータ入出
力端子D0〜Djから外部のアクセス装置に出力する。
ス装置から起動制御信号として供給されるロウアドレス
ストローブ信号RASB,カラムアドレスストローブ信
号CASBならびにライトイネーブル信号WEBをもと
に、上記各種の内部制御信号等を選択的に形成し、ダイ
ナミック型RAMの各部に供給する。
電圧供給端子VDDを介して外部電源電圧VDDが供給
され、接地電位供給端子VSSを介して接地電位VSS
が供給される。また、ダイナミック型RAMは、さら
に、外部電源電圧VDD及び接地電位VSSをもとに、
第1の内部電圧たる内部電圧VCL及びVDLと内部電
圧HV及びVPP等を生成する内部電圧発生回路VGを
備える。
は、特に制限されないが、その中心電位が例えば+3.
3Vとされ、±10%程度の比較的大きな電位変動が許
される。また、内部電圧VCLは、その中心電位が外部
電源電圧VDDより低い例えば+2.5Vとされ、Xア
ドレスデコーダXD及びYアドレスデコーダYD等に供
給されてその主たる動作電源となる。一方、内部電圧V
DLは、その中心電位が外部電源電圧VDDより低い例
えば+1.8Vとされ、センスアンプSA等に供給され
て、その主たる動作電源となる。また、内部電圧HV
は、その中心電位が内部電圧VDLの二分の一つまり例
えば+0.9Vとされ、メモリアレイMARYを構成す
る相補ビット線のプリチャージ電位となる。内部電圧V
PPは、前述のように、その中心電位が外部電源電圧V
DDより高い+3.5Vとされ、XアドレスデコーダX
Dに供給されてワード線選択電圧となる。
一実施例の基板配置図が示されている。同図をもとに、
この実施例のダイナミック型RAMの基板配置の概要に
ついて説明する。なお、基板配置に関する以下の記述で
は、図2の位置関係をもって半導体基板CHIP面上で
の上下左右を表す。
型RAMを構成するメモリアレイMARYは、特に制限
されないが、実際には4対のメモリアレイMARYL0
及びMARYR0,MARYL1及びMARYR1,M
ARYL2及びMARYR2ならびにMARYL3及び
MARYR3に分割され、各対のメモリアレイは、セン
スアンプSAが4分割されてなるセンスアンプSA0〜
SA3の対応する一つを挟むべくそれぞれ対称的に配置
される。
には、対応するセンスアンプSA0を挟んで一対のメモ
リアレイMARYL0及びMARYR0が配置され、そ
の右上部には、対応するセンスアンプSA1を挟んで一
対のメモリアレイMARYL1及びMARYR1が配置
される。また、半導体基板CHIP面の左下部には、対
応するセンスアンプSA2を挟んで一対のメモリアレイ
MARYL2及びMARYR2が配置され、その右下部
には、対応するセンスアンプSA3を挟んで一対のメモ
リアレイMARYL3及びMARYR3が配置される。
0及びMARYR0とMARYL2及びMARYR2の
間には、半導体基板CHIP面の横の中心線に沿って、
周辺回路PCたるXアドレスデコーダXD及びXアドレ
スバッファXBの一部が配置され、メモリアレイMAR
YL1及びMARYR1とMARYL3及びMARYR
3の間には、これらの周辺回路の他の一部が配置され
る。また、横方向に隣接するメモリアレイMARYL0
及びMARYR0とMARYL1及びMARYR1の間
には、半導体基板CHIP面の縦の中心線に沿って、や
はり周辺回路PCたるYアドレスデコーダYD,Yアド
レスバッファYB,データ入出力回路IOならびに図示
されないタイミング発生回路TG等の一部が配置され、
メモリアレイMARYL2及びMARYR2とMARY
L3及びMARYR3の間には、これらの周辺回路の他
の一部が配置される。
含まれるメモリアレイ及びセンスアンプの一実施例の部
分的な回路図が示されている。同図をもとに、この実施
例のダイナミック型RAMに含まれるメモリアレイ及び
センスアンプの具体的構成及び動作について説明する。
なお、図3において、そのチャネル(バックゲート)部
に矢印が付されるMOSFETはPチャネル型であっ
て、矢印の付されないNチャネルMOSFETと区別し
て示される。また、図3では、メモリアレイMARY0
L及びMARY0Rの説明をもって、メモリアレイMA
RYL0及びMARYR0ないしMARYL3及びMA
RYR3の説明とし、センスアンプSA0をもって、セ
ンスアンプSA0〜SA3の説明とする。
は、特に制限されないが、図の垂直方向に平行して配置
されるm+1本のワード線WL0〜WLmと、図の水平
方向に平行して配置されるn+1組の相補ビット線BL
0*〜BLn*とを含む。これらのワード線及び相補ビ
ット線の交点には、情報蓄積キャパシタCs及びアドレ
ス選択MOSFETQaからなる実質(m+1)×(n
+1)個のダイナミック型メモリセルが格子状に配置さ
れる。
されるm+1個のメモリセルの情報蓄積キャパシタCs
の一方の電極は、対応するアドレス選択MOSFETQ
aを介して相補ビット線BL0*〜BLn*の非反転又
は反転信号線に所定の組み合わせで交互に共通結合され
る。また、メモリアレイMARY0Lの同一行に配置さ
れるn+1個のメモリセルのアドレス選択MOSFET
Qaのゲートは、対応するワード線WL0〜WLmにそ
れぞれ共通結合される。メモリアレイMARY0Lを構
成するメモリセルの情報蓄積キャパシタCsの他方の電
極には、前記内部電圧発生回路VGから内部電圧HVが
共通に供給される。
の垂直方向に平行して配置されるm+1本のワード線W
R0〜WRmと、図の水平方向に平行して配置されるn
+1組の相補ビット線BR0*〜BRn*とを含む。こ
れらのワード線及び相補ビット線の交点には、情報蓄積
キャパシタCs及びアドレス選択MOSFETQaから
なるダイナミック型メモリセルが格子状に配置される。
されるm+1個のメモリセルの情報蓄積キャパシタCs
の一方の電極は、対応するアドレス選択MOSFETQ
aを介して相補ビット線BR0*〜BRn*の非反転又
は反転信号線に所定の組み合わせで交互に共通結合され
る。また、メモリアレイMARY0Rの同一行に配置さ
れるn+1個のメモリセルのアドレス選択MOSFET
Qaのゲートは、対応するワード線WR0〜WRmにそ
れぞれ共通結合される。メモリアレイMARY0Rを構
成するメモリセルの情報蓄積キャパシタCsの他方の電
極には、前記内部電圧発生回路VGから内部電圧HVが
共通に供給される。
イMARYL0及びMARYR0の相補ビット線BL0
*〜BLn*ならびにBL0*〜BLn*に対応して設
けられるn+1個の単位回路を備え、この単位回路のそ
れぞれは、特に制限されないが、PチャネルMOSFE
TP2及びNチャネルMOSFETN2ならびにPチャ
ネルMOSFETP3及びNチャネルMOSFETN3
からなる一対のCMOSインバータが交差結合されてな
る単位増幅回路を含む。
幅回路の非反転入出力ノードS0T〜SnTならびに反
転入出力ノードS0B〜SnBは、その左側において、
Nチャネル型のシェアドMOSFETN4及びN5を介
してメモリアレイMARY0Lの相補ビット線BL0*
〜BLn*に結合される。また、その右側において、N
チャネル型のシェアドMOSFETNB及びNC(この
明細書では、10を超えるMOSFET等の追番をアル
ファベットで表す。以下同様)を介してメモリアレイM
ARY0Rの相補ビット線BR0*〜BRn*に結合さ
れる。シェアドMOSFETN4及びN5のゲートに
は、前記タイミング発生回路TGからシェアド制御信号
SHLが共通に供給され、シェアドMOSFETNB及
びNCのゲートには、シェアド制御信号SHRが共通に
供給される。
HL及びSHRは、内部電圧VPPつまり例えば+3.
5Vをハイレベルとし、接地電位VSSつまり0Vをロ
ウレベルとする。したがって、シェアドMOSFETN
4及びN5は、シェアド制御信号SHLのハイレベルを
受けて選択的にかつ一斉にオン状態となり、そのしきい
値電圧による影響を与えることなく、センスアンプSA
0の各単位増幅回路の相補入出力ノードS0*〜Sn*
とメモリアレイMARY0Lの相補ビット線BL0*〜
BLn*との間を接続状態とする。また、シェアドMO
SFETNB及びNCは、シェアド制御信号SHRのハ
イレベルを受けて選択的にかつ一斉にオン状態となり、
そのしきい値電圧による影響を与えることなく、センス
アンプSA0の各単位増幅回路の相補入出力ノードS0
*〜Sn*とメモリアレイMARY0Rの相補ビット線
BR0*〜BRn*との間を接続状態とする。
幅回路を構成するPチャネルMOSFETP2及びP3
のソースは、コモンソース線CSPに共通結合され、N
チャネルMOSFETN2及びN3のソースは、コモン
ソース線CSNに共通結合される。コモンソース線CS
Pは、Pチャネル型の駆動MOSFETP1を介して内
部電圧供給点VDLに結合され、コモンソース線CSN
は、Nチャネル型の駆動MOSFETN1を介して接地
電位供給点VSSに結合される。駆動MOSFETN1
のゲートには、タイミング発生回路TGからセンスアン
プ駆動制御信号PAが供給され、駆動MOSFETP1
のゲートには、そのインバータV1による反転信号が供
給される。内部電圧供給点VDLにおける内部電圧VD
Lは、前述のように、+1.8Vのような正電位とされ
る。
回路を構成する単位増幅回路は、センスアンプ駆動制御
信号PAがハイレベルとされ、駆動MOSFETP1及
びN1がオン状態とされることで選択的にかつ一斉に動
作状態となり、メモリアレイMARY0L又はMARY
0Rの選択ワード線に結合されるn+1個のメモリセル
から対応する相補ビット線BL0*〜BLn*あるいは
BR0*〜BRn*を介して出力される微小読み出し信
号を増幅して、内部電圧VDLをハイレベルとし接地電
位VSSをロウレベルとする2値読み出し信号とする。
幅回路の非反転入出力ノードS0T〜SnTと対応する
反転入出力ノードS0B〜SnBとの間には、Nチャネ
ル型の3個のプリチャージMOSFETN6〜N8が直
並列結合されてなるビット線プリチャージ回路が設けら
れる。各ビット線プリチャージ回路を構成するMOSF
ETN6〜N8のゲートには、タイミング発生回路TG
からプリチャージ制御信号PCが共通に供給され、MO
SFETN7及びN8の共通結合されたソースには、内
部電圧発生回路VGから内部電圧HVが供給される。な
お、内部電圧HVは、前述のように、内部電圧VDLの
二分の一の電位つまり例えば+0.9Vとされ、内部電
圧VPPは、例えば+3.5Vとされる。
回路のビット線プリチャージ回路を構成するMOSFE
TN6〜N8は、プリチャージ制御信号PCが内部電圧
VPPのようなハイレベルとされることで選択的にオン
状態となり、各単位増幅回路の非反転入出力ノードS0
T〜SnTと対応する反転入出力ノードS0B〜SnB
との間を短絡して、内部電圧HVのようなプリチャージ
電位とする。
に、単位増幅回路の相補入出力ノードS0*〜Sn*と
相補共通データ線CD0*〜CDj*(図3には、CD
0*のみが例示)との間に設けられるNチャネル型の一
対のスイッチMOSFETN9及びNAをそれぞれ含
む。これらのスイッチMOSFETN9及びNAのゲー
トは順次j+1組ずつ共通結合され、Yアドレスデコー
ダYDからビット線選択信号YS0〜YSpの対応する
ビットが共通に供給される。言うまでもなく、ビット線
選択信号YS0〜YSpのビット数p+1は、センスア
ンプSA0の単位回路の個数n+1に対して、 p+1=(n+1)/(j+1) なる関係にある。
回路のスイッチMOSFETN9及NAは、ビット線選
択信号YS0〜YSpの対応するビットがハイレベルと
されることでj+1組ずつ選択的にオン状態となり、セ
ンスアンプSA0の対応するj+1個の単位増幅回路の
非反転及び反転入出力ノードと相補共通データ線CD0
*〜CDj*との間を選択的に接続状態とする。
Y0L及びMARY0Rの各メモリセルを構成するアド
レス選択MOSFETQaは、後述するように、その拡
散層とは異なる導電型のp+ ゲートを有し、かつ比較的
厚い酸化膜を有するNチャネルMOSFETからなる。
また、センスアンプSA0の各単位回路を構成するシェ
アドMOSFETN4及びN5ならびにNB及びNC
と、そのビット線プリチャージ回路を構成するプリチャ
ージMOSFETN6〜N8は、そのゲートに供給され
るシェアド制御信号SHL及びSHRならびにプリチャ
ージ制御信号PCのハイレベルが内部電圧VPPである
ことから、その拡散層と同じ導電型のn+ゲートを有
し、かつ比較的厚い酸化膜を有するNチャネルMOSF
ETからなるが、その他のMOSFETは、その拡散層
と同じ導電型のn+ ゲート又はp+ ゲートをそれぞれ有
し、かつ比較的薄い酸化膜を有するPチャネル又はNチ
ャネルMOSFETからなる。各部を構成するMOSF
ETのゲート種別と酸化膜厚ならびにその特徴等につい
ては、後で詳細に説明する。
おけるゲート種別及び酸化膜厚の使い分けを説明するた
めの一実施例の説明図が示されている。また、図5に
は、図1のダイナミック型RAMに含まれるメモリアレ
イ及びセンスアンプの一実施例の部分的な断面構造図が
示され、図6には、他の周辺回路の一実施例の部分的な
断面構造図が示されている。これらの図をもとに、この
実施例のダイナミック型RAMにおけるゲート種別及び
酸化膜厚の使い分けと、各部を構成するMOSFETの
デバイス構造ならびにその特徴について説明する。
型RAMではデュアルゲートプロセスが用いられ、ダイ
ナミック型RAMの各部を構成するMOSFETは、例
えばポリシリコンからなるゲート層にP型又はN型の不
純物が打ち込まれることで選択的にp+ ゲート又はn+
ゲートを有するものとされる。また、この実施例のダイ
ナミック型RAMでは、2種ゲート酸化膜厚プロセスが
用いられ、各部を構成するMOSFETは、例えば6n
mのような比較的厚い膜厚の酸化膜か、例えば4nmの
ような比較的薄い膜厚の酸化膜を有するものとされる。
Yを構成し、そのゲートに+3.5Vのような比較的絶
対値の大きなワード線選択電圧つまり内部電圧VPPを
受けるメモリセルのアドレス選択MOSFETQaは、
図5の左側に例示されるように、その拡散層とは異なる
導電型のp+ ゲートを有し、かつ比較的厚い酸化膜を有
するNチャネルMOSFET(NMOS)からなる。
大きな外部電源電圧VDD又は+3.5Vのような内部
電圧VPPをその主たる動作電源とする周辺回路、つま
りデータ入出力回路IOの入力バッファの入力段及び出
力バッファの出力段と、タイミング発生回路TGの起動
制御信号を受ける入力段と、XアドレスバッファXB及
びYアドレスバッファYBのアドレス信号A0〜Aiを
受ける入力段と、XアドレスデコーダXDのワード線駆
動回路となる後段部とを構成するMOSFETは、図6
に例示されるように、その拡散層と同じ導電型のp+ ゲ
ート又はn+ ゲートをそれぞれ有し、かつ比較的厚い酸
化膜を有するPチャネルMOSFET(PMOS)及び
NチャネルMOSFETからなる。
比較的絶対値の小さな内部電圧VCL又はVDLをその
主たる動作電源とするその他の周辺回路、つまりXアド
レスデコーダXDのワード線駆動回路を除く一般回路
と、YアドレスデコーダYDの一般回路と、センスアン
プSAのシェアドMOSFET及びプリチャージMOS
FETに関する部分を除く一般回路と、データ入出力回
路IO,タイミング発生回路TG,Xアドレスバッファ
XBならびにYアドレスバッファYBの入力段を除く一
般回路とを構成するMOSFETは、図5の右側のセン
スアンプ及び図6に例示されるように、その拡散層と同
じ導電型のp+ ゲート又はn+ ゲートをそれぞれ有し、
かつ比較的薄い酸化膜を有するPチャネルMOSFET
及びNチャネルMOSFETからなる。ただ、センスア
ンプSAの各単位回路を構成するシェアドMOSFET
及びプリチャージMOSFETだけは、前述のように、
そのゲートに供給されるシェアド制御信号及びプリチャ
ージ制御信号のハイレベルが内部電圧VPPであること
から、その拡散層と同じ導電型のn+ ゲートを有し、か
つ比較的厚い酸化膜を有するNチャネルMOSFETか
らなる。
Pチャンネル及びNチャネルMOSFETは、その耐圧
は比較的小さくなるが、ゲート容量が比較的大きくなる
ことから、比較的大きなソース・ドレイン電流を得るこ
とができ、その動作電源が低電圧化される場合でも高速
動作できる。また、比較的厚い酸化膜を有するPチャン
ネル及びNチャネルMOSFETは、そのゲート容量は
やや小さくなるが、その耐圧が比較的大きくなり、イン
タフェース回路となるバッファや内部電圧VPPが印加
されるXアドレスデコーダのワード線駆動回路ならびに
ワード線駆動電圧が印加されるメモリセルのアドレス選
択MOSFET等に適する。
トを有するPチャネルMOSFET及びn+ ゲートを有
するNチャネルMOSFETでは、表面チャネルを介し
て電荷伝達が行われるためにそのしきい値電圧が比較的
小さくなり、比較的高速に動作できる。また、その拡散
層とは異なる導電型のp+ ゲートを有するNチャネルM
OSFET、つまりメモリセルのアドレス選択MOSF
ETでは、戻しインプラを施すことなく、そのしきい値
電圧を大きくすることができるとともに、戻しインプラ
が施されないことで、その接合部の電界強度を小さく
し、接合リークを低減して、ダイナミック型RAMのリ
フレッシュ特性を改善できる。
ック型RAMでは、その製造プロセスがやや複雑となる
ものの、各部を構成するMOSFETのゲート種別及び
酸化膜厚がその用途に応じて最適化される。この結果、
所定のMOSFETの耐圧破壊を防止しつつ、各周辺回
路を構成するPチャネル及びNチャネルMOSFETの
ソース・ドレイン電流を充分に確保し、その動作を高速
化して、ダイナミック型RAMのさらなる高速化及び低
消費電力化を図ることができる。
記の通りである。すなわち、 (1)情報蓄積キャパシタ及びアドレス選択MOSFE
Tを含むダイナミック型メモリセルが格子配列されてな
るメモリアレイと、CMOS回路を基本素子とする周辺
回路とを備えるダイナミック型RAM等において、メモ
リセルのアドレス選択MOSFETを、その拡散層とは
異なる導電型のp+ ゲートを有し、かつ比較的厚い酸化
膜を有するNチャネルMOSFETにより構成するとと
もに、例えば外部電源電圧より絶対値の小さな内部電圧
を主たる動作電源とするセンスアンプ等の周辺回路を、
その拡散層と同じ導電型のp+ ゲート及びn+ ゲートを
それぞれ有し、かつ比較的薄い酸化膜を有するPチャネ
ルMOSFET及びNチャネルMOSFETにより構成
する。また、例えば外部電源電圧を主たる動作電源とす
る入力バッファ及び出力バッファ等の周辺回路を、その
拡散層と同じ導電型のp+ ゲート及びn+ ゲートをそれ
ぞれ有し、かつ比較的厚い酸化膜を有するPチャネルM
OSFET及びNチャネルMOSFETにより構成する
ことで、ダイナミック型RAM等の各部を構成するMO
SFETのゲート種別及び酸化膜厚をその用途に応じて
最適化することができるという効果が得られる。
クを増大させることなく、アドレス選択MOSFETの
しきい値電圧を高くし、メモリセルひいてはダイナミッ
ク型RAM等のリフレッシュ特性を改善できるという効
果が得られる。 (3)上記(1)項により、所定のMOSFETの耐圧
破壊を防止しつつ、各周辺回路を構成するPチャネル及
びNチャネルMOSFETのソース・ドレイン電流を充
分に確保し、その動作を高速化できるという効果が得ら
れる。 (4)上記(1)項ないし(3)項により、ダイナミッ
ク型RAM等のさらなる高速化及び低消費電力化を図る
ことができるという効果が得られる。
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、ダイナミック型RAMのメモリアレ
イMARYは、その直接周辺回路を含めて任意数のメモ
リマット又はサブメモリアレイに分割することができ
る。また、ダイナミック型RAMは、シェアドセンス方
式をとることを必須条件とはしないし、アドレスマルチ
プレクス方式をとることを必須条件ともしない。さら
に、ダイナミック型RAMのブロック構成は、種々の実
施形態をとりうるし、その起動制御信号及び内部制御信
号等の名称及び有効レベルならびに電源電圧及び各内部
電圧の極性及び絶対値等も、この発明の主旨に何ら影響
を与えない。
その周辺回路の分割数は、任意に設定することができ
る。また、半導体基板CHIPの具体的形状や各部の配
置位置等は、本実施例に制約されることなく種々の実施
形態をとりうる。
及びMARY0Rは、任意数の冗長素子を含むことがで
きるし、いわゆる階層ワード線方式又は階層ビット線方
式をとることもできる。センスアンプSA0ならびにそ
の各単位回路の具体的構成等は、本実施例に制約される
ことなく種々の実施形態をとりうる。
及び酸化膜厚の組み合わせは、ほんの一例であって、各
回路の動作電源やその用途に応じて任意に設定できる。
図5及び図6において、各部の形成に用いられる配線層
の種別や金属配線層の層数ならびに具体的形状及び組み
合わせ等は、種々の実施形態をとりうる。
てなされた発明をその背景となった利用分野であるダイ
ナミック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、ダイナミック
型RAMを基本構成とするシンクロナスDRAM等の各
種メモリ集積回路装置や、このようなメモリ集積回路装
置を搭載するシングルチップマイクロコンピュータ等に
も適用できる。この発明は、少なくともアドレス選択M
OSFETを含むメモリセルが格子配列されてなるメモ
リアレイと周辺回路とを含む半導体記憶装置ならびにこ
のような半導体記憶装置を含む装置又はシステムに広く
適用できる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、情報蓄積キャパシタ及びア
ドレス選択MOSFETを含むダイナミック型メモリセ
ルが格子配列されてなるメモリアレイと、CMOS回路
を基本素子とする周辺回路とを備えるダイナミック型R
AM等において、アドレス選択MOSFETを、その拡
散層とは異なる導電型のp+ ゲートを有し、かつ比較的
厚い酸化膜を有するNチャネルMOSFETにより構成
するとともに、例えば外部電源電圧より絶対値の小さな
内部電圧を主たる動作電源とするセンスアンプ等の周辺
回路を、その拡散層と同じ導電型のp+ ゲート及びn+
ゲートをそれぞれ有し、かつ比較的薄い酸化膜を有する
Pチャネル及びNチャネルMOSFETにより構成す
る。また、例えば外部電源電圧を主たる動作電源とする
入力バッファ及び出力バッファ等の周辺回路を、その拡
散層と同じ導電型のp+ ゲート及びn+ ゲートをそれぞ
れ有し、かつ比較的厚い酸化膜を有するPチャネル及び
NチャネルMOSFETにより構成する。
部を構成するMOSFETのゲート種別及び酸化膜厚を
その用途に応じて最適化することができるため、その接
合リークを増大させることなく、アドレス選択MOSF
ETのしきい値電圧を高くして、メモリセルひいてはダ
イナミック型RAM等のリフレッシュ特性を改善できる
とともに、所定のMOSFETの耐圧破壊を防止しつ
つ、各周辺回路を構成するPチャネル及びNチャネルM
OSFETのソース・ドレイン電流を充分に確保して、
その動作を高速化することができ、これによってダイナ
ミック型RAM等のさらなる高速化及び低消費電力化を
図ることができる。
一実施例を示すブロック図である。
基板配置図である。
アレイ及びセンスアンプの一実施例を示す部分的な回路
図である。
別及び酸化膜厚の使い分けを説明するための一実施例を
示す説明図である。
アレイ及びセンスアンプの一実施例を示す部分的な断面
構造図である。
辺回路の一実施例を示す部分的な断面構造図である。
ダ、XB……Xアドレスバッファ、SA……センスアン
プ、YD……Yアドレスデコーダ、YB……Yアドレス
バッファ、IO……データ入出力回路、TG……タイミ
ング発生回路、VG……内部電圧発生回路、D0〜Dj
……入出力データ又はその入出力端子、RASB……ロ
ウアドレスストローブ信号又はその入力端子、CASB
……カラムアドレスストローブ信号又はその入力端子、
WEB……ライトイネーブル信号又はその入力端子、A
0〜Ai……アドレス信号又はその入力端子、VDD…
…電源電圧又はその入力端子、VSS……接地電位又は
その入力端子。CHIP……半導体基板(チップ)、M
ARYL0及びMARYR0ないしMARYL3及びM
ARYR3……メモリアレイ、PC……周辺回路、SA
0〜SA3……センスアンプ。WL0〜WLm,WR0
〜WRm……ワード線、BL0*〜BLn*,BR0*
〜BRn*……相補ビット線、Cs……情報蓄積キャパ
シタ、Qa……アドレス選択MOSFET、S0*〜S
n*……センスアンプの各単位増幅回路の相補入出力ノ
ード、CSP,CSN……コモンソース線、CD0*〜
CDj*……相補共通データ線、YS0〜YSp……ビ
ット線選択信号、SHL,SHR……シェアド制御信
号、PC……プリチャージ制御信号、PA……センスア
ンプ駆動制御信号、P1〜P3……PチャネルMOSF
ET、N1〜NC……NチャネルMOSFET、V1…
…インバータ、HV……内部電圧(中間電圧)。M1〜
M3……第1層ないし第3層金属配線、PMOS……P
チャネルMOSFET、NMOS……NチャネルMOS
FET。
Claims (5)
- 【請求項1】 P型不純物が打ち込まれたp+ ゲートを
有し、かつ比較的厚い酸化膜を有するNチャネル型のア
ドレス選択MOSFETを含むダイナミック型メモリセ
ルが格子配列されてなるメモリアレイと、 上記p+ ゲートを有し、かつ比較的薄い酸化膜を有する
PチャネルMOSFETと、N型不純物が打ち込まれた
n+ ゲートを有し、かつ比較的薄い酸化膜を有するNチ
ャネルMOSFETとを基本素子とする第1の周辺回路
とを具備することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記半導体記憶装置は、さらに、上記p+ ゲートを有
し、かつ比較的厚い酸化膜を有するPチャネルMOSF
ETと、上記n+ ゲートを有し、かつ比較的厚い酸化膜
を有するNチャネルMOSFETとを基本素子とする第
2の周辺回路を具備するものであることを特徴とする半
導体記憶装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記半導体記憶装置は、さらに、 外部電源電圧をもとに該外部電源電圧よりも絶対値の小
さな第1の内部電圧と、上記外部電源電圧よりも絶対値
の大きな第2の内部電圧とを生成する内部電圧発生回路
を具備するものであって、 上記第1の周辺回路は、上記第1の内部電圧を主たる動
作電源とし、上記第2の周辺回路は、上記外部電源電圧
又は上記第2の内部電圧を主たる動作電源とするもので
あることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 上記第2の周辺回路は、 センスアンプのシェアドMOSFET及びプリチャージ
MOSFETに関する一部と、 Xアドレスデコーダのワード線駆動回路に関する一部
と、 データ入出力回路,タイミング発生回路,Xアドレスバ
ッファならびにYアドレスバッファの入力段バッファに
関する一部とをを含むものであり、 上記第1の周辺回路は、 上記センスアンプの上記一部を除く部分と、 上記Xアドレスデコーダの上記一部を除く部分と、 Yアドレスデコーダと、 上記データ入出力回路,タイミング発生回路,Xアドレ
スバッファならびにYアドレスバッファの上記一部を除
く部分とを含むものであることを特徴とする半導体記憶
装置。 - 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
項4において、 上記半導体記憶装置は、ダイナミック型RAMであっ
て、その所定の製造工程では、デュアルゲートプロセス
及び2種ゲート酸化膜厚プロセスが用いられるものであ
ることを特徴とする半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11194323A JP2001024168A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11194323A JP2001024168A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001024168A true JP2001024168A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16322689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11194323A Pending JP2001024168A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001024168A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005101466A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Renesas Technology Corp | 半導体記憶装置 |
US7109076B2 (en) | 2003-06-03 | 2006-09-19 | Renesas Technology Corp. | Method of manufacturing semiconductor integrated circuit device, and semiconductor integrated circuit device made by its method |
JP2008059709A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Fujitsu Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
US7495295B2 (en) * | 2005-01-31 | 2009-02-24 | Panasonic Corporation | Semiconductor device and method for fabricating the same |
JP2009123252A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Nec Electronics Corp | 半導体集積回路 |
-
1999
- 1999-07-08 JP JP11194323A patent/JP2001024168A/ja active Pending
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