JP2001019616A - 毛穴ひきしめパック料および使用方法 - Google Patents
毛穴ひきしめパック料および使用方法Info
- Publication number
- JP2001019616A JP2001019616A JP11191563A JP19156399A JP2001019616A JP 2001019616 A JP2001019616 A JP 2001019616A JP 11191563 A JP11191563 A JP 11191563A JP 19156399 A JP19156399 A JP 19156399A JP 2001019616 A JP2001019616 A JP 2001019616A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tightening
- pore
- adhesive
- gel
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
に優れることを特徴とする毛穴ひきしめパック料を提供
する。 【解決手段】ゲル化粘剤と、毛穴ひきしめ成分を含有
し、外観が透明または半透明のシート状であることを特
徴とする毛穴ひきしめパック料。
Description
ク料を使用した際等に発生する毛穴の開きや目立ちを押
さる効果に優れたシート状の毛穴ひきしめパック料に関
する。さらに詳しくは、冷却効果と経皮吸収効果に優れ
た透明または半透明のシート状パック料に、毛穴ひきし
め成分を配合することで、該成分の効果を高め、効果的
に毛穴を引き締めることを特徴とする毛穴ひきしめパッ
ク料に関する。
に、シート状で角栓の除去を目的としたパック料が多数
上市されている。また、ひきしめ成分に関しては、従来
より種々の成分が知られており、例えばハマメリタンニ
ン、柿タンニン、酸化亜鉛等は毛穴を引き締める効果に
優れていることが知られている。
部に発生するが、この角栓除去型パック料を使用した場
合、使用後に角栓のあったところの毛穴が大きく開き目
立ってしまうことが多い。この対策として特開平10−
152411号公報では、角栓除去シート状パック料に
ひきしめ成分を併用してみたが、その効果はまだ満足で
きるものではなかった。
問題に対して鋭意検討を行った結果、シート状製剤、特
に透明または半透明なゲルタイプのシート状製剤に毛穴
ひきしめ成分を配合した場合には、毛穴を効果的に引き
締めることができることを見出し本発明を完成した。
と、毛穴ひきしめ成分を含有し、外観が透明または半透
明のシート状であることを特徴とする毛穴ひきしめパッ
ク料にある。
着性を有しており、一方の表面が非粘着性である、両表
面の粘着度合いが異なることを特徴とする上記の毛穴ひ
きしめパック料にある。
口率が十分に大きい織布または不織布を厚み方向に内在
させてあることを特徴とする前記の毛穴ひきしめパック
料にある。
て少なくとも水を含み網目構造を有する合成高分子ゲル
体であり、かかる合成高分子ゲル体の一方の表面に非粘
着処理剤を施すことにより、シートの一方の表面は粘着
面とし、他方の表面は非粘着面とすることを特徴とする
前記の毛穴ひきしめパック料にある。
まれていることを特徴とする前記の毛穴ひきしめパック
料にある。
る形に裁断または成型されたものであることを特徴とす
る前記の毛穴ひきしめパック料にある。
した後に、前記シートを使用することを特徴とする前記
の毛穴ひきしめパック料の使用方法にある。
て説明する。本発明で用いる毛穴ひきしめ成分は、従来
化粧料に用いられてきたものであれば特に限定されな
い。例えば、アルニカ、アロエ、イタドリ、イチョウ、
イブキトラノオ、イラクサ、ウイキョウ、エンメイソ
ウ、オウバク、オランダガラシ、カキタンニン、カキド
オシ、カミツレ、カンゾウ、キウイ、キナ、キンギン
カ、キュウリ、クジン、クレマチス、クワ、ゲンチア
ナ、ゲンノショウコ、ゴボウ、コウスイハッカ、コウソ
ウ、サルビア、サンショウ、シイタケ、シソ、シモツケ
ソウ、ジュウヤク、ショウキョウ、シラカンバ、スギ
ナ、セイヨウキズタ、セイヨウノコギリソウ、セージ、
センブリ、タイム、タチジャコウソウ、チョウジ、チン
ピ、トウガラシ、トウキンセンカ、トウキ、トウニン、
トウヒ、ニンジン、ニンニク、ノイチゴ、パセリ、ハッ
カ、ハマボウフウ、ハマメリス、バラ、ヒバマタ、フキ
タンポポ、ブクリョウ、ブッチャーブルーム、ペパーミ
ント、ヘンナ、ボダイジュ、ボタンピ、ホップ、ホホ
バ、マルメロ、マロニエ、ヤグルマギク、ヤドリギ、ユ
ーカリ、ユキノシタ、ユリ、ラベンダー、レタス、レン
ゲ、ローズマリー等の植物や海藻の抽出液、酸化亜鉛、
パラフェノールスルホン酸亜鉛等が挙げられ、これらの
一種又は二種以上を適宜選択して配合することができ
る。上記抽出液の製造に用いる抽出溶媒としては、水、
エタノール、1,3−ブチレングリコール等、それらの
混合溶媒が用いられる。本発明では、これらの抽出液ま
たは抽出液から溶媒を除去したものを用いることができ
る。
れらの成分の配合量としては、不透明とならない配合量
の範囲内であって、有効成分の固形分換算量として、支
持体を除く化粧料部分の総量に対して0.001〜15
重量%の範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは
0.01〜10重量%である。0.001重量%未満で
は、実効がない場合が多く、また、15重量%を超える
と素材によっては皮膚刺激など、安全性に問題が発生す
る場合がある。
ひきしめ効果を更に向上させるために、上記の毛穴ひき
しめ成分以外に、清涼剤を配合することが好ましい。清
涼剤としては、メントール、メントール配糖体、メント
ールのピロリドンカルボン酸誘導体、カンファ等が挙げ
られる。清涼剤の配合量としては、支持体を除く化粧料
部分の総量に対して、0.005〜0.4重量%が好ま
しく、0.01〜0.2重量%が特に好ましい。
の各成分以外に、サリチル酸、グリコール酸、乳酸等の
α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、パパイン、プロ
テアーゼ等の角質分解酵素等を併用することが好まし
い。これらの成分の配合で、肌の表面が滑らかになり、
かつ薬剤の吸収効果が促進されるメリットがある。
観が透明または半透明であることが必要である。外観が
透明性を有することによって、毛穴ひきしめパック料を
鼻等の肌に貼着するときに、位置決めし易く、肌の状態
をシートの上から確認でき、また従来のシート状パック
料のように表面に不透明な支持体を積層していないの
で、肌に貼着したときに、違和感がなく、肌への追従性
がよいとともに、シート表面から水分が気化し易く、気
化熱による冷却効果が高まり爽快感が高くなる。ここで
透明または半透明とは、毛穴ひきしめパック料を通し
て、10ポイントの活字を判読することができるものを
透明とし、ぼんやり認識できるものを半透明とし、認識
できないものを不透明とする基準によって判断する。
構造、製造方法、特徴などについて詳細に示す。本発明
で用いるゲル化粘剤としては、水との親和性が高く、増
粘しゲル状を呈する性質を有するものであり、その水溶
液や含水物が透明かほぼ透明であれば構わず、例えば網
目構造を有する合成高分子、従来から食品や化粧品で使
用された粘剤類であるカラギーナン、ヒアルロン酸およ
びその塩、デオキシリボ核酸およびその塩、カルボキシ
ビニルポリマーおよびその変性体、ポリアクリル酸およ
びその塩、ジェランガム、寒天、ゼラチン等が挙げられ
る。本発明の毛穴ひきしめパック料において、好適なゲ
ル化粘剤としては、水を含みうる網目構造を有する合成
高分子であり、これらは無色、または着色された透明な
いしは半透明であり、かつ優れた保形性を有するので好
適である。本発明のボディ用シート状パック化粧料の構
造は、単層であっても2層以上の複数の層を持っていて
も構わない。
下、ゲル体と呼ぶ)における水の割合は1〜99重量%
であるのが好ましい。ゲル体に占める水の割合が1%を
下回ると、ゲル体中に配合される薬効成分等の各種添加
剤等を容易に溶かすことができなくなるおそれがある。
逆に、ゲル体に占める水の割合が99重量%を超える
と、ゲル体の腰強度が弱くなったり、ゲル体中に封じ込
めた溶媒や薬効成分等の添加剤を安定に保つことが困難
となるおそれがある。ゲル体に占める水の割合は、上記
範囲の中でも特に5〜95重量%であるのがより好まし
く、10〜85重量%であるのが特に好ましい。
ほか、水と相分離を起こさないものであり、従来、化粧
品、医薬品、医薬部外品、衛生材料、雑貨等の分野で経
皮用途として使用されている溶媒であれば構わない。か
かる溶媒としては、例えばエチルアルコール等のモノア
ルコール類、1、3−ブチレングリコール等のグリコー
ル類、グリセリン等の多価アルコール類等が挙げられ、
これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることが
できる。
重量%以下であるのが好ましい。かかる割合が98重量
%を超えると、ゲル体中に配合される各種の添加剤等を
容易に溶解できなくなるおそれがある。さらに、ゲル体
の腰強度が弱くなったり、ゲル体中に封じ込めた溶媒や
薬効成分等の添加剤を安定に保つことが困難となるおそ
れがある。
剤である網目構造を有する合成高分子としては、水と親
和性があり、少なくとも60℃で1ヶ月保存した後にお
いてもゲル構造が保持され、従来、化粧品、医薬品、医
薬部外品、衛生材料、雑貨等の分野で経皮用途として使
用されているものであるほかは特に限定されず、種々の
合成高分子を用いることができる。
から、(a)1種または2種以上の重合性不飽和単量体
と架橋性不飽和単量体との共重合体、または(b)側鎖
にカルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド基、
アミノ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能
基を有する、1種または2種以上の重合性不飽和単量体
を重合して得られる親水性合成高分子と、多価金属イオ
ン化合物、多価カルボン酸、多価アルコール、多官能エ
ポキシド類およびジアルデヒド類からなる群より選ばれ
る少なくとも1種の架橋性因子とを反応して得られる架
橋構造体が好適に用いられる。
高分子としては、ポリ(メタ)アクリル酸やそのカルボ
キシル基の一部または全部を水酸化ナトリウム等のアル
カリで中和したもの等が挙げられる。側鎖にスルホン酸
基を有する親水性合成高分子としては、ポリt−ブチル
アクリルアミドスルホン酸やそのスルホン酸基の一部ま
たは全部を水酸化ナトリウム等のアルカリで中和したも
の等が挙げられる。側鎖に水酸基を有する親水性合成高
分子としては、酢酸ビニルモノマーを重合し、加水分解
して得られるポリビニルアルコール等が挙げられる。側
鎖にアミド基を有する親水性合成高分子としては、ポリ
(メタ)アクリルアミド、ポリN,N’−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリN−
ビニルアセトアミド等が挙げられる。側鎖にアミノ基を
有する親水性合成高分子としては、ポリアリルアミンや
そのアミノ基の一部または全部を塩酸等の酸で中和した
もの、ポリ塩化メタクリロイルトリメチルオキシエチル
アンモニウム等が挙げられる。
は、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド
基、アミノ基のほかに、これらを変成した官能基を有し
てもよい。例えば、皮膚への密着性の向上を目的として
親水性合成高分子中における水酸基やカルボキシル基の
40%程度をエステル化して親油化する処理を行なって
もよい。また、側鎖に長い飽和炭化水素部分がある場合
には、当該部分に親水性を付与することを目的として、
さらにカルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド
基、アミノ基等を導入したり、酸やアルカリ等の試薬で
処理してもよい。これらの処理は単量体の重合前に行っ
てもよいし、重合後に行ってもよい。
クリル酸(およびその塩); t−ブチルアクリルアミ
ドスルホン酸(およびその塩)、 N,N’−ジメチル
アクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタクリルア
ミド等の(メタ)アクリルアミドの誘導体;ビニルピロ
リドン等が、製造が容易であるなどの観点から好適に用
いられる。前記重合性不飽和単量体は単独で、または2
種以上を混合して用いられる。
N' −メチレンビスアクリルアミド、 N,N' −メチ
レンビスメタクリルアミド、 N,N' −エチレンビス
アクリルアミド、 N,N' −エチレンビスメタクリル
アミド、1,2−ジアクリルアミドエチレングリコール
等が挙げられる。
金属イオン化合物、多価カルボン酸、多価アルコール、
多官能エポキシド類およびジアルデヒド類が挙げられ
る。このうち多価金属イオン化合物としては、例えばア
ルミニウム化合物、カルシウム化合物、マグネシウム化
合物等が挙げられる。中でも、架橋効率の観点から、水
酸化アルミニウムおよびその塩、合成ケイ酸アルミニウ
ム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、マグネシウム
アルミニウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジヒドロキ
シアルミニウムアミノアセテート、マグネシウムアルミ
ニウムハイドロオキサイドカーボネートハイドレート、
水酸化アルミニウム炭酸ナトリウム共沈物等の3価のア
ルミニウムイオンを含む化合物が好適であり、さらには
非晶質構造であるものがより好適である。多価カルボン
酸としては、例えばコハク酸、フマル酸、フタル酸、ク
エン酸、リンゴ酸等が挙げられる。多価アルコールとし
ては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、グリセリン、ジエチレングリコー
ル、ジグリセリン等が挙げられる。多官能エポキシドと
しては、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチ
レングリコールジグリシジルエーテル、グリセロールポ
リグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソ
ルビタンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロ
パンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポ
リグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等が挙
げられる。また、ジアルデヒド類としては、例えばグリ
オキサール、テレフタルアルデヒド、グルタルアルデヒ
ド等が挙げられる。
当該ゲル体を構成する、合成高分子等のゲル化粘剤の配
合量は、ゲル体に対して1〜50重量%であるのが好ま
しい。合成高分子等のゲル化粘剤の配合量が1重量%を
下回ると、ゲル体の腰強度が弱くなり、ゲル体中に封じ
込めた溶媒、薬効成分等の添加剤を安定に保つことが困
難になるおそれがある。逆に、50重量%を超えると、
ゲル強度は強くなるものの、ゲル体の高分子構造が密に
なりすぎて、ゲル体中に保持できる溶媒や薬効成分等の
量が少なくなりすぎるおそれがある。合成高分子等のゲ
ル化粘剤の配合量は、上記範囲の中でも、3〜30重量
%であるのがより好ましく、5〜25重量%であるのが
特に好ましい。
前記(a)の共重合体を用いる場合、架橋性不飽和単量
体の配合量は、ゲル体に対して0.005〜0.5重量
%であるのが好ましい。配合量が0.005重量%を下
回ると十分な腰強度を有するゲル体が得られにくくな
り、ゲル体中に封じ込めた溶媒、薬効成分等の添加剤を
安定に保つことが困難になるおそれがある。逆に、配合
量が0.5重量%を超えると、得られるゲル体の脆さが
増大し、引張応力や圧縮応力によって切断や破壊が生じ
やすくなるおそれがある。
て、架橋性因子が多価金属イオン化合物である前記
(b)の架橋構造体を用いる場合、多価金属イオン化合
物の配合量は、ゲル体に対して0.1〜10重量%であ
るのが好ましい。架橋性因子が多価カルボン酸または多
価アルコールである場合において、多価カルボン酸また
は多価アルコールの配合量は、ゲル体に対して0.1〜
5重量%であるのが好ましい。また、架橋性因子が多官
能エポキシド類またはジアルデヒド類である場合におい
て、多官能エポキシド類またはジアルデヒド類の配合量
は、ゲル体に対して0.01〜3重量%であるのが好ま
しい。
合量が前記範囲を下回ると、得られる合成高分子ゲル体
の腰強度が弱くなり、ゲル体に封じ込めた溶媒や薬効成
分等の添加剤を安定に保つことが困難になるおそれがあ
る。逆に、配合量が前記範囲を超えると、ゲル体の脆さ
が増大し、引張応力や圧縮応力によって切断や破壊が生
じやすくなるおそれがある。
の一方の表面が粘着性を有しており、一方の表面が非粘
着性であり、両表面の粘着度合いが異なっていることが
好ましい。片面を非粘着性にする方法としては、開口率
が十分に大きいか、材質的に透明性を有する不織布、織
布の支持体をゲル体表面に積層する方法、またはゲル体
の表面を非粘着剤で処理する方法等が挙げられる。一方
の表面を非粘着性にすることによって、使用時に手に毛
穴ひきしめパック化粧料がくっついたりすることが防
ぎ、使い勝手を向上させることができる。ここで、粘着
性、非粘着性とは、両表面の粘着度合いが異なるものを
いい、粘着度合いとはJIS Z 0237−1991
「粘着テープ・粘着シート試験方法」記載の傾斜式ボー
ルタック装置(傾斜角20度)で測定したものである。
上記JISの規定によれば、ボールナンバーで示す粘着
度合いが32より大きい領域(すなわち、粘着度合いが
非常に大きい場合)については全て「ボールナンバー3
2」と表現されるため、かかる領域における粘着度合い
を適正に評価することができない。そこで、本発明にお
いては、粘着度合いが非常に大きい領域においても粘着
度合いを適正に評価するため、JIS B 1501−
1988に規定するボールの呼び(JIS Z0237
の付表1、第2欄)でいうところの「1」よりも呼び直
径が大きいボールを使用することにした。この場合のボ
ールナンバーは、ボールの呼び(同第2欄)が1以下の
ものを用いた場合と同様に、上記呼びの数の32倍とし
た。ボールナンバーが32を超える場合においても粘着
度合いの測定は上記の方法と同様にして行った。なお、
粘着面のボールナンバーが2である場合、非粘着面につ
いてのボールタック試験の結果が2より小さくなり、上
記のJISの規定では測定値が得られない。そこで本発
明においては、上記のJISの規定にて、非粘着面の粘
着度合いの測定値がでないほど小さい場合を「粘着面と
非粘着面のボールナンバーの差が1以上である」とし
た。本発明では、粘着度合いとして、例えば両面のボー
ルナンバーの差が1以上であり、粘着面のボールナンバ
ーが2〜50の範囲である。
は、織布または不織布を通して、10ポイントの活字を
判読することができる程度に広い開口率をもつ(透明性
が維持された)ものをいう。これらの方法の中でも、得
られた毛穴ひきしめパック化粧料が肌の貼着部位の形状
への追従性に優れる非粘着剤処理の方法が好ましく、こ
の非粘着剤処理方法としては、例えば、合成高分子ゲル
体等のゲル化粘剤と反応しゲル体の架橋密度を上げる架
橋性因子を含むものであって、その処理を施した表面
(以下、非粘着面という)の粘着性を、処理を施してい
ない他方の表面(以下、粘着面という)に比べて低下さ
せることができるもの(以下、非粘着処理剤という)を
塗布する方法が挙げられる。非粘着処理剤は、かかる非
粘着処理剤が有する架橋性因子が上記ゲル体と反応しゲ
ル体の架橋密度を上げることに特徴を有するため、上記
ゲル体中には、非粘着処理剤が有する架橋性因子と架橋
反応を起こし得る合成高分子等のゲル体を必要とする。
かかる合成高分子等のゲル化粘剤は、それ自体がゲル体
を構成する網目構造を有する合成高分子等のゲル化粘剤
であってもよいし、ゲル体を構成する網目構造を有する
合成高分子等のゲル化粘剤とは別に、ゲル体中にその溶
媒と共にゲル体に包含された未架橋の合成高分子等のゲ
ル化粘剤であっても構わない。以下、網目構造を有する
合成高分子の非粘着処理について述べる。
としては、製造が容易であるとの観点から、(c)非粘
着処理剤として、多価カチオン、多価カルボン酸、多価
アルコール、多官能エポキシド類およびジアルデヒド類
からなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋性因子を
有するものからなり、かつ、(d)ゲル体を構成する網
目構造を有する合成高分子が、カルボキシル基、スルホ
ン酸基、水酸基、アミド基、アミノ基からなる群より選
ばれる少なくとも1種の官能基を有する、1種または2
種以上の重合性不飽和単量体を重合して得られる親水性
合成高分子(すなわち、上記(c)の架橋性因子と架橋
反応を起こし得る合成高分子)からなるもの組み合わせ
が好適である。
ルホン酸基、水酸基、アミド基、アミノ基からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の官能基を有する、1種また
は2種以上の重合性不飽和単量体を重合して得られる親
水性合成高分子が、網目構造を有する方法としては、例
えば、かかる親水性合成高分子を製造する際に、(e)
上記重合性不飽和単量体のほか架橋性不飽和単量体と伴
わせて共重合によって製造する方法や、(f)上記重合
性不飽和単量体を重合した後、多価金属イオン化合物、
多価カルボン酸、多価アルコール、多官能エポキシド類
およびジアルデヒド類からなる群より選ばれる少なくと
も1種の架橋性因子と反応させて架橋構造を製造する方
法等が挙げられる。
カルボキシル基を有する親水性合成高分子としては、ポ
リ(メタ)アクリル酸やそのカルボキシル基の一部また
は全部を水酸化ナトリウム等のアルカリで中和したもの
等が挙げられる。側鎖にスルホン酸基を有する親水性合
成高分子としては、ポリt−ブチルアクリルアミドスル
ホン酸やそのスルホン酸基の一部または全部を水酸化ナ
トリウム等のアルカリで中和したもの等が挙げられる。
側鎖に水酸基を有する親水性合成高分子としては、酢酸
ビニルモノマーを重合し、加水分解して得られるポリビ
ニルアルコール等が挙げられる。側鎖にアミド基を有す
る親水性合成高分子としては、ポリ(メタ)アクリルア
ミド、ポリN,N’−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、ポリビニルピロリドン、ポリN−ビニルアセトアミ
ド等が挙げられる。側鎖にアミノ基を有する親水性合成
高分子としては、ポリアリルアミンやそのアミノ基の一
部または全部を塩酸等の酸で中和したもの、ポリ塩化メ
タクリロイルトリメチルオキシエチルアンモニウム等が
挙げられる。
を構成する単量体は、カルボキシル基、スルホン酸基、
水酸基、アミド基、アミノ基のほかに、これらを変成し
た官能基を有してもよい。例えば、皮膚への密着性の向
上を目的として親水性合成高分子中における水酸基やカ
ルボキシル基の40%程度をエステル化して親油化する
処理を行なってもよい。また、側鎖に長い飽和炭化水素
部分がある場合には、当該部分に親水性を付与すること
を目的として、さらにカルボキシル基、スルホン酸基、
水酸基、アミド基、アミノ基等を導入したり、酸やアル
カリ等の試薬で処理してもよい。これらの処理は単量体
の重合前に行ってもよいし、重合後に行ってもよい。
重合性不飽和単量体としては、(メタ)アクリル酸(お
よびその塩); t−ブチルアクリルアミドスルホン酸
(およびその塩)、 N,N’−ジメチルアクリルアミ
ド、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミドの誘導体;ビニルピロリドン等が、
製造が容易であるなどの観点から好適に用いられる。前
記重合性不飽和単量体は単独で、または2種以上を混合
して用いられる。
しては、前述のように、例えばN,N' −メチレンビス
アクリルアミド、 N,N' −メチレンビスメタクリル
アミド、 N,N' −エチレンビスアクリルアミド、
N,N' −エチレンビスメタクリルアミド、1,2−ジ
アクリルアミドエチレングリコール等が挙げられる。
は、前述のように、多価金属イオン化合物、多価カルボ
ン酸、多価アルコール、多官能エポキシド類およびジア
ルデヒド類が挙げられる。
合物としては、例えばアルミニウム化合物、カルシウム
化合物、マグネシウム化合物等が挙げられる。中でも、
架橋効率の観点から、水酸化アルミニウムおよびその
塩、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マ
グネシウム、マグネシウムアルミニウム酸化物、アルミ
ニウム酸化物、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテ
ート、マグネシウムアルミニウムハイドロオキサイドカ
ーボネートハイドレート、水酸化アルミニウム炭酸ナト
リウム共沈物等の3価のアルミニウムイオンを含む化合
物が好適であり、さらには非晶質構造であるものがより
好適である。多価カルボン酸としては、例えばコハク
酸、フマル酸、フタル酸、クエン酸、リンゴ酸等が挙げ
られる。多価アルコールとしては、例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリ
セリン、ジエチレングリコール、ジグリセリン等が挙げ
られる。多官能エポキシドとしては、例えばエチレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ポリテトラメチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトール
ポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、レ
ゾルシンジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコー
ルジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジ
グリシジルエーテル等が挙げられる。また、ジアルデヒ
ド類としては、例えばグリオキサール、テレフタルアル
デヒド、グルタルアルデヒド等が挙げられる。
共重合によって製造する場合、架橋性不飽和単量体の配
合量は、ゲル体に対して0.005〜0.5重量%であ
るのが好ましい。配合量が0.005重量%を下回ると
十分な腰強度を有するゲル体が得られにくくなり、ゲル
体中に封じ込めた溶媒、薬効成分等の添加剤を安定に保
つことが困難になるおそれがある。逆に、配合量が0.
5重量%を超えると、得られるゲル体の脆さが増大し、
引張応力や圧縮応力によって切断や破壊が生じやすくな
るおそれがある。
性因子が多価金属イオン化合物である前記(f)の架橋
構造を製造する場合、多価金属イオン化合物の配合量
は、ゲル体に対して0.1〜10重量%であるのが好ま
しい。架橋性因子が多価カルボン酸または多価アルコー
ルである場合において、多価カルボン酸または多価アル
コールの配合量は、ゲル体に対して0.1〜5重量%で
あるのが好ましい。また、架橋性因子が多官能エポキシ
ド類またはジアルデヒド類である場合において、多官能
エポキシド類またはジアルデヒド類の配合量は、ゲル体
に対して0.01〜3重量%であるのが好ましい。
合量が前記範囲を下回ると、得られる合成高分子ゲル体
の腰強度が弱くなり、ゲル体に封じ込めた溶媒や薬効成
分等の添加剤を安定に保つことが困難になるおそれがあ
る。逆に、配合量が前記範囲を超えると、ゲル体の脆さ
が増大し、引張応力や圧縮応力によって切断や破壊が生
じやすくなるおそれがある。
ては、後述の多価カチオンのほか、多価カルボン酸、多
価アルコール、多官能エポキシド類およびジアルデヒド
類が挙げられる。多価カルボン酸としては、例えばコハ
ク酸、フマル酸、フタル酸、クエン酸、リンゴ酸等が挙
げられる。多価アルコールとしては、例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グ
リセリン、ジエチレングリコール、ジグリセリン等が挙
げられる。多官能エポキシドとしては、例えばエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ポリテトラメチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、
ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトー
ルポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジル
エーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエー
テル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、
レゾルシンジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル等が挙げられる。また、ジアルデ
ヒド類としては、例えばグリオキサール、テレフタルア
ルデヒド、グルタルアルデヒド等が挙げられる。
高分子ゲル体の一方の表面に施す非粘着処理のための、
上記(d)記載の親水性合成高分子と上記(c)記載の
架橋性因子の好適な組み合わせは、製造がさらに容易で
あるとの観点から、かかる親水性合成高分子として、少
なくともアニオン性官能基を有する重合性不飽和単量体
を重合して得られる親水性合成高分子からなり、かつ、
かかる架橋性因子として、少なくとも多価カチオンを有
するものの組み合わせがよい。
ンと化学結合を有する能力のある官能基全般であり、製
造が容易であるとの観点から、−COOH、−COOX
(X;対イオン)で示されるカルボキシル基が好まし
い。
チオン全般であり、架橋反応効率の観点から、例えばA
l3+、Fe3+、Ti3+、In3+、Zr4+、Ta5+等の三
価以上のイオンが好適である。
ニウムのように水中で可溶性な塩となるものであって
も、例えば合成ケイ酸アルミニウムのように水中で難溶
性な塩となるものであってもかまわない。これらの塩の
可溶性/難溶性の選択は、その製造方法に最も適したも
のを選ぶ。すなわち、かかる非粘着処理を即効で行うこ
とを目的とした場合は、その時選択した非粘着処理剤あ
るいはゲル体に包含された溶媒に可溶性な塩の形態で選
べばよく、逆に、かかる非粘着処理を例えば1時間以上
かけて行うことを目的とした場合は、その時選択した非
粘着処理剤あるいはゲル体に包含された溶媒に難溶性な
塩の形態を選べばよい。
ゲル体の一方の表面に処理を施す非粘着処理剤は、上記
架橋性因子を含むほか溶媒を含んでもよく、かかる溶媒
としては例えば水やエチルアルコール等のモノアルコー
ル類、1,3−ブチレングリコール等のグリコール類、
グリセリン等の多価アルコール類等が挙げられる。前述
のように、かかる溶媒に上記架橋性因子が溶解していて
も、スラリーのように溶解しなくてもよい。さらに、非
粘着処理剤には必要に応じて各種添加剤を含んでも構わ
ない。
量は、ゲル体表面平方センチメートルあたり、架橋性因
子の架橋当量で、1×10-10当量/cm2〜1×10-2
当量/cm2であるのが好ましい。処理量が1×10-10
当量/cm2より小さくなると、非粘着面と粘着面との
粘着の差が顕著に現れず、使用時に取り扱いが悪くな
る。また、処理量が1×10-2当量/cm2より大きく
なると、もはや非粘着面の非粘着処理は十分に施され、
それ以上有効に作用することはない。なお、ここでいう
架橋性因子の架橋当量とは、架橋性因子の架橋点の量を
モル数で表わしたものをいう。
ゲル体の一方の表面に非粘着処理剤を施す場合、かかる
表面に対しては、一面に均一な処理量で処理を施しても
構わないし、また、部分的に処理量が不均一になっても
かまわない。したがって、上記好ましい処理量の範囲内
で、かかる表面を不均一に処理を施しても構わない。
その使用状況に応じて適宜設定すればよく、全体に均で
あっても、部分的に厚さが異なっていてもよいが、皮膚
に貼り付けたときの違和感や強度を考慮すると、0.1
〜3mmの範囲であるのが好ましい。シート全体の厚み
が0.1mmを下回ると毛穴ひきしめパック料の強度が
弱くなるおそれがある。一方、3mmを超えると、シー
トの自重が大きくなりすぎて、皮膚に貼り付けたときに
違和感が生じるおそれがある。
は、毛穴ひきしめパック料の透明性を損なわせることな
く、毛穴ひきしめパック料の引裂強度と取扱い性とを向
上させることを目的として、ゲル体内部に開口率が十分
に大きい織布または不織布を厚み方向に内在させること
ができる。
は、織布または不織布を通して、10ポイントの活字を
判読することができる程度に広い開口率をもつ(透明性
が維持された)ものをいう。
の各種成分以外に各種の添加剤を不透明化しない範囲内
で適宜配合することが可能である。例えば美容、美顔お
よび皮膚の治療等を目的とする薬効成分のほか、保湿
剤、増粘剤、香料、着色料、安定剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、粘着付与剤、pH調整剤、キレート剤、界面
活性剤、防腐剤、抗菌剤等の添加剤が挙げられる。
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン、ジグリセリン、ソルビトール、マルビトール、トレ
ハロース、ラフィノース、キシリトール、マンニトー
ル、ヒアルロン酸およびその塩、ポリエチレングリコー
ル、ポリグリセリン等のグリコール類、多価アルコール
類および多糖類等が挙げられる。これらは単独でまたは
2種以上を混合して用いることが好ましい。
た毛穴ひきしめパック料の製造方法の例を示す。毛穴ひ
きしめパック料は当該ゲル体を構成する網目構造を有す
る合成高分子が、(g)1種または2種以上の重合性不
飽和単量体と架橋性不飽和単量体との共重合体、または
(h)側鎖にカルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、
アミド基、アミノ基からなる群より選ばれる少なくとも
1種の官能基を有する、1種または2種以上の重合性不
飽和単量体を重合して得られる親水性合成高分子と、多
価金属イオン化合物、多価カルボン酸、多価アルコー
ル、多官能エポキシド類およびジアルデヒド類からなる
群より選ばれる少なくとも1種の架橋性因子とを反応し
て得られる架橋構造体であることが好ましい。
不飽和単量体との共重合体を、網目構造を有する合成高
分子として用いた場合のゲル体の製造方法としては、例
えばゲル体を構成する溶媒に重合性不飽和単量体、架橋
性不飽和単量体および重合開始剤を加えて重合を行う方
法が挙げれる。重合には加熱または光照射を施すか、あ
るいは重合開始剤の添加によって重合が始まる系を選択
してもよい。
橋性因子とを反応させてできる架橋構造体を、網目構造
を有する合成高分子として用いた場合のゲル体の製造方
法としては、例えばあらかじめ前述の方法と同様にして
重合した親水性合成高分子を溶解し、この溶液に架橋性
因子を添加して架橋反応を行う方法が挙げられる。架橋
反応は加熱によって開始してもよく、反応開始剤の添加
によって開始してもよい。また、架橋性因子の添加によ
り直ちに架橋反応が始まる系を選択してもよい。
体を得る場合において、前述の単量体および溶媒等を配
合した溶液を用いて熱重合する場合には、アゾビスシア
ノ吉草酸やアゾビスアミノプロパン二塩酸塩等のアゾ系
重合開始剤、あるいは硫酸第一鉄、亜二チオン酸塩、ピ
ロ亜硫酸塩等の還元剤と過酸化水素、t−ブチルハイド
ロパーオキサイド、ペルオキソ二硫酸塩等の過酸化物と
からなるレドックス系重合開始剤を添加して重合するこ
とができる。これらのアゾ系重合開始剤およびレドック
ス系重合開始剤は、必要に応じて単独または混合して使
用してもよい。なお、レドックス系重合開始剤を用いる
場合には、加熱をせずに添加するだけで重合が始まる系
としてもよい。また、光重合する場合は、アセトフェノ
ン系、ベンゾインエーテル系、リン系、ベンゾフェノン
系、チオキサントン系、アゾ系等の光ラジカル重合開始
剤、ジアゾニウム塩、ジアリルヨードニウム塩、トリア
リールスルホニウム塩等の光カチオン重合開始剤等を添
加して重合することができる。
るゲル体の硬化が終了する前のゲル形成用配合物に対し
て、例えば押出機やドクターブレード等を用いて展延し
たり、所定の厚みをもった容器、例えばブリスター容器
に充填したりすることで行われる。
方法では、かかる容器の形状を使用時の毛穴ひきしめパ
ック料の形状に合わせて形成しておけば、インライン製
造プロセスが容易となり、製造工程上好ましいものとな
る。さらに、長い帯状のゲル体を形成させこれから目的
とする使用時の形状に打抜く方法に比べて、廃棄するゲ
ルの発生量が抑えられること、またゲル体と打抜き刃の
接触がないことから衛生的であること等の観点からも好
適である。
非粘着処理剤を用いて処理する方法としては、(i)ゲ
ル体の硬化が終了した後に、その表面に非粘着処理剤を
用いて処理しても構わないし、(j)ゲル体の硬化が終
了する前に、その表面に非粘着処理剤を用いて処理して
も構わない。なお、本発明における「ゲル体の硬化が終
了」とは、ゲル化前の配合物がゲル化反応を起こして保
形性を有する状態になったことをいう。
化が終了したゲル体の一方の表面に、例えばコーター、
印刷機、ハケ等を用いた塗工やスプレー等を用いた噴霧
等の方法で、非粘着処理剤を施す方法が好適である。
は、前述の方法で厚み調整を行った硬化終了前のゲル形
成用配合物の一方の表面に、例えばコーター、印刷機、
ハケ等を用いた塗工やスプレー等を用いた噴霧等の方法
で、非粘着処理剤を施す方法が好適である。
て、硬化終了前のゲル形成用配合物の一方の表面に非粘
着処理剤を用いて処理する時のゲル形成用配合物は、あ
る程度以上粘度を有することが望ましい。かかる粘度と
しては、1,000センチポイズ以上が好ましい。すな
わち、非粘着処理剤を用いて処理する時のゲル形成用配
合物の粘度が1,000センチポイズより小さいと、か
かるゲル形成用配合物と非粘着処理剤が混ざり合って、
処理を施していない他方の面まで非粘着処理剤による効
果が作用し、その結果、製造される毛穴ひきしめパック
料の両表面の粘着度合いに差が生じなくなるおそれがあ
る。
て、硬化終了前のゲル形成用配合物の厚み調整を行う際
に、かかるゲル形成用配合物に非粘着処理剤を施すこと
によって、製造される毛穴ひきしめパック料の両表面の
粘着度合いに差を生じさせることもできる。すなわち、
硬化終了前のゲル形成用配合物の厚み調整を行う際に、
非粘着処理剤を介在させることが可能なシート(以下、
介在シートという)に、非粘着処理剤を一面に介在さ
せ、かかる介在シートを硬化終了前のゲル形成用配合物
の上に乗せた上で、ドクターブレードやスキージー等を
用いて硬化終了前のゲル形成用配合物の厚み調整を行
う。その結果、介在シートが保持していた非粘着処理剤
をかかるゲル形成用配合物に転写することができ、これ
をゲル体の硬化の終了まで静置することで、目的とする
両表面の粘着度合いが異なった毛穴ひきしめパック料を
得ることができる。
前のゲル形成用配合物の粘度は、10,000〜2,0
00,000センチポイズであることが好ましい。すな
わち、10,000センチポイズより小さいと、かかる
ゲル形成用配合物と非粘着処理剤が混ざり合って、処理
を施していない他方の面まで非粘着処理剤による効果が
作用し、その結果、製造される毛穴ひきしめパック料の
両表面の粘着度合いに差が生じなくなるおそれがある。
また、2,000,000センチポイズより大きいと、
かかるゲル形成用配合物の厚み調整自身が困難となる。
一面に介在させることができるものであればどんなもの
でもよく、例えば、プラスチックシート、スポンジシー
ト、紙、織布、不織布等が挙げられる。介在シートは、
使用時までには、毛穴ひきしめパック料から剥がすた
め、剥離が容易なプラスチックシート等が好ましい。
せやすくするために、非粘着処理剤の中に増粘剤を加え
ることも可能である。
の間、少なくとも粘着面側にポリエチレンやポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフ
ィルムをそのままの状態で、またはそのプラスチックフ
ィルムの表面にシリコーン樹脂等の離型剤を塗布もしく
は焼付けした状態で離型紙として貼り付けておくのが、
衛生上好ましい。また、毛穴ひきしめパック料の乾燥を
防いだり、衛生上の配慮から、さらに非粘着面側にも上
記離型紙を貼り付けるのが好ましい。
性が乏しいため皮膚表面の動きに十分追従することがで
きないことから、使用時には剥がす必要がある。非粘着
面に離型紙を貼り付けたままで使用すると、使用中に離
型紙が毛穴ひきしめパック料から剥がれてしまい扱いに
くくなる。上記離型紙は、毛穴ひきしめパック料のゲル
製造プロセスの際に下敷きや表面材として用いてもよい
し、毛穴ひきしめパック料の製造が終了した後で貼り付
けてもよい。
ては、鼻を中心とする顔面に適用する際に適した形状で
あれば特に制限はないが、例えば図1に示す、鼻の形、
三角形、台形など鼻に適合する形に裁断または成型され
たものであることが好ましい。また、頬や額やあご等に
適用するため、さらに正方形、長方形、楕円形、円形、
ハート形、半円形、半楕円形あるいはこれら組み合わせ
たもの等が挙げられる。また、位置決めがしやすいよう
に、センターラインに凹凸部、印刷、スリット、切れ込
み等で目印を設けたりすることも好ましく、さらに鼻の
形状でシートが浮いてしまうことがないように、小鼻部
や中心部にスリットを設けることも可能であり、さらに
鼻の頭を覆うように下端部中央に凸部を形成することも
可能である。
日常、毛穴が開いたと感じられる時に使用することが可
能であるが、好ましくは角栓除去型のパック料(シート
またはピールオフタイプ)を使用した後に使用すること
が好ましい。この際、肌に残った角栓除去型のパック料
を一度洗い落としてから使用することが好ましい。
さらに詳細に説明する。実施例および比較例で用いた評
価方法は以下の通りである。
し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、表1
に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計
点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評
価項目に対する有用性が高いことを示す。(満点:50
点)
た。毛穴ひきしめパック料をつくる単一の合成高分子ゲ
ル体のゲル形成用配合物と非粘着処理剤の組成を表2に
示す。ハマメリスエキスとしては、ハマメリスの葉を
1,3−ブチレングリコールで抽出した蒸発乾燥残分3
重量%のものを用い、また海藻エキスとしては、カッソ
ウの抽出乾燥粉末を用いた。
因子(合成ケイ酸アルミニウム)を除く成分を混合し、
50℃で約30分間混練して均一にした後、上記架橋性
因子を加えて、さらに60℃で約10分間混練して均一
にした。こうして得られたゲル形成用配合物を、厚さ1
00μmのポリプロピレンシート上に、ドクターブレー
ドを用いて厚さ0.8mmに均一に展延し、上からロー
ラーを用いて、開口率が前記条件を満たす15デニール
のナイロン製チュールの織布を上記配合物中に浸漬させ
た。これを室温で約2時間放置することによってゲル体
の硬化を終了させて、透明な合成高分子ゲル体を形成し
た。
橋性因子(カリウムミョウバン十二水和物)を溶媒(精
製水)に溶解した非粘着処理剤をハケを用いて均一に、
3mg/cm2(すなわち架橋当量で、4×10-8当量
/ cm2)で塗って処理した。さらに、この非粘着処理
剤で処理した透明なゲル体表面に、厚さ50μmのポリ
プロピレンシートを乗せて、図1に示す、鼻の形状でか
つ2本の線状の中心部スリット(1)と、2本の線状の
両側面部スリット(2)を入れた形状に打ち抜き、目的
とする最終製品を得た。使用時には上記ポリプロピレン
シートを剥離して使用する。
で、実施例1と同じ形状にカットした不織布を表3の美
溶液中に含浸させた後、包装して含浸型製剤を作製し
た。
添加し均一に溶解する。
液タイプ)。
示す。尚、各評価は就寝前(入浴後)に、市販の角栓除
去シート状パック料を使用し、角栓を除去し、毛穴が広
がった状態を目視確認してから、試験品を下記の目安時
間で使用してもらい、結果をアンケートにて回答しても
らう形式にて行った。また、試験部位は鼻で実施した。
貼着等の時間としては、実施例1は20分間、比較例1
は10分間、比較例2は塗りっぱなしで行った。(比較
例1は時間と共に剥がれてしまうので、10分間の試験
時間が限度であった。)
と比べて、各評価結果共に優れていることが判った。比
較例1はシート状の含浸タイプの製品であるが、毛穴を
十分には塞ぐことが出来なかった。比較例2は美容液タ
イプの製品にひきしめ成分を配合したものであるが、効
果は低かった。また、実施例1は適用時間の後半では、
シートの乾燥と共にシート全体が収縮する結果、より効
果的に毛穴を塞ぐことが判った。これに対して含浸タイ
プはシートが収縮しないため、その効果は認められなか
った。また、本発明の実施例のものは外観が透明であ
り、使い勝手等を含め好評であった。
半透明のシート状パック料に、毛穴ひきしめ成分を配合
することで、各成分の効果を高め、効果的に毛穴を引き
締め、冷却効果と使い勝手に優れることを特徴とする毛
穴ひきしめパック料を提供することは明らかである。
状を示す平面図である。
6)
Claims (7)
- 【請求項1】 ゲル化粘剤と、毛穴ひきしめ成分を含有
し、外観が透明または半透明のシート状であることを特
徴とする毛穴ひきしめパック料。 - 【請求項2】 シートの一方の表面が粘着性を有してお
り、一方の表面が非粘着性である、両表面の粘着度合い
が異なることを特徴とする請求項1に記載の毛穴ひきし
めパック料。 - 【請求項3】 シートの内部に、開口率が十分に大きい
織布または不織布を厚み方向に内在させてあることを特
徴とする請求項1または2に記載の毛穴ひきしめパック
料。 - 【請求項4】 シートが、溶媒として少なくとも水を含
み網目構造を有する合成高分子ゲル体であり、かかる合
成高分子ゲル体の一方の表面に非粘着処理剤を施すこと
により、シートの一方の表面は粘着面とし、他方の表面
は非粘着面とすることを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1項に記載の毛穴ひきしめパック料。 - 【請求項5】 シートに清涼剤が含まれていることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに1項に記載の毛穴ひ
きしめパック料。 - 【請求項6】 シートが鼻に適合する形に裁断または成
型されたものであることを特徴とする請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の毛穴ひきしめパック料。 - 【請求項7】 角栓除去パック料を使用した後に、請求
項1〜6のいずれか1項に記載の毛穴ひきしめパック料
を使用することを特徴とする毛穴ひきとめパック料の使
用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19156399A JP3991080B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 毛穴ひきしめパック料および使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19156399A JP3991080B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 毛穴ひきしめパック料および使用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001019616A true JP2001019616A (ja) | 2001-01-23 |
JP3991080B2 JP3991080B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
ID=16276762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19156399A Expired - Lifetime JP3991080B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 毛穴ひきしめパック料および使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3991080B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001087244A1 (fr) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Paquets de lingettes |
JP2002255798A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Kaihatsu Komonshitsu:Kk | ケミカルピーリング用シート |
JP2002370927A (ja) * | 2001-06-19 | 2002-12-24 | Kao Corp | 化粧料 |
WO2006056246A1 (en) * | 2004-11-23 | 2006-06-01 | Unilever Plc | Hydroalcoholic cosmetic compositions based on ethyl alcohol containing menthol |
JP2008201707A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Nitto Denko Corp | 化粧用シート |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP19156399A patent/JP3991080B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001087244A1 (fr) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Paquets de lingettes |
JP2002255798A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Kaihatsu Komonshitsu:Kk | ケミカルピーリング用シート |
JP2002370927A (ja) * | 2001-06-19 | 2002-12-24 | Kao Corp | 化粧料 |
WO2006056246A1 (en) * | 2004-11-23 | 2006-06-01 | Unilever Plc | Hydroalcoholic cosmetic compositions based on ethyl alcohol containing menthol |
JP2008201707A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Nitto Denko Corp | 化粧用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3991080B2 (ja) | 2007-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2273471C2 (ru) | Гели, образованные при взаимодействии поливинилпирролидона с производными хитозана | |
KR100847971B1 (ko) | 상처치료용 키토산 하이드로겔 패치 | |
JP2008150396A (ja) | 化粧品および医薬品を送達するための装置 | |
KR20120014172A (ko) | 수용성 감압 접착제 | |
WO2002032405A1 (fr) | Technique de production de feuille de gel pour application a un corps vivant, feuille de gel pour application a un corps vivant obtenue par cette technique de production, et procede de soins de la peau a l'aide de cette feuille de gel | |
FI78618C (fi) | Medel foer behandling av saor. | |
JPH06192056A (ja) | 除毛材 | |
JP2000212074A (ja) | 多層ゲル構造生体用粘着シ―ト、これを用いた化粧品および医薬部外品 | |
JP2001019616A (ja) | 毛穴ひきしめパック料および使用方法 | |
JP3913926B2 (ja) | 生体用粘着ゲルシートとその製造方法、それを用いた化粧品および医薬部外品 | |
US5985299A (en) | Pore cleaning product | |
JP3907872B2 (ja) | ボディ用シート状パック化粧料 | |
JP3460969B2 (ja) | 生体用粘着ゲルシート | |
WO1998006375A1 (fr) | Compositions collantes et humide, timbres a emplatre comprenant celles-ci et procedes d'utilisation associes | |
JP3874966B2 (ja) | シート状美白パック化粧料 | |
JP2002145763A (ja) | 貼付剤 | |
JP2003225298A (ja) | 絆創膏 | |
JP6750968B2 (ja) | 含水ゲル組成物 | |
JP2001335427A (ja) | シート状化粧料および化粧方法 | |
JP2001335428A (ja) | アイパック化粧料 | |
JP2002003360A (ja) | 指先用シート状化粧料 | |
JP2002029913A (ja) | シート状化粧料 | |
JP4818575B2 (ja) | 外用貼付剤及び放射線照射外用貼付剤の変色防止方法 | |
JP2000319160A (ja) | シート状美白用パック化粧料 | |
US20020051796A1 (en) | Solution of a polymer of the polyacrylic and/or polyvinylic type associated with a filler and a keratolytic agent, and a cosmetic device for cleaning and care of the skin |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20041214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041215 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050316 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061017 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070515 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070612 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3991080 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |