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JP2001016283A - ディジタル無線装置 - Google Patents

ディジタル無線装置

Info

Publication number
JP2001016283A
JP2001016283A JP11188119A JP18811999A JP2001016283A JP 2001016283 A JP2001016283 A JP 2001016283A JP 11188119 A JP11188119 A JP 11188119A JP 18811999 A JP18811999 A JP 18811999A JP 2001016283 A JP2001016283 A JP 2001016283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
error
quadrature
orthogonal
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11188119A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Shinozaki
吾朗 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP11188119A priority Critical patent/JP2001016283A/ja
Publication of JP2001016283A publication Critical patent/JP2001016283A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ直交変調器28の直交誤差によっ
て、PA(電力増幅器)36の歪を補償するための特性
が劣化するのを防止すること。 【解決手段】 歪補償部22でベースバンド変調信号I
1、Q1に歪補償係数を掛けて歪補償された信号I2、
Q2を作成し、アナログ直交変調器28で変調し、PA
36で増幅して送信し、送信信号の一部をフィードバッ
クし、復調信号からPA36で生じた歪成分を検出して
歪補償係数を求め、隣接チャネル漏洩電力を抑圧するよ
うにしたディジタル無線装置において、テスト時と送信
時を切り替える第1、第2切替手段64i、64q、7
8a、78bを設け、円データ発生部66の円データが
アナログ直交変調器28の直交誤差で楕円データになっ
たときの楕円偏平度を算出して直交誤差量を検出し、こ
の直交誤差量に基づき信号I2、Q2に対して直交誤差
を打ち消すための補償を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信デ−タにディ
ジタル直交変調処理及びルートナイキスト処理をしてベ
ースバンド変調信号を作成し、このベースバンド変調信
号をD/A(ディジタル/アナログ)変換部(サンプリ
ング周波数Ftxsp)でアナログ信号に変換し電力増幅器
で増幅して送信信号を作成し、この送信信号の一部をフ
ィードバックして復調し、復調信号から電力増幅器で生
じた歪成分を検出し、この検出信号から歪成分を打ち消
すための歪補償係数を算出し、この歪補償係数をベース
バンド変調信号に乗算して送信信号の隣接チャネル漏洩
電力を抑圧するディジタル無線装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル移動無線通信分野で
は、隣接チャネルの周波数間隔を小さくしてチャネル容
量を増加させるために、送信信号の狭帯域化が進められ
ている。このような周波数利用効率の向上を実現するた
めに、変調スペクトラム帯域幅の小さな変調方式が望ま
れ、PSK(Phase Shift Keying)方式、QAM(Quad
r-ature Amplitude Modulation)方式等の線形変調方式
が採用されるようになってきた。この線形変調方式を無
線通信に適用する場合、送信部の電力増幅器の振幅特性
及び位相特性の直線性が求められ、隣接チャネル漏洩電
力を抑圧することが重要である。一方、電力増幅器を使
用する際に重要な点は、電力効率の点でできるだけ高い
動作点(飽和点に近い領域)で動作させることであり、
非線形歪みによる隣接チャネル漏洩電力の増加が考えら
れる。また、線形性に劣る電力増幅器を用いて電力効率
の向上を図る場合(例えば、小型の無線装置で電力効率
の向上を図る場合)には、非線形歪みによる隣接チャネ
ル漏洩電力がますます増加してしまう。従って、電力増
幅器の非線形特性によって発生する歪みを補正する技術
が必須になってくる。すなわち、電力増幅器の入力電力
振幅対出力電力振幅特性、入力電力振幅対位相回転量
(又は群遅延量)特性の歪みにより発生する送信信号の
歪みを補正する技術が必須になってくる。この歪補償技
術として、アナログ方式ではカルテシアン、フィードフ
ォワード等、多数の歪補償方式が提案されているが、こ
れらのアナログ方式は回路規模が大きくなって小型化、
省電力化を図ることができないという問題点があり、帰
還ゲインを非常に大きくしなければならないため回路の
安定を図るための位相調整が難しいという問題があっ
た。
【0003】最近では、ディジタル信号処理プロセッサ
(以下、単にDSPという。)の進歩によりディジタル
信号処理技術で歪み補正する方式が可能となり、ディジ
タル信号処理による様々な非線形歪み補正方式が提案さ
れている。なかでも、送信信号の一部をフィードバック
してこれを復調してDSPに取り込み、この復調信号か
ら電力増幅器の歪み量を検出し、ディジタル適応フィル
タ技術であるLMS(Least Mean Square)アルゴリズ
ムを用いた歪補償を行う研究、開発が盛んである。この
ようなLMSアルゴリズムを用いた歪補償方式による従
来の回路は図7に示すように構成されていた。
【0004】図7に示した従来回路はDSP10と送信
側RF(Radio Frequency)部12を具備し、DSP1
0内にπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift
Keying)マッピング部(以下、単にπ/4-QPSK
マッピング部という)14、ルートナイキストフィルタ
16、電力計算部18、歪補償係数算出部20及び歪補
償部22を設け、送信側RF部12内にD/A変換部2
4、26、アナログ直交変調部28、周波数変換部3
0、32、局部発振器34、電力増幅器(以下、PAと
いう)36、方向性結合器38、アナログ直交復調部4
0、LPF(ローパスフィルタ)42、44及びA/D
(アナログ/ディジタル)変換部46、48を設けてい
る。そして、送信デ−タがDSP10に取り込まれる
と、π/4-QPSKマッピング部14及びルートナイ
キストフィルタ16によってベースバンド変調信号I
1、Q1が発生し、歪補償部22による複素積和演算処
理で歪み補正されて送信側RF部12に出力する。送信
側RF部12では、歪補償部22で歪補償されたベース
バンド変調信号I2、Q2が、D/A変換部24、26
でアナログ信号に変換され、アナログ直交変調部28で
直交変調され、周波数変換部30で無線周波数にアップ
コンバージョンされ、PA36で所定電力に増幅されて
送信信号となり、方向性結合器38を経由した後にアン
テナ50から出力する。PA36から出力した送信信号
の一部は、方向性結合器38で取り出され、周波数変換
部32、アナログ直交復調部40、LPF42、44及
びA/D変換部46、48によって復調され、DSP1
0にフィードバックされる。DSP10では、歪補償係
数算出部20により、電力計算部18で求めた電力値P
に応じて、まずベースバンド変調信号I1、Q1をリフ
ァレンス信号として送信側RF部12からフィードバッ
クされた復調信号I3、Q3に対する誤差成分(すなわ
ち歪成分)が検出され、ついで、この誤差成分を打ち消
すための補正係数が算出される。この補正係数は電力値
Pに応じて歪補償部22でベースバンド変調信号I1、
Q1に乗算され、送信信号の隣接チャネル漏洩電力が抑
圧される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した従来回路は、フィードバック系を構成するアナロ
グ直交復調部40、LPF42、44、A/D変換部4
6、48によって歪補償特性が著しく劣化するという問
題点があった。すなわち、アナログ直交復調部40が9
0°移相器、乗算器等の線形性に乏しい部品で構成され
ているので、I/Q直交誤差やI/Qゲイン誤差が生
じ、歪補償特性を劣化させるという問題点があった。例
えば、基準信号発振器から出力する基準信号の位相を9
0°移相する90°移相器には通常±2°程度の誤差が
あり、I/Q直交誤差が生じ、復調I/Q信号に振幅誤
差が生じていた。また、復調I/Q信号のバラツキやL
PF42、44の通過特性の相違などにより、LPF4
2、44から出力するI/Q信号に振幅誤差が生じてい
た。また、直交復調後のI/Q信号をA/D変換部4
6、48の入力レンジに合わせるためにDCバイアス回
路が必要になるが、ここで生じるバイアス電圧誤差によ
ってDCオフセットが発生していた。
【0006】上述の問題点に鑑み、本出願人は、既に図
8に示すようなDSP10aと送信側RF部12aから
なるディジタル無線装置(特願平11−007288)
を提案し、直交復調処理の直交誤差やゲイン誤差を皆無
として歪補償特性の向上を図るとともに、小型化及び省
電力化を図ることができるようにした。すなわち、送信
側RF部12aに、フィードバックした送信信号を周波
数FifのIF信号に変換する周波数変換部52と、IF
信号を周波数Fsp(FspはFtxspの2倍以上でFif×4
/mに等しい条件を満たす周波数を表す。mは3以上の
奇数を表す。)で標本化してディジタル信号の第2IF
信号に変換するA/D変換部54とを設けると共に、D
SP10aに、A/D変換部54の出力信号にディジタ
ル直交復調処理をして互いに直交する復調信号I4、Q
4を出力するディジタル直交復調処理部56と、このデ
ィジタル直交復調処理部56の出力する復調信号I4、
Q4からエンベロープ成分を取り出して歪成分検出用の
復調信号I5、Q5とするLPF58、60とを設け
る。そして、A/D変換部54のサンプリング周波数F
spを、送信信号を作成するD/A変換部24、26のサ
ンプリング周波数Ftxspの2倍以上で、かつIF信号の
周波数Fifの4/m(mは3以上の奇数を表す。)倍に
設定して(すなわちアンダーサンプリングとして)、I
F信号の情報デ−タ成分を保持したまま、サンプリング
周波数Fspの1/4の周波数にダウンコンバートされた
信号をA/D変換部54で発生して出力することができ
る。このため、ディジタル直交復調処理部56、LPF
58、60の処理速度を低く抑えることができ、DSP
10aのディジタル信号処理で扱うことができる。62
は局部発振器である。以下の説明の便宜上、前記π/4
-QPSKマッピング部14とルートナイキストフィル
タ16を、ベースバンド変調部15と略記する。
【0007】しかしながら、図8に示した装置では、ア
ナログ直交変調器28の直交誤差が歪み補償特性を劣化
させるという問題点があった。このアナログ直交変調器
28による直交処理をディジタル信号処理で置換するこ
とができれば、前述の直交誤差を皆無とすることができ
るが、処理時間の点で現実的でないという問題点があっ
た。すなわち、一般にディジタル移動通信では送信デー
タが1フレーム単位(数百シンボル/フレーム)毎に生
成され、これに変調処理が施され、フレーム長(数十m
s/フレーム)に合わせて1フレーム分の変調信号を出
力する。この変調信号に歪補償処理を加えた場合、DS
P10aにおいて、送信系では送信データの取得、変調
処理、ルートナイキストフィルタリング処理及び歪補償
処理を行い、帰還ループ系では直交復調処理、LMSア
ルゴリズムを用いた歪補償係数の算出等の処理を行う
が、これらの処理の全てを1フレーム長時間内に完了し
なければならない。そのうえ直交変調器をディジタル信
号処理で実現しようとすると、π/4QPSK方式の場
合、送信データの1シンボル(送信データの最小単位)
が2ビットデータでありオーバーサンプリング処理とな
るので、1シンボル数に対し1000倍近い数のサンプ
ル数を直交変調処理する必要がある。このため、現在の
DSP10aの処理速度では1フレーム送信データを1
フレーム長時間内で処理することは不可能である。した
がって、現在のディジタル無線装置では直交変調処理を
アナログ専用IC(集積回路)に頼らなければならず、
アナログ直交変調器の直交誤差が歪補償特性の劣化を招
いていた。例えば、アナログ直交変調器の直交精度は9
0°±2°程度であり、実験結果によれば、直交誤差が
0.5°あると隣接チャンネル漏洩電力が約5dB劣化
した。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、アナログ直交変調器に存在する直交誤差を検出
し、この直交誤差を補償することによって歪補償特性が
劣化するのを防止することのできるディジタル無線装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信デ−タに
ディジタル直交変調処理及びルートナイキスト処理をし
てベースバンド変調信号を作成し、このベースバンド変
調信号をD/A変換部(サンプリング周波数Ftxsp)で
アナログ信号に変換してアナログ直交変調器で変調し、
電力増幅器で増幅して送信信号を作成し、この送信信号
の一部をフィードバックして復調し、復調信号から前記
電力増幅器で生じた歪成分を検出して歪成分を打ち消す
ための歪補償係数を算出し、この歪補償係数を前記ベー
スバンド変調信号に乗算して前記送信信号の隣接チャネ
ル漏洩電力を抑圧するようにしたディジタル無線装置に
おいて、アナログ直交変調器の直交誤差を検出する直交
誤差検出手段と、この直交誤差検出手段で検出した直交
誤差に基づきベースバンド変調信号に対して直交誤差を
打ち消すための補償を行う直交誤差補償手段とを具備し
てなることを特徴とする。
【0010】直交誤差検出手段によってアナログ直交変
調器の直交誤差が検出され、この直交誤差に基づき直交
誤差補償手段によってベースバンド変調信号に対して直
交誤差を打ち消すための補償が行われる。このため、ア
ナログ直交変調器で直交誤差が生じても、この直交誤差
が検出され補償されるので、アナログ直交変調器の直交
誤差によって歪補償特性が劣化するのを防止できる。
【0011】構成の一部を兼用して装置全体の構成を簡
単にするために、電力増幅器側からフィードバックした
送信信号を周波数FifのIF信号(中間周波数信号)に
変換する周波数変換部と、IF信号を周波数Fsp(Fsp
はFtxspの2倍以上でFif×4/mに等しい条件を満た
す周波数を表す。mは3以上の奇数を表す。)で標本化
してディジタル信号に変換するA/D変換部と、このA
/D変換部の出力信号にディジタル直交復調処理をして
互いに直交する復調信号を出力するディジタル直交復調
処理部と、このディジタル直交復調処理部の出力する復
調信号からエンベロープ成分を取り出して歪成分検出用
の復調信号とするローパスフィルタとを具備し、直交誤
差検出手段を、テストデータを発生するテストデータ発
生手段と、送信時とテスト時でベースバンド変調信号と
テストデータを切り替えてD/A変換部へ出力する第1
切替手段と、アナログ直交変調器の出力信号を送信時と
テスト時で切り替えて電力増幅器とA/D変換部へ出力
する第2切替手段と、テスト時にローパスフィルタの復
調信号から直交誤差を算出する直交誤差算出手段とで構
成する。
【0012】テストデータ発生手段及び直交誤差算出手
段の構成を簡単にするために、テストデータ発生手段
を、ベースバンド変調信号を直交軸とした円データを発
生する円データ発生手段とし、直交誤差算出手段を、ロ
ーパスフィルタで復調された楕円データを記憶する楕円
データ記憶部と、この楕円データ記憶部の楕円データに
基づいて楕円の偏平度を算出する偏平度算出部と、この
偏平度算出部で求められた偏平度に基づき参照テーブル
を参照して直交誤差量を求める直交誤差量算出部とで構
成する。
【0013】直交誤差補償手段の構成を簡単にするとと
もにその処理時間を短縮するために、直交誤差算出手段
に、直交誤差量算出部で求めた直交誤差量に基づいて直
交誤差を打ち消すための直交誤差補償係数を算出する補
償係数算出部を設け、直交誤差補償手段では、この直交
誤差補償係数をベースバンド変調信号に乗算して直交誤
差補償を行う。
【0014】電源投入時に自動的に直交誤差を検出して
直交誤差を打ち消すための補償を行うために、テスト時
を装置への電源投入時とする。
【0015】受信待ち時に自動的に直交誤差を検出して
直交誤差を打ち消すための補償を行うために、テスト時
を受信待ち状態が設定時間継続した時とする。
【0016】装置への電源投入時と受信待ち時とに、自
動的に直交誤差を検出して直交誤差を打ち消すための補
償を行うために、テスト時を装置への電源投入時と受信
待ち状態が設定時間継続した時とする。
【0017】テスト時にテスト信号が送信用のアンテナ
から妨害電波として放射するのを防止するために、送信
時かテスト時かを検出して電力増幅器に電源を供給する
か否かを制御するオン・オフ制御手段を設ける。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面により説明する。図1は本発明によるディジタル無線
装置の一実施形態例を示すもので、図8と同一部分は同
一符号とし説明を省略又は簡略する。図1において、1
0bはDSP、12bは送信側RF部、64i及び64
qは第1切替手段である。前記DSP10bには、図8
のDSP10aと同様にベースバンド変調部15、電力
計算部18、歪補償係数算出部20、歪補償部22、デ
ィジタル直交復調処理部56及びLPF58、60が設
けられるとともに、円データ発生部66、楕円データメ
モリ68、偏平度算出部70、直交誤差量算出部72、
参照テーブル74及び直交誤差補償部76が設けられて
いる。前記送信側RF部12bには、図8の送信側RF
部12aと同様にD/A変換部24、26、アナログ直
交変調部28、周波数変換部30、52、局部発振器3
4、62、PA36、方向性結合器38及びA/D変換
部54が設けられるとともに、第2切替手段78a及び
78bが設けられている。前記楕円データメモリ68、
偏平度算出部70、直交誤差量算出部72及び参照テー
ブル74は直交誤差算出手段を構成し、この直交誤差算
出手段、第1切替手段64i及び64q、円データ発生
部66及び第2切替手段78a及び78bは直交誤差検
出手段を構成している。
【0019】前記第1切替手段64i及び64qと第2
切替手段78a及び78bは、図示を省略したCPU
(中央処理装置)による以下の制御機能のうちの制
御機能によって切り替えられる。この図示を省略した
CPUは、次のに示す制御機能を有している。 テスト時か送信時かを検出して第1、第2切替手段6
4i及び64q、78a及び78bの切り替えを制御す
る切替制御機能。 送信時かテスト時かを検出してPA36に電源を供給
するか否かを制御するオン・オフ制御機能。
【0020】前記ディジタル直交復調処理部56は、前
記A/D変換部54から出力する第2IF信号に、90
°の位相差をもったI側とQ側のディジタルローカル信
号(以下、単にLo信号という。)を順次乗算して互い
に直交する復調信号I、Qを出力する。前記LPF5
8、60は、前記ディジタル直交復調処理部56の直交
復調処理で得られた復調信号I、QからFsp/2及び
Fsp/4の周波数成分を除去してエンベロープ成分を
取り出すとともに、DCオフセットの影響を軽減する。
すなわち、「0」振幅成分が2/Fspの周期で交互に
混入している復調信号I、QからFsp/2の周波数成
分を除去することによってエンベロープ成分(情報デ−
タ信号成分)のみを取り出し、DCオフセット成分の直
交復調処理で発生するFsp/4の周波数成分を除去す
ることによってDCオフセットの影響を軽減する。
【0021】前記歪補償係数算出部20は、前記PA3
6で生じた歪み量を検出する誤差検出部と、歪補償を行
う際に用いる電力毎の補正係数HPの初期値及び更新値
を記憶する係数テーブルと、歪補償を行う際に用いる電
力毎の補正係数HPを演算して出力するとともに、係数
テーブルの補正係数HPを更新する係数演算部とで構成
され、誤差検出部がベースバンド変調部15内のルート
ナイキストフィルタ16から出力したベースバンド変調
信号I1、Q1をリファレンス信号として、前記LPF
58、60で取り出したエンベロープ成分を2倍したベ
ースバンド復調信号I、Qと比較し、I、Qそれぞれの
差分を誤差成分(歪成分)εとして出力し、係数演算部
が、誤差成分εと、電力計算部18で求めた電力値Pに
応じて係数テーブルから読み出された歪補償係数HP
(旧)とに基づいて新たな歪補償係数HP(新)を求
め、この歪補償係数HP(新)を歪補償部22へ出力す
るとともに、更新値として係数テーブルへ出力する。
【0022】前記歪補償部22は、次式(1)、(2)
に示すように、前記ルートナイキストフィルタ16から
出力したベースバンド変調信号I1、Q1に、前記電力
計算部18で求めた電力値Pに応じて前記歪補償係数算
出部20内の係数演算部から出力する歪補償係数HPを
乗算して、歪補償されたベースバンド変調信号I2、Q
2を出力する。 I2(t)=I1(t)×HP(実部)−Q1(t)×HP(虚部)…(1) Q2(t)=Q1(t)×HP(実部)−I1(t)×HP(虚部)…(2)
【0023】前記円データ発生部66は図2(a)に示
すようなベースバンド変調信号I、Qを直交軸とする円
データを発生して出力する。この円データは、中心角度
θ=0.36°で円周上を等分割した1000点(P1
〜P1000)のデータ(例えば16ビットのデータ)
からなり、このうちの半円周上の501点(P1〜P5
01)のデータが図2(b)に示すような内蔵のデーブ
ルに予め格納されている。例えば、点P1のI、Qデー
タをI(1)=1.00000、Q(1)=0.000
00とすると、点P2のI、QデータはI(2)≒0.
99998、Q(2)≒0.00629となる。前記円
データ発生部66は、1000点(P1〜P1000)
のデータを所定のタイミングで順次循環して出力する。
このとき、テーブルから501点(P1〜P501)の
データが所定のタイミングで順次読み出されるととも
に、P502〜P1000のデータについてはP2〜P
501のデータの符号を反転したデータが使用される。
【0024】前記楕円データメモリ68は、前記LPF
58、60から出力したI、Qデータを所定のタイミン
グで記憶する。前記偏平度算出部70は、前記楕円デー
タメモリ68のI、Qデータを所定のタイミングで読み
出してMAX値、MIN値を算出すると共に、偏平度
(MAX値−MIN値)を算出する。MAX値とMIN
値は、図3(a)(b)に示す楕円の長軸と端軸の長さ
の半分に相当し、この楕円は前記楕円データメモリ68
から読み出したI、QデータをI、Q直交座標上にプロ
ットした楕円を表す。前記偏平度算出部70は、(MA
X値−MIN値)の代わりにMAX値/MIN値を偏平
度として求めるようにしてもよい。
【0025】前記参照テーブル74には、図4に示すよ
うに、0.00°から10.8°までを0.36°間隔
で分割して設定された角度φの絶対値|φ|と、対応し
た偏平度(MAX値−MIN値)とが、実験データなど
に基づいて予め記憶されている。前記角度φは、図3
(a)(b)に示した楕円の長軸がQ軸となす角度に相
当し、前記アナログ直交変調器28の直交誤差(例えば
±2°)の最大値(例えば4°)を含む範囲内であれば
よく、余裕を持たせて10.8°に設定されている。
【0026】前記直交誤差量算出部72は、前記偏平度
算出部70で求められた偏平度(MAX値−MIN値)
に基づいて、前記参照テーブル74から最も近い|φ|
を求めると共に、その極性(±)を求める。この極性
(±)は、前記偏平度算出部70で求めたMAX値、M
IN値がI、Q座標の象限S1、S2にあるときに+と
なり(図3(a)の場合)、象限S2、S1にあるとき
に−となる(図3(b)の場合)。
【0027】つぎに図1の作用を、A:テスト時とB:
送信時に分け、図2〜図6を併用して説明する。ここで
テスト時とは、装置への電源投入時と、受信待ちの状態
が設定時間継続した時とを表す。テスト時と送信時の切
り替えはCPUの制御機能によって行われる。
【0028】A:テスト時 (1)DSP10b及び送信側RF部12bを含む装置
への電源投入時には、図5及び図6に示すような直交誤
差自動検出処理及び直交誤差検出処理が行われる。すな
わち、装置への電源が投入されると、図5に示す直交誤
差自動検出処理がスタートし、直交誤差検出処理が行わ
れる。この直交誤差検出処理では、図6に示す第1、第
2切替手段64i及び64q、78a及び78bへの切
替要求に基づくCPUの切替制御機能によって、第
1、第2切替手段64i及び64q、78a及び78b
の機能が図1に実線で示すような状態に制御されると共
に、CPUのオン・オフ制御機能によってPA36へ
の電源供給が遮断される。
【0029】(2)第1、第2切替手段64i及び64
q、78a及び78bの切り替えが完了すると、「切替
完了か?」が「YES」となり、円データ発生部66で
円データが発生し、この円データ(I、Q信号)は第1
切替手段64i及び64qを介して送信側RF部12b
内のD/A変換器24、26に入力する。そして、この
D/A変換器24、26でアナログ信号に変換された信
号は、アナログ直交変調器28でQPSK変調処理され
る。円データ発生部66で発生した円データをI、Q信
号としその振幅をI(t)、Q(t)とすると、アナログ直交
変調器28でQPSK変調された出力信号S(t)は、直
交誤差がなければ次式(3)で表される。 S(t)=I(t)cosωt−Q(t)sinωt…(3) 式(3)でωはキャリア角周波数を表す。しかし、実際
にはアナログ直交変調器28に直交誤差が存在するの
で、直交誤差パラメータφを考慮すると、アナログ直交
変調器28の出力信号S(t)は次式(4)で表される。 S(t)=I(t)cosωt−Q(t)sin(ωt+φ) =I(t)cosωt−Q(t){sinωt・cosφ+cosωt・sinφ)} ={I(t)−Q(t)・sinφ}cosωt−{Q(t)・cosφ}sinωt =It(t)cosωt−Qt(t)sinωt…(4) 式(4)のIt(t)、Qt(t)は次式(5)(6)を表す。 It(t)=I(t)−Q(t)・sinφ…(5) Qt(t)=Q(t)・cosφ…(6) 式(5)(6)のIt(t)、Qt(t)は、I(t)、Q(t)を直
交軸とするI、Q座標では楕円を表し、φは図3(a)
(b)に示す楕円の長軸がQ軸に対してなす傾き角度を
表す。
【0030】(3)アナログ直交変調器28の出力信号
は、周波数変換部30で所定の周波数に変換され、第2
切替手段78a及び78bを介して周波数変換部52に
入力して周波数FifのIF信号に変換され、A/D変換
器54で周波数Fspのクロックによって標本化されてデ
ィジタルの第2IF信号に変換され、DSP10b内に
取り込まれる。アナログ直交変調器28から出力し、周
波数変換部30で周波数変換された信号は第2切替手段
78a及び78bで遮断されるが、信号の一部が第2切
替手段78a及び78bを介してPA36へ漏洩して
も、CPUのオン・オフ制御機能によってPA36へ
の電源供給が遮断されているので、テスト信号としての
円データがアンテナ50から妨害電波として出力するこ
とがない。
【0031】(4)DSP10b内のディジタル直交復
調処理部56では、取り込まれた第2IF信号に対し
て、90°の位相差をもったI側Lo信号とQ側Lo信
号を順次乗算して互いに直交する復調信号I、Qを出力
する。このI側Lo信号は、期間1/Fsp(位相差9
0°に相当)毎に「+1」、「0」、「−1」、「0」
の状態の信号となり、4状態で1周期(4/Fsp)を
構成する。Q側Lo信号は、I側Lo信号に対して90
°位相が遅れた(又は進んだ)「0」、「+1」、
「0」、「−1」の4状態で1周期を構成する。このた
め、ディジタル直交復調処理部56では、第2IF信号
の1サンプル毎に、I側Lo信号(Q側Lo信号)を順
次繰り返して乗算することにより直交復調処理され、第
2IF信号と同様の周波数Fsp/4のLo信号(Q側
Lo信号はI側Lo信号に対して90°位相が遅れた
(又は進んだ)信号)との乗算結果としてベースバンド
復調信号I、Qが発生される。このベースバンド復調信
号I、QはI側Lo信号、Q側Lo信号とも期間2/F
sp毎に「0」信号が存在する。
【0032】(5)LPF58、60は、ディジタル直
交復調処理部56で得られた復調信号I、QからFsp
/2及びFsp/4の周波数成分を除去してエンベロー
プ成分を取り出す。LPF58、60から出力する信号
をIr(t)、Qr(t)とすると、cos2ωt、sin2ωtの信号は
LPF58、60を通過できずIr(t)=It(t)、Qr(t)
=Qt(t)となるので、式(5)(6)より Ir(t)=It(t)=I(t)−Q(t)・sinφ…(7) Qr(t)=Qt(t)=Q(t)・cosφ…(8) が得られる。
【0033】(6)LPF58、60から出力したIr
(t)、Qr(t)信号は、所定のタイミングで楕円データメ
モリ68に記憶される。偏平度算出部70は、楕円デー
タメモリ68から所定のタイミングでI、Qデータを読
み出し、楕円の長軸長の半分に相当するMAX値と、楕
円の短軸長の半分に相当するMIN値を算出すると共
に、偏平度(MAX値−MIN値)を算出する。直交誤
差量算出部72は、偏平度算出部70で求められた偏平
度(MAX値−MIN値)に基づいて、参照テーブル7
4から最も近い|φ|を求めると共に、その極性(±)
を求め、直交誤差補償部76へ出力する。
【0034】(7)直交誤差補償部76は、直交誤差量
算出部72で求められた|φ|及び極性(±)のデータ
を内蔵のレジスタに置数すると共に、歪補償部22から
出力したI2、Q2信号に対し次式(9)、(10)の
演算を行い、Ih(t)、Qh(t)を出力することによって、
直交誤差を打ち消すための補償を行う。 Ih(t)=I2+Q2・tanκ…(9) Qh(t)=Q2/cosκ…(10) 式(9)(10)のIh(t)、Qh(t)は、式(7)(8)
からI(t)、Q(t)を求め、求めたI(t)、Q(t)をIh
(t)、Qh(t)とすると共にIt(t)=I2、Qt(t)=Q2
とし、さらに式中のφの極性を反転したものをκ(κ=
−φ)とすることによって求められる。
【0035】(8)装置への電源投入後の受信待ち状態
が設定時間継続した時も、前述した装置への電源投入時
の場合と同様に、アナログ直交変調器28の直交誤差の
検出と、直交誤差補償が行われる。すなわち、装置への
電源投入後の受信待ち状態が設定時間継続すると、図5
に示す「送信命令有か?」が「NO」、「タイマによる
直交誤差検出命令有か?」が「YES」となるので、前
述した装置への電源投入時の場合と同様にして図6に示
す直交誤差検出処理が行われ、アナログ直交変調器28
の直交誤差の検出と、直交誤差補償が行われる。
【0036】B:送信時 (1)マイクのプレスボタンを押して送信時にすると、
図5に示す「送信命令有か?」が「YES」となって送
信処理が行われる。すなわち、CPUの切替制御機能
によって第1、第2切替手段64i及び64q、78a
及び78bの機能が図1に点線で示すような状態に制御
されると共に、CPUのオン・オフ制御機能によって
PA36へ電源が供給され、送信データの入力を待つ。
そして、送信デ−タがDSP10bに取り込まれると、
ベースバンド変調部15内のπ/4-QPSKマッピン
グ部14及びルートナイキストフィルタ16によってベ
ースバンド変調信号I1、Q1が発生し、歪補償部22
の複素積和演算処理で歪み補正されたベースバンド変調
信号I2、Q2が、直交誤差補償部76で直交誤差補償
され、第1切替手段64i、64qを介して送信側RF
部12bに出力する。送信側RF部12bでは、入力し
たベースバンド変調信号I、Qが、D/A変換部24、
26でアナログ信号に変換され、アナログ直交変調部2
8で直交変調され、周波数変換部30で無線周波数にア
ップコンバージョンされ第2切替手段78a、78bの
一方78aを介してPA36に入力し、このPA36で
所定電力に増幅されて送信信号となり、方向性結合器3
8を経由した後にアンテナ50から基地局等へ出力す
る。このため、アナログ直交変調部28の直交誤差が直
交誤差補償部76で補償されるので、歪補償特性の劣化
を招くことがない。
【0037】(2)PA36から出力した送信信号の一
部は、方向性結合器38で取り出され、第2切替手段7
8a、78bの他方78bを介して周波数変換部52に
入力し、この周波数変換部52で周波数FifのIF信
号にダウンコンバージョンされ、A/D変換部54に入
力する。A/D変換部54は、IF信号をサンプリング
周波数Fspでアンダーサンプリングしてディジタル信
号である第2IF信号を発生し、DSP10b内のディ
ジタル直交復調処理部56へ出力する。
【0038】(3)ディジタル直交復調処理部56は、
A/D変換部54から出力する第2IF信号に90°の
位相差をもったI側Lo信号とQ側Lo信号を順次乗算
して互いに直交する復調信号I、Q(図8のI4、Q4
に相当する。)を出力する。
【0039】(4)前記(3)に記述したようにディジ
タル直交復調処理部56で直交復調処理されたベースバ
ンド復調信号I、Qには、期間2/Fsp毎に「0」信
号が存在するので、送信側RF部12bから出力する送
信信号(歪成分を含む)を忠実に検出するためには、前
記(2)におけるA/D変換部54のアンダーサンプリ
ング周波数Fspは送信側のサンプリング周波数Ftx
spの2倍以上に設定されていなければならない。
【0040】(5)LPF58、60は、ディジタル直
交復調処理部56の直交復調処理で得られた復調信号
I、QからFsp/2及びFsp/4の周波数成分を除
去してエンベロープ成分を取り出すとともに、DCオフ
セットの影響を軽減する。すなわち、直交復調処理で得
られた復調信号I、Qは期間2/Fsp毎に「0」信号
となるので、LPF58、60によってFsp/2の周
波数成分を除去(情報デ−タ信号帯域は通過)しエンベ
ロープ成分が抽出される。
【0041】(6)上記の通り、LPF58、60でF
sp/2の周波数成分を除去することにより、情報デ−
タ成分を復調できるが、さらにFsp/4の周波数成分
を除去することによりフィードバック側のDCオフセッ
ト成分(A/D変換部54の入力信号のバイアス電圧誤
差)による特性劣化を防止することができる。
【0042】前記実施形態例では、テスト時にテスト信
号が送信用のアンテナから妨害電波として放射するのを
防止するために、送信時かテスト時かを検出して電力増
幅器に電源を供給するか否かを制御するオン・オフ制御
手段を設けた場合について説明したが、本発明はこれに
限るものでなく、オン・オフ制御手段を省略した場合に
ついても利用することができる。
【0043】前記実施形態例では、装置への電源投入時
と受信待ち時とに、自動的に直交誤差を検出して直交誤
差を打ち消すための補償を行うために、テスト時を装置
への電源投入時と受信待ち状態が設定時間継続した時と
した場合について説明したが、本発明はこれに限るもの
でなく、装置への電源投入時と受信待ち状態が設定時間
継続した時のいずれか一方の時をテスト時とした場合、
その他の非送信時とした場合についても利用することが
できる。
【0044】前記実施形態例では、直交誤差算出手段の
構成を簡単にするために、直交誤差量算出部で求めた直
交誤差量を直接直交誤差補償部へ出力する場合について
説明したが、本発明はこれに限るものでなく、直交誤差
量算出部で求めた直交誤差量に基づいて直交誤差を打ち
消すための直交誤差補償係数を算出する補償係数算出部
を設けた場合についても利用することができる。この場
合、直交誤差補償手段は補償係数算出部で求めた直交誤
差補償係数を入力したI、Q信号に乗算するだけの処理
で済むので、直交誤差補償手段の構成を簡単にするとと
もに直交誤差補償処理時間を短縮することができる。
【0045】前記実施形態例では、テストデータ発生手
段及び直交誤差算出手段の構成を簡単にするために、テ
ストデータ発生手段を、ベースバンド変調信号I、Qを
直交軸とした円データを発生する円データ発生手段と
し、直交誤差算出手段を、ローパスフィルタで復調され
た楕円データを記憶する楕円データ記憶部と、この楕円
データ記憶部の楕円データに基づいて楕円の偏平度を算
出する偏平度算出部と、この偏平度算出部で求められた
偏平度に基づいたベースバンド変調信号I、Qを直交軸
とした円データを発生する円データ発生手段とし、直交
誤差算出手段を、ローパスフィルタで復調された楕円デ
ータを記憶する楕円データ記憶部と、この楕円データ記
憶部の楕円データに基づいて楕円の偏平度を算出する偏
平度算出部と、この偏平度算出部で求められた偏平度に
基づき参照テーブルを参照して直交誤差量を求める直交
誤差量算出部とで構成した場合について説明したが、本
発明はこれに限るものでなく、テストデータ発生手段を
円データ以外のテストデータを発生する手段で構成し、
直交誤差算出手段をローパスフィルタの復調信号から直
交誤差を算出する手段で構成したものについて利用する
ことができる。
【0046】前記実施形態例では、テスト時と送信時を
切り替える第1、第2切替手段を設けて、直交誤差の検
出と補償を自動的に行い、装置の経年変化や温度変化に
対しても良好な歪み補償特性を維持できるように構成し
たが、本発明はこれに限るものでなく、第1切替手段を
省略した場合や第1及び第2切替手段を省略した場合に
ついても利用することができる。この第1切替手段を省
略し第2切替手段を残した場合には、直交誤差の検出と
補償を自動的に行い、装置の経年変化や温度変化に対し
ても良好な歪み補償特性を維持できる。この場合、円デ
ータ発生部から出力するI、Q信号と直交誤差補償部か
ら出力するI、Q信号を直接対応するD/A変換器に入
力する。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上記のように、送信デ−タに
ディジタル直交変調処理及びルートナイキスト処理をし
てベースバンド変調信号を作成し、このベースバンド変
調信号をD/A変換部でアナログ信号に変換してアナロ
グ直交変調器で変調し、電力増幅器で増幅して送信信号
を作成し、この送信信号の一部をフィードバックして復
調し、復調信号から前記電力増幅器で生じた歪成分を検
出して歪成分を打ち消すための歪補償係数を算出し、こ
の歪補償係数をベースバンド変調信号に乗算して送信信
号の隣接チャネル漏洩電力を抑圧するようにしたディジ
タル無線装置において、アナログ直交変調器の直交誤差
を検出する直交誤差検出手段と、この直交誤差検出手段
で検出した直交誤差に基づきベースバンド変調信号に対
して直交誤差を打ち消すための補償を行う直交誤差補償
手段とを具備し、アナログ直交変調器の直交誤差を検出
し、この直交誤差を打ち消すための補償を行うようにし
たので、アナログ直交変調器の直交誤差で歪補償特性が
劣化するのを防止できる。
【0048】電力増幅器側からフィードバックした送信
信号を周波数FifのIF信号に変換する周波数変換部
と、IF信号を周波数Fspで標本化してディジタル信号
に変換するA/D変換部と、このA/D変換部の出力信
号にディジタル直交復調処理をして互いに直交する復調
信号を出力するディジタル直交復調処理部と、このディ
ジタル直交復調処理部の出力する復調信号からエンベロ
ープ成分を取り出して歪成分検出用の復調信号とするロ
ーパスフィルタとを具備し、直交誤差検出手段を、テス
トデータを発生するテストデータ発生手段と、送信時と
テスト時でベースバンド変調信号とテストデータを切り
替えてD/A変換部へ出力する第1切替手段と、アナロ
グ直交変調器の出力信号を送信時とテスト時で切り替え
て電力増幅器とA/D変換部へ出力する第2切替手段
と、テスト時にローパスフィルタの復調信号から直交誤
差を算出する直交誤差算出手段とで構成した場合には、
直交誤差の検出と補償を自動的に行うことができ、装置
の経年変化や温度変化に対しても良好な歪補償特性を維
持でき、さらに構成の一部を兼用して装置全体の構成を
簡単にすることができる。
【0049】テストデータ発生手段を、ベースバンド変
調信号I、Qを直交軸とした円データを発生する円デー
タ発生手段とし、直交誤差算出手段を、ローパスフィル
タで復調された楕円データを記憶する楕円データ記憶部
と、この楕円データ記憶部の楕円データに基づいて楕円
の偏平度を算出する偏平度算出部と、この偏平度算出部
で求められた偏平度に基づいたベースバンド変調信号
I、Qを直交軸とした円データを発生する円データ発生
手段とし、直交誤差算出手段を、ローパスフィルタで復
調された楕円データを記憶する楕円データ記憶部と、こ
の楕円データ記憶部の楕円データに基づいて楕円の偏平
度を算出する偏平度算出部と、この偏平度算出部で求め
られた偏平度に基づき参照テーブルを参照して直交誤差
量を求める直交誤差量算出部とで構成した場合には、テ
ストデータ発生手段及び直交誤差算出手段の構成を簡単
にすることができる。
【0050】直交誤差算出手段に、直交誤差量算出部で
求めた直交誤差量に基づいて直交誤差を打ち消すための
直交誤差補償係数を算出する補償係数算出部を設け、こ
の直交誤差補償係数をベースバンド変調信号に乗算して
直交誤差を補償するようにした場合には、直交誤差補償
手段の構成を簡単にするとともに処理時間を短縮するこ
とができる。
【0051】テスト時を装置への電源投入時とした場合
には、電源投入時に自動的に直交誤差を検出して直交誤
差を打ち消すための補償を行うことができ、装置の経年
変化や温度変化に対しても良好な歪補償特性を維持でき
る。
【0052】テスト時を受信待ち状態が設定時間継続し
た時とした場合には、受信待ち時に自動的に直交誤差を
検出して直交誤差を打ち消すための補償を行うことがで
き、装置の経年変化や温度変化に対しても良好な歪補償
特性を維持できる。
【0053】テスト時を、装置への電源投入時と、受信
待ち状態が設定時間継続した時とした場合には、装置へ
の電源投入時と受信待ち時とに、自動的に直交誤差を検
出して直交誤差を打ち消すための補償を行うことがで
き、装置の経年変化や温度変化に対しても良好な歪補償
特性を維持できる。
【0054】送信時かテスト時かを検出して電力増幅器
に電源を供給するか否かを制御するオン・オフ制御手段
を設けた場合には、テスト時にテスト信号が送信用のア
ンテナから妨害電波として放射するのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル無線装置の一実施形態
例を示すブロック図である。
【図2】図1中の円データ発生部で発生して出力する円
データの説明図である。
【図3】図1中のディジタル直交復調処理部で復調され
たI、Q信号が、アナログ直交変調器の直交誤差で楕円
データに変化していることを表す説明図である。
【図4】図1中の参照テーブルの説明図である。
【図5】図1の直交誤差自動検出処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】図5中の直交誤差検出処理を示すフローチャー
トである。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【図8】本出願人が既に出願したディジタル無線装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
10、10a、10b…DSP、 12、12a、12
b…送信側RF部、14…π/4-QPSKマッピング
部(ディジタル直交変調処理部の一例)、16…ルート
ナイキストフィルタ(ルートナイキスト処理部の一
例)、 18…電力計算部、 20…歪補償係数算出
部、 22…歪補償部、 24、26…D/A変換部、
28…アナログ直交変調部、 30、52…周波数変
換部、 34、62…局部発振器、 36…PA(電力
増幅器)、 38…方向性結合器、50…アンテナ、
54…A/D変換部、 56…ディジタル直交復調処理
部、 58、60…LPF(ローパスフィルタ)、 6
4i、64q…第1切替手段、 66…円データ発生部
(テストデータ発生手段の一例)、 68…楕円データ
メモリ、 70…偏平度算出部、 72…直交誤差量算
出部、 74…参照テーブル、 76…直交誤差補償
部、 78a、78b…第2切替手段、 Fsp…A/
D変換部54のサンプリング周波数(アンダーサンプリ
ング周波数)、Ftxsp…D/A変換部24、26の
サンプリング周波数。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信デ−タにディジタル直交変調処理及び
    ルートナイキスト処理をしてベースバンド変調信号を作
    成し、このベースバンド変調信号をD/A変換部(サン
    プリング周波数Ftxsp)でアナログ信号に変換してアナ
    ログ直交変調器で変調し、電力増幅器で増幅して送信信
    号を作成し、この送信信号の一部をフィードバックして
    復調し、復調信号から前記電力増幅器で生じた歪成分を
    検出して歪成分を打ち消すための歪補償係数を算出し、
    この歪補償係数を前記ベースバンド変調信号に乗算して
    前記送信信号の隣接チャネル漏洩電力を抑圧するように
    したディジタル無線装置において、前記アナログ直交変
    調器の直交誤差を検出する直交誤差検出手段と、この直
    交誤差検出手段で検出した直交誤差に基づき前記ベース
    バンド変調信号に対して直交誤差を打ち消すための補償
    を行う直交誤差補償手段とを具備してなることを特徴と
    するディジタル無線装置。
  2. 【請求項2】電力増幅器側からフィードバックした送信
    信号を周波数FifのIF信号(中間周波数信号)に変換
    する周波数変換部と、前記IF信号を周波数Fsp(Fsp
    はFtxspの2倍以上でFif×4/mに等しい条件を満た
    す周波数を表す。mは3以上の奇数を表す。)で標本化
    してディジタル信号に変換するA/D変換部と、このA
    /D変換部の出力信号にディジタル直交復調処理をして
    互いに直交する復調信号を出力するディジタル直交復調
    処理部と、このディジタル直交復調処理部の出力する復
    調信号からエンベロープ成分を取り出して歪成分検出用
    の復調信号とするローパスフィルタとを具備し、直交誤
    差検出手段は、テストデータを発生するテストデータ発
    生手段と、送信時とテスト時でベースバンド変調信号と
    前記テストデータを切り替えてD/A変換部へ出力する
    第1切替手段と、アナログ直交変調器の出力信号を送信
    時とテスト時で切り替えて電力増幅器と前記周波数変換
    部へ出力する第2切替手段と、テスト時に前記ローパス
    フィルタの復調信号から直交誤差を算出する直交誤差算
    出手段とからなる請求項1記載のディジタル無線装置。
  3. 【請求項3】テストデータ発生手段は、ベースバンド変
    調信号を直交軸とした円データを発生する円データ発生
    手段としてなり、直交誤差算出手段は、ローパスフィル
    タで復調された楕円データを記憶する楕円データ記憶部
    と、この楕円データ記憶部の楕円データに基づいて楕円
    の偏平度を算出する偏平度算出部と、この偏平度算出部
    で求められた偏平度に基づき参照テーブルを参照して直
    交誤差量を求める直交誤差量算出部とからなる請求項2
    記載のディジタル無線装置。
  4. 【請求項4】直交誤差算出手段は、直交誤差量算出部で
    求めた直交誤差量に基づいて直交誤差を打ち消すための
    直交誤差補償係数を算出する補償係数算出部を具備し、
    直交誤差補償手段は前記補償係数算出部で求めた直交誤
    差補償係数をベースバンド変調信号に乗算してなる請求
    項3記載のディジタル無線装置。
  5. 【請求項5】テスト時を装置への電源投入時としてなる
    請求項2、3又は4記載のディジタル無線装置。
  6. 【請求項6】テスト時を受信待ち状態が設定時間継続し
    た時としてなる請求項2、3又は4記載のディジタル無
    線装置。
  7. 【請求項7】テスト時を、装置への電源投入時と、受信
    待ち状態が設定時間継続した時としてなる請求項2、3
    又は4記載のディジタル無線装置。
  8. 【請求項8】送信時かテスト時かを検出して電力増幅器
    に電源を供給するか否かを制御するオン・オフ制御手段
    を具備してなる請求項2、3又は4記載のディジタル無
    線装置。
  9. 【請求項9】送信時かテスト時かを検出して電力増幅器
    に電源を供給するか否かを制御するオン・オフ制御手段
    を具備してなる請求項5記載のディジタル無線装置。
  10. 【請求項10】送信時かテスト時かを検出して電力増幅
    器に電源を供給するか否かを制御するオン・オフ制御手
    段を具備してなる請求項6記載のディジタル無線装置。
  11. 【請求項11】送信時かテスト時かを検出して電力増幅
    器に電源を供給するか否かを制御するオン・オフ制御手
    段を具備してなる請求項7記載のディジタル無線装置。
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