[go: up one dir, main page]

JP2001009560A - モータロータのダイカスト装置 - Google Patents

モータロータのダイカスト装置

Info

Publication number
JP2001009560A
JP2001009560A JP11182661A JP18266199A JP2001009560A JP 2001009560 A JP2001009560 A JP 2001009560A JP 11182661 A JP11182661 A JP 11182661A JP 18266199 A JP18266199 A JP 18266199A JP 2001009560 A JP2001009560 A JP 2001009560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
die
inner hole
end ring
molten metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11182661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4233687B2 (ja
Inventor
Masamitsu Kubota
正光 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP18266199A priority Critical patent/JP4233687B2/ja
Publication of JP2001009560A publication Critical patent/JP2001009560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4233687B2 publication Critical patent/JP4233687B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイカスト法による鋳造成形の利点を生かし
つつ、上記の湯回り不良および引け巣の発生し易い問題
を防止し、安定して品質を向上させ、生産性に優れたモ
ータロータのダイカスト装置を提供する。 【解決手段】 上型22にエンドリング成形部17と同
心に嵌装されたスリーブ41の内孔42の一端を上型2
2の上面に開口させ、他端をエンドリング成形部17と
連通する放射状の湯道43に導通させ、内孔42には加
圧ピストン44が先端を湯道43に向けて進退可能に挿
通させ後端を油圧シリンダ45に連結し、反湯口側エン
ドリング成形部17に対して充填後加圧を行なう。内孔
42の一端側の内周に上型22上面に開放する複数の溝
47を形成するとともに、上型22上面の開口部を囲む
密封空間を形成するカバー48を取着し、真空装置49
を接続して、射出充填開始前の金型キャビティ内を減圧
する。また、コア用鉄心12を挿通した軸11の下型2
4側端部が圧縮バネ51に保持され、上型22側端部に
ゲートリング52が同心に載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータロータのダ
イカスト装置に係るもので、特にこのダイカスト装置に
よって成形されるモータロータの品質向上に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、一般に、モータロー
タ60の構造は、多数の薄鋼板を積層したコア用鉄心6
2と、この鉄心62の外周部に切欠きされた多数のスロ
ット部64に成形される細い棒状の導体65と、鉄心6
2の両端部に成形され導体65を短絡する環状のエンド
リング66、67とから構成される。
【0003】図4は、モータロータ60を鋳造成形する
従来のダイカスト装置の金型70を主とする要部のみを
示し、通常のダイカスト装置に具備される型締、射出、
給湯機構および製品搬出等の付属装置は図示を省略す
る。図において、金型70は、移動ダイプレート71に
取り付けた移動金型となる上型72と、この上型72が
図示しない型締機構により型開き、型締めされる中型7
3および中型73を載置する下型74からなる固定金型
とから構成され、鋳造に際して、中型73にコア用鉄心
62を装着して型締めすることにより、上型72および
下型74にエンドリング66、67を成形する部分と中
型73に装着したコア用鉄心62の多数のスロット部6
4とからなる金型キャビティ75が形成される。下型7
4は、固定ダイプレート76に取り付けたボルスタ77
上に摺動可能に保持される。固定ダイプレート76およ
びボルスタ77を貫装しボルスタ77上面側の開口する
射出スリーブ78が設けられ、ボルスタ77上の下型7
4に形成された湯口穴79に連結している。下型74の
湯口穴79と金型キャビティ75とは湯道(ゲート)8
0によって連通されている。射出スリーブ78には、例
えばアウタプランジャ81と同心のインナプランジャ8
2とからなる射出プランジャ83が挿通され、図示しな
い射出シリンダを含む射出機構が連結されている。ま
た、射出スリーブ78下部側壁には給湯管84を連結
し、不図示の給湯機構からアルミニウムなどの溶湯が供
給される。
【0004】このような従来のダイカスト装置によって
モータロータを鋳造成形するには、薄鋼板を多数積層し
軸61で締付固定したコア用鉄心62を段取りし、不図
示のワーク移動装置を利用して中型73に装着し、型締
機構を作動し移動金型である上型72を前進させ型締め
し、給湯機構により給湯管84を介して射出スリーブ7
8上部に溶湯を所定量だけ供給し、射出機構を作動して
射出プランジャ83を前進させ、湯口穴79および湯道
80を経て金型キャビティ75内に溶湯を加圧充填す
る。この場合に、先きにアウタプランジャ81を前進し
て充填を完了し、次ぎにインナプランジャ82を前進す
ることにより加圧成形することができる。成形が完了し
た後、上型72が後退して型開きし、中型73を載置し
た下型74に取着したアクチュエータを作動してボルス
タ77上を摺動させることにより湯口穴79の凝固部で
切断される。さらに、ワーク移動装置等を利用して中型
73から鋳造成形されたモータロータを搬出して、新し
い鉄心62を中型73に装着することによって鋳造サイ
クルが繰り返される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイカスト
装置による鋳造成形の特徴は、溶湯を高速で充填し充填
時間が短く、高圧力を加え、溶湯の冷却速度も速いこと
などから、生産性が良好となり大量生産に適していると
されている。しかしながら、上記のようなモータロータ
のダイカスト装置の場合に、射出スリーブ78上部に供
給された溶湯が、アウタプランジャ81の前進によって
金型キャビティ75に充填される状態は、下型74の湯
口穴79から湯道80を経て下型74のエンドリング6
6成形部に充填され、続いて中型73に装着された鉄心
62のスロット部64に充填され、最後に上型72のエ
ンドリング67成形部へ到達するように充填が行なわれ
る。したがって、どうしてもこの上型72(反湯口側)
のエンドリング67成形部への溶湯の充填(湯回り)が
悪くなり易いという問題がある。さらに、アウタプラン
ジャ81による充填後にインナプランジャ82を前進さ
せ充填を補いつつ凝固途中の溶湯を加圧することによ
り、凝固収縮に伴う引け巣および空気や水素ガスの巻き
込み巣などの発生を防止することが行なわれるけれど
も、細い棒状のスロット部64に成形される導体65
が、上型72のエンドリング67成形部よりも熱容量が
小さく先に凝固し、遅れて凝固する上型72のエンドリ
ング67成形部にインナプランジャ82の加圧力が十分
に作用されないため、上型72のエンドリング67成形
部に引け巣が発生し易くなるという問題がある。モータ
ロータの種類によっては、図3に示すようにエンドリン
グ66,67に冷却フィン68を有しているものが多数
あり、この場合には、上述した湯回り不良や引け巣発生
の問題が一層起こり易くなる。
【0006】図5は、モータロータのエンドリングに引
け巣が発生することを防止するために提案された金型装
置で、その構成および作用を簡単に説明する。図5
(a)に示すように、成形前のコア用鉄心92と下金型
95を圧縮バネ87および88、89を介して移動可能
に浮動させて保持しておき、溶湯の充填が行なわれる
と、図5(b)に示すように、凝固が進行する段階で、
先ず熱容量が小さい湯口99および鉄心92のスロット
部94の凝固が進み、湯口側エンドリング成形部96に
対し射出プランジャ93からの加圧力が遮断された状態
となって高まり、下金型95を浮動させている圧縮バネ
87を収縮し、下金型95が湯口側エンドリング成形部
96へ向かって移動される。この下金型95の移動とス
ロット部94の凝固進行との相乗作用により湯口側エン
ドリング成形部96が容積を減じて加圧されると同時
に、鉄心92を浮動させている圧縮バネ88、89を収
縮し、鉄心92が反湯口側エンドリング成形部97へ向
かって移動され、反湯口側エンドリング成形部97も容
積を減じ加圧されるというものである。
【0007】しかしながら、上記のように鉄心および金
型の一部を浮動させ、これらを凝縮進行に伴って移動さ
せ成形される方法では、その移動量が溶湯の凝固に依存
するばかりでなく、鉄心および金型を移動可能にする外
周の隙間に溶湯が進入し易くその凝固により移動性を悪
化することが避けられず、その対策も困難であって、両
エンドリングの仕上り形状にバラツキが発生し易く、安
定した製品を大量生産することに問題があると懸念され
る。また、前述の冷却フィンを有したエンドリングに起
こり易い湯回り不良の問題に対処できるものではない。
【0008】そこで、本発明の目的は、ダイカスト法に
よる鋳造成形の利点を生かしつつ、上記の湯回り不良お
よび引け巣の発生し易い問題を防止し、安定して品質を
向上させ、生産性に優れたモータロータのダイカスト装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、中型に装着される積層したコア用鉄心の
外周部に形成されたスロット部と前記コア用鉄心に対し
て上型および下型に形成されたエンドリング成形部とか
らなり型締めされる金型キヤビテイに、給湯機構を接続
した射出スリーブに挿通する射出プランジャにより前記
下型に設けた湯口から下型の湯口側エンドリング成形部
に連通する放射状の複数の湯道を介して溶湯を充填、加
圧して鋳造成形されるモータロータのダイカスト装置に
おいて、前記上型に設けた反湯口側エンドリング成形部
に連通する放射状の複数の湯道と、一端を前記湯道に連
通し他端を前記上型外に開口する内孔を有し前記上型に
嵌装するスリーブと、前記内孔に摺動自在に挿通され前
記上型外部に設けたアクチュエータに連結する加圧ピス
トンと、前記内孔他端側の内周に設け外部へ開放される
複数の溝と、前記上型外への開口部を密封するカバー
と、該カバーに接続される真空装置と、から構成し、溶
湯の射出充填開始前に、前記加圧ピストンの先端を前記
内孔他端の溝の位置まで後退させ、前記真空装置を作動
して前記金型キヤビテイ内を減圧させた後、前記加圧ピ
ストンの先端を前記溝の遮断位置まで前進させ、減圧を
保持した状態で溶湯を射出充填し、ガス巻き込みおよび
湯回り不良を防止するとともに、溶湯の充填完了後、前
記反湯口側エンドリング成形部の湯道から前記内孔まで
到達した溶湯に対して前記加圧ピストンの先端を前進さ
せて押し込み、反湯口側エンドリング成形部を加圧して
引け巣の発生を防止することを特徴とするモータロータ
のダイカスト装置とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るモータ
ロータのダイカスト装置で、図3の従来装置の場合と同
様に金型20を主とする要部のみを示し、通常のダイカ
スト装置に具備される型締、射出、給湯機構および製品
搬出等の付属装置は図示を省略する。図1において、金
型20は、不図示の移動ダイプレートに取着した移動金
型である上型22と、この上型22が図示しない型締機
構により型開閉する中型23および中型23を載置する
下型24からなる固定金型とから構成される。中型23
に多数のスロット部14を有するコア用鉄心12が装着
されることにより、上型22および下型24のエンドリ
ング成形部16、17とスロット部14を連通して金型
キャビティ25が形成される。下型24は、固定ダイプ
レート26に取り付けたボルスタ27上に摺動可能に保
持される。射出スリーブ28は,固定ダイプレート26
およびボルスタ27を貫装しボルスタ27上面側の開口
して設けられ、下型24に形成された湯口穴29に連結
している。下型24の湯口穴29と金型キャビティ25
とは湯道30により連通されている。射出スリーブ28
は、アウタプランジャ31と同心に内挿したインナプラ
ンジャ32とからなるダブル式射出プランジャ33が挿
通され、図示しない射出シリンダを含む射出機構が連結
されている。さらに、射出スリーブ28下部に不図示の
給湯管と給湯機構が連結されており、アルミニウムなど
の溶湯が供給される。これらの基本的な構成の範囲は、
前述の従来装置の該当部材と共通した周知の技術内容か
らなるものである。
【0011】しかるに、本発明においては、反湯口側エ
ンドリング成形部17におけるガス巻き込み巣、湯回り
不良および引け巣の発生を防止するために次のような構
成を付加させている。すなわち、スリーブ41が上型2
2にエンドリング成形部17と同心に嵌装され、その内
孔42の一端を上型22上面に開口させ、他端をエンド
リング成形部17と連通する放射状の湯道43に導通さ
せる。内孔42には加圧ピストン44が先端を湯道43
に向けて進退可能に挿通し、後端を上型22上部に設け
たアクチュエータとする油圧シリンダ45のピストンロ
ッド46に連結する。アクチュエータはサーボモータと
ボールネジで構成しても良い。ピストンロッド46の前
進ストロークは、例えば、ストロークセンサ50を設け
ることにより少なくとも2段階にストローク位置制御さ
れる。また、上型22上面に開口した内孔42の一端側
の内周に上型22上面に開放する複数の溝47を形成す
るとともに、ピストンロッド46をシールを介して貫通
し上型22上面の開口部を囲む密封空間を形成するカバ
ー48を上型22上面に取着する。カバー48には吸引
口を設け、内部を減圧するための真空装置49を接続す
る。さらに、コア用鉄心12を挿通した軸11が、下型
24側端部には下型24に穿設した穴に埋設した圧縮バ
ネ51により保持され、上型22側端部にはゲートリン
グ52が位置決めインローなどにより同心に載置され
る。このゲートリング52は、鉄心12に相対する側が
平面で、上型22側はエンドリング成形部17と連通す
る放射状の湯道43の一側を形成する。なお、この放射
状の湯道43はエンドリング成形部17に冷却フィン成
形部18の有る際にはその位置に相対して設けると好適
である。
【0012】次ぎに、上記本発明の装置における鋳造成
形する際の作用について説明する。先ず、段取りによっ
て軸11に挿通されゲートリング52を載置したコア用
鉄心12が中型23に装着され、型締機構により上型2
2を中型23および下型24に向けて前進させ金型20
の型締めが行なわれる。このとき、ゲートリング52に
は上型22の型締力が放射状の湯道43と湯道43の間
で直に押圧作用して、ゲートリング52が軸11を介し
て軸11端部の圧縮バネ51を押し鉄心12側の平面を
鉄心12の積層面に押接させることにより鉄心12の適
正なコア厚みとコア押圧を保持する。
【0013】型締め後、金型キャビティ25内への溶湯
の射出充填の開始前に、図2に示すように、上型22に
設けたスリーブ41内のピストンロッド46の先端を溝
47の位置まで後退させ、反湯口側エンドリング成形部
17に連通する放射状の湯道(ランナー)43がスリー
ブ41の内孔42から溝47を介してカバー48内の空
間に導通した状態とし、カバー48に接続した真空装置
49を作動させることにより、反湯口側エンドリング成
形部17から鉄心12のスロット部14および湯口側エ
ンドリング成形部16に至る金型キャビティ25内が排
気減圧され、次いで、この減圧状態を維持したままスリ
ーブ41の内孔42とカバー48との連通を遮断するた
め、ピストンロッド46を、先端が図2で仮想線で示す
ように溝47を越える位置まで前進させることにより、
金型キャビティ25内が減圧された状態に保たれる。
【0014】この減圧された状態の金型キャビティ25
内に対して、前述の従来装置の場合と同様に、射出スリ
ーブ28上部に供給された溶湯を、射出機構を作動して
射出プランジャ33のアウタプランジャ31を前進さ
せ、湯口穴29および湯道30を経て金型キャビティ2
5内に溶湯が加圧充填されるので、湯口30から湯口側
エンドリング成形部16および鉄心12のスロット部1
4を経て反湯口側エンドリング成形部17にまで到達さ
せる溶湯の充填が金型キャビティ25内の減圧によって
促進され、特に反湯口側エンドリング成形部17に起こ
り易いガス巻き込みおよび湯回り不良を防止することが
できる。なお、下型24中央部の湯口穴29から分流子
により放射状の複数の湯道30を湯口側エンドリング成
形部16の冷却フィンの箇所で連通するよう形成するこ
とによって溶湯の充填加圧が良好になる。また、射出ス
リーブ28内径を小さくすることが可能な場合には射出
スリーブ28の断面積が小さくなるので射出圧力から得
られる鋳造圧力を大きくすることができる。
【0015】金型キャビティ25内へ溶湯の充填が完了
すると、この完了状態を図示しない検知手段により検知
した信号、例えば予め設定した時間を経過したタイマー
信号によって金型キャビティ25内に充填された溶湯を
加圧することが行なわれる。図1は、この加圧状態を示
している。この場合に、湯口30側からは、前述の従来
装置の場合と同様に、先きにアウタプランジャ81を前
進して溶湯を充填し、充填完了の設定時間経過後のタイ
マー信号によりインナプランジャ82を前進させて加圧
が行なわれる。さらに、本発明では、反湯口側エンドリ
ング成形部17に対して、上型22に設けた湯道43お
よびスリーブ41の内孔42にまで充填された溶湯に向
けてスリーブ41に嵌装した加圧ピストン44を前進さ
せて加圧することにより、特に反湯口側エンドリング成
形部17における引け巣の発生を防止できる。この場
合、加圧する油圧シリンダ45内のピストン径を連結さ
せた加圧ピストン44の径より大とするによって増圧が
図られることは当然である。また、放射状の湯道43
は、湯口側の場合と同様に、反湯口側エンドリング成形
部17の冷却フィンの箇所で連通するよう形成すると好
適である。
【0016】加圧成形が完了した後、前述の従来装置と
同様に、上型22を型開きし、中型23を載置した下型
24を移動して湯道穴29の凝固部で切断し、鋳造成形
されたモータロータを中型23から搬出する。なお、湯
道30、43は搬出した後にエンドリングから切り離さ
れる。
【0017】
【発明の効果】上記の本発明に係るモータロータのダイ
カスト装置によれば、従来周知のダイカスト鋳造成形の
利点を生かしつつ、反湯口側から金型キャビティ内を減
圧する機構および反湯口側に充填完了後の加圧機構を設
けることによって、特に反湯口側エンドリング成形部に
対するガス巻き込み、湯回り不良および引け巣の発生を
防止することができるので、製品の品質が安定、かつ向
上し、引け巣の無い製品によって回転バランス調整も最
少となり安定した回転特性を有するモータロータが得ら
れ、優れた生産性を発揮できるダイカスト装置と成る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータロータのダイカスト装置の
実施例の要部を示す断面図。
【図2】図1の装置における射出充填開始前の状態に関
して一部分を示す断面図。
【図3】一般的なモータロータの構造を示す斜視図。
【図4】従来のモータロータのダイカスト装置の要部を
示す断面図。
【図5】他の従来例の場合のモータロータの金型装置
で、(a)は溶湯充填前、(b)は凝固進行中の状態を
示す断面図。
【符号の説明】
11,61 軸 12,62,92 コア用鉄心 14,64,94 スロット部 16,96 エンドリング成形部(湯口側) 17,97 エンドリング成形部(反湯口側) 18 冷却フィン成形部 20,70 金型 22,72 上型 23,73 中型 24,74,95 下型 25,75 金型キャビティ 26,76 固定ダイプレート 27,77 ボルスタ 28,78,98 射出スリーブ 29,79,99 湯口穴 30,80 湯道 31,81 アウタプランジャ 32,82 インナプランジャ 33,83,93 射出プランジャ 41 スリーブ 42 内孔 43 湯道(ランナー) 44 加圧ピストン 45 油圧シリンダ 46 ピストンロッド 47 溝 48 カバー 49 真空装置 50 ストロークセンサー 51 圧縮バネ 52 ゲートリング 60 モータロータ 65 導体 66、67 エンドリング 68 冷却フィン 71 移動ダイプレート 84 給湯管 87、88、89 圧縮バネ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 15/02 H02K 15/02 J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中型に装着される積層したコア用鉄心の
    外周部に形成されたスロット部と前記コア用鉄心に対し
    て上型および下型に形成されたエンドリング成形部とか
    らなり型締めされる金型キヤビテイに、給湯機構を接続
    した射出スリーブに挿通する射出プランジャにより前記
    下型に設けた湯口から下型の湯口側エンドリング成形部
    に連通する放射状の複数の湯道を介して溶湯を充填、加
    圧して鋳造成形されるモータロータのダイカスト装置に
    おいて、 前記上型に設けた反湯口側エンドリング成形部に連通す
    る放射状の複数の湯道と、一端を前記湯道に連通し他端
    を前記上型外に開口する内孔を有し前記上型に嵌装する
    スリーブと、前記内孔に摺動自在に挿通され前記上型外
    部に設けたアクチュエータに連結する加圧ピストンと、
    前記内孔他端側の内周に設け外部へ開放される複数の溝
    と、前記上型外への開口部を密封するカバーと、該カバ
    ーに接続される真空装置と、から構成し、 溶湯の射出充填開始前に、前記加圧ピストンの先端を前
    記内孔他端の溝の位置まで後退させ、前記真空装置を作
    動して前記金型キヤビテイ内を減圧させた後、前記加圧
    ピストンの先端を前記溝の遮断位置まで前進させ、減圧
    を保持した状態で溶湯を射出充填し、ガス巻き込みおよ
    び湯回り不良を防止するとともに、 溶湯の充填完了後、前記反湯口側エンドリング成形部の
    湯道から前記内孔まで到達した溶湯に対して前記加圧ピ
    ストンの先端を前進させて押し込み、反湯口側エンドリ
    ング成形部を加圧して引け巣の発生を防止することを特
    徴とするモータロータのダイカスト装置。
JP18266199A 1999-06-29 1999-06-29 モータロータのダイカスト装置 Expired - Lifetime JP4233687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18266199A JP4233687B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 モータロータのダイカスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18266199A JP4233687B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 モータロータのダイカスト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001009560A true JP2001009560A (ja) 2001-01-16
JP4233687B2 JP4233687B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=16122233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18266199A Expired - Lifetime JP4233687B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 モータロータのダイカスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4233687B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6848495B2 (en) 2003-05-19 2005-02-01 Bristol Compressors, Inc. Method of manufacturing a laminated rotor
JP2005118879A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Fondarex Sa 溶融材料を処理する装置
DE10218732B4 (de) * 2001-04-27 2006-02-02 Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Kompressorrotors
JP2009268322A (ja) * 2008-04-29 2009-11-12 Mitsubishi Electric Corp かご形回転子の製造装置およびその製造方法
JP2009262213A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp かご形回転子の製造方法及びその製造装置
CN103138435A (zh) * 2013-03-19 2013-06-05 合肥凯邦电机有限公司 一种铸铝转子及其浇铸模
CN103746522A (zh) * 2014-01-02 2014-04-23 山东华力电机集团股份有限公司 一种电机转子的铸铝模具
CN103780026A (zh) * 2014-01-06 2014-05-07 广东美芝精密制造有限公司 电机转子压铸工装及方法、内径保护装置
KR101435882B1 (ko) 2013-03-19 2014-09-01 한국생산기술연구원 로터 주조를 위한 버티컬 다이캐스팅 장치 및 방법
KR101505390B1 (ko) 2013-09-17 2015-03-25 주식회사 에스제이씨 회전자용 다이캐스팅 장치
KR101510814B1 (ko) * 2013-06-29 2015-04-17 주식회사 에스제이씨 흑연 소재의 탕도 샤프트를 이용한 회전자용 원심 주조 금형
JP2015109744A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社デンソー 回転子の製造方法
CN105322735A (zh) * 2015-11-28 2016-02-10 白银海佳电泵制造有限公司 大功率潜水电机铸铝转子的生产工艺
CN110899658A (zh) * 2019-12-24 2020-03-24 山西电机制造有限公司 一种三相异步电机铸铝转子的高压铸铝模具用水冷结构
CN113385655A (zh) * 2020-03-14 2021-09-14 南通通达矽钢冲压科技有限公司 一种电机转子立式铸铝模具
CN113714484A (zh) * 2021-09-01 2021-11-30 中达电机股份有限公司 一体式齿轮箱体专用电机铸铝转子上下压铸模
CN117086282A (zh) * 2023-10-13 2023-11-21 宁波爱柯迪科技产业发展有限公司 一种笼式电机铸铝转子的压铸成型模具以及成型方法
CN117444173A (zh) * 2023-11-17 2024-01-26 江阴市海达电机冲片有限公司 一种电机转子压铸装置及方法
CN118143228A (zh) * 2024-03-06 2024-06-07 佛山市同能机电有限公司 一种铸铝转子用模具结构

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10218732B4 (de) * 2001-04-27 2006-02-02 Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Kompressorrotors
US6900573B2 (en) 2003-05-19 2005-05-31 Bristol Compressors, Inc. Rotor core lamination for a laminated rotor
US6848495B2 (en) 2003-05-19 2005-02-01 Bristol Compressors, Inc. Method of manufacturing a laminated rotor
JP2005118879A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Fondarex Sa 溶融材料を処理する装置
JP2009262213A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp かご形回転子の製造方法及びその製造装置
JP2009268322A (ja) * 2008-04-29 2009-11-12 Mitsubishi Electric Corp かご形回転子の製造装置およびその製造方法
KR101435882B1 (ko) 2013-03-19 2014-09-01 한국생산기술연구원 로터 주조를 위한 버티컬 다이캐스팅 장치 및 방법
CN103138435A (zh) * 2013-03-19 2013-06-05 合肥凯邦电机有限公司 一种铸铝转子及其浇铸模
CN103138435B (zh) * 2013-03-19 2016-02-24 合肥凯邦电机有限公司 一种铸铝转子及其浇铸模
KR101510813B1 (ko) * 2013-06-29 2015-04-17 주식회사 에스제이씨 탕도 샤프트 및 그를 갖는 회전자용 원심 주조 장치
KR101510814B1 (ko) * 2013-06-29 2015-04-17 주식회사 에스제이씨 흑연 소재의 탕도 샤프트를 이용한 회전자용 원심 주조 금형
KR101505390B1 (ko) 2013-09-17 2015-03-25 주식회사 에스제이씨 회전자용 다이캐스팅 장치
JP2015109744A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社デンソー 回転子の製造方法
CN103746522A (zh) * 2014-01-02 2014-04-23 山东华力电机集团股份有限公司 一种电机转子的铸铝模具
CN103780026A (zh) * 2014-01-06 2014-05-07 广东美芝精密制造有限公司 电机转子压铸工装及方法、内径保护装置
CN105322735A (zh) * 2015-11-28 2016-02-10 白银海佳电泵制造有限公司 大功率潜水电机铸铝转子的生产工艺
CN110899658A (zh) * 2019-12-24 2020-03-24 山西电机制造有限公司 一种三相异步电机铸铝转子的高压铸铝模具用水冷结构
CN113385655A (zh) * 2020-03-14 2021-09-14 南通通达矽钢冲压科技有限公司 一种电机转子立式铸铝模具
CN113714484A (zh) * 2021-09-01 2021-11-30 中达电机股份有限公司 一体式齿轮箱体专用电机铸铝转子上下压铸模
CN117086282A (zh) * 2023-10-13 2023-11-21 宁波爱柯迪科技产业发展有限公司 一种笼式电机铸铝转子的压铸成型模具以及成型方法
CN117086282B (zh) * 2023-10-13 2024-01-12 宁波爱柯迪科技产业发展有限公司 一种笼式电机铸铝转子的压铸成型模具以及成型方法
CN117444173A (zh) * 2023-11-17 2024-01-26 江阴市海达电机冲片有限公司 一种电机转子压铸装置及方法
CN117444173B (zh) * 2023-11-17 2024-04-26 江阴市海达电机冲片有限公司 一种电机转子压铸装置及方法
CN118143228A (zh) * 2024-03-06 2024-06-07 佛山市同能机电有限公司 一种铸铝转子用模具结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4233687B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001009560A (ja) モータロータのダイカスト装置
US2181157A (en) Method and apparatus for pressure casting
US3344848A (en) Die casting apparatus with non-turbulent fill and dual shot plunger arrangement
JP4258044B2 (ja) 無孔質ダイキャスト装置
CN104014760A (zh) 一种可以防止铸件缩孔的压铸模具及其压铸工艺
JP2015120176A (ja) アルミニウムダイカスト装置及びアルミニウムダイカスト方法
JPS591059A (ja) ダイカストマシンの射出速度制御方法
JP2862166B2 (ja) ダイカスト用射出スリーブ
JP3960128B2 (ja) 金型内のガス抜き方法
JP3154054B2 (ja) ダイカスト機の鋳込み装置
JP4168526B2 (ja) 真空ダイカスト装置及びその方法
JP3339290B2 (ja) 鋳物の製造装置
JP2743789B2 (ja) 無孔質ダイキャスト装置
CN114871402A (zh) 新型压铸机、压力铸造方法、型腔口通断切换方法及装置
WO2018053938A1 (zh) 串缸立式挤压铸造机
JPH01224156A (ja) 竪型鋳込装置
JP3262215B2 (ja) 直圧式型締装置の型締方法
JPH03264148A (ja) 誘導電動機ロータのダイカスト金型装置
KR101627982B1 (ko) 알루미늄 클러치 하우징의 제조 방법
CN119387550B (zh) 一种嵌入式致密压铸工艺及模具结构
JPS588942B2 (ja) ヨウトウタンゾウオオコナイウルダイカストカナガタソウチ
JPH01104454A (ja) 薄肉鋳物の鋳造方法及び装置
JP2854618B2 (ja) 溶湯鍛造方法
CN117324593B (zh) 超高锰镶嵌硬质合金浇铸的真空负压浇铸装置及其方法
JPH0716778B2 (ja) 無孔質ダイキャスト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080825

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4233687

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term