JP2000513306A - 窓付き柔軟性パッケージバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 柔軟性パッケージバッグ（５０）は、複数の物品を収納するものである。物品の各々は、使用者、購入者等に好ましく見える構成部分を備える。該柔軟性パッケージバッグは、見た目が好ましいグラフィックをほぼ縁取りする周縁部を備える壁の１つに窓を有する。視覚的目印（９６）が、他の壁にあり、視覚的物品のグラフィックに使用者、購入者の注意を引き寄せる為に、窓に視覚的に組合わされる。付属窓（９８）は、柔軟性パッケージバッグにあるので、残っている物品の数を簡単に見て確定できる。

Description

【発明の詳細な説明】 窓付き柔軟性パッケージバッグ技術分野 本発明は、物品を収納し、分配する為の柔軟性パッケージバッグに関する。特 に、本発明は、収納された物品の選定部分を視覚的に認識できるようにする視覚 表示の特徴を備える柔軟性パッケージバッグに関する。従来の技術 柔軟性ポリマー材から形成されるパッケージバッグが、幼児オムツやトレーニ ングパンツ、生理用品、大人の失禁用商品等様々なタイプの商品を収納するため に使用されている。これらのバッグは、物品のパッケージを、持ち運びと商品棚 での陳列がし易いボール紙のような外観の形状にすることを可能にする。このバ ッグは、バッグの持ち運びを楽にする取っ手を備え、パッケージに出し入れ開口 部を設ける仕組を備える。 消費者に特定のバッグの中身を知らせる為に、バッグが作られる材料、説明書 、図面、又は特定の物品に適切な使用方法が印刷されている。一般的に、該バッ グが作られる材料は、背景色で印刷され、この背景色の上にさらに、包装された 物品の図面、物品を説明する専門用語、使用方法、製造業者等が印刷されている 。 これらのバッグに現在印刷されていることについての問題の１つは、そこに包 装されている実際の商品を正確に示していないことである。これは、商品の構造 、性能における消費者の信頼を減少させる望ましくない結果をもたらす。発明の概要 先行技術に存在する難点や問題点に対する答えとして、特徴を視覚的に表示す る柔軟性パッケージバッグが、検出されている。 本発明の１つの形式において、１対の側壁、１対の端壁、上端壁、底壁を備え るパッケージバッグがあり、それらの壁全ては、内側空間を形成する。物品のス タックが内側空間内に収納され、各々の物品は、前パネル及び後パネルを有し、 該パネルの１つはグラフィックが付いている。該壁の１つは、グラフィックの少 なくとも１部分をほぼ縁取る周縁部を備える窓を有する。 本発明の他の形式において、１対の側壁、１対の端壁、上端壁、底壁を備え、 該壁全てが内側空間を形成するパッケージバッグが提出される。物品のスタック が、内側空間に収納される。窓が４壁周辺をほぼ包み、物品の構成部分の少なく とも１部分が該窓を通じて視覚的に認識できる。 本発明のさらに他の形式において、パッケージバッグは、内側空間を備える多 面体の囲いを構成する複数の壁を有する。物品のスタックが内側空間に収納され 、各物品は、そこに組合わされる構成部分を備える。該壁の１つの少なくとも１ 部分は、少なくともほぼ透明で、物品のスタックは内側空間に配置されるため、 構成部分の少なくとも１切片は、ほぼ透明な部分を通じて視覚的に認識できる。 本発明のさらに別の形式において、パッケージバッグは、内側空間を構成する 複数の側面によって形成されるほぼ透明な囲いを備える。物品のスタックが内側 空間に収納され、各物品は前パネル及び後パネルを備える。各物品のパネルの少 なくとも１つは、その上にグラフィックを有する。物品を分配するために内側空 間へアクセスを可能にする機構が設けられる。図面の簡単な説明 図１は、グラフィックを有する１つの物品の正面図である。 図２は、グラフィックを有する他の物品の正面図である。 図３は、本発明による１つのバッグの斜視図である。 図４は、物品のスタックの斜視図である。 図５は、本発明による第２バッグの斜視図である。 図６は、本発明による第３バッグの正面図である。 図７は、本発明による第４バッグの正面図である。 図８は、本発明による第５バッグの平面図である。 図９は、本発明による第６バッグの平面図である。 図１０は、内側空間と、そこに収納された物品を露出するように開かれたバッ グを示す。 図１１は、本発明の第７バッグの斜視図である。 図１２は、本発明の第８バッグを示す。好ましい実施例の詳細な説明 図１及び図２は、子供用使い捨て吸収トレーニングパンツを示し、「使い捨て 」という用語は、該トレーニングパンツは、汚れて捨てられるまで使用できるよ うにデザインされることを意味し、洗濯して再利用はされない。他の適切な使い 捨て吸収物品のうち、本発明の柔軟性パッケージバッグと共に使用される例とし て、限定されないが、使い捨て吸収パンツ、おむつ、生理用品、失禁用品、使い 捨て服等がある。以後、例として使い捨てトレーニングパンツについて言及する 時に、「構成部分」という用語は、限定はされないが端、角、側面のような図取 りした所定部、例えば、弾性ストライプ、吸収ガーゼ、弾性層又は弾性パネル、 材料層、又はグラフィックのような構造部分を意味する。「グラフィック」とい う用語は、限定されないが、画像、デザイン、模様、記号、符号等を意味する。 図１又は図２に示されるトレーニングパンツのような使い捨て吸収物品は、複 数の、外見に関連する、及び／又は、機能に関連する構成要素を備えることがで きる。限定されないが、グラフィックを含む外観に関する構成部分の例として、 製品の形をより明白に分かりやすくするために脚部及びウエスト開口部を目立た せ、又は強調し、男子用のチャック開口部、女子用のひだ飾りに似せた弾性脚部 バンド、弾性ウエスト開口部のような構成部分を模倣した物品の部分を目立たせ 、又は強調し、商品の外観寸法を変えるために、商品のある部分を目立たせ、選 定的に湿気表示器を後ラベル又は前ラベルに配置し、物品の所望位置に使用説明 書を選定的に配置するものがある。 機能構成部分の例として、限定はされないが、ウエスト弾性材、脚部弾性材、 通気部、防水加工部、湿潤部、接着剤、コーティング、被包性インク、化学的に 敏感な物質、環境に敏感な物質、熱に敏感な物質、湿気に敏感な物質、香水、芳 香調整剤、インク、ファスナー、流体保管部、織込み又は浮彫り部等を有するも のがある。 図１を参照すると、前パネル１２、後パネル１４及び、前後パネル１２、１４ と１対の弾性サイドパネル１８を相互に連結させる股パネル１６によって一般に 構成される子供用使い捨てトレーニングパンツ１０が示されている。各弾性サイ ドパネル１８は、２つの異なる弾性部分から形成され、超音波結合によって互い に適切に結合され、サイド継ぎ目２０を形成する。該サイド継ぎ目２０が組立て られると、ウエスト開口部２２及び脚部開口部２４が、形成される。トレーニン グパンツ１０が養護者によって手で分解できるように、該サイド継ぎ目２０が、 手によって破けるように構成されるため、排便後子供から簡単に便を取り除ける 。上記トレーニングパンツ１０の構造及びデザインのより詳細な説明が、米国特 許番号4、940、464にあり、その内容は引用することによってここに組み入れる 。弾性サイドパネル１８を供給する１つの特殊な方法は、米国特許番号5、224、 405及び米国特許番号5、104、116において説明され、両特許は、引用することに よってここに組み入られる。サイド継ぎ目２０を設けることが、米国特許番号5 、046、272において説明される方法で達成され、この特許も引用によってここに 組み入れる。 トレーニングパンツ１０は、前パネル１２に適切に結合される前ウエスト弾性 部２６、後パネル１４に適切に結合される後ウエスト弾性部２８、股パネル１６ に適切に配置される脚部弾性部３０、液体不浸透性外側カバー又はバックシート ３４、及び液体浸透性ライナー又はトップシート３６の間に配置される吸収パッ ド（示されない）を有する。グラフィック３８は、前パネル１２に選択的に配置 され、図示されるように、虹、太陽、雲、車に加えて、男性下着に典型的な擬似 「重ね開口部４０」のデザインを有する。該グラフィック３８は、どのようなパ ターンや美的形態などでもよく、所定位置において物品上に配置されることが望 ましい。 図２は、女の子に一般に使用される他のトレーニングパンツを示す。このトレ ーニングパンツ４０は、異なるタイプの外観に関する構成部分で、使い捨て吸収 物品に含まれる構成部分を表わすグラフィック４４を有する。該グラフィック４ ４は、虹、太陽、雲、荷馬車、風船に加えて擬似ウエストひだ飾り４６、擬似脚 部ひだ飾り４８を有する。重ねて、適切なグラフィックが使用によって、使用者 及び養護者にとって美的に及び／又は機能的に心地よい外観を備える。 主に図３を参照すると、多面的囲いを形成又は構成する多面体を備える柔軟な パッケージバッグを示す。特に、バッグ５０は、六面体の囲いを構成又は形成す る六面体形を備える。バッグ５０は、１対の端壁５２、１対の側壁５４、上端壁 ５６、底壁５８によって形成される。各壁は、端壁５２の周縁部６２のような周 縁部を備える。該壁５２、５４、５６、５８は、トレーニングパンツ１０のよう な物品の圧縮スタック６４（図４）を含む内側空間６０（図１０）を形成する。 「圧縮された物品」という用語又は同様の専門用語が意味することは、図４のト レーニングパンツ１０のような物品スタックが、前パネル１２及び後パネル１４ のような前後面又はパネルで、スタック方向６６（図４）に平行方向に圧縮力に よって内側に圧縮され、元来圧縮されない物品の縦の長さ６８を縮小させる。該 圧縮スタック６４は、幅寸法７０及び高さ寸法７２を有する。「圧縮包装」とい う用語又は類似の専門用語は、トレーニングパンツ１０が圧縮され、バッグ５０ に挿入される状態、状況を示す。「拡大力」という用語又は類似する専門用語は 、圧縮力に対しほぼ反対方向及び平行方向で、主に端壁５２に向いた方向に圧縮 スタック６４によって生じる力を意味する。一般に、バッグ５０の全ての壁には 、ある程度の張力が加わる。 バッグ５０は、異なる材料から構成してもよく、又はほぼ同じタイプの材料か ら構成してもよい。通常、材料は、ポリマーフイルムであり、バッグ５０がトレ ーニングパンツ１０でほぼ満たされる時、所望の六面体に全体としてなるように 十分柔軟性がある。さらに、該材料は、破損したり、フイルム材を過度に膨張さ せたり、又は伸張させずに、該トレーニングパンツ１０又は他の物品を支え、包 装する十分な力を備えなければならない。例えば、フイルム材は、約２．５ミル （約０．０６３５ミリメーター）の厚さを備えるポリエチレンフイルム又はラミ ネートフイルムから構成される。他の例では、ＬＤＰＥ（低濃度ポリエチレン） フイルム、ＬＤＰＥ／ＬＬＤＰＥ（線状低濃度ポリエチレン）ラミネートフイル ム、ＬＤＰＥ／ＭＤＰＥ（中密度ポリエチレン）ラミネートフイルム、ＬＤＰＥ ／ＨＤＰＥ（高濃度ポリエチレン）ラミネートフイルム等がある。明らかに、バ ッグ５０の寸法は、所望の又は美的に好ましい形を有する包装物品のタイプに依 る。適切なバッグ及びその製造方法は、米国特許番号5、282、687に開示され、 その内容は、引用によってここに組み入れる。 バッグ５０は、少なくとも壁の１つに、使い捨てトレーニングパンツ１０を該 バッグから取り外すために内側空間６０（図１０）にアクセスするための手段を 有する。このアクセス手段は、容易に破けるもろい線である。破れやすい線７４ （図３）は、そこから使い捨てトレーニングパンツ１０を取り出せるところであ れば、バッグ５０のどんな位置又は場所にも配置又は製造できる。図３に示され るように、破れやすい線７４は、１つの側壁５４に部分的に配置され、底壁５８ に沿って下面へ続き、反対側の側壁５４に沿って他方の側壁５４と同じ距離だけ 上に向かう。これは、図１０にも示され、破れやすい線７４は、トレーニングパ ンツ１０を取り出し、分配するための開口部７６を設けるために破られる。例え ば、破れやすい線７４は、部分的に切断し、又は所望の型にバッグ材料の厚さを 薄くすることによって設けられ、又はバッグの所望箇所又は壁に沿ってミシン目 の所定型を設け、又はバッグの所望線に沿って圧力弱化の所望型を設ける。図示 されるように、破れやすい線７４は、ミシン目の線によって形成され、１インチ につき約２〜１０のミシン目がある。 主に図４を参照すると、各トレーニングパンツ１０は、折りたたまれるため、 弾性サイドパネル１８（図１）は、前パネル１２と後パネル１４の間で内側に配 置される。図４に示されるように、各トレーニングパンツ１０は、両側縁７８、 上端縁８０、底縁８２、両表面８４（１面のみ図４に示される）及び周縁部８６ を全体として形成する。該パンツは、バッグ５０に圧縮して詰め込まれると、表 面８４が、スタック方向６６に沿って向かい合う。従って、トレーニングパンツ １０の該上端縁８０（図４に示す）は、底壁５８に接触し、該トレーニングパン ツ１０の底縁８２は、バッグ５０の先端壁５６に接触し、該トレーニングパンツ １０の側縁７８がバッグ側壁５４に接触し、端トレーニングパンツ１０の外側表 面８４は、端壁５２に接触する。図４におけるトレーニングパンツ１０の底縁８ ２が、ウエスト開口部２２（図１）に相当する。 主に図３及び図１０を参照すると、バッグ１０が、破れやすい線７４を破るこ とによって開口され、開口部７６を介してトレーニングパンツ１０を取り出せる 。典型的な例では、破れやすい線７４の分裂が、一部分を破ることによって始め られ、破れやすい線７４に沿って底壁５８へ、さらに、破れやすい線７４が製造 された側壁５４の部分へ分裂が広がる。破れやすい線７４を破ることによって、 使用者は、トレーニングパンツ１０を取り出すために、開口部７６に指を入れる 。その後、使用者はトレーニングパンツ１０の先端を掴み、バッグ５０から引き 出 す一方、残されたトレーニングパンツ１０は、領域は内側空間６０内で整備され る。 主に図３を参照すると、バッグ５０は、端壁５２の一部に配置される窓８８を 有する。窓８８は、端壁５２の周縁部とほぼ類似する形を備える窓周縁部９０を 有する。窓８８は、少なくとも実質上、バッグ５０内に収納されるトレーニング パンツ１０の１つの構成部分を縁取る。図３に、窓８８によって縁取る構成部分 が、グラフィック３８の１部又は１断片であり、窓８８を通して視覚的に認識で きる。トレーニングパンツ１０は、後パネル１４に他のグラフィックも備え、こ の場合、グラフィック３８を縁取る窓８８を備える端壁５２と反対側の端壁５２ を通して視覚的に認識される後パネルのグラフィックを備えることが望ましい。 この場合、反対側の端壁、例えば図３に見られない端壁も、窓を備える。 バッグ５０に収納される物品のタイプ、グラフィック等の物品の構成部分によ っては、端壁５２とは異なる壁に窓を備えることが望ましい。例えば、物品のス タックがバッグ５０の異なる方向に詰め込まれ、側壁５４の１つ、上端壁５６又 は底壁５８が窓を備え、窓を通して構成部分を視覚的に認識することができる。 グラフィック３８のような構成部分を縁取る窓８８に関して、「縁取る」、「 実質的に縁取る」又は他の言い方をした用語の意味は、窓周縁部が、視覚的に表 示される構成部分の全部又は少なくとも一部を包囲又は取り囲むことを意味する 。この説明の文脈内では、構成部分が人の目に明確、又はほぼ明確である場合、 視覚的に認識できる。「明確な」という用語は、物質が光を透過できるために、 構成部分又はその一部が、あたかも構成部分の間に介入する物質がないかのよう に明確に見えることを意味する。「ほぼ明確な」という言葉は、光透過可能であ るが、はっきりしたイメージ、形、形状等の認識をなくすような光の拡散を生じ ることを意味する。 本発明は、使用者及び養護者が購入する物品で、バッグにパックされる場合、 特に望ましい物品の構成部分又は一部を視覚的に認識できる特徴を備えている。 購入者は、物品の寸法も識別でき、従って適合性におけるある程度の信頼を与え られる。購入の際に物品が見えることは、使用者及び養護者にとって重要である 。例えば、バッグ５０がトレーニングパンツ１０を包装する場合、子供は、特定 の 物品を選択できると同時に、性別特有のグラフィックを見ることができる。これ によって、子供は、身に着けていることを実感し、トイレ訓練過程において積極 的な役割を与えられる。これは、子供のトイレ訓練を促進されるため非常に大切 である。同様に重要なことは、養護者が、物品の望ましい特徴や構成部分を見る ことが出来る。例えば、トレーニングパンツ１０が、布のような素材で、特殊な デザインやグラフィックを有する特殊な外側カバーを備える場合、養護者は、購 入に際して選択する物品に高い信頼を置ける。 トレーニングパンツ１０のような物品を収納し、取り出すバッグ５０のような パツケージバッグの製造において、バッグ材の外側及び内側表面に着色した実例 、使用説明書、製造の原型を印刷することが通例である。この説明において、「 背景」又はその他の言い方をした用語は、周囲、主にバッグ５０に印刷された認 識できる色彩やインクのイメージを意味する。例えば、トレーニングパンツ１０ が、図１のトレーニングパンツ１０及び図２のトレーニングパンツ４２のような 性別特有のパンツとして製造される場合、バッグ５０は、男の子用に青色の背景 、女の子用にピンク色の背景を備えることができる。この場合、周囲、主に認識 できるか、又は特に注目される色彩は、青色又はピンク色である。「コピー」と いう用語は、符号、数字、文字、芸術的イメージや型を意味する。一般的に、コ ピーは、背景の上、又は、背景が印刷されていないバッグ５０上の領域に印刷さ れる。男子用に青色の背景を付した上述の例では、青色バッグ５０は、適切な使 用のための説明書に加えて、トレーニングパンツの印刷表示や他の表示がされて いる。同様に、ピンク色のバッグ５０は、適切な使用説明書と共に女子用トレー ニングパンツの表示を備える。「ほぼ透明な」という言葉は、背景のないバッグ の一部、又はバッグ全体を指すもので、ここにはコピーを備えてもよい。背景は ないが印刷された使用説明書を有するバッグ５０の壁の１つが、この例である。 主に図３を参照すると、バッグ５０は、ほぼ平行線に示されるコピー９２を有 する。コピー９２の外側にあるバッグ５０の部分は、前述の青又はピンク色で印 刷されるような背景を備える。従って、窓８８を備える端壁５２から、例えば青 又はピンク色の背景９４、使用説明書及び他のデータが書かれたコピー９２、グ ラフィック３８が視覚的に認識できる窓８８を見ることができる。 販売目的でバッグ５０を棚上に配列する幾つかの例においては、窓８８が見え るようにバッグ５０の向きを合わせることが実用的ではない場合もある。この例 として、例えば、バッグ５０は、側壁５４の１つが見えるように棚に向きを合わ せて配置される可能性がある。グラフィック３８を透かして見ることができる窓 ８８を備える端壁５２に注意を引き付ける為に、視覚的目印９６を、側壁５４の 少なくとも１つに形成し、配置する。視覚的目印９６は、少なくともほぼ明確で あり、図３に示されるように例えば稲妻のような形を有する。説明及び明瞭さを 目的とする場合、視覚的目印９６は、個々のトレーニングパンツ１０のサイド縁 ７８（図４）を見せない。観察者は、視覚的目印９６を一度見ると端壁５２に注 意が行き、トレーニングパンツ１０のような物品のグラフィック３８のような構 成部分を視覚的に認識できる。視覚的目印９６は、残っている商品の指標又は標 準の役割もあり、養護者は、バッグ５０に残されたパンツ１０の数を簡単に確定 できる。 視覚的目印９６は、窓８８と連続していてもよく、連続していなくてもよい。 換言すると、図３に示すように、視覚的目印９６及び窓８８は、閉ループ型、又 は周縁部を形成する。しかし、製造、印刷、又はパッケージを目的とすると、目 にみえる別の部分に視覚的目印９６及び窓８８を備えることが望ましい。後者の 場合、視覚的目印９６は、依然として窓８８及びグラフィック３８に注意を引か せる役割をする。従って、視覚的目印９６は、購入者又は使用者の注意を窓８８ 及びグラフィック３８に引くために窓８８と視覚的に組合わされている。 続いて図３を主に参照すると、バッグ５０は、上部壁５６に付属の窓９８を有 する。バッグ５０に特有の構造のために、上部壁５６は、上部ガセット１００を 有する一方、底壁５８は底三角ガセット１０２を有する。この特殊構造は、先に 引用された米国特許番号5、282、687において、詳細に説明されている。上部壁 ５６が上部ガセット１００を備えても、備えなくとも、付属窓９８によって、ト レーニングパンツ１０のような中身の少なくとも一部を視覚的に認識できる。付 属窓９８は、バッグ５０のどの壁にも配置、又は製造可能であるが、上部壁５６ が好ましいのは、使用者がバッグ５０に残されるトレーニングパンツの数を確定 できることである。底ガセット１０２の類似したシールと同様に、上部ガセット １００の製造に組合わされる上部壁５６のシール１０４がある。付属窓９８は、 ガセットを備える特定の壁に要求されない。窓８８におけると同様に、付属窓９ ８は、透明、又はほぼ透明であり、付属窓８８の好ましい目的を妨げない限りコ ピーをしてもよい。望ましい場合には、付属窓９８は、窓８８及びグラフィック ３８に購入者又は使用者の注意を引くために使用することができる。付属点９８ は、美的に感じが良く、或いは窓８８に注意を引くものであれば、どのような形 状、デザイン又は形態のものでもよい。図９は、上部壁５６の付属窓９８を示し 、図８は、付属窓９８が、端壁５２に隣接又は接触する上部壁５６の末端すなわ ち端まで延びた変形を示す。 本発明は、図面に示された様々な特徴を実現可能としている。図５では、バッ グ５０の全体が、透明、又はほぼ透明の物質で作られているので、個々のトレー ニングパンツが、全てではないが、見ることができる。しかし、ある程度のコピ ー材料を含むことが必要であろうから、その限度において、トレーニングパンツ のほとんどが見えるようになる。 図６は、窓８８が、端壁５２の周縁部内に完全に配置されるバッグ５０を示す 。コピー材料９２が示されるが、希望に応じて除去できる。重ねて、窓８８は、 透明、又はほぼ透明である。 図７は、端壁５２が完全に透明、又はほぼ透明であり、前ウエスト弾性部２６ 及びグラフィック３８の少なくとも一部分等のトレーニングパンツ１０の前面部 分全体が示されるようになった他の変形例を示す。 図１１及び１２は、バッグ５０の周方向に形成された窓１０６を示す。図１１ では、窓１０６は、バッグ５０の４面、特に端壁５２及び測壁５４を全体的に取 り囲む。「全体的に取り囲む」という用語は、製造又は密封性の要求から、窓１ ０６が、バッグ５０のまわりに連続していない窓１０６を意味する。しかし、窓 １０６が、連続的にバッグ５０まわりに形成されることが好ましい。取り囲むよ うに形成された窓１０６は、バッグ５０に残ったトレーニングパンツ１０を表示 する役目も果す。図１２では、窓１０６は、端壁５２、上部壁５６、底壁５８を ほぼ取り囲む。 本発明は、好ましい実施例を有するものとして説明したが、さらに別の修正が 可能である。一般の原理に従って、本発明に変更を与えること、同等なものに形 成すること、使用すること、又は適応することを含み、本発明が属し、添付され た請求の範囲内の技術における周知の又は通例の実施内で、本発明の開示から外 れるものも、本発明の範囲に含むものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年６月２３日（１９９８．６．２３） 【補正内容】 明細書 窓付き柔軟性パッケージバッグ技術分野 本発明は、物品を収納し、分配する為の柔軟性パッケージバッグに関する。特 に、本発明は、収納された物品の選定部分を視覚的に認識できるようにする視覚 表示の特徴を備える柔軟性パッケージバッグに関する。従来の技術 柔軟性ポリマー材から形成されるパッケージバッグが、幼児オムツやトレーニ ングパンツ、生理用品、大人の失禁用商品等様々なタイプの商品を収納するため に使用されている。これらのバッグは、物品のパッケージを、持ち運びと商品棚 での陳列がし易いボール紙のような外観の形状にすることを可能にする。このバ ッグは、バッグの持ち運びを楽にする取っ手を備え、パッケージに出し入れ開口 部を設ける仕組を備える。 消費者に特定のバッグの中身を知らせる為に、バッグが作られる材料、説明書 、図面、又は特定の物品に適切な使用方法が印刷されている。一般的に、該バッ グが作られる材料は、背景色で印刷され、この背景色の上にさらに、包装された 物品の図面、物品を説明する専門用語、使用方法、製造業者等が印刷されている 。 これらのバッグに現在印刷されていることについての問題の１つは、そこに包 装されている実際の商品を正確に示していないことである。これは、商品の構造 、性能における消費者の信頼を減少させる望ましくない結果をもたらす。発明の概要 先行技術に存在する難点や問題点に対する答えとして、特徴を視覚的に表示す る柔軟性パッケージバッグが、検出されている。 本発明の１つの形式において、使い捨て吸収物品の圧縮スタックを包装する柔 軟性バッグが設けられ、該バッグは、柔軟性ポリマー材から構成され、内側空間 を備える多面的囲いを有する。該多面的囲いは、１対の側壁、１対の端壁、上端 壁、底壁、及び内側空間に接触する壁の少なくとも１つに破れ易い線を備えてい る。使い捨て吸収物品の圧縮スタックが、多面的囲いに圧縮して詰め込まれ、端 壁に対して拡張力を及ぼす。各使い捨て吸収物品は、先端シート、後シート、及 び先端シートと後シートの間の吸収パッドを有する。各物品は、前パネル、後パ ネル、股パネル、及び各物品の前パネルと組合わされるグラフィックを備える。 １つの端壁の少なくとも１部分は、少なくともほぼ透明で、圧縮された物品のス タックは、多面的囲い内に配置されるため、１つの物品にあるグラフィックの少 なくとも１切片は、１つの壁の部分を通して視覚的に認識できる。 本発明の他の形式において、１対の側壁、１対の端壁、上端壁、底壁を有する パッケージングバッグが設けられ、該壁は、内側空間を形成する。物品のスタッ クが内側空間に収納され、各物品は前パネル及び後パネルを備える。物品を取り 出すために内側空間にアクセスする構造、又は手段がある。各物品の前パネルに グラフィック、及び壁の１つに周縁部を備える第１窓があり、該周縁部は、グラ フィックの少なくとも１部分をほぼ縁取る。他の壁の１つに周縁部を備える第２ 窓、及び各物品の後パネルに第２グラフィックがある。第２窓の周縁部は、後パ ネルにあるグラフィックの少なくとも１部分をほぼ縁取る。図面の簡単な説明 図１は、グラフィックを有する１つの物品の正面図である。 図２は、グラフィックを有する他の物品の正面図である。 図３は、本発明による１つのバッグの斜視図である。 図４は、物品のスタックの斜視図である。 図５は、本発明による第２バッグの斜視図である。 図６は、本発明による第３バッグの正面図である。 図７は、本発明による第４バッグの正面図である。 図８は、本発明による第５バッグの平面図である。 図９は、本発明による第６バッグの平面図である。 図１０は、内側空間と、そこに収納された物品を露出するように開かれたバッ グを示す。 図１１は、本発明の第７バッグの斜視図である。 図１２は、本発明の第８バッグを示す。好ましい実施例の詳細な説明 図１及び図２は、子供用使い捨て吸収トレーニングパンツを示し、「使い捨て 」という用語は、該トレーニングパンツは、汚れて捨てられるまで使用できるよ うにデザインされることを意味し、洗濯して再利用はされない。他の適切な使い 捨て吸収物品のうち、本発明の柔軟性パッケージバッグと共に使用される例とし て、限定されないが、使い捨て吸収パンツ、おむつ、生理用品、失禁用品、使い 捨て服等がある。以後、例として使い捨てトレーニングパンツについて言及する 時に、「構成部分」という用語は、限定はされないが端、角、側面のような図取 りした所定部、例えば、弾性ストライプ、吸収ガーゼ、弾性層又は弾性パネル、 材料層、又はグラフィックのような構造部分を意味する。「グラフィック」とい う用語は、限定されないが、画像、デザイン、模様、記号、符号等を意味する。 図１又は図２に示されるトレーニングパンツのような使い捨て吸収物品は、複 数の、外見に関連する、及び／又は、機能に関連する構成要素を備えることがで きる。限定されないが、グラフィックを含む外観に関する構成部分の例として、 製品の形をより明白に分かりやすくするために脚部及びウエスト開口部を目立た せ、又は強調し、男子用のチャック開口部、女子用のひだ飾りに似せた弾性脚部 バンド、弾性ウエスト開口部のような構成部分を模倣した物品の部分を目立たせ 、又は強調し、商品の外観寸法を変えるために、商品のある部分を目立たせ、選 定的に湿気表示器を後ラベル又は前ラベルに配置し、物品の所望位置に使用説明 書を選定的に配置するものがある。 機能構成部分の例として、限定はされないが、ウエスト弾性材、脚部弾性材、 通気部、防水加工部、湿潤部、接着剤、コーティング、被包性インク、化学的に 敏感な物質、環境に敏感な物質、熱に敏感な物質、湿気に敏感な物質、香水、芳 香調整剤、インク、ファスナー、流体保管部、織込み又は浮彫り部等を有するも のがある。 図１を参照すると、前パネル１２、後パネル１４及び、前後パネル１２、１４ と１対の弾性サイドパネル１８を相互に連結させる股パネル１６によって一般に 構成される子供用使い捨てトレーニングパンツ１０が示されている。各弾性サイ ドパネル１８は、２つの異なる弾性部分から形成され、超音波結合によって互い に適切に結合され、サイド継ぎ目２０を形成する。該サイド継ぎ目２０が組立て られると、ウエスト開口部２２及び脚部開口部２４が、形成される。トレーニン グパンツ１０が養護者によって手で分解できるように、該サイド継ぎ目２０が、 手によって破けるように構成されるため、排便後子供から簡単に便を取り除ける 。上記トレーニングパンツ１０の構造及びデザインのより詳細な説明が、米国特 許番号4、940、464にあり、その内容は引用することによってここに組み入れる 。弾性サイドパネル１８を供給する１つの特殊な方法は、米国特許番号5、224、 405及び米国特許番号5、104、116において説明され、両特許は、引用することに よってここに組み入られる。サイド継ぎ目２０を設けることが、米国特許番号5 、046、272において説明される方法で達成され、この特許も引用によってここに 組み入れる。 トレーニングパンツ１０は、前パネル１２に適切に結合される前ウエスト弾性 部２６、後パネル１４に適切に結合される後ウエスト弾性部２８、股パネル１６ に適切に配置される脚部弾性部３０、液体不浸透性外側カバー又はバックシート ３４、及び液体浸透性ライナー又はトップシート３６の間に配置される吸収パッ ド（示されない）を有する。グラフィック３８は、前パネル１２に選択的に配置 され、図示されるように、虹、太陽、雲、車に加えて、男性下着に典型的な擬似 「重ね開口部４０」のデザインを有する。該グラフィック３８は、どのようなパ ターンや美的形態などでもよく、所定位置において物品上に配置されることが望 ましい。 図２は、女の子に一般に使用される他のトレーニングパンツを示す。このトレ ーニングパンツ４０は、異なるタイプの外観に関する構成部分で、使い捨て吸収 物品に含まれる構成部分を表わすグラフィック４４を有する。該グラフィック４ ４は、虹、太陽、雲、荷馬車、風船に加えて擬似ウエストひだ飾り４６、擬似脚 部ひだ飾り４８を有する。重ねて、適切なグラフィックが使用によって、使用者 及び養護者にとって美的に及び／又は機能的に心地よい外観を備える。 主に図３を参照すると、多面的囲いを形成又は構成する多面体を備える柔軟な パッケージバッグを示す。特に、バッグ５０は、六面体の囲いを構成又は形成す る六面体形を備える。バッグ５０は、１対の端壁５２、１対の側壁５４、上端壁 ５６、底壁５８によって形成される。各壁は、端壁５２の周縁部６２のような周 縁部を備える。該壁５２、５４、５６、５８は、トレーニングパンツ１０のよう な物品の圧縮スタック６４（図４）を含む内側空間６０（図１０）を形成する。 「圧縮された物品」という用語又は同様の専門用語が意味することは、図４のト レーニングパンツ１０のような物品スタックが、前パネル１２及び後パネル１４ のような前後面又はパネルで、スタック方向６６（図４）に平行方向に圧縮力に よって内側に圧縮され、元来圧縮されない物品の縦の長さ６８を縮小させる。該 圧縮スタック６４は、幅寸法７０及び高さ寸法７２を有する。「圧縮包装」とい う用語又は類似の専門用語は、トレーニングパンツ１０が圧縮され、バッグ５０ に挿入される状態、状況を示す。「拡大力」という用語又は類似する専門用語は 、圧縮力に対しほぼ反対方向及び平行方向で、主に端壁５２に向いた方向に圧縮 スタック６４によって生じる力を意味する。一般に、バッグ５０の全ての壁には 、ある程度の張力が加わる。 バッグ５０は、異なる材料から構成してもよく、又はほぼ同じタイプの材料か ら構成してもよい。通常、材料は、ポリマーフイルムであり、バッグ５０がトレ ーニングパンツ１０でほぼ満たされる時、所望の六面体に全体としてなるように 十分柔軟性がある。さらに、該材料は、破損したり、フイルム材を過度に膨張さ せたり、又は伸張させずに、該トレーニングパンツ１０又は他の物品を支え、包 装する十分な力を備えなければならない。例えば、フイルム材は、約２．５ミル （約０．０６３５ミリメーター）の厚さを備えるポリエチレンフイルム又はラミ ネートフイルムから構成される。他の例では、ＬＤＰＥ（低濃度ポリエチレン） フイルム、ＬＤＰＥ／ＬＬＤＰＥ（線状低濃度ポリエチレン）ラミネートフイル ム、ＬＤＰＥ／ＭＤＰＥ（中密度ポリエチレン）ラミネートフイルム、ＬＤＰＥ ／ＨＤＰＥ（高濃度ポリエチレン）ラミネートフイルム等がある。明らかに、バ ッグ５０の寸法は、所望の又は美的に好ましい形を有する包装物品のタイプに依 る。適切なバッグ及びその製造方法は、米国特許番号5、282、687に開示され、 その内容は、引用によってここに組み入れる。 バッグ５０は、少なくとも壁の１つに、使い捨てトレーニングパンツ１０を該 バッグから取り外すために内側空間６０（図１０）にアクセスするための手段を 有する。このアクセス手段は、容易に破けるもろい線である。破れやすい線７４ （図３）は、そこから使い捨てトレーニングパンツ１０を取り出せるところであ れば、バッグ５０のどんな位置又は場所にも配置又は製造できる。図３に示され るように、破れやすい線７４は、１つの側壁５４に部分的に配置され、底壁５８ に沿って下面へ続き、反対側の側壁５４に沿って他方の側壁５４と同じ距離だけ 上に向かう。これは、図１０にも示され、破れやすい線７４は、トレーニングパ ンツ１０を取り出し、分配するための開口部７６を設けるために破られる。例え ば、破れやすい線７４は、部分的に切断し、又は所望の型にバッグ材料の厚さを 薄くすることによって設けられ、又はバッグの所望箇所又は壁に沿ってミシン目 の所定型を設け、又はバッグの所望線に沿って圧力弱化の所望型を設ける。図示 されるように、破れやすい線７４は、ミシン目の線によって形成され、１インチ につき約２〜１０のミシン目がある。 主に図４を参照すると、各トレーニングパンツ１０は、折りたたまれるため、 弾性サイドパネル１８（図１）は、前パネル１２と後パネル１４の間で内側に配 置される。図４に示されるように、各トレーニングパンツ１０は、両側縁７８、 上端縁８０、底縁８２、両表面８４（１面のみ図４に示される）及び周縁部８６ を全体として形成する。該パンツは、バッグ５０に圧縮して詰め込まれると、表 面８４が、スタック方向６６に沿って向かい合う。従って、トレーニングパンツ １０の該上端縁８０（図４に示す）は、底壁５８に接触し、該トレーニングパン ツ１０の底縁８２は、バッグ５０の先端壁５６に接触し、該トレーニングパンツ １０の側縁７８がバッグ側壁５４に接触し、端トレーニングパンツ１０の外側表 面８４は、端壁５２に接触する。図４におけるトレーニングパンツ１０の底縁８ ２が、ウエスト開口部２２（図１）に相当する。 主に図３及び図１０を参照すると、バッグ１０が、破れやすい線７４を破るこ とによって開口され、開口部７６を介してトレーニングパンツ１０を取り出せる 。典型的な例では、破れやすい線７４の分裂が、一部分を破ることによって始め られ、破れやすい線７４に沿って底壁５８へ、さらに、破れやすい線７４が製造 された側壁５４の部分へ分裂が広がる。破れやすい線７４を破ることによって、 使用者は、トレーニングパンツ１０を取り出すために、開口部７６に指を入れる 。その後、使用者はトレーニングパンツ１０の先端を掴み、バッグ５０から引き 出 す一方、残されたトレーニングパンツ１０は、領域は内側空間６０内で整備され る。 主に図３を参照すると、バッグ５０は、端壁５２の一部に配置される窓８８を 有する。窓８８は、端壁５２の周縁部とほぼ類似する形を備える窓周縁部９０を 有する。窓８８は、少なくとも実質上、バッグ５０内に収納されるトレーニング パンツ１０の１つの構成部分を縁取る。図３に、窓８８によって縁取る構成部分 が、グラフィック３８の１部又は１断片であり、窓８８を通して視覚的に認識で きる。トレーニングパンツ１０は、後パネル１４に他のグラフィックも備え、こ の場合、グラフィック３８を縁取る窓８８を備える端壁５２と反対側の端壁５２ を通して視覚的に認識される後パネルのグラフィックを備えることが望ましい。 この場合、反対側の端壁、例えば図３に見られない端壁も、窓を備える。 バッグ５０に収納される物品のタイプ、グラフィック等の物品の構成部分によ っては、端壁５２とは異なる壁に窓を備えることが望ましい。例えば、物品のス タックがバッグ５０の異なる方向に詰め込まれ、側壁５４の１つ、上端壁５６又 は底壁５８が窓を備え、窓を通して構成部分を視覚的に認識することができる。 グラフィック３８のような構成部分を縁取る窓８８に関して、「縁取る」、「 実質的に縁取る」又は他の言い方をした用語の意味は、窓周縁部が、視覚的に表 示される構成部分の全部又は少なくとも一部を包囲又は取り囲むことを意味する 。この説明の文脈内では、構成部分が人の目に明確、又はほぼ明確である場合、 視覚的に認識できる。「明確な」という用語は、物質が光を透過できるために、 構成部分又はその一部が、あたかも構成部分の間に介入する物質がないかのよう に明確に見えることを意味する。「ほぼ明確な」という言葉は、光透過可能であ るが、はっきりしたイメージ、形、形状等の認識をなくすような光の拡散を生じ ることを意味する。 本発明は、使用者及び養護者が購入する物品で、バッグにパックされる場合、 特に望ましい物品の構成部分又は一部を視覚的に認識できる特徴を備えている。 購入者は、物品の寸法も識別でき、従って適合性におけるある程度の信頼を与え られる。購入の際に物品が見えることは、使用者及び養護者にとって重要である 。例えば、バッグ５０がトレーニングパンツ１０を包装する場合、子供は、特定 の 物品を選択できると同時に、性別特有のグラフィックを見ることができる。これ によって、子供は、身に着けていることを実感し、トイレ訓練過程において積極 的な役割を与えられる。これは、子供のトイレ訓練を促進されるため非常に大切 である。同様に重要なことは、養護者が、物品の望ましい特徴や構成部分を見る ことが出来る。例えば、トレーニングパンツ１０が、布のような素材で、特殊な デザインやグラフィックを有する特殊な外側カバーを備える場合、養護者は、購 入に際して選択する物品に高い信頼を置ける。 トレーニングパンツ１０のような物品を収納し、取り出すバッグ５０のような パツケージバッグの製造において、バッグ材の外側及び内側表面に着色した実例 、使用説明書、製造の原型を印刷することが通例である。この説明において、「 背景」又はその他の言い方をした用語は、周囲、主にバッグ５０に印刷された認 識できる色彩やインクのイメージを意味する。例えば、トレーニングパンツ１０ が、図１のトレーニングパンツ１０及び図２のトレーニングパンツ４２のような 性別特有のパンツとして製造される場合、バッグ５０は、男の子用に青色の背景 、女の子用にピンク色の背景を備えることができる。この場合、周囲、主に認識 できるか、又は特に注目される色彩は、青色又はピンク色である。「コピー」と いう用語は、符号、数字、文字、芸術的イメージや型を意味する。一般的に、コ ピーは、背景の上、又は、背景が印刷されていないバッグ５０上の領域に印刷さ れる。男子用に青色の背景を付した上述の例では、青色バッグ５０は、適切な使 用のための説明書に加えて、トレーニングパンツの印刷表示や他の表示がされて いる。同様に、ピンク色のバッグ５０は、適切な使用説明書と共に女子用トレー ニングパンツの表示を備える。「ほぼ透明な」という言葉は、背景のないバッグ の一部、又はバッグ全体を指すもので、ここにはコピーを備えてもよい。背景は ないが印刷された使用説明書を有するバッグ５０の壁の１つが、この例である。 主に図３を参照すると、バッグ５０は、ほぼ平行線に示されるコピー９２を有 する。コピー９２の外側にあるバッグ５０の部分は、前述の青又はピンク色で印 刷されるような背景を備える。従って、窓８８を備える端壁５２から、例えば青 又はピンク色の背景９４、使用説明書及び他のデータが書かれたコピー９２、グ ラフィック３８が視覚的に認識できる窓８８を見ることができる。 販売目的でバッグ５０を棚上に配列する幾つかの例においては、窓８８が見え るようにバッグ５０の向きを合わせることが実用的ではない場合もある。この例 として、例えば、バッグ５０は、側壁５４の１つが見えるように棚に向きを合わ せて配置される可能性がある。グラフィック３８を透かして見ることができる窓 ８８を備える端壁５２に注意を引き付ける為に、視覚的目印９６を、側壁５４の 少なくとも１つに形成し、配置する。視覚的目印９６は、少なくともほぼ明確で あり、図３に示されるように例えば稲妻のような形を有する。説明及び明瞭さを 目的とする場合、視覚的目印９６は、個々のトレーニングパンツ１０のサイド縁 ７８（図４）を見せない。観察者は、視覚的目印９６を一度見ると端壁５２に注 意が行き、トレーニングパンツ１０のような物品のグラフィック３８のような構 成部分を視覚的に認識できる。視覚的目印９６は、残っている商品の指標又は標 準の役割もあり、養護者は、バッグ５０に残されたパンツ１０の数を簡単に確定 できる。 視覚的目印９６は、窓８８と連続していてもよく、連続していなくてもよい。 換言すると、図３に示すように、視覚的目印９６及び窓８８は、閉ループ型、又 は周縁部を形成する。しかし、製造、印刷、又はパッケージを目的とすると、目 にみえる別の部分に視覚的目印９６及び窓８８を備えることが望ましい。後者の 場合、視覚的目印９６は、依然として窓８８及びグラフィック３８に注意を引か せる役割をする。従って、視覚的目印９６は、購入者又は使用者の注意を窓８８ 及びグラフィック３８に引くために窓８８と視覚的に組合わされている。 続いて図３を主に参照すると、バッグ５０は、上部壁５６に付属の窓９８を有 する。バッグ５０に特有の構造のために、上部壁５６は、上部ガセット１００を 有する一方、底壁５８は底三角ガセット１０２を有する。この特殊構造は、先に 引用された米国特許番号5、282、687において、詳細に説明されている。上部壁 ５６が上部ガセット１００を備えても、備えなくとも、付属窓９８によって、ト レーニングパンツ１０のような中身の少なくとも一部を視覚的に認識できる。付 属窓９８は、バッグ５０のどの壁にも配置、又は製造可能であるが、上部壁５６ が好ましいのは、使用者がバッグ５０に残されるトレーニングパンツの数を確定 できることである。底ガセット１０２の類似したシールと同様に、上部ガセット １００の製造に組合わされる上部壁５６のシール１０４がある。付属窓９８は、 ガセットを備える特定の壁に要求されない。窓８８におけると同様に、付属窓９ ８は、透明、又はほぼ透明であり、付属窓８８の好ましい目的を妨げない限りコ ピーをしてもよい。望ましい場合には、付属窓９８は、窓８８及びグラフィック ３８に購入者又は使用者の注意を引くために使用することができる。付属点９８ は、美的に感じが良く、或いは窓８８に注意を引くものであれば、どのような形 状、デザイン又は形態のものでもよい。図９は、上部壁５６の付属窓９８を示し 、図８は、付属窓９８が、端壁５２に隣接又は接触する上部壁５６の末端すなわ ち端まで延びた変形を示す。 本発明は、図面に示された様々な特徴を実現可能としている。図５では、バッ グ５０の全体が、透明、又はほぼ透明の物質で作られているので、個々のトレー ニングパンツが、全てではないが、見ることができる。しかし、ある程度のコピ ー材料を含むことが必要であろうから、その限度において、トレーニングパンツ のほとんどが見えるようになる。 図６は、窓８８が、端壁５２の周縁部内に完全に配置されるバッグ５０を示す 。コピー材料９２が示されるが、希望に応じて除去できる。重ねて、窓８８は、 透明、又はほぼ透明である。 図７は、端壁５２が完全に透明、又はほぼ透明であり、前ウエスト弾性部２６ 及びグラフィック３８の少なくとも一部分等のトレーニングパンツ１０の前面部 分全体が示されるようになった他の変形例を示す。 図１１及び１２は、バッグ５０の周方向に形成された窓１０６を示す。図１１ では、窓１０６は、バッグ５０の４面、特に端壁５２及び測壁５４を全体的に取 り囲む。「全体的に取り囲む」という用語は、製造又は密封性の要求から、窓１ ０６が、バッグ５０のまわりに連続していない窓１０６を意味する。しかし、窓 １０６が、連続的にバッグ５０まわりに形成されることが好ましい。取り囲むよ うに形成された窓１０６は、バッグ５０に残ったトレーニングパンツ１０を表示 する役目も果す。図１２では、窓１０６は、端壁５２、上部壁５６、底壁５８を ほぼ取り囲む。 本発明は、好ましい実施例を有するものとして説明したが、さらに別の修正が 可能である。一般の原理に従って、本発明に変更を与えること、同等なものに形 成すること、使用すること、又は適応することを含み、本発明が属し、添付され た請求の範囲内の技術における周知の又は通例の実施内で、本発明の開示から外 れるものも、本発明の範囲に含むものである。 請求の範囲 １．使い捨て吸収物品の圧縮スタックを包装する柔軟性パッケージングバッグで あって、 柔軟性ポリマー材から構成され、内側空間を備える多面的囲いを備え、 前記多面的囲いは、１対の側壁、１対の端壁、上部壁、及び底壁から構成さ れ、 前記内側空間にアクセスするために前記壁の少なくとも１つに存在する破れ 易い線と、 前記多面的囲いに圧縮して詰められ、前記端壁に対する拡張力を生じる使い 捨て吸収物品の圧縮スタックを有し、前記使い捨て吸収物品の各々は、先端シ ート、後シート、及び前記先端シートと前記後シートの間の吸収パッドを備え 、 前記使い捨て吸収物品の各々は、前パネル、後パネル、股パネルから構成さ れ、 グラフィックが、前記使い捨て吸収物品の各々の前記前パネルと組合わされ 、 前記端壁の１つの少なくとも１部分は、少なくともほぼ透明であり、 前記使い捨て吸収物品の圧縮スタックは、前記多面的囲い内に配置され、 前記使い捨て吸収物品の１つにある前記グラフィックの少なくとも１切片が 、 前記使い捨て吸収物品の圧縮スタックが拡張力を及ぼす前記１つの壁の少なく ともほぼ透明な部分から視覚的に認識できる、 ようになった柔軟性パッケージングバッグ。 ２．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記壁の他の１つに前記グラフ ィックへ注意を引くために前記１つの端壁の前記部分と視覚的に組み合わされ 配置された視覚的目印を有するバッグ。 ３．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記壁の他の１つに付属窓を有 するバッグ。 ４．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記１つの端壁のほぼ全体が少 なくともほぼ透明であるバッグ。 ５．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記部分が透明であるバッグ。 ６．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記使い捨て吸収物品は、サイ ドの継ぎ目によって結合される弾性サイドパネル有し、ウエスト開口部及び脚 部開口部を形成する子供用使い捨て吸収トレーニングパンツであるバッグ。 ７．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記破れ易い線は、２つの壁に あるバッグ。 ８．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記破れ易い線は、３つの壁に あるバッグ。 ９．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記破れ易い線は、穿孔線であ るバッグ。 １０．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記壁の少なくともほぼ透明 な部分は、前記所定の壁をほぼ覆うバッグ。 １１．１対の側壁と、１対の端壁と、上部壁と、底壁とを備え、これらの壁が内 側空間を形成しており、 前記内側空間に物品のスタックが収納され、前記物品の各々は、前パネル及 び後パネルから構成され、 前記物品を取り出すため前記内側空間にアクセスする手段と、 前記物品の各々の前記前パネルにある第１グラフィックと、 前記壁の１つにあり、周縁部を備える第１窓と、 を有し、前記周縁部が、前記第１グラフィックの少なくとも１部分をほぼ縁 取り、 前記壁の他の１つに、周縁部を備える第２窓が形成され、 前記物品の各々の前記後パネルに第２グラフィックが形成され、 前記後パネルの前記グラフィックの少なくとも１部分を前記第２窓の前記周 縁部がほぼ縁取るようになった、 パッケージングバッグ。 １２．請求の範囲第１１項に記載のバッグであって、前記壁の他の１つに設けら れ、前記窓と見えるように組み合わされ配置された視覚的目印を有するバッグ 。 １３．請求の範囲第１１項に記載のバッグであって、前記アクセス手段は、破れ 易い線であるバッグ。 １４．請求の範囲第１２項に記載のバッグであって、前記視覚的目印は、少なく ともほぼ透明であるバッグ。 １５．請求の範囲第１１項に記載のバッグであって、前記窓の周縁部は、前記壁 のまわりをほぼ取り巻くようになったバッグ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ミラー アン ルイーズ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン ウェスト サニー ヴィュー ロード 2651 (72)発明者 カズマージク レナード マイケル アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54944 ホートンヴィル スクール ロー ド ダブリュー9057

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．１対の側壁と、１対の端壁と、上部壁と、底壁とを備え、前記壁が内側空間 を形成しており、 前記内側空間に物品のスタックが収納され、前記物品の各々は、前パネルと 、後パネルとを備え、 前記物品の各々の前記パネルの１つにグラフィックが形成され、 前記壁の１つに窓が形成され、この窓が周縁部を備え、 前記周縁部は、前記グラフィックの少なくとも１部分をほぼ縁取りし、前記 物品の取り出しのために前記内側空間にアクセスする手段が設けられた、 パッケージバッグ。 ２．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、 前記壁の他方に第２窓及び周縁部を備え、 各前記物品の前記パネルの他の１つにグラフィックが形成され、 前記第２窓の前記周縁部は、前記他のパネルにある前記グラフィックの少な くとも１部分を縁取りするバッグ。 ３．請求の範囲第１項に記載のバッグであって、前記壁の他の１つに設けられ、 前記窓と視覚的に組み合うように配置される視覚的目印を有するバッグ。 ４．請求の範囲第３項記載のバッグであって、前記壁の１つが、壁周縁部を有し 、前記壁周縁部及び前記窓の前記周縁部がほぼ類似するバッグ。 ５．請求の範囲第１項記載のバッグであって、前記アクセス手段が、もろい線で あるバッグ。 ６．請求の範囲第１項記載のバッグであり、前記窓は、前記壁の内の所定の１つ をほぼ取り巻くバッグ。 ７．請求の範囲第３項記載のバッグであり、前記視覚的目印が少なくともほぼ透 明であるバッグ。 ８．１対の側壁と、１対の端壁と、上部壁と、底壁とを有し、 前記壁は内側空間を形成しており、 前記内側空間に物品のスタックが収納され、前記物品の各々は構成部分を有 し、 窓が、前記壁の４つをほぼ取り囲み、 前記構成部分の少なくとも１切片が、前記窓を通して視覚的に認識できる、 パッケージバッグ。 ９．請求の範囲第８項記載のバッグであって、前記壁のもう１つに視覚的目印を 備え、前記視覚的目印は少なくともほぼ透明であるバッグ。 １０．請求の範囲第８項に記載のバッグであって、前記４つの壁と異なる前記壁 の他方に付属窓を有するバッグ。 １１．内側空間を備える多角的囲いを形成する複数の壁と、 前記内側空間に収納される物品のスタックとを備え、 前記物品の各々に構成部分が組合わされ、 前記壁の１つの少なくとも１部分が、少なくともほぼ透明であり、 前記物品のスタックが、前記内側空間に配置され、前記構成部分の少なくと も１切片が、前記１つの壁の少なくともほぼ透明な部分から視覚的に認識でき るパッケージバッグ。 １２．請求の範囲第１１項に記載のバッグであって、前記壁の１つのほぼ全体が 、少なくとも透明であるバッグ。 １３．請求の範囲第１２項に記載のバッグであって、前記壁の１つが透明である バッグ。 １４．請求の範囲第１１項に記載のバッグであって、前記壁の他の１つに設けら れ、前記壁の１つの前記部分と視覚的に組合わされるように配置された視覚的 目印を有するバッグ。 １５．請求の範囲第１１項に記載のバッグであって、前記部分は、前記囲い込み をほぼ取り囲むバッグ。 １６．請求の範囲第１１項に記載のバッグであって、前記壁の他の１つに付属窓 を有するバッグ。 １７．内側空間を形成する複数の側部によって形成されるほぼ透明な囲いと、 前記内側空間に収納される物品のスタックとを有し、 前記物品の各々が、前パネル及び後パネルを有し、前記パネルの少なくとも １つがグラフィックを備え、 前記物品の取り出しのために前記内側空間にアクセスする手段を有するパッ ケージバッグ。