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JP2000356030A - 木質化粧床材 - Google Patents

木質化粧床材

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Publication number
JP2000356030A
JP2000356030A JP11167732A JP16773299A JP2000356030A JP 2000356030 A JP2000356030 A JP 2000356030A JP 11167732 A JP11167732 A JP 11167732A JP 16773299 A JP16773299 A JP 16773299A JP 2000356030 A JP2000356030 A JP 2000356030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive adhesive
floor
adhesive layer
pressure
double
Prior art date
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Pending
Application number
JP11167732A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kakehi
正之 筧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工する際に、床下地材上で自由にずらしな
がら既設の木質化粧床材に対する位置調整が正確且つ能
率よく行え、調整後、床下地材に押し付けることによっ
て簡単且つ強固に接着、固定することができる木質化粧
床材を提供する。 【解決手段】 木質化粧床材の床材主体の下面両側部に
両面粘着テープを貼り合わせてあり、この両面粘着テー
プによって床下地材に貼着、施工するように構成してい
る木質化粧床材であって、上記両面粘着テープの下側粘
着剤層にネット状物を貼り合わせてあり、施工時におい
てはこのネット状物の下面を床下地面に摺接させて木質
化粧床材を水平方向にずらしながら円滑な位置調整を可
能にし、位置調整後、該木質化粧床材の上面を押圧する
ことによってネット状物を粘着剤層内に没入させ、粘着
剤層を全面的に床下地材に密着させるように構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床下地材上に施工す
る木質化粧床材の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、合板などの床下地パネルやコ
ンクリートスラブ等の床下地材上に木質化粧床材を施工
するには、該木質化粧床材の裏面を床下地面に接着剤に
よって貼着、敷設する方法や釘又は釘と接着剤とを併用
して施工する方法、或いは、木質化粧床材の四方端面に
フック状の雌雄実部を形成しておき、隣接する木質化粧
床材の雌雄実部を係合させながら接着剤を使用すること
なく直置きによって施工する方法、さらには、両面粘着
テープを用いて施工する方法などが広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、木質化
粧床材を床下地材に接着剤を用いて施工する方法によれ
ば、木質化粧床材を床下地材上に置くと接着剤によって
直ちにその位置に固定されるので、該木質化粧床材をず
らして既に敷設した木質化粧床材との位置合わせが困難
となり、床施工を正確に行うには熟練を要する上に、接
着剤は溶剤の揮散によって室内環境を悪化させるという
問題点がある。一方、木質化粧床材を床下地材に釘着す
ることによって施工する方法では、一旦、釘打ちすると
貼り直しが困難となる。
【0004】また、木質化粧床材の四方端面にフック状
の雌雄実部を形成している木質化粧床材によれば、その
フック状雌雄実部の形状が複雑であるために樹脂成形加
工によって該雌雄実部を形成しておき、この雌雄実部を
木質化粧床材の端面に取付けなければならず、コスト高
になるという問題点がある。このような問題点は、上記
木質化粧床材を両面粘着テープを用いて施工する方法に
よれば解消されるが、施工に際して粘着剤層を被覆して
いる剥離紙が剥がれにくかったり、施工時には粘着剤層
が床下地材に接着すると、上記接着剤を用いた施工方法
と同様に木質化粧床材を床下地面に沿ってずらすことが
困難となり、既に敷設した木質化粧床材との雌雄実部同
士の接合が確実に行えず、目隙が生じて精度のよい施工
が困難である等の問題点があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは施工時にずれが生じ
た場合にはその修正が簡単に行え、不陸や目隙などを生
じさせることなく容易に且つ精度のよい施工を可能にし
得る木質化粧床材を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の木質化粧床材は請求項1に記載したよう
に、長方形状の木質板からなる床材主体の下面に両端が
該床材主体の長辺側両端面に開口する凹溝を床材主体の
長さ方向に所定間隔毎に刻設していると共に床材主体の
四方端面に実部を形成してなる木質化粧材において、上
下両面に粘着剤層を設け且つ下側の粘着剤層に被粘着性
のネット状物を、少なくとも該ネット状物の厚み方向の
下半部を粘着剤層の下面から突出させ且つ粘着剤層内に
没入可能に貼り合わせてなる両面粘着テープにおける上
側の粘着剤層を上記床材主体の裏面に貼着し、下側の粘
着剤層を剥離紙により被覆してなる構造としている。
【0007】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に記載の木質化粧床材において、両面粘着テープを床
材主体の裏面における長辺側の両側部に全長に亘って貼
着していると共に床材主体の面積に対する両面粘着テー
プの占める割合を20〜70%にしていることを特徴として
いる。
【0008】
【作用】床下地材に木質化粧床材を施工する際に、ま
ず、該木質化粧床材の裏面に貼着している両面粘着テー
プの剥離紙を剥がす。この際、両面粘着テープにおける
剥離紙を貼着している下側の粘着剤層にはネット状物
が、少なくとも該ネット状物の厚み方向の下半部を粘着
剤層の下面から突出させた状態にして貼り合わせてお
り、このネット状物を介して剥離紙の一部が粘着剤層に
接着した構造となっているから、剥離紙を粘着剤層から
簡単且つ円滑に剥離させることができる。
【0009】剥離紙を剥離したのち、両面粘着テープの
粘着剤層を下側に向けて木質化粧床材を床下地材の施工
すべき部分に置くと、粘着剤層が床下地材面に直接、密
着することなく、該粘着剤層から突出しているネット状
物の下面が床下地材に当接する。従って、ネット状物を
床下地材の面上で摺動させながら木質化粧床材のずれを
簡単に修正することができ、既設の木質化粧床材との実
結合が正確に行われて精度のよい床施工が可能となる。
【0010】さらに、木質化粧床材の床材主体には、そ
の裏面に全幅に亘って貫通した凹溝を長さ方向に小間隔
毎に設けているので、吸、放湿による反りが生じ難いば
かりでなく、両面粘着テープと共に良好な可撓性、柔軟
性を発揮して床下地面との馴染みがよく、不陸や段差の
発生をなくすことができる。こうして、床下地材に木質
化粧床材を置いて位置調整を行ったのち、該木質化粧床
材の上面を押圧して床下地材に押し付けると、ネット状
物が粘着剤層内に押し込まれて没入し、粘着剤層が床下
地材に全面的に接着して強固な固定が行われる。
【0011】また、木質化粧床材を床下地材側に押圧す
ると、両面粘着テープがクッション作用を奏して不陸を
吸収すると共に既設の木質化粧床材との実結合が容易に
行われる。
【0012】上記請求項1に記載の木質化粧床材におい
て、木質化粧床材を床下地材上に確実に固定した状態と
なるように貼着するには、床材主体の面積に対する両面
粘着テープの占める割合を20〜70%にしておくことが望
ましく、その上、両面粘着テープを床材主体の裏面にお
ける長辺側の両側部に全長に亘って貼着しておくことに
よって、両面粘着テープが床材主体の全ての凹溝上に直
交して該凹溝からの過剰な屈曲、屈折を防止することが
でき、取扱時等における木質化粧床材の折損をなくする
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
について説明すると、図1、図2において、1は長方形
状に形成されている厚さが3〜9mmの床材主体で、MD
F(中比重繊維板)やハードボード、合板、またはこれ
らの複合板などの木質板からなり、その裏面に該裏面か
ら床材主体1の厚さの中程に達する深さを有する凹溝2
を床材主体1の長さ方向に10〜30mm間隔毎に多数本、刻
設して床材主体全体に可撓性を付与している。これらの
凹溝2は床材主体1の短辺に平行で且つ床材主体1の長
辺側の両端面間に亘って貫通している直状溝であり、そ
の溝幅は1〜3mmに形成されている。なお、この凹溝2
の深さが浅く且つ隣接する溝間隔が50mmを越えると床材
主体1の柔軟性、可撓性が損なわれて施工性が悪くな
り、床材主体1の残厚が1mm以下で隣接する溝間隔が10
mm以下になると可撓性が必要以上に高くなって取扱時等
において凹溝2部分から床材主体1が折損する虞れがあ
るので、床材主体1の残厚が1〜4mmで溝幅が上記のよ
うに1〜3mmに形成しておくことが望ましい。
【0014】さらに、上記床材主体1の直角に連なる一
方の長辺と短辺側の端面には雄実部3が形成され、直角
に連なる他方の長辺と短辺側の端面には上記雄実部3に
嵌合可能な雌実部4が形成されていると共に、床材主体
1の上面に化粧単板や化粧紙、樹脂フィルム、樹脂含浸
紙などの表面化粧材5を貼着して木質化粧床材Aを形成
している。
【0015】また、床材主体1の裏面における長辺側の
両側部に全長に亘って両面粘着テープ6、6を貼着して
いる。この両面粘着テープ6は、図3、図4に示すよう
に、厚みが0.5mm 以上の不織布や織布、或いはオレフィ
ン系またはウレタン系の樹脂発泡体等のクッション性を
有する材料からなる長尺帯状のテープ基材6aの上下両面
に一定厚みを有するゴム系又はアルリル系の粘着剤層6
b、6cを層着してなるもので、下側の粘着剤層6cの全面
に、被粘着性のネット状物7をその厚み方向の少なくと
も下半部が該粘着剤層6cの下面から下方に突出させた状
態にして貼り合わせている。このネット状物7の厚みは
粘着剤層6cの厚みよりも薄く形成されてあり、押圧され
た時に粘着剤層6c内に没入できるように構成している。
8はネット状物7の下面に重ね合わせて粘着剤層6cに剥
離可能に仮接着している剥離紙である。
【0016】上記非粘着性ネット状物7としては、合成
樹脂フィルムに菱形等の孔を多数、打ち抜きことによっ
て多数の網目を形成してなる成形ネット状物や、合成繊
維糸条によって編織してなるネット状物、或いは、多数
本の熱可塑性樹脂からなるフラットヤーンを小間隔毎に
縦横又は斜行状に交差させて交点を融着させることによ
り形成されたネット状物などが用いられる。なお、この
ネット状物7の厚みは最も厚い部分で0.05〜0.2mm に形
成されている。
【0017】両面粘着テープ6の下側の粘着剤層6cに対
するネット状物7の貼り合わせ形態は、該ネット状物7
の上面を粘着剤層6cの感圧接着面に接着させてネット状
物7の殆ど全てを粘着剤層6cから下方に突出させておい
てもよく、或いは、その厚み方向の上半部を全面的に粘
着剤層6c内に没入させて状態にしておいてもよいもので
あり、要するに、該ネット状物7の厚み方向の少なくと
も下半部を全面的に粘着剤層6cから突出させておけばよ
い。
【0018】また、このネット状物7による粘着剤層6c
の被覆率は、5%以下になると施工時において、木質化
粧床材Aの荷重や位置合わせ時の押圧力等によってネッ
ト状物7が容易に粘着剤層6c内に没入して粘着剤層6cが
床下地材B上に密着し、木質化粧床材Aを床下地材上で
ずらすことが困難となり、30%以上になると床下地材B
に対する木質化粧床材の固定が弱くなるので5〜30%の
被覆率となるように形成されている。
【0019】上記のように構成した木質化粧床材Aによ
って床施工を行うには、まず、施工時に床材主体1の下
面両側部に全長に亘って貼着している両面粘着テープ6
の剥離紙8を剥離して下側の粘着剤層6cを露出させる。
剥離紙8を剥がす際、該剥離紙8は粘着剤層6cから突出
しているネット状物7の下面に当接していてその一部を
ネット状物7の網目部7aを通じて粘着剤層6cに接着して
いるので、粘着剤層6cからの剥離抵抗が極めて小さくて
容易に剥離することができる。
【0020】剥離紙8を取り除いたのち、図5、図6に
示すように両面粘着テープ6の下側粘着剤層6cを床下地
材Bに向けて木質化粧床材Aを該床下地材Bの所定位置
上に置くと、下側粘着剤層6cには、該粘着剤層6cからネ
ット状物7を少なくともその厚み方向の下半部を全面的
に突出させているので、このネット状物7の下面、即
ち、網目部7aを形成している糸条7bの下側周面部が床下
地材Bに当接し、網目部7aを通じて下側粘着剤層6cが床
下地材Bの下地面に臨んでいる状態となる。
【0021】従って、木質化粧床材Aを軽く押し進めて
ネット状物7の下面を床下地材Bの面上で滑らしなが
ら、水平方向に容易に移動させることができ、既に施工
した木質化粧床材A'の雄実部3又は雌実部4に施工すべ
き該木質化粧床材Aの雌実部4又は雄実部3を対向させ
たのち、図7、図8に示すようにこの木質化粧床材Aを
既設木質化粧床材A'に押し進めて雌雄実部3、4を簡単
に結合させることができる。その際、床材主体1と両面
粘着テープ6の柔軟性によって床下地材Bの不陸を吸収
させ、且つ木質化粧床材Aを既設木質化粧床材A'に対し
て位置調整を行いながら正確に床施工を行うことができ
る。
【0022】こうして木質化粧床材Aを既設の木質化粧
床材A'に対して係合させたのち、木質化粧床材Aの上面
を床下地材Bに向かって強く押圧すると、その押圧力に
よってネット状物7が両面粘着テープ6の下側粘着剤層
6c内に没入し、該下側粘着剤層6cが床下地材Bの面上に
全面的に接着して強固な固定が行われる。以下、同様に
して木質化粧床材Aを順次、床下地材Bに施工して床を
形成するものである。
【0023】次に、上記ネット状物を設けている両面粘
着テープを下面の両側部に全長に亘って貼着してなる本
発明実施例の木質化粧床材Aと、ネット状物を設けてい
ない厚さ0.8mm の市販の両面粘着テープを下面に貼着し
ている木質化粧床材A1と、ネット状物を設けていない厚
さ0.2mm の市販の両面粘着テープを下面に貼着している
木質化粧床材A2との剥離紙の剥離に要する時間と、それ
ぞれ24枚(3.24m2)ずつ、発泡塩ビ樹脂シートよりな
るクッションフロワー上に施工するに要した時間との比
較を表1に示す。なお、粘着剤層の感圧接着面にネット
状物を貼り合わせている両面粘着テープとしては、厚み
が0.58mmのポリエチレン発泡シートの両面に厚さ約0.15
mmのアクリル樹脂粘着剤を層着し、その感圧接着面に厚
さ0.03mmのポリエチレン樹脂製テープによって粘着剤層
に対する被覆率が20%となるように編成してなる幅28mm
のネット状物(最大厚み0.09mm) を貼り合わせてなる両
面粘着テープ(厚さ0.83mm) を用いた。
【0024】また、木質化粧床材A、A1、A2としては、
厚さ6mm、幅150mm 、長さ900mm のMDFよりなる床材
主体の上面に厚さ0.5mm のナラ天然化粧板を貼着し、さ
らに床材主体の下面に化粧面の上面から2mmを残す深さ
の凹溝(溝幅1.5mm)を長さ方向に25mm間隔毎に刻設して
なる床材を用いた。
【0025】
【表1】
【0026】上記表から明らかなように、本発明の実施
例の木質化粧床材においては、その下面に貼着している
両面粘着テープの剥離紙の剥離が迅速に行えると共に施
工が容易で能率よく行えることが理解できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の木質化粧床材によ
れば、長方形状の木質板からなる床材主体の下面に両端
が該床材主体の長辺側両端面に開口する凹溝を床材主体
の長さ方向に所定間隔毎に刻設していると共に床材主体
の四方端面に実部を形成してなる木質化粧材において、
上下両面に粘着剤層を設け且つ下側の粘着剤層に被粘着
性のネット状物を、少なくとも該ネット状物の厚み方向
の下半部を粘着剤層の下面から突出させ且つ粘着剤層内
に没入可能に貼り合わせてなる両面粘着テープにおける
上側の粘着剤層を上記床材主体の裏面に貼着し、下側の
粘着剤層を剥離紙により被覆してなるものであるから、
剥離紙が下側の粘着剤層から突出しているネット状物の
下面に重ね合わせされてその一部を粘着剤層に仮接着さ
せているので、剥離紙の剥離が迅速に且つ確実に行うこ
とができて床施工の準備作業が能率よく行え、施工時間
の短縮を図ることができる。
【0028】さらに、剥離紙を剥離したのち、両面粘着
テープの粘着剤層を下側に向けて木質化粧床材を床下地
材の施工すべき部分に置くと、粘着剤層が床下地材面に
直接密着することなく、該粘着剤層から突出しているネ
ット状物の下面が床下地材に当接するので、このネット
状物を床下地材の面上で摺動させながら木質化粧床材の
ずれを簡単に修正することができ、既設の木質化粧床材
との実結合が簡単且つ正確に行われて精度のよい床施工
が可能となる。
【0029】また、木質化粧床材の床材主体には、その
裏面に全幅に亘って貫通した凹溝を長さ方向に小間隔毎
に設けているので、両面粘着テープと共に良好な可撓
性、柔軟性を発揮して床下地面と馴染みがよく密接し、
不陸や段差の発生をなくすことができると共に木質化粧
床材同士の実係合が容易に行うことができ、その上、実
係合後に木質化粧床材の上面を押圧して床下地材に押し
付けると、ネット状物が粘着剤層内に押し込まれて没入
して下側の粘着剤層が床下地材に全面的に接着し、正確
にして強固に固定させることができる。さらに、施工後
においては、床材主体が吸、放湿を行っても木質化粧床
材の下面に設けている多数の凹溝によって木質化粧床材
に反りが生じるのを防止することができ、従って、両面
粘着テープの剥離現象をなくして木質化粧床材を長期間
に亘り強固に固定しておくことができる。
【0030】また、請求項2に係る発明によれば、両面
粘着テープを床材主体の裏面における長辺側の両側部に
全長に亘って貼着しているので、両面粘着テープが床材
主体の全ての凹溝上に直交した構造となって、凹溝から
の過剰な屈曲、屈折を両面粘着テープにより確実に防止
することができ、取扱時等における木質化粧床材の折損
をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】両面粘着テープの剥離紙の一部を剥離している
木質化粧床材の下面図、
【図2】両面粘着テープの剥離紙を剥離した状態での木
質化粧床材の一部斜視図、
【図3】両面粘着テープの拡大縦断面図、
【図4】その下側粘着剤層の拡大平面図、
【図5】施工状態を示す一部の簡略斜視図、
【図6】その一部拡大縦断面図、
【図7】木質化粧床材を床下地材に押し付けた状態の簡
略斜視図、
【図8】その一部拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 床材主体 2 凹溝 3、4 雌雄実部 6 両面粘着テープ 6b、6c 粘着剤層 7 ネット状物 8 剥離紙 A 木質化粧床材 B 床下地材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 21/04 B32B 21/04 E04F 15/00 601 E04F 15/00 601B Fターム(参考) 2B250 AA05 BA05 CA11 DA04 EA02 EA13 FA09 FA21 FA28 FA31 GA03 4F100 AK25G AN00G AP00A BA05 BA13 BA32 BA44 CB05B CB05C CB05E DB03A DC11D DD05A DG10E DG12 DG15 GB08 JL13B JL13C JL13E JL14E YY00C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の木質板からなる床材主体の下
    面に両端が該床材主体の長辺側両端面に開口する凹溝を
    床材主体の長さ方向に所定間隔毎に刻設していると共に
    床材主体の四方端面に実部を形成してなる木質化粧材に
    おいて、上下両面に粘着剤層を設け且つ下側の粘着剤層
    に被粘着性のネット状物を、少なくとも該ネット状物の
    厚み方向の下半部を粘着剤層の下面から突出させ且つ粘
    着剤層内に没入可能に貼り合わせてなる両面粘着テープ
    における上側の粘着剤層を上記床材主体の裏面に貼着
    し、下側の粘着剤層を剥離紙により被覆していることを
    特徴とする木質化粧床材。
  2. 【請求項2】 両面粘着テープを床材主体の裏面におけ
    る長辺側の両側部に全長に亘って貼着していると共に床
    材主体の面積に対する両面粘着テープの占める割合を20
    〜70%にしていることを特徴とする請求項1記載の木質
    化粧床材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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