JP2000354357A - 偏平回転電機及びこれの巻線作業に用いる巻線治具 - Google Patents
偏平回転電機及びこれの巻線作業に用いる巻線治具Info
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- JP2000354357A JP2000354357A JP11160760A JP16076099A JP2000354357A JP 2000354357 A JP2000354357 A JP 2000354357A JP 11160760 A JP11160760 A JP 11160760A JP 16076099 A JP16076099 A JP 16076099A JP 2000354357 A JP2000354357 A JP 2000354357A
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏平化の目的から外れることなく表面磁石形
偏平回転電機におけるを解決することができる偏平回転
電機と、この偏平回転電機の巻線作業に用いる巻線治具
とを提供する。 【解決手段】 固定子は毎極毎相のスロット数を整数と
し環状巻線方式とし、回転子は埋め込み磁石形としリラ
クタンストルクが生じる構成とする。また、固定子鉄心
は外径側にも内径側のスロットと同数のスロットを形成
し、毎極毎相のスロット数に相当するスロット数ごとに
複数の固定子鉄心片に分割し、固定子鉄心外径側のスロ
ットは平行配置とする。また、固定子には熱伝導性のよ
い材料でモールドを施し、固定子全体の外径を固定子鉄
心外径と同一にする。巻線治具は固定子鉄心片の装着部
とシャフト部とを有し、装着部には固定子鉄心片の周方
向端面形状に沿うように接触面を形成する。
偏平回転電機におけるを解決することができる偏平回転
電機と、この偏平回転電機の巻線作業に用いる巻線治具
とを提供する。 【解決手段】 固定子は毎極毎相のスロット数を整数と
し環状巻線方式とし、回転子は埋め込み磁石形としリラ
クタンストルクが生じる構成とする。また、固定子鉄心
は外径側にも内径側のスロットと同数のスロットを形成
し、毎極毎相のスロット数に相当するスロット数ごとに
複数の固定子鉄心片に分割し、固定子鉄心外径側のスロ
ットは平行配置とする。また、固定子には熱伝導性のよ
い材料でモールドを施し、固定子全体の外径を固定子鉄
心外径と同一にする。巻線治具は固定子鉄心片の装着部
とシャフト部とを有し、装着部には固定子鉄心片の周方
向端面形状に沿うように接触面を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏平回転電機及びこ
れの巻線作業に用いる巻線治具に関し、ハイブリッド電
気自動車(HEV)用の駆動モータ等に適用して有用な
ものである。
れの巻線作業に用いる巻線治具に関し、ハイブリッド電
気自動車(HEV)用の駆動モータ等に適用して有用な
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、HEV用の駆動モータとして偏平
モータを採用することが検討されている。HEV用駆動
モータを偏平化すること(通常のモータに比べて軸方向
長さを極端に短くすること)のメリットとしては、エン
ジンとトランスミッションとの間にモータを取り付ける
ことが可能となるためエンジン構造の変更が最小限で済
むことなどが挙げられる。
モータを採用することが検討されている。HEV用駆動
モータを偏平化すること(通常のモータに比べて軸方向
長さを極端に短くすること)のメリットとしては、エン
ジンとトランスミッションとの間にモータを取り付ける
ことが可能となるためエンジン構造の変更が最小限で済
むことなどが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等は
先にHEV用駆動モータ等に適用する偏平モータとし
て、図11に示すような構成の集中巻線式表面磁石形偏
平モータを提案した(特願平10−309909号)。
この偏平モータはコギングトルク対策や強度対策を施し
たものである。
先にHEV用駆動モータ等に適用する偏平モータとし
て、図11に示すような構成の集中巻線式表面磁石形偏
平モータを提案した(特願平10−309909号)。
この偏平モータはコギングトルク対策や強度対策を施し
たものである。
【0004】概要を説明すると、図11に示すように、
回転子11は、瓦状の永久磁石2を回転子鉄心1の外周
面に設けた表面磁石形(SPM)となっている。なお、
図11では8極の場合を示している。それぞれの永久磁
石2は軸方向に2分割又は3分割され、且つ、これらの
分割片を相互に所定の電気角だけ周方向にずらしてスキ
ューされており、このことによってコギングトルクの低
減が図られている。また、永久磁石2の間にはくさび3
が配置されており、これらの永久磁石2及びくさび3の
外周面にリング4が圧入されている。このリング4は引
張り強度の高い非磁性材料からなる薄いものであり、こ
のようなリング4を用いることによって、強度の向上を
図るとともにエアギャップの増大を防止している。そし
て、固定子(電機子)12は、分割構造の固定子鉄心5
にコイル6を集中巻した集中巻線方式とし、毎極毎相の
コイル数が1以下となる分数スロット巻となっている。
回転子11は、瓦状の永久磁石2を回転子鉄心1の外周
面に設けた表面磁石形(SPM)となっている。なお、
図11では8極の場合を示している。それぞれの永久磁
石2は軸方向に2分割又は3分割され、且つ、これらの
分割片を相互に所定の電気角だけ周方向にずらしてスキ
ューされており、このことによってコギングトルクの低
減が図られている。また、永久磁石2の間にはくさび3
が配置されており、これらの永久磁石2及びくさび3の
外周面にリング4が圧入されている。このリング4は引
張り強度の高い非磁性材料からなる薄いものであり、こ
のようなリング4を用いることによって、強度の向上を
図るとともにエアギャップの増大を防止している。そし
て、固定子(電機子)12は、分割構造の固定子鉄心5
にコイル6を集中巻した集中巻線方式とし、毎極毎相の
コイル数が1以下となる分数スロット巻となっている。
【0005】この例からも分かるように、通常の偏平モ
ータでは集中巻線方式(毎極毎相のコイル数が1以下と
なる分数スロット巻)となるため、永久磁石の磁束分布
と固定子巻線の作る磁束分布との位相がずれ、いわゆる
埋め込み磁石形とすると特性が悪化し好ましくない。即
ち、集中巻線方式とした場合には表面磁石形とする必要
がある。
ータでは集中巻線方式(毎極毎相のコイル数が1以下と
なる分数スロット巻)となるため、永久磁石の磁束分布
と固定子巻線の作る磁束分布との位相がずれ、いわゆる
埋め込み磁石形とすると特性が悪化し好ましくない。即
ち、集中巻線方式とした場合には表面磁石形とする必要
がある。
【0006】しかし、この表面磁石形偏平モータには、 機械的強度の問題から高速回転が難しい。 機械的強度や信頼性の向上を図ることから、回転子
外周面に永久磁石の飛散防止する非磁性リングを装着し
ているため、構造が複雑になるとともに、コストアップ
の原因となる。 電流が大きくなり、インバータ容量が増加する。 磁束密度が高く、鉄損が大きくなる。HEV用駆動
モータとして用いた場合には、モータ鉄損がエンジンの
引きずり抵抗となって、駆動システム全体の効率低下の
原因となる。 など、製造上及び特性上の問題がある。
外周面に永久磁石の飛散防止する非磁性リングを装着し
ているため、構造が複雑になるとともに、コストアップ
の原因となる。 電流が大きくなり、インバータ容量が増加する。 磁束密度が高く、鉄損が大きくなる。HEV用駆動
モータとして用いた場合には、モータ鉄損がエンジンの
引きずり抵抗となって、駆動システム全体の効率低下の
原因となる。 など、製造上及び特性上の問題がある。
【0007】なお、これらの問題点の解決策として、図
12に示すように、固定子は、固定子コイル10を分布
巻として、毎極毎相のスロット数が整数となる整数スロ
ット巻とし、回転子は、埋め込み磁石形とすることが考
えられる。しかし、通常の分布巻はコイルエンド寸法が
大きくなり、偏平化の目的から外れたものとなるため、
偏平モータには適用できない。
12に示すように、固定子は、固定子コイル10を分布
巻として、毎極毎相のスロット数が整数となる整数スロ
ット巻とし、回転子は、埋め込み磁石形とすることが考
えられる。しかし、通常の分布巻はコイルエンド寸法が
大きくなり、偏平化の目的から外れたものとなるため、
偏平モータには適用できない。
【0008】従って、本発明は偏平化の目的から外れる
ことなく上記の問題点を解決することができる偏平回転
電機(モータ又は発電機)と、この偏平回転電機の巻線
作業に用いる巻線治具とを提供することを課題とする。
ことなく上記の問題点を解決することができる偏平回転
電機(モータ又は発電機)と、この偏平回転電機の巻線
作業に用いる巻線治具とを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機は、固
定子は、毎極毎相のスロット数を整数とし、このれらの
各スロットを利用して固定子鉄心ヨーク部を取り囲むよ
うに巻線を施した環状巻線方式とするとともに、回転子
は、回転子鉄心内部に永久磁石を装着した埋め込み磁石
形としたことを特徴とする。
発明の環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機は、固
定子は、毎極毎相のスロット数を整数とし、このれらの
各スロットを利用して固定子鉄心ヨーク部を取り囲むよ
うに巻線を施した環状巻線方式とするとともに、回転子
は、回転子鉄心内部に永久磁石を装着した埋め込み磁石
形としたことを特徴とする。
【0010】また、第2発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機は、第1発明の環状巻線方式埋め込み
磁石形偏平回転電機において、回転子は、リラクタンス
トルクが生じる構成としたことを特徴とする。
石形偏平回転電機は、第1発明の環状巻線方式埋め込み
磁石形偏平回転電機において、回転子は、リラクタンス
トルクが生じる構成としたことを特徴とする。
【0011】また、第3発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機は、第1発明又は第2発明の環状巻線
方式埋め込み磁石形偏平回転電機において、固定子鉄心
は、固定子鉄心外径側にも固定子鉄心内径側のスロット
と同数のスロットを形成し、毎極毎相のスロット数に相
当するスロット数ごとに周方向に複数の固定子鉄心片に
分割したことを特徴とする。
石形偏平回転電機は、第1発明又は第2発明の環状巻線
方式埋め込み磁石形偏平回転電機において、固定子鉄心
は、固定子鉄心外径側にも固定子鉄心内径側のスロット
と同数のスロットを形成し、毎極毎相のスロット数に相
当するスロット数ごとに周方向に複数の固定子鉄心片に
分割したことを特徴とする。
【0012】また、第4発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機は、第3発明の環状巻線方式埋め込み
磁石形偏平回転電機において、それぞれ固定子鉄心片に
おける固定子鉄心外径側のスロットは、平行配置とした
ことを特徴とする。
石形偏平回転電機は、第3発明の環状巻線方式埋め込み
磁石形偏平回転電機において、それぞれ固定子鉄心片に
おける固定子鉄心外径側のスロットは、平行配置とした
ことを特徴とする。
【0013】また、第5発明の巻線治具は、第4発明の
環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定子鉄心
片に巻線を施すための巻線治具であって、固定子鉄心片
の装着部とシャフト部とを有するとともに、装着部には
固定子鉄心片の周方向端面形状に沿うように接触面を形
成し、この接触面に固定子鉄心片の周方向端面を接触さ
せた状態で固定子鉄心片を装着したときに、固定子鉄心
外径側のスロットがシャフト部に対して垂直となるよう
に構成したことを特徴とする。
環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定子鉄心
片に巻線を施すための巻線治具であって、固定子鉄心片
の装着部とシャフト部とを有するとともに、装着部には
固定子鉄心片の周方向端面形状に沿うように接触面を形
成し、この接触面に固定子鉄心片の周方向端面を接触さ
せた状態で固定子鉄心片を装着したときに、固定子鉄心
外径側のスロットがシャフト部に対して垂直となるよう
に構成したことを特徴とする。
【0014】また、第6発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機は、第1,第2,第3又は第4発明の
環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機において、固
定子には熱伝導性のよい材料でモールドを施し、固定子
全体の外径を固定子鉄心外径と同一にして、固定子がフ
レームに接触する面積を拡大したことを特徴とする。
石形偏平回転電機は、第1,第2,第3又は第4発明の
環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機において、固
定子には熱伝導性のよい材料でモールドを施し、固定子
全体の外径を固定子鉄心外径と同一にして、固定子がフ
レームに接触する面積を拡大したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
に基づき詳細に説明する。
【0016】図1(a)は本発明の実施の形態に係る環
状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の構成図、図1
(b)は前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機
の要部断面図、図2(a)及び図2(b)は前記環状巻
線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定子鉄心片の側
面図及び正面図、図2(c)は前記環状巻線方式埋め込
み磁石形偏平回転電機の固定子ユニットの構成図、図3
は前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定
子にモールドを施した状態の構成図、図4(a)及び図
4(b)は巻線治具の正面図及び側面図、図4(c)及
び図4(d)は前記巻線治具に前記固定子鉄心片を装着
した状態の正面図及び側面図である。
状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の構成図、図1
(b)は前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機
の要部断面図、図2(a)及び図2(b)は前記環状巻
線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定子鉄心片の側
面図及び正面図、図2(c)は前記環状巻線方式埋め込
み磁石形偏平回転電機の固定子ユニットの構成図、図3
は前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定
子にモールドを施した状態の構成図、図4(a)及び図
4(b)は巻線治具の正面図及び側面図、図4(c)及
び図4(d)は前記巻線治具に前記固定子鉄心片を装着
した状態の正面図及び側面図である。
【0017】また、図5は偏平回転電機の電流−トルク
特性比較図、図6は集中巻線方式埋め込み磁石形偏平回
転電機のギャップ磁束密度分布図、図7は前記環状巻線
方式埋め込み磁石形偏平回転電機のギャップ磁束密度分
布図、図8は偏平回転電機の全負荷特性比較図、図9は
前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の起磁力
相差角とトルクの関係図、図10は前記環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機の無負荷誘起電圧特性図であ
る。
特性比較図、図6は集中巻線方式埋め込み磁石形偏平回
転電機のギャップ磁束密度分布図、図7は前記環状巻線
方式埋め込み磁石形偏平回転電機のギャップ磁束密度分
布図、図8は偏平回転電機の全負荷特性比較図、図9は
前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の起磁力
相差角とトルクの関係図、図10は前記環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機の無負荷誘起電圧特性図であ
る。
【0018】<構成>図1に示す偏平回転電機(モータ
又は発電機)は8極の三相永久磁石形同期回転電機であ
り、固定子(電機子)21は環状巻線方式とし、回転子
22は埋め込み磁石形としたものである。
又は発電機)は8極の三相永久磁石形同期回転電機であ
り、固定子(電機子)21は環状巻線方式とし、回転子
22は埋め込み磁石形としたものである。
【0019】詳述すると、図1に示すように、固定子鉄
心23の内径側には48個のスロット(以下、下部スロ
ットという)24が形成され、固定子鉄心23の外径側
にも内径側の下部スロット24と同数のスロット(以
下、上部スロットという)25が形成されており、毎極
毎相のスロット数を2としている。なお、図1には8極
で毎極毎相のスロット数が2の例を示したが、毎極毎相
のスロット数が整数であれば、極数の如何を問わず構成
可能である。
心23の内径側には48個のスロット(以下、下部スロ
ットという)24が形成され、固定子鉄心23の外径側
にも内径側の下部スロット24と同数のスロット(以
下、上部スロットという)25が形成されており、毎極
毎相のスロット数を2としている。なお、図1には8極
で毎極毎相のスロット数が2の例を示したが、毎極毎相
のスロット数が整数であれば、極数の如何を問わず構成
可能である。
【0020】また、固定子鉄心23は全体がリング状の
ものであり、毎極毎相のスロット数に相当するスロット
数ごとに周方向に24個の固定子鉄心片26に分割され
ている。図2(a)及び図2(b)に示すように、固定
子鉄心片26は鋼板を積層し、これに挿通したカシメ用
ピン27をカシメて規定の鉄心厚に形成されており、そ
の内径側には2個の下部スロット24が形成され、外径
側にも下部スロット24と対応する位置に2個の上部ス
ロット25が形成されている。しかも、それそれの固定
子鉄心片26における2個の上部スロット25は、通常
の放射状配置ではなく、平行配置となっている。
ものであり、毎極毎相のスロット数に相当するスロット
数ごとに周方向に24個の固定子鉄心片26に分割され
ている。図2(a)及び図2(b)に示すように、固定
子鉄心片26は鋼板を積層し、これに挿通したカシメ用
ピン27をカシメて規定の鉄心厚に形成されており、そ
の内径側には2個の下部スロット24が形成され、外径
側にも下部スロット24と対応する位置に2個の上部ス
ロット25が形成されている。しかも、それそれの固定
子鉄心片26における2個の上部スロット25は、通常
の放射状配置ではなく、平行配置となっている。
【0021】そして、図1及び図2(c)に示すよう
に、24個の固定子鉄心片26のそれぞれに対し、上下
部スロット24,25を利用して固定子鉄心ヨーク部2
9を取り囲むように固定子巻線28を施し(環状巻線方
式)、1つの固定子ユニット34が構成されている。即
ち、固定子21は24個の固定子ユニット34から構成
されている。固定子ユニット34間の巻線接続は、図示
しないインバータから各固定子巻線28に三相交流電流
を流したときに8極の回転磁界が発生し得るように行わ
れている。これによって、本偏平回転電機の固定子21
の場合には、毎極毎相のスロット数が2となる分布巻の
固定子と等価となっている。
に、24個の固定子鉄心片26のそれぞれに対し、上下
部スロット24,25を利用して固定子鉄心ヨーク部2
9を取り囲むように固定子巻線28を施し(環状巻線方
式)、1つの固定子ユニット34が構成されている。即
ち、固定子21は24個の固定子ユニット34から構成
されている。固定子ユニット34間の巻線接続は、図示
しないインバータから各固定子巻線28に三相交流電流
を流したときに8極の回転磁界が発生し得るように行わ
れている。これによって、本偏平回転電機の固定子21
の場合には、毎極毎相のスロット数が2となる分布巻の
固定子と等価となっている。
【0022】なお、図中の30は、固定子巻線28を固
定子鉄心ヨーク部29に巻回するための補助として、固
定子鉄心ヨーク部29の端面に設けられた板状の絶縁補
助部材である。
定子鉄心ヨーク部29に巻回するための補助として、固
定子鉄心ヨーク部29の端面に設けられた板状の絶縁補
助部材である。
【0023】また、それぞれの固定子鉄心片26の周方
向両側面には凸部32と凹部33とがそれぞれ形成され
おり、隣接する固定子鉄心片26同士の凸部32と凹部
33とがそれぞれ嵌合するようになっている。そして、
固定子鉄心片29の凸部32には治具取付用穴31が形
成さている。この治具取付用穴31は、固定子鉄心片2
6に固定子巻線28を施す際に固定子鉄心片26を巻線
治具に固定するための穴である。巻線治具については後
述する。
向両側面には凸部32と凹部33とがそれぞれ形成され
おり、隣接する固定子鉄心片26同士の凸部32と凹部
33とがそれぞれ嵌合するようになっている。そして、
固定子鉄心片29の凸部32には治具取付用穴31が形
成さている。この治具取付用穴31は、固定子鉄心片2
6に固定子巻線28を施す際に固定子鉄心片26を巻線
治具に固定するための穴である。巻線治具については後
述する。
【0024】また、図3に斜線で示すように、固定子2
1には熱伝導性のよい材料(不飽和ポリエステル、充填
材、ガラス繊維等からなるモールド材料)で全体的にモ
ールド35を施し(図1では図示省略)、固定子21全
体の外径を固定子鉄心26の外径と同一にして、固定子
21がフレーム36と接触する面積を拡大している。
1には熱伝導性のよい材料(不飽和ポリエステル、充填
材、ガラス繊維等からなるモールド材料)で全体的にモ
ールド35を施し(図1では図示省略)、固定子21全
体の外径を固定子鉄心26の外径と同一にして、固定子
21がフレーム36と接触する面積を拡大している。
【0025】ここで、図4に基づき、巻線治具について
説明する。同図に示すように、巻線治具40は、固定子
鉄心片26の装着部41と、回転軸であるシャフト部4
2とを有するT字状のものである。そして、装着部41
には固定子鉄心片26の周方向端面37の形状に沿うよ
うに接触面42が形成されており、この接触面42に固
定子鉄心片26の周方向端面37を接触させた状態で固
定子鉄心片26を装着したときに、固定子鉄心片26の
上部スロット25がシャフト部42に対して垂直となる
ように構成されている。
説明する。同図に示すように、巻線治具40は、固定子
鉄心片26の装着部41と、回転軸であるシャフト部4
2とを有するT字状のものである。そして、装着部41
には固定子鉄心片26の周方向端面37の形状に沿うよ
うに接触面42が形成されており、この接触面42に固
定子鉄心片26の周方向端面37を接触させた状態で固
定子鉄心片26を装着したときに、固定子鉄心片26の
上部スロット25がシャフト部42に対して垂直となる
ように構成されている。
【0026】装着部41に装着された固定子鉄心片26
は、治具取付用穴31に鉄心片取付用ボルト45を挿通
し、このボルト45の先端部を装着部41に形成された
ネジ穴44に螺合することによって固定される。シャフ
ト部42は図示しないモータの回転軸に連結される。
は、治具取付用穴31に鉄心片取付用ボルト45を挿通
し、このボルト45の先端部を装着部41に形成された
ネジ穴44に螺合することによって固定される。シャフ
ト部42は図示しないモータの回転軸に連結される。
【0027】一方、図1に示すように、回転子22は、
回転子鉄心50に形成された軸方向の貫通穴51に永久
磁石52を装着した埋め込み磁石形となっている。貫通
穴51は周方向に所定の間隔でジグザグに形成されてお
り、これらの貫通穴51に横断面が長方形の永久磁石5
2が軸方向に挿入されている。これらの永久磁石52は
2個で1極を構成しており、全体で8極となるように配
設されている。なお、こような永久磁石を1極あたり2
分割とする方式に限らず、任意の方式の埋め込み磁石形
を採ることができる。
回転子鉄心50に形成された軸方向の貫通穴51に永久
磁石52を装着した埋め込み磁石形となっている。貫通
穴51は周方向に所定の間隔でジグザグに形成されてお
り、これらの貫通穴51に横断面が長方形の永久磁石5
2が軸方向に挿入されている。これらの永久磁石52は
2個で1極を構成しており、全体で8極となるように配
設されている。なお、こような永久磁石を1極あたり2
分割とする方式に限らず、任意の方式の埋め込み磁石形
を採ることができる。
【0028】図1(b)に示すように、回転子鉄心52
の軸方向両面には、永久磁石52の軸方向固定と保護の
ために、リング取付用ボルト55によってリング54が
取り付けられている。なお、図1(a)ではリング54
を取り外した状態を示しており、図中の56がリング取
付用ボルト55を挿通するための穴である。
の軸方向両面には、永久磁石52の軸方向固定と保護の
ために、リング取付用ボルト55によってリング54が
取り付けられている。なお、図1(a)ではリング54
を取り外した状態を示しており、図中の56がリング取
付用ボルト55を挿通するための穴である。
【0029】また、回転子鉄心50の外周面形状は、完
全な円形ではなく、周方向に凹部50aと凸部50bと
が交互に繰り返される形状となっている。このため、回
転子鉄心50と固定子鉄心23との間には間隔の広いエ
アギャップ部53aと間隔の狭いエアギャップ53bと
が周方向に交互に繰り返されることになり、このことに
よってより大きなリラクタンストルクが生じるようにな
っている。なお、このような回転子鉄心の外周面に凹凸
を設ける構成に限らず、回転子鉄心に適宜スリットを設
けるなど、その他の周知手段によってリラクタンストル
クが生じるように構成してもよい。
全な円形ではなく、周方向に凹部50aと凸部50bと
が交互に繰り返される形状となっている。このため、回
転子鉄心50と固定子鉄心23との間には間隔の広いエ
アギャップ部53aと間隔の狭いエアギャップ53bと
が周方向に交互に繰り返されることになり、このことに
よってより大きなリラクタンストルクが生じるようにな
っている。なお、このような回転子鉄心の外周面に凹凸
を設ける構成に限らず、回転子鉄心に適宜スリットを設
けるなど、その他の周知手段によってリラクタンストル
クが生じるように構成してもよい。
【0030】<作用・効果>以上のように、本実施の形
態に係る環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機で
は、固定子21は、毎極毎相のスロット数を整数(図示
例では2)とし、このれらの各スロット24,25を利
用して固定子鉄心ヨーク部29を取り囲むように固定子
巻線28を施した環状巻線方式とするとともに、回転子
22は、回転子鉄心50の内部(貫通穴51)に永久磁
石52を装着した埋め込み磁石形としたため、偏平化の
目的から外れることなく、表面磁石形偏平回転電機に比
べて回転子22の機械的強度が向上し、高速回転が可能
となる。また、非磁性リングを回転子外周に装着する必
要がないため、回転子22の構造が簡単になるとともに
コストの低減にもつながる。
態に係る環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機で
は、固定子21は、毎極毎相のスロット数を整数(図示
例では2)とし、このれらの各スロット24,25を利
用して固定子鉄心ヨーク部29を取り囲むように固定子
巻線28を施した環状巻線方式とするとともに、回転子
22は、回転子鉄心50の内部(貫通穴51)に永久磁
石52を装着した埋め込み磁石形としたため、偏平化の
目的から外れることなく、表面磁石形偏平回転電機に比
べて回転子22の機械的強度が向上し、高速回転が可能
となる。また、非磁性リングを回転子外周に装着する必
要がないため、回転子22の構造が簡単になるとともに
コストの低減にもつながる。
【0031】また、固定子21は環状巻線方式とすると
ともに、回転子22は埋め込み磁石形とし、且つ、回転
子鉄心50の外周面に凹凸部50a,50bを設けるこ
となどによってリラクタンストルクが生じる構成とした
ことにより、リラクタンストルクを利用した弱め界磁制
御が有効に作用し、モータ特性を改善することができ
る。リラクタンストルクを有効に利用すれば、主磁束の
減少も可能となる。
ともに、回転子22は埋め込み磁石形とし、且つ、回転
子鉄心50の外周面に凹凸部50a,50bを設けるこ
となどによってリラクタンストルクが生じる構成とした
ことにより、リラクタンストルクを利用した弱め界磁制
御が有効に作用し、モータ特性を改善することができ
る。リラクタンストルクを有効に利用すれば、主磁束の
減少も可能となる。
【0032】具体的には、図5に示すように、無負荷誘
起電圧を同一とする巻線設計とした場合、同一電流で発
生し得るトルクは、環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回
転電機(環状巻IPM)が最も大きくなっている。これ
は、回転子22をIPM化すると同時に固定子21の固
定子巻線28を環状巻線方式としたことによって、図1
1に示すような集中巻線方式表面磁石形偏平回転電機
(集中巻SPM)や集中巻線方式埋め込み磁石形偏平回
転電機(集中巻IPM)よりも、リラクタンストルクを
有効に使用することができるためであると考えられる。
なお、集中巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機(集中
巻IPM)とは、図示は省略するが、図11に示すよう
な集中巻線方式の固定子と、図1に示すような埋め込み
磁石形の回転子とを組み合わせるとともに、回転子鉄心
の外周面に凹凸部を設けてリラクタンストルクが生じる
ように構成したものである。
起電圧を同一とする巻線設計とした場合、同一電流で発
生し得るトルクは、環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回
転電機(環状巻IPM)が最も大きくなっている。これ
は、回転子22をIPM化すると同時に固定子21の固
定子巻線28を環状巻線方式としたことによって、図1
1に示すような集中巻線方式表面磁石形偏平回転電機
(集中巻SPM)や集中巻線方式埋め込み磁石形偏平回
転電機(集中巻IPM)よりも、リラクタンストルクを
有効に使用することができるためであると考えられる。
なお、集中巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機(集中
巻IPM)とは、図示は省略するが、図11に示すよう
な集中巻線方式の固定子と、図1に示すような埋め込み
磁石形の回転子とを組み合わせるとともに、回転子鉄心
の外周面に凹凸部を設けてリラクタンストルクが生じる
ように構成したものである。
【0033】ところで、図5では集中巻SPMよりも集
中巻IPMのほうが、同一電流で発生し得るトルクが小
さくなっている。この原因としては、電流が増加するに
つれて磁束が飽和すること、毎極毎相のスロット数qが
1未満であるため、磁石位置に対する磁束分布が対称と
ならないので、弱め界磁効果及びリラクタンストルクが
得られないことなどが考えられる。図6に磁石によるギ
ャップ磁束密度及び電流による弱め界磁のためのギャッ
プ磁束密度を示すように、qが1未満の場合、磁石によ
る磁束密度と電流による磁束密度の位相がずれている。
そのため、弱め界磁効果が十分に得られないと考えられ
る。従って、集中巻SPMの回転子を単にIPM化した
だけでは特性改善が望めないことが分かる。
中巻IPMのほうが、同一電流で発生し得るトルクが小
さくなっている。この原因としては、電流が増加するに
つれて磁束が飽和すること、毎極毎相のスロット数qが
1未満であるため、磁石位置に対する磁束分布が対称と
ならないので、弱め界磁効果及びリラクタンストルクが
得られないことなどが考えられる。図6に磁石によるギ
ャップ磁束密度及び電流による弱め界磁のためのギャッ
プ磁束密度を示すように、qが1未満の場合、磁石によ
る磁束密度と電流による磁束密度の位相がずれている。
そのため、弱め界磁効果が十分に得られないと考えられ
る。従って、集中巻SPMの回転子を単にIPM化した
だけでは特性改善が望めないことが分かる。
【0034】これに対し、環状巻IPMで毎極毎相のス
ロット数qが整数の場合には、図7に示すように磁石に
よるギャップ磁束密度と電流による弱め界磁のためのギ
ャップ磁束密度の位相が合っている。
ロット数qが整数の場合には、図7に示すように磁石に
よるギャップ磁束密度と電流による弱め界磁のためのギ
ャップ磁束密度の位相が合っている。
【0035】また、図8より明らかなように、環状巻I
PMの全負荷時の電流は、集中巻SPMと比較してかな
り小さいことが分かる。これは、回転子22をIPM化
すると同時に固定子21を環状巻線方式とすることによ
って、リラクタンストルクを有効に利用することができ
るためであると考えられる。図9に環状巻IPMの起磁
力相差角φに対するトルク特性を示すように、どの電流
パラメータの場合においても、φが130〜140°の
ときにトルクが最も大きくなっており、リラクタンスト
ルクが発生していることが分かる。なお、図8におい
て、電圧は環状巻IPMの方が集中巻SPMよりも大き
くなっているが、偏平モータがインバータの制御から外
れて空転している場合でも、誘起電圧は165V程度で
あるため、特に問題はない(図10参照)。
PMの全負荷時の電流は、集中巻SPMと比較してかな
り小さいことが分かる。これは、回転子22をIPM化
すると同時に固定子21を環状巻線方式とすることによ
って、リラクタンストルクを有効に利用することができ
るためであると考えられる。図9に環状巻IPMの起磁
力相差角φに対するトルク特性を示すように、どの電流
パラメータの場合においても、φが130〜140°の
ときにトルクが最も大きくなっており、リラクタンスト
ルクが発生していることが分かる。なお、図8におい
て、電圧は環状巻IPMの方が集中巻SPMよりも大き
くなっているが、偏平モータがインバータの制御から外
れて空転している場合でも、誘起電圧は165V程度で
あるため、特に問題はない(図10参照)。
【0036】また、モータ空転時の鉄損については、環
状巻IPMの場合の鉄損は集中巻SPMの場合の50%
にまで減少すると考えられる。これは、環状巻IPMの
場合における磁石による主磁束が集中巻SPMの場合の
約70%に減少するためである。
状巻IPMの場合の鉄損は集中巻SPMの場合の50%
にまで減少すると考えられる。これは、環状巻IPMの
場合における磁石による主磁束が集中巻SPMの場合の
約70%に減少するためである。
【0037】また、本実施の形態に係る環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機によれば、固定子鉄心23
は、固定子鉄心外径側にも固定子鉄心内径側の下部スロ
ット24と同数の上部スロット25を形成し、毎極毎相
のスロット数に相当するスロット数ごとに周方向に複数
(ここでは24個)の固定子鉄心片26に分割したた
め、各固定子鉄心片26ごとに固定子巻線28を巻くこ
とができ、巻線作業が容易である。
め込み磁石形偏平回転電機によれば、固定子鉄心23
は、固定子鉄心外径側にも固定子鉄心内径側の下部スロ
ット24と同数の上部スロット25を形成し、毎極毎相
のスロット数に相当するスロット数ごとに周方向に複数
(ここでは24個)の固定子鉄心片26に分割したた
め、各固定子鉄心片26ごとに固定子巻線28を巻くこ
とができ、巻線作業が容易である。
【0038】しかも、それぞれ固定子鉄心片26の上部
スロット26は平行配置としたため、1回の巻線治具4
0への装着で2スロット分の巻線を行うことができる。
このため、より一層、巻線作業が容易である。
スロット26は平行配置としたため、1回の巻線治具4
0への装着で2スロット分の巻線を行うことができる。
このため、より一層、巻線作業が容易である。
【0039】また、専用の巻線製造設備(巻線機)が不
要となる。即ち、通常、固定子鉄心は一体もしくは2〜
4分割で製作して巻線を行うが、この場合には専用の巻
線製造設備が必要となる。そこで、専用の巻線製造設備
がなくても製造できるように、固定子鉄心外径側にも固
定子鉄心内径側の下部スロット24と同数の上部スロッ
ト25を形成し、毎極毎相のスロット数に相当するスロ
ット数で鉄心を分割する方式としている。
要となる。即ち、通常、固定子鉄心は一体もしくは2〜
4分割で製作して巻線を行うが、この場合には専用の巻
線製造設備が必要となる。そこで、専用の巻線製造設備
がなくても製造できるように、固定子鉄心外径側にも固
定子鉄心内径側の下部スロット24と同数の上部スロッ
ト25を形成し、毎極毎相のスロット数に相当するスロ
ット数で鉄心を分割する方式としている。
【0040】また、本実施の形態に係る巻線治具40
は、固定子鉄心片26の装着部41とシャフト部42と
を有するとともに、装着部41には固定子鉄心片26の
周方向端面37の形状に沿うように接触面43を形成
し、この接触面43に固定子鉄心片26の周方向端面3
7を接触させた状態で固定子鉄心片26を装着したとき
に、固定子鉄心片26の上部スロット25がシャフト部
42に対して垂直となるように構成したため、簡単に、
固定子鉄心26の上部スロット25を巻線治具40のシ
ャフト部42に対して垂直にすることができ、シャフト
部42をモータに連結して、このモータにより回転駆動
するでけで固定子巻線28をシャフト部42に対して垂
直に巻くことができる。
は、固定子鉄心片26の装着部41とシャフト部42と
を有するとともに、装着部41には固定子鉄心片26の
周方向端面37の形状に沿うように接触面43を形成
し、この接触面43に固定子鉄心片26の周方向端面3
7を接触させた状態で固定子鉄心片26を装着したとき
に、固定子鉄心片26の上部スロット25がシャフト部
42に対して垂直となるように構成したため、簡単に、
固定子鉄心26の上部スロット25を巻線治具40のシ
ャフト部42に対して垂直にすることができ、シャフト
部42をモータに連結して、このモータにより回転駆動
するでけで固定子巻線28をシャフト部42に対して垂
直に巻くことができる。
【0041】また、本実施の形態に係る環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機によれば、固定子21には熱
伝導性のよい材料でモールド35を施し、固定子21全
体の外径を固定子鉄心23の外径と同一にして、固定子
21がフレーム36に接触する面積を拡大したため、放
熱性が向上する。
め込み磁石形偏平回転電機によれば、固定子21には熱
伝導性のよい材料でモールド35を施し、固定子21全
体の外径を固定子鉄心23の外径と同一にして、固定子
21がフレーム36に接触する面積を拡大したため、放
熱性が向上する。
【0042】環状巻線方式としたことにより、固定子2
1の外周側にも固定子巻線28の外周側部分が存在する
ため、この外周側部分とフレーム36との間に空気層が
できて熱伝導率が低下する。つまり、固定子鉄心26が
フレーム36に接触している面積が少ないために放熱性
がよくない。そこで、固定子21がフレーム36に接触
する面積を増やすため、上記のように固定子21に熱伝
導性のよい材料でモールド35を施して固定子21全体
の外径を固定子鉄心23の外径と同一にしている。しか
も、モールド35を施すことにより、固定子巻線28な
どが固定されて耐震性も向上する。
1の外周側にも固定子巻線28の外周側部分が存在する
ため、この外周側部分とフレーム36との間に空気層が
できて熱伝導率が低下する。つまり、固定子鉄心26が
フレーム36に接触している面積が少ないために放熱性
がよくない。そこで、固定子21がフレーム36に接触
する面積を増やすため、上記のように固定子21に熱伝
導性のよい材料でモールド35を施して固定子21全体
の外径を固定子鉄心23の外径と同一にしている。しか
も、モールド35を施すことにより、固定子巻線28な
どが固定されて耐震性も向上する。
【0043】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明の環状巻線方式埋め込み磁石
形偏平回転電機によれば、固定子は、毎極毎相のスロッ
ト数を整数とし、このれらの各スロットを利用して固定
子鉄心ヨーク部を取り囲むように巻線を施した環状巻線
方式とするとともに、回転子は、回転子鉄心内部に永久
磁石を装着した埋め込み磁石形としたため、偏平化の目
的から外れることなく、表面磁石形偏平回転電機に比べ
て回転子の機械的強度が向上し、高速回転が可能とな
る。また、非磁性リングを回転子外周に装着する必要が
ないため、回転子の構造が簡単になるとともにコストの
低減にもつながる。
説明したように、第1発明の環状巻線方式埋め込み磁石
形偏平回転電機によれば、固定子は、毎極毎相のスロッ
ト数を整数とし、このれらの各スロットを利用して固定
子鉄心ヨーク部を取り囲むように巻線を施した環状巻線
方式とするとともに、回転子は、回転子鉄心内部に永久
磁石を装着した埋め込み磁石形としたため、偏平化の目
的から外れることなく、表面磁石形偏平回転電機に比べ
て回転子の機械的強度が向上し、高速回転が可能とな
る。また、非磁性リングを回転子外周に装着する必要が
ないため、回転子の構造が簡単になるとともにコストの
低減にもつながる。
【0044】また、第2発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機によれば、第1発明の環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機において、回転子は、リラク
タンストルクが生じる構成としたことにより、リラクタ
ンストルクを利用した弱め界磁制御が有効に作用し、モ
ータ特性を改善することができる。リラクタンストルク
を有効に利用すれば、主磁束の減少も可能となる。
石形偏平回転電機によれば、第1発明の環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機において、回転子は、リラク
タンストルクが生じる構成としたことにより、リラクタ
ンストルクを利用した弱め界磁制御が有効に作用し、モ
ータ特性を改善することができる。リラクタンストルク
を有効に利用すれば、主磁束の減少も可能となる。
【0045】また、第3発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機によれば、第1発明又は第2発明の環
状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機において、固定
子鉄心は、固定子鉄心外径側にも固定子鉄心内径側のス
ロットと同数のスロットを形成し、毎極毎相のスロット
数に相当するスロット数ごとに周方向に複数の固定子鉄
心片に分割したため、各固定子鉄心片ごとに固定子巻線
を巻くことができ、巻線作業が容易である。
石形偏平回転電機によれば、第1発明又は第2発明の環
状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機において、固定
子鉄心は、固定子鉄心外径側にも固定子鉄心内径側のス
ロットと同数のスロットを形成し、毎極毎相のスロット
数に相当するスロット数ごとに周方向に複数の固定子鉄
心片に分割したため、各固定子鉄心片ごとに固定子巻線
を巻くことができ、巻線作業が容易である。
【0046】また、第4発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機によれば、第3発明の環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機において、それぞれ固定子鉄
心片における固定子鉄心外径側のスロットは、平行配置
としたため、1回の巻線治具への装着で複数スロット分
の巻線を行うことができる。このため、より一層、巻線
作業が容易である。また、専用の巻線製造設備(巻線
機)が不要となる。
石形偏平回転電機によれば、第3発明の環状巻線方式埋
め込み磁石形偏平回転電機において、それぞれ固定子鉄
心片における固定子鉄心外径側のスロットは、平行配置
としたため、1回の巻線治具への装着で複数スロット分
の巻線を行うことができる。このため、より一層、巻線
作業が容易である。また、専用の巻線製造設備(巻線
機)が不要となる。
【0047】また、第5発明の巻線治具によれば、第4
発明の環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定
子鉄心片に巻線を施すための巻線治具であって、固定子
鉄心片の装着部とシャフト部とを有するとともに、装着
部には固定子鉄心片の周方向端面形状に沿うように接触
面を形成し、この接触面に固定子鉄心片の周方向端面を
接触させた状態で固定子鉄心片を装着したときに、固定
子鉄心外径側のスロットがシャフト部に対して垂直とな
るように構成したため、簡単に、固定子鉄心外径側のス
ロットを巻線治具のシャフト部に対して垂直にすること
ができ、シャフト部をモータに連結して、このモータに
より回転駆動するでけで固定子巻線をシャフト部に対し
て垂直に巻くことができる。
発明の環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の固定
子鉄心片に巻線を施すための巻線治具であって、固定子
鉄心片の装着部とシャフト部とを有するとともに、装着
部には固定子鉄心片の周方向端面形状に沿うように接触
面を形成し、この接触面に固定子鉄心片の周方向端面を
接触させた状態で固定子鉄心片を装着したときに、固定
子鉄心外径側のスロットがシャフト部に対して垂直とな
るように構成したため、簡単に、固定子鉄心外径側のス
ロットを巻線治具のシャフト部に対して垂直にすること
ができ、シャフト部をモータに連結して、このモータに
より回転駆動するでけで固定子巻線をシャフト部に対し
て垂直に巻くことができる。
【0048】また、第6発明の環状巻線方式埋め込み磁
石形偏平回転電機によれば、第1,第2,第3又は第4
発明の環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機におい
て、固定子には熱伝導性のよい材料でモールドを施し、
固定子全体の外径を固定子鉄心外径と同一にして、固定
子がフレームに接触する面積を拡大したため、放熱性が
向上する。しかも、モールドを施すことにより、固定子
巻線などが固定されて耐震性も向上する。
石形偏平回転電機によれば、第1,第2,第3又は第4
発明の環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機におい
て、固定子には熱伝導性のよい材料でモールドを施し、
固定子全体の外径を固定子鉄心外径と同一にして、固定
子がフレームに接触する面積を拡大したため、放熱性が
向上する。しかも、モールドを施すことにより、固定子
巻線などが固定されて耐震性も向上する。
【図1】(a)は本発明の実施の形態に係る環状巻線方
式埋め込み磁石形偏平回転電機の構成図、(b)は前記
環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の要部断面図
である。
式埋め込み磁石形偏平回転電機の構成図、(b)は前記
環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機の要部断面図
である。
【図2】(a)及び(b)は前記環状巻線方式埋め込み
磁石形偏平回転電機の固定子鉄心片の側面図及び正面
図、(c)は前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転
電機の固定子ユニットの構成図である。
磁石形偏平回転電機の固定子鉄心片の側面図及び正面
図、(c)は前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転
電機の固定子ユニットの構成図である。
【図3】前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機
の固定子にモールドを施した状態の構成図である。
の固定子にモールドを施した状態の構成図である。
【図4】(a)及び(b)は巻線治具の正面図及び側面
図、(c)及び(d)は前記巻線治具に前記固定子鉄心
片を装着した状態の正面図及び側面図である。
図、(c)及び(d)は前記巻線治具に前記固定子鉄心
片を装着した状態の正面図及び側面図である。
【図5】偏平回転電機の電流−トルク特性比較図であ
る。
る。
【図6】集中巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機のギ
ャップ磁束密度分布図である。
ャップ磁束密度分布図である。
【図7】前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機
のギャップ磁束密度分布図である。
のギャップ磁束密度分布図である。
【図8】偏平回転電機の全負荷特性比較図である。
【図9】前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機
の起磁力相差角とトルクの関係図である。
の起磁力相差角とトルクの関係図である。
【図10】前記環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電
機の無負荷誘起電圧特性図である。
機の無負荷誘起電圧特性図である。
【図11】(a)は集中巻線方式表面磁石形偏平回転電
機の構成図、(b)は前記集中巻線方式表面磁石形偏平
回転電機の要部断面図である。。
機の構成図、(b)は前記集中巻線方式表面磁石形偏平
回転電機の要部断面図である。。
【図12】通常の分布巻で整数スロット巻とした場合の
構成図である。
構成図である。
21 固定子 22 回転子 23 回転子鉄心 24 下部スロット 25 上部スロット 26 固定子鉄心片 27 カシメ用ピン 28 固定子巻線 29 固定子鉄心ヨーク部 30 補助部材 31 治具取付用穴 32 凸部 33 凹部 34 固定子ユニット 35 モールド 36 フレーム 37 端面 40 巻線治具 41 固定子鉄心片の装着部 42 シャフト部 43 接触面 44 ネジ穴 45 鉄心片取付用ボルト 50 回転子鉄心 50a 凹部 50b 凸部 51 貫通穴 52 永久磁石 53a 間隔の広いエアギャップ部 53b 間隔の狭いエアギャップ部 54 リング 55 リング取付用ボルト 56 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 和男 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式会 社明電舎内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AB06 AB07 AE06 AE07 AE08 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 BB16 PP01 PP07 PP10 PP13 PP16 QQ19 QQ26 SS05 SS11 TT05 5H621 AA03 GA01 GA04 GA12 GA16 GB14 HH01 JK02 JK05
Claims (6)
- 【請求項1】 固定子は、毎極毎相のスロット数を整数
とし、このれらの各スロットを利用して固定子鉄心ヨー
ク部を取り囲むように巻線を施した環状巻線方式とする
とともに、 回転子は、回転子鉄心内部に永久磁石を装着した埋め込
み磁石形としたことを特徴とする環状巻線方式埋め込み
磁石形偏平回転電機。 - 【請求項2】 請求項1に記載する環状巻線方式埋め込
み磁石形偏平回転電機において、 回転子は、リラクタンストルクが生じる構成としたこと
を特徴とする環状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電
機。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載する環状巻線方式
埋め込み磁石形偏平回転電機において、 固定子鉄心は、固定子鉄心外径側にも固定子鉄心内径側
のスロットと同数のスロットを形成し、毎極毎相のスロ
ット数に相当するスロット数ごとに周方向に複数の固定
子鉄心片に分割したことを特徴とする環状巻線方式埋め
込み磁石形偏平回転電機。 - 【請求項4】 請求項3に記載する環状巻線方式埋め込
み磁石形偏平回転電機において、 それぞれ固定子鉄心片における固定子鉄心外径側のスロ
ットは、平行配置としたことを特徴とする環状巻線方式
埋め込み磁石形偏平回転電機。 - 【請求項5】 請求項4に記載する環状巻線方式埋め込
み磁石形偏平回転電機の固定子鉄心片に巻線を施すため
の巻線治具であって、 固定子鉄心片の装着部とシャフト部とを有するととも
に、装着部には固定子鉄心片の周方向端面形状に沿うよ
うに接触面を形成し、この接触面に固定子鉄心片の周方
向端面を接触させた状態で固定子鉄心片を装着したとき
に、固定子鉄心外径側のスロットがシャフト部に対して
垂直となるように構成したことを特徴とする巻線治具。 - 【請求項6】 請求項1,2,3又は4に記載する環状
巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機において、 固定子には熱伝導性のよい材料でモールドを施し、固定
子全体の外径を固定子鉄心外径と同一にして、固定子が
フレームに接触する面積を拡大したことを特徴とする環
状巻線方式埋め込み磁石形偏平回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11160760A JP2000354357A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 偏平回転電機及びこれの巻線作業に用いる巻線治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11160760A JP2000354357A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 偏平回転電機及びこれの巻線作業に用いる巻線治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000354357A true JP2000354357A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15721885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11160760A Withdrawn JP2000354357A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 偏平回転電機及びこれの巻線作業に用いる巻線治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000354357A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007306784A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータおよびモータの製造方法 |
JP2008061377A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ |
JP2014204614A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 株式会社安川電機 | 回転電機 |
JP2020523976A (ja) * | 2017-12-11 | 2020-08-06 | ▲広▼▲東▼威▲靈▼▲電▼机制造有限公司 | モータ固定子及びそれを有するモータ |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11160760A patent/JP2000354357A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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