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JP2000350844A - 遊技機の基板ボックスの取付構造 - Google Patents

遊技機の基板ボックスの取付構造

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Publication number
JP2000350844A
JP2000350844A JP11163950A JP16395099A JP2000350844A JP 2000350844 A JP2000350844 A JP 2000350844A JP 11163950 A JP11163950 A JP 11163950A JP 16395099 A JP16395099 A JP 16395099A JP 2000350844 A JP2000350844 A JP 2000350844A
Authority
JP
Japan
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board box
mounting bracket
box
game machine
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP11163950A
Other languages
English (en)
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JP2000350844A5 (ja
Inventor
Takao Wariishi
卓男 割石
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority to JP11163950A priority Critical patent/JP2000350844A/ja
Publication of JP2000350844A publication Critical patent/JP2000350844A/ja
Publication of JP2000350844A5 publication Critical patent/JP2000350844A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付金具に基板ボックスを簡易に分離不能に
結合して基板ボックスの取り外しを管理することによ
り、不正改造の防止化を実施上有効に図り得る遊技機の
基板ボックスの取付構造を提供する。 【解決手段】 遊技機本体2aに取付金具23を介在し
て基板ボックス13を取り付け、この基板ボックス内に
制御基板を収納する。上記取付金具及び基板ボックスの
互いに対応する部位にそれぞれ貫通孔26を設け、その
両貫通孔を通して締結される南京錠71等の締結具によ
り取付金具と基板ボックスとを分離不能に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンや
パチンコ機などの遊技機に装備される制御基板を収納す
る基板ボックスの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機に装備される制御基板は、
その不正改造(例えば制御基板や実装電子部品であるR
OMの取り替えなど)を防止するために、底ケースと蓋
ケースとからなる基板ボックス内に収納し、この基板ボ
ックスの開放を禁止する種々の工夫を施している。例え
ば特開平9−276481号公報には、特殊なビスを用
いたり、あるいは樹脂の熱溶接により基板ボックスの底
ケースと蓋ケースとを分離不能に結合することが開示さ
れている。この方法によれば、制御基板の不正改造をす
るためには結合部を破壊しなければならず、また不正改
造が行われた場合には結合部及びその周辺に破壊の痕跡
が明らかに残ることになるので、制御基板の不正改造を
予防ないし防止できるという効果が得られる。
【0003】そして、制御基板を収納した基板ボックス
は、通常、遊技機本体(具体的にはスロットマシンの場
合筐体の内壁、パチンコ機の場合前枠の裏面など)に取
付金具を介在してビス止めなどで取り外し可能に取り付
けられており、制御基板の修理などのときには基板ボッ
クスごと遊技機本体から取り外して修理メーカーなどに
送ることができるようになっている。尚、基板ボックス
の取り付けで取付金具を用いるのは、基板ボックスを直
接遊技機本体にビス止めすると遊技機本体が木材からな
るため、ビス止め箇所が外れ易く破損し易いことなどに
よる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基板ボック
スを遊技機本体から容易に取り外すことができることか
ら、制御基板の不正改造が行われ易くなり、またその不
正改造が行われた場合の発見が容易でなく遅れるという
問題があった。すなわち、基板ボックスを遊技機本体か
ら取り外した後、例えばその取付面側から基板ボックス
の底ケースと蓋ケースとの結合部を巧妙に破壊すること
で制御基板の不正改造が可能になり、またその破壊の痕
跡は、基板ボックスを遊技機本体に取り付けた状態では
発見し難いからである。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば特開平10−249025号公報に開示され
るように、遊技機本体側にキーシリンダなどのロック装
置を設け、このロック装置により基板ボックスを遊技機
本体に係止して施錠管理するようにしたものが提案され
ている。しかし、この提案のものでは、ロック装置が基
板ボックス専用のものでコスト的に高くつくとともに、
それを設置するためのスペースを基板ボックスの取付箇
所周辺に確保しなかればならないず、実施化を容易に図
ることはできない。
【0006】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その課題とするところは、特に、基板ボックス
を遊技機本体に取り付ける場合その両者間に介在される
取付金具に着目し、この取付金具に基板ボックスを簡易
に分離不能に結合して基板ボックスの取り外しを管理す
ることにより、不正改造の防止化を実施上有効に図り得
る遊技機の基板ボックスの取付構造を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、遊技機本体に取付金具を介
在して基板ボックスが取り付けられ、この基板ボックス
内に制御基板が収納された遊技機において、上記取付金
具及び基板ボックスの互いに対応する部位にそれぞれ貫
通孔を設け、その両貫通孔を通して締結される締結具に
より取付金具と基板ボックスとを分離不能に結合する構
成とする。ここで、締結具は、市販の南京錠や締結紐な
どである。
【0008】この構成では、遊技機本体に取付金具を介
在して取り付けられた基板ボックスの取り外しは締結具
により管理される。つまり、修理などのために基板ボッ
クスを取り外すときには締結具を開錠し若しくは切断す
ることなどによって取り外すことができる一方、第三者
が制御基板の不正改造のために基板ボックスを取り外す
ためには締結具を破壊若しくは切断し、又は基板ボック
ス若しくは取付金具を破壊しなければならず、手間がか
かるとともに、基板ボックスの取り外しが痕跡として残
ることになり、不正改造の早期発見ひいては防止化が図
られる。しかも、締結具は市販の南京錠や締結紐などで
あり、またこの締結具を使用するに当たり単に基板ボッ
クスと取付金具とにそれぞれ貫通孔を設けるだけで足り
るので、実施化を容易に図ることができる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記取付金具及び
基板ボックスの好ましい形態を提供する。すなわち、上
記取付金具を、遊技機本体に固定される底面部と、この
底面部の周縁を略直角に折り曲げてなる側面部とによっ
て構成し、上記基板ボックスを、その底面が取付金具の
底面部に、周側面が取付金具の側面部にそれぞれ当接し
た状態で取り付ける。また、上記取付金具の側面部に、
基板ボックスの周側面より突設した突起部を係止する係
止溝を形成するとともに、上記取付金具側の貫通孔を設
ける。一方、基板ボックスの上面に周側面と略面一で上
方に突出する突出片を形成し、この突出片に上記基板ボ
ックス側の貫通孔を設ける。
【0010】この構成では、基板ボックスは、その底面
が取付金具の底面部に、周側面が取付金具の側面部にそ
れぞれ当接しかつ周側面より突設した突起部が取付金具
側面部の係止溝に係止された状態で取り付けられてお
り、基板ボックスと取付金具との間には余分なスペース
はなく、これらの設置スペースを極力小さくすることが
できる。また、基板ボックス側の貫通孔は、取付金具の
側面部に設けた取付金具側の貫通孔と対向した位置に設
けられて締結具を通し易くなっているだけでなく、基板
ボックスの上面から上方に突出した突出片に設けられい
ることから、この貫通孔により基板ボックス自体の気密
性が損われることはない。
【0011】請求項3に係る発明は、更に上記基板ボッ
クスにその周側面より側方に突出する突出部を形成し、
この突出部に、基板ボックスを取付金具に分離不能に結
合するための結合部と、この結合部を他の部位から切断
し易くするための脆弱部とを設ける構成とする。この構
成では、第三者が制御基板の不正改造のために基板ボッ
クスを取り外すときには、上述した締結具の破壊や切断
等とは別に、上記脆弱部をも切断しなかればらず、不正
改造の防止化が一層図られることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は遊技機としてのス
ロットマシンを示し、1は筐体2の前方開口部に開閉可
能に取り付けられた前扉であって、この前扉1の中央部
にはリール表示窓3などの表示部及び始動レバー4や停
止ボタン5などの操作部が設けられているとともに、前
扉1の下部にはメダル払出口6、メダル受け皿7及びス
ピーカ8などが設けられている。
【0013】上記筐体2内には前扉1のリール表示窓3
に対応してリール装置11が配置されている。このリー
ル装置11は、各々独立回転する横並び3つの回転リー
ル12,12,12を有しており、これらの回転リール
12,12,12の外周面にはそれぞれ複数の図柄(図
示せず)が施され、前扉1を閉じた状態で各回転リール
12毎3つずつ計9つの図柄が前扉1のリール表示窓3
を通して外部に見えるようになっている。また、筐体2
内には、リール装置11の上側に遊技用制御基板(図示
せず)を収納する箱状の基板ボックス13が配置されて
いるとともに、リール装置11の下側にホッパ駆動装置
14及び配電盤15などが配置されている。
【0014】そして、本発明は、その一実施形態として
上記基板ボックス13を筐体2の背面板2aに取り付け
る取付構造に適用したものであり、その取付構造の詳細
は、図3ないし図12に示している。
【0015】すなわち、図3ないし図5において、上記
基板ボックス13は、合成樹脂製の透明な底ケース21
と蓋ケース22とからなるもので、取付金具23を介在
して筐体2の背面板2aに取り付けられている。
【0016】上記取付金具23は、略矩形状の底面部2
3aと、この底面部23aの左右両側辺及び下辺にそれ
ぞれ縁部を略直角に折り曲げてなる側面部23b,23
cとを有し、この取付金具23の底面部23aは、外側
(つまり取付面である筐体2の背面板2a側)に突出し
た四隅部の脚部23d,23d,…にて背面板2aにビ
ス止めにより固定されており、底面部23aの上辺には
基板ボックス13の後述する突出部36を支持する支持
部23eが形成されている。また、取付金具23の左右
の側面部23b(図3では右側のみ示す)にはそれぞれ
基板ボックス13を係止するための上下2つの係止溝2
4,25と施錠用の貫通孔26とが設けられている。
【0017】上記底ケース21は、図7にも示すよう
に、略矩形状の底板21aの周辺部全周(つまり4辺の
各縁部)に側壁21b,21c,21d,21eを有し
てなり、底板21aの内面には、略矩形状の制御基板の
周縁部を支持する矩形枠状の支持部31と、この支持部
31の下辺側で制御基板を位置決めするための3つの位
置決めピン部32,32,32と、支持部31の左右の
側辺側でそれぞれ制御基板を挟んで底ケース21と蓋ケ
ース22とをビス止めにより締結するための2つのビス
止め部33,33とが形成されている。また、底ケース
21の左右の側壁21d,21eには、それぞれ上記取
付金具23の係止部24又は25に係止可能な2つの突
起部34,34と、蓋ケース22を係止するための2つ
の係止孔35,35とが設けられている。そして、基板
ボックス13の取り付け状態では底ケース21の底板2
1aが取付金具23の底面部23aに、底ケース21の
下辺及び左右の側壁21c〜21eが取付金具23の対
応する側面部23c,23bにそれぞれ当接し、また底
ケース21の各突起部34が取付金具23の対応する係
止溝24,25に係止されるようになっている。
【0018】さらに、上記底ケース21の上辺側の側壁
21bには、図10に拡大詳示するように、その底ケー
ス21の側壁21b及び蓋ケース22の側壁22bより
側方(つまり上方)に突出して位置する突出部36が形
成されており、この突出部36は、底ケース21の側壁
21bより横並びで所定間隔毎に突出する4つのチャン
ネル形状の支持部37,37,…と、この隣接する支持
部37,37の先端同士を連結する3つの脆弱連結部3
8,38,38と、この各脆弱連結部38の中間部にそ
れぞれ形成された3つのビス止め固定部39,39,3
9とを有している。
【0019】上記各ビス止め固定部39は、平面的に見
て脆弱連結部37を一部としかつ一方の支持部37に向
かって開口するU字状のもので、その中心部に締結部材
としてのビス40を挿入して取付金具23の支持部23
eに設けたネジ孔41(図11参照)に螺合締結するこ
とで取付金具23に固定されるようになっている。上記
ビス40は、図12に拡大詳示するように頭部40aの
スクリュードライバーと係合する係合溝40bの形状に
特徴を有するいわゆるワンウエイビスである。つまり、
上記係合溝40bの壁面のうち、スクリュードライバー
による締付け時にそのスクリュードライバーと当接する
壁面40c,40cは溝底面40dと略直角に交差して
いるが、締付けを緩める時にスクリュードライバーと当
接する壁面40e,40eは溝底面40dと斜めに傾斜
している。また、ビス止め固定部39が開口する側の支
持部37の側面には、このビス止め固定部39でビス止
めをしたビス40が固定部39より抜け出るのを防止す
るための突起部42が形成されている。従って、上記ビ
ス40によりビス止め固定部39ひいては基板ボックス
13を取付金具23に一旦固定すると脆弱連結部38の
ビス止め固定部39を挟む2箇所を切断しない限り基板
ボックス13は分離不能になる。また、脆弱連結部38
を切断して基板ボックス13を取付金具23から取り外
したとき取付金具23上に残るビス止め固定部39は、
図11に示すように、その開口側と反対側に移動させる
ことでビス40により固定された状態から離脱できるよ
うになっている。
【0020】一方、上記蓋ケース22は、図6にも示す
ように、略矩形状の上面板22aの周辺部略全周に側壁
22b,22c,22d,22eを有し、その側壁22
b〜22eを上記底ケース21の側壁21b〜21e内
側に嵌め込んで底ケース21と重ね合わせて閉じられ
る。この蓋ケース22の左右の側壁22d,22eには
それぞれ蓋ケース22と底ケース21とを重ね合わせた
とき底ケース21の各係止孔35に係止される二つの係
合部51,51が形成されている。
【0021】上記上面板22aの上辺部には他の部位よ
りも一段低い低段部53が形成され、この低段部53に
は制御基板に接続するためのコネクタ(図示せず)用の
複数の長孔54,54,…が設けらているとともに、低
段部53の左右の縁部にはそれぞれ側壁22d又は22
eと略面一で上方に突出する突出片50,50が形成さ
れ、この各突出片50には上記取付金具23の貫通孔2
6に対応した貫通孔52が設けられている。そして、基
板ボックス13の取り付け時には締結具としての南京錠
71をこの両貫通孔26,52を通して旋錠することで
基板ボックス13と取付金具23とが分離不能に結合さ
れる。
【0022】また、上面板22aの左右の側辺部には、
それぞれ蓋ケース22と底ケース21とを重ね合わせた
状態でその両者21,22を分離可能に締結する1つの
締結部55と、両者21,22を分離不能に結合する4
つの結合部56,56,…とが形成されている。上記締
結部55は、底ケース21のビス止め部33に対応した
位置に設けられた段付き貫通孔からなり、この締結部5
5内に通常のビス57を挿入して底ケース21のビス止
め部33にねじ込むことで蓋ケース22と底ケース21
とが締結され、またその締結状態はビス57を取り外す
ことで容易に解除される。
【0023】上記各結合部56は、図8及び図9に詳示
するように、封止ピン61を収納する段付き貫通孔62
を有する円筒部63と、この円筒部63を蓋ケース22
の他の部分に各々連結する3つの脆弱連結部64a,6
4b,64cとからなる。底ケース21には上記円筒部
63の貫通孔62に対向して挿入孔66と係合片67と
が設けられている。そして、蓋ケース22と底ケース2
1とを重ね合わせた状態において、円筒部63の貫通孔
62の上面側に面する封止ピン61の頭部61aを貫通
孔62の底側に押し込むと封止ピン61の軸部先端側の
環状溝61bが上記係合片67の孔(図示せず)に係合
し、これにより蓋ケース22と底ケース21とが分離不
能に結合される。
【0024】尚、蓋ケース22の上面板22aには、図
4に示すように各側辺部の4つの結合部56,56,…
のうち結合順序を示す「1」から「4」までの連続番号
が刻印又は印刷などで表示されている。
【0025】次に、上記基板ボックス13の使い方につ
いて説明するに、最初に基板ボックス13を筐体2の背
面板2aに取り付ける場合には、予め基板ボックス13
の底ケース21の支持部31上に制御基板を置き、それ
を覆うように蓋ケース22を底ケース21に重ね合わせ
て閉じる。そして、この蓋ケース22と底ケース21と
を2箇所の締結部55,55でそれぞれ通常のビス57
を用いて締結するとともに、連続番号が「1」の2箇所
の結合部56,56において、それぞれその円筒部63
の貫通孔62内に予め収納されている封止ピン61の頭
部61aを貫通孔62の底側に押し込んでその環状溝6
1bを底ケース21側の係合片67に係合させることに
より蓋ケース22と底ケース21とを分離不能に結合す
る。
【0026】続いて、筐体2の背面板2aに取り付けら
れた取付金具23に対し上記基板ボックス13を近付
け、この基板ボックス13の底ケース21の底板21a
を取付金具23の底面部23aに、基板ボックス13の
底ケース21の下辺及び左右の側壁21c〜21eを取
付金具23の対応する側面部23c,23bにそれぞれ
当接するとともに、基板ボックス13の底ケース21の
各突起部34を取付金具23の対応する係止溝24,2
5にそれぞれ係止させることにより、基板ボックス13
を筐体背面板2aに取付金具23を介在して仮止め状態
に取り付ける。しかる後、底ケース21の突出部36の
1つ、例えば右側のビス止め固定部39を、特殊形状の
いわゆるワンウエイビス40を用いて取付金具23の支
持部23eに分離不能に固定する。また、取付金具23
の貫通孔26と蓋ケース22の貫通孔52とに南京錠7
1を通して施錠する。以上によって、基板ボックス13
の取り付けが終了する。
【0027】一方、基板ボックス13の取り付け後に制
御基板の修理などのために基板ボックス13を取り外す
ときには、南京錠71を開錠するとともに、上記右側の
ビス止め固定部39に対応した右側の脆弱連結部38
を、ビス止め固定部39を挟む2箇所でニッパ等の切断
工具を用いて切断して右側のビス止め固定部39を他の
部位から切り離すことにより、基板ボックス13を取り
外すことができる。尚、基板ボックス13を再度取り付
けるときには、基板ボックス13の別のビス止め固定部
39を用いて基板ボックス13を取付金具23に固定す
ればよく、この基板ボックス13の取り外し及び取り付
けは2回行うことができる。
【0028】また、基板ボックス13の取り付け後に制
御基板の検査などのために基板ボックス13を取り付け
状態のままその蓋ケース22を開けるときには、南京錠
71を開錠するとともに、蓋ケース22と底ケース21
との2箇所のビス止め箇所である締結部55,55でそ
れぞれビス57を緩めて締結を解除する。続いて、連続
番号が「1」の2箇所の結合部56,56に対し、それ
ぞれその周囲の3つの脆弱連結部64a,64b,64
cをニッパ等の切断工具を用いて切断して蓋ケース22
の他の部位との切り離しを行う。これにより、蓋ケース
22を開けて制御基板の検査などを行うことができる。
尚、この検査などの後に蓋ケース22を閉じるときには
連続番号が「2」の2箇所の結合部56,56を用いて
蓋ケース22と底ケース21とを分離不能に結合すれば
よい。また、このような蓋ケース22の開閉は3回行う
ことができる。
【0029】このように、基板ボックス13の取り付け
後に基板ボックス13を取り外したり、基板ボックス1
3の蓋ケース22を開けたりするときには、必ず南京錠
71を開錠する必要があるため、南京錠71のキーを持
たない第三者が制御基板の不正改造をするためには南京
錠71自体を壊すか、あるいは南京錠71を通した基板
ボックス13の蓋ケース22の貫通孔52周辺又は取付
金具23の貫通孔26周辺を破壊しなければならず、不
正改造の痕跡が残ることになる。この結果、不正改造の
早期発見に寄与することができ、ひいては不正改造の防
止化を図ることができる。
【0030】また、仮に第三者が制御基板の不正改造の
ために南京錠71のキーを不正に入手した場合でも、基
板ボックス13を取り外すためには基板ボックス13の
底ケース21側の脆弱連結部38を切断しなければなら
ず、また基板ボックス13の蓋ケース22を開けるため
には基板ボックス13の蓋ケース22側の脆弱連結部6
4a〜64cを切断しなかれならないので、不正改造の
防止化を確実に図ることができる。
【0031】その上、上記南京錠71は市販のものであ
り、またこの南京錠71で基板ボックス13と取付金具
23とを締結するに当たっては、単に基板ボックス13
及び取付金具23にそれぞれ南京錠71を通すための貫
通孔52,26を設けるだけで足りるので、実施化を容
易に図ることができる。
【0032】さらに、上記基板ボックス13は、その底
ケース21の底板21aが取付金具23の底面部23a
に、底ケース21の下辺及び左右の側壁21c〜21e
が取付金具23の対応する側面部23c,23bにそれ
ぞれ当接しかつ底ケース21の左右の側壁21d,21
eより突出した各突起部34が取付金具23の側面部2
3bの対応する係止溝24,25に係止された状態で取
り付けられており、基板ボックス13と取付金具23と
の間に余分なスペースがないので、これらの設置スペー
スを極力小さくすることができ、この点からも実施化を
容易に図ることができる。
【0033】加えて、基板ボックス13側の貫通孔52
は、取付金具23の側面部23bに設けた取付金具側の
貫通孔26と対向した位置に設けられて南京錠71を通
し易くなっているだけでなく、基板ボックス13の蓋ケ
ース上面板22aの低段部53の縁部から蓋ケース側壁
22d又は22eと略面一に上方に突出した突出片50
に設けられているため、この貫通孔52により基板ボッ
クス13自体の気密性が損われることはなく、その機密
性を確保することができる。
【0034】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、その他種々の形態を包含するものである。
例えば、上記実施形態では、基板ボックス13と取付金
具23とを分離不能に締結する締結具として南京錠71
を用いた場合について述べたが、この南京錠71の代わ
りに、図13に示すような締結紐81を用いてもよい。
この締結紐81は合成樹脂製のもので、一端に係止孔8
1aを有し、この係止孔81a内に他端側を一旦挿入す
ると抜き取れない構造になっている。
【0035】また、上記実施形態では、スロットマシン
の筐体2の背面板2aに基板ボックス13を取り付ける
場合について述べたが、本発明は、同じくスロットマシ
ンの筐体2の側板などに基板ボックス13を取り付ける
場合、あるいはパチンコ機の前枠裏面に基板ボックスを
取り付ける場合などにも同様に適用することができるの
は勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明における遊技機の
基板ボックスの取付構造によれば、遊技機本体に取付金
具を介在して取り付けられた基板ボックスの取り外しを
締結具により管理することができるので、制御基板の不
正改造の防止化を図ることができる。しかも、締結具は
市販の南京錠や締結紐などであり、またこの締結具を使
用するに当たり単に基板ボックスと取付金具とにそれぞ
れ貫通孔を設けるだけで足りるので、実施化を容易に図
ることができるという効果を有する。
【0037】特に、請求項2に係る発明では、基板ボッ
クスと取付金具との間に余分なスペースを必要とせず、
これらの設置スペースを極力小さくすることができ、ま
た基板ボックス側の貫通孔により基板ボックスの気密性
が損われることもないので、実施化を図る上で非常に有
効なものである。
【0038】また、請求項3に係る発明では、基板ボッ
クスの取り外しを、締結具による管理とは別に、基板ボ
ックスに形成した突出部の結合部及び脆弱部により2重
に管理することができるので、制御基板の不正改造の防
止化を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る基板ボックスの取付構
造を備えるスロットマシンの正面図である。
【図2】上記スロットマシンの前扉を取り外した状態の
内部構造を示す図である。
【図3】図2のX−X線における拡大断面図である。
【図4】基板ボックスの正面図である。
【図5】基板ボックスの分解斜視図である。
【図6】基板ボックスの蓋ケースの正面図及び右側面図
である。
【図7】基板ボックスの底ケースの正面図及び右側面図
である。
【図8】図4のY部分の拡大図である。
【図9】図8のZ−Z線における拡大断面図である。
【図10】図4の突出部付近の拡大図である。
【図11】取付金具上からワンウエイビスを残してビス
止め固定部を取り除く状態を説明するための図である。
【図12】ワンウエイビスの正面図及び右側面図であ
る。
【図13】締結紐の平面図及び正面図である。
【符号の説明】
2 筐体 2a 背面板 13 基板ボックス 21 底ケース 22 蓋ケース 23 取付金具 23a 底面部 23b 側面部 24,25 係止溝 26 取付金具側の貫通孔 34 突起部 36 突出部 38 脆弱連結部 39 ビス止め固定部(結合部) 50 突出片 52 基板ボックス側の貫通孔 71 南京錠(締結具) 81 締結紐(締結具)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体に取付金具を介在して基板ボ
    ックスが取り付けられ、この基板ボックス内に制御基板
    が収納された遊技機において、 上記取付金具及び基板ボックスは、互いに対応する部位
    にそれぞれ貫通孔が設けられ、その両貫通孔を通して締
    結される締結具により分離不能に結合されていることを
    特徴とする遊技機の基板ボックスの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記取付金具は、遊技機本体に固定され
    る底面部と、この底面部の周縁を略直角に折り曲げてな
    る側面部とを有し、上記基板ボックスは、その底面が取
    付金具の底面部に、周側面が取付金具の側面部にそれぞ
    れ当接した状態で取り付けられており、上記取付金具の
    側面部には、基板ボックスの周側面より突設した突起部
    を係止する係止溝が形成されているとともに、上記取付
    金具側の貫通孔が設けられており、基板ボックスの上面
    には周側面と略面一で上方に突出する突出片が形成さ
    れ、この突出片に上記基板ボックス側の貫通孔が設けら
    れている請求項1記載の遊技機の基板ボックスの取付構
    造。
  3. 【請求項3】 上記基板ボックスにはその周側面より側
    方に突出する突出部が形成され、この突出部には、基板
    ボックスを取付金具に分離不能に結合するための結合部
    と、この結合部を他の部位から切断し易くするための脆
    弱部とが設けられている請求項1又は2記載の遊技機の
    基板ボックスの取付構造。
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